JP2008252457A - 船内監視記録システム - Google Patents

船内監視記録システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008252457A
JP2008252457A JP2007090421A JP2007090421A JP2008252457A JP 2008252457 A JP2008252457 A JP 2008252457A JP 2007090421 A JP2007090421 A JP 2007090421A JP 2007090421 A JP2007090421 A JP 2007090421A JP 2008252457 A JP2008252457 A JP 2008252457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video data
unit
ship
display
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007090421A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4850108B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Awata
和彦 粟田
Takahiro Hayakawa
高弘 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mol Ship Management Co Ltd
Original Assignee
Mol Ship Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mol Ship Management Co Ltd filed Critical Mol Ship Management Co Ltd
Priority to JP2007090421A priority Critical patent/JP4850108B2/ja
Publication of JP2008252457A publication Critical patent/JP2008252457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4850108B2 publication Critical patent/JP4850108B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

【課題】
本発明の課題は、撮影装置が撮影した船内の様子の映像を船内の異なる場所に設置された複数の情報処理装置に接続される表示装置に表示することができると共に、それぞれの表示装置に表示された映像をそれぞれの情報処理装置に接続される記録装置に記録することができる船内監視記録システムを提供することにある。
【解決手段】
本発明は、撮影装置が撮影した映像が設置場所の異なる複数の情報処理装置に表示される。また、それぞれの情報処理装置に接続されたそれぞれの記録装置に撮影装置が撮影した映像に基づく映像データを記録することができる。これにより、1台の情報処理装置が破壊されたとしても、もう1台の情報処理装置で映像を確認することができるとともに、それぞれの映像データを情報処理装置内の記憶部とは別に記録することで、船外にある情報処理装置によっても撮影装置が撮影した映像を確認することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、船内の映像を表示させるとともに記録させて、該船内を監視する船内監視記録システムに関するものである。
貨物船や客船といった船舶は、特に航海中、周囲を海に囲まれ、洋上に孤立した特殊な地理的要因から、安全な航海のために船舶内を監視する必要がある。例えば、航海中における火災や密航者に十分に注意をはらう必要がある。そのため、一般の建築施設などで利用される監視システムを適用する場合があった。このような監視システムの一例としては、監視カメラなどを所定の場所に配置し、この監視カメラからの映像を無線により監視室に送信するものなどがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平08−106580号公報
この監視システムは、所定の場所に備えられた複数のカメラと、このカメラが撮影した映像が表示される1台の情報処理装置とを有している。さらにこの情報処理装置は、表示された映像に例えば不審者や火災などが映し出されていた場合、それに対応するために、監視カメラに比較的近い場所に設置されるものである。
このような監視システムを洋上を航海する船舶に利用する場合、カメラによって撮影された映像を船舶内のカメラの設置場所に近い場所に情報処理装置を設置することになる。しかしながら、船舶の航海に支障をきたすような例えば火災などのトラブルの発生や、密航が行われた場合、カメラの設置場所に近い場所に設置された情報処理装置だけでは、その情報処理装置が破壊される可能性がある。
また、船舶の場合、通常の監視システムとは異なり、現在の状況把握だけでなく、例えばトラブルの発生の原因究明や、密航者を入船地域の特定などといったように航海後に映像を確認することもある。そのため、カメラが撮影した映像を表示する情報処理装置が破壊された場合、航海後に映像を確認することができなくなってしまう。
そこで、本発明は、上記実状に鑑み、撮影装置が撮影した船内の様子の映像を船内の異なる場所に設置された複数の情報処理装置に接続される表示装置に表示することができると共に、それぞれの表示装置に表示された映像をそれぞれの情報処理装置に接続される記録装置に記録することができる船内監視記録システムを提供することを目的とする。
そこで、本発明の船内監視記録システムは、船内の映像を表示させるとともに記録させて、該船内を監視する船内監視記録システムであって、前記船内を撮影する撮影部、及び、前記撮影部で撮影された前記船内の映像を映像データとして送信するデータ送信部を有し、前記船内の所定の場所に備えられる撮影装置と、前記撮影装置の前記送信部から送信された前記映像データを受信する第1データ受信部、前記第1受信部で受信した前記映像データを記憶する第1記憶部、及び、前記第1記憶部に記憶された前記映像データに基づいて、前記撮影装置の前記撮影部で撮影された前記船内の映像を第1表示装置に表示させる第1表示部を有し、前記船内の所望の場所に設置される前記第1情報処理装置と、前記第1情報処理装置の前記第1記憶部に記憶された前記映像データを記録用の映像データとして記録する第1記録装置と、前記第1情報処理装置の前記第1データ受信部で受信した前記映像データと同じ映像データを受信する第2データ受信部、前記第2受信部で受信した前記映像データを記憶する第2記憶部、及び、前記第2記憶部に記憶された前記映像データに基づいて、前記撮影装置の前記撮影部で撮影された前記船内の映像を第2表示装置に表示させる第2表示部を有し、前記船内の前記第1情報処理装置とは異なる場所に設置される前記第2情報処理装置と、前記第2情報処理装置の前記第2記憶部に記憶された前記映像データを記録用の映像データとして記録する第2記録装置とを有することを特徴とする。
