JP2002053080A - 自動車の内外状況監視装置及びシステム並びにこれら装置を用いた安全運転証明方法 - Google Patents

自動車の内外状況監視装置及びシステム並びにこれら装置を用いた安全運転証明方法

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JP2002053080A
JP2002053080A JP2001029046A JP2001029046A JP2002053080A JP 2002053080 A JP2002053080 A JP 2002053080A JP 2001029046 A JP2001029046 A JP 2001029046A JP 2001029046 A JP2001029046 A JP 2001029046A JP 2002053080 A JP2002053080 A JP 2002053080A
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Japan
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accident
vehicle
image
mirror
camera
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Application number
JP2001029046A
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English (en)
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Hiroshi Ishiguro
浩 石黒
Shinji Oki
信二 大木
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Nippon LSI Card Co Ltd
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Nippon LSI Card Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事故発生原因や被害の発生原因を客観的に分
析することを可能にし、運転者に過失がない場合には、
運転者の無過失性を証明するための有力な映像情報を得
ることができる装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 自動車に設けられ、この自動車の内外状
況を視野内に収める取付位置に、360°全方位にわたる
視野を有し、少なくともその視野内に運転者の映像が含
まれるような姿勢となした全方位カメラ2と、この全方
位カメラ2が出力する映像信号を記録するとともに必要
に応じて外部機器に映像情報を伝達する回路群3を設け
た構成となし、運転者の挙動を含む車両内外の全方位に
わたる風景を連続する一体映像として撮影するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は事故発生直前におけ
る自動車内外の様子を、運転者の挙動を含めて記録する
ことができる自動車の内外状況監視装置と、この装置と
車載情報機器を連携させて構成した自動車の内外状況監
視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】事故発生前後における自動車の内外状況
を知ることができる装置があれば、事故原因の解明や死
亡原因の解明に役立たせることができる。例えば、事故
発生の状況を即座に第三者に通報できれば、人命の救出
や事故拡大の阻止につながるし、また、事故発生時の状
況を事後的に再現できれば、事故原因の究明などに役立
てることができる。
【0003】また、事故原因が自車にない場合、あるい
は自車にあったとしても、それは車両設備の欠陥が原因
であって運転操作が原因でない場合には、そのことを証
明する必要があるが、前記装置が存在すれば、このよう
な証明にも活用することができる。
【0004】事故発生前後の映像を記録するものとして
は、例えば特開平10-76880号で開示された撮影機能付き
バックミラーがある。この装置は、運転席前部に取付ら
れるバックミラーに、走行方向前方の風景を撮影するC
CDカメラユニットと、このCCDカメラユニットが出
力する映像情報を記憶するICメモリと、事故発生を検
出する衝撃センサと、事故損傷による電源遮断時にも前
記ICメモリの記憶内容を一定時間保持するバックアッ
プ用のバッテリ電源とを一体的に組み込んだものであ
る。そしてこの装置は、常態においては走行中の車両前
方風景を撮影してICメモリに記憶し続け、他方、事故
が発生して衝撃センサからの非常事態信号を受けると前
記更新記憶を中断して、事故発生直前の記憶内容を保持
するとともに、事故発生時点から数秒間にわたる事故発
生後の状況をも記憶することにより、事故発生前後の映
像を事後的に検証することを可能にしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの装置
は、車両前方の風景のみを撮影対象とし、前方風景のみ
から事故発生当時の走行状態を検証しようとするもので
あるから、前方風景からだけでは事故原因が解明できな
い場合などには、運転者の運転操作に事故原因があると
疑われやすい。運転者はこのような疑い、例えば居眠り
運転や脇見運転などをしていないことを証明し、自らの
運転操作に落ち度がなかったことを抗弁する必要がある
が、これには多大の労力が要求される。そしてこのこと
は運転者が死亡した場合にはより深刻で、抗弁の根拠を
得ることは難しかった。そして、抗弁ができない結果、
故人の名誉が傷ついたり、遺族が受け取る保険金金額が
減額されたりすることがあった。また同様の問題は、エ
アバックの作動遅延が原因で死亡事故等につながった場
合など、車両設備が正常動作していなかったことを立証
する場合などにも起こる。
【0006】本発明はかかる現況に鑑みてなされたもの
であり、事故発生前後の自動車の内外状況を解析するた
めの映像情報を提供でき、特に運転操作の内容など運転
者の挙動が議論の対象となったとき、運転者や遺族が、
残された映像情報に基づいて正当な抗弁ができるように
なる自動車の内外状況監視装置を提供せんとするもので
あり、加えてこの自動車の内外状況監視装置と車載情報
機器とを連携させて構成される自動車の内外状況監視装
置を提供し、更にこれら装置を用いた安全運転証明方法
をも提案せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明者は検討した結果、車両内外の風景と一緒に運転者
の挙動が分かるような映像を記録すればよいと着想し
た。ところで、車両内外の風景を撮影記録するのであれ
ば、通常、二台のカメラを用いて、一方のカメラで車両
前方を、他方のカメラで車室内と車両後方を撮影し、撮
影後にこれら両映像を関連づけて記録することが考えら
れる。しかしながらこの方法では、車両内外の映像が別
々に撮影された後、関連づけられるため、両映像の同時
性に疑義を挟む余地があり、両映像の時間的前後関係が
争点になるような場合には、証拠となり得ないという問
題がある。また高価なカメラを複数台設けることは装置
コストの上昇につながるという問題もある。
【0008】そこで本発明者は、撮影時間の同時性に疑
義が発生しないようにするためには、360°全方位にわ
たる映像を一括して撮影すればよいと考え、カメラとし
て360°全方位にわたる視野を有する全方位カメラを用
いることにし、このカメラを、少なくともその視野内に
運転者の映像と車外の景色が含まれるようにするため、
自動車に設けられた取付位置で、且つ、この自動車の内
外状況を視野内に収める取付位置に備えることにした。
例えば、自動車に装備される周囲確認用のミラー装置に
組み込む等である。ここで周囲確認用のミラー装置と
は、バックミラー、ドアミラー、フェンダーミラーなど
を指しており、鏡板とこれを収容する筐体を備えてい
