JP3818817B2 - 商品収納投出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品を上下方向に集積収納し、最下位の商品から順に投出する商品収納投出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動販売機の商品収納投出装置では、例えば、特開平8−83376号公報に記載されているように、商品収納部内に商品を上下方向に集積収納し、商品収納部の底面を構成する投出ユニットにより商品収納部内の最下位の商品を商品収納部の側面下部に形成される投出口から押し出して投出している。
【0003】
最下位の商品が投出される投出口は、投出ユニットの上面と厚み規制部材との間に形成されている。この厚み規制部材は、最下位の商品を投出する際に最下位の商品の上に載っている次位の商品が連られて出ること、つまり連れ出しを防止するものであり、投出ユニットの上面との間に、商品1個の厚みtより広く、商品2個の厚み2tより狭い間隔dをあけて配置されている。すなわち、投出口の間隔dはt<d<2tの範囲内で設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の商品収納投出装置では、厚み規制部材を設置する際、投出口の間隔dをt<d<2tの範囲内で適切な値に設定することが難しい問題がある。
【0005】
すなわち、投出口の間隔が狭すぎると、押し出される商品の先端が浮き上がるように少し傾斜しただけでその先端が厚み規制部材に突き当たって正常に投出されなくなり、商品が破損したり、詰まりが生じて商品が投出されないうえ、以降の販売動作に支障をきたす問題がある。
【0006】
一方、投出口の間隔が広すぎると、上から2個目の商品が投出された際に、次位の商品つまり最上位の商品が投出ユニットの上面でバウンドして投出口を通じて連れ出しされるおそれがある。特に、残りの商品が少なくなった場合に、次位の商品の質量による押さえが少なくなり、連れ出しが生じやすい問題がある。
【0007】
また、適切な値を設定したところで、商品の厚みは銘柄などの種類によって異なるため、種類によって調整しないと安定した投出は見込めない。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、厚みが異なる商品であっても調整を必要とせず、次位の商品の連れ出しなどを防止し、最下位の商品を安定して投出できる商品収納投出装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の商品収納投出装置は、商品を上下方向に集積収納する商品収納部と、この商品収納部の側面下部に形成される投出口と、前記商品収納部内の最下位の商品を前記投出口から押し出して投出する投出手段と、前記投出口の上側に固定的に設けられ、前記商品収納部内の最下位の商品の上に載っている次位の商品が連れ出るのを規制する厚み規制部材と、この厚み規制部材の下部域の左右方向一側寄り位置に設けられ、下端に投出方向に向けて下降傾斜するガイド面を有するとともにこの下端と前記商品収納部の底面との間に商品の厚みより大きな間隔を有する固定厚み規制部と、前記厚み規制部材の下部域の左右方向他側寄り位置に、前記固定厚み規制部に対して分離された状態でかつ前記固定厚み規制部の前記商品収納部内に臨む面と略平行な略垂直姿勢を定位置として並んで設けられ、下端に投出方向に向けて下降傾斜するとともに前記固定厚み規制部のガイド面より垂直面に対してこの傾斜が緩く設定されたガイド面を有し、押し出される最下位の商品との接触により投出方向に弾性変形可能とするとともにその弾性によって最下位の商品を下方へ案内する弾性厚み規制部とを具備しているものである。
【0010】
そして、投出口から最下位の商品が正常に押し出される場合は、最下位の商品が弾性厚み規制部の下端に接しないで通過するか、多少接触して弾性厚み規制部を弾性変形させながら投出される。最下位の商品が押し出される間、最下位の商品に載る次位の商品は弾性厚み規制部および固定厚み規制部によって投出方向への動きが規制される。最下位の商品が投出された直後に、次位の商品が商品収納部の底面上に落下したはずみで投出口から飛び出そうとした場合には、弾性厚み規制部によって制止される。
【0011】
