JP3724451B2 - 用紙パッケージ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙を積層した状態で収納する箱状体を有し、用紙と同様の紙材から形成された用紙パッケージに関し、特に、湿度に対する用紙と用紙パッケージの膨潤特性を同等にすることにより、用紙の両側端縁と箱状体の側壁内面との間における摩擦力を略一定にして、用紙を一枚ずつ安定的に送り出すことが可能な用紙パッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、用紙を積層した状態で収納する箱状に形成された、所謂、用紙カセットが種々知られている。かかる用紙カセットは、用紙を積層状態で収納したままプリンタ等にセットされて使用されるものであり、用紙カセットからはプリンタ等に配設された用紙送り機構を介して用紙が一枚ずつ印字機構に送り出されるように構成されている。
【0003】
前記用紙カセットは、用紙を積層状態で収納する箱状体を有しているが、この箱状体は金属、プラスチック等の材料から形成されているのが一般的である。ここに、金属やプラスチックは、湿度による影響を殆ど受けることがなく、その膨潤特性については無視できる程度である。一方、箱状体内に収納される用紙は、金属、プラスチックと比較して、湿度により大きな影響を受け、その膨潤特性は無視できないものがある。プリンタ等に使用される用紙には、その紙繊維の方向がランダムに構成されているものも存在するが、用紙における紙繊維の方向は一方向に配列されているのが一般的である。このように紙繊維が一方向に配列されている用紙においては、紙繊維が配列されている方向(紙繊維の方向)には湿度の影響を受け難く膨潤の程度は小さいが、紙繊維の方向と直交する方向には湿度の影響を受け易く膨潤の程度は大きいという傾向がある。
【0004】
前記した箱状体が金属やプラスチックで形成された用紙カセットでは、箱状体における湿度に対する膨潤特性については無視できるので、プリンタ等が使用される環境を考慮して想定される湿度範囲における用紙の膨潤特性だけを勘案すればよく、従って、用紙の両側端縁と箱状体の側壁内面との間で発生する摩擦力を比較的容易に設定できることから、用紙カセット内の用紙は、プリンタ等の用紙送り機構を介して、比較的安定して送り出すことが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、簡易パッケージングが推奨されている現今において、金属やプラスチックから形成された用紙カセットに代えて、紙材から形成した用紙パッケージ内に用紙を積層状態で収納し、かかる用紙パッケージをそのままプリンタ等にセットして使用する形態が提案されつつある。
【0006】
かかる用紙パッケージでは、その内部に収納される用紙と同様、紙材から形成されているので、湿度により大きな影響を受けることとなり、従って、湿度の影響に起因する用紙の膨潤程度と用紙パッケージの膨潤程度の双方を十分把握して用紙パッケージの設計を行わない場合には、種々の問題が発生する。
【0007】
例えば、用紙の膨潤程度が用紙パッケージの膨潤程度よりも大きい場合には、用紙の両側端縁が用紙パッケージにおける箱状体の側壁内面に対して強く接触することから、両者間の摩擦力が必要以上に大きくなり、この結果、プリンタ等の紙送り機構による紙送り時に用紙が送り出されなくなって空送を発生してしまう問題がある。また、用紙の膨潤程度が用紙パッケージの膨潤程度よりも小さい場合には、用紙の両側端縁と用紙パッケージにおける箱状体の側壁内面との間に必要以上に隙間が発生してしまうことから、プリンタ等の紙送り機構による紙送り時に用紙が重なった状態で送り出される重送を発生してしまう問題がある。
【0008】
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、湿度に対する用紙と用紙パッケージの膨潤特性を同等にすることにより、用紙の両側端縁と箱状体の側壁内面との間における摩擦力を略一定にして、用紙を一枚ずつ安定的に送り出すことが可能な用紙パッケージを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る用紙パッケージは、用紙を積層した状態で収納する箱状体を有し、紙材から形成され、プリンタにセットして使用される用紙パッケージであって、前記用紙と箱状体との所定の方向における膨潤の程度を同等とするために、前記用紙を構成する紙繊維の方向と前記用紙パッケージの箱状体を構成する紙繊維の方向とを略同一方向とし、前記用紙の両側端縁と前記箱状体の側壁内面との間における摩擦力を略一定にしたことを特徴とする。
【0010】
請求項1の用紙パッケージでは、用紙を構成する紙繊維の方向と用紙パッケージの箱状体を構成する紙繊維の方向とを略同一方向にしているので、用紙と用紙パッケージの双方につき湿度の影響を受け難くするとともに、膨潤の程度を小さくし、両者の膨潤特性を同等にすることが可能となる。これにより、用紙の両側端縁と箱状体の側壁内面との間における摩擦力を略一定にして、箱状体から用紙を一枚ずつ安定的に送り出すことができる。
【0011】
また、請求項2に係る用紙パッケージは、請求項1の用紙パッケージにおいて、前記用紙と用紙との間に発生する摩擦力は、用紙と前記箱状体の上壁面又は下壁面との間に発生する摩擦力よりも小さく設定されていることを特徴とする。請求項2の用紙パッケージでは、箱状体にて積層状態で収納される用紙と用紙との間に発生する摩擦力が、用紙と箱状体の上壁面又は下壁面との間に発生する摩擦力よりも小さく設定されているので、積層状態の用紙を一枚ずつ順次送り出すことが可能となり、更に、用紙の積層数が少なくなった場合においても、最後の一枚まで適正に送り出すことが可能となる。
【0012】
更に、請求項3に係る用紙パッケージは、請求項1又は請求項2の用紙パッケージにおいて、前記用紙パッケージは、用紙搬送機構を有するプリンタにて使用され、前記用紙の紙繊維の方向は、前記用紙搬送機構による用紙搬送方向と略同一方向にされていることを特徴とする。請求項3の用紙パッケージでは、箱状体に収納された用紙の紙繊維の方向が、プリンタの用紙搬送機構による用紙搬送方向と略同一方向にされているので、用紙搬送機構により用紙が受ける張力方向と紙繊維の方向とが略同一方向となり、これにより用紙にカールが発生することを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る用紙パッケージについて、本発明を具体化した実施形態に基づき図1及び図2を参照しつつ詳細に説明する。図1は用紙パッケージの斜視図、図2は用紙パッケージに用紙をセットする状態を模式的に示す斜視図である。
