JP2001054160A - 無線電話ネットワークにおけるロケーションレジスタの更新方法と、その方法を実施するためのホームロケーションレジスタ及びビジタロケーションレジスタ - Google Patents

無線電話ネットワークにおけるロケーションレジスタの更新方法と、その方法を実施するためのホームロケーションレジスタ及びビジタロケーションレジスタ

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JP2001054160A
JP2001054160A JP2000201850A JP2000201850A JP2001054160A JP 2001054160 A JP2001054160 A JP 2001054160A JP 2000201850 A JP2000201850 A JP 2000201850A JP 2000201850 A JP2000201850 A JP 2000201850A JP 2001054160 A JP2001054160 A JP 2001054160A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラフィック容量を減少させない移動局のロ
ケーションレジスタの更新方法を提案する。 【解決手段】 この方法は、あるユーザについて、移動
局が、おそらくコールを送信または受信することなくそ
のユーザが素早く通り過ぎると考えられる、あらかじめ
設定されたエリアに存在する場合に、ビジタロケーショ
ンレジスタからホームロケーションレジスタに送信され
るロケーション要求に、このユーザに関連する加入デー
タの送り出しをフリーズする要求をともなわせることか
らなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、オペレータの制御
下に置かれ、移動局のロケーションエリアごとに組織さ
れた、セルラ無線電話ネットワークにおける、ユーザの
移動端末すなわち「移動局」のロケーションレジスタの
更新方法に関するものである。本発明は、とりわけ、Ｇ
ＳＭタイプのネットワークに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】知られているように、このタイプのセル
ラ無線電話ネットワークにおいて、オペレータによって
管理されるネットワークは、ユーザにコンタクトするこ
とができるように、いつでもユーザによって使用される
移動局ＳＭの位置を知らなければならず、このユーザ
は、このオペレータに対する加入者であるか、もしくは
このオペレータと契約を交わした他のオペレータに対す
る加入者であることも可能である。ユーザの移動性とい
う理由から、セルラ構造をもつ任意のネットワークが有
する種々のロケーションエリアに存在する、種々のユー
ザのロケーションの更新を行なう必要がある。
【０００３】広く利用されている方法によれば、移動局
ＳＭのロケーションの確定は、その移動局が存在するロ
ケーションエリアから他のエリアに移動した時に行われ
る。図１に概略的に示されているように、各固定送受信
基地局ＢＴＳは、定期的に、属するロケーションエリア
の番号をコントロールチャネル上に伝送する。電源が入
れられた移動局は、コントロールチャネルをモニタし、
各々、所属している現在のロケーションエリアの番号を
恒常的に保存する。移動局が受け取ったエリア番号が、
保存している番号と異なる場合には、移動局は、新しい
ロケーションを考慮しロケーションレジスタのデータベ
ースを更新するためのネットワークのために、それを知
らせる。
【０００４】オペレータによって管理されているネット
ワークに固有のロケーションエリア内で作動する移動局
は、そのオペレータに固有のデータベースであるビジタ
ロケーションレジスタＶＬＲによって追跡される。
【０００５】通常、ビジタロケーションレジスタＶＬＲ
のデータベースは、このレジスタＶＬＲが監視する１つ
または複数のエリア内に移動局が存在するユーザの加入
データを保存する。そのために、各ビジタレジスタＶＬ
Ｒは、自らが監視する１つまたは複数のエリアにおい
て、移動局との仲介の役割を果たす基地局ＢＴＳと対話
する。これらの対話は、基地局をビジタロケーションレ
ジスタＶＬＲに接続し、通常は、それを当該のＧＳＭネ
ットワーク以外の少なくとも１つの通信ネットワーク
