JP2002273292A - ウォーターカーテン用移動ライザーを備えた水溶性塗料の塗装ブース - Google Patents

ウォーターカーテン用移動ライザーを備えた水溶性塗料の塗装ブース

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伸一朗 柳元
Shusaku Todoroki
周作 轟木
Junichi Sueyoshi
純一 末吉
Sumio Nishioka
澄穂 西岡
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Nippon Paint Plant Engineering Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
Nippon Paint Plant Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 捕集液の供給量を削減可能なウォーターカー
テン式の水溶性塗料の塗装ブースを提供する。 【解決手段】 塗装室10内に配置されている壁面20
aに散水装置21から散水することで壁面20aに膜状
水であるウォーターカーテン20を形成して未塗着ミス
トを捕集する塗装ブースであって、主配管21lを往復
運動させることで、散水装置21のノズル21nの散水
位置(散布された捕集液の壁面20aへの到達位置)を
周期的に変更する駆動装置23を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水溶性塗料の塗装ブ
ースに関し、特にウォーターカーテンへの水使用量を低
減することが可能な水溶性塗料の塗装ブースに関する。
【0002】
【従来の技術】作業場周囲環境や近隣の汚染防止や環境
衛生の保持、塗膜品質の確保等の目的達成のため、塗装
室内で被塗装物への塗装作業を行い、ブース内の未塗着
塗料ミストを含む汚染空気を排出する塗装ブースが知ら
れている。
【0003】これらの塗装ブースにおいては、汚染空気
中から未塗着塗料ミストを除去する必要がある。未塗着
塗料ミストの除去方法としては、塗装室内に配置された
金属壁面の表面に水を主成分とする液体(捕集液)を膜
状に流すウォーターカーテン方式が広く用いられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このウォーターカーテ
ン方式においては、金属壁面を絶えず濡れた状態に維持
するため、従来、大量の捕集液を使用していた。この結
果、捕集液をウォーターカーテンに供給するためのポン
プ等の供給設備や回収設備が大型化するとともに、ラン
ニングコストが増大するという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、捕集液の供給量を削減
可能なウォーターカーテン式の水溶性塗料の塗装ブース
を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る水溶性塗料の塗装ブースは、噴射ノズ
ルから噴射される水溶性塗料によって被塗装物への塗装
を行う塗装室と、この塗装室内に配置され、未塗着塗料
ミストを水溶させて捕集するウォーターカーテンであっ
て、所定の壁面への散水によってウォーターカーテンを
形成する膜状の流下水を形成する水を供給するノズル
と、ノズルの散水位置を周期的に変更する散水位置可変
手段と、を有しているウォーターカーテンと、が設けら
れたウォーターカーテン用移動ライザーを備えた水溶性
塗料の塗装ブースであることを特徴とする。
【0007】ノズルの所定の壁面への散水位置を周期的
に変更することで、少ないノズル数でウォーターカーテ
ンを形成することが可能となる。このウォーターカーテ
ンは常時どの位置においても均一な厚さを保つ必要はな
く、壁面が濡れていれば十分であるため、ノズル数を減
らすことで全体の散水量を削減することが可能であり、
これにより設備費、ランニングコストを低減することが
可能となる。
【0008】この散水位置可変手段は、ノズルを周期的
に水平移動あるいはノズルを周期的に首振り運動させる
ことでその散水位置を周期的に変更することが好まし
い。これらの可変機構は簡単な構成で実現することがで
き、散水位置を確実に変更することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に
対しては可能な限り同一の参照番号を付し、重複する説
明は省略する。図1は、本発明に係る実施形態である水
溶性塗料の塗装ブース1の全体構成を示す概略図であ
る。
【0010】塗装ブース1を構成する塗装室10内に
は、内部に被塗装物14(例えば、電気製品、自動車、
建設資材、その他の各種の機械製品や日用品等)を吊り
下げて順次搬送するオーバーヘッドコンベア(以下、単
