JP2001344784A - レンズ駆動装置、当該装置を用いた光ピックアップおよびレンズ駆動装置の製造方法 - Google Patents

レンズ駆動装置、当該装置を用いた光ピックアップおよびレンズ駆動装置の製造方法

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JP2001344784A
JP2001344784A JP2001094225A JP2001094225A JP2001344784A JP 2001344784 A JP2001344784 A JP 2001344784A JP 2001094225 A JP2001094225 A JP 2001094225A JP 2001094225 A JP2001094225 A JP 2001094225A JP 2001344784 A JP2001344784 A JP 2001344784A
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lens
elastic support
driving device
lens driving
bent portion
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Shinichi Ijima
新一 井島
Kazuhiko Yamanaka
一彦 山中
Kazutoshi Onozawa
和利 小野澤
Hideyuki Nakanishi
秀行 中西
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズの高速駆動により生じる共振を効
果的に抑制することができるレンズ駆動装置を提供す
る。 【解決手段】 対物レンズ10を保持するレンズ保持部
材20は、各部の主面が、Y方向に平行になるように形
成された4本の弾性支持部材31〜34を介して固定側
部材40に可動に保持される。弾性支持部材31〜34
の固定側部材40側の基端部にはそれぞれ、対物レンズ
10の光軸に平行なZ方向とこれに直交するY方向の2
方向に屈曲された屈曲部が設けられており、固定側部材
40の凹部41〜44にゲル状部材を充填し、当該屈曲
部を当該ゲル状部材内に埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクなどの
光記録媒体から情報を読み取って再生する光学式記録再
生装置などに使用される光ピックアップ、その主要部と
なるレンズ駆動装置および当該レンズ駆動装置の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CD(コンパクトディスク)やDVD
(デジタルヴァーサタイルディスク)の光ディスクなど
の光記録媒体の記録情報の記録/再生を行う光学式記録
再生装置における光ピックアップに使用されるレンズ駆
動装置においては、光記録媒体上の情報記録面に対して
焦点を合わせるフォーカスと、情報記録面上の情報記録
列(トラック)に対して焦点を追随させるトラッキング
を行うように構成されている。
【0003】例えば、CDの光学式記録再生装置では、
当該CDが高速で回転するため(1分間に200回〜5
00回。)、上記フォーカスとトラッキングのための対
物レンズの駆動が短い間隔で頻繁に行われ、その駆動動
作に起因して、様々な周波数域において装置固有の共振
周波数が生じ、これが光記録媒体からの情報取得に悪影
響を与えることになる。
【0004】そこで、レンズ駆動装置には、低周波数帯
域から高周波数帯域において対物レンズの共振を抑制す
るための構造が必要となる。このような共振抑制を図っ
た従来例として特開平7−105551号公報に開示さ
れているレンズ駆動装置を挙げることができる(第1の
従来技術)。図13(a)に当該第1の従来技術に係る
レンズ駆動装置500の概要を示す。なお、説明の便宜
上、固定側部材507のみが縦断面で示されている。
【0005】同図に示すようにこのレンズ駆動装置50
0は、対物レンズ501を搭載する可動側部材502
を、4本の細長い弾性支持部材503〜506(図で
は、支持部材504、506は、それぞれその手前の支
持部材503、505に重なって見えない。)を介し
て、固定側部材507に片持ち梁状態で保持されてい
る。固定側部材507の内部には、各弾性支持部材50
3〜506の連結基端部を埋めるようにしてダンパー部
材が充填される。弾性支持部材503〜506は、当該
充填個所においてそれぞれ上方に若干湾曲されており、
これにより弾性支持部材の、特に高周波数帯域における
小刻みな振動に対してダンパー部材による振動抑制効果
を増大させるとしている。
【0006】また、特開平9−7203号公報に開示さ
れているレンズ駆動装置がある(第2の従来技術)。図
13(b)は、この第2の従来技術に係るレンズ駆動装
置600の構成を示す外観斜視図である。同図に示すよ
うにこのレンズ駆動装置600は、対物レンズ601を
搭載する可動側部材602を、4本の細長い弾性支持部
材603〜606を介して、固定側部材607に片持ち
梁状態で保持されている。弾性支持部材603は、予め
金属の平板を金型プレスなどにより、手前側端部にU字
上の折り返し部603aを形成するように加工されてお
り、他の弾性支持部材も604〜606も同形状に加工
されている。
【0007】各上下の弾性支持部材603、604およ
び605,606は、それぞれ平行ではなく、図のA方
向から見たときに各横断面が互いにハの字状に向かい合
うように、ぞれぞれ長手方向に直交する方向に傾斜させ
た状態で可動側部材と固定側部材に連結されている。こ
のように主面をハの字状に傾けることにより、フォーカ
ス方向とトラッキング方向における弾性支持部材の振動
による変位量を大きくし、各弾性支持部材の折り返し部
にダンパー部材(不図示)を添着することにより共振抑
制効果を大きくすることができるとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来技術におけるレンズ駆動装置500によれば、
弾性支持部材503〜506の長手方向や上下方向(フ
ォーカス方向)の共振を有効に抑えることができたとし
ても、なお、それらに直交する水平方向(トラッキング
方向)における振動を有効に抑えることができない。
【0009】また、弾性支持部材503〜506を撓ま
せた状態でそれぞれの端部が、可動側部材502及び固
定側部材507に個別に固着されるが、その際に4本の
弾性支持部材503〜506を均一に撓ませることが難
しい。それらの湾曲量が均一でなければ、可動側部材5
02が固定側部材507に対してねじれた状態(チルト
状態)で保持されることもになり、しかも部品ごとにそ
の程度にばらつきが生じるため、正確な光情報の取得の
ため決して好ましくはない。これを避けようとすれば、
湾曲量を綿密に調整をしながら1本1本の弾性支持部材
を取り付ける必要があり、量産性が極度に低下する。
【0010】このような不都合を解消するため、複数の
弾性支持部材の端部をそれぞれ可動側部材502、固定
側部材507に埋め込むようにしてインサート成形する