に、たとえば、ここではそれらのリンクＬが２本ずつ記
号化されている外部切替式電話ネットワークに接続す
る、通信インフラストラクチャを介して行われる。知ら
れているように、このインフラストラクチャは、通常、
基地局のコントローラＢＳＣ内に組み込まれる集中切替
器を備え、それらは、各々１つまたは複数の基地局ＢＴ
Ｓのための無線リソースと、さらに集中切替器、ビジタ
レジスタＶＬＲおよび外部ネットワークのリンクＬが接
続されている切替センタＭＳＣとを管理する。
【０００６】所定のオペレータのネットワークのビジタ
ロケーションレジスタＶＬＲは、このオペレータ固有の
加入者と、そのオペレータと契約を交わしたオペレータ
の加入者とで構成されるユーザの集合のためのデータベ
ースとして役立つ、ホームロケーションレジスタＨＬＲ
にアクセスすることができる。所定のネットワークのホ
ームロケーションレジスタＨＬＲは、この集合のユーザ
の一人一人に関するデータと、ユーザによって使用され
る移動局がロケーションオペレーションによって記録さ
れたビジタロケーションレジスタＶＬＲの番号とを保存
する。このビジタロケーションレジスタはまた、一時的
に、このユーザの加入データを記憶する。従って、移動
局が地理的エリア内に存在するユーザの加入データは、
通常、そのユーザの移動局が、このビジタロケーション
レジスタＶＬＲによって監視されるエリア内に入り込
み、そこに自身のロケーションを確定した場合には、こ
のユーザを監視するホームロケーションレジスタＨＬＲ
によって、このエリアを監視するビジタロケーションレ
ジスタＶＬＲに知らされる。
【０００７】ホームロケーションレジスタＨＬＲは、い
つでも、自ら監視する責任がある加入者集合の位置決定
のイメージを保持しなければならない。ネットワークの
活用は、このイメージが恒常的に更新されることを前提
とし、それはまた、更新オペレーションの実施によって
得られる。ロケーションの更新は、移動局の主導の下に
行われ、移動局によって、あるエリアから他のエリアへ
移ったことを探知することによって始められる。
【０００８】このため、仕様ＧＳＭ ０９．０２に規定
されている方法によって、あるエリアから他のエリアへ
のユーザの移動は、ビジタロケーションレジスタＶＬＲ
のレベルで考慮され、このレジスタＶＬＲは、そのユー
ザによって使用される移動局がその存在を報告した基地
局によって、そのことを知らされ、このユーザを担当す
る加入者監視用のホームロケーションレジスタＨＬＲに
要求が送られる。こうして、このホームロケーションレ
ジスタＨＬＲは、権利の検査とサービスの処理全体を行
い、その後、要求を送る仲介となったビジタロケーショ
ンレジスタＶＬＲに、当該のユーザのデータを含むメッ
セージを送る。そのことは、当該のレジスタＶＬＲ及び
ＨＬＲのレベルと同様に、ホームロケーションレジスタ
ＨＬＲをビジタロケーションレジスタＶＬＲに接続する
通信リンクのレベルでも、特定の処理ロードとなって現
われる。
【０００９】非常に密集したエリア、好ましくは、ほと
んど広がりのないエリアの場合には、特にこれらのエリ
アが多量のトラフィックの経路を有する時には、同一の
エリアに同時に入り込んだ者として報告される多数のユ
ーザをもつことがある。したがって、このようなエリア
を監視するビジタロケーションレジスタＶＬＲとホーム
ロケーションレジスタＨＬＲとの間に多量の通信トラフ
ィックを導く恐れがある。
【００１０】ところで、あるエリアに入り込んだ者とし
て報告される一定数のユーザは、そこに滞在するか、ま
たはいかなる通話も行なわずに再びそのエリアから出る
ことも考えられる。したがって、供給されるビジタロケ
ーションレジスタＶＬＲと、監視するホームロケーショ
ンレジスタＨＬＲとの間で、各々引き起こす信号送信ト
ラフィックが無駄に流れ、実際に通信を行なおうとする
加入者を対象とするトラフィック容量を減少させてしま
う。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、こう
した不都合をもたない、移動局のロケーションレジスタ
の更新方法を提案することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の目的は、
とりわけ、セルラ構造を持つ移動局のロケーションエリ
アごとに組織されるネットワークの範囲内で実施するた
