WO2003073424A1 - Cassette magnetique et enregistreur magnetique - Google Patents

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WO2003073424A1
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Yoshihisa Takayama
Hiroshi Ishibashi
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Description

明細書 テープカセッ ト及びテープドライブ装置 技術分野 本発明は、 デ一タス トレージ用として用いられる磁気テープを収納したテープ カセヅ ト及びこのテープカセヅ トを用いるテープドライブ装置に関するものであ る。
本出願は、 日本国において 2 0 0 2年 2月 2 8日に出願された日本特許出願番 号 2 0 0 2— 0 5 5 0 7 1 を基礎として優先権を主張するものであり、 この出願 は参照することにより、 本出願に援用される。 景技術 従来、 デジタルデータを磁気テープに記録再生することのできる記録再生装置 として、 いわゆるテープス トリーマドライブが知られている。 このようなテープ ス ト リ一マドライブは、 メディァであるテープカセヅ トに収納した磁気テープの 長さにもよるが、 例えば数百ギガバイ ト程度の膨大な記録容量を有することが可 能である。 したがって、 この種のテープ力セヅ トは、 コンピュータに収納された ハードディスク等のメディアに記録されたデータをバックァヅプするなどの用途 に広く利用されている。 また、 データサイズの大きい動画像デ一夕等を大容量で 保存する場合にも好適とされている。
上述のようなテープスト リーマドライブとして、 例えば、 磁気テープを収納し たテープカセヅトを記録媒体に用い、 回転へヅ ドによりへリカルスキヤン方式を 採用して磁気テープにデ一夕の記録再生を行うようにされたものが提案されてい る。
テープカセッ トを利用したテープスト リ一マドライブは、 記録再生デ一夕の入 出力インタフェースとして例えば S C S I (Smal l Computer System Interface) を用いている。 このドライブは、 記録時には例えばホストコンピュータから供給 されるデータが S C S Iインタフェースを介して入力される。 入力データは、 例 えば所定の固定長のデータ単位で伝送されてく るものとされ、 入力されたデータ は必要があれば所定方式による圧縮処理が施されて、 一旦、 バッファメモリに蓄 積される。 バッファメモリに蓄積されたデータは、 最終的に所定のグループとい われる固定長の単位ごとに記録再生系に対して供給され、 回転へッ ドによりテー プカセッ トに収納された磁気テープに記録が行われる。
再生時であれば、 磁気テープのデータが回転ヘッ ドによって読み出され、 一旦 バッファメモリに蓄えられる。 バッファメモリからのデ一夕は、 記録時に圧縮が 施されたものであれば伸長処理が施されて、 S C S Iィン夕フェースを介してホ ス トコンピュータに伝送される。
上述したようなテープストリ一マドライブに記録されるデータとしては、 例え ば、 アーカイブ (圧縮) したデータや、 このようなアーカイブデータも含め、 コ ンピュー夕システムにおけるデータをパヅクァヅプするためのバックアツプデー 夕などを挙げることができる。 このようなァーカイブデ一夕ゃバヅクァヅプデ 夕の記録は、 テープス トリ一マドライブと接続されるホス トコンピュー夕側で起 動する特定のァ一カイブアプリケーションゃ、 バヅクァヅプアプリケーションな どのアプリケ一シヨンソフ トウェアによって行われる。 つまり、 ホス ト側のアブ リケーションが、 ァ一カイブデータやバックァヅプデ一夕を作成してテープス ト リーマドライブに転送するとともに、 テープス ト リーマドライブにおける転送デ 一夕の書込みを制御することによって行われる。
上述のようにしてアプリケーションによって書込みが行われるアプリケーショ ンデ一夕は、 一般には、 先頭位置に管理情報が置かれ、 この管理情報に続くよう にして、 ユーザデータが続くという構造を有している。 管理情報には、 ユーザデ 一夕の構成情報をはじめとする、 ユーザデ一夕を再生するのに必要な各種情報が 格納されている。 このため、 テープス ト リーマドライブにより、 磁気テープに記 録されたアプリケーションデータを再生する際には、 先ず、 先頭位置にある管理 情報にアクセスして読出しを行い、 ホス トに転送する。 ホス ト側のアプリケーシ ヨンでは、 転送されてきた管理情報の内容を利用して、 ユーザデ一夕の読出しを テープスト リーマドライブに指示する。 テープスト リーマドライブでは、 指示に 応じて所要の磁気テープ位置にアクセスし、 デ一夕の読出しを行ってホス 卜に転 送するようにされる。 ホス ト側では、 このようにして転送されてきたデ一夕を利 用して、 例えばリス トァなどをはじめとする所要の処理に用いる。
アブリケーシヨンデータの再生は、 上述のようにして管理情報に基づいたもの となる。 したがって、 テ一ブス ト リーマドライブは、 アプリケーションデータの 再生時においては、 先ず、 アプリケーションデータの先頭の管理情報にアクセス して読み出すという動作を必ず実行しなければならない。
管理情報へのアクセスに要する時間は、 アクセス前のテープ位置にもよるが、 磁気テープを物理的に走行させて管理情報にアクセスする必要がある以上、 比較 的長いものとならざるを得ない。
したがって、 磁気テープに記録されたアプリケーションデ一夕から必要なユー ザデ一夕が読み出されるまでの時間は、 先ず管理情報にアクセスするための時間 が含まれることになるため、 それだけ長いものとなってしまうということがいえ る。
このようなユーザデータの読出しに要するアクセス時間は、 できるだけ短縮さ れることが好ましい。 発明の開示 本発明の目的は、 上述したような従来の問題点を解消することができる新規な 記録媒体及びテープドライブ装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、 磁気テープに記録されたアプリケーシヨンデータから必 要なユーザデータが読み出されるまでの時間を短縮し、 迅速にユーザデータの読 出しを可能とするテープカセヅ ト及びテープドライブ装置を提供することにある。 上述のような目的を達成するために提案される本発明は、 磁気テープが収納さ れたカセッ トハーフと、 このカセヅ トハーフに備えられるメモリとを備えたテー プカセッ トにおいて.、 磁気テープに対して記録されるべきデ一夕であり、 所定の アプリケーシヨンソフ トウエアが扱うアプリケ一シヨンデータについて、 その先 頭位置から記憶されるための所定容量の記憶領域がメモリにおいて設定されてい るテープカセヅ トである。
本発明に係るテープドライブ装置は、 磁気テープが収納されたカセッ トハーフ と、 このカセヅ トハーフに備えられるメモリとを備えたテープカセヅ トを記録媒 体に用いるテープドライブ装置において、 装填されたテープカセヅ 卜の磁気テー プに対するデータの記録又は再生が可能とされるテープドライブと、 このテープ ドライブによって磁気テープに対して記録されるべきデータであり、 所定のアブ リケ一シヨンソフ トウエアが扱うアプリケーションデータを、 先頭位置からメモ リにおける所定容 gの記憶領域に対して書き込んで記憶させることのできるメモ リ癱込制御手段と、 テープカセッ トのメモリから、 少なく ともアプリケ一ション データを読み出すことのできるメモリ読出手段と、 メモリから読み出されたアブ リケ一シヨンデータを読み出して、 当該テープドライブ装置のホス ト側に対して 磁気テープから読み出したデータとして伝送することのできる伝送手段とを備え る。
本発明に係るテープ.カセッ トは、 デ一夕が記録再生される磁気テープを収納し たカセヅ トハーフにメモリが備えられている。 このテープカセッ トを記録媒体に 用いるテープドライブ装置は、 テープカセヅ トに設けたメモリの所定容 gの領域 に対して、 磁気テープに書き込むべきアプリケーションデータをその先頭位置か ら書き込んでいく。 このように、 テープ力セヅ トに設けたメモリに対して、 アブ リケ一シヨンデータの先頭部分のデータが記憶されることで、 以降においては、 磁気テープ上のアプリケ一シヨンデータの先頭にアクセスしなく とも、 メモリに 記憶されている内容を読み込むだけで、 少なく とも、 メモリに有効に記憶された アプリケーシヨンデータ分については、 その内容を認識することが可能になる。 本発明の更に他の目的、 本発明によって得られる具体的な利点は、 以下におい て図面を参照して説明される実施の形態の説明から一層明らかにされるであろう。 図面の簡単な説明 図 1は、 本発明に係るテープカセッ トの内部構造を示す平面図である。 図 2は、 本発明に係る他の例のテ一プカセッ トの内部構造を示す平面図である, 図 3は、 本発明に係るテープカセッ トの外観を示す斜視図である。
図 4は、 本発明が適用されたテープスト リーマドライブのブ口ツク図である。 図 5は、 本発明に用いられる磁気テープのデータ構造を概念的に示す図である ( 図 6 A、 図 6 B及び図 6 Cは、 圧縮したレコードによりグループ化を行う場合 のグル一プ化処理を概念的に示す図である。
図 7 A、 図 7 B及び図 7 Cは、 圧縮しないレコードによりグループ化を行う場 合のグループ化処理を概念的に示す図である。
図 8は、 エンティティのデ一夕構造を示す図である。
図 9は、 M I Cのデ一夕構造を概念的に示す図である。
図 1 0は、 磁気テープに記録されるアプリケーションデータの構造例を示す図 である。
図 1 1 A及び図 1 1 Bは、 M I Cへのデータのキヤヅシュ動作を模式的に示す 図である。
図 1 2は、 磁気テープへのデ一夕書込時の処理動作を示すフローチャートであ る。
