WO2005001230A1

WO2005001230A1 - スクリーン装置

Info

Publication number: WO2005001230A1
Application number: PCT/JP2004/009154
Authority: WO
Inventors: Yoji Kamosawa; Hirotsugu Toda; Mitsuhiko Chino; Masato Moriya
Original assignee: Seiki Hanbai Co., Ltd.
Priority date: 2003-06-30
Filing date: 2004-06-29
Publication date: 2005-01-06
Also published as: EP1653038A1; AU2004252353A1; US7472738B2; CA2529682C; EP1653038A4; CA2529682A1; KR20060034654A; KR100715210B1; ES2401841T3; US20060162871A1; AU2004252353B2; TW200506168A; TWI255879B; EP1653038B1

Abstract

　本発明は、構成が簡単で動作が安定的であり、しかも、導出状態では直線的なレール状に形成できるスクリーンガイドを備えたスクリーン装置を提供するもので、このスクリーン装置におけるスクリーンガイド１２は、スクリーン４の端部に沿う底部１４ａと該スクリーンの外側面に沿う立壁部１４ｂとにより略Ｕ字状に形成したガイド駒１４の多数を備え、上記立壁部の先端部に沿って通孔１４ｃを形成するとともに、該通孔に一連のワイヤー部材１６が挿通され、スクリーンガイドがスクリーンの端部に沿って導出されたとき、隣接するガイド駒１４の連接面が相互に当接するものとして構成される。

Description

明細書

スクリーン装置

技術分野

[0001] 本発明は、スクリーンの開閉方向に沿う端部をガイドするためのスクリーンガイドを備えたスクリーン装置に関するものであり、さらに具体的には、網戸等の建具、間仕切り、カーテン等のスクリーンにおいて、該スクリーンの開閉に応じて該スクリーンの開閉方向両端に取り付けた枠材の少なくとも一方からその内部に屈曲して出入りし、張設状態にある上記スクリーンの端部に沿って導出されてその端部をガイドするスクリーンガイドを備えたスクリーン装置に関するものである。

背景技術

[0002] スクリーンの端部をガイドするスクリーンガイドを備えたスクリーン装置は、そのスクリーンガイドがスクリーンの開閉に応じて、該スクリーンの開閉方向両端に取り付けた枠材の少なくとも一方からその内部に屈曲して出入りし、張設状態にある上記スクリーンの端部に沿って導出されてその端部をガイドするようになっており、例えば、特許文献 1において開示されているスライドガイド枠部を備えたスクリーン装置が知られている。この既知のスクリーン装置においては、スライドガイド枠部が架橋部を介して対向配置された側壁部を持つ剛性ユニットを連結することにより形成されている。

[0003] し力、しながら、上記特許文献 1に記載のものは、スクリーンガイドとしてのスライドガイド枠部を構成する剛性ユニットの構造が複雑で、その製造にもコストがかかるばかりでなぐ上記剛性ユニットの連結にも手数を要し、また、その構造の複雑さからスライドガイド枠部のメンテナンスにも手数を要するものである。しかも、剛性ユニットを回転自在に連結しているため、このスクリーン装置は、それらが床面や枠材に接触する際に騒音を発し、スクリーンの静かで安定的な開閉操作も望めなレ、ものである。

[0004] 上述のような問題点を解決するスクリーン装置として、特許文献 2においては、スクリーン (ネット）の開閉に応じて、該スクリーンの両端に取り付けた枠材の下端からその内部に屈曲して出入りし、張設状態にある該スクリーンの下端に沿って導出されてその下端をガイドするスクリーンガイド (ネットガイド）を備えたスクリーン装置が開示されている。

[0005] 上記特許文献 2のスクリーン装置では、ネットガイドのガイド駒の連接部分におけるテープ状部材の湾曲の反力が可動框の操作力に対抗する緩衝のための作用力となり、可動框の開閉の操作性を損なうことなぐ適切な抵抗による緩衝性を付与することにより騒音を抑制することができ、しかも、ネットガイドを簡易な構造で且つ安価に提供することができる点で極めて有効なものである。

[0006] ところ力上記ネットガイドでは、ネットに予想外の強い風等の外力が作用すると、ネットガイドにおける枠材から直線的に導出された部分では、上記ネットの下端に押されて上記ネットガイドが水平横方向に湾曲してしまう場合が考えられる。

また、上記ネットガイドは、各ガイド駒を連接するテープ状部材により該ネットガイドの逆方向への湾曲（床面からの浮き上がり）を抑止するようにしている力ネットを比較的広い範囲にわたって張設した場合、すなわちネットガイドが比較的長く導出された状態において、強い力で可動框によるネットの収納操作を行うと、ネットガイドに対して上記枠材への導入方向に大きな力が作用することになり、該ネットガイドが横方向に湾曲してしまったり、ネットガイドが通常とは逆に上方に凸に湾曲して部分的に浮き上がってしまったりする場合が考えられ、ネットガイドの逆方向への湾曲を抑止するための対策を講じることが望まれている。

[0007] 特許文献 1 :特開 2000— 145314号公報

特許文献 2 :特開 2003— 161089号公報

発明の開示

[0008] 本発明の技術的課題は、構成が簡単で動作が安定的であり、しかも、導出状態では直線的なレール状に形成できるスクリーンガイドを備えたスクリーン装置を提供することにある。

