WO2004033138A1 - 鋸刃 - Google Patents

Abstract

鋸刃１が、切削歯の切削方向から見て左右方向にアサリ出しを行った左右のアサリ歯７，９を備え、この左右のアサリ歯７，９は、歯先側が左右方向に次第に拡がるバチ形状に形成したバチ形アサリ歯１３，１５を有し、更に、アサリ出しを行うことのない直歯５を備え、この直歯５は、歯先側が左右方向に次第に拡がるバチ形状に形成したバチ形直歯１１を有し、前記直歯５には、歯先側が左右方向に次第に拡がるバチ形状に形成した歯先部の左右両端側に傾斜部１２が形成されている。

Description

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技術分野

本発明は 、 鋸刃に係 り 、 さ ら に詳細には、 左右にアサ リ 出 しを行つた左右のアサ リ 歯に、 歯先側が左右方向へ 次第に拡がるパチ （撥） 形状に形成したバチ形アサ リ 歯 を備えてなる鋸刃に関する o 背景技術

従来、例えば金属製のワ ー ク ピース の切断を行う場合、 丸鋸盤 , 帯鋸盤等の鋸盤が広く 使用 されている o 上記鋸 盤に使用 される切削ェ具と しての鋸刃は 、 ヮ ク ピ ― ス の切削を行 う ための多数の切削歯を適宜ピッヂに備えた 構成であ り 、 前記鋸刃の形態と してはゝ レヽわ るァサ リ タィ プとバチ形ァサ リ タィ プと がある 0

刖記アサ リ タィ プは 、 刖 、 記切削歯の切削方向から見て ス ト レ一 ト の直 と 、 左右のァサ リ 出 しを行 ラ よ 5 に、 歯先側を左右方向に feり 出 した左右のァサ リ 歯を備えた 構成である。 そ して、 ヮ一ク ピ スの切断持における ビ ビ リ 振 等に対応するためにヽ 適数の直歯と複数 の左右のアサ リ 歯の配置パタ一ンをヽ レ一力一セ V 卜， ゥェ一ブセ ッ ト ス ト レ一 卜セ V 卜 な どの種々 のパタ一 ンに設定した り 、 各切削歯の ピッチを不等ピクチにする こ と が行われてレ、る。 前記バチ形アサ リ タイ プは、 左右にァサ リ 出 しを行つ た左右のアサ リ 歯を備える構成ではなく 、 各切削歯に、 歯先側が左右方向に次第に拡がるバチ形状のチップを供 えた構成であって、 種々 の形状， 寸法のチップを供えた 構成である。 例えば、 日本国特開平 1 0 一 1 9 3 2 1 9 号公報及び日本国特開 2 0 0 0 - 3 1 7 7 2 9 号公報に 開示されている。

アサ リ タイ ブの従来の鋸刃 1 0 1 は . 、 図 1 0 ( A ) _s

( B )、 ( C ) に示すよ う に、 胴部 1 0 3 備え 、 こ の胴 部 1 0 3 には、 鋸刃 1 0 1 によ る ワーク ピ一ス Wの切削 方向から見て左右方向に振 り 出 し （アサ リ 出 し ) を行 う こ と のない直歯 1 0 5 を備える と共に、 方向にアサ リ 出 しを行った左右のアサ リ'歯 1 0 7 , 1 0 9 を備えた 構成である。 上記構成において、 直歯 1 0 5 及ぴ左右の アサ リ 歯 1 0 7 , 1 0 9 の厚さ は、 前記胴部 1 0 3 の厚 さ に等しいものである。

前記鋸刃 1 0 1 において、 左右のアサ リ 歯 1 0 7， 1

0 9 のアサ リ 出 し量，すなわちス カ ー フ幅 S が小さい と 、 左右のアサ リ 歯 1 0 7， 1 0 9 の垂直に対する傾斜角 Θ は小さ く なる。 したがって、 左右のアサ リ 歯 1 0 7 , 1 0 9 における外側のコーナー部 1 0 7 C， 1 0 9 Cが水 平方向に僅かに摩耗する と 、 こ の摩耗部の上下方向の寸 法 Hは、 水平方向の摩耗量に対して比較的大きなもの と な り 、 ワーク ピース Wにおける切削溝の内面 F と左右の アサ リ 歯 1 0 7， 1 0 9 における摩耗部の接触面が大き く なる。

