JP2587759B2 - 鋳造機の排気ライン欠陥検出装置及び方法 - Google Patents

鋳造機の排気ライン欠陥検出装置及び方法

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JP2587759B2
JP2587759B2 JP4297647A JP29764792A JP2587759B2 JP 2587759 B2 JP2587759 B2 JP 2587759B2 JP 4297647 A JP4297647 A JP 4297647A JP 29764792 A JP29764792 A JP 29764792A JP 2587759 B2 JP2587759 B2 JP 2587759B2
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/14Machines with evacuated die cavity
    • B22D17/145Venting means therefor

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋳造機の排気ライン欠陥
検出装置及び方法に関し、特にガス抜き弁を含む排気ラ
インの目詰りや穴あきを検出するための鋳造機の排気ラ
イン欠陥検出装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりダイカストマシン等の射出成形
機にて鋳造するに際し、巣のない鋳造品を製造する目的
から種々の金型内のガス抜き技術が提案されている。こ
こでは金型キャビティ内のガスを除去するためガス抜き
装置や排気ラインを介して真空吸引装置により金型内の
ガスを積極的に吸引している。しかし、ガス抜き装置や
排気ラインの目ずまり等の欠陥により適切にガス抜きが
行われないとすれば、ガス吸引が不十分であり、ガス抜
き通路の閉塞が生じたりして鋳造品質の低下や生産性の
低下が起きる。そこで従来よりガス抜き装置や排気ライ
ンの目詰り等の欠陥を検出するためのガス抜き検出装置
や検出方法も提案されている。
【0003】例えば特開昭62−137164号公報記
載の発明では、金型に設けられたガス抜き装置に排気ラ
インを介してスプールバルブを接続し、排気ラインを介
してスプールバルブに真空タンク等の真空吸引手段が接
続される。真空タンクには圧力スイッチが設置され、該
吸引手段内の圧力を検出している。さらに圧力スイッチ
はタイマと制御手段を介してスプールバルブに接続され
ている。金型内に溶湯を充填する際にスプールバルブを
開弁し、ガス抜き装置を介して真空タンクの負圧により
排気が行われるが、圧力スイッチにより真空タンクの内
圧を検出し、排気ラインの目詰まりがチェックされる。
【0004】目詰まりが生じていると圧力スイッチによ
り検出された真空タンク内の圧力は所望レベルに降下し
ない。タイマ設定時間経過後依然として圧力スイッチの
圧力値が設定値まで降下しない場合には、排気ラインの
交換整備の目的から制御手段によりスプールバルブを閉
弁させるよう構成されている。
【0005】また実開昭62−193952号公報記載
の考案によれば、ガス抜き装置内のガス抜き弁下流側の
ガス抜き孔に検査用真空タンクが接続され、該タンクに
は圧力スイッチが接続されている。そしてガス抜き弁の
開放作動後にガス抜き弁と検査用真空タンク内とを連通
状態とし、検査用真空タンクの内圧を圧力スイッチを用
い検知することによってガス抜き弁の開閉状態を検出し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし特開昭62−1
37164号公報記載の発明では圧力スイッチが真空タ
ンクに接続されているので様々な不都合が予想される。
例えば(1)真空タンクの容量が大きい場合、目詰りが
発生していなくても真空タンクの圧力の負圧下降速度が
遅いため目詰りと区別出来なくなり、(2)キャビティ
の容量が小さい場合も、真空タンクの圧力が負圧下降し
難いため目詰りか否かを区別出来ず、(3)金型内ガス