本発明の船内監視記録システムによれば、船内の所定の場所に設置された撮影装置の撮影部が撮影した映像を映像データとしてデータ送信部から第1情報処理装置及び第2情報処理装置に送信する。第1情報処理装置及び第1情報処理装置とは異なる場所に設置される第2情報処理装置は、データ受信部を介して映像データを受信し、受信した映像データを記憶部に記憶する。そして、第1情報処理装置及び第2情報処理装置は、それぞれの表示部によって、接続されているそれぞれの表示装置に撮影装置が撮影した映像を表示させるとともに、接続されているそれぞれの記録装置に映像データを記録する。
本発明の船内監視記録システムは、撮影装置が撮影した映像が設置場所の異なる複数の情報処理装置に表示される。また、それぞれの情報処理装置に接続されたそれぞれの記録装置に撮影装置が撮影した映像に基づく映像データを記録することができる。これにより、1台の情報処理装置が破壊されたとしても、もう1台の情報処理装置で映像を確認することができるとともに、それぞれの映像データを情報処理装置内の記憶部とは別に記録することで、船外にある情報処理装置によっても撮影装置が撮影した映像を確認することができる。したがって、本発明は、航海中の例えば火災などのトラブルの発生や密航のための船内の監視だけでなく、航海後における安全対策に寄与することが可能となり、より安全な航海を提供することができる。
本発明は、貨物船や客船に備えられ、船内の映像を表示させるとともに記録させて、該船内を監視する船内監視記録システムであるが、理解を容易とするために、船舶を動かす機関室からの火災の発見のために用いられる船内監視記録システムを一例に挙げて説明する。なお、本発明においては、以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
本発明の船内監視記録システムは、図1のように、撮影装置としてのカメラ装置4と、第1情報処理装置としての機関制御室PC(Personal Computer)10と、第1表示装置としての機関制御室ディスプレイ15と、第1記録装置としての機関制御室外付けハードディスク19と、第2情報処理装置としての操舵室PC20と、第2表示装置としての操舵室ディスプレイ25と、第2記録装置としての操舵室外付けハードディスク29と、ネットワーク5と、第3情報処理装置としての船外PC30と、第3表示装置としての船外ディスプレイ35とを有している。
カメラ装置4は、図2のように、カメラ部40と、データ送信部45とを有し、機関室内にある機器及び装置の様子が撮影可能なように、機関室の柱や天井などに備えられる。カメラ装置4のカメラ部40は、船内の様子として機関室にある機器及び装置の様子を撮影する。カメラ装置4は、この撮影を行いながら、カメラ部40が撮影した映像を所定時間毎に映像データに変換する。
カメラ装置4のこのデータ送信部45は、映像データを送信するための図示しないインターフェースを制御し、映像データを機関制御室PC10及び操舵室PC20に送信する。このインターフェースが例えば機関制御室PC10や操舵室PC20と有線で接続されている場合、データ送信部45は、インターフェースに接続されている光ケーブルなどを介して、各PCに直接映像データを送信する。また、このインターフェースが例えば機関制御室PC10や操舵室PC20と無線で接続されている場合は、データ送信部45は、インターフェースに接続されている図示しない無線送信装置を介して、無線によって各PCに映像データを送信する。このように、データ送信部45は、カメラ装置4の環境に応じて映像データの送信方法を変え、映像データを機関制御室PC10や操舵室PC20に送信する。
カメラ装置4は、船内の機関室にある船舶を動かすための機器及び装置を撮影するために、少なくとも1台以上が機関室内の機器や装置に向かって備えられている。このカメラ装置4が複数ある場合、それぞれのカメラ装置4には、各PCが各カメラを特定することができるように、例えばIP(Internet Protocol)アドレスなどのカメラ固有の識別子が付与されている。このカメラ固有の識別子は、映像データと共に送信される。したがって、各PCは、カメラ固有の識別子から、機関室内のどの機器や装置に向かって備えられているカメラ装置4であるかを認識することができる。また、カメラ装置4は、船内の様子を撮影し、映像として機関制御室PC10や操舵室PC20に送信することができればどのようなものであってもよい。
機関制御室PC10は、図3のように、制御部11と、第1データ受信部としてのデータ受信部12と、第1記憶部としての記憶部13と、第1表示部としての表示部14と、記録制御部18とを有している。
機関制御室PC10は、カメラ装置4が備えられている機関室の近傍にある機関室内の機器や装置などを制御する機関制御室に設置され、映像データをカメラ装置4から受信する。この機関制御室PC10は、図示しないインターフェースを介して、機関制御室ディスプレイ15、機関制御室外付けハードディスク19を接続している。また、機関制御室PC10は、操舵室PC20と接続され、相互にデータの送受信が可能となっている。
機関制御室PC10の制御部11は、例えばCPU(Central processing Unit)といったマイクロプロセッサで構成され、図示しないRAM(Random−Access Memory)に一時的なデータやプログラムを展開することで記憶部13や図示しないROM(Read−Only Memory)に記憶されたプログラムを実行し、プログラムに基づいてデータの受け渡しや各部における処理を行わせる。すなわち、制御部11は、データ受信部12、記憶部13、表示部14、記録制御部18などの各部を統括制御する。
データ受信部12は、機関制御室PC10の図示しないインターフェースを介し、カメラ装置4及び操舵室PC20と接続され、データを受信する。このデータ受信部12は、インターフェースを介して、カメラ装置4から映像データを受信する。そして、データ受信部12は、受信した映像データを制御部11に渡す。このデータ受信部12は、カメラ装置4から映像データと共に送信されるカメラ固有の識別子も受信する。そして、データ受信部12は、その識別子も映像データと共に制御部11に渡す。
記憶部13は、機関制御室PC10に内蔵される大容量の不揮発性の記憶装置で、書き換え可能なプログラムやデータを記憶している。この記憶部13は、制御部11によって、受け取った映像データを記憶する。このとき、記憶部13は、映像データに関連付けられたカメラ固有の識別子も記憶する。そして、記憶部13は、表示部14や記録制御部18に読み出され、記憶部13に記憶された映像データが機関制御室ディスプレイ15に表示されたり、機関制御室外付けハードディスク19に記憶されたりする。
この記憶部13には、カメラ装置4が備えられた場所や、カメラ装置4が撮影する機器や装置の名称などの映像データに付随する付随情報と、カメラ固有の識別子とを関連付けた付随情報テーブルを予め記憶している。この場合、記憶部13に記憶されている付随情報は、映像データ及びその映像データに関連付けられた識別子とともに表示部14や記録制御部18に読み出される。
表示部14は、機関制御室PC10の図示しないインターフェースを経由して機関制御室ディスプレイ15に接続されている。この表示部14は、インターフェースを介して、機関制御室ディスプレイ15を制御し、この機関制御室ディスプレイ15に所定の画面を表示させる。この表示部14は、記憶された映像データを記憶部13から読み出す。そして、表示部14は、その映像データからカメラ装置4が撮影した機関室の機器や装置の様子を映す映像に変換する。そして表示部14は、表示させる表示画面を作成して、機関制御室ディスプレイ15にその表示画面を表示させる。