ことにより、各弾性支持部材の湾曲量をほぼ均一にする
ことも考えられるが、それでもトラッキング方向におけ
る振動を有効に抑制できないことには変わりはない。ま
た、第2の従来例においては、弾性支持部材に共振抑制
を目的とするU字状の折り返しパターンを設けると共に
上下一対の弾性支持部材の横断面がハの字状になる位置
関係で可動側部材及び固定側部材に実装するため、確か
にフォーカス方向のみならずトラッキング方向における
振動を抑制することも可能なように思われる。しかし、
この従来例においても弾性支持部材を個別に装着する場
合には、工程数が増えると共に組立て時の弾性支持部材
の変形等により特性のばらつきが発生するという問題が
生じる。
【0011】このような取付時におけるばらつきを解消
するため、各弾性支持部材を可動側部材及び固定側部材
と一体としてインサート成形するような場合ことも考え
られるが、上述のように弾性支持部材のインサート成形
される面が相互に平行ではないため、単純な上下横構成
の金型ではインサート成形は実現できず、さらに多くの
分割金型を要し、工程が大変複雑になるといった問題が
新たに生ずる。
【0012】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あって、対物レンズを高速駆動により生じる低周波数帯
域から高周波数帯域に及ぶ共振を効果的に抑制すると共
に、量産性に優れたレンズ駆動装置、その製造方法およ
び当該レンズ駆動装置を用いた光ピックアップを提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るレンズ駆動装置は、レンズと、このレ
ンズを所定方向に移動するように駆動する駆動手段とを
備えたレンズ駆動装置であって、レンズを保持するレン
ズ保持部材と、前記レンズ保持部材を、同一方向に延び
る複数本の弾性支持部材を介して保持する基台とを備
え、前記複数本の弾性支持部材は、前記駆動手段によっ
て駆動力が付与されたときに弾性変形して前記レンズの
移動を許容するものであり、それぞれ、基台からレンズ
保持部材に至る途中において、第1の方向に向けて屈曲
する第1の屈曲部と、第1の方向とほぼ直交する第2の
方向に向けて屈曲する第2の屈曲部とを有することを特
徴としている。このように弾性支持部材の長手方向途中
に互いに直交する方向に向けて屈曲する第1の屈曲部と
第2の屈曲部を設けているので、この部分にダンパー部
材を設ければ、全ての方向における共振を効果的に抑制
できる。
【0014】また、本発明に係るレンズ駆動装置は、前
記第1の方向は、前記レンズの光軸と平行な方向であ
り、前記第2の方向は、前記第1の方向と前記弾性支持
部材の延びる方向との双方に直交する方向としているの
で、光ピックアップのレンズ駆動装置として使用された
場合に、そのフォーカス方向とトラッキング方向におけ
る不要な振動を有効に抑制できる。
【0015】さらに、前記各弾性支持部材の第1と第2
の屈曲部を、ダンパー部材に覆うことにより有効に共振
の抑制効果を得る。ここで、前記ダンパー部材は、ゲル
状の素材とするのが望ましい。ゲル状の素材は、全方向
にほぼ均一な粘弾性を有し、ダンパー部材に適してい
る。また、各弾性支持部材における前記第1と第2の屈
曲部を、当該弾性支持部材の伸びる方向におけるほぼ同
一の位置に設けるようにすれば、それらを覆うダンパー
部材の量を少なくできる。
【0016】また、本発明に係るレンズ駆動装置は、前
記複数本の弾性支持部材は、それぞれ細長の板状であっ
て、それらの前記屈曲部を含む各部の主面が、当該弾性
支持部材の延びる方向と直交する特定の一の方向に平行
になるような状態で配設されていることを特徴とする。
これにより弾性支持部材を、レンズ保持部材と基台と一
体にインサート成形する場合において、当該特定の一の
方向から横金型を閉じるようにでき、インサート成形が
極めて容易になる。
【0017】そして、前記レンズ保持部材および基台
は、それぞれに連結されるべき前記複数本の弾性支持部
材の一部を内部に埋め込むようにして、射出成形により
成形されてなる。このようにインサート成形により一体
に成形することにより、弾性支持部材を個別に基台やレ
ンズ保持部材に取り付ける手間が不要となり、また、均
一な条件下で同時に取り付けられるので、部品ごとのば
らつきがなくなる。
【0018】また、本発明に係る光ピックアップは、上
記レンズ駆動装置を用いているので、それらと同等の効
果を享受し、レンズの共振が抑制され、光記録媒体の情
報の確実な読取/書込が可能となる。ここで、光ピック
アップにおける半導体レーザ素子などの部品を上記レン
ズ保持部材に、レンズに対して所定の位置関係を維持し
た状態で保持するようにすれば、光学的な精度が安定し
た光ピックアップを得ることができる。
【0019】また、本発明に係るレンズ駆動装置の製造
方法は、レンズを保持するための第1の部材とこの第1
の部材を複数本の弾性支持部材を介して保持する第2の
部材とからなる構造体を有し、駆動ユニットにより第1
の部材を第2の部材に対して所定方向に変位させてレン
ズを駆動するレンズ駆動装置の製造方法であって、前記
構造体を製造する構造体製造工程と、当該構造体の第1
の部材にレンズを取り付けるレンズ取付工程と、前記構
造体に駆動ユニットを取り付ける駆動ユニット取付工程
とを含み、前記構造体製造工程は、平板材を加工し、そ
の長手方向途中に、前記平板材の主面と直交する第1の
方向に向けて屈曲する第1の屈曲部と、前記平板材の主
面と平行であって前記長手方向に直交する第2の方向に
向けて屈曲する第2の屈曲部とを有する弾性支持部材
を、複数本準備する弾性支持部材準備工程と、前記複数
本の弾性支持部材の、前記第1と第2の部材との連結部
をそれぞれ埋め込むようにして、第1と第2の部材を射
出成形により形成する射出成形工程とを含み、前記弾性
支持部材準備工程は、プレス加工により、平板材に前記
第1の屈曲部に相当する部分に段部を形成する第1の工
程と、この段部が形成された平板材を金型プレス加工も
しくはエッチング加工によりさらに第2の屈曲部を有す
る形状に形成する第2の工程とを含むことを特徴として
いる。
【0020】これにより部品ごとのばらつきの少ない装
置を量産化することができる。ここで、前記弾性支持部
材準備工程は、複数本の弾性支持部材を、それらが所定
の間隔でほぼ平行に配列され、その両端部においてフレ
ームに連結された状態で準備すると共に、前記射出成形
工程の後に前記フレームを切除する切除工程を含むよう
にすれば、射出成形時における弾性支持部材の位置が安
定するので、さらに装置のばらつきの防止に寄与する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ピックアッ
プの実施の形態を図面に基づき説明する。 <第1の実施の形態> (光ピックアップの構成)まず、本実施の形態に係る光
ピックアップにおけるレンズ駆動装置の構成を説明す
る。
【0022】図1は、当該レンズ駆動装置100の要部
の構成を示す斜視図である。同図に示すように対物レン
ズ10は、可動側部材であるレンズ保持部材20に搭載
され、レンズ保持部材20は、導電性を有する4本の弾
