JP5094237B2 - スクリーン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カーテン、ブラインドをはじめ、網戸や間仕切などとして用いることのできるスクリーン装置に関する。
カーテン、ブラインドなどの遮光および調光手段や網戸、間仕切りなどとして使用する際の設置の制約を解消し、また、優れた操作性とスクリーンの形状安定性を実現する装置として、本出願人は、特許文献1に記載されたスクリーン装置を提供している。
そして、本出願人は、特許文献1に記載されたスクリーン装置に、汚れたり破れたりしたときにスクリーンを交換可能とする改良を加えている(特願2006−174566)。
たとえば図7および図8に示したように、スクリーン装置1は、対向配置された、少なくとも一方がスライド移動可能な一対のスクリーン取付枠2を備え、スクリーン3が、両スクリーン取付枠2間に収縮および展開自在に取り付けられ、スクリーン3は、両スクリーン取付枠2から取外自在とされている。スクリーン3には、プリーツが複数付けられたものが好ましく適用される。
また、スクリーン装置1は、スクリーン取付枠2への取付側でないスクリーン3の両端部付近に一対のスライドガイド枠4を備えている。スライドガイド枠4は、複数の剛性ユニット5が連結して形成されている。剛性ユニット5の構成は特許文献1に記載されている通りであり、スライドガイド枠4は、剛性ユニット5が隣接間で回動自在となるため、一方向に屈曲性を有する。スライドガイド枠4の少なくとも一端は自由端4aとなっており、スライドガイド枠4は、スクリーン取付枠2内に収納および引出し可能とされている。スライドガイド枠4は、スクリーン取付枠2のスライド移動にともなってスクリーン取付枠2から引き出されたとき、引き出された部分は直線性を保持する。
一対のスライドガイド枠4の自由端4aは、スクリーン取付枠2内に配設された8の字状のループを形成するスライドガイド枠張力部材6により相互に連結され、スライドガイド枠張力部材6の折返点7が、スクリーン取付枠2内においてスクリーン3の取付側と反対側に配置されている。スライドガイド枠張力部材6には、たとえば紐、ワイヤーなどが使用される。
スクリーン3には、長さ方向に複数箇所で貫通し、スクリーン2を支持する紐、ワイヤーなどのスクリーン張力部材8が複数配設されている。スクリーン張力部材8は、スクリーン3の両端部に位置するスクリーン取付枠2への取付部3aから引き出されている。スクリーン3の取付部3aには、セットテープ、セットプレートなどの固定部材9が配設され、固定部材9に折返部10が配設され、スクリーン3の取付部3aから引き出されたスクリーン張力部材8は、すべて折返部10に向かって折り曲げられ、折返部10に掛け回されて折り返され、端部がまとめられて第1のコネクタ11に接続されている。
スクリーン取付枠2内には、また、スライドガイド枠4の自由端4a付近に、紐、リボン、ワイヤーなどの線材からなるジャンプ材12が一端において連結され、スクリーン3の取付側に引き出された他端に第2のコネクタ13が配設されている。第2のコネクタ13は第1のコネクタ11と着脱自在とされている。
したがって、スクリーン装置1では、スライドガイド枠4をスクリーン取付枠2からある程度引き出した状態においてスクリーン3の交換が可能である。すなわち、第1のコネクタ11と第2のコネクタ13との結合を解除すれば、拭き掃除によっても洗い落とすことのできない汚れや破れなどが生じたスクリーン3を取り外すことができ、新品のスクリーン3を取り付ける際には、第1のコネクタ11と第2のコネクタ13とを結合させ、スクリーン3をスクリーン取付枠2に取り付けるだけでよい。このように、スクリーン装置1は、スクリーン3の交換が容易であり、スクリーン装置1自体を窓枠開口部などから取り外すことなく、取付状態においてスクリーン3の交換が可能であり、スクリーン装置1のユーザーがスクリーン3の交換を行うこともできるという利点を有する。
特許第3323461号公報
その一方で、スクリーン装置1については、その後の検討により、スクリーン3の取付部3aから引き出される複数のスクリーン張力部材8において折返部10に向かう部分8aと折返部10に掛け回されて折り返され、端部がまとめられて第1のコネクタ11に接続される部分8bとが互いに絡まりやすく、製造作業、梱包作業、さらに組立作業などに支障をきたしていたことが明らかとなった。
