WO2002021862A1 - Procede d'enregistrement de position, procede de distribution d'informations, reseaux de communications mobiles et terminal de communications mobiles - Google Patents

Description

位置登録方法、 情報配信方法、 移動通信網及び移動通信端末 発明の属する技術分野

本発明は、 移動通信端末の位置登録方法、 当該端末に対し情報を配信する情報 配信方法、 これらの方法に用いられる移動通信網及び移動通信端末に関する。 従来の技術

近年、 携帯電話等の移動通信端末を収容するセルラー型の移動通信網が広く普 及している。

この種の移動通信網においては、 着信時に携帯電話に対して呼び出しをかける ために網側で携帯電話の現在位置を把握しておく必要がある。 このため、 携帯電 話の位置登録処理が行われる。

この位置登録処理では、 移動通信網の基地局が形成する半径数百 mから数 Km の無線ゾーンを多数集めたエリア （以下、 位置登録エリアと呼ぶ） を単位として 携帯電話の所在位置が登録される。 各基地局は、 位置登録エリアに固有のエリア I Dを送信しており、 携帯電話は移動中に受信するエリア I Dが変わると、 異な る位置登録エリアに移行したことを検出する。 このとき、 携帯電話は、 網側に対 して位置登録要求信号を送信し、 その結果当該携帯電話の I Dと新たに在圏した エリア I Dとが位置登録情報として網内の位置登録データベースに登録される。 こうして、 網側では、 携帯電話が現在どの位置登録エリアに在圏しているかを常 に把握でき、 この位置登録情報を携帯電話の着信呼び出しに利用している。

最近では、 移動パケット通信サービス等の移動通信網の非音声利用が普及しつ つあるが、 それに伴い上述の位置登録情報を用いて携帯電話の位置に関連した付 加価値情報を配信するデータ通信サービスや位置登録情報を用いた類似のサービ スが提案されている。 ところが、 上記の位置登録エリアは多数の無線ゾーンを集めた広範囲のエリア

(例えば半径 1 0 k m以上のエリア） であるため、 従来の位置登録処理による位 置登録情報に基づいたのでは、 携帯電話が実際所在している限定された地域に関 する位置情報サービスを提供できないという問題があった。 例えば、 従来のサー ビスでは、 特定の駅周辺等の狭い地域に限定した位置関連情報を配信することが できなかった。

本発明は、 このような背景の下になされたもので、 移動通信端末に対してより 限定された地域に関する位置関連情報を配信するための位置登録方法、 情報配信 方法、 移動通信網及び移動通信端末を提供することを目的とする。 課題を解決するための手段

上述した課題を解決するため、 本発明は、 移動通信網に収容される移動通信端 末の位置を登録する位置登録方法であって、 複数の無線ゾーンからなる位置登録 エリアの一部のエリアに対応した無線ゾーンを形成している 1または複数の特定 の基地局の各々が、 または各々に設置された無線送信装置が、 自己の無線ゾーン を示す無線ゾーン情報報知信号を送信するステップと、 前記移動通信端末が、 前 記無線ゾーン情報報知信号を受信した場合に、 前記 1または複数の特定の基地局 のうちのひとつの基地局の無線ゾーンへの在圏を検出するステップと、 前記ひと つの基地局の無線ゾーンへの在圏を検出した移動通信端末が、 位置登録処理を求 める要求信号を前記ひとつの基地局へ送信するステップと、 前記ひとつの基地局 が前記要求信号を受信するステップと、 前記移動通信網が、 前記ひとつの基地局 が受信した前記要求信号に基づき前記ひとつの基地局の無線ゾーンへの移動通信 端末の在圏情報を生成する位置登録処理を行うステップとを具備することを特徴 とする。

さらに本発明は、 移動通信網に収容される移動通信端末に対して、 前記移動通 信網を介して情報を配信する情報配信方法において、 複数の無線ゾーンからなる 位置登録エリアの一部のエリアに対応した無線ゾーンを形成している 1または複 数の特定の基地局の各々が、 または各々に設置された無線送信装置が、 自己の無 線ゾーンを示す無線ゾーン情報報知信号を送信するステツプと、 前記移動通信端 末が、 前記無線ゾーン情報報知信号を受信した場合に、 前記 1または複数の特定 の基地局のうちのひとつの基地局の無線ゾーンへの在圏を検出するステップと、 前記ひとつの基地局の無線ゾーンへの在圏を検出した移動通信端末が、 位置登録 処理を求める要求信号を前記ひとつの基地局へ送信するステップと、 前記ひとつ の基地局が前記要求信号を受信するステップと、 前記移動通信網が、 前記ひとつ の基地局が受信した前記要求信号に基づき前記ひとつの基地局の無線ゾーンへの 移動通信端末の在圏情報を生成する位置登録処理を行うステップと、 情報配信サ ーバが、 前記位置登録処理によって生成された在圏情報に基づき前記ひとつの基 地局の無線ゾーンに在圏する移動通信端末を指定して情報を配信するステップと を具備することを特徴とする情報配信方法を提供する。

さらに本発明は、 移動通信網に収容される移動通信端末に対して、 前記移動通 信網を介して情報を配信する情報配信方法において、 前記移動通信端末が他の通 信端末を発呼するための発呼信号を送信するステップと、 複数の無線ゾーンから なる位置登録エリアの一部のエリアに対応した無線ゾーンを形成している 1また は複数の特定の基地局のうちのひとつの基地局が前記送信された発呼信号を受信 するステップと、 前記移動通信網が、 前記ひとつの基地局が受信した前記発呼信 号に基づき前記ひとつの基地局の無線ゾーンへの移動通信端末の在圏情報を生成 する位置登録処理を行うステップと、 情報配信サーバが、 前記位置登録処理によ つて生成された在圏情報に基づき前記ひとつの基地局の無線ゾーンに在圏する移 動通信端末を指定して情報を配信するステップとを具備することを特徴とする情 報配信方法を提供する。

さらに、 本発明は、 移動通信網に収容される移動通信端末に対して、 前記移動 通信網を介して情報を配信する情報配信方法において、 前記移動通信端末が自己 の識別情報を含む情報配信の要求信号を送信するステップと、 前記移動通信端末 が在圏する無線ゾーンを形成する基地局が前記要求信号を受信す- 前記要求信号を受信した基地局が前記要求信号に自己の識別情報を付加してこれ を所定の情報配信サーバへ転送するステツプと、 前記情報配信サーバが前記要求 信号に付加された基地局の識別情報と前記要求信号に含まれる移動通信端末の識 別情報に基づき前記情報配信を要求した移動通信端末の位置を特定し当該移動通 信端末に対して情報を配信するステップとを具備することを特徴とする情報配信 方法を提供する。

さらに、 本発明は、 上記諸態様に挙げた位置登録方法および情報配信方法を実 行する手段を具備する移動通信網および移動通信端末を提供する。

例えば、 本発明は、 移動通信端末の在圏情報を生成する位置登録処理を行う移 動通信網であって、 複数の無線ゾーンからなる位置登録エリアの一部のエリアに 対応した無線ゾーンを形成している 1または複数の特定の基地局の各々が自己の 無線ゾーンを示す無線ゾーン情報報知信号を送信する信号送信手段と、 前記 1ま たは複数の特定の基地局の各々を介して、 当該 1または複数の特定の基地局のう ちひとつの自己の無線ゾーンを示す無線ゾーン情報報知信号を送信する信号送信 手段と、 前記ひとつの基地局から前記無線ゾーン情報報知信号を受信した移動通 信端末から送信され、 位置登録処理を求める要求信号を前記ひとつの基地局を介 して受信する信号受信手段と、 前記ひとつの基地局が受信した前記要求信号に基 づき前記ひとつの基地局の無線ゾーンへの移動通信端末の在圏情報を生成する位 置登録処理を行う位置登録手段とを具備することを特徴とする。