前記鋸刃 1 0 1 によって ワーク ピース Wの切断を行 う と き、 左右のアサ リ 歯 1 0 7 , 1 0 9 は左右方向の分力 を受けて左右方向に弾性変形 した状態にあ り 、 前述のご と く 、 ワーク ピース における切削溝の内面 F と左右のァ サ リ 歯 1 0 7 , 1 0 9 における前記摩耗部の接触面が大 き く なる と、 切削抵抗が大き く なる と共に左右のアサ リ 歯 1 0 7 , 1 0 9 に作用する左右方向の分力が大き く な り 、 鋸刃 1 0 1 は不安定な状態と なって切れ曲 り を誘発 する こ と になる。

そこで、 ワーク ピース Wを切断する と き の切断代と な る前記スカーフ幅 S を一定に して左右のアサ リ 歯 1 0 7 , 1 0 9 の傾斜角 0 を大き く しょ う とする と 、 左右のアサ リ 歯 1 0 7 , 1 0 9 を左右方向に折り 曲げる位置 P を歯 先先端側に近づける こ と になる。 この場合、 鋸刃 1 0 1 における切削歯の先端部付近の僅かな部分に左右方向の 大きな力を作用 して左右方向に変形せしめる こ と になる ので、 前記切削歯の先端部形状の変形 （つぶれ） が大き く な り 、 問題がある。

一方、 パチ形アサ リ タイ プの鋸刃においては、 左右方 向にアサ リ 出 しを行った左右のアサリ 歯を備えた構成で はなく 、 左右方向にアサ リ 出 しを行う こ と のない直歯の 先端部に断面形状が台形形状 （撥形状） のチップを接合 した構成が一般的である。 そこで、 上記チップ部の側面 の傾斜角を大き く しょ う とする と、 台形形状の底辺の長 さが長く な り 、 チップが大き く なる と共に切削抵抗が大 さ く なる ものであ り 、 望ま しい構成ではない。

本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、 その 目 的は 、 左右のアサ リ 歯における外側のコーナ一部 の水平方向の摩耗量に対して上下方向の寸法を小さ < 抑 制でき る鋸刃を提供する こ と にめる 発明の開示

上記 目 的を達成する ために

この発明の鋸刃は、 ヮ一タ ピースの切削を行 つ ための多 数の切削歯を適宜ピッチに備えてレ、て 、 以下を含む ： 前 記切削歯の切削方向から見て左右方向にァサ V 出 しを行 つた左右のアサ リ 歯 ； 上記構成に いて 、 刖記左右のァ サ リ 歯は、 歯先側が左右方向に次第に拡がるパチ形状に 形成したバチ形アサ リ 歯である

第 2 ァ スぺタ ト に基づく こ の発明の鋸刃は 、 目 U記第 1 ァスぺク トの鋸刃に更に以下を具備している 前記切削 歯の切削方向力 ら見て左右方向にァサ リ 出 しを行う こ と のなレヽ直歯 ； 上記構成にぉレ、てヽ 記直歯は 、 歯先側が 左右方向に次第に拡がるバチ形状に形成したノ チ形直歯 を備えてレヽる

第 3 ァ スぺタ ト に基づく こ の発明の鋸刃はヽ HU記第 1 ァスぺク ト の鋸刃に更に以下を具備している 前記切削 歯の切削方向力 ら見て左右方向にァサ リ 出 しを行う こ と のなレ、直歯 ； 上記構成において 、 刖記直歯は 、 歯先側が 左右方向に次第に拡がるバチ形状に形成した歯先部の左 右両端側に傾斜部を備えたベベルパチ形直歯を備えてい る。

第 4 ァス ぺク ト に基づく こ の発明の鋸刃は 、 目 U d第 1 ァスぺク トの鋸刃に更に以下を具備している 前記切削 歯の切削方向から見て左右方向にァサ リ 出 しを行う こ と のなレヽ直歯 ； 上記構成において、 前記 ¾_歯は 、 歯先側が 左右方向に次第に拡がるバチ形状に形成したノ チ形直歯 と 、 歯先側が左右方向に次第に拡がるパチ形状に形成し た歯先部の左右両端側に傾斜部を備えたべベルパチ形直 歯と を備えている ； 及ぴ前記バチ形 歯の歯高寸法が、 刖記ベベルバチ形直歯の歯高寸法よ り も小 さ < 、 又はほ ぼ等 しい

第 5 ァスぺク トに基づく この発明の鋸刃はヽ IU記第 2 ァ スぺク ト 、 第 3 ァスぺク ト 又 は第 4 ァ スぺク ト の 内 の いずれかひとつのァスぺク ト の鋸刃にお！/、て 、 1リ記左右 のァサ リ 歯の歯高寸法が、直歯の歯高寸法よ り も小さ く 、 又はほぼ等 しい。

