WO2004055099A1 - 複合硬化シリコーン粉末、その製造方法および水性組成物 - Google Patents

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Abstract

(A)平均粒子径が0.1~500μmである硬化シリコーン粉末に(B)無機質微粉末が付着し、(B)無機質微粉末に(C)界面活性剤が付着している複合硬化シリコーン粉末;および(A)平均粒子径が0.1~500μmである硬化シリコーン粉末、(B)無機質微粉末および(C)界面活性剤を機械的剪断下で混合する複合硬化シリコーン粉末の製造方法。

Description

明細書 複合硬化シリコーン粉末、 その製造方法おょぴ水性組成物 技術分野
[0 0 0 1 ] 本発明は、 硬化シリ コーン粉末おょぴ無機質微粉末を含有する複合硬 化シリ コーン粉末およびその製造方法に関し、 詳しくは、 優れた流動性、 親水性お よび分散性を有する複合硬化シリ コーン粉末、 その製造方法、 および複合硬化シリ コーン粉末を含有する水性組成物に関する。 背景技術
[0 0 0 2] 硬化シリコーン粉末は、 化粧品、 塗料、 インキ、 熱硬化性有機樹脂、 熱可塑性有機樹脂等の添加剤として使用されており、 特に、 熱硬化性有機樹脂の内 部応力緩和剤や有機樹脂フィルムの表面潤滑剤として好適に使用されている。
[0 0 0 3 ] このような硬化シリ コーン粉末を製造する方法としては、 例えば、 シ リコーンゴムをグラインダーにより粉碎する方法 ; 液状シリコーンゴム組成物をス プレードライヤー等により噴霧した状態で硬化させる方法 (特開昭 5 9— 6 8 3 3 3号公報参照) ;液状シリ コーンゴム組成物を水中に分散させた状態で硬化させる 方法 (特開昭 6 2— 24 3 6 2 1号公報、 特開昭 6 3— 7 7 9 4 2号公報、 特開昭 6 3 - 20 2 6 5 8号公報、 およぴ特開昭 6 4— 7 0 5 5 8号公報参照) が挙げら れる。
しかしながら、 このようにして得られた硬化シリ コーン粉末は、 凝集性が強いた めに、 流動性が悪く、 また、 水性塗料、 化粧品などの水性組成物への分散性に乏し かった。 硬化シリ コーン粉末が水性組成物へ均一に分散せず、 凝集した状態で水性 組成物中に存在すると、 水性塗料の場合は、 硬化シリ コーン粉末による均一な艷消 し効果が得られないという問題が起こり、 化粧品の場合は、 触感が悪くなるという 問題が起こる。 [0 0 0 4] そこで、 硬化シリ コーン粉末の表面に無機質微粉末を付着させて、 流 動性を向上させた複合硬化シリ コーン粉末が提案されている (特開平 4 — 3 4 8 1
4 3号公報、 特開平 5 - 1 7 9 1 4 4号公報、 および特開平 7 - 1 0 2 0 7 5号公 報参照) 。
しかしながら、 このよ うにして得られた複合硬化シリ コーン粉末は、 親水性が乏 しく、 これを水性組成物に配合した場合には、 水性組成物に対する親和性が乏しい という問題があった。
[ 0 0 0 5 ] また、 特開平 7 - 1 9 6 8 1 5号公報には、 シリ コーンゴム粉末表面 をポリオルガノシルセスキォキサン樹脂で被覆することが提案され、 特開平 9一 2 0 8 7 0 9号公報では、 オイルを含有するシリ コーン粉末を無機質微粒子で被覆す ることが提案されている。
しかしながら、 これら複合硬化シリ コーン粉末は、 それぞれ、 親水性や水性組成 物への分散性が不十分であった。 発明の開示
[ 0 0 0 6 ] 本発明の目的は、 優れた流動性、 親水性および分散性を有する複合硬 化シリ コーン粉末、 およびこの複合硬化シリ コーン粉末を製造する方法を提供する ことにある。 [ 0 0 0 7 ] 本発明者らは、 上記課題について鋭意検討した結果、 本発明に到達し た。 すなわち、 本発明の複合硬化シリ コーン粉末は、 (A ) 平均粒子径が 0 . 1〜
5 0 0 mである硬化シリ コーン粉末に (B ) 無機質微粉末が付着し、 (B ) 無機 質微粉末に (C ) 界面活性剤が付着していることを特徴とするものである。 [ 0 0 0 8 ] また、 本発明の複合硬化シリ コーン粉末は、 (A ) 硬化シリ コーン粉 末、 (B ) 無機質微粉末および (C ) 界面活性剤を機械的剪断下で混合してなるも のである。
また、 (B ) 無機質微粉末は、 金属酸化物微粉末であることが望ましい。
また、 (B ) 無機質微粉末の比表面積は、 1 0 m 2 / g以上であることが望まし い。 また、 (B) 無機質微粉末は、 シリカであることが望ましい。
また、 (A) 硬化シリ コーン粉末は、 シリ コーンゴム粉末であることが望ましい
[0 0 0 9 ] また、 本発明の複合硬化シリ コーン粉末の製造方法は、 (A) 平均粒 子径が 0. 1〜 5 0 0 μ mである硬化シリコーン粉末、 (B) 無機質微粉末および (C) 界面活性剤を機械的剪断下で混合することを特徴とする。
また、 本発明の複合硬化シリ コーン粉末の製造方法においては、 (A) 硬化シリ コーン粉末と (B) 無機質微粉末とを機械的剪断下で混合した後、 これと (C) 界 面活性剤とを機械的剪断下で混合することが望ましい。
また、 本発明の水性組成物は、 本発明の複合硬化シリ コーン粉末を含有すること を特徴とするものである。 発明を実施するための最良の形態
[0 0 1 0] 以下、 本発明について詳細に説明する。
本発明の複合硬化シリ コーン粉末は、 (A) 平均粒子径が 0. 1〜 5 0 0 μ ηιで ある硬化シリ コーン粉末に (B) 無機質微粉末が付着し、 (B) 無機質微粉末に ( C) 界面活性剤が付着しているものである。
