JPH11334897A - 記録紙パッケージ - Google Patents

記録紙パッケージ

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JPH11334897A
JPH11334897A JP14023798A JP14023798A JPH11334897A JP H11334897 A JPH11334897 A JP H11334897A JP 14023798 A JP14023798 A JP 14023798A JP 14023798 A JP14023798 A JP 14023798A JP H11334897 A JPH11334897 A JP H11334897A
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recording
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JP14023798A
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English (en)
Inventor
Hidemi Sasaki
英美 佐々木
Yoshio Ishizuka
義夫 石塚
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP05010591A priority patent/EP1564012A2/en
Priority to EP05010592A priority patent/EP1564013A3/en
Priority to CNB991055772A priority patent/CN1188291C/zh
Priority to CNA2003101201349A priority patent/CN1515419A/zh
Priority to US09/291,211 priority patent/US6357739B2/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装体内の記録紙の遮光性及び防湿性を向上
させる。 【解決手段】 積層した記録紙12を包装体11に収納
する。包装体11の周縁部に切欠き23〜27を形成す
る。切欠き23〜27から位置決め部材を挿入して、記
録紙12を給紙位置に位置決めする。閉塞フレーム13
を包装体11と記録紙12との間に装填する。閉塞枠1
3c〜13eにより切欠き23〜27を閉塞する。切欠
き23〜27が閉塞枠13c〜13eで覆われるため、
遮光性及び防湿性が維持される。閉塞枠13c〜13e
を介して位置決め部材により記録紙12が給紙位置にセ
ットされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
に用いられる記録紙パッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタには、感熱プリンタと
熱転写プリンタとがあり、それぞれ専用の記録紙が用い
られる。感熱プリンタ用の記録紙は、支持体上にシアン
感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱発色層
が順次層設してある。そして、表面の感熱発色層から順
に熱記録を行い、次の感熱発色層に熱記録する際に、光
定着を行っている。この光定着は、個々の感熱発色層に
特有な波長域の紫外線などを照射して発色能力を失わせ
るものであり、既に記録した感熱発色層が次の感熱発色
層の熱記録の際に再度発色することを防止するために行
われる。この感熱プリンタ用の記録紙は、通常の光源下
でも長時間曝した場合には発色特性に影響が出るので、
遮光袋に収納され、さらにこれが紙箱に収納された状態
で供給されている。
【0003】一方、熱転写プリンタはインクフイルムの
インクを溶融又は軟化させて記録紙に転写する溶融型
と、インクフイルムの染料を記録紙に昇華又は拡散させ
る昇華型とがあり、溶融型プリンタ用の記録紙には平滑
性の高い塗工紙を用い、昇華型プリンタ用の記録紙には
ポリエステル系樹脂でコーティングした専用紙を用い
る。これらの熱転写プリンタ用の記録紙は、複数枚が積
層されて防湿袋に収納され、さらにこれが紙箱に収納さ
れた状態で供給されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】記録紙をプリンタに装
填する際には、まず包装袋を開封し記録紙パッケージを
取り出して、これを記録紙カセットに装填する。そし
て、この記録紙カセットをプリンタにセットする。この
ように、記録紙の装填作業は面倒であるとともに、記録
紙を袋から取り出す際に記録紙が外光に曝されたり、記
録紙の表面に手が触れられたりすることになる。このた