る。ミラー装置は自動車の車内に取付るものであっても
よいし、車外に取付るものであってもよい。重要なの
は、これらミラー装置は運転者が周囲確認用に使用する
ものであるため、ミラー装置の側からも運転者の挙動を
視野に収めることができるということである。このカメ
ラの取付場所として、周囲確認用のミラー装置以外に、
自動車の車室の天井等とするのも好ましい。後部座席に
同乗者が居る場合や、後部座席に乗客を乗せたタクシー
等の場合に、その動静を把握するのにきわめて有用であ
るからである。例えば、事故等に伴って後部座席の同乗
者やタクシー乗客が怪我をしたり、タクシー強盗等によ
り、運転手が被害を受けたりした場合に、その状況を把
握する必要がある。そこで、全方位カメラを自動車の車
室の天井に取り付けることにより、運転手の挙動が後方
上部から把握できるのみならず、後部座席の様子を鮮明
に捉えることができることから、後部座席の同乗者やタ
クシーの乗客が怪我をした場合に、その詳しい状況を把
握することができ、また、タクシー強盗等により、運転
手が被害を受けた場合に、その状況を知ることができ
る。この場合に、運転手の映像と同乗者や乗客の映像と
を一体化して関連付けすることができ、運転手の状況と
同乗者や乗客の状況の同時性も明確にすることができ
る。このようにして完成された本発明は、次の内容を有
している。
【0009】即ち、自動車に設けられ、前記自動車の内
外状況を視野内に収める取付位置に、360°全方位にわ
たる視野を有し、少なくともその視野内に運転者の映像
が含まれるような姿勢となした全方位カメラと、このカ
メラから出力される映像情報が書き込まれる記憶部と、
前記映像情報を外部機器に伝達するための伝達手段と、
前記記憶部の動作モードを、前記カメラが時々刻々出力
する新しい映像情報を、前記記憶部内の古いものから順
次上書き更新する常態モードと、事故発生あるいは事故
発生につながる危険な状態を知らせる非常事態信号を受
けて、前記映像の更新を即時あるいは一定時間経過後に
停止して前記記憶部内の映像を保持する非常事態モード
とに切り換え制御する制御部とを一体的に組み付け、運
転者の挙動を含む車両内外の全方位にわたる映像を連続
する一体映像として撮影することを特徴とした自動車の
内外状況監視装置である。
【0010】このような自動車の内外状況監視装置は、
360°全方位を対象とした切れ目のない一体映像を記憶
部に記憶する。この映像には車両前方の風景とともに運
転者の挙動映像を含む車室内の映像が一体化されて記憶
されており、車両前方の風景と運転者の挙動とが同時性
を疑う余地のない形で記憶されている。そして常態にお
いては、時々刻々カメラから出力される映像情報が記憶
部内の既存の映像情報の上に古いものから順次上書き更
新される。記憶部の容量は限られたものであるが、古い
情報の上に上書き更新されることによって、記憶部には
最新の映像情報が記憶し続けられることになる。この更
新動作は、非常事態信号が検知されると停止され、それ
まで蓄積された映像情報、即ち非常事態事故発生直前の
映像情報が保持される。更新動作の中止は、非常事態信
号を受けて即座に行われる場合と、非常事態信号を受け
た後も一定時間は上書き更新動作を持続する場合とがあ
る。前者の場合、記憶部には非常事態発生前の映像のみ
が記憶されることになり、他方、後者の場合には、記憶
部には非常事態発生前の映像に加えて非常事態発生直後
の映像も記憶されることになる。そしてこのようにして
記憶部に記憶された映像情報は、伝達手段を通じて外部
機器に受け渡され、さまざまな手法を用いて解析され
る。ここで非常事態信号とは事故発生を知らせる信号と
事故発生につながる危険な状態を知らせる信号の両方を
含む概念である。
【0011】全方位カメラとしては種々のものが利用で
きるが、双曲面鏡に映し込まれた全方位映像をCCDカ
メラユニットで撮影するものなどが採用できる。
【0012】上述のカメラの取付位置としては、自動車
に装備された周囲確認用のミラー装置の内部或いはその
近辺位置とすることが好ましい。このような位置にカメ
ラを取付ることにより、運転者を前方から撮影すること
ができるので、事故発生あるいは事故発生につながる危
険な状態が発生したときの、運転者の挙動をより正確に
撮影することができるからである。
【0013】また、記憶部の記憶内容を事故環境から保
護する保護手段を設けることが好ましい。保護手段を設
けることで、事故発生時の衝撃や事故発生後の火災等に
晒されても記憶内容を消失させることがない。
【0014】また、このような自動車の内外状況監視装
置は、これに組み込まれる回路群を、耐事故環境ブロッ
クと損傷許容ブロックとに区別して収容する構成として
もよい。損傷許容ブロックには、損傷しても構わない回
路群を収容しておき、他方、耐事故環境ブロックには事
故環境に耐えて残存させる必要のある装置群を収容す
る。耐事故環境ブロックには、事故発生に伴って発生す
る水、熱、火、薬品、衝撃の全部または一部に対する耐
久性あるいは防御性を備させる。このように事故時の環
境から保護すべき回路群を限定することで保護手段の選
択肢が広がり、苛酷な事故環境に耐えて事故映像を維持
することが容易となる。耐事故環境ブロックに収納する
ものとしては、事故映像や危険な状態の映像が記憶され
る記憶部とその記憶内容を保持するための手段並びに、
その記憶内容を外部機器に受け渡すための手段などが挙
げられる。
【0015】全方位カメラは、ミラー装置の鏡板が全方
位カメラの視野の内側に入るように取付る場合と視野の
外側に出るように取付る場合とがある。前記鏡板が視野
外にある場合は問題はないが、視野内にある場合は視野
が遮られることになるので、これへの対処が必要とな
る。例えば、全方位カメラを鏡板の背後に位置付けた場
合、カメラの視野を遮る鏡板該当カ所を、裏面側から表
面側が透視できる一方向透過性を有するマジックミラー
で構成することが考えられる。このようにすることで視
野を遮ることなくコンパクト化をはかることができる。
また例えば全方位カメラの構造によっては、全方位カメ
ラに組み込まれるCCDカメラユニットから延びる配線
が視野内に入って邪魔になる場合がある。この場合は配
線の透明化などの工夫を行うことが好ましい。
【0016】また、ミラー装置の鏡板の一部または全部
を一方向透過性を有するマジックミラーで構成し、当該
マジックミラーの透過方向背後側にバックライトを備え
た液晶ディスプレイを配置し、当該鏡板表面に対面風景
を映し込むミラーモードと、背後に位置する液晶ディス
プレイの表示内容を透視できるディスプレイモードとに
切り換えられるようにすることも好ましい。この場合、
液晶ディスプレイが稼働しない状態では、鏡板はミラー
装置としての機能を発揮して、車内風景を含む車体後方
風景をその鏡面に映す。他方、液晶ディスプレイが稼働
すると、液晶ディスプレイのバックライトの照明により
液晶面の表示内容が透明化した鏡板を通して透視され
る。
【0017】液晶稼働時に鏡板表面に映しだす映像はカ
メラがとらえた映像であるわけであるが、この映像とし
ては肉眼での可視領域の映像が対象となることはもちろ
んであるが、これ以外に、通常肉眼では確認しにくい波
長域、例えば赤外線領域の映像を映し出すようにするこ
とも考えられる。赤外線領域の映像、即ち暗視映像を映
しだすこととすれば、肉眼では確認しにくい夜間走行時
における歩行者の存在をとらえて運転者に注意を与える
ことができる。全方位カメラに暗視機能を与えるために
は、赤外線領域の映像を選択的に取り込む手段を全方位
カメラに付設することが考えられる。
【0018】このような自動車の内外状況監視装置は、
運転席前部天井面に取付られている既設のバックミラー
に取り換えて設置してもよいし、既設のバックミラーと
併存させたり、フェンダーミラーやドアミラーに組み込
んでもよい。バックミラーと併存させて車内に設ける場
合、その設置位置はダッシュボード近辺とすることが好
ましい。また、車内天井の中央に配置することもできる
が、この場合は鏡面を備える必要はあまりない。
【0019】本装置は非常事態信号を受けて動作モード