また、 本発明は、 複数の無線ゾーンからなる位置登録エリアの一部のエリアに 対応した無線ゾーンを形成している 1または複数の特定の基地局の各々の無線ゾ ーンの各々に設置され、 所定の無線信号を送信する無線送信装置と、 前記送信さ れている無線信号を受信した移動通信端末から送信され、 位置登録処理を求める 要求信号を前記ひとつの基地局を介して受信する信号受信手段と、 前記ひとつの 基地局が受信した前記要求信号に基づき前記ひとつの基地局の無線ゾーンへの移 動通信端末の在圏情報を生成する位置登録処理を行う位置登録手段とを具備する ことを特徴とする移動通信網を提供する。 また、 本発明は、 移動通信網に収容される移動通信端末であって、 自己の識別 情報を記憶するメモリと、 複数の無線ゾーンからなる位置登録エリアの一部のェ リアに対応した無線ゾーンを形成している 1または複数の特定の基地局の各々か ら、 または各々の無線ゾーン内に設置された所定の無線信号送信装置から送信さ れ、 前記 1または複数の特定の基地局のうちひとつの基地局の無線ゾーンを示す 無線ゾーン情報報知信号を受信する信号受信手段と、 前記無線ゾーン情報報知信 号の受信に応じて、 前記無線ゾーンへの在圏情報を生成することにより位置登録 を行う位置登録処理を求める要求信号に前記記憶されている識別情報を含めて前 記ひとつの基地局へ送信する信号送信手段とを具備することを特徴とする。

本発明によれば、 特定の領域内において移動通信端末が在圏する無線ゾーンを 管轄する基地局の I Dを把握することにより当該移動通信端末の詳細な位置を知 ることができるので、 移動通信端末の位置に応じたきめ細やかな情報をその移動 通信端末のユーザに提供することが可能となる。 図面の簡単な説明

図 1は、 本発明の第 1実施形態における移動通信システムの全体構成を示すプ ロック図である。

図 2は、 同実施形態における広域位置登録エリアと狭域位置登録エリアとの関 係を示す図である。

図 3は、 同実施形態における広域位置登録データベースのフォーマット図であ る。

図 4は、 同実施形態における狭域位置登録データベースのフォーマツト図であ る。

図 5は、 同実施形態における移動局の構成を示すブロック図である。

図 6は、 同実施形態におけるゲートウェイサーバの構成を示すブロック図であ る。

図 7は、 同実施形態におけるゲートウェイサーバに備えられた地域コードテー ブルのフォーマツ卜図である。

図 8は、 同実施形態における I Pサーバに備えられた位置関連情報データべ一 スのデータフォーマツ卜図である。

図 9は、 同実施形態における狭域位置登録の登録動作を示すシーケンス図であ る。

図 1 0は、 同実施形態における狭域位置登録の抹消動作を示すシーケンス図で ある。

図 1 1は、 同実施形態における移動局への情報配信動作を示すシーケンス図で ある。

図 1 2は、 本発明の第 2実施形態における移動通信システムの全体構成を示す ブロック図である。

図 1 3は、 同実施形態におけるゲートウェイサーバの構成を示すブロック図で ある。

図 1 4は、 同実施形態におけるゲートゥエーサーバが備える地域コードテープ ルのフォーマット図である。

図 1 5は、 同実施形態における移動局への情報配信動作を示すシーケンス図で ある。 発明を実施するための最良の態様

本発明は、 情報配信サーバから移動通信端末への情報配信の形態によって、 以 下の 2つの実施形態で実施され得る。

まず、 本発明の第 1実施形態は、 情報配信サーバが移動通信端末からの要求を 待つことなく主体的に移動通信端末に対し情報を配信する配信形態に適用される。 この配信形態を、 以下、 「プッシュ型配信」 と呼ぶ。

このプッシュ型配信は、 例えば、 情報配信サーバが、 A駅前に所在する全ての 移動通信端末のユーザに対し、 A駅前で行われるイベントに関する情報を告知し たいというような場合に用いられる。 この第 1実施形態では、 特定の領域につい ては従来の位置登録エリアより狭いエリアで局所的な位置登録を行い、 それによ り把握される移動通信端末の位置情報を基に、 情報配信サーバから移動通信端末 へ情報が提供される。

本発明の第 2実施形態は、 移動通信端末から情報配信サーバに対するリクエス 卜に応じて当該端末に情報を配信する配信形態に適用される。 この配信形態を、 以下、 「プル型配信」 と呼ぶ。

このプル型配信は、 例えば、 移動通信端末のユーザが最寄の銀行に行きたいの で、 現在位置周辺にある銀行の場所を情報配信サーバに問い合わせるというよう な場合に用いられる。 この第 2実施形態では、 移動通信端末から情報配信サーバ へ送信される情報要求信号に付加される移動通信網の基地局の I D (identif ication, 以下、 基地局 I Dと呼ぶ。） 等に基づいて移動通信端末の 位置が把握され、 その位置に応じた情報が該端末に提供される。

以下、 図面を参照して、 上述の第 1及び第 2実施形態の各々について説明する。 ただし、 本発明は、 かかる実施形態に限定されず、 その技術思想の範囲内で種々 の変更が可能である。

A：第 1実施形態

A - 1 ：構成

まず、 第 1実施形態の構成について説明する。

A— 1— 1 ：移動通信システム全体の構成

図 1は、 本発明の第 1実施形態における移動通信システム全体の構成を示すブ ロック図である。 同図において、 移動通信システムは、 移動局 1 0、 移動局 1 0 を収容する移動通信網である移動バケツト通信網 2 0、 インタ一ネット 3 0、 I

P (information Provider) サーバ 4 0 a、 4 0 b - · ·等から構成されて いる。 1 ?サーバ4 0 &、 4 0 b - · 'は、 情報提供者が運用するサーバシステ ムであり、 インターネット 3 0を介してゲートウェイサーバ 2 5に接続されてい る。 移動局 1 0は、 携帯電話のような移動通信端末であり、 図示しない移動電話網 を介した音声通話を行うほか、 移動バケツ卜通信網 2 0を介したデ一夕通信を行 つ。

次に、 移動バケツト通信網 2 0は、 移動局 1 0に対してバケツト通信サービス を提供するための通信網であり、 基地局 2 1 a、 2 1 b · · ·、 交換局 2 2、 ホ ームメモリ 2 3、 パケット加入者処理装置 2 4、 ゲートウェイサーバ 2 5及びこ れらを結ぶ通信線等から構成される。

基地局 2 1 a、 2 1 b · · ·は、 通信サービスエリア内に所定の間隔で多数設 置され、 各々の無線ゾーンに在圏する移動局 1 0と無線通信を行う。 この基地局 2 1 a , 2 1 b · · ·は、 各々に割り当てられた基地局 I Dを記憶している。 こ の基地局 I Dは、 後述するように位置関連情報の配信サービスのために利用され る。

交換局 2 2は複数の基地局 2 1 a、 2 1 1) · · ·を収容し、 該基地局の無線ゾ —ンに在圏する移動局 1 0の通信回線の交換処理を行う。

ホームメモリ 2 3は、 本実施形態に係る位置登録手段および位置登録抹消手段 として移動局 1 0の位置登録処理および位置抹消処理を行い、 この位置登録情報 の他、 加入者情報や課金情報等の種々の情報がデータベースとして格納される記 憶装置である。

バケツト加入者処理装置 2 4は、 装置構成上は前述の交換局 2 2に含まれるコ ンピュ一夕システムであり、 固有のパケット加入者処理装置の識別情報、 （以下、 P I (packet subscriber processing device identi f ier)と呼ふノ を 記憶している。 このパケット加入者処理装置 2 4は移動局 1 0とゲートウェイサ —バ 2 5との間でバケツト交換を中継する処理を行う。

