JP3997570B2 - テープ記録及び/又は再生装置、及びテープ記録及び/又は再生方法 - Google Patents

テープ記録及び/又は再生装置、及びテープ記録及び/又は再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープ状記録媒体に記録したデータを容易に把握することができるテープ記録及び/又は再生装置、及びテープ記録及び/又は再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルデータを磁気テープに記録及び再生することのできる記録再生装置として、いわゆるテープストリーマ装置が知られている。このようなテープストリーマ装置は、メディアであるテープカセットのテープ長にもよるが、例えば数十〜数百ギガバイト程度の膨大な記録容量を有することが可能であり、このため、コンピュータ本体のハードディスク等のメディアに記録されたデータをバックアップするなどの用途に広く利用されている。また、データサイズの大きい画像データ等の保存に利用する場合にも好適とされている。
【0003】
そして、上述のようなテープストリーマ装置として、例えば、8ミリVTRのテープカセットを記録媒体として、回転ヘッドによるヘリカルスキャン方式を採用してデータの記録/再生を行うようにされたものが提案されている。
【0004】
また、テープストリーマ装置によってデータの記録及び再生される磁気テープは、通常、カセット筐体内に回転自在に取り付けられているリールに巻かれている。例えば、テープカセットに収納されて、磁気テープは保管されている。
【0005】
テープカセットは、回転自在に取り付けているリールによって上記磁気テープを巻き取り保存している。そして、テープカセットには、リールを1つしかもたないものと2つのリールを有するものがある。
【0006】
リールを1つしかもたないテープカセットは、1リール故に、テープストリーマ装置から当該テープカセットが排出される前にテープを巻き戻せざるを得ない。
【0007】
また、2つリールを有するテープカセットであっても、例えば、長期間保存する場合に片方のリールに全部巻いておいた方が好ましく、またはカートリッジの中とはいえ長時間データの記録面を露出しておくとほこりが付着してしまう等の理由から、通常は、磁気テープを先頭まで巻き戻してテープストリーマ装置から排出されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような理由によりテープを巻き戻しているのであるが、その磁気テープの長さにもよるが巻き戻す時間がかかる。このような場合、テープカセットを繁雑に交換するアプリケーションにおいては不都合である。
【0009】
さらに、例えば長期間保管は期待せずに必要水準まで塵を排除した環境で、とにかく磁気テープに記録されているデータの記録及び再生を行いたいこともある。例えば、テープストリーマ装置においては、テープカセットのローディングとアンローディング時間を短くして頻繁にテープカセットの交換を実施するようなアプリケーションにとって有利である。
【0010】
以上のようにテープカセットにおいて磁気テープが毎回巻き戻されていたのでは、アンローディングおよびローディング時間がかかってしまう。
【0011】
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであり、短時間にアンローディング及びローディングできるテープ記録及び/又は再生装置、及びテープ記録及び/又は再生方法の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るテープ記録及び/又は再生装置は、上述の課題を解決するために、少なくとも2つのパーティションを有して、パーティションの各々に記録データが記録されているテープ状記録媒体を有しているテープカセットに対して、記録データの記録及び/又は再生を行うテープ記録及び/又は再生装置であって、テープ状記録媒体の走行を制御する走行制御手段と、テープ状記録媒体の記録又は再生の実行中にアンロード命令が出されたとき、走行制御手段を制御して、テープ状記録媒体を現在位置しているパーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けられている排出領域に移動してテープカセットを排出するシステム制御手段とを備える。
【0013】
このように構成することで、テープ記録及び/又は再生装置は、テープカセットを排出する際、当該排出動作前の現在位置しているパーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けられている排出領域になるようにテープ状記録媒体を送った後、テープカセットを排出する。
【0014】
また、本発明に係るテープ記録及び/又は再生方法は、上述の課題を解決するために、少なくとも2つのパーティションを有して、パーティションの各々に記録データが記録されているテープ状記録媒体を有しているテープカセットに対して、記録データの記録及び/又は再生を行うテープ記録及び/又は再生方法であって、テープ状記録媒体の記録又は再生の実行中にアンロード命令が出されたとき、テープ状記録媒体を現在位置しているパーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けられている排出領域に移動させるテープ移動工程と、テープ移動工程によって排出領域に移動された後にテープカセットを排出する排出工程とを有する。
【0015】
このように構成することで、テープ記録及び/又は再生方法は、テープカセットを排出する際、当該排出動作前の現在位置しているパーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けられている排出領域になるようにテープ状記録媒体を送った後、テープカセットを排出する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0017】
本発明の実施の形態は、少なくとも2つのパーティションを有して、パーティションの各々に記録データが記録されているテープ状記録媒体とされる磁気テープを有しているテープカセットに対して、記録データの記録及び/又は再生を行うテープストリーマ装置である。
【0018】
このテープストリーマ装置は、図1に示すように、上記磁気テープの走行を制御する走行制御機能を有するモータ駆動及びサーボ回路150と、モータ駆動及びサーボ回路150を制御して、上記磁気テープを現在位置しているパーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けれている排出領域に移動してテープカセットを排出する制御機能を有するシステムコントローラ161とを備えている。
【0019】
上記モータ駆動及びサーボ回路50は、トラッキング制御機能や上記磁気テープの走行制御機能を有している。磁気テープの走行制御は、例えばピンチローラ或いは磁気テープが巻装されているリールの回転を制御して行う。
【0020】
上記システムコントローラ161は、各種回路を制御する回路であって、例えば、上記モータ駆動及びサーボ回路150の駆動制御を行う。
【0021】
なお、上記磁気テープにおいて、複数のパーティションが記録再生方向に連続して設けられており、最後のパーティションを除いた全てのパーティションの最終位置に排出領域とされるオプションデバイスエリアが形成されるとともに、先頭のパーティションの直前に後述するデバイスエリアが形成されている。
【0022】
よって、パーティションの直前のパーティションとは、現在位置するパーティションに対して記録再生方向とは反対方向に連続して設けられているパーティションである。
【0023】
このように構成したテープストリーマ装置1は、アンローディング及びローディング時において、アンローディングの命令前に位置しているパーティションの直前のパーティションの排出領域になるように磁気テープを送った後、当該装置からテープカセットを排出する。これによりテープストリーマ装置1は、アンローディング及びローディング時の動作を高速で行うことができる。詳しい説明は、テープストリーマ装置1の装置概要を説明してから行う。
【0024】
この図1に示すテープストリーマ装置1は、外部とのデータの授受を行うためのインタフェースコントローラ100と、このインタフェースコントローラ100を介して入力されたデータに信号処理を施して所定のフォーマットに変換する記録データ処理系120と、この記録データ処理系120から供給される信号を磁気テープに記録すると共に、磁気テープを再生する記録再生部130とを備えている。また、このテープストリーマ装置は、該記録再生部130からの再生出力に信号処理を施して、磁気テープに記録されたデータを再生する再生データ処理系140と、上記記録再生部130のテープ走行系を制御するモータ駆動及びサーボ回路150と、磁気テープに記録するデータの管理を行う記録データ管理部160とを備えている。
【0025】
また、このテープストリーマ装置で用いるテープカセット10は、その内部に磁気テープに記録したデータを識別するための識別情報やシステムログを記憶する記憶素子としてメモリ(MIC:Memory In Cassette)11を備えている。
【0026】
このテープストリーマ装置において、上記インターフェースコントローラ100は、いわゆるSCSI(Small Computor System Interface) からなり、外部のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置から供給されるデータを上記記録データ処理系120に供給すると共に、上記再生データ処理系140により再生された記録データを情報処理装置に供給する。
【0027】