抜き路の断面積が小さいと真空タンクの圧力が負圧下降
するのに時間がかかりすぎて、目詰り状態の負圧下降と
区別するのに時間がかかり、(4)上記(1)〜(3)
により、キャビティの容量やガス抜き路の断面積が異な
る種々の金型に対して適切な目詰り検出を行う場合、絶
えず圧力スイッチの設定を変更しなければならず、
(5)目詰りが発生していても、排気ラインに穴があい
ていると真空タンクの圧力が負圧下降するため目詰りが
検出出来なくなり、排気ラインの穴あき自体も検出出来
ないという欠点が予想される。
【0007】また実開昭62−193952号公報記載
の考案では、次のような問題があった。(1)検査用真
空タンクの容量が大きい場合、ガス抜き弁が開弁状態で
も検査用真空タンクの圧力が変化しないためガス抜き弁
の開閉状態や目詰り発生状態を判別出来ない。(2)キ
ャビティ部分の容量が小さい場合も、検査用真空タンク
の圧力が変化しないため、ガス抜き弁の開閉状態や目詰
り発生状態を区別出来ない。(3)上記(2)より、
ャビティ容量が異なる種々の金型に対して適切な目詰り
検出を行う場合、絶えず圧力の設定を変更しなければな
らない。(4)ガス抜き弁が開状態でかつ、目詰りが発
生している状態において排気ラインに穴があいている
と、検査用真空タンク内圧力は正常状態と同様な圧力変
化が生じるので異常の検出が出来ない。(5)ガス抜き
弁の開閉状態や目詰り発生状態を検出するために適正な
検査用真空タンクと称する装置が必要となる。
【0008】そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑
み、金型内の状態や真空タンクの容量に左右されずに正
確な検出が実行可能な鋳造機の排気ライン欠陥検出装置
及び方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明は、(a)鋳造機金型内に形成されたキャビテ
ィに続くガス抜き路に接続された開閉自在のガス抜き弁
に接続される排気ラインと、(b)該排気ラインに接続
され、該排気ラインの穴あきを検出するために該ガス抜
き弁の閉弁時に該排気ライン内を吸引し、該排気ライン
や該ガス抜き弁の目詰まりを検出するために該ガス抜き
弁の開弁時に該ガス抜き弁を介して該排気ライン内を吸
引する吸引手段と、(c)該吸引手段と該ガス抜き弁と
の接続を選択的に遮断するため該排気ライン上に設けら
れた切替弁と、(d)該排気ライン内の圧力を検出する
ために該排気ラインに直接接続された圧力検出手段とを
有する鋳造機の排気ライン欠陥検出装置を提供してい
る。
【0010】加えて本発明は鋳造機金型内に形成された
キャビティに続くガス抜き路に接続された開閉自在のガ
ス抜き弁が閉弁された状態で該ガス抜き弁に接続された
排気ラインを吸引する工程と、該排気ライン内の圧力が
所定時間内に設定値に到達しないとき、該排気ラインに
穴あきがあると判断する工程と、該ガス抜き弁が開弁さ
れた状態で該ガス抜き弁に接続された排気ラインを吸引
する工程と、該排気ライン内の圧力が設定値を越えたと
き、該ガス抜き弁や該排気ライン内に目詰りが生じたこ
とを判断する工程とを有する鋳造機の排気ライン欠陥検
出方法を提供している。
【0011】
【0012】
【作用】本発明による鋳造機の排気ライン欠陥検出装置
及び方法によれば、ガス抜き弁の開弁時に切替弁を介し
て吸引手段により排気ライン内部が吸引される。ガス抜
き弁や排気ラインに目詰まりが生じていれば、圧力検知
手段で検知された圧力は所定の減圧値を超えるので、目
詰まりと認定される。圧力検知手段は管路構成の排気ラ
インに直接接続されているので圧力変動の検知が容易に
行える。
【0013】またガス抜き弁の閉弁時に切替弁を介して
吸引手段により排気ライン内が減圧されると、排気ライ
ンに穴あきがなければ排気ライン内は徐々に減圧され所
定の減圧度を得るが、排気ラインに穴あきがあれば所定
の減圧度に至らず穴あきと認定される。
【0014】
【実施例】本発明の1実施例による鋳造機の排気ライン
欠陥検出装置について図1に基づき説明する。