【0014】
図1及び図2において、用紙パッケージ9は、例えば、A6〜A7サイズ程度の小さいサイズを有するカットシート状の感熱紙7を複数枚積層した状態で、紙材から形成された箱状体8の内部に収納してなる。かかる用紙パッケージ9は、図1に示すように、箱状体8から感熱紙7の一部を露出させた状態で、箱状体8と共に後述するプリンタ1にセットできるように構成されている。
【0015】
前記箱状体8は、図2に示すように、感熱紙7が挿入される側が開放された箱形の本体8dと、本体8dの開放側の下面から延在するように設けられた蓋部8cとを備えている。感熱紙7は、その印字面を下側へ向けつつ複数枚積層された状態で、本体8dの開放側から図2における矢印A方向に挿入される。
【0016】
蓋部8cは、用紙パッケージ9を使用しないときには感熱紙7を覆って閉じた状態になっているが、プリンタ1にセットするときには蓋部8cを開いて下方へ折り返すことにより、図1に示すように感熱紙7の一部を露出させることが可能になっている。
【0017】
本体8dの上壁部8h(図7、図8参照)から一体に延出され、感熱紙7の上面に位置するベロ部8eは、露出させた状態の感熱紙7を支持するとともに、図1の用紙パッケージ9をプリンタ1にセットしたときに、後述する押圧板18と感熱紙7との間に介在されるようになっており、感熱紙7との間に適宜の摩擦力を発生させて、感熱紙7を一枚毎にスムーズに分離できるように構成されている。
【0018】
尚、箱形に形成された本体8dの両側には側壁部8gが一体に設けられており、本体8d内に感熱紙7を積層した状態で収納した際には、感熱紙7の両側端縁と各側壁部8gの内面とは、略一定の摩擦力をもって相互に接触している。
【0019】
本体8dの前記開放側と反対側の一隅は、斜め45゜にカットされて切欠8aが形成され、かつ、当該切欠8aの位置には、斜状壁8fが設けられている。一方、感熱紙7には、正しい向きで箱状体8の本体8d内に挿入されたときに斜状壁8fに対応する位置に、同様の切欠7aを形成している。
【0020】
従って、感熱紙7を図2に示す正しい向きにした状態で本体8dに挿入したときは、斜状壁8は感熱紙7の切欠7aに位置することとなる。これと同時に、切欠7aは本体8dの切欠8aと重なり、この結果、用紙パッケージ9全体としての切欠9a(図1参照)が形成されるようになっている。
【0021】
一方、図2に示される向き以外の向きで感熱紙7を箱状体8の本体8d内へ挿入した際には、感熱紙7の切欠7aが形成されていない隅部が斜状壁8fと干渉するので、箱状体8の奥までセットできず、この結果、用紙パッケージ9全体も、プリンタ1の後述する用紙収納部6にセットできないこととなる。この構成により、感熱紙7の向きが正しくプリンタ1にセットさせることが確保される。
【0022】
感熱紙7は、感熱することにより印字される印字面がその一面側に形成されており、当該印字面が下にされた状態で重ねられて、箱状体8と共にプリンタ1にセットされる。
【0023】
感熱紙7としては、加熱により発色する発色層を有する感熱発色タイプのものや、加熱により穿孔される穿孔層を基材層に積層した感熱穿孔タイプのもの等、種々のものを使用することができる。また、感熱ラベルのようなものであってもよい。
【0024】
ここで、感熱紙7を構成する紙繊維の配列方向と紙材からなる箱状体8を構成する紙繊維の配列方向との関係について、図2に基づき説明する。感熱紙7には、その紙繊維が一方向に配列された紙材が使用されており、紙繊維の配列方向は、図2における矢印B方向(長方形状を有する感熱紙7の長手方向)である。
【0025】
また、箱状体8の本体8dを構成する、少なくとも、上壁部8h、蓋部8c、ベロ部8eには、その紙繊維が一方向に配列された紙材が使用されており、紙繊維の配列方向は、図2における矢印C(長方形状を有する本体8dの長手方向)である。
【0026】
そして、箱状体8の本体8d内にその開放側から感熱紙7を挿入して収納された状態においては、感熱紙7における紙繊維の配列方向(矢印B方向)と本体8dを構成する上壁部8h、蓋部8c、ベロ部8eにおける紙繊維の配列方向(矢印C方向)は、略同一の方向となる。
【0027】
前記したように、本実施形態に係る用紙パッケージ9では、箱状体8を紙材から形成するとともに、感熱紙7と箱状体8の本体8dにおける上壁部8h、蓋部8c、ベロ部8eとの紙繊維の配列方向に対しては湿度の影響を受け難く膨潤の程度を小さくして膨潤特性を同等にできることを勘案し、感熱紙7における紙繊維の配列方向(矢印B方向)と上壁部8h、蓋部8c、ベロ部8eの紙繊維の配列方向(矢印C方向)とを略同一方向にしているので、感熱紙7と本体8dの双方につき湿度の影響を受け難くして膨潤の程度を小さくし、両者の膨潤特性を同等にすることが可能となる。これにより、感熱紙7の両側端縁と本体8dの側壁部8gの内面との間における摩擦力を略一定にして、用紙パッケージ9から感熱紙7を一枚ずつ安定的に送り出すことができる。
【0028】
また、本体8d内に挿入され積層状態で収納された感熱紙7において、感熱紙7と感熱紙7との間に発生する摩擦力は、感熱紙7と本体8dのベロ部8e、上壁部8hの内面(下面)との間に発生する摩擦力よりも小さく設定されている。このように構成することにより、積層状態の感熱紙7を本体8dから一枚ずつ順次送り出すことが可能となり、更に、感熱紙7の積層数が少なくなった場合においても、最後の一枚まで適正に送り出すことが可能となる。
【0029】
尚、感熱紙7における紙繊維の配列方向(矢印B方向)は、後述するプリンタ1におけるピックアップローラ12等を介して送り出される用紙搬送方向と略同一方向にされている。
【0030】
続いて、前記した用紙パッケージ9が使用されるプリンタ1の概略構成について、図3乃至図7に基づき説明する。図3はプリンタの斜視図、図4はプリンタの側断面図、図5は用紙収容部に用紙をセットした状態を示す斜視図、図6は用紙収容部に用紙をセットした状態を示す側断面図、図7は用紙分離部及び印刷機構の詳細を示す拡大断面図である。