め、熱転写用の記録紙では指紋が付いた部分が変色し、
感熱記録紙では外光に曝された最上層の記録紙の発色特
性が変化するという問題がある。
【0005】これに対して、本出願人は、記録紙に直接
に手を触れることなく、且つ記録紙のプリンタへの装填
を簡単に行えるようにした記録紙パッケージを例えば特
開平5−116774号公報で提案している。しかしな
がら、この記録紙パッケージは、紙製のカセット本体に
ミシン目を入れておき、使用時にこのミシン目からカセ
ット本体の一部を切り取って、記録紙排出用開口などを
形成するものであり、プリンタへの装填に際してミシン
目からの切り取りを必要とし、手間がかかるという問題
がある。
【0006】また、記録紙は包装体に密着して収納され
るため、記録紙パッケージの製造において、包装体に記
録紙を挿入することが困難である。このため、従来は、
記録紙をくるむ手法で記録紙パッケージを製造してい
た。したがって、給紙の際には、記録紙が包装体に密着
させられているため、引き出し抵抗になり、給紙を円滑
に行うことができなくなるという問題がある。
【0007】また、引き出し抵抗を下げるために、記録
紙を包装体に余裕を持たせてゆるく収納することも考え
られるが、この場合には、包装体の中で記録紙の位置が
安定しないため、斜行したり、詰まったりしてしまうと
いう新たな問題が発生する。
【0008】本発明は、包装体への記録紙の装填が簡単
に行え、且つ給紙時の記録紙の位置を安定化することが
できるようにし、しかも遮光性や防湿性が低下すること
がないようにした記録紙パッケージを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の記録紙パッケージは、積層された複
数枚の記録紙と、この記録紙をゆるく収納する包装体
と、この包装体の周縁部に設けられ、前記サーマルプリ
ンタ側の位置決め部材が挿入される切欠きと、この切欠
きを塞ぐように包装体内部に配置され、前記位置決め部
材の挿入に応じて変位する閉塞部材とを備えたものであ
る。
【0010】なお、前記閉塞部材を断面コ字形に形成
し、これを前記複数枚の記録紙の周縁部に配置すること
が好ましい。また、変形部を介して前記閉塞部材を包装
体に取り付けることが好ましい。
【0011】また、請求項4記載の記録紙パッケージ
は、積層された複数枚の記録紙と、この記録紙をゆるく
収納する遮光性及び防湿性を備えた収納袋と、この収納
袋を収納する包装体と、この包装体の周縁部に設けら
れ、前記サーマルプリンタ側の位置決め部材が挿入され
る切欠きとを備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1において、記録紙パッケージ
10は、包装体11と、これに積層して収納される記録
紙12と、包装体11と記録紙12との間に配置される
閉塞フレーム13とから構成されている。図2に示すよ
うに、包装体11は、長い繊維からなる厚手の無塵紙に
より薄型箱状に形成されている。また、閉塞フレーム1
3も無塵紙から形成されている。このように、繊維の長
い無塵紙を用いるから、そのカットの際や給紙のときに
切り屑などの発生が抑えられるため、プリントに悪影響
を与えることがない。
【0013】図2に示すように、この包装体11内に
は、支持体を上にし感熱発色面を下にした状態で感熱型
の記録紙12が20枚積層された状態で収納されてい
る。なお、シールプリント用の厚手の記録紙の場合に
は、10枚が収納される。最下層の記録紙12の下側に
は保護シート12aが配置されている。保護シート12
aは記録紙12の感熱記録面に密着するように積層され
るから、感熱記録面に光や水分が侵入することが防止さ
れる。この保護シート12aは省略してもよい。
【0014】図3に示すように、記録紙パッケージ10
は、遮光性及び防湿性を有する収納袋14に入れられて
販売され、使用時に、収納袋14の切取り部14aが切
り取り線15に沿って破り取られることで開封される。
また、使用途中の記録紙パッケージ10を再度収納する
ために、収納袋14の開封口14bの近くには、合成樹
脂製のファスナー16が設けられている。ファスナー1
6は周知のように、1組の嵌合突条からなり、一方の突
条が他方の突条に嵌合されることで、密封されるように
なっている。なお、図中の符号17は吊り下げ孔を示し
ており、この孔17に、吊り下げ用のフック18が挿入
されることで、収納袋14が吊り下げ展示され、販売さ
れる。
【0015】図4に示すように、包装体11は、記録紙
12よりも少し大きいサイズの矩形状の上板11aと底
板11bとを、1個の端板11cと2個の側板11d,
11eとで連結したものであり、折り線19を介して各
板11a〜11eを90度に折り曲げることで、薄型箱
状に構成される。
【0016】図1に示すように、包装体11の短辺側端