[0 0 1 1 ] [ (A) 硬化シリ コーン粉末]
(A) 硬化シリ コーン粉末とは、 オルガノシランやオルガノポリシロキサンなど を架橋反応で硬化させ、 粉末化したものであって、 シロキサン結合を構造中に含む ものである。 (A) 硬化シリ コーン粉末と しては、 例えば、 シリ コーンゲル粉末、 シリ コーンゴム粉末、 シリ コーンレジン粉末が挙げられ、 特に、 シリ コーンゴム粉 末が、 硬さを様々に調整できる等、 用途に合わせて種々の特性を付与できる点で、 好ましい。 また、 (A) 硬化シリ コーン粉末と しては、 例えば、 付加反応、 縮合反 応、 有機過酸化物、 紫外線等により硬化して得られたものであり、 特に、 付加反応 や縮合反応により得られた硬化シリコーン粉末であることが好ましい。
[0 0 1 2] (A) 硬化シリ コーン粉末の物理的特性は、 特に限定されないが、 こ れがシリ コーンゴム粉末である場合には、 この . T I S A硬度が 9 0未満であるこ とが好ましく、 特には、 5 0以下であることが好ましい。
[0 0 1 3] (A) 硬化シリ コーン粉末の平均粒子径は、 0. l〜 5 0 0 /x mの範 囲内であり、 好ましくは、 0. 1〜 2 0 0 μ mの範囲内であり、 特に好ましくは、 0. 1〜 1 0 0 μ mの範囲内である。 これは、 平均粒子径がこの範囲より小さい硬 化シリ コーン粉末の表面に無機質微粉末を付着させることが困難となる傾向があり 、 一方、 この範囲より大きい硬化シリ コーン粉末を用いてなる複合硬化シリコーン 粉末は、 水性組成物に対する分散性が乏しくなる傾向があるためである。 [0 0 1 4] (A) 硬化シリ コーン粉末は、 非架橋の,オイルを含有していてもよい 。 この非架橋のオイルは、 (A) 硬化シリコーン粉末中に単に含まれており、 この 粉末から自然に滲み出たり、 また、 有機溶剤により抽出可能なオイルのことである 。 非架橋のオイルと しては、 例えば、 非架橋のシリ コーンオイル、 非架橋の有機ォ ィルが例示される。
非架橋のシリ コーンオイルは、 (A) 硬化シリ コーン粉末を形成するための硬化 反応に関与しなかったシリ コーンオイルであり、 この分子構造としては、 例えば、 直鎖状、 一部分岐を有する直鎖状、 環状、 分岐鎖状が挙げられ、 特に、 直鎖状であ ることが好ましい。
非架橋のシリ コーンオイルとしては、 分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ メチルポリシロキサン、 このジメチルポリシロキサンのメチル基の一部をメチル基 以外のアルキル基、 フエニル基、 3, 3 , 3— トリフルォロプロピル基に置換した ポリシロキサン等の非反応性シリコーンオイルが一般的である。
[0 0 1 5] また、 (A) 硬化シリ コーン粉末を形成する反応が付加反応である場 合であって、 (A) 硬化シリ コーン粉末を形成するための硬化性シリ コーン組成物 中に、 非架橋のシリ コーンオイルを予め含ませておく場合には、 非架橋のシリ コー ンオイルとしては、 上記の非反応性シリ コーンオイル以外に、 分子鎖両末端シラノ ール基封鎖ジメチルポリシロキサン、 このジメチルポリシロキサンのメチル基の一 部をメチル基以外のアルキル基、 フヱニル基、 3, 3 , 3 _ トリフルォロプロピル 基に置換したポリシロキサン等のシリコーンオイル、 さらには、 この付加反応に関 与し'得るが、 未反応として残った分子鎖両末端ジメチルビ二ルシロキシ基封鎖ジメ チルポリシロキサン、 分子鎖両末端トリメチルシ口キシ基封鎖ジメチルシロキサン • メチルビュルシロキサン共重合体、 分子鎖両末端ジメチルハイ ドロジェンシロキ シ基封鎖ジメチルポリシロキサン、 分子鎖両末端トリメチルシ口キシ基封鎖ジメチ ルシロキサン . メチルハイ ド口ジェンシロキサン共重合体、 これらのポリシロキサ ンのメチル基の一部をメチル基以外のアルキル基、 フエニル基、 3 , 3 , 3— トリ フルォロプロピル基に置換したポリシロキサン等のシリ コーンオイルが例示される
[ 0 0 1 6 ] また、 (A ) 硬化シリ コーン粉末を形成する反応が縮合反応である場 合であって、 (A ) 硬化シリ コーン粉末を形成するための硬化性シリ コーン組成物 中に、 非架橋のシリ コーンオイルを予め含ませておく場合には、 非架橋のシリ コー ンオイルと しては、 上記の非反応性シリ コーンオイル以外に、 この非反応性シリ コ ーンオイルのメチル基の一部をアルケニル基に置換したポリシロキサン等のシリ コ ーンオイル、 さらには、 この縮合反応に関与し得るが、 未反応として残った分子鎖 両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン、 このポリシロキサンのメチル基 の一部をメチル基以外のアルキル基、 アルケニル基、 フエニル基、 3 , 3 , 3— ト リフルォロプロピル基に置換したシリコーンオイルが例示される。
また、 (A ) 硬化シリ コーン粉末に後から非架橋のシリ コーンオイルを含浸する 場合には、 このシリ コーンオイルの種類は特に限定されない。
