WO2002069333A1

WO2002069333A1 - Dispositif d'entrainement de lentille d'objectif et dispositif de capteur optique utilisant le dispositif d'entrainement de lentille d'objectif

Info

Publication number: WO2002069333A1
Application number: PCT/JP2002/001867
Authority: WO
Inventors: Yutaka Shimada; Tadayasu Nishikawa
Original assignee: Sony Corporation
Priority date: 2001-02-28
Filing date: 2002-02-28
Publication date: 2002-09-06
Also published as: US20030161251A1; JP2002260255A; KR20030005290A; EP1387354A4; CN1457487A; CN100426390C; US7073185B2; EP1387354A1

Description

明細書対物レンズ駆動装置及び対物レンズ駆動装置を用いた光学ピックァップ装置技術分野本発明は、光ディスクの如き光学記録媒体に対し情報信号を書き込み、この記録媒体に記録された情報信号を読み出すために用いられる光学ピックアップ装置及びこの光学ピックアツプ装置に適用されて有用な対物レンズ駆動装置に関する ₍ 背景技術従来、光ディスクの如き光学記録媒体に対情報信号を書き込み、この記録媒体に記録された情報信号を読み出すため、光学ピヅクアップ装置が用いられているこの種の光学ピックアップ装置は、半導体レーザの如き光源及びフォトダイォードの如き受光素子が設けられた本体と、光源から出射された光束が入射される対物レンズと、この対物レンズを後述する一定の方向に変位させる駆動機構を備えている。

この対物レンズ駆動機構は、光源から出射された光束を光学記録媒体の信号記録面上に集光させる対物レンズを、この対物レンズの光軸方向、即ちフォーカス方向及び光軸に直交する方向、即ちトラッキング方向に移動操作可能に支持すると共に、電磁ァクチユエ一夕によってフォーカス方向及びトラヅキング方向に変位させる。対物レンズ駆動機構は、対物レンズをこの対物レンズの光軸方向及び光軸方向に直交する方向に移動操作することにより、この対物レンズによって光学記録媒体の信号記録面上に集光されたスポットを、光学記録媒体の信号記録面上の記録トラックに追従させる。すなわち、対物レンズ駆動機構は、対物レンズをこの対物レンズの光軸方向、即ちフォーカス方向に移動操作することにより、光源から出射された光束を信号記録面上に集光させるフォーカス制御を行う。対物レンズ駆動機構は、対物レンズをこの対物レンズの光軸方向のフォーカス方向及びトラッキング方向、即ち記録トラックの接線に直交する方向に移動操作することにより、光源から出射された光束の集光点を記録トラックに追従させるトラッキング調整を行う。

対物レンズ駆動機構は、本体に取り付けられる固定部と、対物レンズが取り付けられるレンズボビンと、これら固定部及びレンズポビン間を連結する支持部材とを有する。支持部は、可撓性を有する 4本の細い線状の部材から構成され、レンズボビンを、固定部に対して上述した光軸と平行な方向と光軸と直交する方向に移動可能に支持している。すなわち、支持部を構成する各線状の部材の各々は、一端側が固定部に取り付けられ、他端側がレンズボビンに取り付けられている。固定部には、マグネット及びヨークからなる磁気回路部が設けられている。レンズボビンには、磁気回路部を構成するマグネットにより形成される磁界中に位置するフォーカス用の駆動コイル及びトラッキング用の駆動コイルが取り付けられている。この対物レンズ駆動機構において、フォーカス用の駆動コイルは、給電されると、磁気回路部が形成する磁界との作用により、レンズボビンと共に、対物レンズの光軸方向に移動させる。トラッキング用の駆動コイルは、給電されると、磁気回路部が形成する磁界との作用により、レンズボビンと共に、対物レンズの光軸に直交する方向に移動させる。このような各駆動コイルと磁気回路部との間の作用により、光源から出射された光束を対物レンズによって信号記録面上に集束させたスポッ卜が信号記録面の上下動や記録トラックを追従するようにフォーカス制御及びトラッキング制御が行われる。

この対物レンズ駆動機構において、各駆動コイルへの給電は、支持部を構成する各線状の部材を介して行われる。そのため、これら線状の部材は、電気抵抗が低く、かつ、使用周波数帯域内において共振を生じさせない材料が用いられることが望ましく、例えば、ベリリウム銅の如き材料により形成されている。なお、この線状の部材は、厚さが 8 0 / m程度、幅が 8 0 z m乃至 9 0 z m程度で、長さが 1 5 mm乃至 2 0 mm程度に形成されている。

上述のような対物レンズ駆動装置は、支持部材を構成する 4本の線状の部材が、それぞれ、フォーカス用駆動コイル、トラヅキング用駆動コイルへの給電線として用いられるため、互いに電気的に独立し、互いに絶縁されている必要がある。したがって、支持部を構成する線状の部材は、 1本ずつ別個の部材として形成しなければならない。