本発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出されたスクリーン張力部材において、折返部までの部分と、折返部に掛け回され、折り返され、端部がまとめられて第1のコネクタに接続される部分とが互いに絡まらず、製造作業、梱包作業、組立作業などに影響を及ぼすことのないスクリーン装置を提供することを課題としている。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴としている。
第1の発明は、対向配置された、少なくとも一方がスライド移動可能な一対のスクリーン取付枠に、スクリーンが、両スクリーン取付枠間に収縮および展開自在に取り付けられ、スクリーン取付枠への取付側でないスクリーンの両端部付近にスライドガイド枠が一対配設され、スライドガイド枠は、複数の剛性ユニットが連結して形成され、一方向に屈曲性を有し、少なくとも一端が自由端とされてスクリーン取付枠内に収納および引出し可能とされ、スクリーン取付枠のスライド移動にともなってスクリーン取付枠から引き出されたとき、スライドガイド枠の引き出された部分は直線性を保持し、一対のスライドガイド枠の自由端が、スクリーン取付枠内に配設された8の字状のループを形成するスライドガイド枠張力部材により相互に連結され、スライドガイド枠張力部材の折返点が、スクリーン取付枠内においてスクリーン取付側と反対側に配置され、スクリーンが、スクリーン取付枠から取外自在とされ、スクリーンには、長さ方向に複数箇所で貫通し、スクリーンを支持する複数のスクリーン張力部材が配設され、スクリーン張力部材は、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出され、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部に折返部が配設され、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出されたすべてのスクリーン張力部材が折返部に掛け回されて折り返され、端部がまとめて第1のコネクタに接続され、スクリーン取付枠内においてスライドガイド枠の自由端付近に一端が連結され、スクリーン取付側に引き出されたジャンプ部材の他端に第2のコネクタが配設され、第1のコネクタと第2のコネクタとは着脱自在であり、スライドガイド枠がスクリーン取付枠から引き出された状態においてスクリーンの交換が可能とされたスクリーン装置であって、表裏を貫通する通線孔が形成された固定部の表面側に、上下両端部が開口し、通線空間を有するガイド部が配設され、ガイド部の固定部側の左右両側端部にガイド部の長さ方向に沿って係合溝が形成された通線部材が、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出される各スクリーン張力部材に通線孔を対応させて、スクリーン取付枠への取付部に固定された固定部材に配設され、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出されたスクリーン張力部材が通線孔を通じて通線空間に引き込まれ、ガイド部にガイドされて折返部に向かい、係合突起を左右両側端縁部の内側に有するカバー部材が、係合突起を通線部材の係合溝に係合させて嵌着され、カバー部材が、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出された複数のスクリーン張力部材の折返部までの部分を覆っていることを特徴としている。
第2の発明は、上記第1の発明において、横開き式のスクリーン装置であって、ボトムレールを備え、スライド移動可能なスクリーン取付枠の下端部にガイドブロックが配設され、ガイドブロックがボトムレールに沿って移動し、スクリーン取付枠のスライドがボトムレールによりガイドされ、スライドガイド枠張力部材の折返点を有する折返ブロックがスクリーン取付枠の下端部に配設され、ガイドブロックが折返ブロックに嵌着脱自在とされていることを特徴としている。
第3の発明は、上記第の発明において、スクリーン装置は、取付枠に対向して配置された縦枠を備え、縦枠の戸当り面に隣接配置させてマグネットが縦枠の内部に配設され、スクリーン取付枠のスライド方向の先端部にもマグネットが配設され、両マグネットは互いに磁力により引き合い、スクリーン取付枠において縦枠の戸当り面との対向面が、縦枠の戸当り面の形状に追随して密着可能とされていることを特徴としている。
第4の発明は、上記第3の発明において、縦枠の戸当り面が一平面から形成されていることを特徴としている。
