JP2000173237A - 記録媒体、記録媒体対応装置 - Google Patents

記録媒体、記録媒体対応装置

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JP2000173237A
JP2000173237A JP10350340A JP35034098A JP2000173237A JP 2000173237 A JP2000173237 A JP 2000173237A JP 10350340 A JP10350340 A JP 10350340A JP 35034098 A JP35034098 A JP 35034098A JP 2000173237 A JP2000173237 A JP 2000173237A
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tape
memory
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data
tape cassette
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JP10350340A
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Yoshihisa Takayama
佳久 高山
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Original Assignee
Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/002Programmed access in sequence to a plurality of record carriers or indexed parts, e.g. tracks, thereof, e.g. for editing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/11Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information not detectable on the record carrier
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/60Solid state media
    • G11B2220/65Solid state media wherein solid state memory is used for storing indexing information or metadata
    • G11B2220/652Solid state media wherein solid state memory is used for storing indexing information or metadata said memory being attached to the recording medium
    • G11B2220/655Memory in cassette [MIC]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の記録媒体を正確に識別できるようにす
る。 【解決手段】 記録媒体内のメモリに個体識別情報(シ
リアルナンバ)と1又は複数の拡張子情報(製造者識別
情報、種別情報)を記憶する。記録媒体対応装置は、こ
れらを組み合わせた値を記録媒体固有の値として、各記
録媒体の識別情報として扱う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデータスト
レージ用途などに用いるテープカセットなどであって、
特に内部にメモリを備えた記録媒体、及びそのような記
録媒体に対応する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルデータを磁気テープに記録/再
生することのできるドライブ装置として、いわゆるテー
プストリーマドライブが知られている。このようなテー
プストリーマドライブは、メディアであるテープカセッ
トのテープ長にもよるが、例えば数十〜数百ギガバイト
程度の膨大な記録容量を有することが可能であり、この
ため、コンピュータ本体のハードディスク等のメディア
に記録されたデータをバックアップするなどの用途に広
く利用されている。また、データサイズの大きい画像デ
ータ等の保存に利用する場合にも好適とされている。そ
して、上述のようなテープストリーマドライブとして、
例えば、8ミリVTRのテープカセットを記録媒体とし
て、回転ヘッドによるヘリカルスキャン方式を採用して
データの記録/再生を行うようにされたものが提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばこの
ような磁気テープカセットでは、テープ媒体のみがデー
タを記録する媒体であるため、管理上のデータやシステ
ム設定上のデータなどのデータ(ストレージ対象の主デ
ータ以外の各種データ)などについてもテープ上に記録
するようにしていた。
【0004】ところが、実際の運用上では、テープカセ
ットをローディングしていない状態などにおいてテープ
カセットのデータを読み込みたい場合が多々ある。例え
ば多数のテープカセットをマガジン形式で収納して選択
的にテープストリーマドライブに供給するようなライブ
ラリ装置(チェンジャー装置)などにおいては、搬送す
べきカセットの識別などのために何らかのデータが読み
取れることが好ましい。このために例えばカセット筐体
上にバーコードラベルを貼付し、ライブラリ装置等がバ
ーコードラベルを光学的リーダーなどにより読み取るこ
とによって識別のための情報(例えばカセットのナン
バ)などを判別できるようにすることなどが考えられて
いた。しかしながらバーコードは書換不能であり、かつ
情報量が少ないものであるため、比較的高度な処理を行
うシステムには不向きであった。
【0005】一方、上述のテープストリーマシステムで
は、カセット内に不揮発性メモリを収納したテープカセ
ットが開発されている。これは、磁気テープに対するデ
ータ記録/再生の管理情報や、そのカセットの製造情
報、使用履歴情報などを不揮発性メモリに記録しておく
ようにするものである。このようにすることで、これら
管理情報等を磁気テープ上に記録することに比べて非常
に動作効率が向上する。即ちこれらの管理情報等は、磁
気テープ上での記録再生を行う毎に読み込んで確認した
り、記録再生動作後に更新していくことが要求される
が、磁気テープ上の特定位置(例えばテープトップ)に
管理情報等が記録されている場合、記録再生動作の前後
に毎回特定位置までテープを走行させなければならな
い。またこれによってテープローディング/アンローデ
ィングなどの動作を行うテープ上の位置も規定されてし
まう。ところが不揮発性メモリに管理情報等を記録する
ようにすれば、これらの必要はなくなることになる。
【0006】この不揮発性メモリに対しては、テープス
トリーマドライブが対応するコネクタ端子を備えるよう
にしてアクセスを行うようにしている。また近年、不揮
発性メモリとともにアンテナ及び無線通信系回路をテー
プカセット内に配し、不揮発性メモリに対するアクセス
を非接触状態で実行するものも開発されている。即ちテ
ープストリーマドライブ等にも無線通信系回路を配する
ことで、テープカセットに接触していない状態で、不揮
発性メモリに対するデータの記録再生を実行できるよう
にするものである。
【0007】このような接触型もしくは非接触型のイン
ターフェース方式とされた不揮発性メモリを有するテー
プカセットを考えた場合、上記バーコードで実行したよ
うなデータ読取を、不揮発性メモリを利用して実行する
ことが考えられる。例えばライブラリ装置が多数のテー
プカセットが収納されたマガジンから特定のテープカセ
ットを選択したいときに、不揮発性メモリに対応するコ