性支持部材31〜34からなる弾性支持部30を介して
固定側部材40に連結支持される。固定側部材40は、
さらに光学基台60(図3参照)に固定される。
【0023】レンズ保持部材20には、対物レンズ10
のほか、対物レンズ10をその光軸方向(フォーカス方
向:Z方向)へと駆動させるフォーカスコイル51と光
記録媒体の情報記録列に対して追随を行う方向(トラッ
キング方向:Y方向)へと駆動させるトラッキングコイ
ル52とからなる駆動コイルユニット50が搭載され
る。
【0024】弾性支持部材31〜34は、導電性材料で
形成されると共に、各コイルの接続端子は、レンズ保持
部材20内部で、それぞれ弾性支持部材31〜34と電
気的に接続されており、固定側部材40の外側に突出し
た端部312〜342から、駆動電流を供給できるよう
になっている。このように可動側部材であるレンズ保持
部材20側に駆動コイルユニットを搭載することによ
り、この部分に磁石を搭載するよりも軽量化されると共
に弾性支持部材31〜34が配線リードを兼ねているた
め、駆動コイルへ通電するため、駆動コイルに直接リー
ド線を接続して引き回すような必要がなくなり、レンズ
保持部材20を円滑に駆動することが可能となる。
【0025】弾性支持部材31〜34の固定側部材40
側の基端部付近には、屈曲部311〜341(図1で
は、屈曲部341は、固定側部材40に隠れて見えな
い。)が設けられている。固定側部材40の、各弾性支
持部材31〜34の屈曲部311〜341に該当する位
置には、凹部41〜44が設けられており、ここにゲル
状のダンパー部材が充填され、各の屈曲部311〜34
1が前記ダンパー部材の中に埋没される構造となってい
る。
【0026】4本の屈曲部311〜341は、それぞれ
上下左右対称に、直交する2方向(図のZ方向、Y方
向)に向けて屈曲されてなり、これにより当該2方向に
おける共振を確実に抑える構造となっている。図2
(a)は、図1の固定側部材40の凹部41における弾
性支持部材31の屈曲部311の状態を上方(−Z方
向)から見たときの平面図であり、図2(b)は、同箇
所をY方向から見たときの側面図である。なお、説明の
便宜上、両図においてダンパー部材は、弾性支持部材3
1が露出するような面に沿った断面で示している。
【0027】両図に示すように屈曲部311は、Y方向
へ向けて所定角度屈曲されつつ、−Z方向に向けても所
定角度屈曲されており、その周囲にはゲル状のダンパー
部材411が充填される。このダンパー部材411は、
例えば、液状シリコーンと架橋剤の混合物からなるシリ
コーン多孔性物質から形成されており、全方向において
ほぼ均一な粘弾性を有するため、優れた共振抑制機能を
有する。
【0028】上述したように光記録媒体の情報を正確に
読取るため、対物レンズ10をフォーカス方向(Z方
向)とトラッキング方向(Y方向)に高速で駆動する
と、レンズ保持部材20に低周波領域から高周波領域に
おける特定の周波数域において共振が発生する。低周波
領域における共振の場合は、弾性支持部材31〜34の
長手方向に基本波となって振動する共振モードが発生
し、高周波領域における共振では高次の共振モードが発
生する。
【0029】高周波領域における高次の共振モードは、
主に弾性支持部材31の長さ方向に生じるため、図2
(a)、(b)に示すような屈曲部を設けることにより
長さ方向と直交する方向の変位量が大きくなり、凹部4
1に充填された粘弾性部材の共振抑制効果により確実な
共振抑制効果が得られる。また、低周波領域において
も、フォーカス方向のみならずトラッキング方向と2方
向に屈曲させているため、両方向における粘弾性部材中
の変位量が増加し、これにより共振抑制効果を増大させ
ることができる。
【0030】図3は、図1のレンズ駆動装置100を搭
載した光ピックアップ150の構成を示す縦断面図であ
る。この光ピックアップ150は、内部に半導体レーザ
と受光素子を組み込んだ半導体レーザ素子装置61とコ
リメータレンズ62と立ち上げミラー63とが設置され
た光学基台60に、上記レンズ駆動装置100を、その
長手方向と半導体レーザ素子装置61から射出されるレ
ーザ光のビーム軸とが平行になると共に、立ち上げミラ
ー63により光路を変更されたレーザビームの主光線が
対物レンズ10の光軸とほぼ一致するように固着してな
る。
【0031】レンズ保持部材20には、上述のようにフ
ォーカスコイル51とトラッキングコイル52とからな
る駆動コイルユニット50が搭載される。一方、光学基
台60の当該駆動コイルユニット50に対応する位置に
は、U字型のヨーク53が固定されており、当該ヨーク
53の内側には、異なる磁極が対向するように一対の磁
石54,54が配置され、前記駆動コイルユニット50
との間で磁気回路を形成することにより、フォーカス方
向及びトラッキング方向の電磁的駆動力を発生するよう
に構成されている。
【0032】(光ピックアップ150の動作)次に光ピ
ックアップ150の動作について説明する。光学基台6
0上の半導体レーザ装置61内の半導体レーザ素子から
出射されたレーザ光は、コリメータレンズ62により平
行光にされた後、立ち上げミラー63により対物レンズ
10の光軸と平行な方向に光路変更され、当該対物レン
ズ10を介して光記録媒体80の情報記録面81上に集
光される。
【0033】光記録媒体80の情報記録面81で反射さ
れた戻り光は、入射時と同じ光路を逆進して半導体レー
ザ素子装置61内部の受光素子により受光され、フォー
カス誤差信号とトラッキング誤差信号を含むサーボ信号
及び情報記録信号として検出され、不図示の制御回路に
送られる。なお、これらの各信号の検出方法自体は公知
の技術なので、ここでは詳述しない。
【0034】不図示の制御回路は、フォーカス誤差信号
に基づき、フォーカスコイル51に通電する駆動電流を
制御して、当該フォーカスコイル51と磁石54,54
の磁気的作用により情報記録面81上に対物レンズ10
の焦点が位置するようにフォーカス方向に駆動すると共
に、トラッキング誤差信号に基づき、トラッキングコイ
ル52に通電する駆動電流を制御して当該トラッキング
コイル52と磁石54,54の磁気的作用により、情報
記録面81の情報記録列に対物レンズ10の光軸が追随
するようにトラッキング方向に駆動する。これらの高速
駆動によりレンズ保持部材20に共振が生じようとして
も上述のように弾性支持部材31〜34の各屈曲部31
1〜341とこの個所に添着されたダンパー部材によ
り、フォーカス方向とラッキング方向に共振が効果的に
抑制されるため、精度よく光記録媒体80の情報を読取
ることができる。
【0035】(レンズ駆動装置100の製造方法)次
に、上記レンズ駆動装置100の製造方法について、図
4を参照しながら説明する。まず、上下の弾性支持部材
31〜34を構成するために、適度の弾性を有する金属
板、例えば、燐青銅、チタン銅、ベリリウム銅などから
成る二枚の導電性の平板部材301a、301bを用意
し、これを曲げ金型によるプレス加工により屈曲部31
1〜341に相当する部分をそれぞれ下方向、上方向に
屈曲させて段部3011a、3011bを形成する(工
程(a))。
【0036】次に、各平板部材301a、301bを、
