明細書
カ ス上が り 防止機構 技術分野
本発明は、 パンチプ レス に適用可能であって、 しかも 大口径の金型から小型金型及び回転機構を有する金型に も適用可能なカ ス上が り 防止機構に関する。 背景技術
従来、 タ レッ トノ ンチプ レスは、 例えば図 1 に示すよ う に、 上部タ レッ ト 9 6 と 下部タ レッ ト 9 7 を有し、 上 部タ レツ ト 9 6 には、 ノヽ。ンチホルダ 9 4 を介 してノヽ0ンチ Pが、 下部タ レッ ト 9 7 には、 ダイ ホルダ 9 5 を介して ダイ Dがそれぞれ取 り 付け られている。
この構成によ り 、 ス ト ライ カ (図示省略) でパンチ P を打圧する と、 該パンチ P は下降し、 ダイ D と の協働に よ り 、 ク ラ ンプ 9 3 で把持されたワーク Wを例えば打ち 抜く よ う になってレ、る。
そ して、 打抜いた後の抜きカ ス W 1 は、 カ ス排出孔 9 0 を介 して自然落下し、 備え付けの抜きカ スパケ ッ ト等 に収集される。
また、 打ち抜き加工後、 パンチ P は上昇して元の位置 に復帰する。
と こ ろが、 上記打ち抜き時に発生したカス W 1 は (図
1 )、 パンチ Pの先端には り つき、 上昇するパンチ P に伴 つて上昇し、 ワーク Wの上面に付着する こ と がある。
その結果、 ワーク Wに傷をつけるなど して、 品質低下 の原因 と なっていた。
このよ う なカ ス上が り を防止するための機構が、 例え ば実公昭 5 2 - 5 0 4 7 5 や (図 2 )、 特開 2 0 0 0 — 5 1 9 6 6 (図 3 ) に開示されている。
これらは、 いずれもエア源に連結されたエア嘖出孔 9 1 (図 2 )、 9 2 (図 3 ) を下向き に所定の角度 Θ で設 けたものである。
パンチプ レス には、 適用可能であるが、 回転可能なタ レ ツ ト上に複数個配置された金型を有し、 該金型を回転 割 り 出 しする こ と によ り 所望のものを選択してパンチ加 ェを行 う タ レツ トパンチプレスに適用 される構造と はな つてレヽない。 し力 し、 図 2 、 図 3 のカ ス上が り 防止機構 は、 固定式の単体金型を有する。
一方、 タ レ ッ ト ノ、。ンチプ レス に適用されるカ ス上力 S り 防止機構と しては、 図 4 乃至図 1 2 に示すものがある。
こ の う ち、 図 4 乃至図 7 のカ ス上が り 防止機構は、 ノ ンチ P のス ト ローク量 Hを増大させ (図 4 、 図 5 )、 パ ン チ P の先端にカ スプッ シャ 9 8 を設け (図 6 、 又はパ ン チ P の先端を斜角に形成する こ と によ り (図 7 )、 それぞ れカ ス W 1 を強制的に落下させ、 カ ス上が り を防止する ものである。
また、 図 8 乃至図 1 2 のカス上が り 防止機構は、 ダイ
Dの内面の面粗度を荒く し (図 8 )、 ダイ Dの内面に凹溝 を形成し (図 9 、 図 1 0 )、 ダイ Dの内面に凸部を形成し (図 1 1 )、 又はダイ Dの刃のス ト レー ト部を短く して (例えば図 1 2 の h だけ)薄刃ダイ D とする こ と によ り 、 それぞれダイ D と カ ス W 1 と の間の摩擦力を増大させ力 ス W 1 がパンチ Pの上昇と共に上昇しないよ う に して、 カス上が り を防止する ものである。
し力 し、 このよ う な図 4 乃至図 1 2 に示す金型 P 、 D に工夫をこ らすこ と によ るカス上が り 防止機構は、 金型 の大き さ に制限され、 特に小型の金型には適用が難しい 場合がある。 また、 金型 P 、 Dに、 追加工や特殊な形状 を施すこ と から、 標準金型には適用できず、 専用金型が 必要と なる。 その結果、 コ ス ト が高く なる。
また、 另リの例 と して、 上述の よ う なカ ス上が り を防止 するための機構と しては、 例えばパンチ P の先端にカス プッ シャ を設けたものや、 エアを利用する もの (例えば 特願 2 0 0 2 — 1 6 6 8 7 6 ) がある。
しかし、 これらのカス上が り 防止機構は、 ノ ンチ Pの 刃先と 、 それに対応するダイ孔の刃先の大き さが例えば 5 m m X 4 O m mと いった大口径 '薄刃金型の場合には、 効果が少ない。
即ち、 大口径 · 薄刃金型の場合には、 パンチ P の幅が 小さ く 、 カスプッ シャ を設ける こ と が困難である。
また、 エアを利用するカ ス上が り 防止機構は、 ダイ D をェジェ ク タパイ プやノ ズル部材の上に載せ、 該ェジェ
ク タパイ プゃノ ズル部材の側面に複数個のエア噴射口 を 設けている。
従って、上記複数個のエア噴射口の上下方向の位置が、 ワーク Wを打ち抜く ためのダイ孔から離れ、 しかも、 大 口径 ' 薄刃金型の場合には、 ェジヱク タパイ プやノ ズル 部材も大口径と なる こ と から、 上記複数個のエア噴射口 の左右方向の位置が、 中央部から離れて しま う 。
その結果、 負圧発生位置が、 ダイ孔から遠いばか り で な く 、 発生する負圧自体も小さ く 、 それに伴ってダイ孔 から吸引 される外部のエアの量が少な く な り 、 エア吸引 力が小さ く なるので、 ワーク Wを打ち抜いた と きに発生 する大きな (例えば上記 5 m m X 4 0 m m ) カ ス W 1 を お^出できないこ と がある。
更に、 エアを利用するカ ス上が り 防止機構は、 ダイ D の下方に、 極めて広いカス排出孔が形成されており 、 そ のため、 前記ダイ孔から吸引 される外部のエアが、 こ の 広いカス排出孔内で分散し、 吸引効果が小さい。
更に、 上記先行例 (特願 2 0 0 2 — 1 6 6 8 7 6 ) に おいて説明 されているエアによ るカス上が り 防止機構は、 ダイ Dが取 り 付け られているダイ ホルダ 9 5 が固定され ている場合であ り 、 回転可能なダイ ホルダには適用でき なレヽ。
即ち、 よ く 知 られてレ、る よ う に、 ノ、"ンチホルダ 9 4 、 ダイ ホルダ 9 5 をそれぞれ回転可能なパンチ受け、 ダィ 受けに取り 付け、 打ち抜き形状に方向性を有する所定の
パンチ P、 ダイ Dがパンチセンタ に位置決め された後、 該パンチ P、 ダイ Dを所望の角度に回転させ、 その後ヮ ーク Wに打ち抜き加工を施す場合がある。
と ころが、 このよ う な金型回転機構を有する タ レッ ト パンチプレスにおいて、 従来は、 カス上が り 防止用のェ ァが供給でき ないこ と から、 加工中に発生したカ ス W 1 を排出する こ と ができず、 その結果、 エアによ るカ ス上 が り 防止機構の適用範囲が狭め られている。
換言すれば、 従来は、 エアによ るカ ス上が り 防止機構 は、 金型 P 、 Dが固定されている場合のみに適用 され、 金型 P、 Dが回転可能な場合には、 適用 されなかった。
本発明は上述の課題を解決するためにな されたも ので、 その第一の 目 的は、 パンチプレスに適用可能であって、 しかも大口径の金型から小型金型及び回転機構を有する 金型にも適用可能なカ ス上が り 防止機構、 ダイ装置、 ダ ィ及びノ ズル部材を提供する こ と にある。
本発明の第二の 目的は、 薄刃金型に適用可能なカ ス上 が り 防止機構を備えたダイ装置、 ダイ及びノ ズル部材を 提供する こ と にある。
本発明の第三の 目 的は、 金型回転機構を有するパンチ プレスにおいて、 金型が どのよ う な角度に位置決め され てもエアを供給可能とする こ と によ り 、 回転金型にも適 用でき るカ ス上が り 防止機構を提供する こ と にある。 発明の開示
上記目 的を達成するために、 本発明に基づく 第 1 ァス ぺク ト のカ ス上が り 防止機構は、 回転可能な上部タ レッ ト 6 と下部タ レ ツ ト 7 上に配置した複数個のパンチ P と ダイ Dから成る金型の中から所望の金型をパンチセンタ Cで選択し、 該パンチセンタ C に位置決め されたワーク Wに所定のパンチ加工を施すタ レッ ト ノ ンチプ レス にお ' いて、 以下を含む : 上記パンチセンタ c に設置されたデ イ スクサポー ト 2 4 の上面上にエア供給口 2 8 を設け、 該エア供給口 2 8 の直上方に対応する下部タ レツ ト 7 下 面上の位置に、 ダイ D下方のカ ス排出孔 3 5 に連通する エア導入口 2 9 を設けたこ と を特徴とするカ ス上が り 防 止機構 ; ワーク Wを打ち抜く ためにダイ Dに形成された ダイ孔 5 3 に連通可能な排出孔 4 7 を有し、 該排出孔 4 7 に向かって下向き に傾斜しエア Aを噴射する複数個の 噴射口 3 2 と 、 各噴射口 3 2 にエア Aを導入する導入部 3 1 を設けたこ と を特徴とする ノ ズル部材 4 6 ; ワーク Wを打ち抜く ためのダイ孔 5 3 を備えたダイ D。
上記ダイ D の下方に、 ダイ孔 5 3 に連通 した排出孔 4 7 を有する ノ ズル部材 4 6 を設け、 該排出孔 4 7 に向力、 つて下向き に傾斜しエア Aを噴射する複数個の噴射口 3 2 と 、 各噴射口 3 2 にエア Aを導入する導入部 3 1 を前 記ノ ズル部材 4 6 に設けたこ と を特徴とする。
また、 上記ダイ Dの下方に、 ダイ孔 5 3 でワーク Wか ら打ち抜かれたカ ス W 1 を下向きに吸引すべく エア Aを 噴射する複数個の噴射口 3 2 を有する ノ ズル部材 4 6 を
設け、 該ノ ズル部材 4 6 にエア Aを導入する導入部 3 1 に連通 しエア Aを供給する連通管 3 0 を上記ダイホルダ 2 3 に設けたこ と を特徴とする ダイ装置と レヽ ぅ 手段を講 じてレ、る。
従って、 本発明の構成によれば、 例えば下部タ レッ ト 7 上の各ダイ ホルダ 2 3 に、 ト ラ ッ ク T l 、 Τ 2 、 Τ 3 の数に応 じて半径方向に 3 つのダイ Dが取 り 付けられて いる場合に、 3 つのダイ Dに対応 してディ ス クサポー ト 2 4 の上面上に 3 つのエア供給口 2 8 を設ける と共に、 下部タ レッ ト 7 の下面上であって、 前記エア供給口 2 8 に直上方に対応する位置に、 3 つのエア導入口 2 9 を、 ダイ ホルダ 2 3 ごと に設ければ、 タ レッ ト 6 、 7 を同期 回転させて、 下部タ レツ ト 7 上の選択すべき所望のダイ Dを取 り 付けたダイ ホルダ 2 3 をパンチセンタ Cに位置 決めする と 、 前記ディ スクサポー ト 2 4 の上面上に設け たエア供給口 2 8 の直上方に、 下部タ レッ ト 7 の下面上 に設けた該当するエア導入口 2 9 が位置決め される。
こ の状態で、ス ト ライ力 2 の ト ラ ッ ク位置 C 1 、 C 2 、 C 3 に合わせて切換弁 3 4 を切 り 替えれば、 前記 3 つの エア供給口 2 8 の う ちの該当するエア供給口 2 8 のみ力 S エア源 2 5 に接続され、 選択されたダイ D下方のカス排 出孔 3 5 のみにエア Aが噴射される こ と によ り 、 ダイ孔 5 3 CD下方に負圧が発生し、 ワーク W加工時に発生した カス W 1 は、 ダイ孔 5 3 力 ら下方に強く 吸引 され、 カス 抜け穴 4 5 からカ ス排出孔 3 5 を通過 し外部へ排出され
るので、 カス上が り が防止される。
これによ り 、 上記本発明によ るカ ス上が り 防止機構と ノ ズル部材と ダイ と ダイ装置は、 タ レ ツ ト ノ ンチプ レス にも適用可能と な り 、 また、 こ の よ う にエア Aを利用 し てカ ス上が り を防止する こ とから、 従来の金型 P 、 Dに 工夫を施す場合に比べて標準金型にも、 小型金型にも適 用可能と なる。
従って、 本発明によれば、 タ レ ッ ト ノ ンチプ レス に適 用可能であって、 しかも標準金型にも、 小型金型にも適 用可能なカ ス上が り 防止機構と ノ ズル部材と ダイ と ダイ 装置を提供する こ とができ る。
上記第二の 目 的を達成するために、 本発明に基づく 第 2 ァスぺク ト の金型装置は以下を含む : ワーク Wを打ち 抜く ためのダイ孔 1 5 3 を備えたダイ D ; 上記ダイ D内 に、 ダイ孔 1 5 3 に連通 した排出孔 4 7 を有するノ ズル 部材 1 4 6 を組み込み、 該排出孔 4 7 に向かって下向き に傾斜しエア Aを噴射する複数個の噴射口 1 3 2 ; 前記 ノ ズル部材 1 4 6 に設け られ、 各噴射口 1 3 2 にエア A を導入する導入部 1 3 1 。
従って、 本発明の構成によれば、 例えば前記ダイ D内 に組み込んだノ ズル部材 1 4 6 の排出孔 1 4 7 の開 口 を、 ダイ孔 1 5 3 の開口 よ り 若干大き く 形成する と共に、 該 ノ ズル部材 1 4 6 の排出孔 1 4 7 に連通 しそれよ り若干 大きい開 口 のダク ト 1 4 9 を取 り 付けたこ と によ り 、 排 出孔 1 4 7 に向かって下向き に傾斜しエア Aを噴射する
複数個の噴射口 1 3 2 が、 ダイ孔 1 5 3 に近く な り 、 ま た、 中央部近傍のよ り 小さい領域に集中 して設け られる よ う にな り 、 更に、 ダイ Dの下方の広いカ ス排出孔 1 3 5 内にダク ト 1 4 9 が配置されている。
これによ り 、 上記複数個の噴射口 1 3 2 から噴射され るエアが、ダク ト 4 9 内の位置 Cに集束する こ と によ り 、 該位置 C を中心とする負圧の発生位置が、 ダイ孔 1 5 3 によ り 近く な り 、 また、 その負圧がよ り 大き く な り 、 更 に、 その大きな負圧によ り ダイ孔 1 5 3 を介して外部か ら吸引 されるエア B も、 分散せずに上記ダク ト 1 4 9 内 に集中する ので、エア B の吸引力が大き く な り 、 大口径 · 薄刃金型によ り ワーク Wを打ち抜いた場合に、 例えば 5 m m X 4 0 m mの細長いカ ス W 1 が発生する が、 こ の力 ス W 1 は、 前記した大きい吸引力のエア B によ り 強く 吸 引 される こ と によ り 、 外部に排出される。
従って、 本発明によれば、 大口径 · 薄刃金型に適用可 能なカ ス上が り 防止機構を備えたダイ金型を提供する こ と が可能と なる。
上記第三の 目 的を達成するために、 本発明に基づく 第 3 アスペク ト の装置は、 ワーク Wを打ち抜く ためのダイ 孔 2 5 3 を備えたダイ Dをダイ ホルダ 2 2 3 に取り 付け、 該ダイ ホルダ 2 2 3 を回転可能なダイ受け 2 6 4 に取 り 付けたダイ装置であって、 以下を含む : 上記回転可能な ダイ受け 2 6 4 の外側面に設け られ、 外部から供給され るエア Aを循環させる環状溝 2 3 1 a ; 該環状溝 2 3 1
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10 a から、 カ ス排出孔 2 3 5 に向かって下向きに傾斜した 複数個の噴射口 2 3 2 にエア Aを導入するエア導入部。
従って、 本発明の構成によれば、 回転可能なダイ 受け