このテープストリーマ装置においては、例えばデータ記録時にはホストコンピュータ200から、後述する固定長のレコード(record)という伝送データ単位によりSCSIインターフェイス100を介して逐次データが入力され、圧縮回路110に供給される。なお、このようなテープストリーマ装置システムにおいては、可変長のデータの集合単位によってホストコンピュータ200よりデータが伝送されるモードも存在するが、ここでは説明は省略する。尚、このホストコンピュータ200には、キーボード201等が接続されている。
【0028】
圧縮回路110では、入力されたデータについて必要があれば、所定方式によって圧縮処理を施すようにされる。圧縮方式の一例として、例えばLZ符号による圧縮方式を採用するのであれば、この方式では過去に処理した文字列に対して専用のコードが割り与えられて辞書の形で格納される。そして、以降に入力される文字列と辞書の内容とが比較されて、入力データの文字列が辞書のコードと一致すればこの文字列データを辞書のコードに置き換えるようにしていく。辞書と一致しなかった入力文字列のデータは逐次新たなコードが与えられて辞書に登録されていく。このようにして入力文字列のデータを辞書に登録し、文字列データを辞書のコードに置き換えていくことによりデータ圧縮が行われるようにされる。
【0029】
また、上記記録データ処理系120は、上記インタフェースコントローラ100を介して供給された記録データにインデックス情報を付加するインデックス付加部121と、サブコードを発生するサブコード発生部122と、上記インデックス付加部121からの記録データを誤り訂正符号化する誤り訂正符号生成部123と、誤り訂正符号化した記録データに上記サブコード発生部122からのサブコード及びブロックアドレスを付加するサブコード付加部124とを備えている。
【0030】
上記サブコード発生部122は、第1及び第2のサブコード発生部122A,122Bと、システムログ生成部122Cとからなる。また、上記誤り訂正符号生成部123は、メモリ149、C1エンコーダ123A、C2エンコーダ123B及びC3エンコーダ123Cからなる。
【0031】
また、この記録データ処理系120は、サブコード付加部124からの記録データにヘッダパリティを付加するヘッダパリティ付加部125と、このヘッダパリティ付加部125から供給される記録データを8/10変調(Eight to Ten Moduration )する8/10変調部126と、この8/10変調部126から供給される記録データに同期信号を付加する同期信号付加部127と、この同期信号付加部127から供給される記録データにトラッキング制御用のATF(Automatic Track Following )用パイロット信号を付加するパイロット信号付加部128と、このパイロット信号付加部128から供給される記録データを増幅するアンプ129とを備えている。
【0032】
また、上記記録再生部130は、各々アジマス角が異なる2つの記録用の磁気ヘッドHw1,Hw2と、各々アジマス角が異なる2つの再生用の磁気ヘッドHr1,Hr2とを磁気テープ12に対して傾斜して回転させる回転ドラム131を備えている。これらの2対の磁気ヘッドHw1,Hw2,Hr1,Hr2は、それぞれ回転ドラム131の円周方向に近接して、回転ドラム131の軸方向(すなわち、トラック幅方向)にトラックピッチTp分の間隔を有するように取り付けられている。
【0033】
また、上記再生データ系140は、上記記録再生部130から供給される上記磁気テープ12の傾斜トラックの再生出力を増幅する増幅器141と、この増幅器141から供給される再生出力から同期信号を検出すると共に、再生出力を2値化した後、時間軸補正を行って出力する同期信号検出部142と、この同期信号検出部142からの2値化された再生データを8/10復調(Eight to Ten Demoduration )する8/10復調部143と、この8/10復調部143からの再生データのヘッダパリティをチェックするヘッダパリティチェック部144とを備えている。
【0034】
また、上記ヘッダパリティチェック部144からの再生データからサブコードを分離するサブコード分離部145と、このサブコード分離部145からのサブコードが分離された再生データに誤り訂正処理を行う誤り訂正処理部146と、この誤り訂正処理部146により誤り訂正された再生データからインデックスを分離するインデックス分離部147とを備えている。上記誤り訂正処理部146は、メモリ149、C1デコーダ146A、C2デコーダ146B及びC3デコーダ146Cからなる。
【0035】
また、上記モータ駆動及びサーボ回路150は、上記記録再生部130から回転ドラム131の回転に応じたPGパルスが供給されるPG検出部、該PG検出部の検出出力から速度エラーを検出する速度エラー検出部、上記記録再生部130の再生出力からATF用パイロット信号を検出するパイロット信号検出部、速度エラー検出部とパイロット信号検出部の各検出出力を加算する加算部、該加算部の加算出力に基づいてトラッキングサーボ信号を発生するトラッキングサーボ回路、このトラッキングサーボ信号に基づいて上記記録再生部130のテープ走行系を制御するキャプスタン駆動回路等を備えている。
【0036】
また、上記モータ駆動及びサーボ回路150は、テープカセットに回転自在に取り付けられているリールを回転操作する駆動操作手段を備えている。
【0037】
モータ駆動及びサーボ回路150は、駆動制御手段を制御して、例えば、所定位置への磁気テープ12を高速送り出し等をすることができる。例えば、後述するオプションデバイスエリアへの移動も高速送り出しによって行うこともできる。
【0038】
上記モータ駆動及びサーボ回路150は、システムコントローラ161によってその動作が制御されている。
【0039】
また、上記記録データ管理部160は、磁気テープに記録するデータの管理等の処理を行うシステムコントローラ161と、上記識別情報を保持するRAM162と、上記記録再生部130を介して上記RAM162に対する書き込み及び読み出し等を制御する書き込み/読み出し制御部163とを備えている。
【0040】
上記システムコントローラ161は、上記識別情報として、磁気テープ上に設けられたパーティション及び磁気テープに記録されているファイル等を管理するためのシステムログ等を上記RAM162に書き込む。そして、上記書き込み/読み出し制御部163は、上記RAM162に記憶されているシステムログを読み出して、記録再生部130を介してMIC11に供給すると共に、MIC11から読み出したシステムログを上記RAM162に書き込む。
【0041】
伸長回路170では、システムコントローラ161の判断に基づいて、記録時に圧縮回路110により圧縮が施されたデータであればここでデータ伸長処理を行い、非圧縮データであればデータ伸長処理を行わずにそのままパスして出力される。
【0042】
伸長回路170の出力データはSCSIインターフェイス100を介して再生データとしてホストコンピュータ200に出力される。
【0043】
また、この図1にはテープカセット10に設けられたMIC11が示されている。このMIC11は、テープカセット本体がテープストリーマ装置に装填されると、端子ピン等を介してシステムコントローラ161とデータの入出力が可能なように接続される。
【0044】
また、MIC11と外部のホストコンピュータ200間はSCSIのコマンドを用いて情報の相互伝送が行われる。このため、特にMIC11とホストコンピュータ200間との間に専用のラインを設ける必要はなく、結果的にテープカセットとホストコンピュータ200とのデータのやりとりは、SCSIインターフェイスコントローラ100だけで結ぶことができる。
【0045】
次に、上述したような構成を有するテープストリーマ装置の動作について以下説明する。
このテープストリーマ装置では、記録を行う際に上記インタフェースコントローラ100を介して、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置から記録データが供給される。インタフェースコントローラ100は、バス105を介して記録データが供給されると、該供給された記録データをインデックス付加部121とサブコード発生部122に供給する。
【0046】
上記インデックス付加部121は、上記インタフェースコントローラ100から記録データが供給されると、該供給された記録データに上述の40トラックすなわち20フレームを単位とする1単位毎に1連の記録データを識別するためのインデックス情報を付加して誤り訂正符号生成部123に供給する。
【0047】
誤り訂正符号生成部123は、上記インデックス付加部121から供給された記録データを1単位毎に上記メモリ149に一時記憶する。そして、上記C3エンコーダ123Cは、上記メモリ149に記憶された1単位毎の記録データについて、上述のトラック幅方向に対応するデータ列のエラー訂正符号C3を生成し、このエラー訂正符号C3を上記1単位40トラックの最終の2トラックに割り当てる。また、上記C2エンコーダ123Bは、上述のトラック方向に対応するデータ列のエラー訂正符号C2を生成し、このエラー訂正符号C2を2分割して各トラックの上記メインデータ領域の両端部分に割り当てる。さらに、上記C1エンコーダ123Aは、上述の各ブロック毎の誤り訂正符号C1を生成する。
【0048】
一方、上記サブコード発生部122の第1のサブコード発生部122Aは、上記インタフェースコントローラ100を介して入力された記録データに基づいて、記録データの区切りを示す区切り情報であるセパレータカウントや記録数を示すレコードカウント等を発生する。また、上記第2のサブコード発生部122Bは、テープフォーマット上で定義された各領域を示すエリアID、フレーム番号、記録単位数を示すグループカウントやチェックサム等をブロックアドレスと共に発生する。さらに、上記システムログ生成部122Cは、上記テープフォーマットとして規定されている各パーティション毎のシステムログ(履歴情報)を生成する。
【0049】