[ 0 0 1 7 ] 非架橋の有機オイルとしては、 流動パラフィン、 ラウリン酸へキシル 、 ミ リスチン酸イソプロピル、 ミ リスチン酸ミ リスチル、 ミ リスチン酸セチル、 ミ リスチン酸 2—ォクチルドデシル、 パルミチン酸イソプロピル、 パルミチン酸 2— ェチルへキシル、 ステアリン酸ブチル、 ォレイン酸デシル、 ォレイン酸 2—ォクチ ルドデシル、 乳酸ミ リスチル、 乳酸セチル、 酢酸ラノ リン、 ステアリルアルコール 、 セ トステアリルアルコール、 才レイルアルコール、 アポガド油、 アルモンド油、 オリブ油、 カカオ油、 ホホバ油、 ゴマ油、 サフラワー油、 大豆油、 ツバキ油、 スク ヮラン、 パーシック油、 ヒマシ油、 ミンク油、 綿実油、 ヤシ油、 卵黄油、 牛脂、 豚 脂、 ポリプロピレングリ コールモノォレート、 ネオペンチルグリ コール一 2—ェチ ルへキサノエ一ト等のグリ コールエステル油 ; ィソステアリン酸トリグリセライ ド 、 椰子油脂肪酸トリグリセライ ド等の多価アルコールエステル油 ; ポリォキシェチ レンラウリルエーテル、 ポリ才キシプロピレンセチルエーテル等のポリォキシァノレ キレンエーテル油が例示される。 これらの有機オイルは、 (A) 硬化シリ コーン粉 末を形成するための硬化性シリ コーン組成物中に予め含ませておいてもよく、 (A ) 硬化シリコーン粉末に含浸してもよい。
[0 0 1 8] これらの非架橋のオイルは液状であり、 この 2 5 °Cにおける粘度は、 例えば、 1〜1 0 0, 0 0 0センチボイズの範囲内であることが好ましく、 さらに は、 5〜5 0, 0 0 0センチボイズの範囲内であることが好ましく、 特には、 5〜 1 0 , 0 0 0センチボイズの範囲内であることが好ましい。 これは、 2 5°Cにおけ る粘度がこの範囲より小さいオイルは揮発性があり、 得られる複合硬化シリ コーン 粉末に継続的な撥水性を付与しにく くなる傾向があり、 一方、 この範囲より大きい オイルによると、 平均粒子径が 1 0 0 / m以下である硬化シリ コーン粉末を形成し にく くなる傾向があったり、 硬化シリ コーン粉末に含浸しにく くなる傾向があるた めである。 このような非架橋のオイルと しては、 硬化シリ コーン粉末との親和性が 優れ、 継続的な撥水性を複合硬化シリコーン粉末に付与することができることから 、 上記のシリコーンオイルであることが好ましい。 [0 0 1 9] (A) 硬化シリ コ一ン粉末に含有されている非架橋のオイルの含有量 は、 例えば、 非架橋のオイルを含む (A) 硬化シリ コーン粉末中、 8 0質量%以下 であり、 1 0 ~ 5 0質量%の範囲内であることが好ましい。 これは、 (A) 硬化シ リコーン粉末中の非架橋のオイルの含有量がこの範囲より多くなると、 (A) 硬化 シリ コーン粉末の機械的強度が低下したり、 得られる複合硬化シリ コーン粉末から 非架橋のオイルが常態においても滲み出てしまう傾向があるためである。 一方、 ( A) 硬化シリコーン粉末中の非架橋のオイルの含有量が 1 0質量%より少なくなる と、 得られる複合硬化シリ コーン粉末に十分な親水性を付与しにく くなる傾向があ る。 [0 0 2 0] (A) 硬化シリ コーン粉末を調製する方法と しては、 例えば、 下記 ( i ) 〜(i ii)等の硬化性シリコーン組成物を硬化させて得られたシリ コーン硬化物を グラインダー等の粉砕機により粉砕する方法; 下記 ( i ) 〜(i i i)等の硬化性シリコ ーン組成物をスプレードライヤー等の噴霧機により噴霧して硬化させる方法 ; 下記 ( i ) 〜(i i i)等の硬化性シリコーン組成物を水または界面活性剤水溶液中に分散さ せて硬化させる方法が挙げられる。
[ 0 0 2 1 ] ( i ) 一分子中に少なく とも 2個のアルケニル基を有するオルガノポ リシロキサン、 一分子中に少なく とも 2個のケィ素原子結合水素原子を有するオル ガノポリシロキサン、 非架橋性のオイル、 および白金系化合物からなる付加反応硬 化性シリコーン組成物。
( i i) 一分子中に少なく とも 2個のケィ素原子に結合する水酸基またはアルコキ シ基、 ォキシム基、 ァセ トキシ基、 アミノキシ基等の加水分解性基を有するオルガ ノポリシロキサン、 一分子中に少なく とも 3個のケィ素原子に結合するアルコキシ 基、 ォキシム基、 ァセトキシ基、 アミノキシ基等の加水分解性基を有するシラン系 架橋剤、 非架橋性のオイル、 および有機錫化合物、 有機チタン化合物等の縮合反応 触媒からなる縮合反応硬化性シリ コーン組成物。
(i i i)—分子中に少なく とも 1個のアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサ ン、 非架橋性のオイル、 および有機過酸化物からなる有機過酸化物硬化性シリ コー ン組成物。
[ 0 0 2 2 ] これら (A ) 硬化シリ コーン粉末を調製する方法の中でも、 水性組成 物に対する分散性に優れた球状の (A ) 硬化シリコーン粉末を得ることができるこ とから、 硬化性シリ コーン組成物を水または界面活性剤水溶液中に分散させて硬化 させる方法が特に好ましい。
[ 0 0 2 3 ] 硬化性シリ コーン組成物の水系分散液を調製するためには、 例えば、 ホモジナイザー、 コロイ ドミル等の撹拌装置や超音波振動機等の混合装置を用いる ことができる。 この際、 硬化性シリ コーン組成物の水系分散液を調製する前に、 硬 化性シリコーン組成物を予め冷却して、 その硬化性を制御することが好ましい。 [0 0 2 4] また、 水系分散液中で硬化性シリ コーン組成物を粒子状として安定さ せるためには界面活性剤の水溶液を用いることが好ましい。 界面活性剤の添加量は 、 硬化性シリ コーン組成物 1 0 0質量部に対して 0. 1〜 2 0質量部であることが 好ましく、 0. 5〜 1 0質量部であることがより好ましく、 0. 5〜 5質量部が特 に好ましい。 ここで添加される界面活性剤は、 後述する [ (C) 界面活性剤] とは 異なるものであり、 かつ任意成分である。 また、 水の添加量は、 硬化性シリコーン 組成物 1 0 0質量部に対して 4 0〜 2 0 0 0質量部であることが好ましく、 特に、 4 0〜 1 0 0 0質量部であることが好ましい。 これは、 水の添加量が硬化性シリコ ーン組成物 1 0 0質量部に対して 4 0質量部未満であると均一な硬化性シリ コーン 組成物の水系分散液を形成することが困難であり、 また、 これが 2 0 0 0質量部を 超えると、 (A) 硬化シリ コーン粉末の生産性が著しく悪化するためである。
