JP2001229448A - 商品収納投出装置 - Google Patents

商品収納投出装置

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JP2001229448A JP2000039466A JP2000039466A JP2001229448A JP 2001229448 A JP2001229448 A JP 2001229448A JP 2000039466 A JP2000039466 A JP 2000039466A JP 2000039466 A JP2000039466 A JP 2000039466A JP 2001229448 A JP2001229448 A JP 2001229448A
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英徳 柏原
Takenori Kawagoe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚みが異なる商品Tであっても調整を必要と
せず、次位の商品Tの連れ出しを防止し、最下位の商品
Tを安定して投出できる。 【解決手段】 投出手段17により商品収納部16内の最下
位の商品Tを投出口36から押し出して投出する。投出口
36の上側に、固定厚み規制部56および弾性厚み規制部58
を並べて設ける。固定厚み規制部56の下端には投出方向
に下降傾斜するガイド面57を設ける。弾性厚み規制部58
は、押し出される最下位の商品Tとの接触により投出方
向に弾性変形可能とするとともにその弾性により最下位
の商品Tを下方へ案内する。弾性厚み規制部58により、
最下位の商品Tの先端が浮き上がった姿勢で押し出され
る場合でも商品Tの先端を下方へ案内して正常に投出で
きる。弾性厚み規制部58が大きく弾性変形しても、固定
厚み規制部56のガイド面57により商品Tの先端を下方へ
案内して正常に投出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品を上下方向に
集積収納し、最下位の商品から順に投出する商品収納投
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動販売機の商品収納投出装置で
は、例えば、特開平8−83376号公報に記載されて
いるように、商品収納部内に商品を上下方向に集積収納
し、商品収納部の底面を構成する投出ユニットにより商
品収納部内の最下位の商品を商品収納部の側面下部に形
成される投出口から押し出して投出している。
【0003】最下位の商品が投出される投出口は、投出
ユニットの上面と厚み規制部材との間に形成されてい
る。この厚み規制部材は、最下位の商品を投出する際に
最下位の商品の上に載っている次位の商品が連られて出
ること、つまり連れ出しを防止するものであり、投出ユ
ニットの上面との間に、商品1個の厚みtより広く、商
品2個の厚み2tより狭い間隔dをあけて配置されてい
る。すなわち、投出口の間隔dはt<d<2tの範囲内
で設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
商品収納投出装置では、厚み規制部材を設置する際、投
出口の間隔dをt<d<2tの範囲内で適切な値に設定
することが難しい問題がある。
【0005】すなわち、投出口の間隔が狭すぎると、押
し出される商品の先端が浮き上がるように少し傾斜した
だけでその先端が厚み規制部材に突き当たって正常に投
出されなくなり、商品が破損したり、詰まりが生じて商
品が投出されないうえ、以降の販売動作に支障をきたす
問題がある。
【0006】一方、投出口の間隔が広すぎると、上から
2個目の商品が投出された際に、次位の商品つまり最上
位の商品が投出ユニットの上面でバウンドして投出口を
通じて連れ出しされるおそれがある。特に、残りの商品
が少なくなった場合に、次位の商品の質量による押さえ
が少なくなり、連れ出しが生じやすい問題がある。
【0007】また、適切な値を設定したところで、商品
の厚みは銘柄などの種類によって異なるため、種類によ
って調整しないと安定した投出は見込めない。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、厚みが異なる商品であっても調整を必要とせず、
次位の商品の連れ出しなどを防止し、最下位の商品を安
定して投出できる商品収納投出装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の商品収納
投出装置は、商品を上下方向に集積収納する商品収納部
と、この商品収納部の側面下部に形成される投出口と、
前記商品収納部内の最下位の商品を前記投出口から押し
出して投出する投出手段と、前記投出口の上側に固定的
に設けられ、下端に投出方向に向けて下降傾斜するガイ
ド面を有するとともにこの下端と前記商品収納部の底面
