WO2004085164A1

WO2004085164A1 - プリンタ及びそれに取り付けられる連続紙ホルダ

Info

Publication number: WO2004085164A1
Application number: PCT/JP2004/003171
Authority: WO
Inventors: Hiroshi Narita; Yoshiki Kinoshita
Original assignee: Seiko Epson Corporation
Priority date: 2003-03-27
Filing date: 2004-03-11
Publication date: 2004-10-07
Also published as: EP1607230A4; CN1761570A; ES2363769T3; JP4033211B2; EP1607230B1; CN100379575C; JPWO2004085164A1; EP1607230A1; US7220070B2; US20060072955A1

Abstract

プリンタは、用紙にインクを吐出するインクヘッドが設けられたキャリッジ２５およびキャリッジ２５を摺動可能にガイドするガイド軸２６を有する画像記録部３と、画像記録部３と対向して配置され、画像記録部３を支持する基部２と、を有するプリンタ本体部１を備えている。画像記録部３と基部２との間には、用紙搬送方向に沿って用紙を搬送する用紙搬送路５が画成されており、また画像記録部３と基部２との間には、用紙搬送方向に略垂直な方向から用紙搬送路５に用紙を挿入可能な側面側開口５ｃが設けられている。

Description

明細書

プリン夕及びそれに取り付けられる連続紙ホルダ

技術分野

本発明は、用紙上に画像を記録するプリン夕及びそれに取り付け可能な連続紙ホルダに関するものである。

背景技術

例えば、インクジェットプリンタは、圧電素子、発熱素子、静電ァクチユエ一夕等を用いてィンク滴を吐出し、吐出されたィンク滴によって用紙上に画像を形成するものである。一般に、インクジェットプリン夕には、連続紙ホルダゃォ一トシ一トフィーダ（A S F ) 等が取り付けられ、連続紙ホルダから供給される連続紙や、オートシートフィ一ダから供給される単票紙を所定方向に搬送し、この用紙搬送とインク滴の吐出とを制御しながら、各種用紙上に画像を記録する。

この種のインクジエツトプリン夕としては、プリン夕筐体であるハウジングの後方に設けられた用紙供給口から用紙を用紙搬送路に供給し、用紙搬送路内の所定位置に搬送された用紙上にキヤリッジに設けられたインクへッドからインク滴を吐出して画像を記録し、ハウジングの前方に設けられた用紙排出口から用紙を排出するものがある。このインクジヱヅトプリンタでは、用紙厚み方向および用紙幅方向がハウジングやカバーによって覆われることにより、画像記録部材等の内部構成部品が保護されている。（例えば、特許文献 1参照)。

【特許文献 1】

特開平 1 1— 3 4 8 3 6 4号公報（図 1 ) しかしながら、特許文献 1に記載のインクジェヅトプリン夕では、用紙供給口のサイズによって印刷可能な最大用紙サイズが制限されている。したがって、所定のサイズ以上の大きさ、特に、所定サイズ以上の用紙幅を持つ用紙に画像を記録することはできなかった。

また、特許文献 1に記載のインクジエツトプリン夕では、画像が記録される用紙は、用紙供給口から用紙供給路に沿つてインクジェットプリンタ内部に搬送されるため、搬送可能な用紙の形状に関しても自ずと制限がある。したがって、例えば、単票紙や連続等に比べて複雑な形状を有するノ一ト等を搬送して、ノートのあるページに画像を記録するといった特殊な印刷を行うことは容易ではなかった。発明の開示

本発明は、上記課題を鑑み、印刷可能な用紙のサイズゃ形状に制限の無いプリン夕を提供することをその目的とする。

( 1 ) 用紙に印刷を行う画像記録部と、

' 前記画像記録部と対向して配置され、前記画像記録部を支持する基部と、を有するプリン夕本体部を備え、

前記画像記録部と前記基部との間には、用紙搬送方向に沿って前記用紙を搬送する用紙搬送路が画成されており、

前記画像記録部と前記基部との間には、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路に前記用紙を挿入可能な開口が設けられていることを特徴とするプリン夕。

( 2 ) 前記画像記録部は、前記基部の一端部において片持ちで固定されていること'を特徴とする（1 ) 記載のプリンタ。

( 3 ) 前記プリン夕本体部に着脱可能に取り付けられ、前記用紙搬送路に前記用紙としての連続紙を供給する連続紙ホルダと、

前記プリンタ本体部に着脱可能に取り付けられ、前記用紙搬送路に前記用紙としての数の単票紙を連続的に供給する単票紙供給装置と、を備えたことを特徴とする（1 ) または（2 ) 記載のプリン夕。 (4) 前記連続紙ホルダは、前記プリン夕本体部に取り付けられた状態で、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路への用紙の挿入を阻害する突起を有することを特徴とする（3) 記載のプリンタ。

( 5 ) 前記連続紙ホルダは、前記基部を保持する基部受け部と、前記基部受け部と一体に形成され、前記用紙搬送路に連続紙を供給可能に保持する連続紙保持部と、を備えたことを特徴とする（3) または（4) 記載のプリン夕。

( 6 ) 前記連続紙保持部は、前記連続紙の最大高さ位置が前記用紙搬送路の高さ以下となるように、口ール形状に卷かれた状態で前記連続紙を保持することを特徴とする（5) 記載のプリン夕。

(7) 前記単票紙供給装置は、前記プリンタ本体部に取り付けられた状態で、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路への用紙の挿入を許容することを特徴とする（3) 記載のプリン夕。

( 8 ) 前記突起は、前記連続紙ホルダと前記単票紙供給装置の双方の同時取り付けを阻害することを特徴とする（4) 記載のプリンタ。 '

(9) プリン夕に取り付けられる連続紙ホルダにおいて、前記プリン夕に取り付けられた状態で、用紙搬送方向に略垂直な方向から前記プリン夕の用紙搬送路への用紙の挿入を阻害する突起を有することを特徴とする連続紙ホルダ。

