WO2004089757A1 - 錠剤包装装置 - Google Patents

Abstract

　本発明は、錠剤落下案内通路での錠剤の跳ね返りを防止し、包装に間に合うように落下時間を短くする。上下方向に多段に設けた錠剤フィーダ８の各錠剤出口１０から斜め下方に落下する錠剤を包装装置に案内する錠剤落下案内通路１２を備えた錠剤包装装置において、錠剤落下案内通路１２の錠剤出口１０と対向する位置に、下方にゆくにつれて錠剤出口１０から遠ざかるように傾斜した跳ね返り防止部材１４を設けた。

Description

明 細

技術分野

本発明は、 錠剤包装装置に関する。

背景技術

錠剤および散薬を処方デ一夕に従って取り出して 1回服用分毎に包装紙に包 装する薬剤包装装置や、 錠剤を取り出してバイアル瓶に充填する薬剤包装装置 には、 異なる種類の錠剤をそれぞれ収容した複数の錠剤カセットを載置して、 当該錠剤カセヅ卜から錠剤を 1錠づっ取り出す錠剤カセヅト棚が設けられてい る。 この綻剤カセヅトの棚の背面板には、 錠剤カセットから斜め下方に向かう 錠剤出口と、 該錠剤出口から落下する錠剤を下方に案内する錠剤落下案内通路 が形成されている。

このような錠剤落下案内通路には、 3つの問題があった。 第 1に、 錠剤落下 案内通路を落下する錠剤が下方の錠剤カセヅトの錠剤出口の斜面に当たって上 方に跳ね返り、 落下が遅れる結果、 包装に間に合わず、 次の包装に包装される ことがあった。 第 2に、 錠剤出口の斜面で跳ね返った錠剤が錠剤出口内に設け たセンサで検出されて当該錠剤出口から錠剤が排出されたという誤まつた判断 がなされることがあった。 これらの問題に対して、 本願出願人は、 錠剤落下案 内通路の錠剤出口の上縁に該錠剤出口を覆うシート部材を設けて、 錠剤落下案 内通路を落下する錠剤が錠剤出口の斜面に当たらないようにしたものを公開し ている （例えば、 日本公開技法、 公技 0 7— 6 1 1 3参照） 。 第 3に、 錠剤出 口を出た錠剤が当該錠剤出口と対向する後壁と背面板との間で跳ね返りながら 落下し、 落下時間が長くなる結果、 やはり包装に間に合わずに次の包装に包装 されることがあった。 この問題に対しては、 $定剤落下案内通路に軟質シートを 吊り下げて、 この軟質シ一トに錠剤が当たるようにしたものが提案されている (例えば、 実公平 2— 1 5 7 6 1号公報参照。 ） 。

しかし、 錠剤出口にシート部材を設けたものでは、 冬場の乾燥した状態でシ 一ト部材が背面板に張り付き、 ここに小さな錠剤が溜まることがあった。 また、 錠剤落下案内通路や錠剤出口の光センサをブラシ等で清掃する時にシート部材 を変形させてしまい、 本来のシート部材の機能が失われ、 修理にも多大な時間 を要していた。 一方、 落下案内通路に軟質シートを吊り下げたものでは、 軟質 シートの下端にゥヱイトが取り付けられているため、 軟質シートが垂直を保と うとするので、 軽い錠剤は軟質シートで跳ねて従来と同様の問題が生じていた。 発明の開示

本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、 錠剤落下案内通路で の錠剤の跳ね返りを防止し、 落下時間を短くすることができる薬剤包装装置を 提供することを課題とするものである。 なお、 以下に説明する本発明における 薬剤包装装置は、 錠剤又は散薬を包装紙に包装するものだけでなく、 錠剤をバ ィアル瓶に充填して包装するものも含む。

前記課題を解決するために、 第 1の発明は、 上下方向に多段に設けた錠剤フ ィ一ダの各錠剤出口から斜め下方に落下する錠剤を包装装置に案内する錠剤落 下案内通路を備えた錠剤包装装置において、 前記錠剤落下案内通路の前記錠剤 出口と対向する位置に、 下方にゆくにつれて錠剤出口から遠ざかるように傾斜 した跳ね返り防止部材を設けたものである。