めの更新方法である。電源が入れられたすべての移動局
は、あるエリアから他のエリアに移動する場合に、ネッ
トワークに対して自身のロケーションを確定し（ｓｅ
ｌｏｃａｌｉｓｅ）、このロケーションの確定が、各々
が少なくとも１つのロケーションエリアを監視するビジ
タロケーションレジスタＶＬＲと、オペレータのネット
ワークの加入者全体を監視する１つまたは複数のホーム
ロケーションレジスタとで構成される移動局のロケーシ
ョン構造によって考慮され、各ビジタロケーションレジ
スタＶＬＲは、ユーザの移動局の主導の下に行われた各
ロケーションの確定（ｌｏｃａｌｉｓａｔｉｏｎ）時
に、ホームロケーションレジスタＨＬＲと通信すること
ができる。
【００１３】それはまた、特に、あるユーザについて、
そのユーザの移動局があらかじめ設定されたエリア内に
存在する場合には、ホームロケーションレジスタＨＬＲ
宛てにビジタロケーションレジスタＶＬＲから送られた
ロケーション要求（ｒｅｑｕｅｔｅ ｄｅ ｌｏｃａｌ
ｉｓａｔｉｏｎ）に、そのユーザに関連する加入データ
の送り出しをフリーズする要求をともなわせることから
なる。
【００１４】好ましい実施形態によれば、ビジタロケー
ションレジスタＶＬＲは、もし、移動局が、あらかじめ
ビジタロケーションレジスタＶＬＲに対して自身のロケ
ーションを確定し、また、そのビジタロケーションレジ
スタＶＬＲが、送り出しのフリーズ要求をともなうロケ
ーション要求をすでに送信している場合に、あるユーザ
によって使用される移動局に関連する通信の確立要求を
受け取ったときに、ユーザについて、ホームロケーショ
ンレジスタＨＬＲ宛てに、ユーザの加入データの送り出
し要求を送信する。
【００１５】好ましい実施形態によれば、ビジタロケー
ションレジスタは、これらのデータを受け取ると、それ
らのデータのための送り出しのフリーズ要求がすでに送
られているかどうかに関係なく、ユーザの加入データを
保存するようにプログラミングされる。
【００１６】本発明の他の目的は、セルラ構造を持つ移
動局のロケーションエリアごとに組織された、とりわけ
ＧＳＭタイプのネットワークのオペレータの無線電話ネ
ットワークのための、ユーザの移動端末すなわち「移動
局」のビジタロケーションレジスタＶＬＲであって、電
源が入れられたすべての移動局は、あるエリアから他の
エリアに移動する場合に、ネットワークに対して自身の
ロケーションを確定し、さらにこうしたロケーションの
確定が、各々が少なくとも１つのロケーションエリアを
監視するビジタロケーションレジスタＶＬＲで構成され
るとともに、そのオペレータのネットワークのユーザ全
体を監視する少なくとも１つのホームロケーションレジ
スタＨＬＲで構成される移動局のロケーション構造によ
って考慮され、各ビジタロケーションレジスタＶＬＲ
は、ユーザの移動局が、ビジタロケーションレジスタＶ
ＬＲに対して自身のロケーションを確定すると、通常、
そのユーザに関する加入データを、ホームロケーション
レジスタＨＬＲからこのビジタロケーションレジスタＶ
ＬＲに向けて送るために、ホームロケーションレジスタ
ＨＬＲ宛てにロケーション要求を送信するための手段を
有し、さらに、あるユーザについて、そのユーザの移動
局があらかじめ定められたエリア内にある場合には、ホ
ームロケーションレジスタＨＬＲ宛てにロケーション要
求を送信する時に、ユーザに関する加入データの送り出
しをフリーズする要求を送信するための手段を有するこ
とを特徴とするレジスタである。
【００１７】好ましい実施形態によれば、ビジタロケー
ションレジスタＶＬＲは、もし、移動局が、あらかじめ
ビジタロケーションレジスタＶＬＲに対して自身のロケ
ーションを確定し、また、そのビジタロケーションレジ
スタＶＬＲが、送り出しのフリーズ要求をともなうロケ
ーション要求をすでに送信している場合に、あるユーザ
によって使用される移動局に関連する通信の確立要求を
受け取ったときに、ユーザについて、ホームロケーショ
ンレジスタＨＬＲ宛てに、ユーザの加入データの送り出
し要求を送信するための手段を有する。
【００１８】好ましい実施形態によれば、ビジタロケー
ションレジスタは、このようなデータを受け取ると、そ
れらのデータのための送り出しのフリーズ要求がすでに
送られているかどうかに関係なく、ユーザの加入データ
を保存するための手段を有する。