を切り換えるが、この非常事態信号の供給元は、当該自
動車の内外状況監視装置内に求める場合と車体側に求め
る場合とがある。前者の場合、加速度センサのような衝
撃センサを本装置に一体的に組み込むことが考えられ
る。他方、後者の場合、エアバックの作動用信号などが
利用できる。また全方位カメラが捉えた映像情報を解析
する等して危険な状況を察知させ、非常事態信号を出力
するようにしてもよい。
【0020】記憶部内の映像情報を外部機器に伝達する
手段としては非接触のものを用いることが望まれる。接
触式の伝達手段では接点が苛酷な事故環境下で損傷して
読み出し不能になる恐れがあるが、非接触式であれば接
点自体が存在しないため、苛酷な事故環境に晒されても
記憶された情報を読み出すことができる。記憶部は性質
の異なる2種類のメモリから構成することができ、ハー
ドディスクなどの安価大容量の磁気記録媒体を用いた長
期記憶部と、高耐久性の半導体メモリを用いた短期記憶
部とに分けることが好ましい。このようにすれば過去の
映像を必要に応じて取り出すことができながら、最も重
要な事故発生前後あるいは事故につながる危険な状況の
発生前後の映像を確実に保存することができる。全方位
カメラから出力される映像情報は圧縮した後、記録する
ことが好ましい。圧縮の方法としては、全方位カメラか
ら出力される映像情報が、方位角方向の周期信号である
ことを利用したフーリエ変換等の圧縮手法を、用いるこ
とができる。
【0021】事故発生時には、自動車の内外状況監視装
置への車体側からの電源供給が断たれる事態が想定され
るため、これに対する対処が必要となる。例えば映像情
報の外部機器への伝達に際して必要となる電力は、外部
機器への読出し装置による読み出し動作の際、非接触で
供給されるものであることが好ましい。このようにする
ことで、本装置の内部電源に依存することなく記憶部内
の映像情報を外部機器へと読み出すことができる。また
記憶部内の映像情報を外部電源に依存することなく保持
するために、記憶部内の映像情報を事故発生後一定時間
保持するバックアップ用バッテリを搭載させることが好
ましい。
【0022】このような自動車の内外状況監視装置は、
単体使用してもよいが、他の車載情報機器と車内LAN
を介して連携させることにより自動車の内外状況を総合
的に監視する装置を構成してもよい。特にカーナビゲー
ション装置や車載電話或いは携帯電話などの無線電話と
連携させることで高度なセキュリティーシステムが構築
できる。
【0023】自動車の内外状況監視装置の具体的活用法
としては、前記自動車の内外状況監視装置の動作モード
に、車両盗難信号を受けて作動する盗難モードを設け、
盗難モードではGPSから取得した現在位置情報を犯人
の挙動映像を含む車両の内外風景と一緒に、予め登録し
ておいた通報先に無線電話を用いて送るようにした装置
などが想定される。このような形態をとれば、盗難事件
を早期に解決することができる。
【0024】また前記自動車の内外状況監視装置や自動
車の内外状況監視装置によって提供される事故や危険な
状態が発生する前後における運転者の挙動映像を含む車
両内外の風景映像を根拠にして、自己の運転操作の無過
失性を主張し、安全運転を証明となす運用が考えられ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】次に本発明の詳細を図示した実施
例に基づいて説明する。図1は本発明の自動車の内外状
況監視装置の1実施例である。この自動車の内外状況監
視装置は、前部天井における既存のバックミラーの取付
位置に、既存のバックミラーと取り替えて使用するもの
で、その構成は、後方風景を映すバックミラーとして機
能する鏡板1の近辺に、360°全方位にわたる視野を有
する全方位カメラ2と、この全方位カメラ2が出力する
映像信号を処理する回路群3が一体的に組み込まれた構
成である。全方位カメラ2は、鏡板1がはめ込まれた外
装ケース4の内側及び外側のいずれに配置してもよい
が、全方位カメラ2を回路群3を伴ってバックミラーと
一体化していることにより、これらを一体物(オールイ
ンワン構成)として取り扱うことが可能なコンパクトな
装置とすることができる。このようなオールインワン構
成をとることにより、取り扱い容易で車体への組み付け
が容易な装置となる。
【0026】鏡板1は、既設のバックミラー(インナー
ミラー)と同様、車体後方の風景を確認する為に用いら
れ、その大きさおよび設置姿勢は従来のバックミラーと
同じである。全方位カメラ2(以下、カメラ2と称す)
は、図2の平面図に示すように当該カメラを水平方向に
おいて囲む全周、即ち360°の視野を有しており、前記
鏡板1と、この鏡板1を車体天井に吊り下げ固定するた
めのアーム5との間に介装している。また回路群3は、
前記カメラ2から出力される映像信号を処理したうえ、
その情報を外部機器に伝達する機能を備えたもので、図
例のものでは前記鏡板1がはめ込まれた外装ケース4に
内装されている。回路群3はその一部がカメラ2に組み
込まれることもある。
【0027】カメラ2は図3に示すように、フロントガ
ラスFを通して眺望される車体前方Aと車室内B並びに
車体後方を視野に収めるのであるが、重要なことは車室
内風景の中には運転者の映像が必ず含まれるような姿勢
でカメラ2が取付られるということである。360°全方
位が撮影できるカメラ2としては種々のものがあるが、
本実施例では図12として示すものを用いている。
【0028】このカメラ2は透明ガラスや透明樹脂製の
円筒体23の内部にその一端側に、下方に向けて突出し
た大曲率の双曲面鏡21を設け、この双曲面鏡21から
離れた位置に収束レンズ(図示せず)を備えたCCDカ
メラユニット24を配置するとともに、前記双曲面鏡2
1とCCDカメラユニット24との間に、双曲面鏡21
から連続して下方へと細径化しながら延びる棒状体22
を設けた構成であり、双曲面鏡21に映し込まれた360
°全方位にわたる映像をCCDカメラユニット24によ
って連続する一体映像として撮影するものである。双曲
面鏡21に映し込まれる映像は双曲面鏡21の中心側ほ
ど光学的圧縮率が高くなった光学的圧縮映像となってい
る。
【0029】双曲面鏡21とCCDカメラユニット24
との間に配置された棒状体22は透明円筒体23の内面
で乱反射する光の帰還量を制限して、光が飽和しないよ
うにするためのものである。カメラ2には回路群3のう
ちカメラの制御に関わる部品を組み込むこともできる。
例えば図13に示すように、カメラ2にはCCDカメラ
ユニットを駆動させ、CCDカメラユニットが出力する
映像信号を処理するためのCPU8を搭載し、当該CP
U8が処理した映像信号を入出力回路を介して、外装ケ
ース内の回路群3に受け渡すようにしてもよい。尚、こ
こでCPU8が行う処理とは、例えば、CCDカメラユ
ニット24によって撮影された一次画像としての光学圧
縮映像をデジタル的に再圧縮する処理や、回路群3を構
成する他の部品の動作を制御する処理などである。カメ
ラ2に搭載するCPU8及び入出力回路はワンチップ化
することが組み付け性、取扱性、コスト低減等の観点か
ら好ましい。
【0030】このようなカメラ2は鏡板1の近辺に組み
付けられるわけであるが、組み付けに際しては注意すべ
きことがある。このカメラ2は双曲面鏡21に映し込ん
だ周囲映像を撮影する関係上、水平方向においては360
°の視野を有するが、垂直方向においては双曲面鏡21
の存在位置より下方側しか撮影対象とはならない。した
がって、運転者の映像を常にとらえるためにはカメラ2
は運転者より上部位置に取付る必要がある。本実施例の
ように、既存のバックミラー設置位置である運転者前方
天井から吊り下げた鏡板1にカメラを組み付けるように
した場合、カメラ2は運転者より上方に位置することと
なるから、運転者の映像は確実に視野内に収めることが
できる。
【0031】カメラ2の組み付け位置は鏡板1の周辺で
あれば他のものであってもよく、例えば図4(a),
(b)に示すように、鏡板1の下方位置に設けること、
図4(c)に示すように、カメラ2を上下反転させて取