(10) 前記連続紙ホルダは、前記プリン夕の基部を保持する基部受け部と、前記基部受け部と一体に形成され、前記用紙搬送路に連続紙を供給可能に保持する連続紙保持部と、を備えたことを特徴とする（9) 記載の連続紙ホルダ。 ' 図面の簡単な説明

図 1は、本実施形態のィンクジヱヅトプリン夕のプリン夕本体部を正面側から見た斜視図である。

図 2は、フ:リン夕本体部を背面側から見た斜視図である。

図 3は、図 2の III— III矢視断面図である。

図 4は、用紙搬送路近傍の構造を示す斜視図である。図 5は、用紙搬送路の下面を構成する部材が押し下げられた状態を示す断面図である。

図 6は、プリン夕本体部へのロール紙ホルダの取り付けを示す正面側の斜視図である。

図 7は、プリンタ本体部へのロール紙ホルダの取り付けを示す背面側の斜視図である。

図 8は、プリン夕本体部に口一ルホルダが取り付けられた状態を示す断面図でめる

図 9は、プリンタ本体部に取り付けられる A S Fを示す斜視図である。

図 1 0は、 A S Fがプリン夕本体部に取り付けられた状態を示す図である。発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照しながら、本発明に係るプリン夕の実施例として、インクジヱヅトプリン夕の実施形態について説明する。

本実施形態のインクジェヅトプリン夕は、プリン夕本体部 1 (図 1〜図 5参照）と、プリン夕本体部 1にそれそれ着脱可能に取り付けられる連続紙ホルダ（口一ル紙ホルダと記す） 4 0 (図 6〜図 8参照）および単票紙供給装置（A S Fと記す）

6 0 (図 9 , 図 1 0参照）とを備えて構成される。以下、インクジヱヅトプリンタの各部材について説明を行っていく。

(プリン夕本体部の外観構造）

図 1は、本実施形態のィンクジヱットプリン夕のプリンタ本体部 1を正面側から見た斜視図であり、図 2は、プリン夕本体部 1を背面側から見た斜視図である。本実施形態のプリン夕本体部 1は、全体的な外観構造として、基部 2の一端部に片持ち部 4を介して画像記録部 3が片持ち支持された構成となっている。そして、基部 2と画像記録部 3との間には、背面側から正面側に向かって用紙を搬送する用紙搬路 5が画成されている。

' この用紙搬送路 5は、正面側開口 5 aと、背面側開口 5 bと、側面側開口 5 cと連通している。用紙搬送路 5内に挿入された用紙は、背面側開口 5 b側から正面側開口 5 a側に向かう方向（以下、「用紙搬送方向」と呼ぶ）に搬送される。本実施形態のプリン夕本体部 1において、用紙は、正面側開口 5 a、背面側開口 5 b、および側面側開口 5 cの一つの開口から用紙搬送路 5内に揷入可能に構成されている。

すなわち、本実施形態のプリン夕本体部 1においては、用紙は、背面側からのみならず、正面側及び側面側からも用紙を用紙搬送路に挿入可能である。特に手差し印刷を行う場合には、プリン夕本体部 1は、側面側開口 5 cを介して、用紙搬送方向に略垂直な方向から用紙搬送路 5へ用紙を挿入することができる。さらに言い換えれば、プリン夕本体部 1は、側面側開口 5 cを介して、用紙搬送路 5となる基部 2と画像記録部 3の間の用紙搬送面に平行な方向から用紙搬送路 5へ用紙を挿入可能に構成されている。 '

また、基部 2、画像記録部 3及び片持ち部 4の各外壁は、前面側基部筐体 2 aと前面側片持ち部筐体 4 aと前面側画像記録部筐体 3 aとがコの字形状に一体に形成されて構成された正面側筐体 1 1と、背面側基部筐体 2 bと背面側片持ち部筐体 4 bと背面側画像記録部筐体 3 bとがコの字形状に一体に形成されて構成された背面側筐体 1 2とが互いにはめ合わされて構成されている。正面側画像記録部筐体 3 a及び背面側画像記録部筐体 3 bめ上面には、図 1に示すように、それぞれ対応して設けられたコの字形状の切欠き 1 1 a及び切欠き 1 2 aからなる開口 ί 3が形成されている。

背面側画像記録部筐体 3 bの切欠き 1 2 a端部には、カバ一 1 4がヒンジ部 1 4 aを介して開閉可能に取り付けられている。このカバー 1 4は、図 2に示す閉状態のように、開口 1 3を塞ぐように取り付けられている。カバー 1 4は、開口 1 3を塞ぐことにより、画像記録部 3の内部構成部品（図 1には不図示）をプリン夕本体部 1の外部から保護している。カバ一 1 4には、ヒンジ部 1 4 aが形成された側とは反対側の端部にカバー開閉用突片 1 4 bが設けられている。このカバー開閉用突片 1 4 bは、ユーザがこのカバー開閉用突片 1 4 bに指を引っかけてカバ一 1 4を容易に開動作することが可能なように構成されている。図 1に示すカバー 1 4の開状態において、ユーザは画像記録部 3の内部構成部品に対して、メンテナンスを行ゔことが可能であり、例えば、後述するキヤリヅジ 2 5に着脱自在に設けられたィンク供給タンクを開口 1 3を介して交換することができるように構成されている。背面側片持ち部筐体 4 bには、レリニズレバ一 1 5が取り付けられている。このレリーズレバー 1 5は、下方に押し下げ可能に取り付けられており、レリ一ズレバ —1 5の操作に応じて、用紙搬送路 5を画成する後述のプラテン 2 1 (図 3参照）をプラテン 2 1に取り付けられた各種部材とともに上下動させて、用紙搬送路 5内部に用紙を揷入可能に構成されている。レリーズレバー 1 5による詳しい動作については、後述する。

背面側基部筐体 2 bで片持ち部 4の下方に相当する部分には、外部電源に接続されプリン夕駆動用の電力を供給するケ一ブルが取り付けられる電源ケーブル取付端子 1 6と、パーソナルコンピュータ等のホストコンビユー夕とデ一夕の送受信を行う U S Bケーブル等が取り付けられるデ一夕送受信用端子 1 7と、後述する A S F (オートシートフィーダ） 6 0に電力を供給する電力供給用ケーブルが取り付けられる A S F駆動用ケ一ブル取付端子 1 8とがそれそれ設けられている。