金型プレスで打ち抜いて不要な部分を除去し、上下の弾
性支持部材31〜34が周囲のフレームにつながれた状
態となるリードフレーム部材302a、302bを形成
する(工程(b))。この打ち抜き用の金型は、左右の
弾性支持部材31、32と33、34がそれぞれの段部
3011a、3011bの個所において内側に向かって
屈曲するような形状になっており、これによりフォーカ
ス方向とトラッキング方向の双方にそれぞれに所定角度
屈曲された屈曲部311〜341が形成される。
【0037】その後、下側のリードフレーム部材302
bは、図示しない下金型上に置かれ、次に弾性支持部材
の延びる方向から見て左右方向より横金型を閉じる。こ
のとき、下金型及び横金型の一部は、下側のリードフレ
ーム部材302aの一部を上下より挟持する形で接触し
ている。続いて、横金型上に上側のリードフレーム部材
302aが置かれ、不図示の上金型が上側より閉じる。
ここにおいても同様に上金型及び横金型の一部は、上側
リードフレーム部材302bの一部を挟持するようにな
っている。
【0038】このように上下のリードフレーム部材30
2a、302bが完全に金型に固定された状態で、樹脂
によるインサート成形を行い、レンズ保持部材20及び
固定側部材40を、弾性支持部材31〜34の端部を埋
め込むようにして一体に形成する(工程(c))。次
に、レンズ保持部材20及び固定側部材40の外側に残
留している上下のリードフレーム部材302a、302
bの不要なフレーム部分を切除し、弾性支持部材31〜
34のそれぞれを電気的に分離する(工程(d))。
【0039】そして、レンズ保持部材20に対物レンズ
10を搭載すると共に、駆動コイルユニット50を実装
し、ワイヤボンディング、半田付け等の配線技術によ
り、弾性支持部材31〜34のレンズ保持部材20内部
の電極端子との電気的な接続を行う。これにより、駆動
コイルユニット50への駆動電流供給を、弾性支持部材
31〜34を介して行うことが可能となる。
【0040】最後に、固定側部材40上の凹部41〜4
4に共振抑制のためのダンパー部材を充填する。このよ
うに製造されたレンズ駆動装置100を、既に半導体レ
ーザ装置61、コリメータレンズ62、立ち上げミラー
63が搭載された光学基台60の所定位置に固着するこ
とにより光ピックアップ150が製造される。
【0041】なお、上記工程(d)におけるリードフレ
ーム部材302a、302bの不要部分の除去は、対物
レンズ10などの搭載後に行うようにしてもよい。次の
図5(a)〜(c)および図6(a)〜(c)の図は、
上記工程(c)におけるインサート成形の様子を示す概
略図であって、金型の組み合わせ状態が理解しやすいよ
うに図4における矢印B方向から見たときの縦断面図で
示している。なお、図6(c)を除き、説明の便宜上、
金型については、図4の工程(c)の図におけるC−C
線の位置における断面図を、リードフレーム部材302
a、302bについては、D−D線における断面図を示
している。また、固定側部材40の断面形状も簡略化し
て示している。
【0042】図5(a)に示すようにインサート成形用
の金型は4分割金型であって、上金型901、下金型9
02および2つの横金型903、904とからなり、上
金型901には、樹脂の注入孔905が設けられてい
る。まず、下金型902上に下側のリードフレーム部材
302bを載置し(図5(b))、その上に横金型90
3、904を載置し、さらに、上側のリードフレーム部
材302aを載置する(図5(c))。その後、上金型
901を上方から被せ、これを下金型902に向けて押
圧した状態で、注入孔905から溶融状態の樹脂を高圧
で注入する(図6(a))。樹脂が固化した後、上金型
901を上方に取り除くと共に、横金型903、904
を水平方向に抜き取り、注入孔905に残存していた樹
脂を除去し(図6(b))、図4の工程(c)で示した
形状が得られる(図6(c))。
【0043】このように4本の弾性支持部材31〜34
があり、それぞれ2方向への屈曲部311,312,3
31,341を有しながら、4分割の金型で容易にイン
サート形成できるのは、当該弾性支持部材31〜34の
屈曲部311〜341を含む各部の主面が、その横金型
が閉じられる方向に対して平行であって向きが揃ってい
るため、横金型が左右1種類ずつで済むからである。
【0044】以上説明したように、本実施の形態におけ
るレンズ駆動装置100の製造方法によれば、リードフ
レーム部材302a、302bを金型で固定しつつ、レ
ンズ保持部材20及び固定側部材40を樹脂で一体成形
しているので、レンズ保持部材20と固定側部材40と
の間を弾性支持部材31〜34で個々に接続する工程が
不要となり、また、成形後にリードフレーム部材の不要
部分を除去することで個々の特性のばらつきを抑制し、
安定した特性を実現すると共に生産性を向上させること
が可能となる。
【0045】<第2の実施の形態>上記第1の実施の形
態においては、レンズ駆動装置100の固定側部材40
を、半導体レーザ装置61や立ち上げミラー63を搭載
した光学基台60に搭載して光ピックアップが構成され
るので、対物レンズ10を駆動しても半導体レーザ装置
61は移動せず、これにより両者の位置関係が微妙に変
化してしまう。さらに精度よく記録情報を読み取るため
には、対物レンズと各光学素子の位置関係が最適な状態
のまま変化しないことが望ましいのは言うまでもない。
【0046】そのため、本第2の実施の形態において
は、半導体レーザを含む光学素子を対物レンズを保持す
る筐体内に収納し、当該筐体ごと移動させることにより
対物レンズとその他の光学素子の光学的位置関係を常に
一定に保つようにしている。 (光ピックアップの構成)図7は、本第2の実施の形態
に係る光ピックアップ200の構成を示す斜視図であ
る。
【0047】同図に示されるように、光ピックアップ2
00は、対物レンズ210や半導体レーザ素子及び受光
素子を一体化して搭載した受発光素子基板(同図には不
図示)が格納される可動側部材である筐体220、不図
示の光学基台上に固定配置される固定側部材240、筐
体220及び固定側部材240にそれぞれ連結され、筐
体220を固定側部材240に対して可動に支持する1
6本の導電性の弾性支持部材230を備えている。
【0048】筐体220には、筐体220を光記録媒体
のフォーカス方向に駆動させるフォーカスコイル251
と、筐体220を光記録媒体のトラッキング方向に駆動
させるトラッキングコイル252とからなる駆動コイル
ユニット250が搭載される。一方、光学基板245
(図8参照)上に固定されたヨーク253の内側には、
異なる磁極が対向するように一対の磁石254,254
が配置されており、前記駆動コイルユニット250との
間で磁気回路を形成することにより、フォーカス方向及
びトラッキング方向の電磁的駆動力を発生するように構
成される。
【0049】16本の弾性支持部材230と筐体220
との連結点232のX方向(すなわち、弾性支持部材2
30の長手方向)における位置は、駆動コイルユニット
250への電磁的駆動力のかかる力点のX方向の位置と
ほぼ同じとしており、また、筐体220の重心のX方向
