JP2006146688A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 販売機本体および前扉にそれぞれ設けた商品収納部に対する商品の装填作業性を高めると共に、各商品収納部における商品の在庫状況の確認を容易に行い得るようにした簡易な構造の自動販売機を提供する。
【解決手段】 箱形の筐体をなす販売機本体、およびこの販売機本体の前面に横開き可能に設けられた前扉のそれぞれに商品収納部を設けるに際し、前記販売機本体の背面内側および前記前扉の背面と各商品収納部の前面との間にそれぞれ商品シュートをなす空間を形成すると共に、前記前扉を閉じたときにその背面が互いに向かい合うように前記複数の商品収納部を設け、前記前扉を開いたときに開放される前記各商品収納部の背面をそれぞれその商品装填部とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 箱形の筐体をなす販売機本体、およびこの販売機本体の前面に横開き可能に設けられた前扉のそれぞれに商品収納部を設けるに際し、前記販売機本体の背面内側および前記前扉の背面と各商品収納部の前面との間にそれぞれ商品シュートをなす空間を形成すると共に、前記前扉を閉じたときにその背面が互いに向かい合うように前記複数の商品収納部を設け、前記前扉を開いたときに開放される前記各商品収納部の背面をそれぞれその商品装填部とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、商品収納部に対する商品の装填作業性を高めると共に、その在庫確認の容易化を図った自動販売機に関する。
たばこ等のパッケージ商品の自動販売機は、通常、商品収納部(商品コラム)に積み重ねて収納した複数のパッケージ商品を、その最下位置のものから順に上記商品収納部の前方に形成された商品シュート内に払い出すように構成される。具体的には商品収納部(商品コラム)には、その下部にパッケージ商品の載置部を兼ねた商品払出装置が組み込まれている。この商品払出装置は、基本的にはパッケージ商品を積み重ねて載置する載置台を兼ねた筐体と、この筐体の前後方向に移動自在に設けられて上記筐体に載置されたパッケージ商品(たばこ)をその前方に押し出すプッシャとを備えて構成される(例えば特許文献1を参照)。この商品払出装置を駆動することで、商品収納部に積み重ねて収納されたパッケージ商品がその最下位置のものから該商品収納部の前面側に順に払い出されるようになっている。
ところでたばこの自動販売機においては、販売対象商品の多品種化に伴って数多くの商品収納部(商品コラム)を設ける必要がある。そこで、例えば販売機本体とその前扉とにそれぞれ商品収納部を設け、前扉を閉じたときにこれらの各商品収納部の前面を所定の間隔を隔てて対峙させると共に、これらの商品収納部に挟まれた空間を商品シュートとして利用することが行われている(例えば特許文献2を参照)。このような構造の自動販売機は中央シュート方式と称され、販売機本体側および前扉側の商品収納部毎にそれぞれ商品シュートを設ける必要がないので、自動販売機の薄型化を図る上で好適である。
特開2001−14540号公報
特許第3476648号公報
しかしながら上述した中央シュート方式の自動販売機においては、販売機本体側および前扉側にそれぞれ設けた商品収納部の間に商品シュートを形成するので、上段部の商品収納部から払い出された商品を円滑に導くには下段側の商品収納部の前面を一括扉等で覆うことが必要となる。また一括扉で覆われた商品収納部における商品の在庫状況の確認を容易化するには、例えば上記一括扉をプラスチック等の透明材にて形成することが必要となる。更には商品収納部に対する商品の装填性を高めるには、一括扉の開閉機構を工夫することが必要であり、また前扉を閉じる際の一括扉の破損を防止する上で、一括扉の閉め忘れ防止機構等を組み込むことが必要となる。これ故、その構成が複雑化し、また設備(製造)コストが嵩むことが否めない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、販売機本体および前扉にそれぞれ設けた商品収納部に対する商品の装填作業性を高めると共に、各商品収納部における商品の在庫状況の確認を容易に行い得るようにした簡易な構造の自動販売機を提供することにある。
上述した目的を達成するべく本発明に係る自動販売機は、箱形のパッケージ商品を積み重ねて収納すると共に、最下位置のパッケージ商品から順にその前面側に払い出す複数の商品収納部を備えたものであって、
特に箱形の筐体をなす販売機本体、およびこの販売機本体の前面に横開き可能に設けられた前扉のそれぞれに、前記販売機本体の背面内側および前記前扉の背面と前記複数の商品収納部との前面との間にそれぞれ商品シュートをなす空間を形成すると共に、前記前扉を閉じたときにその背面が互いに向かい合うように前記複数の商品収納部を設け、
前記前扉を開いたときに開放される前記各商品収納部の背面をそれぞれその商品装填部としたことを特徴としている。尚、前記各商品収納部は、パッケージ商品を一方向に払い出す商品払出装置をその下部にそれぞれ備えたものからなる。そしてこの商品収納部の上記商品払出装置によってパッケージ商品が払い出される側、つまり商品払出口を設けた側を該商品収納部の前面側、その反対側を背面側と定義する。
