JP4513186B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばデータストレージ用途などに用いるテープカセットなどであって、デジタルデータを記録するテープ状情報記録媒体の管理情報を記憶するメモリ手段を備えたメモリ付カセットの情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルデータを磁気テープに記録及び/又は再生するテープ記録及び/又は再生装置として、いわゆるテープストリーマが知られている。テープストリーマは、記録媒体であるテープカセットに収納される磁気テープのテープ長にもよるが、数十〜数百ギガバイト程度の膨大なデータを記録することが可能であり、コンピュータに内蔵されるハードディスク等に記録されるデータを保存するバックアップ用に広く利用されている。また、データ量の大きな画像データを保存するために用いる場合にも有用である。
【0003】
テープストリーマとして、8ミリVTR用のテープカセットと同様にテープ幅が8mmの磁気テープを収納したテープカセットを記録媒体に用い、回転磁気ヘッド装置を用いたヘリカルスキャン方式によりデータの記録及び/又は再生を行うものが用いられている。
【0004】
テープ幅が8mの磁気テープを収納したテープカセットを記録媒体として用いるテープストリーマは、記録及び/又は再生データの入出力インターフェースとして例えばSCSI(Small Computer System Interface)インターフェースが用いられている。
【0005】
このテープストリーマは、データの記録時に例えばホストコンピュータから供給されるデータがSCSIインターフェースを介して入力される。この入力データは所定の固定長のデータ群単位で伝送され、入力されたデータは必要があれば所定方式による圧縮処理が施され、一旦バッファメモリに蓄積される。バッファメモリに蓄積されたデータは、所定のグループといわれる固定長の単位ごとに記録及び/又は再生系に対して供給され回転ヘッドにより磁気テープに記録される。
【0006】
また、再生時には、磁気テープに記録されたデータが回転ヘッドによって読み出され、一旦バッファメモリに蓄えられる。バッファメモリに記録されたデータは、記録時に圧縮が施されたものであれば伸長処理が施されて、SCSIインターフェースを介してホストコンピュータに伝送される。
【0007】
ところで、上述のようなテープストリーマドライブとホストコンピュータ、及びテープカセットよりなるデータストレージシステムにおいては、テープカセット内に、磁気テープに対しての記録再生動作などに関する各種管理情報を格納した不揮発性メモリを収納したものが開発されている。
【0008】
この不揮発性メモリに対しては、テープストリーマドライブが対応するコネクタ端子を備えるようにしてアクセスを行うようにしている。また近年、不揮発性メモリとともにアンテナ及び無線通信系回路をテープカセット内に配し、不揮発性メモリに対するアクセスを非接触状態で実行するものも開発されている。すなわちテープストリーマドライブ等にも無線通信系回路を配することで、テープカセットに接触していない状態で、不揮発性メモリに対するデータの記録再生を実行できるようにするものである。
【0009】
不揮発性メモリには例えばテープカセットの製造情報、使用履歴情報、磁気テープ上のパーティション情報などが管理情報として記憶される。このように不揮発性メモリに管理情報を記憶するようにすると、磁気テープ上のある特定の領域に管理情報を記録することと比べて各種動作が非常に効率化される。すなわち管理情報の書き込み/読み出しのためにテープ走行を実行させることが不要となり、管理情報の読み出しや更新に要する時間は著しく短縮化される。換言すれば磁気テープ上の位置や動作状況に拘わらず管理情報の書き込み/読み出しが可能となる。またこれにより管理情報の応用範囲が広がり多様かつ有効な制御処理が可能となる。
【0010】
また、従来より、記録容量や記録特性の異なるテープを収納した複数種類のテープカセットが提供されており、例えばカセット本体に識別孔を設けることにより、これらを識別できるようにしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、カセット本体に識別孔を設けることによりテープカセットの種類を識別する方法では、物理的に識別孔を設けることができる場所が限定されてしまうため、識別可能な種類の数に制限があるので、電気特性の各種パラメータや、メカ制御に用いる各種パラメータが必ずしもそのテープにあった値であるとは限らず、ある程度似通った材質のテープ同士をひとまとめにして分類することになる。したがって、最適なパラメータで記録/再生系を制御することができず、テープの最高のパフォーマンスを発揮している状態ではなかった。
【0012】
また、管理情報を記憶するメモリを備えていない通常のテープカセットを使用する場合、テープストリーマドライブは、そのテープカセットをハンドリング(残容量の管理やテープエンドでのドライブの挙動制御)するためにテープ長やテープ厚といった情報を必要とするが、テープフォーマットがされていないブランクテープの時には、実際にテープを1倍速で走行させてリール径を計測し、リール径の計測値からテープ長を計算することにより得なければならず、また、テープ厚の情報は予め決まった値しか使用できなかった。また、テープフォーマットがされているテープカセットの場合には、先に計測して得られた情報をテープフォーマット時にテープのシステムエリアに記録しておき、ドライブはテープのシステムエリアを読み込むことにより、テープ長やテープ厚などの情報を得なければならなかった。しかしこの場合、テープの電気特性に合わせたパラメータ設定を試行錯誤しながら決定して、テープのシステムエリアを読み込む必要があった。このために、従来のテープストリーマドライブでは、テープのローディングに長い時間を要するという問題点があった。