2 6 4 の外側面に、 前記環状溝 2 3 1 a を設けたこ と に よ り 、 例えばダイ受け 2 6 4 の開 口部 2 4 1 に挿入した ェジェク タパイ プ 2 3 3 に、 複数個の噴射口 2 3 2 を設 けた場合には、 該環状溝 2 3 1 a に連通するダイ受け 2 6 4 の水平貫通孔 2 3 1 b と 、 該水平貫通孔 2 3 1 b及 び複数個の噴射口 2 3 2 に連通するェジェク タパイ プ 2 3 3 の外側面の環状溝 2 2 3 1 c によ り エア導入部を構 成すれば、 ダイ Dが どのよ う な角度 (例えば α ) に位置 決め されても、 外部から供給されたエア Αは、 環状溝 2 3 1 a から前記エア導入部を経由 して複数個の噴射口 2
3 2 から噴射され、 例えばェジヱク タパイ プ 2 3 3 内の 位置 E に集束する ので、 ダイ孔 2 5 3 の下側に負圧が発 生する こ と によ り 、 ダイ孔 2 5 3 を介 して外部からエア Bが吸引 され、 ワーク W加工中に発生したカ ス W 1 が強 く 吸引 される こ と によ り 、 外部に排出される。
従って、 本発明によれば、 金型回転機構を有するパン チプレスにおいて、 金型 P 、 Dが どのよ う な角度に位置 決め されてもエア Aが供給可能と な り 、 これによ り 、 ェ ァによ るカ ス上が り 防止機構は回転金型にも適用でき る よ う にな り 、 その適用範囲を拡大する こ と ができ る。
本願発明に基づく 第 4 ァスぺク ト のカ ス上が り 防止機 構は、 回転可能な上部タ レッ ト と下部タ レッ ト上に配置
した複数個のパンチと ダイ から成る金型の中から所望の 金型をパ ンチセ ンタ で選択し、 該パ ンチセ ンタ に位置決 めされたワーク に所定のパンチ加工を施すタ レツ トパン チプ レス において、 上記パンチセ ンタ に設置されたディ ス クサポー ト の上面上にエア供給口 を設け ; 該エア供給 口 の直上方に対応する下部タ レ ッ ト下面上の位置に、 ダ ィ下方のカ ス排出孔に連通するエア導入口 を設けている。
本願発明に基づく 第 5 ア スペク ト のカ ス上が り 防止機 構は、 前記第 4 ァスぺク ト のカ ス上が り 防止機構におい て、 上記下部タ レッ ト上の各ダイ ホルダに、 ト ラ ック数 に応じて半径方向に複数個のダイ が取 り 付け られている 場合に、 複数個のダイ に対応 して、 複数個のエア供給口 を設ける と共に、 複数個のエア導入口 を、 ダイ ホルダご と に設けている。
本願発明に基づく 第 6 ァ スぺク ト のカ ス上が り 防止機 構は、 前記第 4 又は第 5 ァスぺ ク ト のカ ス上が り 防止機 構において、 上記複数個のエア供給口 とエア源と の接続 を、 ス ト ライカの ト ラ ッ ク位置に合わせて切 り 替える こ と によ り 、 前記複数個のエア供給口の う ちの該当するェ ァ供給口 のみがエア源に接続され、 選択されたダイ下方 のカ ス排出孔のみにエアが噴射される。
本願発明に基づく 第 7 ァ スぺク ト のカ ス上が り 防止機 構は、 前記第 4 、 第 5 又は第 6 ア スペク ト のカ ス上が り 防止機構において、 上記カ ス排出孔に、 ダイ を戴置した ェジェ ク タパイ プが挿入され、 該ェジヱ ク タパイ プの側
面に、 下部タ レッ ト下面上のエア導入口 に連通し下向き に傾斜した噴出 口 を複数個設けた。
本願発明に基づく 第 8 ァスぺク トのノ ズル部材は、 ヮ ーク を打ち抜く ためにダイ に形成されたダイ孔に連通可 能な排出孔を有し、 該排出孔に向かって下向き に傾斜し エアを噴射する複数個の噴射口 と、 各噴射口 にエアを導 入する導入部を設けている。
本願発明に基づく 第 9 ァスぺク トのノ ズル部材は、 前 記第 8 ァスぺク ト の ノ ズル部材において、上記導入部が、 外周面に形成された溝によ り構成されている。
本願発明に基づく 第 1 0 ァ スぺク ト のダイ は、 ワーク を打ち抜く ためのダイ孔を備えたダイ において、 上記ダ ィ の下方に、 ダイ孔に連通した排出孔を有する ノ ズル部 材を設け、 該排出孔に向かって下向き に傾斜しエアを噴 射する複数個の噴射口 と 、 各噴射口 にエアを導入する導 入部を前記ノ ズル部材に設けた。
本願発明に基づく 第 1 1 ァスぺク ト のダイ装置は、 ダ ィ ホルダのダイ揷入孔に、 ワーク を打ち抜く ためのダイ 孔を備えたダイ を着脱可能に取 り 付けたダイ装置におい て、 上記ダイ の下方に、 ダイ孔でワーク から打ち抜かれ たカ スを下向き に吸引すべく エアを噴射する複数個の噴 射口 を有する ノ ズル部材を設け、 該ノ ズル部材にエアを 導入する導入部に連通 しエアを供給する連通管を上記ダ ィ ホルダに設けた。
本願発明に基づく 第 1 2 アスペク ト のダイ装置は、 前
記第 1 1 ァスぺク ト のダイ装置において、上記違通管が、 水平管又は垂直管を介して導入部に連通 している。
本願発明に基づく 第 1 3 ァ'スぺク ト のダイ金型は、 ヮ ーク を打ち抜く ためのダイ孔を備えたダイ において、 上 記ダイ 内に、 ダイ孔に連通 した排出孔を有する ノ ズル部 材を組み込み、 該排出孔に向かって下向き に傾斜しエア を噴射する複数個の噴射口 と 、 各噴射口 にエアを導入す る導入部を前記ノ ズル部材に設けた。
本願発明に基づく 第 1 4 ア スペク ト のダイ金型は、 前 記第 1 3 ァスぺク ト のダイ金型において、 上記ノ ズル部 材の排出孔の開 口 を、 ダイ孔の開 口 よ り 若干大き く 形成 し、 ノ ズル部材の排出孔に連通 しそれよ り 若干大きい開 口 を有するダク ト を取 り 付けた。
本願発明に基づく 第 1 5 ァスぺク ト のダイ金型は、 前 記第 1 3 又は第 1 4 ァスぺク ト のダイ金型において、 上 記排出孔の両側であってノ ズル部材の上面に、 エアを導 入する導入部が設け られ、 各導入部が T字型溝によ り 構 成され、 該 τ字型溝が、 排出孔の近傍に設け られてそれ に平行であって長手方向に複数個の噴射口 が設けられて いる平行部分と 、 該平行部分と連通 しそれと直交して外 方に延びる直交部分から成り 、 各直交部分がノ ズル部材 の上面の外周に設け られたエア通路に連通している。
本願発明に基づく 第 1 6 ア スペ ク ト のダイ金型は、 前 記第 1 3 、 第 1 4又は第 1 5 ァスぺク トのダイ金型にお いて、 上記ノ ズル部材の上面を遮蔽し該ノ ズル部材の排
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14 出孔に連通しその開 口 と ほぼ同 じ大き さの開 口 の貫通孔 を有する遮蔽プレー ト を介在させた状態で、 該ノ ズル部 材をダイ のカ ス抜け穴の壁面に密着させている。
本願発明に基づく 第 1 7 ァスぺク ト のダイ装置は、 ヮ ーク を打ち抜く ためのダイ孔を備えたダイ をダイホルダ に取り 付け、 該ダイ ホルダを回転可能なダイ受けに取 り 付けたダイ 装置において、 上記回転可能なダイ受けの外 側面に、 外部から供給されるエアを循環させる環状溝を 設け、 該環状溝から、 カ ス排出孔に向かって下向き に傾 斜した複数個の噴射口 にエアを導入するエア導入部を設 けて ヽる。
本願発明に基づく 第 1 8 ァスぺク ト のダイ装置は、 第 1 7 ァスぺク トのダイ装置において、 上記ダイ が、 カス 排出孔を構成するダイ受けの開 口部に挿入されたェジェ ク タパイ プ上に戴置され、 複数個の噴射口 が、 ェジエタ タパイ プに設け られている場合に、 エア導入部は、 ダイ 受けの外側面に設けられた.環状溝に連通 しダィ受けに設 け られた水平貫通孔と 、 該水平貫通孔及び複数個の噴射 口 に連通 しェジェ ク タパイ プの外側面に設け られた環状 溝によ り 構成されている。
本願発明に基づく 第 1 9 ァス ぺク 卜 のダイ装置は、 第 1 7 又は第 1 8 ァスぺク トのダイ装置において、 上記ダ ィ が、 カス排出孔を構成する ダイ受けの開 口部に挿入さ れたェジェ ク タパイ プ上に戴置され、複数個の噴射口 が、 ェジェク タパイ プの上方であってダイ 内に組み込まれた
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15 ノ ズル部材に設け られている場合に、 エア導入部は、 ダ ィ受けの外側面に設けられた環状溝に連通しダイ受けに 設け られた L字型貫通孔と 、 該 L字型貫通孔に連通しェ ジェク タパイ プのフ ラ ンジに設け られた垂直貫通孔と 、 該垂直貫通孔に連通しダイ に設け られた逆 L字型貫通孔 と 、 該逆 L字型貫通孔及ぴ複数個の噴射口 に連通しノ ズ ル部材の上面に設けられた T字型溝によ り 構成されてい る。
本願発明に基づく 第 2 0 ァスぺ ク ト のカ ス上が り 防止 機構は、 以下を含む : パンチと協働して板状ワーク ピー ス に打ち抜き加工するダイ を保持するダイ ホルダーであ つて、 該ダイ ホルダーには、 圧縮流体を送るための第 1 の連通管が形成されている ; 前記ダイ ホルダーを載置 し て固定する取 り 付け台であって、 前記ダイ ホルダーに形 成された前記第 1 の連通管 と連通 して該第 1 の連通管に 圧縮流体を送るための第 2 の連通管が形成されている ; 及び前記ダイ の下方に設け られる流体噴射部材であって、 前記第 1 の連通管からの圧縮流体を噴出 させるための傾 斜した噴出管が複数形成されている;上記構成において、 前記噴出管は、 前記パンチ と ダイ と によって打ち抜かれ た打ち抜き片が下降すべき空間において、 下方に圧縮流 体を噴出させる。
本願発明に基づく 第 2 1 ァスぺ ク ト のカ ス上が り 防止 機構は、 第 2 0 ァスぺク ト のカス上が り 防止機構におい て、 前記噴出管の半径は、 前記第 1 の連通管の半径よ り
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16 も小さ く 設定してある。
本願発明に基づく 第 2 2 ァスぺク ト のカ ス上が り 防止 機構は、 第 2 0 ァスぺク ト のカス上が り 防止機構におい て、 前記流体噴射部材は、 下方に延伸 したパイ プ形状を した部材であ り ; 前記複数の噴出管が、 前記パイ プ形状 を した部材の中央に向かって、 且つ下方に向かって傾斜 してレヽる。
本願発明に基づく 第 2 3 ァスぺク ト のカ ス上が り 防止 機構は、 第 2 0 ァス ぺク ト乃至第 2 2 ァスぺク トの内の 何れ力 1 つのァスぺク トのカス上が り 防止機構において、 前,記流体噴射部材は、 前記ダイ の下方の凹部に嵌合され る ノ ズル部材であ り ; 及び前記複数の噴出管が、 前記ノ ズル部材の中央に向かって、 且つ下方に向かって傾斜し てレヽ る 。
本願発明に基づく 第 2 4 ア スペク ト のカ ス上が り 防止 機構は、 第 2 0 ァスぺク ト乃至第 2 3 ァスぺク トの内の 何れか 1 つの ァ スぺク ト のカ ス上が り 防止機構において、 前記ダイ ホルダーを載置して固定する取 り 付け台は、 シ ングルス テー シ ョ ンのノ、。ンチプレスに設けられる基台で ある。
本願発明に基づく 第 2 5 ァスぺ ク ト のカ ス上が り 防止 機構は、 第 2 0 ァスぺク ト乃至第 2 4 ァスぺク トの内の 何れ力ゝ 1 つのァ スぺク ト のカ ス 上が り 防止機構において、 前記ダイ ホルダーは、 前記ダイ を回転割 り 出 しするため のイ ンデッ ク スギアである ; 前記基台は、 前記イ ンデッ
タ スギア と一体的に回転可能に設け られている ; 前記基 台には、 前記イ ンデ ッ ク スギアに形成された前記第 1 の 連通管に圧縮流体を送るための前記第 2 の連通管が形成 されている ; 及ぴ前記基台の周囲には、 前記基台が、 ど の回転位置に停止 していても常に圧縮流体を前記第 2 の 連通管に供給する こ と ができ る ジョ イ ン トが設けられて い る。
本願発明に基づく 第 2 6 ァスぺク ト のカ ス上が り 防止 機構は、 第 2 0 ァスぺク ト乃至第 2 5 ァスぺク トの内の 何れ力、 1 つのァスぺク ト のカ ス上が り 防止機構において、 前記ダイ ホルダーを載置して固定する取り 付け台は、 タ ッ レ ツ ト ノ ンチプ レス の下部タ ツ レ ツ ト デ ィ ス ク で あ る 。 本願発明に基づく 第 2 7 ァス ぺ ク ト のカ ス上が り 防止 機構は、 第 2 0 ア スペク ト乃至第 2 6 ア スペ ク ト の内の 何れ力、 1 つのァ スぺク ト のカ ス上が り 防止機構において、 前記下部タ ツ レ ッ ト デ ィ ス ク の加工位置の、 且つ、 該下 部タ ツ レツ トディ ス ク の下方には、 ディ スクサポー トが 設け られている ; 及び前記ディ スクサポー ト には、 前記 下部タ ッ レ ツ トディ ス ク に形成された第 2 の連通管に前 記圧縮流体を供給するため の第 3 の連通管が設けられて い る 。
本願発明に基づく 第 2 8 ァスぺ ク ト のカ ス上が り 防止 機構は、 第 2 0 ァ スぺク ト 乃至第 2 7 ァスぺク ト の 内 の 何れ力 1 つのア スペク ト のカ ス 上が り 防止機構において、 前記第 2 、 第 3 の連通管は、 各々複数形成されている ;
前記第 3 の連通管と前記圧縮流体の流体源と の間には、 前記圧縮流体の流れを切 り 換えるための切 り 換えバルブ が、 前記第 3 の連通管の数と 同 じ数設け られている。 図面の簡単な説明
図 1 は、 従来のタ レツ トパンチプ レス の一般的説明図 である。
図 2 は、 第 1 従来技術の説明図である。
図 3 は、 第 2従来技術の説明図である。
図 4乃至図 7 は、 第 3従来技術の説明図である。
図 8 乃至図 1 2 は、 第 4従来技術の説明図である。 図 1 3 は、 本発明の実施形態を示す全体図である。 図 1 4 は、 本発明を構成するディ スクサポー ト のエア 供給口 と 、 下部タ レッ トのエア導入口 と の関係を示す図 である ( 3 ト ラ ッ ク方式の場合) 。
図 1 5 は、 1 ト ラ ッ ク方式の場合におけるエア供給口 と エア導入口 と の関係を示す図である。
図 1 6 は、 2 ト ラ ッ ク方式の場合におけるエア供給口 とエア導入口 と の関係を示す図である。
図 1 7 は、 本発明を構成するカ ス排出孔を示す図であ る。
図 1 8 は、 本発明がェジェク タパイ プを有する場合の カ ス排出孔と噴射口 と の関係を示す図である。
図 1 9 は、 本発明がェジェク タパイ プを有さ ない場合 のカ ス排出孔と噴射口 と の関係を示す図である。
図 2 0 は、 図 1 9 において、 ノ ズル部材を用いて噴射 口 を設けた場合の実施形態を示す図である ( 3 ト ラ ッ ク 方式の場合)。
図 2 1 は、 図 2 0 における一番内側のダイ Dのカ ス排 出孔への ノ ズル部材によ るエア供給経路を示す図である ( a - a 断面図)。
図 2 2 は、 図 2 1 における ノ ズル部材と連通管と の関 係を示す図である .
図 2 3 は、 図 2 1 における ノ ズル部材と連通管と の関 係を示す図である .