図 1 3は、 磁気テープに対するデータ読出時の処理動作を示すフローチヤ一ト である。 発明を実施するための最良の形態 以下、 本発明に係るテープカセッ ト及びこのテープカセッ トを記録媒体に用い るテープドライブ装置であるテープストリーマドライブを図面を参照して説明す る。
先ず、 本発明に係るテープカセッ トを図面を参照して説明する。
本発明に係るテープカセッ ト 1は、 図 1に示すように、 カセッ トハーフ 6内部 に一対のテープリール 2 A , 2 Bが回転可能に設けられ、 これらテープリール 2 A , 2 B間にテープ幅 8 mmの磁気テープ 3が卷装されている。 テープ力セヅ ト 1のカセッ トハーフ 6内には、 不揮発性メモリ及びその制御回路系等を内蔵した リモート型 M I C 4 Aが設けられている。 リモート型 M I C 4 Aは、 後述するテ 一ブスト リーマドライブゃライブラリ装置におけるリモートメモリイン夕フエ一 ス 3 0と無線通信によりデータ伝送が行われる。 この、 Jモート型 M I C 4 Aには、 無線によるデ一夕伝送を行うためのアンテナアンテナ 4 aが設けられている。 詳しい説明は省略するが、 リモート型 M I C 4 Aには、 テープカセッ トごとの 製造情報やシリアル番号情報、 テープの厚さや長さ、 材質、 各パーティションご との記録データの使用履歴等に関連する情報、 ユーザ情報等を記憶することがで きる。
なお、 リモート型 M I C 4 Aに格納される各殫情報は、 主として磁気テープ 3 に対する記録再生の各種管理のために用いられることから、 これらを一括して 「管理情報」 ともいう。
このようにテープカセッ トのカセヅ トハーフ内に不揮発性メモリを設け、 その 不揮発性メモリに管理情報を記憶させ、 このテ一プカセッ 卜に対応するテ一ブス ト リーマドライブでは、 不揮発性メモリに対する書込み又は読出しのためのィン 夕フェースを備えるようにし、 不揮発性メモリに対して磁気テープに対するデー 夕記録再生に関する管理情報の読出しや書込みを行うことで、 磁気テープに対す る記録再生動作を効率的に行うことができる。
例えば、 テープカセッ 卜のドライブへのローディング又はアン口一ディングの 際に、 磁気テープをテープトップまで巻き戻す必要はなく、 すなわち途中の位置 でも、 ローデイング又はアンローデイング可能とする。 データの編集なども不揮 発性メモリ上での管理情報の書換えで実行できる。 さらに、 磁気テープ上でより 多数のパーティションを設定し、 かつ適切に管理することも容易となる。
本発明に係るテ一プカセッ ト 1は、 図 2に示すように、 カセッ トハーフ 6内に 接触型 M I C 4 B (不揮発性メモリ) を内蔵するようにしてもよい。 図 2に示す テープカセヅ ト 1は、 接触型 M I C 4 Bのモジュールから 5個の端子 5 A、 5 B、 5 C、 5 D、 5 Eが導出され、 それぞれ電源端子、 デ一タ入力端子、 クロック入 力端子、 アース端子、 予備端子等として構成されている。 接触型 M I C 4 B内の データとしては、 リモートメモリチヅプとしてのリモート型 M I C 4 Aと同様の 管理情報が記憶される。 図 1及び図 2に示すテープカセヅ ト 1の具体的な構成を示すと、 このテ一プ力 セヅ ト 1は、 図 3に示すように、 一対の上ハーフ 6 aと下ハーフ 6 bを互いに突 き合わせ結合されるカセヅ トハーフ 6と、 カセヅ トハ一フ 6の磁気テープ 3が引 き出される前面側を開閉するガードパネル 8とを備える。 すなわち、 テープカセ ヅ ト 1は、 通常の 8 ミ リ V T Rに用いられるテープ力セヅ 卜と基本的な構成を共 通にしている。
テープカセヅ ト 1の平面側に設けたラベル面 9の近傍には、 図 3に示すように、 端子部 7が設けられている。 これは、 図 2に示すの接触型 M I C 4 Bを内蔵した テープカセッ トにおいて電極端子が配される部分とされるもので、 端子ピン 7 A、 7 B、 7 C 7 D、 7 Eが設けられている。 これら端子ピン 7 A〜 7 Eが、 図 2 に示した各端子 5 A〜 5 Eとそれそれ接続されている。 すなわち、 接触型 M I C 4 Bを有するテープカセヅ ト 1は、 後述するテ一ブス ト リーマドライブ 1 0との 間で、 端子ピン 7 A〜 7 Eを介して物理的に接触してデータ等の相互伝送が行わ れるものとされる。
一方、 図 1に示すように非接触のリモートメモリチップを M I Cとして内蔵す るテープカセッ ト 1は、 当然ながら端子ピンは不要となる。 図 2に示す接触型 M I C 4 Bを内蔵したテープカセッ トと互換性をもって用いることを可能とするた め、 図 2に示すテープ力セヅ ト 1 と外形形状を共通にしている。 そこで、 図 1に 示す非接触のリモートメモリチヅプを用いたテープカセッ トにおいても、 互換性 を保っためにダミ一の端子部がそのまま設けられる。
なお、 以下の説明において、 リモート型 M I C 4 A及び非接触型 M I C 4 Bに ついて一括して述べる場合、 或いは、 リモート型 M I C 4 Aと非接触型 M I C 4 Bとについて述べるのに、 これらを特に区別する必要がないような場合には、 単 に M I C 4と記述する。
次に、 本発明が適用されたテープス ト リーマドライブを図 4を参照して説明す る。 テープス ト リーマドライブ 1 0は、 テープカセッ ト 1に収納された磁気テー プ 3に対して、 回転磁気へッ ド装置を用いてヘリカルスキャン方式により記録再 生を行うように構成されている。
図 4において、 回転磁気へ装置を構成する回転ドラム 1 1には、 例えば 2つの 記録へヅ ド 1 2A、 1 2 B及び 3つの再生へヅ ド 1 3 A、 1 3 B、 1 3 Cが設け られる。 記録へヅ ド 1 2 A、 1 2 Bは、 互いにアジマス角の異なる 2つの磁気ギ ャップが極めて近接して配置される構造を有する。 再生へッ ド 1 3 A、 1 3 Bも 互いにアジマス角を異にするへッ ドとされるが、 例えば 9 0度離れた状態で配匿 される。
回転ドラム 1 1は、 ドラムモータ 14 Aにより回転されるとともに、 テープ力 セッ ト 1から引き出された磁気テープ 3が巻き付けられる。 磁気テープ 3は、 キ ャプスタンモー夕 14 B及び図示しないピンチローラにより送られる。 磁気テー プ 3は、 上述したようにリール 2 A, 2 Bに卷装されているが、 リール 2 A, 2 Bはそれそれリールモータ 14 C, 1 4 Dによりそれそれ順方向及び逆方向に回 転される。
ドラムモ一夕 14A、 キヤプスタンモータ 14 B、 リールモ一夕 1 4 C、 1 4 Dはそれそれメカドライノ 1 7からの電力印加により回転駆動される。 メカ ドラ ィバ 1 7は、 サーポコン トローラ 1 6からの制御に基づいて各モータ 1 4 A〜 1 4 Dを駆動する。 サーボコントロ一ラ 1 6は、 各モー夕の回転速度制御を行って 通常の記録再生時の走行や高速再生時のテープ走行、 早送り、 卷戻時のテープ走 行などを実行させる。
なお、 EEP— : ROM 1 8にはサーボコントローラ 1 6が各モ一夕のサ一ポ制 御に用いる定数等が格納されている。
サ一ボコントローラ 1 6は、 インタフエースコントローラ/ E C Cフォーマ夕 2 2 (以下、 I F/E C Cコン トローラという) を介してシステム全体の制御処 理を実行するシステムコントローラ 1 5と双方向に接続されている。
このテープストリーマドライブ 1 0には、 データの入出力に S C S Iインタフ エース 20が用いられている。 例えば、 データ記録時にはホス トコンピュータ 4 0から、 固定長のレコ一ド (Record) という伝送データ単位により S C S Iイン 夕フェース 20を介して逐次データが入力され、 圧縮伸長回路 2 1に供給される。 このようなテープストリーマドライブシステムにおいては、 可変長のデータの集 合単位によってホストコンピュー夕 40よりデータが伝送されるモ一ドも存在す る。 圧縮伸長回路 2 1では、 入力されたデータについて必要があれば、 所定方式に よって圧縮処理を施すようにされる。 この場合には、 圧縮方式として ALD C (Adaptive Lossless Data Compression) 方式が採用されるものとする。 これに より、 例えば非圧縮時において 1本の磁気テープ 3に対して記録可能なユーザデ 一夕のデ一夕サイズが 500 GBであるとすれば、 圧縮により 1 3 ◦ 0 GB程度 にまで増加させることができる。
圧縮伸長回路 2 1の出力は、 I F/E C Cコントローラ 22に供給されるが、 I F/E C Cコントローラ 22においてはその制御動作によって圧縮伸長回路 2 1の出力をバッファメモリ 23に一旦蓄積する。 このバッファメモリ 2 3に蓄積 されたデータは I F/E C Cコントローラ 22の制御によって、 最終的にグルー プ (Group) という磁気テープの所定トラック数分に相当する固定長の単位として デ一夕を扱うようにされ、 このデータに対して E C Cフォーマツト処理が行われ る。
E C Cフォーマヅト処理としては、 記録データについて誤り訂正コードを付加 するとともに、 磁気記録に適合するようにデータについて変調処理を行って RF 処理部 1 9に供給する。
RF処理部 1 9では供給された記録データに対して増幅、 記録ィコライジング 等の処理を施して記録信号を生成し、 記録へ、ソ ド 1 2 A, 1 2 Bに供給する。 こ れにより記録ヘッド 1 2 A, 1 2 Bから磁気テープ 3に対するデータの記録が行 われることになる。
デ一夕再生動作について簡単に説明すると、 磁気テ一プ 3の記録データが再生 へヅ ド 1 3A, 1 3 Bにより RF再生信号として読み出され、 その再生出力は R F処理部 1 9で再生ィコライジング、 再生クロック生成、 2値化、 デコード (例 えばビタビ復号) などが行われる。
