JP3028801B2 - 移動通信システムと移動機およびその発信方法 - Google Patents
移動通信システムと移動機およびその発信方法Info
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- JP3028801B2 JP3028801B2 JP13040798A JP13040798A JP3028801B2 JP 3028801 B2 JP3028801 B2 JP 3028801B2 JP 13040798 A JP13040798 A JP 13040798A JP 13040798 A JP13040798 A JP 13040798A JP 3028801 B2 JP3028801 B2 JP 3028801B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
に関し、特にローミングサービスを行う移動通信システ
ムに関する。
に関し、特にローミングサービスを行う移動通信システ
ムに関する。
【０００２】
【従来の技術】複数の移動通信事業者が携帯電話サービ
スをそれぞれ提供していて、そのサービスエリアどうし
が重なっている時、移動通信事業者Ａ（以下事業者Ａと
称する。）に契約しているユーザＡが事業者Ａのサービ
スエリアの外に移動した場合に、その移動先が移動通信
事業者Ｂ（以下事業者Ｂと称する。）のサービスエリア
内であれば事業者Ｂにより携帯電話サービスを受けるこ
とができるというサービスがある。このサービスはロー
ミングサービスと呼ばれている。
スをそれぞれ提供していて、そのサービスエリアどうし
が重なっている時、移動通信事業者Ａ（以下事業者Ａと
称する。）に契約しているユーザＡが事業者Ａのサービ
スエリアの外に移動した場合に、その移動先が移動通信
事業者Ｂ（以下事業者Ｂと称する。）のサービスエリア
内であれば事業者Ｂにより携帯電話サービスを受けるこ
とができるというサービスがある。このサービスはロー
ミングサービスと呼ばれている。
【０００３】図４にこのようなローミングサービスを行
なっている移動通信システムの構成を示す。
なっている移動通信システムの構成を示す。
【０００４】図４では、事業者Ａと以下事業者Ｂがそれ
ぞれ携帯電話サービスを提供している。
ぞれ携帯電話サービスを提供している。
【０００５】そして、事業者Ａの移動通信システムは、
ホームロケーションレジスタ（以下ＨＬＲと称する。）
１１と、無線基地局１０1〜１０n（以下ＢＳと称す
る。）と、移動通信交換局（以下ＭＳＣと称する。）１
２と、関門交換機（以下ＭＧＳと称する。）１７と、移
動機２５とから構成されている。
ホームロケーションレジスタ（以下ＨＬＲと称する。）
１１と、無線基地局１０1〜１０n（以下ＢＳと称す
る。）と、移動通信交換局（以下ＭＳＣと称する。）１
２と、関門交換機（以下ＭＧＳと称する。）１７と、移
動機２５とから構成されている。
【０００６】ＨＬＲ１１は、事業者Ａのユーザ情報およ
びユーザの位置情報を蓄積し管理している。
びユーザの位置情報を蓄積し管理している。
【０００７】ＢＳ１０1〜１０nは、無線回線を介して移
動機２５との間で通信を行なっている。
動機２５との間で通信を行なっている。
【０００８】ＭＳＣ１２は、 ＢＳ１０1〜１０nの動作
の制御を行ない、移動機１５に対する呼接続処理を行っ
ている。
の制御を行ない、移動機１５に対する呼接続処理を行っ
ている。
【０００９】ＭＧＳ１７は、異なる移動通信システムと
の間の呼接続を行う機能を有している。
の間の呼接続を行う機能を有している。
【００１０】また、事業者Ｂの移動通信システムも、Ｈ
ＬＲ１４と、ＢＳ１９1〜１９nと、ＭＳＣ１３と、ＭＧ
Ｓ１８と、移動機１６とから構成されていて、事業者Ａ
の移動通信システムにおける構成要素と同一名称の構成
要素は、事業者Ｂの移動通信システムにおいても同様な
動作を行なっている。
ＬＲ１４と、ＢＳ１９1〜１９nと、ＭＳＣ１３と、ＭＧ
Ｓ１８と、移動機１６とから構成されていて、事業者Ａ
の移動通信システムにおける構成要素と同一名称の構成
要素は、事業者Ｂの移動通信システムにおいても同様な