このとき、この表示部14は、映像データと共に映像データに関連付けられた識別子を記憶部13から読み出す。表示部14は、記憶部13に記憶されている付随情報テーブルを参照し、識別子に対応する付随情報を読み出す。そして、表示部14は、映像を表示させる表示画面に付随情報を表示させるようにする。これにより、機関制御室ディスプレイ15を確認することで、映像と共に付随情報を見ることができる。したがって、付随情報が、カメラ装置4が備えられた場所や、カメラ装置4が撮影する機器や装置の名称であれば、機関制御室ディスプレイ15に表示される映像が何の映像であるかを確認することができる。
記録制御部18は、機関制御室PC10の図示しないインターフェースを経由して機関制御室外付けハードディスク19に接続されている。この記録制御部18は、インターフェースを介して、機関制御室外付けハードディスク19を制御し、各種データを記録させる。この記録制御部18は、記憶された映像データを記憶部13から読み出す。そして、記録制御部18は、その映像データを機関制御室外付けハードディスク19に書き込み、映像データを記録する。
このとき、記録制御部18は、映像データに関連付けられた識別子を記憶部13から読み出す。記録制御部18は、記憶部13に記憶されている付随情報テーブルを参照し、識別子に対応する付随情報を読み出す。そして、記録制御部18は、映像データに付随情報を関連付けて機関制御室外付けハードディスク19に記録する。
機関制御室PC10に接続されている機関制御室ディスプレイ15は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなどの表示装置で、機関制御室PC10の表示部14の制御に基づいて、映像データに基づく映像を表示する。
機関制御室外付けハードディスク19は、大容量のハードディスクで、機関制御室PC10の記録制御部18によって映像データが記録される。この機関制御室外付けハードディスク19は、機関制御室PC10から取り外すことができ、他のPCに接続することで、記録されている映像データを読み出すことができる。
操舵室PC20は、図4のように、制御部21と、第2データ受信部としてのデータ受信部22と、第2記憶部としての記憶部23と、第2表示部としての表示部24と、第2データ送信部としてのデータ送信部26と、記録制御部28とを有している。
操舵室PC20は、操舵室に設置され、映像データをカメラ装置4から受信する。この操舵室は、カメラ装置4が備えられている機関室とは異なる場所で、機関室から離れた場所にある。操舵室は、船舶を操作する舵があるため、特に大型の船舶の場合、船舶の進行方向に対して前方側にある。一方、船舶を動かすための機器や装置がある機関室は、船舶の進行方向に対して後方側にある。この操舵室PC20は、図示しないインターフェースを介して、操舵室ディスプレイ25、操舵室外付けハードディスク29を接続している。また、操舵室PC20は、機関制御室PC10と接続され、相互にデータの送受信が可能となっている。
操舵室PC20の制御部21は、例えばCPUといったマイクロプロセッサで構成され、図示しないRAMに一時的なデータやプログラムを展開することで記憶部23や図示しないROMに記憶されたプログラムを実行し、プログラムに基づいてデータの受け渡しや各部における処理を行わせる。すなわち、制御部21は、データ受信部22、記憶部23、表示部24、データ送信部26、記録制御部28などの各部を統括制御する。
データ受信部22は、操舵室PC20の図示しないインターフェースを介し、カメラ装置4及び機関制御室PC10と接続され、データを受信する。このデータ受信部22は、インターフェースを介して、カメラ装置4から映像データを受信する。そして、データ受信部22は、受信した映像データを制御部21に渡す。このデータ受信部22は、カメラ装置4から映像データと共に送信されるカメラ固有の識別子も受信する。そして、データ受信部22は、その識別子も映像データと共に制御部21に渡す。
記憶部23は、操舵室PC20に内蔵される大容量の不揮発性の記憶装置で、書き換え可能なプログラムやデータを記憶している。この記憶部23は、制御部21によって、受け取った映像データを記憶する。このとき、記憶部23は、映像データに関連付けられたカメラ固有の識別子も記憶する。そして、記憶部23は、表示部24や記録制御部28やデータ送信部26に読み出され、記憶部23に記憶された映像データが操舵室ディスプレイ25に表示されたり、操舵室外付けハードディスク29に記憶されたりする。
この記憶部23には、カメラ装置4が備えられた場所や、カメラ装置4が撮影する機器や装置の名称などの映像データに付随する付随情報と、カメラ固有の識別子とを関連付けた付随情報テーブルを予め記憶している。この付随情報テーブルは機関制御室PC10の記憶部13に記憶されている付随情報テーブルと同じテーブルである。この場合、記憶部23に記憶されている付随情報は、映像データとともに表示部24や記録制御部28に読み出される。
表示部24は、操舵室PC20の図示しないインターフェースを経由して操舵室ディスプレイ25に接続されている。この表示部24は、インターフェースを介して、操舵室ディスプレイ25を制御し、この操舵室ディスプレイ25に所定の画面を表示させる。この表示部24は、記憶された映像データを記憶部23から読み出す。そして、表示部24は、その映像データからカメラ装置4が撮影した機関室の機器や装置の様子を映す映像に変換する。そして表示部24は、表示させる表示画面を作成して、操舵室ディスプレイ25にその表示画面を表示させる。
このとき、この表示部24は、映像データと共に映像データに関連付けられた識別子を記憶部23から読み出す。表示部24は、記憶部23に記憶されている付随情報テーブルを参照し、識別子に対応する付随情報を読み出す。そして、表示部24は、映像を表示させる表示画面に付随情報を表示させるようにする。これにより、操舵室ディスプレイ25を確認することで、映像と共に付随情報を見ることができる。したがって、付随情報が、カメラ装置4が備えられた場所や、カメラ装置4が撮影する機器や装置の名称であれば、操舵室ディスプレイ25に表示される映像が何の映像であるかを確認することができる。
データ送信部26は、映像データを送信するための図示しないインターフェースを制御し、記憶部23に記憶された映像データを船外PC30に送信する。この場合、データ送信部26は、映像データを送信する度に、例えば公衆衛星回線などのネットワーク5に接続し、予め取得しておいた映像データを送信する船外PC30のIPアドレスを使って船外PC30と通信可能に接続する。接続後、データ送信部26は、映像データをネットワーク5を介して船外PC30に映像データを送信する。このとき、データ送信部26は、記憶部23から送信する映像データに関連付けられたカメラ固有の識別子を読み出し、映像データと共にカメラ固有の識別子を送信する。
多くの船舶は、衛星を使用して船外のPCと通信することがある。したがって、コストが高くなる常時接続は現実的ではない。したがって、映像データを船外PC30に送信する場合は、映像データを送信する度に接続する方法が採用されている。
記録制御部28は、操舵室PC20の図示しないインターフェースを経由して操舵室外付けハードディスク29に接続されている。この記録制御部28は、インターフェースを介して、操舵室外付けハードディスク29を制御し、各種データを記録させる。この記録制御部28は、記憶された映像データを記憶部23から読み出す。そして、記録制御部28は、その映像データを操舵室外付けハードディスク29に書き込み、映像データを記録する。
