JP2001203829A - 移動体通信における発信時選択方式および方法 - Google Patents

移動体通信における発信時選択方式および方法

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JP2001203829A
JP2001203829A JP2000010795A JP2000010795A JP2001203829A JP 2001203829 A JP2001203829 A JP 2001203829A JP 2000010795 A JP2000010795 A JP 2000010795A JP 2000010795 A JP2000010795 A JP 2000010795A JP 2001203829 A JP2001203829 A JP 2001203829A
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JP2000010795A
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Satoshi Hirono
聡 広野
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NEC Yonezawa Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動体通信において、移動体通信端末の現在位
置を認識し、接続先に対応した経済的に理想とする事業
通信者網を自動的に選択すること、または、経済的に理
想とするアクセスポイントを自動的に選択することにあ
る。 【解決手段】移動端末1は、通信先に電話をかける場合
に、通信先の電話番号を基に通信先のエリア識別子を抽
出し、自端末の位置する通信事業者網4,5の基地局4
3のエリア識別子を受信信号から抽出し、通信先のエリ
ア識別子と通信事業者毎の基地局のエリア識別子とから
料金テーブルを検索することにより通信料金の一番安い
通信事業者網を選択し、その通信事業者網を使用して通
信先の電話機2と接続する。また、移動端末は、基地局
のエリア識別子を基地局からの受信信号から抽出し、そ
の基地局のエリア識別子を基に料金テーブルを検索する
ことにより通信料金の一番安いアクセスポイントを選択
し、接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信におけ
る発信時選択方式および方法に関し、特に、複数のアク
セスポイント先から1つを選ぶ発信先、または複数の通
信事業者網から1つを選ぶ通信事業者網での移動体通信
における発信時選択方式および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発信時選択方法として固定電話で
の発信先選択方法があるが、この方法は、発信する電話
番号から自局との距離を想定し、通話料金のより安いル
ートを自動的に選択するLCR機能を利用したものがあ
る。
【0003】また、従来の移動体通信における発信時選
択方法として、インターネット接続業者など複数の接続
先(アクセスポイント)から1つを選ぶアクセスポイン
ト選択方法があるが、その多くは地域毎に設置されてお
り、最寄りの接続先を直接移動体通信端末のパネルから
入力することによりアクセスポイント先を設定する。ま
たは、アクセスポイント選択方法は、移動体通信端末の
場所(現在位置)に関係なく、アクセスポイント先を固
定として毎回同じアクセスポイントを利用するというや
り方である。
【0004】また、従来の移動体通信における発信時選
択方法として、複数の通信事業者網(例えば、PHS網
か携帯網かを選ぶ)から1つを選ぶ通信事業者網選択方
法があるが、この方法は、携帯/PHSのいずれかを優
先モードとして待受し、圏外の場合は他方のモードに自
動的に切り替わる(優先モードの圏内に入ると優先モー
ドに自動的に戻る)というやり方である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】固定電話での通話料金
のより安いルートを自動的に選択するLCR機能におい
ては、移動通信端末が発信しようとするときの現在位置
が定まっていないため、どのルートで接続するのが有利
なのか、判断できないという問題点がある。
【0006】また、アクセスポイント選択方法は、移動
体通信端末の発信する現在位置が決まっていないため、
移動体通信端末の利用者自身がアクセスポイントの接続
先の選択を行わなければならないという問題点がある。
【0007】また、このアクセスポイント選択方法にお
いて、固定したアクセスポイントの電話番号に発信した
場合、遠方だと、料金がかさみ一般的ではないという問
題点がある。
【0008】また、このアクセスポイント選択方法にお
いて、例えば、ある特定の番号にかけた場合に一定料金
をかけるやり方も考えられるが、遠方からかけるという
ことも考えられ、通信事業者は、通信料金を割高に設定
しなければならないという問題点がある。
【0009】また、通信事業者網選択方法は、移動体通
信端末の利用者にとって、通信料を安くするために、ど
の通信事業者網を優先モードにしなければならないか、
移動する度毎に、マニュアルで調査し、優先モードを設
定し直すという複雑な手順を行わなければならないとい
う問題点がある。
【0010】本発明の目的は、上記問題点を鑑み、移動
体通信において、移動体通信端末の現在位置を認識し、
接続先に対応した経済的に理想とする事業通信者網を自
動的に選択することにある。
【0011】また、本発明の目的は、移動体通信におい
て、移動体通信端末の現在位置を認識し、経済的に理想
とするアクセスポイントを自動的に選択することにあ
る。
【0012】すなわち、本発明は、移動体ネットワーク
の原理であるゾーン(セルまたはエリアとも言う)の位
置情報、および移動体ネットワークから提供される位置
情報を利用し、移動端末の現在位置を明らかにして、も
っとも通信コストが安い接続先または接続ルートを自動
的に決定することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の移動体通信における発信時選択方式は、
識別のできるエリア識別子を付与した複数の基地局を有
する複数の通信事業者網と、前記基地局の無線通信の送
受信のカバー範囲であるエリアをまたがって移動し前記
複数の通信事業者網を介して公衆電話網への通信を行う
移動端末とを備える移動体通信における発信時選択方式
において、前記移動端末は、前記基地局のエリア識別子
毎に各通信先のエリア識別子に対応した通信料金を登録
した料金テーブルを通信事業者網毎に記憶部に備え、通
信先に電話をかける場合に、通信先の電話番号を基に通
