JPH11285054A - 移動機の位置登録情報補正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信システムにおいて、移動機の位置登
録の回数を減らすとともにデータベースに登録されてい
る位置情報を常に正確な情報に保つ。 【解決手段】 移動機３２から発呼要求があがってきた
ときに、基地局３１は移動通信交換局１０に移動機識別
番号、認証番号に加えて位置情報を知らせる。移動通信
交換局１０は、データベース２０から当該移動機の位置
情報を含む加入者情報を読み出し、認証処理、通話チャ
ネル選択等の発呼要求処理の一環として位置情報の整合
性チェックを行なう。不整合を発見した場合は、データ
ベース情報を補正更新する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
における移動機の位置登録情報の補正方法に関し、移動
機の実際の位置とデータベースに登録されている位置情
報とが一致していない場合の位置登録情報の補正方法に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】移動通信システムにおいては、常にその
位置を変えている移動機に対して何時でも呼を着信させ
ることができるように、各移動機の現在所属する位置登
録エリアの情報（位置情報）を定常的に管理しておく必
要がある。従って、このような移動機の位置情報を蓄積
して更新管理するデータベースが備えられている。ま
た、このデータベースは移動機の位置情報だけでなく、
当該移動通信システムに加入者として登録されている移
動機の識別番号に対応させて、認証番号等の情報が加入
者情報として登録されている。図１は、このような移動
通信システムの全体構成を示す該念図である。

【０００３】図１を参照すると、移動体通信システム
は、無線通信エリア（無線ゾーンＡ、Ｂ）を形成する基
地局３１、４１と、この各基地局が形成する無線ゾーン
内で基地局と通信を行なう移動機３２と、各基地局を接
続収容し、有線通信網５０とも接続されて移動通信呼を
交換処理する移動交換局１０を通信に係わる主な構成要
素としている。そして、移動交換局５０は、当該移動通
信システムの規模に応じて同様の他の移動通信交換局と
接続されて移動通信網を形成する。前述したデータベー
ス２０は、移動通信交換局１０と接続されて、移動通信
サービスを提供する上で必要な加入者情報を蓄積し、移
動通信交換局の制御に応じて必要な蓄積情報を移動通信
交換局１０に伝達する役割をはたす。

【０００４】例えば、有線通信網５０から当該移動通信
システムの加入者である移動機３２に呼が入ってきたと
する。

【０００５】移動通信交換局１０は、当該呼を目的の加
入者（移動機３２）に着信させるために、その移動機３
２がどの基地局が管理する無線ゾーンに現在所属してい
るかをデータベースに蓄積されている位置登録情報に基
づいて識別する。そのために、データベースにアクセス
して着信移動機の加入者番号に基づいて、登録されてい
る位置情報を読み出す制御を行なう。

【０００６】目的とする移動機３２の登録されている位
置情報が無線ゾーンＡであることを識別した移動通信交
換局１０は、当該無線ゾーンＡを管轄している基地局３
１に対して移動機３２の識別番号を含む呼出報知信号を
出力させる。呼出報知されている移動機がその識別番号
により自移動機であることを認識した移動機３２は、こ
の呼出報知信号に応答する。この応答により移動通信交
換局１０は、有線通信網５０から入ってきた呼を移動機
３２に着信させるべく着信接続動作を行ない、呼を移動
機３２に着信させる。

【０００７】なお、前記におては、無線ゾーンと位置情
報が一致するものとして説明したが、必ずしも位置情報
が一つの無線ゾーンに対応するとは限らず、位置情報が
複数の無線ゾーンに対応する場合もある。このような場
合は、移動通信交換局１０は、その位置情報に対応する
無線ゾーンを形成する全ての基地局に対して呼出報知信
号の出力を指示する。

【０００８】このように、データベスに蓄積されている
各移動機の位置情報は常に最新の情報でないと目的とし
た移動機への接続が行われなくなる。そのために行われ
る制御動作が移動機からの位置登録要求である。

