JP4084327B2 - スクリーン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、防塵、遮光、断熱、防虫等を目的として、建物の開口に装着するためのスクリーン装置に関するものである。
建物の開口において、互いに平行を成す一対の枠部材間に防虫ネット等から成るスクリーンを保持させ、これら一対の枠部材のうち少なくとも一方をスライド可能とすることにより、上記スクリーンを拡張及び収縮させることができるように構成したスクリーン装置であって、上記スクリーンの拡張に伴って、上記枠部材内部からスクリーンの両端縁部に沿って導出されると共に、該スクリーンの収縮に伴って、該枠部材内部へと収容される湾曲可能な一対のスライド枠を備えたものが、特許文献1等において既に知られている。
ところで、上記特許文献1等に記載された従来のスクリーン装置においては、上記一対の枠部材の平行を維持するため、上記一対のスライド枠を収容する枠部材内部で、該スライド枠の端部同士が、ループ状のワイヤー部材によって互いに連結されている。そして、上記枠部材におけるスクリーンの取付側とは反対側の端面には、着脱自在な蓋によって開閉される開口部が形成されており、上記一対のスライド枠の端部に固定されたワイヤー部材の調整作業等を、上記開口部を通じて実施することができるようになっている。
ところが、このような従来のスクリーン装置においては、上記開口部が、上記枠部材におけるスクリーンの取付側とは反対側の端面に形成されていることから、特に、建物の開口に対してスクリーン装置を装着した後に、上記開口部を通じて、上記枠部材内部におけるメンテナンス作業やその他の各種作業を実施しようとすると、該枠部材がスライド可能な場合には、該枠部材と、それと平行を成す建物の開口枠との間に形成される狭い空間からの無理な姿勢での作業を強いられることとなり、また、該枠部材が建物の開口枠に固定されている場合には、該枠部材を上記建物の開口枠から一旦取り外す必要性があるため、作業性に劣るという問題点があった。
特開2001−73655号公報
本発明は、このような問題点を解決するために為されたもので、その課題は、建物の開口に装着された状態であっても、スライド枠を収容する枠部材内部におけるメンテナンス作業やその他の各種作業を、無理な姿勢を強いられることなく容易に実施することができる、作業性に優れたスクリーン装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るスクリーン装置は、建物の開口において互いに平行に配置され、少なくとも一方がスライド可能な一対の枠部材と、これら一対の枠部材間に、該枠部材のスライドにより拡張及び収縮可能に保持されたスクリーンと、長尺かつ湾曲可能に形成され、上記スクリーンの収縮に伴って、上記枠部材の軸方向端部に設けられた入出口から湾曲してその内部に該軸に沿って収容され、上記スクリーンの拡張に伴って、上記入出口から該スクリーンにおける上記枠部材の軸と直角を成す両端縁部に沿って直線的に導出される一対のスライド枠と、上記一対の枠部材の平行を維持するために、該スライド枠に固定して架設されたワイヤー部材とを有して成るスクリーン装置であって、上記スライド枠を収容する枠部材におけるスクリーン装置の開口面側に位置する側壁には、該枠部材の内部に通じる開閉可能な開口部が形成されており、該枠部材の内部において、上記ワイヤー部材が上記スライド枠の端部における上記側壁側の側面に固定されていることを特徴としている。ここで、上記開口部は、少なくとも上記ワイヤー部材を固定したスライド枠の端部が往復動する範囲に形成されていることが望ましい。
具体的には、上記スライド枠を収容する枠部材は、その内部における該スライド枠よりも上記側壁側に、上記ワイヤー部材を折り返すための折返し部を備えており、上記開口部が、上記側壁における該折返し部の位置と上記ワイヤー部材を固定したスライド枠の端部が往復動する範囲とを含む部分に形成されている。そして、上記ワイヤー部材はネジによって着脱可能に固定されていて、該ワイヤー部材の固定位置を調整することにより、該ワイヤー部材の張力を調節することができるようになっている。ここで、上記スライド枠を収容する枠部材の内部における該スライド枠よりも上記側壁側において、上記ワイヤー部材がループを形成して上記一対のスライド枠の端部同士を連結するようにしても良い。このとき、上記ワイヤー部材が互いに交差することなく上記ループを形成していることが望ましい。さらに、上記一対の枠部材のうち一方の枠部材が、建物の開口枠に固定されていても良い。
また、上記スクリーン装置においては、上記スライド枠が、上記ワイヤー部材が固定された端部駒と、拡張された上記スクリーンの端縁部をガイドする長尺で湾曲可能なガイド部とから構成されており、上記端部駒と上記ガイド部の端部とが上記開口部を通じて着脱可能に連結されている。ここで、上記端部駒とガイド部の端部とは、それらの凹凸嵌合部分に上記側壁側からネジを貫通させることにより連結されている。そして、上記ガイド部は、複数個のガイド駒に一対の可撓性の連結ワイヤーを貫通させて、それらを互いに連結することにより形成されている。さらに、上記スライド枠を収容する枠部材の内部には、その軸に沿ってスライドレールが形成されていて、上記スライド枠の端部駒が、該スライドレールに摺動自在に係合されている。
また、上記スクリーン装置においては、上記一対の枠部材のうち一方の枠部材の軸方向両端部に上記入出口がそれぞれ設けられていて、この一方の枠部材の内部において、上記一対のスライド枠の一端部に上記ワイヤー部材がそれぞれ固定されており、他方の枠部材の軸方向両端部に上記一対のスライド枠の他端部がそれぞれ固定されている。そして、上記枠部材の軸と平行を成し上記端縁部と直交するスクリーンの一端を、上記一対のスライド枠を収容する一方の枠部材に係止させると共に、該スクリーンの他端を、他方の枠部材内に回動可能に支持された該スクリーンを捲回するための巻取り軸に係止させることにより、該スクリーンをこれら一対の枠部材間に保持させることができる。このとき、該スクリーンには、その上記両端縁部に沿って係合片が設けられていて、上記スライド枠における該スクリーンの端縁部側の面には、上記係合片を係合させるための係合溝が、該スライド枠の軸に沿って開口されていることが望ましい。