信先のエリア識別子を抽出する第1の抽出手段と、自端
末の位置する前記通信事業者網毎の基地局のエリア識別
子を基地局からの受信信号から抽出する第2の抽出手段
と、前記第1の抽出手段による前記通信先のエリア識別
子と前記第2の抽出手段による前記通信事業者毎の前記
基地局のエリア識別子とから前記料金テーブルを検索す
ることにより通信料金の一番安い通信事業者網を選択す
る選択手段と、前記選択手段により選択した通信事業者
網を使用して前記通信先と接続する接続手段とを有する
ことを特徴としている。
【0014】また、本発明の移動体通信における発信時
選択方式は、複数の基地局を有する通信事業者網と、前
記基地局の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリア
をまたがって移動し前記通信事業者網を介して公衆電話
網への通信を行う移動端末とを備え、前記移動端末が前
記アクセスポイントを介して複数のVANサービスその
他の広域ネットワークにアクセスする移動体通信におけ
る発信時選択方式において、前記移動端末は、前記各ア
クセスポイントの位置情報毎に対応したアクセスポイン
トの電話番号を登録したエリアテーブルを記憶部に備
え、自端末の位置する基地局の位置情報を取得する取得
手段と、前記取得手段により得た前記基地局の位置情報
と前記エリアテーブルの位置情報とを用いて前記エリア
テーブルを検索することによりアクセスポイントの電話
番号を選択する選択手段と、前記選択手段により選択し
た電話番号を使用してアクセスポイント先と接続する接
続手段とを有することを特徴としている。
【0015】また、本発明の移動体通信における発信時
選択方式は、識別のできるエリア識別子を付与した複数
の基地局を有する通信事業者網と、前記基地局の無線通
信の送受信のカバー範囲であるエリアをまたがって移動
し前記通信事業者網を介して公衆電話網への通信を行う
移動端末と、前記公衆網に接続された複数のアクセスポ
イントとを備え、前記移動端末が前記アクセスポイント
を介して複数のVANサービスその他の広域ネットワー
クにアクセスする移動体通信における発信時選択方式に
おいて、前記移動端末は、前記基地局のエリア識別子毎
に各アクセスポイントのエリア識別子に対応した通信料
金を登録した料金テーブルを記憶部に備え、自端末の位
置する前記基地局のエリア識別子を基地局からの受信信
号から抽出する抽出手段と、前記抽出手段により得た前
記基地局のエリア識別子を基に前記料金テーブルを検索
することにより通信料金の一番安いアクセスポイントを
選択する選択手段と、前記選択手段により選択したアク
セスポイントと接続する接続手段とを有することを特徴
としている。
【0016】また、本発明の移動体通信における発信時
選択方法は、識別のできるエリア識別子を付与した複数
の基地局を有する複数の通信事業者網と、前記基地局の
無線通信の送受信のカバー範囲であるエリアをまたがっ
て移動し前記複数の通信事業者網を介して公衆電話網へ
の通信を行う移動端末とを用いた移動体通信における発
信時選択方法であって、前記移動端末は、通信事業者網
毎にあって前記基地局のエリア識別子毎に各通信先のエ
リア番号に対応した通信料金を登録した料金テーブル
と、自装置の位置する基地局のエリア識別子を登録する
位置登録エリアとを記憶部に準備し、前記基地局が送信
する自局のエリア識別子を受信するとそのエリア識別子
を前記位置登録エリアに登録し、通信先に電話をかける
場合に、通信先の電話番号から通信先のエリア識別子に
変換し、前記位置登録エリアからエリア識別子を読み出
し、前記位置登録エリアから読み出したエリア識別子と
前記通信事業者毎の位置登録エリアから読み出したそれ
ぞれのエリア識別子とを基に前記通信事業者網毎の料金
テーブルを検索することにより前記通信事業者網毎の通
信料金を抽出し、前記通信事業者網毎に抽出した通信料
金の中で通信料金の一番安い通信事業者網を選択し、選
択した通信事業者網を使用して前記通信先と接続するこ
とを特徴としている。
【0017】また、本発明の移動体通信における発信時
選択方法は、識別のできるエリア識別子を付与した複数
の基地局を有する複数の通信事業者網と、前記基地局の
無線通信の送受信のカバー範囲であるエリアをまたがっ
て移動し前記複数の通信事業者網を介して公衆電話網へ
の通信を行う移動端末とを用いた移動体通信における発
信時選択方法であって、前記移動端末は、通信事業者網
毎にあって発信元のエリア識別子毎に各通信先のエリア
番号に対応した通信料金を登録した料金テーブルを記憶
部に準備し、前記基地局が送信する自局のエリア識別子
を受信するとそのエリア識別子を前記登録エリアに登録
し、通信先に電話をかける場合に、通信先の電話番号か
ら通信先のエリア識別子に変換し、前記基地局から入っ
てくる信号を基に送受信のできる範囲かどうか判断し、
圏内であれば受信信号の中から前記基地局のエリア識別
子を取り出し、前記受信信号から取り出したエリア識別
子と前記通信事業者毎の位置登録エリアから読み出した
それぞれのエリア識別子とを基に前記通信事業者網毎の
料金テーブルを検索することにより前記通信事業者網毎
の通信料金を抽出し、前記通信事業者網毎に抽出した通
信料金の中で通信料金の一番安い通信事業者網を選択
し、選択した通信事業者網を使用して前記通信先と接続
することを特徴としている。
【0018】また、本発明の移動体通信における発信時
選択方法は、複数の基地局を有する通信事業者網と、前
記基地局の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリア
をまたがって移動し前記通信事業者網を介して公衆電話
網への通信を行う移動端末と、前記公衆網に接続された
複数のアクセスポイントとを用いた移動体通信における
発信時選択方法であって、前記移動端末は、各アクセス
ポイントの位置情報(経度および緯度)毎に対応したア
クセスポイントの電話番号を登録したエリアテーブルと
を記憶部に準備し、自端末のパネルから特定コマンドを
入力すると、前記基地局から入ってくる信号を基に送受
信のできる範囲かどうか判断し、圏内であれば受信信号
の中から前記基地局の位置情報(経度および緯度)を取
り出し、前記受信信号から取り出した位置情報と前記エ
リアテーブルの位置情報とから算出した距離の一番小さ
い位置情報(経度、緯度)を基に前記エリアテーブルを
検索することによりアクセスポイントの電話番号を選択
し、選択した通信事業者網を使用して前記アクセスポイ
ントと接続することを特徴としている。
【0019】また、本発明の移動体通信における発信時
選択方法は、複数の基地局を有する通信事業者網と、前
記基地局の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリア
をまたがって移動し前記通信事業者網を介して公衆電話
網への通信を行う移動端末と、前記公衆網に接続された
複数のアクセスポイントとを用いた移動体通信における
発信時選択方法であって、前記移動端末は、各アクセス
ポイントの位置情報(経度および緯度)毎に対応したア
クセスポイントの電話番号を登録したエリアテーブルと
を記憶部に準備し、自端末のパネルから特定のコマンド
を入力すると、前記通信事業者網に自端末の位置する基
地局の位置情報(経度および緯度)の要求を行い、前記
通信事業者網から受信した受信信号の中から前記基地局
の位置情報を取り出し、前記受信信号から取り出した位
置情報と前記エリアテーブルの位置情報とから算出した
距離の一番小さい位置情報を基に前記エリアテーブルを
検索することによりアクセスポイントの電話番号を選択
し、選択した通信事業者網を使用して前記アクセスポイ
ントと接続することを特徴としている。
【0020】また、本発明の移動体通信における発信時
選択方法は、複数の基地局を有する通信事業者網と、前
記基地局の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリア
をまたがって移動し前記通信事業者網を介して公衆電話
網への通信を行う移動端末と、前記公衆網に接続された
複数のアクセスポイントとを用いた移動体通信における
発信時選択方法であって、前記移動端末は、前記基地局
のエリア識別子毎に各アクセスポイントのエリア識別子
に対応した通信料金を登録した料金テーブルと、各アク
セスポイントのエリア識別子毎に対応した電話番号を登
録したエリアテーブルと、自装置の位置する基地局のエ
リア識別子を登録する位置登録エリアとを記憶部に準備
し、前記基地局が送信する自局のエリア識別子を受信す
るとそのエリア識別子を前記登録エリアに登録し、自端
末のパネルから特定のコマンドを入力すると、前記位置
登録エリアからエリア識別子を読み出し、前記位置登録
エリアから読み出したエリア識別子を基に前記料金テー
ブルから通信料金の一番安いアクセスポイントのエリア
識別子を抽出し、前記料金テーブルから抽出したエリア
識別子を基に前記エリアテーブルを検索することにより
アクセスポイントの電話番号を選択し、選択した通信事
業者網を使用して前記アクセスポイントと接続すること
を特徴としている。
【0021】また、本発明の移動体通信における発信時
選択方法は、複数の基地局を有する通信事業者網と、前
記基地局の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリア
をまたがって移動し前記通信事業者網を介して公衆電話
網への通信を行う移動端末と、前記公衆網に接続された
複数のアクセスポイントとを用いた移動体通信における
発信時選択方法であって、前記移動端末は、発信元のエ
リア識別子毎に各アクセスポイントのエリア識別子に対
応した通信料金を登録した料金テーブルと、各アクセス
ポイントエリアのエリア識別子毎に対応した電話番号を
登録したエリアテーブルとを記憶部に準備し、自端末の
パネルから特定のコマンドを入力すると、前記基地局か
ら入ってくる信号を基に送受信のできる範囲かどうか判
断し、圏内であれば受信信号の中から前記基地局のエリ
ア識別子を取り出し、前記受信信号から取り出したエリ
ア識別子を基に前記料金テーブルから通信料金の一番安
いアクセスポイントのエリア識別子を抽出し、前記料金
テーブルから抽出したエリア識別子を基に前記エリアテ
ーブルを検索することによりアクセスポイントの電話番
号を選択し、選択した通信事業者網を使用して前記アク
セスポイントと接続することを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。図1を参照すると、
本発明の第1の実施の形態は、通信事業者が無線により
サービスを行っている通信事業者網4,5と、通信事業
者網4のサービスのできる複数のエリア7と、通信事業
者網5のサービスのできる複数のエリア8と、複数の固
定電話機をサービスするエリア9(例えば、電話番号の
局番に相当)と、公衆電話網100とから構成される。
【0023】通信事業者網4は、各エリア7内での移動
端末1(移動体通信端末)の無線通信の送受信をカバー
する複数の基地局43と、複数の基地局43(移動局)
を統制する複数の統制局42と、複数の統制局42を管
理する制御局41とから構成される。
【0024】通信事業者網5は、各エリア8内での移動
端末1の無線通信の送受信をカバーする複数の基地局5
3と、複数の基地局53を統制する複数の統制局52
と、複数の統制局52を管理する制御局51とから構成
される。
【0025】エリア7は、通信事業者網4の基地局43
の通信エリア(ゾーン)である(例えば、エリア7−A
1は、基地局43−A1の通信エリア内にある)ことを
示す。なお、A1,A2,・・・は、基地局43の識別
子(エリア番号またはエリア識別子)を示す。
【0026】エリア8は、通信事業者網5の基地局53
の通信エリア(ゾーン)である(例えば、エリア8−B
1は、基地局53−B1の通信エリア内にある)ことを
示す。なお、B1,B2,・・・は、基地局43の識別
子(エリア番号またはエリア識別子)を示す。
【0027】エリア7−A1およびエリア8−B1は、
通信事業者網4と通信事業者網5の両方をサポートした
網を使用して通話先と通信できる移動端末1を含んでお
り、エリア9は、固定電話機である電話機2を含んでい
る。
【0028】図2を参照すると、移動端末1は、無線部
11と、図示していないプロセッサによりプログラム制
御の動作を行う情報処理部12と、記憶部13と、発信
部14とから構成される。
【0029】無線部11は、基地局43または53から
送出された信号を受信する。ここでは、高周波信号の選
択、周波数変換を行い、復調してベースバンド信号に変
換する。
【0030】この記憶部13は、エリアの位置情報とそ
の位置に最適な発信先を結びつけたエリアテーブルと、
その位置に対応した料金テーブルと、現在位置を示す位
置登録エリアとを含んでいる。エリアテーブルと料金テ
ーブルはあらかじめ、作成されている。
【0031】図3を参照すると、エリアテーブルは、発
信先の電話番号の頭(例えば、市外局番)毎に対応した
エリア番号を記憶しており、あらかじめ設定されてい
る。この場合、市外局番をエリアに対応させた場合は、
このエリアテーブルを設ける必要はない。なお、このエ
リアテーブルで使用されるエリア番号とは、各エリア
(交換機の配下にあるエリア)の識別ができるように振
り分けられたエリアの識別番号である。
【0032】料金テーブルは、通信事業者網毎に存在
し、例では、通信事業者網4の料金テーブルと、通信事
業者網5の料金テーブルが存在する。図4を参照する
と、通信事業者網4および5の料金テーブルは、移動端
