WO2005002800A1 - 動力駆動釘打機 - Google Patents

Abstract

コンタクト部材24に射出口17に沿って真直状に延びたガイドロッド25、26が固着され、このガイドロッド25、26を介してコンタクト部材24がノーズ16にスライド可能に保持され、射出口17の先端に射出口17の外周面を覆うようにノーズエクステンション部23がノーズ16と一体に形成され、ノーズエクステンション部23と射出口17の間に形成された環状のスペース内にコンタクト部材24が収容され、コンタクト部材24がノーズエクステンション部23の先端から突出させて配置される。

Description

明 細 書 動力駆動釘打機 技術分野

本努明は、 可燃ガスを燃焼させることによつて生成される燃焼ガスの圧 力や圧縮空気の圧力によってビストンを動力的に駆動して該ピストンに結合され たドライバによつて釘やピンをコンクリートや木材等の工作材へ打ち込むように した燃焼ガス駆動釘打機、 および、 ピストンを収容しているシリンダ内に圧縮空 気を導入することによって、 ピストンをシリンダ内で駆動させ、 ピストンに結合 されたドライバによって釘やピンを打ち込むようにした動力駆動釘打機、 に関す るものである。 背景技術

密閉された燃焼室内へ可燃性ガスを注入して燃焼室内で可燃性ガスと空 気との混合ガスを生成し、 この混合ガスに着火させて燃焼室内で燃焼させること によって燃焼室内に生じる高圧の燃焼ガス圧を、 シリンダ内に摺動自在に収容さ れているビストンに作用させてビストンをシリンダ内で衝撃的に駆動させ、 該ピ ストンに結合されているドライバによって釘を鋼板やコンクリートへ打ち込むよ うにした燃焼ガス駆動釘打機が知られている。 また、 ピストンを収容しているシ リンダ内に圧縮空気を導入することによって、 ビストンをシリンダ内で駆動させ 、 ビストンに結合したドライバによって釘を打ち込むようにした圧縮空気駆動釘 打機も同様に知られている。

上記燃焼ガスや圧縮空気によって駆動するようにした動力駆動釘打機で は、 シリンダを収容しているハウジングの下方に釘を工作材に向けて打ち出し案 内する射出口が形成されたノーズが結合されており、 ピストンに結合されたドラ ィバがこの射出口内に収容されて案内されている。 このノーズの後方側に多数の 釘を収容しているマガジンが連設され、 マガジンからノーズの射出口に供給され た釘を前記ドライバによつて射出口からノーズの先端に配置された被打込材へ打 ち出すようにされている。 燃焼ガス駆動釘打機では可燃性ガスを充填した容器を 工具内に装着するとともに、 可燃ガスに着火するためのバッテリーとを工具に装 着して携帯が可能な工具として形成されており、 電気や圧縮空気等の動力供給源 に拘束されることなく釘の打ち込みを行うことが可能にされている。

燃焼ガスによって駆動するようにした動力駆動釘打機では、 釘の射出口 を形成しているノーズの外周面に射出口に沿ってスライド可能に支持されたコン タクト部材が設けられており、 該コンタクト部材は上端部がコンタクトアームを 介して燃焼室と排気口との間を開閉させる可動スリープと連携され、 コンタクト 部材が上方へ操作されることによつて燃焼室を排気口と遮断させるとともに燃焼 室を密閉させるように可動スリーブを作動させて可燃ガスを燃焼室へ導入できる 準備をさせる。 そして、 工具の射出口を被打込材に押し当てることによってコン タクト部材を作動させる操作とトリガの操作を行うことによって工具が起動され るようにしている。 従ってコンタクト部材は、 工具の射出口を被打込材に当接さ せてコンタクト部材を操作しないかぎり工具が起動できないように作動する安全 装置を構成している。

上記のような動力駆動釘打機ではコンタクト部材がノーズ部の外周面に 配置されており、 このコンタクト部材と可動スリーブを連結させるためのコンタ タトアームがノーズ部の外表面に沿って配置されている。 このため、 工具を移動 させたとき等にコンタクト部材ゃコンタクトアームを工作材等に接触させてしま つたり、 又は工具を誤って落下させてしまった場合にコンタクト部材ゃコンタク トアームを変形や破損させてしまうことがあった。 また、 不用意にコンタクト部 材ゃコンタクトアームが作業者の手によって操作されてしまったり、 又はェ作材 等に接触して操作されてしまうことから事故につながる危険があった。