また、本発明の他の技術的課題は、単純な形態で、水平横方向への湾曲や逆方向への屈曲（設置面からの浮き上がり）を防止し、スクリーンの端部を常に安定的にガイドすることができるスクリーンガイドを備えたスクリーン装置を提供することにある。

[0009] 上記課題解決するための本発明のスクリーン装置は、張設可能なスクリーンを開閉自在とし、上記スクリーンの開閉に応じて、該スクリーンの開閉方向両端に取り付けた枠材の少なくとも一方からその内部に屈曲して出入りし、張設状態にある上記スクリ一ンの端部に沿って導出されてその端部をガイドするスクリーンガイドを備えたスクリーン装置において、上記スクリーンガイドが、上記スクリーンの端部に沿う底部と該スクリーンの外側面に沿う立壁部とにより略 U字状に形成した合成樹脂製の多数のガイド駒を備え、上記ガイド駒における立壁部の先端部に沿って通孔を形成するとともに、該通孔に一連のワイヤー部材が揷通され、それによつて該ガイド駒の連接面における立壁部の先端部が相互に回転可能に連接され、該スクリーンガイドが上記スクリ一ンの端部に沿って導出されたとき、隣接するガイド駒の連接面の全部または一部が相互に当接するものとして構成されていることを特徴とするものである。

[0010] 本発明のスクリーン装置においては、上記立壁部の通孔に一連のワイヤー部材を嵌脱する溝を設けて、各ガイド駒の組付け、交換等のための着脱を容易にすることができ、また、 P 接するガイド駒の一連のワイヤー部材を揷通する通孔間に中間回転子を介在させて、ガイド駒間の屈曲の円滑化をはかることができる。

更に、上記ガイド駒の全部または一部に、それらの摺動面に設けたガイドレールに係合して摺動する係合部を設けることができる。

[0011] 本発明のスクリーン装置の好ましい実施形態においては、上記スクリーン力交互に逆方向に折り返すことによりアコーディオン状に伸縮自在に形成され、あるいは、口一ルに卷かれる可撓性のシート状部材により形成される。これらの場合に、上記スクリーンを防虫ネットとすることにより、スクリーン装置を網戸として構成することができる。そして、上記スクリーンを、交互に逆方向に折り返すことによりアコーディオン状に形成した場合には、上記スクリーンガイドが、上記スクリーンの開閉方向両端に取付けた枠材の双方からその内部に出入りする構成とすることもできる。

[0012] 本発明のスクリーン装置の他の好ましい実施形態においては、上記スクリーンを横引きにより開閉自在とし、その際、必要に応じて、該スクリーンの上下両側端に沿うようにスクリーンガイドが設けられる。

また、上記スクリーンが横引きにより開閉自在である場合には、該スクリーンの開閉操作に供する可動の枠材を平行移動させるための張紐の一端を上記スクリーンガイドに連結し、該スクリーンガイドと該張紐とにより上記枠材の平行移動機構を構成させること力 Sできる。

[0013] 上記本発明のスクリーン装置によれば、上記スクリーンガイドが、それを構成するガイド駒における立壁部の先端部に沿って通孔を形成するとともに、該通孔に一連のヮィャ一部材を揷通するとレ、う簡易な構成を有してレ、るので、スクリーンガイドを安価に提供することができるだけでなぐその組立が容易であると同時にメンテナンス性をも向上させることができる。しかも、屈曲部をガイド駒の立壁部の上部（屈曲の内側）に設けているので、屈曲時に隣接するガイド駒の一部が相互に重なることがなぐまたスクリーンガイドが直線状になっているときには一連の溝状に形成されるので、上記スクリーンの開閉操作のガイドを安定的に行うことができる。

[0014] そのうえ、上記スクリーンガイドが、スクリーンの端部に沿って導出されたとき、隣接するガイド駒の連接面の全部または一部が相互に当接するものとして構成しているので、スクリーンの水平横方向への湾曲や逆方向への屈曲（設置面からの浮き上がり）を防止することができ、しかも、上記ガイド駒は、側面視形状を正方形あるいは矩形状に形成できるので、スクリーンガイドの導出状態においては、その上縁に凹凸がない直線的なレール状に形成され、外観的にもすつきりするば力りでなぐ他物 (スタリーン等）との引っ掛力りが生じることもなぐスクリーンのより安定的な開閉操作が可能になる。