このようにして読み出された信号は I F/E C Cコントローラ 22に供給され て、 先ず誤り訂正処理等が施される。 そしてバッファメモリ 2 3に一時蓄積され、 所定の時点で読み出されて圧縮伸長回路 2 1に供給される。
圧縮伸長回路 2 1では、 システムコントローラ 1 5の判断に基づいて、 記録時 に圧縮伸長回路 2 1により圧縮が施されたデータであればここでデ一夕伸長処理 を行い、 非圧縮デ一タであればデータ伸長処理を行わずにそのままパスして出力 される。
圧縮伸長回路 2 1の出力デ一夕は S C S Iィンタフヱース 2 0を介して再生デ 一夕としてホス トコンピュータ 4 0に出力される。
図 4にはテープカセヅ ト 1内の M I C 4として、 リモート型 M I C 4 Aと、 接 触型 M I C 4 Bの両者が示されている。 但し実際には、 M I C付きのテープカセ ヅ ト 1 としては、 リモート型 M I C 4 Aと接触型 M I C 4 Bの何れか一方が備え られる。
このリモート型 M I C 4 Aに対しては、 テープカセヅ ト 1がテープス トリーマ ドライブに装填されることで、 リモートメモリインタフエース 3 0を介して非接 触状態でシステムコントロ一ラ 1 5とデータの入出力が可能な状態となる。 リモートメモリイン夕フェース 3 0としては、 データイン夕フェース 3 1、 R Fインタフェース 3 2、 アンテナ 3 3が設けられる。
リモートメモリインタフエース 3 0の動作の概略は、 次のようになる。
デ一タイン夕フエース 3 1は、 システムコン トローラ 1 5との間のデータのや りとりを行う。 リモ一ト型 M I C 4 Aに対するデータ転送は、 機器側からのコマ ンド送信と、 この受信に対応したリモート型 M I C 4 Aからのァクナレヅジの返 送という形態で行われるが、 システムコントローラ 1 5がリモート型 M I C 4 A にコマンドを発行する際には、 データィンタフエース 3 1がコマンドデータを受 け取り、 R Fインタフェース 3 2に供給する。 またデ一夕インタフェース 3 1は R Fイン夕フェース 3 2に対して搬送波周波数 ( 1 3 M H z ) を供給する。
R Fインタフェース 3 2においては、 コマン ド送信データを振幅変調 ( 1 0 0 K H z ) して搬送波周波数に重畳するとともに、 その変調信号を増幅してアンテ ナ 3 3に出力する。 これにより、 コマンドデ一夕がアンテナ 3 3からテープカセ ヅ ト 1内のアンテナ 4 aに対して無線送信される。 テープカセッ ト 1側では、 コ マンドデータをアンテナ 4 aで受信することで電源供給が行われてパワーオン状 態となり、 コマン ドで指示された内容に応じてリモート型 M I C 4 A内部のシス テムコントローラが所要の動作を実行する。 例えば書込コマンドとともに送信さ れてきたデ一夕を E E P— R O Mに書き込む。 このようにリモートメモリインタフェース 3 0からコマンドが発せられた際に は、 リモ一ト型 M I C 4 Aはそれに対応したァクナレヅジを発してアンテナ 4 a から送信出力する。
このようなァクナレヅジが送信されてアンテナ 3 3で受信された場合は、 その 受信信号は R Fィン夕フヱ一ス 3 2内にて整流された後、 例えばコンパレータ等 を介することで二値化されたデ一タとして復調される。 このデータは、 デ一タイ ン夕フエ一ス 3 1からシステムコントローラ 1 5に供給される。 例えば、 システ ムコントローラ 1 5からリモート型 M I C 4 Aに対して読出コマンドを発した場 合は、 リモート型 M I C 4 Aはそれに応じたァクナレヅジとしてのコードととも に、 内部メモリ素子からデータを送信する。 すると、 そのァクナレヅジコード及 び読み出したデータが、 リモートメモリイン夕フェース 3 0で受信復調され、 シ ステムコントローラ 1 5に供給される。
以上のようにテープス ト リーマドライブ 1 0は、 リモートメモリインタフヱ一 ス 3 0を有することで、 テープカセヅ ト 1内のリモートメモリチヅプ 4に対して アクセスできるようになっている。
このような非接触でのデ一夕通信は、 デ一夕を 1 3 M H z帯の搬送波に 1 0 0 K H zの振幅変調で重畳するが、 元のデ一夕はパケッ ト化されたデータとなる。 すなわち、 コマンドやァクナレツジとしてのデ一夕に対してへヅダゃパリティ、 その他必要な情報を付加してパケヅ ト化を行い、 そのパケヅ トをコ一ド変換して から変調することで、 安定した R F信号として送受信できるようにしている。 なお、 このような非接触ィン夕フヱースを実現する技術は本出願人が先に出願 し特許登録された技術として紹介されている (特許第 2 5 5 0 9 3 1号) 。 また、 接触型 M I C 4 Bを用いたテープカセヅ ト 1は、 このテープカセヅ ト 1 がテ一ブス トリーマドライブ 1 0に装填されると、 図 3に示した各端子 7 A〜 7 と、 テープスト リーマドライブ 1 0側のコネクタ 2 7とが接触し、 システムコ ントローラ 1 5とデ一夕の入出力が可能なように電気的に接練される。 これによ り、 システムコントローラ 1 5は、 テープカセッ ト 1内の接触型 M I C 4 Bに記 録されている管理情報を読み込んだり、 管理情報を更新できる。
テ一ブス トリーマドライブ 1 0とホス トコンピュータ 4 0間は、 上述のように S C S Iインタフエース 20を用いて情報の相互伝送が行われるが、 システムコ ン トローラ 15に対しては、 ホス トコンピュータ 40上にて起動されているアブ リケ一ションが、 S C S Iコマン ドを用いて各種の通信を行うことになる。
したがって、 ホス トコンピュータ 40は S C S Iコマンドによりシステムコン トロ一ラ 1 5に指示を行って M I C 4に対するデータ書込み及び読出しを実行さ せることもできる。
S— RAM24, フラッシュ ROM25には、 システムコン トローラ 1 5が各 種処理に用いるデータが記憶される。
例えば、 フラッシュ ROM2 5には、 制御に用いる定数等が記憶される。 S— RAM24は、 ワークメモリとして用いられたり、 M I C 4から読み出されたデ 一夕、 M I C 4に書き込むデータ、 テープ力セヅ ト単位で設定されるモードデー 夕 (初期化フォーマッ ト) 、 各種フラグデータなどの記憶や演算処理などに用い るメモリとされる。
なお、 S— RAM24, フラッシュ ROM25は、 システムコントローラ 1 5 を構成するマイクロコンピュー夕の内部メモリとして構成してもよく、 またバヅ ファメモリ 23の領域の一部をワークメモリとして用いる構成としてもよい。 上述した構成において、 S— RAM24, フラッシュ ROM2 5は、 システム コン トローラ 1 5を構成するマイクロコンピュータの内部メモリとして構成して もよく、 またバッファメモリ 23の領域の一部をワークメモリ 24として用いる 構成としてもよい。
次に、 本発明に係るデ一タスト リーマドライブ 1 0に用いられるテープカセヅ ト 1に収納された磁気テ一プ 3上のデータ構造を説明する。
本発明に用いられる磁気テープ 3は、 図 5に示すような構造でデ一夕の記録が 行われる。 本発明においては、 図 5に示すように、 1本の磁気テープ 3に対して パーティション (Partition) を設定する。 なお、 図 5では、 説明の便宜上、 全テ ープ長に対して 1つのパーティション (Partition) のみが形成されている状態を 示しているが、 実際には、 1本の磁気テープを複数のパーティション単位で分割 して利用することができる。
先ず、 本発明に用いられる磁気テープ 3は、 テープリール 2 A, 2 Bに連結さ れる各端部には、 リーダテープが設けられている。 リーダテープに続いて、 テー プカセヅ トをテープス ト リーマドライブ 1 0にローデイ ング又はアンローデイ ン グを行う領域となるデバイスエリアが設けられている。 このデバイスエリアの先 頭が、 物理的テープの先頭位置 P B 0 T (Phi sycal Begining Of Tape) とされる, 磁気テ一プ 3は、 デバイスエリアに続いて、 パーティションが開始されること になる。 このパーティションの開始位置は、 論理的テープの開始位置 L B 0 T (Logical Begining Of Tape) とされ、 この L B◦ Tからのパーティションの先 頭には、 パーティションの開始を示す B O D (Begining Of Data) の領域が設け られる。 パーティションの最後には、 パーティションの終了を示す E O D (End Of Date) の領域が設けられる。 E O Dの最後が、 論理的テ一プの終了位置 L E 0 T (Logical End Of Tape) とされる。 P E O T (Phisycal End Of Tape) は、 物 理的テープの終了位置を示す。
磁気テープ 3のパーティシヨン内に記録されるデータは、 図 5に示すように、 グループ (Group) という単位の連続によって形成される。 このグループというデ 一夕単位は固定長であり、 本発明に係るテープス ト リーマドライブ 1 0による磁 気テープ 3へのデータの記録再生単位とされる。 前述も したように、 このグルー プ単位により、 E C Cフォーマツ ト及びエラ一訂正処理等も実行される。
続いて、 磁気テープ 3へのデータの記録に際して、 上述したグループを形成す るまでの信号処理過程について説明する。
ところで、 図 4を参照して簡単に述べたように、 データの記録時には、 ホス ト コンピュータ 4 0からテープス トリーマドライブ 1 0に供給されるデ一夕は、 レ コード (Record) といわれる固定長のデータ単位により伝送される。 つまり、 レ コードは、 S C S Iインタフェースのもとでのデータ伝送のためのデータ単位と なる。