における位置も前記連結点232のX方向の位置とほぼ
一致するよう、その外形形状や錘の搭載などによる調整
を図っている。
【0050】16本の弾性支持部材230は、上下左右
の4組に分かれ、それぞれ第1の実施の形態と同様、固
定側部材240に設けられた凹部241〜244に対応
する個所においてZとYの2方向に屈曲する屈曲部23
1が形成され、この凹部241〜244に不図示のダン
パー部材が充填されることにより、低周波領域から高周
波領域にわたる広い周波数域における共振を効果的に防
止することができるようになっている。第1の実施の形
態よりも、弾性支持部材230の本数が多い分だけ共振
抑制効果を大きくすることができる。
【0051】また、各弾性支持部材230は、それぞれ
電気的に独立しており、筐体220側の端部は、筐体2
20内部の受発光素子基板に搭載された半導体レーザ素
子と受光素子、及び駆動コイルユニット250と電気的
に接続され、固定側部材240の端面から突出した端部
は、不図示の制御回路に接続される。これにより、筐体
220に搭載された半導体レーザや受光素子、駆動コイ
ルユニット250に直接リード線を接続して引き回すよ
うな必要がなくなり、レンズ保持部材20を円滑に駆動
することが可能となる。
【0052】次に、筐体220の内部の構成について説
明する。図8は、本実施の形態における筐体220の内
部構成を模式的に示す図7のX方向における縦断面図で
ある。同図に示されるように、筐体220には、半導体
レーザ素子及び受光素子を一体的に搭載した受発光素子
基板71が設けられ、その半導体レーザ素子74(図1
0参照)から射出されたレーザビームの光路上には、エ
ッチングあるいは樹脂成形等の手段により後述の反射型
ホログラム領域を設けた第1の反射面72が設けられて
いる。
【0053】半導体レーザ素子74から射出されたレー
ザビームが、第1の反射面72における反射光の光路上
には、第2の反射面73が、第1の反射面72と平行と
なるように設けられており、第2の反射面73に反射し
た光が対物レンズ210を介して光記録媒体80の情報
記録面81上に集光されるように、これらの光学部品の
位置関係、対物レンズ210の焦点距離などが設定され
ている。
【0054】なお、本実施の形態では、第1の反射面7
2と対物レンズ210とを一体に成形した対物レンズ一
体型ホログラム光学素子211で筐体220の上側開口
部を密閉して内部に粉塵などが侵入するのを防止するよ
うにしており、これにより光学系の信頼性を確保するこ
とができる。また、このように第1の反射面72と対物
レンズ210とを一体に成形することにより、部品点数
の削減および調整工数の削減の効果も得られる。
【0055】また、本実施の形態において、弾性支持部
材230は、16本の導電性部材からなるが、弾性支持
部材230の本数は必要な信号配線数を考慮して決定す
ればよく、また全ての弾性支持部材230が電流電圧供
給及び信号配線に使用される必要はない。但し、上下方
向及び左右方向のバランスを考慮すると、本数を偶数又
は4の倍数として上下もしくは左右に対称的な配置とす
ることが好ましい。
【0056】(光ピックアップ200の動作)次に、上
記のように構成された光ピックアップ200の動作につ
いて説明する。筐体220に搭載された半導体レーザ素
子から射出されたレーザビームは、反射ホログラム領域
を有する第1の反射面72に反射し、続いて第1の反射
面72と平行に配置された第2の反射面73によりさら
に反射されることにより、その主光線が対物レンズ21
0の光軸にほぼ一致した状態で当該対物レンズ210に
入射する。対物レンズ210を透過したレーザビーム
は、光記録媒体80上の情報記録面81上に集光され
る。
【0057】当該情報記録面81で反射されたレーザビ
ームの戻り光は、来た光路を逆進して対物レンズ210
を通過し、第2の反射面73により反射され、第1の反
射面72上に形成された反射型ホログラム領域により反
射回折される。当該戻り光は、反射型ホログラム領域に
おける回折により複数の光束に分岐され、それぞれ受発
光素子基板71に搭載された複数の受光素子上へと集光
し、これによりフォーカス誤差検出信号とトラッキング
誤差検出信号及び情報記録信号が出力される。
【0058】図9は、第1の反射面72上に形成されて
いる反射型ホログラム領域76の形状を示す図である。
同図に示すようにこの反射型ホログラム領域76は、光
記録媒体80上の情報記録列とほぼ平行な分割線763
により分割された2つのホログラム領域761、762
を含んでおり、各々の領域で光記録媒体80からの戻り
光が反射回折される。反射型ホログラム領域76は、反
射時に回折される回折光のうち、同一領域からの+1次
回折光と−1次回折光の焦点距離が異なるように波面変
換機能(レンズ効果)を持たせ、かつ、反射時の入射角
依存性を考慮した曲線パターンであるとともに、ホログ
ラム領域761と762とで回折角度が異なるように回
折格子のピッチを異ならしめたものである。
【0059】図10は、受発光素子基板71上に上記回
折光が集光する様子を示す斜視図である。同図に示すよ
うに、受発光素子基板71のほぼ中央部には半導体レー
ザ素子74が搭載され、ホログラム領域761、762
の各々において±1次回折光の焦点の間に焦点誤差検出
兼トラッキング誤差検出用の3分割受光素子75a、7
5b、75c、75dが形成されている。
【0060】フォーカス誤差検出には、±1次回折光の
スポット径の変化を検出して行うスポット・サイズ・デ
ィテクション法を、トラッキング誤差検出には、ホログ
ラム領域761、762のそれぞれで反射された光束
を、光記録媒体80上の情報記録列と垂直方向に差動検
出して行うプッシュプル法を用いる構成である。制御回
路は、受発光素子基板71上の各受光素子で検出された
フォーカス誤差の検出量に応じて、筐体220上のフォ
ーカスコイル251に供給する電流を制御する。供給さ
れた電流に従って、磁気回路中のフォーカスコイル25
1に電磁的駆動力が生じ、筐体220を光軸方向へと可
動させ、光記録媒体80上の信号面への追随動作(フォ
ーカスサーボ)を行なう。
【0061】上記フォーカスサーボ後、各受光素子の受
光結果から検出されたトラッキング誤差の検出量に応じ
て筐体220上のトラッキングコイル252に供給する
電流を制御する。供給された電流に従い、磁気回路中の
トラッキングコイル252に磁気的駆動力が生じ、筐体
220を光記録媒体80上の情報記録列を横切る方向へ
と可動させる。前述の動作により光記録媒体80の情報
記録列への追随動作(トラッキングサーボ)を行なう。
トラッキングサーボ後、情報記録信号を検出する。
【0062】なお、半導体レーザ素子74として、単一
波長帯の半導体レーザ素子を用いてもよいし、波長の異
なる少なくとも二つ以上の半導体レーザ素子を用いても
よい。さらには、単一の半導体レーザ素子において少な
くとも二つ以上の異なる波長帯に対応する発光点を有す
るモノリシック多波長半導体レーザ素子を用いてもよ
い。光記録媒体ごとに再生波長は選択されるため、この
ように多波長化にすることにより多くの種類の光記録媒
体の記録再生に対応することが可能となる。
