WO2003091071A1 - Dispositif de retroviseur exterieur de vehicule - Google Patents

Description

車両用サイ ドミラー装置

技％1分野

明

本発明は車両用サイ ドミラー装置に係り、 とくに引出し位置に引出し て後方視界を得るとともに、 不使用時に格納するようにした車両用サイ ドミラー装置に関する。 書

背景技術

サイ ドミラー装置には、 車両のドアに取付けられるドアミラーと、 フ ロントフエンダーに取付けられるフェンダーミラーとが知られている。 そして例えば特開平 5 - 3 0 1 5 4 1号公報には、 車両のドアに取付け られるドアミラーの外筐であってその外側面上に臨むように電子カメラ を取付け、 運転席の近傍に設けられた表示機によって映像を表示するよ うにしたドアミラーが開示されている。 このドアミラ一によると、 上記 電子力メラによって得られた映像を運転席の前方の表示装置によって表 示することができ、 対向車等の障害物との距離が近接すると警報器によ つて警報信号を出力することが可能になり、 運転者が運転席の近傍に設 けられたコンソール等に表示された隣車線の前方の状況を容易に認識す ることができるために、 車両の安全性が向上する。

特開平 5— 3 0 1 5 4 1号公報に開示されているドアミラ一は、 この ドアミラーの引出し位置において前方視界を得ることができるものの、 側方視界や後方視界を得ることができないという欠点がある。

一方で狭い道やあるいは電柱、 駐停車中の車両等の障害物の横を通る ときに、 ドアミラ一を格納する必要がある。 ところがドアミラ一を格納 すると、 該ドアミラーによる後方視界が得られなくなり、 ドアミラ一に よる後方の確認をなし得ない状態で走行しなければならなくなる。 また ドアミラーを格納し、 ドアを開いて車室外へ出ようとするときに、 すで にドアミラーが格納されているためにドアミラーによっては後方からの 車両や人を確認することができず、 安全性が損われる可能性がある。 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、 ドアミラ —から成るサイ ドミラーが格納されてもなおかつ後方視界を得ることが できるとともに、 サイ ドミラ一を格納してドアを開いて外へ出ようとす るときに確実に後方の確認を行ない得るようにし、 あるいはまたサイ ド ミラ一を利用して車両の内外の監視を行ない得るようにした車両用サイ ドミラー装置を提供することを目的とする。 発明の開示

本願の主要な発明は、 使用時に引出し位置に引出して車両の後方視界 を得るとともに、 不使用時に格納するようにした車両用サイ ドミラ一装 置において、 前記サイ ドミラー装置の外筐にこのサイ ドミラ一装置の視 界とほぼ直交する方向の視界を得る撮像手段を設けたことを特徴とする 車両用サイ ドミラ一装置に関するものである。

ここで撮像手段が前記外筐のほぼ先端部に取付けられた電子力メラで あって、 該電子力メラによって取込まれた映像を車室内の表示手段で表 示することが好適である。 また操作手段からの指令信号によって前記撮 像手段が映像を取込むとともに、 該映像を車室内の表示手段によって表 示することが好ましい。 また前記サイ ドミラー装置が引出し位置にある ときに前記撮像手段で前記車両の側方視界を得るとともに、 前記サイ ド ミラー装置が格納位置にあるときに前記撮像手段で後方視界を得ること が好ましい。 また前記サイ ドミラー装置が格納位置にあるときにドアの 開放の開始動作が検出されると、 前記撮像手段が後方視界を取込み、 車 室内の表示手段によって表示することが好ましい。

またここで前記撮像手段が車両の内外の映像を取込むとともに、 該映 像を通信手段を介して離れた位置のモニタ装置に送信するようにしてよ レ また前記サイ ドミラー装置が格納位置にあるときに車両の内部の映 像を取込むとともに、 該映像を通信手段を介して離れた位置のモニタ装 置に送信することができる。 また車両に異常を検出するセンサが設けら れ、'該センサの検出に連動して前記撮像手段が映像を取込むとともに、 取込まれた映像が送信手段によって送信されることが可能である。 また 外部から送信される監視指令信号に応答して前記撮像手段が映像を取込 むとともに、 取込まれた映像が送信手段によって送信されるようにする ことが好適である。