S C S Iイン夕フエ一スを介して入力されたデ一夕について、 テープス ト リー マドライブ 1 0により磁気テ一ブ 3に対して記録を行う際には、 複数のレコード 群によってグループ化を行うようにされる。
なお、 グループ化を行うのにあたっては、 レコード単位のデータに対して、 圧 縮伸長回路 2 1により A L D C方式により圧縮を行った上でグループ化する場合 と、 圧縮しないままのレコード群によりグループ化を行う場合とがある。 そこで、 以降においては、 両者の各場合におけるグループ化処理について説明する。
先ず、 図 6 A〜図 6 Cを参照して、 圧縮伸長回路 2 1による圧縮処理を施した レコード群によりグループ化を行う場合について説明する。
図 6 Aには、 ホス トコンピュータ 4 0から供給されるレコード単位のデ一夕が 示されている。 図 6 Aに示すレコードがテープストリーマドライブに逐次入力さ れて圧縮処理が施されると、 そのデ一夕サイズはレコードごとのデータ内容によ り変化することになる。
テープストリーマドライブ 1 0では、 このようにして圧縮された複数のレコー ドデ一夕によって、 図 6 Bに示すエンティティ (Entity) というデータ単位を形 成するようにされる。 このレコード群によるエンティティ化は、 システムコント ローラ 1 5の制御によって、 バッファメモリ 2 3を作業領域として行われる。
ここで、 図 8を参照してエンティティ (Entity) の構造について説明しておく。 エンティティは、 先頭には位置されるエンティティヘッダ (Entity Header) と、 これに続いてレコード単位でデータが格納されるデータエリアとからなる。
エンティティヘッダにおいては、 先頭位置に対して、 エンティティへヅダのデ 一夕長を示す Header Lengthが配置される。
また Header Lengthに続いては、 Algorithm I Dが配置され、 アルゴリズムの種 別が 2進法により示される。 簡単に説明しておく と、 例えば Algorithm I D = 1 の場合には、 現エンティティに含まれるレコードは非圧縮データであることが示 される。 また、 Algori thm I D = 3の場合には、 現エンティティ内に含まれるデ 一夕について A L D C方式によるデ一夕圧縮が施されていることを示す。
Algorithm I Dに続いては、 Record Lengthが配置される。 この Record Length によっては、 例えばレコードの元のデ一夕長の情報が示される。 この場合は前述 のように 5 1 2バイ トであることが示される。
Record Lengthに続く Record Numberには、 現エンティティ内に含まれるレコー ド数の情報が格納される。
上述した構造によりレコードをエンティティ化したのち、 例えば図 6 Cに示す ように、 複数の圧縮により可変長となったエンティティによりデータのグループ 化を行うようにされる。 この図 6 Cにおいて、 グループを形成する最後のェンテ ィティに続けて、 複数の B A T (B lock Access Table) が配置され、 最後に 1つ の G I T ( Group Information Table) が配置される。 つまり、 グループは、 ェン ティティ単位による複数のデ一夕と、 複数の B A Tと、 1つの G I Tとからなる。 G I Tは、 例えば 4 0バイ 卜の固定長とされ、 現グループの内容を示す情報が格 納される。 B A Tは、 現グループに含まれるエンティティ単位ごとについての管 理情報が格納される。 B A Tは、 例えばエンティティごとに基づいて作成される 4バイ ト単位のアクセスエント リよりなる。 したがって、 グループの内容に応じ て可変長となる。 このようにして生成されたグループ単位により、 磁気テープ 3 に対してデータの書込み (記録) が行われることになる。
続いて、 図 7 A〜図 7 Bを参照して、 入力データであるレコードについて圧縮 処理を施さない場合におけるグループ化処理について説明する。
例えば、 テープス ト リーマドライブ 1 0において、 図 7 Aに示すようにレコー ド単位でホス トコンピュータ 4 0からデータが入力されてくると、 この場合には、 圧縮伸長回路 2 1による圧縮処理が行われないように設定されている。 この場合、 テープスト リーマドライブ 1 0では、 図 7 Bに示すように圧縮されないレコード 群によりエンティティを形成するようにされる。 このようにして形成されるェン ティティを当てはめるようにして、 図 7 Cに示すようにグループを形成する。 こ の場合においても、 グループの構造としては、 図 6 A〜図 6 Cの場合と同様に、 複数のエンティティと、 複数の B A Tと、 1つの Gェ Tが配置されてなる。
これまでの説明から理解されるように、 本発明に係るデータス ト リ一マドライ ブ 1 0は、 レコード単位で入力されてくるデ一夕について、 圧縮処理の有無に関 わらず複数のレコードによりエンティティを形成し、 さらにこのエンティティを 利用してグループ化を行う。 エンティティは、 レコード単位により伝送されてき たデ一夕が、 圧縮伸長回路 2 1により圧縮される場合があることに対応して規定 されるものである。 つまり、 ホス トコンピュータ 2 5からレコードごとに入力さ れるデータについて圧縮処理を施す場合、 レコード単位で見ると、 圧縮後の各レ コードのデ一夕サイズはそのデータ内容により異なってくる。 例えば、 仮にレコ 一ドをエンティティ化せずに、 そのままグループに当てはめるようにしてグルー プ化を行うとする。 この場合において、 レコードが圧縮されずに固定長のままな のであれば、 1グループを形成するレコード数は一義的に決まることになるから、 磁気テープ 3から読み出すデ一夕についてレコード単位により処理することが可 能となる。 しかしながら、 レコードについて圧縮処理を施して可変長となる場合 に、 レコードをエンティティ化せずに、 そのままグループに当てはめるようにし てグループ化を行ったとすると、 グループ内のレコード数は特定できないことに なる。 したがって、 再生時には適正なデ一夕再生が行われないことになる。
そこで、 上述した図 6 A〜図 6 Cを参照して説明したように、 圧縮処理された レコードをエンティティ化した後に、 このエンティティによってグループを形成 するようにしている。 このようにすれば、 レコードが圧縮されて可変長になって いるとしても、 エンティティにおけるエンティティへヅ夕'の内容を参照すること で、 適正にレコード単位でデータを再生処理することが可能となる。
また、 図 7 A〜図 7 Cに示すよう、 レコードを圧縮しない場合にもェンティテ ィ化した後にグループ化しているのは、 例えば次のような理由による。
仮に、 圧縮されないレコードをそのままグループ化したとすれば、 B A Tがェ ンティティでなく レコードに閧する情報として書き込まれることから、 1グルー プあたりの B A Tのデータサイズは、 圧縮デ一夕のグループに比較して、 通常、 非常に大きいものとなってしまう。
圧縮されないレコードをそのままグループ化するとした場合には、 グループに 記録されたレコードごとの B A Tのアクセスエント リを参照するようにしてデー 夕の読出しを行うことになるので、 アクセススピードの高速化の妨げになるとい う問題も生じることになる。
そこで、 非圧縮のレコード群によってもエンティティ化することにすれば、 B A Tのアクセスエントリはエンティティに閧わる情報として書き込まれることと なる。 これにより、 非圧縮デ一夕であっても B A Tのアクセスエントリ数が縮小 されて、 そのデ一夕サイズを小さくすることが可能となる。 これにより、 1グル —プ内に B A Tが占める領域幅は縮小されて、 それだけユーザデータの格納領域 は拡大され、 データ記録可能容量は増加することになる。
非圧縮データの再生時においても、 エンティティごとの情報として格納されて いるアクセスェントリを参照して、 エンティティ単位でアクセスしてデータの読 出しを実行できることになる。 つまり複数のレコ一ド群のデータサイズごとに読 出しが行われるために、 アクセススピードもより高速化されることになる。
ところで、 ホス トコンピュータ 4 0側で動作するアプリケーションが、 自身の 扱うアプリケーションデータを、 テープス トリーマドライブ 1 0により磁気テー プに記録させる際には、 テープストリーマドライブ 1 0に対してアプリケ一ショ ンデータを転送することになる。 このアプリケーション 4 1からの指示 (コマン ド) に応じて、 テープス ト リーマドライブ 1 0は、 装填されたテープ力セヅ トの 磁気テープに対して、 転送されてきたアプリケーシヨンデータを記録していく。 なお、 アプリケーションとしては、 具体的には、 デ一夕の圧縮及び/又は伸長 を行ういわゆるアーカイバといわれるアプリケーションや、 データをバックアツ プするためのバヅクァヅプアプリケーシヨンなどを挙げることができる。
本発明では、 上述のようにして、 アプリケーションが処理したアプリケ一ショ ンデータが転送されてくると、 装填されているテープカセヅ トの磁気テープに記 録するだけではなく、 同じ装填されたテープカセッ トの M I C 4に対しても、 転 送されてきたアプリケーシヨンデータを先頭から書き込んでいき、 記憶させるよ うに構成される。 つまり、 アプリケーシヨンデータを M I C 4に対してキヤヅシ ュさせる。
ここで図 9により、 本発明に用いられる M I C 4のデータ管理構造を概念的に 示しておく。
M I C 4は、 例えば現状においては 8 K B程度の容量を有している。 本例では、 例えば 2 K B〜3 K B程度の領域を M I C用管理情報の領域として用い、 残る 5 K B〜 6 K B程度の領域を、 アプリケーションデータがキヤヅシュされるキヤッ シュデ一夕の領域と、 有効レコード数情報が格納される領域とで使用するように される。 なお、 有効レコード数情報については後述するが、 レコード数を示す情 報であるから、 例えば数ビッ ト程度が割り与えられればよいものとされる。
