WO2002001533A1

WO2002001533A1 - Systeme fournisseur de services

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Publication number: WO2002001533A1
Application number: PCT/JP2001/005664
Authority: WO
Inventors: Kiyokazu Ikeda
Original assignee: Sony Corporation
Priority date: 2000-06-29
Filing date: 2001-06-29
Publication date: 2002-01-03
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Description

明細書

サ一ビス提供システム

技術分野

本発明は、例えば自動車などの移動体に搭載される電子機器と、サーバ及び携帯電話などの個人移動端末装置とを通信網を介して通信可能なように構築されたシステムとして、例えば電子機器を購入して利用しているユーザに対して、送信されたデータを受信した電子機器が、その受信データの内容に従って何らかの動作の実行を行うことで享受できるようなサ一ビスを提供することのできるシステムに関するものである。背景技術

いわゆる力一ナピゲ一ション装置が広く普及している。その基本的な機能としては、例えば移動中にある自動車などの現在位置を測定して、その測定された現在位置を地図上に表示させるなどして、ユーザに現在位置を知らせるものである。

また、近年においては、移動無線端末装置を備えることで、ィンターネットに接続可能な機能を有するカーナビゲ一ション装置も普及してきている。その利用形態としては、例えばインタ一ネット上の W e bサイ卜にアクセスすることで、例えば、或る特定地域の店舗の情報や、イベント、天気の情報などをカーナビゲーション装置の表示部位に表示させ、これらの情報を得ることが可能になるものである。

ところで、例えば商品を購入したユーザには、いわゆるァフタ —ケア、アフターサービスなどといわれる、商品を購入したユーザにとって有用となるようなサービスを、その商品を製造販売したメ一力や店舗から提供することがしばしば行われる。

ここで上記したようなカーナビゲーション装置もまた、元は商品であり、例えばこれを搭載する自動車の所有者が購入して取得したものである。従って、企業や販売店などの販売側は、このようなカーナビゲ一シヨン装置についてもアフターサービスを提供すれば、ユーザへの便宜を図り、また、自社商品の付加価値を高めることができる。

しかし、企業側からのサ一ビスの提供のしかたとしては、例えば現状は、郵送や電子メールなどによる通知等に限定され、より高い利便性を求めようとした場合には限界がある。

そこで、例えばインタ一ネット上にサービス用のサーバを設けて、インタ一ネッ卜接続機能を有する力一ナビゲ一ション装置に対して、直接的にサービスに関連するデータを送信するような形態とすれば、より直接的にユーザに対してサービスを提供することが可能になるものである。

しかし、現状においては、カーナビゲ一シヨン装置は、単にィンタ一ネットへの接続機能を有しているのみであり、例えば上記したようなサーバ側からカーナビゲ一ション装置に対してァクセスすることはできないものである。つまり、現状の段階では、ィンタ一ネット通信機能を利用してサービスを提供するにしても、ユーザが、サービス用サーバのアドレス（U R L ) を把握した上で、カーナビゲ一シヨン装置に対する操作を行って、力一ナビゲーション装置側からサービス用サーバに対してァクセスする必要がある。これは、即ち、企業側でサービス提供が必要とされる機会となったそのときに、直ちに力一ナビゲーシヨン装置側にァクセスしてサービスを提供することができないことを意味し、これでは、充実したサービスの提供ができないことになる。発明の開示

そこで本発明は、上記した課題を考慮して、サービス提供システムについて以下のように構成する。

本発明のサービス提供システムは、少なくとも、無線通信端末機能を備えて移動体に搭載されると共に、固有となる機器 I Dが割り与えられる電子機器と、所定のサービス提供機能を有すると共に、サービス提供可能な複数の上記電子機器についての上記機器 I Dが格納されるサ一ビス用サーバと、通信網とを備えて成る o

そして、上記サ一ビス用サーバからサ一ビス提供が必要とされる特定の電子機器に対して、機器 I Dを利用して通信網を介してアクセスし、アクセスした電子機器に対して、特定のサービスを実現するための所定内容を有するサービス情報を送信するための送信手段を備えることとした。

また、少なくとも、無線通信端末機能を備えて移動体に搭載されると共に、固有となる機器 I Dが割り与えられる電子機器と、所定のサービス提供機能を有すると共に、サービス提供可能な複数の上記電子機器についての上記機器 I Dが格納されるサ一ビス用サーバと、通信網とを備えて成るサ一ビス提供システムとして、電子機器からサービス用サーバに対して通信網を介してァクセスし、特定のサービスに利用可能な所定内容の情報を送信することのできる第 1 の通信手段と、サービス用サーバからサービス提供が必要とされる特定の電子機器に対して、機器 I Dを利用して通信網を介してアクセスし、アクセスした電子機器に対して、 '特定のサービス提供を実現するための所定内容を有するサ一ビス情報を送信するための第 2の通信手段とを備えることとした。

また、少なくとも、無線通信端末機能を備えて移動体に搭載されると共に、固有となる機器 I Dが割り与えられる電子機器と、固有となる端末 I Dが割り与えられる移動無線端末装置と、通信網とを備えて成るサービス提供システムとして、移動無線端末装置から電子機器に対して、機器 I Dを利用して通信網を介してァクセスし、特定のサービス提供を実現するための所定内容を有するサービス情報を送信するための送信手段を備えることとした。

また、少なくとも、無線通信端末機能を備えて移動体に搭載されると共に、固有となる機器 I Dが割り与えられる電子機器と、固有となる端末 I Dが割り与えられる移動無線端末装置と、通信網とを備えて成るサ一ビス提供システムとして、電子機器から上記移動無線端末装置に対して、端末 I Dを利用して通信網を介してアクセスし、特定のサ一ビスに利用可能な所定内容の情報を送信することのできる第 1 の通信手段と、移動無線端末装置から特定の電子機器に対して、機器 I Dを利用して通信網を介してァクセスし、アクセスした電子機器に対して、特定のサービス提供を実現するための所定内容を有するサービス情報を送信するための第 2 の通信手段とを備えることとした。

上記各構成による発明では、無線通信端末機能を備えて移動体に搭載される電子機器がサ一ビスの提供対象、つまりサービス情報の送信対象となるが、上記した何れの構成においても、電子機器に対して固有に割り与えられた機器 I Dを利用して特定の電子機器にアクセスして、サ一ビス情報を送信することが可能となつている。即ち、本来は通信網上において不特定多数の端末装置の

1つである電子機器に対して積極的にァクセスしてサービス情報を送信提供することが可能とされるものである。

また、サービス提供システムとして次のようにも構成することとした。

つまり、このサービス提供システムは、少なくとも、無線通信端末機能を備えて移動体に搭載される電子機器又は移動無線端末装置としての電子機器と、通信網と、この通信網にアクセスする経路が固定的となるようにして設置される通信端末装置と、通信網に接続される認証サーバとから成るものとされる。

そして、通信端末装置が、電子機器に固有となるように割り与えられる機器 I Dを利用して通信網を介して電子機器にアクセスするのに、認証サーバを経由してのみ上記電子機器にアクセスすることを可能とするアクセス手段と、通信網内において、通信端末装置が通信網に対してアクセスしてきたアクセス経路を特定する情報を利用して、通信端末装置の端末 I Dを生成する端末 I D 生成手段と、認証サーバにおいて、端末 I Dを利用して、ァクセスしてきた通信端末装置についての認証処理を行うとともに、認証が成立した場合にのみ、通信端末装置が電子機器に対してァクセスすることを許可する認証対応処理手段と、認証対応処理手段によってアクセスが許可された通信端末装置と電子機器との間において、通信網を介して特定のサ一ビス提供を実現するための所定内容を有するサ一ビス情報の送受信が行われるようにする送受信手段とを備えることとした。

上記構成においては、例えば家庭内や企業などでほぼ固定的に設置されることで、通信網までのァクセス経路も固定されるような通信端末装置と、移動体に搭載されたり、携帯されることで移動することが想定される電子機器と通信を行うのにあたっては、通信端末装置が、相手側の電子機器の機器 I Dを利用してァクセスするようにされる。そして、アクセス後におけるサービス情報の送受信によつて特定のサ一ビス提供が実現されることになる。つまりは、この構成によっても、本来は通信網上において不特定多数の端末装置の 1つである電子機器に対して積極的にァクセスして通信を行うことでサービスを提供することが可能とされるものである。

そのうえで、上記構成においては、通信端末装置から電子機器へのアクセスにあたつて認証サーバが介在することになる。そして、ァクセス時において生成される端末 I Dを利用して認証処理が行われ、認証が得られた段階ではじめて通信端末装置から電子機器へのァクセスが行われるように許可するようにしている。

