JP3262736B2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP3262736B2
JP3262736B2 JP07720197A JP7720197A JP3262736B2 JP 3262736 B2 JP3262736 B2 JP 3262736B2 JP 07720197 A JP07720197 A JP 07720197A JP 7720197 A JP7720197 A JP 7720197A JP 3262736 B2 JP3262736 B2 JP 3262736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はたばこ等のパッケー
ジ化された商品の自動販売機に係り、特に商品を積層し
て収納する商品コラムの奥行き長を商品サイズに応じて
簡易に調整可能な奥行き調整部材を備えた自動販売機に
関する。
【0002】
【関連する背景技術】たばこ等のパッケージ化された商
品の自動販売機は、図3に示すように販売機本体1の内
部に商品を積み重ねて収納する複数列の商品コラム2を
備え、各商品コラム2から選択的に払い出される商品
を、ドア部3に設けた商品取出口4に導く如く構成され
ている。各商品コラム2は、例えばその下部に組み込ま
れた商品払出ニット5を指定商品に応じて選択的に駆動
することで、当該商品コラム2に収納された商品を最下
位置のものから順に、その前面側に払い出すように構成
される。そして商品コラム2の前面に払い出された商品
を、ドア部3の裏面に設けた商品シュート6を介して前
記商品取出口4に導くように構成されている。
【0003】図4は従来一般的な自動販売機における商
品コラム2とその周辺部の概略構成を示している。図4
に示すように複数列の商品コラム2は、例えば商品コラ
ム2の奥部壁面をなす背面板(図示せず)に取り付けら
れる複数の仕切板7によって所定の商品収納空間を幅方
向に区画して設定される。そして各商品コラム2の下部
には商品の載置面をなし、最下位置の商品から順にその
前面に払い出す商品払出ユニット5が組み込まれる。確
言すれば、商品コラム2は商品払出ユニット5の上面を
商品載置面とし、その奥部に設けられる背面板と前記仕
切板7によって形成される側壁面とにより区画され、そ
の前面を開放した縦長の商品収納空間として実現され
る。
【0004】しかして商品コラム2の前面側下部には、
前記商品払出ユニット5による商品払出口の上方に位置
して板状の商品搬出ガイド8が設けられており、更にこ
の商品搬出ガイド8上に奥行き調整部材9が取り付けら
れている。この奥行き調整部材9は商品の長さ寸法に応
じて前後に位置調整されるもので、この奥行き調整部材
9により各種長さ寸法の商品が、商品コラム2の最奥部
(背面板)を基準として前記商品払出ユニット5上に位
置決めされる。そして商品コラム2内に収納された最下
位置の商品は、商品払出ユニット5の作動によってその
側部を前記仕切板7にガイドされて商品コラム2の前面
側に押し出され、前記商品搬出ガイド8により払い出し
姿勢が規制されながら該商品コラム2から払い出されて
前述した商品シュート6内に落とし込まれるようになっ
ている。
【0005】尚、図4において10は仕切板7の上端を
位置決めして保持する板状の仕切板押え部材である。ま
た11は両端を鉤状に折り曲げて偏心させた棒状の商品
ガイドシャフトである。この商品ガイドシャフト11
は、その両端を前記仕切板7の前縁部に位置付けて前記
仕切板押え部材10と前記奥行き調整部材9とによって
回動自在に支持されている。そしてその回動端下部を前
記奥行き調整部材9の突起部9aに係合させることで位
置規制されて商品コラム2の前面に位置付けられる。こ
の状態で商品ガイドシャフト11は前記商品コラム2に
積層されて収納される商品の崩れ落ちを防止する役割を
果たす。
【0006】ちなみに前記奥行き調整部材9による商品
ガイドシャフト11の位置規制の解除は、例えば商品ガ