本願の別の主要な発明は、 使用時に引出し位置に引出し、 不使用時に 格納するようにした車両用サイ ドミラ一装置において、 使用時に車両の 後方視界を得る第 1のミラーと、 前記サイ ドミラ一装置の外筐であって そのほぼ先端側に設けられる第 2のミラ一とを備えることを特徴とする 車両用サイ ドミラ一装置に関するものである。

ここでこのサイ ドミラー装置が格納位置にあるときに前記第 2のミラ —で後方視界を得るようにしたものであってよい。 また前記第 2のミラ 一が凸面鏡であることが好ましい。

本願に含まれる発明の好ましい態様は、 C C D ( Ch a r ge Coup l e d Dev i c e ) 等の撮像素子を用いた電子カメラをサイ ドミラーの外筐内に装 着するサイ ドミラー装置において、 上記電子カメラの光軸をこのサイ ド ミラ一の光軸とほぼ直交する方向であって上記外筐の先端部に電子力メ ラを設けたサイ ドミラ一装置である。 このようなサイ ドミラー装置によ れば、 このサイ ドミラ一を格納した状態でドアを開放しょうとするとき に、上記電子力メラで取込まれた映像を表示装置に映し出すことができ、 またサイ ドミラー装置が格納されてキーロックされたときに上記電子力 メラで車両の内外をモニタすることが可能になり、 これによつてセキュ リティシステムを構築できるようになる。

このような車両用サイ ドミラー装置によれば、 格納可能な可動式のサ イ ドミラーの利便性を高めることができるとともに、 夜間や駐車時にお けるセキュリティにサイ ドミラ一を活用できるようになる。 図面の簡単な説明

図 1は、 サイ ドミラー装置を取付けた自動車の側面図である。

図 2は、 このサイ ドミラー装置のシステムの構成を示すブロック図で ある。

図 3は、 格納したときのサイ ドミラ一装置の平面図である。

図 4は、 引出されたときのサイ ドミラー装置の平面図である。

図 5は、 システムの動作を示すフロ一チャートである。

図 6は、 システムの動作を示す別のフローチヤ一トである。

図 7は、 別の実施の形態のサイ ドミラー装置のシステム構成を示すブ ロック図である。

図 8は、 システムの動作を示すフローチャートである。

図 9は、 システムの動作を示す別のフローチヤ一トである。

図 1 0は、第 3の実施の形態のサイ ドミラ一装置の要部斜視図である。 図 1 1は、第 3の実施の形態のサイ ドミラー装置の要部平面図である。 発明を実施するための最良の形態

以下本発明を図示の実施の形態によって説明する。 図 1は本実施の形 態の車両用サイ ドミラー装置を備える自動車を示している。 この自動車 はその左右のドア 1 0の前端側の部分にサイ ドミラ一装置を構成するド アミラー 1 1を取付けている。 なおドアミラ一 1 1は図 3および図 4に 示すように、 外筐 1 5の内側面に凸面鏡 1 2を取付けた構造になってお り、 使用時に引出し位置とされ、 この凸面鏡 1 2によって図 4に示すよ うに後方視界を得るようになっている。

次にこのようなサイ ドミラ一装置 1 1に設けられている撮像装置につ いて図 2により説明する。 ドアミラー 1 1の外筐 1 5の先端部には凸レ ンズ 1 6が取付けられるとともに、 この凸レンズ 1 6の後方には凸レン ズ 1 6の焦点位置に一致するように撮像素子を構成する C CD 1 7が配 されている。そして C CD 1 7は信号読出し回路 1 8に接続されている。 上記信号読出し回路 1 8はさらに画像処理回路 1 9に接続され、 信号 読出し回路 1 8によって読出された映像信号をこの画像処理回路 1 9に よって画像処理するようになっている。 そして画像処理回路 1 9に表示 パネル 2 0が接続されている。 表示パネル 2 0はステアリングホイール 2 2の斜め前方に配され、 運転席から見えるようになつている。 そして この表示パネル 2 0および画像処理回路 1 9に C P U 2 1が接続されて いる。