【0013】
そこで、本発明の目的は、上述の如き従来の実状に鑑み、テープの記録/再生に必要な媒体種別情報を簡単に且つ迅速に取得して、媒体種別情報に応じた動作制御を行うことができるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、デジタルデータを記録するテープ状情報記録媒体と、上記テープ状情報記録媒体の管理情報を記憶するメモリ手段とを備え、上記メモリ手段にテープ状情報記録媒体の媒体種別情報を記録した媒体種別情報領域と上記テープ状情報記録媒体のフォーマット情報を記録したシステム領域とを設けたメモリ付カセットに対応した情報記録再生装置であって、上記テープ状情報記録媒体のローディング時に、上記メモリ手段の媒体種別情報領域から媒体種別情報を読み出し、この媒体種別情報に基づいて記録/再生系の動作モードを決定し、上記媒体種別情報に応じた動作制御を行う制御手段を備え、上記制御手段は、上記テープ状情報記録媒体のローディング時に、上記メモリ手段の媒体種別情報領域から読み出した媒体種別情報に基づいて上記記録/再生系の電気特性を決定するパラメータを設定し、上記媒体種別情報に基づいて決定した動作モードにおける上記パラメータの設定状態が適正であるか否かを判定し、適正な設定状態であれば上記媒体種別情報に基づいてテープ厚とテープ長を設定して、上記メモリ手段のシステム領域からシステムデータを読み込み、読み込んだシステムデータに基づいて上記テープ状情報記録媒体を移動して上記テープ状情報記録媒体のシステム領域からシステムデータの読み込みを正常に行えるか否かを判定し、上記テープ状情報記録媒体のシステム領域からシステムデータを正常に読み込めた場合には、ローディング時の設定制御処理を終了し、決定した動作モード状態におけるパラメータの設定状態が適性でない場合、また、上記テープ状情報記録媒体のシステム領域からのシステムデータの読み込みを正常に行えない場合には、非対応のテープカセットであるとして、装着されているテープカセットをイジェクトする制御を行うことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
本発明は、例えば図1に示すような構成のテープストリーマドライブ10に適用される。
【0018】
このテープストリーマドライブ10は、上記テープカセット1の磁気テープ3に対して、ヘリカルスキャン方式により記録/再生を行うようにされている。この図1において、回転ドラム11には、例えば2つの記録ヘッド12A、12B及び3つの再生ヘッド13A、13B、13Cが設けられている。記録ヘッド12A、12Bは互いにアジマス角の異なる2つのギャップが極めて近接して配置される構造となっている。再生ヘッド13A、13Bも互いにアジマス角の異なるヘッドとされるが、例えば互いに90度離れた状態で配置される。再生ヘッド13Cは、記録直後の読み出し(いわゆるリードアフターライト)に用いられるヘッドとなる。
【0019】
回転ドラム11はドラムモータ14Aにより回転されるとともに、テープカセット1から引き出された磁気テープ3が巻き付けられる。また、磁気テープ3は、キャプスタンモータ14B及び図示しないピンチローラにより送られる。また磁気テープ3は図3に示すようにリール2A、2Bに巻装されており、各リール2A、2Bはそれぞれリールモータ14C、14Dによりそれぞれ順方向及び逆方向に回転される。
【0020】
ドラムモータ14A、キャプスタンモータ14B、リールモータ14C、14Dはそれぞれメカドライバ17からの電力供給により回転駆動される。メカドライバ17はサーボコントローラ16からの制御に基づいて各モータを駆動する。サーボコントローラ16は各モータの回転速度制御を行って通常の記録再生時の走行や高速再生時のテープ走行、早送り、巻き戻し時のテープ走行などを実行させる。なおEEP−ROM18にはサーボコントローラ16が各モータのサーボ制御に用いる定数等が格納されている。サーボコントローラ16はインターフェースコントローラ/ECCフォーマター22(以下、IF/ECCコントローラという)を介してシステム全体の制御処理を実行するシステムコントローラ15と双方向に接続されている。
【0021】
このテープストリーマドライブ10においては、データの入出力にSCSIインターフェース20が用いられている。例えばデータ記録時にはホストコンピュータ40から、固定長のレコード(record)という伝送データ単位によりSCSIインターフェース20を介して逐次データが入力され、圧縮/伸長回路21に供給される。なお、このようなテープストリーマドライブシステムにおいては、可変長のデータの集合単位によってホストコンピュータ40よりデータが伝送されるモードも存在する。
【0022】
圧縮/伸長回路21では、入力されたデータについて必要があれば、所定方式によって圧縮処理を施すようにされる。圧縮方式の一例として、例えばLZ符号による圧縮方式を採用するのであれば、この方式では過去に処理した文字列に対して専用のコードが割り与えられて辞書の形で格納される。そして、以降に入力される文字列と辞書の内容とが比較されて、入力データの文字列が辞書のコードと一致すればこの文字列データを辞書のコードに置き換えるようにしていく。辞書と一致しなかった入力文字列のデータは逐次新たなコードが与えられて辞書に登録されていく。このようにして入力文字列のデータを辞書に登録し、文字列データを辞書のコードに置き換えていくことによりデータ圧縮が行われるようにされる。