ここで、 前記跳ね返り防止部材は、 可撓性の板からなることが好ましい。 こ の場合、 前記跳ね返り防止部材は、 上下端部のいずれか一方の端部を板厚方向 に可動に支持し、 他方の端部を板厚方向に可動としてもよいし、 上下端部のい ずれか一方の端部を固定して支持し、 他方の端部を板厚方向に可動としてもよ い。 また、 前記跳ね返り防止部材は、 着脱可能であることが好ましい。

また、 第 2の発明は、 上下方向に多段に設けた錠剤フィーダの各錠剤出口か ら斜め下方に落下する錠剤を包装装置に案内する錠剤落下案内通路を備えた錠 剤包装装置において、 上段の錠剤出口の下縁またはその近傍から、 下段の錠剤 出口から離れた位置まで斜め下方に延びる跳ね返り防止部材を設けたものであ る。

ここで、 前記跳ね返り防止部材は、 下半分が垂直部からなることが好ましい。 また、 前記跳ね返り防止部材は、 その下端から下段の錠剤出口の上縁まで延び るカバ一部を有していてもよい。前記跳ね返り防止部材は、 錠剤落下案内通路 の側壁と一体に形成したことが好ましい。

第 3の発明は、 上下方向に多段に設けた錠剤フィ一ダの各錠剤出口から斜め 下方に落下する錠剤を包装装置に案内する錠剤落下案内通路を備えた錠剤包装 装置において、 前記第 1発明の跳ね返り防止部材と前記第 2発明の跳ね返り防 止部材の両方を備えたものである。

(発明の効果）

第 1の発明によれば、 錠剤落下案内通路の錠剤出口と対向する位置に、 下方 にゆくにつれて錠剤出口から遠ざかるように傾斜した傾斜面を有する跳ね返り 防止部材を設けたので、 錠剤の跳ね返り角度が抑えられ、 何度も跳ね返ること なく、 下方に自由落下させることができ、 落下時間を短縮することができる。 この結果、 錠剤落下案内通路を落下してきた錠剤を早く包装することができ、 しかも次の包装に混入する虞れも解消することができ、 完全でかつ信頼性のあ る包装を行なうことができる。

跳ね返り防止部材は、 可撓性の板からなるので、 錠剤が当たったときの衝撃 を緩和し、 跳ね返りを抑えることができる。 また、 跳ね返り防止部材は 上下 端部のいずれか一方の端部を板厚方向に可動に支持し、 他方の端部を板厚方向 に可動とし、 あるいは、 上下端部のいずれか一方の端部を固定して支持し、 他 方の端部を板厚方向に可動としたので、 錠剤が当たったときに跳ね返り防止板 が後退してその衝撃を緩和し、 跳ね返りをさらに効果的に抑えることができる。 さらに、 跳ね返り防止部材は着脱可能としたので、 それを取り外すことで、 落 下案内通路を簡単に清掃することができる。

また、 第 2の発明は、 上段の錠剤出口の下縁またはその近傍から、 下段の錠 剤出口から離れた位置まで斜め下方に延びる跳ね返り防止部材を設けたので、 錠剤が錠剤落下案内通路内で跳ね返って錠剤出口近傍に向かつても、 跳ね返り 防止部材で全て下方に跳ね返して、 下方に自由落下させることができ、 落下時 間を短縮することができる。 この結果、 前記第 1発明と同様に、 錠剤落下案内 通路を落下してきた錠剤を早く包装することができ、 しかも次の包装に混入す る虞れも解消することができ、 完全でかつ信頼性のある包装を行なうことがで ぎる。

跳ね返り防止部材は、 下半分が垂直部からなるので、 この垂直部に向かう錠 剤を全て下方に跳ね返すことができ、 錠剤の落下時間をさらに短縮することが できる。 また、 跳ね返り防止部材は、 錠剤落下案内通路の側壁と一体に形成し たので、 部品点数が減少し、 取り付けが簡単になる。

さらに、 第 3の発明は、 第 1発明の跳ね返り防止部材と第 2発明の跳ね返り 防止部材の両方を備えたので、 それぞれの相乗効果により、 さらに錠剤の落下 時間を短縮して、 包装速度を早め、 次の包装への錠剤の混入も確実に防止する ことができる。 図面の簡単な説明.