付ること、図5(a)に示すように外装ケース4内に格
納すること、図5(b)に示すように外装ケース4の背
後に設けること、図5(c)に示すように外装ケース4
の上方に設けることなどが採用できる。ところで、図4
(c)以外の各図で示した組み付け位置では、カメラ2
の視野内に鏡板1や外装ケース4、更にはアーム5が位
置しているため、これらが、視野を遮らないように工夫
する必要がある。例えば、外装ケース4やアーム5の一
部または全部を透明化したり、鏡板1の一部を、一方向
透過性を有し、背面側から見たとき透明板とみなせるマ
ジックミラーで構成することなどが考えられる。またC
CDカメラユニット24への電力供給線やCCDカメラ
ユニット24が出力する映像情報を外部へ導くための配
線が視野を遮らないように配慮する必要もある。例え
ば、映像を映し込む鏡面を下側に向けた双曲面鏡21を
収容した円筒体23の下部にCCDカメラユニット24
aを配置した全方位カメラ2をアーム5で吊下支持して
使用する態様を考えた場合、例えば後述する図10の例
に示されるように、CCDカメラユニット24aと外部
とを接続する配線は図中2aとして示すように透明な円
筒体23を縦方向に横切ることになり、カメラの視野内
に配線2aが含まれることになる。したがってこの配線
2aが目立たないよう工夫することが肝要である。例え
ば、配線2aの透明化や信号授受の無線化が考えられ
る。配線2aの透明化は金属製の芯線以外は透明樹脂で
構成することや、光ケーブルを用いることなどが挙げら
れる。また無線化は電波や磁気結合によることが考えら
れる。更に全ての処理をCCDカメラユニット24a内
で処理するようにし、外部との信号授受を行わないよう
にしてもよい。尚、図3以外の図では配線2aを省略し
ているが、これらの多くのものもCCDカメラユニット
24aと外部とを接続するための配線2aを必要とする
ことは言うまでもない。このように視野を遮るものがあ
る場合、基本的にこれらは透明化する必要があるが、遮
られる部分が軽微である場合は、これら部分の透明化は
必ずしも必要ではない。尚、図4(c)に示すように、
全方位カメラ2を上下反転させた場合はCCDカメラユ
ニット24aは円筒体23とアーム5との間に位置する
こととなるので、視野を遮るような配線は存在しない。
但し、この場合、CCDカメラユニット24aの上方側
がカメラの視野となる。
【0032】回路群3は図13に示すように、カメラ2
が出力する映像信号を受けて、この映像情報を記憶する
メモリ31と、このメモリ31に記憶された映像情報を
外部機器に伝える伝達手段としての非接触入出力部33
と、非常事態信号を受けてメモリ31の動作モードを常
態モードと非常事態モードとに切り換え制御する制御部
32と、さらに事故発生後、前記メモリ31の記憶内容
を、車体側電源10からの電力供給を受けなくても、一
定時間保持できるバックアップ用バッテリ34とを備え
ている。非常事態モードへは非常事態が発生したとき移
行するが、ここでいう非常事態とは事故が発生した事態
を指すことはもちろんであるが、これ以外にも事故に発
展する危険性のある事態が発生した場合も含んでいる。
常態モードではすでに記憶されているメモリ内の古い情
報から順に上書き更新していき、他方、非常事態モード
では、前記映像の更新を即時あるいは一定時間経過後に
停止して非常事態発生直前の映像を保持するように動作
させている。尚、メモリ31としてフラッシュメモリな
どの不揮発メモリを用いる場合には、バックアップ用バ
ッテリは不要である。このようにすることで限られた記
録容量のメモリ31を用いながら、非常事態発生前後の
映像情報を確実に保存するようにしている。また図示し
ないが、メモリ31あるいは回路群3のなかに装備させ
る映像記録用のメモリを、ハードディスクなどの安価大
容量の磁気記録媒体を用いた長期記憶部と、フラッシュ
メモリなどの高耐久性の半導体メモリを用いた短期記憶
部とから構成してもよい。このような短期記憶部と長期
記憶部を設けることで過去の履歴情報を長期間蓄積し、
必要に応じて任意の過去の情報を引き出して事故につな
がる兆候を分析することを可能にしながら、事故検証に
絶対必要な事故発生前後の映像は衝撃、振動に対する高
耐久性を備えた短期記憶部によって確実に保存されるこ
とになる。
【0033】図1〜図5として示したものは、車体天井
から吊り下げ設置される既存のバックミラーに置き換え
て使用するものであったが、本自動車の内外状況監視装
置の設置箇所は、その撮影映像に運転者の映像が含まれ
るのであれば他の場所であってもよく、例えば図6に示
すように、ダッシュボードDの上に設置してもよい。た
だしこの場合、カメラの設置位置が前述のものに比べて
低くなるので、運転者の全体映像が視野内に入るよう、
カメラをやや傾斜させて組み付ける等の処置が必要とな
る。尚、垂直方向にも広範囲な視野を有する全方位カメ
ラを用いるのであれば、このような処置は不要である。
また図示しないがフェンダーミラーやドアミラーに全方
位カメラを組み込むんだり、その近辺に全方位カメラを
配置してもよい。これらはいずれも、運転者が周囲状況
を確認するために使用するものであることから、これら
ミラー装置側からも運転者を視野に収めることができ
る。また、車内中央から全方位を見渡せるようにするた
め、図7に示すように、全方位カメラ2を車室天井Eの
中央に設けてもよい。この場合、例えば、バン型の自動
車等では、その車室天井が高いので、車内中央から全方
位が見渡しやすくなる効果が大きい。また、この全方位
カメラ2を車室天井Eの中央に設ける方法は、前述した
ように、運転手の挙動が後方上部から把握できるのみな
らず、後部座席の様子を鮮明に捉えることができ、事故
等に伴って後部座席の同乗者やタクシー乗客が怪我をし
た場合等に、その詳しい状況を把握することができると
共に、同乗者や乗客の安全促進に役立たせることができ
る。さらに、タクシー強盗等により、運転手が被害を受
けることも多いことから、乗客の挙動を監視することに
より、運転手の安全対策に資すると共に、万一事件が発
生したときは、撮影した映像をその証拠として利用する
ことができる。これらの場合に、運転手の映像と同乗者
や乗客の映像とを一体化して関連付けすることができ、
運転手と同乗者や乗客の状況の同時性も明確にすること
ができる。
【0034】図8は図5(a)で説明した自動車の内外
状況監視装置の内部構造の一例を示している。外装ケー
ス4の前面に鏡板1が配置され、その背後位置となる外
装ケース4の内部空間には回路群3と全方位カメラ2と
が収容されている。カメラ2の視野を遮らないよう、カ
メラ2の背後及び側部に位置する部分は切り取られて開
口4aとなっている。切り取る代わりに当該箇所を透明
樹脂で構成してもよい。またカメラ2の前方に位置する
鏡板1は、カメラ2側から鏡板1を介して車内風景を見
ることができるよう、全体あるいは一部がマジックミラ
ーを用いて構成されている。
【0035】このような自動車の内外状況監視装置は、
車両事故に伴う火災や高熱、衝撃に耐えて、カメラ2に
よって撮影した記憶内容を、少なくともその記憶内容が
外部に取り出されるまでは外装ケース4内において保護
できる構造を有していなければならない。図9はこのよ
うな保護構造の一例であり、外装ケース4内に耐火性を
有する断熱材6を充填した例である。ここでは断熱材6
は外装ケース4の内部空間全体にわたって隙間なく充填
しているが、充填箇所を回路群3における記憶部など、
特に保護の必要な部分にのみ限定してもよい。また事故
発生時には、流出したガソリンやその他、腐食性の強い
液剤にさらされることも懸念されるので、前記断熱性、
耐火性に加えて耐薬品性を備えさせることも好ましい。
ところで、これらは火災、高熱、薬品による侵食等に対
して耐久性を与えるものであるが、耐久性を与えるとい
うのではなく、これら環境からの影響を積極的に排除す
る防御性を与えてもよい。例えば高熱を受けると発泡し
て体積増大により熱の伝搬を積極的に遮断する防熱材、
高熱を受けると結晶水などを撥水することにより吸熱
し、着火を防止する防火材などの利用が考慮される。