A S F駆動用ケーブル取付端子 1 8には、 A S F 6 0への電力供給用ケーブルが取り付けられているかどうかを確認ずるケーブル取付確認ピン（不図示）が設けられている。プリン夕本体 1は、ケーブル取付確認ピンが A S F駆動用ケ一ブル取付端子 1 8が取り付けられた状態でショートすることにより、後述する A S F 6 0が取り付'けられたと判断する。すなわち、 A S F駆動用ケーブル取付端子 1 8は、 A. S F 6 0が取り付けられたかどうかを判断する A S F着脱センサの役割も果たしている。

また、図 2に示すように、背面側画像記録部筐体 3 bの背面側には、後述する A S F 6 0を取り付けるためのスリット 1 9 a， 1 9 a 形成されている。また、背面倒基部筐体 2 bの背面側には、後述するロール紙ホルダ 4 0を取り付けるための溝 1 9 b， 1 9 bが形成されている。ロール紙ホルダ 4 0および A S F 6 0の取り付けについては、後述する。

(プリンタ本体部の内部構造）

図 3は、プリン夕本体部 1の内部構造の要部を示す、図 2の I I I一 I II矢視断面図である。また、図 4は、用紙搬送路近傍の構造を示す斜視図であり、図 5は、用 5 紙搬送路の下面を構成する部材が下方に押し下げられた状態を示す断面図である。

背面側開口 5 bから正面 Ϊ』開口 5 aに至る用紙搬送路 5の下面は、主にプラテン 2 1によって構成されている。プラテン 2 1は、基部 2の上面を構成す ¾板状部材であり、図 4に示すように、その上面 2 1 aがほぼ平らに構成されてい'る。プラテン 2 1と対向する用紙搬送路 5の上面側には、上流側から順に用紙ガイド 2 2、メ ΐυ イン用紙搬送ローラ 2, 3、キヤリヅジ 2 5、オートカヅ夕 2 9、および T O Fレバ ' — 3 3が配置されている。また、プラテン 2 1の下方には、制御基板 3 5が配置されている。以下、プラテン 2 1を中心として各部材について説明していく。

用紙ガイド 2 2は、用紙搬送路 5の搬送路上流側でプラテン 2 1と対向して配置されている。用紙ガイド 2 2の用紙搬送路 5側表面は、凸曲面形状とされ、背面側 15 開口 5 bから給紙される用紙が用紙搬送路 5内に円滑に挿入されるように構成さ 'れている。背面側開口 5 bから挿入された用紙は、プラテン 2 1と用紙ガイド 2 2 との間を搬送され、メイン用紙搬送ローラ 2 3に送られる。 '

プラテン 2 1の用紙搬送方向中央部近傍には、複数の凹部 2 l bが形成されてい ' る。この凹部 2 1 bのそれそれには、用紙送りローラ 2 4が回転可能に配置されて 0 いる。これらの用紙送りローラ 2 4は、その上方に配置されたメイン用紙搬送ロー .. ラ 2 3とそれぞれ対向しており、図示せぬモ一夕によるメイン用紙搬送ローラ 2 3 の回転により従動する。用紙は、メイン用紙搬送ローラ 2 3と用紙送りローラ 2 4 ' ' との間にニツプされて、用紙搬送方向または用紙搬送方向とは逆方向に搬送される。

用紙搬送ローラ 2 3の近傍のプラテン 2 1上には、 B O Fレバ一 2 7が配置され 5 ている。 B O Fレバー 2 7は、用紙後端検出器の一部を構成するものであり、用紙がその上面に搬送されることによって、下方に押し下げられるように構成されている。この B 0 Fレバー 2 7の押し下げは、例えば B 0 レバ一 2 7と一体に形成されたリンク機構および光センサ等から構成される図示せぬ B O Fセンサによって感知される。この図示せぬ光センサは、 B O Fレバー 2 7の状態変化を検出し、制御基板 3 5に信号を出力する。これにより、用紙が B O Fレバ一 2 7の下にあると判断される。また、 B O Fセンサは、 B O Fレバ一 2 7がもとの状態に戻る夕イミングも検知し、制御基板 3 5に信号を出力する。これにより、用紙が B O Fレバー 2 7上から移動したと判断する。

メィン用紙搬送ローラ 2 3の下流側には、キヤリヅジ 2 5がプラテン 2 1に対向して配置されている。キャリッジ 2 5は、片持ち部 4の用紙搬送路 5側端面 4 cと側面側開口 5 cを結ぶ方向（用氏搬送路 5に垂直な方向、すなわち用紙幅方向）に沿って長手方向が配置されたガイド軸 2 6およびガイドブレ一ト 2 8によって保持されている。キヤリヅジ 2 5は、このガイド軸 2 6およびガイドブレ一ト 2 8に沿って用紙搬送路 5に垂直な方向に摺動自在に構成されている。

このキヤリヅジ 2 5は、用紙にインクを吐出する複数の開口を有するィンクへヅド（不図示）がプラテン 2 1側に向けて配置されている。キャリッジ 2 5は、ガイド軸 2 6に沿って摺動しながら、インクへヅドの複数の開口からインクを吐出することにより、プラテン 2 1上に配置された用紙上への画像記録を行う。また、このキヤリヅジ 2 5には、インクへヅドにインクを供給するインクタンク (不図示)が着脱自在に取り付けられている。

