JP3058983B2 - 付着塗料の除去装置 - Google Patents

付着塗料の除去装置

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JP3058983B2
JP3058983B2 JP4042950A JP4295092A JP3058983B2 JP 3058983 B2 JP3058983 B2 JP 3058983B2 JP 4042950 A JP4042950 A JP 4042950A JP 4295092 A JP4295092 A JP 4295092A JP 3058983 B2 JP3058983 B2 JP 3058983B2
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一之 中村
治 浅野
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁パネルなどのワーク
を塗装する際、その両側面に付着した塗料を除去する装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、板状体、例えば、建築用壁パネ
ルの表面を塗装する場合、特公昭62−35824号公
報に記載されているように、壁パネルをベルトコンベア
などの搬送手段によって一定速度で搬送させる一方、そ
の上方に配置した塗装ガンを壁パネルの搬送方向と交差
するように往復移動させつつ塗料を吹き付けることによ
り行っている。そして、壁パネルの上面全体に塗料を均
一に散布させるため、塗装ガンの移動距離を壁パネルの
幅寸法よりも大きく設定しており、この結果、壁パネル
の両側面にも塗料が付着するものである。このような両
側面に塗料が付着した壁パネルを使用して壁を組み立て
ると、その塗膜の厚みが積算されて全体の組立寸法を確
保することができない場合があり、このため、壁パネル
への塗装が終了すると、その両側面に付着した塗料をワ
イヤーブラシや板バネなどのへらを用いて剥離してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
ーブラシで付着塗料を削り落とす方法では、塗料ととも
に壁パネル両側面の素地までも削ってしまうことがあ
り、壁パネルの耐侯性が損なわれる他、その剥離作業
時、塗料カスが多量の粉塵となって飛散する結果、作業
環境が悪化する問題がある。また、板バネなどのへらで
削ぎ落とす方法では、へらに剥離した塗料カスが付着す
ることから、頻繁にへらの清掃を行わなければならず、
作業性が低いという問題があった。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、壁パネルなどへの塗装時、その両側面に付
着した塗料を簡単確実に除去することのできる付着塗料
の除去装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークを搬送
する搬送手段と、この搬送手段によるワークの搬送方向
と交差するように往復移動してワークの上面に塗料を吹
き付ける塗装ガンよりなる塗装装置において、塗装ガン
の前方に位置してワークの両側面に霧状の水を噴射する
噴霧装置と、塗装ガンの後方に位置してワークの両側面
に圧縮空気を噴出する噴気装置とを設け、塗装に先立っ
てワークの両側面に噴霧装置によって水膜を形成し、ま
た、塗装後、水膜を介してワークの両側面に付着した塗
料を噴気装置によって剥離するように構成したことを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】搬送手段によってワークを搬送する際、塗装に
先立ってワークの両側面に噴霧装置によって霧状の水を
噴射し、水膜を形成する。そして、塗装ガンをワークの
幅方向に往復移動させつつ塗料を吹き付けることによ
り、ワークの上面を塗装する。塗装が終了すれば、ワー
クの両側面に噴気装置によって圧縮空気を噴出させ、ワ
ークの両側面に水膜を介して付着した塗料を剥離する。
【0007】この結果、塗装作業と同時に付着塗料の除
去がワークを傷めることなく連続的に行われることか
ら、生産性を大幅に向上させることができる他、その剥
離された塗料カスは水とともに流される結果、粉塵を発
生させることなく容易に捕捉することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1は、壁パネル(以下、ワークとい
う。)Wの塗装装置1の概略を示しており、この塗装装
置1は、塗装ブース2と、この塗装ブース2内において
左右方向(図1における上下方向)に往復移動可能な塗