との間に商品の厚みより大きな間隔を有する固定厚み規
制部と、前記投出口の上側に前記固定厚み規制部と並ん
で設けられ、押し出される最下位の商品との接触により
投出方向に弾性変形可能とするとともにその弾性によっ
て最下位の商品を下方へ案内する弾性厚み規制部とを具
備しているものである。
【0010】そして、投出口から最下位の商品が正常に
押し出される場合は、最下位の商品が弾性厚み規制部の
下端に接しないで通過するか、多少接触して弾性厚み規
制部を弾性変形させながら投出される。最下位の商品が
押し出される間、最下位の商品に載る次位の商品は弾性
厚み規制部および固定厚み規制部によって投出方向への
動きが規制される。最下位の商品が投出された直後に、
次位の商品が商品収納部の底面上に落下したはずみで投
出口から飛び出そうとした場合には、弾性厚み規制部に
よって制止される。
【0011】最下位の商品の先端が浮き上がった姿勢に
傾斜して押し出される場合、商品の先端上部が弾性厚み
規制部を弾性変形させて固定厚み規制部のガイド面に接
触する。さらに、商品が押し出されると、商品の先端上
部がガイド面によって下方へ案内され、投出口から正常
に投出される。このとき、商品が固定厚み規制部に接触
した時点で、弾性厚み規制部にはそれ以上の変形は加え
られない。
【0012】請求項2記載の商品収納投出装置は、請求
項1記載の商品収納投出装置において、固定厚み規制部
および弾性厚み規制部は一体に形成されているものであ
る。
【0013】そして、固定厚み規制部および弾性厚み規
制部を一体に形成することにより、部品点数および組立
工数を低減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の商品収納投出装置
の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】図4に商品収納投出装置を適用した自動販
売機の構成を示し、(a)は扉体を開放した状態の正面
図、(b)は内部構造を示す右側方から見た断面図であ
る。
【0016】自動販売機は、前面が開放される箱状の販
売機本体11と、この販売機本体11の前面に開閉可能に取
り付けられた扉体12とを有し、販売機本体11の下部には
複数の転倒防止脚13が設けられている。
【0017】販売機本体11内には、上下に複数の棚板14
が配設され、各棚板14上には商品収納投出装置としての
複数の商品コラム15が横に並んで配設されている。各商
品コラム15は、底面上に商品を上下方向に集積収納する
商品収納部16、およびこの商品収納部16の下部に配設さ
れて商品収納部16内の最下位の商品を順に投出方向であ
る前方へ押し出して投出する投出手段としての投出ユニ
ット17を有している。販売機本体11の底部には、電源装
置18が配設されている。
【0018】扉体12の前面には、選択ボタンを有する見
本展示部19、貨幣投入口や返却レバーなどを有する操作
部、商品が払い出される商品取出口20、広告などを表示
する広告部21が設けられている。また、扉体12の裏面に
は、操作部に投入された貨幣を識別計数するとともに返
却や必要に応じて釣銭を払い出す貨幣処理装置22が配置
されている。さらに、扉体12の裏面には、扉体12の閉鎖
状態において商品コラム15の前面に近接し、各段の商品
コラム15から投出される商品を受入口23を介して受け入
れ、下方の商品取出口20に通じる商品取出部24へ案内す
る商品シュート25が形成されている。
【0019】次に、図1に商品収納投出装置(商品コラ
ム)の構成を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【0020】商品コラム15は、商品収納部16内に例えば
たばこなどの矩形状の商品Tを前後方向に1列で上下方
向に集積収納し、商品収納部16の下部の投出ユニット17
で商品収納部16内の最下位の商品Tを前方へ押し出して
順に投出する構成、すなわち1列・前投出タイプに構成
されている。
【0021】商品収納部16は、棚板14上に立設されるコ
ラム板31を有し、このコラム板31には、側面を構成して
隣接する商品収納部16との仕切りとなる側面部32、この
側面部32の後縁から折曲されて後面を構成する後面部3
3、および側面部32の前縁の一部から折曲されて前面に
配置される取付部34が形成されている。そして、隣接す
る両側のコラム板31間に商品Tを上下方向に集積収納す
る収納空間35が形成されている。
【0022】商品収納部16の前面下部には商品収納部16
内の最下位の商品Tが通過可能な投出口36が形成され、
商品収納部16の後面部33の下部には投出ユニット17との
間に挿通口37が形成されている。
【0023】商品収納部16の前面で投出口36の上側に
は、商品収納部16内の最下位の商品Tが投出口36を通じ
て投出可能とするとともに最下位の商品T上に載ってい
る次位の商品Tが連られて出ること、つまり連れ出しを
防止する厚み規制部材38が配設され、さらに、この厚み