【0031】
プリンタ1は、図3に示すように、平面視で長方形状(A6〜A7サイズ程度の大きさ)とされ、かつ、厚さが略2cmあるいはそれ以下とされた、コンパクトな構成とされている。プリンタ1の本体ケース2は、枠体3の下面を下カバー4で覆うとともに、上面の一部を上カバー5で覆って形成されている。
【0032】
枠体3の上面側のうち前記上カバー5で覆われた箇所を除いた残りの部分には、図4に示すように用紙収容部(給紙部)6が形成されている。この用紙収容部6には、上述した用紙パッケージ9を、図6に示すように収容可能としている。
【0033】
前記用紙収容部6の上方は蓋体10にて覆われ、この蓋体10は図4に示すように回動自在とされている。本体ケース2側には図示しないロック機構が設けられており、前述のように用紙収容部6に用紙パッケージ9をセットした状態で、図6に示すように蓋体10を閉じてロックできるようになっている。
【0034】
用紙収容部6の一側の端部には、用紙分離部11としてのピックアップローラ12及び分離ブロック13等が配置されている。また、上カバー5の下下方には、後述する印刷機構部14としてのサーマルヘッド15、プラテンローラ16、ペーパーガイド17が配置される。
【0035】
また、用紙収容部6の他端側の一隅には、図5に示すように用紙収容部6内に突出した斜状の凸部(規制部)6aが設けられている。この凸部6aは、上述した用紙パッケージ9の切欠9aと合致する形状とされている。
【0036】
従って、この凸部6aは、用紙パッケージ9が用紙収容部6内に正しい方向でセットされると切欠9aの部分に位置するが、そうでない場合には、用紙パッケージ9の切欠9aを形成した以外の隅部と凸部6aが干渉するようになっている。
【0037】
これにより、プリンタ1に対する用紙パッケージ9の誤った向きでのセットを防止できるようになっている。
【0038】
次に、用紙分離部11について説明する。
【0039】
前記用紙収容部6において、印刷機構部14に近い側の端部には、ピックアップローラ12と分離ブロック13とが設けられている。前記蓋体10の用紙収容部6側を向く内面には、押圧板18が回動自在に支持されている。この押圧板18と蓋体10との間にはコイル状の付勢バネ19が介在され、押圧板18に対して押圧板18を下方へ回動させる向きの付勢力を常時作用させている。
【0040】
上述した用紙パッケージ9は、図6に示すように、印字面を下側に向けながら積層された状態で内部に収納されている感熱紙7のうち、最も下側に位置する感熱紙7の下面を箱状体8から一部露出させた状態で、用紙収容部6にセットされる。そして、前記蓋体10を閉じてロックした際には、前述の付勢バネ19により下方へ付勢される押圧板18が、箱状体8のベロ部8eを介して、感熱紙7の前記露出した部分をピックアップローラ12側へ押し付け、感熱紙7の下面をピックアップローラ12に接触させる。
【0041】
前記ピックアップローラ12に近接させて分離ブロック13が設けられ、この分離ブロック13は、ピックアップローラ17の用紙送り出し方向に対して傾斜した分離案内面13aを備えている。
【0042】
この構成でピックアップローラ12が回転駆動することにより、ピックアップローラ12に接触する最下層の感熱紙7に搬送力が加えられる。そして、前記分離ブロック13の分離案内面13aの分離作用と相まって、最下層に位置する一枚の感熱紙7のみが分離されて印刷機構部14に送り出される。
【0043】
このとき、ピックアップローラ12よる感熱紙7の送り出し方向は、図6に示すように、用紙パッケージ9の長手方向であり、かかる送り出し方向は、用紙パッケージ9における箱状体8の本体8d内に収納されている感熱紙7の紙繊維の配列方向(矢印B及び矢印C方向)と略同一となる。従って、ピックアップローラ12より感熱紙7が受ける張力方向と感熱紙7における紙繊維の配列方向とが略同一となることから、感熱紙7においてカールが発生することを防止することができる。
【0044】
次に、印刷機構部14について説明する。
【0045】
分離ブロック13に隣接してプラテンローラ16が回転自在に設けられ、その外周面に近接させてペーパーガイド17が配置される。図7の拡大図に示すように、このペーパーガイド17には、前記プラテンローラ61の外周面に沿うように、断面が横向き略「U」字状となるような凹湾曲状の周接面17aが形成されている。ペーパーガイド17と本体ケース2との間には押圧コイルバネ20が設けられており、前記周接面17aをプラテンローラ16の外周面に向けて付勢するようになっている。
【0046】
この構成において、前述の用紙分離部11で分離された感熱紙7は、ピックアップローラ12により搬送されて、分離ブロック13の下端と、感熱紙7の向きをプラテンローラ16側へ向けるためのガイド板21の間を通過する。
【0047】
感熱紙7はガイド板21により案内され、プラテンローラ16の下面側から、プラテンローラ16とペーパーガイド17との間に送られる。そして感熱紙7は、プラテンローラ16の外周面とペーパーガイド17の周接面17aとの間で保持されつつ、プラテンローラ16の回転駆動により横向き「U」字状に反転されながら搬送され、印字面を上側に向けながらプラテンローラ16の上面側に至る。
【0048】
プラテンローラ16の上面側に位置するサーマルヘッド15は、印字部たる発熱体部15aを有している。このサーマルヘッド15は回動軸15bの回りに回動可能に設けられて、発熱体部15aがプラテンローラ16の上面に接離可能とされている。
【0049】
尚、このようにサーマルヘッド15を回動自在に構成したのは、プラテンローラ16とペーパーガイド17との間で感熱紙7が詰まった場合におけるジャム紙除去作業において、サーマルヘッド15が作業の邪魔にならないようにするためである。
【0050】
サーマルヘッド15には戻りコイルバネタイプのスプリング22の一端が係止されて、サーマルヘッド15の発熱体部15aがプラテンローラ16上面に近接する方向の付勢力を常時加えている。
【0051】
この構成で、前述のように印字面を上側向けながらプラテンローラ16により送られてくる感熱紙7の上面にサーマルヘッド15の発熱体部15aが接触し、この接触する箇所において感熱紙7に印字がなされる。
【0052】