動作を行なっている。
【００１１】次に、この従来の移動通信システムの動作
について説明する。
について説明する。
【００１２】この従来の移動通信システムでは、事業者
Ａの移動機１５が事業者Ｂのサービスエリア内に位置し
ている場合には、ローミングサービスにより移動機１５
には事業者Ｂの移動通信システムを介して携帯電話サー
ビスが提供される。
Ａの移動機１５が事業者Ｂのサービスエリア内に位置し
ている場合には、ローミングサービスにより移動機１５
には事業者Ｂの移動通信システムを介して携帯電話サー
ビスが提供される。
【００１３】そして、図４に示す様に事業者Ａの移動機
１５が、事業者Ａと事業者Ｂどちらもサービスを提供し
ているエリアにいる場合には、事業者Ｂによるローミン
グサービスを受けずに事業者Ａによる携帯電話サービス
を受けて通信を行う。
１５が、事業者Ａと事業者Ｂどちらもサービスを提供し
ているエリアにいる場合には、事業者Ｂによるローミン
グサービスを受けずに事業者Ａによる携帯電話サービス
を受けて通信を行う。
【００１４】従って、移動機１５から移動機１６に対し
て発信接続する場合、移動機１５からの発信要求はＢＳ
１０nを介してＭＳＣ１２で受け付けられ、接続先であ
る移動機１６が事業者ＢのユーザであることからＭＧＳ
１７、ＭＧＳ１８を経由して移動機１６の在圏交換局で
あるＭＳＣ１３へ接続され、ＢＳ１９nを介して移動機
１６に接続されていた。
て発信接続する場合、移動機１５からの発信要求はＢＳ
１０nを介してＭＳＣ１２で受け付けられ、接続先であ
る移動機１６が事業者ＢのユーザであることからＭＧＳ
１７、ＭＧＳ１８を経由して移動機１６の在圏交換局で
あるＭＳＣ１３へ接続され、ＢＳ１９nを介して移動機
１６に接続されていた。
【００１５】このように異なる事業者Ａ、Ｂ間をまたが
る呼接続処理は、それぞれの事業者の移動通信システム
に対するトラヒック負荷を増大させることとなる。その
ため、このような異なる事業者間の呼接続が増加すると
それぞれの移動通信システムのトラヒック負荷が増大し
てしまい、場合によっては呼接続ができなくなってしま
うという問題がある。
る呼接続処理は、それぞれの事業者の移動通信システム
に対するトラヒック負荷を増大させることとなる。その
ため、このような異なる事業者間の呼接続が増加すると
それぞれの移動通信システムのトラヒック負荷が増大し
てしまい、場合によっては呼接続ができなくなってしま
うという問題がある。
【００１６】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の移動通
信システムでは、異なる事業者間の呼接続が増加すると
それぞれの移動通信システムのトラヒック負荷が増大し
てしまい、場合によっては呼接続ができなくなってしま
うという問題点があった。
信システムでは、異なる事業者間の呼接続が増加すると
それぞれの移動通信システムのトラヒック負荷が増大し
てしまい、場合によっては呼接続ができなくなってしま
うという問題点があった。
【００１７】本発明の目的は、異なる事業者間にまたが
る呼接続を減らすことにより、それぞれの移動通信シス
テムへのトラヒック負荷を低減することができる移動通
信システムを提供することである。
る呼接続を減らすことにより、それぞれの移動通信シス
テムへのトラヒック負荷を低減することができる移動通
信システムを提供することである。
【００１８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の移動通信システムは、複数の無線基地局
と、少なくとも１つ以上の移動機とから構成されている
移動通信システムにおいて、前記移動機は、前記各無線
基地局および他の移動通信システムの無線基地局からの
報知情報に含まれている網番号を記憶し、入力されたダ
イヤル番号が示す着信先移動機の属する移動通信システ
ムの網番号が記憶している前記網番号に含まれている場
合には、該網番号に対応する移動通信システムに属する
無線基地局に対して発信要求を直接行うことを特徴とす
る。
に、本発明の移動通信システムは、複数の無線基地局
