JP3246140B2 - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JP3246140B2 JP30984993A JP30984993A JP3246140B2 JP 3246140 B2 JP3246140 B2 JP 3246140B2 JP 30984993 A JP30984993 A JP 30984993A JP 30984993 A JP30984993 A JP 30984993A JP 3246140 B2 JP3246140 B2 JP 3246140B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクプレーヤ等
の光ディスク記録及び/又は再生装置に用いられる対物
レンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクを記録媒体に用いる光
ディスクプレーヤ等の光ディスク記録及び/又は再生装
置には、半導体レーザ等の光源から出射された光ビーム
を集光して光ディスクに照射させる対物レンズを、この
対物レンズの光軸と平行な方向及び対物レンズの光軸と
直交する平面方向に駆動変位させる対物レンズ駆動装置
が用いられている。
【0003】この対物レンズ駆動装置は、フォーカシン
グエラー信号及びトラッキングエラー信号に応じて対物
レンズをこの対物レンズの光軸と平行な方向及び対物レ
ンズの光軸と直交する平面方向に駆動変位させることに
より、ディスク回転駆動装置により回転操作される光デ
ィスクの信号記録面に対物レンズを介して照射される光
ビームを上記光ディスクの信号記録面に合焦させ、さら
に光ビームが光ディスクに形成された記録トラックに追
従するようになすものである。
【0004】ところで、従来用いられている対物レンズ
駆動装置として、図48及び図49に示すように構成さ
れたものが広く用いられている。
【0005】この対物レンズ駆動装置は、一端側に対物
レンズ1を取付けたレンズ支持体2を有し、このレンズ
支持体2をワイヤの如き線状をなす4本の弾性支持部材
3を用いて、磁気回路部4を構成するヨーク5上に取付
けられる固定支持部材6に片持ち支持してなる。
【0006】対物レンズ1が取付けられたレンズ支持体
2には、中央部に対物レンズ1の光軸方向に貫通する開
口部7が形成されている。この開口部7内には、略方形
をなす筒状に形成されたフォーカシングコイル8が配設
されている。フォーカシングコイル8の外周側の一側面
には、平板な矩形状に形成された一対のコイル9b,9
cからなるトラッキングコイル9が並列して接合されて
いる。
【0007】また、レンズ支持体2の相対向する各側面
には、フォーカシングコイル8及びトラッキングコイル
9からそれぞれ引き出されたコイル端末8a,9aが電
気的に接続される中継用のプリント配線基板10が取付
けられている。このプリント配線基板10上には、この
プリント配線基板10に形成された接続パターン10a
に、給電線として機能する導電性材料により形成された
弾性支持部材3の一端部3a側が半田等の導電性接着剤
を用いて電気的及び機械的に接続されている。
【0008】そして、各一端部3aによりレンズ支持体
2を支持した弾性支持部材3は、レンズ支持体2の両側
にそれぞれ一対ずつ平行に配設され、他端部3b側をヨ
ーク5上に取付けた固定支持部材6の各コーナ部に穿設
した貫通孔11に挿通されて上記固定支持部材6に固定
支持させてなる。これら弾性支持部材3の上記貫通孔1
1から突出された弾性支持部材3の他端部3bは、対物
レンズ1を駆動変位させる駆動制御回路部に電気的に接
続される接続端となる。
【0009】このように相対向する両側を2本ずつの弾
性支持部材3を介して固定支持部材6に片持ち支持され
たレンズ支持体2に取付けられた対物レンズ1は、上記
弾性支持部材3を変位部として図48中矢印F方向の光
軸と平行な方向及び図48中矢印T方向の対物レンズ1
の光軸と直交する平面方向に移動可能となる。
【0010】また、固定支持部材6が取付けられるヨー
ク5には、相対向して一対の立上り片12,13が形成
されている。そして、一方の立上り片12の他方の立上
り片13と対向する面には、磁気回路部4を構成するマ
グネット14が接合配設されている。
【0011】複数の弾性支持部材3を介してレンズ支持
体2を支持した固定支持部材6が、ヨーク5の他端側の
上面に取付けられることにより、対物レンズ駆動装置を
構成してなる。このとき、フォーカシングコイル8及び
トラッキングコイル9を挟んで一対の立上り片12,1
3が、図48に示すように、レンズ支持体2の開口部7
内に挿入される。そして、フォーカシングコイル8及び
トラッキングコイル9は、マグネット14から他方の立
上り片13に向かう磁束に鎖交する位置に配置されるこ
とになる。
【0012】上述のように構成された対物レンズ駆動装
置は、駆動制御回路部からフォーカスエラー信号に基づ
く制御電流が導電性を有する弾性支持部材3を介してフ
ォーカシングコイル8に供給されると、磁気回路部4の
磁束と共働してレンズ支持体2を対物レンズ1の光軸と
平行な方向に駆動変位させる駆動力が発生する。そし
て、レンズ支持体2は、弾性支持部材3を弾性変位させ
ながら対物レンズ1の光軸と平行な方向である図48中
矢印F方向のフォーカシング方向に駆動変位される。そ
して、レンズ支持体2が駆動変位されることにより、こ
のレンズ支持体2に取付けられた対物レンズ1も同方向
に駆動変位してフォーカシング調整が行われる。
【0013】また、駆動制御回路部からトラッキングエ
ラー信号に基づく制御電流が導電性を有する弾性支持部
材3を介してトラッキングコイル9に供給されると、磁
気回路部4の磁束と共働してレンズ支持体2を対物レン
ズ1の光軸と直交する平面方向に駆動変位させる駆動力
が発生する。そして、レンズ支持体2は、弾性支持部材
3を弾性変位させながら対物レンズ1の光軸と直交する
平面方向である図48中矢印T方向のトラッキング方向
に駆動変位される。そして、レンズ支持体2が駆動変位
されることにより、このレンズ支持体2に取付けられた
対物レンズ1も同方向に駆動変位してトラッキング調整
が行われる。
【0014】上述した対物レンズ駆動装置は、レンズ支
持体2の両側に中継用のプリント配線基板10を配設
し、このプリント配線基板10にフォーカシングコイル
8及びトラッキングコイル9のコイル端末8a,9aを
接続するとともに、上記プリント配線基板10に一端部
を接続した弾性支持部材3を接続し、この弾性支持部材
3を介して制御電流をフォーカシングコイル8又はトラ
ッキングコイル9に供給するように構成しているが、フ
レキシブルプリント基板16を介してフォーカシングコ
イル8又はトラッキングコイル9に制御電流を供給する
ように構成したものも用いられている。
【0015】この対物レンズ駆動装置は、図50に示す
ように、レンズ支持体2の上端面に制御回路部に接続さ
れるフレキシブルプリント基板16の一端部を接合し、
このフレキシブルプリント基板16の一端部に形成した
接続パターン16aにフォーカシングコイル8又はトラ
ッキングコイル9の各コイル端末8a,9aを接続した
ものである。このフレキシブルプリント基板16を用い
ることにより、弾性支持部材3を導電性材料で形成する
必要がなくなり、所望する弾性特性等の特性を有する材
料で形成することが可能となる。
【0016】また、フレキシブルプリント基板16を用
いた場合には、レンズ支持体2に中継用のプリント配線
基板10を設ける必要がないので、弾性支持部材3の一
端部3a側は、図50に示すようにレンズ支持体2の両
側に形成された嵌合支持部17を介して直接レンズ支持
体2に取付けられる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した対
物レンズ駆動装置に用いられるフォーカシングコイル8
及びトラッキングコイル9は、いずれも線材を巻回して
形成されてなるものである。そして、フォーカシングコ
イル8は、図49に示すように、1本の線材を方形の筒
状をなすように巻回され、上下の各端部から接続用のコ
イル端末8aを引き出すように形成されてなる。また、
トラッキングコイル9は、図49に示すように、2つの
矩形状をなすコイル部9b,9cが並列して構成される
ように1本の線材を巻回し、各コイル部9b,9cの一
側から接続用のコイル端末9aを引き出すように形成さ
れてなる。そして、トラッキングコイル9は、図49に
示すように、筒状に形成されたフォーカシングコイル8
の一側面上に接合されてこのフォーカシングコイル8と
一体化される。このトラッキングコイル9が取付けられ
たフォーカシングコイル8は、図48に示すように、ト
ラッキングコイル9が接合された一側面と対向する他側
面を開口部7の内壁に接合することによってレンズ支持
体2に直接取付けられてなる。
【0018】そして、フォーカシングコイル8及びトラ
ッキングコイル9から引き出された各各コイル端末8
a,9aを、中継用のプリント配線基板10又はフレキ
シブルプリント基板16に半田等の導電性接着剤を用い
て電気的に接続するようにしている。そのため、対物レ
ンズ駆動装置の組立て途中でコイル端末8a,9aの結
線作業が必要であり、組立て効率が悪くなってしまって
いる。
【0019】また、コイル端末8a,9aを結線する
際、コイル端末8a,9aがレンズ支持体2上で弛まな
いようにする必要がある。すなわち、コイル端末8a,
9aに弛みがあると、対物レンズ1が駆動変位されると
きにコイル端末8a,9aが不用意に大きく振動したり
移動するなどして、制御電流に応じて対物レンズ1を正
確に駆動させることができなくなる虞れがある。
【0020】また、対物レンズ駆動装置にあっては、フ
ォーカシングコイル8及びトラッキングコイル9に供給
される駆動電流に応答性良く、且つ安定して対物レンズ
1を光軸方向及び光軸方向に直交する平面方向に駆動変
位させるためには、可動部としての対物レンズ1を取付
けたレンズ支持体2の重心Pと、このレンズ支持体2を
駆動変位させる駆動力を発生させる駆動力の発生中心が
正確に一致される必要がある。
【0021】ここで、上述した対物レンズ駆動装置にお
いて、対物レンズ1をこの対物レンズ1の光軸と平行な
方向に駆動変位させるフォーカシング方向の駆動力は、
図48及び図52に示すように、一対の立上り片12,
13間に挿入されたフォーカシングコイル8の一側面部
を構成する対物レンズ1の光軸と直交する方向を巻回方
向としたコイル部8bに流れる制御電流と、マグネット
14から放射され一方の立上り片12から他方の立上り
片13に向かってマグネット14から放射され上記コイ
ル部8bと鎖交する磁束とにより発生する。また、対物
レンズ1をこの対物レンズ1の光軸方向と直交する平面
方向に駆動変位されるトラッキング方向の駆動力は、図
48及び図51に示すように、一対の立上り片12,1
3間に挿入されたフォーカシングコイル8の一側面上に
取付けられたトラッキングコイル9を構成する一対の矩
形状のコイル部9b,9cの一対の立上り片12,13
間に挿入され対物レンズ1の光軸と平行な直線部19
a,19bに流れる制御電流と、マグネット14から放
射され一方の立上り片12から他方の立上り片13に向
かってマグネット14から放射され上記直線部19a,
19bと鎖交する磁束とにより発生する。
【0022】なお、トラッキングコイル9を構成する一
対のコイル部9b,9cは、一対の立上り片12,13
間に挿入される直線部19a,19bの同方向に電流が
流れるように接続されている。
【0023】そして、対物レンズ1を光軸方向と平行な
方向の駆動力を正確に発生させるためには、フォーカシ
ングコイル8の一対の立上り片12,13間に挿入され
るコイル部8bをこれら立上り片12,13間の構成さ
れる磁気ギャップの中心である図51中YーY’線上に
一致させ、上記コイル部8bを流れる制御電流と一対の
立上り片12,13間に放射される鎖交磁束が高精度に
直交するようになす。また、対物レンズ1を光軸方向と
直交する平面方向の駆動力を正確に発生させるために
は、トラッキングコイル9を構成する一対の矩形状のコ
イル部9b,9cの直線部19a,19b間の中心を一
対の立上り片12,13の幅方向の中心である図51中
XーX’線上に一致させ、上記直線部19a,19bを
流れる制御電流と一対の立上り片12,13間に放射さ
れる鎖交磁束が高精度に直交するようになす。さらにま
た、対物レンズ1を光軸方向と平行な方向及び対物レン
ズ1を光軸方向と直交する平面方向のそれぞれに対し均
等に駆動力を発生させるためには、フォーカシングコイ
ル8のコイル部8b及びトラッキングコイル9の直線部
19a,19bの高さ方向である対物レンズ1の光軸と
平行な方向の図52中ZーZ’線上の中心をマグネット
14の高さ方向に中心に一致させる。
【0024】上述のようにフォーカシング8及びトラッ
キングコイル9を磁気回路部4に対し配置することによ
り、これらフォーカシング8及びトラッキングコイル9
に供給される制御電流とマグネット14から放射される
磁束とにより発生する対物レンズ1を光軸方向と平行な
方向及びこの光軸方向に直交する平面方向に駆動変位さ
せる駆動力の発生中心は、図51中のYーY’線、図5
1中のXーX’線及び図52中のZーZ’線の交点に位
置する。
【0025】そして、対物レンズ1を取付けた可動部と
してのレンズ支持体2の重心Pを図51中のYーY’
線、図51中のXーX’線及び図52中のZーZ’線の
交点に一致させることにより、レンズ支持体2は対物レ
ンズ1の光軸と平行な駆動力及び対物レンズ1の光軸と
直交する平面方向の駆動力に対し捩じれ等の変位力を発
生させることなく応答性良く対物レンズ1の光軸と平行
な方向及び対物レンズ1の光軸と直交する平面方向に駆
動変位される。レンズ支持体2が捩じれ等の変位力を発
生させることなく応答性良く駆動変位されることから、
このレンズ支持体2に取付けられた対物レンズ1も、フ
ォーカシングコイル8及びトラッキングコイル9に供給
される制御電流に応じて上記対物レンズ1の光軸と平行
な方向及び対物レンズ1の光軸と直交する平面方向に正
確に駆動変位される。
【0026】なお、対物レンズ1は、光軸を図51中X
ーX’線上に位置させるとともに、図52中ZーZ’線
と平行となすようにしてレンズ支持体2に取付けられ
る。
【0027】ところで、従来の対物レンズ駆動装置に用
いられるフォーカシングコイル8及びトラッキングコイ