6 ァスぺク トに基づく この発明の鋸刃はヽ 刖記第 2 ァ ス ぺク ト、 第 3 ァ スぺク ト、 第 4 ァ スぺク 卜又は第 5 ァ スぺク トの 内 のいずれ力、ひ と つの ァ スぺク 卜 の鋸刃 に いてヽ 前記左右のアサ リ 歯における歯先側の内側のコ 一ナ部に 、 傾斜部が形成されている □

第 7 ァスぺク ト に基づく この発明の鋸刃は 、 刖記第 1 ァスぺク ト、 第 2 ァスぺク ト 、 第 3 ァスぺク 卜 、 第 4 ァ スぺク ト 、 第 5 ァ スぺク 卜 又は 6 ァ スぺク 卜 の内のい

、，- ずれかひとつのァスぺク 卜の鋸刃に いて、 記切削歯 は胴部材における歯部先端にノ^チ形状のテップを接 P し た構成であ り 及ぴ ¾リ記歯部先端の厚さ寸法よ り も刖記 テップの接合部の厚さ寸法を小さ < してある

本発明によれば 、 左右の ァサ 歯に 、 先端側が左右方 向に次第に拡がるバチ形状に形成したノ、チ形ァサ リ 歯を 備えた構成であるから、左右のアサ リ 歯における側面の、 垂直に対する傾斜角は、 バチ形状の傾斜角 と左右にアサ リ 出 しを行つた と さの傾斜角 と が相俟って大き な傾斜角 と なる ものである

したがつて 、 左右のアサ リ 歯における外側のコーナー 部の水平方向の摩耗量に対して上下方向の寸法を小さ く 抑制で · - き る と と な り 、 前述したごと き従来の問題を解 消 し得る ものである 図面の簡単な 1¾明

図 1 ( A )、 ( B )、 ( C ) は、 本発明の第 1 の実施形態 に係る鋸刃の説明図である

図 2 ( A )、 ( B )、 ( C ) は、 本発明の第 2 の実施形態 に係る鋸刃の説明図である

図 3 ( A )、 ( B )、 ( C ) は、 本発明の第 3 の実施形態 に係る鋸刃の説明図である

図 4 ( A )、 ( B )、 ( C ) は、 本発明の第 4 の実施形態 に係る鋸刃の説明図である 図 5 ( A )、 （ B )、 ( C ) は、 本発明の第 5 の 施形態 に係る鋸刃の説明図である。

'図 6 ( A )、 （ B )ヽ ( C ) は、 本発明の第 6 の実施形態 に係る鋸刃の説明図で

図 7 ( A )、 （ B )、 ( C ) は、 本発明の第 7 の実施形態 に係る鋸刃の説明図であ 。

図 8 ( A )、 （ B )、 ( C ) は、 第 7 の実施形態の変形形 態を示す説明図である o

図 9 ( A )、 （ B ) は 、 鋸刃における直歯 ァサ リ 歯の 変形形態を示す説明図である。

図 1 0 ( A )、 ( B )、 ( C ) は 、 従来の一般的な鋸刃の 構成を示す説明図でめ •3 o 発明を実施するための最良の形

以下、 図を参照 して 、 本発明に基づ < 鋸刃の実施の形 態について p≠ に R½明する。

図 1 ( A )、 （ B )ゝ ( C ) を参照するに 、 本発明の第 1 の実施形態に係る鋸刃 1 は、 例えばノ^ネ鋼等の と き弾 性限度の高い材料よ り なる胴部 3 を備えて り 、 こ の胴 部 3 には、 ワーク ピ一ス （図 1 ( A )、 ( B )、 ( C ) には 図示省略） の切削を行う ための多数の切削歯が適宜ピッ チに備え られている 0 前記切削歯と してはヽ V一タ ピー スの切削を行 う と き に切削方向 (図 1 ( A ) に いて右 方向） に先行する先行歯と しての直歯 5 を備 ている と 共に、 前記直歯 5 に後続する後 と しての左右のアサ リ 歯 7 , 9 を備えている。

前記直歯 5 は、 ワーク ピース に対する鋸刃 1 の切削方 向から見て左右方向に振り 出 し （アサ リ 出 し） を行 う こ と のないス ト レ一 ト の鋸歯であ り 、 前記左右のアサ リ 歯 7 , 9 は、 切削方向から見て左右方向 （図 1 ( B ) にお レヽての左右方向、 以下 「左右， 左右方向 」 と は同方向を 示す同義語と して使用する）サチある. にアサ リ 出 し' （振 り 出 し） を行つたこ と よ り 傾斜した状態にある鋸歯である。 そ して 刖記 m.

