WO2003082717A1 - Paquet de feuilles de papier et imprimante l'utilisant - Google Patents

Description

明細書 用紙パッケージ、 および該パッケージを使用するプリン夕 技術分野

本発明は、 プリンタの記録用紙を積層した状態で保持する用紙パッケージ、 お よびこのような用紙パッケージを使用するプリン夕の構成に関する。 背景技術

従来、 プリンタとして、 ライン型のサーマルヘッ ドを備えたダイレク トサーマ ル方式のプリン夕が知られている。 該プリン夕には、 カッ ト紙状の感熱紙が、 複 数枚重ねられた状態でセッ トされる。 あるいは、 複数枚重ねられた状態の感熱紙 をパッケージ材で包んだ用紙パッケージの状態で、 プリン夕にセッ トできるよう に構成しているものもある。

このプリンタは、 用紙が一枚ずつ順次送られながら、 用紙の搬送方向に直交す る方向に延びるライン毎にサ一マルヘッ ドにより加熱されることで、 任意の文字 や画像が印字される構造となっている。 感熱紙としては、 感熱発色タイプのもの ゃ感熱穿孔タイプのもの等種々のものが使用される。

感熱発色タイプの感熱紙は、 紙などの基材層と、 この基材層上に材料を塗布し て形成された感熱記録層と、 その上に紫外線硬化樹脂などを塗布して紫外線を照 射し硬化させることにより形成されたォ一バーコ一ト層とを備えている。 このよ うな感熱発色タイプの感熱紙は、 上記のサーマルへッ ドによってォ一バーコ一ト 層側の面 （印字面） から熱が与えられることにより、 加熱された部分の感熱記録 層が変色する。 また、 感熱発色タイプの感熱紙の中には複数の発色層を有する多 色感熱紙があり、 熱エネルギ量を調節されながらサーマルヘッ ドによって発色層 側の面 （印字面） から熱が与えられることにより、 加熱された部分の感熱記録層 が変色する。

感熱穿孔タイプの感熱紙は、 熱可塑性フィルムと多孔性支持体と、 これらを接 着する接着剤層とを備えている。 このような感熱穿孔タイプの感熱紙は、 プリン 夕においてサーマルヘッ ドにより熱可塑性フィルム側の面 （印字面） から加熱さ れ、 所望の文字列等のパターンが穿孔され変色する。 発明の開示

しかしながら、 上記従来のいずれの感熱紙であっても、 サ一マルヘッ ドにより 印字される印字面と反対側の面から加熱されると印字は不可能であるが、 ユーザ が用紙をプリンタにセッ トする際に、 誤った向きでセッ トする場合があり、 用紙 の裏表を誤ってセッ トすると印字に失敗してしまうという問題がある。

また、 使用される用紙として、 二枚の用紙に同時に印刷できるように構成した. 複写紙タイプの用紙がある。 この用紙は、 二枚の用紙を重ねた状態で一辺を糊付 けされており、 搬送方向先頭側に糊付け部分が来るようにセッ 卜する必要があり, 搬送方向に対し前後逆向きに用紙をセッ トした場合は、 プリンタ内で用紙が詰ま る原因になる。

そこで、 用紙をパッケージ材に揷入して用紙パッケージとする作業はメーカ側 で行うこととし、 ユーザは用紙パッケージの状態で用紙を購入してプリンタにセ ッ トして使用するといつた使用形態が考えられる。 この場合には、 用紙をパッケ ージ材に揷入する作業はメーカ側で行うこととなるから、 その際に向きを誤って セッ トするようなことはあまり考えられず、 問題はない。

しかしながらこの場合でも、 用紙パッケージをプリンタにセッ 卜する作業はュ —ザが行うことになるため、 このときに誤った向きでセッ トする可能性があり、 結局はプリンタのトラブルに繋がってしまっていたのである。

本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、 用紙パッケージをプリン夕に セッ トする際、 正しい向きにセッ トして印刷トラブルを防止することができる用 紙パッケージ、 およびその用紙パッケージを使用するプリン夕を提供することを 目的とする。

本発明の一つの側面によれば、 プリンタの被印刷媒体としての用紙と、 積層さ れた状態の該用紙の外側を覆うパッケージ材と、 を有し、 該パッケージ材から用 紙の一部を露出させた状態で、 該パッケージ材とともに前記プリンタにセッ 卜で きるように構成した、 用紙パッケージであって、 前記パッケージ材には識別マー クを設けて、 プリンタに用紙パッケージの向きを正しくセッ トしたときにのみ、 プリンタ側に設けられたセンサの読取領域に前記識別マークが位置するように構 成した用紙パッケ一ジが提供される。

これにより、 用紙パッケージをプリン夕にセッ トする際に、 その向きを誤って セッ トするとプリンタ側でそれを検知することができる。 この結果、 用紙パッケ —ジをプリン夕にセッ 卜する際、 正しい向きにセッ トして印刷トラブルを防止す ることができる。

用紙ぺッケージは、 プリン夕に用紙パッケージの向きを正しくセッ トした場合 で、 かつ、 パッケージ材から用紙の一部が露出された状態であるときにのみ、 プ リン夕側に設けられたセンサの読取領域に前記識別マークが位置するように構成 されていても良い。