ル9は、上述したように1本の線材を筒状若しくは矩形
状に巻回して形成された立体的な構造を有してなる。そ
のため、対物レンズ駆動装置に用いられる各フォーカシ
ングコイル8及びトラッキングコイル9を全て統一した
一定の大きさに形成することが極めて困難である。この
ような大きさにバラツキのあるフォーカシングコイル8
及びトラッキングコイル9をレンズ支持体2に取付ける
と、対物レンズ1を含むレンズ支持体2の重心Pを一定
にすることができなくなる。特に、レンズ支持体2に取
付けたとき、このレンズ支持体2の重心から離間した位
置部分でフォーカシングコイル8及びトラッキングコイ
ル9に形状や寸法のバラツキがあると、対物レンズ1を
含むレンズ支持体2の重心Pの位置に大きな影響を与え
る。
【0028】また、一側面にトラッキングコイル9を取
付けたフォーカシングコイル8は、は、レンズ支持体2
の開口部7内に接着剤等を用いて直接接合されて取付け
るようにしているので、レンズ支持体2への組付け作業
が困難であるばかりか、レンズ支持体2に対する取付け
位置精度を正確に出すことが極めて困難である。そのた
め、対物レンズ駆動装置毎に対物レンズ1を含むレンズ
支持体2の重心Pの位置が異なってしまい、この重心P
を高精度に設定することが難しい。
【0029】さらに、レンズ支持体2は合成樹脂の成形
体により形成され、フォーカシングコイル8及びトラッ
キングコイル9は銅線により形成される。そして、レン
ズ支持体2を構成する合成樹脂の比重は約1.5程度で
あるのに対し、フォーカシングコイル8及びトラッキン
グコイル9を構成する銅線の比重は8.9である。その
ため、フォーカシングコイル8及びトラッキングコイル
9に形状や寸法のバラツキが生じ、さらにレンズ支持体
2に対する取付け位置精度にバラツキがあると、対物レ
ンズ駆動装置毎に対物レンズ1を含む可動部としてのレ
ンズ支持体2の重心Pの位置を正確に設定できなくなっ
てしまう。
【0030】上述のように可動部の重心Pの位置が各対
物レンズ駆動装置毎に一定しないと、フォーカシングコ
イル8及びトラッキングコイル9と磁気回路部4の共働
作用で生ずる駆動力の発生中心と可動部の重心Pが一致
しなくなり、捩じれ等の変位力を発生させることなく制
御電流に対し応答性良く対物レンズ1をその光軸と平行
な方向及びこの光軸と直交する平面方向に駆動変位させ
ることができなくなる。そして、対物レンズ1を介して
光ディスクの信号記録面に照射される光ビームのフォー
カシング及びトラッキング制御が精度良く行えなくな
り、良好な記録及び/又は再生特性をもって情報信号の
記録及び/又は再生が行えなくなってしまう。
【0031】また、上述した対物レンズ駆動装置は、図
48及び図53に示すように、ヨーク5を構成する一対
の立上り片12,13間に略方形の筒状に巻回されたフ
ォーカシングコイル8の一側部側のコイル部8bを挿入
させた構成としている。そのため、フォーカシングコイ
ル8は、一対の立上り片12,13に挿入された一側部
側のコイル部8bと対向する他側部側のコイル部8cも
マグネット14を取付けた一方の立上り片12に対向す
る。このフォーカシングコイル8に制御電流が供給され
ると、一対の立上り片12,13間にマグネット14か
ら放射される有効磁束Bgと鎖交する一側部側のコイル
部8bとの共働作用により生ずる駆動力f の他に、
図55に示すように、一方の立上り片12の背面側に向
かってマグネット14から放射される漏れ磁束Bg’と
鎖交する他側部側のコイル部8bとの共働作用により生
ずる駆動力f も発生する。この漏れ磁束Bg’と鎖
交する他側部側のコイル部8bとの共働作用により生ず
る駆動力f は、有効磁束Bgと鎖交する一側部側の
コイル部8bとの共働作用により生ずる駆動力fとは
逆向きの力であり、対物レンズ1を光軸方向に駆動させ
る駆動力を打ち消すように作用し、対物レンズ1を光軸
方向に駆動させる駆動力を有効に利用すことができなく
なる。
【0032】そこで、従来の対物レンズ駆動装置では、
漏れ磁束の影響をなくすようになすため、この漏れ磁束
をシールドするためのシールド板等のシールド手段を設
け、あるいはフォーカシングコイル8を大型化してい
る。このようにシールド手段を設けたり、フォーカシン
グコイル8を大型化すると、対物レンズ駆動装置自体が
大型化してしまう。
【0033】また、従来の対物レンズ駆動装置に用いら
れるフォーカシングコイル8のうち、マグネット14か
ら放射される磁束と共働して対物レンズ1を光軸方向に
駆動させる駆動力を発生させるために作用する部分は、
一対の立上り片12,13間に挿入された一側部側のコ
イル部8bのマグネット14に対向する図54中斜線を
施した部分のみである。また、トラッキングコイル9に
おいても、マグネット14から放射される磁束と共働し
て対物レンズ1を光軸と直交する平面方向に駆動させる
駆動力を発生させるために作用する部分は、各コイル部
9b,9cのマグネット14に対向する直線部19a,
19b中の図55中斜線を施した部分のみである。すな
わち、フォーカシングコイル8及びトラッキングコイル
9中、対物レンズ1を駆動させる駆動力を発生させるた
めに作用する部分は、全体の1/4程度であり利用効率
が極めて悪い。このようにフォーカシングコイル8及び
トラッキングコイル9の利用効率が悪いため、対物レン
ズ1を駆動変位させるに必要な駆動電流も多く必要とな
り、対物レンズ駆動装置からの発熱が大きくなってしま
う。この発熱は、光ピックアップ装置を構成する光源と
しての半導体レーザの動作に悪影響を与えて、安定した
光ビームの発振を阻害する虞れがある。
【0034】さらに、従来の対物レンズ駆動装置に用い
られるフォーカシングコイル8は、筒状に巻回されてな
るため、自己インダクタンスが大きくなりやすい。さら
に、磁気回路部4を構成するヨーク5の立上り片12が
筒状のフォーカシングコイル8内に挿入される構成とな
されているので、上記立上り片12が鉄心の作用をな
し、フォーカシングコイル8の自己インダクタンスをさ
らに大きくしている。このようにフォーカシングコイル
8の自己インダクタンスが大きくなると、フォーカスエ
ラー信号に応じた駆動電流を駆動制御回路を介してフォ
ーカシングコイル8に供給して対物レンズ1を駆動変位
させるとき、フォーカスエラー信号の高い周波数領域で
位相の回りが180度を越えて急速に回転し、フォーカ
スエラー信号に追随したフォーカス制御ができなくなる
虞れがある。このようなフォーカス制御が不能になるこ
とを回避するため、フォーカスエラー信号を検出してフ
ォーカスコイル8に制御電流を供給する制御回路側で電
気的な位相補正を行うようにしている。この位相補正量
が大きくなると、その補正量に比例してフォーカシング
コイル8に供給される駆動電流の高調波分が増加し、消
費電力を増加させる。消費電力が増加されると、発熱等
により光ピックアップ装置を構成する半導体レーザの動
作を不安定にする等の弊害を生ずる。
【0035】そこで、本発明は、フォーカシングコイル
やトラッキングコイルのボビンへの取付けが容易で、且
つ高精度に組立てを可能となし、安定した対物レンズの
駆動変位を可能となす対物レンズ駆動装置を提供するこ
とを目的に提案されたものである。
【0036】また、本発明は、フォーカスエラー信号又
はトラッキングエラーに信号に正確に追随して対物レン
ズの駆動変位を可能となす対物レンズ駆動装置を提供す
ることを目的とする。
【0037】さらに、本発明は、対物レンズを駆動変位
するための電力の省電力化を実現し、対物レンズ駆動時
の発熱を抑え、対物レンズを介して光ディスクに照射さ
れる光ビームを出射する光源を構成する半導体レーザの
安定した動作を保証し、良好な特性をもって情報信号の
記録及び/又は再生を可能となす光ピックアップ装置を
構成し得る対物レンズ駆動装置を提供することを目的と
する。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明に係る対物レンズ
駆動装置は、上述したような目的を達成するため、対物
レンズが一端側に保特され、中央部に開口部が形成され
たレンズ支持体とからなる可動部と、上記可動部を上記
対物レンズの光軸と平行な方向及び上記対物レンズの光
軸と直交する平面方向に移動可能に支持する導電性を有
する材料から形成された複数の弾性支特部材と、一方の
面に少なくとも一つの矩形状のフォーカシングコイルが
被着形成され、他方の面に少なくとも一つの矩形状のト
ラッキングコイルが上記フォーカシングコイルの水平部
と積層するように被着形成されるとともに、上記フォー
カシングコイルと上記トラッキングコイルから延長さ
れ、上記複数の弾性支持部材の一方の端部が各々接続さ
れる複数の接続端子部が形成され、その平面が上記対物
レンズの光軸と平行になるよう上記ボビンに配設される
平板状の部材と、上記複数の弾性支持部材の他方の端部
が各々接続され、固定部側に配されたプリント基板と、
上記平板状の部材に形成された上記フォーカシングコイ
ルの一方の水平部と上記トラッキングコイルの一方の垂
直部の何れかと相対し上記フォーカシングコイル及びト
ラッキングコイルと共働して上記可動部を上記対物レン
ズの光軸と平行な方向及び上記対物レンズの光軸と直交
する平面方向に駆動する少なくとも1つのマグネットと
を有し、上記固定部に設けられた磁気回路部とを備えて
いる。
【0039】ここで、上記フォーカシングコイルは、上
記フォーカシングコイルの垂直部間の間隔が上記マグネ
ットの幅に上記対物レンズの上記光軸と直交する方向の
変位量を加えた長さに設定され、上記トラッキングコイ
ルは、上記トラッキングコイルの水平部間の間隔が上記
マグネットの高さに上記対物レンズの光軸と平行な方向
の変位量を加えた長さに設定されている。
【0040】本発明に係る対物レンズ駆動装置は、更に
上記固定部に取り付けられ、上記プリント基板が設けら
れる支持ホルダと、上記支特ホルダに設けられ上記複数
の弾性支持部材が各々挿通されるダンパーとを備えてい
る。
【0041】本発明に係る対物レンズ駆動装置を構成す
る磁気回路部は、上記固定部に設けられ∃ークを構成
し、上記フォーカシングコイルの上記マグネットと対向
しない他方の水平部と対向する突出部を有するー対の立
ち上がり片を備え、上記一対の立ち上がり片の少なくと
もいずれか一方の立ち上がり片に上記マグネットが取り
付けるとともに他方の立ち上がり片の上記マグネットと
対向する位置に膨出部を形成している。
【0042】
【作用】本発明に係る対物レンズ駆動装置は、フォーカ
シングコイルにフォーカシングエラー信号に応じた駆動
電流が供給されると、フォーカシングコイルと磁気回路
部を構成するマグネットとの共働作用により可動部を対
物レンズの光軸と平行な方向に駆動させる駆動力が発生
し、対物レンズをその光軸と平行な方向に駆動変位させ
る。
【0043】また、トラッキングコイルにトラッキング
エラー信号に応じた駆動電流が供給される、トラッキン
グコイルと磁気回路部を構成するマグネットとの共働作
用により可動部を対物レンズの光軸と直交する平面方向
に駆動させる駆動力が発生し、対物レンズをその光軸と
直交する平面方向に駆動変位させる。
【0044】さらに、本発明に係る対物レンズ駆動装置
は、平板状に形成されたフォーカシングコイル及びトラ
ッキングコイルを平板状の部材に取付け、上記フォーカ
シングコイル及びトラッキングコイルを磁気回路部を構
成するマグネットに対向配置するようにしてなるので、
マグネットの一方の面にのみフォーカシングコイル及び
トラッキングコイルが対向する構成となる。
【0045】さらにまた、平板状の部材が可動部側に取
付けられることにより、上記平板状の部材に設けられた
フォーカシングコイル及びトラッキングコイルは、可動
部と一体に対物レンズの光軸と平行な方向及び光軸と直
交する平面方向に可動変位する。
【0046】さらにまた、フォーカシングコイル及びト
ラッキングコイルを設けた平板状の部材を可動部側に取
付け、可動部を支持する弾性支持部材を導電性材料にに
より形成することにより、上記フォーカシングコイル及
びトラッキングコイルに供給される駆動電源は、上記弾
性支持部材を介して給電される。
【0047】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して説明する。
【0048】まず、本発明に係る対物レンズ駆動装置2
0を説明する。この対物レンズ駆動装置20は、図1に
示すように、光源としての半導体レーザから出射された
光ビームを集光して光ディスクの信号記録面に照射し、
光ディスクから反射された戻り光が入射される対物レン
ズ21を一端側に保持し、この対物レンズ21とともに
可動部を構成するレンズ支持体22を備えている。
【0049】この可動部を構成するレンズ支持体22
は、ポリスチレンの如き合成樹脂を成形して形成されて
なるものであって、図1及び図2に示すように、中央部
に方形をなす開口部23を形成した支持体本体24と、
この支持体本体24の一端側の上方縁側から側方に向か
って突出するように設けられた対物レンズ取付け部25
とから構成されなる。そして、対物レンズ21は、対物
レンズ取付け部25の中央部に設けた取付け凹部26内
に取付けられている。この取付け凹部26の底面部に
は、対物レンズ21に入射される半導体レーザから出射
された光ビーム及び対物レンズ21から透過される光デ
ィスクからの戻り光を透過させるための光透過孔が穿設
されている。
【0050】そして、支持体本体24の相対向する両側
の略中央部には、開口部23を横断するようにしてコイ
ル取付け板挿入溝27,27が穿設されている。これら
コイル取付け板挿入溝27,27は、図2に示すよう
に、支持体本体24の上端面側から下端側に向かって対
物レンズ取付け部25に取付けられた対物レンズ21の
光軸と平行に穿設された凹状の溝として形成されてい
る。
【0051】これらコイル取付け板挿入溝27,27を
介して、レンズ支持体22には、矩形状をなす平板状の
部材として形成されたコイル取付け板28が取付けられ
る。このコイル取付け板28は、ガラスエポキシ樹脂板
や合成樹脂材料板の如き材料により形成されてなり、図
1に示すように、コイル取付け板挿入溝27,27に挿
入してレンズ支持体22に取付けたとき、両端部28
a,28b側が支持体本体24の両側にそれぞれ突出す
る大きさを有する長尺な方形状に形成されてなる。
【0052】上記コイル取付け板28の一側面側には、
図2及び図3に示すように、一対の平板な矩形状をなす