【0063】(光ピックアップ200の製造方法)次
に、第2の実施の形態に係る光ピックアップ200の製
造方法について図11を参照しながら説明する。光ピッ
クアップ200の製造工程においても、筐体220と固
定側部材240および弾性支持部材230をインサート
成形により一体成形する工程を含み、第1の実施の形態
とほぼ同様にして実行される。
【0064】まず、上下の弾性支持部材230を構成す
るために、燐青銅、チタン銅、ベリリウム銅などから成
る二枚の導電性の平板部材401a、401bを用意
し、これを曲げ金型によるプレス加工により屈曲部23
1に相当する部分をそれぞれ下方向、上方向に屈曲させ
て段部4011a、4011bを形成する(工程
(a))。
【0065】そして、各平板部材401a、401b
を、金型プレスで打ち抜いて内側の所定部分を除去し、
上下の弾性支持部材230が周囲のフレームにつながれ
た状態となるリードフレーム部材402a、402bを
形成する(工程(b))。この打ち抜き用金型は、左右
の弾性支持部材230がそれぞれの段部4011a、4
011bにおいて互いに内側に向けて屈曲する個所を有
しており、これにより屈曲部231が形成される。
【0066】その後、リードフレーム部材402a、4
02bを、所定間隔をおいて対向させた状態で上金型、
横金型、下金型で挟持して固定し(工程(c):同図で
は金型の図は省略されている。)、当該金型内に樹脂を
注入してインサート成形を行い、筐体220及び固定側
部材240内に弾性支持部材230の端部を埋め込むよ
うにして一体形成する(工程(d))。
【0067】一体成形した後、筐体220に受発光素子
基板71や、対物レンズ一体型ホログラム光学素子21
1を挿着後、駆動コイルユニット250等を実装し、ワ
イヤボンディング、半田付け等の配線技術により、弾性
支持部材230の筐体220内部の電極端子との電気的
な接続を行う。次に、筐体220及び固定側部材240
の外側に残留している上下のリードフレーム部材402
a、402bのフレーム部分を切除し、弾性支持部材2
30のそれぞれを電気的に分離する(工程(e))。
【0068】これにより、半導体レーザ素子74への駆
動電流供給や受光素子75への駆動電圧供給及び検出信
号出力、及び駆動コイルユニット250への駆動電流供
給を、弾性支持部材230を介して行うことが可能とな
る。最後に、固定側部材240上の凹部241〜244
に共振抑制のための図示しない粘弾性部材を充填し、ヨ
ーク253を介して磁石254が固定された光学基台2
45上に固定側部材240を固定する。
【0069】なお、上記工程(e)における不要部分の
除去は、光学系などの実装に先立って行うようにしても
よいし、固定側部材240を光学基台245上に固定し
た後で行うようにしてもよい。以上に説明したように、
本実施の形態の光ピックアップの製造方法では、リード
フレーム部材402a、402bを金型で固定しつつ、
筐体220及び固定側部材240を樹脂で一体成形して
いるので、筐体220と固定側部材240との間を弾性
支持部材230で個別に接続する工程が不要となる。
【0070】また、成形後にリードフレーム部材の不要
部分を除去するようにしているので、各弾性支持部材2
30は、均等な状態の下で筐体220と固定側部材24
0に連結され、それらの間での取付状態のばらつきが抑
制されて、可動部材の安定した支持状態を実現すると共
に生産性を向上させることが可能となる。以上のよう
に、本発明の光ピックアップ及びその製造方法によれ
ば、共振抑制効果が優れ、光学特性の安定した一体型の
光ピックアップを製造することができ、また、生産性の
向上も図ることができる。
【0071】<変形例>以上、本発明に係る光ピックア
ップ及びその製造方法を実施の形態に基づいて説明して
きたが、本発明の内容が、上記に詳細に説明した具体例
に限定されるわけではなく、例えば次のような変形例を
考えることもできる。 上記各実施の形態においては、可動部材側に駆動コイ
ルユニットを搭載し、光学基台側に磁石を搭載する、い
わゆるムービング・コイル型(MC型)のアクチュエー
タ装置の構成としているが、駆動コイルを光学基台側
に、磁石を筐体側に搭載するいわゆるムービング・マグ
ネット型(MM型)のアクチュエータ装置の構成として
もよい。
【0072】上記各実施の形態において各弾性支持部
材の屈曲部の位置は、均等な共振抑制効果や保持力の全
体のバランスを考えると、長手方向の同じ位置で、しか
も左右上下対称に形成される方が望ましいが、読取り精
度に問題のない範囲において多少のずれは許容される。
また、上記屈曲部は、上記実施の形態のように塑性変形
させるだけでなく、例えば、Z方向に向けて湾曲させる
ような構成も含み得るものである。
【0073】第2の実施の形態のように弾性支持部材の
本数が多い場合には、一部の弾性支持部材について屈曲
部を設けるだけでも、十分な共振抑制の効果を得ること
ができる。 上記各実施の形態のようにダンパー部材を屈曲部と固
定側部材の凹部の壁面の間に介在させて、屈曲部がダン
パー部材を介して上記凹部に保持される構成にすること
により共振抑制の効果は、優れたものとなるが、必ずし
もこのような構成にしなくても、当該屈曲部のみをダン
パー部材で覆うように添着しているだけでもある程度の
共振抑制効果を得られる。
【0074】上記各弾性支持部材の屈曲部のように、
Z方向に向けてなされる第1の屈曲とY方向に向けてな
される第2の屈曲を、長手方向の同じ位置において形成
する必要は必ずしもなく、異なった位置に形成すること
も可能である。但し、この場合にはダンパー部材を充填
する範囲が広がるので、ダンパー部材節約の観点からす
れば、やはり第1の屈曲と第2の屈曲をほぼ同じ位置に
形成することが望ましいであろう。
【0075】上記各実施の形態における製造工程(図
4、図11)においては、1組の金型で1個の光ピック
アップをインサート成形する場合について説明したが、
1組の金型内により同時に複数のレンズ駆動装置本体を
インサート成形するようにしてもよい。その一例とし
て、第1の実施の形態に係るレンズ駆動装置100の本
体を2個横方向に並べてインサート成形する場合につい
て図12を参照しながら説明する。
【0076】まず、上下の弾性支持部材31〜34を2
組構成するために、燐青銅、チタン銅、ベリリウム銅な
どからなる二枚の導電性の平板部材351a、351b
を用意し、これを曲げ金型によるプレス加工により屈曲
部311〜341に相当する部分をそれぞれ下方向、上
方向に屈曲させて段部3511a、3511bを形成す
る(工程(a))。
【0077】次に、各平板部材351a、351bを、
金型プレスで打ち抜いて不要な部分を除去し、2組の上
下の弾性支持部材31〜34が、周囲のフレームにつな
がれた状態となるリードフレーム部材352a、352
bを形成する(工程(b))。その後、下側のリードフ
レーム部材352bは、図示しない下金型上に置かれ、
次に弾性支持部材の延びる方向から見て左右方向より横
金型を閉じると共に、中央部に中子を配置する。このと
き、下金型、横金型および中子の一部は、下側のリード
フレーム部材352bの一部を上下より挟持する形で接