キヤリヅジ 2 5の下流側には、オートカヅ夕 2 9が配置されている _Pオートカヅ夕 2 9は、画像記録部 3側に摺動可能に固定されたカツ夕ガイド部材 2 9 aと、力ヅ夕ガイド部材 2 9 aとガイドプレート 2 8間に配置され、カツ夕ガイド部材 2 9 aに回転軸 3 0を介して回転可能に軸支された円盤形状の回転カツ夕刀 3 1とから構成されている。回転力ヅ夕刀 3 1は、プラテン 2 1上に配置された固定カヅ夕刀 3 2と対向して配置されている。オートカツ夕 2 9は、回転カツ夕刀 3 1が固定力ヅ夕刀 3 2上に押し付けられながら、カツ夕ガイド部材 2 9 aとともに用紙幅方向に移動することにより、固定力ッ夕刀 3 2上に挿入されたロール紙等の切断を行う。オートカヅタ 2 9の下流側であって正面側開口 5 a近傍には、サブ用紙搬送口一ラ 3 4が配置されている。サブ用紙搬送ローラ 3 4は、その回転軸 3 4 aがプラテン 2 1に回転可能に軸支されている。サブ用紙搬送ローラ 3 4は、図示せぬ板状のサブ用紙搬送ローラガイドと対向しており、サブ用紙搬送口一ラガイドとの間に用紙をニップしながら、用紙を用紙搬送方向または用紙搬送方向とは逆方向に搬送する。用紙は、サブ用紙搬送ローラ 3 4は用紙搬送方向に搬送されて、正面側開口 5 aより排出される。

図示せぬサブ用紙搬送口一ラガイドには、 T O Fレバ一 3 3が設置されている。この T 0 Fレバ一 3 3は、用紙先端検出器の一部を構成するものであり、 T 0 Fレバ一 3 3は、用紙がその下面上に搬送されることによって、上方に押し上げられるように構成されている。この T O Fレバー 3 3の押し上げは、例えば T O Fレバ一 3 3と一体に形成されたリンク機構および光センサ等から構成される図示せぬ T O Fセンサによって感知される。この図示せぬ光センサは、 T O Fレバー 3 3の状態変化を検出し、制御 ¾反3 5に信号を出力する。これにより、用紙が T 0 Fレバ —3 3の上にあると判断される。また、 T 0 Fセンサは、丁0 1^レバー3 3'がもとの状態に戻るタイミングも検知し、制御基板 3 5に信号を出力する。これにより、用紙が T O Fレバー 3 3の下面から移動したと判断する。 '

また、プラテン 2 1の下方に配置された制御基板 3 5は、プリン夕本体部 1の各部材の動作を統括管理する制御チップゃ、外部から指示デ一夕送受信用端子 1 7を介ク「して受け取つた印刷指示や印刷デ一夕を一時的に保存するメモリチップ等から構成されている。 T O Fセンサ、 B O Fセンサ、 3 1^着脱_:12ンサ、および後述する口一ル紙ホルダ着脱センサ 3 8によって検知された信号も、この制御基板 3 5に送られ、用紙の位置や、 A S F 6 0およびロール紙ホルダ 4 0の有無等を判断する。また、プラテン 2 1は、図 5に示すように、レリーズレバ一 1 5を押し下げて開状態にすることにより、プラテン 2 1に取り付けられた各種部材とともに下方に変位する。プラテン 2 1の下方への変位により、用紙搬送路 5は上下に広がり、手差しによる用紙の挿入やロール紙の挿入が可能な状態となる。また、プラテン 2 1は、レリーズレバ一 1 5を元の状態に戻し閉状態にすることにより、図 3に示す状態に戻り、手差しによる用紙の挿入やロール紙の挿入が禁止される。

以上説明したように、プリン夕本体部 1のみを用いた場合には、手差しによる印刷を行うことが可能である。手差し印刷においては、ユーザは、用紙のサイズを気にかけることなく、正面側開口 5 a、背面側開口 5 b、または側面側開口 5 cの何れかの開口から用紙をプリン夕本体部 1内の用紙搬送路 5に揷入し、画像を記録することができる。 '

特に、プリンタ本体部 1のみを用いる場合には、用紙搬送路 5内に挿入されない部分の用紙の形状を気にすることなく画像記録を行うことが可能である。例えば、本、ノート等、ある一辺にて束ねられた複数の用紙の一枚のみを用紙搬送路 5内部に配置して、その一枚の用紙のみに画像録を行うことが可能である。したがって、ノートのある一ページまたは各ページに画像記録するといつた特殊な画像記録を容易に行うことが可能である。

(ロール紙ホルダ）

図 6は、正面側から見たプリン夕本体部 1への口一ル紙ホルダ 4 0の取り付けを示す斜視図であり、図 7は、背面側から見たプリン夕本体部 1へのロール紙ホルダ 4 0の取り付けを示す斜視図であり、図 8は、プリン夕本体部 1に口一ル紙ホルダ 4 0が取り付けられた状態を示す断面である。

本実施形態のプリン夕本体部 1には、第 1のァ夕ヅチメントとして口一ル紙ホルダ 4 0が取り付け可能に構成されている。以下に、ロール紙ホルダ 4 0およびその取り付けについて説明を行う。

ロール紙ホルダ 4 0は、プリン夕本体部 1に連続紙としての口一ル紙 C Sを供給する部材である。ロール紙ホルダ 4 0は、プリン夕本体部受け台 4 1と、プリン夕 . 本体部受け台 4 1と一体に取り付けられたロール紙保持部 4 5とから構成される。プリン夕本体部受け台 4 1は、プリン夕本体部 1の基部 2が嵌合載置される台であり.、プリン夕本体部 1の底面形状に応じた上面視略矩形の載置台 4 1 aと、載置台 4 1 aの四隅に一体形成された 4つの脚部 4 2と、載置台 4 1 aの幅方向端部にそれぞれ立設された案内壁 4 1 b , 4 1 cを有している。案内壁 4 1 bは、載置台 4 1 aの幅方向端部から一部が曲げられて載置台 4 1 aの正面側端部および背面側端部に一部が延出している。プリン夕本体部 1の基部 2は、この案内壁 4 1わおよび 4 1 cの内側にはめ込まれて載置台 4 1 a上に固定される。この状態では、プリン夕本体部 1は、プリン夕本体部受け台 4 1によって底上げされて、用紙搬送路 5の高さ（接地面からの高さ）が、ロール紙ホルダ 4 0を取り付けない状態より高くなるように構成されている。