[0 0 2 5 ] また、 使用する水は、 硬化性シリ コーン組成物の水系分散液が安定し やすいことから、 金属イオンやハロゲンイオンが少なく、 電気伝導度が 1 /i S/c m以下であることが好ましく、 特に、 電気伝導度が 0. 5 /i SZc m以下であるィ オン交換水であることが好ましい。
[0 0 2 6 ] 次いで、 上記の方法により調製された硬化性シリ コーン組成物の水系 分散液を、 加熱または室温で放置することにより、 この水分散液中の硬化性シリ コ ーン組成物を硬化させて、 (A) 硬化シリ コーン粉末の水系分散液を調製すること ができる。
硬化性シリコーン組成物の水系分散液を加熱する場合には、 その加熱温度は 1 0 0°C以下であることが好ましく、 特に、 1 0〜 9 5 °Cであることが好ましい。 また 、 硬化性シリ コーン組成物の水系分散液を加熱する方法としては、 例えば、 この水 系分散液を直接加熱する方法、 この水系分散液を熱水中へ添加する方法が挙げられ る。
[0 0 2 7 ] 次いで、 (A) 硬化シリ コーン粉末の水系分散液から水を除去するこ とにより、 (A) 硬化シリコーン粉末を調製することができる。 (A) 硬化シリ コ ーン粉末の水系分散液から水を除去する方法としては、 例えば、 真空乾燥機、 熱風 循環式オープン、 スプレードライヤーを用いて乾燥する方法が挙げられる。
[0 0 2 8] [ (B) 無機質微粉末]
(B) 無機質微粉末は、 少なく ともその一部が (A) 硬化シリ コーン粉末の表面 に付着した状態で、 本発明の複合硬化シリ コーン粉末中に存在するものである。 こ こでいう付着とは、 (A) 硬化シリ コーン粉末の全体を覆うように、 (A) 硬化シ リコーン粉末の表面に (B) 無機質微粉末が被覆されている状態、 または (A) 硬 化シリ コーン粉末の表面の一部に (B) 無機質微粉末が偏在している状態を指す。 また、 一部の (B) 無機質微粉末は、 (A) 硬化シリ コーン粉末の表面から脱落し た状態で本発明の複合硬化シリコーン粉末中に存在していても構わない。
[0 0 2 9 ] (B) 無機質微粉末は、 少なく ともその一部が (A) 硬化シリ コーン 粉末の表面に付着していることにより、 (A) 硬化シリ コーン粉末の凝集を抑え、 本発明の複合硬化シリコーン粉末の流動性、 分散性を向上させるものである。
(B) 無機質微粉末と しては、 例えば、 酸化ケィ素、 酸化チタン、 酸化アルミ二 ゥム、 酸化ジルコニウム、 酸化アンチモン等の金属酸化物微粉末 ; 窒化ホウ素、 窒 化アルミニウム等の金属窒化物微粉末 ;水酸化アルミニウム、 水酸化マグネシウム などの金属水酸化物微粉末;炭酸カルシウムなどの金属炭酸塩; ニッケル、 コバル ト、 鉄、 銅、 金、 銀などの金属微粒子 ; マイカ、 タルク、 カオリナイ ト、 スメクタ イ ト、 ハロイサイ ト、 パイロフィライ ト、 パーミキユラィ ト、 モンモリ 口ナイ トな どの粘土鉱物 ; その他、 硫化物微粉末、 塩化物微粉末が挙げられる。 中でも、 入手 の容易さからコス ト的に有利であるので、 金属酸化物微粉末が好ましく、 特に、 シ リカ微粉末が好ましい。 また、 (B) 無機質微粉末の表面は、 オルガノアルコキシ シラン、 オルガノクロロシラン、 オルガノシラザン等の有機ケィ素化合物により予 め疎水化処理されていてもよい。
[0 0 3 0 ] (B) 無機質微粉末の粒子径は、 (A) 硬化シリコ一ン粉末の表面に 付着できる粒子径であればよく、 具体的には、 (A) 硬化シリ コーン粉末の平均粒 子径に対して 1 / 1 0以下の粒子径であることが好ましい。 また、 (B) 無機質微 粉末は、 二次凝集粒子でもよいが、 その分散性付与効果の点から、 この比表面積が 1 0 m2 / g以上であることが好ましい。 ここで、 比表面積は、 B E T比表面積に よる値である。
[0 0 3 1 ] [ (C) 界面活性剤]
(C) 界面活性剤は、 少なく ともその一部が (B ) 無機質微粉末の表面に付着し た状態で、 本発明の複合硬化シリコーン粉末中に存在するものである。 ここでいう 付着とは、 (B ) 無機質微粉末の表面を覆うように、 (B ) 無機質微粉末の表面に (C) 界面活性剤が被覆または吸着されている状態、 または (B ) 無機質微粉末の 表面の一部に (C) 界面活性剤が偏在している状態を指す。 また、 一部の (C) 界 面活性剤は、 (A) 硬化シリ コーン粉末の表面に付着、 吸収された状態で本発明の 複合硬化シリ コーン粉末中に存在していても構わない。
[ 0 0 3 2 ] (C) 界面活性剤は、 (B ) 無機質微粉末の表面に付着した状態で、 本発明の複合硬化シリ コーン粉末中に存在することにより、 本発明の複合硬化シリ コーン粉末の親水性を向上させる成分である。
(C) 界面活性剤としては、 例えば、 ノニオン系界面活性剤、 カチオン系界面活 性剤、 ァニオン系界面活性剤、 両性界面活性剤およびこれらの二種以上の混合物が 挙げられる。 中でも、 得られた複合硬化シリ コーン粒子の分散性の点で、 ノニオン 系界面活性剤であることが好ましい。 ノニオン系界面活性剤としては、 親油性ある いは親水性のノニオン系界面活性剤を用いることができる。