【００１９】本発明の他の目的は、セルラ構造を持つ移
動局のロケーションエリアごとに組織された、とりわけ
ＧＳＭタイプのネットワークのオペレータの無線電話ネ
ットワークのための、ユーザの移動端末すなわち「移動
局」のホームロケーションレジスタＨＬＲであって、電
源が入れられたすべての移動局は、あるエリアから他の
エリアに移動する場合に、ネットワークに対して自身の
ロケーションを確定し、さらにこうしたロケーションの
確定が、各々が少なくとも１つのロケーションエリアを
監視するビジタロケーションレジスタＶＬＲで構成され
るとともに、そのオペレータのネットワークのユーザ全
体を監視する少なくとも１つのホームロケーションレジ
スタＨＬＲで構成される、移動局のロケーション構造に
よって考慮され、各ビジタロケーションレジスタＶＬＲ
は、ユーザの移動局が、ビジタロケーションレジスタＶ
ＬＲに対して自身のロケーションを確定すると、通常、
そのユーザに関する加入データを、ホームロケーション
レジスタＨＬＲからこのビジタロケーションレジスタＶ
ＬＲに向けて送るために、ホームロケーションレジスタ
ＨＬＲ宛てにロケーション要求を送信するための手段を
有し、さらに、ロケーション要求をともなう、ユーザに
関連する加入データの送り出しのフリーズ要求を受け取
り、そのユーザに関連する加入データの送り出しを禁止
するための手段を有することを特徴とするレジスタであ
る。
【００２０】添付図面を参照して以下に説明すること
で、本発明の特徴と利点が明らかになるだろう。
【００２１】
【発明の実施の形態】図１は、移動端末のロケーション
確定オペレーションの対象となるＧＳＭマルチセルラ無
線電話ネットワークの一部の従来の構造を示す図であ
る。この無線電話ネットワークの構造は、オペレータの
コントロール下に置かれ、移動局のロケーションエリア
ごとに組織される。それは、各々がネットワークでカバ
ーされたロケーションエリアの少なくとも１つを監視す
るビジタロケーションレジスタＶＬＲと、そのネットワ
ークのユーザの監視を行なう少なくとも１つのホームロ
ケーションレジスタＨＬＲとを利用する移動局のロケー
ション構造を有する。知られているように、ロケーショ
ンの確定は、移動局ＳＭの主導の下に行われ、ネットワ
ークは、移動局の個別の要求に基づいてのみロケーショ
ン管理を行なう。
【００２２】移動局ＳＭが、基地局ＢＴＳから、記憶し
ている番号とは異なるロケーションエリアの識別番号を
受け取ると、ロケーション要求が、その移動局によって
送信される。こようなロケーション要求は、この移動局
の無線範囲内に位置する基地局ＢＴＳによって受け取ら
れる。それはまた考慮するために、基地局を監視するビ
ジタロケーションレジスタＶＬＲに伝送される。このビ
ジタロケーションレジスタＶＬＲは、ホームロケーショ
ンレジスタＨＬＲに対して、この移動局ＳＭに関するロ
ケーション要求を送る。この要求が、この移動局のユー
ザが所属しているホームロケーションレジスタＨＬＲの
中で、移動局のロケーション更新手続きを開始させる。
このホームロケーションレジスタはさらに、当該のロケ
ーション要求元であるユーザの移動局によって使用可能
なサービスに関連する処理及び権利の検査処理を行な
う。
【００２３】従来のホームロケーションレジスタＨＬＲ
では、ビジタロケーションレジスタＶＬＲから質問され
たとき、このユーザに関するデータを含むメッセージ、
特にその加入に関する情報を準備し、送ることになるだ
ろう。移動局ＳＭに関するロケーション要求を送信す
る、本発明によるビジタロケーションレジスタＶＬＲ
は、このホームロケーションレジスタＨＬＲに対して、
この端末ＳＭのユーザに関する加入データを、折り返し
すぐに送ってはならないことを示すために、送り出しの
フリーズ要求をともなわせることができる。ビジタロケ
ーションレジスタＶＬＲは、当該のロケーション要求元
となる移動局が位置するエリアのアイデンティティを検
討する。そして以下の２つのケースを区別する。
【００２４】− 各移動局が一般的にほんの少しの間し
か留まっていない、あらかじめ設定されたエリアの集合
に属するエリア（たとえば高速道路区間）、 − このあらかじめ設定されたエリアの集合に属してい
ないエリア。
【００２５】後者の場合には、このビジタロケーション
レジスタＶＬＲは、従来通りに動作する。すなわちデー
タの送り出しをフリーズする要求を送信しない。