【０００９】移動機は、使用のためにその電源を入れた
とき、また、図１に示すような無線ゾーンＡから無線ゾ
ーンＢに移動したとき（位置登録エリアが変わったと
き）や、通話中の呼を終了させたときに位置登録要求を
行なう。移動機から発せられた当該移動機の識別番号を
含む位置登録要求は、基地局を経由して移動通信交換局
に通知され、その結果として、識別番号で特定される移
動機の情報登録エリアに蓄積されている位置情報を新た
な情報に更新するように移動通信交換局からデータベー
スに指示が出される。

【００１０】このように、移動機の位置情報の管理は移
動通信システムにおいては、重要な技術要素であり、デ
ータベースの位置登録情報がシステムの障害により損傷
した場合に、全ての移動機に位置登録要求を行なうよう
に促す要求信号を全ての基地局に対して出力することを
指示して、損傷したデータベースの位置情報を速やかに
修復するための技術が特開平６−１３３３５４号公報に
開示されている。

【００１１】一方、ＰＨＳ（パーソナル・ハンディフォ
ン・システム）に代表される、各無線ゾーンが非常に小
さい（マイクロセル）、歩行者を対象とした移動通信シ
ステムにおいては、無線ゾーンを変わるごとに位置登録
要求を行なっていたのでは通話トラフィックを処理する
よりも位置登録処理のトラフィックを処理することでシ
ステム全体の負荷が増えてしまうので、位置登録エリア
の狭い移動通信システムにおいては、位置登録要求の頻
度を必要最低限にしなければならないという事実もあ
る。特開平９−１８９３４号公報には、移動機で電源を
入れた場合、位置登録エリアを横切った場合、および通
話中の呼が終了した場合に自分の保持している位置情報
とそのとき在圏している基地局から送信される位置情報
とを照合して差異がある場合に限り位置登録要求を行な
うというような、システム側のトラヒックを抑える観点
から、不要な位置登録要求を抑制する改善例が紹介され
ている。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】以上に説明したような
移動通信システムにおける移動機の位置情報は、システ
ム障害で一度に失われるような場合でなくとも、実際の
移動機とデータベースに登録されている位置情報が一致
しなくなるという場合がある。また、移動機が記憶して
いる位置情報と基地局が報知する位置情報とが一致して
いても、データベースに登録されている位置情報とが一
致していないという場合もある。

【００１３】位置登録要求の動作において、移動機と基
地局との間で必要情報の受渡しが正常に終了すると、移
動通信交換局側のデータベースへの登録完了を待つこと
なく、移動機は位置登録が完了したものとみなす。その
ため、もし基地局と移動通信交換局との間または移動通
信交換局とデータベースとの間で伝送路障害などの要因
により、データベースに正常に位置登録ができなかった
場合、たとえ移動機が記憶している位置情報と在圏する
基地局とが整合していてもデータベースに登録されてい
る位置情報は更新されない情報となり、システム側と移
動機との間で位置情報の整合がとれないという状況が発
生する。

【００１４】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
である、移動機の実際に在圏している位置情報とデータ
ベースに登録されている位置情報の不整合をいち早く発
見し、しかもシステムにトラフックの負担をかけずに補
正する方法を提供することを目的とする。

【００１５】本発明に係る移動機の位置登録情報補正方
法は、移動通信交換局が管轄する複数の基地局の各基地
局が提供する無線ゾーンに存在する移動機の位置情報を
登録管理するデータベースを備えた移動通信システムに
おいて、移動機が発呼要求を行なったときに移動通信交
換局に転送される移動機の識別情報、認証番号に加えて
前記の移動機の位置情報を転送し、データベースから読
み出した位置情報と転送された位置情報とを比較して、
不一致であると転送された位置情報でデータベスに登録
されている位置情報を更新することを特徴とする。