【0023】
圧縮/伸長回路21の出力は、IF/ECCコントローラ22に供給されるが、IF/ECCコントローラ22においてはその制御動作によって圧縮/伸長回路21の出力をバッファメモリ23に一旦蓄積する。このバッファメモリ23に蓄積されたデータはIF/ECCコントローラ22の制御によって、最終的にグループ(Group)という磁気テープの40トラック分に相当する固定長の単位としてデータを扱うようにされ、このデータに対してECCフォーマット処理が行われる。
【0024】
ECCフォーマット処理としては、記録データについて誤り訂正コードを付加するとともに、磁気記録に適合するようにデータについて変調処理を行ってRF処理部19に供給する。RF処理部19では供給された記録データに対して増幅、記録イコライジング等の処理を施して記録信号を生成し、記録ヘッド12A、12Bに供給する。これにより記録ヘッド12A、12Bから磁気テープ3に対するデータの記録が行われることになる。
【0025】
また、データ再生動作について簡単に説明すると、磁気テープ3の記録データが再生ヘッド13A、13BによりRF再生信号として読み出され、その再生出力はRF処理部19で再生イコライジング、再生クロック生成、2値化、デコード(例えばビタビ復号)などが行われる。このようにして読み出された信号は、IF/ECCコントローラ22に供給されて、まず誤り訂正処理等が施される。そしてバッファメモリ23に一時蓄積され、所定の時点で読み出されて圧縮/伸長回路21に供給される。圧縮/伸長回路21では、システムコントローラ15の判断に基づいて、記録時に圧縮/伸長回路21により圧縮が施されたデータであれば、ここでデータ伸長処理を行い、非圧縮データであれば、データ伸長処理を行わずにそのままパスして出力される。圧縮/伸長回路21の出力データはSCSIインターフェース20を介して再生データとしてホストコンピュータ40に出力される。
【0026】
また、この図1にはテープカセット1内のリモートメモリチップ4が示されている。このリモートメモリチップ4に対しては、テープカセット1本体がテープストリーマドライブに装填されることで、リモートメモリインターフェース30を介して非接触状態でシステムコントローラ15とデータの入出力が可能な状態となる。リモートメモリインターフェース30としてはデータインターフェース31、RFインターフェース32、アンテナ33が設けられる。
【0027】
このリモートメモリインターフェース30の構成を図2に示す。データインターフェース31は、システムコントローラ15との間のデータのやりとりを行う。後述するように、リモートメモリチップ4に対するデータ転送は、機器側からのコマンドとそれに対応するリモートメモリチップ4からのアクナレッジという形態で行われるが、システムコントローラ15がリモートメモリチップ4にコマンドを発行する際には、データインターフェース31がコマンドデータを受け取り、RFインターフェース32に供給する。またデータインターフェース31はRFインターフェース32に対して搬送波周波数CR(13MHz)を供給する。
【0028】
RFインターフェース32には図2に示すようにコマンド(送信データ)WSを振幅変調(100KHz)して搬送波周波数CRに重畳するとともに、その変調信号を増幅してアンテナ33に給電するRF変調/増幅回路32aが形成されている。このRF変調/増幅回路32aにより、コマンドデータがアンテナ33からテープカセット1内のアンテナ5に対して無線送信される。
【0029】
そして、後述する図3乃至図5に示すような構成のテープカセット1側では、コマンドデータをアンテナ5で受信することでパワーオン状態となり、コマンドで指示された内容に応じてコントローラ4cが動作を行う。例えば書き込みコマンドとともにデータが送信されてきた場合には、送信されてきたデータをEEP−ROM4dに書き込む。
【0030】
また、このようにリモートメモリインターフェース30からコマンドが発せられた際には、リモートメモリチップ4はそれに対応したアクナレッジを発することになる。すなわちリモートメモリチップ4のコントローラ4cはアクナレッジとしてのデータをRF4bで変調・増幅させ、アンテナ5から送信出力する。このようなアクナレッジが送信されてアンテナ33で受信された場合は、その受信信号はRFインターフェース32の整流回路32bで整流された後、コンパレータ32cでデータとして復調される。そしてデータインターフェース31からシステムコントローラ15に供給される。例えばシステムコントローラ15からリモートメモリチップ4に対して読み出しコマンドを発した場合は、リモートメモリチップ4はそれに応じたアクナレッジとしてのコードとともにEEP−ROM4dから読み出したデータを送信してくる。するとそのアクナレッジコード及び読み出したデータが、リモートメモリインターフェース30で受信復調され、システムコントローラ15に供給される。
【0031】
以上のようにテープストリーマドライブ10は、リモートメモリインターフェース30を有することで、テープカセット1内のリモートメモリチップ4に対してアクセスできることになる。なお、このような非接触でのデータ交換は、データを13MHz帯の搬送波に100KHzの振幅変調で重畳するが、元のデータはパケット化されたデータとなる。すなわちコマンドやアクナレッジとしてのデータに対してヘッダやパリティ、その他必要な情報を付加してパケット化を行い、そのパケットをコード変換してから変調することで、安定したRF信号として送受信できるようにしている。なお、このような非接触インターフェースを実現する技術は本出願人が先に出願し特許登録された技術として紹介されている(特許第2550931号)。