イドシャフト11自体を若干持ち上げ、その回動端下部
と前記奥行き調整部材9の突起部9aとの係合を外すこ
とによって行われる。この状態で商品ガイドシャフト1
1を手前側に回動させ、商品コラム2の前面を開くこと
によって商品コラム2内への商品の装填が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで各商品コラム
2は、基本的には商品の最大サイズに対応した奥行き長
の空間部を形成して設定されるが、そこに収納される商
品の中には商品コラム2の奥行き長よりも短い種別のも
のもある。このような長さの短い商品を商品コラム2内
にそのまま積層して収納すると、商品コラム2内におけ
る商品位置が規制されないのでその収納姿勢が崩れ、所
謂商品詰まりが生じる虞がある。
【0008】このような不具合を防止するべく、例えば
図5(a)に示すような所定の厚みを持つ奥行き調整部材
12を準備し、この奥行き調整部材12を図5(b)に示
すように商品コラム2の奥部壁面に装着し、商品コラム
2の実効的な奥行き長を短くすることが行われている。
即ち、この奥行き調整部材12は、その両側部を裏面側
に折曲して所定の厚みを形成した横断面コ字状の板金部
品からなり、例えば仕切板7の後端部を折曲して形成さ
れて商品コラム2の奥部壁面を構成する背面板7aに装
着されるようになっている。このような奥行き調整部材
12を装着して構成される商品コラム2によれば、該奥
行き調整部材12の厚み分だけその奥行き長が短く設定
されるので、前述した不具合を招来することなく短尺の
商品を収納することが可能となる。
【0009】しかしながら販売機本体1の内部に設けら
れる複数の商品コラム2は、その売れ筋に応じた量の商
品を収納するべく、複数種のコラム長の異なる商品コラ
ム2として実現される。即ち、大量販売商品用の長尺商
品コラム2や、多品種少量販売用の短尺商品コラム2と
して実現される。この為、前述した奥行き調整部材12
としても商品コラム2のコラム長に応じた長さのものと
して、複数種類準備することが必要となる。
【0010】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、コラム長の異なる複数種の商品
コラムに対応可能で、また商品コラムの奥部壁面に確実
に取り付けることができ、しかもその着脱が容易な構造
の奥行き調整部材を備えた自動販売機を提供することに
ある。特にコラム長の異なる複数種の商品コラムに拘わ
ることなく共通部品化された奥行き調整部材を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明は商品を積層して収納する複数列の商品コラ
ムを備え、各商品コラムの下部に前記商品の載置面をな
すと共に最下位置の商品を商品コラムから順に払い出す
商品払出ユニットを組み込んだ自動販売機に係り、前記
商品コラムの奥部壁面に取り付けられる奥行き調整部材
を、その裏面に設けられて前記商品コラムの奥部壁面に
穿たれた調整部材取付孔の縁部に着脱自在に係合する係
合片と、該奥行き調整部材の上端にその裏面側に突出し
て設けられ前記係合片を前記調整部材取付孔の縁部に係
合させたときに前記商品コラムの奥部壁面に穿たれた孔
部に嵌め込まれる斜面体と、この斜面体からその前面に
掛けて傾斜する斜面を形成してなり、前記商品払出ユニ
ット上に導かれる商品の後端部をガイドして該商品を前
記商品コラムの払い出し側に移動させる傾斜部とを具備
した構造としたことを特徴とするものである。ちなみに
上記係合片としては、その裏面との間に前記調整部材取
付孔の縁部を挟み込む溝を形成した構造とすることが好
ましく、また斜面としてはその前面側の上部にだけ形成
し、前面側の下部については商品コラムの奥部壁面と平
行な面をなすようにすることが好ましい。
【0012】また請求項2に記載するように前記奥行き
調整部材の裏面に撓み可能な弾性片を一体に設け、この
弾性片の先端に前記係合片が前記調整部材取付孔の縁部
を挟み込んで係合したとき、前記調整部材取付孔に入り