上記のように、 コンタクト部材とコンタクトアームが工作材との接触す るのを防止するとともに落下時の衝撃や干渉からノーズ部とコンタクト部材を保 護するために、 このノーズ部を包囲するように保護シールドを設けたものが既に 提案されている （特開 2000-000781 参照） 。 しかしながら、 特開 2000-00781の 釘打機においては、 ノーズ部の全体を覆うように保護シールドを形成しているた めノーズ部の外形形状が大きくなり、 被打込材の打ち込み箇所が見づらくなった り、 狭い箇所への釘打ち込みができなくなるなどにより作業性が低下してしまう という問題があった。 また、 ノーズ部の前方部分を覆うように形成しているため 、 ノーズの射出口内で釘詰まりが発生したときにこの釘を除去するためにはノー ズの後方側に連結されているマガジンを取り外して行う必要があり釘詰まり時の 除去作業に手間がかかるという問題があった。

更に、 釘を工作材へ向けて打ち出し案内する射出口を筒状に形成し、 該 射出口を射出口の先端がノーズ部の先端方向へ突出するようにノーズ部に対して 摺動可能に支持させるとともに、 この射出口の上端部を可動スリーブと連携させ るようにした工具も既に提案されている （特開 2001-162560 参照） 。 しかしな がら特開 2001 - 162560の釘打機においては、 ノーズ部の外形形状が小さくでき打 ち込み箇所の視認性が改善されるものの、 射出口全体が移動するのでマガジンか ら釘を射出口内へ供給するタイミングの取り方が複雑となり部品構成を複雑にし てしまう。 また、 可動スリープと射出口とを連携させているリンク部材がハウジ ングの外表面に形成され、 ノーズ部の前方部分で遮結されているので、 このリン ク部材に工作材ゃ作業者の手が触れたりして破損や誤作動の原因となるという問 題がある。 発明の開示

本発明は、 起動装置を形成しているコンタクト部材が工作材に触れたり 又は作業者が不用意に操作してしまうことによる誤動作を防止するとともに、 射 出口内で詰まつてしまつた釘の除去が容易に行える動力駆動釘打機を提供するこ とを課題とする。

上記課題を解決するため、 本発明の動力駆動釘打機のコンタクト機構は

、 コンタクト部材にノーズの射出口に沿って真直状に延びたガイドロッドを一体 に固着形成するとともに該ガイドロッドをノーズにスライド可能に支持させるこ とによってコンタクト部材をノーズにスライド可能に保持させ、 前記ノーズの射 出口の先端に射出口外周面との間にスペースが形成されるように射出口の外周面 を覆うようにノーズエクステンション部をノーズと一体に形成し、 前記ノーズェ クステンション部と射出口の間に形成されたスペース内に前記コンタクト部材を 収容するとともにコンタクト部材の先端を前記ノーズエクステンション部の先端 力 ら前方に突出させて配置したことを特徴とする。

更に、 本発明の動力駆動釘打機は、 ハウジング内に形成されたシリンダ と、 該シリンダの上部に形成された燃焼室と、 前記燃焼室内で生成される燃焼ガ スによつて前記シリンダ内を駆動されるピストンとによつて構成された打撃機構 を備え、 前記燃焼室と排気口間に通常時に燃焼室と排気口を連通させるように付 勢させたパルプ機構を設け、 前記コンタクト部材に連結した真直状のガイド口ッ ドが前記パルプ機構に連動しており、 コンタクト部材を被打込材に当接させて操 作することによってバルブを作動させて燃焼室を排気路と遮断させるようにして あよい。

更に、 本発明の動力駆動釘打機は、 前記ノーズ部に連結されるとともに 連結釘を射出口内へ押圧させるプッシャを備えている釘収容マガジンを備え、 前 記コンタクト部材に連結した真直状のガイドロッドの 1つが前記プッシャと係合 可能に配置され、 マガジン内の釘が無くなった位置で前記ガイドロッドの端部を プッシャと係合させることによってコンタクト部材の作動を阻止させるようにし てもよい。