一対のコイル部29,30からなるフォーカシングコイ
ル31が設けられ、他側面側には、図4に示すように、
一対の平板な矩形状をなす一対のコイル部32,33か
らなるトラッキングコイル34が設けられている。これ
らフォーカシングコイル31及びトラッキングコイル3
4を構成する各コイル部29,30及び32,33は、
ガラスエポキシ樹脂からなるコイル取付け板28上に被
着された銅箔をエッチングして矩形状のコイルパターン
を形成して構成されてなる。このように銅箔をエッチン
グして形成されてなるコイル部29,30及び32,3
3からなるフォーカシングコイル31及びトラッキング
コイル34は、平板なものとしてコイル取付け基板28
上に設けられてなる。
【0053】また、フォーカシングコイル31及びトラ
ッキングコイル34を構成する各コイル部29,30及
び32,33は、平板な矩形状をなすものであればよ
く、コイル用線材を平板状をなす矩形状に巻回したもの
であってもよい。このコイル用線材を巻回して形成した
各コイル部29,30及び32,33は、接着剤を用い
てコイル取付け板28の一側面側及び他側面側にそれぞ
れ接合される。
【0054】上述のようにフォーカシングコイル31及
びトラッキングコイル34を設けたコイル取付け板28
は、コイル取付け板挿入溝27,27間に亘って挿入さ
れ、フォーカシングコイル31及びトラッキングコイル
34が設けられた平面がレンズ支持体22に取付けられ
る対物レンズ21の光軸と平行となるようにして、レン
ズ支持体22に位置決めされて一体的に取付けられる。
このコイル取付け板28のレンズ支持体22への取付け
は、コイル取付け板挿入溝27,27に接着剤を塗布す
ることによって行われる。
【0055】また、コイル取付け板28は、レンズ支持
体22を成形する金型内に予め配設しておき、このレン
ズ支持体22の成形と同時に取付けるようになすインサ
ート成形により、レンズ支持体22に一体的に取付けら
れる。
【0056】なお、対物レンズ21は、レンズ支持体2
2にコイル取付け板28を取付けた後、対物レンズ取付
け部25に取付けられる。これは、コイル取付け板28
をレンズ支持体22に取付ける際に対物レンズ21の損
傷を防止するようになすためである。
【0057】上述のようにコイル取付け板28及び対物
レンズ21が取付けられたレンズ支持体22は、複数の
線状をなすワイヤーの如き弾性支持部材35を介して、
磁気回路部36を構成するヨーク37に形成された支持
体取付け部38に取付けられる支持ホルダ39に片持ち
支持される。このとき、レンズ支持体22は、相対向す
る両側を一対ずつの弾性支持部材35により支持ホルダ
39に片持ち支持されることにより、上記弾性支持部材
35を弾性変位部として対物レンズ21の光軸と平行な
方向及び上記対物レンズ21の光軸と直交する平面方向
に移動可能となされる。
【0058】なお、ここで用いられる弾性支持部材35
は、細長い金属ワイヤ又は細い長尺な金属性の板バネ等
の導電性を有する材料により形成されてなる。
【0059】ところで、4本の弾性支持部材35により
レンズ支持体22を支持するため、このレンズ支持体2
2に一体的に取付けられたコイル取付け板28の支持体
本体24の両側にそれぞれ突出した両端部28a,28
bには、4本の弾性支持部材35の一端側がそれぞれ挿
通される4個の弾性支持部材挿通孔19が穿設されてい
る。すなわち、弾性支持部材挿通孔19は、コイル取付
け板28の両端部28a,28bの各コーナ部近傍に位
置して、一対ずつ互いに平行に穿設されている。また、
弾性支持部材挿通孔19が穿設された周囲には、フォー
カシングコイル31及びトラッキングコイル34のコイ
ル端部から延長された接続端子部40が形成されてい
る。
【0060】そして、各弾性支持部材35の一端部35
a側は、弾性支持部材挿通孔19にそれぞれ挿通され、
図6及び図7に示すように、この弾性支持部材挿通孔1
9内から接続端子部40上に塗布される半田41により
コイル取付け基板28に固定される。この半田41によ
り、導電性材料からなる弾性支持部材35と接続端子部
40間の電気的な導通が図られて接続される。
【0061】なお、各弾性支持部材35は、接続端子部
40に電気的な導通が図られてコイル取付け基板28に
固定されればよく、半田41に代えて導電性を有する接
着剤を用いてもよい。
【0062】上述のようにコイル取付け基板28を介し
てレンズ支持体22を一端側に支持した4本の弾性支持
部材35の他端部35b側は、支持ホルダ39に固定支
持される。この支持ホルダ39の両端側には、嵌合穴4
2,42が設けられている。これら嵌合穴42,42内
には、図1及び図6に示すように、粘弾性を有する材料
により形成され、振動を減衰若しくは吸収させる作用を
有するダンパー43が配設されている。そして、各弾性
支持部材35の他端部35bは、ダンパー43に挿通さ
れて支持ホルダ39に固定支持されてなる。このように
各弾性支持部材33の他端部他端部35bをダンパー4
3を介して支持ホルダ39に固定支持することにより、
対物レンズ21が駆動変位させられるときに弾性変位す
る各弾性支持部材35の不要な振動を急峻に減衰させ、
さらに共振の発生を抑えることができ、フォーカシング
エラー信号及びトラッキングエラー信号に応答性良く対
物レンズ21の駆動変位を可能なすことができる。
【0063】また、ダンパー43を介して支持ホルダ3
9に固定支持された各弾性支持部材35の他端部35b
は、上記支持ホルダ39のレンズ支持体22が配設され
る側と対向する背面側に取付けられる図示しない対物レ
ンズ駆動制御回路に接続される可撓性を有するフレキシ
ブルプリント配線基板44に電気的に接続される。各弾
性支持部材33のフレキシブルプリント基板44への接
続は、このフレキシブルプリント基板44に形成した接
続パターン部に穿設した透孔に各弾性支持部材35の他
端部を挿通し、半田若しくは導電性接着剤を各弾性支持
部材35の他端部の周部から接続パターン部に亘って塗
布することによって行われる。
【0064】ところで、各弾性支持部材35の一端部3
5a及び他端部35bは、それぞれコイル取付け基板2
8に穿設した弾性支持部材挿通孔19及びフレキシブル
プリント配線基板44に穿設した透孔44aに挿通さ
れ、外周囲全周に亘って半田41若しくは導電性接着剤
が塗布されて支持されてなるので、コイル取付け基板2
8及びフレキシブルプリント配線基板42に対する電気
的な接続及び機械的な結合の信頼性を向上させることが
できる。
【0065】また、各弾性支持部材35の一端部35a
及び他端部35bが挿通されるコイル取付け基板28及
びフレキシブルプリント配線基板44に穿設される弾性
支持部材挿通孔19及び透孔44aは、弾性支持部材3
5の外周囲に半田41若しくは導電性接着剤を塗布した
とき、図6に示すように、弾性支持部材挿通孔19及び
透孔42aと弾性支持部材35との間に半田41若しく
は導電性接着剤が進入しない程度の間隙dが形成される
大きさの円形に形成されてなる。そして、各弾性支持部
材35の一端部35a及び他端部35bのそれぞれを、
コイル取付け基板28に穿設した弾性支持部材挿通孔1
9及びフレキシブルプリント配線基板44に穿設した透
孔44aに挿通した状態で、図6に示すように、半田4
1若しくは導電性接着剤を各弾性支持部材35の一端部
35a及び他端部35bが突出側の面の周囲に塗布す
る。このように半田41若しくは導電性接着剤を塗布し
て各弾性支持部材35の一端部35a及び他端部35b
を支持部材としてのコイル取付け基板28及びフレキシ
ブルプリント配線基板44に固定支持することにより、
各弾性部35の長さL を正確に規定するこができ
る。すなわち、弾性変位する各弾性支持部材35の長さ
が、コイル取付け基板28及びフレキシブルプリ
ント配線基板44の外側の面を基準として正確に設定す
ることが可能となるためである。
【0066】そして、複数の弾性支持部材35を介して
レンズ支持体22を支持した支持ホルダ39が取付けら
れるホルダ取付け部38を有する磁気回路部36を構成
するヨーク37は、図2に示すように、略中央部に一対
の立上り片45,46が立上り形成されている。これら
立上り片45,46の相対向する面には、コイル取付け
基板26に設けられたフォーカシングコイル31及びト
ラッキングコイル34と共働して対物レンズ21をこの
対物レンズ21の光軸と平行な方向及び上記対物レンズ
21の光軸と直交する平面方向に駆動変位させる駆動力
を発生させるマグネット47,48が取付けられてい
る。
【0067】また、ヨーク37の背面側には、マグネッ
ト47,48が取付けられる立上り片45,46と平行
に支持体取付け部38が立上り形成されている。そし
て、支持ホルダ39は、相対向する両側に形成した嵌合
支持部39a,39bを支持体取付け部38の両側に嵌
合させることによってヨーク37に取付けられる。この
ように支持ホルダ39をヨーク35に取付けると、マグ
ネット47,48を取付けた立上り片45,46がボビ
ン37に設けた開口部23内に挿入される。そして、一
対の立上り片45,46間にコイル取付け板28が位置
され、フォーカシングコイル31及びトラッキングコイ
ル34が、図5に示すように、一対のマグネット47,
48により構成されり磁気ギャップG 内に配置され
て、図1に示すような本発明に係る対物レンズ駆動装置
が構成されてなる。
【0068】ここで、コイル取付け基板28に設けられ
るフォーカシングコイル31及びトラッキングコイル3
4の構成及びこれらフォーカシングコイル31及びトラ
ッキングコイル34と対向させられるマグネット47,
48及びこのマグネット47,48が取付けられる立上
り片45,46を設けたヨーク37の配置の構成を説明
する。
【0069】フォーカシングコイル31を構成する一対
のコイル部29,30は、図3に示すように、レンズ支
持体22に取付けられた対物レンズ21の光軸に直交す
る方向であるコイル取付け基板28の長手方向と平行な
水平部29a,29b及び30a,30bを長辺とな
し、上記対物レンズ21の光軸方向と平行な方向である
コイル取付け基板28の短辺方向と平行な垂直部29
c,29d及び30c,30dを短辺となす矩形状の平
板状に形成されてなる。これら一対のコイル部29,3
0は、互いに巻回方向を逆向きにして形成され、互いに
隣接する一方の水平部29a,30a間に僅かの間隙を
設けて並列してコイル取付け基板28の一側面上に設け
られている。そして、一対のコイル部29,30は、対
物レンズ21が光軸と直交する平面方向であるトラッキ
ング方向に駆動変位させられたとき、垂直部29c,2
9d及び30c,30dが一対のマグネット47,48
により構成される磁気ギャップG 内に臨むことがな
い長さを有する矩形状に形成されている。すなわち、フ
ォーカシングコイル31を構成する一対のコイル部2
9,30は、垂直部29c,29d及び30c,30d
間の間隔(W )が、少なくともマグネット47,4
8の幅(W )に対物レンズ1のトラッキング方向の
駆動変位量を加えた長さに設定される。これは、垂直部
29c,29d及び30c,30dがマグネット47,
48間に構成される磁気ギャップG 内に位置するこ
とによって、フォーカシングコイル29,30に供給さ
れる駆動電流により対物レンズ21を光軸と平行な方向
に駆動させる駆動力以外の不要な駆動力を発生させない
ようにするためである。
【0070】また、トラッキングコイル34を構成する
一対のコイル部32,33は、図4に示すように、レン
ズ支持体22に取付けられた対物レンズ21の光軸と平
行な方向であるコイル取付け基板28の長手方向に直交
する短辺方向と平行な垂直部32a,32b及び33
a,33bを長辺となし、上記対物レンズ21の光軸と
直交する方向であるコイル取付け基板28の長辺方向と
平行な水平部32c,32d及び33c,33dを短辺
となす矩形状の平板状に形成されてなる。これら一対の
コイル部32,33は、互いに巻回方向を逆向きにして
形成され、図4に示すように、互いに隣接する一方の垂
直部32a,33a間に僅かの間隙を設けて並列してコ
イル取付け基板28の他側面上に設けられている。そし
て、一対のコイル部32,33は、対物レンズ21が光
軸と平行な方向であるフォーカシング方向に駆動変位さ
せられたとき、水平部32c,32d及び33c,33
dが一対のマグネット47,48により構成される磁気
ギャップG 内に臨むことがない長さを有する矩形状
に形成されている。すなわち、トラッキングコイル34
を構成する一対のコイル部32,33は、水平部32
c,32d及び33c,33d間の間隔(W )が、
少なくともマグネット47,48の高さ(H )に対
物レンズ1のフォーカシング方向の駆動変位量を加えた
長さに設定される。また、一対のコイル部32,33
は、互いに隣接する一方の垂直部32a,33aが、フ
ォーカシングコイル31を構成する一対のコイル部2
9,30の互いに隣接する一方の水平部29a,30a
の中央で積層されるようにしてコイル取付け基板28上
に設けられる。
【0071】上述の実施例では、フォーカシングコイル
31とトラッキングコイル34は、コイル取付け基板2
8の相対向する側面にそれぞれ設けられてなるが、コイ
ル取付け基板28の一側面側又は他側面側に互いに積層
して設けるようにしてもよい。
【0072】上述のようにフォーカシングコイル31と
トラッキングコイル34を形成することにより、これら
コイル31及び34を設けたコイル取付け基板28を取
付けたレンズ支持体22が支持ホルダ39を介して磁気
回路部36上に配設されると、図3及び図4に示すよう
に、上記フォーカシングコイル31を構成する一対のコ
イル部29,30の互いに隣接する一方の水平部29
a,30a及び上記トラッキングコイル34を構成する
一対のコイル部32,33の互いに隣接する一方の垂直
部32a,33aが一対のマグネット47,48により
構成される磁気ギャップG 内の共通磁束Bg中に位
置させられることになる。
【0073】なお、各マグネット47,48は、単極着
磁をもって厚さ方向に着磁が施されている。これらマグ
ネット47,48は、相対向する面側をそれぞれ異極と
して着磁されている。
【0074】ここで、フォーカシングエラー信号に応じ
た制御電流が対物レンズ駆動制御回路から導電性を有す
る弾性支持部材33を介してフォーカシングコイル31
を構成る一対のコイル部29,30に供給されると、こ
れらコイル部29,30の互いに隣接する一方の水平部