図 2 4 は、 図 2 0 における真ん中のダイ Dのカ ス排出 孔への ノ ズル部材に よ るエア供給経路を示す図である ( — j3 断面図)。
図 2 5 は、 図 2 4 における ノ ズル部材と連通管と の関 係を示す図である。
図 2 6 は、 図 2 4 における ノ ズル部材と連通管と の関 係を示す図である。
図 2 7 は、 図 2 0 における一番外側のダイ Dのカ ス排 出孔へのノ ズル部材によ るエア供給経路を示す図である ( ツ ー γ 断面図)。
図 2 8 は、 図 2 7 における ノ ズル部材と連通管と の関 係を示す図である。
図 2 9 は、 図 2 7 における ノ ズル部材と連通管と の関 係を示す図である。
図 3 0 は、 図 1 9 において、 ノ ズル部材を用いて噴射
口 を設けた場合の他の実施形態を示す図である ( 2 ト ラ ッ ク方式の ¾ノロ 'ノ 。
図 3 1 は 、 本発明の第 2 実施形態を示す部分断面平面 図である ( 3 . 5 イ ンチの金型 P 、 Dの場合)。
図 3 2 は 、 本発明の第 2 実施形態を示す部分断面正面 図である ( 3 . 5 イ ンチの金型 P 、 Dの場合)。
図 3 3 は 、 本発明の第 2 実施形態の一部改変 した態様 を示す部分断面平面図である ( 2 イ ンチの金型 P 、 D の "t ノ 。
図 3 4 は 、 本発明の第 2 実施形態の一部改変した態様 を示す部分断面正面図である ( 2 イ ンチの金型 P 、 Dの 場合)。
図 3 5 は 、 図 3 4及ぴ図 3 5 にて示す装置の斜視図で める。
図 3 6 は 、 本発明の作用 を説明図する部分断面平面図 である。
図 3 7 は 、 本発明の作用 を説明図する部分断面正面図 である。
図 3 8 は 、本発明の第 3 実施形態を示す全体図である。 図 3 9 は、 本発明に使用 される金型回転機構を示す図 である。
図 4 0 は 、 本発明の第 3 実施形態の要部を示す平面図 である ( 1 • 1 4 イ ンチの金型 P 、 Dの場合) 。
図 4 1 は、 本発明の第 3 実施形態の要部を示す部分断 面正面図である( 1 · 1 Ζ 4 イ ンチの金型 P 、 D の場合)。
図 4 2 は、 図 4 0及び図 4 1 に示される装置のエア導 入部を示す図である。
図 4 3 は、 図 4 0及び図 4 1 にて示す装置の作用を説 明図する平面図である。
図 4 4 は、 図 4 0及び図 4 1 にて示す装置の作用を説 明図する部分断面正面図である。
図 4 5 は、 本発明の第 4実施形態を示す平面図である ( 2 イ ンチの金型 P 、 Dの場合)。
図 4 6 は、 本発明の第 4実施形態を示す部分断面正面 図である ( 2 イ ンチの金型 P 、 D の場合)。
図 4 7 は、 図 4 5及ぴ図 4 6 にて示す装置のエア導入 部を示す図である。
図 4 8 は、 図 4 5 及び図 4 6 にて示す装置の作用を説 明図する平面図である。
図 4 9 は、 図 4 5及び図 4 6 にて示す装置の作用を説 明図する部分断面正面図である。
図 5 0 は、 本発明の第 5 実施形態のエア導入部を示す 部分平面図である。
図 5 1 は、 本発明の第 5 実施形態のエア導入部を一部 変更した例を示す部分平面図である。
図 5 2 は、図 5 0 の L I I 一 L I I 断面矢視図である。 図 5 3 は、 図 5 2 の L I I I — L I I I 断面矢視図で ある。
図 5 4 は、 図 5 3 のエア導入部を一部変更 した例を示 す図である。
図 5 5 は、 本発明に基づく カ ス上が り 防止機構を備え た第 6 実施形態を説明するためのシン グルパンチプ レス の正面図である。
図 5 6 は、 前記シングルパンチプ レス のラム と回転機 構を備えたパンチ · ダイ を断面にて示す正面図である。
図 5 7 は、 前記シングルパンチプ レス のダイ周辺に備 えたカ ス上が り 防止機構を断面にて示す正面図である。
図 5 8 は、 図 5 7 に示すカ ス上が り 防止機構を一部変 更 した機構を断面にて示す正面図である。 発明を実施するための最良の形態 . 以下、 本発明を、 実施の形態によ り 添付図面を参照し て説明する。 図 1 3 は本発明の実施の形態を示す全体図 である。 図 1 3 に示すタ レッ トノ、。ンチプレスは、 上部タ レ ッ ト 6 と下部タ レ ッ ト 7 を有し、 該上部タ レ ッ ト 6 と 下部タ レッ ト 7 には、 パンチホルダ 2 2 と ダイ ホルダ 2 3 を介して複数個のパンチ P と ダイ Dから成る金型が配 置されている。
上記上部タ レッ ト 6 の回転軸 8 と 下部タ レ ッ ト 7 の回 転軸 9 には、 図示する よ う に、 チェーン 4 と 5 がそれぞ れ卷回されている と共に、 該チェーン 4 と 5 は、 駆動軸 3 に卷回されている。 こ の構成によ り 、 モータ Mを作動 して駆動軸 3 を回転させ、 チェーン 4 と 5 を循環させれ ば、 上部タ レ ッ ト 6 と下部タ レ ッ ト 7 が同期回転し、 前 記複数個の金型の中から所望の金型をパンチセンタ じ に
おいて選択する こ と ができ る。
図 1 3 に示すタ レ ッ ト ノ ンチプ レス は、 タ レ ッ ト 6 、 7 を回転させて、 先ず所望の金型を含む例えば半径方向 の 3 ト ラ ッ ク分の金型を、 ノ ンチセ ンタ C に位置決めす る。 その後、 更に後述する ス ト ライ カ シ リ ンダ 2 1 を駆 動 して、 ス ト ライ カ 2 を対応するいずれかの ト ラ ッ ク位 置 C l 、 C 2 、 C 3 に位置決め し、 該位置決め されたス ト ライ 力 2 で選択された金型のパンチ P を打圧 し、 ダイ D と 協働 して ワーク Wにパンチ加工を施すよ う になっ て いる。
前記ス ト ライ カ 2 は、 ノ ンチセンタ C において、 Y軸 方向に位置決め可能であって、 該ス ト ライ カ 2 は、 ラ ム 2 0 に滑 り 結合 しその外側面に取 り 付けたス ト ライ カ シ リ ンダ 2 1 に結合 し、 該ラ ム 2 0 は、 上部フ レーム 1 に 設け られたラ ムシ リ ンダ 1 9 に よ り 上下動する よ う にな つている。
こ の構成に よ り 、 ス ト ライ カ シ リ ンダ 2 1 を駆動すれ ば、 ス ト ラ イ カ 2 を、 選択すべき金型 P 、 D の直上方の ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 又は C 3 に位置決めする こ と ができ、 その状態で、 ラ ム シ リ ンダ 1 9 を駆動すれば、 ラ ム 2 0 が下降する こ と に よ り 、 既述 したよ う に、 ス ト ライ カ 2 で上記選択されたパンチ P を打圧 し所定のパン チ加工が行われる。 .
上記パンチセンタ C であっ て、 下部タ レッ ト 7 の下方 には、 ディ ス ク サポー ト 2 4 が設置され、 前記ス ト ライ
力 2 によ るパンチ P打圧時にタ レツ ト 7 が受ける圧力を 受容する よ う になっている。 上記ディ スクサポー ト 2 4 の上面上には、 前記パンチセンタ C において選択可能な 半径方向の金型 P 、 Dの数に対応する数のエア供給口 2 8 が設け られている。 例えば、 図示する よ う に、 ノ ンチ センタ C においては 3 ト ラ ッ ク分の半径方向の 3 つの金 型が選択可能な場合には、 3 つのエア供給口 2 8 が、 デ イ ス ク サポー ト 2 4 の上面上に設け られている。
上記 3 つのエア供給口 2 8 は、 分岐管 2 7 を通じて切 換弁 3 4 (例えばソ レ ノ イ ドバルブ) に結合し、 該切換 弁 3 4 は、 主管 2 6 を通じてエア源 2 5 に結合されてい る。 こ の構成によ り 、 後述する N C装置 5 0 を構成する ス ト ライ 力位置制御部 5 0 Dが、 ス ト ライカ シリ ンダ 2 1 のエンコーダ力、らのフィ ー ド ノくッ ク信号に基づいて、 ス ト ライ カ 2 の ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 を検出す る と 、 該 ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 に合わせて前記 切換弁 3 4 を切 り 替える こ と によ り 、 前記 3 つのエア供 給口 2 8 の う ち の該当するエア供給口 2 8 のみをエア源 2 5 に接続する こ と ができ る。
これによ り 、 前記エア源 2 5 を作動すれば、 エア Aが 主管 2 6 と切換弁 3 4 と該当するエア供給口 2 8 から供 給され、 対応するエア導入口 2 9 から導入され、 後述す る連通管 3 0 を通って選択されたダイ D下方のカ ス排出 孔 3 5 に噴射される (図 1 8 、 図 1 9 )。 上記ディ ス クサ ポー ト 2 4 のエア供給口 2 8 の直上方に対応する下部タ
レツ ト 7 下面上の位置には、 後述するダイ D下方のカス 排出孔 3 5 に連通するエア導入口 2 9 が設け られている。
そ して、 上記エア導入口 2 9 は、 後述する よ う に (図 1 4 ) ダィ ホルダ 2 3 ごと に設け られ、 各ダイ ホルダ 2 3 ごと に設けられたエア導入口 2 9 の数は、 前記エア供 給口 2 8 の数と 同 じ、 例えば 3 つである。 即ち、 既述し たよ う に、 図 1 3 、 図 1 4 においては、 3 ト ラ ッ ク分の 半径方向の 3つの金型が選択可能であ り 、 これによ り 、 下部タ レッ ト 7 上の (図 1 4 ) 各ダイホルダ 2 3 には、 ト ラ ッ ク T l 、 Τ 2 、 Τ 3 ごと に半径方向にダイ Dが取 り 付け られてレヽる。 このよ う に、 ダイ ホルダ 2 3 に取 り 付け られた 3 つのダイ D に対応 して、 下部タ レ ッ ト 7 の 下面上であって、 前記エア供給口 2 8 の直上方に対応す る位置には、 3 つのエア導入口 2 9 が、 ダイ ホルダ 2 3 ごと に設けられている。
従って、 前記モータ Mを (図 1 3 ) 駆動 してタ レ ッ ト 6 、 7 を同期回転させて、 下部タ レ ッ ト 7 上の (図 1 4 ) 選択すべき所望のダイ Dを取 り 付けたダイ ホルダ 2 3 を パンチセンタ C に位置決めする と 、 前記ディ ス クサポー ト 2 4 の上面上に設けたエア供給口 2 8 の直上方に、 下 部タ レ ツ ト 7 の下面上に設けたエア導入口 2 9 が位置決 めされる。 こ の状態で、 前記したよ う に、 ス ト ライカ 2 の ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 に合わせて切換弁 3 4 を切 り 替えれば、 前記 3 つのエア供給口 2 8 の う ち の該 当するエア供給口 2 8 のみがエア源 2 5 に接続され、 選
択されたダイ D下方のカス排出孔 3 5 (図 1 7 ) のみに エア Aが噴射され、それに基づいて発生 した負圧によ り 、 カス W 1 は (図 1 8 ) ダイ孔 5 3 下方に強く 吸引 され、 カス上が り が防止される。 尚、 1 ト ラ ッ ク T分の (図 1 5 ) 金型 P 、 Dのみ選択可能な場合には、 ディ スクサボ 一 ト 2 4上面上の 3 つのエア供給口 2 8 に対して、 下部 タ レ ツ ト 7 下面上のエア導入口 2 9 は、 1 つである。
こ の構成によ り 、 タ レ ッ ト 6 、 7 を同期回転させて、 選択すべき 1 つのダイ Dを取 り 付けたダイ ホルダ 2 3 を ノ ンチセンタ Cに位置決めする と 、 ディ ス ク サポー ト 2 4 上面上の 3 つのエア供給口 2 8 の う ちの例えば図 1 5 に向かって一番上のエア供給口 2 8 の直上方に、 下部タ レツ ト 7下面上の 1 つのエア導入口 2 9 が位置決め され る と共に、 該一番上のエア供給口 2 8 のみがエア源 2 5 に接続され、 上記選択されたダイ D下方のカ ス排出孔 3 5 のみにエア Aが噴射され、 それに基づいて発生した負 圧によ り 、 カス W 1 はダイ 孔 5 3 下方に強く 吸引 され、 カス上が り が防止される。 また、 2 ト ラ ッ ク T l 、 Τ 2 分の (図 1 6 ) 金型 Ρ 、 Dのみ選択可能な場合には、 デ イ ス クサポー ト 2 4上面上の 3 つのエア供給口 2 8 に対 して、 下部タ レ ッ ト 7 下面上のエア導入口 2 9 は、 2 つ である。
こ の構成によ り 、 同様に、 タ レ ッ ト 6 、 7 を同期回転 させて、 選択すべき 2つのダイ. Dを取 り 付けたダイ ホル ダ 2 3 をパ ンチセ ンタ C に位置決めする と 、 ディ ス クサ
ポー ト 2 4 上面上の 3 つのエア供給口 2 8 の う ち の例え ば図 4 に向かって一番上と真ん中のエア供給口 2 8 の直 上方に、 下部タ レ ツ ト 7 下面上の 2 つのエア導入口 2 9 が位置決めされる と共に、 該当する例えば一番上のエア 供給口 2 8 のみがエア源 2 5 に接続され、 選択された例 えば外側のダイ D下方のカ ス排出孔 3 5 (図 1 7 ) のみ にエア Aが噴射され、 それに基づいて発生した負圧によ り 、 カ ス W 1 は (図 1 8 ) ダイ孔 5 3 下方に強く 吸引 さ れ、 カ ス上力 S り が防止される。
上記各ダイ ホルダ 2 3 に (図 1 7 ) 取 り 付け られた例 えば 3 つのダイ D の下方には、 カ ス排出孔 3 5 が設けら れ、 該カ ス排出孔 3 5 には、 金型交換時にダイ Dを押し 上げるェジェク タパイ プ 3 3 が挿入されている。 即ち、 図 1 8 に示すよ う に、 ダイ Dの下方のダイ ホルダ 2 3 に 形成された開 口部 4 1 、 下部タ レッ ト 7 に形成された開 口部 4 2 、 ディ スクサポー ト 2 4 に形成された開口部 4 3 、 下部フ レーム 1 8 に形成された開 口部 4 4 によ り 力 ス排出孔 3 5 が構成されている。 そ して、 揷入孔 4 0 の 肩部 4 O Aには、 ダイ D を戴置したェジェ ク タパイ プ 3 3 のフラ ンジが係止 し、 該ェジエタ タノ ィ プ 3 3 は、 下 方に伸びる こ と によ り 、 前記カ ス排出孔 3 5 に揷入され ている。
一方、下部タ レッ ト 7 下面上のエア導入口 2 9 からは、 連通管 3 0 が上方に伸びて下部タ レ ツ ト 7 を貫通し、 曲 折してダイ ホルダ 2 3 に進入し、 該連通管 3 0 は、 上記
ェジェ ク タパイ プ 3 3 の外側面の環状溝 3 1 に連通し、 該環状溝 3 1 には、 ェジェク タパイ プ 3 3 の内側に向力、 つて下向き に傾斜した噴出 口 3 2 が、 複数個形成されて いる。 この構成によ り 、 既述したよ う に、 ス ト ライ カ 2 の (図 1 3 ) ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 に合わせて エア源 2 5 に接続された該当するエア供給口 2 8 (図 1 8 ) から供給されたエア Aは、 エア導入口 2 9 から連通 管 3 0 を通過後、 前記ェジヱク タパイ プ 3 3 の環状溝 3 1 を通って下向き に傾斜した噴出口 3 2 からカ ス排出孔 3 5 に噴射される。 この結果、 ダイ Dに形成されたヮー ク Wを打ち抜く ためのダイ孔 5 3 の下方に負圧が発生し、 ダイ孔 5 3 を介して外部のエアが吸引 される。
従って、 ワーク W加工時に発生したカス W 1 は、 前記 ェジェク タ ノ ィ プ 3 3 の下向き に傾斜した噴出 口 3 2 力 らのエア Aに基づいて発生した負圧によ り 、 ダイ孔 5 3 力 ら下方に強く 吸引 される こ と によ り 、 カ ス抜け穴 4 5 からカ ス排出孔 3 5 を通過 して外部に強制的に排出 され る。
また、 図 1 9 に示すよ う に、 カス 出孔 3 5 にェジェ ク タパイ プ 3 3 が挿入されていない場合には、 ダイ ホル ダ 2 3 に既述した下向きに傾斜 した噴出口 3 2 を複数個 形成 し、 前記エア導入口 2 9 からダイ ホルダ 2 3 まで延 びる連通管 3 0 を分岐して各噴出口 3 2 に連通させる。 これによ り 、 同様に、 ス ト ライ カ 2 の (図 1 3 ) ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 に合わせてエア源 2 5 に接続さ