ゲートウェイサーバ 2 5は、 移動バケツト通信網 2 0とインターネット 3 0等 の他のネットワークを相互接続するための移動パケット関門中継交換局 （図示せ ず） に備えられたコンピュータシステムであり、 複数のネットワーク間で異なる 通信プロトコルの変換を行い、 ネットワーク間のデータ授受を中継する。 具体的 には、 ゲートウェイサーバ 25は、 移動バケツト通信網 20の固有の伝送プロト コルと、 インターネッ ト 3 0 の通信プロ トコルである T C P Z I P (Transmission Control Protocol /Internet Protocol) との相互変換 を行い、 移動局 1 0と I Pサーバ 40 a、 40 b · · ·との間のパケット交換を 中継する。

次に、 I Pサーバ 40 a、 40 b - · 'は、 各々が移動局 1 0に対し種々の情 報を提供する情報配信サーバであり、 提供すべき情報を HTML (Hyper Text Markup Language) 形式のデータ （以下、 HTMLデータと呼ぶ） として蓄積 している。

これら I Pサーバ 40 a、 40 b - · ·のうち、 I Pサーバ 40 aは、 移動局

10の位置に関連した情報 （以下、 位置関連情報と呼ぶ） を移動局 10に提供す るサーバである。 この I Pサーバ 40 aは、 種々の位置関連情報を蓄積するため に位置関連情報データベース 41 aを備えている。 A- 1 - 2 ：位置登録について

本実施形態では、 移動局 10に対する着信呼び出しのために従来から知られて いる位置登録 （以下、 広域位置登録という） を行うほか、 限定された地域に関連 した位置関連情報の提供を目的として局所的な位置登録 （以下、 狭域位置登録と いう） を行う。

図 2は、 広域位置登録の対象となる広域位置登録エリアと、 狭域位置登録の対 象となる狭域位置登録エリアの関係を示す概念図である。 広域位置登録エリア W A1〜WA3は、 多数の基地局 21 a、 2 1 b · · ·がカバーする無線ゾーンを 集めて設定される領域であり、 この領域を単位として位置登録処理が行われる。 これら基地局 2 1 a、 21 b · · ·は、 自局が属する広域位置登録エリアのエリ ァ I Dを、 自局の無線ゾーン内に在圏する移動通信端末に対して常時発信してい る。 （この位置登録処理は周知技術であるので説明を省略する。） 広域位置登録に 関する情報はホームメモリ 23に登録される。 一方、 狭域位置登録エリアは、 1つの基地局 2 1がカバ一する無線ゾーンを単 位として設定される領域である。 図 2に示すように、 この狭域位置登録エリアは、 広域位置登録エリァ WA 1 ~WA 3を形成する複数の基地局 2 1の無線ゾーンす ベてについて設定される訳でなく、 一部の基地局 2 1の無線ゾーン NA 1、 N A 2、 NA 3についてのみ設定される。

このように、 狭域位置登録の対象となる無線ゾーンは、 局所的な領域 （例えば、 駅前や繁華街等のような特定の地域） について例外的に設定されるため、 各基地 局が形成する無線ゾーンの全体数に比べて圧倒的に数が少ない。 このため、 広域 位置登録の他にこのような狭域位置登録を行うことによるトラフィックの増大等 の弊害はほとんど生じることはない。

狭域位置登録の対象として設定された無線ゾーン NA 1、 NA 2、 NA 3の基 地局 2 1の各々は、 自局が属する広域位置登録エリアのエリア I Dと、 自身の基 地局 I Dとを無線ゾーン内に在圏する移動通信端末に対して常時発信している。 移動局 1 0は、 これらの狭域位置登録エリア N A 1〜N A 3のいずれかに在圏す ると、 該当する基地局 2 1から送信されている基地局 I Dを受信することにより 在圏エリアを検知し、 狭域位置登録の要求信号を基地局 2 1へ送信する。 この要 求信号には、 移動局 1 0が記憶する移動局 I D (移動局 1 0の識別情報） と移動 局 1 0が受信した基地局 I Dとが含まれており、 基地局 2 1からホームメモリ 2 3へ転送される。 ホームメモリ 2 3では、 この要求信号を基に狭域位置登録に関 する情報が登録される。

なお、 狭域位置登録は、 移動局 1 0が受信する基地局 I Dが受信するエリア I Dが変化したときに行われる一方、 広域位置登録は、 移動局 1 0が受信するエリ ァ I Dが変化した時に行われる。 従って、 移動局 1 0が移動した結果、 受信する エリア I Dおよび基地局 I Dの両方が変化した場合には、 広域位置登録および狭 域位置登録の両方を求める要求信号が移動局 1 0から基地局 2 1に対して送信さ れ、 移動局 1 0の位置がホームメモリ 2 3に登録される。 これは、 例えば、 広域 位置登録エリア WA 1外に在圏していた移動局 1 0が広域位置登録エリア WA 1 ' 内に設けられた狭域位置登録エリァ NA 1内に移動したような場合である。一方、 広域位置登録エリァ WA 1内に元々在圏していた移動局 1 0が狭域位置登録エリ ァ NA 1内に移動したような場合は、 同じ広域位置登録エリア内の移動であるの で、 移動局 1 0が受信するエリア I Dは変化しない。 従って、 この場合には広域 位置登録処理は行われず、 狭域位置登録処理のみ行われる。

A— 1 _ 3 ：ホームメモリ 2 3の構成

次に、 ホームメモリ 2 3の構成について説明する。 ホームメモリ 2 3は、 上記 広域位置登録情報を格納する広域位置登録情報データベースと、 上記狭域位置登 録情報を格納する狭域位置登録情報データベースとを備える。

図 3は、 ホームメモリ 2 3が備える広域位置登録データベースの登録内容を示 すフォーマット図である。 同図に示すように、 広域位置登録データベースには、 各広域位置登録エリア WA 1、 WA 2、 WA 3 · · ·を示す広域位置登録エリア I Dごとに、 各エリアに在圏している移動局 1 0を示す移動局 I Dが関連付けて 記憶されている。 例えば、 エリア I D 「AREA0001」 が示す広域位置登録エリアに は、 移動局 I D 「MS 09044444444J 及び 「MS 09055555555」 力 S、示す 2つの移動 局 1 0が在圏していることを意味している。

移動局 1 0が新たな広域位置登録エリアに在圏する度に、 広域位置登録処理が 行われ、 この広域位置登録データベースの登録内容が更新される。

次に、 図 4は狭域位置登録データベースの登録内容を示すフォーマット図であ る。 同図に示すように、 狭域位置登録データベースには、 狭域位置登録の対象と なる無線ゾーンを管理する基地局 2 1を示す基地局 I Dごとに、 各無線ゾーンに 在圏している移動局 1 0を示す移動局 I Dが関連付けて記憶されている。例えば、 基地局 I D 「BS O O6」 が示す基地局 2 1の無線ゾ一ンには、 移動局 I D 「MS 09011111111」 及び 「MS 09022222222」 が示す 2つの移動局 1 0カ在圏し ていることを意味している。 また、 基地局 I D 「BS 0007」 が示す基地局 2 1の無 線ゾーンには、 1つも移動局 1 0が在圏していないことを意味している。 移動局 10が狭域位置登録の対象となる無線ゾーンの圏内に移動すると、 狭域 位置登録処理が行われ、 この狭域位置登録データベースの登録内容が更新される。 この狭域位置登録処理の詳細については後述する。

A— 1一 4 ：移動局 10の構成

次に、 図 5を参照して、 移動局 10の構成について説明する。

図 5は、 本実施形態に係る移動局 10の構成を示すブロック図である。 同図に おいて、 移動局 10は、 送受信部 11、 制御部 12、 ユーザインタフェース部 1 3及びこれらを相互に接続するバス 14等から構成される。

送受信部 1 1は、 信号送信手段および信号受信手段として機能し、 移動パケッ ト通信網 20の基地局 21 a、 21 b · · ·と無線通信を行う。

ユーザインタフェース部 13は、 各種情報を表示する液晶ディスプレイ、 ユー ザが各種入力操作を行うためのキーパッド、 ユーザが通話するためのマイク及び スピーカ等を備える。