部の一方は開放されており、給紙開口20とされてい
る。また、給紙開口20に連続するように、上板11a
及び押さえ板11h(図4参照)には、感熱プリンタ側
の給紙ローラ(図9参照)21が入り込むローラ開口2
2が形成されている。
【0017】側板11d,11eと端板11cとには、
切欠き23,24,25,26,27が形成されてい
る。これらの切欠き23〜27は、端板11cと各側板
11d,11eとが連結される上板11a及び底板11
bを含むように形成されている。
【0018】図1に示すように、切欠き23〜27の
内、切欠き24,26,27は、包装体11の中心Pを
通り記録紙12の供給方向に平行な中心線CL1を基準
にして非対称位置に形成されている。また、切欠き2
3,25は中心線CL1に対して線対称位置に形成され
ている。更に、切欠き23,24は、包装体11の中心
Pを通り前記中心線CL1に直交する方向の中心線CL
2を基準にして非対称位置に形成されている。切欠き2
5,26は中心線CL2に対して線対称位置に形成され
ている。
【0019】図4は、包装体11の展開状態を示す斜視
図である。上板11aの両側には側板11d,11eが
折り線19を介して連続し、更に、これらの側板11
d,11eには折り線19を介して保持片11f,11
gが連続する。また、給紙開口20と反対側の短辺には
折り線19を介して端板11cが連続する。この端板1
1cに折れ線19を介して底板11bが連続する。ま
た、上板11aの給紙開口側の短辺には、折り返し線3
0を介して押さえ板11hが連続する。
【0020】図2に示すように、前記押さえ板11h
は、折り返し線30を介して上板11aの下方に重なる
ように180度に折り曲げられる。また、図4に示すよ
うに、保持片11f,11gと底板11bとの重ね合わ
せ部分で、給紙開口20と反対側の端部近くには接着層
31が設けられる。この接着層31により、包装体11
は箱型に維持される。
【0021】また、底板11bには1対の切り起こしス
リット28が給紙方向に長く形成されている。この1対
のスリット28で挟まれた部分が可動片29となる。こ
の可動片29は、後に説明する図9に示すように、記録
紙12の使用による減りに対応して、可動底板57によ
り上方に押し上げられる。
【0022】このようにして形成された包装体11に
は、図1に示すように、閉塞フレーム13を間に介し
て、記録紙12が20枚積層された状態で装填される。
記録紙12は閉塞フレーム13により周縁部が覆われて
いる。閉塞フレーム13は、取付板13aと連結部13
bと閉塞枠13c,13d,13eとから構成されてい
る。取付板13aには接着層13fが設けられ、この接
着層13fを介して包装体11の上板11aの下面に取
付板13aが貼り付けられる。
【0023】閉塞枠13c,13d,13eは断面コ字
形に形成され、積層された記録紙12の給紙開口20側
の端部を除く、3辺部分を覆うように配置される。この
ため、記録紙12の両側を覆うための側部閉塞枠13
c,13dと、記録紙12の端部を覆うための端部閉塞
枠13eとが設けられている。これらの閉塞枠13c,
13d,13eが包装体11の切欠き23〜27をそれ
ぞれ閉塞するため、切欠き23〜27を介して包装体1
1内に光や水分の侵入が阻止され、遮光性及び防湿性が
保持される。
【0024】連結部13bは幅の狭い帯板から構成され
ており、取付板13aと各閉塞枠13c〜13eとの間
に斜めに交差するように配置されて、バネ性が持たされ
ている。したがって、後に説明するように、給紙カセッ
ト40へ記録紙パッケージ10を装填するときに、切欠
き23〜27からガイド突起50〜54が入り込み、こ
の連結部13bを変形させて、各閉塞枠13c〜13e
を内側に押す。これにより、記録紙12が給紙位置にセ
ットされる。
【0025】このように、閉塞フレーム13により切欠
き23〜27から光や水分が侵入することが阻止され
る。したがって、切欠き23〜27を包装体11に形成
しても、この切欠き23〜27によって遮光性や防湿性
が低下することがない。しかも、図2に示すように、包
装体11に装填された状態では押さえ板11hにより、
記録紙12が底板11b側に付勢されるため、収納され
た記録紙12が相互に密着した状態になる。したがっ
て、感熱記録面に湿気などが入り込むことが少なくな
り、より一層の防湿効果が得られる。
【0026】図5、図6は、記録紙パッケージ10が装
填される給紙カセット40を示す斜視図である。給紙カ
セット40は、記録紙パッケージ10を内蔵するよう
に、カセット本体41と蓋42とから構成されており、
全体が薄型箱状に形成されている。
【0027】蓋42は90度の角度で開閉自在に取付軸
43を介してカセット本体41に取り付けられる。そし
て、図6に示すように、蓋42が起立した開状態で、パ