上記サイ ドミラー装置を構成するドアミラー 1 1は図 3および図 4に 示すようにブラケッ ト 2 4に支軸 2 5を介して回動可能に支持される。 そしてドアミラー 1 1を回動させるために図 2に示すモータ 2 6が支軸 2 5に連動されるようになっている。 モータ 2 6はドライバ 2 7によつ て C P U (Central Processing Uni t) 2 8からの指令信号によって回動 されるようになつている。 そして C P U 2 8は操作パネル 2 9に接続さ れている。 操作パネル 2 9は左右のドアミラー 1 1を選択する選択スィ ツチ 3 0 と、 選択されたドアミラ一 1 1の引出し/格納の切換えスィッ チ 3 1 とを備えている。 また上記 C P U 2 8にはドアスィッチ 3 5が接 続されており、 ドアの開放の開始動作を検出するようになっている。 次にこのようなドアミラー 1 1に設けられている撮像手段による撮像 の動作を説明する。 図 2に示す操作パネル 2 9の引出し/格納切換えス イッチ 3 1の操作によって、 モータ 2 6を介してこのドアミラ一 1 1を 格納させると、 図 3に示す状態になる。 すなわちこのときにはドアミラ — 1 1の凸面鏡 1 2はドアと対向するようになり、 このために後方視界 を凸面鏡 1 2によつて得ることができない。

ところがドアミラ一 1 1の外筐 1 5の先端部に取付けられている凸レ ンズ 1 6を介して撮像素子 1 7が後方視界を得、 後方の映像を取込むこ とになる。 この映像が図 2に示す読出し回路 1 8によって読出され、 画 像処理回路 1 9で画'像処理されて運転席の前方の表示パネル 2 0によつ て表示される。 すなわちドアミラ一 1 1を図 3に示すように格納した状 態で、 ドアの左右斜め後方の映像を表示パネル 2 0によって映し出すこ とが可能になる。

次に操作パネル 2 9を操作し、 引出し/格納切換えスィツチ 3 1を切 換えると、 モータ 2 6によってドアミラ一 1 1が引出し位置へ引出され る。 このときには図 4に示すように、 外筐 1 5の前端側の凸面鏡 1 2に よって直接後方視界を得ることが可能になる。 そしてこのときには外筐 1 5の先端側の撮像素子 1 7は側方視界の映像を取込む。 そしてこの映 像が読出し回路 1 8によって読出され、 画像処理回路 1 9によって画像 処理されて表示パネル 2 0によって表示が行なわれる。 従って運転者は ドアミラー 1 1によって直接後方視界を得ることができるとともに、 表 示パネル 2 0によって側方視界を得ることが可能になる。

このように本実施の形態のサイ ドミラー装置 1 1は外筐 1 5内に凸レ ンズ 1 6と C C D 1 7と読出し回路 1 8とから成る電子力メラを設ける ようにている。 そして読出し回路 1 8を画像処理回路 1 9に接続してい る。 画像処理回路 1 9は読出し回路 1 8で読出された信号を NT $ C (National Television System Committee) 、 P AL (Phase Al t ernat ing Line) 、 R GB (Red/Green/Blue) 等の画像情報を生成する画像処理 I Cから構成されている。 そしてこのような I C (画像処理回路） 1 9 によって処理された映像が表示パネル 2 0に送られ、 ここで表示される ようにしている。