【００２６】前者の場合には、このビジタロケーション
レジスタＶＬＲは、ロケーション要求とともにデータの
送り出しフリーズ要求を送信する。というのも、このビ
ジタロケーションレジスタＶＬＲは、おそらく、これら
のデータを使用する必要がないからである。なぜなら、
その移動局が当該のエリアに留まるわずかな時間中に、
その移動局との間でいかなる通信も確立されない可能性
が大きいからである。
【００２７】本発明によるホームロケーションレジスタ
は、送り出しのフリーズ要求をともなう、ロケーション
要求を受け取り、ユーザに関連するデータを含むメッセ
ージを準備せず、さらにロケーション要求を送信したビ
ジタロケーションレジスタＶＬＲにそれらを送らない。
【００２８】したがって、本発明による方法は、多数の
移動局が非常に一時的にしか存在せず、そのうちのいく
つかだけが、そのエリアに留まっている間にコールを送
ったり、受けたりするエリアについては、とりわけ有利
である。このような状況が、人が密集したエリア、たと
えば、移動局を装備した多くのユーザーに使用される道
路を通るエリアで発生する。
【００２９】たとえば、このようなエリアを通信するこ
となく通り過ぎるユーザについて、あるオペレータのホ
ームロケーションレジスタＨＬＲが、挿入加入者データ
ＩＳＤのメッセージを準備し、それらを当該のビジタロ
ケーションレジスタＶＬＲに送ることを防ぐことが可能
になる。これによって、データの受信時に当該の各ビジ
タロケーションレジスタＶＬＲが送ってくる入力確認
を、ホームロケーションレジスタが受け取り、処理する
必要もなくなる。同様に、これらのビジタロケーション
レジスタＶＬＲに対して、挿入加入者データＩＳＤのメ
ッセージの処理が構成するロードと、無駄に行われる恐
れがある対応する保存オペレーションを軽減することが
できる。
【００３０】この方法の好ましい実施形態において、送
り出しのフリーズ要求は、ＧＳＭネットワークの固定装
置間の対話のために、規格化されたプロトコルＭＡＰの
拡張形態で伝送される。
【００３１】反対に、あるエリア内に存在するユーザに
よって使用される移動局の加入データは、このユーザを
対象とする通信が確立されなければならない場合には、
このエリアを監視するビジタロケーションレジスタＶＬ
Ｒに必要である。その場合、ビジタロケーションレジス
タＶＬＲは、通常の手続きが使用された場合に、位置決
定オペレーションの時点で保存されるはずのこのユーザ
の加入データが送られてくるようにするために、対話プ
ロトコルＭＡＰの枠組みの中で、ユーザーのホームロケ
ーションレジスタＨＬＲに、ユーザの加入データの送り
出し要求を送る。
【００３２】本発明による方法は、少なくとも１つのビ
ジタロケーションレジスタＶＬＲにおいて、また少なく
とも１つのホームロケーションレジスタＨＬＲにおい
て、ソフトウェア手段によって実施される。本発明によ
る更新手続きを実施するオペレータのネットワークのビ
ジタロケーションレジスタＶＬＲは、送り出しのフリー
ズ要求を考慮しないホームロケーションレジスタＨＬＲ
によって特に他のオペレータのネットワークによって、
伝送されてくる加入データを、受入れ、処理し、記録す
ることができるようにプログラミングされる点に留意さ
れたい。というのも、従来のホームロケーションレジス
タＨＬＲは、送り出しのフリーズ要求をともなうユーザ
のロケーション要求を受け取る場合でさえ、通常の方法
で加入データを送ってしまうからである。
【図面の簡単な説明】
【図１】移動端末のロケーション確定オペレーションの
対象となるＧＳＭマルチセルラ無線電話ネットワークの
一部の従来の構造を示す図である。
【符号の説明】
ＨＬＲ ホームロケーションレジスタ ＶＬＲ ビジタロケーションレジスタ ＳＭ 移動局

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 セルラ構造を持つ移動局のロケーション
    エリアごとに組織された、とりわけＧＳＭタイプのネッ
    トワークのオペレータの無線電話ネットワークにおけ
    る、ユーザの移動端末すなわち「移動局」（ＳＭ）のロ
    ケーションレジスタ（ＶＬＲ、ＨＬＲ）の更新方法であ
    って、電源が入れられたすべての移動局は、あるエリア
    から他のエリアに移動する場合に、ネットワークに対し