【００１６】詳細に述べれば、（１）移動機からの発呼
要求を受けると、基地局は移動機から転送される移動機
識別情報と認証番号に加えて当該基地局の位置情報を移
動通信交換局に転送し、（２）移動通信交換局は転送さ
れた移動機識別情報に基づきデータベースより当該移動
機に対応する位置情報を含む加入者情報を読み出し、
（３）データベースから読み出した位置情報と基地局か
ら受信した位置情報とを比較し、（４）両位置情報が一
致していなかった場合、データベースに登録されている
位置情報を基地局から受信した位置情報で書き換える。

【００１７】また、前記の基地局は、移動機からの発呼
要求を受けると、移動機から転送される移動機識別情報
と認証番号を移動通信交換局に転送し、移動通信交換局
が当該発呼要求を転送した基地局を識別することにより
移動局の位置情報を識別する構成にしてもよい。

【００１８】更に、移動通信交換局は、データベースに
アクセスする際に、移動機識別情報に加えて移動通信交
換局が得た移動機の位置情報をあわせて前記データベー
スに転送し、データベースは読み出した加入者情報に含
まれる位置情報と転送された位置情報とが一致していな
かった場合に、当該データベースの位置情報を転送され
た位置情報で書き換える構成にしてもよい。

【００１９】このように、移動機の発呼要求処理の過程
において、データベースをアクセスする際に位置情報も
併せて読み出して照合処理を行なう。ここで不一致が発
見されればデータベースの登録情報を更新する。

【００２０】

【発明の実施の形態】本発明の移動機の位置登録情報補
正方法の一実施の形態を図面を参照して説明する。

【００２１】図２は、本発明の移動機の位置登録情報補
正方法を説明するフローチャートである。また、図３
は、本発明の補正方法を説明するために図１に示した概
念図をより詳細に示した移動通信システムのブロック構
成図である。本発明の前提となる移動通信システムの各
構成要素の構成を図３を参照して説明する。

【００２２】移動通信交換局１０は、各基地局３１、４
１を接続収容するとともに有線通信網５０や他の移動通
信交換局と接続されて移動通信呼の交換処理を司る。

【００２３】移動通信交換局１０は、移動通信呼を交換
接続する為のスイッチネットワーク１０１を備え、管轄
する基地局３１、４１、有線通信網５０、他の移動通信
交換局からの通話チャネル（伝送路）を終端するトラン
ク１１０、１１１、１２０、１２１がこのスイッチネッ
トワーク１０１に接続収容されて通話路系を構成する。
また、移動通信システムの加入者に係わるデータ等を蓄
積しているデータベース２０とは、専用のプロトコルを
用いて通信する通信制御装置１０４を介して接続され
る。さらに、無線インタフェース制御装置１０３を備え
て、管轄する基地局３１、４１と、通話チャネルとは別
に、制御チャネルで接続されて制御情報の通信処理を行
なっている。これら移動通信交換局１０すべての制御動
作を司る装置として中央制御装置１０２がある。

【００２４】基地局３１、４１は、移動通信システムの
加入者である移動機３２との無線インタフェース処理を
司る。

【００２５】基地局３１は、電波の送受信を行なう送受
信機３０１を備え、移動機３２との間での無線通信を行
なう。なお、本発明においては、基地局と移動機の間の
アクセス方式は、ＦＤＭＡ（周波数分割多重アクセ
ス）、ＴＤＭＡ（時分割多重アクセス）またはＣＤＭＡ
（符号分割多重アクセス）のいずれの方式であってもか
まわない。ＩＮＴ３０２は、送受信制御や変調／復調制
御等の無線側（移動機側）のインタフェースと有線側
（移動通信交換局側）のインタフェースとの整合処理を
行なう装置を総称して示したもので、移動通信交換局１
０の通話路系に接続される。一方、ＣＯＮＴ３０３は、
移動機３２−基地局３１間および基地局３１−移動通信
交換局１０間で送受される制御情報を処理する装置を総
称するものとして示しており、移動通信交換局１０の無
線インタフェース制御装置１０３と接続されている。基
地局４１も基地局３１と同様の構成となっている。