このような線状の部材を、捻れや橈みを生じさせることなく高精度に形成することは困難であった。この種の線状の部材は、まず、板材を打ち抜き加工し、図 1に示すように、複数本の線状の部材 1 0 1， 1 0 1が枠状のフレーム 1 0 2内に位置してそれそれの両端側をフレーム 1 0 2の内側縁に支持されたものを形成し、次に、各線状の部材 1 0 1， 1 0 1をフレーム 1 0 2から切断することにより形成される。線状の部材 1 0 1は、フレーム 1 0 2から切断される際に、捻れや橈みを生じさせてしまう。

ここで、複数本の線状の部材 1 0 1， 1 0 1がフレーム 1 0 2に支持された状態において、インサート成型法を用いて、対物レンズ駆動機構に隣接する 2本の線状の部材 1 0 1 ， 1 0 1の両端側を合成樹脂材料 1 0 3 , 1 0 3により連結することにより、線状の部材 1 0 1の捻れや橈みを抑えることが考えられる。この場合には、 2本の線状の部材 1 0 1， 1 0 1を合成樹脂材料 1 0 3， 1 0 3により両端側を連結したままの状態でフレーム 1 0 2から切断し、この状態で対物レンズ駆動機構に用いる。このように合成樹脂材料 1 0 3， 1 0 3により線状の部材 1 0 1 , 1 0 1を連結させた部品は、線状の部材単体のものに比較して極めて厚くなつてしまう。合成樹脂材料 1 0 3， 1 0 3により線状の部材 1 0 1 , 1 0 1を連結させた部品は、部分的に厚みが異なるので、そのまま重ね合わせると、線状の部材 1 0 1が変形してしまうおそれがある。このように線状の部材 1 0 1： 1 0 1を連結させた部品を、線状の部材 1 0 1の変形を防止した状態で輸送するには、専用の梱包材を用いる必要がある。線状の部材 1 0 1， 1 0 1を連結させた部品を大量に梱包して輸送する場合、輸送梱包は、専用の梱包材を用いた大掛かりなものとなってしまい、輸送効率を向上させることができない。

更に、上述の線状の部材を構成する材料として好適とされているベリリウム銅は、入手が困難であり、高価でもある。発明の開示本発明は、上述したような従来の実情に鑑みて提案されるものであって、レンズボビンを支持する線状の支持部材を容易に形成することができ、支持部材の梱包及び輸送が容易であり、さらに、支持部材を構成する材料の入手が容易で安価に製造できる対物レンズ駆動装置及ぴこの光学ピックァツプ装置を提供することを目的とする。

上述のような目的を達成するために提案される本発明に係る対物レンズ駆動装置は、対物レンズが設けられたレンズボビンと、レンズボビンに設けられた少なくともひとつのマグネットと、マグネヅトと共にレンズボビンを対物レンズの光軸と平行な方向と対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動させるコイル部と、コイル部が設けられた固定部と、固定部とレンズポビンとの間に設けられ、レンズボビンを対物レンズの光軸と平行な方向と対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動自在に支持するステンレスから形成された弾性支持部とを備えている。弾性支持部は、一端がレンズボビンに取り付けられ、他端が固定部に取り付けられた複数の線状の支持部を備えている。

弾性支持部は、複数の支持部のうち 2本の支持部を対物レンズめ光軸と平行となるように両端で連結する 2つの連結部として構成された第 1の弾性支持部材と第 2の弾性支持部とから構成されている。

第 1の弾性支持部材と第 2の弾性支持部材は、ステンレスからなる板材に打ち抜き加工を施すことによって形成される。

固定部には、複数の支持部の他端側が各々揷通される複数の溝部が形成され、更に溝部に複数の支持部の他端側と接するように設けられるダンパ材を備えている。

レンズポビンには、ほぼ長方形の枠状に形球されたヨークが設けられ、ヨークの互いに対向する内壁卸に所定の間隙をもって 2つのマグネヅトが設けられ、 2 つのマグネットの間にコイル部が配されている。

また、本発明に係る対物レンズ駆動装置は、固定部と、対物レンズが設けられたレンズボビンと、レンズボビンと上記固定部の何れか一方に取り付けられる少なくともひとつのマグネットと、レンズボビンと固定部のうちの他方に取り付けられ、レンズボビンを対物レンズの光軸と平行な方向と対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動させるコイル部と、固定部とレンズポビンとの間に設けられ、レンズボビンを対物レンズの光軸と平行な方向と対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動自在に支持するステンレスから形成された弾性支持部とを備えている。

更に、本発明は、光学ピックアップ装置であり、光源と、光源から出射された光束を集光する対物レンズが設けられたレンズボビンと、対物レンズに光源から出射された光束を導くための開口部が形成された固定郁と、レンズボビンと固定部の何れか一方に取り付けられる少なくともひとつのマグネットと、レンズポビンと固定郁のうちの他方に取り付けられ、レンズボビンを対物レンズの光軸と平行な方向と対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動させるコイル部と、固定部とレンズボビンとの間に設けられ、レンズボビンを対物レンズの光軸と平行な方向と対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動自在に支持するステンレスから形成された弾性支持部とを備えている対物レンズ駆動装置と、対物レンズを介して入射した光束を検出する光検出器とを備えている。