これにより、 用紙パッケージが未開封である状態でプリンタに誤ってセッ 卜さ れていることも検知することができ、 印刷トラブルを一層確実に防止できる。 前記用紙パケージは、 前記パッケージ材には蓋部が一体的に形成され、 該蓋部 は、 前記用紙を前記パッケージ材に完全に覆われるようにする閉じた状態と、 前 記用紙の一部を露出させる開いた状態とにすることができるとともに、 該蓋部に は、 前記識別マークが形成されるように構成することができる。 この場合、 前記 蓋部を前記開いた状態にしたときに、 該蓋部に設けられた前記識別マークが前記 プリンタ側に設けられたセンサの読み取り領域に位置するように構成することが できる。 '

さらに、 用紙パッケージは、 前記蓋部が前記開いた状態にあるとき前記識別マ —クが存在する位置に対応する、 前記パッケージ材上の位置には、 前記センサが エラ一を検出するためのエラーマークが形成され、 前記蓋部が閉じた状態で前記 用紙パッケージが前記プリンタにセッ トされたときに、 前記エラーマークが前記 プリン夕側に設けられたセンサの読み取り領域に位置する様に構成されていても 良い。

前記識別マークには、 前記用紙に関する情報が表示されていても良い。 これに より、 さらに、 識別マークを、 用紙パッケージに収容されている用紙の種類 ·厚 み等の自動判別にも兼用することができる。 前記識別マークは、 複数のビッ ト表示部により構成されていても良い。 これに より、 ピッ ト表示部を様々なパターンで組合せることにより、 複数の用紙の種類 を表示することができ、 プリンタ側のセンサにより自動判別することができる。 また、 ビッ ト表示であるから、 それを読み取るためのセンサ側の構成も簡素とで き、 プリン夕の製造コストも低減できる。

前記用紙パケージは、 前記プリン夕に前記用紙パッケージの向きが正しくセッ トされていない場合に、 用紙パッケージ、 あるいは用紙の前記センサの読取領域 に位置する可能性のある全ての部分に、 センサがエラ一を検出するためのエラー マークが設けられていても良い。

これにより、 用紙パッケージが誤った向きでセッ トされると必ずエラ一マーク がセンサの部分に位置することとなるから、 用紙パッケージのセッ ト向きの誤り を確実に検出することができる。

さらに、 前記エラーマークは、 全て同じ表示とされた複数のビッ ト表示部によ り構成されていても良い。 これにより、 簡易な構成でエラ一マークを形成するこ とができる。

用紙パッケージは、 前記プリンタに前記用紙パッケージの前後の向きが正しく セッ トされていない場合に、 用紙パッケージ、 あるいは用紙の前記センサの読取 領域に位置する可能性のある部分に、 センサがエラーを検出するためのエラ一マ —クが設けられていても良い。

, 用紙パッケージは、 前記プリン夕に前記用紙パッケージの表裏の向きが正しく セットされていない場合に、 用紙パッケージ、 あるいは用紙の前記センサの読取 領域に位置する可能性のある部分に、 センサがエラ一を検出するためのエラ一マ —クが設けられていても良い。

本発明の別の側面によれば、 被印刷媒体としての用紙と、 積層された状態の該 用紙の外側を覆うパッケージ材とを有する用紙パッケージと、 該用紙パッケージ を使用するプリン夕とからなるシステムが提供される。 このシステムにおいて、 前記プリン夕は、 センサを有し、 前記用紙パッケージは、 前記パッケージ材から 用紙の一部を露出させた状態で、 該パッケージ材とともに前記プリン夕にセッ ト できるように構成されるとともに、 前記パッケージ材には識別マークが設けられ、 前記プリン夕に用紙パッケージの向きを正しくセッ トしたときにのみ、 前記プリ ン夕側に設けられたセンサの読取領域に前記識別マークが位置するように構成さ れる。 さらに、 前記プリン夕は、 前記識別マークを前記センサで読み取ることが できるか否かに応じて動作を行う。

前記プリンタは、 前記識別マ一クを前記センサで読み取ることができない場合 には、 エラーを使用者に報知するように構成されていても良い。

これにより、 用紙パッケージが誤った向きでセッ トされるとエラ一を報知して 知らせることができるので、 ユーザは用紙パッケージを正しい向きでセッ トする よう素早く対応することができる。

或いは、 前記プリンタは、 前記識別マークを前記センサで読み取ることができ ない場合には、 給紙動作を規制するように構成されていても良い。

前記用紙パッケージの前記識別マークには、 前記用紙に関する情報が表示され， 前記プリンタは、 前記識別マークに表示される前記用紙に関する情報を前記セン サで読み取ることで、 前記用紙の種類を識別するものであっても良い。

これにより、 識別マークを読み取ることで、 用紙の向きが正しいことを検知す ると同時に、 用紙パッケージに収容されている用紙の種類を自動判別することが できる。 そして、 その情報に基づいてプリンタの制御 （搬送速度や印字ヘッ ドの 制御） を行うことが可能となる。

さらに、 前記用紙パッケージの前記識別マークは、 複数のピッ ト表示部により 構成され、 前記プリン夕は、 前記識別マークを構成するビッ ト表示部に対応させ て、 複数のセンサを有するものであっても良い。

これにより、 複数のピッ ト表示部の組合せを対応する複数のセンサで読み取る ことで、 用紙パッケージの向き、 および用紙パッケージに収容されている用紙の 種類を識別することができる。