れた該当するエア供給口 2 8 (図 1 9 ) から供給された エア Aは、 エア導入口 2 9 から連通管 3 0 を通過後、 分 岐して前記ダイ ホルダ 2 3 の下向き に傾斜 した噴出口 3 2 カゝらカ ス排出孔 3 5 に噴射される。この結果、同様に、 ダイ Dに形成されたワーク Wを打ち抜く ためのダイ孔 5 3 の下方に負圧が発生し、 ダイ孔 5 3 を介して外部のェ ァが吸引 される。
従って、 ワーク W加工時に発生したカ ス W 1 は、 前記 ダイ ホルダ 2 3 の下向きに傾斜 した噴出 口 3 2 からのェ ァ Aに基づいて発生した負圧によ り 、 ダイ 孔 5 3 から下 方に強く 吸引 される こ と によ り 、 カ ス抜け穴 4 5 力 らカ ス排出孔 3 5 を通過して外部に強制的に排出される。
図 2 0 〜図 2 7 は、 上記図 1 9 で説明 したカ ス排出孔 3 5 にェジェク タパイプ 3 3 が揷入されていない場合の 具体例であって、 いずれもェジェク タパイ プ 3 3 の代わ り にノ ズノレ部材 4 6 が用い られ、該ノ ズル部材 4 6 には、 複数個の噴射口 3 2 が設け られている。図 2 0 において、 下部タ レッ ト 7 上のダイ ホルダ 2 3 の う ちの上部ダイ ホ ルダ 2 3 Aには、ダイ Dが、下部ダイ ホノレダ 2 3 Bには、 ノ ズル部材 4 6 がそれぞれ配置されている。
下部ダイ ホルダ 2 3 B には(図 2 1 、図 2 3 、図 2 5 )、 既述したカ ス排出孔 3 5 を構成する開 口部 4 1 が形成さ れ、 該開口部 4 1 の上部は、 図示する よ う に若干広く な つていて、 こ の広く なつている部分に、 ノ ズル部材 4 6 が揷入されている。 そ して、 こ の ノ ズル部材 4 6 には、
前記ダイ Dが戴置され、 該ダイ Dは、 上部ダィ ホルダ 2 3 Aのダイ揷入孔 4 0 カゝら上方に突出 している。
ノ ズル部材 4 6 は (図 2 2 、 図 2 4 、 図 2 6 )、 各ダイ Dについて共通の構造を有していてほぼ円筒状であ り 、 内側には、 前記ダイ孔 5 3 に連通し、 既述したカス排出 孔 3 5 (図 2 1 、 図 2 3 、 図 2 5 ) の一部を構成する排 出孔 4 7 が形成され、 外周面には、 溝 3 1 が環状に形成 されている。 こ の環状溝 3 1 は、 後述する嘖射ロ 3 2 に エア Aを導入する導入部を構成している。 そ して、 こ の 環状溝 3 1 には、 内側の前記排出孔 4 7 に向かって下向 きに傾斜 し、 既述したよ う にエア Aを噴射する噴射口 3 2 が複数個形成されている。
一方、 前記下部タ レ ッ ト 7 (図 1 3 下面上のエア導入 口 2 9 力、ら延びる 3本の連通管 3 0 の (図 2 0 ) う ちの 一番内側のダイ Dのカス排出孔 3 5 に (図 2 1 ) エア A を供給する連通管 3 0 は、 該ダイ D の ノ ズル部材 4 6 の 溝 3 1 と ほぼ同 じ高さ位置を保持したままで、 下部ダイ ホルダ 2 3 B に進入して真っ直ぐ進んで該ノ ズル部材 4 6 の近傍まで延びている。 そ して、 こ の連通管 3 0 は (図 2 2 A )、 ノ ズル部材 4 6 の近傍で、 直交する水平の管 3 0 Aに結合され、 該水平管 3 0 Aの出 口 は、 該ノ ズル部 材 4 6 の溝 3 1 に入り 込んでいる。
こ の構成によ り 、 一番内側のダイ D (図 2 0 ) が選択 された場合には、 前記したエア源 2 5 (図 1 3 ) に接続 されたエア供給口 2 8 と 、 それに対応するエア導入口 2
9 を通過し、こ の連通管 3 0 に入ったエア Aは(図 2 2 )、 水平管 3 0 Aで直角に曲げられて、 その出口力、ら ノ ズル 部材 4 6 の溝 3 1 に供給され、 下向き に傾斜した複数個 の噴射口 3 2 カゝらカス排出孔 3 5 に (図 2 1 ) 噴射され る。 この結果、 同様に、 ダイ孔 5 3 の下方に負圧が発生 し、 ダイ孔 5 3 を介して外部のエアが吸引 される。
従って、 ワーク W加工時に発生したカ ス W 1 は、 前記 ノ ズル部材 4 6 の下向きに傾斜 した噴出 口 3 2 力 ら のェ ァ Aに基づいて発生した負圧によ り 、 ダイ孔 5 3 から下 方に強く 吸弓 I される こ と によ り 、 カス抜け穴 4 5 から力 ス排出孔 3 5 を通過して外部に強制的に排出される。 ま た、 上記 3 本の連通管 3 0 の (図 2 0 ) う ちの真ん中の ダイ D のカ ス排出孔 3 5 に (図 2 3 ) エア Aを供給する 連通管 3 0 は、 既述した一番内側のダイ D用の (図 2 0 ) 連通管 3 0 よ り 下方の高さ位置を保持したままで、 下部 ダイ ホルダ 2 3 B に進入して真っ直ぐ進んで該ノ ズル部 材 4 6 の近傍まで延ぴている。
この場合、 下部ダイ ホルダ 2 3 B に進入した連通管 3 0 は (図 2 3 )、 Y軸方向カゝら見る と 、 ノ ズル部材 4 6 の 溝 3 1 側にほぼ半分程度変位している。 そ して、 こ の連 通管 3 0 は (図 2 5 )、 ノ ズル部材 4 6 の近傍で、 直交す る垂直の管 3 0 B に結合されて レ、る。 上記垂直管 3 0 B は、 上方に延びてノ ズル部材 4 6 の下方フ ラ ンジ 4 6 A にほぼ半分 4 8 がく い込んだ後、 図示する よ う にそのま ま半分が開放状態で溝 3 1 を通過 し、 上方フ ラ ンジ 4 6
B に当接し、 頂部 4 9 が閉鎖されてレ、る。 こ の よ う に、 真ん中のダイ Dのカス排出孔 3 5 に (図 2 4 ) エア Aを 供給する連通管 3 0 は、 狭い下部ダイ ホルダ 2 3 B 内の 空間を有効に利用する こ と に よ り 、 垂直管 3 0 B と協働 してノ ズル部材 4 6 の溝 3 1 と連通している。
こ の構成によ り 、 真ん中のダイ Dが選択された場合に は、 エア源 2 5 (図 1 3 ) に接続された該当するエア供 給口 2 8 と 、 それに対応するエア導入口 2 9 を通過 し、 こ の連通管 3 0 に入ったエア Aは (図 2 5 、 図 2 6 )、 垂 直管 3 0 Bで直角上方に曲げられて、 ノ ズル部材 4 6 の 下方フ ラ ンジ 4 6 Aにく い込んだ垂直管 3 0 B の半分 4 8 を含む開放部分から該ノ ズル部材 4 6 の溝 3 1 に供給 され、 下向き に傾斜した複数個の噴射口 3 2 からカ ス排 出孔 3 5 に (図 2 4 ) 噴射される。
その結果、 ダイ孔 5 3 の下方に負圧が発生し、 該ダイ 孔 5 3 を介して外部のエアが吸引 される。 従って、 ヮー ク W加工時に発生したカ ス W 1 は、 前記ノ ズル部材 4 6 の下向き に傾斜した噴出 口 3 2 からのエア Aに基づいて 発生 した負圧によ り 、 ダイ孔 5 3 から下方に強く 吸引 さ れる こ と によ り 、 カス抜け穴 4 5 からカス排出孔 3 5 を 通過 して外部に強制的に排出 される。
更に、 上記 3本の連通管 3 0 の (図 2 0 ) う ちの一番 外側のダイ Dのカ ス排出孔 3 5 に (図 2 7 ) エア Aを供 給する連通管 3 0 は、 前記した真ん中のダイ D用の連通 管 3 0 (図 2 4乃至図 2 6 ) と は開 口部 4 1 に関 して反
対側においてほぼ同 じ高さ位置を保持したままで、 下部 ダイ ホルダ 2 3 B に進入して真っ直ぐ進んで一番外側の ノ ズル部材 4 6 の近傍まで延びている。
この場合、 下部ダイ ホルダ 2 3 B に進入した連通管 3 0 は (図 2 7 )、 Y軸方向から見る と 、 前記したよ う に、 真ん中のダイ D用の連通管 3 0 (図 2 4 ) と は反対側に 配置されているが、 同様に、 当該ノ ズル部材 4 6 (図 2 7 ) の溝 3 1 側にほぼ半分程度変位している。 そ して、 この連通管 3 0 は (図 2 8 )、 ノ ズル部材 4 6 の近傍で、 直交する垂直の管 3 0 Cに結合されている。
上記垂直管 3 0 Cは、 上方に延びて外子 4 6 の下方フ ラ ンジ 4 6 Aにほぼ半分 5 1 が く い込んだ後、 図示する よ う にそのまま半分が開放状態で溝 3 1 を通過し、 上方 フ ラ ンジ 4 6 B に当接し、 頂部 5 2 が閉鎖されてレ、る。 このよ う に、 一番外側のダイ Dのカス排出孔 3 5 に (図 2 7 ) エア Aを供給する連通管 3 0 は、 同様に、 狭い下 部ダイ ホルダ 2 3 B 内の空間を有効に利用する こ と によ り 、 垂直管 3 0 C と協働 してノ ズル部材 4 6 の溝 3 1 と 連通している。
こ の構成によ り 、 一番外側のダイ Dが (図 2 0 ) 選択 された場合には、 エア源 2 5 (図 1 3 ) に接続された該 当するエア供給口 2 8 と 、 それに対応するエア導入口 2 9 を通過し、こ の連通管 3 0 に入ったエア Aは(図 2 8 、 図 2 9 )、 垂直管 3 0 Cで直角上方に曲げられて、 ノ ズル 部材 4 6 の下方フ ラ ンジ 4 6 Aにく い込んだ垂直管 3 0
C の半分 5 1 を含む開放部分から該ノ ズル部材 4 6 の溝 3 1 に供給され、 下向き に傾斜した複数個の噴射口 3 2 力、らカ ス排出孔 3 5 に (図 2 7 ) 噴射される。
その結果、 ダイ孔 5 3 の下方に負圧が発生し、 該ダイ 孔 5 3 を介 して外部のエアが吸引 される。 従って、 ヮ一 ク W加工時に発生したカ ス W 1 は、 前記ノ ズル部材 4 6 の下向き に傾斜した噴出 口 3 2 からのエア Aに基づいて 発生した負圧によ り 、 ダイ孔 5 3 カゝら下方に強く 吸引 さ れる こ と によ り 、 カス抜け穴 4 5 力、らカス排出孔 3 5 を 通過して外部に強制的に排出される。
図 3 0 は、 ノ ズル部材 4 6 を用いて噴射口 3 2 を設け た場合の他の実施形態を示 し、 図 8 と異な り 、 半径方向 に 2つの金型 P 、 Dが選択可能な 2 ト ラ ッ ク方式の場合 である。 この場合には、 既述したよ う に (図 1 6 )、 下部 タ レツ ト 7 上の各ダイ ホルダ 2 3 ごと に、 該下部タ レッ ト 7 下面上のエア導入口 2 9 が、 ' 2 つずつ設け られ、 こ のエア導入口 2 9 から延びる 2本の連通管 3 0 が (図 3 0 )、 下部ダイ ホノレダ 2 3 B に進入 してレヽる。
こ の内側と外側のダイ D用の 2本の連通管 3 0 は、 図 2 0 における一番内側のダイ D用の連通管 3 0 と一番外 側の連通管 3 0 と 同様の構成によ り 、 下部ダイ ホルダ 2 3 B に進入後、 それぞれのノ ズル部材 4 6 の溝 3 1 と連 通してレヽる。 即ち、 内側のダイ D用の連通管 3 0 は (図 3 0 )、 図示する よ う に、 該ダイ D の ノ ズル部材 4 6 の溝 3 1 と ほぼ同 じ高さ位置を保持したままで、 下部ダイ ホ
ルダ 2 3 B に進入して真っ直ぐ進んで該ノ ズル部材 4 6 の近傍まで延び、 その後は、 同様に、 直交する水平の管 3 0 A (図 2 2 、 図 2 3 に相当) に結合され、 該水平管
3 0 Aの出 口 は、 該ノ ズル部材 4 6 の溝 3 1 に入り 込ん でいる。
また、 外側のダイ D用の連通管 3 0 は (図 3 0 )、 上記 内側のダイ D用の連通管 3 0 よ り 下方の高さ位置であつ て若干ノ ズル部材 4 6側、 換言すれば、 当該ノ ズル部材
4 6 の (図 2 7 に相当) 溝 3 1 側にほぼ半分程度変位し た位置を保持したままで、 下部ダイ ホルダ 2 3 B に進入 して真っ直ぐ進んで該ノ ズル部材 4 6 の近傍まで延び、 その後は、 同様に、 直交する垂直管 3 0 C (図 2 8 、 図 2 9 に相当) に結合され、 該垂直管 3 0 Cは、 既述した よ う な構成によ り (図 2 8 ) 溝 3 1 と連通 している。
図 3 0 において、 その他の構成は、 図 2 0 と全く 同様 であ り 、 説明は省略する。 また、 1 ト ラ ッ ク方式の場合 には (図 1 5 )、 各ダイ ホルダ 2 3 ごと にダイ Dは 1 つだ け取 り 付け られてお り 、 それに対応してエア導入口 2 9 と連通管 3 0 も、 それぞれ 1 つずつであ り 、 該連通管 3 0 と ノ ズル部材 4 6 と の関係、 及びノ ズル部材 4 6 の構 造は、 前記図 2 0 の一番内側のダイ D と、 図 3 0 の内側 のダイ Dについて説明 したの と全く 同様である。
前記カス W 1 が剪断される元のワーク Wは、 加工中は ク ラ ンプ 1 3 に (図 1 3 )把持され、該ク ラ ンプ 1 3 は、 キヤ リ ッジ 1 2 に取 り 付け られている。 キヤ リ ッジ 1 2
は、 X軸ガイ ド レール 1 6 を介 してキヤ リ ッ ジベース 1 1 に取 り 付け られ、 該キャ リ ッ ジ 1 2 には、 X軸モータ M X のボールねじ 1 5 が螺合してレヽる。 また、 キヤ リ ツ ジベース 1 1 は、 下部フ レーム 1 8 上の Y軸ガイ ドレー ル 1 7 に滑 り 結合し、 該キャ リ ッ ジベース 1 1 には、 Y 軸モータ M y のボールねじ 1 4 が螺合している。
こ の構成によ り 、 X軸モータ M x と Y軸モータ M y を 作動する と 、 キヤ リ ッジ 1 2 力 キャ リ ッ ジベース 1 1 上 で X軸方向に、 キャ リ ッジベース 1 1 が Y軸方向にそれ ぞれ移動するので、 キヤ リ ッ ジ 1 2 に取 り 付けたク ラ ン プ 1. 3 に把持されたワーク Wを加工テーブル 1 0上で搬 送してパンチセンタ Cに位置決めする こ と ができ、 例え ば打ち抜き加工が行われる。 上記構成を有する タ レ ツ ト パンチプレスの制御装置は、 N C装置 5 0 (図 1 3 ) に よ り 構成され、 該 N C装置 5 0 は、 C P U 5 0 Aと、 カロ ェ制御部 5 0 B と 、 タ レ ッ ト回転制御部 5 0 C と、 ス ト ライ カ'位置制御部 5 0 D と 、 入出力部 5 0 E と 、 記憶部 5 0 F と 、 ワーク位置決め制御部 5 0 Gによ り構成され ている。
C P U 5 0 Aは、 N C装置 5 0 の判断主体であって、 加工制御部 5 0 B、 タ レ ッ ト回転制御部 5 0 Cなど図 1 に示す装置全体を統括制御する。 加工制御部 5 0 Bは、 ラム シリ ンダ 1 9 を作動し、 所定の ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 に位置決めされたス ト ライカ 2 を下降する こ と によ り 、 選択されたパンチ P を打圧させて、 対応する
ダイ D と協働してワーク Wに所定の加工を施し、 また加 ェ中は、 エア源 2 5 を作動 し、 該エア源 2 5 に接続した エア供給口 2 8 を介してエア Aを供給する。
タ レ ツ ト回転制御部 5 0 Cは、 モータ Mを作動してタ レッ トセンタ Rを中心と してタ レッ ト 6 、 7 を同期回転 させ、 選択すべき所望の金型 P 、 Dが取 り 付け られたホ ルダ 2 2 、 2 3 をパンチセンタ Cに位置決めする。 ス ト ライカ位置制御部 5 0 Dは、 ス ト ライ カ シ リ ンダ 2 1 を 作動 してス ト ライ 力 2 を所定の ト ラ ッ ク位置 C 1 、 C 2 、 C 3 に位置決めする と共に、 既述したよ う に、 ス ト ライ カ シ リ ンダ 2 1 のエンコーダ力、 らのフ ィ ー ド ノく ッ ク信号 に基づいて、 ス ト ライ カ 2 の ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 に合わせて前記切換弁 3 4 を切 り 替え、 ディ ス クサ ポー ト 2 4 上面上の該当するエア供給口 2 8 のみをエア 源 2 5 に接続する。
入出力部 5 0 Eは、 キー、 マ ウスな どによ り 加工プロ グラム、 データ などを入力 してこれを画面で確認し、 入 力 した加工プロ グラムな どは記憶部 5 0 F に記憶される。 ワーク位置決め制御部 5 0 Gは、 X軸モータ M X と Y軸 モータ M y を作動し、 ク ラ ンプ 1 3 に把持されたワーク Wをパンチセ ンタ Cに位置決めする。
以下、 上記構成を有する本発明の動作を説明する。 例 えば、 タ レ ッ ト ノ ンチプ レス に (図 1 3 ) ワーク搬入出 装置 (図示省略) から ワーク Wが搬入される と 、 それを 検知 した C P U 5 0 Aは、 ワーク位置決め制御部 5 0 G
を制御 して X軸モータ M x と Y軸モータ M y を駆動 し、 ク ラ ンプ 1 5 に把持されたワ ー ク Wをノ ンチセンタ C に 位置決めする。