本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下において図面を参照して説明される実施の形態の説明から一層明らかにされるであろう _c 図面の簡単な説明図 1は、従来の対物レンズ駆動装置に用いられる支持部材を示す平面図である _c 図 2は、本発明に係る対物レンズ駆動装置を示す斜視図である。

図 3は、本発明に係る対物レンズ駆動装置を示す分解斜視図である。

図 4は、本発明に係る対物レンズ駆動装置を示す平面図であり、図 5は、その側面図であり、図 6は、正面図である。

図 7は、対物レンズ駆動装置を構成する支持部材を製造する途中の状態を示す平面図である。

図 8は、本発明に係る対物レンズ駆動装置に用いられる支持部材を示す平面図である。

図 9は、本発明に係る光学ピックアップ装置を示す縦断面図である。図 1 0は、本発明に係る対物レンズ駆動装置の対物レンズの光軸と平行な方向における可動部の振動特性を示すグラフであり、図 1 1は、対物レンズの光軸に直交する平面方向における可動部の振動特性を示すグラフである。

図 1 2は、従来の対物レンズ駆動装置の対物レンズの光軸と平行な方向における可動部の振動特性を示すグラフであり、図 1 3は、対物レンズの光軸に直交する平面方向における可動部の振動特性を示すグラフである。発明を実施するための最良の形態以下、本発明を、光学記録媒体である光ディスクに対し情報信号を記録し、この記録媒体に記録された情報信号を読み出すために用いられる光学ピックアップ装置に用いられる対物レンズ駆動装置に適用した例を挙げて説明する。

本発明に係る対物レンズ駆動装置は、図 2、図 3及び図 4に示すように、固定部となるベース部材 1と、対物レンズ 2が取り付けられたレンズボビン 3と、これら固定部及びレンズボビン間を連結する弾性支持部としての 4本の支持部材 4 aとを有している。

ペース部材 1は、合成樹脂材料によってほぼ平板状の部材として一体的に形成され、上面後方側に、支持板 5及び一対の支柱 6 , 6が突出するように設けられている。これら支持板 5と一対の支柱 6， 6の間には、ほぼ平板状の取付板 7が軽圧入によって取り付けられている。取付板 7は、支持板 5と一対の支柱 6， 6 の間に挿入されることにより、これら支持板 5と各支柱 6， 6とによって支持される。この取付板 7は、図 3に示すように、その両側に、取付アーム部 8 , 8を有している。取付アーム部 8， 8は、取付板 7より両側に突設された腕状に形成され、それそれの先端の平坦部が、互いに平行となるように形成されている。これら取付アーム部 8 , 8のそれそれの先端の平面部には、ほぼ中央部に位置して、位置決めボス 9が設けられている。

支持部材 4 aは、可撓性を有する細い線状に形成され、レンズボビン 3を、ベ一ス部材 1に対し、図 2中矢印 F方向、矢印 T方向に移動可能に支持している。すなわち、各支持部材 4 aは、図 2、図 3及び図 4に示すように、一端側がベ一ス部材 1に取り付けられ、他端側がレンズボビン 3に取り付けられる。各支持部材 4は、図 3に示すように、対物レンズ 2の光軸と平行な方向に位置する 2本の支持部 4 aがー組となって、互いに両端側部分を連結片 1 0， 1 0によって連結され対物レンズ 2の光軸と平行な方向に互いに平行となされた状態で、ステンレス材を用いて一体的に形成されている。これら 2本の支持部 4 a， 4 a及び一対の連結片 1 0 , 1 0は、後述するように、ステンレスの薄板から打ち抜き加工によって一体的に形成される。

各連結片 1 0， 1 0には、ほぼ中央部に、位置決め孔 1 1が設けられている。一端側に位置する連結片 1 0に設けられた位置決め孔 1 1は円形孔であり、他端側に位置する連結片 1 0に設けられた位置決め孔 1 1は支持部 4 aに平行な方向を長軸とする長円形孔である。各連結片 1 0， 1 0は、位置決め孔 1 1を挟んで、一対の接着用孔 1 2 , 1 2が設けられている。

弾性支持部材 4 , 4は、図 3に示すように、一端側の連結片 1 0の位置決め孔 1 1に、取付ァ一ム部 8の先端面の位置決めボス 9を挿入した後、接着用孔 1 2 : 1 2に接着剤 1 3を塗布することにより、連結片 1 0と取付アーム部 8の先端面との間が接着剤 1 3によって接合され、支持部材 4 , 4は、各々取付アーム部 8 の先端面に取り付けられる。このとき、各支持部 4 a， 4 a及び 4 a , 4 aは、取付アーム部 8より、支持板 5の側縁を経て、図 2に示すように、前方側に向けて支持された状態となる。 2つの弾性部材 4 , 4は、図 2又は図 4に示すように、対物レンズ 2を挾んでレズボビン 3の両側に互いに平行となるようにレンズボビン 3と支持板 5との間に取り付けられる。両側の各取付アーム部 8， 8にそれそれ支持部 4 a， 4 aの一端側の連結片 1 0が取り付けられることにより、各取付アーム部 8 , 8からは、計 4本の支持部 4 aが、互いに平行となされて、支持板 5の両側縁を経て、図 2に示すように、前方側に向けて支持された状態となる。支持板 5の両側縁には、図 2、図 3及ぴ図 5に示すように、それそれ上下一対のダンパ材保持溝 1 4， 1 4が設けられている。弾性支持部材 4， 4は、取付ァーム部 8から、このダンパ材保持溝 1 4 , 1 4内を経て、図 2に示すように、前方側に向けて支持されている。これらダンパ材保持溝 1 4内には、シリコン系材料からるゲル状のダンパ材 1 5が充填されている。このダンパ材 1 5は、弹性支持部材 4の一部分の周囲、即ち図 2に示すように弾性支持部材 4の一端側の部分と接触している。その結果、この弾性支持部材 4により支持されるレンズボビン 3を含む後述する可動部の振動特性がダンパ材 1 5によって修正される。