[0 0 3 3 ] 親油性ノニオン界面活性剤と しては、 例えば、 ソルビタンモノォレエ 一 h、 ソルビタンモノイソステアレー ト、 ソルビタンモノラウレー ト、 ソルビタン モノパ_ /レミテー ト、 ソ /レビタンモノステアレー ト、 ソ ビタンセスキォレエ一ト、 ソルビタン ト リオレエ一ト、 ペンタ一 2—ェチルへキシル酸ジグリセロールソノレビ タン、 テ トラ一 2—ェチルへキシル酸ジグリセ口ールソルビタン等のソルビタン脂 肪酸エステル類 ; モノ綿実油脂肪酸グリセリ ン、 モノエル力酸グリセリ ン、 セスキ ォレイ ン酸グリセリ ン、 モノステアリ ン酸グリセリ ン、 a, a ' —ォレイ ン酸ピロ グルタミン酸グリセリ ン、 モノステアリ ン酸グリセリ ン、 リ ンゴ酸グリセリ ン等の グリセリ ン脂肪酸類 ; モノステアリ ン酸プロピレングリ コール等のプロピレンダリ コール脂肪酸エステル類、 硬化ヒマシ油誘導体、 グリセリ ンアルキルエーテル等が 挙げられる。
[0 0 3 4] 親水性ノニオン界面活性剤としては、 例えば、 ポリオキシエチレン ( 以下、 P OE) ソルビタンモノォレエート、 P OEソルビタンモノステアレート、 POEソルビタンモノォレート、 P OEソルビタンテ トラオレエート等の P OEソ ルビタン脂肪酸エステル類; P◦ Eソルビッ トモノラウレート、 P O Eソルビッ ト モノォレエ一ト、 P OEソルビッ トペンタォレエー ト、 P O Eソルビッ トモノステ ァレート等の p◦ Eソルビッ ト脂肪酸エステル類 ; P OEグリセリ ンモノステアレ ート、 P O Eグリセリ ンモノィ ソステアレー ト、 P OEグリセリ ント リイ ソステア レート等の P OEグリセリ ン脂肪酸エステル類 ; P OEモノォレエート、 P OEモ ノステアレー ト、 P OEジステアレー ト、 POEモノジォレエート、 システアリ ン 酸エチレングリ コール等の p O E脂肪酸エステル類 ; P O Eラウリルエーテル、 P O Eォレイノレエーテノレ、 P〇 Eステアリ ノレエーテノレ、 P O Eベへニノレエーテノレ、 P O E - 2—ォクチルドデシルェ一テル、 P O Eコ レスタノ一ノレエーテル等の P〇 E アルキルエーテル類 ; P〇Eォクチルフエ-ルエーテル、 P OEノユルフェニルェ 一テル、 P〇 Eジノニルフエニルエーテル等の P〇 Eアルキルフエニルエーテル類 ; プルロニック (ポリォキシエチレン · ポリォキシプロピレンダリ コール)等のプル 口ニック型類、 P OE · ポリオキシプロピレン(以下、 P O P)セチルエーテル、 P O E · P O P— 2—デシノレテ トラデシノレエーテノレ、 P O E · P O Pモノブチルエー テル、 P O E · P O P水添ラノ リ ン、 P O E · P O Pグリセリ ンエーテル等の P O E · P〇 Pアルキルエーテル類 ; テ トロ二ック等のテ トラ POE ' テ トラ P O Pェ チレンジァミン縮合物類 ; P O Eヒマシ油、 P OE硬化ヒマシ油、 P OE硬化ヒマ シ油モノイソステアレー ト、 P〇 E硬化ヒマシ油ト リイソステアレー ト、 P OE硬 化ヒマシ油モノ ピログルタミン酸モノイソステアリ ン酸ジエステル、 P OE硬化ヒ マシ油マレイン酸等の P O Eヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体 ; P O Eソルビッ トミツ 口ゥ等の P OEミツロウ · ラノ リ ン誘導体 ; ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ ド、 ラ ゥリ ン酸モノエタノールァミ ド、 脂肪酸ィソプロパノールァミ ド等のアル力ノール アミ ド、 P〇 Eプロピレングリ コール脂肪酸エステル、 P OEアルキルァミン、 P OE脂肪酸アミ ド、 ショ糖脂肪酸エステル、 P O Eノユルフェニルホルムアルデヒ ド縮合物、 アルキルェトキシジメチルァミンォキシド、 トリオレィルリン酸等が挙 げられる。
[0 0 3 5 ] シリコーン系界面活性剤としては、 ジメチルポリシロキサン一ポリエ チレングリコール類、 ジメチルポリシロキサンポリエチレン類、 ジメチルポリシ口 キサンポリエチレンダリ コール共重合体類、 ジメチルポリシロキサン . メチル(ポリ ォキシエチレン)シロキサン共重合体類等が挙げられる。
これらノニオン系界面活性剤の中でも、 配合時に液体と して取り扱いやすい点か ら、 ポリエチレンオキサイ ド基含有のノニオン系界面活性剤が好ましく、 特に、 ポ リエチレンオキサイ ドのァ/レキノレエーテ_ /レとして、 このァノレキノレエーテノレ中のァノレ キル基の少なく とも 1 0質量%が炭素数 1 3のアルキル基であるもの、 あるいは、 ポリォキシエチレンソルボタンモノラゥリルエーテルが好ましい。 これらノ二オン 性活性剤の中から一種または二種以上を任意に選択されて用いることができる。 [0 0 3 6 ] [複合硬化シリ コーン粉末]
(A) 硬化シリ コーン粉末に対する、 (B) 無機微粒子や (C) 界面活性剤の付 着量は、 調整した複合硬化シリコーン粒子が十分な流動性および親水性を有する程 度であればよく、 特に限定されない。 また、 (A) 硬化シリ コーン粉末の粒径によ り、 (B) 無機微粒子や (C) 界面活性剤の付着量は変動するが、 (B) 無機微粒 子および (C) 界面活性剤の付着量は、 好ましくは、 (A) 硬化シリ コーン粉末 1 0 0質量部に対して、 (B) 無機微粒子が 0. 1〜 3 0質量部、 (C) 界面活性剤 が 0. 1〜 3 0質量部である。 特に好ましくは、 (A) 硬化シリ コーン粉末 1 0 0 質量部に対して、 (B) 無機微粒子 0. 2〜 1 0質量部、 (C) 界面活性剤が 0. 2〜 1 0質量部である。 これは、 (B) 無機微粒子や (C) 界面活性剤の量がこの 範囲外では、 流動性が悪化したり、 親水性が向上しにくいという傾向があるためで あ "3。