また、図 7に示すように、載置台 4 1 aの背面側端部に延出した案内壁 4 1 の一部には、プリン夕本体部 1に設けられた電源ケーブル取付端子 1 6およびデ一夕送受信用端子 1 7が案内壁 4 1 bに覆われないようにするための切欠き 4 1 が形成されている。したがって、電源ケ一プルや U S Bケ一ブソレは、プリン夕本体部 1がプリン夕本体部受け台 4 1に固定された状態で、この切欠き 4 1を介して電源ケーブル取付端子 1 6およびデータ送受信用端子 1 7に取り付け可能に構成されている。本実施形態では、ロール紙ホルダ 4 0が取り付けられた状態において、後述する A S F 6 0は取り付けられないため、 A S F駆動用ケーブル取付端子 1 8は、案内壁 4 1 bによって覆われるように構成されている。

, 載置台 4 1 aの背面側端部には、背面側案内壁 4 3が載置台 4 l aから立設されている。この背面側案内壁 4 3の正面側には、図 6および図 7に示すように、プリン夕本体部 1に形成された溝 1 9 b， 1 9 bに対応して、位置決めリブ 4 4， 4 4 が設けられている。この位置決めリブ 4 4， 4 4は、プリン夕本体部 1の溝 1 9 b , 1 9 b内にはめ ¾まれ、載置台 4 1 a上でのプリン夕本体部 1の位置决めを行う。なお、図 7は、ロール紙ホルダ 4 0の取り付け部分に焦点を当てて描かれており、ロール紙ホルダ 4 0のロール紙保持部 4 5部分が省略して描かれている。

また、一方の位置決めリブ 4 4 (図 7においては、左側の位置決めリブ 4 4 )の高さ方向先端.には、突起 4 4 aが設けられている。この突起 4 4 aは、図 7および図 8に示すように、溝 1 9 bの長手方向一端部に形成された孔 1 9 cを介して、背面側基部筐体 2 bの内部に挿入される。背面側基部筐体 2 b内であって孔 1 9 cに対応した位置には、ロール紙ホルダ着脱センサ 3 8が取り付けられている。この口ール紙ホルダ着脱センサ 3 8は、例えば、センサ基部 3 8 aと、センサ基部 3 8 a を基準として回動可能に取り付けられた検出突起 3 8 bを備えている。位置決めリブ 4 4の突起 4 4 aが孔 1 9 cに挿入されると、突起 4 4 aが検出突起 3 8 bに当接して検出突起 3 8 ¾を回動させる。センサ基部 3 8 aは、この検出突起 3 8 bの回動を検知して、制御反 3 5に出力する。これにより、制御基板 3 5中の制御部は、ロール紙ホルダ 4 0が取り付けられたと判断する。

背面側案内壁 4 3の背面側には、ロール紙保持部 4 5が取り付けられている。口 —ル紙保持部 4 5は、口一ル紙 C Sの幅方向をガイドするガイド部材 4 6， 4 7と、ガイド部材 4 6 , 4 7に固定され、口一ル紙 C Sを回転可能に保持する固定軸 4 9 とを備えている。図 8に示すように、固定軸 4 9は、口一ル紙 C Sの卷き取り中心に設けられた貫通孔を貫通して保持しており、ロール紙の先端部の送り出しに応じて、ロール形状のロール紙が固定軸 4 9を軸と,して回転可能に構成されている。また、'図 8に示すように、ロール紙保持部 4 5は、ロール紙が固定軸 4 9に巻かれた状態で、ロール紙 C Sの最大高さ位置 Hが用紙搬送路の高さとほぼ同等またはそれ以下.となるように、ロール紙 C Sを保持している。すなわち、ロール紙保持部 4 5は、未使用のロール紙 C Sを設置した状態で、ロール紙 C Sの最大高さ位置 H が用紙搬送路の高さとほぼ同等またはそれ以下となるように、ロール紙 C Sを保持している。

このように、ロール紙 C Sの最大高さ位置 Hが用紙搬送路の高さとほぼ同等またはそれ以下となるようにロール紙 C Sを保持すると、引き出されて用紙搬送路 5に搬送されるロール紙 C Sには、用紙搬送路 5内に侵入するときに巻回されていた方向に応じたカールの方向とは反対の方向にカールが与えられることはない。これにより、例えば、口一ル紙揷入時において、プリン夕本体部 1内にてロール紙 C Sの先端が用紙搬送路 5内で引つかかり、紙詰まり等の不具合が生じるといつた問題が生じにくくなり、また紙送り時において、用紙搬送路 5に沿ってスムーズにロール紙 C Sを搬送するとが可能である。 ' これは、プリン夕本体部 1がプリン夕本体部受け台 4 1によって底上げされて、用紙搬送路 5の接地面からの高さが高くなるような位置に設置されており、これによりロール紙 C Sの径が大きい場合にでも固定軸 4 9を低い位置に配置することが可能であるという構成により実現されている。逆に、固定軸 4 9の高さ位置を低く設定することが可能なことにより、より大きな径を持つ口一ル紙 C Sであっても、口一ル紙 C Sの最大高さ位置 Hが用紙搬路の高さとほぼ同等またはそれ以下となるよに保持することが可能に構成されている。

なお、ロール紙 C Sは、レリーズレバー 1 5を押し下げ、用紙搬送路 5を開状態にした後に、背面側開口 5 bから用紙搬送路 5内部に挿入することにより、プリン夕本体部 1に設置される。 .