規制部材38の上側には、商品収納部16の前面に配置され
て商品収納部16内に収納された商品Tの前面を支えると
ともに商品補充時などに開放可能とする棒状の前支え部
材39が配設されている。
【0024】また、投出ユニット17は、棚板14上に配設
されるケース体41を有し、このケース体41の上面42が商
品収納部16の収納空間35の底面として構成され、このケ
ース体41の上面42に商品Tが集積される。
【0025】ケース体41の上面42および前後面にかけて
溝部43が形成され、この溝部43に沿ってケース41の上面
42を前方へ移動して最下位の商品Tを前方へ押し出して
投出する投出体44が配置されている。ケース体41の内部
には、例えば、ケース体41内の前後部に配置されるプー
リによってベルトなどの無端体45が架け回され、この無
端体45に溝部43に配置される連結部46を介して投出体44
が連結されている。そして、商品投出待機時には投出体
44が商品収納部16の後方の投出待機位置で待機され、商
品投出時に図示しない投出モータにより無端体45が回転
駆動されることにより、投出体44が挿通口37を通じて商
品収納部16内に進入してケース体41の上面を前方へ移動
するとともに前方からケース体41の内部を通して後方の
投出待機位置に復帰される。
【0026】ケース体41の前面両側には前方へ突出して
投出口36から投出される商品Tを前方へガイドするガイ
ド部47が形成され、これら各ガイド部47の投出口36に臨
む上面には前方へ向けて下降傾斜するガイド面48が形成
されている。
【0027】ケース体41の上面42には有無検知レバー49
が進退可能に突出され、この有無検知レバー49が商品収
納部16内に収納された商品Tによって押し下げられる状
態で図示しない有無検知スイッチにより商品有りが検知
され、有無検知レバー49が上方に突出する状態で有無検
知スイッチにより売切れが検知される。
【0028】また、厚み規制部材38は、図2にも示すよ
うに、例えば合成樹脂などにより板状に一体に形成され
ており、板状の基部51を有し、この基部51の後面の一側
寄り(図1(a)中、左寄り)中段位置近傍から上部にか
けて、前支え部材39の下部が差し込まれて前支え部材39
の下端を支持する前支え部材支持部52が形成されてい
る。前支え部材支持部52に取り付けられた前支え部材39
は、商品収納部16の前面開口を斜めに通る前支え姿勢
(傾斜姿勢)、つまり商品収納部16内に集積された商品
Tの前面を支える姿勢を定位置として支持され、定位置
の前支え部材39を一側(図1(a)中、左側)へ起こして
開放姿勢(略垂直姿勢)とし、さらに弾性変形させて湾
曲させると、商品収納部16の前面開口が開放されて商品
Tの補充が可能となっている。
【0029】基部51の前面の一側寄り(図1(a)中、左
寄り)位置には、コラム板31の取付部34が嵌合されて取
り付けられる取付凹部53が形成されている。取付凹部53
の上下辺には、一側方から挿入される取付部34の前面を
押さえる押え突起54が形成され、中央には取付部34の孔
34aに係合して厚み規制部材38を位置決めするとともに
抜けを防止する係合突起55が形成されている。この構成
により、厚み規制部材38の取り付け、位置決めを容易に
でき、また、厚み規制部材38を取り外す際には、取付部
34を手前に浮かせた状態で、厚み規制部材38を他側方へ
引き出せばよい。
【0030】厚み規制部材38の下部域、一側寄り(図1
(a)中、左寄り)位置には、固定厚み規制部56が一体に
形成されている。固定厚み規制部56は、厚み規制部材38
自体(基部51)と同程度の厚み、および約半分の幅を有
し、下端には前下がりの傾斜面、つまり投出方向に向け
て下降傾斜するガイド面57が形成されている。ガイド面
57の傾斜は、垂直面に対して40〜50度の角度に設定
されている。
【0031】厚み規制部材38の下部域、他側寄り(図1
(a)中、右寄り)位置には、固定厚み規制部56に並んで
弾性厚み規制部58が一体に形成されている。弾性厚み規
制部58は、1〜2mm程度の厚み、および厚み規制部材
38の約半分程度の幅を有し、厚み規制部材38の後面側に
寄って上端が基部51に連結されるとともに固定厚み規制
部56とは分離された状態に形成されており、固定厚み規
制部56の後面と略平行な略垂直姿勢を定位置として、厚
み方向すなわち投出方向に弾性変形可能となっている。
弾性厚み規制部58の下端には前下がりの傾斜面、つまり
投出方向に向けて下降傾斜するガイド面59が形成され、
ガイド面59の傾斜は、固定厚み規制部56のガイド面57よ
り垂直面に対して傾斜が緩く垂直面寄りの角度に設定さ
れている。弾性厚み規制部58のガイド面59は、固定厚み
規制部56のガイド面57より後方つまり商品収納部16の内
方に位置されている。
【0032】弾性厚み規制部58の下端と投出ユニット17
の上面42との間隔(第1ゲート間隔)は、通常販売しよ