制御部 12は、 この移動局 10全体を制御するものであり、 CPU(c_entral Processing Uni t) 121、 ROM (Read Onlv Memory) 122、 RAM (Random Access Memory) 123等から構成される。 C P U 121は、 ROM122に格 納されている制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。 その際、 R 八1 123はじ？1；121のワークエリアとして用いられる。

ROM122には、 ユーザに音声通話サービスやパケット通信サービスを提供 するための制御プログラムの他、 受信した HTMLデータを解釈して対話機能を 提供するためのブラウザ、 ユーザに位置関連情報を提供するための前提となる狭 域位置登録処理を実行するための制御プログラムや、 移動局 10の移動局 I D等 が格納されている。

A— 1一 5 ：ゲートウェイサーバ 25の構成

次に、 図 6を参照して、 ゲートウェイサーバ 25の構成について説明する。 図 6は、 ゲートウェイサーバ 2 5の構成を示すブロック図である。 同図におい て、 ゲートウェイサーバ 2 5は、 システム制御部 2 5 1、 地域コード変換部 2 5 2及びこれらを相互に接続するバス 2 5 5から構成される。

システム制御部 2 5 1は、 ゲートウェイサーバ 2 5全体を制御するとともに、 移動バケツト通信網 2 0とインターネット 3 0等の他のネットワークとの間のプ ロトコル変換を行う等、 ネットワーク間のインタフェースとして機能する。

地域コード変換部 2 5 2は、地域コードテーブル 2 5 6を参照することにより、 移動通信網内において移動局 1 0の位置を示す情報として識別可能な 「基地局 I D」 と、 網外に設置される I Pサーバ 4 0 a、 4 0 b - · .が移動局 1 0の位置 を示す情報として識別可能な 「地域コード」 とを相互に変換する。

図 7は、 地域コードテーブル 2 5 6のフォーマット図である。 同図において、 地域コードテーブル 2 5 6には、 狭域位置登録を行う基地局 2 1の 「基地局 I D」 と、 この基地局 2 1が設置されている地域を示す 「地域コード」 とが対応づけら れて格納されている。 例えば、 基地局 I D 「BS 006」 が示す基地局 2 1の無線ゾ ーンは、 地域コード 「CODE 001」 が示す地域に所在しているということを意味す る。

A— 1一 5 ：位置関連情報データベース 4 1 aの構成

次に、 I Pサーバ 4 0 aが備える位置関連情報データベース 4 1 aの構成につ いて説明する。

図 8は、 位置関連情報データベース 4 1 aのフォーマット図である。 同図にお いて、 位置関連情報データベース 4 1 aには、 各地域の 「地域コード」 と、 該地 域コードが示す地域の 「地域名」 と、 その地域に関連する種々の 「位置関連情報」 が格納されている。 例えば、 地域コード 「CODEO O I」 は 「東京都中央区八重洲 1 丁目 （東京駅前)」 を示し、 さらに、 その地域内にある 「レストラン」、 「映画館」、 「銀行」、 「イベント」 等の 「建物名 （若しくはイベント開催会場)」、 「住所」、 「電 話番号」 等の位置関連情報が格納されている。 A— 2 ：動作

上記構成からなる第 1実施形態においては、 狭域位置登録エリアに基づいた狭 域位置登録を行うことにより移動局 10の位置を把握し、 把握した位置を基に位 置関連情報を移動局 10に提供する。 従って、 以下では、 1 ：狭域位置登録に関 する動作、 2 ：位置関連情報配信の動作に分けて説明する。

A— 2— 1 ：狭域位置登録に関する動作

狭域位置登録に関する動作には、 （1) 移動局 10が狭域位置登録エリアに在圏 すると、 これに応じて狭域位置登録情報を登録する動作と、 （2) 移動局 10が狭 域位置登録エリアから出ると、 これに応じて既に登録されている狭域位置登録情 報を抹消する動作とがある。 以下、 各動作について説明する。

(1) 狭域位置登録の登録動作

まず、 図 9に示すシーケンス図を参照して、 狭域位置登録情報の登録動作につ いて説明する。

同図に示す狭域位置登録処理は、 狭域位置登録エリァ NA1〜NA3の圏内に 移動した移動局 10についてのみ行われる。 ここでは、 狭域位置登録エリア NA 1に在圏する移動局 10について狭域位置登録処理が行われる場合を想定する。 狭域位置登録エリア NA1内に設置される基地局 21は、 自身の無線ゾーン （即 ち、 狭域位置登録エリア NA1) 内に、 自身が属する広域位置登録エリア WA1 のエリア I Dを示すエリア I D信号の他、 自身の基地局 I Dを示す基地局 I D信 号を、 常時、 発信している （ステップ S l)。

移動局 10は、 基地局 I D信号を受信すると、 狭域位置登録を要求する狭域位 置登録要求信号を送信するように予め設定されている。 従って、 移動局 10は、 狭域位置登録エリア NA1に在圏すると、 基地局 I D信号を受信し （ステップ S 2)、 これに応じて狭域位置登録要求信号を基地局 21に送信する（ステップ S 3)。 この狭域位置登録要求信号には、 移動局 10が受信した基地局 I D信号が示す基 地局 I Dと移動局 10の移動局 I Dとが含まれている。

基地局 21は、 移動局 10から送信された狭域位置登録要求信号を受信する （ス テツプ S 4)。 次いで、 基地局 21は、 受信した狭域位置登録要求信号をホームメ モリ 23に転送する （ステップ S 5)。

ホームメモリ 23は、 基地局 21から転送されてきた狭域位置登録要求信号を 受信する （ステップ S 6)。 次いで、 ホームメモリ 23は、 受信した狭域位置登録 登録要求信号内に含まれる基地局 I D及び移動局 I Dを検出し、 これらを狭域位 置登録情報として狭域位置登録データベースに登録する （ステップ S 7)。

(2) 狭域位置登録情報の抹消動作

次に、 図 10に示すシーケンス図を参照して、 狭域位置登録情報の抹消動作に ついて説明する。 同図において、 狭域位置登録エリア NA1に在圏していた移動 局 10が、 当該狭域位置登録エリア NA1から出た場合を想定する。

移動局 10は、 基地局 I D信号の受信レベルが閾値以下になると、 狭域位置登 録情報の抹消を要求する狭域位置登録抹消要求信号を送信するように予め設定さ れている。 移動局 10が狭域位置登録エリア NA1から出ると、 当該エリア NA

1内で受信していた基地局 I Dの受信レベルが閾値以下になり （ステップ S 1 1)、 これに応じて、 移動局 10は、 狭域位置登録抹消要求信号を基地局 21に送信す る （ステップ S 12)。 この狭域位置登録抹消要求信号には、 移動局 10の移動局

I Dと受信レベルが低下した基地局 I Dとが含まれている。

基地局 21は、 移動局 10から送信された狭域位置登録抹消要求信号を受信す る （ステップ S 13)。 次いで、 基地局 21は、 受信した狭域位置登録抹消要求信 号をホームメモリ 23に転送する （ステップ S 14)。

ホームメモリ 23は、 基地局 21から転送されてきた狭域位置登録抹消要求信 号を受信する （ステップ S 15)。 次いで、 ホ一ムメモリ 23は、 受信した狭域位 置登録抹消要求信号内に含まれる基地局 I D及び移動局 I Dを検出し、 検出した 基地局 I D及び移動局 I Dからなる狭域位置登録情報を狭域位置登録データべ一 スから抹消する （ステップ S 16)。 A— 2— 2 ：情報配信の動作

次に、 図 1 1に示すシーケンス図を参照して、 移動局 10へ位置関連情報を提 供する動作について説明する。 同図において、 例えば、 I Pサーバ 40 aが、 東 京駅前に所在する移動局 10のユーザに対し、 東京駅前周辺で開催されるィベン ト Dに関する位置関連情報を提供する場合を想定する。