【００２６】このように構成された移動通信システムに
おける本発明の移動機の位置登録情報の補正方法を図
２、図３を参照して説明する。

【００２７】本発明は、移動機３２が発呼のための発呼
要求を行なった際の移動通信交換局１０における制御動
作をそのまま利用することを特徴とする。

【００２８】移動機３２は、発呼に際して発呼のための
通話チャネルの割当てを要求するために、制御チャネル
を用いて基地局３１にアクセスする。このときアクセス
が発呼要求であることを示す情報に加えて、当該移動機
の識別番号、認証番号が基地局に転送される（ステップ
Ｓ２００）。

【００２９】移動機からの発呼要求を受けた基地局３１
は、移動機が正規の加入者であることを確認する認証動
作や通話チャネルの割当てを要求するために、移動機３
２の識別番号、認証番号、発呼要求情報に当該基地局３
１の位置情報を付加した情報をＣＯＮＴ３０３から移動
通信交換局１０の無線インタフェース制御装置１０３に
転送する（Ｓ２０１）。

【００３０】移動通信交換局１０は、中央制御装置１０
２の処理により基地局３１から転送された情報が発呼要
求であることを識別すると、通信制御装置１０４を介し
てデータベース２０に対して当該移動機３２の加入者情
報を読み出すように指示する。このとき、データベース
２０内の情報読み出し場所を特定するために移動機３２
の識別情報を添付する（Ｓ２０２）。加入者情報の読み
出し要求に応じて、データベース２０は、転送された移
動機の識別番号に基づいて登録されている当該移動機の
加入者情報を読み出して移動通信交換局１０に返送する
（Ｓ２０３）。このとき返送される情報は、移動機の識
別番号、認証番号に加えて、データベースに登録されて
いる当該移動機の位置情報が付加される。

【００３１】データベース２０から必要とする加入者情
報を受取った移動通信交換局１０は、認証処理を行なう
（Ｓ２０４）。基地局３１を経由して受信した移動機３
２の認証番号とデータベース２０から読み出された加入
者情報に登録されている認証番号とを比較して、一致し
ていれば正規の移動機であると認定して以降の処理を続
行する（Ｓ２０４：Ｙｅｓ）。しかし、ここで認証番号
が不一致であった場合（Ｓ２０４：Ｎｏ）は、不正使用
による移動機と認定して、発呼要求を拒否する（Ｓ２０
５）。

【００３２】認証処理で正規の移動機と認定されると、
次に位置情報の確認が行なわれる。基地局３１から受信
した移動機３２の位置情報とデータベース２０から読み
出された加入者情報に登録されている位置情報とを比較
する（Ｓ２０６）。

【００３３】もしここで、何らかの理由により両方の位
置情報が整合していなかった場合（不一致であった場
合）、移動通信交換局１０はデータベース２０に対して
位置情報の補正処理を行なうよう指示する（Ｓ２０６：
Ｎｏ）。データベース２０は、移動通信交換局１０から
位置情報の更新指示を移動機の識別番号と基地局３１か
ら受信した位置情報とともに受けると、当該識別番号で
特定される移動機の現在登録されている加入者情報の中
の位置情報を、更新指示とともに受取った位置情報に更
新する処理を行なう（Ｓ２０７）。このデータベスでの
位置情報更新処理が完了すると、データベース２０は移
動通信交換局１０に対して更新処理が完了した旨の報告
を行なう。

【００３４】移動通信交換局１０は、ステップＳ２０６
の位置情報一致確認の結果、一致していれば（Ｓ２０
６：Ｙｅｓ）発呼要求に応じるために通話で使用する通
話チャネルの選択動作に入る。また、ステップＳ２０６
の結果が不一致であれば（Ｓ２０６：Ｎｏ）データベス
２０からの位置情報更新処理完了の報告を受けてから通
話チャネルの選択動作に入る。通話チャネルを選択する
と移動通信交換局１０は、その情報を基地局３１に返送
して発呼要求に対する動作を完了する。