ネクタを接触させ、もしくは不揮発性メモリに対する無
線通信により、各テープカセットの固有のデータを読み
取るようにすればよい。
【0008】ここで、例えば不揮発性メモリにシリアル
ナンバ(製造業者が各テープカセット個々に付与するナ
ンバ)を記憶させておけば、テープカセットの識別のた
めにはそのシリアルナンバを読み取るようにすればよ
い。例えばライブラリ装置はシリアルナンバにより個々
のテープカセットを特定し、目的とするテープカセット
の取り出しや収納の動作を行うことができる。
【0009】しかしながら、シリアルナンバは、製造業
者が製造した個々のテープカセットに対してそれぞれ特
定のコード体系でナンバを付与するものである。従っ
て、同一の製造業者によって製造されたテープカセット
内では、そのシリアルナンバ値が同一となることはほぼ
あり得ないが、異なる製造業者によって製造されたテー
プカセット間では、同一のシリアルナンバが付与された
テープカセットが存在してしまうことがある。このよう
なことから、シリアルナンバのみを個々のテープカセッ
トの識別情報として用いていると、ライブラリ装置など
が個々のテープカセットの認識を誤り、誤動作を発生さ
せることもある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような事情
に応じて、例えばライブラリ装置などの記録媒体対応装
置が、メモリを有するテープ記録媒体に対して、その個
体を正確に判別・認識できるようにすることを目的とす
る。さらに、より多様な情報も容易に確認できるように
する。
【0011】このために本発明の記録媒体としては、磁
気テープと、この磁気テープに対する記録又は再生を管
理するための管理情報を記憶するメモリが備えられてい
るとともに、メモリの管理情報として、記録媒体の個体
毎に付与される個体識別情報(シリアルナンバ)と、1
又は複数の拡張子情報が記録されているようにする。こ
の拡張子情報の1つは、その記録媒体の製造者を示す製
造者識別情報とされることとする。また拡張子情報の1
つは、その記録媒体における磁気テープの種別を示すテ
ープ種別識別情報とされていることとする。
【0012】本発明の記録媒体対応装置としては、記録
媒体内のメモリから管理情報の読出を行うことのできる
メモリインターフェース手段と、メモリから読み出され
る個体識別情報と1又は複数の拡張子情報を組み合わせ
たデータを、その記録媒体固有の識別情報として扱う記
録媒体認識手段とを備えるようにする。
【0013】或る製造業者が製造する記録媒体について
は、個体識別情報が重複することはない。従って記録媒
体内のメモリに拡張子情報として製造業者の識別情報と
個体識別情報が記憶されているとすると、その拡張子情
報と個体識別情報を組み合わせた情報は、その記録媒体
に固有の情報とできることになる。従って記録媒体対応
装置では、個体識別情報と1又は複数の拡張子情報を組
み合わせたデータを、その記録媒体固有の識別情報とし
て扱うことで、個々の記録媒体を正確に判別・認識する
ことができる。また、拡張子情報としてテープ種別識別
情報が含まれているとすると、記録媒体対応装置では、
個体識別情報と1又は複数の拡張子情報を組み合わせた
データを読み込むのみで、記録媒体の種別を判別できる
ことになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。実施の形態では、不揮発性メモリが設けら
れたテープカセット、このメモリ付きテープカセットに
対応してデジタルデータの記録/再生が可能とされるテ
ープドライブ装置(テープストリーマドライブ)、多数
のテープカセットを収納し選択的にテープストリーマド
ライブに装填できるライブラリ装置、及びホストコンピ
ュータ等からなるデータストレージシステムを例にあげ
る。そしてテープストリーマドライブやライブラリ装置
は、テープカセット内に設けられた不揮発メモリに対し
ては、コネクタの接触や無線データ通信により情報の書
込/読出が実行できるものである。なお、不揮発性メモ
リが非接触型とされるものについては、その不揮発性メ
モリを有するチップをリモートメモリチップと呼び、一
方接触型の不揮発性メモリについては、接触型メモリと
呼んで区別することとする。以下、テープカセットにリ
モートメモリチップ(非接触型メモリ)が配される場合
の構成について詳しく述べていき、接触型メモリを有す
るテープカセットに対応するシステムについては後にリ
モートメモリチップ対応システムとの差異を述べるもの
とする。説明は次の順序で行う。 1.テープカセットの構成 2.リモートメモリチップの構成及び記録されるデータ 3.テープストリーマドライブの構成 4.ライブラリ装置の構成 5.テープカセット認識動作 6.接触型メモリを有するテープカセットに対応するシ
ステム例
【0015】1.テープカセットの構成 先ず、本例のテープストリーマドライブやライブラリ装
置に対応するテープカセットについて図3及び図4を参
照して説明する。図3(a)は、リモートメモリチップ
が配されたテープカセットの内部構造を概念的に示すも
のである。この図に示すテープカセット1の内部にはリ
ール2A及び2Bが設けられ、このリール2A及び2B
間にテープ幅8mmの磁気テープ3が巻装される。そし
て、このテープカセット1には不揮発性メモリ及びその
制御回路系等を内蔵したリモートメモリチップ4が設け
られている。またこのリモートメモリチップ4は後述す
るテープストリーマドライブやライブラリ装置における
リモートメモリインターフェース30と無線通信により
データ伝送を行うことができるものとされ、このための
アンテナ5が設けられている。詳しくは後述するが、リ
モートメモリチップ4には、テープカセットごとの製造
情報やシリアル番号情報、テープの厚さや長さ、材質、
各パーティションごとの記録データの使用履歴等に関連
する情報、ユーザ情報等が記憶される。なお、本明細書
では上記リモートメモリチップ4に格納される各種情報
は、主として磁気テープ3に対する記録/再生の各種管
理のために用いられることから、これらを一括して『管
理情報』とも言うことにする。
【0016】このようにテープカセット筐体内に不揮発
性メモリを設け、その不揮発性メモリに管理情報を記憶
させ、またこのテープカセットに対応するテープストリ
ーマドライブでは、不揮発性メモリに対する書込/読出
のためのインターフェースを備えるようにし、不揮発性
メモリに対して磁気テープに対するデータ記録再生に関
する管理情報の読出や書込を行うことで、磁気テープ3
に対する記録再生動作を効率的に行うことができる。例
えばローディング/アンローディングの際に磁気テープ
を例えばテープトップまで巻き戻す必要はなく、即ち途
中の位置でも、ローディング、及びアンローディング可
能とすることができる。またデータの編集なども不揮発
性メモリ上での管理情報の書換で実行できる。さらにテ
ープ上でより多数のパーティションを設定し、かつ適切
に管理することも容易となる。
【0017】また図3(b)は、接触型メモリ104
(不揮発性メモリ)が内蔵されたテープカセット1を示
している。この場合、接触型メモリ104のモジュール
からは5個の端子105A、105B、105C、10
5D、105Eが導出され、それぞれ電源端子、データ
入力端子、クロック入力端子、アース端子、予備端子等
として構成されている。この接触型メモリ104内のデ
ータとしては、上記リモートメモリチップ4と同様の管
理情報が記憶される。
【0018】図4は、図3(a)又は(b)のテープカ
セット1の外観例を示すものとされ、筺体全体は上側ケ
ース6a、下側ケース6b、及びガードパネル8からな
り、通常の8ミリVTRに用いられるテープカセットの
構成と基本的には同様となっている。
【0019】このテープカセット1の側面のラベル面9
の近傍には、端子部106が設けられている。これは図
3(b)の接触型メモリ104を内蔵したタイプのテー
プカセットにおいて電極端子が配される部位とされるも
ので、端子ピン106A、106B、106C、106
D、106Eが設けられている。そしてこれら端子ピン