ッケージ装填部44に記録紙パッケージ10が装填され
る。また、図7に示すように、蓋42が水平になる閉状
態では、係止爪45,46が係止することで、この閉状
態が維持される。蓋42を開ける場合には、係止解除板
47を押すことにより、係止爪45,46の係止が解除
され、蓋42の開放が可能になる。このため、係止解除
板47は、記録紙の給紙方向に移動自在に取付軸47a
を介して底板48に取り付けられている。そして、係止
解除板47は、コイルバネ47bにより係止方向に付勢
されている。
【0028】図6に示すように、パッケージ装填部44
は記録紙パッケージ10よりも少し大きめに形成されて
おり、装填が容易に行えるようになっている。また、装
填部44の底板48には、前記切欠き23〜27に対応
する位置でガイド突起50,51,52,53,54が
形成されている。ガイド突起50〜54は矩形体から構
成されており、上端にはガイド面55が形成されてい
る。ガイド面55は傾斜した面から構成されており、こ
のガイド面55を介して、切欠き23〜27内にガイド
突起50〜54が円滑に入るようにされる。
【0029】記録紙パッケージ10を正規位置で装填部
44にセットしたときには、各切欠き23〜27内にガ
イド突起50〜54が入り込み、記録紙パッケージ10
の装填が許容される。また、左右や前後を逆にした状態
で記録紙パッケージ10を装填部44にセットすると、
各切欠き23〜27とガイド突起50〜54との位置が
合わないため、記録紙パッケージ10を挿入することが
できなくなり、誤った装填であることがすぐに判る。こ
の場合には、切欠き23〜27とガイド突起50〜54
との位置が合うように記録紙パッケージ10の向きを変
えて再装填することにより、記録紙パッケージ10をパ
ッケージ装填部44に正規位置で装填することができ
る。
【0030】左右に位置する4個のガイド突起50〜5
3は、左右で1組とされている。図8に示すように、こ
れら1組のガイド突起50,52と、ガイド突起51,
53との内側面間の距離W1は、記録紙の幅よりも僅か
に大きくされており、これら1組のガイド突起50,5
2とガイド突起51,53との間に記録紙12及び閉塞
枠13c,13dが入り込むことで、包装体11内で記
録紙12は閉塞枠13c,13dを介して左右方向(給
紙方向に直交する方向)で位置決めされる。包装体11
に記録紙12がゆるく装填されていても、給紙カセット
40内に記録紙パッケージ10が装填されると、これら
ガイド突起50,52、51,53により記録紙12の
給紙方向に直交する方向で自動的に位置決めされる。し
たがって、記録紙12が斜行して給紙されることがな
く、画像が斜めに記録されたり、記録紙12が詰まった
りすることがなくなる。
【0031】図7に示すように、給紙口60と反対側に
形成されたガイド突起54により、包装体11内で記録
紙12が閉塞枠13eを介して給紙方向で位置決めされ
る。したがって、包装体11内に記録紙がゆるく装填さ
れていても、記録紙パッケージ10を給紙カセット40
にセットすると、記録紙11が給紙方向に自動的に位置
決めされる。
【0032】パッケージ装填部44の底板48の一部は
可動底板57とされており、取付軸58を介して底板4
8に回動可能に取り付けられている。可動底板57はコ
イルバネ59により上方に付勢されており、包装体11
の可動片29を上方に押し上げる。
【0033】蓋42を閉じた状態で、前記取付軸43の
近くで、カセット本体41と蓋42との間には隙間が形
成してあり、この隙間により給紙口60が構成されてい
る。給紙口60の近くの給紙通路で、蓋42側には、記
録紙押さえ板61が配置されている。この押さえ板61
は、バネ板から構成されており、記録紙12をカセット
本体41側の給紙通路に押さえるように付勢する。
【0034】また、給紙口60の近くの給紙通路で、カ
セット本体41側には、記録紙分離部62が突出して形
成してあり、これの表面にコルク材63が貼り付けてあ
る。したがって、このコルク材63と記録紙押さえ板6
1とによって、記録紙12が重なって二重送りされたと
きに、下側の記録紙12のみがコルク材63との間の摩
擦により係止して、上側の記録紙12のみが給紙され
る。また、記録紙分離部62には、二重送りを防止する
ための分離突起64が2個離して設けられている。この
分離突起64は、二重送りされる際の下側の記録紙の先
端に係止し、その送りを阻止する。
【0035】図9に示すように、給紙カセット40の蓋
42には、記録紙パッケージ10のローラ開口22に対
応する位置で、ローラ開口65が形成してある。このロ
ーラ開口65には、給紙カセット40が感熱プリンタ7
5にセットされたときに、給紙ローラ21が入り込み、
この給紙ローラ21が記録紙パッケージ10の最上層の
記録紙12に接触する。給紙ローラ21はプリントの際