【0015】ダイカストマシン等の鋳造機は、固定金型
11と固定金型11に対して移動可能な可動金型12を
有し、両金型11、12によりキャビティ13が画成さ
れる。キャビティ13に連通して注湯口16が形成され
た射出スリーブ15が設けられ、射出スリーブ15内を
プランジャチップ17が摺動可能に設けられている。プ
ランジャチップ17はストライカ18が設けられたシリ
ンダロッド19aを介して射出シリンダ19により駆動
される。該ストライカ18はシリンダロッド19aの移
動過程で、真空スタートリミットスイッチ20や高速リ
ミットスイッチ21と当接可能に設けられており、これ
らリミットスイッチ20、21は制御回路10に接続さ
れている。
【0016】ガス抜き装置は金型内に存在していたガス
や注湯により生じたガスを負圧により金型外に排出する
ために設けられている。ガス抜き装置は、キャビティ1
3に連通して固定金型11内に形成されたガス抜き路1
4と接続されたガス抜き弁5と、該ガス抜き弁5に接続
された第1電磁弁8と、該第1電磁弁8に接続された真
空タンク7と、真空タンク7に接続された真空ポンプ6
により構成され、これらは排気ライン4(4a,4e)
により接続されている。第1電磁弁8は制御回路10に
接続されており、制御回路10は第1電磁弁8を真空タ
ンク7とガス抜き弁5との連通を与える第1の切替位置
8Xと、両者の接続を遮断する第2の切替位置8Yとに
切替可能なように弁切替信号を出力可能に構成されてい
る。
【0017】次に排気ライン欠陥検出装置は、第2、第
3電磁弁3、9と、圧力スイッチ2と吸引器(ブロア)
1とにより主に構成される。第2電磁弁3は排気ライン
4(4a,4b)を介してガス抜き弁5と接続され、吸
引器1は排気ライン4(4c)を介して第2電磁弁3と
接続されている。また、第2電磁弁3と吸引器1を接続
している排気ライン4cには制御回路10に接続された
圧力スイッチ2が直接接続されている。第2電磁弁3は
制御回路10と接続され制御回路10からの信号により
ガス抜き弁5と吸引器1とを連通させる第1の切替位置
3Xと,該連通を遮断する第2の切替位置3Yに切替可
能に設けられている。圧力スイッチ2は検出すべき圧力
値を設定可能に設けられており、該設定圧力値を検出し
たとき圧力が設定値に到達したことを意味する信号を制
御回路10に出力可能に構成されている。更に第3電磁
弁9は排気ライン4(4a,4d)を介して第1、第2
電磁弁8、3の上流側でガス抜き弁5に接続され、第3
電磁弁9は制御回路10からの信号により排気ライン4
と大気との連通を遮断する第1の切替位置9Xと、排気
ライン4を大気に連通させる第2の切替位置9Yとに切
替可能に設けられている。
【0018】次に、鋳造機の排気ライン欠陥検出装置の
動作を図2のフローチャートに基づき説明する。フロー
チャートにおいて、「電磁弁3開」、「電磁弁8開」と
は、これら電磁弁を第1切替位置3X、8Xに切替るた
めの信号が 制御回路10から出力されたことを意味
し、「電磁弁9開」とは該弁9を第2切替位置9Yに切
替るための信号が制御回路10から出力されたことを意
味する。同様に「電磁弁3閉」、「電磁弁8閉」とは、
これら電磁弁を第2切替位置3Y、8Yに切替るための
信号が 制御回路10から出力されたことを意味し、
「電磁弁9閉」とは、該弁9を第1切替位置9Xに切替
るための信号が制御回路10から出力されたことを意味
する。
【0019】鋳造前の状態では型閉め状態にあり、ガス
抜き弁5は開弁状態にある。また第1電磁弁8は第2切
替位置8Yにあって真空タンク7とガス抜き弁5とを遮
断している。更に第2電磁弁3は第1切替位置3Xにあ
って吸引器1とガス抜き弁5とが連通している。そして
第3電磁弁9は第1切替位置9Xにあって、排気ライン
4を大気から遮断している。
【0020】かかる状態でステップS1で図示せぬ鋳造
機のスタートボタンをONすると、注湯口16から溶湯
が注湯されると共に、射出シリンダ19が動作しシリン
ダロッド19aが前進する。そしてステップS2で第2
電磁弁3が第2切替位置3Yに切替られ吸引器1とガス