また、上記サブコード付加部124は、上記誤り訂正符号生成部123により誤り訂正符号C3,C2,C1が付加された記録データに上記サブコード発生部122から供給されるサブコード及びブロックアドレスを付加する。これにより、上記サブコード及びブロックアドレスを上述の各ブロックの第2区間に割り付ける。また、このサブコード付加部124は、上述のように第2のサブコード発生部122Bで発生したエリアID、ブロックアドレス等を上述の2つのサブ領域(サブ1,サブ2)の各ブロックに割り当てる。また、サブコード付加部124は、上記第1のサブコード発生部122Aにより発生したカウント値、上記第2のサブコード発生部122Bにより発生したエリアID、グループカウント、チェックサム等からサブデータを構成し、2つのサブ領域の各ブロックに割り当てる。
【0050】
上記ヘッダパリティ付加部125は、上記サブコード付加部124により記録データに付加されたサブコード及びブロックアドレスについてエラー検出のための2バイトパリティを生成し、この2バイトパリティを上記記録データに付加する。これにより、上記2バイトパリティを上述の各ブロックの第3区間に割り付ける。また、このヘッダパリティ付加部125は、上記2つのサブ領域(サブ1,サブ2)の各ブロックにも1バイトのパリティを付加する。
【0051】
上記8/10変調部126は、上記ヘッダパリティ付加部125によりヘッダパリティ及びブロックアドレスが付加されたメインデータ領域の記録データと2つのサブ領域の各ブロックの記録データを1バイト単位で8ビットを10ビットに変換して、記録する信号の直流レベルを略々0に保つようにする。
【0052】
また、上記同期信号付加部127は、上記8/10変調部126により10ビットデータに変換された記録データに1ブロック毎に同期信号を付加する。これにより、上記同期信号を上述の各ブロックの第1区間に割り付ける。そして、このように形成した記録データをパイロット信号付加部128に供給する。
【0053】
パイロット信号付加部128は、ATF用パイロット信号を発生し、このATF用パイロット信号を記録データに付加して、増幅器129を介して磁気ヘッドHw1,Hw2に供給する。これにより、磁気ヘッドHw1,Hw2が磁気テープ上を走査して記録を行い、磁気テープ上には、所定のフォーマットで記録トラックが形成される。
【0054】
ここで、上述のような記録に先だって、磁気テープ12上には予めパーティションが作成されるようにしてもよい。この場合、上記システムコントローラ161は、磁気テープにパーティションを作成した後、パーティションの数、各パーティションの開始位置等を示すパーティションの管理情報を作成してRAM162に書き込む。
【0055】
また、システムコントローラ161は、パーティション内にディレクトリが作成、削除、変更された場合、あるいはディレクトリ内にファイルが記録、削除、変更された場合等に、RAM162から個々のファイルの識別情報を読み出し、上記記録等に応じて変更した後、RAM162に書き込む。さらに、システムコントローラ161は、ファイルの記録、削除、変更等を行う場合には、RAM162から個々のファイルの記録位置を管理するための管理情報を読み出し、ファイルの新たな記録位置に応じて変更した後、RAM162に書き込む。
【0056】
そして、上記書き込み/読み出し制御部163は、RAM162に記憶されている各パーティションの管理情報、個々のファイルの識別情報、個々のファイルの記録位置を管理するための管理情報が更新されると、上記記録再生部130のコネクタ137、接点端子63を介して上記MIC11に更新された各パーティションの管理情報を書き込む。
【0057】
これにより、磁気テープ12にファイル単位でデータが記録されると共に、上記MIC11に磁気テープ12に記録した個々のファイルの識別情報等が記録される。
【0058】
また、データを複数のテープカセット10に亘って記録する場合には、システムコントローラ161は、データが記録されている全てのテープカセット10に関する情報と、データが記録される各々のテープカセット10を識別するための識別情報と各々のテープカセット10に記録されているデータを識別するための識別情報を発生し、書き込み/読み出し制御部163がこれらの識別情報をRAM162に記憶する。
【0059】
また、このテープストリーマ装置では、上述のように記録が行われた磁気テープを再生する際に、テープカセット10が記録再生部130に装着されると、上記端子開口部51から接点端子63が露出し、露出した接点端子63が上記コネクタ137を介して上記書き込み/読み出し制御部163に接続される。
【0060】
そして、書き込み/読み出し制御部163は、コネクタ137、接点端子63を介して上記MIC11から上述の管理情報、個々のファイルの識別情報、個々のファイルの記録位置を管理するための管理情報を読み出して上記RAM162に書き込む。
【0061】
一方、上記記録再生部130は、上記システムコントローラ161から磁気テープ12の再生が指示されると、回転ドラム131の回転数が記録時と同じになるように回転ドラム131の回転を制御すると共に、磁気テープ12が一定の速度で走行するように磁気テープ12の走行を制御する。これにより、再生用の記録ヘッドHr1,Hr2が磁気テープ上を傾斜して走査し、磁気ヘッドHr1,Hr2は、記録トラックの走査に応じた再生出力をアンプ141を介して同期信号検出部142に供給する。同期信号検出部142は、供給される再生出力から同期信号を検出し、この同期信号に同期したクロックにより再生出力を2値化し、再生データを生成して8/10復調部143に供給する。
【0062】
8/10復調部143は、上記同期信号検出部142からの再生データを10ビットデータから8ビットデータに変換してヘッダパリティチェック部144に供給する。ヘッダパリティチェック部144は、上述の2バイトのヘッダパリティを用いてサブコード及びブロックアドレスのパリティチェックを行う。そして、サブコード分離部145は、上記ヘッダパリティチェック部144によりパリティチェックされた正しいサブコードを再生データから分離して、図示しないシステムコントローラなどに供給し、サブコードを分離した再生データをメモリ149に供給する。
【0063】
メモリ149は、上記40トラックすなわち20フレーム分の再生データを1単位として、上記インデックス情報が付加された再生データを1単位毎に一時記憶する。そして、C1デコーダ146Aは、メモリ149に記憶された1単位毎の再生データに基づいて、上述の各ブロック毎に付加されている誤り訂正符号C1を用いて、各ブロックの再生データに誤り訂正処理を施す。
【0064】
また、上記C2デコーダ146Bは、上記C1デコーダ146Aにより誤り訂正処理が施された1単位毎の再生データについて、上述の各トラックの再生データ領域の両端部分に付加されているエラー訂正符号C2を用いて、トラック方向に対応するデータ列にエラー訂正処理を施す。さらに、上記C3デコーダ146Cは、上記C2デコーダ146Bにより誤り訂正処理が施された1単位毎の再生データについて、上述の1単位40トラックの最終の2トラックに割り当てられているエラー訂正符号C3を用いて、トラック幅方向に対応するデータ列にエラー訂正処理を施す。
【0065】
このテープストリーマ装置では、このようにエラー訂正符号C1,C2,C3を用いて再生データにエラー訂正処理を施しているために、確実に再生データのエラーを訂正することができ、再生データの信頼性を向上させることができる。
【0066】
また、インデックス分離部147は、上述のようにエラー訂正処理部146によりエラー訂正処理が施された1単位毎の再生データから、インデックス情報を分離して、上記システムコントローラ161等に供給し、インデックス情報を分離し再生データをインターフェースコントローラ100に供給する。
【0067】
そして、インターフェースコントローラ100は、インデックス分離部147からの再生データをバス105を介してパーソナルコンピュータ、ワークステーション等のホストコンピュータ200に送信する。
【0068】
図2には、磁気テープ12に記録されるデータの構造を示している。図2(a)には1本の磁気テープ12が模式的に示されている。本実施の形態においては、1本の磁気テープ3をパーティション(Partition) 単位で分割して利用することができるものとされ、テープ先頭からのデバイスエリアDAに続いて最初のパーティションP0 が配置されている。以下、パーティションの分割数に応じて、パーティションP1、P2、P3 ・・・の順に配置される。本実施の形態のシステムの場合には最大256のパーティション数を設定して管理することが可能とされている。この図2に示す各パーティションP0、P1、P2、P3・・・の添え字、すなわちパーティションPn のnは、パーティションナンバを示している。本実施の形態においては、パーティションごとにそれぞれ独立してデータの記録/再生等を行うことが可能とされている。
【0069】
1つのパーティションPn (n=0,1,2,・・・)の概略構成は、図2(b)に示すように、システムエリアSYS と、データエリアDATAと、エンドオブデータEOD と、オプショナルデバイスエリアODA とから成っている。
【0070】
ここで、磁気テープの記録データのより詳細な構造について、図3を参照しながら説明する。
【0071】
この図3のテープの物理的な先頭位置PBOT(Phisycal Begining of Tape) から最初のパーティションP0 の先頭位置LBOT(Logical Begining of Tape)までの間には、テープカセットのローディング/アンローディングを行う領域となるデバイスエリア(Device Area) が設けられている。このデバイスエリアに続いて、テープの使用履歴情報等が格納されるシステム・ログエリアが設けられて、以降にデータエリアが設けられる。システム・ログエリアの先頭が論理的テープの開始位置LBOT(Logical Bigining of Tape)とされる。
【0072】
このデータエリアにおいては、最初にデータを作成して供給するベンダーに関する情報が示されるベンダーグループが設けられ、続いて、アンブル(Amble)フレーム、そして、データ領域が設けられている。