また、上記スクリーン装置においては、上記スクリーンを、折返しによる多数の襞を備えたプリーツ状に形成し、上記枠部材の軸と平行を成し上記端縁部と直交するスクリーンの一端及び他端を、上記一対の枠部材にそれぞれ係止させることにより、該スクリーンをこれら一対の枠部材間に保持させることも可能である。このとき、上記スライド枠が、対向する一対の側板とこれら側板を中間位置で連結する連結板とを有していて、これら一対の側板と連結板とによって、該スライド枠における上記スクリーンの端縁部側の面に、該スクリーンの端縁部をガイドするための断面略コ字状のガイド凹部が、該スライド枠の軸に沿って開口されていることが望ましい。
また、上記スクリーン装置においては、上記スライド枠における上記スクリーンの端縁部とは反対側の面に、係合凹部が該スライド枠の軸に沿って開口されていて、該係合凹部を、建物の開口枠上に凸設されたガイドレール、または、上記枠部材の入出口から突設されたガイドプレートに係合させるように構成されており、上記ガイドプレートにおける上記スライド枠側に位置する面には、該ガイドプレートの厚さを先端に向かって薄くする傾斜部が設けられている。そして、上記枠部材の各入出口近傍には、上記ガイドプレートを着脱可能に取り付けるための取付部がそれぞれ設けられおり、上記スクリーン装置が横引き式であって、装着する建物の開口の下枠のみに上記ガイドレールが凸設されている場合には、これら取付部のうち、建物の開口への装着時にその上枠側に配置される取付部に、上記ガイドプレートが取り付けられるようになっている。
本発明によれば、建物の開口に装着された状態であっても、スライド枠を収容する枠部材内部におけるメンテナンス作業やその他の各種作業を、該枠部材におけるスクリーン装置の開口面側の側壁に形成された開閉可能な開口部を通じて、無理な姿勢を強いられることなく容易に実施することができる、作業性に優れたスクリーン装置を提供することができる。
以下に、図面を参照して本発明に係るスクリーン装置の実施例について詳述する。ただし、以下の実施例においては、本発明に係るスクリーン装置を横引き式の防虫網戸として使用した場合について示すが、該スクリーン装置は、横引き式に限られることなく縦引き式としても使用することが可能であり、また、その用途についても、防虫に限られることなく、遮光、目隠しまたは断熱等を目的とするものであっても良い。
図1(a)〜図3(c)は本発明に係るスクリーン装置の第1実施例を示している。当該スクリーン装置は、窓や出入口等、互いに対向する一対の縦枠2,3と上下枠4,5とから成る開口枠によって囲まれた建物の開口1に装着して、該開口1を開閉するためのもので、上記対向する開口枠間において、互いに平行に配置され、かつ少なくとも一方が往復スライド可能に設けられる第1枠部材10及び第2枠部材20と、これら一対の枠部材10,20間に、上記枠部材の往復スライドにより拡張及び収縮可能に保持された防虫ネットから成るスクリーン30と、スクリーン30の拡張時には、各枠部材10,20の軸と直角を成す上記スクリーン30の両端縁部に沿って配置され、該スクリーン30の収縮時には、上記第1枠部材10の内部11へと収容される一対のスライド枠40a,40b(第1スライド枠40a,第2スライド枠40b)とを有している。
なお、図1(a),(b)は、当該スクリーン装置を横引き式の網戸装置として建物の開口1に装着した例を示しており、この例においては、第1枠部材10が上記開口1の縦枠2に固定され、第2枠部材20が該第1枠部材10と縦枠3との間で往復スライド可能となっている。そこで、以下においては、当該第1実施例の説明を、便宜上、この図1(a),(b)の装着例に基づいて行うこととする。
上記第1枠部材10は長尺かつ中空に形成されていて、その軸方向両端部におけるスクリーン30側の第4側壁16には、該枠部材10の内部11へと通じる一対の入出口12a,12b(第1入出口12a,第2入出口12b)がそれぞれ開設されいる。一方、上記第2枠部材20も長尺かつ中空に形成されていて、その内部には、スクリーン30を捲回するための巻取り軸21が該枠部材20の軸廻りに回動可能に支持されている。そして、スクリーン30における各枠部材10,20の軸と平行を成す一端(上記両端縁部と直交する一端)が、上記第1枠部材10の第4側壁16の外面に設けられた係止部16aに係止され、その反対側の他端が、上記巻取り軸21に係止されている。
なお、上記巻取り軸21には、図示しないコイルスプリングによる自動巻取り機構が内蔵されていて、上記スクリーン30が第2枠部材20のスライドにより繰り出された際に該コイルスプリングに戻りの回転付勢力が蓄積されるようになっており、その回転付勢力が蓄積されたコイルスプリングを駆動源として、上記スクリーン30を該巻取り軸21に巻き取ることができるようになっている。
上記スライド枠40a,40bは、長尺かつ湾曲可能に形成されていて、上記スクリーン30の両端縁部を両面側から支持することによって、スクリーン装置の開閉時すなわち第2枠部材20のスライド時においては、スクリーン30の上記両端縁部をガイドし、スクリーン30が拡張された状態においては、風等によるスクリーン30の面方向への揺れを抑制する働き等を有している。また、該スライド枠40a,40bは、スクリーン30の上記両端縁部の方向にのみ凹状に湾曲可能に形成されており、特に上記第2枠部材20のスライド時に、後述するワイヤー部材50と協働して、該第2枠部材20と上記第1枠部材10との平行状態を維持する働きをも有している。