図面の簡単な説明

[0015] [図 1]本発明をアコーディオン状の横引き網戸に適用した第 1実施例の全体的構成を示す正面図である。

[図 2]図 1の平断面図である。

[図 3]図 1の横引き網戸の構成を示す要部破断斜視図である。

[図 4]上記第 1実施例を構成するネットガイドのガイド駒の斜視図である。

[図 5]図 4のガイド駒を連接したネットガイドの部分側面図である。

[図 6]図 4のガイド駒を連接したネットガイドの屈曲状態を示す斜視図である。

[図 7] (A)はネットガイドのガイド駒の他の構造例を示す正面図、（B)は同側面図である。

[図 8] (A)はネットガイドのガイド駒の更に他の構造例を示す正面図、（B)は同側面図である。

[図 9]ネットガイドのガイド駒の更に他の構造例を示す正面図である。

[図 10]図 9のガイド駒を連接したネットガイドの屈曲状態を示す側断面図である。

[図 11] (A)一 (C)は図 4のガイド駒の設置面の変形例を示す正面図である。

[図 12]本発明を横引き網戸に適用した第 2実施例の全体的構成を示す正面図である。

[図 13]図 12の平断面図である。

[図 14]本発明を横引き網戸に適用した第 3実施例の全体的構成を示す正面図である。

[図 15]同第 4実施例の全体的構成を示す正面図である。

[図 16]同第 5実施例の全体的構成を示す正面図である。

[図 17]同第 6実施例の全体的構成を示す正面図である。

[図 18]同第 7実施例の全体的構成を示す正面図である。

[図 19]同第 8実施例の全体的構成を示す正面図である。

[図 20]本発明をロール式の横引き網戸に適用した第 9実施例の全体的構成を示す正面図である。

[図 21]図 20の平断面図である。

[図 22]本発明をロール式の横引き網戸に適用した第 10実施例の全体的構成を示す正面図である。

[図 23]図 22の平断面図である。

符号の説明

2 網戸枠

4, 31 防虫ネット（スクリーン）

5, 5M, 5N 可動†匡（枠材）

6, 6M, 6N 縦枠部材（枠材）

8 縦枠部材

10 横枠部材

12, 12A, 12B, 12N ネットガイド（スクリーンガイド） 14, 14N, 141 , 142, 143 ガイド駒

14a, 141a, 142a, 143a 底部

14b, 141b, 142b, 143b 立壁部

14c, 141c, 142c, 143c 通孑し

14d 連接面

14f 係合部

15 ガイドレーノレ

16 ワイヤー部材

19a— 19c, 191a 191c, 192a— 192d, 193a— 193d, 194a 194c, 195a — 195b, 196a— 196b, 197a— 197c 張紐

21 中間回転子

141f, 142f 溝

発明を実施するための最良の形態

[0017] 図 1乃至図 3は、本発明に係るスクリーン装置を、建物開口部に装設するアコ一ディオン状の横引き網戸として構成した第 1実施例を示すものである。

上記横引き網戸は、概略的には、網戸枠 2と該網戸枠 2内に横開きにより開閉自在に取り付けられたスクリーンとしての防虫ネット 4と、該ネット 4の一端に取り付けられた開閉操作用の可動框 5とを備えている。上記網戸枠 2は、左右の縦枠部材 6, 8と上部の横枠部材 10とを有し、該網戸枠 2の下部において、上記ネット 4の下端部をガイドするネットガイド (スクリーンガイド） 12を可動框 5の移動に伴って縦枠部材 6から出没するように設けている。

なお、上記図 1及び図 3においては、図を明瞭化するため、可動框 5や縦枠部材 6 , 8の内部構造も実線で示している。一部の図を除き、他図でも同様な描記を行っている。

[0018] 上記ネットガイド 12は、その一端が可動框 5の下端に固定され、可動框 5の移動に伴う上記ネット 4の伸縮に応じて縦枠部材 6の内部に屈曲して出入りし、ネット 4を展張する際には、張設状態にある上記ネット 4の下端に沿って導出されて、それらの端部を保持することにより、ネット 4の下端の風等の外力による揺れを抑止するものである。

[0019] さらに具体的には、上記ネットガイド 12は、図 4乃至図 6に示すように、合成樹脂で形成した多数のガイド駒 14を、可撓性を有する一連のワイヤー部材 16で連結することにより構成している。

上記ネットガイド 12を構成するガイド駒 14は、図 4に明確に示すように、ネット 4の下端に沿う底部 14aと該ネット 4の両外面に沿って立ち上がる一対の立壁部 14bとにより略 U字状に形成したもので、該ガイド駒 14における立壁部 14bの先端部（開口側端部）に沿って、一連のワイヤー部材 16を揷通する通孔 14cを設け、それぞれのガイド駒 14の通孔 14cに上記ワイヤー部材 16を揷通することにより各ガイド駒 14を回転可能に連接しており、当該ネットガイド 12の両端のガイド駒 14の外側端において、ヮィヤー部材 16の端部にそれぞれストッパー部材 18 (図 1参照）を付設することにより、各ガイド駒 14がワイヤー部材 16から抜脱しなレ、ようにしてレ、る。

[0020] そして、これらのガイド駒 14は、該ガイド駒 14における立壁部 14bの端面である連接面 14dを相互に当接させることにより連接しており、したがって、上記ワイヤー部材 16の長さは、連接した多数のガイド駒 14の実長とほぼ同長でよいが、上記ネットガイド 12の屈曲や円滑な動作に必要な分だけ余裕を持たせて、すなわち連接した多数のガイド駒 14の実長よりも若干長く形成するのが望ましい。

各ガイド駒 14の立壁部 14bには、当該ネットガイド 12が屈曲するに際して、隣接するガイド駒 14における立壁部 14bの先端部が当接する微少な切欠部 14eを設けることができ、これにより、上記ワイヤー部材 16に余裕をもたせて隣接するガイド駒 14間に隙間を作らなくとも、上記ネットガイド 12を屈曲させることができる。

[0021] 上記ネットガイド 12を構成するワイヤー部材 16は、屈曲が極めて容易な材質のものとすることもできる力可動框 5の操作力に対抗する緩衝のための作用力を与える程度の反力を示すものとすることもできる。かかる観点から、上記ネットガイド 12におけるワイヤー部材 16は、その材質の選定あるいは太さの調整等により、適度の弾性あるいは可撓性を有するものとする必要がある。