【0073】
上記データ領域に続いて、当該パーティションのデータ領域の終了を示すEOD(End of Data )の領域が設けられる。そしてEODの最後が、論理的テープの終了位置LEOT(Logical End of Tape )とされる。PEOT(Phisycal End of Tape)は、物理的テープの終了位置、又はパーティションの物理的終了位置を示すことになる。
【0074】
上記論理的テープの終了位置LEOTとパーティションの終了位置とされた場合の物理的テープの終了位置PEOTとの間には、上述したEOD領域が設けられて、続いてオプションデバイスエリア(Option Device Area;ODA)が設けられている。
【0075】
オプションデバイスエリアは、上述したようにテープカセットのローディング/アンローディング位置であって、各パーティション毎に設けられている領域であって、ここには当該オプションデバイスエリアが属しているパーティションの位置情報が記録されている。この位置情報を確認することで、現在位置しているパーティション位置を確認することができる。さらに、例えば、隣のパーティションの位置もこの位置情報により確認することができる。例えば、位置情報は、オプションデバイスエリア内のIDエリアに記録されている。
【0076】
なお、オプションデバイスエリアは、上述したように、最後のパーティションを除いた全てのパーティションの最終位置にテープカセットの排出時の排出領域とされて設けられているものでる。また、先頭のパーティションの直前、すなわち磁気テープの物理的先頭位置部にもテープカセットの排出時の排出領域が形成されていることがこれは上述したデバイスエリアである。
【0077】
ところで、テープ12上には、例えば図4(A)に示すように、上記回転ヘッド131により斜めの記録トラックが順次記録形成され、40トラック(=20フレーム)を1グループとして、複数のグループで上記1つのパーティションを形成している。すなわち、1つのパーティション内におけるデータの記録単位がグループとされ、この1グループが図4(A)に示すように20フレーム(=40トラック)で構成されている。
【0078】
1トラックは、図4(B)に示すようなデータ構造のブロック(Block) に分割されており、このブロックが471ブロックまとめられて上記1トラックが形成されている。すなわち、図4(B)には1ブロック内のデータ構造を示しており、1ブロックは1バイトのSYNCデータエリアA1に続いてサーチ等に用いる6バイトのIDエリアA2、IDデータのための2バイトからなるエラー訂正用のパリティエリアA3、64バイトのデータエリアA4より形成される。また、1トラックは、図4(C)に示すように、全471ブロックにより形成され、1トラックは、両端に4ブロック分のマージンエリアA11、A17が設けられ、これらマージンエリアA11の後ろとマージンA17の前にはトラッキング制御用のATFエリアA12、A16が設けられる。更に1トラックの中間に対してATFエリアA14が設けられる。これらATFエリアA12、A14、A16としては5ブロック分の領域が設けられる。そして、上記ATFエリアA12、A14の間と、ATFエリアA14、A16との間にそれぞれ224ブロック分のデータエリアA13、A15が設けられる。したがって、1フレーム内における全データエリア(A13及びA15)は、全471ブロックのうち、224×2=448ブロックを占めることになる。
【0079】
また、このテープストリーマ装置1では、上記データ領域を、73バイトを1ブロックとして448ブロックに分割し、さらに、1ブロックを同期信号を記録する1バイトの第1区間と、IDを記録する6バイトの第2区間と、ヘッダパリティを記録する2バイトの第3区間と、データを記録する64バイトの第4区間に分割して、各ブロック毎にサブコードとブロックアドレスをデータと共に記録する。
【0080】
上記第4区間に記録するデータは、図5に示すように、58バイト×384ブロック分すなわち22272バイトのデータ毎に2次元構成の誤り訂正符号C2、C1が付加された64バイト×448ブロック分のデータを各ブロック毎に振り分けられて構成されている。そして、図5中に示すように、上記誤り訂正符号C1は各ブロック毎のメインデータに付加されて記録され、また、上記誤り訂正符号C2は各トラックの上記メインデータ領域の両端部分の各々32ブロックに2分割されて記録される。
【0081】
また、このテープストリーマ装置1では、2トラックすなわち942ブロック分の1フレームとして、40トラックすなわち20フレームを1単位(グループ)としたエラー訂正用の符号構成を採用し、図6に示すように、トラック方向に対応するデータ列のエラー訂正符号C2をトラックの両側に配置して記録し、トラック幅方向に対応するデータ列のエラー訂正符号C3を上記40トラックの最終の2トラックに割り当てて記録する。なお、上記1単位毎に、1連のデータを識別するためのインデックス情報が付加されている。
【0082】
そして、上記サブコードとして、メインデータの区切りを示す区切り情報であるセパレータカウント、記録数を示すレコードカウント、テープフォーマット上で定義された各領域を示すエリアID、記録単位の絶対位置を示すフレーム番号、記録単位数を示すグループカウントやチェックサムなどを記録する。
【0083】
次に、図4(B)に示したIDエリアA2について図7〜図10を参照しながら説明する。
【0084】
IDエリアA2は図7に示すようなデータ構造とされ、このIDエリアA2は9ビットのフィジカルブロックアドレス(Physical Block Address)A21と、これに続く39ビットのIDインフォメーションエリア(ID Information Area )A22の領域よりなる。
【0085】
前述のように、1トラック内における全データエリア(A13及びA15)は448ブロックよりなることから、これら全データエリアに含まれるフィジカルブロックアドレスA21の数も448とされることになる。そして、これら448のフィジカルブロックアドレスA21は、例えば図8に模式的に示すように1トラックの先頭に位置するフィジカルブロックアドレスA21から順に、10進法表現で0〜447までインクリメントするようにしてアドレス値が与えられる。
【0086】
これにより、例えば記録再生装置側により、1トラック内のデータエリアに含まれるIDインフォメーションエリアA22の情報を適正に扱うことが可能なようにされる。ここで、1トラック内のデータエリアに含まれるIDインフォメーションエリアA22のデータサイズとしては、
Figure 0003997570
で求められるように、2,184バイトとなる。
【0087】
図7に示したIDインフォメーションエリアA22に格納されるIDエリア情報の種類は図9に示すようなものされ、この図9に示す各IDエリア情報が1トラック上のデータエリアに含まれる計2,184バイトのIDインフォメーションエリアA22,A22・・・・の領域に対して、所定の規則に従って当て嵌められるようにして格納されることになる。また、テープストリーマ装置によるIDエリア情報の確実な読み出しを可能とせしめることを考慮して、1トラックごとに同一の種類のIDエリア情報が所定の規則に従って複数回記録される。
【0088】
この図9において、ロウフォーマットID(Raw Format ID:16bit)は、磁気テープに関する基本的フォーマットのタイプが示され、本実施の形態の場合には、例えばトラックピッチ、1フレームのデータサイズ、1トラックに含まれるブロック数、1ブロックのデータサイズ、テープ長、テープ厚、テープの材質等の情報が示される。ロジカルフォーマットID(Logical Format ID:8bit)は、実際に使用される記録フォーマットのタイプが示される。
【0089】
ロジカルフレームID(Logical Frame ID:8bit) は、図9のようにラストフレームID(Last Frame ID:1bit)、ECCフレームID(ECC Frame ID:1bit)、及びロジカルフレームナンバ(Logical Frame Number:6bit) よりなる。ラストフレームIDは、当該IDエリアが含まれる現フレームが、グループ内の最後のフレームであるか否かを示し、ECCフレームIDは、現フレームのデータエリアの記録データがECC(誤り訂正符号)とされているか否かを示す。
【0090】
また、前述のように1グループは20フレームよりなるが、ロジカルフレームナンバは、当該フレームが現グループ内の何番目のフレームであるかを示す。
【0091】
パーティションID(Partition ID:16bit)は、現フレームを含むパーティションのパーティションナンバが示される。
【0092】
エリアID(Area ID:4bit)は、当該フレームがどのエリアに属しているかを示すものとされる。データID(Data ID:4bit)は、記録フォーマットに基づくデータの処理形態のタイプが示され、N−ポジション(N-Position:4bit )及びN−リピート(N-Repeats:4bit)は多重記録モードに対応するデータに関する情報が定義される。
【0093】
グループカウント(Group Count:24bit) は、現パーティションにおいて当該フレームが含まれるグループまでのグループの総数を示す。また、ファイルマークカウント(File-Mark Count:32bit) は、現パーティションにおいて、その開始位置から現グループまでに含まれるファイルマークの総数が示される。ファイルマークは1パーティション内におけるデータファイルの区切りを示す情報とされる。
【0094】
セーブセットマークカウント(Save-Set Mark Count:32bit) は、現パーティションにおいて、その開始位置から現グループまでに含まれるファイルマークの総数が示される。セーブセットマークは1パーティション内における、データセーブ位置の区切りを示す情報とされる。