サーマルヘッド15はラインヘッド型とされ、搬送されてくる感熱紙7に対して、感熱紙7の搬送方向に直交する方向に延びるライン毎に、任意の文字や画像を印刷することができる。一本のラインにつき印刷する際の印刷幅は、印刷対象の感熱紙7の幅に略等しく設定されている。
【0053】
このようにサーマルヘッド15を印刷ヘッドとして用いるのは、感熱紙7を用いることにより、インクやインクリボン等の消耗品を不要とできる他、インク供給のための機構等を省略でき、プリンタ1をコンパクトに構成できるからである。
【0054】
前記分離ブロック13には、プラテンローラ16の用紙送り出し方向に対して傾斜した排紙ガイド面13bが形成されている。
【0055】
この構成において、サーマルヘッド15の発熱体部15aにより印字がなされた後の感熱紙7は、この排紙ガイド面13bにより案内されて、図3に示すように、本体ケース2の上カバー5と蓋体10とがなす隙間から、蓋体10の上側に排紙される。
【0056】
以上にて説明したように、プリンタ1は、用紙収容部6にセットした感熱紙7の下面側がサーマルヘッド15に対向するように送られ、サーマルヘッド15にて印字を行うようになっている。このことから、用紙収容部6には、感熱紙7の印字面(感熱面)が下面に配置されるように、表裏を間違えずにセットすることが要求される。
【0057】
この点、本実施形態に係る用紙パッケージ9は、その箱状体8に感熱紙7を正しい向きでセットするときには、その感熱紙7に設けられている切欠7aの部分に位置して感熱紙7のセットを可能とし、かつ、感熱紙7をそれ以外の向きで箱状体8にセットする際にはその感熱紙7と干渉して感熱紙7のセットを不可能とする斜状壁8fが設けられている。
【0058】
従って、感熱紙7をプリンタ1にセットする際に誤った向きでセットすることが斜状壁8fを介して防止されるため、感熱紙7を表裏及び前後向き共に正しく挿入してセットすることができ、印刷トラブルを防止することができる。
【0059】
以上詳細に説明した通り本実施形態に係る用紙パッケージ9では、箱状体8を紙材から形成するとともに、感熱紙7と箱状体8の本体8dにおける上壁部8h、蓋部8c、ベロ部8eとの紙繊維の配列方向に対しては湿度の影響を受け難く膨潤の程度を小さくして膨潤特性を同等にできることを勘案し、感熱紙7における紙繊維の配列方向(矢印B方向)と上壁部8h、蓋部8c、ベロ部8eの紙繊維の配列方向(矢印C方向)とを略同一方向にしているので、感熱紙7と本体8dの双方につき湿度の影響を受け難くして膨潤の程度を小さくし、両者の膨潤特性を同等にすることが可能となる。これにより、感熱紙7の両側端縁と本体8dの側壁部8gの内面との間における摩擦力を略一定にして、用紙パッケージ9から感熱紙7を一枚ずつ安定的に送り出すことができる。
【0060】
また、本体8d内に挿入され積層状態で収納された感熱紙7において、感熱紙7と感熱紙7との間に発生する摩擦力は、感熱紙7と本体8dのベロ部8e、上壁部8hの内面(下面)との間に発生する摩擦力よりも小さく設定されている。このように構成することにより、積層状態の感熱紙7を本体8dから一枚ずつ順次送り出すことが可能となり、更に、感熱紙7の積層数が少なくなった場合においても、最後の一枚まで適正に送り出すことが可能となる。
【0061】
更に、ピックアップローラ12よる感熱紙7の送り出し方向は、図6に示すように、用紙パッケージ9の長手方向であり、かかる送り出し方向は、用紙パッケージ9における箱状体8の本体8d内に収納されている感熱紙7の紙繊維の配列方向(矢印B及び矢印C方向)と略同一となり、従って、ピックアップローラ12より感熱紙7が受ける張力方向と感熱紙7における紙繊維の配列方向とが略同一となることから、感熱紙7においてカールが発生することを防止することができる。
【0062】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1の用紙パッケージでは、用紙を構成する紙繊維の方向と用紙パッケージの箱状体を構成する紙繊維の方向とを略同一方向にしているので、用紙と用紙パッケージの双方につき湿度の影響を受け難くするとともに、膨潤の程度を小さくし、両者の膨潤特性を同等にすることが可能となる。これにより、用紙の両側端縁と箱状体の側壁内面との間における摩擦力を略一定にして、箱状体から用紙を一枚ずつ安定的に送り出すことができる。
【0064】
また、請求項2に係る用紙パッケージでは、箱状体にて積層状態で収納される用紙と用紙との間に発生する摩擦力が、用紙と箱状体の上壁面又は下壁面との間に発生する摩擦力よりも小さく設定されているので、積層状態の用紙を一枚ずつ順次送り出すことが可能となり、更に、用紙の積層数が少なくなった場合においても、最後の一枚まで適正に送り出すことが可能となる。
【0065】
更に、請求項3に係る用紙パッケージでは、箱状体に収納された用紙の紙繊維の方向が、プリンタの用紙搬送機構による用紙搬送方向と略同一方向にされているので、用紙搬送機構により用紙が受ける張力方向と紙繊維の方向とが略同一方向となり、これにより用紙にカールが発生することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 用紙パッケージの斜視図である。
【図2】 用紙パッケージに用紙をセットする状態を模式的に示す斜視図である。
【図3】 プリンタの斜視図である。
【図4】 プリンタの側断面図である。
【図5】 用紙収容部に用紙をセットした状態を示す斜視図である。
【図6】 用紙収容部に用紙をセットした状態を示す側断面図である。
【図7】 用紙分離部及び印刷機構の詳細を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
6 用紙収容部
7 感熱紙
8 箱状体
8c 蓋部
8d 本体
8e ベロ部
8g 側壁部
8h 上壁部
9 用紙パッケージ
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙を積層した状態で収納する箱状体を有し、用紙と同様の紙材から形成された用紙パッケージに関し、特に、湿度に対する用紙と用紙パッケージの膨潤特性を同等にすることにより、用紙の両側端縁と箱状体の側壁内面との間における摩擦力を略一定にして、用紙を一枚ずつ安定的に送り出すことが可能な用紙パッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、用紙を積層した状態で収納する箱状に形成された、所謂、用紙カセットが種々知られている。かかる用紙カセットは、用紙を積層状態で収納したままプリンタ等にセットされて使用されるものであり、用紙カセットからはプリンタ等に配設された用紙送り機構を介して用紙が一枚ずつ印字機構に送り出されるように構成されている。