このとき、記録制御部28は、映像データと共に映像データに関連付けられた識別子を記憶部23から読み出す。記録制御部28は、記憶部23に記憶されている付随情報テーブルを参照し、識別子に対応する付随情報を読み出す。そして、記録制御部28は、映像データに付随情報を関連付けて操舵室外付けハードディスク29に記録する。
操舵室PC20に接続されている操舵室ディスプレイ25は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどの表示装置で、操舵室PC20の表示部24の制御に基づいて、映像データに基づく映像を表示する。
操舵室外付けハードディスク29は、大容量のハードディスクで、操舵室PC20の記録制御部28によって映像データが記録される。この操舵室外付けハードディスク29は、操舵室PC20から取り外すことができ、他のPCに接続することで、記録されている映像データを読み出すことができる。
船外PC30は、図5のように、制御部31と、第3データ受信部としてのデータ受信部32と、記憶部33と、第3表示部としての表示部34とを有している。
船外PC30は、例えばカメラ装置4が備えられた船舶を管理する管理会社のオフィスなどの船外に設置され、映像データを操舵室PC20から受信する。この船外PC30は、図示しないインターフェースを介して、船外ディスプレイ35を接続している。
船外PC30の制御部31は、例えばCPUといったマイクロプロセッサで構成され、図示しないRAMに一時的なデータやプログラムを展開することで記憶部33や図示しないROMに記憶されたプログラムを実行し、プログラムに基づいてデータの受け渡しや各部における処理を行わせる。すなわち、制御部31は、データ受信部32、記憶部33、表示部34などの各部を統括制御する。
データ受信部32は、船外PC30の図示しないインターフェースを介し、ネットワーク5と接続されている。このデータ受信部12は、操舵室PC20との接続時に、インターフェースを介して、操舵室PC20の記憶部23に記憶された映像データを受信する。そして、データ受信部32は、受信した映像データを制御部31に渡す。このデータ受信部32は、映像データと共に送信されるカメラ固有の識別子も受信する。そして、データ受信部32は、その識別子も映像データと共に制御部31に渡す。
記憶部33は、船外PC30に内蔵される大容量の不揮発性の記憶装置で、書き換え可能なプログラムやデータを記憶している。この記憶部33は、制御部31によって、受け取った映像データを記憶する。このとき、記憶部33は、映像データに関連付けられたカメラ固有の識別子も記憶する。そして、記憶部33は、表示部34に読み出され、記憶部33に記憶された映像データが船外ディスプレイ35に表示される。
この記憶部33には、カメラ装置4が備えられた場所や、カメラ装置4が撮影する機器や装置の名称などの映像データに付随する付随情報と、カメラ固有の識別子とを関連付けた付随情報テーブルを予め記憶している。この付随情報テーブルは操舵室PC20の記憶部23に記憶されている付随情報テーブルと同じテーブルである。この場合、記憶部33に記憶されている付随情報は、映像データとともに表示部34に読み出される。
表示部34は、船外PC30の図示しないインターフェースを経由して船外ディスプレイ35に接続されている。この表示部34は、インターフェースを介して、船外ディスプレイ35を制御し、この船外ディスプレイ35に所定の画面を表示させる。この表示部34は、記憶された映像データを記憶部33から読み出す。そして、表示部34は、その映像データからカメラ装置4が撮影した機関室の機器や装置の様子を映す映像に変換する。そして表示部34は、表示させる表示画面を作成して、船外ディスプレイ35にその表示画面を表示させる。
このとき、この表示部34は、映像データと共に映像データに関連付けられた識別子を記憶部33から読み出す。表示部34は、記憶部33に記憶されている付随情報テーブルを参照し、識別子に対応する付随情報を読み出す。そして、表示部34は、映像を表示させる表示画面に付随情報を表示させるようにする。これにより、船外ディスプレイ35を確認することで、映像と共に付随情報を見ることができる。したがって、付随情報が、カメラ装置4が備えられた場所や、カメラ装置4が撮影する機器や装置の名称であれば、船外ディスプレイ35に表示される映像が何の映像であるかを確認することができる。
船外PC30に接続されている船外ディスプレイ35は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどの表示装置で、船外PC30の表示部34の制御に基づいて、映像データに基づく映像を表示する。
このような構成を有する本発明の船内監視記録システムは、以下のように動作する。まず、本発明の船内監視記録システムの機関制御室PC10及び操舵室PC20における映像データの処理について説明する。
カメラ装置4のカメラ部40は、船内の機関室にある機器や装置を撮影し続ける。カメラ部40は、撮影した映像を所定時間毎に分割し、映像データに変換する。そして、カメラ部40は、変換した映像データをカメラ装置4のデータ送信部45に渡す。映像データを受け取ったデータ送信部45は、図示しないインターフェースを介して、映像データを機関制御室PC10と、操舵室PC20とに同時に送信する。このとき、映像データにカメラ装置4のカメラ固有の識別子が関連付けられ、映像データと共に識別子も送信される。カメラ部40は、撮影を行いながらこの処理を実行し、データ送信部45は、映像が映像データに変換される度に機関制御室PC10と、操舵室PC20に送信する。
機関制御室PC10のデータ受信部12は、カメラ装置4から映像データと識別子を受信すると、映像データと識別子を制御部11に渡す。映像データと識別子を受け取った制御部11は、映像データと識別子を関連付けて記憶部13に記憶させる。映像データは、カメラ装置4から次々に送信されるため、制御部11は、映像データを受信した順番に順番付けをして記憶部13に記憶させる。
映像データが記憶部13に記憶されると、表示部14は、記憶部13から映像データを読み出し、映像データを機関制御室ディスプレイ15に表示できる映像に変換する。このとき、表示部14は、記憶部13から表示する映像データに関連付けられた識別子を読み出す。そして、表示部14は、記憶部13に記憶される付随情報テーブルを参照し、読み出した識別子に関連付けられた付随情報を取得する。付随情報を取得した表示部14は、映像にその付随情報を付与したような表示画面を作成し、インターフェースを介して、機関制御室ディスプレイ15にその表示画面を表示させる。
このとき、表示部14は、記憶部13に記憶された映像データを、順番付けされた順に読み出す。これにより、映像データを受信した順番に機関制御室ディスプレイ15に映像を表示することができる。すなわち、映像が途中でとぎれたり、前後することなく機関制御室ディスプレイ15に表示することができる。
また、映像データが記憶部13に記憶されると、記録制御部18は、記憶部13から映像データを読み出す。このとき、記録制御部18は、記憶部13から記録する映像データに関連付けられた識別子を読み出す。そして、記録制御部18は、記憶部13に記憶される付随情報テーブルを参照し、読み出した識別子に関連付けられた付随情報を取得する。付随情報を取得した記録制御部18は、映像にその付随情報を関連付ける。そして記録制御部18は、インターフェースを介して、機関制御室外付けハードディスク19に記録する。