5 と左右のアサ リ 歯 7 , 9 の歯高寸法は ほぼ し く 設 してある

丄

目 IJ記 ¾_歯 5及ぴ左右のァ 歯 7 9 の厚さ は刖記胴 部 3 の厚さ に しいもので つ て 刖記直歯 5 及び左右 のァサ リ 歯 7 9 には歯先 ク プ 1 1 3 ， 1 5 がそ れぞれ一体的に固定してあ 上 歯先チ ク プ 1 1 , 1

3 1 5 は、 例 ば超硬合金 又

度ェ具鋼等よ り なる のであつて電子ビ一 ム によつて溶接してあ る

刖言己 歯 5 に備えた m §己歯先チップ 1 1 の厚さは前記 胴部 3 の厚さ と ほぼ等しく 形成してあ ο したがつて、 記 ¾.歯 5 は、 図 1 ( B ) に示すよ う に、 左右方向に傾 斜のないス ト レー ト の鋸歯に形^してある o 刖百己左右のアサ リ 歯 7 , 9 に備えた IU H己歯先チ Vプ 1

3 1 5 は、 図 1 ( B ) に示すよ つ に、 歯先側 （図 1 ( B ) にねいては下側） が左右方向に次第に拡がるバチ (撥、 ブテー ル） 形状に形成してあ Q o すればヽ 左右 のアサ リ 歯 7 , 9 と の接合部の左右方向の厚さ よ り も歯 先側の左右方向の厚さが厚く な り 、 断面形状が台形形状 (バチ形形状） を呈する よ う に形成してある。 したがつ て、 左右のアサ リ 歯 7 , 9 は、 バチ形状の歯先チップ 1 3 , 1 5 を備えた構成であるから、 パチ形アサ リ 歯を構 成する も のであ Ό o

上記構成よ り 理解される よ う に 、前記歯先チップ 1 3 ,

1 5 の左右の側面 1 3 F , 1 5 F は、左右のァサ リ 歯 7 ,

9 のアサ リ 出 しを行 う 以前の状態にあっても 、 接合部側 である上側が胴部 3 の厚さ 中心 3 Aに接近する よ う に、 垂直方向 （鋸刃 1 の幅方向） に対して傾斜 した状態にあ る。 そ して、 左右のアサ リ 歯 7 9 を折曲げ位置 P にお いて左右方向に振り 出 してァサ V 出 しを行 う と 、 左右の アサ リ 歯 7， 9 は、 図 1 ( B ) にぉレ、て垂直方向， すな わち前記胴部 3 の幅方向に対して 、 歯先側 （下部側） が 前記厚さ 中心 3 Aから離反する よ う に左右方向の外側へ 傾斜する こ と になる。

したがって、 左右のアサ リ 歯 7 , 9 を左右方向にアサ リ 出 しを行った と きの傾斜角が従来と 同一の傾斜角であ つても、 こ の傾斜角 と 則記歯先チップ 1 3 , 1 5 がバチ 形状である こ と によ る当該歯先チップ 1 3 ， 1 5 の側面

1 3 F , 1 5 F の傾斜角 と が八 P算される態様と な り 、 左 右のアサ リ 歯 7 ， 9 に備えた歯先チップ 1 3 1 5 の側 面 1 3 F， 1 5 Fの垂直に対する傾斜角は、 左右のアサ リ 歯 7， 9 のァサ リ 出 しを行つた際の傾斜角 よ り も大き く なる ものである。

よって、 左右のアサ リ 歯 7 , 9 に備えた歯先チップ 1

3 , 1 5 における外側のコーナ一部 1 3 C 1 5 Cに水 平方向 （左右方向） の摩耗が生じた場合であつても上下 方向 （垂直方向） の摩耗寸法が大き く なる こ と を抑制で き る ものである。 すなわち、 前記歯先チップ 1 3 ， 1 5 の外側のコーナー部 1 3 C , 1 5 Cの摩耗によつて切削 抵抗が増大する こ と 、 及び左右方向の分力が大さ く なつ て鋸刃 1 が不安定な状態になる こ と が抑制 される こ と と