特に箱形の筐体をなす販売機本体、およびこの販売機本体の前面に横開き可能に設けられた前扉のそれぞれに、前記販売機本体の背面内側および前記前扉の背面と前記複数の商品収納部との前面との間にそれぞれ商品シュートをなす空間を形成すると共に、前記前扉を閉じたときにその背面が互いに向かい合うように前記複数の商品収納部を設け、
前記前扉を開いたときに開放される前記各商品収納部の背面をそれぞれその商品装填部としたことを特徴としている。尚、前記各商品収納部は、パッケージ商品を一方向に払い出す商品払出装置をその下部にそれぞれ備えたものからなる。そしてこの商品収納部の上記商品払出装置によってパッケージ商品が払い出される側、つまり商品払出口を設けた側を該商品収納部の前面側、その反対側を背面側と定義する。
好ましくは請求項2に記載するように、前記販売機本体および前記前扉にそれぞれ設けられる複数の商品収納部は、開放された背面にその内部を視認可能な状態でパッケージ商品の脱落を防止する商品ストッパを備えたものからなる。また前記各商品収納部は、例えば請求項3に記載するように前記販売機本体および前記前扉の幅方向にそれぞれ複数列に亘って設けられると共に、縦方向に区画されて多段に設けられる。
上述した構成の自動販売機によれば前扉を開けたとき、販売機本体および前扉にそれぞれ設けられた複数の商品収納部の開放された背面が露出するので、各商品収納部における商品の在庫状況を容易に視認することができ、また各商品収納部に対して簡易に商品を装填することができる。しかも従来の中央シュート方式の自動販売機にように販売機本体および前扉にそれぞれ設けた複数の商品収納部の間に商品シュートを形成する必要がないので、上記各商品収納部の開放された背面側を一括扉等を用いて覆う必要がない。また一括扉の閉じ忘れを防止するような複雑な機構も必要としない。従って自動販売機の全体構成の大幅な簡素化を図ることができる。しかもその構造が簡単なので、仕様変更等に対しても柔軟に対処することが可能となる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る自動販売機について、パッケージ商品として代表的なたばこ(シガレット)用の自動販売機を例に説明する。
《全体構成》
図1はこの実施形態に係る自動販売機の概略構成を示す外観図で、箱形の販売機本体1の前扉2を開いた状態を示している。また図2は上記自動販売機の内部構造を概略的に示した側面図である。この自動販売機は、概略的には、例えば高さ180cm、幅80cm、厚み50cm程度の箱型の筐体をなす販売機本体1と、この販売機本体1の前面に右開き可能に設けられた前扉2とを備え、上記販売機本体1の内部および前扉2の裏面側に複数の商品収納部(商品コラム)3を設けて構成される。ちなみに販売機本体1の内部には、長尺の商品コラム3と、商品収納量を異にする複数種の短尺コラム3とがそれぞれ複数列に亘って設けられている。また前扉2の裏面側には、上下3段に亘ってそれぞれ複数列の短尺コラム3が設けられている。
図1はこの実施形態に係る自動販売機の概略構成を示す外観図で、箱形の販売機本体1の前扉2を開いた状態を示している。また図2は上記自動販売機の内部構造を概略的に示した側面図である。この自動販売機は、概略的には、例えば高さ180cm、幅80cm、厚み50cm程度の箱型の筐体をなす販売機本体1と、この販売機本体1の前面に右開き可能に設けられた前扉2とを備え、上記販売機本体1の内部および前扉2の裏面側に複数の商品収納部(商品コラム)3を設けて構成される。ちなみに販売機本体1の内部には、長尺の商品コラム3と、商品収納量を異にする複数種の短尺コラム3とがそれぞれ複数列に亘って設けられている。また前扉2の裏面側には、上下3段に亘ってそれぞれ複数列の短尺コラム3が設けられている。
これらの各商品収納部(商品コラム)3は、販売機本体1の内部および前扉2の裏面側を、所定の間隔を隔てて平行に設けた複数枚の仕切板4にて幅方向に区画すると共に、これらの仕切板4により区画された領域を上下方向に区画するように上記各仕切板4に商品払出装置5を装着することにより、これらの各商品払出装置5の上部空間として設定されている。換言すれば各商品収納部3は、その下部に商品払出装置5を備え、仕切板4により囲まれた上記商品払出装置5の上部空間として設定されている。
特にこの実施形態においては、図2に示すように上記各商品収納部3は販売機本体1の背面板の内側面との間、および前扉2の裏側面との間にそれぞれ商品シュート6をなす所定幅の空間を形成して設けられており、前記各商品収納部3は前記商品払出装置5の前端上部に形成される商品払出口を上記各商品シュート6に向けて、いわゆる裏向きに設けられている。またこれらの各商品収納部3の背面部はそれぞれ開放されている。これらの開放された各商品収納部3の背面部は、図1に示すように前記前扉2を開けたとき、それぞれ露出して各商品収納部3に対する商品装填部として用いられるようになっている。