次に、 C P U 5 0 Aは、 タ レ ッ ト回転制御部 5 0 C を 介してモータ Mを作動 し、 タ レ ッ ト 6 、 7 を同期回転さ せる こ と によ り 、 選択すべき所望の金型 P 、 Dが取 り 付 けられたホルダ 2 2 、 2 3 をパンチセンタ Cに位置決め する。
次いで、 C P U 5 0 Aは、 ス ト ライ カ位置制御部 5 0 D を介してス ト ライ カ シ リ ンダ 2 1 を作動 し、 ス ト ライ 力 2 を、 選択すべき金型 P 、 Dの所定の ト ラ ッ ク位置 C 1 、 C 2 、 C 3 に位置決め した後、 加工制御部 5 0 B を 制御 し、 ラ ム シリ ンダ 1 9 を作動 して上記位置決め され たス ト ライ 力 2 を下降させ、 選択されたパンチ P を打圧 させて、 対応するダイ D と協働 してワーク Wに所定の加 ェを施す。
また、 同時に、 C P U 5 0 Aは、 ス ト ライ カ位置制御 部 5 0 D を制御 して、 ス 1、 ライ カ シ リ ンダ 2 1 のェ ン コ ーダからのフィー ドバッ ク信号に基づいて、 ス ト ライ 力 2 の ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 に合わせて前記切換 弁 3 4 を切 り 替え、 ディ ス クサポー ト 2 4 上面上の該当 するエア供給口 2 8 のみをエア源 2 5 に接続する。
これによ り 、 エア源 2 5 に接続された該当するエア供 給口 2 8 (例えば図 1 8 ) から供給されたエア Aは、 ェ ァ導入口 2 9 から連通管 3 0 を通過し、 ェジエタ タ ノ ィ
プ 3 3 の環状溝 3 1 を通って下向きに傾斜した噴出 口 3 2 力 らカス排出孔 3 5 に噴射される。
従って、 このェジェク タノ ィ プ 3 3 の下向き に傾斜し た噴出口 3 2 からのエア Aに基づいて、 ダイ孔 5 3 の下 方には負圧が発生し、 ワーク W加工時に発生したカ ス W 1 は、 ダイ孔 5 3 の下方に強く 吸引 される こ と によ り 、 カ ス抜け穴 4 5 からカ ス排出孔 3 5 を通過 して外部に強 制的に排出 される。
上術の とお り 、 本発明によれば、 タ レッ トパンチプレ ' ス に適用可能であって、 しかも標準金型にも、 小型金型 にも適用可能なカ ス上が り 防止機構と ノ ズル部材と ダイ と ダイ装置を提供する とレ、 う 効果を奏する こ と と なった。 次に、 本願発明の第 2 実施形態について図 3 1 乃至図 3 7 を参照 して説明する。
図 3 1 、 図 3 2 は本発明の第 2実施形態、 図 3 3 、 図 3 4 は本発明の第 2 実施形態を一部改変した態様をそれ ぞれ示し、 前者は 3 . 5 イ ンチ用、 後者は 2 イ ンチ用で あって、 いずれも大口径 * 薄刃金型を構成するダイ D内 に、 遮蔽プ レー ト 1 5 1 と 、 ノ ズル部材 1 4 6 が組み込 まれ、 該ノ ズル部材 1 4 6 には、 ダク ト 1 4 9 が設け ら れている。
当該図においては、 ダイ D、 遮蔽プレー ト 1 5 1 、 ノ ズル部材 1 4 6 、 ダク ト 1 4 9 、 及びェジヱク タパイ プ 1 3 3 の大き さが異なるだけであって、 それらの結合関 係は全く 同 じであ り 、 以下、 主に図 3 3 、 図 3 4 につい
03 07205
40 て ( 2 イ ンチ用) 詳述する。
図 3 3 、 図 3 4 において、 ダイ ホルダ 1 2 3 に (図 3 4 ) キー 1 5 6 . キー溝 1 5 7 を介して取 り 付け られた ダイ D の下方には、 カ ス排出孔 1 3 5 が設け られ、 該カ ス排出孔 1 3 5 には、 金型交換時にダイ D を押 し上げる ェジェク タパイ プ 1 3 3 が揷入されてレヽる。 即ち、 ダイ Dが揷入されたダイ ホルダ 1 2 3 に形成された開口部 1 4 1 、 下部タ レ ッ ト 1 0 7 に形成された開 口部 1 4 2 、 ディ スクサポー ト 1 2 4 に形成された開 口部 1 4 3 、 下 部フ レーム 1 1 8 に形成された開 口部 1 4 4 によ り カ ス 排出孔 1 3 5 が構成されている。
そ して、 揷入孔 1 4 0 の肩部 1 4 O Aには、 ダイ D を 戴置したェジェ ク タパイ プ 1 3 3 の フ ラ ンジが係止 し、 該ェジェ ク タパイ プ 1 3 3 は、下方に伸びる こ と によ り 、 前記カ ス排出孔 1 3 5 に挿入され、 該ェジヱク タパイ プ 1 3 3 内には、 ノ ズル部材 1 4 6 の下面に取 り 付けたダ ク ト 1 4 9 が、 ェジェ ク タパイ プ 1 3 3 のほぼ半分の高 さ位置まで延ぴている。
一方、 下部タ レッ ト 1 0 7 下面上のエア導入口 1 2 9 カゝらは、 連通管 1 3 0 が上方に伸びて下部タ レ ツ ト 7 を 貫通し、 曲折してダイ ホルダ 2 3 に進入し、 該連通管 1 3 0 は、 上記ェジヱ ク タパイ プ 1 3 3 を貫通 し、 ダイ D に形成されたエア流入口 1 4 8 に連通 している。
更に、 エア流入口 1 4 8 は、 ノ ズル部材 1 4 6 に形成 された導入部 1 3 1 に連通 し、 該導入部 1 3 1 には、 該
ノ ズル部材 1 4 6 の排出孔 1 4 7 の内側に向かって下向 きに傾斜した噴出 口 1 3 2 が、 複数個形成されている。 上記ダイ D内には、 遮蔽プレー ト 1 5 1 を介してノ ズル 部材 1 4 6 が組み込まれ、 該ノ ズル部材 1 4 6 には、 ダ タ ト 1 4 9 が取 り 付け られている。 この う ちのノ ズル部 材 1 4 6 は、 例えば偏平な円筒状であ り (図 3 5 )、 内側 には、 前記ダイ孔 1 5 3 と、 後述する遮蔽プレー ト 1 5 1 の貫通孔 1 5 4 に連通する排出孔 1 4 7 が形成されて レヽる。
上記排出孔 1 4 7 の開 口 は、 ダイ孔 1 5 3 の開口 よ り 若干大き く 例えば 7 m m X 4 4 m mであ り 、 該排出孔 1 4 7 の (図 3 6 ) 両側であってノ ズル部材 1 4 6 の上面 1 4 6 Aには、 T字型の溝 1 3 1 が形成され、 該 T字型 溝 1 3 1 は、 後述する噴射口 1 3 2 にエア Aを導入する 導入部を構成している。
上記 T字型溝 1 3 1 は、 排出孔 1 4 7 の近傍に設け ら れてそれに平行する部分 1 3 1 A と 、 該平行部分 1 3 1 Aに連通しそれと直交 して外方に延びる部分 1 3 1 B に よ り 構成されている。
こ の う ち、 平行部分 1 3 1 Aには (図 3 6 )、 図示する よ う に、 長手方向に噴射口 1 3 2 が複数個形成され、 各 噴射口 1 3 2 は、 排出孔 1 4 7 に向かって下向きに傾斜 している。 この場合、 排出孔 1 4 7 の両側の噴射口 1 3 2 の傾斜角 Θ は (図 3 7 )、 両側の噴射口 1 3 2 から噴 射されたエア Aが、排出孔 1 4 7 の出 口の直下であって、
ダク ト 1 4 9 内の位置 Cに集束する よ う な角度である。 また、 ノ ズル部材 1 4 6 の上面 1 4 6 Aの外周は (図
3 5 )、 図示する よ う に、 段差があって一段低く なってお り 、 下方に傾斜した環状のエア通路 5 5 が形成されてい る。 そ して、 こ の環状のエア通路 1 5 5 には、 前記丁字 型溝 1 3 1 を構成する直交部分 1 3 1 Bが連通 している。
一方、 遮蔽プレー ト 1 5 1 は、 例えばナイ ロ ン製であ つて、 前記ノ ズル部材 1 4 6 の上面 1 4 6 Aを遮蔽する こ と によ り 、 前記 T字型溝 1 3 1 と 、 外周のエア通路 1 5 5 を閉鎖し、 該ノ ズル部材 1 4 6 をダイ D のカス抜け 穴 1 4 5 の壁面に密着させる機能を有し、その中央には、 該ノ ズル部材 1 4 6 の排出孔 1 4 7 の開 口 と ほぼ同 じ大 き さの開 口 (例えば 7 m m X 4 4 m m ) の貫通孔 1 5 4 が形成されている。
更に、 ダク ト 1 4 9 は、 例えば全体が直方体形状の筒 であって、 その開 口が前記ノ ズル部材 1 4 6 の排出孔 1
4 7 の開 口 よ り 若干大き く 例えば 8 m m X 4 5 m mであ り 、 両側にブラケ ッ ト 1 5 2 が取 り 付け られている。
このダク ト 1 4 9 は、 前記したよ う に、 複数個の噴射 口 1 3 2 力 ら噴射されるエア Aを位置じに (図 3 6 、 図 3 7 ) 集束させる と共に、 該位置 C を中心と して生じた 大きな負圧を発生させ、 該負圧に基づいてダイ 孔 1 5 3 から吸引 される外部のエアを狭い領域に集中 させる こ と によ り 、 吸引力を強化 し、 該強化した吸引力によ り 吸引 されたカ ス W 1 を通過させる機能を有する。
こ の構成によ り 、 ノ ズル部材 1 4 6 の (図 3 5 ) 上面 1 4 6 Aに遮蔽プレー ト 1 5 1 を載せてその貫通孔 1 5 4 をノ ズル部材 1 4 6 の排出孔 1 4 7 に合わせ、 該遮蔽 プ レー ト 1 5 1 をダイ D のカ ス抜け穴 1 4 5 の天井に当 接させ、 ダク ト 1 4 9 の入口 をノ ズル部材 1 4 6 の排出 孔 1 4 7 の出 口 に合わせた状態で、 ブラケ ッ ト 1 5 2 を ノ ズル部材 1 4 6 の下面に当接させる。
こ の状態で、 ノ ズル部材 1 4 6 の下方力ゝ ら 、 ボル ト 1 6 0 を穴 1 5 8 、 1 5 9 を通過させてダイ Dのカス抜け 穴 1 4 5 の天井にねじ込むと共に、 ブラケ ッ ト 1 5 2 の 下方から、 ボノレ ト 1 6 1 を穴 1 6 2 を通過させてノ ズル 部材 1 4 6 の下面にねじ込めば、 遮蔽プレー ト 1 5 1 を 介在させダク ト 1 4 9 を取 り 付けた状態でノ ズル部材 1 4 6 をカ ス抜け穴 1 4 5 の壁面に密着させる こ と によ り 、 ダイ D内に組み込むこ と ができ る。 これによ り 、 例えば 左側の T字型溝 1 3 1 を (図 3 7 ) 構成する前記直交部 分 1 3 1 B の入口 が、 ダイ D のエア流入口 1 4 8 と連通 し、 また、 前記遮蔽プレー ト 1 5 1 によ り 、 排出孔 1 4 7 の両側の T字型溝 1 3 1 は閉鎖され、 該遮蔽プ レー ト 1 5 1 と ダイ Dのカス抜け穴 1 4 5 の壁面によ り 、 ノ ズ ル部材 1 4 6 の外周の環状エア通路 1 5 5 は閉鎖される。
従って、 ダイ D のエア流入口 1 4 8 から入ったエア A は (図 3 6 )、 一方では、 左側の T字型溝 1 3 1 の直交部 分 1 3 1 B を通過 して、 平行部分 1 3 1 Aに入 り 、 複数 個の噴射口 1 3 2 から噴射され、 他方では、 環状のエア
7205
44 通路 1 5 5 を循環して右側の T字型溝 1 3 1 の直交部分 1 3 1 B を通過 した後、 平行部分 1 3 1 Aに入 り 、 同様 に、 複数個の噴射口 1 3 2 から噴射される。
これによ り 、既述したよ う に、 ノ ズル部材 1 4 6 の (図 3 7 ) 排出孔 1 4 7 の両側の噴射口 1 3 2 カゝら噴射され たエア Αは、 該排出孔 1 4 7 の出 口 の直下であってダク ト 1 4 9 内の位置 Cに集束する ので、 こ の位置 C を中心 と して大き な負圧が発生する。
従って、 こ の大きな負圧に基づいて、 ダイ孔 1 5 3 を 介して外部のエア Bが大量に吸引 され、 該大量のエア B は、 遮蔽プ レー ト 1 5 1 の貫通孔 1 5 4 と ノ ズル部材 1 4 6 の排出孔 1 4 7 を通過 した後、 ダク ト 1 4 9 内に集 中 しその中を通過する。 これによ り 、 ワーク W (図 3 4 ) 加工時に発生したカス W 1 は、 ダイ孔 1 5 3 カゝら下方に 強く 吸引 される こ と によ り 、 遮蔽プレー ト 1 5 1 の貫通 孔 1 5 4 と ノ ズノレ部材 1 4 6 の排出孔 1 4 7 と ダク ト 1 4 9 を通過 して外部に強制的に排出 され、 大口径 · 薄刃 金型によ り 形成された大きなカ ス W 1 であっても、 容易 にカ ス上力 S り が防止される。
図 3 8 に示すタ レ ッ トノ ンチプレスは、 上部タ レ ッ ト
2 0 6 と 下部タ レ ッ ト 2 0 7 を有し、 該上部タ レッ ト 2 0 6 と下部タ レ ツ ト 2 0 7 には、 ノ ンチホルダ 2 2 2 と ダイ ホルダ 2 2 3 を介して複数個のノ ンチ P と ダイ Dか ら成る金型が配置されている。
上記上部タ レッ ト 2 0 6 の回転軸 2 0 8 と 下部タ レツ ト 2 0 7 の回転軸 2 0 9 には、 図示する よ う に、 チェ一 ン 4 と 5 がそれぞれ卷回 されている と共に、 該チェーン 2 0 4 と 2 0 5 は、 駆動軸 2 0 3 に卷回されている。
こ の構成によ り 、 モータ Mを作動 して駆動軸 2 0 3 を 回転させ、 チヱーン 2 0 4 と 2 0 5 を循環させれば、 上 部タ レ ツ ト 2 0 6 と下部タ レッ ト 2 0 7 が同期回転し、 前記複数個の金型の中から所望の金型をパンチセンタ C において選択する こ と ができ る。
図 3 8 に示すタ レッ トノ ンチプレスは、 タ レッ ト 2 0 6 、 2 0 7 を回転させて、 先ず所望の金型を含む例えば 半径方向の 3 ト ラ ッ ク分の金型を、 パンチセ ンタ C に位 置決めする。
その後、 更に後述する ス ト ライ カシ リ ンダ 2 2 1 を駆 動 して、 ス ト ライ カ 2 0 2 を対応するいずれかの ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 に位置決め し、 該位置決めされ たス ト ライ 力 2 0 2 で選択された金型のパンチ P を打圧 し、 ダイ D と協働 してワーク Wにパンチ加工を施すよ う になってレ、る。
前記ス ト ライ カ 2 0 2 は、 ノ、。ンチセンタ C におレ、て、
Y軸方向に位置決め可能であって、 該ス ト ライ 力 2 0 2 は、 ラ ム 2 2 0 に滑り 結合しその外側面に取 り 付けたス ト ライ カシ リ ンダ 2 2 1 に結合し、 該ラム 2 2 0 は、 上 部フ レーム 1 に設けられたラムシ リ ンダ 2 1 9 によ り 上 下動する よ う になっている。
こ の構成に よ り 、 ス ト ライ カ シ リ ンダ 2 2 1 を駆動す ' れば、 ス ト ライ カ 2 0 2 を、 選択すべき金型 P 、 D の直 上方の ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 又は C 3 に位置決めす る こ と ができ 、 その状態で、 ラ ムシ リ ンダ 2 1 9 を駆動 すれば、 ラ ム 2 2 0 が下降する こ と に よ り 、 既述 した よ う に、 ス ト ライ 力 2 0 2 で上記選択されたパンチ P を打 圧 し所定のパンチ加工が行われる。
こ の場合、ス ト ライ 力 2 0 2 力 S どの ト ラ ッ ク位置 C 1 、 C 2 、 C 3 に位置決め されたかは、 ホルダ 2 2 2 、 2 2 3 に装着 された金型 P 、 D の数である ト ラ ッ ク数に依存 し、 3 ト ラ ッ ク の場合には、 3 つの ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 の う ちのいずれかひ と つ、 2 ト ラ ッ ク の場合 には、 外側 と 内側の 2 つの ト ラ ッ ク位置 C 1 、 C 3 の う ちのいずれかひ とつ、 1 ト ラ ッ ク の場合には、 真ん中の ト ラ ッ ク位置 C 2 に、 それぞれ位置決め される。
一方、 上記パンチセ ンタ C であって、 下部タ レ ッ ト 2 0 7 の下方には、 ディ ス ク サポー ト 2 2 4 が設置され、 前記ス ト ライ 力 2 0 2 に よ るパンチ P 打圧時にタ レ ッ ト 2 0 7 が受け る圧力を受容する よ う になっている。
上記ディ ス ク サポー ト 2 2 4 の上面上には、 前記パン チセ ンタ C において選択可能な半径方向の金型 P 、 D の 数に対応する数のエア供給口 2 2 8 が設け られている。
例えば、 図示する よ う に、 ノ ンチセ ンタ C において 3 ト ラ ッ ク 分の半径方向の 3 つの金型の う ちの 1 つを選択
可能な場合には、 3 つのエア供給口 2 2 8 力 S (図 3 8 ) 、 ディ スク サポー ト 2 2 4 の上面上に設け られている。