ム

な り 、 鋸刃寿命が向上する ものであって、 則述 したごと き従来の問題を解消 し得る ものでめ o ₀

既に理解される よ う に、 歯先チップ 1 3 1 5 の側面

1 3 F , 1 5 F を予め傾斜した台形形状 （ノ チ形形状） に形成する こ と によ り 、 アサリ 出 しを行つた と さに、 垂 直に対する前記側面の傾斜角が大き く なるのである。 し たがって、 前記バチ形形状と しては、 アサ リ 出 しを行 う 側の側面を予め所定の角度に傾斜させておけば良いので ある。 つま り 、 前記アサ リ 出 しを行 う側の側面の反対側 の側面は、 例えば、 垂直状であつても よい ο すなわち、 アサ リ 出 しを行 う 側の側面と、 その反対側の側面と が非 対称形のバチ形形状であっても よい。

次に、 図 2 ( A )、 （ B )、 ( C ) を参照 して第 2 の実施 形態を説明する。 こ の第 2 の実施形態において 、 tu述し た第 1 の実施形態の構成と 同一機能を奏する構成部分に は同一符号を付する こ と と して重複した説明は省略する。 前記第 1 の実施形態においては、 k歯 5 , 7X.右一対の アサ リ 歯 7 , 9 の 3歯の組合せパターンを基本とする も のであるのに対して、 左右のアサ リ 歯 7 9 を交互に備 える こ と によ り 、 全体と して直歯 5 ， 左右二対のアサ リ 歯 7 , 9 の 5歯の糸且合せパターンと してあ □ 」 の よ う に、 左右のアサ リ 歯 7 ， 9 を複数対とする こ と によ り 、 ワーク ピース Wの切削を行 う と き 、 直歯 5 の左右方向の 厚さ寸法よ り も ワーク ピースの切削溝の幅寸法を大き く すベく機能するアサ リ 挺 7 , 9 負荷が分散 れる こ と と な り 、 各アサ リ 歯 7 9 にお る外側のコ ナ一部 1

3 C ， 1 5 C の摩耗を抑制する のである

ス -ハ、、

また 、 ワーク ピー の切削溝 拡げる < フ一ク ピ スの切削を行 う左右のァサ リ 歯 9 に いて 、 先行す る一対の左右のアサ y 歯 7 , 9 り 、 後航の左右 対 のァサリ 歯 7 , 9 に作用する左右方向の分力が小さ < な るので 、 ワーク ピースの切削面 (切断面 ) の切断精度の 向上を図る こ と 力 sでさ る ものである。

既に理解される よ 5 に 、 ¾.歯 左右 ―対のアサ リ 歯

7 9 の組合せパタ一ンと して 直歯 5 及び左右のァ サ 歯 7 , 9 の数をそれぞれ任 数とする こ と ちでさ る のである。

図 3 ( Α )、 （ Β )ヽ ( c ) は、 発明の第 3 の実施形態 に係る鋸刃を示すものであつて 刖述した鋸刃 1 と 同一 機能を奏する構成部分には同一 号を付する と と して した説明は省略する こ の第 3 の実施形態においては、 前記直歯 5 に備えた 前記歯先チップ 1 1 Aの断面形状を、左右のアサリ 歯 7 , 9 に備えた歯先チップ 1 3， 1 5 と 同様に、 台形形状（バ チ形形状） に形成 した構成である。すなわち、 直歯 5 を、 バチ形直歯に構成したものである。

こ の第 3 の実施形態 よれば、 前記第 1 ， 第 2 の実施 形態と 同様の効果を奏し得る ものである。 そ して、 ヮー ク ピースに対する鋸刃 1 の切込み時に (ワーク ピース に 対する鋸刃 1 の切込み方向は、 図 3 ( A ) , ( B ) におい て下方向である）、鋸刃 1 に切込み方向の押圧力を付与し て切込みを行 う と き、 切込み方向の切削抵抗によ り 、 鋸 刃 が左右方向に僅かに倒れる傾向にある場合であって も 肓リ記 I 歯 5 に備えた歯先チップ 1 1 Aがバチ形形状 である こ と によ り 、 当該歯先チップ 1 1 Aの左右の側面 がフ ク ピースの切削溝に接触する こ と が抑制 される も のである

したがつて、 鋸刃 1 が左右方向に倒れる傾向にめる ぶ う な と さ 、 ヮ一ク ピースに鋸刃 1 が接触する こ と によ る 反力 と して鋸刃 1 に作用する左右方向の分力を抑制でき る と と な り 、 鋸刃 1 に作用する左右方向の分力に る 切れ曲 り を抑制でさ る のである o 換言すれば、 鋸刃 1 の直進安定性が向上する ものであつて、 その分鋸刃 1 の が向上する o なお、 こ の実施の形態において も 、 直