このとき、記録制御部18は、記憶部13に記憶された映像データを、順番付けされた順に読み出す。そして、記録制御部18は、その映像データに付随情報を関連付け、順番を保ったまま再度順番付けをして機関制御室外付けハードディスク19に記録する。これにより、映像データを受信した順番を崩すことなく機関制御室外付けハードディスク19に記録することができる。
操舵室PC20のデータ受信部22は、カメラ装置4から映像データと識別子を受信すると、映像データと識別子を制御部21に渡す。映像データと識別子を受け取った制御部21は、映像データと識別子を関連付けて記憶部23に記憶させる。映像データは、カメラ装置4から次々に送信されるため、制御部21は、映像データを受信した順番に記憶部23に記憶させる。
映像データが記憶部23に記憶されると、表示部24は、記憶部23から映像データを読み出し、映像データを操舵室ディスプレイ25に表示できる映像に変換する。このとき、表示部24は、記憶部23から表示する映像データに関連付けられた識別子を読み出す。そして、表示部24は、記憶部23に記憶される付随情報テーブルを参照し、読み出した識別子に関連付けられた付随情報を取得する。付随情報を取得した表示部24は、映像にその付随情報を付与したような表示画面を作成し、インターフェースを介して、操舵室ディスプレイ25にその表示画面を表示させる。
このとき、表示部24は、記憶された順番に映像データを記憶部23から読み出す。これにより、映像データを受信した順番に操舵室ディスプレイ25に映像を表示することができる。すなわち、映像が途中でとぎれたり、前後することなく操舵室ディスプレイ25に表示することができる。
また、映像データが記憶部23に記憶されると、記録制御部28は、記憶部23から映像データを読み出す。このとき、記録制御部28は、記憶部23から記録する映像データに関連付けられた識別子を読み出す。そして、記録制御部28は、記憶部23に記憶される付随情報テーブルを参照し、読み出した識別子に関連付けられた付随情報を取得する。付随情報を取得した記録制御部28は、映像にその付随情報を関連付ける。そして記録制御部28は、インターフェースを介して、操舵室外付けハードディスク29に記録する。
このとき、記録制御部28は、記憶部23に記憶された映像データを、順番付けされた順に読み出す。そして、記録制御部28は、その映像データに付随情報を関連付け、順番を保ったまま再度順番付けをして操舵室外付けハードディスク29に記録する。これにより、映像データを受信した順番を崩すことなく操舵室外付けハードディスク29に記録することができる。
このように、本発明は、カメラ装置4で撮影した映像を機関制御室PC10と、機関制御室PC10から離れた場所に設置されている操舵室PCに同時に表示させることができる。例えば、機関室10の装置から火災が発生した場合、その映像を機関制御室ディスプレイ15及び操舵室ディスプレイ25に、その火災の様子が表示される。船の乗組員は、この映像を確認して、消火や延焼防止あるいは避難を行うことができる。また、火災が発生した機関室に近い機関制御室PC10は、炎や熱により、破壊される可能性が高い。この場合、機関室から離れた場所に位置する操舵室ディスプレイ25に火災の様子が表示されることで、より的確な行動を取ることができる。
また、それぞれのPCに接続されている外付けハードディスクに映像データを記録することができる。すなわち、映像データは、機関制御室PC10と、機関制御室外付けハードディスク19と、操舵室PC20と、操舵室外付けハードディスク29との4つに存在することになる。したがって、機関室の火災の影響を受けにくい操舵室にある操舵室外付けハードディスク25を、火災発生後に操舵室PC20から取り外すことで、船舶が沈没したり、船舶の電源系統がショートした場合などによって、映像データの全てが失われることを防止することができる。すなわち、航海後に、火災発生の検証用として利用することができ、今後の航海の安全性を高めるために利用することができる。
機関制御室PC10、操舵室PC20、及び、船外PC30に記憶される付随情報テーブルを全て同じものとすることで、どのPCであっても映像データと付随情報とが一致することになり、的確な映像をディスプレイに表示することができる。
次に、操舵室PC20から船外PC30への映像データの送信及び船外PC30における映像データの処理について説明する。
操舵室PC20で映像データを船外PC30に送信する場合、データ送信部26は、例えば公衆衛星回線などのネットワーク5に接続し、予め取得しておいた映像データを送信する船外PC30のIPアドレスを使って船外PC30と通信可能に接続する。このとき、データ送信部26は、記憶部23から送信する映像データに関連付けられた識別子を読み出す。そして、データ送信部26は、映像データと識別子を船外PC30に送信する。複数の映像データを送信する場合、データ送信部26は、記憶部23に記憶された順番を保ったまま順番付けをして送信する。そして、データ送信部26は、映像データと識別子を送信した後、ネットワーク5への接続を切断する。
船外PC30のデータ受信部32は、カメラ装置4から映像データと識別子を受信すると、映像データと識別子を制御部31に渡す。映像データと識別子を受け取った制御部31は、映像データと識別子を関連付けて記憶部33に記憶させる。
映像データが記憶部33に記憶されると、表示部34は、記憶部33から映像データを読み出し、映像データを船外ディスプレイ35に表示できる映像に変換する。このとき、表示部34は、記憶部33から表示する映像データに関連付けられた識別子を取得する。そして、表示部34は、記憶部33に記憶される付随情報テーブルを参照し、読み出した識別子に関連付けられた付随情報を取得する。付随情報を取得した表示部34は、映像にその付随情報を付与したような表示画面を作成し、インターフェースを介して、船外ディスプレイ35にその表示画面を表示させる。
このように、映像データを船外にある船外PC30に送信することができる。通常船舶は、陸上と異なり、通信網が整備されておらず、船外の船外PC30とデータを送受信する場合は、通信コストの高い衛星回線を使用することになる。したがって、必要時にのみネットワーク5に接続する。このような状況である船舶において火災が発生し、特に緊急に原因を究明する必要がある場合などにおいて、本発明は、操舵室PC20のデータ送信部26からネットワーク5を介して船外PC30に映像データを送信することができ、緊急的な対応が可能となる。例えば、機関室にある火災が発生した機器と同型の機器を使用している船舶に対して、注意を促したり、すぐに修理を行うことも可能である。
機関室には、多種多様な機器及び装置が有るため、カメラ装置4もその機器及び装置に応じて複数備え付けられていてもよい。この場合、カメラ装置4には、カメラ固有の識別子が付与されているため、送信されてきた映像データを識別子毎に分け、さらに送信されてきた順番に映像データを順番付けして記憶部に記憶させることで、映像が途中でとぎれたり、前後したり、他のカメラの映像が途中で入り込むことがなくなる。これにより、複数の場所に備えられたカメラ装置4が撮影した映像をディスプレイで確認することができる。
本発明は、上述のように、航海中に機関室の様子を記録しつつ、火災の発生を監視することができる船内監視記録システムである。本発明は、これに限定されるものではなく、カメラ装置4を備え付ける場所によって、その他のトラブルや密航者のための船内の監視記録システムとして利用することができる。以下、本発明を密航者のための船内の監視記録システムとして利用する例について説明する。