にコンベアと呼ぶ)12が配置されている。ここで、被
塗装物14は、図1における紙面裏側から搬入され、塗
装処理後、紙面表面側へと搬出されるものとする。塗装
室10のコンベア12の側方(図では右側)には、被塗
装物14に水溶性塗料を霧状にして吹き付ける塗料噴射
装置16が配置されている。この塗料噴射装置16は、
任意の位置に移動可能な噴射ノズル16aを有してお
り、被塗装物14の噴射ノズル16a側の全面に塗料を
吹き付けることが可能である。
【0011】塗装室10の上面には、給気ファン18が
1つまたは複数個(図では2列)配置され、清浄な外気
を塗装室内に供給している。図では省略しているが、塗
装室10の外側環境条件(外気温、湿度)が変動する場
合には、気温、湿度を調整する調整装置を備えることが
好ましい。
【0012】コンベア12を挟んで塗料噴射装置16と
対向する側の壁面20a上には、ウォーターカーテン2
0が形成されている。このウォーターカーテン20は、
金属板等で構成される壁面20aの上部に配置された散
水装置21から捕集液を散水し、壁面20aに沿って膜
状に流下させることで形成される。
【0013】図2は、この散水装置21の具体的構成を
示す図であり、図2(a)が散水装置21と壁面20a
を図1とは直交する方向から散水装置21を見た図であ
り、図2(b)は図1と同じ方向からこれらを見た図で
ある。参考として図3に従来の散水装置21’を比較し
て示す。図3は、図2(a)と同じ方向から見た図であ
る。
【0014】図2(a)(b)に示されるように、散水
装置21は、壁面20aより上に壁面20aからコンベ
ア12側に離隔して水平に配置されている主配管21l
と、この主配管21lから所定の間隔(ここでは300
mm)で吊り下げ配置されている複数個(図では9個)
のシャワーヘッダーノズル21n(以下、単にノズルと
呼ぶ。)からなる。主配管21lはシール21s1、2
1s2によって塗装室10の外壁にその中心軸の延長方
向に摺動可能に支持されている。さらに、主配管21l
は、その一端(図中左側端部)がフレキシブルホース2
1hを介して前述のバルブ21Vへと接続されており、
他端は閉止され、主配管21lをその長手方向へ往復運
動させる駆動装置23に接続されている。この駆動装置
23としては、リニアモーターやエアシリンダー、油圧
シリンダー等を好適に用いることができる。
【0015】ここで、従来の散水装置21’では、各ノ
ズル21’nの配置間隔はそのスプレイパターンSが隣
接するノズルのスプレイパターン同士が僅かに重複し、
壁面20aの上部位置においても全体が確実に濡れるよ
うな距離になるよう設定されている。図示している散水
装置21’ではノズル21’nの間隔は100mmに設
定されている。その結果、ノズル21’nの個数は27
個となる。
【0016】これに対して、本実施形態における散水装
置21では、上述したようにノズル21nの間隔が従来
の3倍にあたる300mmに設定されている。本実施形
態のノズル21nは従来の散水装置21’のノズル21
n’と同一の構造を有しているため、そのスプレイパタ
ーンSは同一である。したがって、各ノズル21nが静
止している状態においては、隣接する2つのノズル間に
おいて壁面20aにはノズル21nから散水された捕集
液が到達しないエリアXが発生することになる。しか
し、本実施形態では主配管21lを往復移動させること
で、ノズル21nから散水される捕集液の壁面20aへ
の到達位置を周期的に変更することにより壁面20aを
常時濡れた状態に維持することができる。
【0017】塗装室10の床部のウォーターカーテン2
0側には、ウォーターカーテン20を流下してきた捕集
液を貯留する捕集液槽22が設けられている。そして、
この液槽22とウォーターカーテン20が形成される壁
面20aの下端との間には隙間24が設けられ、液槽2
2はこの隙間24より壁面20aの裏側まで伸び、その
先にはU字状の堤22aが配置されている。液槽22の
下端はバルブ22bを介してブース水槽26へと接続さ
れている。
【0018】ブース水槽26は、さらに捕集液中から水
溶性塗料を回収する塗料リサイクル装置28に接続され
ており、塗料リサイクル装置28は、ブース水から未塗
着塗料を分離する分離装置28aと分離後のろ液を貯留
するろ液槽28bを有している。ここで、分離装置28
aとしては、限外ろ過膜や特開平8−299964号公
報に開示されているような電解式分離装置を使用するこ
とができる。また、水槽内に中空式の筒型フィルターを
多数配置し、内側に補集液を通過させつつ、水槽を振動
させることで分離を行う振動式ろ過フィルターを用いて
もよい。
【0019】壁面20aの裏側は排気路30を構成して
おり、排気路30中には、順に塩化ビニル樹脂・SUS
等からなる邪魔板32、フィルター34、排気ファン3