【0032】
S−RAM24,フラッシュROM25には、システムコントローラ15が各種処理に用いるデータが記憶される。例えばフラッシュROM25には制御に用いる定数等が記憶される。またS−RAM24はワークメモリとして用いられたり、リモートメモリチップ4から読み出されたデータ、リモートメモリチップ4に書き込むデータ、テープカセット単位で設定されるモードデータ、各種フラグデータなどの記憶や演算処理などに用いるメモリとされる。なお、S−RAM24,フラッシュROM25は、システムコントローラ15を構成するマイクロコンピュータの内部メモリとして構成してもよく、またバッファメモリ23の領域の一部をワークメモリとして用いる構成としてもよい。
【0033】
テープストリーマドライブ10とホストコンピュータ25との間は、上記のようにSCSIインターフェース20を用いて情報の相互伝送が行われるが、システムコントローラ15に対してはホストコンピュータ40がSCSIコマンドを用いて各種の通信を行うことになる。
【0034】
このようなテープストリーマドライブ10に対応するテープカセットについて図3乃至図5を参照して説明する。図3は、テープカセットの内部構造を概念的に示す図であり、この図3に示すテープカセット1の内部にはリール2A及び2Bが設けられ、このリール2A及び2B間にテープ幅8mmの磁気テープ3が巻装される。そして、このテープカセット1には不揮発性メモリ及びその制御回路系等を内蔵したリモートメモリチップ4が設けられている。またこのリモートメモリチップ4は後述するテープストリーマドライブやライブラリ装置におけるリモートメモリインターフェース30と無線通信によりデータ伝送を行うことができるものとされ、このためのアンテナ5が設けられている。リモートメモリチップ4には、テープカセットごとの製造情報やシリアル番号情報、テープの厚さや長さ、材質、各パーティションごとの記録データの使用履歴等に関連する情報、ユーザ情報等が記憶される。なお、本明細書では上記リモートメモリチップ4に格納される各種情報は、主として磁気テープ3に対する記録/再生の各種管理のために用いられることから、これらを一括して『管理情報』とも言う。
【0035】
このようにテープカセット筐体内に不揮発性メモリを設け、その不揮発性メモリに管理情報を記憶させ、またこのテープカセットに対応するテープストリーマドライブでは、不揮発性メモリに対する書き込み/読み出しのためのインターフェースを備えるようにし、不揮発性メモリに対して磁気テープに対するデータ記録再生に関する管理情報の読み出しや書き込みを行うことで、磁気テープ3に対する記録再生動作を効率的に行うことができる。例えばローディング/アンローディングの際に磁気テープを例えばテープトップまで巻き戻す必要はなく、すなわち途中の位置でも、ローディング、及びアンローディング可能とすることができる。またデータの編集なども不揮発性メモリ上での管理情報の書換えで実行できる。さらにテープ上でより多数のパーティションを設定し、かつ適切に管理することも容易となる。
【0036】
図4は、テープカセット1の外観斜視図であり、筺体全体は上側ケース6a、下側ケース6b、及びガードパネル8からなり、通常の8ミリVTRに用いられるテープカセットの構成と基本的には同様となっている。なお、このテープカセット1の側面のラベル面9には、端子部6cが設けられているが、これは本例では説明しない接触型のメモリを内蔵したタイプのテープカセットにおいて電極端子が配される部位とされていたもので、本例のように非接触のリモートメモリチップ4を内蔵するタイプでは用いられない。単に装置に対するテープカセット形状の互換性を保つために設けられているのみである。
【0037】
筐体両側面部には、凹部7が形成されている。これは例えば後述するライブラリ装置50が搬送時にテープカセットを保持する部位とされる。
【0038】
モートメモリチップ4の内部構成を図5に示す。例えばリモートメモリチップ4は半導体ICとして図5に示すようなパワー回路4a、RF処理部4b、コントローラ4c、EEP−ROM4dを有するものとされる。
そして例えばこのようなリモートメモリチップ4がテープカセット1の内部に固定されたプリント基板上にマウントされ、プリント基板上の銅箔部分でアンテナ5を形成する。
【0039】
このリモートメモリチップ4は非接触にて外部から電力供給を受ける構成とされる。後述するテープストリーマドライブ10やライブラリ装置50との間の通信は、例えば13MHz帯の搬送波を用いるが、テープストリーマドライブ10やライブラリ装置50からの電波をアンテナ5で受信することで、パワー回路4aが13MHz帯の搬送波を直流電力に変換する。そしてその直流電力を動作電源としてRF処理部4b、コントローラ4c、EEP−ROM4dに供給する。
【0040】
RF処理部4bは受信された情報の復調及び送信する情報の変調を行う。コントローラ4cはRF処理部4bからの受信信号のデコード、及びデコードされた情報(コマンド)に応じた処理、例えばEEP−ROM4dに対する書き込み/読み出し処理などを実行制御する。すなわちリモートメモリチップ4はテープストリーマドライブ10やライブラリ装置50からの電波が受信されることでパワーオン状態となり、コントローラ4cが搬送波に重畳されたコマンドによって指示された処理を実行して不揮発性メモリであるEEP−ROM4dのデータを管理する。
【0041】
ここで、このテープストリーマドライブ10は、8ミリテープを用いた大容量・高速転送レートのテープストリーマ規格「AIT(Advanced Intelligent Tape)」に準拠したドライブである。