密航は、密航を企てる密航者を国籍や入船した地域に送還するために、国籍や入船した地域を特定する必要がある。通常密航者はパスポートを持っていないため、すなわち、密航者の顔と入船した地域を特定する必要がある。そのために、上述したカメラ装置4は、入船者の顔が撮影できるように、船内への入口に備えられる。より詳細には、カメラ装置4は、船内の入口で、船内から船外の方向に向かって撮影可能なように備えられる。また、カメラ装置4は、貨物に隠れて入船する可能性もあるため、貨物室にも備えられる。このカメラ装置4は、上述の例と同様の構成と同様の機能を有するが、図6のように、さらに撮影した時間を計測する時間計測部41を有していてもよい。
この時間計測部41は、撮影した時間を測定する。そして時間計測部41は、測定した時間を時間情報として、撮影した映像データに関連付ける。そして、時間計測部41は、その時間情報をデータ送信部45に渡し、映像データに関連付けられるカメラ固有の識別子と同様に、カメラ装置4から機関制御室PC10及び操舵室PC20に送信される。
上述では機関制御室PC10として例示した第1情報処理装置は、上述の例の通り、機関制御室に設置されていてもよいが、その他の部屋であってもかまわない。この例では、説明を容易とするために機関制御室PC10と称し、機関制御室に設置されるものとする。この機関制御室PC10は、上述の例と同様の構成を有する。
カメラ装置4から受信した時間情報は、カメラ固有の識別子と同様に、制御部11によって記憶部13に記憶される。そして、表示部14は、映像データに関連付けられた時間情報を記憶部13から読み出し、識別子に対応する付随情報と共に表示画面に表示させる。また、記録制御部18は、映像データに関連付けられた時間情報を記憶部13から読み出し、識別子に対応する付随情報と同様に映像データに関連付けて時間情報を機関制御室外付けハードディスク19に記録する。
また、機関制御室PC10に接続されている機関制御室ディスプレイ15及び機関制御室外付けハードディスク19として例示した第1表示装置及び第1記録装置も、機関制御室PC10と同様に、機関制御室に設置されるものとして説明する。そして、この機関制御室ディスプレイ15及び機関制御室外付けハードディスク19は、上述の例と同様である。
上述では操舵室PC20として例示した第2情報処理装置は、上述と同様に操舵室に設置される。この操舵室PC20は、上述の例と同様の構成を有する。
カメラ装置4から受信した時間情報は、カメラ固有の識別子と同様に、制御部21によって記憶部23に記憶される。そして、表示部24は、映像データに関連付けられた時間情報を記憶部23から読み出し、識別子に対応する付随情報と共に表示画面に表示させる。また、データ送信部26は、映像データに関連付けられた時間情報を記憶部23から読み出し、識別子に対応する付随情報と同様に、時間情報を映像データに関連付けて船外PC30に送信する。そして、記録制御部28は、映像データに関連付けられた時間情報を記憶部23から読み出し、識別子に対応する付随情報と同様に、時間情報を映像データに関連付けて機関制御室外付けハードディスク29に記録する。
また、操舵室PC20に接続されている操舵室ディスプレイ25及び操舵室外付けハードディスク29として例示した第2表示装置及び第2記録装置も、操舵室に設置されている。そして、操舵室ディスプレイ25及び操舵室外付けハードディスク29は、上述の例と同様である。
上述では船外PC30として例示した第3情報処理装置は、上述と同様に船外に設置される。この船外PC30は、上述の例と同様の構成を有する。
操舵室PC20から受信した時間情報は、カメラ固有の識別子と同様に、制御部31によって記憶部33に記憶される。そして、表示部34は、映像データに関連付けられた時間情報を記憶部33から読み出し、識別子に対応する付随情報と共に表示画面に表示させる。
また、船外PC30に接続されている船外ディスプレイ35として例示した第3表示装置も、上述と同様に船外に設置されている。そして、船外ディスプレイ35は、上述の例と同様である。
このような構成を有する船内監視システムは、密航者の特定を目的とした用途であっても上述の例と同様に、カメラ装置4で撮影した映像を機関制御室PC10と、機関制御室PC10から離れた場所に設置されている操舵室PC20に同時に表示させることができる。
例えば、密航者らしき人物を発見した場合、その密航者の顔と、その密航者を撮影した場所及び時間が表示されると共に外付けハードディスクに記録される。船の乗組員は、この映像を確認して、密航者に対する対応を行うことができる。また、密航者を撮影した映像と共に表示される撮影場所と時間から、密航者が入船した地域を特定することが可能となり、密航者への的確な対応が可能となる。
また、それぞれのPCに接続されている外付けハードディスクに映像データを記録することができる。すなわち、映像データは、機関制御室PC10と、機関制御室外付けハードディスク19と、操舵室PC20と、操舵室外付けハードディスク29との4つに存在することになる。密航者によって機関制御室にある機関制御室PC10及び機関制御室外付けハードディスク19が破壊されても、乗組員が常駐する操舵室に設置されている操舵室PC20及び操舵室外付けハードディスク29を破壊することは難しい。したがって、密航者によって映像データが失われることを防止することができる。航海の安全性を高めることができる。
さらに、映像データを船外にある船外PC30に送信することができる。通常船舶は、陸上と異なり、通信網が整備されておらず、船外の船外PC30とデータを送受信する場合は、通信コストの高い衛星回線を使用することになる。したがって、必要時にのみネットワーク5に接続する。このような状況である船舶において密航者が入船してしまった場合、特に緊急な対応が必要な場合などにおいて、本発明は、操舵室PC20のデータ送信部26からネットワーク5を介して船外PC30に映像データを送信することができ、緊急的な対応が可能となる。例えば、次にこの船舶が入港する港で、密航者を送還するといった対応を素早く行うことができる。
以上説明したが、本発明は、カメラ装置4を備える場所によって、上述した火災の発見と密航者の特定とをあわせて対応することができる。また、本発明は、その他のトラブルにも対応することができる。
本発明のシステム構成を示す図である。 本発明のカメラ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の機関制御室PCの構成を示すブロック図である。 本発明の操舵室PCの構成を示すブロック図である。 本発明の船外PCの構成を示すブロック図である。 本発明のカメラ装置の別の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 機関制御室PC
15 機関制御室ディスプレイ
19 機関制御室外付けハードディスク
11 制御部
12 データ受信部
13 記憶部
14 表示部
18 記録制御部
20 操舵室PC
25 操舵室ディスプレイ
29 操舵室外付けハードディスク
21 制御部
22 データ受信部
23 記憶部
24 表示部
26 データ送信部
28 記録制御部
30 船外PC
35 船外ディスプレイ
31 制御部
32 データ受信部
33 記憶部
34 表示部
4 カメラ装置
40 カメラ部
41 時間計測部
45 データ送信部
5 ネットワーク

Claims (5)