前記用紙パッケージは、 前記プリンタに前記用紙パッケージの向きが正しくセ ッ トされていない場合に、 前記用紙パッケージ、 あるいは用紙の前記センサの読 取領域に位置する可能性のある全ての部分に、 センサがエラーを検出するための エラ一マークを設けられており、 かつ前記エラ一マークは、 全て同じ表示とされ た複数のビッ ト表示部により構成されていても良い。 さらに、 前記プリンタは、 前記複数のセンサの読み取った結果が全て同じ値である場合に、 エラーを使用者 に報知するとともに、 給紙動作を規制するように構成されていても良い。

これにより、 読み取り結果が全て同じ値である場合に、 用紙パッケージが正し くセッ 卜されていないことが原因でエラーマークを読み取つたと判断し、 用紙の セッ トが適切になされないまま給紙動作が行われることを防止でき、 印刷トラブ ルの発生が未然に防止される。

前記センサは反射型センサであっても良い。 これにより、 簡易な構成で識別マ 一夕の判別を行うことができる。 図面の簡単な説明

図 1は、 プリン夕にセッ トする状態の用紙パッケージの上方からの斜視図であ る。

図 2は、 プリン夕にセッ トする状態の用紙パッケージの下方からの斜視図であ る。

図 3は、 識別マーク部分の拡大図である。

図 4は、 蓋部が閉じられた状態の用紙パッケージの斜視図である。

図 5は、 用紙パッケージの展開図である。

図 6は、 プリン夕の斜視図である。

図 7は、 プリンタの側面断面図である。

図 8は、 プリンタの用紙収容部部分の斜視図である。

図 9は、 用紙収容部に用紙をセッ トした状態を示した側面断面図である。 図 1 0は、 用紙分離部および印刷機構部の詳細を示した断面拡大図である。 発明の実施の形態

以下、 本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。

先ず、 図 1〜図 5を参照しながら、 用紙パッケージ 9について説明する。 図 1はプリン夕にセッ トする状態の用紙パッケージの上方からの斜視図、 図 2 は下方からの斜視図であり、 図 3は該用紙パッケージに形成された識別マーク部 分の拡大図である。 ' 用紙パッケージ 9は図 1に示すように、 例えば A 6〜 A 7サイズ程度の小サイ ズのカッ トシート状の感熱紙 （被印刷媒体。 以下 「用紙」 と称する） 7と、 積層 される状態の該用紙 7の外側を覆うパッケージ材 8 とを有する。

用紙パッケージ 9は図 4に示すように'、 例えば A 6〜A 7サイズ程度の小サイ ズのカッ トシート状の感熱紙が、 パッケージ材 8の内部に、 複数枚積層されて収 納される構成となっている。 ユーザはこの図 4の状態で販売されている用紙パッ ケージを購入し、 所定の手順を行って図 1のように内部の用紙を露出させてから， これをプリンタ 1にセッ トする。 尚、 蓋部 8 aを開く際には、 切取り部 4 5をミ シン目 4 6から切り取る。

上記のパッケージ材 8は、 平板状の厚紙材を折り曲げて箱状に組み立てたもの である。 厚紙材を折り曲げる前の状態が図 5に示されている。 該厚紙材の形状は、 用紙 7とほぼ同じ形状 （長方形） とした底部 4 0の周囲に、 第一外装部 5 1、 第 二外装部 4 3、 舌部 8 b、 盖部 8 aがそれぞれ一体的に形成されたものとなって いる。 なお、 図 5で細い鎖線で示されているのは折り目加工が施されている部分 であって、 当該折り目で厚紙材を折り曲げ易くして組立て時の便宜を図っている 図 1に示すように、 パッケージ材 8には、 折返し可能な蓋部 8 aがー体的に形 成されている。 図 1に示されるのは当該篕部 8 aが下面側 （底面 4 0側） に折り 返された形で固定された状態であり、 このとき用紙 7は同図に示すように、 その 長手方向 （搬送方向） の一端側の下面を露出させた状態となる。 用紙パッケージ 9はこの図 1に示す状態で、 後述するプリンタ 1にセッ トされる。

蓋部 8 aを図 1の状態で固定させるために、 蓋部 8 aの先を揷入するための第 —の切込み 4 1がパッケージ材 8の下面側に設けられている。

なお、 パッケージ材 8の上面側 （後述する舌部 8 b ) にも第二の切込み 4 2が 形成され、 図 1の状態にある蓋部 8 aをパッケージ材 8の上面側に折り返してそ の先を第二の切込み 4 2に挿入することで、 当該蓋部 8 aが用紙 7を覆った状態 で固定することもできるようになつている。

用紙 7の上面に位置する舌部 8 bは、 用紙パッケージ 9耷プリンタにセッ トし たときに、 後述する押圧板 1 8と用紙 7との間に介在されるようになっている。 この構成でプリンタの給紙動作がされる際には、 舌部 8 bと用紙 7との間に適宜 の摩擦力を発生させて、 用紙 7の一枚ごとの分離をスムーズに行うことができる ようにしている。

図 2は用紙パッケージ 9を下面側から見た様子であり、 この図に示すように、 パッケージ材 8下面の用紙 7が露出された側と反対側の一隅には、 長方形状の識 別マーク 3 1が設けられている。 この識別マーク 3 1は、 後述するように用紙パ ッケージ 9をプリン夕 1に正しい向きでセッ トした場合に、 プリン夕 1側に設け られた反射型センサ 3 2 (図 8参照） の読取領域に位置するようにされている。 この識別マーク 3 1は、 用紙 7の幅方向に幅 W、 長手方向に長さ Lを有している _c この識別マーク 3 1は図 3に示すように 4つの矩形状のビッ ト表示部 3 1 a〜 3 1 dにより構成されており、 4つのうち 1〜 3箇所が黒く着色される一方、 残 りの箇所は着色されずパッケージ材 8の下地の色 （白） が残されている。 例えば、 図 2においては、 表示部 3 1 a · 3 1 c · 3 1 dが黒く着色され、 残りの表示部 3 1 bは着色されず白とされている。 この識別マーク 3 1を付す方法としては、 例えば印刷等の公知の方法を採用すればよい。