上記第1の発明によれば、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出された複数のスクリーン張力部材の折返部までの部分にカバー部材が配設されているので、スクリーン張力部材の折返部までの部分と、折返部に掛け回され、折り返され、端部がまとめられて第1のコネクタに接続される部分とが互いに絡まらず、製造作業、梱包作業、組立作業などに影響を及ぼすことがない。
また、上記第の発明によれば、通線部材が、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出される各スクリーン張力部材に通線孔を対応させて配設され、スクリーンのスクリーン取付枠部への取付部から引き出されたスクリーン張力部材が通線孔を通じて通線空間に引き込まれ、ガイド部にガイドされて折返部に向かい、カバー部材が、係合突起を通線部材の係合溝に係合させて嵌着され、カバー部材が、スクリーンのスクリーンへの取付枠部から引き出された複数のスクリーン張力部材の折返部までの部分を覆っているので、カバー部材の装着が簡便であり、作業性に優れる。
上記第の発明によれば、ボトムレールを備え、スクリーン取付枠のスライドがボトムレールによりガイドされる横開き式のスクリーン装置において、スクリーン取付枠の下端部に配設されたガイドブロックが、スクリーン取付枠部の下端部に配設されたスライドガイド枠張力部材の折返点を有する折返ブロックに嵌着脱自在とされているので、磨耗が大きいガイドブロックのみを容易に取り外し、交換することができ、メンテナンス性が向上し、部品コストの低減を図ることができる。
上記第の発明によれば、取付枠に対向して配置された縦枠の戸当り面に隣接配置させてマグネットが縦枠の内部に配設され、スクリーン取付枠のスライド方向の先端部にもマグネットが配設され、両マグネットは互いに磁力により引き合い、スクリーン取付枠において縦枠の戸当り面との対向面が、縦枠の戸当り面の形状に追随して密着可能とされているため、窓枠開口部などの端面が鉛直面でなく、前後に多少歪んでいたり、縦枠の戸当り面が前後に多少歪んでいたりしても、縦枠側のマグネットとスクリーン取付枠側のマグネットが十分に密着し、隙間の発生を十分抑えることができる。
上記第の発明によれば、縦枠の戸当り面が一平面から形成されているので、縦枠側のマグネットとスクリーン取付枠側のマグネットとがより十分に密着し、隙間の発生を寄り十分抑えることができ、また、縦枠の戸当り面が窓枠開口部などに突出することがないため、見栄えが良好となる。しかも、ボトムレールを縦枠の戸当り面の際にまで隙間なく施工することができ、スクリーン取付枠のスライドがより安定化する。
図1は、本発明のスクリーン装置の一実施形態におけるスクリーン周辺を示した要部分解斜視図である。以降、図中において図7および図8に示した部分と共通する部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図1に示したスクリーン装置1は、図7および図8に示した先に提案したスクリーン装置1を前提にし、一部改良が加えられたものである。
スクリーン3は、複数のプリーツが付けられ、アコーディオン状に収縮および展開自在とされた布、ネット、シートなどから形成されている。図1は、最も圧縮状態にあるスクリーン3を示している。
スクリーン3には、上下および中央2箇所においてスクリーン3を長さ方向に貫通する計4本のスクリーン張力部材8が配設されている。スクリーン張力部材8には、たとえば紐、ワイヤーなどの張力が発生し、スクリーン3を支持して自立性を確保し、面強度を高めることのできる適宜なものを採用することができる。本数は、スクリーン3の高さなどに応じて適宜に設定することができ、2本以上の複数とすることができる。
スクリーン3の左右両端部に位置する、図7に示したスクリーン取付枠2への取付部3aの外側に、セットテープ、セットプレートなどの樹脂製などとすることのできる固定部材9が接着、貼着などにより固定されている。各スクリーン張力部材8は、スクリーン3の取付部3aに固定された固定部材9をも通じてスクリーン3の外側に引き出され、スクリーン3の下端部に向かって折り曲げられ、固定部材9の下端部に取り付けられた折返部10に掛け回され、折り返されて下から上へと方向転換し、端部が4本まとめられて第1のコネクタ11に接続されている。
折返部10は固定片14を備え、固定片14の左右両側端縁の中央部から上端にかけて前方に対向する一対の支持片15が延設されている。支持片15より下側の固定片14にはねじ孔が形成されている。両支持片15間にはローラー16が軸支され、ローラー16は回転自在とされている。ローラー16と固定片14との間にはスクリーン張力部材8を挿通することのできる間隔があけられている。