と、少なくとも１つ以上の移動機とから構成されている
移動通信システムにおいて、前記移動機は、前記各無線
基地局および他の移動通信システムの無線基地局からの
報知情報に含まれている網番号を記憶し、入力されたダ
イヤル番号が示す着信先移動機の属する移動通信システ
ムの網番号が記憶している前記網番号に含まれている場
合には、該網番号に対応する移動通信システムに属する
無線基地局に対して発信要求を直接行うことを特徴とす
る。
【００１９】本発明は、ある事業者Ａの移動通信システ
ムに含まれる移動機Ａから他の事業者Ｂの移動通信シス
テムに含まれる移動機Ｂに発信要求を行う場合であっ
て、移動機Ａがどちらのサービスも受けることができる
エリアに在圏している場合に、移動機Ａは事業者Ａの移
動通信システムを会さずに事業者Ｂの移動通信システム
へ直接ローミングを行い発信することで、事業者間での
呼の転送を無くし、最適な呼接続を実現するものであ
る。
ムに含まれる移動機Ａから他の事業者Ｂの移動通信シス
テムに含まれる移動機Ｂに発信要求を行う場合であっ
て、移動機Ａがどちらのサービスも受けることができる
エリアに在圏している場合に、移動機Ａは事業者Ａの移
動通信システムを会さずに事業者Ｂの移動通信システム
へ直接ローミングを行い発信することで、事業者間での
呼の転送を無くし、最適な呼接続を実現するものであ
る。
【００２０】本発明における移動機は、各基地局から受
信した報知情報に含まれる網番号を記憶することによ
り、在圏エリアにおいてサービスを受けることができる
移動通信システムの情報を保持している。そして、移動
機は、ダイヤル番号が入力されるとそのダイヤル番号の
網番号を分析することにより、そのダイヤル番号が示す
着信先移動機が属している移動通信システムを特定す
る。そして、ダイヤル番号により示される網番号が、記
憶している網番号の中に含まれている場合には、在圏エ
リアにおいて着信先移動機の移動通信システムのサービ
ス受けられると判定し、その移動通信システムの制御チ
ャネルを使用して発信要求を行うようにしている。
信した報知情報に含まれる網番号を記憶することによ
り、在圏エリアにおいてサービスを受けることができる
移動通信システムの情報を保持している。そして、移動
機は、ダイヤル番号が入力されるとそのダイヤル番号の
網番号を分析することにより、そのダイヤル番号が示す
着信先移動機が属している移動通信システムを特定す
る。そして、ダイヤル番号により示される網番号が、記
憶している網番号の中に含まれている場合には、在圏エ
リアにおいて着信先移動機の移動通信システムのサービ
ス受けられると判定し、その移動通信システムの制御チ
ャネルを使用して発信要求を行うようにしている。
【００２１】したがって、異なる事業者の移動通信シス
テムの間にまたがる呼接続を削減することができ、それ
ぞれの移動通信システムへのトラヒック負荷を低減する
ことができる。
テムの間にまたがる呼接続を削減することができ、それ
ぞれの移動通信システムへのトラヒック負荷を低減する
ことができる。
【００２２】また、本発明の移動機は、複数の無線基地
局と無線回線を介して通信することにより移動通信シス
テムを構成している移動機であって、前記各無線基地局
および他の移動通信システムの無線基地局からの報知情
報を受信している送受信部と、在圏しているエリアで受
信することができる全ての報知情報に含まれる網番号を
抽出している無線制御部と、前記無線制御部において抽
出された網番号を記憶している在圏網番号記憶部と移動
機の移動管理及び認証管理を行っている移動管理部と、
前記ダイヤル番号の入力を行なっているダイヤル入力部
と、呼制御を統括し、前記ダイヤル入力部を介して入力
されたダイヤル番号を番号解析部に通知するとともに通
知された網番号の制御チャネルを使用して発信要求信号
を送出する呼制御部と、通知されたダイアル番号から網
番号を抽出し、該網番号が前記在圏網番号記憶部に記憶
されているか否かを検索し、検索の結果着信先移動機の
網番号が前記在圏網番号記憶部に含まれている場合は、
該網番号をダイヤル番号が示す着信先移動機の網番号と
して前記呼制御部に対して通知する前記番号解析部とか