コンタクト部材に固着させた真直状のガイドロッドをノーズの射出口に 沿って摺動可能にノーズ部に支持させることによってコンタクト部材をノーズに 保持させているので、 ガイドロッドがノーズ部の外表面に突出することが無く、 ガイドロッドが工作材ゃ手に接触して誤って操作されてしまうことがない。

また、 コンタクト部材を射出口の先端部に配置するとともに、 このコン タクト部材を覆うようにノーズ部の先端部のみにノーズエクステンション部を形 成しているので、 ノース '部の外形寸法を小さく形成できるため打ち込み箇所の視 認性がよくなり作業性が向上する。 また、 コンタク ト部材と射出口の先端部をノ ーズと一体のカバー体で覆うようにしているので、 落下時の衝撃等によってコン タクト部材や射出口の先端部を保護することができ、 ノーズ部に十分な強度を保 有させても重量が大きくならず、 軽量化が可能となり作業性を損なうことがない 更にノーズの先端部を除いた上方部分は通常の釘打機と同様の構成とな るので、 ノーズ部の前方部分に開口を形成して、 この開口部を閉鎖するためのド ライバガイドをノーズ部に着脱可能に固定するためのラツチ機構等の配置が可能 となり、 射出口内での釘詰まり時にノーズの前方部分に形成した開口から詰まつ た釘の除去作業が行えるように構成することが可能である。 図面の簡単な説明

図 1は、 本発明の動力駆動釘打機を示す縦断側面図。

図 2は、 図 1における A— A線上の断面図。

図 3は、 図 1における B— B線上の断面図。

図 4は、 図 1と同じ動力駆動釘打機のノーズ部の底面図。

図 5は、 図 1と同じ動力駆動釘打機のノーズ部の斜視図。

図 6は、 ノーズの前方を開放させた状態の図 1 同じ動力駆動釘打機の ノーズ部の断面図。

図 7は、 コンタクト部材が操作された状態の図 1と同じ動力駆動釘打機 のノーズ部の縦断側面図。

図 8は、 マガジン内に釘が無い状態の図 1と同じ動力,駆動釘打機のノー ズ部の断面図。 なお、 図中の符号、 1は 燃焼ガス駆動釘打機、 2は ハウジング、 5 は ドライバ、 1 6は ノーズ、 1 7は 射出口、 2 1は 先端射出口、 2 2は ノーズトップ、 2 3は ノーズエクステンション部、 2 4は コンタクト部材

、 2 5は ガイドロッド、 2 6は ガイドロッド、 を示す。 発明を実施するための最良の形態 本発明は、 コンタクト部材が工作材ゃ指等に触れて不用意に操作されて しまうことを防止するという目的を、 ノーズ部の先端部の視認、性を損なうことな くまた、 釘詰まり時の除去作業が簡単に行えるように実現した。 図は本発明の一実施例を示す動力駆動釘打機の一例としての燃焼ガス駆 動釘打機を示す。 図 1の縦断側面図に示すように燃焼ガス駆動釘打機 1は、 ハウ ジング 2内にシリンダ 3が形成されており、 このシリンダ 3内に釘を打撃するド ライバ 5を下面側に結合したピストン 4が摺動可能に収容されている。 前記ビス トン 5の上面が晒されているシリンダ 3の上端には燃焼室 6が形成されており、 この燃焼室 6内で可燃性ガスを燃焼させることによって生じる燃焼ガスの圧力に よって前記ビストン 4をシリンダ 3内で駆動させるようにしている。 可燃性ガス はガスボンベのような容器に装填されて可燃ガス収容部 7に装着され、 容器から 通路 8を介して燃焼室 6内へ供給される。 ハウジング 2に一体に形成されている ダリップ 9の基部に配置されているトリガ 1 0を操作することによって前記可燃 性ガスが燃焼室 6内に供給されて、 燃焼室 6内の空気と混合されて混合気体が生 成されこの混合ガスを点火装置により点火して爆発的に燃焼させるようにしてい る。