なお、上記ワイヤー部材 16として、ネット 4の開閉操作に供する後述の可動框の平行移動機構を構成する張紐の一部を利用することもできる。 [0022] 上記ネットガイド 12は、前述したように、ネット 4の開閉に伴って網戸枠 2を構成する縦枠部材 6の下端から湾曲させてその内部に出入りさせ、その導出によってネット 4 の下端をガイドさせるものである。ネットガイド 12は、ネット 4が完全に張設された状態でも縦枠部材 6内への揷入側端が該縦枠部材 6内にあるようにし、それによつて、特にネットガイド 12を屈曲させるためのガイドを設けなくても、スムースに縦枠部材 6内に導出入することができるが、必要に応じて、該ネットガイドが屈曲する部分に屈曲のためのガイド面 17を設けることができる。

[0023] 一方、上記スクリーンとしてのネット 4は、交互に逆方向に折り返して多数のプリーツをジグザグ状に施すことにより、アコーディオン状に伸縮自在としたもので、その両端に網戸枠 2の縦枠部材 6及びネット 4の開閉操作に供する可動框 5を取り付け、該可動框 5の操作により開閉するようにしている。上記ネット 4は、スクリーンの一例として示すものであり、本発明は、力、かるネットに限られるものでないことは勿論である。

[0024] 而して、上記ネット 4の一端に取り付けた開閉操作用の可動框 5の操作によるネット 4の開閉操作時においては、上記ネットガイド 12はガイド駒 14における立壁部 14bの先端部で屈曲するため、ネットガイド 12の屈曲時に隣接するガイド駒 14の立壁部 14 bに重なり合う部分がなぐすなわち、従来のネットガイドのように、ガイド駒 14の立壁部 14bに隣接するガイド駒 14の立壁部 14bが収容される逃げ部を設ける必要がなく、したがってネットガイド 12の円滑な湾曲動作、すなわちネット 4の円滑な開閉操作が可能になる。

[0025] 上記ネット 4の一端に取り付けた可動框 5を安定的に平行移動させるため、該可動框 5には平行移動機構を付設している。この平行移動機構は、ここでは、網戸枠 2と可動框 5の間及びネットガイド 12と可動框 5の間に 3本の張紐 19a 19cを張設することにより構成している。

上記第 1の張紐 19aは、可動框 5の上部にその一端を取り付け、可動框 5の上端近傍力ネット 4を水平に貫通させて縦枠部材 6内に導き、そして転向子 20aにより縦枠部材 6内を下方に導いたうえで、該縦枠部材 6の下部に設けた転向子 20bに卷き掛けて該縦枠部材 6内を上方に導き、上記ネットガイド 12における縦枠部材 6内に導出入する側の先端のガイド駒 14に連結している。 [0026] 一方、第 2、第 3の張紐 19b, 19cは、それぞれ上記可動框 5の中央及び下部にその一端を取り付け、それらを水平にネット 4を貫通させて縦枠部材 6内に導き、それぞれ転向子 20c, 20dにより転向させて、該縦枠部材 6内を上方の横枠部材 10内に導き、それらを転向子 20eにより転向させて該横枠部材 10内を縦枠部材 8の上端に導き、そして該縦枠部材 8の上端の転向子 20fに卷き掛けて上記横枠部材 10内を逆方向に折返したうえで、上記可動框 5に連結してレ、る。

[0027] 上述したような張紐 19a— 19cを張設すると、それらによって可動框 5の姿勢が拘束され、該可動框 5の任意位置に開閉操作のための力が加えられても、常にその姿勢を保持したまま開閉駆動される。また、上述した張紐 19a 19cがネット 4の張設部分において水平方向に貫通している部分においては、それらの張紐 19a— 19cがネット 4の弛みを防止し、ネット 4の張設状態を安定化させることができる。

上記各転向子 20a 20fとしては、張紐 19a 19cとの摩擦抵抗が小さい合成樹脂製の摺動部材、あるいはプーリーなどを用いることができる。これは、後述する各実施例においても同様である。

[0028] 上述したネットガイド (スクリーンガイド） 12に代えて、図 7— 10に示すようなガイド駒を連結したネットガイドを用いることもできる。

図 7に示すガイド駒 141は、その底部 141aの両側に立設した立壁部 141bの先端部の外側に、該先端部内の通孔 141c沿って、ワイヤー部材 16を嵌脱する溝 141fが形成されている。一方、図 8に示すガイド駒 142は、その底部 142aの両側に立設した立壁部 142bの先端部の内側に、該先端部内の通孔 142cに沿ってワイヤー部材 16を嵌脱する溝 142fが形成されている。上記溝 141f, 142fは、ワイヤー部材 16にある程度の力を掛けることにより該ワイヤー部材 16を嵌脱できる程度の幅を有するものである。これらのガイド駒 141， 142は、図 4一 6によって説明したガイド駒 14と同様に、それらの通孔 141c, 142cに一連のワイヤー部材 16を揷通してネットガイドを構成させるものである力上記溝 141f， 142fによりガイド駒の組付け、交換等のための着脱を容易にすることができる。