' また、ガイド部材 4 6 , 4 7には、手差し禁止突起 5 0 , 5 1がそれぞれ一体に形成されている。この手差し禁止突起 5 0， 5 1は、図 8に示すように、プリン夕本体部 1がロール紙ホルダ 4 0の載置台 4 1に載置された状態で、手差し禁止突起 5 0 , 5 1がプリン夕本体部 1の用紙搬送路 5を用紙搬送方向に延長した平面と交差するように構成されている。通常、ロール紙ホルダ 4 0がプリンタ本体部 1に装着されている状態では、ロール紙 C Sによる印刷が行われることが前提とされており、ロール紙 C Sが用紙搬送路 5内に配置されているため、側面側開口 5 cから手差しにより用紙が挿入されることは、紙ジャムの原因等にもなり得るため好ましくない（ロール紙 C Sが用紙搬送路 5内に配置されていない状態であっても、無論好ましくない）。本実施形態のロール紙ホルダ 4ひには、手差し禁止突起 5 0 , 5 1 が設けられており、この手差し禁止突起 5 0 , 5 1がこの側面側開口 5 cからの用紙の挿入を阻害し、ユーザによる誤使用を防止している。

以上、説明したように、ロール紙ホルダ 4 0を用いると、プリン夕本体部 1によつて、ロール紙 C S上に画像記録を行うことが可能である。具体的に、このロール紙 C S上への画像記録は、プリン夕本体部 1にロール紙ホルダ 4 0を取り付け、用紙送路 5内に口ール紙 C Sを配置するだけの容易な操作によつて実行可能である。また、上記にて説明したように、口ール紙ホルダ 4 0が取り付けられた状態では、手差しによる用紙供給は、構造的に禁止されている。 ,

(A S F (オートシートフィーダ））

図 9は、プリン夕本体部 1に取り付けられる A S F 6 0を示す斜視図であり、また図 1 0は、 A S F 6 0がプリンタ本体部 1に取り付けられた状態を示す図である c 本実施形態のプリン夕本体部 1には、第 2のァ夕ヅチメントとして A S F 6 0を着脱自在に取り付け可能に構成されている。以下に、 A S F 6 0およびその取り付けについて説明を行う。

A S F 6 0は、所定のサイズを有する複数の単票紙を収納し、単票紙を一枚ずつプリン夕本体部 1に送り込むための用紙供給装置である。 A S F 6 0は、主に下部ケース 6 1と上面カバ一 7 0とから構成されている。以下に、各部材について説明を行う。

下部ケース 6 1は、互いに対向配置された正面カバー 6 2と背面カバー 6 5とが、側面カバー 6 3， 6 4を介して一体に成形され、底面側に設けられた底面カバー 6 6が側面カバー 6 3， 6 4および背面カバ一 6 5と一体に成形された樹脂製の箱形部材である。下部ケース 6 1の上面側であって、正面カバ一 6 2と、側面カバ一 6 3， 6 4と、背面カバー 6 5との間には、開口 6 0 aが設けられており、この開口 6 0 aから上面カバ一 7 0が挿入され '、開口 6 0 aの一部を塞ぐように下部ケース 6 1に嵌合されている。ここで、開口 6 0 aの塞がれていない部分は、複数の単票紙 Sが斜めに差し入れられる単票紙挿入口として.構成されている。

背面カバ一 6 5の上端には、背面カバ一 6 5の上方に位置する部分の単票紙 Sを支持する平板形上の用紙ガイド 6 8が取り付けられている。同じく、背面カバー 6 5の上端には、開口 6 0 aから挿入される単票紙の用紙の最大サイズを制限する用紙サイズ規定部材 6 9が設けられている。この用紙サイズ規定部材 6 9は、背面力バ一 6 5の ±端に沿って摺動可能に構成されており、用紙サイズ規定部材 6 9の位置を適宜変化させることにより、用紙サイズを制限する。また、用紙サイズ規定部材 6 9と側面カバ一 6 1との間の幅を挿入すべき用紙の幅とほぼ同一に設定することにより、用紙は、側面カバー 6 1と用紙サイズ規定部材 6 9によりガイドされて、幅方向に傾くことなく、用紙を挿入することが可能になる。

下部ケース 6 1の底面カバ一 6 6上には、図 1 0に示すように、その表面が底面カバー 6 6に対して傾けて配置された傾斜片 6 6 aが配置されている。挿入された単票紙は、傾斜片 6 6 aまたは底面カバー 6 6上に当接し、背面側カバー 6 5および用紙保持プレート 6 8によって保持されて互いに積層された状態で収納されている。

また、本体部 6 1の底面側であって、正面カバー 6 2と側面カバ一 6 3， 6 4と底面カバ一 6 6との間には、開口 6 O bが設けられている。この開口 6 O bは、単票紙揷入口としての開口 6 0 aから挿入された単票紙が排出される単票紙排出口を構成している。

また、図 9に示すように、側面カバ一 6 3， 6 4の正面側端部には、 L字形状の係合突起 6 7 , 6 7が設けられている。係合突起 6 7 , 6 7は、図 2に示すように、背面側画像記録部筐体 3 bに設けられたスリヅト 1 9 b， 1 9 bに対応して設けられており、スリット 1 9 b， 1 9 bに係合突起 6 7 , 6 7が係合することにより、 A S F 6 0がプリン夕本体部 1に取り付けられる。図 1 0は、 A S F 6 0がプリン夕本体部 1に取り付げられた状態を示している。 .

上面カバー 7 0の内側（背面カバ一' 6 5側）には、図 1 0に示すように、上面力バー 7 0と一体に成形された取付リブ 7 1が立設しており、この取付リブ 7 1には、給紙口一ラュニヅト 7 2が取り付けられている。給紙ローラュニヅト 7 2は、 A S F駆動用ケーブル取付端子 1 8 ^接続された図示せぬケーブルおよびモー夕を介して駆動制御される駆動軸 7 3 aを有するギア 7 3と、ギア 7 3と嚙合するギア 7 4と、ギア 7 4と嚙合するギア 7 5と、ギア 7 5と嚙合するギア 7 6と、ギア 7 6 と嚙合するギア 7 7と、ギア 7 7と嚙合するギア 7 8 aを備えた給紙ローラ 7 8と、を備えている。

給紙ローラュニヅト 7 2は、ギア 7 3の駆動軸 7 3 aを正転または逆転駆動すると、単票紙に近づく方向または単票紙から離れる方向に回動し、単票紙上に給紙口 —ラ Ί 8が当接した状態または単票紙から給紙ローラ Ί 8が離間した位置で保持された状態となる。単票紙上に給紙ローラ 7 8が当接した状態で、さらに駆動軸 7 3 aを回転させると、ギア 7 3が回転し、さらにギア 7 3の回転力がギア 7 4 , 7 5 , 7 6 , 7 7を介してギア 7 8 aに伝達され、ギア 7 8 aに同軸に設けられた給紙ロ^ ~ラ 7 8が回転する。