尚、商品収納部(商品コラム)3の開放された背面には、各商品収納部3からのパッケージ商品の脱落を防止する針金ガイド7が上下方向に張架されている。これらの各針金ガイド7は、商品払出装置5上に積み重ねて収納された複数のパッケージ商品の収納姿勢を維持しながら、その払い出しに伴って順次下方に導く役割も担う。またこれらの各針金ガイド7は、後述するように商品払出装置5の後部に設けられた幅方向に延びるスリット溝を挿通させて、最上段の商品収納部3の上端部と最下段の商品収納部3の下端部との間に張架されている。また図中8は前記前扉2の下部に開口された商品取出口であり、9は前記各商品収納部3から選択的に払い出されたパッケージ商品を上記商品取出口8に導く樋状の商品ガイドである。
即ち、本発明に係る自動販売機は、基本的には箱形のパッケージ商品(たばこ)を積み重ねて収納すると共に、最下位置のパッケージ商品から順にその前面側に払い出す複数の商品収納部(商品コラム)3を、販売機本体1およびその前扉2のそれぞれに複数のコラム列をなして多段に設けたものである。特に図1および図2にその概略的な構成を示すように、上記各商品収納部(商品コラム)3の商品払出口を形成した前面側を前記販売機本体1の背面内側および前記前扉2の背面にそれぞれ向け、更には前記販売機本体1の背面内側および前記前扉2の背面との間にそれぞれ商品シュート6をなす所定幅の空間を形成してそれぞれ裏向きに設けたことを特徴としている。そして前記前扉2を閉じたとき、販売機本体1および前扉2にそれぞれ設けた商品収納部3が、互いにその背面が向かい合うようにし、また前扉2を開いたときには上記商品収納部3の背面がそれぞれその商品装填部として露出するようにしたことを特徴としている。
かくしてこのような構造の自動販売機によれば、前扉2を開けるだけで販売機本体1および前扉2にそれぞれ設けた複数の商品収納部3の開放された背面部が一斉に露出するので、これらの各商品収納部3にそれぞれ収納されたパッケージ商品の在庫状況を一括して容易に視認することが可能となる。しかも各商品収納部3の背面が開放されているので、これらの商品収納部3に対するパッケージ商品の装填作業を容易に行うことができる。特に各商品収納部3における商品収納領域をなす商品払出装置5の上部空間の全てがその背面側において開放されているので、パッケージ商品の装填を非常に容易に行うことができる。逆にパッケージ商品を入れ替える場合や、商品払出装置5をメインテナンスするような場合、商品収納部3に収納しているパッケージ商品の全てを取り出すに際しても、その取り出し作業を非常に簡単に行うことができる。従って簡易な構造にして自動販売機の取扱性・保守性の向上を図ることが可能となる。
《商品払出装置の構成》
ところで上述したようにして販売機本体1および前扉2のそれぞれに商品シュート6を設けた場合、特許第3476648号公報に開示されるような販売機本体1および前扉2にそれぞれ設けた商品収納部間に商品シュートを形成する中央シュート方式の自動販売機に比較して一般的にその奥行き長が長くなることが否めない。しかしこの実施形態においては、次のような構成の商品払出装置5を採用することで商品シュート6としての必要な空間幅を狭くし、また商品払出装置5の商品収納部3からの突出長を少なくして自動販売機の奥行き長の増大を防ぐものとなっている。
ところで上述したようにして販売機本体1および前扉2のそれぞれに商品シュート6を設けた場合、特許第3476648号公報に開示されるような販売機本体1および前扉2にそれぞれ設けた商品収納部間に商品シュートを形成する中央シュート方式の自動販売機に比較して一般的にその奥行き長が長くなることが否めない。しかしこの実施形態においては、次のような構成の商品払出装置5を採用することで商品シュート6としての必要な空間幅を狭くし、また商品払出装置5の商品収納部3からの突出長を少なくして自動販売機の奥行き長の増大を防ぐものとなっている。
図3はこの実施形態において用いられる商品払出装置5の概略構成を示すもので、(a)はその全体的な外観斜視図、(b)は筐体の側板を外してその内部構造を示した図、そして(c)は後述する支持アームやリフタ等の主要部品を外して更にその内側の構造を示した図である。
この商品払出装置5は、基本的にはその上面をパッケージ商品の載置面とした箱形の筐体10と、この筐体10の前後方向に周回軌道を形成して該筐体10の上面からその内部に掛けて張架された無端状のタイミングベルト11と、このタイミングベルト11に取り付けられたプッシャ12とを備える。尚、筐体10は、例えばパッケージ商品と同程度の幅を有したもので、その上面(商品載置面)の長さ(前後長)は上記パッケージ商品の長さに比較して短く設定されている。ちなみにこの例では、パッケージ商品の長さの2/3程度の長さの商品載置面が形成されている。
この商品払出装置5は、基本的にはその上面をパッケージ商品の載置面とした箱形の筐体10と、この筐体10の前後方向に周回軌道を形成して該筐体10の上面からその内部に掛けて張架された無端状のタイミングベルト11と、このタイミングベルト11に取り付けられたプッシャ12とを備える。尚、筐体10は、例えばパッケージ商品と同程度の幅を有したもので、その上面(商品載置面)の長さ(前後長)は上記パッケージ商品の長さに比較して短く設定されている。ちなみにこの例では、パッケージ商品の長さの2/3程度の長さの商品載置面が形成されている。
また前記プッシャ12は、筐体10の上面に載置されるパッケージ商品の高さ(厚み)よりも低く、且つその幅よりも狭い幅の略T字形状のものからなる。そしてプッシャ12は、モータ13により一方向に回転駆動される前記タイミングベルト11の回転(周回走行)に伴って前記筐体10の後部からその上面に突出し、この状態で筐体10の前部に向けて所定の距離に亘って走行駆動されるようになっている。このプッシャ12により筐体10の上面に載置されたパッケージ商品の後端部が押圧されてその前方に押し出される。