[0029] また、図 9に示すガイド駒 143は、図 10に示すようなネットガイドを構成するもので、隣接するガイド駒 143における底部 143aの両側の立壁部 143bの先端部に設けた一連のワイヤー部材 16を揷通するための通孔 143c間に、略球状のビーズからなる中間回転子 21を介在させるため、該通孔 143cの入口に該中間回転子 21を保持させるための凹窪 143gを設け、図 10の態様で多数のガイド駒 143を連接するようにしている。このガイド駒 143によって構成されるネットガイドは、ガイド駒 143間の屈曲の円滑化を図ることができるものである。

[0030] 上述した各ネットガイドにおけるガイド駒は、建物開口部の床面等との関係において図 11の (A) (C)に示すような設置構造とすることができる。

図 11 (A)のガイド駒 14は、その底部 14aの下面を平面状にして、平らな設置面上を摺動させるようにしたものであり、同図（B)のガイド駒 14は、図 4一 6に示したもので、設置面上に敷設した 2 3ミリ程度の低いガイドレール 15 (図 1 , 3参照）に跨乗させて移動させるために、一対の短脚 14jを両立壁部 14bの下方に突設し、該短脚 14jによりガイドレール 15にガイドされるようにしている。更に、同図（C)のガイド駒 14は、その底部 14aの裏面に相対向する鉤形に形成した係合部 14fを設け、それらの係合部 14fをガイドレール 15の両側の凹溝 15aに嵌め込むことにより、ネットガイドがより安定的にガイドされるようにし、該ネットガイドの浮き上がりを防止するようにしている。なお、該係合部 14fは、ガイド駒の全部または一部に設けることができる。

[0031] また、各ガイド駒 14, 141 , 142, 143における隣接ガイド駒との連接面は、何れも平面状のものとしてそれらを全面的に当接させるようにしている力該連接面は全面的に当接させる必要はなぐそれぞれの両ガイド駒 14, 141 , 142, 143の当接姿勢が一定である範囲内において、部分的に当接させることができる。

[0032] 上述したネットガイドは、図 1乃至図 3に示したような横引き網戸において用い得るばかりでなぐ以下に説明する各種網戸の他、一般のスクリーン装置において用いること力 Sできる。

図 12及び図 13は、ネットガイド 12の一端を、ネット 4の一端を固定した縦枠部材 6 の下端に固定し、可動框 5の移動に伴って該可動框 5の下端からその内部に出入りするようにした横引き網戸の第 2実施例を示してレ、る。ネットガイド 12自体としては、上述したレ、ずれかの構成のものを用いることができる。

この第 2実施例の横引き網戸においては、第 1実施例の平行移動機構と同様な 3本の張紐 191 a— 191 cを用レ、た平行移動機構を備えてレ、る。

上記第 1の張紐 191aは、ネット 4を固定した縦枠部材 6の上部にその一端を取り付け、ネット 4を貫通させて上記可動框 5内に導いたうえで、転向子 201aにより可動框 5 内を下方に導き、該可動框 5の下部に設けた転向子 201bに卷き掛けて該可動框 5 内を再び上方に導き、可動框 5内に導出入する上記ネットガイド 12の先端のガイド駒 14に連結している。

[0033] 一方、第 2、第 3の張紐 191b, 191cは、それぞれ上記縦枠部材 6の中央及び下部にその一端を取り付け、ネット 4を貫通させて上記可動框 5内に導いたうえで、転向子 201c及び転向子 201dによりそれぞれ転向させ、該可動框 5内を上方に導いて、上部の横枠部材 10内に導入し、転向子 201 eにより横枠部材 10内を通して縦枠部材 8 の上端に導き、そして該縦枠部材 8の上部に設けた転向子 201fに卷き掛けて上記横枠部材 10内を逆方向に導いたうえで上記縦枠部材 6内の上端に導入し、そこに連結している。

上述したような張紐 191a— 191 cを張設すると、それらによって可動框 5の姿勢が拘束され、該可動框 5の任意位置に開閉操作のための力が加えられても、常にその姿勢を保持したまま開閉駆動される。

[0034] 図 14に示す横引き網戸の第 3実施例は、ネット 4の両端を取り付けた縦枠部材 6及び可動框 5の双方の下端からそれらの内部にネットガイド 12が出入りするようにしたもので、ネットガイド 12は縦枠部材 6及び可動框 5のいずれにも固定せず、その両端に以下に説明する張紐が連結されている。このような実施例では、ネットガイド 12の全長を長くすることができ、それに伴って、ネット 4の開閉長を長くすることができる。

[0035] また、この横引き網戸においては、上記網戸枠 2及び可動框 5等の間に 4本の張紐 192a 192dを張設することにより可動框の平行移動機構を構成している。

上記第 1の張紐 192aは、上記ネットガイド 12における縦枠部材 6内に出入りする側の先端のガイド駒 14にその一端を取り付け、縦枠部材 6内をその上方に導いたうえで転向子 202aで転向させ、上記網戸枠 2の横枠部材 10内においてネット 4及び可動框 5を貫通させて縦枠部材 8の上端に導き、該縦枠部材 8の上端に設けた転向子 202bに卷き掛けて上記横枠部材 10内を逆方向に導き、上記可動框 5内に導入して、その上端の転向子 202cにより転向させて下方に導き、ネットガイド 12における可動框 5内に出入りする側の端部に連結している。