まず、 I Pサーバ 40 aは、 ゲートウェイサーバ 25に対し、 東京駅前に所在 するすべての移動局に位置関連情報を提供することを要求するリクエスト信号を 送信する (ステップ S 21)。 このリクエスト信号には、 東京駅前を示す地域コー ド 「CODEOOI」 及び、 図 8に示す位置関連情報デ一夕べ一ス 41 aから取得した イベント Dに関する位置関連情報が含まれている。

ゲートウェイサーバ 25は、 I Pサ一バ 40 aから送信された上記リクエスト 信号を受信すると （ステップ S 2 2)、 まず、 リクエスト信号内の地域コード coDEOOU を検出する。 そして、 ゲートウェイサ一バ 2 5は、 検出した 「CODEOOI」 を検索キーにして図 7に示す地域コードテーブル 256を検索し、 対応する基地局 ID 「BSOO6」 を取得する （ステップ S 23)。

次いで、 ゲートウェイサーバ 25は、 ホームメモリ 23にアクセスし、 ステツ プ S 23で取得した基地局 I D 「BSOO6」 を検索キーにして、 図 4に示す狭域位 置登録データべ一スを検索する。 この検索の結果、 ゲートウェイサーバ 25は、 基地局 I D 「BS006」 が示す基地局 21の無線ゾーンに在圏する移動局の移動局 I D 「MS09011111111」、 「MS09022222222」 を取得する （ステップ S 24)。 次に、 ゲートウェイサーバ 25は、 イベント Dに関する位置関連情報を示す情 報信号を基地局 I D 「BSOO6」 が示す基地局 21を介して送信する （ステップ S 25)。 この情報信号の送信先となる移動局は、 ステップ S 24で取得した移動局 I D 「MS09011111111」、 「MS09022222222」 により指定される。

移動局 I D 「MS09011111111」、 「MS09022222222」 力 S、示す移動局の各々は、 上記情報信号を受信すると （ステップ S 26)、 位置関連情報を受信した旨を液晶 ディスプレイに表示してユーザに通知する （ステップ S 2 7 )。 そして、 その表示 を見たュ一ザによる所定のキー操作に従って、 受信した位置関連情報を液晶ディ スプレイに表示してユーザに位置関連情報を提供する （ステップ S 2 8 )。

以上説明した第 1実施形態によれば、 従来の位置登録エリア内の特定の局所的 な領域において移動局 1 0の位置登録を行い、 これにより、 移動局 1 0のより詳 しい位置を把握することが可能となるので、 よりきめ細やかな位置関連情報を移 動局 1 0のユーザに提供することができる。 B ：第 2実施形態

次に、 本発明の第 2実施形態として、 前述したプル型配信の形態について説明 する。

B - 1 ：構成

B— 1一 1 ：移動通信システム全体の構成

まず、 第 2実施形態における移動通信システムの構成について説明する。

図 1 2は、 第 2実施形態における移動通信システム全体の構成を示すブロック 図である。 同図において、 前述した第 1実施形態と同一の構成については図 1に 示す符号と同一の符号を付しており、 これらについては説明を省略する。

図 1 2に示す第 2実施形態が第 1実施形態と異なる点は、 基地局 2 1 A、 2 1 Β · · ·、 ホームメモリ 2 6、 ゲートウェイサーバ 2 7、 I Pサーバ 4 2 aの構 成である。

上述したように、 この第 2実施形態は、 移動通信端末から情報配信サーバに対 するリクエストに応じて当該端末に情報を配信する配信形態、 即ち 「プル型配信」 に適用される。 具体的には、 第 2実施形態は、 第 1実施形態のように移動局 1 0 の狭域位置登録情報を用いてその位置を把握するのではなく、 移動局 1 0から位 置登録 （第 1実施形態における広域位置登録） を求めるリクエスト信号が発信さ れた場合、 当該リクエスト信号を受信した基地局の基地局 I Dが自動的に付加さ れてホームメモリ 2 6に送信され、 ホームメモリ 2 6はこの基地局 I Dを用いて 移動局 1 0の位置を把握する。 従って、 基地局 2 1 A、 2 1 B · · ·は、 従来の 位置登録エリア （即ち、 第 1実施形態で説明した広域位置登録エリア） に基づく 位置登録処理のみを行う。 また、 ホームメモリ 2 6は、 従来の位置登録情報を格 納するためのデータベースを備えているが、 狭域位置登録情報を格納するための データベースを備えていない。

B— 1一 2 ：ゲートウェイサーバ 2 7の構成

次に、 ゲートウェイサーバ 2 7の構成について説明する。

図 1 3は、 ゲートウェイサーバ 2 7の構成を示す図である。 同図において、 ゲ 一トウエイサーバ 2 は、 システム制御部 2 5 1、 地域コード変換部 2 5 2の他、 メニュー画面記憶部 2 5 3を備えている。

メニュー画面記憶部 2 5 3は、 初期メニュー画面を移動局 1 0に表示させるた めの H T M Lデータを記憶している。 この初期メニュー画面は、 移動局 1 0のュ 一ザに対して提供される各種サービスの初期メニュー項目を表示する画面である。 メニュー画面記憶部 2 5 3は、 移動局 1 0からのリクエストに応じて初期メニュ 一画面の HTM Lデータを送信する。

この初期メニュー項目には、 本実施形態で説明する 「位置情報配信サービス」 の他、 例えば、 「電子メールサービス」 や 「ニュース速報サービス」 等がある。 こ れら各メニュー項目には、 対応するサービスを実行する I Pサーバ 4 2 a、 4 2 b · · 'の情報リソースを指定する U R L (uni form Resource Locator) 埋め込まれている。 つまり、 移動局 1 0のュ一ザが、 表示された初期メニュー項 目の中から所望の項目を選択すると、 対応する情報リソースのァドレスに自動的 にアクセスでき、 ユーザが情報を取得できるようになつている。

地域コード変換部 2 5 2は、 「基地局 I D」 を 「地域コード」 に変換するために 地域コードテーブル 2 5 7を備える。

図 1 4は、 地域コードテ一ブル 2 5 7に格納されるデータのフォーマツト図で ある。 同図において、地域コードテーブル 2 5 7には、基地局 2 1 A、 2 1 B · · · の 「基地局 I D」 と、 それらの基地局 2 1 A、 2 1 B · · ·が所在する地域を示 す 「地域コード」 とが対応づけて格納されている。 この地域コードテーブル 2 5 7は、 第 1実施形態の地域コードテーブル 2 5 6とは異なり、 全ての基地局 2 1 A、 2 1 B · · ·の基地局 I Dとそれに対応する地域コードとが格納されている。 例えば、 基地局 I D 「BS 00 01」 が示す基地局 2 1は、 地域コード 「CODE012」 が 示す地域に所在することを意味しているし、また、基地局 I D「BS 0001〜BS 0 005」 が示す基地局 2 1は、 地域コード 「CODE03 0」 が示す地域に所在することを意味 している。 B— 1一 3 ： I Pサーバ 4 2 aの構成

位置関連情報を提供する I Pサーバ 4 2 aは、 より詳細なサービスメニューを ユーザに提示するサービスメニュー画面データを記憶している。 I Pサーバ 4 2 aは、 移動局 1 0からのリクエストに応じ、 サービスメニュー画面データをゲー トウエイサーバ 2 7を介して移動局 1 0に送信する。 このサービスメニューには、 例えば、 最寄のレストランや銀行、 映画館等の所在地情報等をユーザに提供する 「レストラン情報配信サービス」、 「銀行情報配信サービス」、 「映画館情報配信サ 一ビス」 等がある。 この各サービスメニューには当該サービスを提供する I pサ —バ 4 2 a内の情報リソースの U R Lが埋め込まれている。 ユーザがこのサービ スメニュー画面上で所望のサービスメニューを選択すると、 次いで、 移動局 1 0 は、 当該サービスメニューに埋め込まれている U R Lにより指定される情報リソ —スにアクセスするようになっている。