最下位の商品の先端が浮き上がった姿勢に傾斜して押し出される場合、商品の先端上部が弾性厚み規制部を弾性変形させて固定厚み規制部のガイド面に接触する。さらに、商品が押し出されると、商品の先端上部がガイド面によって下方へ案内され、投出口から正常に投出される。このとき、商品が固定厚み規制部に接触した時点で、弾性厚み規制部にはそれ以上の変形は加えられない。
【0012】
請求項2記載の商品収納投出装置は、請求項1記載の商品収納投出装置において、固定厚み規制部および弾性厚み規制部は一体に形成されているものである。
【0013】
そして、固定厚み規制部および弾性厚み規制部を一体に形成することにより、部品点数および組立工数を低減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の商品収納投出装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図4に商品収納投出装置を適用した自動販売機の構成を示し、(a)は扉体を開放した状態の正面図、(b)は内部構造を示す右側方から見た断面図である。
【0016】
自動販売機は、前面が開放される箱状の販売機本体11と、この販売機本体11の前面に開閉可能に取り付けられた扉体12とを有し、販売機本体11の下部には複数の転倒防止脚13が設けられている。
【0017】
販売機本体11内には、上下に複数の棚板14が配設され、各棚板14上には商品収納投出装置としての複数の商品コラム15が横に並んで配設されている。各商品コラム15は、底面上に商品を上下方向に集積収納する商品収納部16、およびこの商品収納部16の下部に配設されて商品収納部16内の最下位の商品を順に投出方向である前方へ押し出して投出する投出手段としての投出ユニット17を有している。販売機本体11の底部には、電源装置18が配設されている。
【0018】
扉体12の前面には、選択ボタンを有する見本展示部19、貨幣投入口や返却レバーなどを有する操作部、商品が払い出される商品取出口20、広告などを表示する広告部21が設けられている。また、扉体12の裏面には、操作部に投入された貨幣を識別計数するとともに返却や必要に応じて釣銭を払い出す貨幣処理装置22が配置されている。さらに、扉体12の裏面には、扉体12の閉鎖状態において商品コラム15の前面に近接し、各段の商品コラム15から投出される商品を受入口23を介して受け入れ、下方の商品取出口20に通じる商品取出部24へ案内する商品シュート25が形成されている。
【0019】
次に、図1に商品収納投出装置(商品コラム)の構成を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【0020】
商品コラム15は、商品収納部16内に例えばたばこなどの矩形状の商品Tを前後方向に1列で上下方向に集積収納し、商品収納部16の下部の投出ユニット17で商品収納部16内の最下位の商品Tを前方へ押し出して順に投出する構成、すなわち1列・前投出タイプに構成されている。
【0021】
商品収納部16は、棚板14上に立設されるコラム板31を有し、このコラム板31には、側面を構成して隣接する商品収納部16との仕切りとなる側面部32、この側面部32の後縁から折曲されて後面を構成する後面部33、および側面部32の前縁の一部から折曲されて前面に配置される取付部34が形成されている。そして、隣接する両側のコラム板31間に商品Tを上下方向に集積収納する収納空間35が形成されている。
【0022】
商品収納部16の前面下部には商品収納部16内の最下位の商品Tが通過可能な投出口36が形成され、商品収納部16の後面部33の下部には投出ユニット17との間に挿通口37が形成されている。
【0023】
商品収納部16の前面で投出口36の上側には、商品収納部16内の最下位の商品Tが投出口36を通じて投出可能とするとともに最下位の商品T上に載っている次位の商品Tが連られて出ること、つまり連れ出しを防止する厚み規制部材38が配設され、さらに、この厚み規制部材38の上側には、商品収納部16の前面に配置されて商品収納部16内に収納された商品Tの前面を支えるとともに商品補充時などに開放可能とする棒状の前支え部材39が配設されている。
【0024】
また、投出ユニット17は、棚板14上に配設されるケース体41を有し、このケース体41の上面42が商品収納部16の収納空間35の底面として構成され、このケース体41の上面42に商品Tが集積される。
【0025】