6が配置されている。そして、フィルター34の上方に
は、フィルター34に散水して洗浄することで捕集され
た塗装ミストを洗い流して回収するための洗浄装置38
が配置されている。
【0020】ブース水槽26と塗料リサイクル装置28
との間の配管上には、ブース水槽26側からバルブ26
1、ポンプ26P、バルブ26V2、バルブ28Vが配
置され、バルブ26V2とバルブ28Vの間で分岐され
て、分岐後の配管はバルブ21Vを介してウォーターカ
ーテン20を形成する散水装置21に接続される。とと
もに、バルブ38Vを介して洗浄装置38へと接続され
る。一方、ろ液槽28bから延びる配管はポンプ28P
を介してバルブ21Vへと接続されるとともに、バルブ
38Vを介して洗浄装置38へと接続されている。
【0021】本実施形態の動作を本実施形態における未
塗着塗料ミストの捕集と合わせて具体的に説明する。本
塗装ブース1の塗装室10内では、給気ファン18と排
気ファン36とを作動させることで、図1に矢印で示さ
れるような気流が形成されている。
【0022】塗料噴射装置16の噴射ノズル16aから
は水溶性塗料が霧状のミストとして噴霧されるが、この
うち、被塗装物14へ塗着しなかった未塗着塗料ミスト
は、この気流にのって壁面20a側へと移動する。
【0023】ここで、壁面20a上には、散水装置21
の各ノズル21nから捕集液が散水されている。この捕
集液はブース水槽26からバルブ26V1、V2を開い
て、ポンプ26Pによって、バルブ21Vを介して供給
されたものである。そして、散水装置21nの主配管2
1lを駆動装置23によって配管長手方向に周期的に往
復運動させることで各ノズル21nから散水された捕集
液の壁面20aへの到達位置を周期的に変化させる。
【0024】このときの往復運動の幅は図2に示される
位置から図の右方向に200mm移動させればよい。こ
のように駆動させると、図3に示される従来の散水装置
21’でのノズル21’nの隣接する3個分のノズルの
散水エリアを1個のノズル21nでカバーすることが可
能となる。
【0025】このようにして周期的にノズル21nから
ブース水槽26内の捕集液を壁面20aに散布すること
で、壁面20a上を膜状に捕集液が流下し、ウォーター
カーテン20が形成される。ここで、ウォーターカーテ
ン20は常時均一な厚さの水膜が形成されている必要は
なく、壁面20aに濡れていない場所が形成されていな
ければ十分である。壁面20aの濡れ状態を確保するた
めには、往復運動の周期は2〜10秒程度が好ましく、
さらに2〜5秒とすることが好ましい。周期を短くしす
ぎると、主配管21lの強度確保や駆動装置23の構成
が複雑になるほか、ノズル21nから散布される捕集液
の到達エリアがノズル21nの動きによって大きく変動
するため好ましくない。一方、周期を長くすると、壁面
20aに濡れていない場所が形成されることになり、捕
集性が低下する。
【0026】こうして形成されているウォーターカーテ
ン20の膜状水に前述の壁面20a側へと流れる気流と
が接触することで、気流中の塗料ミストが捕集液に吸収
され、その大半が除去される。本実施形態では、ウォー
ターカーテン20形成のため散布する捕集液の液量をノ
ズル数の削減により従来の1/3程度に減らすことが可
能となる。この結果、ポンプ26Pやバルブ21Vを低
容量の小型のものに変更することが可能となるほか、ブ
ース水槽26自体の小型化も可能となり、設備コスト、
ランニングコストを低減することが可能となる。さら
に、従来のように膜状水ができるだけ均一に形成される
のではなく、ノズルの周期的運動に伴いその局所的な膜
厚が常時変動するため、気流と膜状水との接触を促進す
る効果も期待できる。
【0027】こうして塗料ミストを吸収した捕集液はウ
ォーターカーテン20から流下して最終的にはその下の
捕集液槽22へと導かれる。捕集液槽22に貯留された
捕集液はバルブ22bを介してブース水槽26へと送ら
れ、捕集液として循環使用される。そして、塗料の濃度
が所定以上に達するか、色替えの際には塗料リサイクル
系28に送られて、溶け込んでいる塗料が回収され、再
使用される。
【0028】壁面20a側へと形成された気流にのった
塗料ミストは気流が隙間24を通過する際に、スクラバ
ーによってその一部が除去され、残りが気流とともに排
気路30へと導かれる。ここで、堤22aを設けること
で、捕集液槽22内の捕集液と排気路30へ導かれる気
流とを良好に接触させて残存する塗料ミストを好適に捕
集液へと吸収させる効果が得られる。
【0029】排気路30中では、まず塗料ミストの一部
は、邪魔板32に接触してその一部は邪魔板32上に付
着して除去される。塗料ミストを含む排気はさらにフィ
ルター34を通過することでフィルター34の隙間に捕
集されて除去される。こうして塗料ミストが除去された