【0042】
テープストリーマドライブ10で取り扱うテープカセット1は、予めカセット製造時に搭載されているメモリにAIT MICフォーマットに基づいてフォーマットが施され、MICヘッダ部の情報が記録されている。
【0043】
ここで、AIT−1準拠した接触型メモリ(AIT-1 C-MIC)の論理フォーマットを図6乃至図8に示す。図6は、AIT1 C−MICの論理フォーマットの全体構成を示し、図7は、上記論理フォーマットのマニファクチャパート(Manufacture Part)の構成を示し、図8は、上記論理フォーマットのドライブイニシャライズパート(Drive Initialize Part)の構成を示す。
【0044】
また、AIT−2準拠した接触型メモリ(AIT-2 C-MIC) の論理フォーマットを図9乃至図11に示す。図9は、AIT2 C−MICの論理フォーマットの全体構成を示し、図10は、上記論理フォーマットのマニファクチャパート(Manufacture Part)の構成を示し、図11は、上記論理フォーマットのドライブイニシャライズパート(Drive Initialize Part)の構成を示す。
【0045】
さらに、AIT−2準拠した非接触型メモリ(AIT-2 Remote MIC:以下R−MICという) の論理フォーマットを図12乃至図15に示す。図12は、R−MICの論理フォーマットの全体構成を示し、図13は、上記論理フォーマットのマニファクチャパート(Manufacture Part)の構成を示し、図14は、上記論理フォーマットのドライブイニシャライズパート(Drive Initialize Part)の構成を示し、さらに、図15は、上記論理フォーマットのボリュームタグ(Volume Tags)の構成を示している。この論理フォーマットに従い、AITカセット製造時に組み込まれるそれぞれのMICにプリフォーマットされ、AITドライブでカセットが使用されると同時に、各領域のデータが必要に応じてドライブによって更新される。
【0046】
MICヘッダ(MIC Header)は、カセット製造時の情報やMICの素性を示す情報を記録する領域(Manufacture Part)、MICのデータマネージメント情報を記録する領域(Drive Initialize Part) 、カセットの素性を示す情報を記録する領域(Volume Information, Volume Tags, Accumulative Partition Information)に分かれている。
【0047】
さらに、MICには、この他、テープのフォーマット情報やログが記録されるシステム領域(Partition Information)、ユーザ定義の情報をリード/ライトできるユーザ領域(User Volume Note, User Partition Note)、高速サーチで使用するスーパーハイスピードサーチマップ領域(Super High Speed Serach Map)が存在するが、これらは、図16(A),(B),(C)及び図17(A),(B)に示すように、上記論理フォーマットのMICヘッダ(MIC Header)部以外のメモリフリープール(Memory Free Pool)部に書き込まれ、追加/削除(Append/Delete)される。
【0048】
カセット製造時には、MICヘッダ(MIC Header)のみがフォーマットされ、残りの領域はドライブによりテープがフォーマットされて初めてフォーマットされる。各々の領域の各構成要素にはパリティが付加されている。図18(A),(B),(C)及び図19に示すように、パリティの他に、各データの種類別にリスト構造を構成するポインタ(メモリ内のアドレス情報)等のリンケージ情報を含むセル構造となっている。これらのポインタのマスターポインタが前述のMICヘッダ(MIC Header)内のドライブイニシャライズパート(Drive Initialize Part)に格納されており、ここから各データのポインタを辿っていくことにより、各データを参照することができる。
【0049】
テープの種類や性質を示す媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID) は、図20に示すように、Enable Bit (Bit 15)、Magnetic Layer (Bit 14)、Applied Read Head (Bit 13,12)、Extension Area Bit (Bit 11)、Tape Type (Bit 10,9,8)、Tape Thickness (Bit 7,6) 、Tape Length (Bit 5,4,3,2,1,0)の16ビットで構成される。上記媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID) を記録する領域は、MIC内にはそれぞれのMICフォーマット別に図7、図10及び図15に網掛けを施して示してあるように、MICヘッダ(MIC Header)内に設けられ、MICヘッダ(MIC Header)の他の情報と同様、カセット製造時にMICにプリフォーマットされる。
【0050】
上記媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID)を構成しているEnable Bit (Bit 15)は、このビットが1の時、Bit 7〜0のデータに付け加えて、Bit 14〜8のデータは有効であることを示す。逆に、このビットが0ならば、Bit 14〜8のデータは無効であることを示し、Bit 7〜0のみが有効であることを示す。