[0036] 一方、第 2—第 4の張紐 192b— 192dは、それらの一端を上記ネットガイド 12における縦枠部材 6内に出入りする側の端部に固定して、縦枠部材 6内を下方に導き、その下端の転向子 202dに卷き掛けて該縦枠部材 6内を上方に導いたうえで、転向子 2 02e, 202f, 202gによりそれぞれネット 4の上部、中央部及び下部において転向させ、それぞれの部位でネット 4を貫通させて可動框 5内に導入し、さらにそれぞれ転向子 202h， 202Ϊ, 202j (こより該可動框 5の下方 (こ導レヽたう免で、転向子 202k (こよりそれらを該可動框 5内において上方に導き、上記ネットガイド 12における可動框 5内に出入りする側の端部に連結している。

[0037] 図 15に示す横引き網戸の第 4実施例は、上記第 3実施例の構成に加えて、ネット 4 の上下端をガイドする二つのネットガイド 12A， 12Bを備えたもので、これらのネットガイドは、上記第 3実施例の場合と変わるところがないが、平行移動機構は以下に説明するように若干相違している。

[0038] 即ち、この第 4実施例の横引き網戸においては、第 1乃至第 4の 4本の張紐 193a— 193dを張設することにより可動框の平行移動機構を構成している。

上記第 1及び第 2の張紐 193a, 193bは、ネット 4の下端をガイドするネットガイド 12 Bにおける縦枠部材 6内に出入りする側の端部にそれらの一端を取り付けて、それらを該縦枠部材 6内において下方に導き、その下端の転向子 203aに卷き掛けて該縦枠部材 6内を上方に導いたうえで、転向子 203b, 203cによりそれぞれ転向させ、ネット 4の上部及び中央上部において転向させ、それぞれの部位でネット 4を貫通させて可動框 5内に導入し、さらにそれぞれ転向子 203d, 203eにより該可動框 5内を下方に導いたうえで、転向子 203fによりそれらを該可動框 5内において上方に導き、上記ネットガイド 12Bにおける可動框 5内に出入りする側の端部に連結している。

[0039] 上記第 3及び第 4の張紐 193c， 193dは、ネット 4の上端をガイドするネットガイド 12 Aにおける縦枠部材 6内に出入りする側の端部にそれらの一端を取り付けて、それらを該縦枠部材 6内において上方に導き、その上端の転向子 203gに卷き掛けて該縦枠部材 6内を下方に導いたうえで、転向子 203h, 203iによりそれぞれ転向させ、ネット 4の中央下部及び下部において転向させ、それぞれの部位でネット 4を貫通させて可動框 5内に導入し、さらにそれぞれ転向子 203j, 203kにより該可動框 5内を上方に導いたうえで、転向子 203mによりそれらを該可動框 5内において下方に導き、上記ネットガイド 12Aにおける可動框 5内に出入りする側の端部に連結している。

[0040] なお、上記第 3及び第 4実施例のように、縦枠部材 6及び可動框 5の双方の端部からそれらの内部に出入りするネットガイドを設ける場合には、必要に応じて、ネットガイドの端部が縦枠部材 6及び可動框 5から抜け出すのを防止するためのストッパ等を設けることが望まれる。

[0041] 図 16に示す第 5実施例の横引き網戸は、可動框 5の上下端部にそれぞれネットガイド 12A， 12Bの一端を固定し、可動框 5の移動に伴って縦枠部材 6の上下端から該ネットガイド 12A, 12Bがその内部に出入りするように構成している。ネットガイド自体は前記実施例の場合と変わるところがなレ、。

[0042] 図 16に示す横引き網戸においては、上記網戸枠 2及び可動框 5等の間に 3本の張紐 194a— 194cを張設することにより可動框の平行移動機構を構成してレ、る。

上記第 1の張紐 194aは、上記可動框 5の上部にその一端を取り付け、ネット 4を貫通させて縦枠部材 6内に導き、転向子 204aで転向させて縦枠部材 6内を下方に導レ、たうえで、該縦枠部材 6の下部に設けた転向子 204bに卷き掛けて該縦枠部材 6内を上方に導き、ネット 4の下端をガイドするネットガイド 12Bにおける縦枠部材 6内に導出入する側の先端のガイド駒 14に連結している。

[0043] —方、第 2、第 3の張紐 194b, 194cは、それぞれ上記可動框 5の中央及び下部にその一端を取り付け、それらをネット 4に貫通させて縦枠部材 6内に導いたうえで、それぞれ転向子 204c, 204dにより該縦枠部材 6内を上方に導き、さらにそれらを縦枠部材 6の上部に設けた転向子 204eに卷き掛けて該縦枠部材 6内を下方に導き、ネット 4の上端をガイドするネットガイド 12Aにおける縦枠部材 6内に導出入する側の先端のガイド駒 14に連結してレ、る。

[0044] 図 17に示す第 6実施例の横引き網戸は、ネット 4の一端を固定した縦枠部材 6の上下端部にネットガイド 12A， 12Bの一端をそれぞれ固定し、それらの先端を可動框 5 にその上下端から導入し、可動框 5の移動に伴って該可動框 5の内部に出入りするように構成している。

また、この第 6実施例の横引き網戸においては、上記網戸枠 2及び可動框 5等の間に 2本の張紐 195a, 195bを張設することにより、可動框 5の平行移動機構を構成している。