各弾性支持部材 4の他端側に位置する連結片 1 0 , 1 0には、レンズボビン 3 が取り付けられている。このレンズボビン 3は、図 3に示すように、透孔である対物レンズ取付け孔 1 6を有し、合成樹脂材料を用いて形成されている。レンズボビン 3は、高透磁率材料からなるヨーク 1 7を有する。対物レンズ取付け孔 1 6には、非球面レンズ等の対物レンズ 2が取り付けられる。ヨーク 1 7は、図 3、図 4に示すように、長方形の枠状に形成され、インサート成型によって、レンズポビン 3と一体化されている。このレンズボビン 3において、対物レンズ取付け子 L 1 6は、レンズボビン 3のほぼ中央に位置し、ヨーク 1 7は、図 3、図 4に示すように、レンズボビン 3の対物レンズ取付け孔 1 6の前方側に位置している。このレンズボビン 3には、ヨーク 1 7の両側となる位置に、一対の取付け面 1 8 : 1 8が形成されている。これら取付け面 1 8， 1 8は、互いに平行な平面部分となるように形成されており、それそれのほぼ中央部に位置決めボス 1 9 , 1 9が設けられている。

弾性支持部材 4 , 4は、図 2に示すように、他端側の連結片 1 0の位置決め孔 1 1に、レンズボビン 3の取付け面 1 8の位置決めボス 1 9を挿入した後に、接着用孔 1 2， 1 2に接着剤 2 0を塗布充填する等して、この連結片 1 0と取付け面 1 8との間が接着剤 2 0によって接着されることにより、弾性支持部材 4， 4 は各々取付け面 1 8， 1 8に取り付けられる。このようにして、レンズボビン 3 は、 4本の支持部 4 a , 4 a及び 4 a， 4 aによって支持される。このとき、対物レンズ 2は、光軸がベース部材 1の上面部に垂直となるように配されている。ベ一ス部材 1には、ベース部材 1のこのように支持された対物レンズ 2に対応する位置であるほぼ中央位置に、この対物レンズ 2に入射される光束が通過するための開口部としての透孔が形成されている。

弾性支持部材 4は、ステンレスを用いて形成されていることによって可撓性を有するので、レンズボビン 3は、図 2中矢印 F方向の対物レンズ 2の光軸と平行な方向であるフォーカス方向及び図 2中矢印 T方向の対物レンズ 2の光軸に直交する平面方向のトラッキング方向に移動可能である。このように、図 2中矢印 F 方向又は矢印 T方向に移動されるとき、レンズボビン 3は、 4本の支持部 4 aによって支持されていることにより、対物レンズ 2の光軸の倒れ等の傾きを生ずることがない。

レンズボビン 3には、ヨーク 1 7と共に磁気回路部を構成する一対のマグネヅト 2 1， 2 1が設けられている。磁気回路部を構成するマグネット 2 1 ， 2 1は、図 3に示すように、各々全体が直方体状に形成されており、上述のように長方形の枠状に形成されたヨーク 1 7の内壁に、所定の空隙を介して互いに対向した状態で取り付けられている。これらマグネット 2 1， 2 1は、図 4に示すようにョーク 1 7の前方側の内壁の中央位置と、後方側の内壁の中央位置とに、それぞれ取り付けられている。これらマグネヅト 2 1， 2 1及びヨーク 1 7により、このヨーク 1 Ί内の中央位置、すなわち、各マグネヅト 2 1 , 2 1間には、磁束の方向が前後方向である磁界が形成されている。

ヨーク 1 7を含むレンズボビン 3、このレンズポビン 3に取り付けられた対物レンズ 2、弾性支持部材 4の他端側に位置する連結片 1 0， 1 0、接着剤 2 0、及ぴヨーク 1 7に取り付けられたマグネット 2 1 ， 2 1には、この対物レンズ駆動装置における可動部が構成されている。