29a,30aに流れる電流I 又はI と磁気ギャ
ップG 内に放射されるマグネット47,48からの
磁束Bgとにより、レンズ支持体22を対物レンズ21
の光軸と平行な方向に駆動変位させる駆動力が発生す
る。この駆動力によりレンズ支持体22が弾性支持部材
35を弾性変位部として対物レンズ21の光軸と平行な
方向に弾性変位させられることにより、上記レンズ支持
体22に取付けられた対物レンズ21がその光軸と平行
な方向の図1中矢印F方向に駆動変位させられ、この対
物レンズ21を介して照射される光ビームのフォーカシ
ング制御が行われる。
【0075】ところで、フォーカシングコイル31を構
成する一対のコイル部29,30は、互いに巻き方向を
逆向きとして巻回されてなるので、これらコイル部2
9,30に同一方向の駆動電流I 又はI を供給し
たとき、互いに隣接する一方の水平部29a,30aに
おいて電流の向きは同一となる。
【0076】また、トラッキングエラー信号に応じた制
御電流が対物レンズ駆動制御回路から導電性を有する弾
性支持部材35を介してトラッキングコイル34を構成
する一対のコイル部32,33に供給されると、これら
コイル部32,33の互いに隣接する一方の垂直部32
a,33aに流れる電流I 又はI と磁気ギャップ
内に放射されるマグネット47,48からの磁束
Bgとにより、レンズ支持体22を対物レンズ21の光
軸と直交する平面方向に駆動変位させる駆動力が発生す
る。この駆動力によりレンズ支持体22が弾性支持部材
35を弾性変位部として対物レンズ21の光軸と直交す
る平面方向に弾性変位させられることにより、上記レン
ズ支持体22に取付けられた対物レンズ21がその光軸
と直交する平面方向の図1中矢印T方向に駆動変位させ
られ、この対物レンズ21を介して照射される光ビーム
のトラッキング制御が行われる。
【0077】このトラッキングコイル34を構成する一
対のコイル部32,33も、フォーカシングコイル31
を構成する一対のコイル部29,30と同様に互いに巻
き方向を逆向きとして巻回されてなるので、各コイル部
32,33に同一方向の駆動電流I 又はI を供給
したとき、互いに隣接する一方の垂直部32a,33a
において電流の向きは同一となる。
【0078】なお、コイル取付け板28の下側縁とヨー
ク37の上面との間には、図5に示すように、フォーカ
シングコイル31が図1中矢印F方向に駆動変位する最
大ストロークls分の間隙が設けられる。これは対物レ
ンズ21の図1中矢印F方向への駆動変位を阻害しない
ようにするためである。
【0079】上述のように、平板状をなすコイル部2
9,30及び32,33から構成されるフォーカスコイ
ル31及びトラッキングコイル34を設けた平板状のコ
イル取付け基板28をレンズ支持体22に取付けるよう
にしてなるので、フォーカスコイル31及びトラッキン
グコイル34の全てを磁気回路部36のマグネット4
7,48に対向する側に位置させることができる。従っ
て、磁気回路部36の漏れ磁束により不要な駆動力を発
生させることがない。
【0080】また、平板状をなすコイル部29,30及
び32,33から構成されるフォーカスコイル31及び
トラッキングコイル34を設けた平板状のコイル取付け
基板28をレンズ支持体22に取付けるようにしてなる
ので、フォーカスコイル31及びトラッキングコイル3
4のレンズ支持体22に対する取付け位置精度を容易に
出すことができ、レンズ支持体22の可動重心を正確に
設定でき、対物レンズ21の安定した駆動変位が実現さ
れる。
【0081】上述の磁気回路部36は、ヨーク37に相
対向する互いに平行な一対の立上り片45,46を設
け、これら立上り片45,46の開放された上端側の相
対向する面に単極着磁されたマグネット47,48を取
付けた構成となされている。そのため、フォーカシング
コイル31及びトラッキングコイル34と共働して駆動
力を発生させる有効磁束Bgは、一対のマグネット4
7,48により構成される磁気ギャップG 内に放射
される磁束のみである。そして、フォーカシングコイル
31及びトラッキングコイル34の有効磁束Bgと共働
して駆動力を発生させる部分は、上記磁気ギャップG
内に位置する互いに隣接する一対のコイル部32,3
3の一方の水平部29a,30a及び一対のコイル部3
2,33の垂直部32a,33aの一辺のみである。
【0082】そこで、少なくとも駆動力を発生されるた
めに利用されるフォーカシングコイル31の利用効率を
向上させるため、ヨーク37を構成する立上り片45,
46のマグネット47,48が取付けられる面の上下端
側に、図8及び図11に示すように、フォーカシングコ
イル31を構成する一対のコイル部29,30の上記マ
グネット47,48と対向しない他方の水平部29b,
30bに近接対向する突出片45a,45b及び46
a,46bを形成する。これら突出片45a,45b及
び46a,46bは、マグネット47,48の厚さW
と略等しい幅をもって折曲され、一対のコイル部2
9,30の他方の水平部29a,30aが位置する部分
にマグネット47,48間に構成される磁気ギャップG
に略等しい磁気ギャップG ,G を構成する。
これら磁気ギャップG ,G 間には、マグネット4
7,48からの磁束が集中し、各コイル部29,30の
他方の水平部29b,30bに作用する有効磁束Bg
及びBg が得られる。そして、突出片45a,45
b及び46a,46bにより構成される磁気ギャップG
,G 間の磁束Bg 及びBg と、これら磁気
ギャップG ,G 内に位置するコイル部29,30
の他方の水平部29b,30bに流れる電流とによりレ
ンズ支持体22を対物レンズ21の光軸と平行な方向に
駆動変位させる駆動力が発生する。従って、駆動力を発
生されるために利用されるフォーカシングコイル31の
利用効率が向上される。
【0083】ところで、突出片45a,45b及び46
a,46bとにより構成される磁気ギャップG ,G
に放射される磁束Bg 及びBg とマグネット
47,48間に放射される磁束Bgとは図11に示すよ
うに方向が逆となる。しかし、フォーカシングコイル3
1を構成する一対のコイル部20,30に一方向の駆動
電流が供給されたとき、図9に示すように、矩形状に形
成された一対のコイル部29,30の他方の水平部29
b,30bに流れる電流と一方の水平部29a,30a
に流れる電流も互いに逆向きとなるので、磁気ギャップ
,G の磁束Bg 及びBg と、これら磁気
ギャップG ,G 内に位置する他方の水平部29
b,30bに流れる電流とにより発生する駆動力と一方
の水平部29a,30aに流れる電流とマグネット4
7,48間に放射される磁束Bgとにより発生する駆動
力の向きは同一となる。従って、フォーカシングコイル
31に供給される駆動電流に対する発生駆動力の割合が
向上し、対物レンズ駆動装置としての省電力化が実現さ
れる。
【0084】なお、上述の如くフォーカシングコイル3
1を構成する一対のコイル部29,30の他方の水平部
29b,30bに近接対向する突出片45a,45b及
び46a,46bを立上り片45,46に設けて磁気ギ
ャップG ,G を形成し、他方の水平部29b,3
0bに作用する磁束Bg 及びBg を得るようにヨ
ーク37を構成すると、上記フォーカシングコイル31
を構成する一対のコイル部29,30に積層するように
してコイル取付け基板28上に設けられたトラッキング
コイル34を構成する一対のコイル部32,33の水平
部32c,32d及び33c,33dの一部が磁気ギャ
ップG ,G 中に位置する。そして、一対のコイル
部32,33の水平部32c,32d及び33c,33
dに流れる駆動電流と磁気ギャップG ,G 内の磁
束Bg 及びBg との作用により、レンズ支持体2
2を対物レンズ21の光軸と平行な方向に駆動変位させ
る駆動力が発生する。しかし、一対のトラッキングコイ
ル34を構成する一対のコイル部32,33は、巻回方
向が互いに逆向きであるので、各コイル部32,33に
一方向の駆動電流が供給されたとき、図10に示すよう
に、上記水平部32c,32d及び33c,33dに流
れる電流の向きが逆向きになる。従って、各コイル部3
2,33の水平部32c,32d及び33c,33dに
流れる駆動電流と磁気ギャップG ,G 内の磁束B
及びBg との作用により発生する駆動力は、互
いに逆向きとなって打ち消しあうことになり、フォーカ
シングコイル31を構成する一対のコイル部29,30
に流れる駆動電流と磁気回路部36の磁束Bg,Bg
及びBg とにより発生する駆動力に大きな影響を与
えることはない。
【0085】また、上述の磁気回路部36は、一対のマ
グネット47,48を用いているが、1個のマグネット
47のみで構成するようにしてもよい。この場合には、
図12に示すようにマグネット47が取付けられる側の
一方に立上り片45及び他方の立上り片46に前述した
と同様にフォーカシングコイル31を構成する一対のコ
イル部29,30の他方の水平部29b,30bに近接
対向する突出片45a,53b及び突出片46a,46
b設けるとともに、他方の立上り片46の中央部にマグ
ネット45に近接対向する膨出部46cを設ける。この
ように構成した磁気回路部36においても、マグネット
47と他方の立上り片46に設けた膨出部46cとの間
及び一方に立上り片45に設けた突出片45a,45b
と他方の立ち上り片46に設けた突出片46a,46b
間に磁気ギャップG ,G ,G が構成される。
そして、これら磁気ギャップG ,G ,G 内に
は、マグネット47からの磁束が集中し、これら磁気ギ
ャップG ,G ,G内に配置されたフォーカシン
グコイル31を構成する各コイル部29,30の各水平
部29a,29b及び30a,30bに作用する有効磁
束Bg,Bg 及びBg が得られる。
【0086】図12に示す膨出部46cを設けた立上り
片46は、1枚の金属板を鍛造することによって形成さ
れるが、図13に示すように1枚の薄い金属板を折曲形
成することによってマグネット47と対向する位置に膨
出部46cを設けるようにしてもよい。
【0087】上述したフォーカシングコイル31及びト
ラッキングコイル34の配置の構成及び磁気回路部36
の構成は、フォーカシングコイル31,40の利用効率
の向上を図ることを目的に構成されてなるものである
が、さらにトラッキングコイル34の利用効率を向上を
図り、フォーカシングコイル31又はトラッキングコイ
ル34に供給される駆動電流に対する駆動効率の改善を
図るため、フォーカシングコイル31及びトラッキング
コイル34の配置の構成及び磁気回路部36の構成を図
14及び図15に示すように構成すればよい。
【0088】まず、磁気回路部36の構成を説明する
と、この磁気回路部36は、ヨーク37を構成する立上
り片45,46のマグネット47,48が取付けられる
面の上下端側に、図14に示すように、互いに近接対向
する水平方向突出片45a,45b及び46a,46b
を設け、磁気ギャップG 及びG を形成する。さら
に、立上り片45,46のマグネット47,48が取付
けられる面の両側に、図15に示すように、互いに近接
対向する垂直方向突出片45e,45f及び46e,4
6fを設け、磁気ギャップG 及びG を形成する。
【0089】一方、コイル取付け基板28の一側面側及
び他側面側には、それぞれフォーカシングコイル31を
構成する一対のコイル部29,30及びトラッキングコ
イル34を構成する一対のコイル部32,33が設けら
れる。そして、フォーカシングコイル31を構成する一
対のコイル部29,30は、図16に示すように、コイ
ル取付け基板28の長手方向と平行な一対の水平部29
a,29b及び30a,30bと上記コイル取付け基板
28の短辺方向と平行な垂直部29c,29d及び30
c,30dを有する平板な矩形状に巻回され、一方の水
平部29a及び30aを互いに隣接させてコイル取付け
基板28の一側面側に設けられてなる。そして、これら
コイル部29,30は、互いに隣接する一方の水平部2
9a及び30aが一対のマグネット47,48により構
成される磁気ギャップG 内の略中央に位置し、一方
のコイル部29の他方の水平部29bが一方の垂直方向
突出片45a及び46aにより構成される磁気ギャップ
内に位置し、他方のコイル部30の他方の水平部
30bが他方の水平方向突出片45b及び46bにより
構成される磁気ギャップG 内に位置する大きさに形
成されている。
【0090】そして、一対のコイル部29,30は、対
物レンズ21が光軸と直交する平面方向であるトラッキ
ング方向に駆動変位させられたとき、各垂直部29c,
29d及び30c,30dが垂直方向突出片45e,4
5f及び46e,46fにより構成される磁気ギャップ
及びG 内に臨むことがない幅(W )もって
形成されている。
【0091】また、コイル取付け基板28の一側面上に
は、トラッキングコイル34を構成する一対のコイル部
32,33が、図17に示すように、コイル取付け基板
28の長手方向と直交する短辺方向と平行な一対の垂直
部32a,32b及び33a,33bと上記コイル取付
け基板28の長手方向と平行な一対の水平部32c,3
2d及び33c,33dを有する平板な矩形状に巻回さ
れ、一方の垂直部32a及び33aを互いに隣接させて
コイル取付け基板28の他側面側に設けられてなる。そ
して、これらトラッキングコイル34を構成する一対の
コイル部32,33は、互いに隣接する一方の垂直部3
2a及び33aが一対のマグネット47,48により構
成される磁気ギャップG 内の略中央に位置し、一方
のコイル部32の他方の垂直部32bが一方の垂直方向
突出片45e及び46eにより構成される磁気ギャップ
内に位置し、他方のコイル部33の他方の垂直部
33bが他方の垂直方向突出片45f及び46fにより
構成される磁気ギャップG 内に位置する大きさに形
成されている。
【0092】そして、上記トラッキングコイル34を構
成する一対のコイル部32,33は、対物レンズ21が
光軸と平行な方向であるフォーカシング方向に駆動変位
させられたとき、水平部32c,32d及び33c,3
3dが水平方向突出片45a,45b及び46a,46
bにより構成される磁気ギャップG 及びG 内にに
臨むことがない高さ(H )をもって形成されてい
る。
【0093】上述のようにフォーカシングコイル31及
びトラッキングコイル34並びに磁気回路部36を構成
することにより、フォーカシングコイル31を構成する
各コイル部29,30の各水平部29a,29b及び3