排気は排気ファンにより外気へと放出される。
【0030】ここで、フィルター34で塗料ミストを捕
集することによるフィルター34自体の目詰まりを防止
するとともに、塗料の色替えに伴い、数種の塗料のミス
トがフィルター34で混合して捕集されてそのリサイク
ル効率が低下するのを防止するため、フィルター34を
定期的にかつ、色替え前にろ液により水洗することで捕
集した塗料ミストを水溶させて洗い流す必要がある。
【0031】洗浄時には、バルブ38Vを開き、ポンプ
26Pによってろ液槽28b内のろ液を洗浄装置38の
各ノズルに供給することで、各ノズルからフィルター3
4に向けて散水する。この洗浄時間は5分程度とするこ
とが好ましい。
【0032】洗浄水はフィルター34を通過して邪魔板
32の表面を洗い、付着している塗料ミストを除去して
最終的に捕集液槽22へと導かれ、処理される。
【0033】以上の説明では、散水装置21の各ノズル
21nを周期的に往復運動させる実施形態について説明
したが、本発明はこれに限られるものではなく、例え
ば、各ノズルを水平方向あるいは斜め方向に首振り運動
させることにより、散水される捕集液の到達エリアを周
期的に変更してもよい。この場合もノズル数を削減し
て、ポンプ、タンク等を小型化する効果が得られる。ま
た、ポンプ28P、バルブ21Vを介してろ液槽28b
内のろ液を散布してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
壁面上にウォーターカーテンを形成するために補集液を
散布する散水装置による壁面への散水位置を周期的に変
更することによって少ない捕集液で効率良くウォーター
カーテンを形成することで捕集効率を維持しつつ設備
費、運転コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水溶性塗料用の塗装ブースの全体
構成を示す概略図である。
【図2】図1の装置におけるウォーターカーテン形成用
の散水装置を示す図である。
【図3】従来のウォーターカーテン形成用の散水装置を
示す図である。
【符号の説明】
1…塗装ブース、10…塗装室、14…被塗装物、16
…塗料噴射装置、18…給気ファン、20…ウォーター
カーテン、21…散水装置、22…捕集液槽、23…駆
動装置、26…貯水槽、28…塗料リサイクル系、30
…排気路、32…邪魔板、34…フィルター、36…排
気ファン、38…洗浄装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳元 伸一朗 東京都大田区千鳥2丁目34番17号 日本ペ イントプラント・エンジニアリング株式会 社東京支店内 (72)発明者 轟木 周作 東京都大田区千鳥2丁目34番17号 日本ペ イントプラント・エンジニアリング株式会 社東京支店内 (72)発明者 末吉 純一 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社寝屋川事業所内 (72)発明者 西岡 澄穂 東京都品川区南品川4丁目1番15号 日本 ペイント株式会社東京事業所内 Fターム(参考) 4D073 AA01 BB03 DC04 DC30 DD40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴射ノズルから噴射される水溶性塗料に
    よって被塗装物への塗装を行う塗装室と、 前記塗装室内に配置され、未塗着塗料ミストを水溶させ
    て捕集するウォーターカーテンであって、所定の壁面へ
    の散水によってウォーターカーテンを形成する膜状の流
    下水を形成する水を供給するノズルと、前記ノズルの散
    水位置を周期的に変更する散水位置可変手段と、を有し
    ているウォーターカーテンと、 を設けたことを特徴とするウォーターカーテン用移動ラ
    イザーを備えた水溶性塗料の塗装ブース。
  2. 【請求項2】 前記散水位置可変手段は、前記ノズルを
    周期的に水平移動させることでその散水位置を周期的に
    変更する請求項1記載のウォーターカーテン用移動ライ
    ザーを備えた水溶性塗料の塗装ブース。
  3. 【請求項3】 前記散水位置可変手段は、前記ノズルを
    周期的に首振り運動させることでその散水位置を周期的
    に変更する請求項1記載のウォーターカーテン用移動ラ
    イザーを備えた水溶性塗料の塗装ブース。
  4. 【請求項4】 前記補集手段によって補集された未塗着
    塗料を再調整し、再使用するためのリサイクル手段をさ
    らに備えている請求項1〜3のいずれかに記載のウォー
    ターカーテン用移動ライザーを備えた水溶性塗料の塗装
    ブース。
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