【００３５】移動機３２からの発呼要求に対して移動通
信交換局１０から通話チャネルを指定されて要求が受付
けられると、基地局３１は、発呼要求に対する応答を使
用すべき通話チャネルの通知とともに移動機３２に返送
する。そして、発呼要求が受入れられて通話チャネルの
指定を受けた移動機３２は、当該通話チャネルを用いて
発呼処理に移行する。

【００３６】以上に説明したように、本発明に係る移動
機の位置登録補正方法は、移動機の通常の発呼要求処理
の過程において、基地局から転送される移動機の現在の
位置情報をデータベスに蓄積されている位置情報と比較
し、もし不整合であればこのときに更新させるので、あ
えて位置登録のための動作を別個に行なうこともなく、
位置登録だけのための処理負担もなく、データベースに
登録されている位置情報を正確な情報に保つことができ
る。

【００３７】また、以上の説明においては、データベー
ス２０は移動通信交換局１０からの要求で加入者情報を
読み出して移動通信交換局１０に返送し、同じく、移動
通信交換局１０からの指示でデータベースの更新動作を
行なう構成としたが、Ｓ２０２の処理において、移動通
信交換局１０がデータベース２０に対して、移動機３２
の識別番号だけでなく認証番号や位置情報も転送し、デ
ータベース２０に処理制御装置を設けて、当該受信した
認証番号、位置情報と読み出した認証番号、位置情報の
比較およびその結果にともなう処理をデータベース内の
処理制御装置で行なう構成にしてもよい。この場合、認
証番号が不一致であれば、データベース２０から移動通
信交換局１０に認証番号不一致報告がなされて、移動通
信交換局１０では、そのまま基地局３１に対して発呼要
求拒否通知を行なうことができる。また、位置情報が不
一致であると識別すれば、データベース２０が自らデー
タベースの更新作業を行ない、あえて移動通信交換局１
０にその旨を通知する必要も無い。このような構成をと
った場合は、移動通信交換局１０の処理負担を軽減する
ことができる。

【００３８】さらに、以上の説明においては、基地局３
１から移動通信交換局１０への発呼要求の際に、基地局
３１は位置情報を付加して転送するとしたが、基地局３
１が位置情報を付加しない構成をとることもできる。

【００３９】この場合は、移動通信交換局１０は基地局
３１から発呼要求を受けたときにその処理の過程で、図
３に示す各基地局からの制御チャネルを収容している無
線インタフェース制御装置１０３の収容位置または各基
地局に割当てたチャネル番号等からどの基地局からの発
呼要求であるかを識別する制御を加えればよい。識別し
た基地局に対応する位置情報を移動通信交換局１０自身
で作成して、後は上記と同様の処理を行なうことができ
る。このような構成にした場合は、基地局３１の回路構
成や処理付加を軽減することができる。

【００４０】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る移
動機の位置登録情報補正方法は、移動機の通常の発呼要
求処理の過程でデータベースの位置情報の整合性をとる
構成としたので、あえて位置登録のための動作を別個に
行なうこともなく、位置登録だけのための処理負担もな
く、データベースに登録されている位置情報を正確な情
報に保つことができる。また、受信した認証番号、位置
情報と読み出した認証番号、位置情報の比較およびその
結果にともなう処理を行なう処理制御装置をデータベー
ス内に設ける構成にすれば、移動通信交換局１０の処理
負担を軽減することができる。さらに、基地局は位置情
報を付加しないで発呼要求を行い、各基地局からの制御
チャネルを収容している無線インタフェース制御装置の
収容位置または各基地局に割当てたチャネル番号等か
ら、移動通信交換局が発呼要求のあった基地局を識別す
る構成にすれば基地局の回路構成や処理付加を軽減する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 移動通信システムの全体構成を示す該念図で
ある。