ケース体41の上面42および前後面にかけて溝部43が形成され、この溝部43に沿ってケース41の上面42を前方へ移動して最下位の商品Tを前方へ押し出して投出する投出体44が配置されている。ケース体41の内部には、例えば、ケース体41内の前後部に配置されるプーリによってベルトなどの無端体45が架け回され、この無端体45に溝部43に配置される連結部46を介して投出体44が連結されている。そして、商品投出待機時には投出体44が商品収納部16の後方の投出待機位置で待機され、商品投出時に図示しない投出モータにより無端体45が回転駆動されることにより、投出体44が挿通口37を通じて商品収納部16内に進入してケース体41の上面を前方へ移動するとともに前方からケース体41の内部を通して後方の投出待機位置に復帰される。
【0026】
ケース体41の前面両側には前方へ突出して投出口36から投出される商品Tを前方へガイドするガイド部47が形成され、これら各ガイド部47の投出口36に臨む上面には前方へ向けて下降傾斜するガイド面48が形成されている。
【0027】
ケース体41の上面42には有無検知レバー49が進退可能に突出され、この有無検知レバー49が商品収納部16内に収納された商品Tによって押し下げられる状態で図示しない有無検知スイッチにより商品有りが検知され、有無検知レバー49が上方に突出する状態で有無検知スイッチにより売切れが検知される。
【0028】
また、厚み規制部材38は、図2にも示すように、例えば合成樹脂などにより板状に一体に形成されており、板状の基部51を有し、この基部51の後面の一側寄り(図1(a)中、左寄り)中段位置近傍から上部にかけて、前支え部材39の下部が差し込まれて前支え部材39の下端を支持する前支え部材支持部52が形成されている。前支え部材支持部52に取り付けられた前支え部材39は、商品収納部16の前面開口を斜めに通る前支え姿勢(傾斜姿勢)、つまり商品収納部16内に集積された商品Tの前面を支える姿勢を定位置として支持され、定位置の前支え部材39を一側(図1(a)中、左側)へ起こして開放姿勢(略垂直姿勢)とし、さらに弾性変形させて湾曲させると、商品収納部16の前面開口が開放されて商品Tの補充が可能となっている。
【0029】
基部51の前面の一側寄り(図1(a)中、左寄り)位置には、コラム板31の取付部34が嵌合されて取り付けられる取付凹部53が形成されている。取付凹部53の上下辺には、一側方から挿入される取付部34の前面を押さえる押え突起54が形成され、中央には取付部34の孔34aに係合して厚み規制部材38を位置決めするとともに抜けを防止する係合突起55が形成されている。この構成により、厚み規制部材38の取り付け、位置決めを容易にでき、また、厚み規制部材38を取り外す際には、取付部34を手前に浮かせた状態で、厚み規制部材38を他側方へ引き出せばよい。
【0030】
厚み規制部材38の下部域、一側寄り(図1(a)中、左寄り)位置には、固定厚み規制部56が一体に形成されている。固定厚み規制部56は、厚み規制部材38自体(基部51)と同程度の厚み、および約半分の幅を有し、下端には前下がりの傾斜面、つまり投出方向に向けて下降傾斜するガイド面57が形成されている。ガイド面57の傾斜は、垂直面に対して40〜50度の角度に設定されている。
【0031】
厚み規制部材38の下部域、他側寄り(図1(a)中、右寄り)位置には、固定厚み規制部56に並んで弾性厚み規制部58が一体に形成されている。弾性厚み規制部58は、1〜2mm程度の厚み、および厚み規制部材38の約半分程度の幅を有し、厚み規制部材38の後面側に寄って上端が基部51に連結されるとともに固定厚み規制部56とは分離された状態に形成されており、固定厚み規制部56の後面と略平行な略垂直姿勢を定位置として、厚み方向すなわち投出方向に弾性変形可能となっている。弾性厚み規制部58の下端には前下がりの傾斜面、つまり投出方向に向けて下降傾斜するガイド面59が形成され、ガイド面59の傾斜は、固定厚み規制部56のガイド面57より垂直面に対して傾斜が緩く垂直面寄りの角度に設定されている。弾性厚み規制部58のガイド面59は、固定厚み規制部56のガイド面57より後方つまり商品収納部16の内方に位置されている。
【0032】
弾性厚み規制部58の下端と投出ユニット17の上面42との間隔(第1ゲート間隔)は、通常販売しようとする商品Tの厚み寸法と略同じ程度に設定されている。また、固定厚み規制部56の下端と投出ユニット17の上面42との間隔(第2ゲート間隔)は、販売しようとする最大厚み商品Tの厚み寸法より若干大きな値に設定されている。
【0033】
次に、商品収納投出装置を備えた自動販売機の作用について説明する。