【0036】以上述べた実施例及びその変形例では、鏡
板は周囲状況を確認するためのミラー装置としての本来
機能のみを果たし、またカメラは肉眼映像と同じ可視映
像を撮影するものであったが、図10に示すように、マ
ジックミラー製の鏡板1の背後に液晶ディスプレイ7を
配置するとともに、全方位カメラとして暗視カメラの機
能を有するものを用いて、カメラがとらえた暗視映像を
必要に応じて鏡板1を通して運転者に見せるようにする
ことも考えられる。例えば、夜間走行などでは、肉眼で
は前方を歩く人影に気づきにくいが、カメラがとらえた
暗視映像を液晶ディスプレイ7に表示させたうえ、この
液晶ディスプレイ7の表示内容を鏡板を透過させて運転
者に見せるようにすれば安全運転に貢献することができ
る。マジックミラーは、ミラーをはさんで暗側から明側
を透視できるから、液晶ディスプレイ7のバックライト
が点灯して液晶ディスプレイ側が車室内より明るくなる
と、液晶ディスプレイの表示内容を、鏡板を通して見る
ことができるようになる。暗視機能を有するカメラとし
ては、専用のものを用いてもよいが、本来、CCDは赤
外線領域の光に対して感度が高く、このため可視光領域
での感度を相対的に高めるために赤外線領域に対する感
度を抑制するフィルターが介装されている場合が多いの
で、このフィルターを除去するか、あるいはCCDに入
光する光中に占める赤外線成分の比率が相対的に高くな
るよう、CCDへの入光路の途中に赤外線領域の光を選
択的に透過させるフィルターを介在させるなどの手段に
よって暗視機能を実現することができる。液晶ディスプ
レイ7には暗視映像に加えて警告メッセージを表示して
もよい。暗視映像の信号から歩行者の存在を特定する解
析モジュールを搭載させ、図11に示すように、「注意
! 前方に人が居ます」というような警告メッセージを
出すようにすることなどがこの例である。この場合、常
態においては鏡板1は後方映像を映すバックミラーとし
て機能し、解析モジュールが歩行者を検出したときに、
バックライトが点灯して液晶ディスプレイ7の表示内容
が鏡板を通して透視できるモードに切り換わるように構
成する。暗視映像の表示範囲を鏡板の一部としたり、あ
るいは暗視映像の表示を伴わず、警告メッセージのみを
表示することも変形例として考えられる。またミラー表
示と暗視表示とを切り換えるのではなく、図6で示した
ようなダッシュボード載置型の装置を別途設けて、この
装置の鏡板に暗視映像を常時映すようにしてもよい。
尚、赤外線領域の光にこだわらず、微弱な光を高感度に
捉える高感度カメラを用いることも除外するものではな
い。
【0037】図13として示したものは、本自動車の内
外状況監視装置が自動車に搭載される様子を示してい
る。自動車の内外状況監視装置を車両に搭載する際に重
要なことは、自動車の内外状況監視装置を構成する部品
群が、耐事故環境ブロックと損傷許容ブロックとに区別
されて組み込まれるということである。耐事故環境ブロ
ックとは事故時の環境にも内部回路がその機能を損なう
ことなく残るように収容される部分であり、例えば火災
が発生しても焼け残る部分である。一方、損傷許容ブロ
ックとは事故時の環境に耐える必要のない回路群が収容
される部分であり、例えば火災が発生した場合、焼失し
ても構わない部分である。
【0038】耐事故環境ブロックには、事故前後の映像
情報を記憶するメモリ31を中心として、外部からの電
源供給が断たれたときにも前記メモリの記憶内容を保持
するためのバックアップ用バッテリ34と、メモリ31
の記憶内容を外部機器に伝達するための非接触入出力部
33、常態モードと非常事態モードとの切り換えを制御
するとともに、メモリ31への映像情報の書き込みとメ
モリ31からの映像情報の読み出しとを制御する制御部
32が属する。一方、損傷許容ブロックには全方位カメ
ラ2、この全方位カメラ2からの映像出力を処理するC
PU8並びに、事故発生を検知する衝撃検知部9等が属
する。そしてこれら耐事故環境ブロック及び損傷許容ブ
ロックに属する各部に対しては車体側の電源10から電
力供給がなされる。衝撃検知部には加速度センサなどが
用いられる。衝撃検知部は本自動車の内外状況監視装置
に一体的に組込んでもよいし、車両に搭載されたエアバ
ックの作動用信号を衝撃検知部の代わりに用いてもよ
い。これは事故発生を検知してモードを切り換える場合
であるが、事故発生の検知に代えて、あるいは事故発生
の検知に加えて、事故につながる危険な事態の発生を検
知してモードを切り換えてもよい。危険な事態の検知は
全周センサがとらえた映像の解析や、ハンドルやブレー
キの操作状態の解析によって行う例などが挙げられる。
耐事故環境ブロックに属する部品群は、事故映像の保存
と読み出しに最低限必要となる部品であり、耐事故環境
ブロックに属する部品群に対しては事故環境に対しての
耐久性および防御性を与えるための手段が講じられてい
る。この手段は耐事故環境ブロックに属する各部品それ
ぞれに対して個別に適用される場合もあるが、より現実
的なのは耐事故環境ブロックに属する部品群全体に対し
て一括して耐久性および防御性を与えるための手段を講
じることである。耐事故環境ブロックに収容する部品群
を可能な限り少なくすることにより、当該ブロックの事
故環境に対する耐久性及び防御性を高めることが容易と
なる。この耐事故環境ブロックは事故時の衝撃や火災、
更にはガソリンやその他液剤や水などによる侵食に対し
て耐久性や防御性を備えており、完全密封型の構造とな
っている。密封構造の具体例としては、例えば図15に
示すような内層35と外層36とよりなる二重構造など
が採用できる。この場合、内層35としては各種衝撃や
車体を押し潰すような外力が作用しても内部回路を保護
する物理的強度や各種液剤に浸されても内部回路を保護
できる化学的強度を備えたものが用いられる。他方、外
層36としては火災の熱を通さない断熱層が用いられ
る。このような二重構造をとることにより、本装置が回
収されるまで、事故環境の中にあってもメモリ内の映像
情報を確実に保護できる。また本耐事故環境ブロック
は、フライトレコーダーのように事故後に自動車の内外
状況監視装置本体から分離して回収することを想定し
て、自動車の内外状況監視装置の外装ケースに対して分
離可能に構成されている。もちろん回収することなく、
事故現場で映像情報の取り出しを行ってもよいが、事故
現場の混乱を考えると、耐事故環境ブロックは自動車の
内外状況監視装置の本体ケースに対して着脱可能な構造
であることが好ましい。当該ブロックの回収が車両が大
破するほどの大事故発生時のみ行われるのであれば、多
数回の着脱が可能である必要はないが、小さな事故でも
回収する場合や、記憶映像のその他用途への活用を想定
する場合には、耐事故環境ブロックの着脱構造は多数回
着脱に対応できる構造となすことが好ましい。
【0039】また耐事故環境ブロックの内部回路への電
力供給並びに内部回路と外部回路との信号の授受構造
は、着脱構造への対処に加えて長時間事故環境下に置か
れることを想定した構造でなければならない。事故環境
下に長時間を置かれるということは、事故に伴って作用
する物理的及び化学的な衝撃に耐える必要があるという
ことである。まず、電力供給の問題については、事故時
の衝撃で配線が切れて外部からの電力供給が断たれたと
きにもメモリ内の記憶内容が保存できるようにバックア
ップ用バッテリを耐事故環境ブロック内に搭載すること
で対処している。事故発生前の常態動作に必要となる電
力は外部から供給できるので、バックアップ用バッテリ
の容量は小さなもので十分である。またメモリとしてフ
ラッシュメモリのような不揮発メモリを用いるのであれ
ば、バックアップ用バッテリを搭載する必要はない。ま
た、メモリ対して映像情報を書き込むための信号路は、
このメモリへの映像記憶が事故直後から、あるいは一定
時間経過した後からは不要となることから、特別な工夫
をする必要はなく、通常よく用いられるような金属製接
触片同士の当接構造や配線の直結でよい。これに対し
て、メモリからの映像信号の取り出しは、事故発生から
かなりの時間経過してから回収されることも想定される