そして、これら一対のスライド枠40a,40bはそれぞれ、一端が自由端として上記入出口12a,12bを通じて第1枠部材10の内部11に配置されていると共に、他端が上記第2枠部材20の軸方向両端部におけるスクリーン30側の側壁に固定されていて、該第2枠部材20の往復スライドにより、上記入出口12a,12bを通じて第1枠部材10の内部11と上記スクリーン3の両端縁部との間で出没可能となっている。すなわち、これら一対のスライド枠40a,40bはそれぞれ、スクリーン30の上記巻取り軸21への巻き取りに伴う収縮時には、上記入出口12a,12bから湾曲して第1枠部材10の内部11に該枠部材10の軸に沿って収容され、逆に、スクリーン30の上記巻取り軸21からの繰り出しに伴う拡張時には、該第1枠部材10の内部11から入出口12a,12bを通じて、スクリーン30の上記両端縁部に沿って直線的に導出されるようになっている。
ところで、上記第1枠部材10においては、スクリーン30の面側(スクリーン装置の開口面側)に対向配置された一対の側壁のうち一方の側壁(以下、「第1側壁13」)に、蓋部13aによって開閉可能で該枠部材10の内部11へと通じる開口部13bが形成されている。上記蓋部13aは開口部13bに対して着脱可能に係止されている。そのため、スクリーン装置を建物の開口1に装着した状態でも、該スクリーン装置における上記第1側壁13が配置された開口面側から、蓋部13aを取り外し、開口部13bを通じて第1枠部材10の内部11へと容易にアクセスすることができるようになっている。しかも、スクリーン装置の開口面側には、作業空間を制限する上記開口枠が無いため、第1枠部材10の内部11にアクセスして、該内部11におけるメンテナンス作業やその他の各種作業を実施するにあたって、無理な姿勢を強いられることもない。
また、当該スクリーン装置には、上記一対のスライド枠40a,40bの動作を、第1枠部材10に対する収容時及び該枠部材10からの導出時に互いに同期させることにより、上記第2枠部材20と上記第1枠部材10との平行状態を維持するワイヤー部材50が、上記一対のスライド枠40a,40bの自由端にそれぞれ固定されて架設されている。該ワイヤー部材50は、可撓性を有する組み紐等から成っていて、第1枠部材10の内部11で、上記一対のスライド枠40a,40bの各自由端における上記第1側壁13側の側面上に、固定部材53により着脱可能に固定され、同時に、その固定位置をスライド枠40a,40bの軸方向に調整することにより、ワイヤー部材50の張力を調節することができるようになっている。したがって、スクリーン装置を建物の開口1に装着した状態でも、スクリーン装置の上記開口面側から上記開口部13bを通じて、ワイヤー部材50を一対のスライド枠40a,40bに対して着脱することができると共に、架設されたワイヤー部材50の張力をも調節することができる。
具体的に説明すると、上記第1枠部材10は、スクリーン30の面方向に位置して対向する第1側壁13,第2側壁14と、スクリーン30の開閉方向に位置して対向する第3側壁15,第4側壁16とによって中空に形成されており、第3側壁15が建物の開口枠に対して固定されるようになっている。そして、その上記スクリーン30側に配置された第4側壁16の内面の略中央位置には、該枠部材10の軸に沿って、上記スライド枠40a,40bの自由端を摺動自在に係合させるためのスライドレール16bが設けられている。また、上記第1枠部材10の内部11におけるスライド枠40よりも第1側壁13側には、上記ワイヤー部材50を折り返すための一対の折返し部17a,17b(第1折返し部17a,第2折返し部17b)が、該枠部材10の軸方向おける対称位置にそれぞれ配設されており、これら一対の折返し部17a、17b間に、上記一対のスライド枠40a,40bの自由端が配置されている。そして、上記第2枠部材20の往復スライドに伴って、該一対のスライド枠40a,40bの各自由端が、これら折返し部17a、17b間において互いに逆方向に往復動するようになっている。なお、上記一対の折返し部17a,17bには、スクリーン30の開閉方向に折返し穴17cがそれぞれ貫設されており、該折返し穴17cに上記ワイヤー部材50が挿通されて逆方向に折り返されている(図3(c)参照)。
さらに、上記一対の折返し部17a,17bは、上記開口部13bの両端部にそれぞれ配設されている。換言すると、上記開口部13bは、第1側壁13における、上記一対の折返し部17a,17bが配設された位置とスライド枠40a,40bの自由端が往復動する範囲とを含む部分、すなわち、これら折返し部17a、17b間に開設されている。したがって、該開口部13bを通じて上記ワイヤー部材50を、上記一対のスライド枠40a,40bの各自由端に対して着脱することができるばかりでなく、これら一対の折返し部17a,17bに対して架け外しすることもできるようになっている。
上記ワイヤー部材50は、2本のワイヤー片50a,50b(第1ワイヤー片50a,第2ワイヤー片50b)から成っていて、これらワイヤー片51a、50bをそれぞれ上記一対の折返し部17a,17bで折り返すと共に、それらの両端をそれぞれ上記一対のスライド枠40a,40bの各自由端に固定することにより、1つの閉じたループが形成されている。すなわち、上記第1ワイヤー片50aは、その一端を第1スライド枠40aの自由端における上記第1側壁13側の側面に固定されて、その側面上を上記第1スライド枠40aの軸に沿って第1折返し部17aへと導かれ、そして、該第1折返し部17aの折返し穴17cに挿通されて逆方向に折り返され、さらに、その他端を第2スライド枠40bの自由端における上記第1側壁13側の側面に固定されており、その一方で、上記第2ワイヤー片50bは、その一端を第2スライド枠40bの自由端における上記第1側壁13側の側面に固定されて、その側面上を上記第2スライド枠40bの軸に沿って第2折返し部17bへと導かれ、そして、該第2折返し部17bの折返し穴17cに挿通されて逆方向に折り返され、さらに、その他端を第1スライド枠40aの自由端における上記第1側壁13側の側面に固定されている。そうすることにより、ワイヤー部材50が、第1枠部材10の内部11におけるスライド枠40a,40bよりも第1側壁13側の空間において、互いに交差することなく、一対のスライド枠40a,40bの自由端同士を互いに連結するループを形成している。なお、上記ワイヤー片50a,50bの両端には、穴付きの端子52がそれぞれ取り付けられていて、該端子52の穴に上記固定部材としてのネジ53を貫通させることにより、該ワイヤー片50a,50bの両端が、上記スライド枠40a,40bの各自由端にそれぞれ固定されている。