【0095】
レコードカウント(Record Count:32bit)は、現パーティションにおいて、その開始位置から現グループまでに含まれるレコードの総数が示される。アブソリュートフレームカウント(Absolute Frame Count:24bit)は、現パーティションにおいて、その開始位置から現グループまでに含まれるフレームの総数が示される。また、将来のIDエリア情報の追加等に備えて未定義(Reserved)の領域が設けられる。
【0096】
なお、この図9に示すIDエリア情報の定義及び各IDエリア情報に与えられるビット数等は一例であり、実際の使用条件に応じて変更されて構わない。
【0097】
ここで、上記図9に示した各種IDエリア情報のうち、本実施の形態の重点となるエリアID(Area ID) について説明する。
【0098】
図10はエリアIDの定義内容を示しており、この場合にはエリアIDを形成する4ビットに対してそれぞれビットナンバ(3−2−1−0)が付されている。そして、ビットナンバ(3−2−1−0)の各値が、図10に示すように[0000]とされている場合にはデバイスエリア(Device Area) であることが定義され、[0001]とされている場合にはリファレンスエリア(Reference Area)とされ、[0010]とされている場合にはシステムログエリア(System Log Area)とされる。[0011]は未定義(Reserved)とされている。
【0099】
また、[0100]はデータエリア(Data Area) とされ、[0101]はEODエリア(EOD Area)とされ、[0110]は未定義、[0111]は図3に示した必須のデバイスエリア以外で、磁気テープ12のローディング/アンローディングを行うためのオプションデバイスエリア(Option Device Area)であることが定義される。このオプションデバイスエリアについては後述する。
【0100】
なお、この図10においてビットナンバ(3−2−1−0)のビットの値が示される各欄において( )内に示す数は、各ビット値を10進法により示しているものとされる。
【0101】
図11には、MICのデータ構造を示している。MICの容量は、例えば2メガバイトとされており、この領域にフィールドF1〜F4が設定されている。
【0102】
フィールドF1は、MICヘッダ(MIC HEADER)とされて、初期化時のテープ情報やパーティションごとの情報などが書き込まれている。詳しくは、MICヘッダは、製造時の諸情報が記録されている製造情報F11、シリアルナンバーF12、メモリ管理情報F13、操作モード用フラグF14及びアンロード位置情報F15等から構成されている。
【0103】
上記アンロード位置情報F15は、主として、テープストリーマ装置1からアンローディングされた時の磁気テープ12の位置情報等から構成されている。例えば、絶対フレーム番号(Absolute Frame Number;AFN)、パーティション番号(Partition #)、Group Count、Record Count、Mark1 Count、Mark2 Count等から構成されている。
【0104】
また、フィールドF2は、磁気テープ12上に実際に記録されたパーティションごとに対応して作成されて、各システムログ(System Log)が格納され、各パーティション毎のシステムログが記録されている。なお、磁気テープ12上のシステムログエリアの領域は、このMIC内のシステムログエリアと同様の内容の情報が書き込み可能なように形成される。
【0105】
また、フィールドF3は、ユーザデータ(User DATA)とされ、テープカセット自体に関してユーザ(ベンダー等)が提供した情報が格納され、必要があれば外部のホストコンピュータ200に供給されて、所要の処理制御のために利用することができる。
【0106】
そして、フィールドF4は、マップ(Map)領域とされて、各種データの絶対位置情報が格納される。
【0107】
テープストリーマ装置1は、以上のようにデータ領域が構成された磁気テープ12を有するテープカセットをアンローディング及びローディングする。具体的な例を示し、それに従ってアンローディング及びローディングの動作を以下に説明する。
【0108】
図12のフローチャートは、テープストリーマ装置1がパーティションPn内に記録されているデータを更新する場合のローディングの動作における処理手順を示している。また、図13には、その磁気テープ12のローディング及び磁気テープ12の送り動作を示している。
【0109】
磁気テープ12の送り駆動制御については、上述したようにモータ駆動及びサーボ回路150によって行い、モータ駆動及びサーボ回路150の駆動制御については、システムコントローラ161によって行う。
【0110】
先ず、テープストリーマ装置1は、図12のステップS1に示すように、テープカセットが装着された時点に位置されているパーティションPn-1のODAへのローディングを行う。図13において▲1▼の処理である。
【0111】
ここで、ローディング時にパーティションPn-1のオプションデバイスエリアODAに磁気テープが位置されており、これは、テープストリーマ装置1のアンローディング動作によって、アンロード時にパーティションPnから移動されたためである。すなわち、アンロードする直前にデータの記録又は再生処理等がなされたいたのはパーティションPnであって、テープストリーマ装置1は、アンロードの動作によって、当該パーティションPnの直前のパーティションPn-1内の最終位置に設けられているオプションデバイスエリアODAに磁気テープ12を送ってテープカセットを排出している。
【0112】
ステップS2及びステップS3では、MICに記録されているアンロード位置情報と当該装着された位置に記録されている位置情報とを調べてその比較を行う。例えば、オプションデバイスエリアODAにおいて位置情報は、IDに記録されている。テープストリーマ装置1は、このIDに記録されている位置情報とアンロード時にMICに記憶された位置情報と比較する。これにより、アンローディング時の位置とローディングによって確認した位置が一致しているかを確認している。
【0113】
ステップS3において位置情報が一致していると判断した場合、テープストリーマ装置1は、ステップS4に示すように、パーティションPnのシステムエリアをサーチして、当該システムエリアに記録されている使用履歴情報等の各種情報を読み込む。ここので行う処理は、図13における▲2▼の処理である。
【0114】
上記各種情報を読み込んだ後、テープストリーマ装置1は、ステップS5に示すように、データ領域の先頭位置から新たなデータを書き込む。この処理は、図13に示す▲3▼の処理である。
【0115】
データの書き込みを行った後、テープストリーマ装置1は、ステップS6に示すように、データの終了位置であることを示すために新たなEODを書き込む。そして、テープストリーマ装置1は、ステップS7に示すように、MICに記憶したデータ、すなわちテープ使用履歴情報等の更新を行い、当該データの更新処理を終了する。
【0116】
なお、ステップS3において位置情報が一致しないと判断した場合、テープストリーマ装置1は、ステップS8に示すように、磁気テープを先頭位置まで巻き戻し、続いて、ステップS9に示すように、エラー処理を行い、当該処理を終了する。
【0117】
上述のようにデータを書き込むことによって、従来のデータ上に新たなデータが上書きされるため、データ領域は、図14に示すように、上書きしたデータ(New DATA)及び新たなEOD(New EOD)と、上書きされることで無効とされた旧データ(Old DATA)及びもとのEOD(Old EOD)とが記録された状態となる。
【0118】
上記旧データ(Old DATA)領域は、当然に上書きしたデータ(NewDATA)によって途中から分断されているため無効データとされるため、上書きしたデータ(New DADA)以降の旧データ(Old DATA)部分のデータの読み出しは不可能となる。
【0119】
よって、データ領域は、有効とされるデータと当該有効とされるデータの記録再生方向に連続して形成された無効とされるデータとで構成されることになる。
【0120】
本発明の実施の形態とされるテープストリーマ装置1は、記録又は再生等の実行中にアンロードする命令が出されると当該処置していたパーティションの直前のパーティションの最終位置に設けられているオプションデバイスエリアODAに磁気テープ12を送ってテープカセットを排出処理するように構成している。
【0121】
これに対して、アンロードの命令が出された当該パーティション内の最終位置に設けられているオプションデバイスエリアODAに磁気テープ12を送ってテープカセットを排出処理することも可能である。
【0122】
図15には、アンロード命令は出されたときに、上記直前に設けられているパーティションN−1内のオプションデバイスエリアODAになるように磁気テープ12を送る場合(a)と、当該アンロード命令が出された時に位置しているパーティションN内のオプションデバイスエリアODAになるように磁気テープ12を送る場合(b)とについて示している。そして、アンロード命令が出される直前に位置しているパーティションNは、例えば、新たなデータによって更新されてデータ領域によって構成され、すなわち上記図14に示すように、有効データ(New DATA)と無効データ(Old DATA)によって構成されている。
【0123】
当該アンロード命令が出された時に現在位置しているパーティションN内のオプションデバイスエリアODAに磁気テープ12を送る場合、上述したようにデータが更新されたパーティションにおいて行おうすると、図15の(b)に示すように、無効データが存在するデータ領域を通過しなければならない。
【0124】
しかし、無効データ(Old DATA)は、当然、読み込むことはできない。よって、このようなデータ領域を通過した場合、テープストリーマ装置1は、現在位置を把握することができなくなり、その結果、目的としているオプションデバイスエリアODAをサーチすることができなくなってしまい、テープカセットをアンロードすることができなくなる。