    て自身のロケーションを確定し、さらにこうしたロケー
    ションの確定が、各々が少なくとも１つのロケーション
    エリアを監視するビジタロケーションレジスタ（ＶＬ
    Ｒ）で構成されるとともに、そのオペレータのネットワ
    ークのユーザ全体を監視する少なくとも１つのホームロ
    ケーションレジスタ（ＨＬＲ）で構成される、移動局の
    ロケーション構造によって考慮される方法であり、 ビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）は、ユーザの移
    動局が、ビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）に対し
    て自身のロケーションを確定すると、通常、そのユーザ
    に関する加入データを、ホームロケーションレジスタ
    （ＨＬＲ）からこのビジタロケーションレジスタ（ＶＬ
    Ｒ）に向けて送るために、ホームロケーションレジスタ
    （ＨＬＲ）宛てにロケーション要求を送信し、 さらに、あるユーザについて、そのユーザの移動局が、
    あらかじめ定められたエリア内にある場合には、ホーム
    ロケーションレジスタ（ＨＬＲ）宛てにビジタロケーシ
    ョンレジスタ（ＶＬＲ）から送信されるロケーション要
    求に、このユーザに関する加入データの送り出しをフリ
    ーズする要求をともなわせることを特徴とする方法。
  2. 【請求項２】 ビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）
    が、もし、移動局が、あらかじめビジタロケーションレ
    ジスタ（ＶＬＲ）に対して自身のロケーションを確定
    し、また、そのビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）
    が、送り出しのフリーズ要求をともなうロケーション要
    求をすでに送信している場合に、あるユーザによって使
    用されるその移動局に関連する通信の確立要求を受け取
    ったときに、ユーザのために、ホームロケーションレジ
    スタ（ＨＬＲ）宛てに、ユーザの加入データの送り出し
    要求を送信する請求項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】 ビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）
    が、このようなデータを受け取ると、それらデータのた
    めの送り出しのフリーズ要求がすでに送信されているか
    どうかに関係なく、ユーザの加入データを保存する請求
    項１または２に記載の方法。
  4. 【請求項４】 セルラ構造を持つ移動局のロケーション
    エリアごとに組織された、とりわけＧＳＭタイプのネッ
    トワークのオペレータの無線電話ネットワークのため
    の、ユーザの移動端末すなわち「移動局」（ＳＭ）のビ
    ジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）であって、電源が
    入れられたすべての移動局は、あるエリアから他のエリ
    アに移動する場合に、ネットワークに対して自身のロケ
    ーションを確定し、さらにこうしたロケーションの確定
    が、各々が少なくとも１つのロケーションエリアを監視
    するビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）で構成され
    るとともに、そのオペレータのネットワークのユーザ全
    体を監視する少なくとも１つのホームロケーションレジ
    スタ（ＨＬＲ）で構成される移動局のロケーション構造
    によって考慮されるビジタロケーションレジスタであ
    り、 各ビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）は、ユーザの
    移動局が、ビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）に対
    して自身のロケーションを確定すると、通常、そのユー
    ザに関する加入データを、ホームロケーションレジスタ