このようにすれば、例えば、サービス提供のために端末 I Dを登録したユーザのみがサービス提供をうけることができることになる。換言すれば、例えばサービス使用料を払っていないなどの理由でサービス提供を受ける権利を有していないユーザにまでサ —ビスが利用されてしまうのを防止することが可能になる。

また、端末 I Dとしては、少なくとも通信網にまでァクセスしてきたアクセス経路を特定する情報を利用して形成されるものとしている。例えば通信端末装置自体が有するァドレスや製造番号等に対応した I Dは容易に改竄可能であるとしても、通信網内において、通信事業者が管理する経路を特定する情報までは改竄することはほとんど不可能であることから、端末 I Dの改竄もできないといえる。図面の簡単な説明

図 1 は、本発明の実施の形態としてのサービス提供システム（第 1例）の構成例を示す説明図である。

図 2 は、本実施の形態のナビゲ一シヨンシステムの構成例を示す説明図.である。

図 3は、本実施の形態のナビゲ一ションシステムの内部構成例を示すブロック図である。

図 4は、本実施の形態の携帯電話の内部構成例を示すプロック図である。

図 5は、本実施の形態において、無線電話通信網に備えられるアプリケ一ションサーバの内部構成例を示すプロック図である。図 6 は、本実施の形態におけるサ一ビスサーバの内部構成例を示すプロック図である。

図 7 は、システムバ一ジョンアップのサービス提供を実現するための処理動作を示すフローチヤ一トである。

図 8 は、自動車のセキュリティチヱックを携帯電話から行うというサ一ビス提供を実現するための処理動作を示すフローチヤ一トである。

図 9 は、自動車の鍵を、携帯電話からのコントロールにより行うといぅサービス提供を実現するための処理動作を示すフローチャ一トである。

図 1 0 は、地図情報の更新データをナビゲ一ションシステムがサービスサーバからダウンロードするというサービスを実現するための処理動作を示すフ口一チヤ一トである。

図 1 1 は、本発明の実施の形態としてのサービス提供システム (第 2例）の構成例を示す説明図である。

図 1 2 は、パーソナルコンピュータの内部構成例を示すブロック図である。

図 1 3 は、本実施の形態における認証サーバの内部構成例を示すプロック図である。

図 1 4 は、本実施の形態における P C— I D登録手順（第 1例 ) を示す概念図である。

図 1 5 は、本実施の形態における P C - I D登録手順（第 2例 ) を示す概念図である。

図 1 6 は、本実施の形態における P C— I D登録手順（第 3例 ) を示す概念図である。

図 1 7 は、パーソナルコンピュータがナビゲ一シヨンシステムの現在位置情報を取得するというサ一ビスを実現するための処理動作を示すフローチヤ一トである。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態としてのサービス提供システムについて説明を行っていくこととする。このサ一ビス提供システムは、自動車に搭載される力一ナビゲ一ション装置を購入したユーザに対して、少なくとも力一ナビゲーション装置購入のアフターケァとしてのサ一ビスを提供するものとされる。

なお、以降の説明は次の順序で行う。

1 . サービス提供システム（第 1例）

1 - 1 . 全体構成

1 - 2 . ナビゲ一シヨンシステムの全体構成

1 - 3 . ナビゲーシヨン本体部の内部構成

1 - 4 . 携帯電話の内部構成

1 — 5 . アプリケーションサーバの内部構成

1 — 6 . サービスサーバの内部構成

2 . システムによるサービス提供形態例

3 . 処理動作例

4 . サービス提供システム（第 2例）

4 一 1 . 全体構成

4 - 2 . パーソナルコンピュータの内部構成

4 一 3 . 認証サーバの内部構成

4 一 4 . サービス提供形態例

4 - 5 . 認証用ュ一ザデータベースの構築

4 一 6 . 処理動作例

サービス提供システム（第 1例）

一 1 . 全体構成図 1 は、本実施の形態の第 1例としてのサ一ビス提供システムの一形態例を示している。

自動車 1 0 0 には、ナビゲ一シヨンシステム 1が搭載されている。このナビゲーシヨンシステムは、いわゆる力一ナビゲ一ション装置を基本として、自動車の盗難などを防ぐセキュリティティシステム、また、無線電話通信網 3 0 0を介してデータ通信が可能な通信端末装置などを備えたシステム構成を採っている。

本実施の形態のサ一ビス提供システムによるサ一ビスを受けるのは、この自動車 1 0 0 の所有者であり、また、ナピゲ一ションシステム 1 を購入したユーザとなる。

携帯電話 2 0 0 は、例えばナビゲーシヨンシステムと同じユーザの名義で、無線電話通信網 3 0 0 を運営する通信会社と契約してあるもので、上記のようにして、無線電話通信網 3 0 0を介して、電話回線を使用しての通話を行うことができる。また、この場合には、インタ一ネットとの接続によりデータ通信を行うことも可能とされている。

無線電話通信網 3 0 0 は、例えば携帯電話のほか、本実施の形態であればカーナビゲ一ション装置の無線端末装置などの、無線端末装置間の移動体通信を実現するための設備とされ、例えば図示するように、基地局 3 0 1、中継局 3 0 2、アプリケーションサーバ 3 0 3 , ゲートウェイ 3 0 4を備える。

基地局 3 0 1及び中継局 3 0 2 によっては、例えば無線端末装置間での無線通信が可能とされる。また、無線端末装置をインターネッ卜と接続する際には、アプリケーションサーバ 3 0 3がその機能を果たすようにされる。

アプリケ一ションサーバ 3 0 3 は、例えばその無線通信会社で提供するィンタ一ネット機能に対応して必要となる処理を実行するようにされている。そして、アプリケーションサーバ 3 0 3 にて処理したデータをゲ一トウエイ 3 0 4を介して変換することで、結果的には、無線電話通信網 3 0 0 と接続される無線端末装置をインターネット 4 0 0 と接続することが可能になる。

インタ一ネット上には各種のサーバが接続されているのである力本実施の形態としては、図示するように、サービスサーバ 5 0 0が備えられる。このサービスサーバ 5 0 0は、ュ一ザへの各種サ一ビスを提供可能な機能が与えられるように構成されている。なお、サ一ビスサーバ 5 0 0 により提供可能なサービス内容例については後述する。また、サービスサーバ 5 0 0 は、ここでは 1つのサーバであることとして示しているが、例えば実際には、サービスを提供する企業、部門などごとに、複数のサーバが設けられて構わないものである。例えば、後述する例では、購入された力一ナビゲ一ションシステム 1本体についてのァフタ一サ一ビスと、力一ナビゲーションシステム 1を構成するセキュリティシステムの利用サービスなどを提供しているが、例えば上記 2つのサービスごとに、カーナビゲーションシステム 1のメーカが設備するサービスサーバと、セキュリティシステムを運営する企業が設備するサービスサーバとが設けられて構わないものである。

このような構成であるとすれば、移動端末装置、つまりナビゲ —シヨンシステム 1や携帯電話 2 0 0 は、インタ一ネット 4 0 0 と接続されることで、各種の W e bサイト等にアクセスすることができる'。また、例えば電子メ一ルの送受信等を行うことも可能となる。もちろんのこと、携帯電話 2 0 0 に関すれば、通常の電話回線を通じての通話も可能とされるものである。

1 一 2 . ナビゲ一シヨンシステムの全体構成図 2 は本実施の形態のナビゲーションシステム全体の概略構成を示している。

この図 2 に示す本実施の形態のナビゲ一シヨンシステム 1は、例えばナビゲ一.シヨン本体部 2、ディスプレイニタ部 3、 G P Sアンテナ 5、交通情報受信ァンテナ 7、自律航法ュニット 6、通信端末装置 5 0、セキュリティシステム部 4 1、及びリモートコントローラ 8等によって構成される。

ナビゲーション本体部 2 の詳しい構成については後述するが、' その内部で再生される記録媒体 9から読み出した地図情報と、現在位置情報とに基づいて、例えばディスプレイモニタ部 3の表示画面 3 aに対して、自車の現在位置を地図上に表示させたり、また、ドライプ経路や各種ガイドとなるナビゲ一ション情報を表示させることができるようになつている。

記録媒体 9 は、例えばこの場合には、 C D— R O M ( Compact Disk - Read Only Memory) や、 D V D - R O M ( Digital Video Disk Digital "Versatile Disk— Read Only Memory) 等のディスクとされ、上記もしたように地図情報が記憶されている。

ディスプレイモニタ部 3 の表示画面部 3 aには、例えば液晶ディスプレイ等によつて構成され、ナピゲ一ション本体部 2から出力される画像情報に基づいて表示が行われる。