B— 1一 4：移動局 1 0の位置の把握

次に、 移動局 1 0の位置を把握する仕組みについて、 図 1 2を参照しながら説 明する。

図 1 2に示す基地局 2 1 A、 2 1 B · · ·、 パケッ卜加入処理装置 2 4の各装 置は、 移動局 1 0から I Pサーバ 4 2 a、 4 2 b · · 'へ向けて送信されるサー ビス要求信号を中継していく過程で、 そのサービス要求信号に対し、 自らの I D を付加するようになっている。 つまり、 サービス要求信号が、 移動局 1 0から送 信された後、 まず、 基地局 2 1 Aに受信されると当該基地局 2 1 Aの基地局 I D が付加され、 次いで、 パケット加入者処理装置 2 4に受信されると当該パケット 加入者処理装置 2 4の P I Dが付加されるようになっている。

その結果、 移動局 1 0から送信された I Pサーバ 4 2 a宛てのサービス要求信 号が移動パケッ卜通信網 2 0内を通ってゲートウェイサーバ 2 7により受信され る際には、 そのサービス要求信号には、 移動局 1 0の移動局 I Dの他、 網内の中 継過程で付加される基地局 I D及び P I Dが含まれている。 従って、 ゲートゥェ ィサーバ 2 7は、 移動局 1 0から送信されるサービス要求信号内の移動局 I D及 ぴ基地局 I Dを参照することにより、 どの移動局 1 0がどの基地局 2 1 Aの無線 ゾーンに在圏しているかを知ることができる。

B - 2 ：動作

次に、 上記構成からなる第 2実施形態の動作について、 図 1 5に示すシーケン ス図を参照して説明する。

まず、 移動局 1 0は、 ユーザによる所定のキー操作に応じて、 ゲートウェイサ ーバ 2 7に対して発呼し、 パケット通信サービスの開始を要求する旨のバケツト 通信開始要求信号を送信する （ステップ S 3 1 )。

ゲートウェイサーバ 2 7は、 移動局 1 0からパケット通信開始要求信号を受信 すると （ステップ S 3 2 )、 それに応じてパケット交換モードとなり、 自身が記憶 している初期メニュー画面データを移動局 1 0に送信する （ステップ S 3 3 )。 移動局 1 0は、 初期メニュー画面データを受信し （ステップ S 3 4 )、 それを解 釈して液晶ディスプレイに初期メニュ一画面を表示し、 ユーザのメニュー選択入 力まで待機する （ステップ S 3 5 )。

次いで、 ユーザが所望の初期メニューを選択すると （ここでは、 ユーザは I P サーバ 4 2 aが提供する 「位置情報配信サービス」 を選択したものとする）、 移動 局 10は、 I Pサ一パ 42 aへのアクセスを要求する I Pサーバアクセス要求信 号を送信する。 この I Pサーバアクセス要求信号には、 選択された初期メニュー に埋め込まれている URL及び移動局 10の移動局 I Dが含まれている （ステツ プ S 36)。

一方、 I Pサーバ 42 aは、 ゲートウェイサーバ 27を介して、 移動局 10か ら送信された I Pサーバアクセス要求信号を受信し （ステップ S 37)、 これに応 じて、 移動局 10に対し自身が記憶しているサービスメニュー画面データを送信 する。 この送信先となる移動局 10は、 I Pサーバアクセス要求信号に含まれる 移動局 I Dによって指定される （ステップ S 38)。

移動局 10は、 ゲートウェイサーバ 27を介して、 上記サービスメニュー画面 データを受信する （ステップ S 39)。 次いで、 移動局 10は、 受信したデータを 解釈して液晶ディスプレイにサービスメニュ一画面を表示し、 ユーザのメニュー 選択入力まで待機する （ステップ S 40)。

次いで、 ュ一ザが所望のサービスメニュー項目を選択すると、 これに応じて、 移動局 10は選択されたサービスの提供を要求するサービス要求信号を送信する。 このサービス要求信号には、 選択されたサービスメニュー項目に埋め込まれてい る URL及び移動局 10の移動局 I Dが含まれている （ステップ S 41)。 ここで は、 ユーザは、 東京駅前に所在しており、 近辺の銀行に関する情報を取得するた めに 「銀行情報配信サービス」 を選択したものとする。

一方、 ゲートウェイサーバ 27は、 移動局 10から送信されたサービス要求信 号を受信する （ステップ S 42)。 次いで、 ゲートウェイサーバ 27は、 サービス 要求信号に付加されている基地局 I D (「BS0006」 とする） を検索キーにして図 14に示す地域コードテーブル 257を検索し、 対応する地域コード 「CODEOOIJ を取得する。 そして、 ゲートウェイサ一パ 27は、 サービス要求信号に付加され ている基地局 ID 「BS0006」 を、取得した地域コード 「CODE001」 に変換する （ス テツプ S 43)。

次に、 ゲートウェイサーバ 27は、 サービス要求信号内の URLにより指定さ れる I Pサーバ 4 2 aの情報リソースに対して、 上記サービス要求信号を送信す る （ステップ S 4 4 )。

一方、 I Pサーバ 4 2 aは、 ゲートウェイサーバ 2 7から送信されたサービス 要求信号を受信する （ステップ S 4 5 )。 次いで、 I Pサーバ 4 2 aは、 サービス 要求信号に含まれる地域コード 「CODE001J を参照して、 その地域コードに対応 する地域の位置関連情報 （即ち、 東京駅前の銀行に関する情報） を図 8に示す位 置関連情報データベース 4 1 aから取得する （ステップ S 4 6 )。

次に、 I Pサーバ 4 2 aは、 取得した位置関連情報を、 サービス要求信号に含 まれる移動局 I Dにより移動局 1 0を指定してゲートウェイサーバ 2 7に送信す る （ステップ S 4 7 )。

移動局 1 0は、 ゲートウェイサーバ 2 7を介して、 上記位置関連情報を受信 - 表示し （ステップ S 4 8 )、 それにより、 ユーザは所期の目的を達成することにな る。

以上説明した第 2実施形態によれば、 以下のような効果が得られる。

移動局 1 0カゝら I Pサーバ 4 2 aに対し送信されるサービス要求信号には、 移 動局 1 0が在圏する無線ゾーンをカバーする基地局 2 1の基地局 I Dが含まれて おり、 この基地局 I Dを用いて移動局の位置を詳細に把握することができるので、 より限定された地域に関する位置関連情報を移動局 1 0のユーザに提供すること が可能となる。

C：変形例

既述のとおり、 本発明は上述した実施形態に限定されず、 以下のような種々の 変形が可能である。 C - 1 ：狭域位置ェリァの形態

実施形態では、 狭域位置登録エリァは 1つの基地局がカバ一する無線ゾーンを 単位とする領域であつたが、 これに限らず、 複数の （例えば 2つの） 基地局が力 バーする無線ゾーンからなる領域を 1つの狭域位置登録エリアとしてもよい。 こ の場合、 この 2つの基地局は、 狭域位置登録エリアに割り当てられた I Dを自己 の無線ゾーン内に報知する。 C一 2 ：狭域位置登録の登録動作の形態

前述した第 1実施形態においては、 移動局 1 0は、 自身が狭域位置登録エリア に在圏していることを、 基地局 2 1から送信される基地局 I Dの受信によって検 知していた。 しかし、 必ずしもこのような形態に限定されるわけではなく、 以下 に説明するような形態であってもよい。

( 1 ) 例えば、 移動局 1 0は、 所定の無線装置から報知される無線信号を受信す ることにより、 自身が狭域位置登録ェリアに在圏していることを検知するように してよい。 具体的には、 狭域位置登録エリア内には、 赤外線等の無線信号を発信 する無線信号発信装置を設置する。 この無線信号装置から発信される無線信号は、 移動局 1 0に狭域位置登録要求信号を送信することを指示するための信号である。 一方、 移動局 1 0は、 上記信号発信装置から発信される無線信号を受信する機 能を備えている。 そして、 移動局 1 0は、 上記無線信号を受信すると基地局 2 1 に対し、 自身の移動局 I Dを含む狭域位置登録要求信号を送信するようになって いる。