抜き弁5との接続が遮断される。次にステップS3でス
トライカ18が真空スタートリミットスイッチ20に当
接すると、制御回路10から第1電磁弁8に切替信号が
出力され、第1電磁弁8は第1の切替位置8Xに切り換
えられる。このことにより、キャビティ13やガス抜き
路14内のガスは負圧吸引され、ガスは真空タンク7内
に導入される。
【0021】ストライカ18が高速リミットスイッチ2
1に当接すると、射出シリンダの駆動速度が増加し、プ
ランジャチップ17を高速で移動させ、キャビティ内へ
の溶湯の充填を促進させる。そして、ステップS4で該
ガス抜き弁5からの溶湯の漏れを防ぐために所定のタイ
ミングにてガス抜き弁5を閉弁させ、溶湯の充填が完了
する。
【0022】次に、ステップS5からステップS10に
おいて、排気ライン4の穴あきのチェックが行われる。
即ち、ステップS5において第1電磁弁8を第2切替位
置8Yに切替て、排気ライン4内への負圧導入を停止さ
せる。次にステップS6において、第3電磁弁9を第2
の切替位置9Yに切替て排気ライン4a、4b、4d内
に大気圧を導入する。該排気ライン4a,4b,4d内
が大気圧となった後にステップS7で第3電磁弁9を第
1の切替位置9Xに切替る。この状態ではガス抜き弁5
も閉弁しているので排気ライン4a、4b,4dは大気
圧を保持した状態で外気と遮断されている。
【0023】次にステップS8において、第2電磁弁3
が第1の切替位置3Xに切替られ、排気ラインに負圧が
導入される。よってステップS9において、排気ライン
4の穴あきの検出が実行される。即ち、排気ライン4に
穴あきがなければ排気ライン4内は徐々に減圧され、圧
力スイッチ2に予め設定した減圧値に達するが、排気ラ
イン4に穴あきがあると、該穴から排気ライン4内に大
気が吸引され、設定された減圧値には至らなくなる。な
お制御回路10には図示せぬタイマにより穴あき検出期
間が予め設定されているので、該設定時間内に設定減圧
値に到達しないときは、ステップS9にて穴あき有りと
判断され、ステップS10に進んで処理が終了する。よ
って、排気ライン4を構成する排気パイプや接続ホース
の交換が行われる。
【0024】ステップS9で穴あきなしの判断がされる
とステップS11に移行し、第2電磁弁3が第2切替位
置3Yに切替られ、排気ライン4内の減圧が停止され
る。この状態では排気ライン4内は負圧が作用している
ので、爾後実行されるガス抜き弁5の開弁動作(ステッ
プS15)が不可能となる。そこでまず、ステップS1
2において第3電磁弁9を第2切替位置9Yに切替て、
排気ライン4内に大気を導入する。そしてステップS1
3において第3切換弁9を第1切替位置9Xに切替え
る。この状態で型開きが行われキャビティ13内の鋳造
品が取り出される。
【0025】次にステップS14で金型清掃のためのエ
アーブロー信号が出力されたか否かが判断される。出力
されていれば(S14:Yes)ステップS15に移行
し、ガス抜き弁5や排気ライン4の目詰まり検出処理が
スタートする。即ちステップS15でガス抜き弁5に開
弁信号が出力され、ステップS16で第2電磁弁3が第
1切替位置3Xに切替られる。この状態では第1電磁弁
8は第2切替位置8Yにあり、第3電磁弁9は第1切替
位置9Xにある。よって、型開きしている金型のガス抜
き弁5を介して排気ライン4に大気が吸引される。そし
てステップS17においてかかる流体経路に目詰まりが
有るか否かが判断される。
【0026】即ち、流体経路に目詰まりがあれば、断面
積が減少し空気流速度が増加するのでベルヌーイ効果に
より圧力が減少する。よって、圧力値が圧力スイッチ2
に予め設定されている減圧設定値を設定時間以内に越え
れば、目詰まり有りと判断される。目詰まり有りの場合
はステップS18により処理が終了し、ガス抜き弁5や
排気ライン4を構成する排気パイプや接続ホースの交換
がなされる。
【0027】目詰まりなしの場合には(S17:Ye
s)型閉めがされてステップS19に移行し、鋳造機の
鋳造停止ボタンがONされたか否かが判断される。ON
されていなければ(S19:No)ステップS1に戻