受信部 3 bはリモートコントローラ 8から送られてくるコマンド情報を受信する受信部とされる。この受信情報は、後述するようにして、ナビゲ一シヨン本体部 2 に対して伝送される。

また、ここでは図示していないが、本実施の形態のナビゲーション装置としては、スピー力等の音声出力部を設けることも可能とされる。その場合は、ナビゲーシヨン本体部 2から音声出力部に対して、所定のポイント（交差点）や、渋滞状況、右折左折地点、道順間違い、などといった音声ナビゲーション情報を出力することで、音声出力部からュ一ザに対して警告音やガイド音声を出力することが可能になる。

G P S ( Global Positioning System ) アンテナ 5 は、例えば G P Sの衛星からの電波を受信するために設けられている。この G P Sアンテナ 5で受信された電波は受信データとして復調されてナビゲ一ション本体部 2内に取り込まれ、後述するように自車の現在位置を測定するために用いられる。

交通情報アンテナ 7 は、所定の道路交通情報通信システムのもとで、例えば F M多重、光ビーコン、電波ビーコンなどにより伝送される道路交通情報を受信可能とされている。受信された道路交通情報としては、例えば道路の渋滞状況や駐車場などの情報が挙げられるが、ナビゲ一シヨン本体部 2では、これらの道路交通情報に基づいて、道路の渋滞状況の表示、また、渋滞状況に基づく所要時間の提示、駐車場の案内表示などを実行させることが可能とされる。

自律航法ュニット 6 は、自車の走行速度や走行方位などの走行情報を検出する部位とされ、例えば図示するように、自車の走行速度に応じて変化する車速パルスを検出する車速センサ 6 a、及び、自車の走行方位を検出するジャイロ 6 bを備えている。この自律航法ュニット 6で検出された走行情報もまたナビゲーシヨン本体部 2に出力され、自車の現在位置を測定するのに用いられる o

特に、このような自律航法ュニット 6は、例えば自車がトンネルゃ地下道等に入り、上記 G P Sアンテナ 5により衛星通信からの電波を受信できない時に、自車の現在位置を測定するのに利用される。

リモートコントローラ 8 は、本実施の形態のナビゲーションシステム 1をユーザが操作するために用いられ、各種操作キーや、操作キーの操作に応じてコマンド信号を発生させる信号発生部や、コマンド信号を赤外線輝度変調信号として出力する出力部等を備えており、その赤外線によるコマンド出力が上記受信部 3 bで受信される。

ここで、リモ一トコントローラ 8 に備えられる緊急キ一 8 aは、例えば交通事故や、第三者とのトラプルなどの、搭乗者にとつて危険とされる状況が発生したときに操作されるもので、これによって、例えば、そのときの状況を記録した画像、音声データを転送させることができるようになつている。

なお、操作手段としては、これ以外にも、例えば電波送信によるリモートコントローラ、ナビゲ一シヨン本体部 2 と有線接続されるリモ一トコントロ一ラ、さらにはナビゲ一ション本体部 2やディスプレイモニタ部 3の筐体上に設けられる操作部等とされてもよいものである。

通信端末装置 5 0 は、先に図 1に示した無線電話通信網 3 0 0 を介するようにしてインターネットに接続するための移動体通信端末である。そして、この通信端末装置 5 0 は、図示するようにナピゲ一ション本体部 2 と接続されることで、ナピゲーション本体部 2からデータを無線によつて送信することが可能となり、また、通信端末装置 5 0 にて受信したデータを入力して、ナビゲ一ション本体部 2 にて所要の処理を実行することが可能となるものである。つまり、通信端末装置 5 0 とナビゲ一ション本体部 2 とが接続されることで、本実施の形態のナビゲ一シヨンシステム 1 には、少なくともィンターネット接続機能が与えられる。

セキュリティシステム部 4 1 は、自動車自体及び搭乗者を保安するための機能を有するものとされ、この場合には、外付けカメラ 4 2、. マイクロフォン 4 3、ロックコントロール部 4 4、及び記憶部 4 5を備えてなる。

外付けカメラ 4 2 は、例えば実際には、複数のカメラ装置からなるものであるが、ここでは便宜上、 1つの機能ブロックとして未している。この外付けカメラ 4 2 としての複数のカメラ装置は、それぞれ自動車の室内、また車外の所定位置に対してその目的に合った所要の方向に向けて設置される。これにより、自動車内、また、自動車の周囲の状況を撮像することが可能になるものでめ

これと同じ目的で、前述したディスプレイモニタ部 3に対しても、車内カメラ 3 c とフロントカメラ 3 dとが設けられている。車内カメラ 3 c は、表示画面 3 a側の面に設けられ、フロント力メラは、ディスプレイモニタ部 3の背面部から撮像するような形態で設けられる。

例えばディスプレイモニタ部 3 は、自動車内のフロントガラスの近傍において、運転者の前方視界を妨げないようにして設置されるものとされる。このような位置にディスプレイモニタ部 3を配置することで、車内カメラ 3 cによっては自動車の室内を撮像することができ、フロントカメラ 3 dによつては自動車の前方を撮像することができる。よって、これらの車内カメラ 3 c及びフロントカメラ 3 d と、外付けカメラ 4 2 との併用を考えれば、外付けカメラ 4 2 としては、例えば自動車の後方、左右の横方向の撮像ができるように複数台のカメラ装置を自動車に取り付ければよいことになる。

なお、これらのカメラ装置としては、その撮像画像信号がナビゲ一ション本体部 2 に対して入力されることで、後述するようにして動画像データとして記憶部 4 5 に記録するようにされており、例えば撮像素子としては C C Dなどが採用されればよい。

マイクロフォン 4 3 は、自動車外部の音声を収音するようにして自動車に取り付けられ、その収音音声は、音声信号としてナビゲーション本体部 2 に入力されて、後述するようにして音声デ一タとして記憶部 4 5への記録が行われる。

ロックコントロール部 4 4 は、自動車の鍵の開閉動作をコントロール可能なように自動車への取り付けが行われる。また、鍵の開閉をコントロール機構部位の状態に応じて、現在、鍵がかかつているか否かを示す口ック状態情報をナビゲ一ション本体部 2 に対して出力することも可能になっている。

記憶部 4 5 は、例えば比較的大容量のデータを記憶可能な記憶デバイスを備えて成る。ここでは、この記憶部 4 5 として採用されるメディアは特に限定はしないが、例えばハ一ドディスクであつてもよいし、また、他のディスクメディァゃ不揮発性のメモリ素子などが採用されて構わない。本実施の形態の場合には、記憶部 4 5 には、上記した各カメラ装置に撮像された動画像データ、及び、マイクロフォン 4 3 により収音された音声信号データが、自動車内部及び周囲の状況を再現する証拠的な情報として記憶される。

1 — 3 . ナビゲーシヨン本体部の内部構成図 3 のプロック図は、ナピゲ一ション本体部 2 の内部構成を示している。

この図 4において、測位部 4は自車の現在位置を測位する部位であり、インタ一フヱイス 1 4から転送されてくる G P Sの受信データや、自車の走行情報に基づいて例えば所定の演算処理を実行することで、自車の現在位置を示す位置情報としての緯度/経度情報を得るようにされる。

R O M ( Read Only Memory) 1 1 には、本実施の形態のナビゲ —シヨンシステム 1が所要の処理を実行するための各種プ口ダラム、及び原則として書き換え不可の各種ファクトリ一プリセットデータが格納されている。

メモリ 1 2 は、例えばフラッシュメモリを始め、電源が供給されない状態でも記憶内容を保持できる E E P R O M CElectricall y Erasable Read Only Memory)とされ、、わゆるノくックアップデ一夕を記憶保持する。ここでのバックアップデータとしては各種挙げられるのであるが、例えばユーザが設定した目的地及びこれに対応する経路等をはじめとする各種の情報が記憶される。

但し、上記 R 0 M 1 1 としても、不揮発性メモリやフラッシュメモリなどの書き換え可能なメモリ素子を採用することで、必要に応じてプログラムやファクトリ一プリセットデータの書き換え

(例えばいわゆるアップデート）を行うようにすることも可能となる。本実施の形態では、 R O M 1 1 も書き換え可能とされているものとする。

また、本実施の形態にあっては、メモリ 1 2に対しては、このナビゲ一シヨンシステム 1に対して固有に与えられたナビ I D力格納される。このナビ I Dは、例えば、購入決定時に際してのュ一ザ登録時に割り当てが行われて、ユーザの手に渡るまでの段階で書き込みが行われるものとされる。また、購入後において、このナビゲーシヨンシステム 1をインタ一ネッ卜に接続して、いわゆるオンラインによるユーザ登録を行ったときに、サービスサ一バ 5 0 0から割り当てられて送信されてくるナビ I Dをメモリ 1 2 に書き込むようにしてもよい。