上記 3 つのエア供給口 2 2 8 は、 分岐管 2 2 7 を通じ て切換弁 2 3 4 (例えばソ レノ イ ドバルブ) に結合し、 該切換弁 2 3 4 は、 主管 2 2 6 を通 じてエア源 2 2 5 に 結合されている。
こ の構成によ り 、 後述する N C装置 2 5 0 を構成する ス ト ライ 力位置制御部 2 5 0 Dが、 ス ト ライ カ シリ ンダ 2 2 1 のエンコーダ力 らのフ ィ ー ドバッ ク信号に基づい て、 ス ト ライ カ 2 0 2 の ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 を検出する と、 該 ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 に合わ せて前記切換弁 2 3 4 を切 り 替える こ と によ り 、 前記 3 つのエア供給口 2 2 8 の う ちの該当するエア供給口 2 2 8 のみをエア源 2 2 5 に接続する こ とができ る。
上記ディ スクサポー ト 2 2 4 のエア供給口 2 2 8 の直 上方に対応する下部タ レ ツ ト 2 0 7 下面上の位置には、 後述する噴射口 2 3 2 (例えば図 4 1 ) に連通するエア 導入口 2 2 9 が設け られている。
'そ して、 上記エア導入口 2 2 9 は、 後述する よ う にダ ィ ホルダ 2 2 3 ごと に設け られ、 各ダイホルダ 2 2 3 ご と に設け られたエア導入口 2 2 9 の数は、 該ダイ ホルダ 2 2 3 に装着されたダイ Dの数、 即ち ト ラ ッ ク数に対応 している。
例えば図 3 8 においては、 3 ト ラ ッ ク分の半径方向の 3 つの金型の う ちの 1 つが選択可能であ り 、これによ り 、
下部タ レッ ト 2 0 7 上の各ダイ ホルダ 2 2 3 には、 ト ラ ッ ク T 1 、 T 2 、 T 3 ごと に半径方向にダイ D が取 り 付 け られて '
いる。
こ の よ う に、 ダイ ホルダ 2 2 3 に取 り 付け られた 3 つ のダイ Dに対応 して、 下部タ レ ッ ト 2 0 7 の下面上であ つて、 前記エア供給口 2 2 8 の直上方に対応する位置に は、 3 つのエア導入口 2 2 9 が、 ダイ ホルダ 2 2 3 ご と に設け られている。
また、 2 ト ラ ッ ク T 1 、 T 2 分の金型 P 、 D の う ちの 1 つが選択可能な場合には、 ディ ス ク サポー ト 2 2 4 上 面上の 3 つのエア供給口 2 2 8 に対 して、 下部タ レ ッ ト 2 0 7 下面上のエア導入口 2 2 9 は、 2 つである。
更に、 1 ト ラ ッ ク T分の金型 P 、 D のみ選択可能な場 合には、 ディ ス ク サポー ト 2 2 4 上面上の 3 つのエア供 給口 2 2 8 に対 して、 下部タ レ ッ ト 2 0 7 下面上のエア 導入口 2 2 9 は、 1 つであ る。
こ の構成に よ り 、 タ レ ッ ト 2 0 6 、 2 0 7 を (図 3 8 ) 同期回転させて、 選択すべき 1 つのダイ D を取 り 付けた ダイ ホルダ 2 2 3 をパンチセ ンタ C に位置決めする と 、 ディ ス クサポー ト 2 2 4 上面上の 3 つのエア供給口 2 2 8 の う ちの例えば図 4 に向かっ て一番上のエア供給 口 2 2 8 の直上方に、 下部タ レ ッ ト 2 0 7 下面上の 1 つのェ ァ導入口 2 2 9 が位置決め される と共に、 該一番上のェ
ァ供給口 2 2 8 のみがエア源 2 2 5 に (図 3 8 ) 接続さ れる。
更に、 1 ト ラ ッ ク の場合には、 ノ ンチ P 、 ダイ D が取 り 付け られてレヽる ノ ンチホルダ 2 2 2 、 ダイ ホルダ 2 2 3 が回転可能な場合があ り 、 これに よ り 、 パンチセ ンタ C に位置決め されたパンチ P 、 ダイ D を所望の角度に回 転でき る よ う になつてお り 、 本発明に よれば、 後述する よ う に (図 4 1 乃至図 4 9 ) 、 パンチ P 、 ダイ D力 S どの よ う な角度に位置決め されて も 、 エア Aが供給可能であ り 、 これに よ り 、 エアに よ るカ ス上が り 防止が可能であ る。
この場合、 パンチホルダ 2 2 2 、 ダイ ホルダ 2 2 3 は 上部タ レ ッ ト 2 0 6 (図 3 5 ) 、 下部タ レ ッ ト 2 0 7 上 に設け られたパンチ受け 2 6 3 、 ダイ 受け 2 6 4 に取 り 付け られ、 該パンチ受け 2 6 3 、 ダイ 受け 2 6 4 の外周 には、 ウォームホイ ール 2 6 5、 2 6 6 が設け られ、 該 ウォームホイ一ノレ 2 6 5、 2 6 6 は、 ウォーム 2 6 7、 2 6 8 と 嚙み合っ ている。
上部タ レ ッ ト 2 0 6 上、 下部タ レ ッ ト 2 0 7 上では、 図示する よ う に、 それぞれ 2 つのノ ンチ受け 2 6 3 、 ダ ィ 受け 2 6 4 が向かい合っ て配置され、 2 つのノ、。ンチ受 け 2 6 3 、ダイ 受け 2 6 4 の ウォーム 2 6 7、 2 6 8 は、 その外側にク ラ ッチ 2 7 1 B、 2 7 2 B が取 り 付け られ、 内側がユニバーサルジ ョ イ ン ト 2 7 1 A、 2 7 2 A と振
動抑制用ブレーキ 2 7 3 、 2 7 4 を有する連結軸 2 7 1 、 2 7 2 によ り連結されている。
また、 図 3 9 において、 手前の ウォーム 2 6 7 、 2 6 8 の従動側ク ラ ッチ 2 7 1 B 、 2 7 2 B は、 駆動側ク ラ ツチ 2 7 5 B 、 2 7 6 B と 向かい合つてお り 、 該駆動側 ク ラ ッチ 2 7 5 B 、 2 7 6 B は、 よ く 知 られている よ う に、 中間駆動部 2 7 5 (例えばシ リ ンダ) 、 2 7 6 によ り 、 従動側ク ラ ッチ 2 7 1 B 、 2 7 2 B に対して係合 · 離脱自在であ り 、中間駆動部 2 7 5 、 2 7 6 の後方には、 図示する よ う に、 回転駆動部 2 7 9 (例えばモータ) を 駆動源とする回転駆動装置が設置されている。
こ の構成によ り 、 該当するノ ンチ P 、 ダイ Dがパンチ センタ C に位置決め される と 、 シ リ ンダ 2 7 5 、 2 7 6 が駆動され、 それらに結合された伝導軸 2 8 6 、 2 8 7 が突出 して伝導ギア G 5 、 G 7 が、 それよ り Y軸方向に 長い中間ギア G 4 、 G 6 上を摺動し、 該伝導軸 2 8 6 、 2 8 7 の先端の駆動側ク ラ ッチ 2 7 5 B 、 2 7 6 Bは、 従動側ク ラ ッチ 2 7 1 B 、 2 7 2 B と係合する。
こ の状態で、 モータ 2 7 9 を駆動すれば、 駆動軸 2 8 1 の回転運動が、 その先端のギア G 1 から上下方向のギ ァ G 2 、 G 3 を介 してユニバーサルジョ イ ン ト 2 7 7 Aゝ 2 7 8 A付き入力軸 2 7 7 、 2 7 8 に伝達され、 該入力 軸 2 7 7 、 2 7 8 の回転運動は、 歯付き タイ ミ ングベル ト 2 8 2 、 2 8 3 を通じて中間軸 2 8 4 、 2 8 5 に伝達 され、 更に、 中間ギア G 4 、 G 6 と伝導ギア G 5 、 G 7
を介して伝導軸 2 8 6 、 2 8 7 に伝達され、 既述したよ う に、 係合したク ラ ッチ 2 7 5 B と 2 7 1 B 、 2 7 6 B と 2 7 2 B 力、ら連結軸 2 7 1 、 2 7 2 に伝達される。
これによ り 、ウォーム 2 6 7 、 2 6 8 が回転するので、 それと嚙み合 う ウォームホイ ール 2 6 5 、 2 6 6 も回転 する こ と によ り 、 ノ ンチ受け 2 6 3 、 ダイ受け 2 6 4 も 回転し、 パンチ P 、 ダイ D を所望の角度に回転させる こ と ができ る。
図 4 0 、 図 4 1 は本発明の第 3 実施形態、 図 4 5 、 図 4 6 は本発明の前記第 3 実施形態を改変 した第 4実施態 様をそれぞれ示 し、 前者は小径 (例えば 1 ■ 1 / 4 イ ン チ) 用、 後者は大径 (例えば 2 イ ンチ) 用であ り 、 図に おいて、 下部タ レッ ト 2 0 7 上の前記エア導入口 2 2 9 力、らは、 連通管 2 3 0 が上方に延びて下部タ レッ ト 2 0 7 を貫通 し、後述する環状溝 2 3 1 a に入り 込んでいる。 続いて、 本願発明の第 3 の実施の形態を、 図 3 8 乃至 図 4 9 を参照 して説明する。
図 4 0 、 図 4 1 において、 キー 2 5 6 · キー溝 2 5 7 を介してダイ Dが取 り付け られてレ、るダイ ホルダ 2 2 3 は、 前記ウォームホイール 2 6 6 を備え回転可能なダイ 受け 2 6 4 にねじ止めされ、 該ダイ受け 2 6 4 の外側面 には、 環状溝 2 3 1 a が設け られてレ、る。
上記ダイ受け 2 6 4 の揷入孔 2 4 0 の肩部 2 4 0 Aに は、 ダイ D を戴置したェジエ タ タ ノくィ プ 2 3 3 の フ ラ ン ジが係止 し、 該ェジエタ タ ノ、。ィ プ 2 3 3 は下方に延び、
該ダイ受け 2 6 4 の開 口部 2 4 1 と 、 下部タ レ ッ ト 2 0 7 の開 口部 2 4 2 と 、 ディ スク サポー ト 2 2 4 の開 口部 2 4 3 と 、 下部フ レーム 2 1 8 の開 口部 2 4 4 力、ら成る カ ス排出孔 2 3 5 と 同心状に配置され、 これによ り 、 ェ ジェク タパイ プ 2 3 3 は、 よ く 知 られてレヽる よ う に、 金 型交換時にダイ Dを押し上げる よ う になっている。
そ して、 上記ェジヱク タパイ プ 2 3 3 上に戴置された ダイ Dが取 り 付けられているダイ ホルダ 2 2 3 と、 ダィ 受け 2 6 4 と 、 そのウォームホイ一ノレ 2 6 6 、 及びリ ン グ部材 2 8 0 は、 図示する よ う に、 下部タ レ ッ ト 2 0 7 上でノヽウジング 2 7 0 によ り 覆われている。
上記ダイ受け 2 6 4 の外側面に設け られた環状溝 2 3 1 a は、 下部タ レッ ト 2 0 7 に固定された リ ング部材 2 8 0 によ り 閉鎖され、 これによ り 、 環状のエア通路が形 成され、 該エア通路は、 既述 したエア源 2 2 5 に (図 3 8 ) 接続した連通管 2 3 0 に連通している。
こ のダイ受け 2 6 4 の外側面の環状溝 2 3 1 a には、 該ダイ受け 2 6 4 の開口部 2 4 1 と の間を水平方向に貫 通する孔 2 3 1 b が設け られている。
こ の水平貫通孔 2 3 1 b は (図 4 0 ) 、 例えば 2本設 け られ、 各水平貫通孔 2 3 1 b は、 前記ェジヱ ク タ ノ ィ プ 2 3 3 の外側面の環状溝 2 3 1 c に連通し、 該環状 2 3 1 c には、 ェジエタ タ ノ ィ プ 2 3 3 の内側に向かって 下向きに傾斜した噴射口 2 3 2 が、 複数個形成されてい る。
こ の構成によ り 、 ノ ンチ 、 ダイ D をパンチセンタ C に位置決め後、 パンチ受け 2 6 3 、 ダイ受け 2 6 4 を回 転させる こ と によ り 、 例えばダイ Dが所望の角度 a (図 4 3 ) だけ回転した とする。
そ して、 この状態で加工が開始される と 、 エア Aが、 連通管 2 3 0 を通って所望の角度 α だけ回転したダイ 受け 2 6 4 の環状溝 2 3 1 a を循環する。
これによ り 、 ダイ受け 2 6 4 、 従ってダイ Dが どのよ う な角度 α (図 4 3 ) に位置決め されても、 外部から供 給されたエア Αは、 ダイ受け 2 6 4 の環状溝 2 3 1 a 力 ら該ダイ受け 2 6 4 の 2本の水平貫通孔 2 3 1 b を通つ て、 ェジエタ タ ノ ィ プ 2 3 3 の環状溝 2 3 1 c に入 り 、 複数個の噴射口 2 3 2 力 らェジエ タ タ ノ ィ プ 2 3 3 の内 側に噴射される。
これによ り 、 噴射口 2 3 2 (図 4 4 ) から噴射された エア Aは、 ェジヱ ク タパイ プ 2 3 3 内の位置 E に集束す る ので、 ダイ孔 2 5 3 の下側に負圧が発生 し、 該負圧に 基づいて、 ダイ孔 2 5 3 を介 して外部のエア Bが吸引 さ れる。
従って、 ワーク W (図 4 1 ) 加工時に発生 したカ ス W
1 は、 ダイ孔 2 5 3 カゝら下方に強く 吸引 される こ と によ り 、 カス抜け穴 2 4 5 力、らカス排出孔 2 3 5 を通過 して 外部に強制的に排出され、 カ ス上が り が防止される。
図 4 5 、 図 4 6 では、 前記第 3 実施形態と は、 ダイ D を取 り 付けたダイ ホルダ 2 2 3 が回転可能なダィ受け 2
6 4 に取 り 付けられ、 環状溝 2 3 1 a がダイ受け 2 6 4 の外側面に設けられている点では共通するが、 ダイ D内 にノ ズル部材 2 4 6 が組み込まれ、 該ノ ズル部材 2 4 6 に前記複数個の噴射口 2 3 2 が設け られ、 これによ り 環 状溝 2 3 1 a から噴射口 2 3 2 へエア Aを導入する導入 部が上方に向かっている点で (図 4 9 ) 、 更には.、 ノ ズ ル部材 2 4 6 の下面にダク ト 2 4 9 が設け られている点 で、 両者は主に相違する。
これによ り 、 よ く 知 られている よ う に、 負圧発生位置 F をダイ D のダイ孔 2 5 3 によ り 近付ける と共に、 その 負圧をよ り 大き く し、 ダイ 孔 2 5 3 を介して外部から吸 引 されるエア Bの吸引力を大き く する こ と によ り 、 大き なカス W 1 上が り を防止している。
即ち、 図 4 5 、 図 4 6 のダイ D内には、 遮蔽プレー ト 2 5 1 を介 してノ ズル部材 2 4 6 が組み込まれ、 該ノ ズ ル部材 2 4 6 には、 ダク ト 2 4 9 が取 り付け られ、 該ダ ク ト 2 4 9 は、 ェジエ タ タノ ィ プ 2 3 3 のほぼ半分の高 さ位置まで延びている。
こ の う ちのノ ズル部材 2 4 6 は、 例えば偏平な円筒状 であ り (図 4 7 ) 、 内側には、 前記ダイ孔 2 5 3 と 、 後 述する遮蔽プレー ト 2 5 1 の貫通孔 2 5 4 に連通する排 出孔 2 4 7 が形成されている。
上記排出孔 2 4 7 の (図 4 8 ) 両側であってノ ズル部 材 2 4 6 の上面 2 4 6 Aには、 T字型の溝 2 3 1 が形成 され、 該 T字型溝 2 3 1 は、 既述したエア循環路 2 8 0
から後述する噴射口 2 3 2 にエア Aを導入する導入部の 一部を構成している。
上記 T字型溝 2 3 1 は (図 4 8 ) 、 排出孔 2 4 7 の近 傍に設け られてそれに平行する部分 2 3 1 A と 、 該平行 部分 2 3 1 Aに連通しそれと直交して外方に延びる部分
2 3 1 B によ り 構成されている。
この う ち、 平行部分 2 3 1 Aには、 図示する よ う に、 長手方向に噴射口 2 3 2 が複数個形成され、 各噴射口 2
3 2 は、排出孔 2 4 7 に向かって下向きに傾斜 してレヽる。 また、 ノ ズル部材 2 4 6 の上面 2 4 6 Aの外周は、 段 差があって一段低く なつてお り 、 下方に傾斜した環状の エア通路 2 5 5 が形成されている。
そ して、 こ の環状のエア通路 2 5 5 には、 前記 T字型 溝 2 3 1 を構成する直交部分 2 3 1 Bが連通 している。
—方、 遮蔽プ レー ト 2 5 1 は、 例えばナイ ロ ン製であ つて、 前記ノ ズル部材 2 4 6 の上面 2 4 6 Aを遮蔽する こ と によ り 、 前記 T字型溝 2 3 1 と、 外周のエア通路 2 5 5 を閉鎖し、 該ノ ズル部材 2 4 6 をダイ Dのカ ス抜け 穴 2 4 5 の壁面に密着させる機能を有し、その中央には、 該ノ ズル部材 2 4 6 の排出孔 2 4 7 の開 口 と ほぼ同 じ大 き さの開 口 の貫通孔 2 5 4 が形成されている。
更に、 ダク ト 2 4 9 は、 例えば全体が直方体形状の筒 であって、 その開 口 が前記ノ ズル部材 2 4 6 の排出孔 2
4 7 の開 口 よ り 若干大き く 、 両側にブラケ ッ ト 2 5 2 力 S 取 り 付けられている。
こ のダク ト 2 4 9 は、 前記したよ う に、 複数個の噴射 口 2 3 2 から噴射されるエア Aを位置 F に (図 4 9 ) 集 束させる と共に、 該位置 F を中心と して生じた大き な負 圧を発生させ、 該負圧に基づいてダイ孔 2 5 3 から吸引 される外部のエアを狭い領域に集中 させる こ と によ り 、 吸引力を強化し、 該強化した吸引力によ り 吸引 された力 ス W 1 を通過させる機能を有する。