0a,30bが磁束Bg,Bg ,Bg が集中する
磁気ギャップG ,G ,G 内に臨まされる。ま
た、トラッキングコイル34を構成する各コイル部3
2,33の各垂直部32a,32b及び33a,33b
も、磁束Bg,Bg ,Bg が集中する磁気ギャッ
プG ,G ,G 内に臨まされる。
【0094】従って、磁気回路部36からの磁束と共働
して駆動力を発生させるために利用されるフォーカシン
グコイル31を構成する一対のコイル部29,30及び
トラッキングコイル34を構成する一対のコイル部3
2,33の利用効率が向上され、上記フォーカシングコ
イル31及びトラッキングコイル34に供給される駆動
電流に対する発生駆動力の向上が実現できる。
【0095】上述の磁気回路部36は、単極着磁を施し
たマグネット47,48を用いているが、2極着磁を施
したマグネット47,48を用いることによって少なく
ともフォーカシングコイル31を構成するコイル部の利
用効率を向上させることができる。
【0096】この2極着磁を施したマグネット47,4
8を用いて磁気回路部36を構成した例を挙げて説明す
る。ここに用いられるマグネット47,48は、対物レ
ンズ21の光軸と平行な高さ方向の中心で着磁の向きを
代えて2極着磁となされている。すなわち、これらマグ
ネット47,48は、図18に示すように、厚さ方向に
着磁の向きを異にする第1の着磁部47a,48a及び
第2の着磁部47b,48bを、図19に示すように、
高さ方向に並列して設けて構成されてなる。これらマグ
ネット47,48は、ヨーク37を構成する相対向する
一対の立上り片45,46の相対向する内側面に取付け
られ、各マグネット47,48の第1の着磁部47a及
び48aにより第1の磁気ギャップG を構成し、第
2の着磁部47b及び48bにより第2の磁気ギャップ
を構成している。そして、各マグネット47,4
8の第1の着磁部47a,48a及び第2の着磁部47
b,48bは、互いに着磁の方向を逆にしてなるので、
第1の磁気ギャップG及び第2の磁気ギャップG
には、方向を逆にする磁束Bg 及び磁束Bgが放
射される。
【0097】この磁気回路部36に適用されるフォーカ
シングコイル31は、平板な矩形状をなす1つのコイル
部51により構成される。すなわち、フォーカシングコ
イル31を構成するコイル部51は、コイル取付け基板
28の長手方向と平行な一対の水平部51a,51bと
コイル取付け基板28の短辺方向と平行な垂直部51
c,51dを有する平板な矩形状に巻回されてコイル取
付け基板28の一側面側に設けられてなる。このコイル
部51は、一方の水平部51が第1の着磁部47a,4
8aにより構成される第1の磁気ギャップG 内に位
置し、他方の水平部51bが第2の着磁部47b,48
bにより構成される第2の磁気ギャップG 内に位置
する大きさをもって形成されてなる。
【0098】また、コイル部51は、対物レンズ21が
光軸と直交する平面方向であるトラッキング方向に駆動
変位させられるとき、各垂直部51c,51dが一対の
マグネット47,48により構成される第1及び第2の
磁気ギャップG ,G 内に位置しないような幅をも
って形成されている。具体的には、各垂直部51c,5
1d間の間隔(W )が、マグネット47,48の幅
(W )に対物レンズ21のトラッキング方向の駆動
変位量を加えた幅となされている。
【0099】ここで、フォーカシングコイル31を構成
するコイル部51に一方向の駆動電流I 又はI
供給されると、各水平部51a,51bに流れる電流の
方向が互いに逆向きになるが、第1及び第2の着磁部4
7a,48a及び47b,48bは厚さ方向に着磁の向
きを変えてあるので、第1及び第2の磁気ギャップG
、G 内の磁束Bg ,Bg も逆向きになる。従
って、コイル部51に駆動電流を供給することにより、
コイル部51の各水平部51a,51bを同時に利用し
て対物レンズ21の光軸と平行な方向であるフォーカシ
ング方向に駆動力を得ることができる。
【0100】一方、トラッキングコイル34は、図20
に示すように、各マグネット47,48の第1の着磁部
47a,48aに対向配置される一対のコイル部52,
53と第2の着磁部47b,48bに対向配置される一
対のコイル部54,55とから構成されてなる。これら
コイル部52,53及び54,55は、いずれも図20
に示すように、コイル取付け基板28の長手方向と直交
する短辺方向と平行な一対の垂直部52a,52b,5
3a,53b及び54a,54b,55a,55bと上
記コイル取付け基板28の長手方向と平行な一対の水平
部52c,52d,53c,53d及び54c,54
d,55c,55dを有する平板な矩形状に巻回されて
いる。そして、第1の着磁部47a,48aに対向配置
される一対のコイル部52,53及び第2の着磁部47
b,48bに対向配置される一対のコイル部54,55
は、いずれも一方の垂直部52a,53a及び54a,
55aを互いに隣接させてコイル取付け基板28の他側
面側に設けられてなる。そして、これらトラッキングコ
イル34を構成する一対ずつのコイル部52,53及び
54,55は、互いに隣接する一方の垂直部52a,5
3a及び54a,55aが第1の着磁部47a,48a
及び第2の着磁部47b,48bによりそれぞれ構成さ
れる第1及び第2の磁気ギャップG 、G 内に位置
し、他方の垂直部52b,53b及び54b,55bが
第1及び第2の磁気ギャップG 、G の外方に位置
する大きさに形成されてなる。
【0101】上述の例では、単一のマグネット47,4
8に着磁方向を異にする2つの着磁部を設けた2極着磁
として構成しているが、図21、図22及び図23に示
すように、第1の着磁部47a,48a及び第2の着磁
部47b,48bに対応して、単極着磁のマグネット1
47,148及149,150を設けるようにしてもよ
い。この場合、ヨーク37を構成する各立上り片45,
46に取付けられるマグネット147,148及14
9,150は、図21に示すように互いに着磁の方向を
異されている。
【0102】さらに、コイル取付け基板28に取付けら
れるフォーカシングコイル31及びトラッキングコイル
34を構成するコイル部の利用効率を向上させるため、
これらフォーカシングコイル31及びトラッキングコイ
ル34及び磁気回路部36の構成を図24及び図25に
示すように構成することができる。
【0103】コイル取付け基板28の一側面側に、図2
4に示すように、トラッキングコイル34を構成するコ
イル部56の両側に位置してフォーカシングコイル31
を構成するコイル部57,58を並列配置する。そし
て、トラッキングコイル34を構成する一対のコイル部
56は、図24に示すように、コイル取付け基板28の
長手方向と直交する短辺方向と平行な一対の垂直部56
a,56b及び上記コイル取付け基板28の長手方向と
平行な一対の水平部56c,56dを有する平板な矩形
状に巻回されて構成されている。また、フォーカシング
コイル31を構成するコイル部57,58は、図24に
示すように、コイル取付け基板28の長手方向と平行な
一対の水平部57a,57b及び58a,58bと上記
コイル取付け基板28の短辺方向と平行な垂直部57
c,57d及び58c,58dを有する平板な矩形状に
巻回されて構成されてなる。
【0104】一方、磁気回路部36を構成するマグネッ
ト247は、多極着磁が施されてヨーク37を構成する
相対向する一対の立上り片45,46の一方の内側面に
取付けられている。このマグネット247は、コイル取
付け基板28に設けられたフォーカシングコイル31及
びトラッキングコイル34に対向する大きさに形成され
ている。そして、このマグネット247には、トラッキ
ングコイル34を構成するコイル部56の一方の垂直部
56aからフォーカシングコイル31を構成する一方の
コイル部57の一方の水平部57aに対向する部分に亘
って、図24に示すように、L字状に着磁が施された第
1の着磁部247aが設けられている。また、トラッキ
ングコイル34を構成するコイル部56の他方の垂直部
56bからフォーカシングコイル31を構成する他方の
コイル部58の他方の水平部58bに対向する部分に亘
って、図24に示すように、第1の着磁部247aとは
逆向きのL字状に着磁が施された第2の着磁部247b
が設けられている。さらに、フォーカシングコイル31
を構成する一方のコイル部57の他方の水平部57bに
対向する部分には、第3の着磁部247cが設けられて
いる。さらにまた、フォーカシングコイル31を構成す
る他方のコイル部58の一方の水平部58aに対向する
部分には、第4の着磁部247dが設けられている。第
1〜第4の着磁部247a〜247dは、マグネット2
47の厚さ方向に着磁が施されてなるものであって、互
いに隣接する着磁部は、図24に示すように、互いに着
磁の向きを異にして着磁が施されている。
【0105】上述のようにトラッキングコイル34及び
フォーカシングコイル31並びに磁気回路部36を構成
することにより、対物レンズ21の光軸と直交する平面
方向に駆動力を発生させるトラッキングコイル34を構
成するコイル部56の全ての垂直部56a,56bがマ
グネット247の第1及び第2の着磁部247a及び2
47bにそれぞれ対向させられる。また、対物レンズ2
1の光軸と平行な方向に駆動力を発生させるフォーカシ
ングコイル31を構成する各コイル部57,58の各水
平部57a,57b及び58a,58bがそれぞれ第1
〜第4の着磁部247a〜247dに対向させられる。
従って、フォーカシングコイル31及びトラッキングコ
イル34を構成するコイル部の利用効率の向上が図られ
る。
【0106】このトラッキングコイル34及びフォーカ
シングコイル31並びに磁気回路部36の構成において
は、トラッキングコイル34を構成するコイル部56に
制御電流I 又はI が供給されると、このコイル部
56の各垂直部56a,56bに互いに逆向きの電流が
流れるが、これら垂直部56a,56bに対向する第1
及び第2の着磁部247a,247bが互いに逆向きの
着磁が施されているので、各垂直部56a,56bと第
1及び第2の着磁部247a,247bとの共働作用に
より対物レンズ21の光軸と直交する平面方向の駆動力
が同方向に発生する。
【0107】また、フォーカシングコイル31を構成す
るコイル部57,58に制御電流I 又はI が供給
されると、これらコイル部57,58の各水平部57
a,57b及び58a,58b互いに逆向きの電流が流
れるが、これら水平部57a,57b及び58a,58
bに対向する第1〜第4の着磁部247a〜247d
は、互いに隣接する着磁部247aと247c、247
bと247d毎に着磁の向きを異にしてなるので、各水
平部57a,57b及び58a,58bと第1〜第4の
着磁部247a〜247dとの共働作用により対物レン
ズ21の光軸と平行な方向の駆動力が同方向に発生す
る。
【0108】上述した図24及び図25に示す例にあっ
ては、トラッキングコイル34を構成するコイル部56
の両側に位置してフォーカシングコイル31を構成する
コイル部57,58を並列配置してなるが、図26に示
すように、フォーカシングコイル31を構成するコイル
部59の両側にトラッキングコイル34を構成するコイ
ル部60,61を配置するようにしてもよい。
【0109】ここに用いられるフォーカシングコイル3
1を構成するコイル部59は、図26に示すように、コ
イル取付け基板28の長手方向と平行な一対の水平部5
9a,59bと上記コイル取付け基板28の短辺方向と
平行な垂直部59c,59dを有する平板な矩形状に巻
回されて構成されてなる。また、トラッキングコイル3
4を構成するコイル部60,61は、図26に示すよう
に、コイル取付け基板28の長手方向と平行な一対の垂
直部60a,60b及び61a,61bと上記コイル取
付け基板28の短辺方向と平行な垂直部60c,60d
及び61c,61dを有する平板な矩形状に巻回されて
構成されてなる。
【0110】一方、磁気回路部36を構成するマグネッ
ト347は2極着磁が施されて、図27に示すように、
ヨーク37を構成する相対向する一対の立上り片45,
46の一方の内側面に取付けられている。このマグネッ
ト347には、フォーカシングコイル31を構成するコ
イル部59の一方の水平部59aからトラッキングコイ
ル31を構成する他方のコイル部60の一方の垂直部6
1aに対向する部分に亘って、図26に示すように、L
字状に着磁が施された第1の着磁部347aが設けられ
ている。また、フォーカシングコイル31を構成するコ
イル部59の他方の垂直部59bからトラッキングコイ
ル34を構成する一方のコイル部60の一方の垂直部6
1aに対向する部分に亘って、図26に示すように、第
1の着磁部347aとは逆向きのL字状に着磁が施され
た第2の着磁部347bが設けられている。これら第1
及び第2の着磁部347a,347bは、マグネット3
47の厚さ方向に着磁が施されてなるものであって、図
26に示すように、互いに着磁の向きを異にして着磁が
施されている。
【0111】フォーカシングコイル31及びトラッキン
グコイル34を図26に示すように配置するとともに、
マグネット347の着磁を上述のように構成することに
より、マグネット347は、トラッキングコイル34を
構成する一対のコイル部60及び61の一方の垂直部6
0a及び61aに亘る幅(W )となすことがで、図
24及び図25に示す例に用いられるものに比し小型化
できる。また、トラッキングコイル34は、コイル取付
け基板28の短辺方向を有効に利用することにより、駆
動力を発生させるために利用されるコイル部60及び6
1の有効利用率を十分に確保することができる。
【0112】ところで、上述した対物レンズ駆動装置2
0を構成する対物レンズ21が取付けられたレンズ支持
体22を支持する弾性支持部材35は、上記レンズ支持
体22に取付けられるコイル取付け基板28の各コーナ
部に設けた接続端子部40内に位置して穿設された弾性
支持部材挿通孔19に挿通した一端部35aを半田41
等の導電性を有する接着剤を用いてコイル取付け基板2
8に固定支持させてレンズ支持体22を移動可能に支持
している。
【0113】このようにコイル取付け基板28に弾性支
持部材挿通孔19を穿設し、この挿通孔19に一端部3
5aを挿通して弾性支持部材35の支持を行うことによ
り、半田41等の接着剤が弾性支持部材35の外周囲全
周に亘って塗布されるので、弾性支持部材35と接続端
子部40間の確実な電気的な導通を図り、コイル取付け