5 左右のァサ リ 歯 7 , 9 の数を任意にする こ と が可 能である 図 4 ( A )、 （ B )、 ( C ) は第 4 の実施形態を示すもの で、 前述した実施形態と 同一機能を奏する構成部分には 同一符号を付する こ と と して重複した説明は省略する。

この第 4 の実施形態は、 目 U Iti直歯 5 に備えた歯先チ V プ 1 1 B の断面形状を 、 目〗述した第 3 の実施形態に け る歯先テップ 1 1 Aの歯先部の左右両側に傾斜部 1 2 を 形成する こ と によ り 、 歯先チップ 1 1 B を、 右两側に 傾斜部 1 2 を備えたベベルバチ形状に形成してある す なわち 、 直歯 5 を、 歯先側が左右方向に次第に拡がるノ^ チ形状に形成した歯先部の左右両側に傾斜部を 1/1 たベ ベノレパチ形 11·歯に構成してある。

上記構成においては 、 直歯 5 に備えた歯先チップ 1 1

B にねける歯先部の左右両側に傾斜部 1 2 を形成したこ と によ り 、 tu記歯先チップ 1 1 B の歯先先端の左右方向 の幅寸法が /J、さ なもの と な り 、 ヮーク ピースに対する喰 込み性が向上する ものである。 た 、 右両側に傾斜部

1 2 を形成した構成である こ と によ り 、 前記歯先チ Vプ

1 1 B によつて切削 されたワーク ピ一ス の切削溝の底部 には断面形状が台形形状の溝を加工する こ と にな り 、 左 右方向への移動が規制 され切削方向への直進安定性が向 上する ものである。 すなわち鋸刃寿命が向上する もので ある

図 5 ( A )、 （ B )、 ( C ) は第 5 の実施形態を示すも の で、 述した鋸刃 1 と 同一機能を奏する構成部分には ， ー符号を付する こ と と して、 重複した説明は省略する □ の第 5 の実施形態においては、 前述した第 3 の実施 形態 (図 3 ( A )、 （ B )、 ( C ) 参照） の構成に、 先行歯 と して新たな直歯 5 Aを追加 し、 こ の直歯 5 Aにべベノレ ノ^チ形状の歯先チップ 1 1 B を備えた構成である。

そ して、 前記直歯 5 Aの歯高寸法 H I , 直歯 5 の歯高 寸法 H 2 , 左右のアサ リ 歯 7 ， 9 の歯高寸法 H 3 ， H 4 の間には、 H 1 > H 2 , H 3 ， H 4 の関係がある。 なお、 直歯 5 ， 左右のアサ リ 歯 7 ， 9 における歯高寸法 H 2 ,

H 3 H 4 の間には、 H 2 ≥ H 3 = H 4 の関係にある。

したがって、 上記構成によれば 、 先行歯と しての直歯

5 Aにおける歯先チップ 1 1 B によ り ワーク ピース に溝 を切削 した後、 上記歯先チップ 1 1 B における傾斜部 1

2 によつて残された部分を後続の直歯 5 における歯先チ yプ 1 1 Aによ り 切肖 IJ し、 さ らに 、 上記歯先チップ 1 1

Aによ り切削される溝の左右方向の外側を左右のアサ リ 歯 7 9 が切削 して、 全体と して切削溝を拡開する よ う に切削加工する ものである。

すなわち、 前記構成によれば、 ワーク ピースの切削加 ェを行う と き、 各歯先チップ 1 1 B , 1 1 A , 1 5 ， 1

3 に負荷が分散される と共に、 切削加工時に生じる切粉 の細分化が行われる も のであ る。

したがって、各鋸歯に作用する切削抵抗が軽減されて、 鋸刃の直進安定性が向上し、 前述したごと き従来の問題 が解消される ものである。 なお、 直歯 5 , 左右のアサ リ 歯 7 9 の歯高寸法 H 2 ， H 3 , H 4 の関係を、 H 2 ≤ H 3 , H 4 とする こ と も可能である 0

図 6 ( A )、 ( B )、 （ C ) は第 6 の実施形態を示すもの で 、 刖述した実施形態と 同一機能を奏する構成部分には 同一符号を付する こ と と して重複した説明は省略す