  1. 船内の映像を表示させるとともに記録させて、該船内を監視する船内監視記録システムであって、
    前記船内を撮影する撮影部、及び、前記撮影部で撮影された前記船内の映像を映像データとして送信するデータ送信部を有し、前記船内の所定の場所に備えられる撮影装置と、
    前記撮影装置の前記送信部から送信された前記映像データを受信する第1データ受信部、前記第1受信部で受信した前記映像データを記憶する第1記憶部、及び、前記第1記憶部に記憶された前記映像データに基づいて、前記撮影装置の前記撮影部で撮影された前記船内の映像を第1表示装置に表示させる第1表示部を有し、前記船内の所望の場所に設置される前記第1情報処理装置と、
    前記第1情報処理装置の前記第1記憶部に記憶された前記映像データを記録用の映像データとして記録する第1記録装置と、
    前記第1情報処理装置の前記第1データ受信部で受信した前記映像データと同じ映像データを受信する第2データ受信部、前記第2受信部で受信した前記映像データを記憶する第2記憶部、及び、前記第2記憶部に記憶された前記映像データに基づいて、前記撮影装置の前記撮影部で撮影された前記船内の映像を第2表示装置に表示させる第2表示部を有し、前記船内の前記第1情報処理装置とは異なる場所に設置される前記第2情報処理装置と、
    前記第2情報処理装置の前記第2記憶部に記憶された前記映像データを記録用の映像データとして記録する第2記録装置とを有することを特徴とする船内監視記録システム。
  2. 前記第2情報処理装置の前記第2記憶部に記憶された前記映像データを前記第2情報処理装置から受信する第3受信部と、
    前記第3受信部で受信した前記映像データに基づいて、前記撮影装置の前記撮影部で撮影された前記船内の映像を第3表示装置に表示させる第3表示部とを有し、
    船外に備えられる第3情報処理装置をさらに有し、
    前記第2情報処理装置は、前記第3情報処理装置に前記第2記憶部に記憶された前記映像データを送信する第2データ送信部を有することを特徴とする請求項1に記載の船内監視記録システム。
  3. 前記第1情報処理装置及び前記第1記録装置は、前記船の機関室内の機器を制御する機関制御室に備えられ、
    前記第2情報処理装置及び前記第2記録装置は、前記船を操作する操舵室に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の船内監視記録システム。
  4. 前記撮影装置は、前記機関室内に複数備えられていることを特徴とする請求項3に記載の船内監視記録システム。
  5. 前記撮影装置は、前記船内への入口に備えられていることを特徴とする請求項3に記載の船内監視記録システム。
JP2007090421A 2007-03-30 2007-03-30 船内監視記録システム Expired - Fee Related JP4850108B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007090421A JP4850108B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 船内監視記録システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007090421A JP4850108B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 船内監視記録システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008252457A true JP2008252457A (ja) 2008-10-16
JP4850108B2 JP4850108B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=39976895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007090421A Expired - Fee Related JP4850108B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 船内監視記録システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4850108B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011056269A1 (en) * 2009-10-28 2011-05-12 Velado Nicholas F Nautic alert apparatus, system, and method
KR101052541B1 (ko) 2008-11-14 2011-07-29 삼성중공업 주식회사 선박용 확장 경보 장치 및 그 모니터링 방법
EP3276572A4 (en) * 2015-03-27 2018-10-10 Mitsubishi Shipbuilding Co., Ltd. Evacuation guiding system and method for ship
WO2019093416A1 (ja) * 2017-11-08 2019-05-16 Molエンジニアリング株式会社 船舶の航行支援システム
JP2020194219A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 東芝三菱電機産業システム株式会社 浸水報知システム
KR20230078872A (ko) * 2021-11-26 2023-06-05 (주) 일진앤드 딥러닝 기반의 영상분석 알고리즘을 이용한 선박 엔진룸 안전 관리 시스템

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0773384A (ja) * 1992-05-18 1995-03-17 Misuzu Mach Kk 漏油・発煙探知装置
JP2002077882A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Masato Harada 監視カメラ制御管理システム
JP2002158995A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Yokogawa Electric Corp 監視システム
JP2003019843A (ja) * 2001-07-10 2003-01-21 Konica Corp 印刷装置
JP2004048636A (ja) * 2002-05-20 2004-02-12 Digital Network Appliance Inc 監視装置及び監視システム
JP2004110843A (ja) * 2003-10-22 2004-04-08 Kawasaki Shipbuilding Corp 船舶の運航管理方法とシステム
JP2004312212A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Yokogawa Electric Corp 監視システム
JP2005045712A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Mitsubishi Electric Corp 監視システム