そしてパッケージ商品を所定の距離に亘って押し出したプッシャ12は、前記タイミングベルト11の引き続く回転(走行)により前記筐体10の前部に設けられた穴部から筐体10の内部空間に引き込まれた後、所定の待機位置まで導かれる。即ち、この実施形態に係る商品払出装置5は、無端状のタイミングベルト11に1個のプッシャ12だけが取り付けられており、その駆動時にはタイミングベルト11を1回転させることにより前記プッシャ12を筐体10の上面に突出させ、その後端部から前端部に亘って1回だけ走行駆動させるものとなっている。ちなみにタイミングベルト11を走行駆動するモータ13は、所定の起動信号(払い出し指示)を受けて作動し、払い出し完了信号を受けて作動停止する。
一方、前記筐体10の前端部には、該筐体10の上面に連なって突出する二股状の支持アーム14が前傾可能に設けられている。尚、この支持アーム14の先端部は、若干上方に向けて折り曲げられており、該支持アーム14が水平状態に保たれているとき、商品払出口からのパッケージ商品の不本意な脱落を防止する役割を担っている。この支持アーム14は、前記タイミングベルト11が張架されたプーリ15に連結された回転カム機構19に係合して、前述したプッシャ12の走行(移動位置)に関連付けて前傾駆動されるものである。具体的には上記支持アーム14は、図4にその要部を抜き出して示すように回転カム機構19の第1のカムホロア19aと第2のカムホロア19bとに選択的に係合してその前傾動作が制御される。そしてこの支持アーム14は、前記プッシャ12により筐体10の上面から半分程度押し出されるパッケージ商品をその下方から支えると共に、後述するように前記プッシャ12によるパッケージ商品の押出し動作完了に伴って前傾することで上記パッケージ商品を徐々に前傾させながら筐体10(商品払出装置)の前方に、具体的には前述した商品シュート6内に落とし込む役割を担っている。
特に支持アーム14は、後述するように係合ピン14aを上記第1のカムホロア19aの内側面に係合させることで水平姿勢を維持する。そして係合ピン14aが前記第1のカムホロア19aから外れることにより水平姿勢の規制が解除されて、その上面に支持したパッケージ商品の重みを受けて前傾する。その後、支持アーム14は、その基部に設けられた作動端14bを前記第2のカムホロア19bに係合させることで、前傾した位置に保持されるようになっている。
また前記筐体10の上面には、その両側に位置して前後方向に延びる2条の長溝にそれぞれ嵌め込まれて棒状のリフタ16が設けられている。このリフタ16は、その後端部を上記長溝に沿わせて前後方向に移動可能に設けられ、また後端部の前後移動に関連させてその前端部を上下に変位させるように設けられている。このリフタ16は、図4に示すように前記支持アーム14に設けられた駆動ピン14cに係合した長溝16aを備え、前記支持アーム14が所定の角度まで前傾したとき、前記駆動ピン14cにより押圧されてその前端部を上昇させる。即ち、このリフタ16は、支持アーム14の前傾動作に応じて、ひいては前述した前記プッシャ12の動きに関連させて上下に昇降駆動されるようになっている。
特にリフタ16は、前述したプッシャ12がパッケージ商品の押出しを完了して筐体10の内部に引き込まれる時点から駆動されてその前端部を上昇させ、プッシャ12により押し出されたパッケージ商品の上に重ねられている次商品をその下面側から支える役割を担う。このリフタ16の作用により、後述するように筐体10の上面に残されるパッケージ商品の崩れが防止される。またパッケージ商品の払い出し完了後における上記リフタ16の下降に伴って該リフタ16が後退することにより、該リフタ16に支えられている次商品(パッケージ商品)が前記筐体10の所定の載置位置に導かれる。
尚、前記筐体10の上面には、前述したタイミングベルト11の走行領域の側方に位置して弓形の売り切れ検知レバー17が設けられている。この売り切れ検知レバー17は上方に向けて偏倚されて前記筐体10の上面に突出可能に設けられたもので、筐体10に載置されるパッケージ商品の荷重を受けて筐体10の内部に押し込められるようになっている。そして売り切れ検知レバー17が筐体10の内部に押し込められているとき、該レバー17に設けられた磁性体によりリードスイッチ18が付勢されて前記筐体10上のパッケージ商品の存在が検出されるようになっている。そして上記売り切れ検知レバー17が筐体10の上面に突出したとき、上記リードスイッチ18の付勢が解除されることで該売り切れ検知レバー17を押し下げるパッケージ商品が存在しないことが判断され、その売り切れ検出が行われる。
前述した回転カム機構19は、このような売り切れ検知レバー17の動きを規制する役割も担っている。具体的には図5にその要部を抜き出して示すように前記売り切れレバー17は、前記回転カム機構19の外周縁に係合させて設けられており、回転カム機構19の回転位置(回転角度)に応じてその上下動が規制されるようになっている。そして回転カム機構19は、前述したリフタ16を上昇させている期間に亘って売り切れ検知レバー17を強制的に押さえ込むことで、つまり売り切れ検知レバー17の前記筐体10の上面への突出を禁止することで誤った売り切れ検出動作を実行しないようにしている。