図 1は、 本発明にかかる薬剤包装装置の斜視図である。

図 2は、 第 1発明にかかる跳ね返り防止板を備えた錠剤落下案内通路の断面 図。

図 3 (a) は、 図 2の錠剤落下案内通路の背面図， 図 3 (b)は、 図 3 (a)の I I I b— I I I b線断面図である。

図 4 (a) は、 跳ね返り防止板の斜視図、 図 4 (b) は、 跳ね返り防止板の 取り付け部を示す拡大図である。

図 5 (a) は、 跳ね返り防止板を有する錠剤落下案内通路での錠剤の跳ね返 り状態を示す概略図、 図 5 (b)は、 跳ね返り防止板を有しない従来の錠剤落 下案内通路での錠剤の跳ね返り状態を示す概略図である。

図 6 (a) は、 跳ね返り防止板の取り付け部の他の例、 図 6 (b) は、 さら に他の例を示す拡大図である。

図 7 (a) は、 第 2発明にかかる跳ね返り防止部材を備えた錠剤落下案内通 路の断面図、 図 7 (b) は、 その跳ね返り部材がない錠剤落下案内通路の断面 図である。

図 8は、 図 7 (a)の VI I I— VI I I線断面図である。

図 9は、 第 1発明の跳ね返り防止板と第 2発明の跳ね返り防止部材を備えた 第 3発明にかかる鍵剤落下案内通路の断面図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。

図 1は、 第 1発明に係る薬剤包装装置 1を示す。 この薬剤包装装置 1は、 背 面に錠剤カセット棚 2が合体され、 上面に錠剤手撒装置 3、 散薬を投入する V 桥 4および制御装置 5が設けられ、 正面下部に薬包帯排出部 6および該薬包帯 排出部 6から排出される薬包帯を収容する箱 7を有する。

薬剤包装装置 1の内部には、 図示しないが、 前記 V枒 4に投入された散薬を 分割する分割容器、 該分割容器から落下する散薬と前記錠剤手撒装置 3から落 下する錠剤とを収集するホッパ、 該ホヅパで収集された薬剤を包装して薬包帯 排出部 6から排出する包装装置等の公知の装置が設けられている。

錠剤カセット棚 2には、 複数の錠剤フィーダ（モ一夕べ一ス） 8が棚状に多 段に取り付けられている。錠剤フィーダ 8には、 異なる種類の錠剤をそれぞれ 収容した複数の錠剤カセヅト 9が載置されている。鍵剤カセヅト 9内の錠剤は 錠剤フィ一ダ 8を作動させることで図 2に示す錠剤出口 1 0から 1個づっ取り 出され、 錠剤カセヅト棚 2の背面板 1 1に設けた錠剤落下案内通路 1 2通って ホヅパで収集され、 包装装置により包装されるようになっている。

落下案内通路 1 2は、 図 3に示すように、 背面板 1 1の錠剤出口 1 0の両側 に位置する 2つの側壁 1 3と、 背面板 1 1の錠剤出口 1 0と対向する跳ね返り 防止板 1 4とからなっている。側壁 1 3は、 本実施形態では、 断面 L字形のス テンレス鋼板からなり、 背面板 1 1にネジ止めされている。 図 4に示すように、 側壁 1 3の上端部には、 垂直縁から水平に延びる水平部 1 5 aと該水平部 1 5 aの先端から下方に延びる垂直部 1 5 bとからなる第 1切欠き 1 5が形成され、 下端部には、 垂直縁から水平に延びる水平部 1 6 aと該水平部 1 6 aの先端か ら上方に延びる垂直部 1 6 bとからなる第 2切欠き 1 6が形成されている。 第 1切欠き 1 5の水平部 1 5 aは第 2切欠き 1 6の水平部 1 6 aより長く、 第 1 切欠き 1 5の垂直部 1 5 bは第 2切欠き 1 6の垂直部 1 6 bより短い。 また、 第 1切欠き 1 5は、 後述する跳ね返り防止板 1 の上端の支持棒 1 7が進入可 能な幅であり、 第 2切欠き 1 5は、 当該跳ね返り防止板 1 4の下端の係合突起 1 9が進入可能な幅になっている。

跳ね返り防止板 1 4は、 本実施形態では、 図 4 ( a) に示すように、 透明で 可撓性のある樹脂からなり、 前記側壁 1 3の間隔より若干小さな幅の細長い板 状に形成されている。跳ね返り防止板 1 4の上端近傍には、 両端が跳ね返り防 止板 1 4の両側縁から突出する長さを有するステンレス丸棒からなる支持棒 1 7がネジ止めされている。 また、 跳ね返り防止板 1 4の下端近傍には、 ステン レス鋼飯からなる係合板 1 8がネジ止めされている。 係合板 1 8の両側縁には 跳ね返り防止板 1 4の両側縁から突出するように係合突起 1 9が突設されてい る。 支持棒 1 7から係合突起 1 9までの長さは、 前記側壁 1 3の第 1切欠き 1 5の垂直部 1 5 bの下端から第 2切欠き 1 6の水平部 1 6 aまでの長さより短 くなつている。