基板28に対する取付け強度を十分に確保することがで
きる。
【0114】この場合、弾性支持部材35の一端部35
aを弾性支持部材挿通孔19に挿通させる必要があり、
弾性支持部材35のコイル取付け基板28への取付け作
業性を悪くする虞れがある。
【0115】そこで、弾性支持部材挿通孔19に代え
て、図28に示すように、接続端子部40内に位置して
長手方向の辺側を開放した嵌合凹部71をコイル取付け
基板28に設け、この嵌合凹部71に一端部35aを嵌
合させて弾性支持部材35のコイル取付け基板28への
取付けを行うようにしてもよい。このようにコイル取付
け基板28の長手方向の辺側を開放させた嵌合凹部71
を用いることにより、コイル取付け基板28の辺に長手
方向を直交させて嵌合させるだけで弾性支持部材35の
嵌合凹部71への配置を行うことができるので、弾性支
持部材35のコイル取付け基板28への取付け作業性を
向上させることができる。
【0116】この場合にあっても、弾性支持部材35
は、嵌合凹部71内に浮かされた状態で接続端子部40
に被着される半田41等の導電性接着剤によりコイル取
付け基板28に電気的な導通が図られて固定支持され
る。
【0117】また、各嵌合凹部71は、図29に示すよ
うに、コイル取付け基板28の長手方向の辺と直交する
短辺方向の辺を開放させて形成するようにしてもよい。
このように各嵌合凹部71を形成することにより、レン
ズ支持体22の両側にそれぞれ配設される一対ずつの弾
性支持部材35,35の一端部35a,35a側及び他
端部35b,35b側の中途部を、図30に示すよう
に、連結具72,72により連結した状態でコイル取付
け基板28に取付けることができる。このように連結具
72により連結することにより、一対の弾性支持部材3
5,35の互いの平行度を正確に維持した状態でコイル
取付け基板28への取付けを行うことができる。なお、
連結具72,72は、導電性を有する一対の弾性支持部
材35,35の絶縁を確保するため、合成樹脂等の絶縁
材料により形成される。
【0118】上述した例にあっては、各弾性支持部材3
5は、コイル取付け基板28のコイルが設けられる平面
に設けた接続端子部40に被着される半田41等の導電
性材料により固定されてなるので、フォーカシングコイ
ル31及びトラッキングコイル34を設けたコイル取付
け基板28の板厚にバラツキがあると、弾性支持部材3
5により支持された状態のレンズ支持体22の重心バラ
ンスに悪影響を与える場合がある。
【0119】そこで、図31及び図32に示すように、
嵌合凹部71の内周面に接続端子部73を形成し、この
嵌合凹部71内に被着される半田41等の導電性材料に
より各弾性支持部材35と接続端子部73間の電気的な
接続及び機械的な接続を図るようにする。このようにコ
イル取付け基板28の板厚内で弾性支持部材35の固定
を行うことにより、コイル取付け基板28の板厚にバラ
ツキに大きな影響を受けることなくレンズ支持体22の
支持を行うことが可能となる。
【0120】上述の実施例では、レンズ支持体22を支
持する弾性支持部材35を導電性の材料により形成し、
この弾性支持部材35を介してコイル取付け基板28に
設けたフォーカシングコイル31及びトラッキングコイ
ル34への給電を行うようにしているが、図33に示す
ように、コイル取付け基板28に給電線となるフレキシ
ブルプリント配線基板74を取付け、このフレキシブル
プリント配線基板74を介してフォーカシングコイル3
1及びトラッキングコイル34への給電を行うようにし
てもよい。この場合、弾性支持部材35には、導電性を
有する材料で形成する必要性がなくなる。そのため、弾
性支持部材35は、レンズ支持体22を含む可動部を移
動可能に支持するために弾性特性等に適切な特性を有す
る材料を自在に選択し形成することができる。例えば、
弾性支持部材35を、電気的特性に優れない金属性の板
バネや絶縁体である合成樹脂やゴム等により構成するこ
とができる。
【0121】ここに用いられるコイル取付け基板28と
しては、図29に示すような短辺方向を開放した嵌合凹
部71を設けたものが用いられる。すなわち、フォーカ
シングコイル31及びトラッキングコイル34への給電
用のフレキシブルプリント配線基板74が延在されたコ
イル取付け基板28への弾性支持部材35の取付けを容
易をなすためである。
【0122】また、フォーカシングコイル31及びトラ
ッキングコイル34への給電にフレキシブルプリント基
板74を用いた場合、コイル取付け基板28に導電性を
有する弾性支持部材35との電気的接続を図るための接
続端子部40を形成する必要もなくなる。さらに、弾性
支持部材35の他端部35bを外部の駆動制御回路に接
続させるためのフレキシブルプリント配線基板44を支
持ホルダ39に設ける必要がなる。この場合、弾性支持
部材35の他端部35bは、支持ホルダ39に直接若し
くはこの支持ホルダ39に取付けられる固定板39aを
介して固定支持される。
【0123】ところで、上述の対物レンズ駆動装置20
にあっては、コイル取付け板挿入溝27,27がレンズ
支持体22の両側を開放された凹状の溝として形成され
ているので、コイル取付け板28をレンズ支持体22に
取付ける際、支持具を用いてレンズ支持体22に対する
長手方向の位置合わせを行った状態で接着剤を塗布して
固定を行う必要がある。すなわち、コイル取付け基板2
8に設けたフォーカシングコイル31及びトラッキング
コイル34と磁気回路部36を構成するマグネット4
7,48との対向位置を位置決めするため、コイル取付
け基板28のレンズ支持体22に対する長手方向の位置
合わせを行う必要がある。
【0124】そこで、レンズ支持体22の両側に、図3
4に示すように、側方に突出する鍔部76,76を設
け、これら鍔部76,76の中途部に至るまでコイル取
付け板挿入溝27,27を穿設し、側端部27a,27
bを閉塞する。そして、これら側端部72a,72bを
コイル取付け基板28のレンズ支持体22に対する長手
方向の位置規制部となすことにより、支持具を用いるこ
となくコイル取付け基板28のレンズ支持体28への位
置決めを図った取付けが可能となる。
【0125】また、前述したフレキシブルプリント配線
基板74を用いてフォーカシングコイル31及びトラッ
キングコイル34への給電を行うように構成した場合に
は、弾性支持部材35を介してコイル取付け基板35に
設けたフォーカシングコイル31及びトラッキングコイ
ル34への給電を行う必要がなくなる。そこで、支持ホ
ルダ39に他端部35bを固定支持された弾性支持部材
35の一端部35a側をレンズ支持体22に直接支持さ
せるようにしてもよい。
【0126】この場合、例えば合成樹脂からなるレンズ
支持体22の側面に、図35に示すように、レンズ支持
体22と一体に形成した弾性支持部材取付け部75を設
け、この弾性支持部材取付け部75に穿設した貫通孔7
5aに弾性支持部材35の一端部35aを挿通させて支
持させるようになす。
【0127】さらにまた、上述した対物レンズ駆動装置
20は、フォーカシングコイル31及びトラッキングコ
イル34を取付けたコイル取付け基板28をレンズ支持
体22に取付け、このレンズ支持体22に取付けられた
コイル取付け基板28を複数の弾性支持部材35により
支持したコイル可動型のものとして構成されているが、
マグネット47,48を取付けたヨーク37をレンズ支
持体22側に取付け、コイル取付け基板28を固定部を
構成する支持基板78側に配設したマグネット可動型の
もとして構成してもよい。
【0128】このマグネット可動型の対物レンズ駆動装
置120は、図36及び図37に示すように、レンズ支
持体22を構成する支持体本体24に形成した開口部2
3内に、マグネット47,48を取付けたヨーク37を
嵌合配設する。このヨーク37は、相対向する立上り片
45,46を有する断面コ字状に形成され、これら立上
り片45,46の相対向する面にそれぞれマグネット4
7,48を取付けている。そして、ヨーク37は、開放
された先端側をレンズ支持体22の下方側に面に向けて
支持体本体24の開口部23内に嵌合配設される。この
ようにヨーク37を開口部23内に配設することによ
り、立上り片45,46の相対向する面に取付けられた
マグネット47,48は、相対向する面を開口部23に
臨ませた状態でレンズ支持体22に配設されてなる。
【0129】なお、ヨーク37には、一方のマグネット
47のみを設けるだけでもよい。また、一対のマグネッ
ト47,48を用いる場合には、これらマグネット4
7,48は、ヨーク37を用いることなく直接レンズ支
持体22の開口部23内に相対向させて取付けるように
してもよい。すなわち、一対のマグネット47,48を
用いることにより、これらマグネット47,48間に磁
束の集中を図ることができるためである。
【0130】そして、ヨーク35を介してマグネット4
7,48を取付けたレンズ支持体22は、前述のコイル
可動型の対物レンズ駆動装置20と同様に、図36及び
図37に示すように、支持基板78に取付けられる支持
ホルダ39に支持された一対ずつの線状をなすワイヤー
の如き弾性支持部材35により相対向する両側を支持さ
れる。このレンズ支持体22を移動可能に支持する弾性
支持部材35は、一端部35aがレンズ支持体22の両
側に突設した支持部材支持部79に支持され、他端部3
5bが支持ホルダ39に支持されることにより、対物レ
ンズ21を保持したレンズ支持体22を上記対物レンズ
21の光軸と平行な方向及び上記対物レンズ21の光軸
と直交する平面方向に移動可能に支持してなる。
【0131】なお、マグネット可動型の対物レンズ駆動
装置120にあっては、レンズ支持体22を含む可動部
側に給電部が設けられないので、弾性支持部材35を導
電性材料で形成する必要性はない。
【0132】一方、コイル取付け基板28は、フォーカ
シングコイル31及びトラッキングコイル34が設けら
れた平面をレンズ支持体22に保持された対物レンズ2
1の光軸と平行になるようして、弾性支持部材35を介
して移動可能にレンズ支持体22が配設される支持基板
78上に取付けられる。このコイル取付け基板28は、
支持基板78上に取付けられた状態で、レンズ支持体2
2に取付けられたヨーク37を構成する一対の立上り片
45,46間に位置され、フォーカシングコイル31及
びトラッキングコイル34をマグネット47,48にさ
せてなる。
【0133】ここで用いられるコイル取付け基板28
は、図36に示すように、基端側に支持基板78に穿設
した嵌合溝78aに嵌合する嵌合片80が設けられてい
る。この嵌合片80の平面には、フォーカシングコイル
31を構成するコイル部29,30及びトラッキングコ
イル34を構成するコイル部31,32から延長された
接続端子部81が設けられている。このコイル取付け基
板28は、嵌合片80を嵌合溝79に嵌合させて支持基
板78に植立するように取付けられる。そして、嵌合溝
79を介して支持基板78の下面側に突出した嵌合片8
0に設けた接続端子部81が、支持基板78の下面側に
形成された配線パターン82に半田83等の導電性接着
剤により電気的に接続されることにより、図38に示す
ように、フォーカシングコイル31を構成するコイル部
29,30及びトラッキングコイル34を構成するコイ
ル部31,32が、上記配線パターン82を介して図示
しない駆動制御回路に接続される。
【0134】また、フォーカシングコイル31を構成す
るコイル部29,30及びトラッキングコイル34を構
成するコイル部31,32を駆動制御回路に接続するた
め、図39に示すように、嵌合片80からフレキシブル
プリント基板84を延長する。そして、このフレキシブ
ルプリント基板84を、図40に示すように、駆動制御
回路が設けられたプリント配線基板85の接続パターン
85aに半田84a等の導電性接着剤を用いて接続する
ことによって、フォーカシングコイル31を構成するコ
イル部29,30及びトラッキングコイル34を構成す
るコイル部31,32を駆動制御回路に接続するように
してもよい。
【0135】この下端側にフレキシブルプリント基板8
4を延長し、このフレキシブルプリント基板84を介し
て駆動制御回路が設けられたプリント配線基板85にフ
ォーカシングコイル31を構成するコイル部29,30
及びトラッキングコイル34を接続する構成は、フレキ
シブルプリント基板84が可撓性を有するものであるの
で、コイル可動型の対物レンズ駆動装置20に用いられ
るコイル取付け基板28も適用することができる。コイ
ル可動型の対物レンズ駆動装置20に適用する場合に
は、支持基板78に支持させるための嵌合片80は不要
である。
【0136】また、コイル可動型の対物レンズ駆動装置
20に適用する場合には、フレキシブルプリント基板8
4に代えて、可撓性を有する細線であるリッツ線を用い
てもよい。
【0137】なお、マグネット可動型の対物レンズ駆動
装置120にあっても、前述したコイル可動型の対物レ
ンズ駆動装置20に適用されるコイル取付け基板28及
び磁気回路部36の構成がそのまま適用できるので、詳
細な説明は省略する。すなわち、フォーカシングコイル
31及びトラッキングコイル34が設けられるコイル取
付け基板28を固定側に配し、磁気回路部36を構成す
るマグネット47,48、147,148,247,3
47を可動部を構成するレンズ支持体22側に配する構
成となすことにより、マグネット可動型の対物レンズ駆
動装置120にそのまま適用できるものである。
【0138】上述した対物レンズ駆動装置20、120
は、光ビームを出射する光源や光ディスクからの戻り光
を検出する受光素子を設けたベース上に配置されて光ピ
ックアップ装置を構成する。
【0139】そこで、前述したコイル可動型の対物レン
ズ駆動装置20を用いて光ピックアップ装置を構成した
例を挙げて説明する。
【0140】この光ピックアップ装置は、図41に示す
ように、相対向する両側に、光ディスク記録及び/又は
再生装置内に互いに平行に配設される平行ガイド部を構
成するスライドガイド基準軸91及びスライドガイド軸
92がそれぞれ挿通され又は係合される被ガイド部とし
てのガイド軸挿通部93及びガイド軸係合部94を相対
向する両側に設けた略平板状をなすベース95を備えて
いる。このベース95の両側に設けらるガイド軸挿通部
93は、スライドガイド基準軸91が挿通される貫通孔
93aを穿設して構成され、またガイド軸係合部94
は、一側側を開放した凹溝を有する断面コ字状に形成さ
れてなる。