このような折返部10は、固定部材9の下端部に固定片14を当接させ、前方からねじ17をねじ込んで固定されている。固定部材9の下端部には長孔18が形成されており、スクリーン3の高さやスクリーン張力部材8の長さなどに応じて折返部10の取付高さが調節可能とされ、スクリーン張力部材8に適度のテンションを付与可能としている。
スクリーン3の取付部3aに固定された固定部材9には、各スクリーン張力部材8が引き出される箇所、すなわち、上下および中央2箇所の計4箇所に通線部材19が配設されている。
通線部材19は、図2に示したように、表裏を貫通する通線孔20が形成された片状の固定部21を備え、表面側に、上下両端部が開口し、通線空間22を有する略角筒状のガイド部23が配設されている。ガイド部23の固定部21側の左右両側端部にはガイド部23の長さ方向に沿って係合溝24が形成されている。また、ガイド部23には、正面に通線溝25が形成されてもいる。通線部材19は、固定部材9から引き出される各スクリーン張力部材8に固定部21に形成された通線孔20を対応させて配設されている。たとえば、固定部21の裏面に両面テープなどの貼着材を配設し、固定部材9に貼着したり、接着剤により接着したりして通線部材19は固定部材9に固定することができる。
スクリーン3の上側に配設された通線部材19では、固定部材9から引き出されたスクリーン張力部材8が通線孔20を通じてガイド部23内の通線空間22に引き込まれ、通線孔20において折り曲げられ、ガイド部23にガイドされて通線空間22の下端開口を通じて下方に引き出される。スクリーン張力部材8を通線孔20に通すのを容易とするために、ガイド部23の正面は、たとえば矩形に切り欠き、開口26を形成するのが好ましい。この場合、開口26から工具などを差し込み、スクリーン張力部材8を通線孔20を通じて通線部材19の前方外側まで引き出すことができる。通線部材19から引き出したスクリーン張力部材8は、ガイド部23の正面に形成された通線溝25を通じて通線空間22に収めることができる。
スクリーン3の中央上側に配設された通線部材19では、固定部材9から引き出されたスクリーン張力部材8は、スクリーンの上側に配設された通線部材19と同様に通線空間22に引き込まれ、ガイド部23にガイドされて通線空間22の下端開口を通じて下方に引き出される。一方、スクリーン3の上側に配設された通線部材19を通じて下方に引き出されたスクリーン張力部材8は、通線部材19の通線空間22の上端開口またはガイド部23の正面の通線溝25を通じて通線空間22の内部に引き込まれ、通線空間22の下端開口から下方に引き出される。
スクリーン3の中央下側および下側に配設された通線部材19では、スクリーン3の中央上側に配設された通線部材19と同様にしてスクリーン張力部材8の通線が行われる。固定部材9の折返部10の直上に配設された下側の通線部材19では、下方に引き出された4本のスクリーン張力部材8が通線空間22に引き込まれ、下端開口から引き出されている。引き出された4本のスクリーン張力部材8は、折返部10において、ローラー16と固定部14との間から挿通され、ローラー16に掛け回され、折り返されている。
各通線部材19には、図1に示したように、スクリーン3の高さ方向に延びる長尺のカバー部材27が嵌着される。カバー部材27は、図2に示したように、断面略コ字型形状の部材であり、樹脂などから形成される。左右両側部27aの端縁部内側には内方に突出する係合突起28が一対対向して配設されている。各係合突起28は、通線部材19のガイド部23の固定部21側の左右両側端部に形成された各係合溝24に係合可能とされている。したがって、カバー部材27は、図1に示したように、左右両側部27a間の間隔を拡大するように変形させて各通線部材19の前方から被せ、係合突起28を係合溝24に係合させることにより通線部材19に嵌着することができる。また、カバー部材27の通線部材19への嵌着は、図2に示したように、上側に位置する通線部材19の上方から係合突起28を係合溝24に差し込み、下方にスライドさせることによっても実現することができる。
いすれにおいても、嵌着状態では、カバー部材27は、固定部材9から引き出された各スクリーン張力部材8の折返部10までの部分8aを覆う。したがって、スクリーン張力部材8の折返部10までの部分8aと、折返部10に掛け回され、折り返され、端部がまとめられて第1のコネクタ11に接続される部分8bとが互いに絡まらず、製造作業、梱包作業、組立作業などに影響を及ぼすことがない。また、カバー部材27の装着が、通線部材19への嵌着により実現されるので、カバー部材27の装着の作業性に優れる。