基地局 2 1は、 移動局 1 0からの発呼信号を受信すると、 その発呼信号内の移 動局 I Dを検出し、 検出した移動局 I Dと自身の基地局 I Dとをホームメモリ 2 3に送信する。 ホームメモリ 2 3は、 受信した移動局 I Dと基地局 I Dとを、 狭 域位置登録データベース 2 3 2に格納する。

( 2 ) また、 移動局 1 0から送信される発呼信号を用いて狭域位置登録を行って もよい。 具体的には、 ユーザが移動局 1 0を用いて他の移動局や固定電話に電話 をかける場合に、 移動局 1 0から発信される発呼信号に、 移動局 I Dと狭域位置 登録要求の旨を含めておく。 そして、 狭域位置位置登録を行う基地局 2 1がその ような発呼信号を受信すると、 受信した発呼信号内の移動局 I Dを検出し、 検出 した移動局 I Dと自身の基地局 I Dとをホームメモリ 2 3に送信する。 ホームメ モリ 2 3は、 受信した移動局 I Dと基地局 I Dとを狭域位置登録データベース 2 3 2に格納する。 C - 3 ：狭域位置登録の抹消動作の形態

前述した第 1実施形態においては、 狭域位置登録の抹消の動作は、 基地局 I D の受信レベルの低下により行われるものであつたが、 そのような形態に限定され るわけではない。

例えば、 移動局 1 0が I Pサーバ 4 0 aから送信される位置関連情報の受信を 完了した時点で、 狭域位置登録データベース内の当該移動局 1 0に係る狭域位置 登録情報を抹消するようにしてもよい。 具体的には、 移動局 1 0は、 位置関連情 報の受信を完了すると、 基地局 2 1に対し受信完了信号を発信する。 この受信完 了信号には移動局 1 0の移動局 I Dが含まれている。 一方、 基地局 2 1は受信完 了信号を受信すると、 当該信号をホームメモリ 2 3に転送する。 ホームメモリ 2 3は、 受信した当該信号内の移動局 I Dを参照して狭域位置登録データベース内 の狭域位置登録情報を抹消する。

C一 4 ：移動局 1 0の形態

前述の第 1及び第 2実施形態では、 携帯電話機のような移動通信端末を用いる ものであつたが、 それに限定されず、 移動パケット通信網 2 0の基地局 2 1との 間でデータを無線通信する機能を有するものであれば、 例えば P D A (Personal Digi tal Assis tants) やつ "一夕通佰専用の P H S (personal Handyphone System) 等の移動通信端末であってもよい。 C - 5 ： I Pサーバ 4 0 a、 4 0 b · · ·の形態

前述の第 1及び第 2実施形態では、 1 ?サ一バ4 0 、 4 0 b ' · ·は、 イン ターネット 3 0を介してゲートウェイサーバ 2 5に接続されているが、 必ずしも そのような接続の態様に限らない。 例えば、 1 ?サーバ40 &、 40 b - · ·は、 専用線を介してゲートウェイサーバ 25に接続されていたり、 或いは、 移動パケ ット通信網 20の内部に設けられていたりしてもよい。

C一 6 ：デ一夕の記述言語

前述の第 1及び第 2実施形態においては、 ゲートウェイサーバ 25や I Pサー バ 40 a、 40 b - · 'から移動局 10に提供されるデータを HTML形式のも のとしたが、それに限定されるわけではなく、例えば XML (Extensible Markup Language) 等の他の記述言語を用いるものであってもよい。

Claims

請求の範囲

1 . 移動通信網に収容される移動通信端末の位置を登録する位置登録方法におい て、

複数の無線ゾーンからなる位置登録エリァの一部のエリアに対応した無線ゾー ンを形成している 1または複数の特定の基地局の各々が、 自己の無線ゾーンを示 す無線ゾーン情報報知信号を送信するステップと、

前記移動通信端末が、 前記無線ゾーン情報報知信号を受信した場合に、 前記 1 または複数の特定の基地局のうちのひとつの基地局の無線ゾーンへの在圏を検出 前記ひとつの基地局の無線ゾーンへの在圏を検出した移動通信端末が、 位置登 録処理を求める要求信号を前記ひとつの基地局へ送信するステップと、

前記ひとつの基地局が前記要求信号を受信するステップと、

前記移動通信網が、 前記ひとつの基地局が受信した前記要求信号に基づき前記 ひとつの基地局の無線ゾーンへの移動通信端末の在圏情報を生成する位置登録処 理を行うステップと

を具備することを特徴とする位置登録方法。

2 . 請求項 1に記載の位置登録方法において、

前記位置登録処理を行うステップにより生成された在圏情報を抹消するステツ プを具備することを特徴とする位置登録方法。

3 . 請求項 1に記載の位置登録方法において、

前記移動通信端末は、 無線により通話を行う携帯電話機であることを特徴とする 位置登録方法。

4 . 移動通信網に収容される移動通信端末の位置を登録する位置登録方法におい て、

複数の無線ゾーンからなる位置登録エリアの一部のエリアに対応した無線ゾー ンを形成している 1または複数の特定の基地局の各々に設置された無線送信装置 が、 各特定の基地局の無線ゾーンを示す無線ゾーン情報報知信号を送信するステ ップと、

前記移動通信端末が、 前記無線ゾーン情報報知信号を受信した場合に、 前記 1 または複数の特定の基地局のうちのひとつの基地局の無線ゾーンへの在圏を検出 前記ひとつの基地局の無線ゾーンへの在圏を検出した移動通信端末が、 位置登 録処理を求める要求信号を前記ひとつの基地局へ送信するステツプと、

前記ひとつの基地局が前記要求信号を受信するステップと、

前記移動通信網が、 前記ひとつの基地局が受信した前記要求信号に基づき前記 ひとつの基地局の無線ゾーンへの移動通信端末の在圏情報を生成する位置登録処 理を行うステップと

を具備することを特徴とする位置登録方法。

5 . 移動通信網に収容される移動通信端末に対して、 前記移動通信網を介して情 報を配信する情報配信方法において、

複数の無線ゾーンからなる位置登録エリァの一部のエリァに対応した無線ゾー ンを形成している 1または複数の特定の基地局の各々が、 自己の無線ゾーンを示 す無線ゾーン情報報知信号を送信するステップと、

前記移動通信端末が、 前記無線ゾーン情報報知信号を受信した場合に、 前記 1 または複数の特定の基地局のうちのひとつの基地局の無線ゾーンへの在圏を検出 するステップと、

前記ひとつの基地局の無線ゾーンへの在圏を検出した移動通信端末が、 位置登 録処理を求める要求信号を前記ひとつの基地局へ送信するステップと、

前記ひとつの基地局が前記要求信号を受信- 前記移動通信網が、 前記ひとつの基地局が受信した前記要求信号に基づき前記 ひとつの基地局の無線ゾーンへの移動通信端末の在圏情報を生成する位置登録処 理を行うステップと、

情報配信サーバが、 前記位置登録処理によって生成された在圈情報に基づき前 記ひとつの基地局の無線ゾーンに在圏する移動通信端末を指定して情報を配信す を具備することを特徴とする情報配信方法。

6 . 請求項 5に記載の情報配信方法において、

前記位置登録処理を行うステップにより生成された在圏情報を抹消するステツ プを具備することを特徴とする情報配信方法。

7 . 請求項 6記載の情報配信方法において、

前記在圏情報を抹消するステップは、 前記移動通信端末が在圏していた無線ゾ ーンを出た場合に前記在圏情報を抹消することを特徴とする情報配信方法。

8 . 請求項 6記載の情報配信方法において、

前記在圏情報を抹消するステップは、 前記情報を配信するステップによって前 記提供情報の配信が完了した場合に前記在圏情報を抹消することを特徴とする情 報配信方法。

9 . 請求項 5記載の情報配信方法において、

前記無線ゾーン情報報知信号は、 前記 1または複数の特定の基地局の各々を一 意に特定する基地局識別情報を含むことを特徴とする情報配信方法。

1 0 . 請求項 5に記載の情報配信方法において、

前記在圏情報は、 前記ひとつの基地局を一意に特定する基地局の識別情報と、 前 記移動通信端末を一意に特定する端末の識別情報とが関連付けられた情報である ことを特徴とする情報配信方法。