装ガン3と、塗装ブース2内にワークWを搬入し、ま
た、塗装が終了したワークWを塗装ブース2から搬出す
るベルトコンベアなどの搬送手段4から構成されてい
る。
【0010】したがって、搬送手段4によって塗装ブー
ス2内に搬入されたワークWは、そのワークWの搬送方
向と交差するように往復移動する塗装ガン3から塗料が
吹き付けられることにより、ワークWの上面に塗料が均
一に散布されるものである。
【0011】ところで、このようにワークWの上面に塗
装が施されると、その両側面にも塗料が付着することか
ら、このワークWの両側面に付着した塗料を除去するた
め、塗料の除去装置が配置されている。この除去装置
は、ワークWへの塗装に先立ってワークWの両側面に霧
状の水を噴射する噴霧装置5,5と、ワークWへの塗装
後、ワークWの両側面に空気を噴出する噴気装置6,6
から構成されている。
【0012】噴霧装置5は、噴射ノズル51と、この噴
射ノズル51に水を供給する水パイプ52および圧縮空
気を供給する空気パイプ53からなり、塗装ブース2の
入口直下において、ワークWの側面に噴射ノズル51の
噴射口が対向するように配置され、ワークWの側面に霧
状の水を噴射するものである(図2参照)。
【0013】また、噴気装置6は、圧縮空気の供給パイ
プ(図示せず)が連結された噴射ノズル61で構成さ
れ、塗装ブース2の出口直下において、ワークWの側面
に噴射ノズル61の噴射口が対向するように配置され、
ワークWの側面に圧縮空気を噴出するものである(図3
参照)。
【0014】したがって、塗装ブース2内にワークWが
搬入される際、その両側面には噴霧装置5によって霧状
の水が噴射され、水膜が形成される。そして、ワークW
が搬送手段4によって搬送される際にその上面に塗装が
行われると、ワークWの両側面にも塗料が付着する。し
かしながら、この塗料は、予め形成された水膜を介して
ワークWの両側面に付着していることから、この後、塗
装ブース2の出口側において、ワークWの両側面に噴気
装置6によって圧縮空気が噴出されて水膜が押し流され
ると、その水膜を介して付着している塗料も合わせて押
し流されて剥離されるものである。この結果、ワークW
の両側面に塗料が付着しても、容易に除去することがで
きる。このようにして付着塗料が除去されたワークW
は、搬送手段4を介して次の工程に搬送される。
【0015】なお、本実施例においては、建築用壁パネ
ルの表面に塗装する際、その両側面に付着した塗料を剥
離する場合について説明したが、特に建築用壁パネルに
限定するものではなく、板状体全般に適用することがで
きるものである。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、塗装ガン
の前方に位置してワークの両側面に霧状の水を噴射する
噴霧装置と、塗装ガンの後方に位置してワークの両側面
に圧縮空気を噴出する噴気装置とを設け、噴霧装置によ
り塗装に先立ってワークの両側面に水膜を形成し、ま
た、塗装後、噴気装置により水膜を介してワークの両側
面に付着した塗料を剥離させることにより、塗装作業と
同時にワークを傷めることなく付着塗料の除去が連続的
に行われることから、生産性を大幅に向上させることが
できる他、剥離した塗料カスは水とともに流される結
果、粉塵を発生することなく容易に捕捉することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の付着塗料の除去装置を設けた塗装装置
の概略を示す平面図である。
【図2】噴霧装置の概略を示す側面図である。
【図3】噴気装置の概略を示す側面図である。
【符号の説明】
1 塗装装置 2 塗装ブース 3 塗装ガン 4 搬送手段 5 噴霧装置 6 噴気装置 W ワーク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを搬送する搬送手段と、この搬送
    手段によるワークの搬送方向と交差するように往復移動
    してワークの上面に塗料を吹き付ける塗装ガンよりなる
    塗装装置において、塗装ガンの前方に位置してワークの
    両側面に霧状の水を噴射する噴霧装置と、塗装ガンの後
    方に位置してワークの両側面に圧縮空気を噴出する噴気
    装置とを設け、塗装に先立ってワークの両側面に噴霧装
    置によって水膜を形成し、また、塗装後、水膜を介して
    ワークの両側面に付着した塗料を噴気装置によって剥離
    するように構成したことを特徴とする付着塗料の除去装
    置。
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