D R A M (Dynamic Random Access Memory) 1 3は、制御部 1 9が各種処理を実行する際のワークエリァとして用いられると共に、ディスクドライバ 1 8によつて記録媒体 9から再生された地図情報等に基づく、ナビゲーション画像情報生成のための処理も、この D R A M 1 3を利用して実行される。

インターフェイス（ I / F ) 1 4 は、外部装置と当該ナビゲ一ション本体部 2 とを接続するために設けられる。

この場合のインタ一フェイス 1 4 には、 G P Sアンテナ 5からの受信データが入力される。また、交通情報アンテナ 7にて受信された道路交通情報のデータが入力される。自律航法ュニット 5 の車速センサにて検出される車速パルスが入力される。また端子

3 2 を介しては、ジャィ口 6 bにて検出される自車の走行方向情報が入力される。

G P Sアンテナ 5からの受信データと、自律航法ュニット 6 からの走行情報（車速パルス及び走行方向情報）は、バス 2 0を介して測位部 4に転送される。測位部 4では、これらの転送された情報をパラメータとして入力して、自車の現在位置を測定する。

また、交通情報アンテナ 7からの道路交通情報のデータは、例えば制御部 1 9 の制御によって D R A M 1 3に書き込まれて保持されると共に、制御部 1 9がこの D R A M 1 3に書き込んだ道路交通情報を参照することで、例えばディスプレイモニタ部 3 に対して表示出力すべき地図情報画像データにおいて渋滞状況等の道路交通情報が反映されるようにも画像処理制御等を実行するよう

V- c れる o

時計部 1 5 は、現在日時を計時するもので、その時間情報は、当該ナピゲーションシステム 1 において必要とされる時間管理のために用いられる。

入力部 1 6 は、ディスプレイモニタ部 3の受信部 3 bと接続されており、受信部 3 bで受信したリモートコントローラ 8からのコマンド信号が入力される。そして、入力されたコマンド信号を内部バス 2 0 により伝送可能なフォーマツトに変換した後、バス

2 0 を介して制御部 1 9 に転送する。制御部 1 9では、入力したコマンド信号に基づいて適宜所要の制御処理を実行するようにされ。表示ドライバ 1 7 は、制御部 1 9の制御により、表示のための画像情報を生成し、端子 3 4を介してディスプレイモニタ部 3 の表示画面部' 3 aに対して出力する。

例えば、記録媒体 9から読みだした地図情報や測位部 4で算出した自車の現在位置情報に基づいて、自車の現在位置を示す画像信号を生成してディスプレイモニタ部 3に出力する。

ディスクドライバ 1 8 は、記録媒体 9を再生するための部位であり、実際に記録媒体 9 として採用されるメディアフォーマツトに対応した再生機能が与えられて構成される。例えば記録媒体 9 から再生された地図情報等はバス 2 0を介して D R A M 1 3に転送されてこごで保持され、所要のタイミングで、制御部 1 9が参照すると共に、表示用のデータとして利用される。

画像音声処理部 4 6 は、入力された撮像画像信号及び音声信号について所要のデジタル信号処理を施し、最終的には、記憶部 4 5 に対して記録可能な形式の録データに変換する。ここで、画像音声処理部 4 6に対して入力される撮像画像信号は、車内カメラ 3 c、フロントカメラ 3 d、及び外付けカメラ 4 2からの複数の信号となるのであるが、例えば画像音声処理部 4 6では、同時に入力される信号を先ずはデジタルデータに変換し、この後に、時分割的な処理によって、それぞれの撮像信号データについて、所定フォーマツ卜の圧縮動画像データに変換する。

また、画像音声処理部 4 6 に入力される音声信号はマイクロフオン 4 3からの信号であり、この音声信号についてもデジタルデ —夕に変換した後に、例えば所定フォーマツ卜の圧縮音声信号デ一夕に変換する。

そして、このようにして得られた圧縮動画像データ及び圧縮音声信号データは、制御部 1 9 の書き込み制御によって、内部デ— 夕バス 2 0を介するようにして記憶部 4 5に転送されて書き込み力行われる。

また記憶部 4 5に対して動画像データ及び音声データを記録するのにあたっては、例えば記録を行っていく過程で、記録可能容量が一杯になつたときには、最も過去に記録された動画像デ一夕及び音声データを上書き消去していくようにして、最新の撮像画像データ及び音声データを記録していくようにされる。このようにすれば、記憶部 4 5の記憶容量としては比較的少なくても済む。この記録可能容量としては時間的に例えば数 1 0分程度であれば、証拠を残すという目的には充分に適うものとされる。

なお、上記画像音声処理部 4 6 としては、例えば、記憶部 4 5 に記録された画像音声データを再生出力するためのデコ一ド機能を備えるようにしても構わない。このようなデコ一ド機能を与えれば、例えば記憶部 4 5 に記録された画像音声データを表示部 3 にて再生出力させるようにすることも可能とされる。

通信ィンターフェイス 4 7 は、通信端末装置 5 0 とナピゲ一ション本体部 2 との間でのデータの送受信を司る。例えば通信端末装置 5 0からナピゲ一ション本体部 2側にデータ出力が行われた場合には、通信ィンタ一フヱイス 4 7は、通信端末装置 5 0から入力されたデータを、ナビゲ一ション本体部 2内で処理可能な形式に変換して、データバス 2 0を介して所要の機能回路部に出力る。

また逆に、ナビゲ一ション本体部 2から通信端末装置 5 0 に対してデータを転送する場合には、通信端末装置 5 0 により処理可能な形式のデータに変換して通信端末装置 5 0 に対して出力するようにされる。

またここでは、通信端末装置 5 0 に対する動作制御は、ナピゲーション本体部 2 の制御部 1 9が実行するようにされる。つまり、通信端末装置 5 0 とナピゲーション本体部 2 とが連携して無線通信を実行することで、本実施の形態のナビゲーションシステム

1 としては、例えばィンタ一ネットとの通信機能が与えられることになる。

制御部 1 9 は、例えば C P U (Central Processing Unit) を備えて構成され、各回路部に対して所要の制御を実行する。これにより、これまで説明したような当該ナビゲ一ションシステムにおける各種の動作が実現される。 '

1 - 4 . 携帯電話の内部構成図 2のプロック図は、本実施の形態の携帯電話の内部構成を簡し—し、る。

アンテナ 2 0 1 にて受信された電波は、受信回路 2 0 2 によつて受信復調され、信号処理回路 2 0 4に対して出力される。この受信波が例えば通話における相手方の音声デ一夕であるとすれば、信号処理回路 2 0 4においては、音声信号への復調を行って、例えばスピー力 2 0 6 に対して出力する。また、例えば受信波がメールや、インタ一ネットなどのいわゆるデータ通信の情報であれば、このような通信データを復調する。そして、システムコントロ一ラ 2 0 8の制御によって、この復調した通信データを L C D表示部 2 0 9 に対して表示させることが可能とされている。また、例えば操作時における電子音や、着信時の呼び出し音を出力させる必要のあるときには、例えばシステムコントローラ 2 0 8力くリンガー 2 0 5を制御することで、必要とされるリンガー音を発生させて、その音声信号をスピ一力 2 0 6 に対して出力させる。

また、例えば通話時においてマイクロフォン 2 0 7により収音したユーザの音声は、音声信号として信号処理回路 2 G 4 に対して入力される。信号処理回路 2 0 4では、この音声信号について所定のェンコード処理を施して送信回路 2 0 3 に対して出力する

。送信回路 2 0 3 では、信号処理回路 2 0 4から入力された信号をアンテナ 1 を介して送信出力させる。

システムコントローラ 2 0 8 は、当該携帯電話による各種動作が行われるように各種制御処理を実行する。

このシステムコントローラ 2 0 8 には、 R O M 2 1 7及び R A

M 2 1 8が備えられる。 R 0 M 2 1 7 は、例えばフラッシュメモリゃ E E P R 0 Mなどにより構成される書き換え可能なメモリとされ、ここにシステムコントローラ 2 0 8が実行すべきプロダラムゃ表示データが記憶される。また、例えば電話帳データや、送受信したメールのデータなど、ュ一ザが設定、登録した各種デ一タも記憶保持される。