が、上記図3(b)2に示した各端子105A、105
B、105C、105D、105Eとそれぞれ接続され
ている。すなわち、接触型メモリ104を有するテープ
カセット1は、図16以降で説明するテープストリーマ
ドライブ10Aやライブラリ装置50Aとの間で、上記
端子ピン106A、106B、106C、106D、1
06Eを介して物理的に接触してデータ信号等の相互伝
送が行われるものとされる。
【0020】一方、図3(a)のように非接触のリモー
トメモリチップ4を内蔵するタイプでは、当然ながら端
子ピンは不要となる。しかしながら外観形状としては図
4のようになり、つまり装置に対するテープカセット形
状の互換性を保つためにダミーの端子部106が設けら
れている。
【0021】図4に示すようにテープカセット1の筐体
両側面部には、凹部7が形成されている。これは例えば
後述するライブラリ装置50が搬送時にテープカセット
を保持する部位とされる。
【0022】2.リモートメモリチップの構成及び記録
されるデータ リモートメモリチップ4の内部構成を図5に示す。例え
ばリモートメモリチップ4は半導体ICとして図5に示
すようにパワー回路4a、RF処理部4b、コントロー
ラ4c、EEP−ROM4dを有するものとされる。そ
して例えばこのようなリモートメモリチップ4がテープ
カセット1の内部に固定されたプリント基板上にマウン
トとされ、プリント基板上の銅箔部分でアンテナ5を形
成する。
【0023】このリモートメモリチップ4は非接触にて
外部から電力供給を受ける構成とされる。後述するテー
プストリーマドライブ10やライブラリ装置50との間
の通信は、例えば13MHz帯の搬送波を用いるが、テ
ープストリーマドライブ10やライブラリ装置50から
の電波をアンテナ5で受信することで、パワー回路4a
が13MHz帯の搬送波を直流電力に変換する。そして
その直流電力を動作電源としてRF処理部4b、コント
ローラ4c、EEP−ROM4dに供給する。
【0024】RF処理部4bは受信された情報の復調及
び送信する情報の変調を行う。コントローラ4cはRF
処理部4bからの受信信号のデコード、及びデコードさ
れた情報(コマンド)に応じた処理、例えばEEP−R
OM4dに対する書込・読出処理などを実行制御する。
即ちリモートメモリチップ4はテープストリーマドライ
ブ10やライブラリ装置50からの電波が受信されるこ
とでパワーオン状態となり、コントローラ4cが搬送波
に重畳されたコマンドによって指示された処理を実行し
て不揮発性メモリであるEEP−ROM4dのデータを
管理する。
【0025】各テープカセット1のEEP−ROM4d
に記憶される管理情報内容(コンテンツ)の例を図6に
示す。なお(1)〜(33)は説明の便宜上付した数値
であり、これがEEP−ROM4d内のデータ配置フォ
ーマット等に対応するものではない。また、ここに一覧
で示したコンテンツは一例であり、ここに例示していな
いコンテンツが記憶される場合もある。各コンテンツに
ついて簡単に説明していく。
【0026】(1)メモリー形式 テープカセット1内に配されるメモリが接触式か非接触
式かなどの種別を示すものとなる。本例のリモートメモ
リチップ4では非接触式を示す値が記憶される。 (2)制御フラグ 工場出荷時の各種ステータスが記述される。
【0027】(3)製造業者識別子 そのテープカセット1の製造業者のコードナンバが記述
される。例えば図7(a)のように製造メーカーに応じ
た1バイトのコード値(アスキーコード)が設定され、
それが記憶されることになる。
【0028】(4)二次識別子 テープの属性情報が記述される。即ちテープカセット1
のタイプ情報である。例えば図7(b)のようにテープ
カセット1のタイプに応じてそれぞれ1バイトのコード
値(アスキーコード)が設定される。この図7(b)の
二次識別子(アスキーコードの1,2,3,4,W,
X,Y,Z)の例では、4種類のテープ長の種別が表現
される。即ち「1」又は「Z」は磁気テープ3が15m
テープであることを示し、同様に「2」又は「Y」は7
0mテープ、「3」又は「X」は170mテープ、
「4」又は「W」は230mテープを、それぞれあらわ
すものとなる。なお、1,2,3,4と、W,X,Y,
Zの違いはシリアルナンバの桁数が6桁以内か7桁以上
かによるものとなる。なお、ここでは4種類のテープ長
の種別しか示していないが、他のアスキーコードを所定
のテープ長に対応させて定義することももちろん可能で
ある。
【0029】(5)シリアル番号(シリアルナンバ) 32文字(32バイト)で構成されるリモートメモリチ
ップの固有番号である。製造業者が個々のテープカセッ
ト1につきそれぞれ独自のコードが割り当てられる。付
与するシリアルナンバのナンバリング規則やコード体系
等は各製造業者が任意に決めるものである。 (6)シリアル番号のCRCコード 上記32バイトのシリアル番号に対して2バイトのCR
Cが記録される。
【0030】なお、この(3)〜(6)の製造業者識別
子、二次識別子、シリアル番号、シリアル番号のCRC
コードとしての合計36バイトの情報は、出荷時に記述
されるデータとしてテープカセット個体毎に固有の情報
となるもの。後述するようにライブラリ装置50等は、
シリアルナンバに加えて製造業者識別子、二次識別子を
それぞれ第1、第2の拡張子情報として扱い、個々のテ
ープカセットに対する適切な識別を行うことができるよ
うにしている。
【0031】(7)メモリー製造年月日 (8)メモリー製造ライン名称 (9)メモリー製造工場名称 (10)メモリー製造業者名称 (11)メモリーの型名 (12)カセット製造ライン名称 (13)カセット製造年月日 (14)カセット製造工場名称 (15)カセット製造業者名称 (16)カセット名称 以上、それぞれのコンテンツに相当するデータが記述さ
れる。
【0032】(17)OEM顧客名 OEM顧客名が記述されるが、一般向けの時は「GEN
ERIC」と記述される。 (18)テープの特性仕様情報 磁気テープ3のテープ厚、長さ、電気的特性、磁性特性
などが記述される。 (19)最大通信速度 メモリの情報転送レートが記述される。 (20)ブロックサイズ たとえば「16バイト」等、メモリのブロックサイズが
記録される。 (21)メモリー容量 たとえば「8KByte」等、メモリ容量が記述され
る。
【0033】(22)読み出し専用領域の開始アドレス たとえば0000h。 (23)読み出し専用領域の終了アドレス たとえば00FFh。 これらによってメモリ内の読出専用領域が規定される。
【0034】(24)各種ポインター メモリ上の各種データタイプへのポインター。リスト構
造のデータタイプについてはそのルートになる。 (25)メモリ管理情報 メモリに関する管理情報が記録される。
【0035】(26)ボリューム属性 磁気テープ3の書き込み禁止、読み出し禁止、処理継続
中、などの情報が記述される。 (27)ボリューム情報 磁気テープ3のパーティション数や初期化回数などボリ
ューム履歴にかかわる情報が記述される。 (28)ボリューム使用履歴情報 磁気テープ3上の各パーティションの使用履歴を精算し
カセット全体の使用履歴とした情報。これにはテープの
ローディング回数のみならずカセットのローディング回
数などボリュームにかかわる固有情報が含まれる。
【0036】(29)高速サーチ支援マップ情報 磁気テープ3からリアルタイムにID情報を得ることな
しにリールモーターの性能を最大限に利用した高速サー
チ機能を実現するために必要なデータマップ情報。その
高速サーチ機能は次のような動作となる。例えば磁気テ
ープ3上にデータを記録している過程で、テープ走行1
0m毎に論理的な位置情報を高速サーチ支援マップへ書
き込む。そして磁気テープ3上のしかるべきファイル位
置をサーチして探しに行く際には、まずこのマップを確
認して最も近傍でかつ手前の10m単位位置を十分なマ
ージンを含んで選択する。テープ厚とリール径は分かっ
ているため、割り出した位置までリールFGのパルスを
勘定する事でテープのIDを全く読まずにテープを送る
ことができる。つまり磁気テープからのID読出が不能