ベース部材 1には、上述した磁気回路部を構成するマグネット 2 1， 2 1により形成される磁界中に位置するようにフォーカス用駆動コイル 2 2 , 2 2及ぴトラッキング用駆動コイル 2 3 , 2 3が取り付けられている。フォーカス用駆動コィル 2 2は、導電性を有する線材を横長の長円形に卷回することによって形成されており、トラッキング用駆動コイル 2 3 , 2 3は、導電性を有する線材を縦長の長円形に卷回することによって形成されている。これらフォーカス用駆動コィル 2 2， 2 2及びトラヅキング用駆動コイル 2 3 , 2 3は、図 3に示すように、ベース部材 1の上面に設けられた駆動コイル保持溝 2 4に下方側を支持されている。各トラヅキング用駆動コイル 2 3 , 2 3は、図 2、図 3及び図 4に示すように、並列した状態で保持溝 2 4内に支持され、これら各トラッキング用駆動コィル 2 3 , 2 3を各フォーカス用駆動コイル 2 2， 2 2が前後から挟むようにフォ一カス駆動コイル 2 2， 2 2が保持溝 2 4内に支持されている。これらフォーカス用駆動コイル 2 2 , 2 2及びトラヅキング用駆動コイル 2 3 : 2 3は、図 6に示すように、レンズボビン 3の長方形の枠状に形成されたヨーク 1 7内のマグネット 2 1 とマグネヅト 2 1との間の空隙内に挿入されている。フオーカス用駆動コイル 2 2， 2 2の上側の横方向の直線部分と、トラヅキング用駆動コイル 2 3， 2 3の互いに近接する側の縦方向の直線部分とは、ヨーク 1 7 内の中央位置において交差している。フォーカス用駆動コイル 2 2 , 2 2とトラヅキング用駆動コイル 2 3 , 2 3との交差部分は、各マグネヅト 2 1 ， 2 1の間に位置するように配されている。

ベース部材 1には図 3に示すように、ベース部材 1内に保持され先端側をこのベース部材 1の前端部より前方に向けて突出させた 4本の端子 2 5が設けられている。これら端子 2 5は、それそれ、フォーカス用駆動コイル 2 2 , 2 2の一端側、フォーカス用駆動コイル 2 2， 2 2の他端側、トラヅキング用駆動コイル 2 3， 2 3の一端側、トラヅキング用駆動コイル 2 3， 2 3の他端側に、引き出し線により接続されている。その結果、フォーカス用駆動コイル 2 2， 2 2とトラヅキング用駆動コイル 2 3， 2 3に駆動信号としてのフォーカスサーボ信号、トラヅキングサーボ信号が供給される。引き出し線は、ベース部材 1の内部を通じ、各端子 2 5と各駆動用コイル 2 2 , 2 2及び 2 3 ， 2 3に接続されている。

この対物レンズ駆動装置において、フォーカス用駆動コイル 2 2 ， 2 2にフォ —カスサーボ信号が供給されると、磁気回路部を構成するマグネット 2 1 , 2 1 が形成する磁界とフォーカス用駆動コイル 2 2 , 2 2が発生する磁界との相互作用により、レンズボビン 3と共に対物レンズ 2が図 6中矢印 F方向の対物レンズ 2の光軸と平行な方向のフォーカス方向に移動する。この対物レンズ駆動装置において、トラヅキング用の駆動コイル 2 3 , 2 3にトラヅキングサーボ信号が供給されると、磁気回路部を構成するマグネット 2 1 , 2 1が形成する磁界とトラヅキング用駆動コイル 2 3， 2 3が発生する磁界との相互作用により、レンズボビン 3と共に対物レンズ 2が図 6中矢印 T方向の対物レンズ 2の光軸に直交する方向のトラッキング方向に移動する。このような、各駆動コイル 2 2 , 2 3と磁気回路部との間の作用により、後述する光学ピヅクァヅプ装置におけるフォー力ス制御及びトラツキング制御が実現される。なお、ベース部材 1上には、図 2、図 3及び図 4に示すように、レンズボビン 3の可動範囲外においてこのレンズボビン 3の周囲を囲むようにして、半円筒状の防麈壁部 28が、ペース部材 1に一体的に突設されている。

本発明に係る対物レンズ駆動装置において、各駆動コイルへの駆動信号の供給は、上述のように、端子 25から引き出し線を介して行われており、支持部 4 a を介して行われることはない。そのため、各支持部 4 aは、互いに電気的に絶縁されている必要はなく、両端側を連結片 1 0, 1 0によって連結されたままで使用することができる。この支持部 4 aを形成する材料としては、電気抵抗については制約がないので、使用周波数帯域内において共振を生じさせない材料であれば、加工がし易く、入手が容易で廉価な材料を使用することができる。このような条件を満足する材料として、この対物レンズ駆動装置においては、ステンレス (クロム合金）を使用しており、 J I S (日本工業規格）において規定される「Sus 30 1」や「Su s 304」を使用することができる。

このような材料を用いて支持部 4 aを形成するには、まず、厚さが 80 zm程度のステンレス製の板材を用いて、図 7に示すように、 2本の支持部 4 a, 4 a 及びこれら支持部 4 a， 4 aの両端側の連結片 1 0， 1 0が、矩形枠状のフレーム 26内に位置してフレーム 26に対して、両端側各 2箇所の狭搾部 27を介して連続した状態の部材を打ち抜き加工により形成する。このとき、位置決め孔 1 1及び接着用孔 1 2も打ち抜きによって形成される。図 7に示す部材の各狭搾部 27を切断することにより、図 8に示すように、両端側を連結片 1 0 , 10によつて連結された 2つの弾性を有する支持部 4 a， 4 aが設けられた弾性支持部材 4, 4が形成される。

