JP2001170527A - 塗料ミストの捕集方法 - Google Patents

塗料ミストの捕集方法

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JP2001170527A
JP2001170527A JP36090099A JP36090099A JP2001170527A JP 2001170527 A JP2001170527 A JP 2001170527A JP 36090099 A JP36090099 A JP 36090099A JP 36090099 A JP36090099 A JP 36090099A JP 2001170527 A JP2001170527 A JP 2001170527A
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JP
Japan
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paint
mist
paint mist
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coating
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JP36090099A
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English (en)
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Yasuhiro Tsutsumi
靖浩 堤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装ブース内で捕集した余剰の塗料ミストの
効率的な再利用を図る。 【解決手段】 塗装ブース(1)において被塗装物
(2)に塗料(3)をスプレー塗装する際に、塗装ブー
スを区画形成する躯体(4)の内面(4a)にスプレー
塗装する塗料と同一の塗料(3)を供給して塗料カーテ
ン(3a)を形成させ、この塗料カーテンに余剰の塗料
ミスト(3b)を捕集する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、塗料ミス
トの捕集方法に関するものである。さらに詳しくは、こ
の出願の発明は、塗装ブース内で捕集した余剰の塗料ミ
ストの効率的な再利用を図ることのできる塗料ミストの
捕集方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】塗装技術の一つとして、塗装ブースにお
いて塗料を噴霧し、ミスト状の塗料を被塗装物に塗着さ
せるスプレー塗装が確立されており、ロールコーターや
カーテンフローコーターでは塗装しにくい凹凸のある塗
装面を塗装するのに有効であるとされている。
【0003】このスプレー塗装については、さらに、凹
凸面の均一な塗装を実現するために、静電気や低圧霧化
等の各手法が提案されている。しかしながら、その一方
で、塗装の均一化は塗料の噴霧量に反映し、噴霧量の増
大につながっている。その結果として、塗料の塗着効率
が低下し、無駄となる塗料がでている。
【0004】そこで、均一なスプレー塗装と塗着効率の
向上を両立させることを目的として、余剰の塗料ミスト
を捕集し、再利用するという試みが行われている。例え
ばその一例として、余剰の塗料ミストを水シャワー若し
くは水中へ導き、捕集し、ろ過等により塗料と水に分離
して各々を再利用する塗料ミストの捕集方法が考えられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
水シャワー若しくは水中へ余剰の塗料ミストを導く塗料
ミストの捕集方法の場合、水を用いているため、捕集し
た塗料を再利用するには、また、塗料ミストの捕集に使
用した水を再利用するには、捕集後にろ過等の分離操作
を行わなければならず、そのための手間、設備等を要
し、必ずしも効率的であるとは言えない。
【0006】この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑
みてなされたものであり、塗装ブース内で捕集した余剰
の塗料ミストの効率的な再利用を図ることのできる塗料
ミストの捕集方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、塗装ブースにおいて被塗
装物に塗料をスプレー塗装する際に、塗装ブースを区画
形成する躯体の内面にスプレー塗装する塗料と同一の塗
料を供給して塗料カーテンを形成させ、この塗料カーテ
ンに余剰の塗料ミストを捕集することを特徴とする塗料
ミストの捕集方法(請求項1)を提供する。
【0008】またこの出願の発明は、塗料カーテンの温
度を塗料の造膜温度未満に保つこと(請求項2)、塗料
ミストの粒径を30μm以上とすること(請求項3)、並
びに、塗装ブース内で捕集し切れなかった余剰の塗料ミ
ストを、塗装ブースに連設された排気ダクトの内部に配
設されたミストエアーセパレーターによって、気液分離
しつつ排気ダクトの内面に捕集すること(請求項4)を
それぞれ好ましい態様として提供する。
【0009】以下、図面に沿ってこの出願の発明の塗料
ミストの捕集方法についてさらに詳しく説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、この出願の発明の塗料ミ
ストの捕集方法の概要を示した断面図である。
【0011】例えばこの図1に示したように、この出願
の発明の塗料ミストの捕集方法では、塗装ブース(1)
において被塗装物(2)に塗料(3)をスプレー塗装す
る際に、塗装ブース(1)を区画形成する躯体(4)の
内面(4a)にスプレー塗装する塗料(3)と同一の塗
料(3)を供給して塗料カーテン(3a)を形成させ
る。そして、この塗料カーテン(3a)に余剰の塗料ミ
スト(3b)を捕集する。捕集された塗料ミスト(3
b)は、塗料カーテン(3a)と共に塗装ブース(1)
の外部に、例えば塗装ブース(1)に連設することので
きる排気ダクト(5)等を経由して排出され、回収槽
(6)等に回収することができる。
【0012】この出願の発明の塗料ミストの捕集方法で
は、上記の通り、スプレー塗装に際して余剰となる塗料
ミスト(3b)をこれと同一の塗料(3)から形成され
る塗料カーテン(3a)に捕集するため、回収槽(6)
等に回収した後には塗料(3)をそのまま被塗装物
(2)のスプレー塗装に再利用することができる。従っ
て、前記の水シャワーや水中に余剰の塗料ミスト(3
b)を導く場合に必要不可欠なろ過等の分離操作を行わ
ずに済む。捕集した余剰の塗料ミスト(3b)の効率的
な再利用が図られる。
【0013】なお、この出願の発明の塗料ミストの捕集
方法では、塗料(3)の再利用効率を高めるためにも、
塗料カーテン(3a)及び塗料ミスト(3b)が塗装ブ
ース(1)内において容易に造膜硬化することのないよ
うな配慮を加えることが好ましい。
【0014】例えば、塗料カーテン(3a)について
は、その温度を塗料(3)の造膜温度未満に保つことが
考慮される。これを実現するための具体的手法として
は、躯体(4)の内面(4a)に供給する際の塗料
(3)の温度を造膜温度未満とする、躯体(4)の内
面(4a)と外面(4b)の間に冷却水ジャケット(4
c)を形成し、ここに冷却水を流し、内面(4a)を塗
料(3)の造膜温度未満に冷却する等が考えられる。こ
れらを単独で若しくは適宜組み合わせて行う。
【0015】塗料ミスト(3b)については、塗装仕上
がりに影響しない程度に大粒径化することが考慮され
る。具体的な粒径としては、30μm以上が例示される。
塗料ミスト(3b)の粒径が30μm未満となると、造膜
硬化が促進される傾向にある。このような塗料ミスト
(3b)の大粒径化は、例えば、塗料(3)をミスト
化するスプレー霧化装置(7)に例えばHVLPエアースプ
レー等の低圧霧化タイプのものを採用し、過剰な空気流
を発してドライミスト化が促進されないようにする、
塗料(3)を粘度調整する等を単独で若しくは適宜組み
合わせることにより実現される。
【0016】一方、余剰の塗料ミスト(3b)は、水シ
ャワーや水中へ導入する場合にもそうであるように、塗
装ブース(1)内では完全に捕集されず、一部は排気と
共に外部に漏れ出ることがある。
【0017】そこで、この出願の発明の塗料ミストの捕
集方法では、余剰の塗料ミスト(3b)の捕集効率を高
め、塗料(3)の再利用効率を向上させるために、前記
の通りの構成に加え、塗装ブース(1)に連設された排
気ダクト(5)の内部にミストエアーセパレーター
(8)を配設し、このミストエアーセパレーター(8)
によって塗装ブース(1)内で捕集し切れなかった余剰
の塗料ミスト(3b)を気液分離しつつ排気ダクト
(5)の内面に捕集する。
【0018】ミストエアーセパレーター(8)は、例え
ば図2に拡大して示したように、螺旋状のフィルター
(9)を有する。このフィルター(9)が回転すること
により、その時の遠心力で排気ダクト(5)を通過する
余剰の塗料ミスト(3b)が吹き飛ばされ、排気ダクト
(5)の内面に捕集することができる。こうして、塗装
ブース(1)内で塗料カーテン(3a)に捕集し切れず
に外部に漏れ出ようとする余剰の塗料ミスト(3b)を
捕集することができ、これを回収槽(6)等に回収し、
被塗装物(2)のスプレー塗装に再利用することができ
る。余剰の塗料ミスト(3b)の捕集効率と塗料(3)
の再利用効率が高まる。
【0019】なお、ミストエアーセパレーター(8)
は、上記の通りの螺旋状のフィルター(9)を有するた
め、排気(10)の流速制御をも可能とする。勿論、こ
の出願の発明は、以上の実施形態によって限定されるも
のではない。塗装ブースを区画形成する躯体をはじめ、
スプレー霧化装置、躯体内面への塗料の供給手段等の構
成及び構造、そして、スプレー塗装する被塗装物、塗料
の種類等の細部については様々な態様が可能であること
は言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この出願の発
明によって、塗装ブース内で捕集した余剰の塗料ミスト
の効率的な再利用が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の塗料ミストの捕集方法の概要
を示した断面図である。
【図2】ミストエアーセパレーターを示した要部斜視図
である。
【符号の説明】
1 塗装ブース 2 被塗装物 3 塗料 3a 塗料カーテン 3b 塗料ミスト 4 躯体 4a 内面 4b 外面 4c 冷却水ジャケット 5 排気ダクト 6 回収槽 7 スプレー霧化装置 8 ミストエアーセパレーター 9 フィルター 10 排気