[0045] 上記第 1の張紐 195aは、上記可動框 5の上端からその内部に出入りするネットガイド 12Aの該可動框 5内に導出入する側の先端のガイド駒 14にその一端を取付け、それを下方に導いた後、転向子 205aに卷き掛けて可動框 5の上端に導いたうえで、転向子 205bにより上部の横枠部材 10内を通じて縦枠部材 8内に導き、そこで転向子 2 05cに卷き掛けて上記横枠部材 10内を逆方向に導いたうえで、再び上記可動框 5 内に導入し、転向子 205dで転向させて可動框 5内を下方に導き、該可動框 5の下端に設けた転向子 205eに卷き掛けて、該可動框 5内を上方に導き、それを可動框 5の下端からその内部に出入りするネットガイド 12Bの先端のガイド駒 14に連結している

[0046] 一方、第 2張紐 195bは、上記可動框 5の中央にその一端を取り付け、ネット 4を貫通させて縦枠部材 6内に導いたうえで、転向子 205fにより転向させ、該縦枠部材 6内をその上部に装着した横枠部材 10内に導き、そこに設けた転向子 205gで転向して該横枠部材 10内を通し、上記縦枠部材 8内に導入し、そこで上記転向子 205cに卷き掛けて上記第 1の張紐 195aと共に上記横枠部材 10内を逆方向に導いたうえで、上記可動框 5内に導入し、さらに転向子 205dで転向して可動框 5内を下方に導き、該可動框 5の下端に設けた転向子 205eに卷き掛けて該可動框 5内を上方に導き、可動框 5の下端からその内部に出入りするネットガイド 12Bの先端のガイド駒 14に連結している。

[0047] 図 18に示す第 7実施例の横引き網戸は、建物開口部の一側に固定されるとともに、ネット 4の一端を固定した縦枠部材 6の上端に、ネットガイド 12Aの一端を固定してその先端を可動框 5にその上端から導入し、また、可動框 5の下端に一端を固定したネットガイド 12Bの先端を上記縦枠部材 6内にその下端から導入し、可動框 5の移動に伴って上記可動框 5の上端からその内部にネットガイド 12Aが出入りするとともに、縦枠部材 6の下端からその内部にネットガイド 12Bが出入りするものとして構成している。なお、前記実施例における縦枠部材 8に相当するものは備えていない。

[0048] この第 7実施例の横引き網戸においては、上記網戸枠 2及び可動框 5等の間に 2本の張紐 196a, 196bを張設することにより可動框の平行移動機構を構成している。上記第 1の張紐 196aは、その一端を上記可動框 5の上端からその内部に出入りするネットガイド 12Aの先端のガイド駒 14に取付け、それを可動框 5の上方に導いたうえで、上部に設けた転向子 206aに卷き掛けて該可動框 5内を下方に導き、その下端の転向子 206bにより転向させ、ネット 4の下部を貫通させて縦枠部材 6内に導き、該縦枠部材 6内の下部に固定している。

[0049] 一方、上記第 2の張紐 196bは、その一端を縦枠部材 6の下端からその内部に出入りするネットガイド 12Bの先端のガイド駒 14に取付け、縦枠部材 6内を下方に導き、その下部に設けられた転向子 206cに卷き掛けて再び上方に導き、その上部に設けた転向子 206dで転向させ、ネット 4の上部を貫通させて可動框 5に導き、その上部に固定している。

[0050] 上記第 1一第 7実施例に例示した横引き網戸における可動框の平行移動機構を構成する張紐の繰り回しは、上述したものに限定されるものではなぐまた、ネットガイドを網戸枠のいずれの枠材に導出入させるか等は、横引き網戸の構造により適宜変更すること力 Sできるものである。

例えば、図 19に例示した第 8実施例の横引き網戸は、図 1に示す第 1実施例の横引き網戸と比べてネットガイド 12の配置は同様であるが、平行移動機構を構成する張紐の繰り回しにぉレ、て相違してレ、る。

[0051] この第 8実施例の横引き網戸においては、可動框 5の平行移動機構を構成する 3 本の張紐 197a— 197cを張設している。

第 1の張紐 197aは、上記可動框 5の上部にその一端を取り付け、ネット 4を貫通させて縦枠部材 6内に導き、転向子 207aで転向させて縦枠部材 6内を下方に導いたうえで、該縦枠部材 6の下部で転向子 207bに卷き掛けて該縦枠部材 6内を上方に導き、上記ネットガイド 12における縦枠部材 6内に導出入する側の先端のガイド駒 14に連結している。この第 1の張紐 197aの繰り回しは、第 1実施例の第 1の張紐 19aの場合と同様である。 [0052] また、第 2、第 3の張紐 197b, 197cは、縦枠部材 8の上部にそれら 2本の一端を取り付け、それらを可動框 5の上端に導き、この上端で転向子 207cにより転向させて可動框 5内を下方に導き、そして、一方の第 2張紐 197bは、可動框 5の中央で転向子 2 07dにより転向させ、もう一方の第 3張紐 197cは、可動框 5の下部で転向子 207eにより転向させ、それぞれネット 4を貫通させて、縦枠部材 6内に導き、該縦枠部材 6に固定している。

このように、平行移動機構を構成する張紐は、可動框 5の姿勢を保持し、あるいは、該可動框 5を安定的に平行移動させることができれば、任意の繰り回しで張設することができる。