末1自身の現在位置のエリア番号毎に各通話先のエリア
番号に対応した料金が記憶されている。なお、移動端末
1自身の現在位置のエリア番号とは、移動端末1の位置
する基地局のエリア番号である。また、通話先のエリア
番号とは、図3で使用されるエリア番号に対応する。
【0033】また、各通信事業者の料金テーブルは、通
信事業者で準備しており、制御局から統制局および基地
局を介して、移動端末1にダウンロード(記憶部33に
ロードされる)される。なお、料金テーブルは、パソコ
ン等の情報処理装置から直接携帯端末3にロードされて
も良い。
【0034】位置登録エリアは、通信事業者網毎に存在
し、例では、通信事業者網4における現在位置のエリア
番号(位置情報)と、通信事業者5における現在位置の
エリア番号(位置情報)とが格納されている。
【0035】情報処理部12は、基地局43または53
から報知される位置情報(エリア番号)を受信し、記憶
部13に記憶されている位置登録エリアの内容と異なる
場合は、書き換える。更に、情報処理部12は、移動端
末1の位置をカバーする基地局43または53に無線部
11を介して位置登録信号を送出する。
【0036】次に、図1〜図5を用いて本発明の第1の
実施の形態の動作について説明する。通信事業者網4の
基地局43および通信事業者網5の基地局53は、一定
の割合で、基地局自身の位置情報を発信している。一
方、移動端末1の情報処理部12は、一定間隔の割合
で、事業通信者網4と通信者事業者網5とからの位置情
報の受信を監視している。
【0037】今、移動端末1は、あるエリア(ゾーン)
から図1のエリア7−A1に移動したとする。すると、
情報処理部12は、基地局4−A1からの位置情報(A
1)を無線部11を介して受信すると、受信したエリア
番号「A1」と記憶部13の位置登録エリアの内容とを
比較する。この場合、違っているため、情報処理部12
は、通信事業者網4の位置登録エリアの内容をエリア番
号「A1」に書き換える。更に、情報処理部12は、基
地局5−B1からの位置情報(B1)を無線部11を介
して受信すると、通信エリアが変わっているので通信事
業者網4と同じように、通信事業者網5の位置登録エリ
アの内容をエリア番号「B1」に書き換える。
【0038】移動端末1がエリア番号「A1」にあると
きに、移動端末1の使用者が電話機2にかけるとする
と、携帯端末1の情報処理部12は、入力されたダイヤ
ルから記憶部13にあるエリアテーブルを検索し、エリ
ア番号「C1」を抽出する(図5のステップS1,S
2)。更に、情報処理部12は、記憶部13の位置登録
エリアから通信事業者網4と通信事業者網5のそれぞれ
の現在位置のエリア番号「A1」と「B1」を読み出す
(ステップS3)。更に、情報処理部12は、読み出し
たエリア番号「A1」と抽出したエリア番号「C1」と
から記憶部13の通信事業者網4の料金テーブル(図
4)を検索することにより料金「20」を抽出すると共
に、読み出したエリア番号「B1」と抽出したエリア番
号「C1」とから記憶部13の通信事業者網5の料金テ
ーブル(図4)を検索することにより料金「30」を抽
出する(ステップS4)。更に、情報処理部12は、抽
出した通信者事業者網4の料金と通信者事業者網5の料
金との比較を行い、安い料金の方である通信事業者網4
を選択する(ステップS5)。更に、情報処理部12
は、発信部14に通信事業者網4の周波数帯域で通話が
できるように指示し、ダイヤルされた電話機2に発信部
14および無線部11を介して発呼する。すると、移動
端末1は、基地局43−A1、統制局42,制御局4
1、および公衆電話網6を介して電話機2と接続され
る。これにより、携帯端末1の使用者と電話機2の使用
者との間でパスが張られたことになり、通話が行われ
る。やがて通話が終わると、電話は切断され、情報処理
部12は一連の処理を終了する(ステップS6,S7,
S8)。
【0039】なお、ステップS3の処理で位置登録エリ
アから現在位置のエリア番号を読み出すようにしたが、
情報処理部12が、無線部11に入ってくる信号を基に
送受信のできる圏内かどうか判断し、圏内であれば受信
信号の中から現在位置のエリア番号を取り出すようにし
ても良い。
【0040】このようにして、移動端末1からの発信時
に、移動端末1の場所(位置情報)に合った安い料金の
通信事業者網を選択することができる。
【0041】なお、通信事業者網を2つとして説明した
が、3以上の通信事業者網に関しても、通信事業者網に
対応した料金テーブルを準備すれば良く、容易に実現で
きることは言うまでもない。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。図6を参照すると、本発明の
第2の実施の形態は、通信事業者が無線によりサービス
を行っている通信事業者網4と、通信事業者網4のサー
ビスのできる複数のエリア7と、地域ごとに通信先のア
クセスポイントを有する複数のエリア9と、公衆電話網
100とから構成される。
【0043】通信事業者網4は、各エリア7内での移動
端末3(移動体通信端末)の無線通信の送受信をカバー
する複数の基地局43と、複数の基地局43を統制する
複数の統制局42(移動局)と、複数の統制局42を管
理する制御局41とから構成される。なお、基地局43
は、自分の位置情報を一定の間隔で信号に乗せて送り続
けている。
【0044】エリア7は、通信事業者網4の基地局43
の通信エリア(ゾーン)である(例えば、エリア7−A
1は、基地局43−A1の通信エリア内にある)ことを
示す。なお、A1,A2,・・・は、基地局43の識別
子(エリア番号またはエリア識別子)を示す。
【0045】エリア7−A1は、通信事業者網4をサポ
ートした網を使用して通話先と通信できる移動端末3を
含んでおり、エリア9は、アクセスポイント6を含んで
いる。なお、この場合のアクセスポイント6は、例え
ば、インターネットのサービスを行っているインターネ
ットサービスプロバイダ(以降、略してプロバイダと称
す)が電話代および負荷がかからないように各地域毎に
持っているアクセスポイントを示す。
【0046】従って、移動端末3は、このプロバイダの
アクセスポイントを介して、複数のVANサーバービス
等を行っている広域ネットワーク(プロバイダでの電子
メールおよび情報サービスも含む)にアクセスできるこ
とになる。
【0047】図7を参照すると、移動端末3は、無線部
31と、図示していないプロセッサによりプログラム制
御の動作を行う情報処理部32と、記憶部33と、発信
部34と、パネル部35とから構成される。
【0048】無線部31は、基地局43から送出された
信号を受信する。ここでは高周波信号の選択、周波数変
換を行い、復調してベースバンド信号に変換する。
【0049】この記憶部33は、エリアの位置情報とそ