上記したように、 M I C 4は、 例えば現状においては 8 K B程度の容量であり、 アブリケーシヨンデータをキヤヅシュするのに用意できるキヤヅシュデータ領域 は、 5 K B〜 6 K Bとなる。 通常、 アプリケーションデータは、 相応のデータサ ィズを有しており、 したがって、 アプリケーションデータのデータサイズの方が- M I C 4のキヤヅシュデ一夕エリアの容量よりも大きくなる。 このため、 M I C 4にアプリケーションデ一夕をキャッシュするということは、 アプリケーション データの先頭の 5 K B〜 6 K B程度の部分のデータのみをキヤヅシュするという ことになる。
本発明では、 後述するようにして、 M I C 4にキャッシュしたアプリケーショ ンデータの先頭部分のデ一タを利用し、 これまでよりも高速に目的とするデータ にアクセスすることを可能とする。 以降、 この点について説明を行っていく。 図 1 0は、 アプリケーシヨンによって磁気テープ 3に書き込まれるアプリケー シヨンデータの一般的な構造を示している。
図 1 0に示すように、 アプリケーションデ一夕は、 先頭に管理情報が配置され、 これに続いて、 ユーザデータが格納されたデータエリアが配置されて形成される < 管理情報の内容はアプリケ一シヨンごとに異なるが、 例えば、 一般的には、 ボ リュームラベル、 データ構成情報、 タイムスタンプ、 作成者情報、 チェヅクサム、 及びアブリケ一シヨンによる圧縮又は非圧縮の識別情報などを挙げることができ る。 このうち、 本発明に関係して特に重要なのは、 データ構成情報である。 デー 夕構成情報は、 アプリケーションがどのようにデータ領域上にデータを配置して いるのかを管理する情報である。
アプリケーションによって、 磁気テ一プ 3に記録されたアプリケーシヨンデー 夕を再生する際には、 先ず、 アプリケーションデータの先頭にある管理情報を取 得するようにされる。 例えば管理情報内に格納されるデータ構成情報を参照する ことで、 磁気テープ 3に記録されたアプリケーションデータから、 実際にァクセ スしたいデータ位置を特定する。 そして、 このデータ位置 (テープ位置) へのァ クセス指示をテープス ト リーマドライブ 1 0に対して行って再生動作を実行させ る。 このようにして、 アプリケーションは、 目的とするデータを磁気テープから 再生させて取得する。
本発明では、 前述もしたように、 M I C 4のキヤヅシュデ一夕エリアに対して、 アプリケーションデータの先頭部分のデータを書込み可能なだけ書き込んで記憶 させるようにしている。 これは、 M I C 4のキャッシュデータエリアに、 アプリ ケ一シヨンデータにおける管理情報を記憶させることを意味している。
前述したように、 M I C 4のキヤヅシュデ一夕エリァは、 現状としては 5 K B 〜 6 K B程度なのであるが、 多くのアプリケーションデータの管理情報は、 5 K B〜 6 K B以内に収まる程度のデータサイズとなっている。 これよりも大きなサ ィズの管理情報であっても、 例えばテープスト リーマドライブ 1 0側で A L D C 方式により圧縮処理を行えば、 ほとんどが 5 K B ~ 6 K B以内に収まる。 つまり、 圧縮処理を併用すれば、 例えば図 1 0にも示しているように、 ほとんどのアプリ ケーシヨンデータの管理情報は、 M I C 4のキヤヅシュエリア内に納めるように して、 格納することが可能となるわけである。
なお、 本発明においては、 M I C 4のキヤヅシユエリア内に対して管理情報の みを記録しなければいけないということはない。 つまり、 キャッシュデ一夕エリ ァ内において、 例えば管理情報が収まったとして、 未だキヤヅシュデータエリア に余裕がある場合には、 例えば図 1 0にも示すようにして、 管理情報に続くデー 夕エリァの先頭部分について、 書き込めるだけ書き込んで記憶させておけばよい ものとされる。
また、 図 1 1 A、 図 1 1 Bを参照して、 M I C 4へのデータのキヤヅシュ動作 と、 データ単位との関係について説明する。 なお、 図 1 1 A、 図 1 I Bに示すキ ャヅシュ動作は、 レコードが圧縮された場合について示しているが、 レコードに ついて圧縮しない場合にも当てはまるものである。
図 1 1 Aには、 1グループのデータが示されている。 このグループは、 磁気テ —ブ 3に書き込まれるべきアプリケーシヨンデ一夕を形成するグループ群のうち、 先頭に位置するグループである。 このグループは、 図示するようにして、 ェンテ ィティ (Entity) # 0〜 # Nの N個のエンティティが順次配列されて形成されて いる。
本発明において、 M I C 4に対しては、 アプリケーションデータの閧始位置か らキャッシュを行っていくべきとしている。
そして、 図 1 1に示す場合であれば、 図 1 1 Aに示すグループの先頭からアブ リケ一シヨンデータが開始されることとしているから、 この図 1 1 Aにおいて 「キヤヅシュデータ」 の範囲として示すように、 M I C 4のデータのキヤヅシュ は、 最初のエンティティ # 0の鬨始位置から鬨始する。 この場合には、 ェンティ ティ # 0は全て M I C 4にキャッシュされ、 これに続くエンティティ # 1につい ても、 その途中位置までのデ一夕がキヤヅシュされた状態が示されている。
ここで、 エンティティ # 0は、 図 1 I Bに示すようにして、 エンティティへヅ ダに続けて、 レコード # 0〜レコード # 9までの 1 0のレコ一ドによって形成さ れているものとする。 これに応じて、 このエンティティ # 0のエンティティへヅ ダの Record Number (レコード数) は、 1 0を示すことになる。 ここでは、 Recor d Length (レコード長) は 6 4 K Bを示し、 圧縮前のレコード長は 6 4 K Bであ ることを表している。
エンティティ # 0に続くエンティティ # 1は、 同じ図 1 I Bに示すようにして、 エンティティヘッダに続いて、 レコード # 1 0〜レコード # 1 3までの 4のレコ ードが配置されて形成される。 このため、 エンティティ # 1のエンティティへヅ ダの Re cord Number (レコード数) は 4を示す。 また、 ここでは Record Length (レコード長) は 1 2 8 K Bを示し、 圧縮前のレコード長は 6 4 K Bであること が表される。
図 1 1 Bに示すエンティティ # 0→# 1のシーケンスを、 キヤヅシュデ一夕と 対応させると、 図 1 1 Bにおけるデータ位置 Aからデータ位置 Cまでのデータが M I C 4にキャッシュされる。 つまり、 エンティティ # 0については、 ェンティ ティヘッダと、 レコード # 0 ~ # 9までの全レコードがキャッシュされる。
なお、 確認のために述べておく と、 前述もしたように、 キャッシュのための M I C 4へのアブリケーションデ一夕の書込みは、 そのァプリケーションデ一夕の 先頭から行うこととしている。 そして、 さらに本実施の形態としては、 ェンティ ティ単位で見た場合には、 必ずエンティティの開始位置からデータをキヤヅシュ すべきこととしている。 これはすなわち、 図 1 1 Bに示す場合であれば、 必ずェ ンティティ # 0のエンティティヘッダからデ一夕のキヤッシュが開始されるもの であり、 例えば逆に、 このエンティティ # 0のエンティティへヅダを除いて、 以 降のデータエリァのレコード # 0からキヤッシュを開始することはないというこ とである。
エンティティ # 1については、 エンティティへヅダと、 エンティティ # 1に属 するレコード # 1 0〜# 1 1 と、 レコード # 1 2の先頭からデ一夕位置 Cまでの 前側部分のデータがキヤッシュされた状態となる。
このようにして M I C 4にキヤヅシュされたデ一夕をレコード単位で見ると、 レコード # 0〜レコード # 1 2までの 1 3のレコードがキャッシュされているこ とになる。 しかしながら、 S C S Iインタフェースにおけるデータ伝送はレコー ド^位で完結して行われる必要があるから、 最後にキヤッシュされたレコード# 1 2のように、 データの途中位置までしかキヤヅシュされていないデ一夕は、 無 効なデータとなる。
したがって、 この場合において、 キヤヅシュデータのうちで有効となるレコ一 ドは、 レコード # 0〜# 1 1までの 1 2のレコードであるということになる。 つ まり、 有効キヤヅシュレコード数は、 1 2 ということになる。
先に、 図 9に示した M I C 4のデータ構造において用意されていた有効レコ一 ド数情報の領域には、 この有効キヤッシュレコード数の値が格納されるものであ る。
なお、 確認のために述べておく と、 このようにして M I C 4に対して有効にキ ャヅシュされたレコード # 0〜# 1 1 までのレコード群によっては、 図 1 0に示 したアプリケーションデータの先頭部分のデータを形成することになるのである が、 通常は、 このレコード # 0〜# 1 1 までのレコード群からなるデータには、 管理情報としての内容を有したデータが含まれていることになる。
図 1 1 A及び図 1 1 Bに例示したようなアプリケーションデータのキャッシュ は、 アプリケーションデ一夕を磁気テープに書き込む際において、 テープス ト リ —マドライブ 1 0側において独自に行うことができる。 つまり、 ホス トコンビュ 一夕 4 0上で動作するアプリケーション 4 1は、 磁気テープへの書込みを目的と してアプリケーションデータをテープス トリーマドライブ 1 0に対して転送する。 このとき、 テープス ト リーマドライブ 1 0側では、 アプリケ一ション側からの指 示の有無に闋わらず、 転送されてきたアプリケーションデ一夕を利用して、 現在 装填されているテープカセヅ ト (アプリケーションデ一夕が書き込まれるべき磁 気テープを有しているテ一プカセッ ト) の M I C 4に対して、 アプリケーション データをキヤヅシュして記憶させるということである。 図 1 2に示すフローチャートは、 上記のようにしてテープス ト リーマドライプ 1 0にて実行される M I C 4へのアプリケーションデ一夕のキヤヅシュ動作を実 現するための処理動作を示している。 図 1 2に示す処理は、 テープス ト リーマド ライブ 1 0のシステムコントローラ 1 5が実行する。