上記の白黒のパターンは、 該パッケージ材 8の内部に収納される用紙の種類

(例えば、 通常タイプの感熱紙、 二色発色が可能な感熱紙、 ラベル紙、 二枚同時 印字が可能な複写紙など） に応じて、 予め定められている。 プリンタ 1はこのパ ターンを反射型センサ 3 2 (後述） で読み取ることで、 用紙の種類を自動的に識 別するようになっている。

図 2において、 用紙パッケージ 9の下面の、 識別マ一ク 3 1の対角線上の一隅 において、 少なくとも識別マーク 3 1 と同じ幅 W ·長さ Lの大きさだけ用紙 7が 露出するようになっていおり、 当該部分がエラ一マーク Eを形成している。

すなわち、 本実施形態では、 後で詳述するように、 反射型センサ 3 2が全て白 と読み取るマークをエラ一マークとしている。 したがって、 用紙の露出部分にお ける幅 W ·長さ Lの露出箇所は、 エラーマークとして機能する。

パッケージ材 8が白であったり、 収容されている用紙が白である場合は、 特に エラーマークを施す必要はなく、 用紙パッケージ 9を間違った向きにセッ トした ときに、 反射型センサ 3 2に対応する位置にくる可能性のある部分が、 白であれ ば問題ない。 用紙 7、 あるいはパッケージ材 8が有色の場合は、 エラーマークを 印刷等により幅 W · 長さ Lの大きさで白部分とし、 エラ一マークを形成する。 また図 1に示すように、 用紙パッケージ 9の上面側においても、 用紙パッケ一 ジ 9を上下逆さとした場合に前記識別マーク 3 1およびエラ一マーク Eと同じ位 置にくる隅では、 それぞれ少なくとも識別マーク 3 1 と同じ幅 W ·長さ Lの大き さだけパッケージ材 8が露出するようにされ、 エラ一マーク Eを形成している。 次に、 プリンタ 1の概略構造を、 図 6〜図 1 0を参照しながら説明する。

図 6はプリン夕の斜視図、 図 7は側面断面図である。 図 8はプリン夕の用紙収 容部部分の斜視図、 図 9は用紙収容部に用紙をセッ トした状態を示した側面断面 図である。 図 1 0は用紙分離部および印刷機構部の詳細を示した断面拡大図であ る。

プリン夕 1は図 6に示すように、 平面視で長方形状 （A 6〜A 7サイズ程度の 大きさ） とされ、 かつ、 厚みが略 2 c mあるいはそれ以下となる、 コンパク トな 構成とされている。

プリンタ 1は本体ケース 2を有する。 本体ケース 2は、 枠体 3と、 枠体 3の下 面を覆う下カバー 4、 枠体 3の上面の一部を覆う上カバー 5を有する。

プリンタ 1において枠体 3の上側の部分のうち、 上カバ一 5で覆われた箇所を 除いた残りの部分には、 図 3に示すように用紙収容部 （給紙部） 6が形成される, この用紙収容部 6には、 用紙パッケージ 9が揷置される

前記用紙収容部 6の上方は盖体 1 0にて覆われ、 この蓋体 1 0は図 7に示すよ うに本体ケース 2に対して回動自在とされる。 本体ケース 2側には図示しない口 ック機構が設けられており、 前述のように用紙収容部 6に用紙パッケージ 9をセ ッ トした状態で、 図 9に示すように蓋体 1 0を閉じてロックできるようになって いる。

用紙収容部 6の一側の端部には、 用紙分離部 1 1 としてのピックアップローラ 1 2および分離ブロック 1 3等が配置されている。 また、 上カパ一 5の下方には、 後に詳述する印刷機構部 1 4としてのサーマルへッ ド 1 5、 プラテンローラ 1 6、 ペーパーガイ ド 1 7が配置される。

また、 用紙収容部 6の他側の一隅においては、 その底部に反射型センサ 3 2が 図 8に示すように設けられている。 この反射型センサ 3 2は、 前述のビッ ト表示 部 3 1 a〜 3 1 dの数に対応して、 4つのセンサ 3 2 a ~ 3 2 dが列設された構 成となっている。 そして、 各センサ 3 2 a〜 3 2 dから光を照射してその反射の 度合いを測定することで、 前記識別マーク 3 1の表示部 3 1 a〜 3 l clの状態 (黒か白か） を読み取るようになつている。

用紙分離部 1 1を説明する。

図 1 0に示すように、 前記用紙収容部 6の、 前記印刷機構部 1 4に近い側の端 部には （図 1 0において右側） 、 ピックアップローラ 1 2と分離ブロック 1 3 と が設けられている。 前記盖体 1 0の用紙収容部 6側を向く内面には、 押圧板 1 8 が回動自在に支持されている。 この押圧板 1 8と蓋体 1 0との間にはコイル状の 付勢バネ 1 9が介在され、 押圧板 1 8に対し、 該押圧板 1 8を下方へ回動させる 向きの付勢力を常時作用させている。