なお、本発明のスクリーン装置では、カバー部材には、図1および図2に示したカバー部材27の他、図3<a><b>に示したようなカバー部材271、272を採用することもできる。
図3<a>に示したカバー部材271は、ストロー状の円筒形状を有する部材であり、固定部材9をも通じてスクリーン3の取付部3aから引き出されたスクリーン張力部材8の折返部10までの部分8aをスクリーン張力部材8毎にカバー部材271の内部に挿通している。
図3<b>に示したカバー部材272は、スクリーン3の長さ方向に延びるテープ状の部材であり、スクリーン3の取付部3aから引き出された4本のスクリーン張力部材8の折返部10までの部分8aを覆い、スクリーン張力部材8が移動可能な程度に接着テープ29によって固定部材9に取り付けられている。
いずれのカバー部材271、272も、スクリーン3の取付部3aから引き出されたスクリーン張力部材8の折返部10までの部分8aを覆うことができるので、折返部10に掛け回され、折り返され、端部がまとめられて第1のコネクタ11に接続されるスクリーン張力部材8の部分8bと絡まらず、製造作業、梱包作業、組立作業などに影響を及ぼすことがない。
カバー部材271、272を採用する場合、図1および図2に示した通線部材19から係合溝24を省略したり、図3<a><b>に示したように、通線部材19そのものを省略することもできる。
また、スクリーン装置1は、図7に示したように、横開き式のスクリーン装置であり、スクリーン装置1には、スクリーン取付枠2のスライドをガイドするとともに、下枠を構成するスライドガイド枠4の収納および引出しをガイドするために、図4に示したように、窓枠開口部などの下縁にボトムレール30が配設されている。スクリーン取付枠2の下端部にはガイドブロック31が配設され、ガイドブロック31はボトムレール30に沿って移動し、スクリーン取付枠2のスライドがボトムレール30によりガイドされる。
ボトムレール30は、上端部に左右両側方に突出する突起32を有している。このようなボトムレール30の外形に対応してガイドブロック30の下端部は断面略コ字型形状に切り欠かれ、切欠部33が形成されている。スライドガイド枠4を形成する、図7および図8に示した剛性ユニット5には、左右両側壁部の下端部内側に溝が形成され、溝は、ボトムレール30の上端部の突起32に係合可能とされている。このため、風圧、接触などにより横方向からスライドガイド枠4に力が加わると、突起32が溝に係合し、スライドガイド枠4が浮き上がったり、ボトムレール30から外れたりするのが防止され、スクリーン装置1のスムーズな開閉操作を実現する。
ガイドブロック31の下端部は、ボトムレール30の上端部に接触するため、スクリーン装置1の開閉操作にともない次第に磨耗し、交換が必要とされる。そこで、スクリーン装置1では、ガイドブロック31を部品化し、ガイドブロック31単品の交換を可能にしている。
スクリーン装置1では、図8に示したスクリーン取付枠2内に配設された8の字状のループを形成するスライドガイド枠張力部材6の折返点7の部分も部品化し、折返点7を有する折返ブロック34がスクリーン取付枠2の下端部に配設されている。ガイドブロック31は、折返ブロック34に嵌着脱自在に配設されている。図5に示したように、ガイドブロック31は、折返ブロック34の下方から取付けおよび取外し可能とされている。折返ブロック34には、下方に開口した中空状の、ガイドブロック31の収納部35が形成され、収納部35の内側両端部に略カンナ台形状の溝が形成されている。この溝にガイドブロック31が圧入、係止されてガイドブロック31が折返ブロック34に固定される。図4図中の符号36は、折返ブロック34の下端部両側端部の縁片部である。
このように、ガイドブロック31が、一対のスライドガイド枠4の自由端4aを相互に連結し、8の字状のループを形成するスライドガイド枠張力部材6を折り返す折返点7を有する、スクリーン取付枠2の下端部に配設された折返ブロック34に嵌着脱自在に配設されているので、磨耗が大きいガイドブロック31のみを容易に取り外し、交換することができ、メンテナンス性が向上し、部品コストの低減を図ることができる。折返ブロック34に全く影響を与えず、スライドガイド枠張力部材6の配線状態をそのままにしてガイドブロック31のみを交換することができる。ガイドブロック31は、下端部の切欠部33ばかりでなく、側面は上方から下方に向かって外側に湾曲する湾曲面37とされ、湾曲面37は、スライドガイド枠4を一方向に屈曲させる倣い面であり、スライドガイド枠4に接触するので、湾曲面37の磨耗も起こりやすく、したがって、ガイドブロック31のみを交換可能としたことはこのことからも有効である。