これら弾性支持部材 4， 4は、フレーム 26から切り離された状態においても、両端側を連結片 1 0 , 1 0によって連結されているので、捻れゃ撓みが生ずることがない。 2つの支持部 4 a, 4 a間のピヅチや位置決め孔 1 1の位置などにつき、打ち抜き加工用の金型の精度に応じた高精度な加工が可能である。

さらに、この弾性支持部材 4は、フレーム 26に連続した状態において、多数枚を重ね合わせて、梱包、輸送を行うことができる。この場合、弾性支持部材 4 は、フレーム 26が付いていても、厚みが 80 zm程度の平板状なので、多数枚数を重ね合わせても体積の増加は少なく、また、専用の梱包材などを用いずとも変形する虞が少なく、輸送効率を向上させることができる。なお、本初恵委に係る弾性支持部材 4は、幅が 8 0 z m乃至 9 0〃m程度で、長さは 1 5 mm乃至 2 0 mm程度である。

この光学ピックアップ装置における可動部の振動特性は、図 1 0に示すように、対物レンズ 2の光軸と平行な方向（F C S ) についての共振周波数（： f 0 ) が 2 9 . 5 H zであり、図 1 1に示すように、対物レンズ 2の光軸に直交する平面方向（T R K ) についての共振周波数（f 0 ) が 2 7 . 0 H zであり、位相の状態もそれぞれ良好なものである。上述と同様の構成の対物レンズ駆動装置において、支持部材 4を形成する材料を、ベリリウム銅（ベリリウム約 3 %以下を含むベリリウムと銅の合金）とした比較例の振動特性は、図 1 2に示すように、対物レンズ 2の光軸と平行な方向（F C S ) についての共振周波数（f 0 ) が 3 1 . 7 H zであり、図 1 3に示すように、対物レンズ 2の光軸に直交する平面方向（T R K ) についての共振周波数（： 0 ) が 2 7 . 0 H zであった。

このように、支持部材 4を形成する材料としてステンレスを用いた本発明に係る対物レンズ駆動装置においては、支持部材の材料としてペリリウム銅を使用した場合に比較して、ほぼ同等の振動特性を実現することができる。実験の結果、本発明の如く支持部材 4を形成する材料として用いられるステンレスは、耐衝撃性、耐久性についても、ベリリウム銅と同等の特性を有している。

なお、本発明に係る対物レンズ駆動装置は、上述した構成に限定されず、ョーク及びマグネットからなる磁気回路部をベース部材に取り付け、フォーカス用及びトラヅキング用の駆動コィルをレンズボビンに取り付けて構成することとしてもよい。この場合においても、各駆動コイルと磁気回路部との間の作用により、フォーカス制御及びトラヅキング制御を実現することができる。この場合においても、支持部材は、各駆動コイルに駆動信号を供給するための給電線として使用することはなく、ステンレス材料によって形成され、良好な振動特性を実現することができる。

この対物レンズ駆動装置において、各駆動コイルへの駆動信号の供給は、レンズボビンとベース部材との間を接続するフレキシブル基板を介して行う。このフレキシブル基板は、例えばポリイミド樹脂の如き可撓性及び耐熱性を有する基材上に、所定の導電パターンが形成された構成されている。各駆動コイルと、このフレキシブル基板の導電パターンとが接続され、各駆動コイルにフレキシブル基板を介して駆動信号が供給される。

本発明に係る光学ピックァヅプ装置は、図 9に示すように、上述した対物レンズ駆動装置のペース部材 1が取り付けられる本体 3 0を有している。この本体 3 0に対してべ一ス部材 1は、四隅に設けられた 4つのネジ孔 2 9に揷通される固定ネジ 3 1によって取り付けられる。

本体 3 0内には、ホログラムレーザ素子 3 2が内蔵されている。このホログラムレーザ素子 3 2は、光源となる半導体レーザ素子 3 3及ぴ受光素子であるフォトダイオード 3 4が設けられた基板 3 5と、ホログラム光学素子 3 6とを、ハウジング 3 7に収納することによって構成されている。ホログラム光学素子 3 6は、半導体レーザ素子 3 3から出射された光束と後述するように光学記録媒体によつて反射された光束とを分離し、光学記録媒体によって反射された光をフォトダイオード 3 4に向けて出力するように形成されている。

この光学ピヅクァヅプ装置においては、半導体レーザ素子 3 3から出射された光束は、ホログラム光学素子 3 6を経て、さらに非点補正板 3 8を透過して、本体 3 0の上面の透孔 3 9を介して出射される。非点補正板 3 8は、半導体レーザ素子 3 3から出力された光束の光軸に対して傾斜されて配設された平行平面板であり、非点補正板 3 8を透過する光束が有する非点収差を補正する。本体 3 0の透孔 3 9より出射された光束は、ペース部材 1の中央位置に設けられた透孔を通過して、対物レンズ 2に入射する。