[0 0 3 7] 次に、 本発明の複合硬化シリコーン粉末の製造方法を詳細に説明する 本発明の複合硬化シリ コーン粉末は、 (A) 平均粒子径が 0. 1〜 5 0 0 μ πιで ある硬化シリ コーン粉末に (B) 無機質微粉末および (C) 界面活性剤を添加し、 これらを機械的剪断下で混合することにより製造される。
機械的剪断下で、 これら (A) 〜 (C) 成分を混合する装置としては、 例えば、 ヘンシェルンミキサー、 スーパーミキサ一が挙げられる。
また、 これら (A) 〜 (C) 成分を混合する際の温度は、 特に限定されず、 例え ば、 室温下で行うこともできる。 また、 混合時間は、 流動性の乏しい (A) 硬化シ リ コーン粉末が、 この表面に (B) 無機質微粉末が付着することにより流動性を示 すようになるので、 この状態の変化を観察することにより適宜決定することが必要 である。
[0 0 3 8] 本発明の複合硬化シリ コーン粉末の製造方法においては、 (A) 硬化 シリ コーン粉末と (B) 無機微粉末とをあらかじめ混合し、 その後、 これに (C) 界面活性剤を加えて、 これらを混合することが好ましい。 これは、 (A) 硬化シリ コーン粉末の表面に付着した (B) 無機微粒子に、 (C) 界面活性剤が局在化して 、 複合硬化シリ コーン粉末の親水性を向上さるためである。
[0 0 3 9 ] 本発明の複合硬化シリ コーン粉末の製造方法における、 (B) 無機質 微粉末の添加量は、 (A) 硬化シリコーン粉末の表面を被覆するに十分な量でであ ればよく、 また、 (A) 硬化シリ コーン粉末に含有されている非架橋のオイルの含 有量によっても異なるが、 通常、 (A) 硬化シリコーン粉末 1 0 0質量部に対して 0. 1〜 1 0 0質量部であることが好ましく、 特に、 1〜 5 0質量部であることが 好ましい。
[0 04 0 ] 本発明の複合硬化シリ コーン粉末の製造方法における、 (C) 界面活 性剤の添加量は、 複合硬化シリコーン粉末に十分な親水性を付与する量であればよ く、 また、 (A) 硬化シリ コーン粉末に添加される (B) 無機質微粉末の配合量に よっても異なるが、 通常、 (A) 硬化シリコーン粉末 1 0 0質量部に対して 0. 1 〜 1 0 0質量部であることが好ましく、 特に、 0. 5〜 5 0質量部であることが好 ましい。 [0 04 1 ] [水性組成物]
本発明の水性組成物は、 本発明の複合硬化シリ コーン粉末を含有する水性組成物 である。
本発明の複合硬化シリ コーン粉末を配合する水性組成物としては、 水性媒体に分 散した硬化性樹脂組成物、 非硬化性樹脂組成物や、 水性分散体と した化粧品などの 液状組成物を例示できる。 水性組成物中の水の量は、 特に限定はされず、 本発明の 複合硬化シリコーン粉末が水相に分散しやすいことから、 マ ト リ ックス相と して水 性媒体が存在する量でよい。 [0 0 4 2] 以上説明した本発明の複合硬化シリ コーン粉末は、 (A) 平均粒子径 が 0. 1〜 5 0 0 μ mである硬化シリ コーン粉末に (B) 無機質微粉末が付着し、
(B) 無機質微粉末に (C) 界面活性剤が付着しているものであるので、 (B) 無 機質微粉末による流動性、 分散性の向上が損なわれることなく、 (C) 界面活性剤 によって親水性が向上している。 すなわち、 (A) 硬化シリコーン粉末の表面に ( B) 無機質微粉末が存在しない状態で、 (C) 界面活性剤のみを (A) 硬化シリ コ ーン粉末の表面に付着させると、 (C) 界面活性剤によって (A) 硬化シリ コーン 粉末の凝集を助長して分散性を悪くするが、 (B) 無機質微粉末を (A) 硬化シリ コーン粉末の表面に付着させることにより、 (C) 界面活性剤が (B) 無機質微粉 末に偏在して、 (C) 界面活性剤によ (A) 硬化シリコーン粉末の凝集が抑えら れると同時に、 (C) 界面活性剤による親水性が複合硬化シリ コーン粉末に付与さ れる。
[0 0 4 3 ] 本発明の複合硬化シリ コーン粉末は、 優れた流動性、 親水性および分 散性を有するため、 水性組成物に対する親和性や分散性に優れている。 したがって 、 本発明の複合硬化シリ コーン粉末は、 水性塗料や水性化粧品などの水性組成物の 艷消し、 感触向上、 クラック防止、 低弾性化などを目的と した添加剤や改質剤と し て利用することができる。
[0 04 4] [実施例]
本発明の複合硬化シリ コーン粉末およびその製造方法を実施例により詳細に説明 する。
本実施例中の粘度は、 2 5 °Cにおいて測定した値である。
( A ) 硬化シリ コーン粉末および複合硬化シリコーン粉末の特性は次のようにし て測定した。
[硬化シリ コーン粉末の J I S A硬さ]
( A ) 硬化シリ コーン粉末の原料である硬化性シリ コーン組成物をシート状に硬 ィヒさせて、 この硬さを J I S K 6 3 0 1に規定される J I S A硬度計により 測定した。 [ 0 0 4 5 ] [硬化シリ コーン粉末中の非架橋のオイルの含有量]
( A ) 硬化シリ コーン粉末 1 0 0 gにトルエン 1 0 0 0 gを加えて分散液を調製 し、 この分散液を攪拌機、 例えば、 ホモディスパーを用いて 1 0 0 0 r p mで 1 0 分間、 さらに 5 0 0 r p mで 1 0分間攪拌した後、 これを室温で 1 2時間静置した 。 その後、 この分散液を再ぴホモディスパーを用いて 5 0 0 r p mで 1 0分間攪拌 した。 この分散液を濾紙により濾過して濾液を採取した。 そして、 濾紙上に残った 硬化シリ コーン粉末にトルエン 7 5 0 gを加えて分散液を調製し、 この分散液をホ モデイスパーを用いて 1 0 0 0 r p mで 1 0分間攪拌した。 この分散液を濾紙によ り濾過して濾液を採取した。 この濾液を先に採取した濾液と合わせて、 エバポレー タを用いて 8 0 °Cで 7 0 m m H gの条件下でトルエンを留去した。 得られたオイル の粘度、 および質量を測定した。 また、 このオイルをプロ トン核磁気共鳴スぺタ ト ル分析、 ゲルパーミエ一シヨンクロマ トグラフ分析、 および赤外分光分析して、 こ のオイルの成分を特定した。