前記跳ね返り P方止板 1 4は、 まず下端の係合突起 1 9を第 2切欠き 1 6の水 平部 1 6 aに挿入して垂直部 1 6 bに引き上げた状態で、 上端の支持棒 1 7の 両端を第 1切欠き 1 5の水平部 1 5 aに挿入して垂直部 1 5 bに落とし込む。 これにより、 跳ね返り防止板 1 4は、 下方にゆくにつれて、 錠剤カセット棚 2 の背面板 1 1の錠剤出口 1 0から遠ざかるように斜めに取り付けられる。 ここ で、 跳ね返り防止板 1 4の上端部は支持棒 1 7と第 1切欠き 1 5の垂直部 1 5 bとの隙間分だけ移動可能であり、 下端部は係合突起 1 9と第 2切欠き 1 6.の 垂直部 1 6 bとの隙間分だけ移動可能である。 また、 跳ね返り防止板 1 4は可 撓性があるため、 上端の支持棒 1 7は、 第 1切欠き 1 5の垂直部 1 5 b内であ る程度回動可能であり、 下端の係合突起 1 9は、 上下に移動可能である。 錠剤フィ一ダ 8の錠剤出口 1 0から落下する錠剤は、 図 2に示すように、 ま ず跳ね返り防止板 1 4で跳ね返った後、 背面板 1 1で跳ね返ることなく、 その まま錠剤落下案内通路 1 2を通って自由落下する。 これは、 次の 2つの理由に よる。第 1に、 跳ね返り防止板 1 4は図 5 ( a) に示すように下方にゆくにつ れて錠剤出口 1 0から遠ざかるように斜めに傾斜しているので、 図 5 ( b ) に 示す従来に比べて、 跳ね返り角度 0が低いためである。第 2に、 跳ね返り防止 板 1 4は可撓性を有し、 かつ、 面に垂直方向に移動可能であるので、 錠剤が当 たったときの衝撃が緩和されるためである。 したがって、 従来のように錠剤落 下案内通路で錠剤が何回も跳ね返るのが防止され、 落下時間が短くなり、 包装 に間に合わせることができる。 このため、 従来のように、 ある凝剤の落下が遅 れて次の包装に包装されるといった不具合が無くなる。

図 6は、 前記跳ね返り防止板 1 4の支持構造の変形例を示す。 図 6 ( a ) の 跳ね返り防止板 1 4の上端は 2つのピン 2 0 a , 2 0 bの間に挿入されて板厚 方向に可動であり、 下端は側壁 1 3にネジ止め、 接着剤、 両面テープ等の適宜 手段により固定されている。 図 6 ( a ) の跳ね返り防止板 1 4の上端は側壁 1 3にネジ止め、 接着剤、 両面テープ等の適宜手段により固定され、 下端はピン 2 0 cに当接して板厚方向に可動である。 このように、 跳ね返り防止板 1 4が 板厚方向に可動であることにより、 錠剤が当たったどきに、 跳ね返り防止板 1 4が後退し、 跳ね返りを抑えることができる。

図 7 ( a ) は、 第 2発明の薬剤包装置の落下案内通路 1 2を示す。 この錠剤 落下案内通路 1 2は、 各錠剤フィーダ 8の錠剤出口 1 0の上方に跳ね返り防止 部材 2 1を設けたものである。跳ね返り防止部材 2 1は、 合成樹脂からなり、 錠剤落下案内通路 1 2を形成する図 8に示す合成樹脂製の両側壁 2 2と一体に 成形され、 背面板 1 1にネジ止めされている。 跳ね返り防止部材 2 1は、 上段 の錠剤出口 1 0の下縁またはその近傍から、 下段の錠剤出口 1 0から離れた位 置まで斜め下方に延びている。跳ね返り部材 2 1の上半分は傾斜部 2 3であり、 下半分は錠剤落下案内通路 1 2に平行に延びる垂直部 2 4となっている。 また、 跳ね返り部材 2 1は、 その下端から下段の錠剤出口 1 0の上縁まで延びるカバ ー咅 2 5を有している。