の位置に最適な発信先を結びつけたエリアテーブルと、
現在位置を示す位置登録エリアとを有している。エリア
テーブルと料金テーブルはあらかじめ、書き込んでお
く。
【0050】パネル部35は、メニューキーを含む各種
キーと、表示部があり、移動端末3の使用者が、電話を
かけるとき、電話を受けるとき、情報を登録するとき等
にキー操作することにより使用する。
【0051】図8を参照すると、アクセスポイントエリ
アテーブルは、基地局43の位置情報を示す経度および
緯度毎に、場所、電話番号が登録されている。このアク
セスポイントテーブルは、プロバイダである業者で準備
しており、プロバイダからアクセスポイント6、公衆電
話網100,および通信事業網4を通じて、携帯端末3
にダウンロードされる。なお、アクセスポイントテーブ
ルは、パソコン等の情報処理装置から直接移動端末3に
ロードされても良い。
【0052】情報処理部32は、一定間隔の割合で基地
局43から報知される位置情報(経度、緯度)を無線部
31を介して受信し(受信信号の中から位置情報を取り
出す)、記憶部33に記憶されている位置登録エリアの
内容と異なる場合は、書き換える。すなわち、位置登録
エリアには、移動端末3の位置する基地局43のエリア
番号が登録されることになる。更に、情報処理部32
は、携帯端末3の位置にある基地局43に無線部31を
介して位置登録信号を送出する。この位置情報を基に、
情報処理部32が記憶装置33の内容を検索することに
より、最適な発信先を選択することが出来る。選択した
発信先情報を発信装置34に送り、ダイヤルを行う。こ
のダイヤル情報はベースバンド信号の決められたフォー
マットの中に埋め込まれ、無線部31で変調および周波
数変換を行い、高周波信号として基地局に送出すること
で発信を行う。
【0053】次に、図6〜図9を用いて本発明の第2の
実施の形態の動作の説明を行う。今、移動端末3からプ
ロバイダのアクセスポイントを介して、ホームページの
あるWEB(情報サービスを行うサーバ)をアクセスす
るとする。移動端末3の使用者がパネル部35からメニ
ューキーを押すと、移動端末3の情報処理部32に割り
込みが発生する。すると、情報処理部32は、パネル部
35にメニュー画面を表示し、そのメニュー画面に従っ
て、該当する項目を選ぶというユーザインタフェースを
使ったパネル操作(アクセス先のホームページのURL
アドレスを入力するまでの処理)を行う。この場合、画
面に表示される項目は、例えば、「ホームページ呼び出
し」になっている(図9のステップS11)。使用者が
この項目を選択すると、情報処理部32は、プロバイダ
のアクセスポイントに接続する指示であると判断するこ
とになる。
【0054】更に、情報処理部32は、無線部31に入
ってくる信号を基に送受信のできる圏内かどうか判断
し、圏外であればパネル部35の表示部にエラーメッセ
ージ表示を行って終了するが、移動端末3は、エリア7
−A1内にいるため、電波を受信することができる。受
信信号の中から位置情報(経度、緯度)を取り出し、取
り出した位置情報を基に記憶装置33のアクセスポイン
トテーブル(図8)を検索する。この場合、例えば、情
報処理部32が、緯度の差および経度の差の値の合計
が、一番小さい電話番号を得る(ステップS12,S1
3,S14)。
【0055】情報処理部32が電話番号を得ると、情報
処理部32が、発呼処理(この場合電話番号を送る)を
行うことにより、移動端末3がアクセスポイント6に接
続され、移動端末3,基地局43−A1,統制局42,
制御局41,公衆回線網100、およびアクセスポイン
ト6を経路とする通信パスが張られる(ステップS1
6)。やがて、WEBへのアクセス処理が終了すると、
パスが切断され、情報処理部32は一連の処理を終了す
る(ステップS17)。
【0056】なお、ステップS12およびS13の処理
で、パネル部35からの割り込みによって、基地局43
から送られてくる受信信号から位置情報を収集するよう
にしたが、既に、格納されている記憶部33の位置情報
登録エリアから位置情報を読み出しても良い。
【0057】また、ステップS12およびS13の処理
で、パネル部35からの割り込みによって、基地局43
から送られてくる受信信号から位置情報を収集するよう
にしたが、ステップS13の処理を次のようにしても良
い。すなわち、通信事業網4に対して、移動端末は、移
動端末3自身の位置する基地局43の位置情報取得要求
を送出する。すると、位置情報取得要求を受信した制御
局41は、基地局43−A1の位置情報をあらかじめ管
理されているデータベース[例えば、制御局が有してい
る磁気ディスクにデータベースとして全基地局の位置情
報(経度、緯度)を格納]から読み出し、読み出した位
置情報(経度、緯度)を移動端末3に返信する。移動端
末3は、返信信号の中から位置情報(経度、緯度)を取
り出す。従って、このような処理でステップS13の処
理を行う場合、基地局43が定期的に発信される位置情
報には、経度および緯度の情報が含まれていなくても良
い。
【0058】以上、第2の実施の形態で説明したよう
に、移動体通信においても最適な発信先を自動的に選択
し、発信を行うことが可能となる。
【0059】次に、本発明の第3の実施の形態について
図面を参照して説明する。本発明の第3の実施の形態の
システムブロック図および移動端末のブロック図は、本
発明の第2の実施の形態で使用した図6および図7と同
じであり、情報処理部32のプログラム制御による動作
と、記憶部33に格納される情報の点が違う。従って、
第2の実施の形態と食い違うところだけ説明する。
【0060】この記憶部33は、現在位置のエリア番号
とアクセスポイントのエリア番号との関係を料金で示し
たアクセスポイント料金テーブルと、アクセスポイント
のエリア番号から発信先のアクセスポイントの電話番号
を結びつけたアクセスポイントエリアテーブルと、現在
位置を示す位置登録エリアとを有している。アクセスポ
イントエリアテーブルとアクセスポイント料金テーブル
はあらかじめ、書き込んでおく。
【0061】図10を参照すると、アクセスポイントエ
リアテーブルは、位置情報を示すエリア番号毎に、場
所、電話番号が登録されている。なお、エリア番号は、
市外局番を表しており、移動端末の使用者が、パネル部
35からアクセスポイントの電話番号を入力したとき
に、情報処理部12がプログラム制御により自動的にエ
リア番号が割り付けられる。
【0062】図11を参照すると、アクセスポイント料
金テーブルは、現在位置のエリア番号に対応してアクセ
スポイントのエリア番号毎に料金が登録されている。な
お、アクセスポイントのエリア番号は、図10のエリア
番号に対応しており、市外局番を表している。アクセス
ポイント料金テーブルの基になる料金テーブル(形式