更に本実施の形態においては、 R O M 2 1 7には、この携帯電話 2 0 0 に対して固有に与えられた携帯 I Dが付される。これは

、携帯電話の場合であれば、割与えられた電話番号の情報としてもよいものである。

キー操作部 2 1 0 は、所定複数のボタンキ一から成るものとされ、これらボタンキーに対する操作に応じた操作情報信号をシステムコントローラ 2 0 8 に対して出力する。システムコント口一ラ 2 0 8 は、この操作情報信号に基づいて、所要の動作が得られるように制御処理を実行する。

また、 L C D表示部 2 0 9 は、図示するように、システムコントロ一ラ 2 0 8の制御によって、動作状況に応じた内容の表示が行われるように駆動される。

なお、ナビゲーションシステム 1に備えられる通信端末装置 5

0 の内部構成も、上記図 4に示す構成に準じたものとされる。但し、通信端末装置 5 0の場合には、これをユーザが携帯して通話などに使用する必要はないことから、図 4 に示した回路から、例えば、リンガー 2 0 5、スピーカ 2 0 6 、マイクロフォン 2 0 7 、 L C D表示部 2 0 9、キー操作部 2 1 0 などの機能回路部の省略が可能とされる。そして、ナビゲーシヨン本体部 2内の通信ィン夕一フェイス 4 7 とデータを授受可能なィンタ一フヱイス機能が設けられればよいものである。

1 一 5 . アプリケーションサーバの内部構成図 5 は、無線電話通信網 3 0 0 に備えられるとされる、アプリケーションサーバ 3 0 3 の内部構成例を簡単に示している。

このアプリケーションサーバ 3 0 3は、例えば図示するようにして、記憶部 4 0 1 、インタ一フェイス 4 0 2， 4 0 3、制御部 4 0 4を備えてなる。

記憶部 4 0 1 には、アプリケーションサーバとしての機能を実現するのに必要とされる各種情報が記憶されている。ここでは、記憶部 4 0 1 に格納されるデータの代表的なものとして、ユーザデータべ—ス 4 1 0 と実行アプリケーション 4 1 1が示されてい o

ユーザデータベース 4 1 0 は、例えば図の下側に示すように、ナピゲ一シヨンシステム 1 と携帯電話 2 0 0 のユーザについてのユーザ情報、携帯 I D、ナビ I D、及びパスヮ— ドが対応づけられて格納される。

ユーザ情報は、例えばユーザの住所氏名、生年月日をはじめとするサービスに必要とされる多様な各種のユーザ個人に関する情報が格納されている。

携帯 I Dは、このユーザが所有する携帯電話に書き込まれている携帯 I Dと同一のデ一タが格納される。ナビ I Dも同様にして、ユーザが所有するナビゲーションシステム 1に割与えられたものと同一のナビ I Dのデータが格納される。なお、このナビ I D としては、例えば無線端末装置 5 0 に対して割り与えた電話番号とすることが考えられ、ナビ I Dを電話番号とすれば、例えばァプリケ一シヨンサーバ 3 0 3、またはサービスサ一バ 5 0 0から

、ナビゲ一シヨンシステム 1 の無線端末装置にアクセスすることを容易に実現できる。

また、例えば携帯電話 2 0 0から、無線電話通信網 3 0 0を介するようにしてナビゲ一シヨンシステム 1に対してアクセスする場合には、アクセスを要求した携帯電話 2 0 0が適正であることの認証を得るために、携帯電話 2 0 0 に対してユーザがパスヮ一ドの入力操作を行うのであるが、ユーザデータべ一ス 4 1 0 のパスワードとしては、この値が格納されることになる。

ところで、図 5に示されるユーザデータベース 4 1 0の内容として、各ユーザ個人ごとの情報は、例えば次のような機会において、所要の情報を取得して作成することができる。

例えばナピゲ一シヨンシステム 1 は、インターネットを利用したいわゆるインタ一ネットショッピングにより購入することができるものとしている。このようなインタ一ネットショッピングにより購入手続きを行うのにあたっては、例えばユーザは、ブラウザ画面上に表示される入カフオームに対して所要の個人情報を入力する。また、本実施の形態のようにして無線端末装置 5 0を備えるナビゲ一ションシステム 1であれば、このナビゲ一ションシステム 1 の購入に際して、無線端末装置 5 0を利用可能とするための通信会社との契約も行うようにされる。本実施の形態では、アプリケーションサーバ 3 0 3 (またはサービスサーバ 5 0 0 ) 力、インターネットショッピングのための販社サーバと通信することで、これらの情報を受け取り、そしてデータべ一スとして作成して登録しておくようにされるものである。つまり、ユーザがインターネットショッビングによりナビゲ一シヨンシステム 1 を購入していれば、後においてユーザデータベース 4 1 0を作成するのに必要な登録作業などは行わなくてもよいようにされている o

また、本実施の形態のナビゲ一ションシステム 1 は、ィン夕一ネットショッビングにおける購入形態として、例えば無形物商品である自動車保険と組み合わせて購入できるようにもなつている。この場合、例えば自動車保険及びナビゲ一シヨンシステム 1 の価格が割り引かれたり、また、分割支払い契約の場合には、分割手数料について無料、若しくは割り引くというサービスが行われる。そして、このようにして自動車保険と組み合わせてナビゲ一シヨンシステム 1を購入したような場合には、ユーザデータべ一ス 4 1 0 としてのユーザ情報は、自動車保険を購入するための入カフオームへの入力を行った段階で得ることもできる。

なお、携帯 I D及びパスワードに関しては、例えば携帯電話 2 0 0 の操作によりセキュリティサービスの契約をしたときに、ュ

—ザが入力して送信したデータを受信取得して格納するようにされればよい。もちろん、上記したインタ一ネットショッピングによるナビゲーシヨンシステム 1の購入手続きの際に、セキユリティサ一ビスを利用可能な携帯電話の登録が行えるようにして、このときに携帯 I D及びパスヮ一ドを通知するようにしてもよいものである。

実行アプリケーション 4 1 1 は、アプリケーションサーバ 3 0 3が実行すべき各種動作に対応する各種のアプリケ一シヨンプログラムから成るものとされる。例えばインタ一ネットを介してのメ一ルの送受信機能を司るアプリケ一シヨンプログラムや、携帯電話 2 0 0やナビゲ一シヨンシステム 1からの W e bページへのアクセス要求に応じてのインタ一ネットとの接続処理や、ユーザデ—夕べ—ス 4 1 0を検索するためのアプリケーションプログラムなどである。

インタ一フヱイス 4 0 2 は、中継局 3 0 2側との情報送受信のために設けられ、インターフェイス 4 0 3 は、ゲートウェイ 3 0

4 (インターネット）側との情報送受信のために設けられる。制御部 4 0 4 は、実行アプリケ一シヨン 4 1 1 としてのプログラム内容に従って各種の制御処理を実行する。 1 — 6 . サービスサーバの内部構成図 6 は、サ一ビスサーバ 5 0 0の内部構成例を簡略に示している。 ,

この図に示すサービスサーバ 5 0 0 は、記憶部 5 0 1、ネットヮ一クインタ一フェイス 5 0 2、制御部 5 0 3を備える。

この場合にも記憶部 5 0 1 には、各種サ一ビスを提供するサ一バとしての機能を実現するのに必要とされる各種情報が記憶されている。ここでは、記憶部 5 0 1 に格納される代表的なデータとして、ユーザデータべ一ス 5 1 0、実行アプリケーション 5 1 1 、サービス用データ 5 1 2が示される。

ユーザデータべ—ス 5 1 0 は、例えば先に図 5において説明したユーザデータベース 4 1 0 と同様の内容でよいものとされ、例えば、アプリケーションサーバ 3 0 3 と通信を行うことで、常に同じ内容を保有しているようにされる。つまり、アプリケーションサ一ノ 3 0 3またはサービスサーバ 5 0 0 との何れか一方のサーバにおいて、ユーザの新規契約などによってユーザデータべ一スの内容が更新されると、他方のサーバに対してユーザデータべ一スが更新されたことを通知して、互いのユーザデータベースの内容に不整合が生じないように書き換えを実行する。

この場合の実行アプリケーション 5 1 1 は、サービスサーバ 5 0 0が実行すべき各種動作に対応する各種のアプリケーションプログラムから成る。また、サービス用データ 5 1 2には、サ一ビス提供に際して、例えばナビゲ一ションシステム 1、または携帯電話などの通信端末装置に対して送信すべき各種のサービス用デ一夕となる。