即ち、この商品払出装置5は、筐体10の上面に載置されたパッケージ商品をその前方に向けて押し出すプッシャ12を備えると共に、筐体10の前部に前傾可能に設けられて上記プッシャ12により筐体10の上面から半分程度押し出されたパッケージ商品を下方から支え、その後、前記プッシャ12による押出し完了に伴って前傾して前記パッケージ商品を徐々に前傾させながら筐体10の前方に落とし込む支持アーム14を備え、更に上記支持アーム14にてパッケージ商品を前傾させる際、筐体10上に残されている次商品(パッケージ商品)を下方から支えてその崩れを防止するリフタ16とを備えている。そしてこれらの支持アーム14とリフタ16とを前記プッシャ12の動きに合わせて駆動するべく、タイミングベルト11によって駆動される回転カム機構19に上記支持アーム14および売り切れ検知レバー17をそれぞれ係合させ、更に上記支持アーム14にリフタ16を係合させた構成となっている。
このように構成された商品払出装置5の動きを図6(a)〜(h)を参照して今少し詳しく説明すると、プッシャ12が筐体10の奥部の待機位置に保持された状態においては、図6(a)に示すように支持アーム14は、その係合ピン14aを上記第1のカムホロア19aに係合させて水平状態に保たれている。尚、ここでは売り切れ検知レバー17が筐体10の上面に突出した状態を示しているが、筐体10の上にパッケージ商品が載置されている場合には、このパッケージ商品の重みにより押されて前記売り切れ検知レバー17は筐体10の内部に押し込められる。
そして商品払出装置5を作動させると図6(b)に示すようにプッシャ12が筐体10の後部からその上面に突出し、図6(c)に示すように筐体10の前方に向けて移動する。このプッシャ12の動きに伴って回転カム機構19が回転しても、前記支持アーム14の係合ピン14aが第1のカムホロア19aに係合した状態に保たれるので、支持アーム14の水平姿勢がそのまま維持される。またこのとき、回転カム機構19によって売り切れ検知レバー17が押されるので、売り切れ検知レバー17は強制的に筐体10の内部に押し下げられる。
しかる後、図6(d)に示すようにプッシャ12が押出し完了位置に到達すると前記支持アーム14の係合ピン14aが第1のカムホロア19aから外れるので、支持アーム14はその自重によって、或いはパッケージ商品が存在する場合には、パッケージ商品の重みを受けることで図6(e)に示すように前傾する。そして今度は、前記支持アーム14の基部に設けられた作動端14bが前記第2のカムホロア19bに係合する。
すると前記プッシャ12の更なる移動に伴って、つまり回転カム機構19の更なる回転に伴って前記第2のカムホロア19bにより支持アームの14の作動端14bが押されるので、該支持アーム14は図6(f)に示すように更に大きく前傾する。そしてこの支持アーム14の更に大きな前傾により、前記リフタ16が持ち上げられる。そして図6(g)に示すように上記作動端14bが前記第2のカムホロア19bから外れる直前に前記売り切れ検知レバー17の強制的な変位規制が解除され、その後、図6(h)に示すように前記支持アーム14の係合ピン14aが再び前記回転カム機構19の第1のカムホロア19aに係合するので、該支持アーム14は再び図6(a)に示した水平位置まで戻される。
このように動作する商品払出装置5によれば、図7(a)〜(f)にこの商品払出装置5を組み込んだ商品収納部3からのパッケージ商品の払い出し作用を分解して示すように、商品払出装置5上に積み重ねて商品収納部3に収納した複数のパッケージ商品は、前記商品払出装置5の駆動により最下位置のパッケージ商品だけが払い出される。即ち、プッシャ12により最下位置のパッケージ商品の後端部を押圧すると、図7(b)に示すように複数のパッケージ商品が前方に向けて押される。しかし2番目以降のパッケージ商品は、商品収納部3の前板によりその前進が規制されるので、図7(c)に示すように最下位置のパッケージ商品だけがその商品払出口内に導かれて、水平に保持された支持アーム14上に載置される。
その後、前述した回転カム機構19の回転に伴って図7(d)に示すように前記支持アーム14が前傾すると、これによって最下位置のパッケージ商品も前傾する。そして商品収納部3に残されている次のパッケージ商品は、上記最下位置のパッケージ商品による全体的な支持が失われ、前傾したパッケージ商品の後端部にてその前端側だけが支えられることになるので全体的に後傾する。このとき、支持アーム14の前傾に伴ってリフタ16が上昇するので、図7(e)に示すように商品収納部3内で後傾したパッケージ商品は上記リフタ16により支持される。この結果、商品収納部3内に残されたパッケージ商品の収納姿勢の崩れが防止される。そして商品収納部3内に残されたパッケージ商品がリフタ16により支持され、前方に押し出された最下位置のパッケージ商品を押さえ込んでいた力(パッケージ商品の重み)が解除されるので、前傾した最下位置のパッケージ商品はその自重により支持アーム14上を滑り落ちて商品収納部3の前面側に形成された商品シュート6内に払い出されることになる。