に給紙方向に回転する。これにより記録紙パッケージ1
0から最上層の記録紙12のみを引き出して、感熱プリ
ンタ75のプリントステージに給紙する。
【0036】図5,図9に示すように、給紙カセット4
0の蓋42の上面は排紙トレイを兼ねており、このた
め、蓋42には、記録紙ガイド66,67とストッパ6
8とが突出して設けられている。記録紙ガイド66,6
7は、記録紙12の両側を案内するものであり、蓋42
の長辺に沿って長く形成されている。ストッパ68は、
記録紙12の先端を係止して、蓋42からの脱落を防止
するものである。
【0037】図10は、給紙カセット40が装填された
状態の感熱プリンタ75を示す斜視図である。感熱プリ
ンタ75の前面76には、給紙カセット40の差込み口
77が形成されており、これに給紙カセット40が差し
込まれる。給紙カセット40を差込み口77にセットす
ると、図9に示すように、蓋42のローラ開口65内に
給紙ローラ21が入り込む。また、給紙カセット40内
の記録紙12は可動底板57により上方に付勢されてい
るので、最上層の記録紙12が常に給紙ローラ21に接
触する。
【0038】前面76には、差込み口77の他に、操作
パネル78,液晶ディスプレイ79,ICカード挿入口
80,スマートメディアの挿入口81,及び電源スイッ
チ82が設けられている。操作パネル78を操作して、
プリント操作を指示すると、液晶ディスプレイ79にプ
リント対象画像が表示される。これを確認した後に操作
パネル78のプリントキーを操作すると、プリントが開
始される。
【0039】プリントに際しては、先ず給紙ローラ21
が給紙方向に回転して、給紙カセット40内の記録紙パ
ッケージ10の最上層の記録紙12のみが引き出され、
プリンタ75内に給紙される。給紙された記録紙12に
は、周知のように、サーマルヘッドにより、三色面順次
記録が行われる。この記録は1ラインずつ行われ、記録
紙12の送りに同期してサーマルヘッドの各発熱素子
が、記録する画素に対応して駆動される。そして、記録
済みの感熱発色層が次の層の熱記録の際に発色すること
がないように、対応する光定着ランプが点灯され、光定
着が行われる。三色面順次記録を終了すると、図9に示
すように、記録紙12は排紙ローラ74により、給紙カ
セット40の蓋42の上に排出されて、プリントが終了
する。
【0040】記録紙パッケージ10を給紙カセット40
に装填する場合には、感熱プリンタ75の差込み口77
から給紙カセット40を取り出して、図6に示すよう
に、蓋42を開ける。空の包装体11が入っている場合
には、これを取り出した後に、記録紙パッケージ10を
装填する。この場合に、包装体11の各切欠き23〜2
7とパッケージ装填部44のガイド突起50〜54との
位置を合わせるようにして、記録紙パッケージ10を装
填する。これにより、各切欠き23〜27とガイド突起
50〜54との位置が合って、各切欠き23〜27内に
ガイド突起50〜54が入り込むことで、記録紙パッケ
ージ10がパッケージ装填部44に正規位置でセットさ
れる。
【0041】また、誤って左右や前後を逆にした状態で
記録紙パッケージ10を装填部44に装填しようとする
と、各切欠き23〜27とガイド突起50〜54との位
置が合わないため、記録紙パッケージ10の装填が不可
能になり、誤った向きでの装填であることが簡単に判
る。したがって、記録紙パッケージ10を左右や前後を
逆にした状態での装填が行われることがなく、誤った装
填による記録紙12の無駄やサーマルヘッドの発熱素子
アレイにダメージを与えてしまうことがなくなる。
【0042】そして、記録紙パッケージ10を装填部4
4に挿入する際に、装填部44側のガイド突起50〜5
4が各切欠き23〜27内に入り込む。これにより、ガ
イド突起50〜54の内側面によって閉塞枠13c〜1
3eを介して記録紙12の端縁が押されて揃えられると
ともに、給紙位置に位置決めされる。したがって、包装
体11内に記録紙12がゆるく装填されていても、記録
紙パッケージ10の装填を終了すると、記録紙12は各
端縁がガイド突起50〜54で揃えられ、且つ給紙位置
に自動的にセットされる。
【0043】図9に示すように、記録紙12が残り少な
くなると、可動底板57により包装体11の可動片29
が上方に持ち上げられる。また、押さえ板11hは最上
層の記録紙12を下方に押さえる。したがって、記録紙
12が残り少なくなっても、これら記録紙同士が相互に
密着される。しかも感熱記録面は下側に向いて装填され
ており、最下層の記録紙12の下側には保護シート12
aが積層されるため、感熱記録面に空気が接触すること
が少なくなり、防湿性や遮光性が低下することがなくな
る。また、底板に開口が形成されることなく、底板11
bの一部である可動片29が記録紙の使用に応じて上方