先ずステップ S 1 0 1においては、 アプリケーションデータの書込みが開始さ れるのを待機している。 例えば、 ホストコンピュータ 4 0側からの指示によりデ 一夕の書込指示が発生し、 アプリケーションデータの転送が開始されると、 ステ ヅプ S 1 0 2に移行する。
ステップ S 1 0 2においては、 転送されてきたアプリケーションデータの最初 のレコードが、 がキャッシュすべきレコードであるか否かについて判別する。 つ まり、 書込指示のあったアプリケーションデータとして、 先頭位置の管理情報か ら書込みが開始されるデータである場合には、 キヤッシュすべきレコ一ドである ということになる。 これに対して、 アプリケーションデータであったとしても、 例えばデータエリアの途中位置から上書き記録するためのデータのように、 アブ リケ一シヨンデータの先頭位置ではなく、 管理情報を含まないとするデータの場 合には、 キヤヅシュすべきレコードではないということになる。
このステップ S 1 0 2において否定結果が得られた場合には、 ステップ S 1 0 8に進むことになる。 ステップ S 1 0 8の処理については後述する。 これに対し て、 肯定結果が得られた場合にはステヅプ S 1 0 3の処理に進む。
ステヅプ S 1 0 3においては、 現在装填されているテープカセヅ トの M I C 4 にアクセスして、 M I C 4の有効レコード数情報について 0にリセッ ト しておく ための処理を実行する。
続くステップ S 1 0 4において、 転送されてきたアブリケーションデータを M I C 4に対してキャッシュするための処理を実行する。 つまり、 アプリケ一ショ ンデ一夕は、 S C S Iイン夕フェースを介してレコード単位でホス トコンビユー 夕 4 0から転送され、 ノ ヅファメモリ 2 3を作業領域として、 図 5及び図 6に示 したようにしてグループ化が行われる。
システムコントローラ 1 5は、 上述のようにして、 バッファメモリ 2 3にてプ 口ック化された状態で保持されているアプリケーションデ一夕を、 その先頭位置 から読み込んで、 M I C 4に対して転送する。
リモート型 Mェ C 4 Aであれば、 リモートメモリイ ンタフェース 3 0に対して バヅファメモリ 2 3から読み込んだデータを転送することで、 リモート型 M I C 4 Aにデータが無線伝送される。 そして、 リモート型 M I C 4 Aでは、 受信取得 されるデータをキヤヅシュデ一タエリァに対して書き込めるだけ書き込んでいく ようにされる。
また、 接触型 M I C 4 Bであれば、 システムコン トローラ 1 5からコネクタ 2 7を介して接触型 M I C 4 Bにアクセスしてデータを転送するようにされる。 接 触型 M I C 4 Bでは、 受信したデータを順次、 キャッシュデータエリアに対して 書き込めるだけ書き込んでいく。
なお、 M I C 4のキャッシュデ一夕エリアに対してフルに書込みが完了したと きには、 M I C 4側からシステムコントローラ 1 5に対して書込完了が通知され るようになっているので、 システムコント口一ラ 1 5では、 この通知に応じて M I C 4側へのキャッシュ処理を停止するようにされる。
上述のようにして、 M I C 4へのアプリケーシ 3ンデータのキヤヅシュが終了 した段階では、 例えば図 1 0に示したようにして、 M I C 4には、 少なく ともァ プリケーシヨンデータの管理情報が記憶されていることになる。
ステップ S 1 0 4としての M I C 4へのキヤヅシュ動作が終了したとすると、 ステップ S 1 0 5に進む。
ステヅプ S 1 0 5においては、 M I C 4にキヤヅシュしたデータを磁気テープ に書き込むための信号処理及び磁気テープへのデ一夕書込制御を実行する。 つま り、 上記ステヅプ S 1 0 4の処理によって M I C 4のキヤヅシュデータエリアに 記憶されたデータを読み出し、 例えば一旦 I F / E C Cコントロ一ラを介するよ うにして転送し、 R F処理部 1 9に出力する。 磁気テープ 3を走行制御した上で、 M I C 4のキヤヅシュデ一夕エリアに記憶されたデータを磁気テープ 3に対して 書き込むようにされる。
なお、 本発明においては、 グループ単位によりデータの書込みが行われる。 し かしながら、 例えば現状における M I C 4のキャッシュデ一夕のサイズでは、 グ ループのデータサイズに満たない。 そこで、 アプリケーションデータのデータサイズが、 M I C 4のキャッシュデ 一夕エリアのサイズよりも大きいような場合には、 実際には、 ステップ S 1 0 5 による処理と、 後述するステヅプ S 1 0 8の処理とがほぼ同時に行われることで、 M I C 4にキヤヅシュされていない後ろのデ一夕を利用してグループを形成し、 磁気テープ 3への記録を行うようにされる。
また、 M I C 4にキヤヅシュされたデータのみでアプリケーションデータが完 結しているような場合であれば、 ステップ S 1 0 5の処理において、 キヤヅシュ デ一夕に対してダミーデ一夕を付加するようにしてグループを形成して磁気テー プ 3への記録を行うようにすればよい。
このようにしてステップ S 1 0 5としての記録制御処理が実行されることで、 磁気テープ 3には、 M I C 4にキヤヅシュされたのと同じデータサイズによるァ プリケーションデータの先頭部分が少なく とも記録されることになる。 この磁気 テープ 3に記録されたデ一夕は、 M I C 4にキヤヅシュされたアプリケーション データの先頭部分と同一のデータ内容を有していることになる。 この段階では、 システムコントローラ 1 5は、 M I C 4のキヤヅシュデ一夕エリアにキヤヅシュ されたデータについての有効レコ一ド数を既にカウン トして把握している。 そこ で、 次のステヅプ S 1 0 6としての処理によって、 M I C 4に対して有効レコー ド数情報を書き込んで設定する。
次のステップ S 1 0 7においては、 以降においてもデ一夕書込みを継続するか 否かについて判別する。 つまり、 アプリケーションデ一夕のデ一夕サイズはその データ内容によって異なってくる。 例えば、 今回磁気テープ 3に記録すべきアブ リケーションデ一夕のサイズが小さく、 M I C 4のキヤヅシュデータエリアに対 して全て収まるようにして記憶されたような場合には、 データ書込みを継続する 必要はないために、 ステヅプ S 1 0 7においては否定結果が得られることになる。 これに対して、 アプリケーションデータのサイズが、 M I C 4のキヤヅシュデ 一夕エリアのサイズよりも大きい場合には、 ステップ S 1 0 5の処理によって、 M I C 4にキヤヅシュしたデ一夕を磁気テープに書き込んだ後も、 ホス トコンビ ユータ 4 0側からアプリケ一シヨンデータの伝送が継続されることになる。 この 伝送されてきたデータを磁気テープ 3に書き込まなければならないから、 ステツ プ S 1 0 7においては肯定結果が得られることになる。
ステップ S 1 0 7において否定結果が得られた場合には、 ステヅプ S 1 1 0の 処理に進む。 なお、 ステップ S 1 1 0の処理については後述する。 これに対して、 ステップ S 1 0 7において否定結果が得られた場合にはステップ S 1 0 8の処理 に進む。
ステップ S 1 0 8においては、 上述のようにしてホス トコンピュータ 4 0側か ら継続して転送されてくる残りのアプリケ一シヨンデータを、 磁気テープ 3に対 して書き込んでいくための制御処理が実行される。 なお、 ステップ S 1 0 8の処 理の開始時においては、 先のステップ S 1 0 5の処理によって磁気テープに書き 込まれたアプリケーシヨンデータの部分とつながるようにして、 残りのデ一夕を 書き込んでいくための制御処理が実行されることになる。
ステップ S 1 0 2にて否定結果が得られたことでステヅプ S 1 0 8に至った場 合においては、 ホス トコンピュータ 4 ◦側から転送されたデータの先頭から、 磁 気テープ 3に対して書込みを行っていくことになる。
ステヅプ S 1 0 8による磁気テープ 3へのデータ書込処理は、 次のステヅプ S 1 0 9において書込終了であることが判別されるまで継続される。 例えば、 ホス トコンピュータ 4 0側からのデータの転送が終了したことが認識され、 書込終了 であることが判別されると、 ステヅプ S 1 1 0に進み、 書込終了処理を実行する このようにして、 M I C 4の記憶領域に設定されるキヤッシュデータエリアに 対し、 アプリケーションデ一夕の先頭部分から書き込めるだけ書き込んだ分をキ ャヅシュして記憶される。 これは、 アプリケーションデ一夕を形成するデ一夕種 類のうちで、 そのアプリケーシヨンデータを管理するための管理情報が確保され るようにしてキャッシュすることを意味している。 図 1 0によっても示したよう に、 通常、 アプリケーションデータにおける管理情報は、 そのアプリケーション データ全体において先頭に配置されるものだからである。 つまり、 本発明では、 磁気テープと M I C 4を備えるテープカセヅ トとして、 磁気テープにはアプリケ ーシヨンデータを記録しているとともに、 M I C 4には、 磁気テープに記録され たアプリケーションデータの先頭部分 (管理情報を含む) が記憶された状態のも のが得られることになる。 このようなテープカセッ トが得られることで、 本発明は次のような利点を有す ることになる。