このとき、前述した売り切れ検知レバー17は回転カム機構19により強制的に筐体10の内部に押し下げられているので、商品収納部3内に残されたパッケージ商品がリフタ16により支持されて斜めに後傾して筐体10の上面に売り切れ検知レバー17が突出し得る空間が形成されても上記売り切れ検知レバー17によって売り切れ検出が行われることがない。従って売り切れ検知レバー17の誤動作を確実に防止することができる。
そしてパッケージ商品を払い出した後には、前述した回転カム機構19の回転に伴ってリフタ16が下降するので、これによって商品収納部3に残されたパッケージ商品は、図6(f)に示すように商品払出装置5上に載置されることになる。このときリフタ16は、前述したようにその昇降動作に伴って前後方向に進退するように設けられているので、商品収納部3に残されたパッケージ商品は後側に移動される。そして図7(a)に示すように前記支持アーム14にてその前端側が支持されることになる。そして回転カム機構19による売り切れ検知レバー17の強制的な変位が解除されても、売り切れ検知レバー17は再び筐体10上に残されたパッケージ商品の荷重を受けて筐体10の内部に押し込められることになる。そして売り切れ検知レバー17は、筐体10上にパッケージ商品がなくなったときにだけ筐体10の上面に突出し、これによって売り切れ状態を検出することになる。
かくして上述した如く動作する商品払出装置5によれば、商品払出装置5の筐体10の上からパッケージ商品を完全に押し出すことなく、例えば半分程度押し出すだけで前述した支持アーム14により上記パッケージ商品を前傾させながら、その自重を利用して商品収納部3の前方に効果的に払い出すことができる。しかもパッケージ商品を前傾させた状態にして商品収納部3の前方に払い出すことができる。従って商品シュート6内におけるパッケージ商品の落下姿勢を略縦長に保ちながら落下させることが可能となる。
また商品収納部3からパッケージ商品を払い出した後に、その落下姿勢を規制するべく前記商品払出装置5の前面に突出させて設けられる商品ガイドが不要なので、商品収納部3の前方への突出量を十分小さく抑えることができる。この結果、商品払出装置5のコンパクト化を図ると共に、商品収納部3としての全体的な奥行き長を短くすることができる。また商品シュート6内でのパッケージ商品の引っ掛かりの可能性を十分に低くすることができるので、商品シュート6の通路幅を狭くすることが可能となる。故に、商品収納部3の奥行き長、および商品シュート6の通路幅をそれぞれ狭くし得る分、自動販売機の全体的な奥行き長を薄くすることが可能となる。
《商品収納部への商品払出装置の組付構造》
ところでこの実施形態に係る自動販売機における前述した商品収納部3は、前述したように販売機本体1の内部および前扉2の裏面側に、所定の間隔を隔てて複数枚の仕切板4を平行に設け、これらの仕切板4に前述した商品払出装置5を取り付けることにより構成されている。このような仕切板4への商品払出装置5の取り付けを簡易に実現するべく、前記商品払出装置5には図3(a)に示すように、筐体10の側面後部に商品収納部3の側壁をなす仕切板4に対する装着部21を設けると共に、筐体10の前端部に商品収納部3の前板4aに対する係合片22を設けている。
ところでこの実施形態に係る自動販売機における前述した商品収納部3は、前述したように販売機本体1の内部および前扉2の裏面側に、所定の間隔を隔てて複数枚の仕切板4を平行に設け、これらの仕切板4に前述した商品払出装置5を取り付けることにより構成されている。このような仕切板4への商品払出装置5の取り付けを簡易に実現するべく、前記商品払出装置5には図3(a)に示すように、筐体10の側面後部に商品収納部3の側壁をなす仕切板4に対する装着部21を設けると共に、筐体10の前端部に商品収納部3の前板4aに対する係合片22を設けている。
尚、上記前板4aは、例えば仕切板4の前端部を直角に折り曲げると共に、商品払出装置5の取り付け位置の上方を切り欠いて商品払出口を形成したものからなる。ちなみに商品払出口の大きさは、パッケージ商品の厚みよりも僅かに大きく設定される。従って前記前板4aは、最下位置のパッケージ商品上に重ねられている他のパッケージ商品の商品収納部3からの払い出しを防止する役割を担う。
具体的には図8に仕切板4に対する商品払出装置5の装着構造を示すように、上記装着部21は、筐体10の側面との間に仕切板4の後端縁を挟み込む板状の突起21aと、この板状の突起21aの裏側に位置して前記筐体10の側面に突出形成された弾性係合片21bとからなる。この弾性係合片21bは、仕切板4の後端部に設けられた係合穴4bに嵌り込むことにより商品払出装置5を仕切板4に固定する役割を担う。また前記係合片22は、前板4aの上端部に設けられた角穴4cにその裏面側から嵌め込まれる板状の第1の突起と、この第1の突起との間に上記前板4aの上端縁を挟み込む板状の第2の突起からなり、筐体10の前端部から突出して設けられている。特にこの係合片22は、前述した支持アーム14の前傾姿勢に沿って筐体10の前方に突出する商品払出装置5の支持体として形成されている。