ネットワークインタ一フヱイス 5 0 2 は、インターネッ卜と接続するためのインタ一フヱイス手段として設けられる。

制御部 5 0 3 は、実行ァプリケーシヨン 4 1 1 としてのプログラム内容に従って各種の制御処理を実行する。

2 . システムによるサービス提供形態例上記構成によるサービス提供システムにあっては、無線電話通信網 3 0 0及びインタ一ネット 4 0 0の通信網を介することで、ナビゲ一シヨンシステム 1 と携帯電話 2 0 0 と、サービスサーバ 5 0 0 とで通信を行うことが可能となる。そして、このシステム間での通信機能を利用して、本実施の形態としては、例えば以下に挙げるようなサ一ビスをユーザに対して提供することができるここで、例えば或る機種のナビゲ一ションシステム 1 について、記録媒体 9 として示した地図情報を記録したメディァについての最新版が新たにできあがったとする。

このような場合、例えばサービスサーバ 5 0 0 は、この最新版のメディァを再生可能なナピゲ一シヨンシステム 1 を所有するュ一ザを、ユーザデータベース 5 1 0から検索する。そして、検索されたユーザのナビゲ一ションシステム 1 の無線端末装置 5 0 のナビ I Dと共に、サービス用データ 5 1 2 として最新版のメディァを勧めるコンテンツデータを、無線電話通信網 3 0 Qのアプリケ一ションサーバ 3 0 3 に対して送信する。このコンテンツデータは、例えば「地図ディスクの新盤がでています。もしょろしければお買い求め下さい。入手方法は · · · ♦ 」などのような文字を、表示部 3 の表示画面 3 aに表示出力可能なデータとされる。

アプリケーションサ一ノ 3 0 3では、ユーザ I Dとコンテンツデータを受信すると、受信したユーザ I Dのナビゲ一シヨンシステム 1のすべてに対してコンテンッデータを送信する。

そして、このコンテンツデータは、ナビゲ一シヨンシステム 1 の無線端末装置 5 0 にて受信されてナビゲ一ション本体部 2 に対して転送される。そして、制御部 1 9の制御によって、受信したコンテンツデータを、表示部 3 の表示画面 3 aに表示出力させる。このようにして表示されたメッセージの内容を見ることで、ュ —ザは、新しい地図情報のディスクがメーカ側から提供されていることを知ることができる。

なお、このようなコンテンツデータを受信したときに、ユーザが必ず自動車に搭乗していて表示画面 3 aに表示されるコンテンッデータを見ることができるとは限らない。そこで、例えば運転が行われていないなどして、ナビゲ一シヨンシステム 1のメイン電源が入つていないようなときには、無線端末装置 5 Gによりコンテンッデータを受信したときに、自動的にメイン電源をオンとして、受信して取得したコンテンツデータをメモリ 1 2や記憶部 4 5 に記憶させておくようにされる。そして、例えばユーザが自動車のイグニッションキーを回して、ナビゲ一シヨンシステム 1 のメイン電源がォンとなったときに、このコンテンツデータを表示画面 3 aに表示させるようにすることも考えられる。

もしくは、ナビゲーシヨンシステム 1が動作している状態のもとでは、所定時間ごとに、ナビゲ一シヨンシステム 1から、サ一ビスサーバ 5 0 0側に、現在動作中にあること'を示す情報をナビ I Dと共に送信するようにしてもよい。そして、この情報の送信に応答して、サービスサーバ 5 0 0では、受信したナビ I Dのナピゲーシヨンシステム 1 に対して、コンテンツデータを送信するようにされる。このようにすれば、ナビゲーシヨンシステム 1カ動作しているときにのみ、コンテンツデータを効率よく送信することが可能になるものである。

また、この発展として、ナビゲ一シヨンシステム 1からサービスサーバ 5 0 0側に対して、例えば測位部 4 にて測定された現在位置を所定時間ごとに送信するようにする。そして、サービスサ —バ 5 0 0では、例えば送信された現在位置が'ちょうど最新版のメディァで新たにサボ一トされた道路であるなどして、最新版を薦めるのに好適な機会であると判断したときに、コンテンツデ一タを送信するようにすることも考えられる。このようにすれば、サ一ビスとしてはより充実したものとなる。

また、或る機種のナビゲ一シヨンシステム 1 について、メーカ側でシステムとしでのプログラムをバ一ジョンアップしたアップデータを提供するというサービスも考えられる。

簡単に説明すると、サービスサーバ 5 0 0 においては、アップデータをサービス用データ 5 1 2の 1つとして用意しておく。そして、所要の適当な機会で以て、 1以上の特定のナビゲーシヨンシステム 1 に対してアツプデータを送信する。

ナビゲ一シヨンシステム 1 においては、受信したアップデータを利用して、例えば R O M 1 1に格納されているプログラムゃプリセットデータを書き換える。このようにすれば、例えばユーザがわざわざパージョンアップ用のメディァを入手しなくとも、ォンラインによるデータ通信によってナビゲーションシステム 1のノくージョンアップが行われることになる。しかも、この場合にはバージョンアップが自動的に行われるため、ユーザにとっては非常に有用なサービスとなるものである。 '

また、携帯電話 2 0 0 をユーザが利用して操作を行うことで、遠隔地から自動車についてのセキュリティに関するコントロールを行えるようにすることも可能とされる。この動作についても簡単に説明する。

例えば、ユーザは、携帯電話 2 0 0を操作して、無線電話通信網 3 0 0 のアプリケーションサーバ 3 0 3に対してアクセスする。ここでアクセスするのは、自動車のセキュリティコントロールのためのサーバ（アプリケーションサーバ 3 0 3に在るものとする）とされる。そして、更にユーザは所定操作を行うことで、自動車の鍵がロックされているか否かについての問い合わせを行う。このリクエストに応じて、アプリケーションサ一バ 3 0 3内のセキュリティサーバは、ァグセスしてきた携帯電話と同じユーザが所有するナビゲ一ションシステム 1のナビ I Dを検索して、この検索されたナビ I Dのナビゲーシヨンシステム 1に対して、キ一ロック問い合わせのコマンドを送信する。

このコマンドを受信したナビゲ一ションシステム 1では、セキユリティシステム部 4 1 のロックコントロール部 4 4からの情報に基づいて、現在鍵がロックされているか否かについてのキー口ック情報を、アプリケーションサーバ 3 0 3に送信する。アプリケ一シヨンサーバ 3 0 3 は、このキ一ロック情報を、携帯電話 2 0 0 に対して転送するようにして送信する。携帯電話 2 0 0では、例えばキ一ロック情報に基づいて、ユーザの自動車の鍵がかかつているか否かの情報を、例えば表示などによつて示すようにされ。

そして、例えば鍵がかかっていないとすると、ユーザは、携帯電話 2 0 0 を操作して、キーロックを指示する指示情報を送信するようにされる。この指示情報を受信したアプリケ一シヨンサ一バ 3 0 3では、この指示情報をナビゲーシヨンシステム 1に転送する。そして、指示情報を受信したナビ I Dのナビゲ一シヨンシステム 1 においては、キーロックコント口一ル部 4 4により、自動車の鍵をかけるように動作するものである。

つまり、携帯電話 2 0 0を使用することによって、例えば自動車について鍵がかかっているかどうかの確認を行い、また、鍵がかかっていなければ、鍵をかけるようにコントロールすることが可能とされるものである。

また、逆に、例えば車上狙いなどによって鍵が開けられてしまつたような場合には、ナビゲ一シヨンシステム 1側からの通信端末 5 0 の通信によって、鍵があけられてしまったことを携帯電話 2 0 0 に通報するように校正することも可能とされる。

また、アップデータの提供に類するものとして、ナビゲ一ションシステム 1 にて利用する地図情報の更新データを提供（送信）し、ナピゲ一シヨンシステム 1においては更新データを利用して常に最新の地図情報を表示させるようにするというサービスも考えられる。

前述もしたように、ナピゲ一シヨンシステム 1では、記録媒体

9 に記録されている地図情報を利用して、地図上に現在位置などを示す表示等を行うようにされているが、ナピゲ一シヨンシステム 1を製造販売しているメ一力側においては、この地図情報について逐次更新を行っているものとする。

そして、サービスサーバ 5 0 0 としては、この更新された地図情報をサ一ビス用データ 5 1 2の 1つとして保有するようにされる o

なお、この場合において、更新データ内容、形式としては特に限定はしないが、ここでは、例えば更新前の地図情報との差分デ —夕のみを有しているものとする。つまり、例えば新たな道路を地図上に加えるようにして更新が行われているとすれば、この新たな道路をしかるべき位置に表示させるための差分データが更新データとされることになる。このようにして、更新デ一タを差分データの形式とすれば、例えばサービスサーバ 5 0 0では、サ一ビス用データ 5 1 2 に格納すべき更新データとして、更新内容を含む全地図情報を記憶する必要はなくなるので、それだけ、記憶部 8 0 1 の記憶容量を節約することができる。