磁気テープ 3からアプリケ一ションデ一夕を再生するのにあたっては、 ホス ト コンピュータ 4 0側のアプリケーション 4 1は、 先ず、 アプリケーションデータ における管理情報を取得する必要がある。 このため、 従来においては、 先ず、 テ 一ブストリーマドライプでは、 アプリケーシヨンデータの管理情報にアクセスし てホストコンピュータ 4 0側に対して転送するようにしていた。 この後、 管理情 報を参照したホス トコンピュ一夕 4 0側のアプリケーションの指示に応じて、 目 的とするデータが記録されたテープ位置にアクセスしてデータの読出しを行う と いう手順を踏んでいた。
これに対して、 本発明のようにして、 M I C 4にアプリケーションデ一夕に管 理情報が記憶されているようにした場合、 アプリケーションから管理情報が要求 された際には、 磁気テープ 3に対してアクセスすることなく、 M I C 4に記憶さ れているデータ、 つまり管理情報を読み出して、 ホス トコンビュ一夕 4 0側に転 送すればよいことになる。 この後、 アプリケーションの指示に応じて、 目的とす るデータが記録されたテープ位置にアクセスすることになる。 つまり、 本発明で は、 管理情報を読み出すための磁気テープへのアクセスが不要となるので、 例え ばアプリケ一シヨンからの管理情報要求に応答してから、 データにアクセスする までの時間を短縮することが可能となる。
磁気テープ上の所要位置へのアクセスは、 当然のことながら、 物理的な磁気テ ープの走行が伴うので、 アクセス開始前のデータ位置によっては、 相当に時間が かかる場合もある。 したがって、 本発明のようにして、 磁気テープ上の或る目的 位置へのアクセスのプロセスが省略されるということは、 デ一夕アクセスまでの 時間の短縮という点で、 非常に効果が大きい。
また、 M I C 4としてリモ一ト型 M I C 4 Aがテープカセヅ ト 1に備えられて いる場合には、 無線通信によってデータの送受信が行われるから、 テープカセヅ 卜 1 をテープス ト リーマドライブ 1 ◦に対して装填しなく とも、 アプリケーショ ンデータの管理情報を読み出すことができることにもなる。
例えば、 先に本出願人は、 リモート型 M I Cを備えたテープカセッ トをテープ ストリーマドライブに装填しなく とも、 リモート型 M I Cからデータを読み出し、 また書き込むための技術を提案している。
このような技術として、 1つには、 テープス ト リーマドライブ 1 0における リ モートメモリイン夕フエ一ス 3 0の配置位置を、 テープス ト リーマドライブ 1 0 の筐体近傍とするものである。 これにより、 筐体の所定位置にテープカセッ ト 1 の M I Cのアンテナ部分を近づけることで、 テープカセヅ ト 1 を装填しなく とも M I Cのデータをテ一ブス ト リーマドライブ 1 0側で読み込むことができる。
M I Cと通信が可能な、 携帯型のリーダ及びライ夕装置をホス トコンピュー夕 4 0と接続し、 このリーダ及びライ夕装置によって、 テープス ト リーマドライブ 1 0に装填されていない M I Cからデータを読み出し、 また書き込むという技術 である。
したがって、 このような技術を応用すれば、 テープス ト リーマドライブ 1 0に テープカセッ ト 1を装填しなく とも、 M I C 4にキャッシュされたアプリケーシ ヨンデータ部分 (管理情報) を読み出し、 テープス ト リーマドライブ 1 0又はリ ーダ及びライ夕装置を介して、 ホストコンビュ一タ 4 0側のアプリケーションに 伝送することができる。
この場合においても、 テ一ブストリーマドライブ 1 0に対してテープカセヅ ト 1を装填すれば、 磁気テープ 3に記録されたアプリケ一シヨンデ一夕の管理情報 にアクセスすることなく、 アプリケーションからの要求に応じて、 直ちに目的の デ一夕位置にアクセスする動作から始めることができる。 このようにして、 デ一 夕アクセスまでの時間が短縮される。
また、 例えばアプリケーション側で、 複数のアプリケーションデータについて の管理情報を保持して管理できるような機能を有している場合において、 管理情 報を収集する必要のある場合にも、 その作業は容易なものになる。 つま り、 逐一、 テ一ブストリ一マドライブ 1 0に対してアプリケ一ションデ一夕が記録されたテ ープカセッ ト 1を装填しなく とも、 上記のようにして、 テープス ト リーマドライ ブ 1 0本体の所定位置に近づけたり、 また、 リーダ及びライ夕装置により読込み を行うようにすることで、 容易かつ短時間で管理情報を取得させることができる ものである。 また、 本発明においては、 或る 1つのアプリケーションデータの管理情報は、 同じテープカセヅ ト 1において磁気テープ 3に記録されているだけではなく、 M I C 4に対しても記録されていることになる。 これは、 アプリケーションデータ の管理情報が同じテープカセヅ ト 1において 2重に記録されているものであると いういことがいえる。 これにより、 例えばアプリケーションデータの管理情報が 磁気テープにのみ記録されているような場合と比較して、 管理情報の保護という 点での信頼性が向上されることになる。
これまでの説明から分かるように、 アプリケーションデ一夕を読み出す際には、 そのアプリケーションデータの管理情報をアプリケ一ション側で取得することが 必要である。 このため、 磁気テープ 3に記録されたアプリケーションデータの領 域のうち、 最もアクセスが頻繁に行われるのは管理情報の部分であり、 それだけ 管理情報部分の磁気テープ 3は傷みやすい。 したがって、 磁気テープ 3が記録さ れた管理情報部分について正常な読出しができない程度に傷んだとしても、 本発 明のようにして、 M I C 4に対してアプリケーションデータの管理情報が記憶さ れていれば、 この M I C 4の管理情報を利用してデータにアクセスするという救 済策を採ることができる。 このようなことからも、 M I C 4に対してアプリケー ションデータの管理情報が記憶されることによるデータ再生についての信頼性の 向上は著しいものがある。
本発明においては、 M I C 4にアプリケーションデ一夕をキヤヅシュするのに あたり、 図 1 1 A、 図 1 1 Bに示したようにしてキヤヅシュを行うようにしてい る。 このようにしてキャッシュを行うということは、 先ず 1つには、 ェンティテ ィヘッダの先頭から必ずキヤヅシュを行うようにしているということがいえる。 これは、 エンティティ単位での管理が可能なようにして、 M I C 4にデータのキ ャヅシュが行われることを意味している。 前述もしたように、 エンティティは圧 縮されたレコードであっても、 そのレコード単位で管理が可能なようにするため のデータ単位である。 したがって、 M I C 4のキヤヅシュデータがエンティティ の単位で管理可能とされることで、 このキャッシュデータは、 圧縮又は非圧縮の レコードに関わらず、 このレコード単位でデータを処理することができることに なるわけである。 レコードは S C S Iィンタフェースにおけるデータ伝送単位で あるから、 レコード単位でデ一夕を処理可能であるということは、 M I C 4のキ ャヅシュデータを、 問題なく S C S Iインタフェースを介してホス トコンビユー 夕 4 0側に伝送することが可能になる。
図 1 3に示すフローチャートは、 アプリケーションデータがキヤッシュされた M I C 4を備えるテープカセヅ トからアプリケーションデ一夕を再生する際にお ける、 テープストリーマドライブ 1 0の動作に対応する処理動作を示している。 この図に示す処理もシステムコントローラ 1 5が実行する。
システムコントローラ 1 5は、 先ず、 ステップ S 2 0 1にてデータ読出しの開 始を待機している。 そして、 例えばホス トコンピュータ 4 0側で動作するアプリ ケ一シヨン 4 1からのデータ読出しの指示を受けると、 ステヅプ S 2 0 2以降の 処理に進む。
ステツプ S 2 0 2においては、 システムコントローラ 1 5は、 M I C 4に記憶 されている有効レコード数情報を参照し、 この有効レコード数情報が示す値が 0 以外の数値であるか否かについて判別する。 ここで、 有効レコード数情報 = 0で あるとして否定結果が得られた場合には、 M I C 4には、 データがキャッシュさ れていないのであるから、 このままステヅプ S 2 0 6の処理に進む。 ステップ S 2 0 6の処理は後述する。 これに対して、 有効レコード数情報≠ 0であるとして 肯定結果が得られた場合には、 M I C 4のキヤヅシュデータエリアに対してデー 夕が有効に記憶されていることになる。 この場合には、 ステップ S 2 0 3に進む ステップ S 2 0 3においては、 現在 M I C 4のキヤヅシュデータエリァにキヤ ヅシュされているデ一夕の内容を参照して、 このデータが、 読出しを行いたいと する内容のデータであるか否かについて判別する。 例えば、 読出しを行うべきデ 一夕が、 M I C 4にキヤヅシュされたアプリケーションデータ以外のデータであ るような場合には、 否定結果が得られることになつて、 ステヅプ S 2 0 4の処理 はスキップしてステップ S 2 0 5の処理に進むことになる。 これに対して、 読出 しを行うべきデータが、 M I C 4にキヤヅシュされたアプリケーションデ一夕で あり、 特にアプリケーション 4 1側で管理情報を要求している場合には肯定結果 が得られることになる。 この場合には、 ステップ S 2 0 4に進んで、 M I C 4の キヤッシュデータエリアからデータを読み出して、 ホストコンピュータ 0に対 して S C S Iインタフェースを介して転送する。 これにより、 ホス トコンビユー タ 4 0は、 データの読出対象のアプリケーションデータについての管理情報が取 得できたことになる。
ステヅプ S 2 0 5においては、 例えばアプリケーション 4 1 と通信を行って、 デ一夕の読出しを継続すべきか否かについての判別を行う。 例えば、 ホス トコン ピュータ 4 0側のアブリケーションが要求するデ一夕が、 M I C 4にキヤヅシュ されたデータのみで足りる場合には、 これ以上デ一夕読出しを継続する必要はな いので、 否定結果が得られることになる。