[ 0 0 4 6 ] [平均粒子径]
( A ) 硬化シリ コーン粉末または複合硬化シリ コーン粉末の水分散液あるいはェ タノール分散液を、 レーザー回折式粒度分布測定器 (堀場製作所の L A— 5 0 0 ) により測定し、 メジアン径 (累積分布の 5 0 %に相当する粒径、 5 0 %粒径) を平 均粒径とした。
[流動性]
( A ) 硬化シリ コーン粉末または複合硬化シリ コーン粉末を、 アルパイン社製ェ アジエツ トシーブふるい機を使用して、 1 0 0メッシュ (目開き = 1 5 0 μ πι) に てメッシユオンした、 これらの粉末の質量。 /0を測定することにより評価した。
[0 0 4 7] [親水性]
1 0 0 m l の水に (A) 硬化シリ コーン粉末または複合硬化シリ コーン粉末 1 g を加えて、 これを撹拌機で混合した。 (A) 硬化シリコーン粉末または複合硬化シ リ コーン粉末が水になじまず、 水面に浮いたままでいるものを撥水性として (X X
) で示し、 また、 水になじむが水中に分散しないものを (X) 、 水中に分散してい く ものを (〇) とした。
[0 04 8] 本実施例で用いた各成分は以下の通りである。
[ (A) 硬化シリコーン粉末]
(A- 1 ) 付加硬化型ポリジメチルシロキサンのシリ コーンゴム粉末 : ノ二オン 系界面活性剤 0. 2質量%含有、 2 0〜 3 0量体のポリジメチルシロキサン環状体 を 2. 8質量。/。含有、 平均粒径 4 μ m、 J I S— A硬度 : 3 0。
(A— 2 ) 付加硬化型ポリジメチルシロキサンのシリ コーンゴム粉末: ノ二オン 系界面活性剤 1. 5質量%含有、 2 0〜 3 0量体のポリジメチルシロキサン環状'体 を 2. 8質量%含有、 平均粒径4 μ m、 J I S— A硬度: 3 0。
[0 04 9] [ (B) 無機微粒子]
ァエロジル 2 0 0 : 日本ァエロジル社製、 平均 1次粒径 5〜 1 5 nm、 B ET比 表面積 2 0 0 m2 / g、 乾式法シリ力、 表面シラノール密度 4. 2個 Znm2
[ (C) 界面活性剤]
エチレンォキサイ ド ( 1 2モル付加) の 2級ドデシルエーテルと 2級トリデシル エーテルの混合物 : ドデシル基 4 3質量%、 トリデシル基 5 7質量%、 HL B= 1 4. 5
[0 0 5 0] [実施例 1]
スーパーミキサー (ヘンシェル型ミキサー、 力ヮタ社製 V— 2 0、 内容積 2 0 L ) に (A— 1 ) シリ コーンゴム粉末を投入し、 室温で回転数 2 0 0 0回転で約 2分 間攪拌して、 ブロック状の塊を粉碎した。 これに、 (B) 無機微粒子を投入して室 温で回転数 2 0 0 0回転で 3分間混合し、 さらに (C) 界面活性剤を投入して、 室 温で回転数 2 0 0 0回転で 2分間混合した。 ここで、 (A— 1 ) シリコーンゴム粉 末、 (B) 無機微粒子および (C) 界面活性剤は、 合計量が 1 k g となるように、 質量比 (A— IZBZC) = 2 0/2. 9 / 1. 1で配合した。
得られた複合硬化シリ コーン粉末の親水性および流動性を評価し、 表 1に記載し た。
[0 0 5 1 ] [実施例 2、 比較例 1〜4]
(A) 硬化シリ コーン粉末の種類および配合量、 (B) 無機微粒子および (C) 界面活性剤の配合量を表 1に示すように変更した以外は、 実施例 1 と同様にして複 合硬化シリ コーン粉末または硬化シリ コーン粉末を得た。
得られた複合硬化シリ コーン粉末および硬化シリコーン粉末の親水性および流動 性を評価し、 表 1に記載した。
[0 0 5 2 ] [表 1 ]
Figure imgf000018_0001
[0 0 5 3 ] [実施例 3]
実施例 1の複合硬化シリ コーン粒子 4 0質量部、 シリ コーン処理酸化チタン 1質 量部、 p—メ トキシ桂皮酸ォクチル 5質量部、 粘度 2 0 mP a · sの分子鎖両末端 トリメチルシ口キシ基封鎖ジメチルポリシロキサン 1 0質量部、 ポリォキシェチレ ン (4 0モル付加物) 硬化ヒマシ油 3質量部、 スクヮラン 3 0質量部、 グリセリン 5質量部、 ミツロウ 3.質量部、 防腐剤適量、 香料適量および精製水適量を、 ミル ( 小型粉碎機 SM— 1、 井内盛栄堂社製、 内容積 5 8. 5 c c ) で 5分間撹拌して、 実施例 3のクリーム状化粧品を調製した。 この化粧品の評価結果を表 2に示した。 ここで、 化粧品中の複合硬化シリコーン粒子の粒径は、 ガラス板に広げた化粧品 中の粒子を光学顕微鏡で観察した個数で計算した。 配合性はク リーム状化粧品の粘 度上昇の度合いで判断した。 すなわち、 分散不良は大きな粘度上昇を認めたもので める。
[ 0 0 5 4 ] [実施例 4、 比較例 5〜 7 ]
複合硬化シリ コーン粒子を、 実施例 2、 比較例 1、 比較例 2、 比較例 4の複合硬 化シリ コーン粒子に変えた以外は、 実施例 3 と同様にして、 実施例 4、 比較例 5〜 7の化粧品を調製した。 この化粧品の評価結果を表 2に示した。
[ 0 0 5 5 ] [表 2 ]
Figure imgf000019_0001
[ 0 0 5 6 ] [実施例 5 ]