うとする商品Tの厚み寸法と略同じ程度に設定されてい
る。また、固定厚み規制部56の下端と投出ユニット17の
上面42との間隔(第2ゲート間隔)は、販売しようとす
る最大厚み商品Tの厚み寸法より若干大きな値に設定さ
れている。
【0033】次に、商品収納投出装置を備えた自動販売
機の作用について説明する。
【0034】まず、商品Tの補充について説明する。
【0035】図4(a)に示すように、扉体12を開放した
状態で、各商品コラム15の前支え姿勢にある前支え部材
39を開放姿勢に回動させ、商品Tを商品収納部16内に挿
入して集積する。商品Tを補充することにより、有無検
知レバー49が押し下げられ、商品有りが検知される。
【0036】商品Tの補充後、前支え部材39を前支え姿
勢に戻し、集積した商品Tの前方への崩れを防止する。
扉体12を閉じることにより、待機状態となる。商品Tが
集積されなかった商品コラム15は、有無検知レバー49が
押し下げられないため、売切れが検知される。
【0037】続いて、商品Tの投出について説明する。
【0038】貨幣が投入され、所定の選択ボタンが操作
されると、対応する商品コラム15の投出ユニット17が駆
動される。
【0039】投出ユニット17の駆動により、商品収納部
16の後方の投出待機位置で待機されていた投出体44が商
品収納部16内に進入移動し、最下位の商品Tを投出口36
から前方へ押し出し、厚み規制部材38の弾性厚み規制部
58によって最下位の商品Tに載る次位の商品Tの前方へ
の移動を規制し、最下位の商品Tのみを払い出す。払い
出した商品Tはシュート部25を通じて商品取出口20に案
内する。
【0040】そして、商品Tの厚みが弾性厚み規制部58
の下端と投出ユニット17の上面42との間の第1ゲート間
隔より小さい場合、図3に示すように、最下位の商品T
が投出される。
【0041】図3(a)に示すように、投出ユニット17の
上面42と平行な水平姿勢で投出口36へ押し出される場
合、最下位の商品Tは厚み規制部材38に接触せずに投出
され、次位の商品Tは固定厚み規制部56の後面に接触し
て前方への移動が規制される。
【0042】図3(b)に示すように、最下位の商品Tが
前上がりに傾斜した姿勢で押し出される場合には、最下
位の商品Tの前端上部が弾性厚み規制部58のガイド面59
に接触し、弾性厚み規制部58を前方へ弾性変形させる。
弾性変形された弾性厚み規制部58は上端が支持されてい
るため、前下がりの傾斜状となり、最下位の商品Tの前
部を下方へ案内し、正常な投出を促す。
【0043】図3(c)に示すように、最下位の商品Tの
前上がりに傾斜する程度が大きく、弾性厚み規制部58の
作用だけでは最下位の商品Tの傾きが修正されず、さら
に弾性厚み規制部58を変形させた場合には、最下位の商
品Tの前端上部が固定厚み規制部56のガイド面57に接触
し、このガイド面57により最下位の商品Tの前部を下方
へ案内し、正常な投出を促す。このとき、弾性厚み規制
部58には所定以上の変形を加えられず、破損が防止され
る。
【0044】また、商品Tの厚みが弾性厚み規制部58の
下端と投出ユニット17の上面42との間の第1ゲート間隔
より多少大きい場合には、押し出される最下位の商品T
が弾性厚み規制部58を押し曲げながらその弾性厚み規制
部58の下側を移動し、投出ユニット17の上面42による支
えが無くなることにより押し出された商品Tが下方へ向
かう。次位の商品Tは、変形した弾性厚み規制部58ある
いは固定厚み規制部56で前方への移動が規制される。
【0045】商品Tの厚みの大小にかかわらず、最下位
の商品Tが押し出されたはずみに、次位の商品Tが投出
ユニット17の上面42でバウンドすることがあるが、弾性
厚み規制部58と投出ユニット17の上面42との間隔を商品
Tの厚みに近いため、次位の商品Tが飛び出す可能性は
低い。
【0046】商品Tの変形などにより、押し出されつつ
ある商品Tが投出体44と厚み規制部材38の固定厚み規制
部56との間に噛み込んでしまった場合には、投出ユニッ
ト17の投出モータが停止される。
【0047】商品収納部16に商品Tが無くなれば、有無
検知レバー49が上昇した状態が継続するので、売切れが
検知される。
【0048】このように、投出口36の上側に、押し出さ
れる最下位の商品Tとの接触により投出方向に弾性変形
可能とするとともにその弾性によって最下位の商品Tを
下方へ案内する弾性厚み規制部58を備えることにより、
商品Tの厚みに合わせて厚み規制部材38の種類や位置を
調整する必要がなく、最下位の商品Tの先端が浮き上が
った姿勢で押し出される場合でもその商品Tの先端を下
方へ案内して正常に投出でき、さらに、弾性厚み規制部
58と並んで固定厚み規制部56を備えることにより、商品
Tの先端が固定厚み規制部56のガイド面57に接触するま
で弾性厚み規制部58が弾性変形した時点で、弾性厚み規
制部58の変形を制限して破損を防止できるとともに、固
定厚み規制部56のガイド面57により商品Tの先端を下方