仮に、 このような跳ね返り防止部材 2 1が無いとすれば、 図 7 ( b ) におい て a 1コースで示すように、 錠剤出口 1 0の下縁向かった錠剤は上方に跳ね返 り、 落下時間が遅れたり、 a 2コースで示すように、 錠剤出口 1 0内に設けた センサ 3 0に検知されて当該錠剤出口 1 0から錠剤が排出されたと誤って判断 され、 誤動作する虞れがある。 しかし、 この実施形態では、 跳ね返り防止部材 2 1が存在するので、 図 7 ( a ) において bコースで示すように、 錠剤が錠剤 出口 1 0の下縁に向かっても、 第 2カバ一部 2 4の垂直部 2 4で跳ね返って下 方に向かう。 また、 cコースで示すように、 第 2カバ一部 2 4の傾斜部 2 3に 向かった錠剤は、 当該傾斜部 2 3で跳ね返って下方に向かう。 このように、 錠 剤出口 1 0近辺に向かう錠剤は全て下方に跳ね返るので、 錠剤落下時間が遅れ ることなく、 包装に間に合わせることができる。 このため、 本実施形態におい ても、 従来のように、 ある錠剤の落下が遅れて次の包装に包装されるといった 不具合が無くなる。

図 9は、 第 3発明の薬剤包装置の落下案内通路 1 2を示す。 この錠剤落下案 内通路 1 2では、 図 1に示す跳ね返り防止板 1 4と、 図 7 ( a) に示す跳ね返 り防止板 2 1を有しているので、 両者の跳ね返り防止の相乗効果により、 錠剤 は錠剤落下案内通路 1 2を迅速に通過して、 下方の包装装置に導くことができ、 包装速度を高め、 次の包装への錠剤の混入等の包装不良も減少させることがで ぎる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 上下方向に多段に設けた錠剤フィ一ダの各錠剤出口から斜め下方に落下 する錠剤を包装装置に案内する錠剤落下案内通路を備えた錠剤包装装置におい て、 前記錠剤落下案内通路の前記錠剤出口と対向する位置に、 下方にゆくにつ れて錠剤出口から遠ざかるように傾斜した跳ね返り防止部材を設けたことを特 徴とする錠剤包装装置。

2 . 前記跳ね返り防止部材は、 可撓性の板からなることを特徴とする請求項 1に記載の錠剤包装装置。

3 . 前記跳ね返り防止部材は、 上下端部のいずれか一方の端部を板厚方向に 可動に支持し、 他方の端部を板厚方向に可動としたことを特徴とする請求項 2 に記載の錠剤包装装置。

4. 前記跳ね返り防止部材は、 上下端部のいずれか一方の端部を固定して支 持し、 他方の端部を板厚方向に可動としたことを特徴とする請求項 2に記載の

5 . 前記跳ね返り防止部材は、 着脱可能であることを特徴とする請求項 1か ら 4のいずれかに記載の錠剤包装装置。

6 . 上下方向に多段に設けた錠剤フィ一ダの各錠剤出口から斜め下方に落下 する錠剤を包装装置に案内する錠剤落下案内通路を備えた錠剤包装装置におい て、 上段の錠剤出口の下縁またはその近傍から、 下段の錠剤出口から離れた位 置まで斜め下方に延びる跳ね返り防止部材を設けたことを特徴とする錠剤包装

7 . 前記跳ね返り防止部材は、 下半分が垂直部からなることを特徴とする請 求項 6に記載の錠剤包装装置。

8 . 前記跳ね返り防止部材は、 その下端から下段の錠剤出口の上縁まで延び るカバー部を有することを特徴とする請求項 6または 7に記載の錠剤包装装置 c

9 . 前記跳ね返り防止部材は、 錠剤落下案内通路の側壁と一体に形成したこ とを特徴とする請求項 6から 8のいずれかに記載の錠剤包装装置。

1 0 . 上下方向に多段に設けた錠剤フィ一ダの各錠剤出口から斜め下方に落 下する錠剤を包装装置に案内する鍵剤落下案内通路を備えた錠剤包装装置にお いて、 前記請求項 1から 5のいずれかに記載の跳ね返り防止部材と前記請求項 6から 9のいずれかに記載の跳ね返り防止部材を備えたことを特徴とする錠剤