となる高速でテープ走行できる。このような高速走行で
割り出した位置まで到達したら、そこで磁気テープ3か
らIDデータを読める速度まで減速して、通常の高速サ
ーチをやって最終的にホストコンピュータから指示され
たファイル位置をサーチする。
【0037】(30)アンロード位置情報 メモリ(リモートメモリチップ)を利用することによ
り、磁気テープの先頭から昇べき順に番号付けしたマル
チパーティションを効率的に管理できる。マルチパーテ
ィション仕様では、各パーティションに単位でロード/
アンロードを行うことができるが、任意のパーティショ
ンにてアンロードする場合、次回ローディングした際に
前回アンロードした場所に再びロードされたのかどうか
を確認する必要がある。その為にアンロードした位置の
情報をメモリーに記憶しておく。こうすることにより誤
って別の場所へロードされたとしてもそれを検出し、予
期せぬ位置への書き込みや、予期せぬ位置からの読み出
しを未然に防ぐことができる。
【0038】(31)ユーザーフリー領域 ユーザーがホストインターフェース(SCSI)経由お
よびシリアルインターフェースにて自由に読み書きでき
るメモリー領域。シリアルインタフェースはドライブ装
置に備わるインターフェースでありメンテナンスおよび
ライブラリのコントローラーが利用するインターフェー
スである。 (32)予約領域 将来拡張のためのメモリー空き領域。
【0039】例えば以上のような各種管理情報がリモー
トメモリチップ4内に記憶される。なお、上述した接触
型メモリを有するテープカセットの場合でも、その接触
型メモリにはこの図6と同様の管理情報が記憶されるこ
とになる。
【0040】3.テープストリーマドライブの構成 次に図1により、リモートメモリチップ4を搭載したテ
ープカセット1に対応するテープストリーマドライブ1
0の構成について説明する。このテープストリーマドラ
イブ10は、上記テープカセット1の磁気テープ3に対
して、ヘリカルスキャン方式により記録/再生を行うよ
うにされている。この図において回転ドラム11には、
例えば2つの記録ヘッド12A、12B及び3つの再生
ヘッド13A、13B、13Cが設けられる。記録ヘッ
ド12A、12Bは互いにアジマス角の異なる2つのギ
ャップが究めて近接して配置される構造となっている。
再生ヘッド13A、13B、13Bもそれぞれ所定のア
ジマス角とされる。
【0041】回転ドラム11はドラムモータ14Aによ
り回転されると共に、テープカセット1から引き出され
た磁気テープ3が巻き付けられる。また、磁気テープ3
は、キャプスタンモータ14B及び図示しないピンチロ
ーラにより送られる。また磁気テープ3は上述したよう
にリール2A,2Bに巻装されているが、リール2A,
2Bはそれぞれリールモータ14C、14Dによりそれ
ぞれ順方向及び逆方向に回転される。
【0042】ドラムモータ14A、キャプスタンモータ
14B、リールモータ14C、14Dはそれぞれメカド
ライバ17からの電力印加により回転駆動される。メカ
ドライバ17はサーボコントローラ16からの制御に基
づいて各モータを駆動する。サーボコントローラ16は
各モータの回転速度制御を行って通常の記録再生時の走
行や高速再生時のテープ走行、早送り、巻き戻し時のテ
ープ走行などを実行させる。なおEEP−ROM18に
はサーボコントローラ16が各モータのサーボ制御に用
いる定数等が格納されている。サーボコントローラ16
はインターフェースコントローラ/ECCフォーマター
22(以下、IF/ECCコントローラという)を介し
てシステム全体の制御処理を実行するシステムコントロ
ーラ15と双方向に接続されている。
【0043】このテープストリーマドライブ10におい
ては、データの入出力にSCSIインターフェイス20
が用いられている。例えばデータ記録時にはホストコン
ピュータ40から、固定長のレコード(record)
という伝送データ単位によりSCSIインターフェイス
20を介して逐次データが入力され、圧縮/伸長回路2
1に供給される。なお、このようなテープストリーマド
ライブシステムにおいては、可変長のデータの集合単位
によってホストコンピュータ40よりデータが伝送され
るモードも存在する。
【0044】圧縮/伸長回路21では、入力されたデー
タについて必要があれば、所定方式によって圧縮処理を
施すようにされる。圧縮方式の一例として、例えばLZ
符号による圧縮方式を採用するのであれば、この方式で
は過去に処理した文字列に対して専用のコードが割り与
えられて辞書の形で格納される。そして、以降に入力さ
れる文字列と辞書の内容とが比較されて、入力データの
文字列が辞書のコードと一致すればこの文字列データを
辞書のコードに置き換えるようにしていく。辞書と一致
しなかった入力文字列のデータは逐次新たなコードが与
えられて辞書に登録されていく。このようにして入力文
字列のデータを辞書に登録し、文字列データを辞書のコ
ードに置き換えていくことによりデータ圧縮が行われる
ようにされる。
【0045】圧縮/伸長回路21の出力は、IF/EC
Cコントローラ22に供給されるが、IF/ECCコン
トローラ22においてはその制御動作によって圧縮/伸
長回路21の出力をバッファメモリ23に一旦蓄積す
る。このバッファメモリ23に蓄積されたデータはIF
/ECCコントローラ22の制御によって、最終的にグ
ループ(Group)という磁気テープの40トラック
分に相当する固定長の単位としてデータを扱うようにさ
れ、このデータに対してECCフォーマット処理が行わ
れる。
【0046】ECCフォーマット処理としては、記録デ
ータについて誤り訂正コードを付加すると共に、磁気記
録に適合するようにデータについて変調処理を行ってR
F処理部19に供給する。RF処理部19では供給され
た記録データに対して増幅、記録イコライジング等の処
理を施して記録信号を生成し、記録ヘッド12A、12
Bに供給する。これにより記録ヘッド12A、12Bか
ら磁気テープ3に対するデータの記録が行われることに
なる。
【0047】また、データ再生動作について簡単に説明
すると、磁気テープ3の記録データが再生ヘッド13
A、13BによりRF再生信号として読み出され、その
再生出力はRF処理部19で再生イコライジング、再生
クロック生成、2値化、デコード(例えばビタビ復号)
などが行われる。このようにして読み出された信号はI
F/ECCコントローラ22に供給されて、まず誤り訂
正処理等が施される。そしてバッファメモリ23に一時
蓄積され、所定の時点で読み出されて圧縮/伸長回路2
1に供給される。圧縮/伸長回路21では、システムコ
ントローラ15の判断に基づいて、記録時に圧縮/伸長
回路21により圧縮が施されたデータであればここでデ
ータ伸長処理を行い、非圧縮データであればデータ伸長
処理を行わずにそのままパスして出力される。圧縮/伸
長回路21の出力データはSCSIインターフェイス2
0を介して再生データとしてホストコンピュータ25に
出力される。
【0048】また、この図にはテープカセット1内のリ
モートメモリチップ4が示されている。このリモートメ
モリチップ4に対しては、テープカセット1本体がテー
プストリーマドライブに装填されることで、リモートメ
モリインターフェース30を介して非接触状態でシステ
ムコントローラ15とデータの入出力が可能な状態とな
る。リモートメモリインターフェース30としてはデー
タインターフェース31、RFインターフェース32、
アンテナ33が設けられる。
【0049】このリモートメモリインターフェース30
の構成を図2に示す。データインターフェース31は、
システムコントローラ15との間のデータのやりとりを
行う。後述するように、リモートメモリチップ4に対す
るデータ転送は、機器側からのコマンドとそれに対応す
るリモートメモリチップ4からのアクナレッジという形
態で行われるが、システムコントローラ15がリモート
メモリチップ4にコマンドを発行する際には、データイ
ンターフェース31がコマンドデータを受け取り、RF
インターフェース32に供給する。またデータインター
フェース31はRFインターフェース32に対して搬送