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装ブースにおいて被塗装物に塗料をス
    プレー塗装する際に、塗装ブースを区画形成する躯体の
    内面にスプレー塗装する塗料と同一の塗料を供給して塗
    料カーテンを形成させ、この塗料カーテンに余剰の塗料
    ミストを捕集することを特徴とする塗料ミストの捕集方
    法。
  2. 【請求項2】 塗料カーテンの温度を塗料の造膜温度未
    満に保つ請求項1記載の塗料ミストの捕集方法。
  3. 【請求項3】 塗料ミストの粒径を30μm以上とする請
    求項1又は2記載の塗料ミストの捕集方法。
  4. 【請求項4】 塗装ブース内で捕集し切れなかった余剰
    の塗料ミストを、塗装ブースに連設された排気ダクトの
    内部に配設されたミストエアーセパレーターによって、
    気液分離しつつ排気ダクトの内面に捕集する請求項1乃
    至3いずれかに記載の塗料ミストの捕集方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100420506C (zh) * 2006-08-01 2008-09-24 甘伟森 一种捕集式漆雾净化装置
JP2011514836A (ja) * 2008-02-20 2011-05-12 デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 過剰噴霧塗料を分離する装置及び方法
CN103639089A (zh) * 2013-11-14 2014-03-19 上海和辉光电有限公司 显影剂喷涂装置及方法

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