前記燃焼室 6はシリンダ 3の上端部と上部ハゥジング 1 1側に形成され ている隔壁 1 2および上記シリンダ 3の上端と隔壁 1 2との間に環状に形成され ている可動スリープ 1 3によって画成されている。 釘打機 1が駆動した後の燃焼 室 6とシリンダ 3内の燃焼ガスを大気へ排気するため、 燃焼室 6の外周壁を形成 している前記可動スリーブ 1 3が上下方向にスライド可能に形成されており、 釘 打機 1が駆動されていない非作動の時には前記可動スリーブ 1 3が下方向配置さ れて燃焼室 6を排気通路 1 4を介して大気に連通させている。 図 2に示すように 、 この可動スリープ 1 3の下端がハウジング 2の内周面とシリンダ 3の外周面と の間に形成されている空間に配置されているバルブ機構としてリンク部材 1 5に 連結されており、 このリンク部材 1 5を上方へ作動することによって可動スリー ブ 1 3が上方へ作動されて燃焼室 6が排気通路 1 4と遮断されるようにされてい る。 前記リンク部材 1 5の下端部がシリンダ 3の下部で後述するノーズ 1 6の上 方に配置されている。

図 1および図 2に示すように、 ハウジング 2の下方には釘を被打込材へ 向けて打ち出し案内する射出口 1 7が形成されたノーズ 1 6が取り付けられてお り、 該射出口 1 7内に前記ビストン 4に結合されているドライバ 5が摺動可能に 案内されて収容されている。 前記ノーズ 1 6の後方側には多数の釘を収容したマ ガジン 1 8が連設されており、 ノーズ 1 6の後方側に形成されている開口 1 9を 介してマガジン 1 8内に装填されている釘が前記射出口 1 7内へ供給されるよう にしている。 マガジン 1 8内の釘は隣接した釘同士が互いに連設された連結釘と して形成されており、 マガジン 1 8内で前方へ向けてパネ付勢されているプッシ ャ 2 0によつて後端から押圧されて前端の釘が射出口 1 7内へ供給されるように されている。

前記ノーズ 1 6の先端には、 特に摩耗や損傷の激しい射出口の先端部の みを交換できるように、 ノーズ 1 6に形成されている射出口 1 7と整合するよう に先端射出口 2 1を形成しているノーズトップ 2 2が螺合して取り付けられてい る。 更に、 前記ノーズ 1 6の先端には先端が前記ノーズトップ 2 2の先端とほぼ 同一になるように突出させた環状のノーズェクステンション部 2 3がー体に形成 されており、 このノーズェクステンション部 2 3の内周面と前記ノーズトップ 2 2の外周面との間に形成された環状のスペース内に被打込材と接触できるように ノーズトップ 2 2の先端方向に突出して配置されるコンタクト部材 2 4が収容さ れている。

図 3乃至図 5に示すように、 コンタクト部材 2 4は環状に形成されてお り、 ノーズエクステンション部 2 3とノーズトップ 2 2の間に形成された環状の スペース内に収容されてノーズ 1 6の射出口 1 7に沿って摺動できるようにされ ている。 このコンタクト部材 2 4にはコンタクト部材の外周面に一端が固着され るとともに他端が真直状に延びているガイドロッド 2 5、 2 6が形成されており 、 これらのロッド 2 5、 2 6によってコンタクト部材 2 4がノーズ 1 6に対して 摺動可能に支持されている。 図 4および図 5に示すように、 ガイドロッド 2 5、 2 6とは何れも断面が円形の口ッド材等によって真直状に形成されており、 各々 の一端部が環状のコンタクト部材 2 4の外周面に溶接等によって固着されており 、 真直状に上方へ延びている部分がノーズ 1 6の射出口 1 7と平行に形成されて いるガイド孔 2 7又はガイド溝 2 8に沿って摺動可能に案内されている。

図 3に示すように、 一方のガイドロッド 2 5の上端部はノーズ 1 6の上 端部に形成されているフランジ部 1 6 aを貫通してフランジ部 1 6 aの上面側に 配置されており、 このガイドロッド 2 5の上端の操作端 2 9が前記可動スリープ 1 3に連結されているパルプ機構としてリンク部材 1 5の下端部が当接されてい る。 前記リンク部材 1 5には図示していないパネによって下向きの付勢力が作用 されており、 このリンク部材 1 5の付勢力によって可動スリープ 1 3を燃焼室 6 内を排気通路 1 4と連通させる位置に配置させるとともに、 前記コンタクト部材 2 4の先端部をノーズトップ 2 2およぴノーズェタステンション部 2 3の先端よ り更に先端方向へ突出配置させている。 釘打機 1を起動させるためにノーズ 1 6 の射出口 1 7を被打込材に押し付け操作することによって、 図 7に示すように、 コンタクト部材 2 4が被打込材と接触して操作されてガイドロッド 2 5とともに ノーズ 1 6の射出口 1 7に沿つて上方へ作動され、 ガイドロッド 2 5の操作端 2 9が押圧されたときにリンク部材 1 5と当接して連動することで可動スリープ 1 3が上方へ作動されて燃焼室 6内を排気通路 1 4と遮断して釘打機 1を起動させ る準備が行われる。