このような装着部21と係合片(支持体)22とを備えた商品払出装置5は、前板4aに形成された商品払出口の高さ位置に合わせて仕切板4の後側から該仕切板4に沿って挿入し、図8に示すように前記係合片22を角穴4cに嵌め込むと共に、筐体10の側面と前記板状の突起21aとの間に仕切板4の後端縁を挟み込み、更に弾性係合片21bを係合穴4bに嵌め込むことにより仕切板4に取り付けられる。またその取り外しは前記弾性係合片21bを変形させて前記係合穴4bとの係合を解除し、この状態で商品払出装置5を仕切板4の後端側に引き抜くことによって行われる。
このようにして商品払出装置5を仕切板4に直接取り付け得る構造としておけば、販売機本体1の内部および/または前扉2の裏面側に所定の間隔を隔てて複数枚の仕切板4を平行に設け、これらの仕切板4に商品払出装置5を取り付けるだけで、2枚の仕切板4に挟まれた上記商品払出装置5の上部空間を商品収納部(商品コラム)3とすることができるので、商品収納部3自体の構成を非常に簡単なものとすることができる。しかも従来の一般的な自動販売機のように、商品払出装置を取り付けるための棚板(コラムベース)を多段に設け、これらの棚板にそれぞれ複数枚の仕切板をそれぞれ取り付ける必要がないので、その構成部品点数を大幅に少なくすることができる。特に多段に設けられる商品収納部3の全体の長さに亘る長尺の仕切板4を準備し、この仕切板4の予め定められた高さ位置に複数の商品払出装置5をそれぞれ取り付けるだけで、その高さ方向を上下に区画して複数段の商品収納部3を一括して形成することができるので、その組み立て性の簡易化を図ることもできる。これ故、部品点数の低減効果と相俟って、その製造コストの大幅な低減を図ることが可能となる。
《商品収納部の背面部の構造》
さてこの実施形態に係る自動販売機における商品収納部3は、前述したように複数枚の仕切板4を横方向に並べて設け、これらの仕切板4に商品払出装置5を取り付けて構成される。従って各商品収納部3の背面は、図9に示すように平行に並べられた仕切板4により囲まれただけの空間としてそれぞれ開放されている。そして前述したようにこの開放された背面から各商品収納部3へのパッケージ商品の装填が行われるようになっている。
さてこの実施形態に係る自動販売機における商品収納部3は、前述したように複数枚の仕切板4を横方向に並べて設け、これらの仕切板4に商品払出装置5を取り付けて構成される。従って各商品収納部3の背面は、図9に示すように平行に並べられた仕切板4により囲まれただけの空間としてそれぞれ開放されている。そして前述したようにこの開放された背面から各商品収納部3へのパッケージ商品の装填が行われるようになっている。
またこの商品収納部3の開放された背面には、各商品収納部3からのパッケージ商品の脱落を防止する針金ガイド7が上下方向に張架されている。特に上記針金ガイド7は、その両端部を最上段の商品収納部3の上端部および最下段の商品収納部3の下端部にそれぞれ固定され、前記商品払出装置5により区画されて上下方向に多段に設けられた複数の商品収納部3の全てを一括して跨ぐように張り渡されている。より具体的には、前記商品払出装置5の筐体10の後端部には、図3(a)および図10にそれぞれ示すように、筐体10上下方向に穿たれたスリット溝23が設けられており、針金ガイド7はこれらの各スリット溝23をそれぞれ通して張り渡されている。
ちなみにスリット溝23は、筐体10の幅方向に延びる所定幅の第1の溝23aと、この第1の溝23aから筐体10の背面に連なる第2の溝23bとからなり、針金ガイド7は上記第2の溝23bを通して第1の溝23a内に嵌め込むことで商品払出装置5に取り付けられる。そして針金ガイド7は、図10に示すようにその弾性力に抗して上記第1の溝23aの範囲内において幅方向に変位可能に商品払出装置5に支持されるものとなっている。尚、図10において24は、複数列に亘って設けられた商品払出装置5の後部に取り付けられる桟状のカバー体である。このカバー体24によって前述した如く仕切板4に取り付けられた複数の商品払出装置5が背面側から固定され、またカバー体24の裏面側を通して前記各商品払出装置5に対する電気配線が施される。
このようにして商品収納部3の背面に針金ガイド7を設けた構造によれば、商品払出装置5の上面における針金ガイド7の位置を横方向にずらすことができるので、例えば図11(a)〜(c)に示すようにパッケージ商品Pの側部にて針金ガイド7を横方向にずらしながら、該パッケージ商品Pを商品収納部3に装填することができる。特に針金ガイド7は、スリット溝23aを挿通しているだけなので、その幅方向への変位幅を大きくとることができる。従って針金ガイド7を横方向に大きくずらすことが容易なので、その分、商品収納部3へのパッケージ商品Pの装填作業性を高めることが可能となる。そして商品収納部3にパッケージ商品Pを完全に装填すると、図11(c)に示すように針金ガイド7は、自らの弾性復元力により元の位置に戻り、パッケージ商品Pの後段部に位置付けられことになるので、これによってパッケージ商品Pの脱落を防止するように機能する。
《まとめ》
以上、本発明の係る自動販売機について説明したように、本発明においては販売機本体1および前扉2のそれぞれに設ける商品収納部3を、前記販売機本体1の背面内側および前記前扉2の背面との間にそれぞれ商品シュート6をなす空間を形成して設け、且つこれらの商品収納部3の背面側を開放した構造としているので、前扉2を開いたときに開放される前記各商品収納部3の背面をそれぞれその商品装填部として有効に活用することができる。しかも商品収納部3の背面部にはパッケージ商品の二重払い出しを防止する為の前板等が不要であり、その全体を開放することができるので、パッケージ商品の在庫確認を容易ならしめると共に、パッケージ商品の装填作業性を飛躍的に高めることができる。従って遣い勝手の良好な自動販売機を実現することができる。