ため、過酷な事故環境に晒されても映像情報を確実に取
り出せる構造でなければならない。本実施例ではこのよ
うな映像情報の確実な取り出しを保証するために非接触
な信号伝達手段を用いている。表面に金属端子を露出さ
せた信号授受構造であれば、事故環境下でこの金属端子
が破損したり腐食して信号授受が不能になるおそれがあ
るが、非接触な信号伝達手段を用いるのであればこのよ
うな問題はない。非接触な信号伝達手段としては電磁誘
導を利用した磁気結合によるものや電波、超音波を利用
するものなどが考えられるが、この中でも特に磁気結合
によるものが好ましい。図14は非接触な信号伝達手段
を用いてメモリ31から映像情報を取り出している様子
であり、耐事故環境ブロック内に設けた非接触入出力部
33からパソコン41に接続した非接触読出し手段40
に対して映像情報を送出している様子を示している。映
像情報を外部機器に向かって送出するには電力が必要と
なるが、この電力供給をバックアップ用バッテリから得
ることにすると、取り出す映像情報の容量が大きい場合
には、取り出し途中で電力切れを起こす可能性がある。
図15として示すものは、このような事態を回避せんと
するもので、非接触入出力部33と外部機器としてのパ
ソコン42に接続した非接触読出し手段40との間で、
映像情報の受渡しに加えて電力供給をも行う例であり、
パソコン側の非接触読出し手段20側から耐事故環境ブ
ロック内の非接触入出力部33に対して電磁誘導による
電力供給を行いながら、画像情報の受け渡しを行うとい
うものである。画像情報の受渡しはパソコン42側から
映像の送出を要求する命令が耐事故環境ブロックに対し
て出され、この命令を受けて耐事故環境ブロック内のメ
モリ31から読み出された映像情報が送り返されること
により行われる。電力供給と画像データの受け渡しは同
時進行的に行ってもよいが、非接触入出力部33に送ら
れてきた電力を蓄えることができる機構等を付設して、
映像情報全量を送るために必要となる電力を予め充電し
た後に映像情報の送出を行うようにしてもよい。また映
像情報の送出を複数回に分けて行うようにし、一回の情
報送出に必要となる電力の送出と、映像情報の送出とを
交互に行ってもよい。耐事故環境ブロックからの画像情
報の取り出しはノートパソコンなどを持参して事故現場
で行ってもよいし、事故車から回収した耐事故環境ブロ
ック部分を持ち帰って固定設置されたディスクトップコ
ンピューターを用いて行ってもよい。
【0040】メモリ31内に蓄積された映像情報はこの
ようにして外部機器に受け渡されるが、メモリ31への
事故映像の書き込みに伴う動作は図16及び図17で示
される。メモリ31の動作モードは、事故発生時点や危
険状態の発生時点を境として常態モードと非常事態モー
ドとに切り換わるようになっている。モードの切り換え
は衝撃検知部から非常事態信号を受け取った制御部から
の指令によって行われる。常態モードでは、カメラ2か
ら出力される映像信号が画像圧縮されたうえメモリ31
に次々と書き込まれる。画像圧縮の手法としては種々の
ものが採用できるが、例えば全方位カメラから得られる
映像が、方位角方向に周期信号であることを利用したフ
ーリエ変換などの圧縮手法が採用できる。映像情報の書
き込みは、双曲面鏡に映し込まれた全方位映像を一枚の
映像として記憶し、この映像を毎秒2枚〜10枚程度の
頻度で常時撮影し続けるものであり、静止映像の連続記
憶による事実上の動画記憶がなされる。この様子を図1
6に示すように、メモリ内に事故映像を書き込むための
シートPがn枚用意されていると仮定して説明すると、
書き込みはまず限られたメモリ容量(P1〜Pn)の中
の最初の一枚であるP1への書き込みから始まり、次い
でP2に進み、これが最終枚であるPnになると、その
次は最初のP1に戻って、先に記憶された映像情報の上
に新しい映像情報が書き込まれる。このように事故前に
おいては、限られた容量のメモリの中で常に上書き更新
が行われ、メモリ内には、現在から一定時間遡った時ま
での最新映像が記録される。遡るべき時間、即ち映像の
記録時間や単位時間当たりの撮影枚数は適宜設定され
る。映像の記録時間が長く、且つ単位時間当たりの撮影
枚数は多いほど、画像情報は豊富となるが、他方で、メ
モリ容量の増大をもたらし、コスト高を招くことにな
る。多くの場合、事故原因の解析に必要な情報は事故発
生前数分程度の映像に含まれていることが多いので、こ
れらを考慮して記録時間や撮影枚数を決定すればよい。
【0041】一方、非常事態信号を受けて非常事態モー
ドに切り換わると、映像の上書き更新が中止され、過去
記憶された映像が図17に示すようにホールド(保持)
される。映像を保持するための電力は、耐事故環境ブロ
ック内に搭載されたバックアップ用バッテリから供給さ
れ、外部からの電力供給が断たれても映像の保持に影響
がないようになっている。ここで重要なのは、非常事態
信号を受けると即座に映像の上書き更新が中止されるの
ではなく、例えば1秒間程度は事故後の映像をも記憶し
続けるということである。これは事故後1秒間に車両内
外で起こる事柄が、事故原因や被害状況を解析するうえ
で極めて重要であるとの考えからである。例えば、エア
バックは遅れることなくタイミングよく正常に作動して
いたかとか、事故後に火災が発生したときには、発火は
どこから始まったかとか、などの検証には事故直後の映
像が不可欠だからである。事故後の撮影時間は1秒以上
としてもよい。また、事故前映像をホールドする時間は
この例では1分間となっているが、この時間はメモリ3
1の記憶最大時間の範囲内でさらに延長してもよい。
【0042】このような自動車の内外状況監視装置は、
運転者の挙動を含む車両内外の映像を撮影し続け、事故
や危険な状態などの非常事態が発生したときには、その
事態発生前後の一定時間内の映像を保持するようにし、
この映像を外部機器に伝達できるようにしたから、事故
等の非常事態発生前後の車両内外の様子、特に事故発生
前における運転者の挙動が、走行風景と一体映像となっ
た状態で得ることができるようになる。そしてこの映像
に映っている車両内外の風景、例えば対向車両の挙動映
像と当方の運転者の挙動映像とは同時性を疑う余地はな
いので、事故原因が当方の運転者の運転操作にないこ
と、事故原因が居眠り運転や脇見運転ではないことな
ど、当方の運転者に過失がなかったことを証明するため
の有力な証拠となり、この証拠に基づいて自らの安全運
転を証明することができる。従って、例えば損害保険会
社や生命保険会社などは、本装置を自車に搭載している
保険加入者に対しては掛け金を優遇するなどのビジネス
上の展開も考えられる。
【0043】以上述べたものは、自動車の内外状況監視
装置を単体使用した場合であったが、本自動車の内外状
況監視装置は車両搭載の他の情報関連機器と関連づけて
自動車の内外状況を監視する装置を構成することもでき
る。情報関連機器との連携は個別機器に対して行っても
よいが、車内LANを介して行うことが情報管理上、あ
るいは各種用途への応用を考えると好ましい。例えば、
図13に示すように、自動車の内外状況監視装置を車体
C各部に設置されたセンサ12と直接、またはこれらセ
ンサ群が検出する信号を統括管理するコントローラー1
1を介して接続し、これらセンサが検出する信号と連携
して前記自動車の内外状況監視装置を動作させることが
できる。前述のように、エアバックの作動信号を非常事
態信号として使用することもその一例である。これらセ
ンサが検出する車両の状態を事故映像と一緒に記憶する
ことなども考えられる。
【0044】特に面白い例としては、カーナビゲーショ
ン装置と車載電話や携帯電話などの無線電話とを連携さ
せて構成される「盗難事故車の現在位置報知システム」
などが挙げられる。このシステムは車両に対して危害が
加えられた後、車両が発進したり、あるいは鍵の挿入な
ど、正常操作に欠くべからざる手順を欠いたうえ、発進
がなされたりした場合、この状態をセンサで検知して当
該状態が盗難状態であると特定し、盗難時の対処を行う
というものである。例えば自動車の内外状況監視装置の
動作モードの一つとして盗難モードを設けておき、盗難