【0125】
すなわち、テープストリーマ装置1は、図15の(a)示すように、アンロード命令が出されたパーティションNの直前のパーティションN−1のオプションデバイスエリアODAに磁気テープ12を送ることで、データが更新された場合であっても、無効とされた領域を通過することがないため、確実にテープカセットをアンロードすることができる。
【0126】
また、アンロード時の動作として送られる磁気テープ12内に無効データが存在することがないため、テープストリーマ装置1は、例えば、その送り過程に無効データが存在するか否かといった判断する例外処理をすることなく、アンロードの処理を迅速に行うことができる。すなわち、テープストリーマ装置1は、どのパーティションにおいても同一のシーケンスによってアンロードすることができる。
【0127】
また、例えば、無効データ(Old DATA)中に位置していると時に、装置の電源が切れてしまった場合、次に復旧によって記録再生方向の反対方向に行ってもシステムエリア(SYS)が発見される前にEODに出合ってしまい、位置を誤ってしまう。
【0128】
次にアンロード及びローディングについての動作過程について説明する。図16には、現在実行中にデータ領域に位置している状態からテープカセットがアンロードされるまでの過程を示している。なお、図16において、( )内に示す数字は、テープストリーマ装置の動作順序を示している。
【0129】
また、図16には、MICを有するテープカセットをアンロードする動作であって、このMICに各種情報を記憶しながらアンロードする動作と、パーティションに設けれているシステムエリアに各種情報を記録してからテープカセットをアンロードする動作とを示している。
【0130】
先ず、MICを有するテープカセットのアンロードであって、このMICに各種情報を記憶しながらアンロードする動作について説明する。
【0131】
テープストリーマ装置1は、まず、現在位置しているデータ領域から当該データ領域の先頭位置に磁気テープを巻き戻す(1)。例えば、この巻き戻し開始は、図1に示すホストコンピュータ200からの命令によって実行される。
【0132】
データ領域の先頭位置への磁気テープ12の巻き戻しに続いて、排出位置とされる当該パーティションの直前のパーティションに設けられているオプションデバイスエリアODAの中間位置へ磁気テープ12を巻き戻す(2−2)。
【0133】
ここで、テープストリーマ装置1は、テープカセットのMICにテープ使用履歴情報(システムログ)及びアンロードした位置の情報であるアンロード位置情報を記憶する。アンロード位置情報は、例えば、パーティションの番号とされる。
【0134】
そして、アンローディング動作によって、テープカセットをテープストリーマ装置1から排出する(3−2)。例えば、テープストリーマ装置1は、テープカセットの排出動作として、スレッディング動作に続き、テープカセットを当該装置内で適宜移動させて、例えば上昇させてテープカセットを排出する。例えば、一連の動作((2−2)→(3−2))に要する時間は、18秒となる。
【0135】
このように、テープストリーマ装置1は、MICに位置情報を記憶することで、次回に再装着された際にMICに記憶されているアンロード位置情報をもとにして、前回終了されたパーティションPnに移動することができる。
【0136】
よって、テープストリーマ装置1は、磁気テープ12を全部巻き戻すことを省略することができるために、テープカセットをアンロードする時間を短縮することができる。
【0137】
また、各パーティションに設けられているシステムエリアに、テープ使用履歴情報等を記録することもできる。例えば、MICを有していないテープカセットを場合に、各パーティションに設けられているシステムエリアにテープ使用履歴情報が記録される。このときのアンロードの動作は、(1)から(5)にかけての動作となる。
【0138】
システムエリアに使用履歴情報を記録する場合のアンローディングの動作も同様に、現在位置しているデータ領域から当該データ領域の先頭位置に磁気テープ12を巻き戻す(1)。
【0139】
データ領域の先頭位置に巻き戻し後、システムエリアに履歴情報を記録するため、システムエリアの記録開始位置をサーチする(2−1)。システムエリアに対しては、テープ使用履歴情報が記録される。
【0140】
システムエリアのデータ更新を終了すると、テープカセットを排出するために、当該パーティションPnの直前のパーティションPn-1に設けれれているオプションデバイスエリアODAの中間位置へ磁気テープを巻き戻す(4)。
【0141】
そして、テープストリーマ装置1は、アンロードの動作によって、テープカセットを排出する(5)。
【0142】
例えばシステムエリアにテープ使用履歴情報を記録する場合の上記一連の動作((2−1)→(5))に要する時間は、30秒となる。
【0143】
ここで、上述したMICを備えたテープカセットについて行う場合と比較すると、システムエリアに使用履歴情報を記録する動作分((2−1)→(3))の時間が多く、例えば12秒の差が生じている。
【0144】
よって、テープストリーマ装置は、MICに使用履歴情報や位置情報を記憶することで、システムエリアの上記情報を書き込むことを要しないため、高速でアンローディングの動作を完了させることができるようになる。
【0145】
また、テープカセットのデータ書き込み禁止のタブによって磁気テープ12に対するデータの記録ができない場合、MICを有していなく、磁気テープ12に直接各種情報を書く方式では、当然、情報を書くことができないが、MICに各種情報を記録する方式では、上記書き込み禁止タブの操作状態に関係なく、テープ使用履歴情報をMICに記憶させておくことができる。よって、MICに各種情報を書き込む方式にあっては、テープカセットをアンロードした際に、MICに記憶されているテープ使用履歴情報を参照することができるようになる。
【0146】
例えば、テープストリーマ装置1は、図17に示すフローチャートに従って、MICにアンロード位置情報およびテープ使用履歴情報を記憶する。
【0147】
先ず、テープストリーマ装置1は、図1に示すホストコンピュータ200からアンロード命令が来た後、ステップS11に示すように、現在実行中の処理を終わらせる。
【0148】
そして、テープストリーマ装置1は、磁気テープ12を巻き戻して、当該処理していたパーティション内の先頭位置に設けられているシステムエリアを通過して、直前に連続して設けられているパーティションのオプションデバイスエリアODAまで、磁気テープ12を巻き戻す。
【0149】
磁気テープ12の巻き戻しをしてから、テープストリーマ装置1は、ステップS12、それに続くステップS13に示すように、テープ使用履歴情報、及びアンロード位置情報をテープカセットのMICに記憶させる。
【0150】
その後、テープストリーマ装置1は、ステップS15において、アンロード動作を行い、続いてステップS16に示すように、テープカセットを排出して、アンロード動作を終了する。
【0151】
次に、ローディングの動作について説明する。図18には、前回のアンロード時の動作によってパーティションN−1のオプションデバイスエリアODAに磁気テープ12が巻き戻されたテープカセットが今度はアンロードされたときの動作過程を示している。なお、図18において、( )内に示す数字は、テープストリーマ装置の動作順序を示している。
【0152】
また、図18には、MICを有するテープカセットをローディングする動作であって、このMICに記憶されている各種情報を読み出しながらするローディングの動作と、パーティションに設けれているシステムエリアに記録されている各種情報を読み出しながらローディングする動作を示している。
【0153】
先ず、MICを有するテープカセットをローディングする動作であって、このMICに記憶されている各種情報を読み出しながらするローディングの動作について説明する。
【0154】
テープストリーマ装置1は、装着されたテープカセットについてローディング処理する(1)。例えば、ここで行うローディングでは、当該装置に挿入されたテープカセットを所望の位置に移動した後、スレディング動作を行う。
【0155】
そして、テープストリーマ装置1は、ここで、オプションデバイスエリアODAのIDに記録されている位置情報を読み取って、テープカセットのMICに記録されているアンロード位置情報との比較を行い、情報が一致する場合は、続いて前回実行処理していた位置のサーチを行う。
【0156】
すなわち、テープストリーマ装置1は、現在位置しているパーティションN−1から記録再生方向に磁気テープ12を送り、テープカセットが排出される直前に実行処理していた位置である次のパーティションNに設けられているシステムエリアをサーチし(2−2)、スタンバイ状態となる。
【0157】
テープストリーマ装置1は、前回処理していたときのテープ使用履歴情報をMICに記憶されているものを参照にするので、サーチは、システムエリアの最終位置を確認するだけで済む。
【0158】
例えば、この一連の動作((1)→(2−2))に要する時間は、12秒である。
【0159】
テープストリーマ装置1は、このようにして、MICに記憶されている位置情報に基づいて前回処理していたパーティションNへ移動する。
【0160】
テープストリーマ装置1は、従来より行われていたように、テープの頭から前回実行処理していた位置に移動しなくて済むため、高速でテープカセットをローディングすることができるようになる。
【0161】
一方、システムエリアに記録されているテープ使用履歴情報を読み取りながら前回実行処理していたパーティションNに移動する場合、テープストリーマ装置1は、MICに各種情報が記憶されている場合と同様に、当該装置に装着されたテープカセットをローディングする(1)。
【0162】