実施例 1の複合硬化シリ コーン粒子 2 0質量部と水性塗料 (カンペパピォ社製水 性つやあり 1回塗り、 空色、 アク リル樹脂系塗料) 1 0 0質量部をデンタルミキサ 一で 2 0秒間混合攪拌して、 実施例 5の水性塗料組成物を調製した。 この水性塗料 組成物をアルミ板に、 アルミ板に貼られたセロハンテープ (4 0 μ πι厚み) で塗膜 の厚みを制御しながら、 塗りつけた後、 室温でドラフ トに 1週間放置して乾燥した 。 乾燥塗膜の厚みは約 2 0〜 5 0 mであった。 この水性塗料組成物の評価結果を 実施例 3と同様にして、 表 3に示した。
ここで、 塗膜中の硬化シリ コーン粒子の分散状態は、 塗膜中の粒子を光学顕微鏡 で観察した個数で計算した。 配合性は、 塗料組成物の粘度上昇の度合いで判断した 。 すなわち、 分散不良は大きな粘度上昇を認めたものである。 [0 0 5 7 ] [実施例 6、 比較例 8、 9]
複合硬化シリコーン粒子を実施例 2、 比較例 2あるいは比較例 3の複合硬化シリ コーン粒子に変えた以外は、 実施例 5 と同様にして、 実施例 6、 比較例 8、 比較例 9の水性塗料組成物を調製した。 この水性塗料組成物の評価結果を表 3に示した。
[0 0 5 8 ] [表 3 ]
Figure imgf000020_0001
[0 0 5 9 ] 以上説明したように、 本発明の複合硬化シリ コーン粉末は、 (A) 平 均粒子径が 0. 1〜 5 0 0 μ mである硬化シリ コーン粉末に (B) 無機質微粉末が 付着し、 (B) 無機質微粉末に (C) 界面活性剤が付着しているものであるので、 優れた流動性、 親水性および分散性を有する。 このような複合硬化シリコーン粉末 を添加した水性塗料は、 均一な艷消し効果があり、 また、 このような複合硬化シリ コーン粉末を添加した水性化粧品は、 感触が良好であるという利点を有する。
[0 0 6 0] また、 本発明の複合硬化シリコーン粉末は、 (A) 硬化シリ コーン粉 末、 (B) 無機質微粉末および (C) 界面活性剤を機械的剪断下で混合してなるも のであるので、 優れた流動性、 親水性および分散性を有する。
また、 (B) 無機質微粉末が、 金属酸化物微粉末、 特にシリカであれば、 その入 手の容易さからコス ト的に有利である。
また、 (B) 無機質微粉末の比表面積が、 1 0 m2 / g以上であれば、 さらに優 れた流動性を付与することができるので好適である。
また、 (A) 硬化シリ コーン粉末が、 シリ コーンゴム粉末であれば、 用途に合わ せた様々な特性を付与することができるので好適である。
[0 0 6 1 ] また、 本発明の複合硬化シリコーン粉末の製造方法は、 (A) 平均粒 子径が 0 . 1〜 5 0 0 μ mである硬化シリ コーン粉末、 (B ) 無機質微粉末および ( C ) 界面活性剤を機械的剪断下で混合する方法であるので、 優れた流動性、 親水 性おょぴ分散性を有する複合硬化シリコーン粉末を得ることができる。
また、 本発明の複合硬化シリ コーン粉末の製造方法において、 (A ) 硬化シリ コ ーン粉末と (B ) 無機質微粉末とを機械的剪断下で混合した後、 これと (C ) 界面 活性剤とを機械的剪断下で混合するようにすれば、 流動性、 親水性おょぴ分散性が さらに向上した複合硬化シリコーン粉末を得ることができる。
また、 本発明の水性組成物は、 本発明の複合硬化シリ コ一ン粉末を含有するもの であるので、 均一な艷消し効果を有する水性塗料、 感触が良好な水性化粧品を得る ことができる。

Claims

請求の範囲
1. (A) 平均粒子径が 0. 1〜 5 0 0 μ mである硬化シリ コーン粉末に (B) 無機質微粉末が付着し、 (B) 無機質微粉末に (C) 界面活性剤が付着してい ることを特徴とする複合硬化シリコーン粉末。
2. (A) 硬化シリ コーン粉末、 (B) 無機質微粉末および (C) 界面活性剤を 機械的剪断下で混合してなるものであることを特徴とする請求の範囲第 1項記 載の複合硬化シリ コーン粉末。
3. (B) 無機質微粉末が、 金属酸化物微粉末であることを特徴とする請求の範 囲第 1項または第 2項記載の複合硬化シリコーン粉末。
4. (B) 無機質微粉末の比表面積が、 1 0 m2 / g以上であることを特徴とす る請求の範囲第 1項または第 2項記載の複合硬化シリ コーン粉末。
5. (B) 無機質微粉末が、 シリカであることを特徴とする請求の範囲第 1項ま たは第 2項記載の複合硬化シリ コーン粉末。
6. (A) 硬化シリ コーン粉末が、 シリ コーンゴム粉末であることを特徴とする 請求の範囲第 1項または第 2項記載の複合硬化シリ コーン粉末。
7. (A) 平均粒子径が 0. 1〜 5 0 0 μ mである硬化シリ コーン粉末、 (B) 無機質微粉末および (C) 界面活性剤を機械的剪断下で混合することを特徴と する複合硬化シリ コーン粉末の製造方法。
8. (A) 硬化シリ コーン粉末と (B) 無機質微粉末とを機械的剪断下で混合し た後、 これと (C) 界面活性剤とを機械的剪断下で混合することを特徴とする 請求の範囲第 7項記載の複合硬化シリ コーン粉末の製造方法。
9. 請求の範囲第 1項または第 2項記載の複合硬化シリ コーン粉末を含有するこ とを特徴とする水性組成物。
10. 請求の範囲第 4項記載の複合硬化シリ コーン粉末を含有することを特徴とす る水生組成物。
11. 請求の範囲第 5項記載の複合硬化シリ コーン粉末を含有することを特徴とす る水生組成物。
12. 請求の範囲第 6項記載の複合硬化シリ コーン粉末を含有することを特徴とす る水生組成物。
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