単票紙をプリン夕本体部 1に給紙する場合には、給紙ローラュニヅト 7 2の軸 7 3 aを回転駆動することにより、給紙ローラュニヅト 7 2を単票紙 S側に回動させて、給紙ローラ 7 8を単票紙 Sの表面に当接させる。そして、さらに軸 7 3 aを回動させることにより、給紙ローラ 7 8を用紙の送り出し方向（図 1 0においては時計回りの方向）に回.転させて、積層された複数の単票紙 Sの最も上方に位置する単票紙 Sを開口 6 0 bから一定の速度で送りだし、プリンタ本体部 1の背面側開口 5 bを介して、用紙搬送路 5内に給紙する。プリンタ本体部 1は、給紙された用紙に画像を記録し、正面側開口 5 aから排出する。そして、次ページ印刷の必要があれば、さらに A S F 6 0から用紙を用紙搬送路 5内に送り出し、画像の記録を行う。また、 A S F 6 0は、図 1 0に示すように、プリン夕本体部 1に取り付けられた状態で、底面カバ一 6 6が用紙搬送路 5の延長面近傍に位置されている。この状態で、背面側開口 5 bは、 A S F 6 0によって塞がれてはいないため、 A S F 6 0が取り付けられた状態での側面側開口 5' c側からの手差しによる用紙供給が可能に構成されている。

一方、図 8との比較により容易に理解されるように、口一ル紙ホルダ 4 0がプリン夕本体部 1に取り付けられている状態で A S F 6 0をプリン夕本体部 1に取り付けようとした場合、ロール紙ホルダ 4 0の手差し禁止突起 5 0 , 5 1が A S F 6 0の底面カバ一 6 6に当接し、 A S F 6 0の取り付けを阻害するため、 A S F 6 0 をプリン夕本体部 1に取り付けることができない。

また同様に.、 A S F 6 0がプリン夕本体部 1に取り付けられている状態でロール紙ホ.ルダ 4 0をプリン夕本体部 1に取り付けようとした場合、ロール紙ホルダ 4 0 の手差し禁止突起 5 0 , 5 1が A S F 6 0 0底面カバー 6 6に当接し、口一ル紙ホルダ 4 0の取り付けを阻害するため、ロール紙ホルダ 4 0をプリン夕本体部 1に取り付けることができない。したがって、本実施形態のインクジエツトプリン夕の構成によれば、プリン夕本体部 1には、ロール紙ホルダ 4 0と A S F 6 0の双方を同時に取り付けることが禁止されている。

以上、 A S F 6 0をプリン夕本体部 1に取り付けることによって、単票紙を連続的に用紙搬送路に搬送し、搬送された各単票紙に画像を記録することが可能である。また、 A S F 6 0が取り付けられた状態で、手差しによる用紙供給を行うことも可能である。

以上、本実施形態のインクジェヅトプリン夕は、用紙にインクを吐出するインクへッドが設けられたキヤリッジ 2 5およびキヤリッジ 2 5を摺動可能にガイドするガイド軸 2 6を有する画像記録部 3と、画像記録部 3と対向して配置され、画像記録部 3を支持する基部 2と、を有するプリン夕本体部 1を備えている。画像記録部 3と基部 2との間には、用紙搬送方向に沿って用紙を搬送する用紙搬送路 5が画成されており、また画像記録部 3と基部 2との間には、用紙搬送方向に略垂直な方，向から用紙搬送路 5に用紙を挿入可能な側面側開口 5 cが設けられている。具体的には、画像記録部 3は、基部 2の一端部において片持ち部 4を介して片持ちで固定されていることにより、側面側開口 5 cが設けられている。

したがって、本実施形態のィンクジ土ヅトプリン夕によれば、容易に側面側開口 5 cを介して手差しにより用紙搬送路 5内に用紙を供給することが可能である。また、側面側（用紙搬送路に略垂直な方向）から用紙を供給することができるので、 ' 用紙のサイズに制限が無く、どのような形状の用紙であっても、用紙搬送路 5内に手差し供給することが可能である。したがって、本やノートのような既に製本された冊子の一枚だけを用紙搬送路 5内に供給し、製本された状態のまま 1ページに画像を記録するといった特殊印刷を容易に実行することができる。

また、本実施形態のィンクジェットプリン夕は、プリン夕本体部 1に着脱可能に取り f寸けられ、用紙搬送路 5に用紙としてのロール紙 C S (連続紙）を供給する口ール紙ホルダ 4 0と、プリン夕本体部 1に着脱可能に取り付けられ、用紙搬送路 -5 に用紙としての複数の単票紙 Sを連続的に供給する単票紙供給装置 6 0と、を備えている。

したがって、ロール紙ホルダ 4 0と単票紙供給装置 6 0は、プリン夕本体部 1に対して着脱自在に設けられているので、手差し印刷、単票紙印刷、ロール紙印刷といった印刷用途に応じて、ィンクジェヅトプリン夕の状態を変更し、各種印刷に対応することが可能である。

また、本実施形態のィンクジェヅトプリン夕では、口一ル紙ホルダ 4 0は、プリン夕本体部 1に取り付けられた状態で、用紙搬送方向に略垂直な方向から用紙搬送路への用紙の手差し挿入を阻害する手差し禁止突起 5 0， 5 1を有している。

したがって、ロール紙ホルダ 4 0がプリン夕本体部 1に取り付けられた状態では、手差し供給ができないため、連続紙が用紙搬送路 5内にある状態で手差しで用紙をさらに用紙搬送路 5に供給するといつた無理な動作が禁じられ、プリン夕の誤動作および故障といった不具合の発生が予防されている。