次にこのようなドアミラ一 1 1に取付けられている撮像素子のシステ ムの動作を図 5によって説明する。 C P U 2 1または 2 8は操作パネル 2 9の選択スィツチ 3 0、 3 1の出力を読込むとともに、 ドアミラー 1 1の回転角度の変更を行なうかどうかの判断を行なう。 そしてドアミラ 一 1 1 の回転角度を変更する場合には C P U 2 8がドライバ 2 7にミラ —の回転信号を出力する。 これによつてモータ 2 6でドアミラ一 1 1が 回転される。 そしてこの後に C CD 1 7によって映像が取込まれるとと もに、 この映像を画像処理回路 1 9によって画像処理し、 表示パネル 2 0によつて表示する。

次に上記ドアミラ一 1 1に設けられている撮像装置によって、 ドアの 開放時における後方視界の確認のためのシステムの動作を図 6によって 説明する。 この動作は C P U 2 8がドアスィッチ 3 5の出力を読込む。 そしてドアの開放の開始がドアスィッチ 3 5によって検出された場合に は、 C CD 1 7からの映像信号を読出し回路 1 8によって読出し、 画像 処理回路 1 9によって画像処理して表示パネル 2 0で画像表示する。 従ってドアを開いて車両の外部へ出ようとするときに、 運転席の前方 に設けられている表示パネル 2 0によって後方の状況を確認することが できる。 従ってドアミラ一 1 1が格納されていても、 確実に後方の状況 を判断した上で車両の外に出ることができ、 これによつて高い安全性を 確保できるようになる。 なおこの画像表示動作は、 ドアが開かれた後所 定時間を経過した後にシャッ トダウンして映像が消えるようにしておけ ばよい。

次に別の実施の形態を図 7によって説明する。 この実施の形態は上記 ドアミラー 1 1に設けられている撮像装置をセキュリティシステムに適 用したものである。 このシステムの特徴は、 上記 C P U 2 8に図 7に示 すように異常検出センサ 4 1が接続される。 また C P U 2 1には送受信 回路 4 2が接続される。 この送受信回路 4 2はアンテナ 4 3を通して外 部の携帯情報端末 4 6に電波を送信するようになっている。 携帯情報端 末 4 6はアンテナ 4 7を備え、車両からの送信電波を受信するとともに、 表示部 4 8によって映像の表示を行なうようになっている。

図 8はこのようなドアミラ一 1 1の撮像装置を用いたセキュリティの 動作を示している。 異常検出センサ 4 1によって異常を検出した場合に は、 ドアミラ一 1 1の角度の変更が必要かどうかの判断を行なうととも に、 ドアミラ一 1 1の回転角度の変更が必要な場合には、 C P U 2 1か ら C P U 2 8に信号を送り、ドライバ 2 7にミラ一回転信号を出力する。 これによつてモータ 2 6でドアミラ一 1 1の回転角度の変更が行なわれ る。 なおドアミラ一 1 1の角度の変更が必要でない場合にはそのままの 状態にする。

そしてドアミラー 1 1に設けられている撮像装置の C C D 1 7によつ て映像を取込むとともに、 この映像を信号読出し回路 1 8によつて読出 し、 画像処理回路 1 9で画像処理し、 C P U 2 1を通して送受信回路 4 2に供給する。 従って送受信回路 4 2が映像信号をアンテナ 4 3によつ て携帯情報端末 4 6に送信する。 この携帯情報端末 4 6はアンテナ 4 7 によって送信された電波を受け、 表示部 4 8によって映像を表示するこ とになる。 従って何等かの異常が発生した場合には、 そのときの映像を携帯情報 端末 4 6の表示部 4 8によって見ることができる。 とくに図 3に示すよ うにドアミラー 1 1を格納すると、 後方視界とともに車両の内部の映像 をも取込むことができ、 このようにして取込まれた映像を携帯情報端末 4 6に送ることができる。 なおここで異常を検出するための異常検出セ ンサ 4 1 としては例えば振動を検出する加速度センサや、 ドア、 あるい は窓の開閉を検出するスィツチであってよく、 その他各種の異常検出用 のセンサが広く適用可能である。