[0053] 上述したように、アコーディオン状に伸展自在としたネット 4を備えた横引き網戸の実施例におけるネットガイドの各種使用態様にっレ、て説明したが、本発明のスクリーン装置は、上述したアコーディオン状に伸展自在のネット 4を用いる場合に限定されるものではなぐ更に横引き網戸に限定されるものでもなぐ面状に展開した部材を折り畳み、卷き取り、重積等によりまとめて収納できるようにした各種面部材を用いたスクリーン装置を対象とするものである。

[0054] 例えば、本発明のスクリーン装置は、図 20及び図 21に示すスクリーン装置、あるいは図 22及び図 23に示すスクリーン装置のように、卷取軸 30に卷いた可撓性の遮光スクリーン、その他の各種シート、防虫ネット等のスクリーン 31を用いたスクリーン装置に適用することができる。

[0055] 図 20及び図 21に示す第 9実施例は、内部に設けたスプリングの付勢力でスクリーン 31を卷き取る卷取軸 30を、可動框 5M内に回転可能に収容して、該スクリーン 31 の他端を縦枠部材 6Mに固定し、該可動框 5Mをその上端に設けたローラ 5aで上部の横枠部材 10に吊下し、可動框 5Mの下端に一端を固定したスクリーンガイド 12M を、縦枠部材 6Mにその下端から導出入するようにしている。なお、スクリーンガイド 1 2Mは、図 4一図 11において示したものと実質的に同じ構造を有するものとすることができるが、この実施例の場合には図示のようにガイド駒 14Mを細巾としている。

[0056] また、図 22及び図 23に示す第 10実施例では、上記第 9実施例と同様の卷取軸 30 を縦枠部材 6Nに収容し、スクリーン 31の他端を可動框 5Nに固定して、該可動框 5 Nを同様にローラ 5aで横枠部材 10に吊下している。そして、縦枠部材 6Nの下端に一端を固定したスクリーンガイド 12Nを、可動框 5Nにその下端から導出入するように構成している。ガイド駒 14Nは、実質的に上記第 9実施例のガイド駒 14Mと変わるところがない。

なお、本発明のスクリーン装置、特に上記第 9及び第 10実施例のスクリーン装置は、上記実施例として示した横引きのものに限らず、縦引きのスクリーン装置にも適用すること力 Sできる。

Claims

請求の範囲

[1] 張設可能なスクリーンを開閉自在とし、上記スクリーンの開閉に応じて、該スクリーンの開閉方向両端に取り付けた枠材の少なくとも一方からその内部に屈曲して出入りし、張設状態にある上記スクリーンの端部に沿って導出されてその端部をガイドするスクリーンガイドを備えたスクリーン装置において、

上記スクリーンガイドが、上記スクリーンの端部に沿う底部と該スクリーンの外側面に沿う立壁部とにより略 U字状に形成した合成樹脂製の多数のガイド駒を備え、上記ガイド駒における立壁部の先端部に沿って通孔を形成するとともに、該通孔に一連のヮィャ一部材が揷通され、それによつて該ガイド駒の連接面における立壁部の先端部が相互に回転可能に連接され、該スクリーンガイドが上記スクリーンの端部に沿って導出されたとき、隣接するガイド駒の連接面の全部または一部が相互に当接するものとして構成されている、

ことを特徴とするスクリーン装置。

[2] 上記立壁部の通孔に沿ってワイヤー部材を嵌脱する溝を設けたことを特徴とする請求項 1に記載のスクリーン装置。

[3] 隣接する上記ガイド駒のワイヤー部材を揷通する通孔間に中間回転子を介在させたことを特徴とする請求項 1に記載のスクリーン装置。

[4] 上記ガイド駒の全部または一部に、それらが摺動する摺動面に設けたガイドレールに摺動可能に係合する係合部を設けたことを特徴とする請求項 1一 3のいずれかに記載のスクリーン装置。

[5] 上記スクリーンが、交互に逆方向に折り返すことによりアコーディオン状に伸縮自在に形成されてレ、ることを特徴とする請求項 1に記載のスクリーン装置。

[6] 上記スクリーンガイドが、上記スクリーンの開閉方向両端に取付けた枠材の双方からその内部に出入りする構成であることを特徴とする請求項 5に記載のスクリーン装置。

[7] 上記スクリーン力 S、ロールに卷かれる可撓性のシート状部材であることを特徴とする請求項 1に記載のスクリーン装置。

[8] 上記スクリーンが、横引きにより開閉自在となっていることを特徴とする請求項 5— 7 のレ、ずれかに記載のスクリーン装置。

[9] 上記スクリーンを横引きにより開閉自在に設けるとともに、該スクリーンの上下両側端にスクリーンガイドを設けたことを特徴とする請求項 5— 7のいずれかに記載のスクリーン装置。

[10] 上記スクリーンが横引きにより開閉自在で、該スクリーンの開閉操作に供する可動の枠材を平行移動させるための張紐の一端を上記スクリーンガイドに連結し、該スクリーンガイドと該張紐とにより上記枠材の平行移動機構を構成させたことを特徴とする請求項 5に記載のスクリーン装置。

[11] 上記スクリーンが防虫ネットであることを特徴とする請求項 5 7のいずれかに記載のスクリーン装置。