【0034】
まず、商品Tの補充について説明する。
【0035】
図4(a)に示すように、扉体12を開放した状態で、各商品コラム15の前支え姿勢にある前支え部材39を開放姿勢に回動させ、商品Tを商品収納部16内に挿入して集積する。商品Tを補充することにより、有無検知レバー49が押し下げられ、商品有りが検知される。
【0036】
商品Tの補充後、前支え部材39を前支え姿勢に戻し、集積した商品Tの前方への崩れを防止する。扉体12を閉じることにより、待機状態となる。商品Tが集積されなかった商品コラム15は、有無検知レバー49が押し下げられないため、売切れが検知される。
【0037】
続いて、商品Tの投出について説明する。
【0038】
貨幣が投入され、所定の選択ボタンが操作されると、対応する商品コラム15の投出ユニット17が駆動される。
【0039】
投出ユニット17の駆動により、商品収納部16の後方の投出待機位置で待機されていた投出体44が商品収納部16内に進入移動し、最下位の商品Tを投出口36から前方へ押し出し、厚み規制部材38の弾性厚み規制部58によって最下位の商品Tに載る次位の商品Tの前方への移動を規制し、最下位の商品Tのみを払い出す。払い出した商品Tはシュート部25を通じて商品取出口20に案内する。
【0040】
そして、商品Tの厚みが弾性厚み規制部58の下端と投出ユニット17の上面42との間の第1ゲート間隔より小さい場合、図3に示すように、最下位の商品Tが投出される。
【0041】
図3(a)に示すように、投出ユニット17の上面42と平行な水平姿勢で投出口36へ押し出される場合、最下位の商品Tは厚み規制部材38に接触せずに投出され、次位の商品Tは固定厚み規制部56の後面に接触して前方への移動が規制される。
【0042】
図3(b)に示すように、最下位の商品Tが前上がりに傾斜した姿勢で押し出される場合には、最下位の商品Tの前端上部が弾性厚み規制部58のガイド面59に接触し、弾性厚み規制部58を前方へ弾性変形させる。弾性変形された弾性厚み規制部58は上端が支持されているため、前下がりの傾斜状となり、最下位の商品Tの前部を下方へ案内し、正常な投出を促す。
【0043】
図3(c)に示すように、最下位の商品Tの前上がりに傾斜する程度が大きく、弾性厚み規制部58の作用だけでは最下位の商品Tの傾きが修正されず、さらに弾性厚み規制部58を変形させた場合には、最下位の商品Tの前端上部が固定厚み規制部56のガイド面57に接触し、このガイド面57により最下位の商品Tの前部を下方へ案内し、正常な投出を促す。このとき、弾性厚み規制部58には所定以上の変形を加えられず、破損が防止される。
【0044】
また、商品Tの厚みが弾性厚み規制部58の下端と投出ユニット17の上面42との間の第1ゲート間隔より多少大きい場合には、押し出される最下位の商品Tが弾性厚み規制部58を押し曲げながらその弾性厚み規制部58の下側を移動し、投出ユニット17の上面42による支えが無くなることにより押し出された商品Tが下方へ向かう。次位の商品Tは、変形した弾性厚み規制部58あるいは固定厚み規制部56で前方への移動が規制される。
【0045】
商品Tの厚みの大小にかかわらず、最下位の商品Tが押し出されたはずみに、次位の商品Tが投出ユニット17の上面42でバウンドすることがあるが、弾性厚み規制部58と投出ユニット17の上面42との間隔を商品Tの厚みに近いため、次位の商品Tが飛び出す可能性は低い。
【0046】
商品Tの変形などにより、押し出されつつある商品Tが投出体44と厚み規制部材38の固定厚み規制部56との間に噛み込んでしまった場合には、投出ユニット17の投出モータが停止される。
【0047】
商品収納部16に商品Tが無くなれば、有無検知レバー49が上昇した状態が継続するので、売切れが検知される。
【0048】
このように、投出口36の上側に、押し出される最下位の商品Tとの接触により投出方向に弾性変形可能とするとともにその弾性によって最下位の商品Tを下方へ案内する弾性厚み規制部58を備えることにより、商品Tの厚みに合わせて厚み規制部材38の種類や位置を調整する必要がなく、最下位の商品Tの先端が浮き上がった姿勢で押し出される場合でもその商品Tの先端を下方へ案内して正常に投出でき、さらに、弾性厚み規制部58と並んで固定厚み規制部56を備えることにより、商品Tの先端が固定厚み規制部56のガイド面57に接触するまで弾性厚み規制部58が弾性変形した時点で、弾性厚み規制部58の変形を制限して破損を防止できるとともに、固定厚み規制部56のガイド面57により商品Tの先端を下方へ案内して正常に投出でき、したがって、厚みが異なる商品Tであっても調整を必要とせず、連れ出しなどの発生を防止し、商品Tの安定した投出ができる。