上記スライド枠40a,40bは、複数個のガイド駒42を可撓性の連結ワイヤー45で連結して成る長尺で湾曲可能なガイド部41と、該ガイド部41の一端に連結されて、該スライド枠40a,40bの上記自由端を形成する端部駒43とから構成されており、これらガイド部41と端部駒43とは、連結部材46により第1側壁13側から上記開口部13bを通じて着脱可能に連結されている。ここで、上記ガイド駒42及び上記端部駒43は樹脂によって一体成型されたものであり、上記連結ワイヤー45は、金属細線を撚ることにより形成されている。また、ガイド部41の一端と端部駒43とは、それらの凹凸嵌合部44に、上記第1側壁13側から上記連結部材としてのネジ46を貫通させることにより連結されていて、第1側壁13の開口部13bを通じてネジ46を操作することにより、互いに着脱することができるようになっている。そのため、図3(a)〜(c)に示すように、スクリーン装置の上記開口面側から第1枠部材10の開口部13bを通じて、第2枠部材20とスクリーン30とスライド枠40a,40bのガイド部41とから成るスクリーンユニットを、該第1枠部材10に対して着脱することが可能となっており、スクリーン30の交換等のメンテナンス作業を、スクリーン装置全体を建物の開口1から取り外すことなく実施することができるようになっている。
上記ガイド駒42における上記スクリーン30の端縁部側に配置される面には、スライド枠40a,40bの軸に沿ってスリット状の係合溝42aが開口されていて、その溝幅は、その開口側よりもその奥側で広がっている。一方、スクリーン30には、上記係合溝42aの開口側の幅よりも幅広に形成された係合片31が、上記両端縁部に沿って取り付けられいる。そして、巻取り軸21から繰り出されたスクリーン30の上記係合片31が、第1枠部材10から導出されたスライド枠40a,40bの係合溝42aに対し、その開口方向には係止されて抜脱不可能に、かつスライド枠40a,40bの軸方向には摺動自在に係合することにより、上記スクリーン30の端縁部が、その両面側から係合溝42aによって支持されるようになっている(図9(b)参照)。
また、上記ガイド駒42には、上記係合溝42aの両側に、該係合溝42aに沿って一対の連結穴が貫設されていて、該連結穴に上記連結ワイヤー45をそれぞれ挿通して複数個のガイド駒42を互いに連結することにより、上記スライド枠40a,40bのガイド部41が形成されている。このとき、これら複数個のガイド駒42は、スライド枠40a,40bがスクリーン30の両端縁部に沿って直線状に導出された状態において、それらの端面同士が互いに隙間なく当接するように連結されている。そのため、上記スクリーン30の端縁部側への凸状の湾曲が、隣接するガイド駒42間における端面同士の当接によって可及的に防止され、その結果、スライド枠40a,40bのガイド部41が、スクリーン30の端縁部側にのみ凹状に湾曲可能となっている。
さらに、上記ガイド駒42における上記スクリーン30の端縁部とは反対側(建物の開口枠側)に配置される面には、係合凹部42bが該スライド枠40a,40bの軸に沿って開口されていて、該係合凹部42bを、建物の開口枠上にスクリーン30の開閉方向に沿って凸設されたガイドレール5a、または、上記第1枠部材10の入出口12a,12bから上記スクリーン30の端縁部に沿って着脱可能に突設された後述するガイドプレート18(図9(a)〜(c)参照)に対して摺動自在に係合させるようになっている。
なお、図1(a),(b)においては、建物の開口1の下枠5上に上記ガイドレール5aが凸設されていて、スクリーン30の下側の端縁部をガイドする第1スライド枠40aの係合凹部42bが、該ガイドレール5aに摺動自在に係合するようになっている。また、上記開口1の上枠4上には、断面略コ字状のガイド枠4aが下方に開いて固定されていて、スクリーン装置の上部が該ガイド枠4a内に収容されている。
したがって、防虫ネットとしてのスクリーン30を巻取り軸21から繰り出して建物の開口1を閉じた状態においては、上記スクリーン30の下側の端縁部に取り付けられた係合片31が、上記第1スライド枠40aの係合溝42aに係合すると共に、該第1スライド枠40aの係合凹部42bが、下枠5上のガイドレール5aに係合して、該スクリーン30の下側の端縁部と開口1の下枠5との間に隙間が形成されないようになっているため、そこから室内へ蚊や蠅等の虫が侵入するのを防ぐことができる。しかも、上記スクリーン30を巻取り軸21に巻き取って建物の開口1を開いた状態においては、第1スライド枠40aが、第1枠部材10内に収容されて開口1の下枠5上に残らないため、開口1を通って室内に出入りする際の障害になることもない。なお、上記ガイドレール5aは、開口1の下枠5上のみならず、上枠4上にも凸設されていても良い。
一方、上記端部駒43には、第1枠部材10の内部11に設けられた上記スライドレール16bに対して摺動自在に係合させるための一対の足部43aが対向配置されていて、スライドレール16bが両側からこれら一対の足部43aによって挟持されている。また、該端部駒43における上記第1側壁13側の側面には、上記各ワイヤー片50a,50bの両端に取り付けられた端子52を上記ネジ53で位置調整不可能かつ着脱可能に固定するための固定用穴43bと、該端子52をネジ53で位置調整可能かつ着脱可能に固定するための調整用長穴43cとが、該端部駒43の軸方向に並べて開設されていて、各ワイヤー片50a,50bの両端子52,52が、各端部駒43,43の固定用穴43b及び調整用長穴43cにそれぞれ固定されている。そのため、上記開口部13bを通じてネジ53を操作することにより、上記調整用長穴43cに固定された端子52の固定位置を端部駒43の軸方向に調整して、該端子52が取り付けられたワイヤー片51の張力を調節したり、ワイヤー片50a,50bを各端部駒43,43に対して着脱したりすることができるようになっている。