この第 6 の実施形態においては、 刖日し li [ά] A , 5及 び左右のアサ リ 歯 7 , 9 の歯高寸法 H 1 , Η 2 , Η 3 ,

H 4 の関係を、 H 1 > H 2 > H 3 , H 4 の関係に したも のであ Ό ₀

したがって、 上記構成によれば、 述した第 5 の実施 形態と 同様の効果を奏する と共に、 左右のアサ リ 歯 7 ，

9 における歯先チップ 1 3 , 1 5 の内側のコーナー部 1

3 I ， 1 5 1 (外側のコーナー部 1 3 C ， 1 5 Cの反対 側のコーナ一部） が前 し ]¾* ， Aにおける歯先テ ッ プ 1 1 A , 1 1 B が切削方向に移動する と きの移動軌跡 内に位置している。

したがって、 ワーク ピース に対する切込み時には 11·歯

5 A , 5 における歯先チップ 1 1 B 1 1 Αが切込み方 向に先行する こ と になる 。 よって、 フーク に対する切込 み時に左右のァサ リ 歯 7 , 9 における歯先チップ 1 3 ，

1 5 の内側のコーナー部 1 3 I , 1 5 I に負荷が集中す る こ と を回避でき、 上記コーナー部 1 3 1 , 1 5 1 のチ ク ピングを防止でき る ものである。 また、 左右のァサ リ 歯 7 , 9 における歯先チップ 1 3 , 1 5 の内側のコ一ナ 一部 1 3 1 , 1 5 I が不均一に突出 した ¾7 口 、 左^ 4方向 のノ ラ ンスが悪く 切れ曲 り を誘発する傾向にあるが 、 ~" のよ う な問題も回避する こ と ができ る ものである 図 7 ( A ) , ( B )、 ( C ) は第 7 の実施形態を示すもの で、 前述した実施例と 同一機能を奏する構成部分には同 一符号を付する こ と と して、 重複した説明は省略す Ό。

この第 7 の実施形態は、 前述した第 3 の実施形態 (図

3 ( A )、 （ B )、 ( C ) 参照） における直歯 5 の歯高寸法

H 2 を、 左右のアサ リ 歯 7 , 9 の歯高寸法 H 3 ， H 5 よ り も大き く する こ と によ り 、 左右のアサ リ 歯 7 , 9 にお ける歯先チップ 1 3 , 1 5 の内側のコーナー部 1 3 I ，

1 5 1 力 S、 図 7 ( B ) に示すよ う に、 直歯 5 における歯 先チップ 1 1 の裏側 （歯先チップ 1 1 の移動軌跡内 と 同 義）に位置する構成と してなる ものである。したがつて、 前述した実施形態と 同様の効果を奏し得る も のであ ό。

と ころで、 図 7 ( A )、 （ B )、 ( C ) に示 した実施形態 において、直歯 5 における歯先チップを、図 8 ( A ) ( Β ) に示すよ う に、 歯先チップ 1 1 A ， 1 1 B の構成とする こ と も可能である。 また、 図 8 ( C ) に示すよ う に' 、 直 歯 5及び左右のアサ リ 歯 7 , 9 の歯高寸法をほぼ しく 設けた構成においては、 左右のァサ リ 歯 7 ， 9.にわける 歯先チップ 1 3 ， 1 5 の内側のコーナ一部を削除して傾 斜面 1 3 B ， 1 5 B に形成する こ と も可能である

上述のごと き構成においても、 前述した実施形態と 同 様の効果を奏し得る ものである。

図 9 ( A )、 ( B ) は鋸刃 1 における直歯， 左右のァサ リ 歯の変形形態を概念的、 概略的に示すも のである 。 す なわち、 こ の実施の形 USに いては、 鋸刃 1 における直 歯 5 ， 左右のアサ リ 歯 7 ， 9 の厚さ寸法よ り も 、 パチ形 状の歯先チ ッ プ 1 7 の接ム

P 部 1 7 Aの厚さ寸法を薄 く 形 成してなる も のである

上記構成 と する こ と によ 、 記歯先チ ッ プ 1 7 の先 端側の厚さ 1 7 B及ぴ高 さ が 定である場合に 、 上記歯 先チップ 1 7 におけ る左右の側面 1 7 C の垂直に対する 傾斜角 0 1 を よ り 大き < する と ができ る も のである。 したがって 、 図 9 ( B ) に示す に 、 アサ リ 出 しを行 つた と き の歯先チ ッ プ 1 7 の側面 1 7 C の傾斜角 0 2 は、 ァサ リ 出 しを行 う 前の状 に ける前記傾斜角 0 1 と 、 ァサ リ 出 しを行つた と さ のァサ 出 し角 と の和 と な り 、 刖述 した実施形態の場 Π よ り も よ り 大き な傾斜角 と なる ものである 。 よ つて、 よ り 効果的に鋸刃 1 の長寿命化を 図る こ と ができ る も のである