波周波数CR(13MHz)を供給する。
【0050】RFインターフェース32には図2に示す
ようにコマンド(送信データ)WSを振幅変調(100
KHz)して搬送波周波数CRに重畳するとともに、そ
の変調信号を増幅してアンテナ33に印加するRF変調
/増幅回路32aが形成されている。このRF変調/増
幅回路32aにより、コマンドデータがアンテナ33か
らテープカセット1内のアンテナ5に対して無線送信さ
れる。テープカセット1側では、図5で説明した構成に
より、コマンドデータをアンテナ5で受信することでパ
ワーオン状態となり、コマンドで指示された内容に応じ
てコントローラ4cが動作を行う。例えば書込コマンド
とともに送信されてきたデータをEEP−ROM4dに
書き込む。
【0051】また、このようにリモートメモリインター
フェース30からコマンドが発せられた際には、リモー
トメモリチップ4はそれに対応したアクナレッジを発す
ることになる。即ちリモートメモリチップ4のコントロ
ーラ4cはアクナレッジとしてのデータをRF4bで変
調・増幅させ、アンテナ5から送信出力する。このよう
なアクナレッジが送信されてアンテナ33で受信された
場合は、その受信信号はRFインターフェース32の整
流回路32bで整流された後、コンパレータ32cでデ
ータとして復調される。そしてデータインターフェース
31からシステムコントローラ15に供給される。例え
ばシステムコントローラ15からリモートメモリチップ
4に対して読出コマンドを発した場合は、リモートメモ
リチップ4はそれに応じたアクナレッジとしてのコード
とともにEEP−ROM4dから読み出したデータを送
信してくる。するとそのアクナレッジコード及び読み出
したデータが、リモートメモリインターフェース30で
受信復調され、システムコントローラ15に供給され
る。
【0052】以上のようにテープストリーマドライブ1
0は、リモートメモリインターフェース30を有するこ
とで、テープカセット1内のリモートメモリチップ4に
対してアクセスできることになる。なお、このような非
接触でのデータ交換は、データを13MHz帯の搬送波
に100KHzの振幅変調で重畳するが、元のデータは
パケット化されたデータとなる。即ちコマンドやアクナ
レッジとしてのデータに対してヘッダやパリティ、その
他必要な情報を付加してパケット化を行い、そのパケッ
トをコード変換してから変調することで、安定したRF
信号として送受信できるようにしている。なお、このよ
うな非接触インターフェースを実現する技術は本出願人
が先に出願し特許登録された技術として紹介されている
(特許第2550931号)。
【0053】S−RAM24,フラッシュROM25
は、システムコントローラ15が各種処理に用いるデー
タが記憶される。例えばフラッシュROM25には制御
に用いる定数等が記憶される。またS−RAM24はワ
ークメモリとして用いられたり、リモートメモリチップ
4から読み出されたデータ、リモートメモリチップ4に
書き込むデータ、テープカセット単位で設定されるモー
ドデータ、各種フラグデータなどの記憶や演算処理など
に用いるメモリとされる。なお、S−RAM24,フラ
ッシュROM25は、システムコントローラ15を構成
するマイクロコンピュータの内部メモリとして構成して
もよく、またバッファメモリ23の領域の一部をワーク
メモリ24として用いる構成としてもよい。
【0054】テープストリーマドライブ10とホストコ
ンピュータ25間は上記のようにSCSIインターフェ
ース20を用いて情報の相互伝送が行われるが、システ
ムコントローラ15に対してはホストコンピュータ40
がSCSIコマンドを用いて各種の通信を行うことにな
る。
【0055】4.ライブラリ装置の構成 続いてライブラリ装置50について説明していく。図9
はライブラリ装置50の外筐ボックスの外観、図8は外
筐ボックス内に配されるライブラリ装置50としての機
構を示している。まず図8でライブラリ装置50として
の機構を説明する。
【0056】図示するようにライブラリ装置50として
は、コントローラボックス53上に、例えば15巻程度
のテープカセット1を収納できるマガジン52が、例え
ば4単位取り付けられたカルーセル51が回転可能に配
置されている。カルーセル51の回転によりマガジン5
2が選択される。またマガジン52に対してテープカセ
ット1の収納/取出を行うハンドユニット60がZ軸5
4にそって上下方向(Z方向)に移動可能に設けられ
る。即ちZ軸54にがギア溝が形成されており、またハ
ンドユニット60は軸受部62がギア溝に係合した状態
となっていることにより、Zモータ73によりZ軸54
が回転されることで、ハンドユニット60が上下に移動
される。
【0057】ハンドユニット60は、基台61に対して
ハンドテーブル63がY方向に移動可能に取り付けられ
ており、またハンドテーブル63の先端には一対のハン
ド64が形成されている。この一対のハンド64はX方
向に開閉することでテープカセット1を保持したり離し
たりすることができる。さらにカルーセル51の下部に
は、複数台のテープストリーマドライブ10が配置され
る。各テープストリーマドライブ10は上述した図1の
構成を持つものである。
【0058】このような機構により、ハンドユニットは
カルーセル51上の所望のマガジン51からテープカセ
ット1を取り出し、所望のテープストリーマドライブ1
0に搬送して装填させることができる。また逆に或るテ
ープストリーマドライブ10から取り出したテープカセ
ット1を所望のマガジンの所望の位置に収納することが
できる。
【0059】この機構を収納する外筐ボックスは、図9
に示すように、前面のほぼ全体が前とびら55とされ、
とっ手58により開閉することができる。またカギ59
により前とびら55を施錠することができる。さらに前
とびら55には透明パネル55aとしての部位が設けら
れ、内部を視認できるようにされている。前とびら55
の上部側には操作パネル57やポスト56が形成され
る。ポスト56は前とびら55を閉めたままテープカセ
ット1の追加や取り出しを行うために形成されており、
図8には示していないが、ポスト56から挿入されたテ
ープカセット1は、ハンドユニット60によってマガジ
ン52内の所要の位置へ搬送することができるようにさ
れている。またハンドユニット60は搬送しているテー
プカセット1をポスト56から排出することも可能とさ
れる。
【0060】操作パネル57には、ユーザーが操作する
ための各種キーが配されている。この操作パネル57の
キー操作情報は後述するライブラリコントローラ80に
入力され、ライブラリコントローラ80の制御によって
操作に応じた動作が実行される。この操作パネル57に
よるユーザーの操作としては、ポスト56からのテープ
カセット1の挿入/排出や、ライブラリ装置50の調整
動作の指示等となる。
【0061】マガジン52の構造を図10に示す。各マ
ガジン52は、それぞれ15単位程度の収納部52aが
形成されており、各収納部52aにテープカセット1を
収納できる。収納部52aは、テープカセット1を入れ
やすく、しかもカルーセル51の回転の際などにテープ
カセット1が脱落しないように或る程度抑える力がある
ようにサイズが設定されている。しかもハンド64によ
って取り出しやすいものとされる。例えば各収納部52
aの高さサイズaは、テープカセット1の厚みが約15
mmであることからa=16mm程度とされる。また収
納部52aの仕切りサイズbは、なるべく薄くして多数
の収納部52aを形成できるようにすることと、或る程
度厚みを持って強度を稼ぐことを勘案して、例えばb=
3mm程度とされる。
【0062】またテープカセット1が収納部52aに収
納された状態においては、テープカセット1の背面側が
多少突出した状態となるように奥行サイズを設定してい
る。即ち図11には平面方向にみたマガジン52内のテ
ープカセット1を示しているが、図中dの部分としてテ
ープカセット1の背面側が突出した状態で収納されるよ
うにする。このとき例えばd=20mm程度とする。こ
のようにすることで、テープカセット1の両側面の凹部