1 1 . 請求項 5に記載の情報配信方法において、

前記移動通信端末は、 無線により通話を行う携帯電話機であることを特徴とする 情報配信方法。

1 2 . 移動通信網に収容される移動通信端末に対して、 前記移動通信網を介して 情報を配信する情報配信方法において、

複数の無線ゾーンからなる位置登録エリァの一部のエリアに対応した無線ゾー ンを形成している 1または複数の特定の基地局の各々に設置された無線送信装置 が、 各特定の基地局の自己の無線ゾーンを示す無線ゾーン情報報知信号を送信す るステップと、

前記移動通信端末が、 前記無線ゾーン情報報知信号を受信した場合に、 前記 1 または複数の特定の基地局のうちのひとつの基地局の無線ゾーンへの在圏を検出 するステップと、

前記ひとつの基地局の無線ゾ一ンへの在圏を検出した移動通信端末が、 位置登 録処理を求める要求信号を前記ひとつの基地局へ送信一

前記ひとつの基地局が前記要求信号を受

.前記移動通信網が、 前記ひとつの基地局が受信した前記要求信号に基づき前記 ひとつの基地局の無線ゾーンへの移動通信端末の在圏情報を生成する位置登録処 理を行うステップと

情報配信サーバが、 前記位置登録処理によって生成された在圏情報に基づき前 記特定の基地局の無線ゾーンに在圏する移動通信端末を指定して情報を配信する

"

を具備することを特徴とする情報配信方法。

1 3 . 移動通信網に収容される移動通信端末に対して、 前記移動通信網を介して 情報を配信する情報配信方法において、

前記移動通信端末が他の通信端末を発呼するための発呼信号を送信するステツ プと、

複数の無線ゾーンからなる位置登録エリァの一部のエリアに対応した無線ゾー ンを形成している 1または複数の特定の基地局のうちのひとつの基地局が前記送 信された発呼信号を受信するステップと、

前記移動通信網が、 前記ひとつの基地局が受信した前記発呼信号に基づき前記 ひとつの基地局の無線ゾーンへの移動通信端末の在圏情報を生成する位置登録処 理を行うステップと、

情報配信サーバが、 前記位置登録処理によって生成された在圏情報に基づき前 記ひとつの基地局の無線ゾーンに在圏する移動通信端末を指定して情報を配信す を具備することを特徴とする情報配信方法。

1 4 . 移動通信網に収容される移動通信端末に対して、 前記移動通信網を介して 情報を配信する情報配信方法において、

前記移動通信端末が自己の識別情報を含む情報配信の要求信号を送信するステ ップと、

前記移動通信端末が在圏する無線ゾーンを形成する基地局が前記要求信号を受 前記要求信号を受信した基地局が前記要求信号に自己の識別情報を付加してこ れを所定の情報配信サーバへ転送するステップと、

前記情報配信サーバが前記要求信号に付加された基地局の識別情報と前記要求 信号に含まれる移動通信端末の識別情報に基づき前記情報配信を要求した移動通 信端末の位置を特定し当該移動通信端末に対して情報を配信する.

を具備することを特徴とする情報配信方法。

1 5 . 請求項 1 4記載の情報配信方法において、

前記要求信号に付加された基地局の識別情報を当該基地局が所在する位置を示 す位置情報に置換するステツプを具備することを特徴とする情報配信方法。

1 6 . 請求項 1 4記載の情報配信方法において、

前記情報配信サーバは、 前記移動通信網の外部に備えられていることを特徴と する情報配信方法。

1 7 . 移動通信端末の在圏情報を生成する位置登録処理を行う移動通信網におい て、

複数の無線ゾーンからなる位置登録エリァの一部のエリァに対応した無線ゾー ンを形成している 1または複数の特定の基地局の各々が、 自己の無線ゾーンを示 す無線ゾーン情報報知信号を送信する信号送信手段と、

前記 1または複数の特定の基地局の各々を介して、 当該 1または複数の特定の 基地局のうちひとつの自己の無線ゾーンを示す無線ゾーン情報報知信号を送信す る信号送信手段と、

前記ひとつの基地局から前記無線ゾーン情報報知信号を受信した移動通信端末 から送信され、 位置登録処理を求める要求信号を前記ひとつの基地局を介して受 信する信号受信手段と、

前記ひとつの基地局が受信した前記要求信号に基づき前記ひとつの基地局の無 線ゾーンへの移動通信端末の在圏情報を生成する位置登録処理を行う位置登録手 段と

を具備することを特徴とする移動通信網。

1 8 . 請求項 1 7に記載の移動通信網において、

前記位置登録手段により生成された在圏情報を抹消する位置登録抹消手段を具 備することを特徴とする移動通信網。

1 9 . 請求項 1 7に記載の移動通信網において、

前記移動通信端末は、 前記無線通信により通話を行う携帯電話機であることを特 徵とする移動通信網。

2 0 . 移動通信端末の在圏情報を生成する位置登録処理を行う移動通信網におい て、

複数の無線ゾーンからなる位置登録エリァの一部のエリアに対応した無線ゾー ンを形成している 1または複数の特定の基地局の各々の無線ゾーンの各々に設置 され、 所定の無線信号を送信する無線送信装置と、

前記送信されている無線信号を受信した移動通信端末から送信され、 位置登録 処理を求める要求信号を前記ひとつの基地局を介して受信する信号受信手段と、 前記ひとつの基地局が受信した前記要求信号に基づき前記ひとつの基地局の無 線ゾーンへの移動通信端末の在圏情報を生成する位置登録処理を行う位置登録手 段と

を具備することを特徴とする移動通信網。

2 1 . 移動通信網に収容される移動通信端末において、

自己の識別情報を記憶するメモリと、

複数の無線ゾーンからなる位置登録エリアの一部のエリアに対応した無線ゾー ンを形成している 1または複数の特定の基地局の各々から送信され、 前記 1また は複数の特定の基地局のうちひとつの基地局の無線ゾーンを示す無線ゾーン情報 報知信号を受信する信号受信手段と、

前記無線ゾーン情報報知信号の受信に応じて、 前記無線ゾーンへの在圏情報を 生成することにより位置登録を行う位置登録処理を求める要求信号に前記記憶さ れている識別情報を含めて前記ひとつの基地局へ送信する信号送信手段と、 を具備することを特徴とする移動通信端末。

2 2 . 請求項 2 1に記載の移動通信端末において、

前記位置登録処理によって生成された在圏情報を抹消することを要求する要求 信号を前記基地局に送信する手段を具備することを特徴とする移動通信端末。

2 3 . 請求項 2 1に記載の移動通信端末において、

無線による通話を行う携帯電話機であることを特徴とする移動通信端末。

2 4. 移動通信網に収容される移動通信端末において、

自己の識別情報を記憶するメモリと、

複数の無線ゾーンからなる位置登録エリァの一部のエリアに対応した無線ゾー ンを形成している 1または複数の特定の基地局各々の無線ゾーン内に設置された 所定の無線信号送信装置から送信され、 当該基地局の自己の無線ゾーンを示す無 線ゾーン情報報知信号を受信する信号受信手段と、

前記無線ゾーン情報報知信号の受信に応じて、 前記無線ゾーンへの在圏情報を 生成することにより位置登録を行う位置登録処理を求める要求信号に前記記憶さ れている識別情報を含めて前記特定の基地局へ送信する信号送信手段と、

を具備することを特徴とする移動通信端末。