は、図11と同じであるが、全国のエリアを含んでい
る)は、通信事業者で準備しており、制御局41から統
制局42および基地局43を介して、移動端末3にダウ
ンロード(記憶部33にロードされる)される。また、
アクセスポイント料金テーブルの基になる料金テーブル
は、パソコン等の情報処理装置から直接携帯端末3にロ
ードされても良い。なお、移動端末3の現在位置のエリ
ア番号とは、移動端末3の位置する基地局43のエリア
番号である。このアクセスポイント料金テーブルは、ア
クセスポイントエリアテーブルが作成されたときに、情
報処理部32が、プログラム制御により、対象となるア
クセスポイントのエリア番号を拾い上げて作成するか、
または、料金テーブルが更新されたときに、情報処理部
32が、プログラム制御により、対象となるアクセスポ
イントのエリアを拾い上げて作成する。
【0063】情報処理部32は、一定間隔の割合で基地
局43から報知される位置情報(エリア番号)を無線部
31を介して受信し(受信信号の中から位置情報を取り
出す)、記憶部33に記憶されている位置登録エリアの
内容と異なる場合は、書き換える。更に、情報処理部3
2は、携帯端末3の位置にある基地局43に無線部31
を介して位置登録信号を送出する。この位置情報を基
に、情報処理部32が記憶装置33の内容を検索するこ
とにより、最適な発信先を選択することが出来る。選択
した発信先情報を発信装置34に送り、ダイヤルを行
う。このダイヤル情報はベースバンド信号の決められた
フォーマットの中に埋め込まれ、無線部31で変調およ
び周波数変換を行い、高周波信号として基地局に送出す
ることで発信を行う。
【0064】次に、図6,7,10〜12を用いて本発
明の第3の実施の形態の動作の説明を行う。今、移動端
末3からプロバイダのアクセスポイントを介して、ホー
ムページのあるWEB(情報サービスを行うサーバ)を
アクセスするとする。移動端末3の使用者がパネル部3
5からメニューキーを押すと、移動端末3の情報処理部
32に割り込みが発生する。すると、情報処理部32
は、パネル部35にメニュー画面を表示し、そのメニュ
ー画面に従って、該当する項目を選ぶというユーザイン
タフェースを使ったパネル操作(アクセス先のホームペ
ージのURLアドレスを入力するまでの処理)を行う。
この場合、画面に表示される項目は、例えば、「ホーム
ページ呼び出し」になっている(図12のステップS2
1)。使用者がこの項目を選択すると、情報処理部32
は、プロバイダのアクセスポイントに接続する指示であ
ると判断することになる。
【0065】次に情報処理部32は、記憶部33の位置
登録エリアから現在のエリア番号を読み出す。移動端末
3は、読み出した現在位置のエリア番号を基に、記憶部
33のアクセスポイント料金テーブル(図11)を検索
し、一番安い送信先のエリア番号を抽出する(ステップ
S22,23)。
【0066】次に情報処理部32は、抽出した送信先の
エリア番号を基に、記憶部33のアクセスポイントエリ
アテーブル(図10)を検索し、アクセスポイントの電
話番号を抽出する(ステップS24)。
【0067】情報処理部32が電話番号を得ると、情報
処理部32が発呼処理(この場合電話番号を送る)を行
うことにより、移動端末3がアクセスポイント6に接続
され、移動端末3,基地局43−A1,統制局42,制
御局41,公衆回線網100、およびアクセスポイント
6を経路とする通信パスが張られる(ステップS25,
S26)。やがて、WEBへのアクセス処理が終了する
と、パスが切断され、情報処理部32は一連の処理を終
了する(ステップS27)。
【0068】なお、ステップS22の処理で位置登録エ
リアから現在位置のエリア番号を読み出すようにした
が、情報処理部32が、無線部31に入ってくる信号を
基に送受信のできる圏内かどうか判断し、圏内であれば
受信信号の中から現在位置のエリア番号を取り出すよう
にしても良い。
【0069】以上、第3の実施の形態で説明したよう
に、移動体通信においても最適な発信先を自動的に選択
し、発信を行うことが可能となる。
【0070】なお、第1および第2の実施の形態の組合
せによる構成または、第1および第3の実施の形態の組
合せによる構成をしたとしても、本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、移動端
末から通信先に電話をかける場合に、移動端末自身の位
置する基地局のエリア識別子を認識し、料金テーブルを
検索することにより通信事業者網を選択するようにして
いるため、通信費用がもっとも安値になるような通信事
業者網を自動的に選択することができ、通信コストの低
減化が図れるという効果がある。
【0072】また、本発明は、移動端末からアクセスポ
イントを介した相手先と通信を行う場合に、移動端末自
身の位置する基地局のエリア識別子を認識し、料金テー
ブルまたはエリアテーブルを検索することによりアクセ
スポイント先の電話番号を選択するようにしているた
め、通信費用がもっとも安値になるようにアクセスポイ
ントを自動的に選択することができ、通信コストの低減
化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すシステムのブ
ロック図である。
【図2】図1の移動端末の詳細を示すブロック図であ
る。
【図3】図2の記憶部に格納されるエリアテーブルであ
る。
【図4】図2の記憶部に格納される各通信事業者網の料
金テーブルである。
【図5】図1の移動端末が通話先に電話をかけたときの
図2の情報処理部の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2および第3の実施の形態を示すシ
ステムのブロック図である。
【図7】本発明の第1および第2の実施の形態における
図7の移動端末の詳細を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における図7の記憶
部に格納されるアクセスポイントのエリアテーブルであ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態における図7の移動
端末がアクセスポイントを中継した呼び出しを行う場合
の情報処理部の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態における図7の記
憶部に格納されるアクセスポイントのエリアテーブルで
ある。
【図11】本発明の第3の実施の形態における図7の記
憶部に格納されるアクセスポイント接続時のアクセスポ
イント料金テーブルである。
【図12】本発明の第3の実施の形態における図7の移
動端末がアクセスポイントを中継した呼び出しを行う場