【図２】 本発明の移動機の位置登録情報補正方法を説
明するフローチャートである。

【図３】 図１をより詳細に示した移動通信システムの
ブロック構成図である。

【符号の説明】

１０ 移動通信交換局 ２０ データベース ３０ 無線ゾーンＡ ３１ 基地局Ａ ３２ 移動機 ４０ 無線ゾーンＢ ４１ 基地局Ｂ ５０ 有線通信網 １０１ スイッチネットワーク中央制御装置 １０３ 無線インタフェース制御装置 １０４ 通信制御装置 １１０、１１１、１２０、１２１ トランク ３０１、４０１ 送受信装置 ３０２、４０２ ＩＮＴ ３０３、４０３ ＣＯＮＴ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 移動通信交換局が管轄する複数の基地局
   の各基地局が提供する無線ゾーンに存在する移動機の位
   置情報を登録管理するデータベースを備えた移動通信シ
   ステムにおいて、前記移動機が発呼要求を行なったとき
   に前記移動通信交換局に転送される前記移動機の識別情
   報、認証番号に加えて前記移動機の位置情報を転送し、 前記データベースから読み出した位置情報と前記転送さ
   れた位置情報とを比較して、不一致であると前記転送さ
   れた位置情報で前記データベスに登録されている位置情
   報を更新することを特徴とする移動機の位置登録情報補
   正方法。
2. 【請求項２】 移動通信交換局が管轄する複数の基地局
   の各基地局が提供する無線ゾーンに存在する移動機の位
   置情報を登録管理するデータベースを備えた移動通信シ
   ステムにおいて、 前記移動機からの発呼要求を受けると、前記基地局は前
   記移動機から転送される移動機識別情報と認証番号に加
   えて当該基地局の位置情報を前記移動通信交換局に転送
   し、 前記移動通信交換局は転送された移動機識別情報に基づ
   き前記データベースより当該移動機に対応する位置情報
   を含む加入者情報を読み出し、 前記データベースから読み出した位置情報と前記基地局
   から受信した位置情報とを比較し、 両位置情報が一致していなかった場合、前記データベー
   スに登録されている位置情報を前記基地局から受信した
   位置情報で書き換えることを特徴とする移動機の位置登
   録情報補正方法。
3. 【請求項３】 移動通信交換局が管轄する複数の基地局
   の各基地局が提供する無線ゾーンに存在する移動機の位
   置情報を登録管理するデータベースを備えた移動通信シ
   ステムにおいて、 前記移動機からの発呼要求を受けると、前記基地局は前
   記移動機から転送される移動機識別情報と認証番号を前
   記移動通信交換局に転送し、 前記移動通信交換局は当該発呼要求を転送した前記基地
   局を識別して前記移動局の位置情報を識別し、 前記基地局から転送された移動機識別情報に基づき前記
   データベースより当該移動機に対応する位置情報を含む
   加入者情報を読み出し、 前記データベースから読み出した位置情報と前記発呼要
   求を転送した前記基地局を識別して得た位置情報とを比
   較し、 両位置情報が一致していなかった場合、前記データベー
   スに登録されている位置情報を前記発呼要求を転送した
   前記基地局を識別して得た位置情報で書き換えることを
   特徴とする移動機の位置登録情報補正方法。
4. 【請求項４】 前記移動通信交換局は、前記データベー
   スにアクセスする際、前記移動機識別情報に加えて当該
   移動通信交換局が得た前記移動機の位置情報をあわせて
   前記データベースに転送し、 前記データベースは読み出した加入者情報に含まれる位
   置情報と転送された位置情報とが一致していなかった場
   合に、当該データベースの位置情報を転送された位置情
   報で書き換えることを特徴とする請求項２または請求項
   ３に記載の移動機の位置登録情報補正方法。