上述した用紙パッケージ 9は、 図 9に示すように、 印字面を下側へ向けながら 積層された状態で内部に収納されている用紙 7のうち、 最も下側に位置する用辨 7の下面をパッケ ジ材 8から一部露出させた状態で、 用紙収容部 6にセッ トさ れる。 そして、 前記蓋体 1 0を閉じてロックした際には、 前述の付勢パネ 1 9に より下方へ付勢される押圧板 1 8が、 パッケージ材 8の舌部 8 bを介して、 用紙 7の前記露出した部分をピックアップローラ 1 2側へ押し付け、 該用紙 7の下面 を該ピックアップローラ 1 2に接触させる。

前記ピックアップローラ 1 2に近接させて分離プロック 1 3が設けられ、 この 分離ブロック 1 3は、 ピックアップローラ 1 2の用紙送り出し方向に対して傾斜 した分離案内面 1 3 aを備えている。

この構成でピックアップローラ 1 2が回転駆動することにより、 該ピックアツ プロ一ラ 1 2に接触する最下層の用紙 7に搬送力が加えられる。 原理として、 最 下層の用紙は、 付勢バネ 1 9により発生するピックアップローラ 1 2の搬送力が， 分離案内面 1 3 aから受けるブレーキ力、 さらにその上の用紙 （2枚目） から受 ける負の摩擦力を上まわることで搬送される。 その上の用紙 （2枚目） には、 最 下層の用紙から受ける正の摩擦力、 その上の用紙 （3枚目） から受ける負の摩擦 力と分離案内面 1 3 aから受けるブレーキ力が働き、 このバランスで止まり、 重 送しない。 そして、 前記分離ブロック 1 3の分離案内面 1 3 aの分離作用とあい まって、 最下層に位置する一枚の用紙 7のみが分離されて送り出される。

印刷機構部 1 4を説明する。

分離ブロック 1 3に隣接して （図 1 0においては、 分離ブロック 1 3の右側 に） プラテンローラ 1 6が回転自在に設けられ、 その外周面に近接させてぺーパ —ガイ ド 1 7が配置される。 図 1 0の拡大図に示すように、 このべ一パーガイ ド 1 7には、 前記プラテンローラ 1 6の外周面に沿うように、 断面が横向き略 「U」 字状となるような凹湾曲状の摺接面 1 7 aが形成されている。 該ペーパー ガイ ド 1 7と本体ケース 2との間には押圧コイルバネ 2 0が設けられており、 前 記摺接面 1 7 aをプラテンローラ 1 6の外周面に向けて付勢するようになってい る。

この構成において、 前述の用紙分離部 1 1で分離された用紙 7は、 ピックアツ プロ一ラ 1 2により搬送されて、 分離ブロック 1 3の下端と、 用紙の向きをブラ テンローラ 1 6側へ向けるためのガイ ド板 2 1の間を通過する。

用紙 7はこのガイ ド板 2 1により案内され、 プラテン口一ラ 1 6の下面側から, 該プラテンローラ 1 6 とべ一パーガイ ド 1 7 との間に送られる。 そして用紙 7は, プラテンローラ 1 6の外周面とペーパーガイ ド 1 7の摺接面 1 7 aとの間で保持 されつつ、 プラテンローラ 1 6の回転駆動により横向き U字状に反転されながら 搬送され、 印字面を上側に向けながらプラテンローラ 1 6の上面側に至る。

プラテンローラ 1 6の上面側に位置する前記サーマルヘッ ド 1 5は、 印字部た る発熱体部 1 5 aを有している。 該サーマルへッ ド 1 5は回動軸 1 5 bまわりに 回動可能に設けられて、 前記発熱体部 1 5 aがプラテンローラ 1 6の上面に接離 可能とされている。

なお、 このようにサ一マルヘッ ド 1 5を回動自在に構成したのは、 前記プラテ ンローラ 1 6 とペーパーガイ ド 1 7との間で用紙 7が詰まった場合におけるジャ ム紙除去作業において、 サ一マルヘッ ド 1 5が作業の邪魔にならないようにする ためである。

サ一マルへッ ド 1 5には捩りコイルバネタイプのスプリング 2 2の一端が係止 されて、 該サーマルへッ ド 1 5の発熱体部 1 5 aがプラテンローラ 1 6上面に近 接する方向の付勢力を常時加えている。 この構成で、 前述のように印字面を上側に向けながらプラテンローラ 1 6によ り送られてくる用紙の上面にサーマルへッ ド 1 5の発熱体部 1 5 aが接触し、 こ の接触する箇所において用紙 7に印字がなされる。

サ一マルへッ ド 1 5はラインへッ ド型とされ、 搬送されてくる感熱型の用紙 7 に対し、 該用紙 7の搬送方向に直交する方向に延びるライン毎に、 任意の文字や 画像を印刷することができる。 一本のラインにつき印刷する際の印刷幅は、 印刷 対象の用紙 7の幅に略等しく設定されている。

このようにサ一マルへッ ド 1 5を印刷へッ ドとして用いるのは、 被記録媒体と して感熱紙を用いることで、 ィンクゃインクリポンなどの消耗品が不要とできる ほか、 インクの供給のための機構などを省略でき、 プリン夕 1をコンパク トに構 成できるからである。

前記分離プロック 1 3には、 プラテンローラ 1 6の用紙送り出し方向に対して 傾斜した排紙ガイ ド面 1 3 bが形成されている。

サ一マルへッ ド 1 5の発熱体部 1 5 aにより印字がなされた後の用紙 7は、 こ の排紙ガイ ド面 1 3 bにより案内されて、 図 6に示すように、 本体ケース 2の上 カバ一 5と前記蓋体 1 0とがなす隙間から、 蓋体 1 0の上側へ排紙される。