対物レンズ 2に入射した光束は、光ディスクの如き光学記録媒体 1 0 4の信号記録面 1 0 5上に集束するように照射される。この光束は、信号記録面 1 0 5上に記録された情報信号に応じて、光強度や偏光方向などについて変調を受け、信号記録面 1 0 5に裏打ち形成された反射層により反射される。このように光学記録媒体 1 0 4の反射層により反射された光束は、対物レンズ 2を介して本体 3 0 内に再び入射する。この光学記録媒体 1 0 4によって反射された光束は、非点補正板 3 8を経て、ホログラム光学素子 3 6に入射する。このホログラム光学素子 3 6において、光学記録媒体 1 0 4から戻った光束は、半導体レーザ 3 6に戻る光路に対して偏向されて、フォトダイォード 3 4に入射する。

フォトダイォード 3 4は、ホログラム光学素子 3 6によって偏向された光学記録媒体 1 0 4からの反射束を受光し、この光束における変調の状態に応じた電気信号を出力する。このフォトダイオード 3 4からの出力信号に基づいて、光学記録媒体 1 0 4に記録された情報信号の読み出し信号を生成することができる。フォトダイオード 3 4からの出力信号は、エラー信号生成回路によってフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成し、生成されたフォーカスエラ一信号、トラヅキングエラ一信号に基づいてサーボ回路によりフォーカスサーボ信号、トラッキングサーボ信号が生成される。生成されたフォーカスサーボ信号、トラヅキングサーボ信号は、 If述したように、フォーカス用駆動コイル 2 2 , 2 2、トラヅキング用駆動コイル 2 3， 2 3に供給される。

この光学ピックアップ装置においては、上述した対物レンズ駆動装置が前述した各駆動コイル 2 2 , 2 3と磁気回路部とによって対物レンズ 2をこの対物レンズ 2の光軸と平行な方向のフォーカス方向及び光軸方向に直交する平面方向のトラヅキング方向に移動操作することにより、この対物レンズ 2によって半導体レ一ザ素子 3 2からの光束の集光点を、光学記録媒体 1 0 4の信号記録面 1 0 5上の記録トラックに追従させる。

すなわち、対物レンズ駆動装置は、対物レンズ 2をこの対物レンズ 2の光軸と平行な方向に移動操作することにより、光源としての半導体レーザ素子 3 3から出射された光束を光学記録媒体 1 0 4の上下動に追随させて信号記録面 1 0 5上に集束させるフォーカス制御を行う。対物レンズ駆動装置は、対物レンズ 2をこの対物レンズ 2の光軸と直交する平面方向の記録トラックの接線に直交する方向に移動操作することにより、半導体レーザ素子 3 3から出射された光束の集光点を光学記録媒体 1 0 4の偏心に追随して記録トラック上を追従するようにトラッキング制御を行う。

このようなフォーカス制御及びトラヅキング制御は、フォトダイオード 3 4からの出力信号に基づいて、光束の集光点と信号記録面 1 0 5との間の距離に対応したフォーカスエラー信号及び光束の集光点と記録トラックとの間の距離に対応したトラヅキングエラ一信号を生成し、これらフォ一カスエラー信号及びトラヅキングエラ一信号に基づいて、フォーカス用駆動コイル 2 2及びトラヅキング用駆動コイル 2 3に駆動電流としてフォーカスサ一ボ信号とトラヅキングサ一ボ信号を供給することによって行う。産業上の利用可能性上述したように、本発明に係る対物レンズ駆動装置は、レンズボビンを移動可能に支持する支持部材を駆動コイルへの給電線として用いることなく給電を行うことができるので、支持部材をステンレスにより形成し、支持部材を構成する材料の選択の範囲を広げ、対物レンズ駆動装置に要求される良好な振動特性を実現することを可能となする。

支持部材を形成する材料の選択の範囲が広がることから、他の金属に比し比較的安価な材料であるステンレスを用いることができ、装置自体を安価に製造することが可能となる。

すなわち、本発明は、レンズボビンを支持する線状の支持部材を形成することが容易で、また、支持部材の梱包及び輸送が容易であり、さらに、支持部材をなす材料の入手が容易、かつ、安価である対物レンズ駆動装置を提供することができるものである。

Claims

請求の範囲

1 . 対物レンズが設けられたレンズボビンと、

上記レンズポビンに設けられた少なくともひとつのマグネットと、

上記マグネットと共に上記レンズボビンを上記対物レンズの光軸と平行な方向と上記対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動させるコイル部と、

上記コイル部が設けられた固定部と、

上記固定部と上記レンズボビンとの間に設けられ、上記レンズポビンを上記対物レンズの光軸と平行な方向と上記対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動自在に支持するステンレスから形成された弾性支持部とを備えている対物レンズ駆動装置。

2 . 上記弾性支持部は、一端が上記レンズボビンに取り付けられ、他端が上記固定部に取り付けられた複数の線状の支持部を備えている請求の範囲第 1項記載の対物レンズ駆動装置。

3 . 上記弾性支持部は、上記複数の支持部のうち 2本の支持部を上記対物レンズめ光軸と平行となるように両端で連結する 2つの連結部して構成された第 1の弾性支持部材と第 2の弾性支持部とから構成されている請求の範囲第 2項記載の対物レンズ駆動装置。