ホス トコンピュー夕 4 0側のアプリケーションが要求するデータが、 M I C 4 にキヤヅシュされたデータのみで足りるような場合とは、 1つには、 アプリケー シヨン 4 1側が必要とするデータが管理情報のみでよいような場合を挙げること ができる。
アプリケーション 4 1が必要とするデータが管理情報のみでなく、 管理情報に 続くデータエリアにおけるユーザデータ (例えばファイル) である場合において も、 次のような場合には、 データ読出しを継続する必要はなくなる。 つまり、 先 のステップ S 2 0 4の処理によって転送されたキヤヅシュデータが、 先頭の管理 情報に加えて、 これに続くデータエリァのユーザデータ部分も含んでいる場合に おいて、 このデータエリアの一部データ内に、 アプリケーション 4 1が目的とす るユーザデータが既に存在していたような場合である。 このような場合にも、 ス テヅプ S 2 0 5としては、 否定結果が得られる。
例えば、 M I C 4全体の容量が 8 K B程度であり、 キャッシュデ一夕エリアの 記憶容量は 5 K B〜 6 K Bであるとしているが、 将来的には、 M I C 4の記憶容 量が大幅に増加し、 キヤヅシュデータエリアとしての記憶容量も大幅に増加する ことが当然考えられる。 このようにしてキャッシュデータエリァが増加するほど、 M I C 4からアプリケーション 4 1に転送されたキャッシュデータの中に、 アブ リケーシヨンが目的とするユーザデータが含まれている可能性は高くなるわけで ある。 つまり、 本実施の形態としては、 少なく とも、 磁気テープに記録された管 理情報へのアクセスを不要とした上で、 さらに、 アプリケーション 4 1が要求す るユーザデ一タもキャッシュされている場合には、 磁気テープに対するユーザデ 一夕へのアクセスも不要になる。
ステップ S 2 0 5において否定結果が得られた場合には、 ステップ S 2 0 9に 進んで、 読出終了処理を実行してこれまでのデータ読出動作を終了させる。 これ に対して、 朱だアプリケーション 4 1側で目的とするデータが取得できていない として、 データ読出を継続させる必要のある場合には、 ステップ S 2 0 5におい て肯定結果が得られることとなって、 ステップ S 2◦ 6に進む。
ステヅプ S 2 0 6においては、 現在装填されているテープカセヅ トにおける磁 気テープのデータ読込閧始位置に対してアクセスすることが行われる。 このァク セスは、 ァプリケーシヨン 4 1から指定される読出データに応じて、 システムコ ントローラ 1 5がテ一プ位置を決定し、 この決定したテープ位置に対してァクセ スするようにされる。
ここで、 ステップ S 2 0 4にて M I C 4のキヤヅシュデ一夕をホス トコンピュ 一夕 4 0側に転送した処理を絰て、 このステップ S 2 0 6に至った場合には、 ァ プリケ一シヨン 4 1が指示する読出データは、 ステヅブ S 2 0 4の処理によって 取得した管理情報に基づいて指定したデータエリァ内のユーザデータとなる。 し たがって、 ステヅプ S 2 0 6の処理としては、 ユーザデータを読み出すための読 出閧始位置にアクセスすることになる。 つまり前述もしたように、 M I C 4のキ ャヅシュデ一夕 (管理情報) をアプリケーション 4 1側が取得した場合には、 直 ちに、 必要なユーザデータにアクセスすることができ、 磁気テープ上の管理情報 にアクセスする必要がない。
ステップ S 2 0 6において磁気テープのデータ読込閧始位置にアクセスした後 は、 ステップ S 2 0 7の処理として、 磁気テープからのデータ読出しを行って、 ホストコンピュータ 4 0側に転送するための制御処理が実行される。
このステヅブ S 2 0 7の処理は、 次のステップ S 2 0 8において読出終了とな つたことが判別されるまで継続される。 例えば、 アプリケーション 4 1が要求す る全てのユーザデータを磁気テープから読み出したとして、 ステップ S 2 0 8に て読出終了となったことが判別されると、 ステヅプ S 2 0 9に進む。 ステヅプ S 2 0 9においては、 所要の読出終了処理を実行する。
なお、 本発明としては、 これまで説明した例に限定されるものではなく、 各種 変更が可能である。
例えば、 上記実施の形態では、 规格として 8 mm V T Rのテープカセッ トを記 録媒体とするテープス トリーマドライブを例に挙げているが、 テープ状記録媒体 を収納するカセッ トに対して、 メモリ素子が備えられる限り、 他の規格によるテ ープカセヅ ト、 及びテープス ト リーマドライブからなるシステムに対しても本発 明の適用は可能である。 例えば、 シングルリールのテープカセッ トとこれに対応 するテープストリーマドライブからなるシステムなどにも適用可能である。
また、 本発明では、 固定長のレコードといわれる伝送データ単位をェンティテ ィ (処理データ単位) に纏めた上で、 磁気テープへの記録単位であるグループと しているのであるが、 磁気テープへの記録フォーマツ トとしてもこれに限定され るものではない。 つまりは、 外部ホス トとの送受信のためのデータ伝送単位を、 テープドライブ装置側で処理可能であり、 ヘッダ情報を有する処理データ単位に 変換するフォーマツ トでありさえすればよいものである。
なお、 本発明は、 図面を参照して説明した上述の実施例に限定されるものでは なく、 添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、 様々な変更、 置換又 はその同等のものを行うことができることは当業者にとって明らかである。 産業上の利用可能性 本発明は、 磁気テープとメモリ素子 (M I C ) を備えるテープカセヅ トに対し て、 アプリケ一ションデ一夕の記録を行う場合には、 磁気テープに対してアプリ ケーシヨンデータを記録するだけではなく、 M I Cの所定サイズの領域に対して、 この磁気テープに記録すべきアプリケーションデータの先頭から書込みを行うよ うにしているので、 テープカセヅ 卜の磁気テープに全アプリケーシヨンデ一夕が 記録され、 M I Cには、 記憶容量に応じたデータサイズのアプリケーションデー 夕が先頭から記憶されていることになる。 アプリケーシヨンデータの先頭には、 そのアプリケーションの管理情報が位置するので、 M I Cには、 少なく とも管理 情報を記憶させることが可能となる。
このようなテープカセヅ トからアプリケーションデータを再生する際には、 M I Cに記憶されている管理情報を利用すればよいので、 磁気テープに記録されて いる管理情報にアクセスする時間は不要となり、 それだけ、 目的とするユーザデ —夕にアクセスして読出しを行うまでの時間を短縮することができる。
本発明は、 例えばホス トとの伝送のための伝送デ一タ単位 (レコード) により、 テープドライブ装置側にて処理可能な処理データ単位 (エンティティ) にまとめ た上で、 この処理データ単位によりアブリケ一シヨンデータを M I Cにキヤヅシ ュするようにしているので、 処理データ単位のヘッダ情報を参照することで、 圧 縮又は非圧縮された処理データ単位に関わらず、 テープドライブ装置側とホス ト 側とのデータの伝送が可能となるなど、 システム上での M I Cのキヤヅシュデー 夕の'扱いが効率的なものになる。

Claims

請求の範囲
1 . 磁気テープが収納されたカセ、ソ トハーフと上記テープハーフに備えられるメ モリとを備えたテープカセヅ トにおいて、
上記磁気テープに対して記録されるべきデータであり、 所定のアプリケーショ ンソフ トウエアが扱うアプリケーションデータについて、 その先頭位置から記憶 するための所定容量の記憶領域が、 上記メモリにおいて設定されていることを特 徴とするテープカセヅ ト。
2 . 上記アプリケーションデータは、
1以上の固定長による伝送データ単位の集合からなるデータ部と、 このデータ 部についての所要の情報が格納されて先頭に配置されるへヅダ部とからなり、 当 該記録媒体が対応するテープドライブ装置が処理可能な処理データ単位により形 成されており、
上記メモリに記憶される上記アプリケーシヨンデータは、 上記処理データ単位 の先頭から記憶される
ことを特徴とする請求の範囲第 1項記載のテープカセッ ト。
3 . 磁気テープが収納されたカセヅ トハーフと上記テープハーフに備えられるメ モリとを備えたテープ力セッ トにデータの記録及び/又は再生を行うテープドラ ィブ装置において、
装填されたテープカセヅ 卜の磁気テープに対するデータの記録及び/又は再生 が可能とされるテープドライブ手段と、
上記テープドライブ手段によつて磁気テープに対して記録されるべきデ一夕で あり、 所定のアプリケーシヨンソフ トウェアが扱うアプリケ一シヨンデータを、 先頭位置から上記メモリにおける所定容量の記憶領域に対して書き込んで記憶さ せることのできるメモリ書込制御手段と、
上記テープカセッ トの上記メモリから、 少なくとも上記アプリケーションデー 夕を読み出すことのできるメモリ読出手段と、
上記メモリから読み出された上記アプリケーシヨンデータを読み出して、 当該 テープドライブ装置のホス ト側に対して、 磁気テープから読み出したデータとし て伝送することのできる伝送手段と
を備えていることを特徴とするテープドライブ装置。
4 . 伝送データ単位により伝送されてきた上記アプリケーシヨンデ一夕について- 1以上の固定長による伝送データ単位の集合からなるデータ部と、 このデータ部 についての所要の情報が格納されて先頭に配置されるヘッダ部とからなり、 当該 テープカセッ トにデータの記録及び/又は再生を行うテープドライブ装置が処理 可能な処理データ単位に変換するデータ単位変換手段を備え、
上記メモリ書込制御手段は、 上記処理データ単位の先頭位置から、 上記アプリ ケーションデ一夕を上記メモリに書き込むようにされている
ことを特徴とする請求の範囲第 3項記載のテープドライブ装置。
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