【0003】
前記用紙カセットは、用紙を積層状態で収納する箱状体を有しているが、この箱状体は金属、プラスチック等の材料から形成されているのが一般的である。ここに、金属やプラスチックは、湿度による影響を殆ど受けることがなく、その膨潤特性については無視できる程度である。一方、箱状体内に収納される用紙は、金属、プラスチックと比較して、湿度により大きな影響を受け、その膨潤特性は無視できないものがある。プリンタ等に使用される用紙には、その紙繊維の方向がランダムに構成されているものも存在するが、用紙における紙繊維の方向は一方向に配列されているのが一般的である。このように紙繊維が一方向に配列されている用紙においては、紙繊維が配列されている方向(紙繊維の方向)には湿度の影響を受け難く膨潤の程度は小さいが、紙繊維の方向と直交する方向には湿度の影響を受け易く膨潤の程度は大きいという傾向がある。
【0004】
前記した箱状体が金属やプラスチックで形成された用紙カセットでは、箱状体における湿度に対する膨潤特性については無視できるので、プリンタ等が使用される環境を考慮して想定される湿度範囲における用紙の膨潤特性だけを勘案すればよく、従って、用紙の両側端縁と箱状体の側壁内面との間で発生する摩擦力を比較的容易に設定できることから、用紙カセット内の用紙は、プリンタ等の用紙送り機構を介して、比較的安定して送り出すことが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、簡易パッケージングが推奨されている現今において、金属やプラスチックから形成された用紙カセットに代えて、紙材から形成した用紙パッケージ内に用紙を積層状態で収納し、かかる用紙パッケージをそのままプリンタ等にセットして使用する形態が提案されつつある。
【0006】
かかる用紙パッケージでは、その内部に収納される用紙と同様、紙材から形成されているので、湿度により大きな影響を受けることとなり、従って、湿度の影響に起因する用紙の膨潤程度と用紙パッケージの膨潤程度の双方を十分把握して用紙パッケージの設計を行わない場合には、種々の問題が発生する。
【0007】
例えば、用紙の膨潤程度が用紙パッケージの膨潤程度よりも大きい場合には、用紙の両側端縁が用紙パッケージにおける箱状体の側壁内面に対して強く接触することから、両者間の摩擦力が必要以上に大きくなり、この結果、プリンタ等の紙送り機構による紙送り時に用紙が送り出されなくなって空送を発生してしまう問題がある。また、用紙の膨潤程度が用紙パッケージの膨潤程度よりも小さい場合には、用紙の両側端縁と用紙パッケージにおける箱状体の側壁内面との間に必要以上に隙間が発生してしまうことから、プリンタ等の紙送り機構による紙送り時に用紙が重なった状態で送り出される重送を発生してしまう問題がある。
【0008】
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、湿度に対する用紙と用紙パッケージの膨潤特性を同等にすることにより、用紙の両側端縁と箱状体の側壁内面との間における摩擦力を略一定にして、用紙を一枚ずつ安定的に送り出すことが可能な用紙パッケージを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る用紙パッケージは、用紙を積層した状態で収納する箱状体を有し、紙材から形成され、プリンタにセットして使用される用紙パッケージであって、前記用紙と箱状体との所定の方向における膨潤の程度を同等とするために、前記用紙を構成する紙繊維の方向と前記用紙パッケージの箱状体を構成する紙繊維の方向とを略同一方向とし、前記用紙の両側端縁と前記箱状体の側壁内面との間における摩擦力を略一定にしたことを特徴とする。
【0010】
請求項1の用紙パッケージでは、用紙を構成する紙繊維の方向と用紙パッケージの箱状体を構成する紙繊維の方向とを略同一方向にしているので、用紙と用紙パッケージの双方につき湿度の影響を受け難くするとともに、膨潤の程度を小さくし、両者の膨潤特性を同等にすることが可能となる。これにより、用紙の両側端縁と箱状体の側壁内面との間における摩擦力を略一定にして、箱状体から用紙を一枚ずつ安定的に送り出すことができる。
【0011】
また、請求項2に係る用紙パッケージは、請求項1の用紙パッケージにおいて、前記用紙と用紙との間に発生する摩擦力は、用紙と前記箱状体の上壁面又は下壁面との間に発生する摩擦力よりも小さく設定されていることを特徴とする。請求項2の用紙パッケージでは、箱状体にて積層状態で収納される用紙と用紙との間に発生する摩擦力が、用紙と箱状体の上壁面又は下壁面との間に発生する摩擦力よりも小さく設定されているので、積層状態の用紙を一枚ずつ順次送り出すことが可能となり、更に、用紙の積層数が少なくなった場合においても、最後の一枚まで適正に送り出すことが可能となる。
【0012】
更に、請求項3に係る用紙パッケージは、請求項1又は請求項2の用紙パッケージにおいて、前記用紙パッケージは、用紙搬送機構を有するプリンタにて使用され、前記用紙の紙繊維の方向は、前記用紙搬送機構による用紙搬送方向と略同一方向にされていることを特徴とする。請求項3の用紙パッケージでは、箱状体に収納された用紙の紙繊維の方向が、プリンタの用紙搬送機構による用紙搬送方向と略同一方向にされているので、用紙搬送機構により用紙が受ける張力方向と紙繊維の方向とが略同一方向となり、これにより用紙にカールが発生することを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る用紙パッケージについて、本発明を具体化した実施形態に基づき図1及び図2を参照しつつ詳細に説明する。図1は用紙パッケージの斜視図、図2は用紙パッケージに用紙をセットする状態を模式的に示す斜視図である。
【0014】
図1及び図2において、用紙パッケージ9は、例えば、A6〜A7サイズ程度の小さいサイズを有するカットシート状の感熱紙7を複数枚積層した状態で、紙材から形成された箱状体8の内部に収納してなる。かかる用紙パッケージ9は、図1に示すように、箱状体8から感熱紙7の一部を露出させた状態で、箱状体8と共に後述するプリンタ1にセットできるように構成されている。