合の情報処理部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,3 移動端末 2 電話機 4,5 通信事業者網 6 アクセスポイント 7,8,9 エリア 11,31 無線部 12,32 情報処理部 13,33 記憶部 14,34 発信部 35 パネル部 41,51 制御局 42,52 統制局 43,53 基地局 100 公衆電話網

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別のできるエリア識別子を付与した複
    数の基地局を有する複数の通信事業者網と、前記基地局
    の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリアをまたが
    って移動し前記複数の通信事業者網を介して公衆電話網
    への通信を行う移動端末とを備える移動体通信における
    発信時選択方式において、前記移動端末は、前記基地局
    のエリア識別子毎に各通信先のエリア識別子に対応した
    通信料金を登録した料金テーブルを通信事業者網毎に記
    憶部に備え、通信先に電話をかける場合に、通信先の電
    話番号を基に通信先のエリア識別子を抽出する第1の抽
    出手段と、自端末の位置する前記通信事業者網毎の基地
    局のエリア識別子を基地局からの受信信号から抽出する
    第2の抽出手段と、前記第1の抽出手段による前記通信
    先のエリア識別子と前記第2の抽出手段による前記通信
    事業者毎の前記基地局のエリア識別子とから前記料金テ
    ーブルを検索することにより通信料金の一番安い通信事
    業者網を選択する選択手段と、前記選択手段により選択
    した通信事業者網を使用して前記通信先と接続する接続
    手段とを有することを特徴とする移動体通信における発
    信時選択方式。
  2. 【請求項2】 複数の基地局を有する通信事業者網と、
    前記基地局の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリ
    アをまたがって移動し前記通信事業者網を介して公衆電
    話網への通信を行う移動端末とを備え、前記移動端末が
    前記アクセスポイントを介して複数のVANサービスそ
    の他の広域ネットワークにアクセスする移動体通信にお
    ける発信時選択方式において、前記移動端末は、前記各
    アクセスポイントの位置情報毎に対応したアクセスポイ
    ントの電話番号を登録したエリアテーブルを記憶部に備
    え、自端末の位置する基地局の位置情報を取得する取得
    手段と、前記取得手段により得た前記基地局の位置情報
    と前記エリアテーブルの位置情報とを用いて前記エリア
    テーブルを検索することによりアクセスポイントの電話
    番号を選択する選択手段と、前記選択手段により選択し
    た電話番号を使用してアクセスポイント先と接続する接
    続手段とを有することを特徴とする移動体通信における
    発信時選択方式。
  3. 【請求項3】 識別のできるエリア識別子を付与した複
    数の基地局を有する通信事業者網と、前記基地局の無線
    通信の送受信のカバー範囲であるエリアをまたがって移
    動し前記通信事業者網を介して公衆電話網への通信を行
    う移動端末と、前記公衆網に接続された複数のアクセス
    ポイントとを備え、前記移動端末が前記アクセスポイン
    トを介して複数のVANサービスその他の広域ネットワ
    ークにアクセスする移動体通信における発信時選択方式
    において、前記移動端末は、前記基地局のエリア識別子
    毎に各アクセスポイントのエリア識別子に対応した通信
    料金を登録した料金テーブルを記憶部に備え、自端末の
    位置する前記基地局のエリア識別子を基地局からの受信
    信号から抽出する抽出手段と、前記抽出手段により得た
    前記基地局のエリア識別子を基に前記料金テーブルを検
    索することにより通信料金の一番安いアクセスポイント
    を選択する選択手段と、前記選択手段により選択したア
    クセスポイントと接続する接続手段とを有することを特
    徴とする移動体通信における発信時選択方式。
  4. 【請求項4】 識別のできるエリア識別子を付与した複
    数の基地局を有する複数の通信事業者網と、前記基地局
    の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリアをまたが
    って移動し前記複数の通信事業者網を介して公衆電話網
    への通信を行う移動端末とを用いた移動体通信における
    発信時選択方法であって、前記移動端末は、通信事業者
    網毎にあって前記基地局のエリア識別子毎に各通信先の
    エリア番号に対応した通信料金を登録した料金テーブル
    と、自装置の位置する基地局のエリア識別子を登録する
    位置登録エリアとを記憶部に準備し、前記基地局が送信
    する自局のエリア識別子を受信するとそのエリア識別子
    を前記位置登録エリアに登録し、通信先に電話をかける
    場合に、通信先の電話番号から通信先のエリア識別子に
    変換し、前記位置登録エリアからエリア識別子を読み出
    し、前記位置登録エリアから読み出したエリア識別子と
    前記通信事業者毎の位置登録エリアから読み出したそれ
    ぞれのエリア識別子とを基に前記通信事業者網毎の料金
    テーブルを検索することにより前記通信事業者網毎の通
    信料金を抽出し、前記通信事業者網毎に抽出した通信料
    金の中で通信料金の一番安い通信事業者網を選択し、選
    択した通信事業者網を使用して前記通信先と接続するこ
    とを特徴とする移動体通信における発信時選択方法。
  5. 【請求項5】 識別のできるエリア識別子を付与した複
    数の基地局を有する複数の通信事業者網と、前記基地局
    の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリアをまたが
    って移動し前記複数の通信事業者網を介して公衆電話網
    への通信を行う移動端末とを用いた移動体通信における
    発信時選択方法であって、前記移動端末は、通信事業者
    網毎にあって発信元のエリア識別子毎に各通信先のエリ
    ア番号に対応した通信料金を登録した料金テーブルを記
    憶部に準備し、前記基地局が送信する自局のエリア識別
    子を受信するとそのエリア識別子を前記登録エリアに登
    録し、通信先に電話をかける場合に、通信先の電話番号
    から通信先のエリア識別子に変換し、前記基地局から入
    ってくる信号を基に送受信のできる範囲かどうか判断