込んで該調整部材取付孔の反対側縁部に係合する突起を
設けたことを特徴としている。更に請求項3に記載する
ように前記奥行き調整部材を、一体成形された合成樹脂
製部品として実現することを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る自動販売機における商品コラムと、この
商品コラムの奥部壁面に取り付けられる奥行き調整部材
の構成について説明する。尚、図4および図5に示す従
来の商品コラム2と同じ構成部品については同一符号を
付して説明する。
【0014】図1はこの実施形態に係る奥行き調整部材
31と、商品コラム2の奥部壁面への上記奥行き調整部
材31の取り付け構造を示す図である。図1(b)(c)に
それぞれ示すように商品コラム2は、例えば販売機本体
1の内部の所定の商品収納空間を横方向に区画して設け
られる仕切板21を側壁面として実現され、またその下
部には商品払出ユニット5が組み込まれる。尚、仕切板
21は商品コラム2のコラム長に応じて、図1(b)に示
すような長尺商品コラム2用の長尺の仕切板、或いは図
1(c)に示すような短尺商品コラム2用の短尺の仕切板
として実現される。
【0015】このような長尺または短尺の仕切板21に
よって形成される商品コラム2の下部に組み込まれる商
品払出ニット5は、その上面を商品コラム2内に積層し
て収納される商品の載置面としたもので、上面(載置
面)に突出して商品コラム2の奥部から手前側に移動し
て最下位置の商品を押し出すプッシャ(押圧部材)5a
を備えている。尚、商品払出ユニット5としては、例え
ばその上面に沿って走行駆動される無端状ベルトに、該
ベルトよりも幅広のプッシャ5aを取り付けた構造のも
のが用いられるが、スクリューねじにより押圧爪(プッ
シャ)を往復移動させる方式のもの等、従来より提唱さ
れている種々方式の商品払出ユニットを適宜用いること
が可能である。
【0016】しかして前記仕切板21は商品コラム2の
側壁面をなして前記商品払出ユニット5の側部に位置付
けられる板状の主体部22と、この主体部22に直交し
て該主体部22の後端部にL字状に張り出されて該商品
コラム2の奥部壁面をなす背面板23とを一体に形成し
た合成樹脂製部品からなる。上記背面板23は商品コラ
ム2の最大幅よりも狭い幅で、前記主体部22よりも長
さの短い板状体からなり、その下端部と前記商品払出ユ
ニット5の上面後端部との間に、前記プッシャ(押圧部
材)5aが通過可能な空間部を形成するようになってい
る。またこの背面板23には、図1(a)に示す如き奥行
き調整部材31を取り付けるための矩形状の調整部材取
付孔24が複数個設けられている。尚、上記仕切板21
を、その後端部をL字状に折曲形成した板金製部品とし
て実現することも可能である。
【0017】さて前記背面板23に取り付けられる奥行
き調整部材31は、図1(a)に示すように背面体32
と、その両側部に前面側に張り出して形成された側壁体
33,33とを備えた、概略コ字状の横断面形状をなす
合成樹脂製部品からなる。上記側壁体33,33は、そ
の前端を前記商品コラム2に収納された商品の後端部に
当接させて該商品の収納位置を規制する役割を担う。特
にこの側壁体33,33の上部は、前記背面体32の上
部位置から商品の払い出し方向に向けて斜めに切り落と
された形状をなす斜面を等価的に形成する傾斜縁部34
となっている。
【0018】尚、側壁体33,33の上記傾斜縁部34
の下側の直立部は、該傾斜縁部34によって位置規制さ
れた商品を、そのまま商品払出ユニット5上に導く役割
をなす。またこの直立部(側壁体33,33の縁部)の
突出量は、商品コラム2内に収納する商品の長手方向の
長さに応じて定められるもので、商品コラム2の最大奥
行き長から、商品の長手方向の長さと若干の余裕分を差
し引いた突出量として定められる。
【0019】また前記背面体32の上端部には、前記傾
斜縁部34に連なって裏面側に延ばされた斜面体35が
形成されている。この斜面体35と前記側壁体33,3