な 、 の発明は前述の発明の実施の形態に限定され る こ と な く 、 適宜な変更を行 5 こ と によ り 、 その他の態 様で実施 し得る も のである

曰 本国特許出願第 2 0 0 2 一 2 9 7 9 2 8 号 ( 2 0 0

2年 1 0 月 1 0 曰 出願 ) の全内容が 、 参照に よ り 、 本願 明細書に組み込まれてレ、る

Claims

請求の範囲

1 . 鋸刃が、 ワーク ピース の切削を行 う ための多数の切 削歯を適宜ピッチに備えていて、 以下を含む ：

前記切削歯の切削方向から見て左右方向にアサリ 出 し を行った左右のアサ リ 歯 ；

上記構成において、 前記左右のアサ リ 歯は、 歯先側が 左右方向に次第に拡がるバチ形状に形成したバチ形ァサ リ 歯である。

2 求の範囲第 1 項 鋸刃が、 更に以下を含む ： 前記切肖¹ J歯の切削方 から見て左右方向にアサ リ 出 し を行 う こ と のなレ、直歯

上記構成にねレ、て 、 記直歯は、 歯先側が左右方向に 次 に拡がるパチ形状 形成したバチ形直歯を備えてい る。

3 . 請求の範囲第 2項の鋸刃において、

前記左右のアサ リ 歯の歯高寸法が、 直歯の歯髙寸法よ り も小さ く 、 又はほぼ等しい。

4 . 請求の範囲第 2項の鋸刃において、

前記左右のアサ リ 歯における歯先側の内側のコーナ部 に、 傾斜部が形成されている。

5 請求の範囲第 2項の鋸刃において 前記切削歯は胴部材における歯部先端にバチ形状のチ ップを接合した構成であ り ； 及び

前記歯部先端の厚さ寸法よ り も前記チップの接合部の 厚さ寸法を小さ く してある。

6 . 請求の範囲第 1 項の鋸刃が、 更に以下を含む ： 前記切削歯の切削方向から見て左右方向にアサ リ 出 し を行 う こ と のない直歯 ；

上記構成に いて、 刖 SB \ 歯は、 歯先側が左右方向に 次第に拡がるノくチ形状に形成した歯先部の左右両端側に 傾斜部を備えたベべノレパチ形 歯を備えてレ、る

7 . S青求の範囲第 6項の鋸刃において、

刖 nし 右の ァサ リ 歯の歯高寸法が、 直歯の歯高寸法よ り 小さ < 、 又はほぼ等しい。

8 . 請求の範囲第 6 項の鋸刃において、

前記左右のアサ リ 歯における歯先側の内側のコーナ部 に、 傾斜部が形成されている。

9 . 請求の範囲第 6項の鋸刃において、

前記切削歯は胴部材における歯部先端にパチ形状のチ ップを接合した構成であ り ； 及び

前記歯部先端の厚さ寸法よ り も前記チップの接合部の 厚さ寸法を小さ く してある。

1 0 . 請求の範囲第 1 項の鋸刃が、 更に以下を含む ： 前記切削歯の切削方向から見て左右方向にアサ リ 出 し を行う こ と のない直歯 ；

上記構成において、 前記直歯は、 歯先側が左右方向に 次第に拡がるバチ形状に形成したバチ形直歯と 、 歯先側 が左右方向に次第に拡がるバチ形状に形成した歯先部の 右両端側に傾斜部を備えたべベルパチ形直歯と を備え ている ； 及び

前記バチ形直歯の歯高寸法が、 前記べベルバチ形直歯 の歯高寸法よ り も小さ く 、 又はほぼ等しい

1 1 . 請求の範囲第 1 0項の鋸刃において 、

前記左右のアサ リ 歯の歯高寸法が、 直歯の歯高寸法よ り も小さ く 、 又はほぼ等しい。

1 2 . 請求の範囲第 1 0項の鋸刃において 、

前記左右のアサ リ 歯における歯先側の内側のコーナ部 に 、 傾斜部が形成されている。

1 3 . 請求の範囲第 1 0項の鋸刃においてヽ

前記切削歯は胴部材における歯部先端にバチ形状のチ

Vプを接合した構成であ り ； 及ぴ

前記歯部先端の厚さ寸法よ り も前記チップの接合部の 厚さ寸法を小さ く してあ