    （ＨＬＲ）からこのビジタロケーションレジスタ（ＶＬ
    Ｒ）に向けて送るために、ホームロケーションレジスタ
    （ＨＬＲ）宛てにロケーション要求を送信する手段を有
    し、 さらに、あるユーザについて、そのユーザの移動局が、
    あらかじめ定められたエリア内にある場合には、ホーム
    ロケーションレジスタ（ＨＬＲ）宛てにビジタロケーシ
    ョンレジスタ（ＶＬＲ）からロケーション要求が送られ
    ると、このユーザに関する加入データの送り出しをフリ
    ーズする要求を送信するための手段を備えることを特徴
    とするビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）。
  5. 【請求項５】 さらに、もし、移動局が、あらかじめビ
    ジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）に対して自身のロ
    ケーションを確定し、また、そのビジタロケーションレ
    ジスタ（ＶＬＲ）が、送り出しのフリーズ要求をともな
    うロケーション要求をすでに送信している場合に、ある
    ユーザによって使用される移動局に関連する通信の確立
    要求を受け取ったときに、ユーザのために、ホームロケ
    ーションレジスタ（ＨＬＲ）宛てに、ユーザの加入デー
    タの送り出し要求を送信するための手段を備える請求項
    ４に記載のビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）。
  6. 【請求項６】 このようなデータを受け取ると、それら
    のデータのための送り出しのフリーズ要求がすでに送ら
    れているかどうかに関係なく、ユーザの加入データを保
    存するための手段を有する請求項４または５に記載のビ
    ジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）。
  7. 【請求項７】 セルラ構造を持つ移動局のロケーション
    エリアごとに組織された、とりわけＧＳＭタイプのネッ
    トワークのオペレータの無線電話ネットワークのための
    ユーザの移動端末すなわち「移動局」（ＳＭ）のホーム
    ロケーションレジスタ（ＨＬＲ）であって、電源が入れ
    られたすべての移動局は、あるエリアから他のエリアに
    移動する場合に、ネットワークに対して自身のロケーシ
    ョンを確定し、さらにこうしたロケーションの確定が、
    各々が少なくとも１つのロケーションエリアを監視する
    ビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）で構成されると
    ともに、そのオペレータのネットワークのユーザ全体を
    監視する少なくとも１つのホームロケーションレジスタ
    （ＨＬＲ）で構成される移動局のロケーション構造によ
    って考慮されるホームロケーションレジスタであり、 各ビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）は、ユーザの
    移動局が、ビジタロケーションレジスタ（ＶＬＲ）に対
    して自身のロケーションを確定すると、通常、そのユー
    ザに関する加入データを、ホームロケーションレジスタ
    （ＨＬＲ）からこのビジタロケーションレジスタ（ＶＬ
    Ｒ）に向けて送るために、ホームロケーションレジスタ
    （ＨＬＲ）宛てにロケーション要求を送信する手段を有
    し、 さらに、ロケーション要求をともなう、ユーザに関連す
    る加入データの送り出しのフリーズ要求を受け取り、そ
    のユーザに関連する加入データの送り出しを禁止するた
    めの手段を有することを特徴とするホームロケーション
    レジスタ（ＨＬＲ）。
JP2000201850A 1999-07-05 2000-07-04 無線電話ネットワークにおけるロケーションレジスタの更新方法と、その方法を実施するためのホームロケーションレジスタ及びビジタロケーションレジスタ Withdrawn JP2001054160A (ja)

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