一方、 図 4 5 、 図 4 6 の場合も、 同様に、 ダイ ホルダ 2 2 3 が取 り 付け られているダイ受け 2 6 4 の外側面に、 環状溝 2 3 1 a が設け られている。
そ して、 ダイ受け 2 6 4 には、 上記環状溝 2 3 1 a と 上面 2 6 4 A と の間を貫通する L字型貫通孔 2 3 1 d 力 S 設け られ、 該 L字型貫通孔 2 3 I d は、 ェジェ ク タパイ プ 2 3 3 のフ ラ ンジに設け られた垂直方向の貫通孔 2 3 1 e に連通 し、 該垂直貫通孔 2 3 1 e は、 ダイ Dに設け られた逆 L字型の貫通孔 2 4 8 に連通 し、 更に該逆 字 型貫通孔 2 4 8 は、 前記した例えば左側の T字型溝 2 3 1 (図 4 8 ) の直交部分 2 3 1 B に連通 してレヽる。
こ の構成によ り 、 ノ ンチ 、 ダイ D をノ ンチセンタ C に位置決め後、 パンチ受け 2 6 3 、 ダイ受け 2 6 4 を回 転させる こ と によ り 、 例えばダイ Dが所望の角度 a ' (図 4 8 ) だけ回転した とする。
そ して、 こ の状態で加工が開始される と 、 エア Aが、 連通管 2 3 0 を通って所望の角度 だけ回転したダ ィ受け 2 6 4 の環状溝 2 3 1 a を循環する。
これによ り 、 ダイ受け 2 6 4 、 従ってダイ Dが どのよ う な角度 a ' (図 4 8 ) に位置決め されて も、 外部から 供給されたエア Aは、 ダイ受け 2 6 4 の環状溝 2 3 1 a を循環しなが ら、 該ダイ受け 2 6 4 の L字型貫通孔 2 3 1 d を (図 4 9 ) 通って上方に向かい、 ェジェ ク タ ノ ィ プ 2 3 3 のフ ラ ンジの垂直貫通孔 2 3 1 e に入った後、 ダイ Dの逆 · L字型貫通孔 2 4 8 から ノ ズル部材 2 4 6 上 の T字型溝 2 3 1 を通過 して複数個の噴射口 2 3 2 から 噴射される。
この場合、 ダイ Dの逆 L字型貫通孔 2 4 8 から入った エア Aは (図 4 8 ) 、 一方では、 左側の T字型溝 2 3 1 の直交部分 2 3 1 B を通過 して、 平行部分 2 3 1 Aに入 り 、 複数個の噴射口 2 3 2 から噴射され、 他方では、 環 状のエア通路 2 5 5 を循環して右側の T字型溝 2 3 1 の 直交部分 2 3 1 B を通過 した後、 平行部分 2 3 1 Aに入 り 、 同様に、 複数個の噴射口 2 3 2 カゝら噴射される。
これによ り 、既述したよ う に、 ノ ズル部材 2 4 6 の (図 4 9 ) 排出孔 2 4 7 の両側の噴射口 2 3 2 から噴射され たエア Aは、 該排出孔 2 4 7 の出口 の直下であってダク ト 2 4 9 内の位置 F に集束するので、 ダイ孔 2 5 3 の下 側に大きな負圧が発生する。
従って、 こ の大きな負圧に基づいて、 ダイ孔 2 5 3 を 介して外部のエア B が大量に吸引 され、 該大量のエア B は、 遮蔽プ レー ト 2 5 1 の貫通孔 2 5 4 と ノ ズル部材 2
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4 6 の排出孔 2 4 7 を通過 した後、 ダク ト 2 4 9 内に集 中 しその中を通過する。
これによ り 、 ワーク W (図 4 6 ) 加工時に発生した力 ス W 1 は、 ダイ孔 2 5 3 カゝら下方に強く 吸引 される こ と によ り 、 遮蔽プ レー ト 2 5 1 の貫通孔 2 5 4 と ノ ズル部 材 2 4 6 の排出孔 2 4 7 と ダク ト 2 4 9 を通過 して外部 に強制的に排出 され、 大口径金型によ り 形成された大き なカス W 1 であっても、容易にカス上が り が防止される。
また、 ダイ D内にノ ズル部材 2 4 6 を組み込む場合に は、 よ く 知 られている よ う に、 ノ ズル部材 2 4 6 の上面 2 4 6 Aに遮蔽プレー ト 2 5 1 を載せてその貫通孔 2 5 4 をノ ズル部材 2 4 6 の排出孔 2 4 7 に合わせ、 該遮蔽 プレー ト 2 5 1 をダイ Dのカス抜け穴 2 4 5 の天井に当 接させ、 ダク ト 2 4 9 の入口 をノ ズル部材 2 4 6 の排出 ■ 孔 2 4 7 の出口 に合わせた状態で、 ブラケ ッ ト 2 5 2 を ノ ズル部材 2 4 6 の下面に当接させる。
こ の状態で、 ノ ズル部材 2 4 6 の下方力ゝら、 ボル ト 2 6 0 を穴 2 5 8 、 2 5 9 を通過させてダイ D のカ ス抜け 穴 2 4 5 の天井にねじ込むと共に、 ブラケ ッ ト 2 5 2 の 下方力ゝら、 ボル ト 2 6 1 を穴 2 6 2 を通過させてノ ズル 部材 2 4 6 の下面にねじ込めば、 遮蔽プ レー ト 2 5 1 を 介在させダク ト 2 4 9 を取り 付けた状態でノ ズル部材 2 4 6 をカ ス抜け穴 2 4 5 の壁面に密着させる こ と によ り 、 ダイ D内に組み込むこ とができ る。
これに よ り 、 例えば左側の T字型溝 3 1 を (図 4 9 ) 構成する前記直交部分 2 3 1 Β の入口 が、 ダイ Dの逆 L 字型貫通孔 2 4 8 と連通 し、 ま た、 前記遮蔽プ レー ト 2 5 1 によ り 、 排出孔 2 4 7 の両側の Τ字型溝 2 3 1 は閉 鎖され、 該遮蔽プレー ト 2 5 1 と ダイ D のカ ス抜け穴 2 4 5 の壁面によ り 、 ノ ズル部材 2 4 6 の外周の環状エア 通路 2 5 5 は閉鎖される。
前記カ ス W 1 が剪断される元の ワーク Wは、 加工中は ク ラ ンプ 2 1 3 に (図 3 8 ) 把持され、 該ク ラ ンプ 2 1 3 は、 キヤ リ ッ ジ 2 1 2 に取 り 付け られている。
キャ リ ッ ジ 2 1 2 は、 X軸ガイ ド レール 2 1 6 を介 し てキヤ リ ッ ジベース 2 1 1 に取 り 付け られ、 該キヤ リ ッ ジ 2 1 2 には、 X軸モータ Μ X のボールね じ 2 1 5 が螺 合 している。
ま た、 キャ リ ッ ジベース 2 1 1 は、 下部フ レーム 2 1 8 上の Υ軸ガイ ド レール 2 1 7 に滑 り 結合 し、 該キヤ リ ッ ジベース 2 1 1 には、 Υ軸モータ M y のボールね じ 2 1 4 が螺合 している。
こ の構成に よ り 、 X軸モータ M x と Y軸モータ M y を 作動する と 、 キャ リ ッ ジ 2 1 2 力 Sキャ リ ッ ジベース 2 1 1 上で X軸方向に、 キャ リ ッ ジベース 2 1 1 が Y軸方向 にそれぞれ移動するので、 キヤ リ ッ ジ 2 1 2 に取 り 付け たク ラ ンプ 2 1 3 に把持された ワーク Wを加工テーブル 2 1 0 上で搬送 してパンチセ ンタ C に位置決めする こ と ができ 、 例えば打ち抜き加工が行われる。
5
60 上記構成を有するタ レ ツ トパ ンチプ レス の制御装置は、
N C装置 2 5 0 (図 3 8 ) によ り 構成され、 該 N C装置 2 5 0 は、 C P U 2 5 0 A と、 力 Dェ制御部 2 5 0 B と 、 タ レ ッ ト 回転制御部 2 5 ◦ C と 、 金型回転制御部 2 5 0 D と 、 ス ト ライ カ位置制御部 2 5 0 E と 、 入出力部 2 5 0 F と 、 記憶部' 2 5 0 G と 、 ワーク位置決め制御部 2 5 O Hによ り 構成されている。
C P U 2 5 0 Aは、 N C装置 2 5 0 の判断主体であつ て、加工制御部 2 5 0 B、タ レ ツ ト回転制御部 2 5 0 C 、 金型回転制御部 2 5 0 Dな ど図 3 8 に示す装置全体を統 括制御する。
加工制御部 2 5 0 B は、ラムシ リ ンダ 2 1 9 を作動 し、 所定の ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 に位置決めされた ス ト ライ 力 2 0 2 を下降する こ と によ り 、 選択されたパ ンチ P を打圧させて、 対応するダイ D と協働してワ ー ク Wに所定の加工を施し、 また加工中は、 エア源 2 2 5 を 作動し、 該エア源 2 2 5 に接続したエア供給口 2 2 8 を 介 してエア Aを供給する。
タ レ ツ ト回転制御部 2 5 0 Cは、 モータ Mを作動 して タ レ ツ ト セ ンタ R を 中 心 と して タ レ ツ ト 2 0 6 、 2 0 7 を同期回転させ'、 選択すべき所望の金型 P 、 Dが取 り 付 け られたホルダ 2 2 2 、 2 2 3 をパンチセンタ Cに位置 決めする。
金型回転制御部 2 5 0 Dは、 前記所望の金型 P、 Dが ノ、。 ンチセ ン タ Cに位置決め された後、モータ 2 7 9 を(図
3 9 ) 作動 してパ ンチ受け 2 6 3 、 ダイ受け 2 6 4 を回 転させる こ と によ り 、 該金型 P 、 D を所望の角度に回転 させる。
ス ト ライ 力位置制御部 2 5 0 E は、 ス ト ライ カ シ リ ン ダ 2 2 1 を作動 してス ト ライ 力 2 0 2 を所定の ト ラ ッ ク 位置 C l 、 C 2 、 C 3 に位置決めする と共に、 既述 した よ う に、 ス ト ライ カ シ リ ンダ 2 2 1 のエンコーダか らの フ ィ ー ドノ ッ ク信号に基づいて、 ス ト ライ 力 2 0 2 の ト ラ ッ ク位置 C l 、 C 2 、 C 3 に合わせて前記切換弁 2 3 4 を切 り 替え、 ディ ス ク サポー ト 2 2 4 上面上の該当す るエア供給口 2 2 8 のみをエア源 2 2 5 に接続する。
入出力部 2 5 O F は、 キー、 マ ウス な どに よ り 加工プ ロ グラ ム、 データ な どを入力 して これを画面で確認 し、 入力 した加工プロ グラ ムな どは記憶部 2 5 0 G に記憶さ れる。
ワーク位置決め制御部 2 5 0 Hは、 X軸モータ M X と Y軸モータ M y を作動 し、 ク ラ ンプ 2 1 3 に把持された ワー ク W を ノ ンチセ ンタ C に位置決めする。
以下、 上記構成を有する本発明の動作を説明する。 例えば、 タ レ ッ ト ノ ンチプ レス に (図 3 8 ) ワーク搬 入出装置 (図示省略) か ら ワーク Wが搬入される と 、 そ れを検知 した C P U 2 5 0 Aは、 ワーク位置決め制御部 2 5 0 G を制御 して X軸モータ M x と Y軸モータ M y を 駆動 し、 ク ラ ンプ 2 1 5 に把持 されたワーク Wをパンチ セ ンタ C に位置決めする。
次に、 C P U 2 5 0 Aは、 タ レ ッ ト回転制御部 2 5 0 C を介してモータ Mを作動 し、 タ レ ッ ト 2 0 6 、 2 0 7 を同期回転させる こ と によ り 、選択すべき所望の金型 P 、 Dが取り付けられたホルダ 2 2 2 、 2 2 3 をノ、 "ンチセ ン タ Cに位置決めする。
その後、 C P U 2 5 0 Aは、 金型回転制御部 2 5 0 D を介してモータ 2 7 9 (図 3 9 ) 作動 し、 パンチ受け 2 6 3 、ダイ受け 2 6 4 を回転させる こ と によ り 、金型 P 、 Dを所望の角度例えば a (図 4 3 ) 、 又は a ' (図 4 8 ) だけ回転させる。
次いで、 C P U 2 5 0 Aは、 ス ト ライ カ位置制御部 2 5 0 E を介 してス 卜 ライ カ シ リ ンダ 2 2 1 を作動 し、 ス ト ライ 力 2 0 2 を、 選択すべき金型 P 、 Dの所定の ト ラ ッ ク位置 C 1 、 C 2 、 C 3 に位置決め した後、 加工制御 部 2 5 0 B を制御 し、 ラム シリ ンダ 2 1 9 を作動 して上 記位置決め されたス ト ライ 力 2 0 2 を下降させ、 選択さ れたパンチ P を打圧させて、 対応するダイ D と協働 して ワーク Wに所定の加工を施す。
例えば、 本発明のよ う に 1 ト ラ ッ ク の場合には (図 4 0 、 図 4 1 、 図 4 5 、 図 4 6 ) 、 既述したよ う に、 ス ト ライ カ 2 は、真ん中の ト ラ ッ ク位置 C 2 に位置決め され、 こ の状態でラム シリ ンダ 2 1 9 を作動すれば、 パ ンチ P と ダイ D の協働によ り ワーク Wに (図 4 1 、 図 4 6 ) 打 ち抜き加工が施され、 カ ス W 1 が発生する。
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63 また、 同時に、 C P U 2 5 0 Aは (図 3 8 ) 、 ス ト ラ イカ位置制御部 2 5 0 E を制御 して、 ス ト ライ カシリ ン ダ 2 2 1 のエンコーダ力 らのフ ィ ー ドノ ッ ク信号に基づ いて、 ス ト ライ カ 2 0 2 の前記 ト ラ ッ ク位置 C 2 に合わ せて前記切換弁 2 3 4 を切 り 替え、 既述したよ う に、 デ イ スクサポー ト 2 2 4 上面上の該当するエア供給口 2 2 8 のみをエア源 2 2 5 に接続する。
これによ り 、 エア源 2 2 5 に接続された前記該当する エア供給口 2 2 8 から供給されたエア Aは、 エア導入口 2 2 9 力、ら連通管 2 3 0 を通過 し、 所望の角度 ひ 又は a 1 だけ回転したダイ受け 2 6 4 の環状溝 2 3 1 a を循 環する。
これによ り 、 ダイ受け 2 6 4 、 従ってダイ Dが どのよ う な角度 a 、 a ' に位置決め されても、 外部から供給さ れたエア Aは、 前記エア循環路 2 8 0 から既述 したよ う な導入部を通って、 下向き に傾斜した複数個の噴出口 2 3 2 から噴射され、 位置 E、 又は F に集束する ので、 ダ ィ孔 2 5 3 の下側に発生した負圧によ り 、 ダイ孔 2 5 3 からエア Bが吸引 され、 ワーク W加工時に発生した前記 カス W 1 は、 ダイ孔 2 5 3 の下方に強く 吸弓 I される こ と によ り 、 外部に強制的に排出 される。
上記の とお り 、 本発明によれば、 ワーク を打ち抜く た めのダイ孔を備えたダイ をダイ ホルダに取 り 付け、 該ダ ィ ホルダを回転可能なダィ受けに取り 付けたダイ装置に おいて、 上記回転可能なダイ受けの外側面に、 外部から
供給されるエアを循環させる環状溝を設け、 該環状溝か ら、 カ ス排出孔に向かって下向き に傾斜した複数個の噴 射口にエアを導入するエア導入部を設けたこ と によ り 、 金型回転機構を有する タ レツ トパンチプレスにおいて、 金型がどのよ う な角度に位置決めされてもエアを供給可 能とする こ と によ り 、 エアによ るカス上が り 防止機構を 回転金型にも適用でき る よ う にして適用範囲を拡大する と レヽ ぅ効果を奏する こ と と なった。
次に、 本願発明の第 5 の実施の形態について、 図 5 0 乃至図 5 4 を参照 して、 以下に説明する。
こ の実施の形態では、 図 5 0 、 図 5 2 に示すよ う に、 エアー供給管 3 5 7 がマ二ホール ド 3 5 5 に接続され、 切 り換えバルブ 3 5 9 、 3 6 1 を介して連結管 3 6 3 、 3 6 5 によ り エアーがディ スクサポー ト 3 5 3 に形成さ れた連通孔 3 6 7 、 3 6 9 に供給される構成である。 前 記連通孔 3 6 7 、 3 6 9 に供給されたエアーは、 下部タ レツ ト 3 0 7 に形成された連通孔 3 7 1 、 3 7 3 に供給 される。
前記連通孔 3 7 3 は、 前記下部タ レッ ト 3 0 7 の上面 まで貫通している縦の 3 本の孔で構成されていて、 その 各々 の上端部に 3 つの開 口 3 2 8 — 1 、 3 2 8 — 2 、 3 2 8 — 3 を有している (図 5 0 )。 一方、 前記連通孔 3 7 1 は、 前記下部タ レッ ト 3 0 7 の上面まで貫通 している 縦の 2本の孔で構成されていて、 その各々 の上端部に 3 つの開 口 3 2 8 — 4 、 3 2 8 — 5 を有している。
従って、 前記ディ スクサポー ト 3 5 3 に形成された連 通孔 3 6 7 、 3 6 9 も各々 2本と 3本で構成され、 前記 下部タ レッ ト 3 0 7 に形成された 5 本の連通孔 3 7 1 、 3 7 3 と連通 している。
前記 5 本の連通孔 3 6 7 、 3 6 9 に選択的にエアーを 供給するために、前記切 り換えバルブ 3 5 9 、 3 6 1 も、 符号 3 5 9 で示す側は 2個で構成され符号 3 6 1 で示す 側は 3個で構成されている。