なお、本第1実施例においては、一対のスライド枠40a,40bが収容される第1枠部材10を建物の開口枠に固定し、スクリーン30を捲回するための巻取り軸21が内蔵された第2枠部材20をスライド可能としたが、逆に、第1枠部材10をスライド可能とし、第2枠部材20を建物の開口枠に固定することも可能である。また、特に横引き式として使用する場合には、これら双方の枠部材10,20をスライド可能としても良い。
図4は、本発明に係る上記第1実施例の他の形態を示しており、図1(a)におけるD−D断面を示している。本形態では、上記第1枠部材10の内部11において、スライド枠40a,40bの端部駒43をそれぞれ摺動自在に係合させるための上記スライドレール16bが、第4側壁16の内面における上記第2側壁14側に偏倚させた位置に配置されている。そして、スライド枠40a,40b及びスクリーン30も同様に、上記第2側壁14側に偏倚させた位置に配置されおり、その結果、第1枠部材10の内部11において、スライド枠40a,40bよりも第1側壁13側に、上記第1実施例よりも大きな空間が確保されている。そのため、該第1枠部材10には、断面略L字状の蓋部13aが、第1側壁13から第4側壁16の一部にわたって形成されており、また、第3側壁15を、その内面における上記スライド枠40a,40bより第1側壁13側の位置で、ネジ18等の固定部材により、建物の開口枠(図4では縦枠2)に対して固定することができるようになっている。したがって、該蓋部13aを該枠部材10本体から取り外すことにより、開口部13bが第1側壁13から第4側壁16の一部にわたって形成され、その開口部13bを通じて、第1側壁13側からばかりでなく第4側壁16側からも、該枠部材10の内部11にアクセスして、スライド枠40a,40bに対するワイヤー部材50の着脱作業や、建物の開口枠に対する第1枠部材10の着脱作業等を実施することができるようになっている。
図5(a)〜図6(b)は、本発明に係るスクリーン装置の第2実施例を示している。ただし、ここでは、上記第1実施例に係るスクリーン装置とは異なる構成部分及びその作用効果について説明することとし、その他の共通する構成部分及びそれによる作用効果については、重複を避けるために同じ符号を付して説明を省略する。また、図5(a),(b)は、当該スクリーン装置を横引き式の網戸装置として建物の開口1に装着した例を示しており、この例においては、第1枠部材10が上記開口1の縦枠2に固定され、第2枠部材20が該第1枠部材10と縦枠3との間で往復スライド可能となっている。そこで、以下においては、当該第2実施例の説明を、便宜上、この図5(a),(b)の装着例に基づいて行うこととする。
本第2実施例において、スクリーン30は、一枚の防虫ネットを交互に折り返すことにより多数の襞が形成されたプリーツ状となっており、その上記各枠部材10,20の軸と平行を成す一端(スクリーン30における上記端縁部と直交する一端)が、第1枠部材10の第4側壁16に設けられた係止部16aに係止され、その反対側の他端が、第2枠部材20の上記第4側壁16と対向する側壁に設けられた係止部22に係止されている。そして、これら枠部材10,20にそれぞれ設けられた上記各係止部16a,22には、第2枠部材20を第1枠部材方向へとスライドさせて、建物の開口1を開いた際に、それに伴って収縮したプリーツ状のスクリーン30を収容するための収容部16c,23がそれぞれ設けられている。
また、本第2実施例においては、ガイド駒42が、一対の側板42cと、それらを中間位置で互いに連結する連結板42dとから構成されており、樹脂により一体成型されている。そして、該一対の側板42cには、その上記スクリーン30側に配置される各端部に沿って、上記連結ワイヤー45を挿通するための連結穴がそれぞれ貫設されていて、該連結穴に上記連結ワイヤー45をそれぞれ挿通して複数個のガイド駒42を互いに連結することにより、上記スライド枠40のガイド部41が形成されている。そのため、上記ガイド部41におけるスクリーン30側に配置される面には、断面略コ字状のガイド凹部42eが、その軸に沿って開口され、該ガイド部41におけるスクリーン30とは反対側(建物の開口枠側)に配置される面には、係合凹部42bが、同じくその軸に沿って開口されている。そして、上記第2枠部材20のスライドによりスクリーン30が拡張された際に、上記ガイド凹部42e内で、スクリーン30の端縁部が、その両面側から上記一対の側板42cによってガイドされるようになっている。
なお、本第2実施例においても、一対のスライド枠40a,40bが収容される第1枠部材10をスライド可能として、第2枠部材20を建物の開口枠に固定することが可能であり、また、特に横引き式として使用する場合には、これら双方の枠部材10,20をスライド可能としても良い。さらに、本第2実施例においては、第1枠部材10に上記一対のスライド枠40a,40bの双方を収容するようにしているが、第2枠部材20を第1枠部材10と同様に構成して、一対のスライド枠40a,40bの両端を自由端とすることにより、これらスライド枠40a,40bが、第1枠部材10及び第2枠部材20の双方に収容されるようにしても良く、また、一方のスライド枠の一端を第1枠部材10に固定すると共に、その他端を自由端として、該一方のスライド枠が第2枠部材20内に収容されるようにする一方で、他方のスライド枠の一端を第2枠部材20に固定すると共に、その他端を自由端として、該他方のスライド枠が第1枠部材10内に収容されるようにしても良い。
図7(a),(b)は、本発明に係るスクリーン装置の第3実施例を示している。ただし、ここでも、上記各実施例に係るスクリーン装置とは異なる構成部分及びその作用効果について説明することとし、その他の共通する構成部分及びそれによる作用効果については、重複を避けるために同じ符号を付して説明を省略する。