り、同様な処理が繰り返される。またONされていれば
処理が終了する。
【0028】
【発明の効果】以上、本発明による鋳造機の排気ライン
欠陥検出装置及び方法によれば、ガス抜き弁より後段階
(下流側)に位置する排気ラインをブロワ吸引すること
により目詰り検出をしているので、該目詰り検出はガス
抜き弁より前段階(上流側)に位置する金型の状態に左
右されない。よって正確な目詰り検出が実行可能とな
る。
【0029】また管路をなす排気ラインに直接圧力スイ
ッチを接続し管路内の圧力レベルを検出しているので、
目詰りによる圧力変化が容易に管路内に生じその圧力値
を検出することで正確な目詰り検出が可能となる。換言
すれば、従来構成と相違して圧力スイッチが真空タンク
等に接続されていないので、検出は真空タンクの容量に
左右されず、真空タンクの容量が大きい場合でもキャビ
ティーの容積が小さい場合でも目詰り検出ができ、ガス
抜き路断面積が小さい場合でも目詰り検出ができる。更
に検査用真空タンクと称する装置が不必要となり装置の
小型化を図ることができる。加えて圧力スイッチの変更
の必要がなく操作性の向上が図れる。そしてガス抜き弁
の閉弁時にブロワ吸引することにより、排気ラインの穴
あき検出が実行可能である。加えて目詰り検出時にはガ
ス抜き弁は開弁しており、ガス抜き弁の弁座面上に付着
した溶湯金属小片等を吹いとることができ、金属小片等
の付着に起因する溶湯金属のガス抜き弁への侵入を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による鋳造機の排気ライン欠
陥検出装置を示す概略図。
【図2】該実施例による排気ライン欠陥検出の手順を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1: 吸引手段たる吸引器 2: 圧力検知手段たる圧力スイッチ 3: 切替弁たる第2電磁弁 4、4a、4b、4c、4d: 排気ライン 5: ガス抜き弁 11: 固定金型 12: 可動金型 13: キャビティ 14: ガス抜き路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−137164(JP,A) 特開 昭64−29729(JP,A) 特開 平1−289627(JP,A) 実開 昭62−193952(JP,U) 特公 平2−38067(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造機金型内に形成されたキャビティに
    続くガス抜き路に接続された開閉自在のガス抜き弁に接
    続される排気ラインと、 該排気ラインに接続され、該排気ラインの穴あきを検出
    するために該ガス抜き弁の閉弁時に該排気ライン内を吸
    引し、該排気ラインや該ガス抜き弁の目詰まりを検出す
    るために該ガス抜き弁の開弁時に該ガス抜き弁を介して
    該排気ライン内を吸引する吸引手段と、 該吸引手段と該ガス抜き弁との接続を選択的に遮断する
    ため該排気ライン上に設けられた切替弁と、 該排気ライン内の圧力を検出するために該排気ラインに
    直接接続された圧力検出手段とを有することを特徴とす
    る鋳造機の排気ライン欠陥検出装置。
  2. 【請求項2】 鋳造機金型内に形成されたキャビティに
    続くガス抜き路に接続された開閉自在のガス抜き弁が
    弁された状態で該ガス抜き弁に接続された排気ラインを
    吸引する工程と、 該排気ライン内の圧力が所定時間内に設定値に到達しな
    いとき、該排気ラインに穴あきがあると判断する工程
    と、 該ガス抜き弁が 開弁された状態で該ガス抜き弁に接続さ
    れた排気ラインを吸引する工程と、 該排気ライン内の圧力が設定値を越えたとき、該ガス抜
    き弁や該排気ライン内に目詰りが生じたことを判断する
    工程とを有することを特徴とする鋳造機の排気ライン欠
    陥検出方法。
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