【0051】
また、Magnetic Layer (Bit 14)は、このビットが0であれば、テープの磁性層が単層であることを示し、1であればテープの磁性層が二層であることを示す。このビットの情報を用いることにより、テープの磁性層の構造に応じて、例えばメカ制御系によるテンション制御のパラメータや記録/再生系の電気特性、例えば電流値やイコライザ特性などの各種パラメータを適正に制御することが可能になる。
【0052】
また、Applied Read Head (Bit 13,12)は、テープが許容するドライブ搭載の再生ヘッドの種類を2ビットで示す。この2ビットの情報を用いることにより、例えば、ドライブが数種類のヘッドを搭載している場合の再生ヘッドの選択や、テープに適合するヘッドを搭載していない場合に、ドライブによるカセットのイジェクト制御等を行うことが可能になる。
【0053】
また、Extension Area Bit (Bit 11)は、通常このビットは0であり、1のときにMIC内の他の領域に参照すべき関連情報があることを示す。
【0054】
また、Tape Type (Bit 10,9,8)は、テープの最も特徴的な性質を3ビットで表す。この3ビットの情報を用いることにより、ドライブのRF回路や磁気ヘッド等の電気特性を決定する各種パラメータを最適に設定することが可能になる。
【0055】
また、Tape Thickness (Bit 7,6)は、テープの厚さを2ビットで示す。この3ビットの情報を用いることにより、ドライブのメカ制御系の各種パラメータを最適に設定することが可能になる。
【0056】
さらに、Tape Length (Bit 5,4,3,2,1,0)は、テープの長さを6ビットで示す。この6ビットの情報は、残容量、テープエンドでのドライブの挙動制御等に用いられる。
【0057】
このテープストリーマドライブ10におけるシステムコントローラ22は、カセットが挿入され、ローディングを実行する際に、図21のフローチャートに示す手順に従ってモードやパラメータの設定制御を行う。
【0058】
すなわち、MICのヘッダをチェックし(ステップS1)、MICヘッダがOKであれば、MICから媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID)を読み込む(ステップS2)。
【0059】
次に、読み込んだ媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID)のEnable Bit (Bit 15)が1であるかを判定する(ステップS3)。このステップS3における判定結果がYES、すなわちEnable Bit (Bit 15)が1で媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID)のBit 14〜8のデータが有効であるときには、次に、Extension Area Bit (Bit 11)が1であるか否かを判定する(ステップS4)。また、上記ステップS3における判定結果がNO、すなわちEnable Bit (Bit 15)が0で媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID)のBit 14〜8のデータが無効であるときには、ステップS8に進んでテープ厚とテープ長とを設定する。
【0060】
そして、上記ステップS4における判定結果がYES、すなわちExtension Area Bit(Bit 11)が1でMIC内の他の領域に参照すべき関連情報がある場合には、MIC内の他の領域にある参照すべき関連情報を読み込んでその他のデータの設定を行って(ステップS5)、ステップS6に進む。また、上記ステップS4における判定結果がNO、すなわちExtension Area Bit(Bit 11)が0でMIC内の他の領域に参照すべき関連情報がない場合には、上記媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID)に基づいて各種モードの設定やパラメータの設定を行う。具体的には、Magnetic Layer(Bit 14)、Applied Read Head(Bit 13, 12)やTape Type(Bit 10, 9, 8)の各情報により、最適ヘッドの選択、記録/再生電流の設定やメカ制御系の各種パラメータの設定を行う。
【0061】
次に、上記ステップS6で設定された各種パラメータなどの設定状態がこのドライブに対応して適正であるか否かを判定する(ステップS7)。このステップS7の判定結果がOK、すなわち適正な設定状態であれば、上記媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID)のTape Thickness(Bit 7, 6)及びTape Length(Bit 5,4,3,2,1,0)に基づいてテープ厚とテープ長とを設定する(ステップS8)。
【0062】
次に、MICからシステムデータを読み込み(ステップS9)、読み込んだシステムデータに基づいてシステム領域にテープを移動する(ステップS10)。
【0063】
そして、テープのシステム領域からのシステムデータの読み込みを正常に行えるか否かを判定する(ステップS11)。
【0064】
上記ステップS11の判定結果がOK、すなわちテープのシステム領域からのシステムローダの読み込みを正常に行えた場合には、ローディング時の設定制御処理を終了する。
【0065】