また、スクリーン装置1は、図6に示したように、スクリーン取付枠2に対向して配置された縦枠38を備えている。縦枠38は、窓枠開口部などではサッシの方立で代用することができるが、縦枠38には、戸当り面39に隣接配置させてマグネット40が縦枠38の内部に配設されている。スクリーン取付枠2のスライド方向の先端部にもマグネット41が配設され、両マグネット40、41は互いに磁力により引き合い、スクリーン装置1を閉じた状態に保持可能としている。
窓枠開口部などの端面は鉛直面でなく、前後に多少歪んでいたり、縦枠38の戸当り面39も前後に多少歪んでいたりすることが往々にしてある。そこで、スクリーン装置1では、スクリーン取付枠2における縦枠38の戸当り面39との対向面42が、縦枠38の戸当り面39の形状に追随して密着可能とされている。具体的には、スクリーン取付枠2の前面に嵌着される、マグネット41を内蔵するキャップ部材43が、撓み変形の容易な軟質樹脂、ゴムなどの材料から形成されている。このように、スクリーン取付枠2における縦枠38の戸当り面39との対向面42を縦枠38の戸当り面39の形状に追随して密着可能とすることにより、縦枠38側のマグネット40とスクリーン取付枠2側のマグネット41とが十分に密着し、隙間の発生を十分抑えることができる。
キャップ部材43は、撓み変形の容易な材料により形成するばかりでなく、撓み変形がさほどでない材料を用いても、縦枠38の戸当り面39との対向面42を縦枠38の戸当り面39の形状に追随して密着可能とすることができる。具体的には、スクリーン取付枠2の前面にキャップ部材43を嵌着するために形成された開口の左右両側端縁からスクリーン取付枠2の内部に突出する受け44に対して、キャップ部材43の左右両側端縁部から裏面側に突設された足45の係合に遊びを持たせ、足45が受け44に係合した状態においてキャップ部材43がスクリーン取付枠2の前後方向に若干移動可能にすることにより実現される。縦枠38の戸当り面39などが前後に歪んでいる場合、前方に突出する部分ではキャップ部材43は後退し、後方にくぼむ部分ではマグネット40、41の磁力による引き合いによりキャップ43が前方に突出し、対向面42が、縦枠38の戸当り面39の形状に追随して密着する。したがって、縦枠38側のマグネット40とスクリーン取付枠2側のマグネット41とが十分に密着し、隙間の発生を十分抑えることができる。この場合の受け44に対する足45の遊びは、スクリーン装置1の大きさによって異なるが、3mm程度を目安にすることができる。
なお、縦枠38側のマグネット40は、断面略L字型形状の2つの取付片46を縦枠38において戸当り面39の裏面から内側に立設し、対向配置し、取付片46間に保持させることにより配設することができる。
また、スクリーン装置1では、縦枠38の戸当り面39は一平面から形成することができる。戸当り面39が一平面から形成されるので、縦枠38側のマグネット40とスクリーン取付枠2側のマグネット41とがより十分に密着し、隙間の発生をより十分抑えることができ、また、縦枠38の戸当り面39が窓枠開口部などに突出することがないため、見栄えが良好となる。しかも、ボトムレール30を縦枠38の戸当り面39の際にまで隙間なく施工することができ、スクリーン取付枠2のスライドがより安定化する。
本発明のスクリーン装置の一実施形態におけるスクリーン周辺を示した要部分解斜視図である。 図1に示したスクリーン装置における通線部材とカバー部材とを示した要部分解斜視図である。 <a><b>は、それぞれ、本発明のスクリーン装置の別の実施形態におけるスクリーン周辺を示した要部斜視図である。 図1に示したスクリーン装置のスクリーン取付枠の下端部周辺を示した要部側面図である。 図1に示したスクリーン装置における折返ブロックとガイドブロックとの関係を示した要部分解断面図である。 図1に示したスクリーン装置における縦枠周辺を示した要部断面図である。 先に提案したスクリーン装置を示した分解斜視図である。 図7に示したスクリーン装置のスクリーン取付枠周辺を示した要部断面図である。
符号の説明
1 スクリーン装置
2 スクリーン取付枠
3 スクリーン
3a 取付部
4 スライドガイド枠
4a 自由端
5 剛性ユニット
6 スライドガイド枠張力部材
7 折返点
8 スクリーン張力部材
10 折返部
11 第1のコネクタ
12 ジャンプ部材