ら構成されている。
局と無線回線を介して通信することにより移動通信シス
テムを構成している移動機であって、前記各無線基地局
および他の移動通信システムの無線基地局からの報知情
報を受信している送受信部と、在圏しているエリアで受
信することができる全ての報知情報に含まれる網番号を
抽出している無線制御部と、前記無線制御部において抽
出された網番号を記憶している在圏網番号記憶部と移動
機の移動管理及び認証管理を行っている移動管理部と、
前記ダイヤル番号の入力を行なっているダイヤル入力部
と、呼制御を統括し、前記ダイヤル入力部を介して入力
されたダイヤル番号を番号解析部に通知するとともに通
知された網番号の制御チャネルを使用して発信要求信号
を送出する呼制御部と、通知されたダイアル番号から網
番号を抽出し、該網番号が前記在圏網番号記憶部に記憶
されているか否かを検索し、検索の結果着信先移動機の
網番号が前記在圏網番号記憶部に含まれている場合は、
該網番号をダイヤル番号が示す着信先移動機の網番号と
して前記呼制御部に対して通知する前記番号解析部とか
ら構成されている。
【００２３】また、本発明の移動機の発信方法は、複数
の無線基地局と無線回線を介して通信することにより移
動通信システムを構成している移動機が入力されたダイ
ヤル番号の示す着信先移動機に対して呼接続を行うため
に移動機の発信方法であって、在圏しているエリアで受
信することができる前記各無線基地局および他の移動通
信システムの無線基地局からの報知情報を受信し、該報
知情報に含まれる網番号を抽出して記憶し、前記ダイヤ
ル番号が入力されると、該ダイヤル番号が示す着信先移
動機の属する移動通信システムの網番号を判定し、該網
番号が記憶している前記網番号に含まれている場合に
は、該網番号に対応する移動通信システムに属する無線
基地局に対して発信要求を行う。
の無線基地局と無線回線を介して通信することにより移
動通信システムを構成している移動機が入力されたダイ
ヤル番号の示す着信先移動機に対して呼接続を行うため
に移動機の発信方法であって、在圏しているエリアで受
信することができる前記各無線基地局および他の移動通
信システムの無線基地局からの報知情報を受信し、該報
知情報に含まれる網番号を抽出して記憶し、前記ダイヤ
ル番号が入力されると、該ダイヤル番号が示す着信先移
動機の属する移動通信システムの網番号を判定し、該網
番号が記憶している前記網番号に含まれている場合に
は、該網番号に対応する移動通信システムに属する無線
基地局に対して発信要求を行う。
【００２４】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
図面を参照して詳細に説明する。
【００２５】図１は本発明の一実施形態の移動通信シス
テムの構成を示したブロック図、図２は図１中の移動機
２５の構成を示したブロック図である。図４中と同番号
は同じ構成要素を示す。本実施形態の移動通信システム
は、図４の従来の移動通信システムに対して、移動機１
５を移動機２５に置き換え、移動機１６を移動機２６に
置き換えたものである。また、移動器２５は、図２に示
すように、アンテナ３１と、送受信データの変復調を行
っている送受信部３２と、無線チャネルの制御を行って
いる無線制御部３３と、移動機２５の移動管理及び認証
管理を行っている移動管理部３４と、呼制御を統括する
呼制御部３５と、ユーザから入力されたダイアル番号よ
り着信先移動機の契約事業者の特定を行う番号解析部３
６と、在圏エリアでサービスを提供している事業者の一
覧を記憶している在圏網番号記憶部３７とから構成され
ている。
テムの構成を示したブロック図、図２は図１中の移動機
２５の構成を示したブロック図である。図４中と同番号
は同じ構成要素を示す。本実施形態の移動通信システム
は、図４の従来の移動通信システムに対して、移動機１
５を移動機２５に置き換え、移動機１６を移動機２６に
置き換えたものである。また、移動器２５は、図２に示
すように、アンテナ３１と、送受信データの変復調を行
っている送受信部３２と、無線チャネルの制御を行って
いる無線制御部３３と、移動機２５の移動管理及び認証