に可動するため、開口からゴミが入り込むことがなく、
且つ防湿性や遮光性が低下することがない。更に、切欠
き23〜27は閉塞枠13c〜13eによって閉じられ
るため、切欠き23〜27から光や水分が包装体11内
に侵入することがなく、遮光性や防湿性が低下すること
がない。
【0044】記録紙12の種類を例えば普通の感熱記録
紙から厚手のシールプリント用記録紙に変更する場合な
どには、記録紙パッケージの交換が行われる。この場合
には、図11に示すように、給紙カセット40を感熱プ
リンタ75から取り外して、給紙カセット40を開け
て、使用中の記録紙パッケージを取り出した後に、新た
な記録紙パッケージ10を装填する。
【0045】このとき、給紙カセット40から取り出し
た記録紙パッケージは、その記録紙の残りが少ない場合
でも、図9に示すように、押さえ板11hが記録紙12
を底板11bの方向に押圧しているため、押さえ板11
hと底板11bとにより記録紙12が挟持される。した
がって、記録紙12が包装体11から脱落することがな
い。なお、この取り出した記録紙パッケージ10は、図
3に示す収納袋14に入れられ、ファスナー15が閉じ
られることで、防湿及び遮光状態で保存される。
【0046】なお、上記実施形態では、取付板13aに
連結部13bで閉塞枠13c〜13eを連結して閉塞フ
レーム13を構成したが、この他に、図11に示すよう
に、閉塞枠85,86に切欠き88を形成して連結片8
5a,86aを設けたり、閉塞枠87の一端部を延長し
て連結片87aを設けたりして、これらの連結片85
a,86a,87aを接着層89を介して包装体に取り
付けてもよい。また、閉塞枠85〜87の一部を用いて
連結片85a,86a,87aを構成する代わりに、図
示は省略したが、別体で連結片を設け、これを接着層で
包装体に取り付けてもよい。なお、連結片及び閉塞枠は
紙製の他にプラスチック製としてもよい。
【0047】また、上記実施形態では、切欠き23〜2
7を閉塞枠13c〜13e,85〜87で閉塞するよう
にしたが、この他に、図12に示すように、記録紙12
をゆるく遮光袋90に収納して、記録紙パッケージ91
を構成してもよい。この場合には、遮光性及び防湿性を
有する薄く柔らかいプラスチックシートから遮光袋90
を構成する。この遮光袋90は、接着層92を介して包
装体11の端板11cに取り付けられる。なお、図1に
示す実施形態と同一構成部材には同一符号を付して重複
した説明を省略している。この他に、図示は省略した
が、遮光袋90の開口部分に接着層を配置し、この接着
層により遮光袋を包装体に取り付けてもよい。
【0048】上記実施形態では、感熱記録紙に本発明を
実施したものであるが、これに限定されることなく、例
えば昇華型や熱溶融型の記録紙に対して本発明を実施し
てもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、包装体に閉塞部材を設
けたから、切欠きを塞ぐことができ遮光性及び防湿性が
低下することがない。しかも、切欠きから位置決め部材
が挿入されることで、包装体内でゆるく装填された記録
紙を給紙位置に位置決めすることができる。したがっ
て、給紙の際に記録紙の位置が安定化し、斜行や詰まり
の発生がなくなる。また、記録紙を包装体にゆるく装填
することが可能になり、記録紙パッケージの製造の際
に、記録紙をくるむ操作が必要なく、記録紙パッケージ
の製造が容易になる。
【0050】また、遮光性及び防湿性を備えた収納袋
に、積層した記録紙をゆるく収納したから、同様にして
包装体に位置決め部材の挿入用開口を形成しても、遮光
性及び防湿性が低下することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録紙パッケージを分解して示す斜視
図である。
【図2】記録紙パッケージの縦断面図である。
【図3】収納袋に入れられた記録紙パッケージを取り出
した状態を示す斜視図である。
【図4】包装体を展開した状態を示す斜視図である。
【図5】閉じた状態の給紙カセットを示す斜視図であ
る。
【図6】開いた状態の給紙カセットと記録紙パッケージ
とを示す斜視図である。
【図7】ガイド突起により記録紙が給紙方向で給紙位置
にセットされた状態を示す給紙カセットの断面図であ
る。
【図8】ガイド突起により記録紙が幅方向で給紙位置に
セットされた状態を示す給紙カセットの断面図である。
【図9】記録紙が残り少なくなった状態の給紙カセット
の内部を示す断面図である。
【図10】給紙カセットを取り付けた状態の感熱プリン
タの全体外観を示す斜視図である。
【図11】連結片を介して包装体に閉塞枠を取り付ける
他の実施形態を示す斜視図である。
【図12】遮光袋を介在させた別の実施形態を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