を検知したときには自動車の内外状況監視装置は盗難モ
ードに切り換わって盗難時の対処をするというものであ
る。そして盗難モードに移行すれば全方位カメラは車両
内外の風景とともに犯人である運転者の顔や挙動を撮影
し、この映像をカーナビゲーション装置を通じてGPS
衛星Sから取得される現在位置情報と一緒に携帯或いは
車載電話を通じて、車の所有者や警察など、あらかじめ
登録しておいた通報先に直ちに自動的に送るというもの
である。通報のための通信経路はインターネット経由で
あってもよいし、他の通信経路であってもよい。車両を
盗んだ直後にセキュリティー設備を破壊するのが犯人の
常套手段であるが、本装置は盗難を検知すると直ぐに犯
人の映像を通報先に送ってしまうことから、破壊される
前に通報は完了しており、犯人が自らの映像を撮られる
ことなく車を盗むことはほとんど不可能である。インタ
ーネット上に、これら車両から送られてくる映像情報を
受け付けて自動蓄積するWebサイトを設けるようにす
れば、通報先からの応答を気にすることなく一方的に撮
影した映像を送り付けることができるので、犯人映像を
確実に残すことができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、事故や危
険な状態が発生する前後における車両内外の風景を、運
転者の挙動も含めて同時一体的に記憶することができ、
しかも当該記憶映像を外部機器に受渡して分析すること
ができるようになる。したがって例えば事故前後におけ
る車両内外の状況を運転者の挙動を含めて同時性につい
て疑う余地のない状態で説明することができるようにな
り、事故原因の究明が容易となるとともに、運転者に過
失がない場合、その無過失性を主張するための有力な根
拠を提供できる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、運転者を前
方から撮影することができるので、事故発生あるいは事
故発生につながる危険な状態が発生したときの、運転者
の挙動をより正確に撮影することができる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、全方位にわ
たる映像が双曲面鏡に光学的に圧縮された状態で映し込
まれるので、この圧縮されたコンパクトな映像を撮影す
ることで全方位にわたる映像情報を記録することができ
る。
【0048】請求項4記載の発明によれば、過酷な事故
環境に耐えて、記憶された映像情報を、映像情報を取り
出すまでのあいだ確実に保持することができる。
【0049】請求項5記載の発明のように、自動車の内
外状況監視装置の回路群のうち、事故環境に耐える措置
を施す対象を最小限に限定した場合、当該限定された部
分の保護が容易となるとともに、その保護手段の選択肢
が広がる。
【0050】請求項6記載の発明によれば、視野を遮る
障害物がなく、欠落箇所のない全方位映像を得ることが
できる。
【0051】請求項7記載の発明によれば、装置全体の
小型化を図りながら、欠落箇所のない全方位映像を得る
ことができる。
【0052】請求項8記載の発明によれば、鏡板を後方
映像を映すバックミラーとして用いるだけでなく、有益
情報の表示手段としても利用することができる。
【0053】請求項9記載の発明によれば、鏡板に暗視
映像を映し出すことができるので、夜間走行時などに歩
行者の存在を知らせることができるようになる。
【0054】請求項10記載の発明のように既設のバッ
クミラーと併存してダッシュボード周辺に液晶ディスプ
レイを内設した自動車の内外状況監視装置を設けた場
合、夜間走行時には、当該装置を暗視映像を映しだす専
用装置として用いることができる。
【0055】請求項11記載の発明によれば、車両から
非常事態信号を得なくても事故発生時の動作切り換えが
できる自動車の内外状況監視装置が提供できる。
【0056】請求項12記載の発明によれば、他のセン
サを設けることなく全方位カメラが捉えた映像情報に基
づいて非常事態信号を発信することができる。請求項1
3記載の発明によれば、自動車の内外状況監視装置本体
内に加速度センサ等の衝撃検知部を組み込む必要がなく
なり、装置コストの低減がはかれる。
【0057】請求項14記載の発明のように記憶部の記
憶内容の外部機器への伝達を非接触で行うことにすれ
ば、外部露出した接触端子等を設ける必要がなくなるの
で、事故環境下での接触端子の破損や腐食に起因する問
題の発生が根本的になくなる。
【0058】請求項15記載の発明によれば、伝達動作
に必要となる電力は読出し装置側から供給されるので、
自動車の内外状況監視装置側に伝達動作に必要となる電
力供給源を設ける必要がない。
【0059】請求項16記載の発明によれば、事故発生
後、車両本体からの電源供給が断たれても記憶した映像
情報を保持することができる。請求項17記載の発明に
よれば、コストの上昇をもたらすことなく過去の履歴映
像を一定期間蓄積しておくことができながら、事故原因
究明に絶対必要な事故発生前後の映像を強い衝撃を受け
るなどの悪環境にさらされながらも確実に保存すること
ができる。
【0060】請求項19記載の発明のように車載情報機
器と連携させれば、さまざまな応用が広がる。
【0061】請求項20記載の発明のようにカーナビゲ
ーション装置並びに無線電話と連携させれば、事故映像
を現在位置情報を伴って予め設定された通報先に通報す
ることができる。
【0062】請求項21のような盗難車両の現在位置通
報装置を構成した場合、犯人の顔映像を伴う車両の内外
風景が、現在位置情報とともに車の所持者や警察等に自
動通報されるので、盗難車両の発見と犯人検挙に寄与す
ることができる。
【0063】請求項22のような安全運転証明方法によ
れば、自動車の内外状況監視装置や自動車の内外状況監
視装置によって提供される事故や危険な状態が発生する
前後における運転者の挙動映像を含む車両内外の風景映
像を根拠にして、自己の運転操作の無過失性を主張し、
安全運転の証明に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動車の内外状況監視装置の一実施
例を示す正面図
【図2】 同実施例の平面図
【図3】 カメラの視野についての説明図
【図4】 カメラを設ける位置を変えた変形例であり、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)はカメラを上
下逆転させて取付た変形例
【図5】 カメラを設ける位置を変えた変形例であり、
(a)は外装ケースに組み込んだ例、(b)は外装ケー
ス背後に配置した例、(c)は外装ケースの上に設けた
【図6】 本発明の自動車の内外状況監視装置の他の実
施例であり、ダッシュボードの上に設けた自動車の内外
状況監視装置を示す説明図
【図7】 本発明の自動車の内外状況監視装置の他の実
施例であり、車室の天井に設けた自動車の内外状況監視
装置を示す説明図
【図8】 自動車の内外状況監視装置の内部構造の一例
を示す断面図
【図9】 外装ケース内に断熱材を充填した例を示す断
面図
【図10】 鏡板の背後に液晶ディスプレイを配置した
例を示す断面図
【図11】 鏡板に警告メッセージを表示した例を示す
説明図
【図12】 全方位カメラの一例を示す説明図
【図13】 回路群のブロック構成と、本願装置が車両
に組み込まれた様子を示す説明図
【図14】 映像情報を外部機器に伝達する方法を示す
説明図
【図15】 保護手段の構成並びに映像情報を外部機器
に伝達する方法を示す説明図
【図16】 撮影された映像がメモリに更新記録されて
いく様子の説明図
【図17】 事故前後の映像の取扱についての説明図
【符号の説明】
1 鏡板 2 全方位カメラ 2a 配線 3 回路群 4 外装ケース 4a 開口 5 アーム 6 断熱材 7 液晶ディスプレイ 8 CPU 9 衝撃検知部 10 電源 11 コントローラー 12 センサ 21 双曲面鏡 22 棒状体 23 円筒体 24,24a CCDカメラユニット 31 メモリ 32 制御部 33 非接触入出力部 34 バックアップ用バッテリ 35 内層 36 外層 40 非接触読出し手段 41 パソコン 42 パソコン C 車体 D ダッシュボード E 車室天井 F フロントガラス S GPS衛星