図 5 0 は、 3 ト ラ ッ ク を例に して示 してあるが、 下部 タ レ ツ ト 3 0 7 に 3 つのダイ を糸且み入れ可能なダイ ホル ダー 3 2 3 が取り 付け られている。 下部タ レッ ト 3 0 7 が回転して所望の位置に停止する と 、 前記切 り 換えバル ブ 3 6 1 が 3 個共に開状態にな り 、 エアーが 3 本の連通 孔 3 6 9 を経由 して、 前記下部タ レッ ト 3 0 7 に形成さ れた 3本の連通孔 3 7 3 に供給され、 前記ダイ ホルダー 3 2 3 に形成された連結溝 3 7 5 に供給される。 連結溝 3 7 5 は、 前記ダイ ホルダー 3 2 3 に設け られた開 口 2 9 力、ら 3 つのダイ用孔 C l 、 C 2 、 C 3 にエアーを導く よ う な形状になっている (図 5 2 )。 尚、 前記連結溝 3 7 5 は、 前記下部タ レッ ト 3 0 7 の上面と密着する こ と に よ り 、 管形状をな して、 エア一を所望の位置に供給でき る構成になる ものである。
前記連結溝 3 7 5 に供給されたエアーは、 縦の孔 3 7 7 を経由 して前記ダイ用孔 C 3 の周囲に形成された周状 の溝 3 7 9 に供給され、 ダイ に形成された孔に導入され
るのである。 前記連結溝 3 7 5 は、 詳細には、 図 5 3 に 示すよ う な形状をな している。
次に、ダイ ホルダー 3 2 3— 2 に 2個のダイ用孔 C 1 、 C 2形成が形成された例について図 5 1 を参照 して説明 する。
下部タ レ ッ ト 3 0 7 が回転して所望の位置に停止する と 、前記切 り 換えバルブ 3 5 9 が 2個共に開状態にな り 、 エアー力 S 2本の連通孔 3 6 7 を経由 して、 前記下部タ レ ッ ト 3 0 7 に形成された 2本の連通孔 3 7 1 に供給され、 前記ダイ ホルダー 3 2 3— 2 に形成された連結溝 3 7 5 に供給される。 連結溝 3 7 5— 2 は、 前記ダイ ホルダー 3 2 3 — 2 に設け られた開 口 2 9 力、 ら 2 つのダイ 用孔 ( C 1 、 C 2 )にエアーを導く よ う な形状になっている。 前記連結溝 3 7 5— 2 に供給されたエアーは、 縦の孔 を経由 して前記ダイ用孔周囲に形成された周状の溝 ( 3 7 9 ) に供給され、 ダイ に形成された孔に導入されるの である。 前記連結溝 3 7 5 — 2 は、 詳細には、 図 5 4 に 示すよ う な形状をな している。
尚、 前記ダイ ホルダー 3 2 3 に 1 個のダイ用孔 ( C 1 ) が形成された態様の場合は、 下部タ レッ ト 3 0 7 に形成 された前記開口 3 2 8 — 4 、 3 2 8 — 5 のいずれか一方 の位置からダイ用孔 ( C 1 ) までエアーを導く よ う な形 状で、 前記ダイ ホルダー 3 2 3 の下面に連結溝を形成す ればよい。
尚、 前記下部タ レッ ト 3 0 7 に形成される 2本の連通
孔 3 7 1 並びに 3本の連通孔 3 7 3 は、 前記下部タ レッ ト 3 0 7 の前記ダイ ホルダー 3 2 3 が載置される各コー ナー毎に、 2本の連通孔 3 7 1 並びに 3 本の連通孔 3 7 3 5 の合計 5 本全部形成しても よいし、 予め 3本の連通 孔 3 7 3 のコーナーと、 2本の連通孔 3 7 のコーナー と に分けて成形しても よい。
何れの場合であっても、 前記切 り換えバルブ 3 5 9 が 2個並びに前記切 り換えバルブ 3 6 1 が 3 個設けられて いるため、 適宜にこれら 5 個のバルブを切 り 換える こ と によ り 、 打ち抜き加工がされているダイ にエアーを供給 するための連通路に集中 してエアーを送る こ と ができ る。 従って、 カ ス上が り 防止の効果が向上される。
次に、 図 5 5 乃至図 5 8 を参照 して、 本願発明のカ ス 上が り 防止機構をシングルステーシ ョ ンのノ ンチプ レス に備えた第 6 実施の形態について説明する。
図 5 5 には、 こ の発明に係るパンチプ レス 4 0 1 が示 されている。 こ のパンチプ レス 4 0 1 では、 門型形状を したフ レー ムを構成している上部フ レーム 4 0 5 と 下部 フ レーム 4 0 7 の間にギャ ップ Gを備えている。 こ のギ ヤ ップ Gにおける加工位置 Kには、 パンチ Pが上部フ レ ーム 4 0 5 に上下動自在に支持される と共に、 ダイ Dが 下部フ レー ム 4 0 7 'に上下動自在に支持されている。
一方、 ギャ ップ Gには、 加工される ワーク Wを支持し て位置決めする ワーク移動位置決め装置 4 0 9 が設け ら れている。 こ のワーク移動位置決め装置 4 0 9 では、 カロ
ェテーブル 4 1 1 が、 Y軸方向 (図 5 5 において左右方 向) に設け られている 1 対のガイ ド レールに沿って移動 すべ く 、 加工テーブル 4 1 1 の図 5 5 における右端部に はキ ヤ レ ツ ジベース が設け られて お り 、 こ の キ ヤ レ ツ ジ ベースは Y軸モータ (図示省略) に よ り Y軸方向へ移動 · 位置決め 自 在 と なっている。 また、 前記キヤ レ ツ ジベー ス には、 ワーク Wを把持する複数の ワーク ク ラ ンパを備 えて X軸方向 (図 5 5 の紙面の前後方向) へ移動 , 位置 決め 自 在の Xキヤ レ ツ ジを有 している。
上記構成によ り 、 ワーク Wを前記ワーク ク ラ ンパに よ り 把持 して、 K位置に移動位置決め した後、 パ ンチ P を 打圧 して、 ノ ンチ P と ダイ D と の協働によ り ワ ーク Wに ノ ンチ ング加工を行 う 。
一方、パンチプ レス 4 0 1 の図 5 5 における左側には、 多数のパンチ P およびダイ D を収納する金型収納装置 4 2 1 が設け られてレ、る。 こ の金型収納装置 4 2 1 と ノ ン チプレス 4 0 1 と の間には、 使用済みの金型をパンチプ レス 4 0 1 から搬出 して金型収納装置 4 2 1 へ収納 した り 次に使用する新しい金型をパンチプレス 4 0 1 へ搬入 するための金型交換装置 4 2 3 を有 している。 また、 ノ ンチプ レス 4 0 1 の右側には、 油圧シ リ ンダ等を制御す るための油圧ュ - ッ ト が設け られている。
図 5 6 乃至図 5 8 には、 ノ ンチ P を支持するパンチ支 持部 4 2 7 およびダイ D を支持する ダイ支持部 4 2 9 力 S 示されている。
5
69 刖記パンチ支持部 4 2 7 の段差を有する 円筒形状の支 持ボディ 4 3 1 は上部フ レーム 4 0 5 に固定されてお り 、 支持ボディ 4 3 1 の中心部空間にはラムシリ ンダ 4 3 3 が設け られていて、 上方へ延びる上ビス ト ン口 ッ ド 4 3 5 Uの上端部にはイ ンデッ ク ス用ギヤ 4 3 7 が装着され て設け られている。
このイ ンデッ ク ス用ギヤ 4 3 7 はスプライ ン部 4 3 9 によ り 上ビス ト ンロ ッ ド 4 3 5 U と一体的に回転し且つ 相対的に上下動自在する よ う に連結されてお り 、 イ ンデ ッ ク ス用モータ (図示省略) によ り ギヤ (図示省略) を 介して回転駆動されてパンチ P を回転させる。
前記ラムシリ ンダ 4 3 3 から下方へ延びる下ビス ト ン 口 ッ ド 4 3 5 L の下端部には上部主軸と して の プ レス ラ ム部 4 4 1 が設け られてお り 、 ラムシ リ ンダ 4 3 3 の作 用によ り加工高さ位置および金型交換高さ位置に位置決 め可能と な っ てレ、 る 。 こ のプ レ ス ラ ム部 4 4 1 の内側に はノヽ。ンチ P を把持して口 ッ クするノ ンチク ラ ンパと して の ロ ッ ク機構 4 4 3 が設け られている。
前記ロ ッ ク機構 4 4 3 は、 コ レ ツ トチャ ッ ク が開閉自 在に設け られている。 従って、 こ のコ レ ツ トチャ ッ ク を 開閉 させる こ と によ り 、 所望の形状 ' サイ ズの前記パン チ P を選択的に装着及び離脱させる こ と ができ る。
一方、 図 5 6 を参照するに、 ダイ支持部 4 2 9 では、 円筒形状を した上下支持ボディ 4 9 1 U 、 4 9 1 Lがボ ル ト 9 3 によ り 一体的に結合されて、 且つ前記下部フ レ
ー ム 4 0 7 に固定されてレヽ る 。
下支持ボディ 4 9 1 L の内周面にはネジ部 4 9 5 が形 成されてお り 、 こ のネジ部 4 9 5 に螺合して下支持ポデ ィ 4 9 1 L に対して相対的に上下動自在の昇降部材 9 7 が設けられている。 こ の昇降部材 9 7 の下端部には、 ス J プライ ン部 4 9 9 を介して昇降用ギヤ 4 0 1 が昇降部材 9 7 に対して相対的に上下動自在且つ一体的に回転する よ う に設けられてお り 、 昇降用ギヤ 4 0 1 は定位置にお いて回転する。 こ の昇降用ギヤ 4 0 1 は、 ギヤ 4 0 3 等 を介 して昇降用モータ 4 0 5 によ り 回転される。
従って、 昇降用モータ 4 0 5 がギヤ 1 0 3 等を介 して 昇降用ギヤ 4 0 1 を回転する と 、 昇降部材 9 7 はネジ部 4 9 5 の作用によ り 下支持ボディ 4 9 1 L に沿って上下 動して、 加工時のダイ Dの上面がパス ライ ンに位置する 加工高さ位置 (図 5 7 に示されている状態) に位置決め される。
次に図 5 7 および図 5 8 を併せて参照する に、 前記昇 降部材 9 7 の上側には、 前記上支持ボディ 4 9 1 Uの内 周面に沿って上下動自在の下部主軸と しての支持台 4 0 7 が設け られてお り 、 加工高さ位置と金型交換高さ位置 が選択的に位置決め可能と なっている。 こ の支持台 4 0 7 の上端部には流体圧シリ ンダと しての成形シ リ ンダ 4 0 9 が設け られている。 こ の成形シリ ンダ 4 0 9 のビス ト ンロ ッ ド部材 4 1 1 の中央部は中空状と なった空間が 上下に設け られてお り 、 ノ ンチング時に生 じる抜きカ ス
を落下させて排出する こ と ができ る よ う になつている。 前記ビス ト ン ロ ッ ド部材 4 1 1 の上部外周面にはス プ ライ ン部 4 1 5 (図 5 6 ) を介してイ ンデッ ク ス用ギヤ 4 1 7 (図 5 6 ) 力 S ピス ト ンロ ッ ド部材 4 1 1 に対して 相対的に上下動自在且つ一体的に回転する よ う に設け ら れてお り 、 イ ンデッ ク ス用モータ 4 1 9 によ り 定位置で 回転する。
また、 イ ンデッ ク ス用ギヤ 4 1 7 の上側には金型装着 部と してのダイ支持プロ ッ ク 4 2 1 が設け られてお り 、 このダイ支持ブロ ッ ク 4 2 1 はイ ンデッ ク ス用ギヤ 4 1 7 を貫通 して常時スプリ ング 4 2 3 によ り 下方へ付勢さ れているが上端のネジ部 4 2 5 Uがねじ込まれてイ ンデ ッ ク ス用ギヤ 4 1 7 と一体的に回転する よ う になってい る。
従って、 イ ンデ ッ ク ス用モータ 4 1 9 によ り イ ンデッ ク ス用ギヤ 4 1 7 を回転させる こ と によ り 、 ダイ Dの回 転割出 しを行 う こ と ができ る。
こ の実施の形態では、 前記図 3 1 、 図 3 2 を参照 して 説明 した前述の本発明の第 2 実施形態に基づく カ ス上が り 防止機構を備えている。 従って、 当該カ ス上が り 防止 機構について の詳細な説明は、 省略する。
図 5 7 に示すカ ス上が り 防止機構には、 大口径 · 薄刃 金型の 3 . 5 イ ンチの金型 (ダイ D ) が装着され、 その ダイ D内に、 遮蔽プ レー ト 4 6 7 と 、 ノ ズル部材 4 6 9 が組み込まれ、 該ノ ズル部材 4 6 9 には、 ダク ト 4 8 5
が設け られている。
前記ダイ支持部 4 2 9 の前記イ ンデッ ク ス用ギヤ 4 1 7 の下方には中空の円筒部材 4 5 5 が設け られていて、 横方向に連通孔 4 5 7 、 縦方向に連通孔 4 5 9 が形成さ れている。 前記円筒部材 4 5 5 の外周には、 フ レキシブ ルにジ ョ イ ン ト してエアーを前記連通孔 4 5 7 に供給す るスィベル . ジ ョ イ ン ト 4 5 1 が設け られている。 従つ て、 前記ダイ支持部 4 2 9 が前記イ ンデ ッ ク ス用モータ 4 1 9 によ り任意の角度の位置に割 り 出 された状態であ つても、 エアー源力、らのエアーを、 当該スィベル ' ジョ イ ン ト 4 5 1 の連通孔 4 5 3 を経由 して前記連通孔 4 5 7 に供給する こ と ができ る。
更に、 連通孔 4 5 9 に供給されたエアーは、 前記イ ン デッ タ ス用ギヤ 4 1 7 に形成された連通孔 4 6 1 、 4 6 3 を経由 してダイ Dに形成された連通孔 4 6 5 に供給さ れる。
前記ノ ズル部材 4 6 9 には、 排出孔 4 5 1 が形成され ていて、 更に、 該排出孔 4 5 1 の内側に向かって下向き に傾斜 した噴出 口 4 3 2 が、 複数個形成されている。
これによ り 、 図 3 2 に基づく 構成の実施の形態で既述 したよ う に、 ノ ズル部材 4 6 9 の排出孔 4 5 1 の両側の 噴射口 4 3 2 から噴射されたエアーは、 該排出孔 4 5 1 の出 口 の直下であってダク ト 4 8 5 内の位置 Cに集束す る ので、こ の位置 C を中心と して大き な負圧が発生する。
従って、 この大きな負圧に基づいて、 ダイ Dの孔を介
して外部のエアーが大量に吸引 され、該大量のエアーは、 前記排出孔 4 5 1 を通過した後、 ダク ト 4 8 5 内に集中 しその中を通過する。 これによ り 、 ワーク W加工時に発 生 したカス W 1 は、 ダイ Dの孔から下方に強く 吸引 され る こ と によ り 、 外部に強制的に排出され、 大口径 · 薄刃 金型によ り 形成された大き なカス W 1 であっても、 容易 にカス上が り が防止される。
次いで、 図 5 8 を参照 して、 図 5 7 に示す機構の一部 を改変 した実施の態様を説明する。
図 5 8 に示すカス上が り 防止機構には、 前記ダイ支持 部 4 2 9 の下部フ レーム 4 0 7 が設け られている。 その 下部フ レーム 4 0 7 には、 横方向に連通孔 4 7 5 、 縦方 向に連通孔 4 7 7 が形成されている。 前記下部フ レーム 4 0 7外周には、 フ レキシブルにジョ イ ン ト してエアー を前記連通孔 4 7 5 に供給する スィ ベル ' ジョ イ ン トカ 設け られてレ、る。 前記スィベル ' ジ ョ イ ン ト には、 前記 連通孔 4 7 5 と連通する連通孔 4 7 3 が形成されてレヽる。 従って、 前記ダイ支持部 4 2 9 が前記イ ンデッ ク ス用モ ータ 4 1 9 によ り任意の角度の位置に割 り 出された状態 であって も、 エアー源からのエアーを、 当該スィベル · ジ ョ イ ン ト の連通孔 4 7 3 を経由 して前記連通孔 4 7 5 に供給する こ と ができ る。
更に、 連通孔 4 7 7 に供給されたエアーは、 前記イ ン デッ タ ス用ギヤ 4 1 7 に形成された連通孔 4 7 9 を経由 してダイ D の下方に位置する シ リ ンダ部材 4 1 3 に複数
個形成された連通孔 4 8 1 に供給される。
これによ り 、 前記スィ ベル ' ジョ イ ン ト力 ら供給され たエアーは、 前記連通孔 4 8 1 から噴射され、 ワーク W 加工時に発生したカ ス W 1 は、 下方に強く 吸引 される こ と によ り 、 外部に強制的に排出 され、 大口径 · 薄刃金型 によ り 形成された大き なカ ス W 1 であって も、 容易に力 ス上が り が防止される。
従って、 金型交換装置によ り パンチ P及びダイ Dの金 型を加エステーシ ョ ンに装着する シングルステーシ ョ ン ノ ンチプレスにおいて も、 エアー噴出負圧吸引機構を設 ける こ と ができ る。 こ のため、 シングルステーシ ョ ンパ ンチプレス においても、 カ ス上が り 防止が可能と な り 、 高速加工が可.能と なる。
なお、日 本国特許出願第 2 0 0 2 - 1 6 6 8 7 6 号( 2 0 0 2年 6 月 7 日 出願)、同第 2 0 0 2 — 2 1 0 8 8 3 号 ( 2 0 0 2年 7 月 1 9 日 出願) 及び同第 2 0 0 2 — 3 2 3 5 0 1 号 ( 2 0 0 2年 1 1 月 7 日 出願) の全内容が、 参照によ り 、 本願明細書に組み込まれている。
本発明は、 前述の発明の実施の形態の説明に限る もの ではな く 、 適宜の変更を行 う こ と によ り 、 その他種々 の 態様で実施可能である。