触している。続いて、横金型および中子上に上側のリー
ドフレーム部材352aが置かれ、不図示の上金型が上
側より閉じる。ここにおいても同様に上金型及び横金
型、中子の一部により、上側リードフレーム部材352
bの一部が挟持されるようになっている。
【0078】このように上下のリードフレーム部材35
2a、352bが完全に金型に固定された状態で、樹脂
によるインサート成形を行い、2組のレンズ保持部材2
0及び固定側部材40を、それぞれの弾性支持部材31
〜34の端部を埋め込むようにして一体に形成する(工
程(c))。その後、金型を取り去って、レンズ保持部
材20及び固定側部材40の外側に残留している上下の
リードフレーム部材352a、352bの不要なフレー
ム部分を切除して弾性支持部材31〜34のそれぞれを
電気的に分離し、2個のレンズ駆動装置100の本体部
分が形成される(工程(d))。
【0079】このように同時にインサート成形する個数
が置ければ多いほど量産が可能となり、コストダウンに
資するのは言うまでもない。なお、図12においては、
レンズ駆動装置本体を横方向に並べてインサート成形し
たため、中子が必要となったが、縦方向(弾性支持部材
の伸びる方向)に複数並べた場合には、中子も不要とな
り4分割金型のみにより複数のレンズ駆動装置本体を成
形でき、さらに量産化に資する。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るレン
ズ駆動装置もしくは光ピックアップによれば、レンズを
保持する第1の部材を、同一方向に延びる複数本の弾性
支持部材を介して第2の部材により保持し、当該複数本
の弾性支持部材は、それぞれ、第2の部材から第1の部
材に至る途中において、第1の方向に向けて屈曲する第
1の屈曲部と、第1の方向とほぼ直交する第2の方向に
向けて屈曲する第2の屈曲部とを有するように構成した
ので、第1の部材に生じようとする振動の変位を、当該
屈曲部により拡大することができ、この部分にダンパー
部材を添着することにより、大きな共振抑制効果を得る
ことができる。しかも、第1と第2の屈曲部は、それぞ
れ直交する2つの方向に向けて屈曲されているので、全
ての方向における振動成分を両屈曲部で分担して変位拡
大することができ、これにダンパー部材による共振抑制
効果を作用させれば、低周波数帯域から高周波数帯域ま
での広い範囲での共振に対して確実な共振抑制効果が得
られる。
【0081】また、複数本の弾性支持部材は、それぞれ
細長の板状であって、それらの屈曲部を含む各部の主面
が、弾性支持部材の長手方向に直交する特定の一の方向
に平行になるように形成されているので、当該特定の一
の方向に沿って横金型を閉じる構成とすることにより、
インサート成形が容易に達成され、性能にばらつきのな
い装置を大量に生産することができる。
【0082】また、本発明に係るレンズ駆動装置の製造
方法によれば、レンズを保持するための第1の部材とこ
の第1の部材を複数本の弾性支持部材を介して保持する
第2の部材とからなる構造体の製造工程を、平板材を加
工し、その長手方向途中に、前記平板材の主面と直交す
る第1の方向に向けて屈曲する第1の屈曲部と前記平板
材の主面と平行であって前記長手方向に直交する第2の
方向に向けて屈曲する第2の屈曲部とを有する弾性支持
部材を複数本準備し、前記複数本の弾性支持部材の、前
記第1と第2の部材との連結部をそれぞれ埋め込むよう
にして、第1と第2の部材を射出成形により形成する射
出成形しているので、可動側部材である第1の部材と、
固定側部材である第2の部材との間を弾性支持部材で個
々に接続する工程が不要となり、上記共振抑制の効果を
有するレンズ駆動装置をばらつきを生じさせずに量産す
ることが可能になる。
【0083】そして、1組の金型で複数の構造体を同時
に成形するようにすれば、精度のよいレンズ駆動装置の
量産化がより容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるレンズ駆動
装置の外観斜視図である。
【図2】(a)(b)は、それぞれ弾性支持部材の屈曲
部において、共振が効果的に抑制されることを示す図で
ある。
【図3】図1のレンズ駆動装置を搭載した光ピックアッ
プの構成を示す縦断面図である。
【図4】図1のレンズ駆動装置の製造工程を示す概略図
である。
【図5】レンズ駆動装置本体をインサート成形する工程
を示す図である。
【図6】図5のインサート成形の工程の続きを示す図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る光ピックアッ
プの外観斜視図である。
【図8】上記第2の実施の形態に係る光ピックアップの
構成を示す縦断面図である。
【図9】上記光ピックアップの光路に設置された第1の
反射面の反射型ホログラム領域の形状を示す図である。
【図10】上記第1の反射面の反射型ホログラム領域に
より、光記録媒体からの戻り光が、回折により分岐され
て各受光素子に集光される様子を示す図である。
【図11】図7の光ピックアップの製造工程を示す概略
図である。
【図12】図1のレンズ駆動装置本体を2つ並べて製造
する場合の工程を示す図である。
【図13】(a)(b)は、それぞれ従来のレンズ駆動
装置における共振防止のための可動側部材の支持構造を
示す図である。
【符号の説明】
10,210 対物レンズ 20 レンズ保持部材 31〜34,230 弾性支持部材 40,240 固定側部材 50,250 駆動コイルユニット 51,251 フォーカスコイル 52,252 トラッキングコイル 60,245 光学基台 61 半導体レーザ素子装置 62 コリメータレンズ 63 立ち上げミラー 71 受発光素子基板 74 半導体レーザ素子 75a〜75d 受光素子 76 反射型ホログラム領域 80 光記録媒体 81 情報記録面 100 レンズ駆動装置 150,200 光ピックアップ 211 対物レンズ一体型ホログラム光学素子 220 筐体 311〜341,231 屈曲部 411 ダンパー部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野澤 和利 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 中西 秀行 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズと、このレンズを所定方向に移動
    するように駆動する駆動手段とを備えたレンズ駆動装置
    であって、 レンズを保持する第1の部材と、 前記第1の部材を、同一方向に延びる複数本の弾性支持
    部材を介して保持する第2の部材とを備え、 前記複数本の弾性支持部材は、前記駆動手段によって駆
    動力が付与されたときに弾性変形して前記レンズの移動
    を許容するものであり、それぞれ、第2の部材から第1
    の部材に至る途中において、第1の方向に向けて屈曲す
    る第1の屈曲部と、第1の方向とほぼ直交する第2の方
    向に向けて屈曲する第2の屈曲部とを有することを特徴
    とするレンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の方向は、前記レンズの光軸と
    平行な方向であり、前記第2の方向は、前記第1の方向
    と前記弾性支持部材の延びる方向との双方に直交する方
    向であることを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記各弾性支持部材の第1と第2の屈曲
    部は、ダンパー部材に覆われていることを特徴とする請
    求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記ダンパー部材は、ゲル状の素材から
    なることを特徴とする請求項3記載のレンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】 各弾性支持部材における前記第1と第2
    の屈曲部は、当該弾性支持部材の伸びる方向におけるほ
    ぼ同一の位置に設けられていることを特徴とする請求項
    1から4のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  6. 【請求項6】 各弾性支持部材における第1の屈曲部と
    第2の屈曲部は、その相互作用により、当該弾性支持部
    材の伸びる方向と直交する全ての方向に生じる振動を吸
    収することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記
    載のレンズ駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記複数本の弾性支持部材は、それぞれ
    細長の板状であって、それらの前記屈曲部を含む各部の
    主面が、当該弾性支持部材の延びる方向と直交する特定
    の一の方向に平行になるような状態で配設されているこ
    とを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のレン
    ズ駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記特定の一の方向は、前記第2の方向
    と同じ方向であることを特徴とする請求項7記載のレン
    ズ駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の部材および第2の部材は、そ
    れぞれに連結されるべき前記各弾性支持部材の連結部位
    を内部に埋め込むようにして、射出成形により成形され
    てなることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記
    載のレンズ駆動装置。
  10. 【請求項10】 半導体レーザ素子と、半導体レーザ素
    子から射出されたレーザ光を光記録媒体の情報記録面に
    集光するレンズを所定方向に駆動するレンズ駆動手段
    と、光記録媒体からの反射光を受光する受光素子とを備
    えた光ピックアップであって、 前記レンズ駆動手段として請求項1から9のいずれかに
    記載のレンズ駆動装置が用いられていることを特徴とす
    る光ピックアップ。
  11. 【請求項11】 前記半導体レーザ素子と受光素子は、
    請求項1から9のいずれかにおける第1の部材に、レン
    ズに対して所定の位置関係を維持した状態で保持されて
    いることを特徴とする請求項10に記載の光ピックアッ
    プ。
  12. 【請求項12】 レンズを保持するための第1の部材と
    この第1の部材を複数本の弾性支持部材を介して保持す
    る第2の部材とからなる構造体を有し、駆動ユニットに
    より第1の部材を第2の部材に対して所定方向に変位さ
    せてレンズを駆動するレンズ駆動装置の製造方法であっ
    て、 前記構造体を製造する構造体製造工程と、 当該構造体の第1の部材にレンズを取り付けるレンズ取
    付工程と、 前記構造体に駆動ユニットを取り付ける駆動ユニット取
    付工程とを含み、 前記構造体製造工程は、 平板材を加工し、その長手方向途中に、前記平板材の主
    面と直交する第1の方向に向けて屈曲する第1の屈曲部
    と、前記平板材の主面と平行であって前記長手方向に直
    交する第2の方向に向けて屈曲する第2の屈曲部とを有
    する弾性支持部材を、複数本準備する弾性支持部材準備
    工程と、 前記複数本の弾性支持部材の、前記第1と第2の部材と
    の連結部をそれぞれ埋め込むようにして、第1と第2の
    部材を射出成形により形成する射出成形工程とを含むこ
    とを特徴とするレンズ駆動装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記弾性支持部材準備工程は、 プレス加工により、平板材に前記第1の屈曲部に相当す
    る部分に段部を形成する第1の工程と、 この段部が形成された平板材を金型プレス加工もしくは
    エッチング加工によりさらに第2の屈曲部を有する形状
    に形成する第2の工程とを含むことを特徴とする請求項
    12記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記弾性支持部材準備工程は、複数本
    の弾性支持部材を、それらが所定の間隔でほぼ平行に配
    列され、その両端部においてフレームに連結された状態
    で準備すると共に、 前記射出成形工程の後に前記フレームを切除する切除工
    程を含むこと特徴とする請求項12または13記載のレ
    ンズ駆動装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 対物レンズを保持するための第1の部
    材とこの第1の部材を複数本の弾性支持部材を介して保
    持する第2の部材とからなる構造体を有し、駆動ユニッ
    トにより第1の部材を第2の部材に対して所定方向に変
    位させて対物レンズを駆動するレンズ駆動装置の製造方
    法であって、 前記構造体を複数個製造する構造体製造工程と、 前記各構造体の第1の部材に対物レンズを取り付けるレ
    ンズ取付工程と、 前記各構造体に駆動ユニットを取り付ける駆動ユニット
    取付工程とを含み、 前記構造体製造工程は、 平板材を加工し、その長手方向途中に、前記平板材の主
    面と直交する第1の方向に向けて屈曲する第1の屈曲部
    と、前記平板材の主面と平行であって前記長手方向に直
    交する第2の方向に向けて屈曲する第2の屈曲部とを有
    する複数本の弾性支持部材を複数組並べて形成する弾性
    支持部材準備工程と、 前記複数組の弾性支持部材の、前記第1と第2の部材と
    の連結部をそれぞれ埋め込むようにして各組に対応する
    第1と第2の部材を一組の金型によって同時に射出成形
    する射出成形工程とを含むことを特徴とするレンズ駆動
    装置の製造方法。
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