そして、テープストリーマ装置1は、テープ使用履歴情報を読み込むために、テープ使用履歴情報が記録されているシステムエリアの記録開始位置をサーチする(2−1)。
【0163】
テープストリーマ装置1は、システムエリアの先頭位置に達したら、当該システムエリアに記録されているテープ使用履歴情報を読み出す(3)。そして、このデータ読み出しの終了とともにシステムエリアの終了位置として、スタンバイ状態にする。
【0164】
例えば、システムエリアに記録されている使用履歴情報を読み取ってローディングの動作を完了した場合、その一連の動作((1)→(2−2))に要する時間は、24秒となる。
【0165】
よって、上述したMICを備えたテープカセットについて行う場合と比較すると、システムエリアからテープ使用履歴情報を読み出す動作分(3)の時間が多くかかり、例えば12秒多くかかってしまう。
【0166】
よって、テープストリーマ装置1は、MICにテープ使用履歴情報を記憶することで、システムエリアからテープ使用履歴情報を読み出すことを要しないために、高速でローディングの動作を完了させることができるようになる。
【0167】
例えば、テープストリーマ装置は、図19に示すフローチャートに従って、アンロード位置情報およびテープ使用履歴情報を読み出す。
【0168】
先ず、テープストリーマ装置1は、テープカセットが挿入された後、ステップS21及びステップS22に示すように、テープカセットを装着して、ローディングの処理を行う。
【0169】
ローディング処理を行った後、テープストリーマ装置1は、ステップS23、それに続くステップS24に示すように、テープ使用履歴情報、及びアンロード位置情報をテープカセットのMICから読み出す。
【0170】
MICから各種情報を読み出した後、テープストリーマ装置1は、ステップS25に示すように、図1に示す回転ヘッド131にテープを巻き付け、続いて、ステップS26に示すように、オプションデバイスエリアODAに記録されているIDを読み取る。
【0171】
そして、テープストリーマ装置1は、ステップS27に示すように、IDに格納されている位置情報を読み取り、ステップS27において、そのIDから読み取った位置情報とMICから読み出しているアンロード位置情報との比較判別する。すなわち、この位置情報の比較によって、MICに記録されていたアンロード時の位置と現在ローディングした位置が一致しているかを確認する。
【0172】
ステップS27における比較判別の結果、読み取った位置情報が一致していると判断した場合、テープストリーマ装置1は、当該パーティションに対して記録再生方向に連続して形成されているパーティション、すなわち当該パーティションの直後にパーティション、に設けられているシステムエリアの最終位置になるように磁気テープ12を送り、そして、ローディングに係る処理を終了する。
【0173】
また、ステップS28における比較判別の結果、位置情報が一致しないと判断した場合、テープストリーマ装置1は、磁気テープ12の先頭位置まで巻き戻して、エラー処理を行い、当該処理を終了する。
【0174】
例えば、エラー処理で行う磁気テープ12の頭部分までの強制的な巻き戻しは、故意にリールロックが外されてテープを巻き戻した疑いがある等の理由から行っている。
【0175】
なお、ローディング直後にデータ領域に記録されているデータを読み込む場合は、図20に示すフローチャートによって処理を行う。また、図21には、その磁気テープ12の送りの動作について示している。
【0176】
先ず、テープストリーマ装置1は、図20のステップS41に示すように、パーティションPn-1のオプションデバイスエリアODAへローディングする。図21において▲1▼の処理である。
【0177】
続いて、ステップS42、それに続くステップS43に示すように、MICに記録されているアンロード位置情報とIDに記録されている位置情報とを調べてその比較を行う。
【0178】
ステップS43において一致していると判断した場合、テープストリーマ装置1は、ステップS45に示すように、パーティションPn-1の直後のパーティションPnのシステムエリアを探し、続いて、データ領域を探す。この処理は、図21に示す▲2▼から▲3▼への処理である。
【0179】
ステップS45において、データ領域を見つけたら、ステップS46に示すように、当該データ領域に記録されているデータを読み出す。そして、テープストリーマ装置1は、ステップS47に示すように、MICに記憶しているデータの更新を行う。
【0180】
なお、ステップS43において位置情報が一致しないと判断した場合、テープストリーマ装置1は、ステップS48に示すように、磁気テープ12を先頭位置まで巻き戻し、続いてステップS49に示すように、エラー処理を行い、当該処理を終了する。
【0181】
以上に述べたように、テープストリーマ装置1は、現在実行処理しているパーティションから、当該パーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けられているオプションデバイスエリアODAに位置するように磁気テープ12を送り操作することで、テープカセットをアンロードする際には直前のパーティションのオプションデバイスエリアODAに位置されて、テープカセットがローディングされた際には前回実行処理していたパーティションの直前のパーティションに位置されているために、アンローディング及びローディングを高速で行うことができる。
【0182】
また、テープストリーマ装置1は、MICが搭載されているテープカセットをアンロードする際に、アンロードした位置情報及びテープ使用履歴情報をMICに記憶させることで、システムエリアに上記位置情報及びテープ使用履歴情報を記録する必要がなくなり、これにより、高速でテープカセットをアンローディング及びローディングすることができるようになる。
【0183】
さらに、テープカセットを排出する際に、当該パーティションから直前に設けられているパーティションのオプションデバイスエリアODAに移動することで、無効データを判別するような例外処理をしなくて済むために、テープストリーマ装置1は、高速で確実にアンローディング及びローディング処理することができる。
【0184】
なお、図22及び図23には、本発明の実施の形態とされるテープストリーマ装置に装着されるテープカセットの構成を例示している。
【0185】
図22及び図23に示すように、テープカセット10は、例えば、合成樹脂材料によって略矩形浅皿状に形成された上下一対の上ハーフ13と下ハーフ14とを、互いの開口側を突き合わせるようにして組み合わせた後、複数の止めねじによって結合して略箱状のカートリッジ本体15を構成している。このカートリッジ本体15には、その内部に長手方向に並んで磁気テープ12を掛け合わせたテープ供給リール16とテープ巻取リール17とが回転自在に収納されている。
【0186】
カートリッジ本体15には、図に示すように、上面部を構成する上ハーフ13の天井面に矩形の表示窓18が設けられており、このカートリッジ本体15の内部に収納したテープ供給リール16とテープ巻取リール17に巻回された磁気テープ12の状態を外部から目視可能としている。また、カートリッジ本体15は、図3に示すように、底面部を構成する下ハーフ14にテープ供給リール16とテープ巻取リール17のハブの一部を外方へと臨ませると共にこれらテープ供給リール16とテープ巻取リール17の回転を規制するためのハブ嵌合穴がそれぞれのリールに対応して設けられている。なお、下ハーフ14の底面部には、磁気テープ12の長さを検出するためのテープ長検出穴或いは磁気テープ12の種別を識別するテープ仕様識別穴等の種々の識別穴が設けられている。
【0187】
テープ供給リール16及びテープ巻取リール17は、磁気テープ12が巻回される円筒状のハブ部と、このハブ部の一方側に設けられた円盤状のフランジ部とから構成される。これらテープ供給リール16及びテープ巻取リール17は、ハブ部がカートリッジ本体15のそれぞれハブ嵌合穴に嵌合されることによって、カートリッジ本体15内において回転自在に収納される。また、テープ供給リール16及びテープ巻取リール17は、ハブ部の回転中心部が、図示しないリール押さえバネ及びリール押さえ板によって下ハーフ14側に付勢されることによって、カートリッジ本体15内でのガタ付きが防止されている。
【0188】
カートリッジ本体15には、磁気テープが外方に開放される前面部を閉塞する蓋部材26が回動自在に組み付けられている。蓋部材26は、カートリッジ本体15の幅とほぼ等しい長さを有しており、両端側には相対向して支点部を構成する側壁部27A,27Bが一体に形成されることによって全体略コ字状に形成されている。側壁部27A,27Bの内面には、軸線を一致させてピン軸が一体に形成されている。このピン軸がカートリッジ本体に対して回転自在に支持されることで、蓋部材26は、カートリッジ本体15の上記の前面部を開閉自在にすることができる。
【0189】
そして、テープカセット10は、背面に端子開口部51を設けて、この端子開口部に補助記憶装置60を搭載している。この補助記憶装置60は、配線基板に実装された不揮発性メモリMIC62と、このMIC62の入出力端子となる配線基板に形成された複数の接点端子63とから構成されている。
【0190】
上記MIC62は、記憶素子と、記録時に上記接点端子63及びコネクタを介して当該MIC62に接続されるテープストリーマ装置の書き込み/読み出し制御部163との間のデータの入出力を制御するための入出力制御部とから構成されている。
【0191】
【発明の効果】
本発明に係るテープ記録及び/又は再生装置は、少なくとも2つのパーティションを有して、パーティションの各々に記録データが記録されているテープ状記録媒体を有しているテープカセットに対して、記録データの記録及び/又は再生を行うテープ記録及び/又は再生装置であって、走行制御手段を制御して、テープ状記録媒体を現在位置しているパーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けられている排出領域に移動してテープカセットを排出するシステム制御手段を備えることで、テープカセットを排出する際、当該排出動作前の現在位置しているパーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けられている排出領域になるようにテープ状記録媒体を送った後、テープカセットを排出することができる。