以上で説明したように、 本実施形態のプリンタ 1は、 用紙収容部 6にセッ トし た用紙 7の下面側がサーマルへッ ド 1 5に面するように送られ、 該へッ ド 1 5に て印字を行うようになっている。 このことから、 用紙収容部 6には用紙を、 印字 面 （感熱面） が下面に来るよう、 裏表を間違えずにセッ トすることが要求される, この要請に対応すべく、 本実施形態では、 用紙 7をパッケージ材 8に正しい向 きで収納する作業はメーカ側で行い、 ユーザは用紙パッケージ 9を購入して裏表 が正しい状態でプリン夕にセッ 卜すれば、 用紙 7もまた正しい向きで印刷機構部 1 4に送られるようになつている。

しかし、 ユーザが仮に用紙パッケージ 9の裏表を逆にセッ トしてしまうと、 結 局は用紙搬送が行われないトラブルに槃がってしまう。 仮に用紙パッケージ 9が 裏表逆にセッ トされてしまうと、 本実施形態では、 前記舌部 8 bがピックアップ ローラ 1 2に直接接触してしまうことになる。 この場合、 用紙 7が送られないば かり力、、 ピックアップローラ 1 2と舌部 8 bとの間に強い摩擦力が発生して、 ピ ックアップローラ 1 2を駆動するモータに過負荷が生じるおそれもある。

また、 前記用紙パッケージ 9のパッケージ材 8は図 1に示すように、 その長手 方向一側が開放され、 反対側は閉鎖されている構成であるから、 その開放側が印 刷機構部 1 4側を向くよう、 前後向きをも正しくセッ トする必要がある。 即ち、 仮に用紙パッケージ 9の前後向きを逆にセッ トしてしまうと、 用紙搬送が全く行 われないことになつてしまう。

この点、 本実施形態の用紙パッケージ 9は、 パッケージ材 8に識別マーク 3 1 が設けてある。 そして、 プリンタ 1に用紙パッケージ 9の裏表及び前後向きのい ずれをも正しくセッ トしたときにのみ、 図 8のように設けられた反射型センサ 3 2の読取領域に当該識別マーク 3一 1が位置するように構成している。 一方、 この 正しい向き以外の向きで用紙パッケージ 9を用紙収容部 6にセッ トした場合は、 反射型センサ 3 2の位置には前述の三つのエラ一マーク Eのうちいずれかが必ず 位置することになる。 従って、 用紙パッケージ 9のセット向きの誤りを確実に検 出することができるのである。

なお、 ユーザが誤って前記用紙パッケージ 9の蓋体 8 aを閉じた状態でプリン 夕にセッ トする場合も想定される。 これも用紙 7を搬送できないトラブルの原因 となるため、 何らかの方策が必要となる。

この点本実施形態では、 図 1に示すように用紙パッケージ 9を開封して蓋部 8 aを下面側に折り返した状態としなければ、 プリンタ 1にセッ トできない （プリ ン夕 1の蓋体 1 0が閉じられない） ように、 該プリンタ 1の用紙収容部 6の寸法 や用紙パッケージ 9の寸法が定められている。 従って、 センサ 3 2で用紙パッケ —ジ 9の未開封を検出する必要はない。

しかしながら、 未開封である状態 （蓥部 8 aが閉じられている状態） を前記セ ンサ 3 2により検出させるように構成しても良い。 この構成は例えば次のように 実現することができる。 すなわち、 まずパッケージ材の底面の図 2で示した識別 マーク 3 1の位置にも、 識別マークに代えてエラ一マークを設けるようにする。 そして、 蓋部 8 aのサイズと形状を、 蓋部 8 aが下面側に折り返されたときに、 蓋部 8 aがエラ一マークを隠すように構成しておく。 さらに、 蓋部 8 aが下面側 に折り返されたときに蓋部 8 aにおけるセンサ 3 2の位置に対面する部分 （エラ マークを隠している部分） に識別マークを形成しておく。

このように構成することで、 用紙パッケージ 9が未開封のときはエラーマーク がセンサ 3 2に位置する。 また、 用紙パッケージ 9が開封され盖部 8 aが下面側 に折り返されたとき （蓋部 8 aが開かれたとき） は、 当該エラーマークが蓋部 8 aによって隠されるとともに、 藎部 8 aに付された識別マーク 3 1がセンサ 3 2 の部分に位置する。

なおこの場合、 未開封状態でかつ適切でない向きでプリン夕にセットしたとき も、 エラ一マークがセンサ 3 2の位置に来るように、 未開封状態のパッケージの 必要な位置にエラ一マ一クを付しておく。

このプリンタが接続される上位装置 （例えば、 パーソナルコンピュータ） から 印刷指令が送られると、 反射型センサ 3 2の各センサ 3 2 a〜 3 2 clが、 識別マ ーク 3 1の各表示部 3 1 a〜 3 1 dの表示 （白か黒か） が形成するパターンを読 み取る。 このパターンは前述したとおり用紙の種類と対応付けられているので、 プリンタは用紙の種類を自動判別でき、 これをもとにローラの駆動速度や前記サ 一マルへッ ドの電流量を自動的に制御することができる。

前述のように表示部は 4つあることから （ 3 1 a〜 3 1 d ) 、 識別マ一ク 3 1 における白黒の組み合わせのパターン （表示できる用紙の種類の数に相当する） は、 理論上は 2 ⁴ = 1 6通りとなる。