7,7に対してハンド64の先端が容易にはまり込むこ
とができる。
【0063】図11、図12、図13でハンドユニット
60の構造及び動作を説明する。図11はハンドユニッ
ト60が或るテープカセット1に相対した位置で離れて
いる状態、図12はハンドユニット60がテープカセッ
ト1を握持している状態を示し、また図13は図12の
状態を側面方向から見た状態を示している。
【0064】ハンドユニット60は上述したように基台
61に対してハンドテーブル63が移動可能に取り付け
られ、さらにハンドテーブル63にハンド64、64が
取り付けられるものとなる。まず基台61に設けられた
軸受部62がZ軸54と係合した状態で、ハンドユニッ
ト60の全体がZ軸54によって保持されることで、Z
軸54の回転によりハンドユニット60は上下方向に移
動し、その時点でマガジン52の或る収納部52a、も
しくは或るテープストリーマドライブ10に対向する位
置に位置決めされる。なお軸受部62は、前とびら55
の方向から見てマガジン52よりずれた位置に形成され
ることで、前とびら55を開けてマガジン52にテープ
カセット1を収納したり取り出したりする際に、Z軸5
4がじゃまにならないようにされている。
【0065】ハンドテーブル63は基台61上のガイド
レール68に沿って移動可能とされる。即ちギア溝を有
するY軸71がハンドテーブル63に係合しており、Y
モータ69によってY軸71が正逆回転されることで、
ハンドテーブル63がマガジン52に接近する方向及び
離れていく方向に移動される。
【0066】ハンドテーブル63には、それぞれ支持軸
67を回動支点とする一対のハンド64、64が取り付
けられている。各ハンドは後端部側がプランジャ65に
よって牽引される状態とされているとともに、先端部に
近い位置がハンドテーブル63からスプリング66によ
って引っ張られる状態となる。従って、プランジャ65
がオフとされている期間は、図12のようにスプリング
66の付勢によって両ハンド64が閉じる状態とされて
おり、プランジャ65がオンとされハンド後端部が牽引
されることで、図11の状態、即ち両ハンド64がスプ
リング66の付勢に逆らって開いた状態となる。
【0067】マガジン52から或るテープカセット1を
取り出す動作を実行する際には、まずZ軸54が駆動さ
れることで、ハンドユニット60が、その目的とするテ
ープカセット1が収納されている収納部52aの高さ位
置まで移動される。続いてプランジャ65によって図1
1のように両ハンド64、64が開いた状態とされ、そ
の状態でYモータ69によりハンドテーブル63がマガ
ジン52に接近する方向に移動されていく。図12の状
態までハンドテーブル63が移動されたら、その時点で
プランジャ65がオフとされ、従って両ハンド64はス
プリング66の付勢によって閉じる方向に移動する。こ
れによって図12に示すようにハンド64、64がテー
プカセット1の両側部(凹部7)を掴む状態となる。そ
してその状態のままYモータ69によりハンドユニット
64がマガジン52から離れていく方向に移動されるこ
とで、テープカセット1が取り出される。取り出された
テープカセット1は、ハンドユニット60によって所定
のテープストリーマドライブ10や、或いはポスト5
6、或いはマガジンの他の収納部52a等に搬送され
る。マガジン52にテープカセット1を収納する際に
は、以上の逆の手順の動作が行われることになる。
【0068】ところで、上述したようにテープカセット
1内部には、リモートメモリチップ4が搭載されている
が、このライブラリ装置50も、テープストリーマドラ
イブ10と同様にそのリモートメモリチップ4に対する
アクセスを行うことができる。このために図11、図1
2、図13に示すようにハンドテーブル63にはリモー
トメモリドライブボックス70が配置され、ここにはリ
モートメモリインターフェース30としての回路部(図
1におけるリモートメモリインターフェース30と同様
の回路部)が内蔵される。そしてテープカセット1の背
面であってリモートメモリチップ4の配された位置に対
向する位置にアンテナ33が設けられている。
【0069】例えば図12の状態では、アンテナ33と
テープカセット1内のリモートメモリチップ4はかなり
近接ずる状態となり、この状態においてリモートメモリ
チップ4に対して無線通信によるアクセスを実行するこ
とができる。また図11の状態ではアンテナ33とリモ
ートメモリチップ4が距離e程度離れた状態となるが、
距離eが数センチ程度ならアクセス可能である。
【0070】なお図11、図12、図13には基台61
の下部にバーコードリーダー72を設けた状態を示して
いる。例えばこのようにバーコードリーダー72を設け
ることで、バーコードラベルが貼付されたテープカセッ
ト1が収納されていた場合に、そのバーコード情報を読
み取れることになる。なお、バーコードリーダー72を
設ける場合に、そのバーコードリーダー72の配置位置
とアンテナ33の配置位置関係は特に限定されるもので
はなく、例えばハンドテーブル上にバーコードリーダー
72を配置してもよい。
【0071】以上のような機構を持つライブラリ装置5
0の内部構成を図14に示す。ライブラリコントローラ
80はライブラリ装置50の全体を制御する部位とされ
る。そしてライブラリコントローラ80はSCSIイン
ターフェース87を介して、テープストリーマドライブ
10やホストコンピュータ40と通信可能とされる。従
ってホストコンピュータ40からのSCSIコマンドに
従って、マガジン52、テープストリーマドライブ1
0、ポスト56の間でのテープカセット1の搬送や、収
納されているテープカセット1に対する管理動作(例え
ばテープカセット1内のリモートメモリチップ4に対す
るアクセス)を実行する。メモリ81はライブラリコン
トローラ80が処理に用いるワークメモリとなる。また
上述したように操作パネル57からの操作情報はライブ
ラリコントローラ80に供給され、ライブラリコントロ
ーラ80は操作に応じた必要な動作制御を実行する。ま
たHDD(ハードディスクドライブ)88が設けられ、
ライブラリコントローラ80は必要な情報をHDD88
に書き込んで保存したり、読み出して各種制御に利用で
きる。
【0072】カルーセルコントローラ83は、ライブラ
リコントローラ83の指示に応じて回転制御モータ84
を駆動し、カルーセル51を回転させる動作を行う。つ
まりハンドユニット64に対向させるマガジン52の選
択動作を実行させる。カルーセル位置センサ85は、カ
ルーセル51の回転位置、つまりどのマガジン52が選
択(ハンドユニット64に対向)されている状態である
かを検出する。カルーセルコントローラ83はカルーセ
ル位置センサ85からの情報を取り込みながらカルーセ
ル51を回転駆動することで、目的のマガジン52が選
択されるようにする。
【0073】ハンドユニットコントローラ82は、ライ
ブラリコントローラ80の指示に基づいてハンドユニッ
ト60を駆動する。即ち、Zモータ73を駆動してハン
ドユニット60をZ方向に移動させる。このときハンド
ユニット60のZ方向の位置はハンド位置検出部86に
よって検出されるため、ハンドユニットコントローラ8
2は、ハンド位置検出部86からの位置検出情報を確認
しながらZモータ73を駆動することで、ハンドユニッ
ト60を、ライブラリコントローラ80に指示された所
定の高さ位置に位置決めすることができる。またハンド
ユニットコントローラ82は、Yモータ69及びプラン
ジャ65をそれぞれ所定タイミングで駆動することで、
上述したようなハンド64によるテープカセット1の取
り出し、収納動作を実行させる。
【0074】上記したようにハンドユニット60に設け
られるリモートメモリドライブボックス70には、リモ
ートメモリインターフェース30としての回路部が収納
されている。このリモートメモリインターフェース30
は、上記図1で説明したテープストリーマドライブ1内
のリモートメモリインターフェース30と同様に、デー
タインターフェース31、RFインターフェース32、
及びアンテナ33からなるもので、図2のような構成を