本第3実施例では、図4に示した第1実施例の他の形態と同様に、スライド枠40a,40bとスクリーン30とが、上記第2側壁14側に偏倚させた位置に配置されおり、その結果、第1枠部材10の内部11において、スライド枠40a,40bよりも第1側壁13側に大きな空間が確保されている。そのため、該第1枠部材10には、断面略L字状の蓋部13aが、第1側壁13から第4側壁16の一部にわたって形成されている。したがって、該蓋部13aを該枠部材10本体から取り外すことにより、開口部13bが第1側壁13から第4側壁16の一部にわたって形成され、その開口部13bを通じて、スライド枠40a,40bに対するワイヤー部材50a,50bの着脱作業等を実施することができるようになっている。
また、本第3実施例では、第1ワイヤー片50aが、その一端を第1スライド枠40aの自由端(端部駒43)における上記第1側壁13側の側面に固定されて、その側面上を上記第1スライド枠40aの軸に沿って第1折返し部17aへと導かれ、そして、該第1折返し部17aで逆方向に折り返されて、該枠部材10の軸に沿って第2スライド枠40bの自由端(端部駒43)へと導かれ、さらに、この自由端から該第2スライド枠40bの係合凹部42bへと挿通されて、該係合凹部42b内を上記第2入出口12bを通じて上記第2枠部材20へと導かれ、その他端を該第2枠部材20に固定されている。その一方で、上記第2ワイヤー片50bは、その一端を第2スライド枠40bの自由端(端部駒43)における上記第1側壁13側の側面に固定されて、その側面上を上記第2スライド枠40bの軸に沿って第2折返し部17bへと導かれ、そして、該第2折返し部17bで逆方向に折り返されて、該枠部材10の軸に沿って第1スライド枠40aの自由端(端部駒43)へと導かれ、さらに、この自由端から該第1スライド枠40aの係合凹部42bへと挿通されて、該係合凹部42b内を上記第1入出口12aを通じて上記第2枠部材20へと導かれ、その他端を該第2枠部材20に固定されている。ここで、上記第1ワイヤー片50a及び第2ワイヤー片50bの両端のうち何れかが、位置調整可能に固定されていると、これらワイヤー片50a,50bの張力を調節することができて好ましい。
さらに、本第3実施例では、上記第1実施例と同様に、中空の第2枠部材20内にスクリーン30の巻取り軸21が回動可能に支持されていて、該枠部材20における上記第1枠部材10の第1側壁13と同じ開口面側の側壁が、蓋部24によって開閉可能に形成されており、該蓋部24を開くことによって、該開口面側から第2枠部材20内のメンテナンス作業等を実施することができるようになっている
図8(a),(b)は、本発明に係るスクリーン装置の第4実施例を示している。ただし、ここでも、上記各実施例に係るスクリーン装置とは異なる構成部分及びその作用効果について説明することとし、その他の共通する構成部分及びそれによる作用効果については、重複を避けるために同じ符号を付して説明を省略する。
本第4実施例でも、図7(a),(b)に示した上記第3実施例と同様に、第1枠部材10に、断面略L字状の蓋部13aが、第1側壁13から第4側壁16の一部にわたって形成されている。したがって、該蓋部13aを該枠部材10本体から取り外すことにより、開口部13bが第1側壁13から第4側壁16の一部にわたって形成され、その開口部13bを通じて、スライド枠40a,40bに対するワイヤー片50a,50bの着脱作業等を実施することができるようになっている。
また、本第4実施例では、第1ワイヤー片50aが、その一端を第1スライド枠40aの自由端(端部駒43)における上記第1側壁13側の側面に固定されて、その側面上を上記第1スライド枠40aの軸に沿って第1折返し部17aへと導かれ、そして、該第1折返し部17aで逆方向に折り返されて、該枠部材10の軸に沿って第2スライド枠40bの自由端(端部駒43)へと導かれ、さらに、この自由端から該第2スライド枠40bの係合凹部42bへと挿通されて、該係合凹部42b内を上記第2入出口12bを通じて上記第2枠部材20へと導かれ、その他端を該第2枠部材20に固定されている。その一方で、上記第2ワイヤー片50bは、その一端を第2スライド枠40bの自由端(端部駒43)における上記第1側壁13側の側面に固定されて、その側面上を上記第2スライド枠40bの軸に沿って第2折返し部17bへと導かれ、そして、該第2折返し部17bで逆方向に折り返され、さらに、その他端を第1スライド枠40aの自由端(端部駒43)における上記第1側壁13側の側面に固定されている。
ここで、上記第1ワイヤー片50a及び第2ワイヤー片50bの両端のうち何れかが、位置調整可能に固定されていると、これらワイヤー片50a,50bの張力を調節することができて好ましい。
さらに、本第4実施例でも、上記巻取り軸21を内蔵する中空の第2枠部材20が、その上記第1枠部材の蓋部13aと同じ開口面側の側壁が蓋部24によって開閉可能に形成されており、該蓋部24を開くことにより、該開口面側から第2枠部材20内のメンテナンス作業等を実施することができるようになっている。
図9(a)〜(d)は、本発明に係るスクリーン装置の第5実施例を示しており、本第5実施例においては、上記スライド枠40a,40bの係合凹部42bと係合させるためのガイドプレート18が、第1枠部材10の端部に装着されている。ただし、ここでも、上記各実施例に係るスクリーン装置とは異なる構成部分及びその作用効果について説明することとし、その他の共通する構成部分及びそれによる作用効果については、重複を避けるために同じ符号を付して説明を省略する。