また、 図 7に示すように、 コンタクト部材 2 4に固着された他方のガイ ドロッド 2 6の真直状部分はノーズ 1 6の射出口 1 7と平行に上方に延びており 、 上端がマガジン 1 8内に装填された連結釘を押圧させているプッシャ 2 0を摺 動案内させている案内溝 3 0に望むように配置される。 該プッシャ 2 0がマガジ ン 1 8内の最後の釘が打ち出されてマガジン 1 8内の釘が無くなった位置に移動 したときに、 図 8に示すように、 前記ガイドロッド 2 6の上端がプッシャ 2 0の 一部と係合してガイドロッド 2 6の上方への移動が阻止されるように配置されて いる。 これによつて、 マガジン 1 8内の釘が無くなったときにコンタクト部材 2 4の上動が阻止され、 従って燃焼室 6の閉鎖が行われないので釘打機 1が起動さ れることが防止される。

図 1および図 5に示すように、 射出口 1 7を形成しているノーズ 1 6の 前方側には射出口 1 7をノーズ 1 6の前方に向けて開放させる開口 3 1が形成さ れており、 この開口 3 1を覆うようにドライバガイド 3 2がノーズ 1 6に着脱可 能に装着されている。 ドライパガイド 3 2はノーズ 1 6に形成されているフック 部 3 3に上端と下部が係合されるとともにラッチバネ 3 4の弾力によってノーズ 1 6に装着され、 図 6に示すように、 ラッチレバー 3 5を回動操作することによ つてノーズ 1 6の開口 3 1から外すことができる。 これによつてノーズ 1 6の射 出口 1 7がノーズ 1 6の前方側に向けて開口され、 射出口 1 7内で詰まった釘を ノーズ 1 6の前方部分から除去することができるようにしている。

上記実施例の説明では、 ハゥジング 2内に燃焼室 6が形成され、 この燃 焼室 6内で生成される燃焼ガスの圧力によってピストン 4を駆動して釘を打ち込 むようにした燃焼ガス駆動釘打機について説明したが、 本発明は、 例えばシリン ダ内に圧縮空気を供給することによってピストンを駆動させて、 該ピストンに結 合したドライバによって釘を木材等の被打込材へ打ち込むようにした圧縮空気駆 動釘打機においても実施することが可能である。 このような圧縮空気駆動釘打機 では、 通常シリンダ内へ圧縮空気を導入させて釘打機を起動させるための起動バ ルプとこの起動バルブを操作するためのダリップの基部に形成されたトリガレバ 一を備えており、 コンタクト部材 2 4に固着されたガイドロッド 2 5の上端の操 作端 2 9を前記トリガレバーの近傍に配置して、 トリガレバーとコンタクト部材 2 4が何れも操作されることによつて起動バルブが操作されるようにすればよい また、 本宪明は、 ドライバを電気モータなどの電気的ァクチユエータに よって駆動して釘を打ち込むようにした電気駆動式釘打機においても実施可能で ある。 このような電気駆動式釘打機では、 トリガを操作することにより作動する 電気的スィツチと、 コンタクト部材を操作することにより作動する電気的スィッ チとの双方が作動することにより、 電気的ァクチユエータが駆動するように構成 すればよい。 上記のように本発明の実施例によれば、 ノーズ 1 6の射出口 1 7に沿つ て支持させた真直状のガイドロッド 2 5、 2 6によってコンタクト部材 2 4を摺 動自在に支持させている。 実施例では断面を円形としているが、 たとえば角形で もよく、 これらのガイドロッド 2 5、 2 6を市販の丸棒材ゃ角棒材等を使用して 最小限の加工で形成でき製造コストを低減させることが可能である。 また、 これ らのガイドロッド 2 5、 2 6を射出口 1 7に接近させて配置させることによって 、 これらのロッドの荷重の作用点と力点が直線上に配置でき口ッドの変形や摩耗 が防止でき耐久性が向上して長期間の安定した作動を行わせることができる。 ま た、 実施例のコンタクト部材 2 4は環状に形成し、 ノーズェクステンション部 2 3とノーズトップ 2 2の間に形成されたスペースも環状としているが、 コンタク ト部材 2 4は例えば断面が U字状、 コの字状でもよく、 前記スペースもこれに合 つた形状であればよい。 さらに、 コンタクト部材 2 4とガイドロッドを一体構造 にしてもよい。