4 . 上記第 1の弾性支持部材と上記第 2の弾性支持部材は、ステンレスからなる板材に打ち抜き加工を施すことによって形成されている請求の範囲第 3項記載の対物レンズ駆動装置。

5 . 上記第 1の弾性支持部材と上記第 2の弾性支持部材は上記対物レンズを挟んで上記レンズボビンの両側に互いに平行となるように配されている請求の範囲第 3項記載の対物レンズ駆動装置。

6 . 上記固定部には、上記複数の支持部の他端側が各々挿通される複数の溝部が形成され、上記装置は更に上記溝部に上記複数の支持部の他端側と接するように設けられるダンパ材を備えている請求の範囲第 2項記載の対物レンズ駆動装置。

7 . 上記レンズボビンには、ほぼ長方形の枠状に形球されたョ一クが設けられ、上記ヨークの互いに対向する内壁卸に所定の間隙をもって 2つのマグネットが設けられ、上記 2つのマグネツトの間に上記コイル部が配されている請求の範囲第 1 項記載の対物レンズ駆動装置。

8 . 固定部と、

対物レンズが設けられたレンズボビンと、

上記レンズポビンと上記固定部の何れか一方に取り付けられる少なくともひとつのマグネットと、

上記レンズボビンと上記固定部のうちの他方に取り付けられ、上記レンズボビンを上記対物レンズの光軸と平行な方向と上記対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動させるコイル部と、

上記固定部と上記レンズポビンとの間に設けられ、上記レンズボビンを上記対物レンズの光軸と平行な方向と上記対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動自在に支持するステンレスから形成された弾性支持部とを備えている対物レンズ

9 . 上記弾性支持部は、一端が上記レンズボビンに取り付けられ、他端が上記固定郡に取り付けられた複数の線状の支持部を備えている請求の範囲第 8項記載の対物レンズ駆動装置。

1 0 . 上記弾性支持部は、上記複数の支持部のうち 2本の支持部を上記対物レンズの光軸と平行となるように両端で連結する 2つの連結部して構成された第 1の弾性支持部材と第 2の弾性支持部とから構成されている請求の範囲第 9項記載の対物レンズ駆動装置。

1 1 . 上記第 1の弾性支持部材と上記第 2の弾性支持部材は、ステンレスからなる板材に打ち抜き加工を施すことによって形成されている請求の範囲第 1 0項記載の対物レンズ駆動装置。

1 2 . 上記第 1の弾性支持部材と上記第 2の弾性支持部材は上記対物レンズを挟んで上記レンズボビンの両側に互いに平行となるように配されている請求の範囲第 1 0項記載の対物レンズ駆動装置。

1 3 . 上記固定部には、上記複数の支持部の他端側が各々挿通される複数の溝部が形成され、上記装置は更に上記溝部に上記複数の支持部の他端側と接するように設けられるダンパ材を備えている請求の範囲第 9項記載の対物レンズ駆動装置。

1 4 . 光源と、

上記光源から出射された光束を集光する対物レンズが設けられたレンズボビンと，上記対物レンズに上記光源から出射された光束を導くための開口部が形成された固定郁と、上記レンズボビンと上記固定部の何れか一方に取り付けられる少なくともひとつのマグネットと、上記レンズボビンと上記固定郁のうちの他方に取り付けられ、上記レンズボビンを上記対物レンズの光軸と平行な方向と上記対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動させるコイル郁と、上記固定部と上記レンズポビンとの間に設けられ、上記レンズボビンを上記対物レンズの光軸と平行な方向と上記対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動自在に支持するステンレスから形成された弾性支持部とを備えている対物レンズ駆動装置と、

上記対物レンズを介して入射した光束を検出する光検出器とを備えた光学ピックアップ装置。

1 5 . 上記弾性支持部は、一端が上記レンズポビンに取り付けられ、他端が上記固定部に取り付けられた複数線状の支持部を備えている請求の範囲第 1 4項記載の光学ピヅクァヅプ装置。

1 6 . 上記弾性支持部は、上記複数の支持部のうち 2本の支持部を上記対物レンズの光軸と平行となるように両端で連結する 2つの連結部して構成された第 1の弾性支持部材と第 2の弾性支持部とから構成されている請求の範囲第 1 5項記載の光学ピックァヅプ装置。

1 7 . 上記第 1の弾性支持部材と上記第 2の弾性支持部材は、ステンレスからなる板材に打ち抜き加工を施すことによって形成されている請求の範囲第 1 6項記載の光学ピックアツプ装置。

1 8 . 上記第 1の弾性支持部材と上記第 2の弾性支持部材は上記対物レンズを挾んで上記レンズボビンの両側に互いに平行となるように配されている請求の範囲第 1 6項記載の光学ピックアップ装置。

1 9 . 上記固定部には、上記複数の支持部の他端側が各々揷通される複数の溝郁が形成され、上記装置は更に上記溝部に上記複数の支持部の他端側と接するように設けられるダンパ材を備えている請求の範囲第 1 5項記載の光学ピックアップ