またこのようなドアミラー 1 1の撮像装置を応用した監視システムは. 外部からの指令に基いて監視動作を行なうことができる。 すなわち携帯 情報端末 4 6によって車両側に信号を送信すると、 この信号が送受信回 路 4 2のアンテナ 4 3で受けられる。 従ってこの監視指令に基いて図 9 に示すように C P U 2 1が監視動作を行なう。

この監視動作は C P U 2 1が監視指令を受けた場合に、 ドアミラ一 1 1の回転角度を変更するかどうかを判断するとともに、 角度の変更が必 要である場合には C P U 2 8を介してドライバ 2 7に回転信号を出力し， ドアミラー 1 1を回転させる。 ドアミラー 1 1の回転が必要でない場合 にはこの動作をスキップする。 そしてこの後に C C D 1 7によって取込 まれた映像を信号読出し回路 1 8で読出し、 画像処理回路 1 9で画像処 理し、 C P U 2 1 を介して送受信回路 4 2に映像信号を供給する。 する と映像信号が送受信回路 4 2から無線で携帯情報端末 4 6に送信され、 この携帯情報端末 4 6の表示部 4 8によって映像が表示される。

従ってこのような動作は、 監視が必要な場合に携帯情報端末 4 6から 監視指令の信号を発信することによって、 それに応答した信号を車両か ら受信し、 携帯情報端末 4 6で見ることができ、 車両の内部の状態、 あ るいはまた駐車場の周囲の状況等を容易に確認することができる。 次にさらに別の実施の形態を図 1 0および図 1 1によって説明する。 上記実施の形態は何れもドアミラー 1 1内に C C D 1 7を用いた電子力 メラを装着し、 この電子カメラによって映像を取込んで表示パネル 2 0 に表示するか、 外部の携帯情報端末 4 6に送信するものである。 これに 対してこの実施の形態はドアミラ一 1 1の外筐 1 5に直接第 2のミラ一 5 2を取付けるものである。

上述の如く ドアミラ一 1 1は偏平であって異形のおわん型の外筐 1 5 を備えており、 その内側に凸面鏡 1 2を備えている。 この凸面鏡 1 2が 通常の後方視界を得るためのミラーを構成している。 これに対して外筐 1 5の先端側にば第 2のミラ一 5 2が取付けられる。 なおこの第 2のミ ラー 5 2も凸面鏡であってよい。

このように外筐 1 5の先端側の部分に第 2のミラ一 5 2を取付けてお くと、 図 1 1に示すようにドアミラー 1 1が格納位置に格納された場合 に、 第 2のミラ一 5 2によって後方視界を得ることができる。 従ってド アミラー 1 1を格納し、 ドアを開いて車両から出ようとするときに、 こ の第 2のミラー 5 2によって直接後方視界を得、 確認動作を行なうこと ができ、 安全性が向上する。 また障害物があってドアミラー 1 1を格納 して走行する必要がある場合にも、 第 2のミラ一 5 2によって後方視界 を得ることができ、 走行の安全性が高まる。

以上本願に含まれる発明を図示の実施の形態によって説明したが、 本 願に含まれる発明は上記実施の形態によって限定されることなく、 本願 発明の技術的思想の範園内で各種の変更が可能である。 例えば上記実施 の形態はドアミラーから成るサイ ドミラー装置に関するものである力 本願発明は必ずしもドアミラーに限定されるものではなく、 別の部位に 取付けられているサイ ドミラ一装置にも広く適用可能である。 産業上の利用可能性

本願の主要な発明は、 使用時に引出し位置に引出して車両の後方視界 を得るとともに、 不使用時に格納するようにした車両用サイ ドミラー装 置において、 該サイ ドミラー装置の外筐にこのサイ ドミラー装置の視界 とほぼ直交する方向の視界を得る撮像手段を設けたものである。