3の上部の傾斜縁部34とにより、前記商品コラム2に
収納されて前記商品払出ユニット5上に導かれる商品の
後端部に当接して該商品をその前面側に位置変位させる
ガイド面が形成される。この傾斜縁部34(斜面体3
5)の傾斜角度は、商品を安定にガイドして位置変位さ
せるべく、例えば15°程度に設定される。
【0020】さて前記背面体32の裏面には、図2にそ
の縦方向断面を示すように2つの係合片32a,32b
が上下に並べて設けられている。これらの係合片32
a,32bは、前記仕切板21の背面板23に穿たれた
矩形状の調整部材取付孔24に填め込まれてその下側縁
部に係合するものであり、その下面部には上記調整部材
取付孔24の縁部を挟み込む幅狭のスリット溝が形成さ
れている。つまり係合片32a,32bは、スリット溝
を備えたフック形状をなしている。
【0021】また前記背面体32の上記係合片32bの
上方位置には、該背面体32にコ字状の溝32cを設け
ることで、該背面体32に一体に形成された弾性片32
dが設けられている。そしてこの弾性片32dの先端裏
側には、図2に示すようにストッパ体をなす突起32e
が設けられている。この突起32eは、前記係合片32
a,32bを前記調整部材取付孔24に填め込んだとき
に前記背面板23の表面に当接して該弾性片32dを撓
ませる。そしてこの状態から奥行き調整部材31を下方
に移動させて前記係合片32a,32bのスリット溝に
前記仕切板取付孔24の縁部を填め、該縁部を挟み込ん
で係合させたとき、前記突起32eは前記背面板23と
の当接が解除されて該弾性片32dを弾性復帰させて調
整部材取付孔24に入り込み、該調整部材取付孔24の
反対側縁部と係合して背面体32(奥行き調整部材3
1)の移動を阻止する役割を担う。
【0022】尚、前記背面板23には、奥行き調整部材
31の裏面側に突出した前記斜面体35を逃がす為の孔
部25が形成されている。この孔部25内に斜面体35
が入り込むことによって、前記背面板23が形成する商
品コラム2の奥部壁面から、前記斜面体35および前記
側壁体33,33の傾斜縁部34がなす斜面(ガイド
面)が段差を生じることなく連続的に連なるようになっ
ている。つまり商品が引掛かりを生じることなしにガイ
ドされるようになっている。
【0023】さて仕切板21の背面板23に対する前記
奥行き調整部材31の装着は、先ず図2(a)に示すよう
に背面板23に穿たれた孔部25に斜面体35を位置付
け、この状態で前記調整部材取付孔24に前記奥行き調
整部材31の各係合片32a,32bをそれぞれ填め込
むことによってなされる。この際、弾性片32dの上端
部裏面に設けられた突起32eが上記調整部材取付孔2
4の上部において背面板23に当接し、弾性片32cを
図2(b)に示すようにその前面側に撓ませる。このよう
な状態で奥行き調整部材31を押し下げると、前記各係
合片32a,33dのスリット溝が調整部材取付孔24
の下側縁部を挟み込む。この際、前記突起32eが背面
板23との当接位置から外れて上記調整部材取付孔24
内に入り込むので、図2(c)に示すように弾性片32d
は元の直立状態に復帰する。すると前記突起32eが調
整部材取付孔24の上側縁部に係合し、奥行き調整部材
31の上方への移動を阻止することになる。この結果、
奥行き調整部材31が前記係合片32a,32bおよび
突起32eによって背面板23に強固に固定されること
になる。
【0024】尚、この奥行き調整部材31の背面板23
からの取り外しは、前記弾性片32dの上端を引き起こ
して前記突起32eと前記調整部材取付孔24の上側縁
部との係合を解除した状態で、前記奥行き調整部材31
を持ち上げて前記係合片32a,32bと調整部材取付
孔24の上側縁部との係合を解除する。そしてこの状態
で奥行き調整部材31を手前側に引き出し、前記係合片
32a,32bを調整部材取付孔24から引き抜くこと
によってなされる。
【0025】このようにこの実施形態に係る奥行き調整