【0015】
前記箱状体8は、図2に示すように、感熱紙7が挿入される側が開放された箱形の本体8dと、本体8dの開放側の下面から延在するように設けられた蓋部8cとを備えている。感熱紙7は、その印字面を下側へ向けつつ複数枚積層された状態で、本体8dの開放側から図2における矢印A方向に挿入される。
【0016】
蓋部8cは、用紙パッケージ9を使用しないときには感熱紙7を覆って閉じた状態になっているが、プリンタ1にセットするときには蓋部8cを開いて下方へ折り返すことにより、図1に示すように感熱紙7の一部を露出させることが可能になっている。
【0017】
本体8dの上壁部8h(図7、図8参照)から一体に延出され、感熱紙7の上面に位置するベロ部8eは、露出させた状態の感熱紙7を支持するとともに、図1の用紙パッケージ9をプリンタ1にセットしたときに、後述する押圧板18と感熱紙7との間に介在されるようになっており、感熱紙7との間に適宜の摩擦力を発生させて、感熱紙7を一枚毎にスムーズに分離できるように構成されている。
【0018】
尚、箱形に形成された本体8dの両側には側壁部8gが一体に設けられており、本体8d内に感熱紙7を積層した状態で収納した際には、感熱紙7の両側端縁と各側壁部8gの内面とは、略一定の摩擦力をもって相互に接触している。
【0019】
本体8dの前記開放側と反対側の一隅は、斜め45゜にカットされて切欠8aが形成され、かつ、当該切欠8aの位置には、斜状壁8fが設けられている。一方、感熱紙7には、正しい向きで箱状体8の本体8d内に挿入されたときに斜状壁8fに対応する位置に、同様の切欠7aを形成している。
【0020】
従って、感熱紙7を図2に示す正しい向きにした状態で本体8dに挿入したときは、斜状壁8は感熱紙7の切欠7aに位置することとなる。これと同時に、切欠7aは本体8dの切欠8aと重なり、この結果、用紙パッケージ9全体としての切欠9a(図1参照)が形成されるようになっている。
【0021】
一方、図2に示される向き以外の向きで感熱紙7を箱状体8の本体8d内へ挿入した際には、感熱紙7の切欠7aが形成されていない隅部が斜状壁8fと干渉するので、箱状体8の奥までセットできず、この結果、用紙パッケージ9全体も、プリンタ1の後述する用紙収納部6にセットできないこととなる。この構成により、感熱紙7の向きが正しくプリンタ1にセットさせることが確保される。
【0022】
感熱紙7は、感熱することにより印字される印字面がその一面側に形成されており、当該印字面が下にされた状態で重ねられて、箱状体8と共にプリンタ1にセットされる。
【0023】
感熱紙7としては、加熱により発色する発色層を有する感熱発色タイプのものや、加熱により穿孔される穿孔層を基材層に積層した感熱穿孔タイプのもの等、種々のものを使用することができる。また、感熱ラベルのようなものであってもよい。
【0024】
ここで、感熱紙7を構成する紙繊維の配列方向と紙材からなる箱状体8を構成する紙繊維の配列方向との関係について、図2に基づき説明する。感熱紙7には、その紙繊維が一方向に配列された紙材が使用されており、紙繊維の配列方向は、図2における矢印B方向(長方形状を有する感熱紙7の長手方向)である。
【0025】
また、箱状体8の本体8dを構成する、少なくとも、上壁部8h、蓋部8c、ベロ部8eには、その紙繊維が一方向に配列された紙材が使用されており、紙繊維の配列方向は、図2における矢印C(長方形状を有する本体8dの長手方向)である。
【0026】
そして、箱状体8の本体8d内にその開放側から感熱紙7を挿入して収納された状態においては、感熱紙7における紙繊維の配列方向(矢印B方向)と本体8dを構成する上壁部8h、蓋部8c、ベロ部8eにおける紙繊維の配列方向(矢印C方向)は、略同一の方向となる。
【0027】
前記したように、本実施形態に係る用紙パッケージ9では、箱状体8を紙材から形成するとともに、感熱紙7と箱状体8の本体8dにおける上壁部8h、蓋部8c、ベロ部8eとの紙繊維の配列方向に対しては湿度の影響を受け難く膨潤の程度を小さくして膨潤特性を同等にできることを勘案し、感熱紙7における紙繊維の配列方向(矢印B方向)と上壁部8h、蓋部8c、ベロ部8eの紙繊維の配列方向(矢印C方向)とを略同一方向にしているので、感熱紙7と本体8dの双方につき湿度の影響を受け難くして膨潤の程度を小さくし、両者の膨潤特性を同等にすることが可能となる。これにより、感熱紙7の両側端縁と本体8dの側壁部8gの内面との間における摩擦力を略一定にして、用紙パッケージ9から感熱紙7を一枚ずつ安定的に送り出すことができる。
【0028】
また、本体8d内に挿入され積層状態で収納された感熱紙7において、感熱紙7と感熱紙7との間に発生する摩擦力は、感熱紙7と本体8dのベロ部8e、上壁部8hの内面(下面)との間に発生する摩擦力よりも小さく設定されている。このように構成することにより、積層状態の感熱紙7を本体8dから一枚ずつ順次送り出すことが可能となり、更に、感熱紙7の積層数が少なくなった場合においても、最後の一枚まで適正に送り出すことが可能となる。
【0029】
尚、感熱紙7における紙繊維の配列方向(矢印B方向)は、後述するプリンタ1におけるピックアップローラ12等を介して送り出される用紙搬送方向と略同一方向にされている。
【0030】
続いて、前記した用紙パッケージ9が使用されるプリンタ1の概略構成について、図3乃至図7に基づき説明する。図3はプリンタの斜視図、図4はプリンタの側断面図、図5は用紙収容部に用紙をセットした状態を示す斜視図、図6は用紙収容部に用紙をセットした状態を示す側断面図、図7は用紙分離部及び印刷機構の詳細を示す拡大断面図である。
【0031】
プリンタ1は、図3に示すように、平面視で長方形状(A6〜A7サイズ程度の大きさ)とされ、かつ、厚さが略2cmあるいはそれ以下とされた、コンパクトな構成とされている。プリンタ1の本体ケース2は、枠体3の下面を下カバー4で覆うとともに、上面の一部を上カバー5で覆って形成されている。
【0032】
枠体3の上面側のうち前記上カバー5で覆われた箇所を除いた残りの部分には、図4に示すように用紙収容部(給紙部)6が形成されている。この用紙収容部6には、上述した用紙パッケージ9を、図6に示すように収容可能としている。