従ってこのような車両用サイ ドミラー装置によれば、 引出し位置にあ るときには側方視界を得るとともに、 格納位置にあるときには後方視界 を得ることができるようになり、 安全性の高い車両用サイ ドミラー装置 が提供される。

本願の別の主要な発明は、 使用時に引出し位置に引出し、 不使用時に 格納するようにした車両用サイ ドミラ一装置において、 使用時に車両の 後方視界を得る第 1のミラ一と、 該サイ ドミラー装置の外筐であってそ のほぼ先端側に設けられる第 2のミラーとを備えたものである。

従ってこのような車両用サイ ドミラー装置によれば、 格納時に第 2の ミラーによって車両の後方視界を得ることが可能になり、 このためにサ イ ドミラ一装置が格納位置にあってもなお確実に後方を確認することが でき、 安全性が向上する。

Claims

請求の範囲

1 . 使用時に引出し位置に引出して車両の後方視界を得るとともに、不 使用時に格納するようにした車両用サイ ドミラー装置において、

前記サイ ドミラー装置の外筐にこのサイ ドミラ一装置の視界とほぼ直 交する方向の視界を得る撮像手段を設けたことを特徴とする車両用サイ ドミラー装置。

2 . 撮像手段が前記外筐のほぼ先端部に取付けられた電子力メラであ つて、 該電子カメラによって取込まれた映像を車室内の表示手段で表示 することを特徴とする請求項 1に記載の車両用サイ ドミラー装置。

3 . 操作手段からの指令信号によって前記撮像手段が映像を取込むと ともに、 該映像を車室内の表示手段によって表示することを特徴とする 請求項 1または請求項 2に記載の車両用サイ ドミラー装置。

4 . 前記サイ ドミラー装置が引出し位置にあるときに前記撮像手段で 前記車両の側方視界を得るとともに、 前記サイ ドミラ一装置が格納位置 にあるときに前記撮像手段で後方視界を得ることを特徴とする請求項 1 に記載の車両用サイ ドミラー装置。

5 . 前記サイ ドミラー装置が格納位置にあるときにドアの開放の開始 動作が検出されると、 前記撮像手段が後方視界を取込み、 車室内の表示 手段によって表示することを特徴とする請求項 1に記載の車両用サイ ド ミラー装置。

6 . 前記撮像手段が車両の内外の映像を取込むとともに、該映像を通信 手段を介して離れた位置のモニタ装置に送信することを特徴とする請求 項 1に記載の車両用サイ ドミラー装置。

7 . 前記サイ ドミラー装置が格納位置にあるときに車両の内部の映像 を取込むとともに、 該映像を通信手段を介して離れた位置のモニタ装置 に送信することを特徴とする請求項 6に記載の車両用サイ ドミラ一装置,

8 . 車両に異常を検出するセンサが設けられ、該センサの検出に連動し て前記撮像手段が映像を取込むとともに、 取込まれた映像が送信手段に よって送信されることを特徴とする請求項 6に記載の車両用サイ ドミラ 一装置。

9 . 外部から送信される監視指令信号に応答して前記撮像手段が映像 を取込むとともに、 取込まれた映像が送信手段によって送信されること を特徴とする請求項 6に記載の車両用サイ ドミラー装置。

1 0 . 使用時に引出し位置に引出し、不使用時に格納するようにした車 両用サイ ドミラ一装置において、

使用時に車両の後方視界を得る第 1のミラーと、

前記サイ ドミラー装置の外筐であってそのほぼ先端側に設けられる第

2のミラ一と、

を備えることを特徴とする車両用サイ ドミラ一装置。

1 1 . このサイ ドミラー装置が格納位置にあるときに前記第 2のミラ 一で後方視界を得ることを特徴とする請求項 1 0に記載の車両用サイ ド ミラー装置。

1 2 . 前記第 2のミラーが凸面鏡であることを特徴とする請求項 1 0 に記載の車両用サイ ドミラ一装置。