また、 ガイドロッド 2 5をノーズ 1 6に形成したガイド孔 2 7やガイド 溝 2 8等によって摺動可能に支持させるようにすることによって、 ガイドロッド 2 5に手や工作物が接触することが防止でき、 ガイドロッド 2 5が工作物に接触 して変形してしまったり又は、 ガイドロッド 2 5に指などが触れて不用意に操作 されて工具が作動してしまう等の事故が防止できる。 産業上の利用可能性

燃焼ガス圧力や圧縮空気圧力等の動力によつて駆動される打撃機構によ つて駆動されるドライバを摺動可能に案内している射出口を形成したノーズを備 えるとともに、 この射出口に沿ってノーズに摺動自在に支持されるとともに射出 口の先端方向に突出させて配置されたコンタクト部材を備え、 このコンタクト部 材を被打込材と接触させて操作することによって駆動されるようにした釘やピン 等の打込機に適用することができる。

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Claims

請 求 の 範 囲

1. ハウジング内に収容された打撃機構によって駆動される

ハウジングに結合され、 ノーズエクステンション部を有する、 ノーズと 釘を射出する射出口と、

射出口に沿って射出口の先端方向に突出させて配置され、 被打込材と係 合して前記打撃機構を駆動させるための、 コンタクト部材と、

前記コンタクト部材に固着され、 射出口に沿って真直状に延びており、 前記ノーズにスライド可能に支持されることでコンタクト部材をノーズにスライ ド可能に保持させる、 ガイドロッドと、 を具備し、

射出口の外周面とノーズェタステンション部の内周面との間に、 スぺー スが形成され、

コンタクト部材は該スペース内に収容され、 コンタクト部材の先端はノ ーズェタステンション部の先端から前方に突出する、

動力駆動釘打機

2. 更に、 ノーズの先端に取り付けられるノーズトップを具備し、

前記射出口は、 ノーズに設けられた射出口と、 ノーズトップに設けられ た先端射出口と、 からなる、

請求項 1の動力駆動釘打機

3. 前記スペースは、 ノーズトップの外周面とノーズエクステンション部の 内周面との間に形成される、 請求項 2の動力駆動釘打機 4. 更に、 ノーズ内に、 前記ノーズに設けられた射出口と平行に形成された ガイドを具備し、

ガイドロッドはガイドに沿ってスライドする、 請求項 2の動力駆動釘打機

5. 更に、 ハウジング内に形成されたシリンダと、

該シリンダの上部に形成された燃焼室と、

前記シリンダ内を駆動されるピストンと、

前記燃焼室と排気口間に通常時に燃焼室と排気口を連通させるように付 勢させたバルブ機構と、 を具備し、

前記バルブ機構は前記ガイドロッドに連動しており、 コンタクト部材を 被打込材に当接することによつてバルブを作動させて燃焼室を排気路と遮断させ る、

請求項 1の動力駆動釘打機

6. 更に、 前記ノーズ部に連結され、 連結釘を射出口内へ押圧させるプッシ ャを有する、 釘収容マガジン、 を具備し、

前記ガイドロッドは前記プッシャと係合可能に配置され、 マガジン内の 釘が無くなった位置で前記ガイドロッドの端部をプッシャと係合させることによ つてコンタクト部材の作動を阻止される、

請求項 1の動力駆動釘打機 7. 前記ガイド口ッドは、 第 1およぴ第 2のガイド口ッドからなり、

第 1のガイドロッドは、 前記打擊機構に接続され、

第 2のガイドロッドは、 前記プッシャに係合可能である、

請求項 7の動力駆動釘打機

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