JP2006005602A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Toshiba Corp カメラ監視システムとその記録制御方法、およびビデオ記録装置と記録制御プログラム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0773384A (ja) * 1992-05-18 1995-03-17 Misuzu Mach Kk 漏油・発煙探知装置
JP2002077882A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Masato Harada 監視カメラ制御管理システム
JP2002158995A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Yokogawa Electric Corp 監視システム
JP2003019843A (ja) * 2001-07-10 2003-01-21 Konica Corp 印刷装置
JP2004048636A (ja) * 2002-05-20 2004-02-12 Digital Network Appliance Inc 監視装置及び監視システム
JP2004312212A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Yokogawa Electric Corp 監視システム
JP2005045712A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Mitsubishi Electric Corp 監視システム
JP2004110843A (ja) * 2003-10-22 2004-04-08 Kawasaki Shipbuilding Corp 船舶の運航管理方法とシステム
JP2006005602A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Toshiba Corp カメラ監視システムとその記録制御方法、およびビデオ記録装置と記録制御プログラム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101052541B1 (ko) 2008-11-14 2011-07-29 삼성중공업 주식회사 선박용 확장 경보 장치 및 그 모니터링 방법
WO2011056269A1 (en) * 2009-10-28 2011-05-12 Velado Nicholas F Nautic alert apparatus, system, and method
US8531316B2 (en) 2009-10-28 2013-09-10 Nicholas F. Velado Nautic alert apparatus, system and method
EP3276572A4 (en) * 2015-03-27 2018-10-10 Mitsubishi Shipbuilding Co., Ltd. Evacuation guiding system and method for ship
US10473471B2 (en) 2015-03-27 2019-11-12 Mitsubishi Shipbuilding Co., Ltd. Evacuation guiding system and method for ship
WO2019093416A1 (ja) * 2017-11-08 2019-05-16 Molエンジニアリング株式会社 船舶の航行支援システム
JP2020194219A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 東芝三菱電機産業システム株式会社 浸水報知システム
JP7077270B2 (ja) 2019-05-24 2022-05-30 東芝三菱電機産業システム株式会社 浸水報知システム
KR20230078872A (ko) * 2021-11-26 2023-06-05 (주) 일진앤드 딥러닝 기반의 영상분석 알고리즘을 이용한 선박 엔진룸 안전 관리 시스템
KR102645144B1 (ko) * 2021-11-26 2024-03-08 (주) 일진앤드 딥러닝 기반의 영상분석 알고리즘을 이용한 선박 엔진룸 안전 관리 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP4850108B2 (ja) 2012-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4850108B2 (ja) 船内監視記録システム
US20190092345A1 (en) Driving method, vehicle-mounted driving control terminal, remote driving terminal, and storage medium
ES2705848T3 (es) Sistemas y métodos para proporcionar recursos de emergencia
KR100931319B1 (ko) 선박 침입자 탐지 및 격퇴장치 및 그 방법
US20130083196A1 (en) Vehicle monitoring systems
JP2023011037A (ja) プログラム
US10455187B2 (en) 360° Camera system
WO2018180311A1 (ja) 監視システム及び監視方法
CN102170561A (zh) 物联网特种车辆无线窄带视频系统
JP2002367080A (ja) 車両用視覚支援方法及び装置
JP2004172780A (ja) カメラシステム、カメラ装置及び記録装置
JP2018028855A (ja) 車載器および運行管理システム
KR20120077455A (ko) 아이피 카메라 겸용 다안식 차량용 영상저장 장치
KR101026631B1 (ko) 무선 보안 관제 시스템 및 방법
JP2004226190A (ja) ヘリコプタからの撮影映像への位置情報表示方法及びその装置
KR101052541B1 (ko) 선박용 확장 경보 장치 및 그 모니터링 방법
US20220263980A1 (en) System and method for a multi-user remote controllable safety camera
JP2014040221A (ja) 映像監視システム
JP2004094696A (ja) 車両警報装置およびシステム
KR101061868B1 (ko) 듀얼 감시 카메라를 이용한 모니터링 시스템
JP2021177597A (ja) 撮像装置及び撮像システム
JP2013134590A (ja) 車載装置制御システム、集中制御装置、車載装置、およびプログラム
KR20160010633A (ko) 열화상 융합 카메라를 이용한 침입자 감시 및 경보 시스템
CN110910532A (zh) 一种行驶状态的拍摄方法、装置、车辆及系统
KR20210067061A (ko) 식별정보 및 사고 이벤트를 공유하고 동시 촬영하는 블랙박스 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4850108

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees