JP2748899B2 - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JP2748899B2
JP2748899B2 JP7247107A JP24710795A JP2748899B2 JP 2748899 B2 JP2748899 B2 JP 2748899B2 JP 7247107 A JP7247107 A JP 7247107A JP 24710795 A JP24710795 A JP 24710795A JP 2748899 B2 JP2748899 B2 JP 2748899B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク等の記録
媒体に情報の記録や再生を行ったり消去を行うための光
ヘッド装置に係わり、特に対物レンズアクチェータに特
徴をもった光ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの普及に伴って、高速アク
セスが可能で、かつ記憶容量が磁気ディスクよりも遙に
大きな記録媒体としての光ディスクが注目を集めてい
る。光ディスクは、高速転送レート、高速ランダムアク
セスおよび大容量といった特徴を有するばかりでなく、
非接触による媒体の耐久性という利点を有している。光
ヘッド装置は、光ディスクに代表されるこのような記録
媒体としての情報ディスクに光ビームを照射させるため
のもので、光ビームを微小なスポットとして情報記録面
に形成された記録トラック上に収束させて、情報の記録
や再生あるいは消去を行う。情報の再生は、照射させた
光ビームによる情報記録面からの反射光の変化によって
行われる。
【0003】情報ディスクはその面にある程度の反りが
存在し、また回転時には偏心による面振れが存在する。
このような反りや面振れにかかわらず、光ビームは記録
トラック上に常に正確に収束させる必要がある。そこ
で、光ビームを収束させるための対物レンズは、光軸方
向に微小移動できる(フォーカスサーボ)ようになって
いると共に、この対物レンズを記録トラックに直交する
方向に微小移動できる(トラッキングサーボ)ようにも
なっている。このような対物レンズのサーボ駆動に関す
る技術は、例えば特公平5−68013号公報、特開昭
62−65234号公報あるいは特開平4−32412
7号公報に開示されている。
【0004】図8は、光ヘッド装置の要部として対物レ
ンズのサーボ駆動を行う従来の対物レンズアクチェータ
を示したものである。この対物レンズアクチェータ10
は、角形状をした対物レンズホルダ11を有しており、
その中央に開けられた図示しない穴には対物レンズ12
の下端部が嵌合している。この対物レンズ12の光軸を
一点鎖線13で示す。対物レンズホルダ11の外周に
は、この光軸13とコイルの中心軸が平行になるよう
に、フォーカスコイル14が巻回されている。このフォ
ーカスコイル14の図で手前側の一辺およびこれと反対
側の辺には、ほぼ角形状をした一対のトラッキングコイ
ル15が貼り付けられている。
【0005】フォーカスコイル14におけるトラッキン
グコイル15が貼り付けられていない2辺には、コ字状
の保持具17が固定されており、これらに取り付けられ
た合計4本の弾性支持体(ワイヤ)18のそれぞれ他端
はプリント基板19上の一対のブロック21に固定され
ている。したがって、これら4本の弾性支持体18によ
って対物レンズ12を取り付けた対物レンズホルダ11
は、光軸13の方向(フォーカス方向)Fにも、またこ
れと直交する方向(トラッキング方向)Tにも移動自在
となっている。
【0006】対物レンズホルダ11は、その光軸13方
向に穿たれた一対の穴23が平板状のアクチェータベー
ス25上に配置された一対のヨーク26を遊嵌するよう
にアクチェータベース25と所定の間隔を置いて配置さ
れる。このとき、アクチェータベース25上のマグネッ
ト28がトラッキングコイル15と対向するようになっ
ている。この結果、これらヨーク26とマグネット28
からなるほぼ閉磁気構成の磁気回路の磁気ギャップ29
には、フォーカスコイル14およびトラッキングコイル
15と直角に鎖交すべく平行磁束が発生している。これ
らコイル14、15の電流駆動によってフォーカス方向
Fとトラッキング方向Tへの対物レンズ12の駆動が可
能になる。
【0007】図9は、図8に示した対物レンズアクチェ
ータを使用した光ヘッドの概要を表わしたものである。
光ヘッド30は、例えばレーザペン31から出射された
レーザ光32を45度ミラー33によって上方に導く光
学系収容箱34と、この上に配置されてレーザ光を光デ
ィスク等の情報ディスク35の所定のトラックに収束さ
せる対物レンズ12を上部に移動自在に配置した対物レ
ンズアクチェータ10から構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の光
ヘッド30では、その全体的な高さHが対物レンズアク
チェータ10の高さh1 に光学系収容箱34を加えたも
のとなり、全体としてある程度分厚いものとなってしま
う。このため、光ヘッド30を使用した情報機器の薄型
化が困難であるといった問題があった。
【0009】そこで本発明の目的は、対物レンズアクチ
ェータと光学系の全体を薄型化した光ヘッドを提供する
ことにある。
【0010】本発明の他の目的は、対物レンズアクチェ
ータと光学系の全体を薄型化し、しかも情報ディスクの
半径方向から光ビームが入射するものと、光ビームが情
報ディスクの接線方向に配置されたものの双方に共用が
可能な光ヘッド装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)水平に配置された上板と、この上板の互いに
反対側に位置する2つの端部にそれぞれ上端部を位置さ
せた互いに平行な2つの側壁と、これらの側壁の外周部
にそれぞれ配置されたトラッキングコイルおよびフォー
カスコイルとを備えたレンズホルダと、(ロ)線状部材
のほぼ中央に位置する所定長の部分の両端を折り曲げて
残りの部分をクロスさせ全体として又字状の形状にした
ものであって、中央に位置する所定長の部分をレンズホ
ルダの所定位置に高さを異にしてそれぞれほぼ水平とな
るように固定し、1つの線状部材ごとに存在する2つの
端部をレンズホルダ以外の異なった位置にそれぞれ固定
することでこのレンズホルダを水平方向に回動自在とす
ると共に上下方向に移動自在とした複数本のワイヤバネ
と、(ハ)上板におけるレンズホルダの回動中心から隔
たった位置に上下方向を光軸の上下方向と一致させて配
置され円板状の情報ディスクの所望の位置に光ビームを
照射させる対物レンズと、(ニ)レンズホルダのトラッ
キングコイルとフォーカスコイルが配置された2つの側
壁とそれぞれ対向する位置にこれらのコイルと非接触な
状態で固定され、これらのコイルの励磁によってレンズ
ホルダに回転方向あるいは上下方向の力を生じさせる磁
界を発生する磁石と、(ホ)上板の対物レンズが配置さ
れたその下の空間にレンズホルダと非接触な位置関係で
上下方向に直列に配置され一方が他方に対して90度回
転した状態で固定されていて、情報ディスクの接線方向
とこの情報ディスクの半径方向から入射するコリメート
された光ビームをそれぞれ偏向させてこの対物レンズに
導く2つの偏向手段とを光ヘッド装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、対物レ
ンズを上板に配置したレンズホルダを、又字形状の複数
本のワイヤバネの支持によって対物レンズの光軸方向に
移動自在とすると共に、水平方向に回動自在としてお
く。このために、レンズホルダの互いに平行な2つの側
壁には、トラッキングコイルとフォーカスコイルが配置
されており、これらと対向する位置にはこれらと非接触
の状態で磁石が配置されている。フォーカスコイルを励
磁すると光軸と上下方向の力が加えられ、トラッキング
コイルを励磁すると、対物レンズの上方の焦点面に位置
する情報ディスクのトラックを追従できるように回転方
向の力が加えられる。また、上板の対物レンズが配置さ
れたその下の空間には、他2つの偏向手段が配置されて
いる。これらの偏向手段は、レンズホルダと非接触な位
置関係で上下方向に直列に配置されており、一方が他方
に対して90度回転した状態で固定されていて、情報デ
ィスクの接線方向とこの情報ディスクの半径方向から入
射するコリメートされた光ビームをそれぞれ偏向させて
対物レンズに導くようになっている。このようにレンズ
ホルダの上板の下方に、偏向手段を配置できるような空
間が設けられているので、従来のように箱を2つ重ねる
ような形態を採る必要がなく、装置を小型化することが
できる。
【0013】請求項2記載の発明では、ワイヤバネが2
本の場合を扱っている。ワイヤバネは3本以上互いに平
行となるように配置されてレンズホルダを支持してもよ
いが、2本で支持する場合にはこれをトラッキングコイ
ルとフォーカスコイルのいずれかのコイルを励磁するた
めの駆動信号の伝達用に兼用することができる。ワイヤ
バネのクロスする部分は、レンズホルダの回動あるいは
上下動の際の不要な変形を防ぐためにクロスしている部
分が非接触となっていることが望ましい。また、ワイヤ
バネの端部はレンズホルダ以外の場所に固定されたプリ
ント基板にクリーム半田付けされることによって、取り
付け時のワイヤバネの変形を防止することができる。
【0014】請求項3記載の発明では、レンズホルダの
平面形状が六角形をしている場合を取り扱っている。こ
のような形状の場合には、平行な特定の2辺に相当する
2つの側壁にトラッキングコイルとフォーカスコイルが
貼り付けられていればよい。
【0015】請求項4記載の発明では、光ビームを偏向
する偏向手段が45度ミラーの場合を扱っている。
【0016】請求項5記載の発明では、レンズホルダの
上板の下には、偏向手段が水平方向に90度その位置を
変更しても光ビームの入射が可能となる形状の開口が配
置されている場合を扱っている。これにより、偏向手段
を90度回転させて配置することで90度異なった入射
方向の光ビームを対物レンズに導くことができ、一体型
や分離型といった異なった光学系に対して光ヘッド装置
を共用することができる。
【0017】請求項6記載の発明では、又字状の形状の
ワイヤバネをリン青銅バネ材で構成することにした。ま
た、請求項7記載の発明では、この又字状の形状のワイ
ヤバネをステンレスバネ材で構成し、半田接合部分を銅
メッキ、銀メッキ、金メッキ等の半田とのぬれ性の良好
な材料でメッキすることにした。
【0018】
【発明の実施の形態】
【0019】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例における光ヘッド
装置の対物レンズアクチェータの部分を表わしたもので
ある。この対物レンズアクチェータ40は、板金をプレ
ス加工して互いに対向して配置された壁状のマグネット
スタンド41、42を形成したアクチェータベース43
を有している。マグネットスタンド41、42には、そ
れぞれこの紙面に垂直方向を長手方向とする柱状の第1
および第2の磁石4445と紙面に平行な方向を長手方
向とし上下2段配置となった第3および第4の磁石4
6、47(下側の第4の磁石47は図示されていな
い。)が取り付けられている。
【0021】また、アクチェータベース43のこれらの
マグネットスタンド41、42が形成された箇所の反対
側の端部近傍には、それぞれプリント基板48、49が
固定されている。これらのプリント基板48、49に
は、先端が又字状に交叉した一対のワイヤバネ51、5
2の端部がそれぞれ固定されている。これらのワイヤバ
ネ51、52はこの紙面に垂直な上下方向に所定の間隔
を置いて配置されている。
【0022】上側に配置された第1のワイヤバネ51
は、又字の一番上の横棒に相当するワイヤ中央部分51
Aを、ほぼ六角形状のレンズホルダ53の中央部の段差
部分に固定されたプリント基板54の上側の位置に半田
付けによって固定している。この図1で重なって表示さ
れている他方の第2のワイヤバネ52は、このプリント
基板54の下側の位置に同様に半田付けによって固定し
ている。このようにして、レンズホルダ53は一対のワ
イヤバネ51、52によって上下方向に移動自在である
と共に、水平方向にも回動自在となっている。
【0023】レンズホルダ53におけるプリント基板5
4よりも高くなったほぼL字状の上端面53Aには、図
示しない円形の穴が開けられており、この部分に対物レ
ンズ56が取り付けられている。また、レンズホルダ5
3の側部のマグネットスタンド41、42と対向する各
部位には、電磁駆動用の角形をしたトラッキングコイル
58とフォーカスコイル59とが配置されている。
【0024】図2は、この対物レンズアクチェータを取
り付けた光ヘッドの要部を表わしたものである。この図
は図1に示した対物レンズアクチェータをA−A方向に
見たものである。プリント基板48にそれぞれ取り付け
られた2本のワイヤバネ51、52によってレンズホル
ダ53はアクチェータベース43上に浮遊するような状
態で保持されている。レンズホルダ53における対物レ
ンズ56の取り付けられた上端面53Aの下は中空とな
っており、この位置にはアクチェータベース43上に4
5度ミラー61がプリント基板54を背の側に配置する
ような形で固定されている。したがって、この光ヘッド
62の図示しないレーザペン(図9参照)から出射され
たアクチェータベース43の底面と平行なレーザビーム
64が、45度ミラー61に入射すると、90度偏向さ
れ、対物レンズ56に入射して光ディスク等の情報ディ
スク35の所定のトラックに収束して、情報の書き込み
や読み出しあるいは消去が行われることになる。
【0025】図3は、ワイヤバネによるレンズホルダの
支持の様子を示したものである。対物レンズ56を取り
付けたレンズホルダ53の段差部分にはプリント基板5
4が取り付けらるようになっている。プリント基板54
には4つの半田位置71〜74が配置されており、その
第1の半田位置71には第1のワイヤバネ51のワイヤ
中央部分51Aが半田によって固定されている。また、
同様に第4の半田位置74には第2のワイヤバネ52の
ワイヤ中央部分52Aが半田によって固定されている。
2本のワイヤバネ51、52のうち一方向に配置された
上下2本のワイヤ部分は、第1のダンピングボックス7
6の所定間隔で並行に開けられた2つの穴に1本ずつ通
され、図1および図2に示したプリント基板48にクリ
ーム半田付けされている。同様に2本のワイヤバネ5
1、52のうち他の方向に配置された上下2本のワイヤ
部分は、第2のダンピングボックス77の所定間隔で並
行に開けられた2つの穴に1本ずつ通され、図1および
図2に示したプリント基板49にクリーム半田付けされ
ている。
【0026】第1および第2のダンピングボックス7
6、77は、図1および図2では簡略化のために図示し
ていない。これらのダンピングボックス76、77の穴
とこれらを貫通するワイヤバネ51、52の隙間にはシ
リコンゲルが注入されており、一次共振周波数の共振ピ
ークの制振が行われるようになっている。2本のワイヤ
バネ51、52は、レンズホルダ53の支持を行うと同
時に、フォーカスコイル59の通電制御を行うためのフ
ォーカスコイル駆動信号79を伝達するようになってお
り、このためにプリント基板48、49、54との接続
が行われている。
【0027】アクチェータベース43側に固定されたプ
リント基板48、49との固定にクリーム半田を使用し
たのは、ハロゲンランプの集光で半田付けを可能にする
ことで、半田ごてを使用した場合の機械的なストレスの
印加といった事態を排除するためである。すなわち、対
物レンズアクチェータは基本的な運動伝達特性が得られ
ると共に、光軸に対して傾きがゼロの状態で対物レンズ
56を2本のワイヤバネ51、52で支持することが必
要なので、クリーム半田による半田付けを行うようにし
ている。
【0028】一方、プリント基板54の第2および第3
の半田位置72、73には、より線81、82の一端が
半田付けされておりトラッキングコイル58の励磁を行
うためのトラッキングコイル駆動信号が印加されるよう
になっている。なお、ワイヤバネ51、52はそれぞれ
が又字状の部位でクロスしているが、このクロスする箇
所では両者が接触しないようにしている。
【0029】レンズホルダ53は、情報ディスク35の
中心から所定の位置に存在する特定のトラックの直下に
対物レンズ56が存在するように位置決めされる。そし
て、矢印方向78の回動によって、対物レンズ56から
出力された光ビームがこのトラックを常に追従するよう
な制御が行われることになる。
【0030】図4は、一例として一方のワイヤバネをレ
ンズホルダのプリント基板側から見たものである。ここ
ではワイヤバネ51を示しているが、他のワイヤバネ5
2についても同様である。ワイヤバネ51の中央部分5
1Aを相対的にわずかに傾斜させ、この中央部分51A
の両端の高低差が保持されるようにこれらの折り返し部
分51B、51Cを中央部分51Aから見て平行に折り
曲げることで、クロスする部分でこの高低差を保持し、
両者51B、51Cの接触を避けるとこができる。この
ように又字状に折り曲げたワイヤバネ51がそのクロス
する部分で非接触となるようにしたのは、接触すること
でワイヤバネ51にストレスがかかり、これ自体が変形
して、次に説明するレンズホルダの回転をスムーズに行
わせることが困難になるので、これを回避するためであ
る。
【0031】図5は、レンズホルダの回転する原理を示
したものである。トラッキングコイル58とフォーカス
コイル59をそれぞれ2つの側壁に配置したレンズホル
ダ53は、これらに対向するマグネットスタンド41、
42に配置された第1〜第4の磁石44〜47との磁気
的な作用によって、対物レンズ56の光軸方向であるフ
ォーカス方向Fと、ディスク半径方向Tおよびこれと直
角のディスク接線方向Jの3方向の力を受ける。
【0032】図6は、図5におけるレンズホルダの左側
に配置されたコイルおよび磁石を示したものである。ト
ラッキングコイル58とフォーカスコイル59は共に角
形であり、コイルの対辺に対して逆極性の磁界を印加す
るようになっている。この逆磁界の構成によって第1〜
第4の磁石44〜47は平面的に閉ループの磁力線91
を発生し、このループ中に逆電流が流れる角形のこれら
のコイル58、59の対辺とフレミングの左手の法則に
従って、対辺とも同一方向の駆動力を得る。第1および
第2の磁石44、45と第3および第4の磁石46、4
7は直交するように配置されている。これはトラッキン
グコイル58に及ぼされるトラッキング軸方向の力94
と、フォーカスコイル59に及ぼされるフォーカス軸方
向の力95が直交する方向にあることによるものであ
る。
【0033】図7は、この光ヘッド装置の光学系の要部
を表わしたものである。レンズホルダ53における対物
レンズ56の配置された部位の下方は空間となってお
り、この部分に45度ミラー61Aまたはこれを時計方
向に90度回転させた他の45度ミラー61Bを配置す
ることができる。前者の45度ミラー61Aは、分離形
光学系から出力されるレーザビーム64Aに対して適用
される。ここで分離形光学系とは、対物レンズアクチェ
ータ40(図1参照)のみが情報ディスク35(図2)
の外周を移動し、他の光学系は固定されているものをい
う。後者の45度ミラー61Bは、両者が一体となった
一体形光学系に適用される。一体形光学系の場合、レー
ザビーム64Bは情報ディスク35の接線方向からの入
射となる。これら2つの異なった方向からレーザビーム
64A、64Bの入射を可能にするために、アクチェー
タベース43は対物レンズ56の直下の部分をL字形に
切り欠いた形状となっている。
【0034】以上説明したように本実施例の光ヘッド装
置では、情報ディスク35の接線方向とこの情報ディス
ク35の半径方向から入射するコリメートされたレーザ
ビーム64A、64Bに対して、45度ミラー61Aま
たは61Bをレンズホルダ53の高さに含んだ構成とす
ることができる。したがって、光ヘッド装置自体の薄型
化を図ることができる。
【0035】なお、実施例ではトラッキングコイル58
とフォーカスコイル59を側壁からはみ出さないように
貼り付けることにしたが、側壁から突出する部分を折り
曲げるようにして側壁の一部からはみ出すように配置す
ることができることも当然である。また実施例ではレン
ズホルダ53の平面形状をほぼ六角形としたが、このう
ちのトラッキングコイル58とフォーカスコイル59を
配置する辺以外の相隣接する二辺を円弧状に変形して全
体的な平面形状をほぼ樽形にしてもよい。もちろん、レ
ンズホルダの平面形状をこれ以外のものとすることも自
由である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、対物レンズを上板に配置したレンズホルダ
を、又字形状の複数本のワイヤバネの支持によって対物
レンズの光軸方向に移動自在とすると共に、水平方向に
回動自在とし、上板の対物レンズが配置されたその下の
空間には、他2つの偏向手段が配置して、これらの偏向
手段は、レンズホルダと非接触な位置関係で上下方向に
直列に配置されており、一方が他方に対して90度回転
した状態で固定されていて、情報ディスクの接線方向と
この情報ディスクの半径方向から入射するコリメートさ
れた光ビームをそれぞれ偏向させて対物レンズに導くよ
うになっている。このため従来のように対物レンズアク
チェータの下に光学系収容箱を重箱のように2段に重ね
て配置する必要がなく、装置の薄型化および小型化を図
ることができると共に、部品点数の減少によるコストダ
ウンや信頼性の向上が可能になる。
【0037】また請求項2記載の発明によれば、又字状
のワイヤバネを2本使用し、このクロスする位置を非接
触にすると共に、端部をクリーム半田付けによって固定
することにしたので、レンズホルダの回動あるいは上下
動時にストレスがかからず、精度の高い制御を行うこと
が可能になる。また、2本のワイヤバネをコイルの駆動
信号伝達用に使用したので、レンズホルダに直接配置す
る信号線の数を減少させることができ、動作の安定化を
図ることができる。
【0038】更に請求項5記載の発明によれば、偏向手
段が水平方向に90度その位置を変更しても光ビームの
入射が可能となる形状の開口が配置されているので、一
体型や分離型といった異なった光学系に対して光ヘッド
装置を共用することができ、コストダウンを図ることが
できる。
【0039】また、請求項6および請求項7記載の発明
によれば、又字状のワイヤバネによる対物レンズの移動
制御を信頼性良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光ヘッド装置の対物
レンズアクチェータを表わした平面図である。
【図2】対物レンズアクチェータを取り付けた光ヘッド
の要部を表わした断面図である。
【図3】ワイヤバネによるレンズホルダの支持の様子を
示した斜視図である。
【図4】ワイヤバネの一部をレンズホルダのプリント基
板側から見た正面図である。
【図5】レンズホルダの回転する原理を示した要部斜視
図である。
【図6】図5におけるレンズホルダの左側に配置された
コイルおよび磁石を示した斜視図である。
【図7】この光ヘッド装置の光学系の要部を表わした斜
視図である。
【図8】従来の対物レンズアクチェータを示した斜視図
である。
【図9】図8に示した対物レンズアクチェータを使用し
た光ヘッドの概要を表わした側面図である。
【符号の説明】
40 対物レンズアクチェータ 43 アクチェータベース 44 第1の磁石 45 第2の磁石 46 第3の磁石 47 第4の磁石 48、49、54 プリント基板 51、52 ワイヤバネ 53 レンズホルダ 56 対物レンズ 58 トラッキングコイル 59 フォーカスコイル 61 45度ミラー

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に配置された上板と、この上板の互
    いに反対側に位置する2つの端部にそれぞれ上端部を位
    置させた互いに平行な2つの側壁と、これらの側壁の外
    周部にそれぞれ配置されたトラッキングコイルおよびフ
    ォーカスコイルとを備えたレンズホルダと、 線状部材のほぼ中央に位置する所定長の部分の両端を折
    り曲げて残りの部分をクロスさせ全体として又字状の形
    状にしたものであって、前記中央に位置する所定長の部
    分をレンズホルダの所定位置に高さを異にしてそれぞれ
    ほぼ水平となるように固定し、1つの線状部材ごとに存
    在する2つの端部をレンズホルダ以外の異なった位置に
    それぞれ固定することでこのレンズホルダを水平方向に
    回動自在とすると共に上下方向に移動自在とした複数本
    のワイヤバネと、 前記上板における前記レンズホルダの回動中心から隔た
    った位置に前記上下方向を光軸の上下方向と一致させて
    配置され円板状の情報ディスクの所望の位置に光ビーム
    を照射させる対物レンズと、 前記レンズホルダのトラッキングコイルとフォーカスコ
    イルが配置された2つの側壁とそれぞれ対向する位置に
    これらのコイルと非接触な状態で固定され、これらのコ
    イルの励磁によって前記レンズホルダに回転方向あるい
    は上下方向の力を生じさせる磁界を発生する磁石と、 前記上板の対物レンズが配置されたその下の空間に前記
    レンズホルダと非接触な位置関係で上下方向に直列に配
    置され一方が他方に対して90度回転した状態で固定さ
    れていて、前記情報ディスクの接線方向とこの情報ディ
    スクの半径方向から入射するコリメートされた光ビーム
    をそれぞれ偏向させてこの対物レンズに導く2つの偏向
    手段とを具備することを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記複数本のワイヤバネは前記レンズホ
    ルダのほぼ中央位置の上下2箇所に配置された2本のワ
    イヤバネであり、又字状のこれらのワイヤバネは所定の
    間隔を置いて非接触にクロスしており、これらワイヤバ
    ネの端部はレンズホルダ以外の場所に固定されたプリン
    ト基板にクリーム半田付けされており、これら2本のワ
    イヤバネは前記トラッキングコイルとフォーカスコイル
    のいずれかのコイルを励磁するための駆動信号を伝達す
    ることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 レンズホルダはその平面形状が六角形を
    しており、このうちの平行な特定の2辺に相当する2つ
    の側壁にトラッキングコイルとフォーカスコイルが貼り
    付けられていることを特徴とする請求項1記載の光ヘッ
    ド装置。
  4. 【請求項4】 前記偏向手段は45度ミラーであること
    を特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 前記レンズホルダの前記上板の下には、
    前記偏向手段が水平方向に90度その位置を変更しても
    前記光ビームの入射が可能となる形状の開口が配置され
    ていることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 前記又字状の形状のワイヤバネはリン青
    銅バネ材であることを特徴とする請求項1記載の光ヘッ
    ド装置。
  7. 【請求項7】 前記又字状の形状のワイヤバネはステン
    レスバネ材であり、半田接合部分を銅メッキ、銀メッ
    キ、金メッキ等の半田とのぬれ性の良好な材料でメッキ
    したことを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
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