管理を行っている移動管理部３４と、呼制御を統括する
呼制御部３５と、ユーザから入力されたダイアル番号よ
り着信先移動機の契約事業者の特定を行う番号解析部３
６と、在圏エリアでサービスを提供している事業者の一
覧を記憶している在圏網番号記憶部３７とから構成され
ている。
【００２６】番号解析部３６は、ダイアル番号から網番
号を抽出し、在圏網番号記憶部３７に先に抽出した網番
号が記憶されているか否かを判定する機能を有してい
る。
号を抽出し、在圏網番号記憶部３７に先に抽出した網番
号が記憶されているか否かを判定する機能を有してい
る。
【００２７】ダイアル入力部３８は、ユーザからのダイ
アル情報を入力している。
アル情報を入力している。
【００２８】次に図１、図２を用いてこの移動機２５の
動作について説明する。
動作について説明する。
【００２９】移動機２５は、在圏しているエリアにおい
て携帯電話サービスを提供している事業者のＢＳより送
信されている報知情報を受信している。この報知情報に
は、網番号、制御チャネル構造情報、位置情報等が含ま
れている。また、網番号とは、事業者を識別するために
各事業者毎に割り当てられている番号であり、移動機は
この網番号によりそのＢＳがどの移動通信システムに属
しているかを知ることができる。
て携帯電話サービスを提供している事業者のＢＳより送
信されている報知情報を受信している。この報知情報に
は、網番号、制御チャネル構造情報、位置情報等が含ま
れている。また、網番号とは、事業者を識別するために
各事業者毎に割り当てられている番号であり、移動機は
この網番号によりそのＢＳがどの移動通信システムに属
しているかを知ることができる。
【００３０】図１の場合には、移動機２５は、ＢＳ１０
nから事業者Ａの報知情報を受信し、ＢＳ１９1から事業
者Ｂの報知情報を受信している。
nから事業者Ａの報知情報を受信し、ＢＳ１９1から事業
者Ｂの報知情報を受信している。
【００３１】この報知情報はアンテナ３１及び送受信部
３２を経由して無線制御部３３へ通知される。
３２を経由して無線制御部３３へ通知される。
【００３２】無線制御部３３は、在圏しているエリアで
受信される全ての報知情報に含まれる網番号を抽出し、
定期的に在圏網番号記憶部３７に通知する。在圏網番号
記憶部３７は、無線制御部３３から通知される網番号を
随時更新している。
受信される全ての報知情報に含まれる網番号を抽出し、
定期的に在圏網番号記憶部３７に通知する。在圏網番号
記憶部３７は、無線制御部３３から通知される網番号を
随時更新している。
【００３３】移動機２５のユーザが移動機２６に発信し
た場合、入力されたダイヤル番号はダイヤル入力部３８
を経由して呼制御部３５に通知され、呼制御部３５は入
力されたダイヤル番号を番号解析部３６に通知する。
た場合、入力されたダイヤル番号はダイヤル入力部３８
を経由して呼制御部３５に通知され、呼制御部３５は入
力されたダイヤル番号を番号解析部３６に通知する。
【００３４】番号解析部３６は、受け取ったダイヤル番
号から着信先移動機が契約している事業者（網番号）を
特定すると共に、その着信先移動機の網番号が在圏網番
号記憶部３７に記憶されているかを検索する。
号から着信先移動機が契約している事業者（網番号）を
特定すると共に、その着信先移動機の網番号が在圏網番
号記憶部３７に記憶されているかを検索する。
【００３５】検索の結果、着信先移動機の網番号が在圏
網番号記憶部３７に含まれている場合は、番号解析部３
６は、呼制御部３５に対して着信先移動機の網番号とサ
ービス受信可であることを通知する。
網番号記憶部３７に含まれている場合は、番号解析部３
６は、呼制御部３５に対して着信先移動機の網番号とサ
ービス受信可であることを通知する。
【００３６】呼制御部３５は、番号解析部３６からの通
知に従い、無線制御部３３と連携してその網番号(事業
者Ｂ)の制御チャネルを使って発信要求信号を送出す
る。
知に従い、無線制御部３３と連携してその網番号(事業
者Ｂ)の制御チャネルを使って発信要求信号を送出す
る。
【００３７】次に、本実施形態の動作について図面を参
照して詳細に説明する。