【0033】
前記用紙収容部6の上方は蓋体10にて覆われ、この蓋体10は図4に示すように回動自在とされている。本体ケース2側には図示しないロック機構が設けられており、前述のように用紙収容部6に用紙パッケージ9をセットした状態で、図6に示すように蓋体10を閉じてロックできるようになっている。
【0034】
用紙収容部6の一側の端部には、用紙分離部11としてのピックアップローラ12及び分離ブロック13等が配置されている。また、上カバー5の下下方には、後述する印刷機構部14としてのサーマルヘッド15、プラテンローラ16、ペーパーガイド17が配置される。
【0035】
また、用紙収容部6の他端側の一隅には、図5に示すように用紙収容部6内に突出した斜状の凸部(規制部)6aが設けられている。この凸部6aは、上述した用紙パッケージ9の切欠9aと合致する形状とされている。
【0036】
従って、この凸部6aは、用紙パッケージ9が用紙収容部6内に正しい方向でセットされると切欠9aの部分に位置するが、そうでない場合には、用紙パッケージ9の切欠9aを形成した以外の隅部と凸部6aが干渉するようになっている。
【0037】
これにより、プリンタ1に対する用紙パッケージ9の誤った向きでのセットを防止できるようになっている。
【0038】
次に、用紙分離部11について説明する。
【0039】
前記用紙収容部6において、印刷機構部14に近い側の端部には、ピックアップローラ12と分離ブロック13とが設けられている。前記蓋体10の用紙収容部6側を向く内面には、押圧板18が回動自在に支持されている。この押圧板18と蓋体10との間にはコイル状の付勢バネ19が介在され、押圧板18に対して押圧板18を下方へ回動させる向きの付勢力を常時作用させている。
【0040】
上述した用紙パッケージ9は、図6に示すように、印字面を下側に向けながら積層された状態で内部に収納されている感熱紙7のうち、最も下側に位置する感熱紙7の下面を箱状体8から一部露出させた状態で、用紙収容部6にセットされる。そして、前記蓋体10を閉じてロックした際には、前述の付勢バネ19により下方へ付勢される押圧板18が、箱状体8のベロ部8eを介して、感熱紙7の前記露出した部分をピックアップローラ12側へ押し付け、感熱紙7の下面をピックアップローラ12に接触させる。
【0041】
前記ピックアップローラ12に近接させて分離ブロック13が設けられ、この分離ブロック13は、ピックアップローラ17の用紙送り出し方向に対して傾斜した分離案内面13aを備えている。
【0042】
この構成でピックアップローラ12が回転駆動することにより、ピックアップローラ12に接触する最下層の感熱紙7に搬送力が加えられる。そして、前記分離ブロック13の分離案内面13aの分離作用と相まって、最下層に位置する一枚の感熱紙7のみが分離されて印刷機構部14に送り出される。
【0043】
このとき、ピックアップローラ12よる感熱紙7の送り出し方向は、図6に示すように、用紙パッケージ9の長手方向であり、かかる送り出し方向は、用紙パッケージ9における箱状体8の本体8d内に収納されている感熱紙7の紙繊維の配列方向(矢印B及び矢印C方向)と略同一となる。従って、ピックアップローラ12より感熱紙7が受ける張力方向と感熱紙7における紙繊維の配列方向とが略同一となることから、感熱紙7においてカールが発生することを防止することができる。
【0044】
次に、印刷機構部14について説明する。
【0045】
分離ブロック13に隣接してプラテンローラ16が回転自在に設けられ、その外周面に近接させてペーパーガイド17が配置される。図7の拡大図に示すように、このペーパーガイド17には、前記プラテンローラ61の外周面に沿うように、断面が横向き略「U」字状となるような凹湾曲状の周接面17aが形成されている。ペーパーガイド17と本体ケース2との間には押圧コイルバネ20が設けられており、前記周接面17aをプラテンローラ16の外周面に向けて付勢するようになっている。
【0046】
この構成において、前述の用紙分離部11で分離された感熱紙7は、ピックアップローラ12により搬送されて、分離ブロック13の下端と、感熱紙7の向きをプラテンローラ16側へ向けるためのガイド板21の間を通過する。
【0047】
感熱紙7はガイド板21により案内され、プラテンローラ16の下面側から、プラテンローラ16とペーパーガイド17との間に送られる。そして感熱紙7は、プラテンローラ16の外周面とペーパーガイド17の周接面17aとの間で保持されつつ、プラテンローラ16の回転駆動により横向き「U」字状に反転されながら搬送され、印字面を上側に向けながらプラテンローラ16の上面側に至る。
【0048】
プラテンローラ16の上面側に位置するサーマルヘッド15は、印字部たる発熱体部15aを有している。このサーマルヘッド15は回動軸15bの回りに回動可能に設けられて、発熱体部15aがプラテンローラ16の上面に接離可能とされている。
【0049】
尚、このようにサーマルヘッド15を回動自在に構成したのは、プラテンローラ16とペーパーガイド17との間で感熱紙7が詰まった場合におけるジャム紙除去作業において、サーマルヘッド15が作業の邪魔にならないようにするためである。
【0050】
サーマルヘッド15には戻りコイルバネタイプのスプリング22の一端が係止されて、サーマルヘッド15の発熱体部15aがプラテンローラ16上面に近接する方向の付勢力を常時加えている。
【0051】
この構成で、前述のように印字面を上側向けながらプラテンローラ16により送られてくる感熱紙7の上面にサーマルヘッド15の発熱体部15aが接触し、この接触する箇所において感熱紙7に印字がなされる。
【0052】
サーマルヘッド15はラインヘッド型とされ、搬送されてくる感熱紙7に対して、感熱紙7の搬送方向に直交する方向に延びるライン毎に、任意の文字や画像を印刷することができる。一本のラインにつき印刷する際の印刷幅は、印刷対象の感熱紙7の幅に略等しく設定されている。
【0053】
このようにサーマルヘッド15を印刷ヘッドとして用いるのは、感熱紙7を用いることにより、インクやインクリボン等の消耗品を不要とできる他、インク供給のための機構等を省略でき、プリンタ1をコンパクトに構成できるからである。
【0054】
前記分離ブロック13には、プラテンローラ16の用紙送り出し方向に対して傾斜した排紙ガイド面13bが形成されている。