なお、上記ステップS7の判定結果がNG、すなわち適正な設定状態でない場合、また、上記ステップS11の判定結果がNG、すなわちテープのシステム領域からのシステムデータの読み込みを正常に行えない場合には、装着されているテープカセットがこのドライブに非対応であるとして、テープカセットをイジェクトして(ステップS12)、処理を終了する。
【0066】
また、上記ステップS1の判定結果がNG、すなわちMICがない場合には、システム領域にテープを移動して(ステップS13)、順番に各種モードの設定やパラメータの設定を行う。具体的には、順番にヘッドの選択、記録/再生電流の設定やメカ制御系の各種パラメータの設定を行う(ステップS14)。
【0067】
そして、テープのシステム領域からのシステムデータの読み込みを正常に行えるか否かを判定する(ステップS15)。
【0068】
このステップS15における判定結果がNG、すなわちシステムデータの読み込みを正常に行えなかった場合には、他のモードが存在するか否かを判定し(ステップS16)、その判定結果がYES、すなわち他のモードが存在する場合には、上記ステップS14に戻ってモードやパラメータを再設定する。
【0069】
上記ステップS15における判定結果がOK、すなわちシステムデータの読み込みを正常に行えた場合には、テープのシステム領域から媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID)を読み込み、(ステップS17)、テープ厚とテープ長とを設定して(ステップS18)、ローディング時の設定制御処理を終了する。
【0070】
また、上記ステップS16の判定結果がNO、すなわち他のモードが存在しない場合には、テープを1倍速で走行させてリール径を計測し、リール径の計測値からテープ長を算出して(ステップS19)、ローディング時の設定制御処理を終了する。
【0071】
このように上記媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID) をカセット製造時に予めMICに書き込んでおくことにより、ドライブは、テープローディング時に、テープ自体の読み込みや識別孔の確認などを必要とすることなく、MICからその情報を読み込むだけで、テープを記録/再生するために必要な情報を得ることができる。これにより、従来よりも遙かにテープを細かく識別可能とし、ローディング時に要する時間も短縮することができる。
【0072】
すなわち、ドライブは、テープローディング時に、MICから上記媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID)を読み込むだけで、テープを特定し、テープへの記録/再生制御系のモードを決定するために必要な情報を得ることができる。
【0073】
また、ドライブは、テープを走行させることなく、MICから上記媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID)を読み込むだけで、テープ長やテープ厚を知ることができる。
【0074】
さらに、ドライブは、MICから上記媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID)を読み込むことにより、RF回路や磁気ヘッドなどの電気特性を一意に決定することができるので、これらの電気特性のパラメータを決定するために、テープローディング時に実際にテープを走行させ、各種パラメータを変化させながら記録/再生を行った電気特性を決定する必要がない。
【0075】
従って、ローディング時に要する時間も短縮することができる。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る情報記録再生装置では、テープ状情報記録媒体のローディング時に、上記テープ状情報記録媒体に備えられたメモリ手段の媒体種別情報領域から媒体種別情報を読み出し、この媒体種別情報に基づいて記録/再生系の動作モードを決定し、上記媒体種別情報に応じた動作制御を行う制御手段により、上記テープ状情報記録媒体のローディング時に、上記メモリ手段の媒体種別情報領域から読み出した媒体種別情報に基づいて上記記録/再生系の電気特性を決定するパラメータを設定し、上記媒体種別情報に基づいて決定した動作モードにおける上記パラメータの設定状態が適正であるか否かを判定し、適正な設定状態であれば上記媒体種別情報に基づいてテープ厚とテープ長を設定して、上記メモリ手段のシステム領域からシステムデータを読み込み、読み込んだシステムデータに基づいて上記テープ状情報記録媒体を移動して上記テープ状情報記録媒体のシステム領域からシステムデータの読み込みを正常に行えるか否かを判定し、上記テープ状情報記録媒体のシステム領域からシステムデータを正常に読み込めた場合には、ローディング時の設定制御処理を終了し、決定した動作モード状態におけるパラメータの設定状態が適性でない場合、また、上記テープ状情報記録媒体のシステム領域からのシステムデータの読み込みを正常に行えない場合には、非対応のテープカセットであるとして、装着されているテープカセットをイジェクトする制御を行うので、テープローディング時に、テープ自体の読み込みや識別孔の確認などを必要とすることなく、上記メモリ手段からその情報を読み込むだけで、テープを記録/再生するために必要な情報を得ることができ、従来よりも遙かにテープを細かく識別可能とし、ローディング時に要する時間も短縮することができ、しかも、非対応のテープカセットが装着された場合には自動的にイジェクトすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテープストリーマドライブの構成を示すブロック図である。