    し、圏内であれば受信信号の中から前記基地局のエリア
    識別子を取り出し、前記受信信号から取り出したエリア
    識別子と前記通信事業者毎の位置登録エリアから読み出
    したそれぞれのエリア識別子とを基に前記通信事業者網
    毎の料金テーブルを検索することにより前記通信事業者
    網毎の通信料金を抽出し、前記通信事業者網毎に抽出し
    た通信料金の中で通信料金の一番安い通信事業者網を選
    択し、選択した通信事業者網を使用して前記通信先と接
    続することを特徴とする移動体通信における発信時選択
    方法。
  6. 【請求項6】 複数の基地局を有する通信事業者網と、
    前記基地局の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリ
    アをまたがって移動し前記通信事業者網を介して公衆電
    話網への通信を行う移動端末と、前記公衆網に接続され
    た複数のアクセスポイントとを用いた移動体通信におけ
    る発信時選択方法であって、前記移動端末は、各アクセ
    スポイントの位置情報(経度および緯度)毎に対応した
    アクセスポイントの電話番号を登録したエリアテーブル
    とを記憶部に準備し、自端末のパネルから特定コマンド
    を入力すると、前記基地局から入ってくる信号を基に送
    受信のできる範囲かどうか判断し、圏内であれば受信信
    号の中から前記基地局の位置情報(経度および緯度)を
    取り出し、前記受信信号から取り出した位置情報と前記
    エリアテーブルの位置情報とから算出した距離の一番小
    さい位置情報(経度、緯度)を基に前記エリアテーブル
    を検索することによりアクセスポイントの電話番号を選
    択し、選択した通信事業者網を使用して前記アクセスポ
    イントと接続することを特徴とする移動体通信における
    発信時選択方法。
  7. 【請求項7】 複数の基地局を有する通信事業者網と、
    前記基地局の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリ
    アをまたがって移動し前記通信事業者網を介して公衆電
    話網への通信を行う移動端末と、前記公衆網に接続され
    た複数のアクセスポイントとを用いた移動体通信におけ
    る発信時選択方法であって、前記移動端末は、各アクセ
    スポイントの位置情報(経度および緯度)毎に対応した
    アクセスポイントの電話番号を登録したエリアテーブル
    とを記憶部に準備し、自端末のパネルから特定のコマン
    ドを入力すると、前記通信事業者網に自端末の位置する
    基地局の位置情報(経度および緯度)の要求を行い、前
    記通信事業者網から受信した受信信号の中から前記基地
    局の位置情報を取り出し、前記受信信号から取り出した
    位置情報と前記エリアテーブルの位置情報とから算出し
    た距離の一番小さい位置情報を基に前記エリアテーブル
    を検索することによりアクセスポイントの電話番号を選
    択し、選択した通信事業者網を使用して前記アクセスポ
    イントと接続することを特徴とする移動体通信における
    発信時選択方法。
  8. 【請求項8】 複数の基地局を有する通信事業者網と、
    前記基地局の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリ
    アをまたがって移動し前記通信事業者網を介して公衆電
    話網への通信を行う移動端末と、前記公衆網に接続され
    た複数のアクセスポイントとを用いた移動体通信におけ
    る発信時選択方法であって、前記移動端末は、前記基地
    局のエリア識別子毎に各アクセスポイントのエリア識別
    子に対応した通信料金を登録した料金テーブルと、各ア
    クセスポイントのエリア識別子毎に対応した電話番号を
    登録したエリアテーブルと、自装置の位置する基地局の
    エリア識別子を登録する位置登録エリアとを記憶部に準
    備し、前記基地局が送信する自局のエリア識別子を受信
    するとそのエリア識別子を前記登録エリアに登録し、自
    端末のパネルから特定のコマンドを入力すると、前記位
    置登録エリアからエリア識別子を読み出し、前記位置登
    録エリアから読み出したエリア識別子を基に前記料金テ
    ーブルから通信料金の一番安いアクセスポイントのエリ
    ア識別子を抽出し、前記料金テーブルから抽出したエリ
    ア識別子を基に前記エリアテーブルを検索することによ
    りアクセスポイントの電話番号を選択し、選択した通信
    事業者網を使用して前記アクセスポイントと接続するこ
    とを特徴とする移動体通信における発信時選択方法。
  9. 【請求項9】 複数の基地局を有する通信事業者網と、
    前記基地局の無線通信の送受信のカバー範囲であるエリ
    アをまたがって移動し前記通信事業者網を介して公衆電
    話網への通信を行う移動端末と、前記公衆網に接続され
    た複数のアクセスポイントとを用いた移動体通信におけ
    る発信時選択方法であって、前記移動端末は、発信元の
    エリア識別子毎に各アクセスポイントのエリア識別子に
    対応した通信料金を登録した料金テーブルと、各アクセ
    スポイントエリアのエリア識別子毎に対応した電話番号
    を登録したエリアテーブルとを記憶部に準備し、自端末
    のパネルから特定のコマンドを入力すると、前記基地局
    から入ってくる信号を基に送受信のできる範囲かどうか
    判断し、圏内であれば受信信号の中から前記基地局のエ
    リア識別子を取り出し、前記受信信号から取り出したエ
    リア識別子を基に前記料金テーブルから通信料金の一番
    安いアクセスポイントのエリア識別子を抽出し、前記料
    金テーブルから抽出したエリア識別子を基に前記エリア
    テーブルを検索することによりアクセスポイントの電話
    番号を選択し、選択した通信事業者網を使用して前記ア
    クセスポイントと接続することを特徴とする移動体通信
    における発信時選択方法。
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WO2002091726A1 (fr) * 2001-04-18 2002-11-14 Yozan Inc. Systeme de communication et procede de selection de ligne
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