へ案内して正常に投出でき、したがって、厚みが異なる
商品Tであっても調整を必要とせず、連れ出しなどの発
生を防止し、商品Tの安定した投出ができる。
【0049】しかも、固定厚み規制部56および弾性厚み
規制部58を合成樹脂により一体に形成することにより、
部品点数および組立工数を低減できる。
【0050】なお、固定厚み規制部56と弾性厚み規制部
58とは別体で構成してもよく、この場合、弾性厚み規制
部58として金属製の板ばねを用いることができ、破損の
おそれが少なく、耐久性を向上できる。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の商品収納投出装置によれ
ば、投出口の上側に、押し出される最下位の商品との接
触により投出方向に弾性変形可能とするとともにその弾
性によって最下位の商品を下方へ案内する弾性厚み規制
部を備えることにより、商品の厚みに合わせて厚み規制
部材種類や取付位置を調整する必要がなく、最下位の商
品の先端が浮き上がった姿勢で押し出される場合でもそ
の商品の先端を下方へ案内して正常に投出でき、さら
に、弾性厚み規制部と並んで固定厚み規制部を備えるこ
とにより、商品の先端が固定厚み規制部のガイド面に接
触するまで弾性厚み規制部が弾性変形した時点で、弾性
厚み規制部の変形を制限して破損を防止できるととも
に、固定厚み規制部のガイド面により商品の先端を下方
へ案内して正常に投出でき、したがって、厚みが異なる
商品であっても調整を必要とせず、次位の商品の連れ出
しなどの発生を防止し、商品の安定した投出ができる。
【0052】請求項2記載の商品収納投出装置によれ
ば、請求項1記載の商品収納投出装置の効果に加えて、
固定厚み規制部および弾性厚み規制部を一体に形成する
ことにより、部品点数および組立工数を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である商品収納投出装置
の構成を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図2】同上商品収納投出装置の厚み規制部材の構成を
示し、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、
(d)は背面図である。
【図3】同上商品収納投出装置の動作を示し、(a)は正
常な場合の説明図、(b)は若干傾斜した投出の場合の説
明図、(c)は大きく傾斜した投出の場合の説明図であ
る。
【図4】同上商品収納投出装置を適用した自動販売機の
構成を示し、(a)は扉体を開放した状態の正面図、(b)は
内部構造を示す右側方から見た断面図である。
【符号の説明】
15 商品収納投出装置としての商品コラム 16 商品収納部 17 投出手段としての投出ユニット 36 投出口 56 固定厚み規制部 57 ガイド面 58 弾性厚み規制部 T 商品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏原 英徳 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 (72)発明者 川越 武範 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 Fターム(参考) 3E046 BA01 BB02 CA11 DA01 EA01 3F030 AA04 AB01 CA02 CB01 CB03 CC02 DA02 DB02 DC01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を上下方向に集積収納する商品収納
    部と、 この商品収納部の側面下部に形成される投出口と、 前記商品収納部内の最下位の商品を前記投出口から押し
    出して投出する投出手段と、 前記投出口の上側に固定的に設けられ、下端に投出方向
    に向けて下降傾斜するガイド面を有するとともにこの下
    端と前記商品収納部の底面との間に商品の厚みより大き
    な間隔を有する固定厚み規制部と、 前記投出口の上側に前記固定厚み規制部と並んで設けら
    れ、押し出される最下位の商品との接触により投出方向
    に弾性変形可能とするとともにその弾性によって最下位
    の商品を下方へ案内する弾性厚み規制部とを具備してい
    ることを特徴とする商品収納投出装置。
  2. 【請求項2】 固定厚み規制部および弾性厚み規制部は
    一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    商品収納投出装置。
JP2000039466A 2000-02-17 2000-02-17 商品収納投出装置 Expired - Fee Related JP3818817B2 (ja)

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