持つものである。このリモートメモリインターフェース
30はライブラリコントローラ80に接続される。従っ
て、図2の説明からわかるように、このリモートメモリ
インターフェース30を介することでライブラリコント
ローラ80は、マガジン52内でアンテナ33に接近し
ているテープカセット1、もしくはハンドユニット60
が保持しているテープカセット1内のリモートメモリチ
ップ4に対してコマンドを発して書込/読出アクセスを
行うことができる。もちろんこの場合も、アクセスはラ
イブラリコントローラ80側からのコマンドと、リモー
トメモリチップ4からのアクナレッジにより成立するも
のとされる。
【0075】なお図示していないが、上述のようにバー
コードリーダー72を設ける場合には、バーコードリー
ダー72の駆動回路系が設けられるとともに、読み取ら
れた情報がライブラリコントローラ80に供給される構
成をとる。
【0076】5.テープカセット認識動作 以上のようなライブラリ装置50や、上述したテープス
トリーマドライブ10によれば、テープカセット1内の
リモートメモリチップ4に対してアクセスを行うことが
できる。そして上述したようにリモートメモリチップ4
はアクセスの際の受信電波から電源を生成して電源オン
となるものである。
【0077】ここで、ライブラリ装置50における、収
納されているテープカセット個々の認識動作について説
明する。上述したように、テープカセット1内のリモー
トメモリチップ4には、同一製造業者内でのテープカセ
ットについての固有の情報としてシリアルナンバが記憶
されているとともに、製造業者識別子、二次識別子が記
憶されている。従って少なくともシリアルナンバと製造
業者識別子を組み合わせたコード値は、テープカセット
1の製造業者に関わらず、個々のテープカセット1につ
いての固有のナンバとなる(同一ナンバとなるテープカ
セットは存在しない)。さらに、二次識別子を組み合わ
せたナンバは、テープカセット1に固有のナンバとなる
とともに、収納されている磁気テープの長さの種別を識
別できるナンバとなる。
【0078】そこでライブラリ装置50は、マガジン5
2に収納されている各テープカセット1のリモートメモ
リチップ4と通信を行って、シリアルナンバ(及びCR
C)、製造業者識別子、二次識別子としての36バイト
のデータ(又は、CRCを含まない34バイトのデー
タ;以下、この36バイトもしくは34バイトをカセッ
ト識別情報という)を取り込む。そして個々のカセット
の収納位置とカセット識別情報を対応させてメモリ81
もしくはHDD88に、テーブル情報として記憶する。
【0079】例えば図15のような管理テーブルをメモ
リ81もしくはHDD88に生成する。即ち各テープカ
セット1について、カセット識別情報としてシリアルナ
ンバS(S1、S2・・・)、製造業者識別子KM(K
M1、KM2・・・)、二次識別子KS(KS1、KS
2・・・)を並べたコード値を生成して記憶するととも
に、それに対応させて収納位置としてZ軸値(Z)とマ
ガジンナンバ(MNO)を記憶する。Z軸値とは、或る
マガジン52内での収納位置ナンバであり、マガジンナ
ンバとは、カルーセル51で選択される4つのマガジン
52のそれぞれに付与されたナンバである。なお図示す
るように、さらに対応させて、リモートメモリチップ4
から必要な管理情報を読み出して記憶するようにしても
よい。
【0080】ライブラリ装置50は、収納された個々の
テープカセット1に対してリモートメモリチップ4との
通信を行うことで、このような管理テーブルを生成する
ことができ、そしてこの管理テーブルは、テープカセッ
ト固有となるカセット識別情報で各テープカセットを認
識できるとともに、それぞれの収納位置を管理できる。
【0081】従って、個々の記録媒体をカセット識別情
報により正確に判別/認識することができ、これにより
個々の記録媒体に対して容易に正確な動作制御が可能と
なる。例えばテープストリーマドライブ10への搬送す
べきテープカセットの選別や、選択されたテープカセッ
トのマガジン52からの取り出し/搬送、さらにはテー
プストリーマドライブ10からイジェクトされたテープ
カセットの所定位置への収納などが、管理テーブルを参
照しながら実行することで容易かつ正確に実行できる。
特にカセット識別情報が同一ナンバとなるテープカセッ
トは存在しないため、マガジン52から間違ったテープ
カセットを取り出すようなことも生じない。
【0082】さらに、カセット識別情報には磁気テープ
の長さの種別を示すコード部分が存在することになるた
め、磁気テープの長さ(記録容量)に応じて適切なテー
プカセット1を選択してテープストリーマドライブ10
に提供したりすることも可能となり、或いは各テープカ
セット1の残りの記録可能容量の計算の際にも、全体量
(テープ長)がわかっていることになるため、その計算
が非常に容易となる。例えばテープストリーマドライブ
10にテープ長の情報を提供することで、テープストリ
ーマドライブ10は磁気テープを走行させてテープ長の
検出等を行わなくとも、残り容量を算出できるようにな
る。
【0083】さらにカセット識別情報に製造業者を表す
コード部分が存在することは、ライブラリ装置50やテ
ープストリーマドライブ10は、そのカセット識別情報
からテープカセットの製造元を認識できる。
【0084】なお、上記二次識別子はテープ長の種別を
表すコードとしたが、もちろんテープ厚やテープカセッ
トのバージョンナンバなどの他の種別をも表すコードと
し、それがカセット識別情報の1部分となるようにして
もよく、その場合、テープカセット1の対応装置である
ライブラリ装置50やテープストリーマドライブ10
は、各テープカセット1についてのより多様な情報をカ
セット識別子を参照するのみで判別できることになる。
【0085】また、ライブラリ装置50のように管理テ
ーブルを生成しないテープストリーマドライブ10側で
も、装填されたテープカセット1について、シリアルナ
ンバ、製造業者識別子、二次識別子を組み合わせてカセ
ット識別情報を生成し、管理しておくことで、各テープ
カセット1の状況を適切に把握できる。例えばテープカ
セット1に対するドライブ動作が実行される毎に、カセ
ット識別情報に対応させてその動作履歴(動作日時、動
作内容、記録再生を行ったデータのファイル名、使用ア
プリケーション名等)を保存しておくようにすること
で、より高度な処理が可能となるとともに、カセット識
別情報は重複しないため、個々のテープカセット1につ
いて正確な履歴データを構築できる。もちろんこれらの
処理は、ホストコンピュータ40においても可能とな
る。
【0086】6.接触型メモリを有するテープカセット
に対応するシステム例 以上の実施の形態のシステム及び動作は、図3(a)の
ようなリモートメモリチップ4を有するテープカセット
1に対応したものとしたが、図3(b)のような接触型
メモリ104を搭載したテープカセット1に対応するシ
ステムでも全く同様に適用できる。ただしテープストリ
ーマドライブやライブラリ装置としては、接触型メモリ
104に対応する構成を備える必要がある。このような
接触型メモリ104に対応するテープストリーマドライ
ブ10Aの構成を図16に、またライブラリ装置50A
の構成を図17、図18に示す。
【0087】図16に示すように、テープストリーマド
ライブ10Aは基本的には上記図1とほぼ同様となる
が、テープカセット1内の接触型メモリ104に対して
データの書込/読出を行うために、コネクタ26が設け
られる。このコネクタは図4に示した端子部106に適
合した形状とされ、端子部106に接続されることで接
触型メモリ104の5個の端子105A、105B、1
05C、105D、105Eとシステムコントローラ1
5(システムコントローラのメモリ接続用のポート)と
を電気的に接続するものである。これによってシステム
コントローラ15は、装填されたテープカセット1の接
触型メモリ104に対して直接アクセスすることができ
るようにされる。
【0088】また、図17にはライブラリ装置50Aに
おけるハンドユニット60を示しているが、図11に示