【図2】上記テープストリーマドライブに用いたリモートメモリインターフェースの構成を示す回路図である。
【図3】 上記テープストリーマドライブに対応したテープカセットの内部構造を概略的に示す説明図である。
【図4】 上記テープカセットの外観を示す斜視図である。
【図5】 上記テープカセットに設けられるリモートメモリチップのブロック図である。
【図6】 上記テープカセットに搭載されるAIT1 C−MICの論理フォーマットの全体構成を示す図である。
【図7】 上記論理フォーマットのマニファクチャパート(Manufacture Part)の構成を示す図である。
【図8】 上記論理フォーマットのドライブイニシャライズパート(Drive Initialize Part)の構成を示す図である。
【図9】 上記テープカセットに搭載されるAIT2 C−MICの論理フォーマットの全体構成を示す図である。
【図10】 上記論理フォーマットのマニファクチャパート(Manufacture Part)の構成を示す図である。
【図11】 上記論理フォーマットのドライブイニシャライズパート(Drive Initialize Part)の構成を示す図である。
【図12】 上記テープカセットに搭載されるAIT2 R−MICの論理フォーマットの全体構成を示す図である。
【図13】 上記論理フォーマットのマニファクチャパート(Manufacture Part)の構成を示す図である。
【図14】 上記論理フォーマットのドライブイニシャライズパート(Drive Initialize Part)の構成を示す図である。
【図15】 上記論理フォーマットのボリュームタグ(Volume Tags)の構成を示す図である。
【図16】 上記論理フォーマットのメモリフリープール(Memory Free Pool)部に書き込まれるシステムデータ(System Data)やユーザデータ(User Data)が追加/削除(Append/Delete)される状態を示す図である
【図17】 上記論理フォーマットのメモリフリープール(Memory Free Pool)部に書き込まれるシステムデータ(System Data)やユーザデータ(User Data)が追加/削除(Append/Delete)される状態を示す図である
【図18】 上記論理フォーマットのメモリフリープール(Memory Free Pool)部に書き込まれるデータセル構造を示す図である
【図19】 上記論理フォーマットのメモリフリープール(Memory Free Pool)部に書き込まれるデータセル構造を示す図である
【図20】 媒体種別情報(Physical Tape Characteristic ID)の構成を示す図である。
【図21】 上記テープストリーマドライブのシステムコントローラによるテープローディング時の設定制御動作の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 テープカセット、3 磁気テープ、4 リモートメモリチップ、5 アンテナ、10 テープストリーマドライブ、11 回転ドラム、12A,12B記録ヘッド、13A,13B,13C 再生ヘッド、15 システムコントローラ、16 サーボコントローラ、17 メカドライバ、19 RF処理部、20 SCSIインターフェイス、21 圧縮/伸長回路、22 IFコントローラ/ECCフォーマター、23 バッファメモリ、30 リモートメモリインターフェース、33 アンテナ、40 ホストコンピュータ、50 ライブラリ装置

Claims (2)

  1. デジタルデータを記録するテープ状情報記録媒体と、上記テープ状情報記録媒体の管理情報を記憶するメモリ手段とを備え、上記メモリ手段にテープ状情報記録媒体の媒体種別情報を記録した媒体種別情報領域と上記テープ状情報記録媒体のフォーマット情報を記録したシステム領域とを設けたメモリ付カセットに対応した情報記録再生装置であって、
    上記テープ状情報記録媒体のローディング時に、上記メモリ手段の媒体種別情報領域から媒体種別情報を読み出し、この媒体種別情報に基づいて記録/再生系の動作モードを決定し、上記媒体種別情報に応じた動作制御を行う制御手段を備え、
    上記制御手段は、上記テープ状情報記録媒体のローディング時に、上記メモリ手段の媒体種別情報領域から読み出した媒体種別情報に基づいて上記記録/再生系の電気特性を決定するパラメータを設定し、上記媒体種別情報に基づいて決定した動作モードにおける上記パラメータの設定状態が適正であるか否かを判定し、適正な設定状態であれば上記媒体種別情報に基づいてテープ厚とテープ長を設定して、上記メモリ手段のシステム領域からシステムデータを読み込み、読み込んだシステムデータに基づいて上記テープ状情報記録媒体を移動して上記テープ状情報記録媒体のシステム領域からシステムデータの読み込みを正常に行えるか否かを判定し、上記テープ状情報記録媒体のシステム領域からシステムデータを正常に読み込めた場合には、ローディング時の設定制御処理を終了し、決定した動作モード状態におけるパラメータの設定状態が適性でない場合、また、上記テープ状情報記録媒体のシステム領域からのシステムデータの読み込みを正常に行えない場合には、非対応のテープカセットであるとして、装着されているテープカセットをイジェクトする制御を行う
    ことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 上記制御手段は、上記テープ状情報記録媒体のローディング時に、さらにメカ制御系のパラメータを設定することを特徴とする請求項記載の情報記録再生装置。
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