10,92 記録紙パッケージ 11 包装体 11a 上板 11b 底板 11c 端板 11d,11e 側板 11f,11g 保持板 11h 押さえ板 12 記録紙 13 閉塞フレーム 13a 取付板 13b 連結板 13c,13d,13e,85,86,87 閉塞枠 20 給紙開口 22 ローラ開口 23,24,25,26,27 切欠き 29 可動片 31 接着層 40 給紙カセット 41 カセット本体 42 蓋 44 パッケージ装填部 50,51,52,53,54 ガイド突起 57 可動底板 66,67 記録紙ガイド 68 ストッパ 75 感熱プリンタ 77 差込み口 90 遮光袋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルプリンタに記録紙を供給する記
    録紙パッケージにおいて、積層された複数枚の記録紙
    と、この記録紙をゆるく収納する包装体と、この包装体
    の周縁部に設けられ、前記サーマルプリンタ側の位置決
    め部材が挿入される切欠きと、この切欠きを塞ぐように
    包装体内部に配置され、前記位置決め部材の挿入に応じ
    て変位する閉塞部材とを備えたことを特徴とする記録紙
    パッケージ。
  2. 【請求項2】 前記閉塞部材は断面コ字形に形成され、
    前記複数枚の記録紙の周縁部に配置されることを特徴と
    する請求項1記載の記録紙パッケージ。
  3. 【請求項3】 前記閉塞部材は変形部を介して包装体に
    取り付けられることを特徴とする請求項2記載の記録紙
    パッケージ。
  4. 【請求項4】 サーマルプリンタに記録紙を供給する記
    録紙パッケージにおいて、積層された複数枚の記録紙
    と、この記録紙をゆるく収納する遮光性及び防湿性を備
    えた収納袋と、この収納袋を収納する包装体と、この包
    装体の周縁部に設けられ、前記サーマルプリンタ側の位
    置決め部材が挿入される切欠きとを備えたことを特徴と
    する記録紙パッケージ。
JP14023798A 1998-04-14 1998-05-21 記録紙パッケージ Pending JPH11334897A (ja)

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JP14023798A JPH11334897A (ja) 1998-05-21 1998-05-21 記録紙パッケージ
EP99302482A EP0950532A3 (en) 1998-04-14 1999-03-30 Recording sheet package and sheet supply cassette for printer
EP05010591A EP1564012A2 (en) 1998-04-14 1999-03-30 Recording sheet package and sheet supply cassette for printer
EP05010592A EP1564013A3 (en) 1998-04-14 1999-03-30 Recording sheet package and sheet supply cassette for printer
CNA2003101201349A CN1515419A (zh) 1998-04-14 1999-04-14 打印机记录纸张包
CNB991055772A CN1188291C (zh) 1998-04-14 1999-04-14 打印机供纸盒
US09/291,211 US6357739B2 (en) 1998-04-14 1999-04-14 Recording sheet package and sheet supply cassette for printer
US09/630,615 US6431358B1 (en) 1998-04-14 2000-08-02 Recording sheet package and sheet supply cassette for printer
US09/630,616 US6460845B1 (en) 1998-04-14 2000-08-02 Recording sheet package and sheet supply cassette for printer
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003091129A1 (fr) * 2002-04-26 2003-11-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Emballage de feuille de papier

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