照して詳細に説明する。
【００３８】図３は、本実施形態の移動通信システムに
おける発信接続時の動作を示したシーケンス図である。
おける発信接続時の動作を示したシーケンス図である。
【００３９】先ず、ユーザからのダイヤル入力を受けた
移動機２５は、入力されたダイヤル番号を分析し着信先
移動機（移動機２６）の契約先事業者(事業者Ｂ)を特定
するとともに、在圏の基地局１０n、１９1から送信され
ている報知情報メッセージの中に含まれている網番号よ
り、現在在圏している場所でサービスを提供している事
業者（事業者Ａ、Ｂ）を認識する。
移動機２５は、入力されたダイヤル番号を分析し着信先
移動機（移動機２６）の契約先事業者(事業者Ｂ)を特定
するとともに、在圏の基地局１０n、１９1から送信され
ている報知情報メッセージの中に含まれている網番号よ
り、現在在圏している場所でサービスを提供している事
業者（事業者Ａ、Ｂ）を認識する。
【００４０】現在在圏している場所でサービスを提供し
ていると判定された事業者の中に、ユーザがダイアル要
求した着信先移動機の契約事業者である事業者Ｂが含ま
れる場合、移動機２５は事業者ＢのＢＳ１９1を介して
ＭＳＣ１３に対して発信要求信号を送出する。
ていると判定された事業者の中に、ユーザがダイアル要
求した着信先移動機の契約事業者である事業者Ｂが含ま
れる場合、移動機２５は事業者ＢのＢＳ１９1を介して
ＭＳＣ１３に対して発信要求信号を送出する。
【００４１】移動機２５からの発信要求信号を受信した
ＭＳＣ１３は、移動機２５が事業者Ａの契約ユーザであ
ることから、事業者ＡのＨＬＲ１１に対して認証情報読
み出し要求／応答信号により移動機Ａの認証情報を取得
し移動機２５に対して認証処理を実行する。
ＭＳＣ１３は、移動機２５が事業者Ａの契約ユーザであ
ることから、事業者ＡのＨＬＲ１１に対して認証情報読
み出し要求／応答信号により移動機Ａの認証情報を取得
し移動機２５に対して認証処理を実行する。
【００４２】認証処理により移動機２５の正当性が判定
された場合、ＭＳＣ２３はＨＬＲ１４に着信情報読み出
し信号を送出する。この信号には移動機２６の加入者番
号（例えば電話番号）が含まれている。
された場合、ＭＳＣ２３はＨＬＲ１４に着信情報読み出
し信号を送出する。この信号には移動機２６の加入者番
号（例えば電話番号）が含まれている。
【００４３】ＨＬＲ１４は、ＭＳＣ１３より受け取った
加入者番号より移動機２６の位置情報、加入者情報を取
得し着信情報読み出し応答信号としてＭＳＣ２３に通知
する。
加入者番号より移動機２６の位置情報、加入者情報を取
得し着信情報読み出し応答信号としてＭＳＣ２３に通知
する。
【００４４】ＭＳＣ１３はＨＬＲ１４より取得した移動
機２６の位置情報より移動機２６が在圏するＢＳ１９n
を介して移動機２６への着信接続を行う。
機２６の位置情報より移動機２６が在圏するＢＳ１９n
を介して移動機２６への着信接続を行う。
【００４５】本実施形態では、説明を簡単にするために
それぞれの移動通信システムにおいて移動機が１つの場
合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、当然移動機は複数存在する場合でも同様に本
発明を適用することができるものである。
それぞれの移動通信システムにおいて移動機が１つの場
合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、当然移動機は複数存在する場合でも同様に本
発明を適用することができるものである。
【００４６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、１つの
地域で複数の事業者が携帯電話サービスを提供している
場合に、発信元移動機はその着信先に応じて発信要求を
行う先の事業者を選択するため、従来発生していた事業
者間をまたがる呼接続処理が回避され、発信元移動機が
契約している事業者の移動通信網のトラヒック負荷が軽
減されるという効果を有する。
地域で複数の事業者が携帯電話サービスを提供している
場合に、発信元移動機はその着信先に応じて発信要求を