【0192】
よって、テープ記録及び/又は再生装置は、テープカセットをアンロードする際にはその直前のパーティションの排出領域に位置されて、また、テープカセットがローディングされた際には前回実行処理していたパーティションの直前のパーティションに位置されているために、テープカセットのアンローディング及びローディングを高速で行うことができる。
【0193】
また、テープ記録及び/又は再生装置は、テープカセットを排出する際に直前のパーティションに移動することで、無効データを判別するような例外処理をしなくて済むため、高速かつ確実にテープカセットをアンローディング及びローディングすることができる。
【0194】
また、本発明に係るテープ記録及び/又は再生方法は、少なくとも2つのパーティションを有して、パーティションの各々に記録データが記録されているテープ状記録媒体を有しているテープカセットに対して、記録データの記録及び/又は再生を行うテープ記録及び/又は再生方法であって、テープ状記録媒体を現在位置しているパーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けれている排出領域に移動させるテープ移動工程と、テープ移動工程によって排出領域に移動された後に上記テープカセットを排出する排出工程とを有することで、テープカセットを排出する際、当該排出動作前の現在位置しているパーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けられている排出領域になるようにテープ状記録媒体を送った後、テープカセットを排出することができる。
【0195】
よって、テープ記録及び/又は再生方法によって、テープカセットをアンロードする際にはその直前のパーティションの排出領域に位置されて、また、テープカセットがローディングされた際には前回実行処理していたパーティションの直前のパーティションに位置されているために、テープカセットのアンローディング及びローディングを高速で行うことができる。
【0196】
また、テープ記録及び/又は再生方法によって、テープカセットを排出する際に直前のパーティションに移動することで、無効データを判別するような例外処理をしなくて済むため、高速かつ確実にテープカセットをアンローディング及びローディングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態とされるテープストリーマ装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】上記テープストリーマ装置によってデータの書き込み又は読み出しがなされる磁気テープのデータの構成を示すデータ構成図である。
【図3】上記磁気テープにおいて複数形成されているパーティションであって、そのパーティションをデータ構成を示す図である。
【図4】上記磁気テープの1トラックのデータ構成を示す図である。
【図5】上記テープストリーマ装置により磁気テープに記録するデータの1トラック分のデータ構成を示す図である。
【図6】上記テープストリーマ装置により磁気テープに記録するデータの1単位40トラック分のデータ構成を示す図である。
【図7】上記磁気テープのIDエリアのデータ構成を示す図である。
【図8】上記磁気テープの1トラック上のフィジカルブロックアドレスナンバを示す図である。
【図9】上記磁気テープのIDエリア情報を示す図である。
【図10】上記IDエリア情報に含まれているエリアIDの定義を示す図である。
【図11】上記テープカセットに搭載されるMICに格納されているデータの構成を示す図である。
【図12】上記テープストリーマ装置によるローディング直後に行う処理を示すものであって、上記磁気テープに設けられているパーティション内のデータを更新するときの処理を示すフローチャートである。
【図13】上記磁気テープに設けられているパーティション内のデータを更新する処理によってデータ領域が更新されるときの過程を説明するのに用いた図である。
【図14】上記磁気テープに設けられているパーティション内のデータを更新する処理によってデータ領域が更新されたパーティション内のデータ構成を示す図である。
【図15】アンロード命令が出されたときに、直前に設けられているパーティションN−1内のオプションデバイスエリアODAに磁気テープを送る場合(a)と、現在位置しているパーティションN内のオプションデバイスエリアODAに磁気テープを送る場合(b)とについて示す図である。
【図16】上記テープストリーマ装置が上記テープカセットをアンロードするときの動作であって、MICに各種情報を記憶させながら行う場合と、磁気テープに各種情報を記録しながら行う場合とを示す図である。
【図17】上記テープストリーマ装置が上記テープカセットをアンロードするときに行う処理手順を示すフローチャートである。
【図18】上記テープストリーマ装置が上記テープカセットをローディングするときの動作であって、MICに記憶されている各種情報を読み出しながら行う場合と、磁気テープのシステムエリアに記録されている各種情報を読み出しながら行う場合とについて示す図である。
【図19】上記テープストリーマ装置が上記テープカセットをローディングするときに行う処理手順を示すフローチャートである。
【図20】上記テープストリーマ装置によるローディング直後に行う処理を示すものであって、上記磁気テープに設けられているパーティション内のデータを読むまでの処理を示すフローチャートである。
【図21】上記磁気テープに設けられているパーティション内のデータを読み出す過程を説明するのに用いた図である。
【図22】上記テープストリーマ装置の装着されるテープカセットの構成を示すであって、蓋部材が取り付けてある方向からみた斜視図である。
【図23】上記テープストリーマ装置の装着されるテープカセットの構成を示すであって、背面方向からみた斜視図である。
【符号の説明】
1 テープストリーマ装置、150 モータ駆動及びサーボ回路、161 システムコントローラ

Claims (7)

  1. 少なくとも2つのパーティションを有して、パーティションの各々に記録データが記録されているテープ状記録媒体を有しているテープカセットに対して、上記記録データの記録及び/又は再生を行うテープ記録及び/又は再生装置であって、
    上記テープ状記録媒体の走行を制御する走行制御手段と、
    上記テープ状記録媒体の記録又は再生の実行中にアンロード命令が出されたとき、上記走行制御手段を制御して、上記テープ状記録媒体を現在位置しているパーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けられている排出領域に移動して上記テープカセットを排出するシステム制御手段と
    を備えることを特徴とするテープ記録及び/又は再生装置。
  2. 上記テープ状記録媒体に関する情報データを当該テープ状記録媒体とは別に記憶する記憶部を有する上記テープカセットの上記記憶部に対して上記情報データを記憶させる情報データ書き込み手段をさらに備え、
    上記システム制御手段は、上記走行制御手段によって上記テープ状記録媒体を現在位置しているパーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けられている排出領域に移動させるとともに、上記情報データ書き込手段によって上記テープ状記録媒体の上記排出領域への移動前のパーティションの位置情報を上記記憶部に書き込むことを特徴とする請求項1記載のテープ記録及び/又は再生装置。
  3. 上記記憶部に記憶されている情報データを読み取る情報データ読み取り手段をさらに備え、上記テープカセットが再装着された際には、上記システム制御手段は、上記情報データ読み取り手段によって上記記憶部から読み込んだ上記パーティションの位置情報に基づいて、上記テープ状記録媒体を所定テープ位置に移動させることを特徴とする請求項2記載のテープ記録及び/又は再生装置。
  4. 上記テープカセットの排出時には、上記情報データ書き込み手段は、記録又は再生が実行されたパーティションに設けられているシステムエリアに記録されるシステム情報及び使用履歴情報を書き込むことを特徴とする請求項2記載のテープ記録及び/又は再生装置。
  5. 最後のパーティションを除いた全てのパーティションの最終位置に上記排出領域が形成されるとともに、先頭のパーティションの直前に上記排出領域が形成されていることを特徴とする請求項1記載のテープ記録及び/又は再生装置。
  6. 少なくとも2つのパーティションを有して、パーティションの各々に記録データが記録されているテープ状記録媒体を有しているテープカセットに対して、上記記録データの記録及び/又は再生を行うテープ記録及び/又は再生方法であって、
    上記テープ状記録媒体の記録又は再生の実行中にアンロード命令が出されたとき、上記テープ状記録媒体を現在位置しているパーティションの直前のパーティション内の最終位置に設けられている排出領域に移動させるテープ移動工程と、
    上記テープ移動工程によって上記排出領域に移動された後に上記テープカセットを排出する排出工程と
    を有することを特徴とするテープ記録及び/又は再生方法。
  7. 上記テープ状記録媒体に関する情報データをテープ状記録媒体とは別に記憶する記憶部を有する上記テープカセットに対する工程であって、上記現在位置しているパーティションの位置情報を上記記憶部に書き込みする情報書き込み工程をさらに有することを特徴とする請求6記載のテープ記録及び/又は再生方法。
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