また、本実施形態のインクジェヅトプリン夕は、口一ル紙ホルダ 4 0は、基部 2 を保持する基部受け部 4 1と、.基部受け部 4 1と一体に形成され、用紙搬送路 5にロール紙 C Sを供給可能に保持するロール紙保持部 4 5と、を備えている。具体的には、プリン夕本体部 1は、基部受け部 4 1により底上げされて保持されている。したがって、ロール紙 C Sが大きい状態であっても、ロール紙 C Sの先端を用紙搬送路 5内に容易に供給することが可能である。

また、本実施形態のインクジェヅトプリン夕では、口一ル紙保持部 4 5は、口一ル紙 C Sの最大高さ位置 Hが用紙搬送路 5の高さ以下となるように、ロール形状に巻かれた状態でロール紙 C Sを保持している。

したがって、引き出されて用紙搬送路 5に搬送されるロール紙 C Sには、巻回されていた方向に応じたカールの方向とは反対の方向にカールが与えられることはない。よって、プリン夕本体部 1は、用紙搬送路 5に沿ってスムーズにロール紙 C Sを.搬送することが可能である。

また、本実施形態のインクジェヅトプリン夕では、 A S F 6 0は、プリン夕本体部 1に取り付けられた状態で、用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路への用紙の揷入を許容している。

したがって、 A S F 6 0が取り付けられた状態であっても、手差しにより用紙供給を行い、手差し印刷を実行することが可能である。

また、本実施形態のインクジェットプリン夕では、手差し禁止突起 5 0 , 5 1は、ロール紙ホルダ 4 0と A S F 6 0の双方の同時取り付けを阻害している。

したがって、ロール紙 C Sが用紙搬送路 5内に挿入されている状態で、 A S F 6 0から単票紙が供給されるといった異常動作の発生が予め予防されており、異常動作による不具合の発生が防がれる。 . なお,、本実施形態のインクジェヅトプリン夕では、口ール紙ホルダ 4 0は、プリ -ン夕本体部 1の基部 2に取り付けられ、 A S F 6 0は、プリンタ本体部 1の画像記録部に取り付けられる構成としたが、これに限られることはなく、例えば、ロール紙ホルダ 4 0をスリヅト 1 9 a， 1 9 aを介して画像記録部 3に取り付けるように構成してもよい。

また、手差し禁止突起 5 0は、側面側開口 5 cを塞ぐように側面側開口 5 cの前面に延出していてもよい。その他、案内壁 4 1 bが側面側開口 5 cを塞く、ように延出する形状であってもよい。これら変形例によって、手差しによる用紙供給を構造的に禁止できる。 · '

また、本実施形態では、インクジェヅトプリン夕を例に説明したが、本発明に係るプリンタはインクジエツト方式に限られず、サーマル方式ゃドットインパクト方式等の各種プリン夕に適用できる。産業上の利用の可能性

以上、本発明のプリンタは、用紙に印刷を行う画像記録部と、画像記録部と対向して配置され、画像記録部を支持する基部と、を有するプリン夕本体部を備えている。像記録部と基部との間には、用紙搬送方向に沿って用紙を搬送する用紙搬送路が画成されており、また画像記録部と基部との間には、用紙搬送方向に略垂直な方向から用紙搬送路に用紙を挿入可能な側面側開口が設けられている。

したがって、本発明のプリン夕によれば、容易に側面側開口を介して手差しにより用紙搬送路内に用紙を供給することが可能である。また、側面側（用紙搬送路に略垂直な方向）から用紙を供給することができるので、用紙のサイズに制限が無く、どのような形状の用紙であっても、用紙搬送路内に手差し供給することが可能である。したがって、本やノートのような既に製本された冊子の一枚だけを用紙搬送路内に供給し、製本された状態のまま 1ページに画像を記録するといつた特殊印刷を容易に実行することができる。

Claims

1 . 用紙に印刷を行う画像記録部と、

前記画像記録部と対向して配置され、前記画像記録部を支持する基部と、を有するプリン夕本体部を備え、 ·

2 . 前記画像記録部は、前記高部の一端部において片持ちで固定されていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載のプリン夕。， 3 . 前記プリン夕本体部に着脱可能に取り付けられ、前記用紙搬送路に前記用紙としての連続紙を供給する連続紙ホルダと、

前記プリン夕本体部に着脱可能に取り付けられ、前記用紙搬送路に前記用紙としての複数の単票紙を連続的に供給する単票紙供給装置と、を備えたことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項記載のプリン夕。

4 . 前記連続紙ホルダは、前記プリン夕本体部に取り付けられた状態で、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路への用紙の挿入を阻害する突起を有することを特徴とする請求の範囲第 3項記載のプリン夕。

5 . 前記連続紙ホルダは、前記基部を保持する基部受け部と、前記基部受け部と一体に形成され、前記用紙搬送路に連続紙を供給可能に保持する連続紙保持部と、を備えたことを特徴とする請求の範囲第 3項または第 4項記載のプリン夕。

6 . 前記連続紙保持部は、前記連続紙の最大高さ位置が前記用紙搬送路の高さ以下となるように、ロール形状に巻かれた状態で前記連続紙を保持することを特徴とする請求の範囲第 5項記載のプリン夕。

7 . 前記単票紙供給装置は、前記プリンタ本体部に取り付けられた状態で、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路への用紙の挿入を許容することを特徴とする請求の範囲第 3項記載のプリンタ。

8 . 前記突起は、前記連続紙ホルダと前記単票紙供給装置の双方の同時取り付けを阻害することを特徴とする請求の範囲第 4項記載のプリンタ。

9 . プリン夕に取り付けられる連続紙ホルダにおいて、前記プリン夕に取り付けられた状態で、用紙搬送方向に略垂直な方向から前記プリン夕の用紙搬送路への用紙の挿入を阻害する突起を有することを特徴とする連続紙ホルダ。

1 0 . 前記連続紙ホルダは、前記プリン夕の基部を保持する基部受け部と、前記基部受け部と一体に形成され、前記用紙搬送路に連続紙を供給可能に保持する連続紙保持部と、を備えたことを特徴とする請求の範囲第 9項記載の連続紙ホルダ。