この場合の地図情報が更新されたことのユーザへの通知は、先の地図情報を記録したメディァの最新版の購入を勧めるコンテンッデータの送信と同様にして行えばよいものとされる。そして、送信されたコンテンツデータがナビゲーシヨンシステム 1 にて表示されることで、例えばユーザは、地図情報が更新されており、また、この更新データをダウンロードして取得可能であることを知ることができる。

そして、ユーザが地図情報の更新データを取得したいと思つた場合には、例えば、地図情報のダウンロードを指示するための所定操作をナピゲーシヨンシステム 1 に対して行うようにされる。この操作は、例えば上記したコンテンツデータとして含まれている X M Lや H T M Lなどによるダウンロード用のアプリケーションを G U I として表示画面 3 aに表示させ、この G U I に対して所定操作を行うことができるように構成することが考えられる。

上記のようにして操作が行われたとすると、ナビゲ一ションシステム 1 においては、例えば制御部 1 9の制御によって、自身のナビ I Dと共に、更新データのリクエストを送信することになる。この送信データは、通信端末装置 5 0から無線電話通信網 3 0 0 に対して送信され、無線電話通信網 3 0 0内のアプリケーションサーバ 3 0 3が受信することになる。

そして、アプリケーションサーバ 3 0 3では、受信した更新デ —夕のリクエストと、ナビ I Dとを、インタ一ネット 4 0 0を介してサービスサーバ 5 0 0に対して送信する。

なお、アプリケーションサーバ 3 0 3は、リクエストを受信した段階において、認証処理を行って、リクエス卜の送信元のナビゲーシヨンシステム 1カ、このサ一ビスを受ける正当な権利を有しているユーザの所有するものであるのか否かを判定するようにすることが好ましい。

そこで、このシステム構成のもとで認証処理を行うようにするには、ナビゲ一シヨンシステム 1からは、ナビ I Dと共にパスヮ一ドを送信するようにすればよい。そして、アプリケーションサーノ 3 0 3においては、ユーザデータベース 4 1 0におけるユーザごとのデータとして、携帯電話 2 0 0に対応して登録されたパスワードだけでなく、ナビゲ一シヨンシステムに対応するパスヮ

— ドも登録するようにしておき、リクエストの受信時には、ュ一ザデータべ一ス 4 1 0を参照して、リクエストと共に受信した、ナビゲ一シヨンシステム 1 に対応するパスワードと、ナビ I Dとについて照合を行うようにすればよい。

リクエストとナビ I Dを受信したサービスサーバでは、このリクェストに応じて、サービス用データ 5 1 2 として記憶部 5 0 1 に格納されている地図情報の更新データについての読み出しを行う。そして、読み出した更新データを、受信したナビ I Dと共に、インターネット 4 0 0 を介して無線電話通信網 3 0 0内のアブリケーシヨンサーバ 3 0 3に対して送信する。アプリケーションサーバ 3 0 3では、受信したナビ I D (電話番号）を送信先として、受信した更新データを送信出力する。これによつて、更新デ —タをリクエス卜したナビゲ一ションシステム 1 において、更新データが受信されることになる。

そして、ナビゲ一シヨンシステム 1側においては、受信した更新データを記憶しておくようにされる。以降においては、この更新データを利用することで、地図上の現在位置表示や各種ガイド情報の表示などのナビゲ一シヨン動作として、更新デ一夕の内容を反映させることが可能となるものである。

また、ユーザにとってメリツ卜のあるサービスではないが、ナピゲーシヨンシステム 1 の購入後におけるユーザに対する対応として、次のようなことを行うこともできる。

この場合、サービスサーバ 5 0 0 としては、ユーザが分割払いによってナビゲ一シヨンシステム 1を購入した際には、その支払い状況のデータベースが格納されているものとされる。そして、上記したデータベースの内容から、ユーザの支払いが或る限度以上にまで滞っていることが分かった場合には、サービスサーバ 5 0 0側から、例えば「代金支払いを御願いします。代金支払いの確認がとれるまで、ナビの利用を停止いたします。」というメッセージと、制御情報を送信する。これを受信したナビゲ一ションシステム 1では、表示画面 3 aに上記した内容のメッセ一ジを表示させると共に、以降においては、ナビゲ一シヨンシステム 1 自体がその動作を停止させてしまうようにするものである。

また、本実施の形態のナビゲ一シヨンシステム 1 は、先にも述ベたように、単体でも購入可能であるが、自動車保険の購入時においてこれと組み合わせて購入することも可能とされ、例えばこのようにして組み合わせて購入した場合には、両者の金額が更に割り引かれたり、また、分割払いの金利手数料が割り引かれるなどのサ一ビスが行われる。そして、このようにして組み合わせによる購入を行った場合に、上述のようにして代金支払いが滞っている場合には、ナビゲーシヨンシステム 1の利用の停止と共に、保険契約も停止するようにされ、メッセ一ジとしては、保険契約の停止も行われることを告知するようにされる。

このようにして本実施の形態としては、ナピゲ一ションシステム 1 と携帯電話 2 0 0、若しくはサービスサーバ 5 0 0 とが通信を行うことによって、多様なサ一ビスを提供することができる。例えば従来のナビゲーションシステムとしては、ィンタ一ネットに接続可能なものは知られてはいるが、この場合のナビゲーシヨンシステムはインタ一ネット上に存在する不特定多数の端末装置の 1つであることから、例えばサ一バ側が或る特定のナビゲ一シヨンシステム 1 を指定してアクセスすることは不可能とされていたものである。従って、ナビゲ一シヨンシステム 1 のユーザがサービス提供を受けようとすれば、ユーザの方が、サービスサ一ノ 5 0 0 の U R Lなどを把握した上で、ナビゲーシヨンシステム 1 からサービスサーバ 5 0 0 にアクセスする必要が生じることになる。また、サービスサーバ 5 0 0 としても、原則は、不特定多数のナビゲ一ションシステム 1 としての端末のアクセスを受けることを前提としているために、例えばユーザごとに提供するサ一ビスを必要に応じて使い分けるということはできず、汎用的な各種サービスを提供して、これらのサービスのなかからナビゲ一シヨンシステム 1側からアクセスして選択する必要があつた。つまり、ユーザのほうが能動的に操作などの作業をおこなってァクセスをしないと、サービスを充分に享受することができないものでめ o

これに対して、'本実施の形態においては、例えばサービスサ一ノ 5 0 0 またはアプリケーションサーバ 3 0 3 においては、各ナピゲ一ションシステム 1 に割与えてあるナビ I Dをユーザデ一夕ベ一スとして保.持しており、このナビ I Dを指定することで、特定のナビゲ一シヨンシステム 1 に対してアクセスすることができる。つまり、本実施の形態としては、サーバ側からのアクセスにより、例えば適切とされる機会に、適切な内容のサービスをナビゲ一シヨンシステム 1 に対して積極的に提供することができるものである。

3 . 処理動作例続いては、上記のようにして例示した各種サービスのうちから選択したいくつかのサービスを実現する際の処理動作について説明していくこととする。

先ずは、サービスサーバ 5 0 0が提供する、ナビゲ—ションシステム 1 のバ一ジョンアップのサ一ビスを実現するための処理動作について、図 7 のフローチャートを参照して説明する。なお、この図においては、サービスサーバ 5 0 0、アプリケーションサ —バ 3 0 3、及びナピゲ一ションシステム 1の各々において実行される処理が並列的に示される。また、サービスサーバ 5 0 0 としての処理は制御部 5 0 3が実行し、アプリケーションサーバ 3 0 3 としての処理は、制御部 4 0 4が実行し、ナビゲ―シヨンシステム 1 としての処理は制御部 1 '9が実行する。

例えば、メーカ側によりサービスサーバ 5 0 0 に対してナビゲ

—ションシステム 1 のシステムのバ一ジョンアップをすべきであるとの指示が行われたとすると、サービスサーバ 5 0 0の制御部 5 0 3 は、ステップ S 1 0 1 としての処理により、或る特定のナピゲ一シヨンシステム 1 に対するアクセス要求を行う。この際には、アクセス要求と共に、アクセスすべきナビゲ一シヨンシステム 1 のナビ I Dを送信する。このナビ I Dは、例えば、バージョンァップが必要とされるナピゲ一シヨンシステム 1 の機器を所有しているユーザをユーザデータべ一ス 5 0 1のユーザ情報から検索し、検索されたユーザ情報に対応づけられたナビ I Dを読み出すことで取得する。