【0049】
しかも、固定厚み規制部56および弾性厚み規制部58を合成樹脂により一体に形成することにより、部品点数および組立工数を低減できる。
【0050】
なお、固定厚み規制部56と弾性厚み規制部58とは別体で構成してもよく、この場合、弾性厚み規制部58として金属製の板ばねを用いることができ、破損のおそれが少なく、耐久性を向上できる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の商品収納投出装置によれば、投出口の上側に、押し出される最下位の商品との接触により投出方向に弾性変形可能とするとともにその弾性によって最下位の商品を下方へ案内する弾性厚み規制部を備えることにより、商品の厚みに合わせて厚み規制部材種類や取付位置を調整する必要がなく、最下位の商品の先端が浮き上がった姿勢で押し出される場合でもその商品の先端を下方へ案内して正常に投出でき、さらに、弾性厚み規制部と並んで固定厚み規制部を備えることにより、商品の先端が固定厚み規制部のガイド面に接触するまで弾性厚み規制部が弾性変形した時点で、弾性厚み規制部の変形を制限して破損を防止できるとともに、固定厚み規制部のガイド面により商品の先端を下方へ案内して正常に投出でき、したがって、厚みが異なる商品であっても調整を必要とせず、次位の商品の連れ出しなどの発生を防止し、商品の安定した投出ができる。
【0052】
請求項2記載の商品収納投出装置によれば、請求項1記載の商品収納投出装置の効果に加えて、固定厚み規制部および弾性厚み規制部を一体に形成することにより、部品点数および組立工数を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である商品収納投出装置の構成を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図2】同上商品収納投出装置の厚み規制部材の構成を示し、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。
【図3】同上商品収納投出装置の動作を示し、(a)は正常な場合の説明図、(b)は若干傾斜した投出の場合の説明図、(c)は大きく傾斜した投出の場合の説明図である。
【図4】同上商品収納投出装置を適用した自動販売機の構成を示し、(a)は扉体を開放した状態の正面図、(b)は内部構造を示す右側方から見た断面図である。
【符号の説明】
15 商品収納投出装置としての商品コラム
16 商品収納部
17 投出手段としての投出ユニット
36 投出口
38 厚み規制部材
56 固定厚み規制部
57 ガイド面
58 弾性厚み規制部
59 ガイド面
T 商品

Claims (2)

  1. 商品を上下方向に集積収納する商品収納部と、
    この商品収納部の側面下部に形成される投出口と、
    前記商品収納部内の最下位の商品を前記投出口から押し出して投出する投出手段と、
    前記投出口の上側に固定的に設けられ、前記商品収納部内の最下位の商品の上に載っている次位の商品が連れ出るのを規制する厚み規制部材と、
    この厚み規制部材の下部域の左右方向一側寄り位置に設けられ、下端に投出方向に向けて下降傾斜するガイド面を有するとともにこの下端と前記商品収納部の底面との間に商品の厚みより大きな間隔を有する固定厚み規制部と、
    前記厚み規制部材の下部域の左右方向他側寄り位置に、前記固定厚み規制部に対して分離された状態でかつ前記固定厚み規制部の前記商品収納部内に臨む面と略平行な略垂直姿勢を定位置として並んで設けられ、下端に投出方向に向けて下降傾斜するとともに前記固定厚み規制部のガイド面より垂直面に対して傾斜が緩く設定されたガイド面を有し、押し出される最下位の商品との接触により投出方向に弾性変形可能とするとともにその弾性によって最下位の商品を下方へ案内する弾性厚み規制部と
    を具備していることを特徴とする商品収納投出装置。
  2. 固定厚み規制部および弾性厚み規制部は一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の商品収納投出装置。
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