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 621 B60R 21/00 621M 621R 622 622F 622T 624 624C 626 626E 628 628C 628A 630 630F 21/32 21/32 25/10 625 25/10 625 H04N 5/225 H04N 5/225 C 5/781 5/781 Z 5/907 5/907 B 7/18 7/18 J // G08G 1/16 G08G 1/16 Fターム(参考) 3D054 EE14 EE34 EE54 EE57 5C022 AA04 AC42 AC69 AC73 5C052 AA01 AA17 DD04 GA01 GC05 GE06 5C054 CA04 CA05 CE02 CF01 GA01 GA04 GB01 GD01 GD06 GD09 HA30 5H180 AA01 BB05 CC04 CC12 FF05 FF13 FF33 LL08

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に設けられ、この自動車の内外状
    況を視野内に収める取付位置に、360°全方位にわたる
    視野を有し、少なくともその視野内に運転者の映像が含
    まれるような姿勢となした全方位カメラと、 この全方位カメラから出力される映像情報が書き込まれ
    る記憶部と、 前記映像情報を外部機器に伝達するための伝達手段と、 前記記憶部の動作モードを、前記全方位カメラが時々刻
    々出力する新しい映像情報を、前記記憶部内の古いもの
    から順次上書き更新する常態モードと、事故発生あるい
    は事故発生につながる危険な状態を知らせる非常事態信
    号を受けて、前記映像の更新を即時あるいは一定時間経
    過後に停止して前記記憶部内の映像を保持する非常事態
    モードとに切り換え制御する制御部と、 を一体的に組み付け、運転者の挙動を含む車両内外の全
    方位にわたる風景を連続する一体映像として撮影するこ
    とを特徴とする自動車の内外状況監視装置。
  2. 【請求項2】 前記取付位置として、前記自動車に装備
    された周囲確認用のミラー装置の内部或いはその近辺位
    置を対象とした請求項1記載の自動車の内外状況監視装
    置。
  3. 【請求項3】 全方位カメラが、双曲面鏡に映し込まれ
    た全方位映像をCCDにより撮影するものである請求項
    1又は2記載の自動車の内外状況監視装置。
  4. 【請求項4】 記憶部の記憶内容を事故環境から保護す
    る保護手段を設けた請求項1〜3のいずれか1項記載の
    自動車の内外状況監視装置。
  5. 【請求項5】 回路群を、事故環境に対する耐久性又は
    防御性を備えた耐事故環境ブロックと、事故環境に対す
    る耐久性及び防御性を保証しない損傷許容ブロックとに
    二分し、事故映像が記憶された記憶部を、その記憶内容
    を保持する手段並びに外部に取り出す手段を伴って前記
    耐事故環境ブロックに所属させた請求項4記載の自動車
    の内外状況監視装置。
  6. 【請求項6】 ミラー装置の鏡板が全方位カメラの視野
    外となるよう全方位カメラの取付位置が設定されている
    自動車の内外状況監視装置。
  7. 【請求項7】 全方位カメラをミラー装置の鏡板の背後
    に位置付けるとともに、カメラの視野を遮る鏡板該当カ
    所を、裏面側から表面側が透視できる一方向透過性を有
    するマジックミラーで構成した請求項1〜5のいずれか
    1項記載の自動車の内外状況監視装置。
  8. 【請求項8】 ミラー装置の鏡板の一部または全部が一
    方向透過性を有するマジックミラーで構成され、当該マ
    ジックミラーの透過方向背後側にバックライトを備えた
    液晶ディスプレイを配置するとともに、前記鏡板表面に
    対面風景を映し込むミラーモードと、液晶ディスプレイ
    の表示内容を透視できるディスプレイモードとに切り換
    えられるようにした請求項1〜5のいずれか1項記載の
    自動車の内外状況監視装置。
  9. 【請求項9】 赤外線領域の映像を選択的に取り込む手
    段を付設して前記全方位カメラに暗視機能を付与すると
    ともに、前記カメラがとらえた暗視映像を液晶ディスプ
    レイに表示することにより鏡板を通して表面に暗視映像
    を映し出すようにした請求項8記載の自動車の内外状況
    監視装置。
  10. 【請求項10】 既設のバックミラーと併存させて設
    けられ、その設置位置をダッシュボード近辺とした請求
    項8又は9記載の自動車の内外状況監視装置。
  11. 【請求項11】 加速度センサを一体的に組み込み、当
    該加速度センサを非常事態信号を発信するセンサとして
    用いる請求項1〜10のいずれか1項記載の自動車の内
    外状況監視装置。
  12. 【請求項12】 全方位カメラが捉えた映像情報に基づ
    いて非常事態信号を発信する自動車の内外状況監視装
    置。
  13. 【請求項13】 エアバッグ作動用信号を非常事態信号
    として用いる請求項1〜11のいずれか1項記載の自動
    車の内外状況監視装置。
  14. 【請求項14】 記憶部の記憶内容の外部機器への伝達
    が非接触で行われる請求項1〜13のいずれか1項記載
    の自動車の内外状況監視装置。
  15. 【請求項15】 記憶部の記憶内容の外部機器への伝達
    動作に必要となる電力が、外部機器に備えられた読出し
    手段から非接触で供給される請求項1〜14のいずれか
    1項記載の自動車の内外状況監視装置。
  16. 【請求項16】 記憶部の記憶内容を事故発生後一定時
    間保持するバックアップ用バッテリを組み込んだ請求項
    1〜15のいずれか1項記載の自動車の内外状況監視装
    置。
  17. 【請求項17】 記憶部は安価大容量の磁気記録媒体を
    用いた長期記憶部と、高耐久性の半導体メモリを用いた
    短期記憶部からなる請求項1〜16のいずれか1項記載
    の自動車の内外状況監視装置。
  18. 【請求項18】 全方位カメラから出力される映像情報
    は、それが方位角方向に周期信号であることを利用した
    フーリエ変換等の圧縮手法を用いて圧縮処理されたうえ
    記録される請求項1〜17のいずれか1項記載の自動車
    の内外状況監視装置。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18のいずれか1項記載の
    自動車の内外状況監視装置の動作と車載情報機器とを車
    内LANを介して連携させた自動車の内外状況監視シス
    テム
  20. 【請求項20】 請求項1〜18のいずれか1項記載の
    自動車の内外状況監視装置をカーナビゲーション装置及
    び無線電話と連携させた自動車の内外状況監視システ
    ム。
  21. 【請求項21】 請求項1〜19のいずれか1項記載の
    自動車の内外状況監視装置の動作モードに、車両盗難信
    号を受けて作動する盗難モードを設け、当該盗難モード
    ではGPSから取得した現在位置情報を、犯人の映像を
    含む車両内外の風景映像と一緒に予め設定した通報先に
    無線電話を用いて送るように制御する自動車の内外状況
    監視システム。
  22. 【請求項22】 請求項1〜21記載の装置が提供する
    事故発生前後における運転者の挙動映像を含む車両内外
    の風景映像を、運転者の無過失性主張の根拠として用い
    る安全運転証明方法。
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