以上、本発明の係る自動販売機について説明したように、本発明においては販売機本体1および前扉2のそれぞれに設ける商品収納部3を、前記販売機本体1の背面内側および前記前扉2の背面との間にそれぞれ商品シュート6をなす空間を形成して設け、且つこれらの商品収納部3の背面側を開放した構造としているので、前扉2を開いたときに開放される前記各商品収納部3の背面をそれぞれその商品装填部として有効に活用することができる。しかも商品収納部3の背面部にはパッケージ商品の二重払い出しを防止する為の前板等が不要であり、その全体を開放することができるので、パッケージ商品の在庫確認を容易ならしめると共に、パッケージ商品の装填作業性を飛躍的に高めることができる。従って遣い勝手の良好な自動販売機を実現することができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば商品収納部3の数やその配列数および段数は、自動販売機の仕様に応じて定めれば良いものである。また従来一般的な構造の商品払出装置を用いて自動販売機を実現することの勿論可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 販売機本体
2 前扉
3 商品収納部
4 仕切板
5 商品払出装置
6 商品シュート
7 針金ガイド
10 筐体
11 タイミングベルト
12 プッシャ
14 支持アーム
16 リフタ
17 売り切れ検知レバー
19 回転カム機構
21 装着部
21a 突起
21b 弾性係合片
22 係合片(支持体)
23 スリット溝
24 カバー体
2 前扉
3 商品収納部
4 仕切板
5 商品払出装置
6 商品シュート
7 針金ガイド
10 筐体
11 タイミングベルト
12 プッシャ
14 支持アーム
16 リフタ
17 売り切れ検知レバー
19 回転カム機構
21 装着部
21a 突起
21b 弾性係合片
22 係合片(支持体)
23 スリット溝
24 カバー体
Claims (3)
- 箱形のパッケージ商品を積み重ねて収納すると共に、最下位置のパッケージ商品から順にその前面側に払い出す複数の商品収納部を備えた自動販売機であって、
箱形の筐体をなす販売機本体、およびこの販売機本体の前面に横開き可能に設けられた前扉のそれぞれに前記複数の商品収納部を設けるに際し、前記販売機本体の背面内側および前記前扉の背面と前記商品収納部の前面との間にそれぞれ商品シュートをなす空間を形成すると共に、前記前扉を閉じたときに前記商品収納部の背面が互いに向かい合うようにし、前記前扉を開いたときに開放される前記各商品収納部の背面をそれぞれその商品装填部としたことを特徴とする自動販売機。 - 前記販売機本体および前記前扉にそれぞれ設けられる複数の商品収納部は、開放された背面にその内部を視認可能な状態でパッケージ商品の脱落を防止する商品ストッパを備えたものからなる請求項1に記載の自動販売機。
- 前記各商品収納部は、前記販売機本体および前記前扉の幅方向にそれぞれ複数列に亘って設けられると共に、縦方向に区画されて多段に設けられるものである請求項1に記載の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004337682A JP2006146688A (ja) | 2004-11-22 | 2004-11-22 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004337682A JP2006146688A (ja) | 2004-11-22 | 2004-11-22 | 自動販売機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006146688A true JP2006146688A (ja) | 2006-06-08 |
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ID=36626280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004337682A Pending JP2006146688A (ja) | 2004-11-22 | 2004-11-22 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006146688A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109727380A (zh) * | 2017-10-31 | 2019-05-07 | 昆山瑞琪信息科技有限公司 | 一种单人无人售货货柜 |
-
2004
- 2004-11-22 JP JP2004337682A patent/JP2006146688A/ja active Pending
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