【0141】そして、対物レンズ駆動装置20は、図4
1に示すように、対物レンズ21を保持したレンズ支持
体22を移動可能に支持する弾性支持部材35の延長方
向を、互いに平行なスライドガイド基準軸91及びスラ
イドガイド軸92の軸方向に直交させ、これらスライド
ガイド基準軸91及びスライドガイド軸92間の中央部
分に位置してベース95上に配設されてなる。より具体
的には、レンズ支持体22の一端側に保持された対物レ
ンズ21の光軸が、スライドガイド基準軸91及びスラ
イドガイド軸92間の略中心に位置して配設されなる。
【0142】なお、この対物レンズ駆動装置20は、磁
気回路部36を構成するヨーク37をビス等を用いて固
定することによってベース95上に取付けられる。
【0143】この対物レンズ駆動装置20が取付けられ
るベース95上には、対物レンズ駆動装置20に設けら
れた対物レンズ21を介して記録媒体としての光ディス
クに照射される光ビームを出射するレーザ光源としての
半導体レーザ素子及び光ディスクから反射された戻り光
を受光する受光素子、半導体レーザから出射された光ビ
ームと上記戻り光を分離する分離光学素子を一体的に構
成した発光受光複合素子96が配設されている。
【0144】この発光受光複合素子96は、パッケージ
97内にマウントされて、このパッケージ97を介して
ベース95に取付けられる。そして、発光受光複合素子
96は、図42に示すように、半導体基板98を含む複
数の半導体層を積層して半導体レーザ素子99を形成し
ている。また、半導体基板98上には、半導体レーザ素
子99の一方の光ビーム出射面99aと対向して、この
半導体素子99から出射された光ビームと光ディスクか
ら反射された戻り光を分離するビームスプリッタプリズ
ム100が設けられている。このビームスプリッタプリ
ズム100は、接着剤101を介して半導体基板98上
に接合されている。
【0145】そして、ビームスプリッタプリズム100
は、半導体レーザ素子99の一方の光ビーム出射面99
aに対向する面を、図42及び図43に示すように、半
導体レーザ素子99から出射された光ビームL の光
軸に対して傾斜させた傾斜面としている。この傾斜面
は、具体的には光ビームの光軸に対して45度の傾斜角
をもって傾斜されている。そして、傾斜面上には、半導
体レーザ素子99から出射された光ビームLs を反射さ
せ、戻り光L を透過させる機能を有する半透過反射
膜101が形成されている。このような半透過反射膜1
01を傾斜面に形成することにより、半導体レーザ素子
99から出射された光ビームL は、半透過反射膜1
01により光軸を90度折り曲げられて進行する。
【0146】また、半透過反射膜101は、光ディスク
から反射された戻り光を透過させてビームスプリッタプ
リズム100内に透過させる。この半透過膜101を透
過した戻り光は、ビームスプリッタプリズム100内を
反射されながら進行する。
【0147】そして、半導体基板98上のビームスプリ
ッタ100が配設された下面側には、ビームスプリッタ
プリズム100内を反射されながら進行する光ディスク
からの戻り光を受光する受光素子である第1及び第2の
分割ディテクタ102,103が形成されている。これ
ら第1及び第2の分割ディテクタ102,103は、各
分割ディスク102,103を構成する複数の受光素子
で戻り光を検出することによって、フォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号及び光ディスクに記録され
た情報信号の読み取り信号を出力する。
【0148】上述のように共通の半導体基板98上に半
導体レーザ素子99及び第1及び第2の分割ディテクタ
102,103を設けて構成された発光受光複合素子9
6は、図43に示すように、半導体レーザ素子99から
出射される光ビームL の出射方向がベース95上に
配設された対物レンズ駆動装置20に設けられた対物レ
ンズ21の光軸と平行になるようにしてベース95上に
取付けられる。すなわち、半導体基板98が、半導体レ
ーザ素子99及び第1及び第2の分割ディテクタ10
2,103を形成した面を対物レンズ21の光軸と平行
となされてベース95上に取付けられている。
【0149】ところで、発光受光複合素子96は、半導
体レーザ素子99及び第1及び第2の分割ディテクタ1
02,103を形成した半導体基板98がパッケージ9
7にマウントされてこのパッケージ97内に収納配置さ
れてなる。そして、発光受光複合素子96は、パッケー
ジ97がベース95に形成された一対の複合素子取付け
部105,105間に取付けられることによりベース9
5上に配置されてなる。この発光受光複合素子96が取
付けられる複合素子取付け部105,105は、対物レ
ンズ1の光軸と平行となるようにベース95面に垂直に
立上り形成されている。
【0150】すなわち、発光受光複合素子96は、半導
体レーザ素子99から出射された光ビームL の光路
を90度偏向する半透過反射膜101を複合素子取付け
部105,105間に臨まさせ、パッケージ97の両側
をそれぞれ複合素子取付け部105,105に支持させ
ることによりベース95上に取付けられてなる。
【0151】このように半導体基板98の半導体レーザ
素子99及び第1及び第2の分割ディテクタ102,1
03を形成した面を対物レンズ21の光軸と平行とな
し、ビームスプリッタプリズム100の半透過反射膜1
01を複合素子取付け部105,105間に臨ませて発
光受光複合素子96をベース95上に配置することによ
り、対物レンズ1の光軸と平行と平行な方向に半導体レ
ーザ素子99から光ビームL の出射が行われる。そ
して、この光ビームL は、半透過反射膜101によ
り光路が90度偏向させることにより、対物レーザ21
の光軸と直交する方向であるベース95面と平行な方向
に進行する。
【0152】そして、発光受光複合素子96は、図44
に示すように、ベース95上に配設された対物レンズ駆
動装置20の一端側に設けられた対物レンズ21の斜め
側方に位置である対物レンズ21の光軸回りに略45度
傾けた位置に配置されてなる。すなわち、発光受光複合
素子96は、半透過反射膜101により光路を90度偏
向されて進行する光ビームL の光路が、対物レンズ
21を取付けたレンズ支持体22を片持ち支持する弾性
支持部材35の延長方向X に対し略45度の角度を
なすようにしてベース95上に配置されてなる。
【0153】また、ベース95上には、このベース95
上に配設された対物レンズ駆動装置20に設けられた対
物レンズ21の直下に位置して反射ミラー106が設け
られている。この反射ミラー106は、半導体レーザ素
子99から出射されビームスプリッタプリズム100の
半透過反射膜101により光路を90度偏向されて進行
する光ビームL の光路を、図43に示すように、9
0度偏向してこの光ビームL を対物レンズ21に入
射させるためのものである。そして、光ビームL
光路を90度偏向させる反射ミラー106の反射面10
6aは、図43に示すように、対物レンズ21の直下の
光軸に対し45度傾けて形成されている。また、反射ミ
ラー106は、反射面106aが半透過反射膜101に
より光路を90度偏向されて進行する光ビームL
正対するようになすため、対物レンズ21の光軸回りに
略45度傾けた状態でベース95上に設けられている。
すなわち、反射ミラー106は、対物レンズ21を取付
けたレンズ支持体22を片持ち支持する弾性支持部材3
5の延長方向X に対し略45度の角度をなすように
してベース95上に配置されてなる。
【0154】また、ベース95上に配設される対物レン
ズ駆動装置20を構成するレンズ支持体22の対物レン
ズ21が取付けられる側の端部の下面側で、ベース95
上に配設された反射ミラー106と対向する部分には、
図1及び図41に示すように、切欠部107が形成され
ている。すなわち、切欠部107は、レンズ支持体22
を構成する支持体本体24の一端側に突設した対物レン
ズ21を保持する対物レンズ取付け部25の下面側周縁
に形成されてなる。このような切欠部107を形成する
ことにより、反射ミラー106を対物レンズ21に一層
近接させることができ、光ピックアップ装置の高さを抑
えることができ、装置の一層の薄型化を図ることができ
る。
【0155】上述のように共通の半導体基板98上に半
導体レーザ素子99及び第1及び第2の分割ディテクタ
102,103を設け、さらに光ビームの分離光学素子
としてのビームスプリッタプリズム100をパッケージ
97に収納して構成した発光受光複合素子96を用いる
ことにより、光ディスクに入射される光ビームの光路と
光ディスクから反射された戻り光の光路を分離してベー
ス95に構成する必要がないので、光学ブロックの構成
を小型化することができ、装置自体の小型化が可能とな
る。
【0156】また、発光受光複合素子96を構成する半
導体レーザ素子99から出射された光ビームL は、
ベース95面と平行に進行するので、光ピックアップ装
置の薄型化が可能となる。
【0157】さらに、発光受光複合素子96は、対物レ
ンズ21の斜め側方に位置である対物レンズ21の光軸
回りに略45度傾けた位置に配置されてなることから、
光ピックアップ装置の対物レンズ21がその光軸に直交
する平面方向に移動するトラッキング方向に幅を小さく
することができる。
【0158】上述した光ピックアップ装置に用いられる
発光受光複合素子96は、この半導体素子99から出射
された光ビームと光ディスクから反射された戻り光を分
離する分離光学素子として、半導体レーザ素子99及び
第1及び第2の分割ディテクタ102,103が共通に
形成される半導体基板98上に設けられたビームスプリ
ッタプリズム100により構成しているが、図45及び
図46に示すように、ホログラム素子110を用いたも
のであってもよい。
【0159】このホログラム素子110を用いた発光受
光複合素子111は、図46に示すように、前述した発
光受光複合素子96と同様に共通の基板112上に半導
体レーザ素子113及び5分割ディテクタ114を並列
して設ける。この半導体レーザ素子113及び5分割デ
ィテクタ114を設けた共通の基板112は、パッケー
ジ115にマウントされてなる。そして、半導体レーザ
素子113から出射される光ビームL の光路上に位
置してホログラム素子110を配置する。このホログラ
ム素子110は、接着剤等を用いてパッケージ115の
前面側に取付けられる。
【0160】なお、半導体レーザ素子113とホログラ
ム素子110間には、グレーティング116が設けられ
る。
【0161】このホログラム素子110を用いた発光受
光複合素子111は、図45に示すように、半導体レー
ザ素子113及び5分割ディテクタ114を内蔵し、ホ
ログラム素子110を取付けたパッケージ115をベー
ス95上に設けたレーザホログラムユニット取付け部1
17に支持させることによって上記ベース95上に取付
けられてなる。
【0162】このホログラム素子110を用いた発光受
光複合素子111も、前述した発光受光複合素子96と
同様に、基板112が半導体レーザ素子113及び5分
割ディテクタ114を設けた面を対物レンズ21の光軸
と平行となるようにしてベース95上に取付けられてな
る。そして、半導体レーザ素子113から出射される光
ビームL は、基板112に垂直であって、ベース9
5面と平行な方向に出射される。
【0163】また、上記発光受光複合素子111も、ベ
ース95上に配設された対物レンズ駆動装置20の一端
側に設けられた対物レンズ21の斜め側方に位置である
対物レンズ21の光軸回りに略45度傾けた位置に配置
されてなる。すなわち、発光受光複合素子111は、半
導体レーザ素子113から出射される光ビームLの出
射方向が、対物レンズ21を取付けたレンズ支持体22
を片持ち支持する弾性支持部材35の延長方向X
対し略45度の角度をなすようにしてベース95上に配
置されてなる。
【0164】上述したホログラム素子110を用いた発
光受光複合素子111を構成する半導体レーザ素子11
1から出射された光ビームL は、グレーティング1
13により2つのトラッキング用サブビームと情報信号
読出し用の主ビームに分離される。この3つのビームに
分離された光ビームL は、ホログラム素子110を
介してベース95上に配設した反射ミラー106に入射
され、この反射ミラー106により光路が90度偏向さ
れて対物レンズ21に入射され、この対物レンズ21を
介して光ディスクに照射される。
【0165】また、光ディスクにより反射された戻り光
は、対物レンズ21を介して反射ミラー106に
入射され、この反射ミラー106により光路が90度偏
向されてホログラム素子110に入射されて回折され
る。このホログラム素子110により回折された戻り光
は、5分割ディテクタ114上に導かれる。
【0166】ところで、ホログラム素子110は、格子
周期の異なる2つの領域を設けることにより、グレーテ
ィング116により分離された主ビームに基づく光ディ
スクD からの戻り光L のうち、一方の領域に入射
したものは、図47に示すように、5分割ディテクタ1
14を構成する光検出部D ,D の分割線上に、他
方の領域に入射したものは、光検出部D 上に集光さ
れる。また、サブビームに基づく戻り光L は、それ
ぞれ光検出部D ,D に集光される。そして、各光
検出部D 〜D から得られる戻り光L の検出出
力S 〜Sに基づいてフォーカスエラー信号、トラ
ッキングエラー信号及び情報信号読み取り信号が得られ
る。すなわち、フォーカスエラーエラー信号は、主ビー
ムに基づく戻り光L を検出する光検出部D ,D
の検出出力S ,S の差から得られ、トラッキン
グエラー信号は、サブビームに基づく戻り光L を検
出する光検出部D ,D の検出出力S ,S
差から得られる。そして、情報信号読み取り信号は、主
ビームに基づく戻り光を検出する光検出部D ,D
,D の検出出力S ,S ,S の総和から
得られる。
【0167】このホログラム素子110を用いた発光受
光複合素子111をベース95上に取付けた光ピックア
ップ装置も、基板112上に半導体レーザ素子113及
び5分割ディテクタ114を共通の基板112に設け、
さらに光ビームの分離光学素子としてのホログラム素子
110を一体化してなるので、光ディスクに入射される
光ビームの光路と光ディスクから反射された戻り光の光
路を分離してベース95に構成する必要がないので、光
学ブロックの構成を小型化でき、装置自体の小型化が可
能となる。