【0055】
この構成において、サーマルヘッド15の発熱体部15aにより印字がなされた後の感熱紙7は、この排紙ガイド面13bにより案内されて、図3に示すように、本体ケース2の上カバー5と蓋体10とがなす隙間から、蓋体10の上側に排紙される。
【0056】
以上にて説明したように、プリンタ1は、用紙収容部6にセットした感熱紙7の下面側がサーマルヘッド15に対向するように送られ、サーマルヘッド15にて印字を行うようになっている。このことから、用紙収容部6には、感熱紙7の印字面(感熱面)が下面に配置されるように、表裏を間違えずにセットすることが要求される。
【0057】
この点、本実施形態に係る用紙パッケージ9は、その箱状体8に感熱紙7を正しい向きでセットするときには、その感熱紙7に設けられている切欠7aの部分に位置して感熱紙7のセットを可能とし、かつ、感熱紙7をそれ以外の向きで箱状体8にセットする際にはその感熱紙7と干渉して感熱紙7のセットを不可能とする斜状壁8fが設けられている。
【0058】
従って、感熱紙7をプリンタ1にセットする際に誤った向きでセットすることが斜状壁8fを介して防止されるため、感熱紙7を表裏及び前後向き共に正しく挿入してセットすることができ、印刷トラブルを防止することができる。
【0059】
以上詳細に説明した通り本実施形態に係る用紙パッケージ9では、箱状体8を紙材から形成するとともに、感熱紙7と箱状体8の本体8dにおける上壁部8h、蓋部8c、ベロ部8eとの紙繊維の配列方向に対しては湿度の影響を受け難く膨潤の程度を小さくして膨潤特性を同等にできることを勘案し、感熱紙7における紙繊維の配列方向(矢印B方向)と上壁部8h、蓋部8c、ベロ部8eの紙繊維の配列方向(矢印C方向)とを略同一方向にしているので、感熱紙7と本体8dの双方につき湿度の影響を受け難くして膨潤の程度を小さくし、両者の膨潤特性を同等にすることが可能となる。これにより、感熱紙7の両側端縁と本体8dの側壁部8gの内面との間における摩擦力を略一定にして、用紙パッケージ9から感熱紙7を一枚ずつ安定的に送り出すことができる。
【0060】
また、本体8d内に挿入され積層状態で収納された感熱紙7において、感熱紙7と感熱紙7との間に発生する摩擦力は、感熱紙7と本体8dのベロ部8e、上壁部8hの内面(下面)との間に発生する摩擦力よりも小さく設定されている。このように構成することにより、積層状態の感熱紙7を本体8dから一枚ずつ順次送り出すことが可能となり、更に、感熱紙7の積層数が少なくなった場合においても、最後の一枚まで適正に送り出すことが可能となる。
【0061】
更に、ピックアップローラ12よる感熱紙7の送り出し方向は、図6に示すように、用紙パッケージ9の長手方向であり、かかる送り出し方向は、用紙パッケージ9における箱状体8の本体8d内に収納されている感熱紙7の紙繊維の配列方向(矢印B及び矢印C方向)と略同一となり、従って、ピックアップローラ12より感熱紙7が受ける張力方向と感熱紙7における紙繊維の配列方向とが略同一となることから、感熱紙7においてカールが発生することを防止することができる。
【0062】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1の用紙パッケージでは、用紙を構成する紙繊維の方向と用紙パッケージの箱状体を構成する紙繊維の方向とを略同一方向にしているので、用紙と用紙パッケージの双方につき湿度の影響を受け難くするとともに、膨潤の程度を小さくし、両者の膨潤特性を同等にすることが可能となる。これにより、用紙の両側端縁と箱状体の側壁内面との間における摩擦力を略一定にして、箱状体から用紙を一枚ずつ安定的に送り出すことができる。
【0064】
また、請求項2に係る用紙パッケージでは、箱状体にて積層状態で収納される用紙と用紙との間に発生する摩擦力が、用紙と箱状体の上壁面又は下壁面との間に発生する摩擦力よりも小さく設定されているので、積層状態の用紙を一枚ずつ順次送り出すことが可能となり、更に、用紙の積層数が少なくなった場合においても、最後の一枚まで適正に送り出すことが可能となる。
【0065】
更に、請求項3に係る用紙パッケージでは、箱状体に収納された用紙の紙繊維の方向が、プリンタの用紙搬送機構による用紙搬送方向と略同一方向にされているので、用紙搬送機構により用紙が受ける張力方向と紙繊維の方向とが略同一方向となり、これにより用紙にカールが発生することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 用紙パッケージの斜視図である。
【図2】 用紙パッケージに用紙をセットする状態を模式的に示す斜視図である。
【図3】 プリンタの斜視図である。
【図4】 プリンタの側断面図である。
【図5】 用紙収容部に用紙をセットした状態を示す斜視図である。
【図6】 用紙収容部に用紙をセットした状態を示す側断面図である。
【図7】 用紙分離部及び印刷機構の詳細を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
6 用紙収容部
7 感熱紙
8 箱状体
8c 蓋部
8d 本体
8e ベロ部
8g 側壁部
8h 上壁部
9 用紙パッケージ
Claims (3)
- 用紙を積層した状態で収納する箱状体を有し、紙材から形成され、プリンタにセットして使用される用紙パッケージであって、
前記用紙と箱状体との所定の方向における膨潤の程度を同等とするために、前記用紙を構成する紙繊維の方向と前記用紙パッケージの箱状体を構成する紙繊維の方向とを略同一方向とし、
前記用紙の両側端縁と前記箱状体の側壁内面との間における摩擦力を略一定にしたことを特徴とする用紙パッケージ。 - 前記用紙と用紙との間に発生する摩擦力は、用紙と前記箱状体の上壁面又は下壁面との間に発生する摩擦力よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の用紙パッケージ。
- 前記用紙パッケージは、用紙搬送機構を有するプリンタにて使用され、
前記用紙の紙繊維の方向は、前記用紙搬送機構による用紙搬送方向と略同一方向にされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙パッケージ。
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