したアンテナ33に代えて、コネクタ89が設けられ
る。このコネクタ89も図4に示した端子部106に適
合した形状とされ、端子部106に接続されることで接
触型メモリ104の5個の端子105A、105B、1
05C、105D、105Eとライブラリコントローラ
80(ライブラリコントローラのメモリ接続用のポー
ト)とを電気的に接続するものである。つまりブロック
図としては図18のようになり、例えばハンドユニット
60が或るテープカセット1に対して上記図12のよう
な位置状態となってコネクタ89が端子部106に接続
されることで、ライブラリコントローラ80はそのテー
プカセット1の接触型メモリ104に対して直接アクセ
スすることができるようにされる。
【0089】このような接触型メモリ104を搭載した
テープカセット1に対応するシステムの場合であっても
上述の例のように、その接触型メモリ104に記憶され
ているシリアルナンバ、製造業者識別子、二次識別子を
組み合わせてカセット識別情報として用いることで、上
記例と同様の効果を得ることができる。
【0090】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明は、これまで説明してきた各図に示す構
成や動作に限定されるものではなく、テープカセット、
テープストリーマドライブ、及びリモートメモリチップ
(又は接触型メモリ)に格納されるべきデータのフォー
マットや処理動作等は、実際の使用条件等に応じて適宜
変更が可能とされる。もちろんリモートメモリチップ内
(又は接触型メモリ)の不揮発性メモリはEEP−RO
Mに限られるものではない。また、これまで説明してき
た実施の形態としては、デジタル信号の記録/再生が行
われる不揮発性メモリ付きの8mmVTR用テープカセ
ットと、このテープカセットに対応するテープストリー
マドライブ、ライブラリ装置を有するシステムについて
説明してきたが、これに限定されるものではなく、例え
ば映像信号や音声信号の情報をデジタル信号として記録
/再生可能な記録/再生システムにおいても適用が可能
である。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、記録媒体
内のメモリに個体識別情報と1又は複数の拡張子情報が
記憶されており、これらを組み合わせた値は記録媒体固
有の値とすることができる。従って記録媒体対応装置
は、その個体識別情報と1又は複数の拡張子情報を組み
合わせた値を、各記録媒体に固有の識別情報として扱う
ことで、個々の記録媒体を正確に判別/認識することが
でき、これにより個々の記録媒体に対して正確な動作制
御を行うことができるという効果がある。また特に拡張
子情報を製造業者の識別情報とすることで、上記組み合
わせた値を、確実に各記録媒体固有の識別情報とするこ
とができる。さらに拡張子情報を、その記録媒体におけ
る磁気テープの種別を示すテープ種別識別情報とするこ
とで、記録媒体対応装置では、記録媒体固有の値とし
て、個体識別情報と1又は複数の拡張子情報を組み合わ
せたデータを読み込むのみで、記録媒体の種別を判別で
きることになり、種別に応じた高度な制御を容易に実行
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のリモートメモリチップ対
応のテープストリーマドライブのブロック図である。
【図2】実施の形態のテープストリーマドライブ及びラ
イブラリ装置に配されるリモートメモリインターフェー
スのブロック図である。
【図3】実施の形態のテープカセットの内部構造を概略
的に示す説明図である。
【図4】実施の形態のテープカセットの外観を示す斜視
図である。
【図5】実施の形態のテープカセットに設けられるリモ
ートメモリチップのブロック図である。
【図6】実施の形態のリモートメモリチップ内のデータ
の説明図である。
【図7】実施の形態のリモートメモリチップ内の製造業
者識別子及び二次識別子の例の説明図である。
【図8】実施の形態のライブラリ装置の構造の説明図で
ある。
【図9】実施の形態のライブラリ装置の外筐構造の説明
図である。
【図10】実施の形態のライブラリ装置のマガジンの説
明図である。
【図11】実施の形態のライブラリ装置のハンドユニッ
トの説明図である。
【図12】実施の形態のライブラリ装置のハンドユニッ
トの説明図である。
【図13】実施の形態のライブラリ装置のハンドユニッ
トの説明図である。
【図14】実施の形態のリモートメモリチップ対応のラ
イブラリ装置のブロック図である。
【図15】実施の形態の管理テーブルの説明図である。
【図16】実施の形態の接触型メモリ対応のテープスト
リーマドライブのブロック図である。
【図17】実施の形態のリモートメモリチップ対応のラ
イブラリ装置のハンドユニットの説明図である。
【図18】実施の形態のリモートメモリチップ対応のラ
イブラリ装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 テープカセット、3 磁気テープ、4 リモートメ
モリチップ、5 アンテナ、10 テープストリーマド
ライブ、11 回転ドラム、12A,12B記録ヘッ
ド、13A,13B,13C 再生ヘッド、15 シス
テムコントローラ、16 サーボコントローラ、17
メカドライバ、19 RF処理部、20SCSIインタ
ーフェイス、21 圧縮/伸長回路、22 IFコント
ローラ/ECCフォーマター、23 バッファメモリ、
26 コネクタ、30 リモートメモリインターフェー
ス、33 アンテナ、40 ホストコンピュータ、50
ライブラリ装置、51 カルーセル、52 マガジン、
60 ハンドユニット、64 ハンド、80 ライブラ
リコントローラ、82 ハンドユニットコントローラ、
83 カルーセルコントローラ、88 HDD、89
コネクタ、104 接触型メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープと、該磁気テープに対する記
    録又は再生を管理するための管理情報を記憶するメモリ
    が備えられているとともに、 前記メモリの管理情報として、記録媒体の個体毎に付与
    される個体識別情報と、1又は複数の拡張子情報が記録
    されていることを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記拡張子情報は、その記録媒体の製造
    者を示す製造者識別情報とされていることを特徴とする
    請求項1に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記拡張子情報は、その記録媒体におけ
    る磁気テープの種別を示すテープ種別識別情報とされて
    いることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 磁気テープと、該磁気テープに対する記
    録又は再生を管理するための管理情報を記憶するメモリ
    が備えられているとともに、前記メモリの管理情報とし
    て、記録媒体の個体毎に付与される個体識別情報と、1
    又は複数の拡張子情報が記録されている記録媒体に対応
    する記録媒体対応装置として、 前記メモリから管理情報の読出を行うことのできるメモ
    リインターフェース手段と、 前記メモリから読み出される個体識別情報と1又は複数
    の拡張子情報を組み合わせたデータを、その記録媒体固
    有の識別情報として扱う記録媒体認識手段と、 を備えたことを特徴とする記録媒体対応装置。
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US6702215B2 (en) 2002-07-03 2004-03-09 Quantum Corporation Repositionable memory element in a single reel tape cartridge

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