【0168】また、発光受光複合素子111を構成する
半導体レーザ素子113から出射された光ビームL
は、ベース95面と平行に進行するので、光ピックアッ
プ装置の薄型化が可能となる。
【0169】さらに、発光受光複合素子111は、対物
レンズ21の斜め側方に位置である対物レンズ21の光
軸回りに略45度傾けた位置に配置されてなることか
ら、光ピックアップ装置の対物レンズ21がその光軸に
直交する平面方向に移動するトラッキング方向の幅を小
さくすることができる。
【0170】
【発明の効果】本発明に係る対物レンズ駆動装置は、平
板状のフォーカシングコイルとトラッキングコイルを設
けた平板状の部材を、可動部を構成するボビン若しくは
固定側に固定基板に取付けるだけで、フォーカシングコ
イルとトラッキングコイルを磁気回路部を構成するマグ
ネットに対向配置させることができ、コイルの取付け作
業が極めて容易となる。
【0171】特に、フォーカシングコイル及びトラッキ
ングコイルを構成するコイル部の制御回路部への電気的
な接続を、線状のコイル端末の接続を行うことなくコイ
ル取付け基板を介して行うことができるので、自動組立
て装置による自動組立てが極めて容易となり、量産化を
容易に実現することができる。
【0172】また、平板状に形成されたコイル部からな
るフォーカシングコイルとトラッキングコイルを設けた
平板状の部材であるコイル取付け基板は、ボビンに精度
良く取付けることができるので、ボビンを含む可動部の
重心のバラツキの発生を抑えるとができ、フォーカスエ
ラー信号又はトラッキングエラーに信号に正確に追随し
て対物レンズの駆動変位を可能となす対物レンズ駆動装
置を提供することができる。
【0173】さらに、平板状の部材であるコイル取付け
基板に設けられた平板状に形成されたコイル部からなる
フォーカシングコイルとトラッキングコイルは、磁気回
路部を構成するマグネットの一方の面に全てを対向させ
ることができるので、磁気回路部の漏れ磁束に影響され
ることなく、安定した対物レンズの駆動変位を実現する
ことができる。
【0174】さらにまた、フォーカシングコイル内にヨ
ークの一部が介在されることもないので、フォーカシン
グコイルの自己インダクタンスを大きくすることもない
ので、電力の省電力化を実現し、対物レンズ駆動時の発
熱を抑え、対物レンズを介して光ディスクに照射される
光ビームを出射する光源を構成する半導体レーザの安定
した動作を保証し、良好な特性をもって情報信号の記録
及び/又は再生を可能となす光ピックアップ装置を構成
することが可能となる。
【0175】さらにまた、平板状に形成されたコイル部
からなるフォーカシングコイルとトラッキングコイル
は、磁気回路部の磁束と共働して駆動力を発生させるた
めに利用できる部分を増加させることができるので、対
物レンズを駆動変位するための電力の省電力化を実現
し、対物レンズ駆動時の発熱を抑え、対物レンズを介し
て光ディスクに照射される光ビームを出射する光源を構
成する半導体レーザの安定した動作を保証し、良好な特
性をもって情報信号の記録及び/又は再生を可能となす
光ピックアップ装置を構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイル可動型の対物レンズ駆動装
置を示す斜視図である。
【図2】図1に示す対物レンズ駆動装置の分解斜視図で
ある。
【図3】本発明に係る対物レンズ駆動装置を構成するフ
ォーカシングコイルとマグネットとの配置構成を示す正
面図である。
【図4】本発明に係る対物レンズ駆動装置を構成するト
ラッキングコイルとマグネットとの配置構成を示す正面
図である。
【図5】フォーカシングコイル及びトラッキングコイル
が設けられたコイル取付け基板と磁気回路部を示す側面
図である。
【図6】レンズ支持体を支持する弾性支持部材の取付け
状態を示す側断面図である。
【図7】弾性支持部材のコイル取付け基板への取付け状
態を示す部分正面図である。
【図8】本発明に係る対物レンズ駆動装置を構成する磁
気回路部の他の例を示す斜視図である。
【図9】図8に示す磁気回路部とフォーカシングコイル
との配置の関係を示す正面図である。
【図10】図8に示す磁気回路部とトラッキングコイル
との配置の関係を示す正面図である。
【図11】図8に示す磁気回路部とコイル取付け基板と
の配置の関係を示す側面図である。
【図12】本発明に係る対物レンズ駆動装置を構成する
磁気回路部のさらに他の例を示す側面図である。
【図13】本発明に係る対物レンズ駆動装置を構成する
磁気回路部のさらに他の例を示す側面図である。
【図14】本発明に係る対物レンズ駆動装置を構成する
他の磁気回路部とコイル取付け基板の配置の関係を示す
側面図である。
【図15】本発明に係る対物レンズ駆動装置を構成する
他の磁気回路部とコイル取付け基板の配置の関係を示す
平面図である。
【図16】図14及び図15に示す磁気回路部とコイル
取付け基板に設けられたフォーカシングコイルとの配置
の関係を示す正面図である。
【図17】図14及び図15に示す磁気回路部とコイル
取付け基板に設けられたトラッキングコイルとの配置の
関係を示す正面図である。
【図18】2極着磁されたマグネットを用いた磁気回路
部とコイル取付け基板との配置の関係を示す側面図であ
る。
【図19】2極着磁されたマグネットを用いた磁気回路
部とフォーカシングコイルとの配置の関係を示す正面図
である。
【図20】2極着磁されたマグネットを用いた磁気回路
部とトラッキングコイルとの配置の関係を示す正面図で
ある。
【図21】単極着磁されたマグネットを複数用いた磁気
回路部とコイル取付け基板との配置の関係を示す側面図
である。
【図22】単極着磁されたマグネットを複数用いた磁気
回路部とフォーカシングコイルとの配置の関係を示す正
面図である。
【図23】単極着磁されたマグネットを複数用いた磁気
回路部とトラッキングコイルとの配置の関係を示す正面
図である。
【図24】多極着磁したマグネットを用いた磁気回路部
とフォーカシングコイル及びトラッキングコイルとの配
置の関係を示す正面図である。
【図25】多極着磁したマグネットを用いた磁気回路部
とコイルトラッキング基板との配置の関係を示す側面図
である。
【図26】多極着磁したマグネットを用いた磁気回路部
の他の例とフォーカシングコイル及びトラッキングコイ
ルとの配置の関係を示す正面図である。
【図27】多極着磁したマグネットを用いた磁気回路部
他の例とコイルトラッキング基板との配置の関係を示す
側面図である。
【図28】本発明に係る対物レンズ駆動装置を構成する
コイル取付け基板の他の例を示す正面図である。
【図29】本発明に係る対物レンズ駆動装置を構成する
コイル取付け基板のさらに他の例とこのコイル取付け基
板に用いられる弾性支持部材を示す正面図である。
【図30】図29に示すコイル取付け基板に用いられる
弾性支持部材を示す側面図である。
【図31】図28に示すコイル取付け基板に設けられた
弾性支持部材が嵌合される嵌合凹部を示す平面図であ
る。
【図32】図29に示すコイル取付け基板に設けられた
弾性支持部材が嵌合される嵌合凹部を示す側面図であ
る。
【図33】フォーカシングコイル及びトラッキングコイ
ルの導通をフレキシブルプリント配線基板を用いた対物
レンズ駆動装置を示す斜視図である。
【図34】本発明に係る対物レンズ駆動装置を構成する
ボビンの他の例を示す斜視図である。
【図35】弾性支持部材でボビンを直接支持した例を示
す対物レンズ駆動装置の斜視図である。
【図36】マグネット可動型の対物レンズ駆動装置を示
す組立て斜視図である。
【図37】マグネット可動型の対物レンズ駆動装置を示
す斜視図である。
【図38】マグネット可動型の対物レンズ駆動装置の側
断面図である。
【図39】フォーカシングコイル及びトラッキングコイ
ルへの給電をフレキシブルプリント配線基板を用いて行
うコイル取付け基板の斜視図である。
【図40】フレキシブルプリント配線を接続したコイル
取付け基板の取付け状態を示す側面図である。
【図41】コイル可動型の対物駆動装置を用いて構成し
た本発明に係る光ピックアップ装置を示す斜視図であ
る。
【図42】図41に示す光ピックアップ装置に用いられ
る発光受光複合素子を示す斜視図である。
【図43】発光受光複合素子と反射ミラーの配置構成を
示す側面図である。
【図44】発光受光複合素子と対物レンズ駆動装置に設
けられた対物レンズの配置構成を示す平面図である。
【図45】本発明に係る光ピックアップ装置の他の例を
示す斜視図である。
【図46】ホログラムを用いた発光受光複合素子と反射
ミラーの配置構成を示す斜視図である。
【図47】ホログラムを用いた発光受光複合素子の光デ
ィスクからの戻り光の検出状態を示す斜視図である。
【図48】従来の対物レンズ駆動装置を示す斜視図であ
る。
【図49】従来の対物レンズ駆動装置の分解斜視図であ
る。
【図50】従来の対物レンズ駆動装置の他の例を示す斜
視図である。
【図51】従来の対物レンズ駆動装置におけるフォーカ
シングコイル及びトラッキングコイルと磁気回路部との
配置構成を示す平面図である。
【図52】従来の対物レンズ駆動装置におけるフォーカ
シングコイル及びトラッキングコイルと磁気回路部との
配置構成を示す断面図である。
【図53】従来の対物レンズ駆動装置におけるフォーカ
シングコイルと磁気回路部の磁束の状態を示す平面図で
ある。
【図54】従来の対物レンズ駆動装置におけるフォーカ
シングコイルとマグネットとの対向状態を示す正面図で
ある。
【図55】従来の対物レンズ駆動装置におけるトラッキ
ングコイルとマグネットとの対向状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
20 対物レンズ駆動装置 21 対物レンズ 22 レンズ支持体 23 レンズ支持体に設けた開口部 27 コイル取付け板挿入溝 28 コイル取付け板 31 フォーカシングコイル 34 トラッキングコイル 35 弾性支持部材 36 磁気回路部 37 ヨーク 39 支持ホルダ 45,46 ヨークを構成する立上り片 47,48 マグネット 93 ガイド軸挿通部 94 ガイド係合部 95 光ピックアップ装置を構成するベース 96 発光受光複合素子 106 反射ミラー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−139949(JP,A) 特開 平2−53231(JP,A) 特開 昭62−287444(JP,A) 特開 平1−290133(JP,A) 特開 昭61−85640(JP,A) 特開 平4−351722(JP,A) 特開 平2−166635(JP,A) 特開 平2−71442(JP,A) 特開 平5−120723(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズが一端側に保特され、中央部
    に開口部が形成されたレンズ支持体とからなる可動部
    と、 上記可動部を上記対物レンズの光軸と平行な方向及び上
    記対物レンズの光軸と直交する平面方向に移動可能に支
    持する導電性を有する材料から形成された複数の弾性支
    特部材と、 一方の面に少なくとも一つの矩形状のフォーカシングコ
    イルが被着形成され、他方の面に少なくとも一つの矩形
    状のトラッキングコイルが上記フォーカシングコイルの
    水平部と積層するように被着形成されるとともに、上記
    フォーカシングコイルと上記トラッキングコイルから延
    長され、上記複数の弾性支持部材の一方の端部が各々接
    続される複数の接続端子部が形成され、その平面が上記
    対物レンズの光軸と平行になるよう上記ボビンに配設さ
    れる平板状の部材と、上記複数の弾性支持部材の他方の
    端部が各々接続され、固定部側に配されたプリント基板
    と、 上記平板状の部材に形成された上記フォーカシングコイ
    ルの一方の水平部と上記トラッキングコイルの一方の垂
    直部の何れかと相対し上記フォーカシングコイル及びト
    ラッキングコイルと共働して上記可動部を上記対物レン
    ズの光軸と平行な方向及び上記対物レンズの光軸と直交
    する平面方向に駆動する少なくとも1つのマグネットと
    を有し、上記固定部に設けられた磁気回路部とを備えて
    なる対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記フォーカシングコイルは上記フォー
    カシングコイルの垂直部間の間隔が上記マグネットの幅
    に上記対物レンズの上記光軸と直交する方向の変位量を
    加えた長さに設定され、上記トラッキングコイルは上記
    トラッキングコイルの水平部間の間隔が上記マグネット
    の高さに上記対物レンズの光軸と平行な方向の変位量を
    加えた長さに設定されている請求項1記載の対物レンズ
    駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記対物レンズ駆動装置は、更に上記固
    定部に取り付けられ、上記プリント基板が設けられる支
    持ホルダと、上記支特ホルダに設けられ上記複数の弾性
    支持部材が各々挿通されるダンパーとを備えている請求
    項1記載の対物レンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記磁気回路部は、上記固定部に設けら
    れ∃ークを構成し、上記フォーカシングコイルの上記マ
    グネットと対向しない他方の水平部と対向する突出部を
    有するー対の立ち上がり片を備え、上記一対の立ち上が
    り片の少なくともいずれか一方の立ち上がり片に上記マ
    グネットが取り付けるとともに他方の立ち上がり片の上
    記マグネットと対向する位置に膨出部を形成した請求項
    1記載の対物レンズ駆動装置。
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MYPI94003040A MY114141A (en) 1993-11-16 1994-11-15 Objective lens driving device and optical pickup device employing the objective lens driving device.
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