ガイドプレート18は、建物の開口枠上にガイドレール5aが凸設されていない場合であっても、スライド枠40a,40bの係合凹部42bに摺動自在に係合させて、それらを第1枠部材10の入出口12a,12bからその内部11へとスムーズに導いて収容するためのもので、その断面は略矩形に形成されている。上記第1枠部材10における各入出口12a,12bの近傍すなわち軸方向両端面には、上記ガイドプレート18を、選択的に取り付けるための取付溝(取付部)18aがそれぞれ凹設されている。そして、上記ガイドプレート18を、これら取付溝18aに対して、第1枠部材10の両端部に開設された入出口12a,12bからスクリーン30の端縁部に沿って突設させた状態で取り付けることができるようになっている。なお、ガイドプレート18は、取付溝18aに対して、固定部材としてのネジ18bにより着脱可能に取り付けられる。また、ガイドプレート18は、上記入出口12a,12bからの突出部分における上記スクリーン30側(スライド枠40a,40b側)に配置される面に、該ガイドプレート18の厚さを先端に向かって徐々に薄くする傾斜部18cが形成されている。そうすることにより、スライド枠40a,40bを入出口12a,12bへと、スムーズに導くことができるようになっている。
ここでは、スクリーン装置が横引き式として建物の開口1に装着されていて、ガイドプレート18が、開口枠の上枠4側に配置される上記第1枠部材10の取付溝18aに取り付けられており、該ガイドプレート18に対して、第2スライド枠40bの係合凹部42bが摺動自在に係合されている。一方、開口枠の下枠には、ガイドレール5aが凸設されているため、該下枠5側に配置されるスライド枠10の取付溝18aにはガイドプレート18が取り付けられておらず、第1スライド枠40aの係合凹部42bは、上記ガイドレール5aに対して、摺動自在に係合されている。
なお、このガイドプレート18の適用は、必ずしも本第5実施例に係るスクリーン装置に限られるものではなく、建物の対向する開口枠間において、互いに平行に配置され、かつ少なくとも一方が往復スライド可能に設けられる一対の枠部材10,20と、これら一対の枠部材間に、上記枠部材の往復スライドにより拡張及び収縮可能に保持されたスクリーン30と、スクリーンの拡張時には、各枠部材の軸と直角を成す上記スクリーンの両端縁部に沿って配置され、該スクリーンの収縮時には、上記枠部材の軸方向端部に開設された入出口12a,12bから、その内部へと収容される一対のスライド枠40a,40bとを有していて、該スライド枠が、上記建物の開口枠側に配置される面に上記係合凹部42bを有しているスクリーン装置であれば、上記入出口が開設された枠部材端部の端面に上記取付溝(取付部)18aを形成することにより、該ガイドプレート18を必要に応じて適用することが可能である。
そうすることにより、例え開口枠上にガイドレール5aが凸設されていない場合であっても、上記スライド枠をスムーズに入出口から枠部材の内部へと導いて収容することが可能となる。
本発明の第1実施例に係るスクリーン装置を建物の開口1に装着した状態を示す部分破断正面図である。 図1(a)におけるA−A断面図である。 本発明の第1実施例に係るスクリーン装置において、蓋部13aを第1枠部材10から取り外した状態を示す正面図である。 図2(a)におけるB−B断面図である。 本発明の第1実施例に係るスクリーン装置において、蓋部13aを第1枠部材10から取り外すと共に、第1枠部材10からスライド枠40a,40bのガイド部41及びスクリーン30を取り外した状態を示す正面図である。 図3(a)におけるC−C断面図である。 図3(a)における第1枠部材10の斜視図である。 上記第1実施例の他の形態を示す、図1(a)におけるD−D断面図である。 本発明の第2実施例に係るスクリーン装置を建物の開口1に装着した状態を示す部分破断正面図である。 図5(a)におけるE−E断面図である。 本発明の第2実施例に係るスクリーン装置において、蓋部13aを第1枠部材10から取り外した状態を示す正面図である。 図6(a)におけるF−F断面図である。 本発明の第3実施例に係るスクリーン装置において、蓋部13aを第1枠部材10から取り外した状態を示す正面図である。 図7(a)におけるG−G断面図であって、蓋部13aを第1枠部材10に装着した状態を示している。 本発明の第4実施例に係るスクリーン装置において、蓋部13aを第1枠部材10から取り外した状態を示す正面図である。 図8(a)におけるH−H断面図であって、蓋部13aを第1枠部材10に装着した状態を示している。 本発明の第5実施例に係るスクリーン装置を建物の開口1に装着し、蓋部13aを第1枠部材10から取り外した状態を示す部分破断正面図である。 図9(a)におけるI−I断面図である。 図9(a)におけるスクリーン装置の平面図である。 図9(a)におけるJ−J断面図であって、蓋部13aを第1枠部材10に装着した状態を示している。
符号の説明
1 建物の開口
2,3 縦枠
4,5 上下枠
5a ガイドレール
10 第1枠部材
11 第1枠部材の内部
12a 第1入出口
12b 第2入出口
13,14,15,16 側壁
13a 蓋部
13b 開口部
16b スライドレール
17a 第1折返し部
17b 第2折返し部
18 ガイドプレート
18a 取付溝(取付部)
20 第2枠部材
21 巻取り軸
30 スクリーン
31 係合片
40a,40b スライド枠
41 ガイド部
42 ガイド駒
42a 係合溝
42b 係合凹部
42e ガイド凹部
43 端部駒
45 連結ワイヤー
50a 第1ワイヤー片
50b 第2ワイヤー片
18b,46,53 ネジ(固定部材)

Claims (18)

  1. 建物の開口において互いに平行に配置され、少なくとも一方がスライド可能な一対の枠部材と、これら一対の枠部材間に、該枠部材のスライドにより拡張及び収縮可能に保持されたスクリーンと、長尺かつ湾曲可能に形成され、上記スクリーンの収縮に伴って、上記枠部材の軸方向端部に設けられた入出口から湾曲してその内部に該軸に沿って収容され、上記スクリーンの拡張に伴って、上記入出口から該スクリーンにおける上記枠部材の軸と直角を成す両端縁部に沿って直線的に導出される一対のスライド枠と、上記一対の枠部材の平行を維持するために、該スライド枠に固定して架設されたワイヤー部材とを有して成るスクリーン装置であって、
    上記スライド枠を収容する枠部材におけるスクリーン装置の開口面側に位置する側壁には、該枠部材の内部に通じる開閉可能な開口部が形成されており、
    該枠部材の内部において、上記ワイヤー部材が上記スライド枠の端部における上記側壁側の側面に固定されている、