行う先の事業者を選択するため、従来発生していた事業
者間をまたがる呼接続処理が回避され、発信元移動機が
契約している事業者の移動通信網のトラヒック負荷が軽
減されるという効果を有する。
【図１】本発明の第１の実施形態の移動通信システムの
構成を示したシステム図である。
構成を示したシステム図である。
【図２】図１中の移動機２５の構成を示したブロック図
である。
である。
【図３】図１の移動通信システムにおける発信接続時の
動作を示したシーケンス図である。
動作を示したシーケンス図である。
【図４】従来の移動通信システムの構成を示したシステ
ム図である。
ム図である。
１０1〜１０n 無線基地局（ＢＳ） １１ ホームロケーションレジスタ（ＨＬＲ） １２、１３ 移動通信交換局（ＭＳＣ） １４ ホームロケーションレジスタ（ＨＬＲ） １５、１６ 移動機 １７、１８ 関門交換機（ＭＧＳ） １９1〜１９n 無線基地局（ＢＳ） ２５、２６ 移動機 ３１ アンテナ ３２ 送受信部 ３３ 無線制御部 ３４ 移動管理部 ３５ 呼制御部 ３６ 番号解析部 ３７ 在圏網番号記憶部 ３８ ダイアル入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｑ 7/38
Claims (6)
- 【請求項１】 複数の無線基地局と、少なくとも１つ以
上の移動機とから構成されている移動通信システムにお
いて、 前記移動機は、前記各無線基地局および他の移動通信シ
ステムの無線基地局からの報知情報に含まれている網番
号を記憶し、入力されたダイヤル番号が示す着信先移動
機の属する移動通信システムの網番号が記憶している前
記網番号に含まれている場合には、該網番号に対応する
移動通信システムに属する無線基地局に対して発信要求
を直接行うことを特徴とする移動通信システム。 - 【請求項２】 前記移動機は、 前記各無線基地局および他の移動通信システムの無線基
地局からの報知情報を受信している送受信部と、 在圏しているエリアで受信することができる全ての報知
情報に含まれる網番号を抽出している無線制御部と、 前記無線制御部において抽出された網番号を記憶してい
る在圏網番号記憶部と移動機の移動管理及び認証管理を
行っている移動管理部と、 前記ダイヤル番号の入力を行なっているダイヤル入力部
と、 呼制御を統括し、前記ダイヤル入力部を介して入力され
たダイヤル番号を番号解析部に通知するとともに通知さ
れた網番号の制御チャネルを使用して発信要求信号を送
出する呼制御部と、 通知されたダイアル番号から網番号を抽出し、該網番号
が前記在圏網番号記憶部に記憶されているか否かを検索
し、検索の結果着信先移動機の網番号が前記在圏網番号
記憶部に含まれている場合は、該網番号をダイヤル番号
が示す着信先移動機の網番号として前記呼制御部に対し
て通知する前記番号解析部とから構成されている請求項
１記載の移動通信システム。 - 【請求項３】 複数の無線基地局と無線回線を介して通
信することにより移動通信システムを構成している移動
機であって、 前記各無線基地局および他の移動通信システムの無線基
地局からの報知情報を受信している送受信部と、 在圏しているエリアで受信することができる全ての報知
情報に含まれる網番号を抽出している無線制御部と、 前記無線制御部において抽出された網番号を記憶してい
る在圏網番号記憶部と移動機の移動管理及び認証管理を
行っている移動管理部と、 前記ダイヤル番号の入力を行なっているダイヤル入力部
と、 呼制御を統括し、前記ダイヤル入力部を介して入力され
たダイヤル番号を番号解析部に通知するとともに通知さ
れた網番号の制御チャネルを使用して発信要求信号を送
出する呼制御部と、 通知されたダイアル番号から網番号を抽出し、該網番号
が前記在圏網番号記憶部に記憶されているか否かを検索
し、検索の結果着信先移動機の網番号が前記在圏網番号
記憶部に含まれている場合は、該網番号をダイヤル番号
が示す着信先移動機の網番号として前記呼制御部に対し
て通知する前記番号解析部とから構成されている移動
機。 - 【請求項４】 複数の無線基地局と無線回線を介して通
信することにより移動通信システムを構成している移動