部材31は、上述した係合片32a,32bおよび弾性
片32dに形成された突起32eを備え、ねじ止め等の
固定手段を用いることなしに、所謂ワンタッチ操作によ
って背面板23に対して簡単に装着され、またその取り
外しを行い得るように構成されている。しかも単に係合
片32a,32bを調整部材取付孔24に嵌め込むだけ
ではなく、係合片32a,32bに設けたスリット溝に
て調整部材取付孔24の下側縁部を挟み込むことによっ
て、背面板23に対して強固に取りつけられるものとな
っている。更にこの状態においては、調整部材取付孔2
1の上側縁部に係合する突起32eによって抜け止めさ
れ、奥行き調整部材31と背面板23との係合状態が強
固に保持されるようになっている。
【0026】従って意図的に前記弾性片32dを撓ませ
て前記突起32eによる抜け止めを解除しない限り奥行
き調整部材31を取り外すことができず、また上記突起
32eによる抜け止めを解除するだけで、奥行き調整部
材31を簡単に取り外すことが可能となる。これ故、奥
行き調整部材31の装着とその取り外しを容易に行うこ
とができ、しかも一旦装着した奥行き調整部材31の不
本意な外れを確実に防止することができる。更には奥行
き調整部材31を合成樹脂製部品として実現しているの
で、従来の板金製の奥行き調整部材12に比較して軽量
化することができ、自動販売機自体の軽量化を図ること
ができる。しかも前述した係合片32a,32b等を備
えた複雑な構造であると雖も、簡易に、且つ安価に製作
することができる。
【0027】しかも上述した奥行き調整部材31は、商
品払出ユニット5上に導かれる商品の後端面をガイドし
て、該商品を商品コラム2の前面側位置変位させ、これ
によってその奥行き長を調整するものなので、例えば5
段程度に積層された商品の高さ程度のものとして実現
し、商品コラム2の下部側に設けるだけでよい。つまり
商品コラム2の全長に亘って設ける必要がないので、各
種コラム長の商品コラム2に拘わらず、一定長の奥行き
調整部材31として実現することができる。従って商品
コラム2の長さに関係のない、複数種の商品コラム2に
対して共通化された部品として奥行き調整部材31を実
現することができるので、自動販売機のコスト低減に大
きく寄与することが可能となる。
【0028】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば奥行き調整部材31の背面体3
2に設ける係止片を3つ以上としても良い。また実施形
態では、仕切板21の後端部を折曲して形成した背面板
23にて商品コラム2の奥部壁面を構成するようにし、
この背面板23に奥行き調整部材31を取り付けるよう
にしたが、商品コラム2の奥部壁面が上記仕切板21と
は独立した背面板にて構成され、この背面板に仕切板2
1が取り付けられるような場合には、この背面板に調整
部材取付孔を形成しておくようにしても良い。つまり奥
行き調整部材31を仕切板21(背面板23)に取り付
けるのではなく、商品コラム2の奥部壁面に直接取り付
けるようにしても良い。この場合には、仕切板21の後
縁部にL時上の背面板を設ける必要がなくなる。
【0029】また上述した実施形態においては奥行き調
整部材31における商品ガイド面を、側壁体33,33
の傾斜縁部34にて等価的に形成したが、側壁体33,
33に支持された板状の面として実現することも勿論可
能である。また傾斜縁部34の下側の直立部の長さも、
仕様に応じて定めれば良いものである。その他、本発明
はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施するこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、商
品コラムの奥部壁面に取り付けられる奥行き調整部材
を、その裏面に設けられて前記商品コラムの奥部壁面に
穿たれた調整部材取付孔の縁部に着脱自在に係合する係
合片と、その上端から前面に掛けて傾斜し、前記商品払
出ユニット上に導かれる商品の後端部をガイドして該商