13 第2のコネクタ
19 通線部材
20 通線孔
21 固定部
22 通線空間
23 ガイド部
24 係合溝
27 カバー部材
271、272 カバー部材
28 係合突起
30 ボトムレール
31 ガイドブロック
34 折返ブロック
38 縦枠
39 戸当り面
40 マグネット
41 マグネット
42 対向面

Claims (4)

  1. 対向配置された、少なくとも一方がスライド移動可能な一対のスクリーン取付枠に、スクリーンが、両スクリーン取付枠間に収縮および展開自在に取り付けられ、スクリーン取付枠への取付側でないスクリーンの両端部付近にスライドガイド枠が一対配設され、スライドガイド枠は、複数の剛性ユニットが連結して形成され、一方向に屈曲性を有し、少なくとも一端が自由端とされてスクリーン取付枠内に収納および引出し可能とされ、スクリーン取付枠のスライド移動にともなってスクリーン取付枠から引き出されたとき、スライドガイド枠の引き出された部分は直線性を保持し、一対のスライドガイド枠の自由端が、スクリーン取付枠内に配設された8の字状のループを形成するスライドガイド枠張力部材により相互に連結され、スライドガイド枠張力部材の折返点が、スクリーン取付枠内においてスクリーン取付側と反対側に配置され、スクリーンが、スクリーン取付枠から取外自在とされ、スクリーンには、長さ方向に複数箇所で貫通し、スクリーンを支持する複数のスクリーン張力部材が配設され、スクリーン張力部材は、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出され、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部に折返部が配設され、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出されたすべてのスクリーン張力部材が折返部に掛け回されて折り返され、端部がまとめて第1のコネクタに接続され、スクリーン取付枠内においてスライドガイド枠の自由端付近に一端が連結され、スクリーン取付側に引き出されたジャンプ部材の他端に第2のコネクタが配設され、第1のコネクタと第2のコネクタとは着脱自在であり、スライドガイド枠がスクリーン取付枠から引き出された状態においてスクリーンの交換が可能とされたスクリーン装置であって、表裏を貫通する通線孔が形成された固定部の表面側に、上下両端部が開口し、通線空間を有するガイド部が配設され、ガイド部の固定部側の左右両側端部にガイド部の長さ方向に沿って係合溝が形成された通線部材が、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出される各スクリーン張力部材に通線孔を対応させて、スクリーン取付枠への取付部に固定された固定部材に配設され、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出されたスクリーン張力部材が通線孔を通じて通線空間に引き込まれ、ガイド部にガイドされて折返部に向かい、係合突起を左右両側端縁部の内側に有するカバー部材が、係合突起を通線部材の係合溝に係合させて嵌着され、カバー部材が、スクリーンのスクリーン取付枠への取付部から引き出された複数のスクリーン張力部材の折返部までの部分を覆っていることを特徴とするスクリーン装置。
  2. 横開き式のスクリーン装置であって、ボトムレールを備え、スライド移動可能なスクリーン取付枠の下端部にガイドブロックが配設され、ガイドブロックがボトムレールに沿って移動し、スクリーン取付枠のスライドがボトムレールによりガイドされ、スライドガイド枠張力部材の折返点を有する折返ブロックがスクリーン取付枠の下端部に配設され、ガイドブロックが折返ブロックに嵌着脱自在とされていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン装置。
  3. スクリーン装置は、取付枠に対向して配置された縦枠を備え、縦枠の戸当り面に隣接配置させてマグネットが縦枠の内部に配設され、スクリーン取付枠のスライド方向の先端部にもマグネットが配設され、両マグネットは互いに磁力により引き合い、スクリーン取付枠において縦枠の戸当り面との対向面が、縦枠の戸当り面の形状に追随して密着可能とされていることを特徴とする請求項に記載のスクリーン装置。
  4. 縦枠の戸当り面が一平面から形成されていることを特徴とする請求項3に記載のスクリーン装置。
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