しかし、 この 1 6通りのパターンのうち、 4箇所とも 「白」 のパターンは識別 マーク 3 1 として採用しないようにしている。

これは前述のエラーマーク Eと区別するためである。 即ち、 本実施形態では白 部分をエラ一マーク Eとしているので、 前記エラ一マーク Eが反射型センサ 3 2 の読取領域に位置しているときは、 各センサ 3 2 a〜 3 2 dが 4つとも 「白」 を 読み取ることになる。 本実施形態のプリンタ 1においては、 各センサ 3 2 a ~ 3 2 dが全て 「白」 を検出した場合は、 用紙パッケージの向きが正しくない、 ある いは開封されていないと判断する。 すなわちプリンタ 1は、 各センサ 3 2 a〜 3 2 dが全て 「白」 を検出した場合、 図示しない判定器がエラ一を判定し、 警告表 示 （エラ一ランプ） や警告音 （ブザー） などの適宜の報知手段によりエラーを報 知して、 ュ一ザに対応を促すように構成している。 つまり、 このようなエラーの場合と、 用紙パッケージ 9が正しくセッ トされて いる場合とを区別できるようにすべく、 4箇所とも 「白」 のパターンは識別マ一 ク 3 1 として用いないこととしているのである。

また、 4箇所とも 「黒」 のパターンも、 識別マーク 3 1 として採用しないよう にしている。

これは用紙パッケージ 9が用紙収容部 6にそもそもセッ トされていない場合を 認識できるようにするためである。 つまり、 用紙の未セッ ト時には各センサ 3 2 a〜 3 2 dからの光を反射するものがないことになるため、 センサ 3 2 a ~ 3 2 dは 4つとも 「黒」 を読み取ることになる。 この事実に基づいて、 本実施形態の プリン夕 1 においては、 各センサ 3 2 a ~ 3 2 dが全て 「黒」 を検出した場合は、 前述のエラ一マーク Eの場合と同様にエラーが報知されるように構成している。 つまり、 このようなエラーの場合と、 用紙パッケージ 9が正しくセッ トされて いる場合とを区別できるようにすべく、 4箇所とも 「黒」 のパターンは識別マ一 ク 3 1 として用いないこととしているのである。

以上説明した本発明の実施形態によれば、 用紙パッケージ 9をプリンタ 1にセ ッ トする際に誤った向きでセッ トすると識別マーク 3 1を読み取れずにエラーマ ーク Eを読み取ることになり、 これに基づいてエラー報知される。 したがって、 ユーザは、 用紙パッケ一ジ 9を裏表および前後向き共に正しい向きでプリン夕 1 にセッ 卜することができ、 印刷トラブルを防止することができる。

また、 識別マークに表示されている情報を読み取ることで用紙の種類も自動判 別できるので、 プリン夕の用紙の種類に応じた自動制御も可能となっている。 更には、 そのような表示も複数のビッ ト表示部からなる簡単なものであるので、 読取側のセンサも簡素なものとすることができる。 例えば反射センサを複数のビ ッ ト表示部に対応して複数並べた簡単な構成とすることができるので、 製造コス トを低減できる。

なお、 本実地形態では、 反射型センサ 3 2によりエラー判定されるとユーザに エラー報知される場合について説明したが、 その際に併せてプリン夕 1の動作が 自動的に制御されるように構成してもよい。 即ち、 複数のセンサの読み取った結 果が全て同じ値 （全て 「白」 か全て 「黒」 ） である場合は、 エラーを使用者に報 知するとともに給紙動作が規制されるように構成すれば、 ユーザがエラ一に気づ かなくても、 印刷トラブルの発生は未然に防止される。

本発明では以上に示すように、 用紙パッケージをプリン夕にセッ 卜する際の向 きの誤りを防止でき、 印刷トラブルを防止できる。

なお、 以上説明した実施形態は例証として提供されたものであり、 用紙パッケ 一ジの蓋部、 外装部、 および舌部の大きさ、 形状などに関し様々な変形例を構成 することができる。 また、 識別マークとしてバーコ一ドを用いる場合など、 識別 マークとその読み取りセンサの構成に関しても様々な変形例を構成することがで きる。 本発明は、 上記実施形態の内容により限定されるものではなく、 請求の範 囲に記載された内容に基づいて理解されるべきものである。

Claims

特許請求の範囲

1 . プリン夕の被印刷媒体としての用紙と、

積層された状態の該用紙の外側を覆うパッケージ材と、 を有し、

該パッケージ材から用紙の一部を露出させた状態で、 該パッケ一ジ材とともに 前記プリン夕にセッ トできるように構成した、 用紙パッケージであって、 前記パッケージ材には識別マークを設けて、

プリン夕に用紙パッケージの向きを正しくセッ トしたときにのみ、 プリンタ側 に設けられたセンサの読取領域に前記識別マークが位置するように構成したこと を特徴とする、 用紙パッケージ。

2 . 請求項 1に記載の用紙パッケージであって、 プリン夕に用紙パッケージの 向きを正しくセッ トした場合で、 かつ、 パッケージ材から用紙の一部が露出され た状態であるときにのみ、 プリン夕側に設けられたセンサの読取領域に前記識別 マークが位置するように構成したことを特徵とする、 用紙パッケージ。