    ことを特徴とするスクリーン装置。
  2. 上記スライド枠を収容する枠部材は、その内部における該スライド枠よりも上記側壁側に、上記ワイヤー部材を折り返すための折返し部を備えており、
    上記開口部が、上記側壁における該折返し部の位置と上記ワイヤー部材を固定したスライド枠の端部が往復動する範囲とを含む部分に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン装置。
  3. 上記スライド枠を収容する枠部材の内部における該スライド枠よりも上記側壁側において、上記ワイヤー部材がループを形成して上記一対のスライド枠の端部同士を連結している、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスクリーン装置。
  4. 上記ワイヤー部材が互いに交差することなく上記ループを形成している、
    ことを特徴とする請求項3に記載のスクリーン装置。
  5. 上記ワイヤー部材がネジによって着脱可能に固定されていて、該ワイヤー部材の固定位置を調整することにより、該ワイヤー部材の張力が調節可能となっている、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のスクリーン装置。
  6. 上記一対の枠部材のうち一方の枠部材が、建物の開口枠に固定されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のスクリーン装置。
  7. 上記スライド枠が、上記ワイヤー部材が固定された端部駒と、拡張された上記スクリーンの端縁部をガイドする長尺で湾曲可能なガイド部とから構成されており、
    上記端部駒と上記ガイド部の端部とが上記開口部を通じて着脱可能に連結されている、
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のスクリーン装置。
  8. 上記端部駒とガイド部の端部とが、それらの凹凸嵌合部分に上記側壁側からネジを貫通させることにより連結されている、
    ことを特徴とする請求項7に記載のスクリーン装置。
  9. 上記ガイド部が、複数個のガイド駒に一対の可撓性の連結ワイヤーを貫通させて、それらを互いに連結することにより形成されている、
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載のスクリーン装置。
  10. 上記スライド枠を収容する枠部材の内部には、その軸に沿ってスライドレールが形成されていて、
    上記スライド枠の端部駒が、該スライドレールに摺動自在に係合されている、
    ことを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載のスクリーン装置。
  11. 上記一対の枠部材のうち一方の枠部材の軸方向両端部に上記入出口がそれぞれ設けられていて、この一方の枠部材の内部において、上記一対のスライド枠の一端部に上記ワイヤー部材がそれぞれ固定されており、
    他方の枠部材の軸方向両端部に上記一対のスライド枠の他端部がそれぞれ固定されている、
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載のスクリーン装置。
  12. 上記スクリーンにおける上記端縁部と直交する一端が、上記一対のスライド枠を収容する一方の枠部材に係止され、他端が、他方の枠部材内に回動可能に支持された該スクリーンを捲回するための巻取り軸に係止されている、
    ことを特徴とする請求項11に記載のスクリーン装置。
  13. 上記スクリーンには、その上記両端縁部に沿って係合片が設けられており、
    上記スライド枠における該スクリーンの端縁部側の面には、上記係合片を係合させるための係合溝が、該スライド枠の軸に沿って開口されている、
    ことを特徴とする請求項12に記載のスクリーン装置。
  14. 上記スクリーンが、折返しによる多数の襞を備えたプリーツ状に形成されていて、該スクリーンにおける上記端縁部と直交する一端及び他端が、上記一対の枠部材にそれぞれ係止されている、
    ことを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載のスクリーン装置。
  15. 上記スライド枠が、対向する一対の側板とこれら側板を中間位置で連結する連結板とを有しており、
    これら一対の側板と連結板とによって、該スライド枠における上記スクリーンの端縁部側の面に、該スクリーンの端縁部をガイドするための断面略コ字状のガイド凹部が、該スライド枠の軸に沿って開口されている、
    ことを特徴とする請求項14に記載のスクリーン装置。
  16. 上記スライド枠における上記スクリーンの端縁部とは反対側の面には、係合凹部が該スライド枠の軸に沿って開口されていて、該係合凹部を、建物の開口枠上に凸設されたガイドレール、または、上記枠部材の入出口から突設されたガイドプレートに係合させる、
    ことを特徴とする請求項1〜15の何れかに記載のスクリーン装置
  17. 上記ガイドプレートにおける上記スライド枠側に位置する面が、該ガイドプレートの厚さを先端に向かって薄くする傾斜部を有している、
    ことを特徴とする請求項16に記載のスクリーン装置。
  18. 下枠のみに上記ガイドレールが凸設された建物の開口に装着するための横引き式のスクリーン装置であって、
    上記枠部材の各入出口近傍に、上記ガイドプレートを着脱可能に取り付けるための取付部がそれぞれ設けられおり、
    これら取付部のうち、建物の開口への装着時にその上枠側に配置される取付部に、上記ガイドプレートが取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項16または請求項17に記載のスクリーン装置。
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