品を前記商品コラムの商品払い出し方向に移動させる斜
面とを具備した構造としているので、商品コラムの奥部
壁面の下部側に設けるだけで、その機能を発揮させるこ
とができ、従って商品コラムの長さに拘わらず、奥良き
調整部材の長さを一定化して共通部品化することができ
る。
【0031】また請求項2に記載するように前記奥行き
調整部材の裏面に撓み可能な弾性片を一体に設け、この
弾性片の先端に前記係合片が前記調整部材取付孔の縁部
を挟み込んで係合したとき、前記調整部材取付孔に入り
込んで該調整部材取付孔の反対側縁部に係合する突起を
設けた構造としているので、商品コラムの奥部壁面への
装着を簡単になし、しかも強固に、且つ安定に取り付け
ることができる等の効果が奏せられる。更には奥行き調
整部材を、一体成形された合成樹脂製部品として実現す
ることにより、その軽量化とコスト低減を図り、また板
金製の仕切板と異なって錆の問題を招くこともない等の
効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動販売機における
商品コラムと、この商品コラムの奥部壁面に取り付けら
れる奥行き調整部材の構成を示す図。
【図2】図1に示す実施形態における背面板への奥行き
調整部材の取付構造と、その取り付け作業工程とを段階
的に示す図。
【図3】自動販売の概略的な構成を示す図。
【図4】従来の自動販売機における商品コラムとその周
辺部の要部概略構成を示す図。
【図5】従来の自動販売機における奥行き調整部材と、
その取付構造を示す図。
【符号の説明】
2 商品コラム 5 商品払出ユニット 21 仕切板 23 背面板(奥部壁面) 24 調整部材取付孔 31 奥行き調整部材 32 背面体 32a,32b 係合片 32d 弾性片 32e 突起 33 側壁体 34 傾斜縁部 35 斜面体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を積層して収納する複数列の商品コ
    ラムを備え、各商品コラムの下部に前記商品の載置面を
    なすと共に最下位置の商品を順に払い出す商品払出ユニ
    ットを組み込んだ自動販売機であって、 前記商品コラムの奥部壁面の下部に選択的に取り付けら
    れる奥行き調整部材を備えてなり、 前記奥行き調整部材は、その裏面に設けられて前記商品
    コラムの奥部壁面に穿たれた調整部材取付孔の縁部に着
    脱自在に係合する係合片と、該奥行き調整部材の上端にその裏面側に突出して設けら
    れ、前記係合片を前記調整部材取付孔の縁部に係合させ
    たときに前記商品コラムの奥部壁面に穿たれた孔部に嵌
    め込まれる斜面体と、 この斜面体からその 前面に掛けて傾斜する斜面を形成し
    てなり、前記商品払出ユニット上に導かれる商品の後端
    部をガイドして該商品を前記商品コラムの払い出し側に
    移動させる傾斜部とを具備したことを特徴とする自動販
    売機。
  2. 【請求項2】 前記奥行き調整部材は、前記係合片の上
    側に設けられた撓み可能な弾性片と、この弾性片の先端
    側に設けられ、前記係合片が前記調整部材取付孔の下側
    縁部を挟み込んで係合したときに前記調整部材取付孔に
    入り込んで該調整部材取付孔の上側縁部に係合して前記
    係合片の取り外しを阻止する突起とを備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記奥行き調整部材は、一体成形された
    合成樹脂製部品からなることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の自動販売機。
JP07720197A 1997-03-28 1997-03-28 自動販売機 Expired - Fee Related JP3262736B2 (ja)

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