機が入力されたダイヤル番号の示す着信先移動機に対し
て呼接続を行うために移動機の発信方法であって、 在圏しているエリアで受信することができる前記各無線
基地局および他の移動通信システムの無線基地局からの
報知情報を受信し、 該報知情報に含まれる網番号を抽出して記憶し、 前記ダイヤル番号が入力されると、該ダイヤル番号が示
す着信先移動機の属する移動通信システムの網番号を判
定し、 該網番号が記憶している前記網番号に含まれている場合
には、該網番号に対応する移動通信システムに属する無
線基地局に対して発信要求を行う移動機の発信方法。 - 【請求項５】 請求項４記載の発信方法を用いて発信接
続を行う移動機。 - 【請求項６】 請求項３または５記載の移動機と、 ユーザ情報およびユーザの位置情報を蓄積し管理してい
るホームロケーションレジスタと、 無線回線を介して前記移動機との間で通信を行なってい
る複数の無線基地局と、 前記各無線基地局の動作の制御を行ない、前記移動機に
対する呼接続処理を行っている移動通信交換局と、 異なる移動通信システムとの間の呼接続を行う機能を有
している関門交換機とから構成されている移動通信シス
テム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13040798A JP3028801B2 (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 移動通信システムと移動機およびその発信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13040798A JP3028801B2 (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 移動通信システムと移動機およびその発信方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11331907A JPH11331907A (ja) | 1999-11-30 |
| JP3028801B2 true JP3028801B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=15033550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13040798A Expired - Fee Related JP3028801B2 (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 移動通信システムと移動機およびその発信方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3028801B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101934187B1 (ko) * | 2017-04-01 | 2018-12-31 | 탁권진 | 안전 토우 보드 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3617406B2 (ja) | 2000-03-30 | 2005-02-02 | 日本電気株式会社 | マルチドメインに対応した品質保証型通信サービス提供方式およびサービス提供方法並びにサービス仲介装置 |
-
1998
- 1998-05-13 JP JP13040798A patent/JP3028801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101934187B1 (ko) * | 2017-04-01 | 2018-12-31 | 탁권진 | 안전 토우 보드 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11331907A (ja) | 1999-11-30 |
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