3 . 請求項 2に記載の用紙パッケージであって、

前記パッケージ材には蓋部が一体的に形成され、

該蓋部は、 前記用紙を前記パッケージ材に完全に覆われるようにする閉じた状 態と、 前記用紙の一部を露出させる開いた状態とにすることができるとともに、 該蓋部には、 前記識別マークが形成され、

前記蓋部を前記開いた状態にしたときに、 該蓋部に設けられた前記識別マーク が前記プリン夕側に設けられたセンサの読み取り領域に位置すること、， を特徴と する用紙パッケージ。

4 . 請求項 3に記載の用紙パッケージであって、

前記蓋部が前記開いた状態にあるとき前記識別マークが存在する位置に対応す る、 前記パッケージ材上の位置には、 前記センサがエラーを検出するためのエラ 一マークが形成され、

前記蓋部が閉じた状態で前記用紙パッケージが前記プリン夕にセットされたと きに、 前記エラーマークが前記プリン夕側に設けられたセンサの読み取り領域に 位置すること、 を特徴とする用紙パッケージ。

5 . 請求項 1 に記載の用紙パッケージであって、 前記識別マークには、 前記用 紙に関する情報が表示されていることを特徴とする、 用紙パッケージ。

6 . 請求項 5に記載の用紙パッケージであって、 前記識別マークは、 複数のビ ッ ト表示部により構成されていることを特徴とする、 用紙パッケージ。

7 . 請求項 1に記載の用紙パッケージであって、 前記プリン夕に前記用紙パッ ケージの向きが正しくセッ トされていない場合に、 用紙パッケージ、 あるいは用 紙の前記センサの読取領域に位置する可能性のある全ての部分に、 センサがエラ —を検出するためのエラーマークを設けたことを特徴とする、 用紙パッケージ。

8 . 請求項 7に記載の用紙パッケージであって、 前記エラーマークは、 全て同 じ表示とされた複数のビッ ト表示部により構成したことを特徴とする、 用紙パッ ケージ。

9 . 請求項 1に記載の用紙パッケージであって、 前記プリン夕に前記用紙パッ ケージの前後の向きが正しくセッ トされていない場合に、 用紙パッケージ、 ある いは用紙の前記センサの読取領域に位置する可能性のある部分に、 センサがエラ 一を検出するためのエラーマークを設けたことを特徴とする、 用紙パッケージ。

1 0 . 請求項 1に記載の用紙パッケージであって、 前記プリン夕に前記用紙パ ッケージの表裏の向きが正しくセッ トされていない場合に、 用紙パッケージ、 あ るいは用紙の前記センサの読取領域に位置する可能性のある部分に、 センサがェ ラ一を検出するためのエラ一マークを設けたことを特徴とする、 用紙パッケージ,

1 1 . 被印刷媒体としての用紙と、 積層された状態の該用紙の外側を覆うパッ ケージ材とを有する用紙パッケージと、 該用紙パッケージを使用するプリン夕と からなるシステムであって、

前記プリンタは、 センサを有し、

前記用紙パッケージは、

前記パッケ一ジ材から用紙の一部を露出させた状態で、 該パッケ一ジ材ととも に前記プリン夕にセッ トできるように構成されるとともに、 前記パッケージ材に は識別マークが設けられ、 前記プリン夕に用紙パッケージの向きを正しくセッ ト したときにのみ、 前記プリンタ側に設けられたセンサの読取領域に前記識別マー クが位置するように構成され、

前記プリ ンタは、 前記識別マークを前記センサで読み取ることができるか否か に応じて動作を行うこと、

を特徵とするプリン夕と用紙パッケージのシステム。

1 2 . 前記プリン夕は、 前記識別マークを前記センサで読み取ることができな い場合には、 エラーを使用者に報知するように構成されていること、

を特徴とする請求項 1 1に記載のプリン夕と用紙パッケージのシステム。

1 3 . 前記プリンタは、 前記識別マークを前記センサで読み取ることができな い場合には、 給紙動作を規制するように構成されていること、

を特徴とする請求項 1 1に記載のプリン夕と用紙パッケージのシステム。

1 4 . 前記用紙パッケージの前記識別マークには、 前記用紙に関する情報が表 示され、

前記プリンタは、 前記識別マークに表示される前記用紙に関する情報を前記セ ンサで読み取ることで、 前記用紙の種類を識別すること、

を特徴とする請求項 1 2に記載のプリン夕と用紙パッケージのシステム。

1 5 . 前記用紙パッケージの前記識別マークは、 複数のビッ ト表示部により構 成され、

前記プリン夕は、 前記識別マークを構成するビッ ト表示部に対応させて、 複数 のセンサを有すること、

を特徴とする請求項 1 4に記載のプリン夕と用紙パッケージのシステム。

1 6 . 前記用紙パッケージは、 前記プリン夕に前記用紙パッケージの向きが正 しくセッ トされていない場合に、 前記用紙パッケージ、 あるいは用紙の前記セン サの読取領域に位置する可能性のある全ての部分に、 センサがエラ一を検出する ためのエラーマークを設けられており、 かつ前記エラ一マークは、 全て同じ表示 とされた複数のビッ ト表示部により構成されており、

前記プリンタは、 前記複数のセンサの読み取った結果が全て同じ値である場合 に、 エラ一を使用者に報知するとともに、 給紙動作を規制するように構成されて いること、

を特徴とする請求項 1 2に記載のプリン夕と用紙パッケージのシステム。

1 7 . 前記センサは反射型センサであること、 を特徴とする請求項 1 のプリン夕と用紙パッケージのシステム。