上記したアクセス要求は、インターネット 4 0 0からゲートゥエイ 3 0 4を介して、アプリケーション,サーバ 3 0 3に対して送信されるのであるが、アプリケーションサーバ 3 0 3では、このァクセス要求をステップ S 2 0 1にて受信すると、ステップ S 2

0 2の処理に移行する。

ステップ S 2 0 2 においては、受信したナビ I Dを有するナビゲ一ションシステム 1 に対して、現在のシステムのバ一ジョンを尋ねるバージョンリクエストを送信する。この際には、例えばナビ I Dとしての電話番号を送信先として指定して、パージョンリクェストのデータを、中継局 3 0 2，基地局 3 0 1を介して送信するものである。

或る特定のナビ I Dを有するナビゲーションシステム 1の通信端末装置 5 0では、上記のようにして送信されるパージヨンリクェストを受信してナビゲーション本体部 2内の制御部 1 9に対して転送する。これにより、ステップ S 3 0 1の処理として、バ一ジョンリクエストを受信したことが制御部 1 9 により判別される o

ノく一ジヨンリクエストを受け取った制御部 1 9では、ステップ

S 3 0 2 の処理によつて、現バ一ジョンを通知する。つまり、当該システムの現バージョンを識別すると、この識別されたバ一ジョンナンバを、レスポンスとして通信端末装置 5 0からアプリケーシヨンサーバ 3 0 3に対して送信出力する。なお、このレスポンスには自分のナビ I Dも'格納している。

アプリケーションサーバ 3 0 3では、上記したレスポンスをステツプ S 2 0 3によつて受信すると、ステップ S 2 0 4に進んでサービスサーバ 5 0 0 に対してバ一ジョン通知を行う。つまり、受信したレスポンスに格納されるバ一ジョンナンバ及びナビ I D を抽出して、これらの情報を、サービスサーバ 5 0 0 に対して送信する。

サービスサーバ 5 0 0 は、ステップ S 1 0 3によりアプリケーシヨンサ一バ 3 0 3からのバージョンナンバの通知を受けると、ステップ S 1 0 3 において、この通知されたパ一ジョンナンバに基づいて、ノ一ジョンアップが必要であるか否かについて判別する。例えば通知されたバ一ジョンナンパが今回のアップデータのバ一ジョンナンバ以上であれば、バ一ジョンアップは不要とされて否定結果が得られるが、今回のアップデータのバ一ジョンナンバょりも小さければバ一ジョンァップが必要であるとして肯定結果が得られることになる。

ここで否定結果が得られれば、このナビ I Dを有するナビゲーシヨンシステム 1 に対.する通信（アクセス）はこれ以上実行しないようにされるが、肯定結果が得られたのであれば、次のステツプ S 1 0 4 の処理によって、ノくージョンアップメッセージと、了ップデータをナビ I D と共にアプリケーションサーバ 3 0 3 に対して送信する。これらバージョンアップメッセージとアップデ一タは、サービスサーバ 5 0 0 の記憶部 5 0 1 においてサービス用データ 5 1 2 として格納してあるものを読み出することで得るようにされる。

アプリケーションサ一ノ 3 0 3 においては、ステップ S 2 0 5 において、パ、一ジョンアップメッセ一ジ、ァップデータ、ナビ I Dを受信する。そして、続くステップ S 2 0 6 により、受信したナビ I Dのナビゲーシヨンシステム 1 に対して、ノく一ジョンアツプメッセージと、アップデータを送信する。

ナビゲ一ションシステム 1 においては、ノく一ジョンアップメッセージとアツプデータを無線端末装置 5 0 にて受信して、ナピゲ —ション本体部 2の制御部 1 9 に対して転送する。これにより、ステップ S 3 0 3 として示すように、バ一ジョンアップメッセ一ジとアップデータを受信したことが判別されてステツプ S 3 0 4 に進む。

ステップ S 3 0 4 においては、受信したバ一ジョンアップメッセージのデータ内容に基づいて、表示画像データを生成し、例えば「カーナビのバージョンアップがリリースされました。ダゥンロードして更新します」などのようにして、これからシステムのバ一ジョンをアップデ一卜する動作が実行されることをユーザに通知するようにされる。なお、上記したようなメッセージとしての文字内容は、受信したパージョンアップメッセ一ジの内容に含まれているものである。

そして、ナビゲーシヨン本体部 2の制御部 1 9 は、次のステツプ S 3 0 5 において、受信したァップデータを利用して、例えば R 0 M 1 1 に書き込まれている実行プログラムやプリセットデ一夕などの所要のシステムデ一夕について書き換えを行うことで、ァップデートを実行する。

続いては、ユーザが携帯電話 2 0 0を利用して、自分の自動車の鍵がかかつているかいなかについての問い合わせを行い、鍵がかかっていなければ、再度の携帯電話 2 0 0の利用によって、鍵をかけるようにコントロールするための処理動作について、図 8 及び図 9を参照して説明する。

これらの図においては、携帯電話 2 0 0、アプリケーションサーバ 3 0 3、及びナビゲーシヨンシステム 1の各々において実行される処理が並列的に示される。ここでの携帯電話 2 G 0 としての処理はシステムコントローラ 2 0 8が実行し、アプリケーションサーバ 3 0 3 としての処理は、制御部 4 0 4が実行し、ナビゲーシヨンシステム 1 としての処理は制御部 1 9が実行する。先ず、図 8には、自動車の鍵をかけたかどうかについての問い合わせを携帯電話 2 0 0から自動車に対して行うための処理動作が示される。

例えばユーザが携帯電話 2 0 0 に対する所定操作を行うことによって、ステップ S 4 0 1 として示す、セキュリティリクエストを端末 I Dと共に送信するための処理が実行される。このためには、例えば先ず、携帯電話 2 0 0が通信を行ってアプリケ—ションサーバ 3 0 3内で運営されているとされるセキュリティシステムのサ一ノくにアクセスするようにされる。そして、このサーバに対して、自分が所有する自動車についてのセキュリティの問い合わせを要求するものである。この際、自分以外のユーザによる悪用を防止するために、ユーザが予め登録してあるパスヮ一ドの入力が求められる。

上記したセキュリティリクエスト、端末 I D、及びパスワードをステップ S 5 0 1 により受信したアプリケーションサーバ 3 0

3 (セキュリティシステムのサーバ）では、ステップ S 5 0 2 の処理として、先ずユーザデータベース 4 1 0を参照して、パスヮ ― ドと端末 I Dなどとの照合を行うことで認証処理を実行する。つまり、セキュリティリクエスト、端末 I Dヽ及びパスヮ一ドを送信したユーザが正規のユーザであることについての確認を行う

。なお、この時点で認証が得られなければ、以降の処理は停止され。

そして適正に認証が得られたとされると、次のステップ S 5 0 3 において、そのユーザデータベース 4 1 0において、認証された端末 I D及びパスヮ一ドに対応付けられたナビ I Dを検索して得る。そして、続くステップ S 5 0 4により、取得したナビ I D (電話番号）を有するナビゲ一ションシステム 1に対してセキュリティリクエス卜を送信する。ナビゲ一ションシステム 1 の通信端末装置 5 0 は、上記したセキユリティリクエストを受信してナビゲ一ション本体部 2 の制御部 1 9 に転送する。これにより、ステップ S 6 0 1 として示す処理によって、制御部 1 9 は、セキュリティリクエストを受信したことを判別してステップ S 6 0 2 に進む。

ステップ S 6 0 2 においては、所定内容のセキュリティチエツクを実行する。つまり、セキュリティシステム部 4 1が監視しているとされる現在の状況を示す所定内容のデータについての取り込みを行うようにされる。ここでは、少なくとも、自動車の鍵がかかっているか否かの情報を取得するようにされる。そしてステップ S 6 0 3 としての処理によって、レスポンスとして、セキュリティチェックの結果を示すデータを、当該ナビゲーションシステム 1が有するナビ I Dと共にアプリケ一ショ.ンサーバ 3 0 3に対して送信するようにされる。

アプリケーションサーバ 3 0 3では、セキュリティチェックの結果データとナビ I Dから成るとされるレスポンスをステップ S 5 0 5 により受信すると、ステップ S 5 0 6に進む。

ステップ S 5 0 6においては、ユーザデータべ一ス 4 1 0を参照して、受信したナビ I Dと対応付けられた携帯 I Dを検索する。そして、次のステップ S 5 0 7 により、特定された携帯 I D ( 電話番号）を有する携帯電話 2 0 0に対して、セキュリティチヱックの結果データを送信する。なお、この際において、携帯電話 2 0 0 に対して送信されるべきセキュリティチヱックの結果デ一夕は、携帯電話 2 0 0 において文字表示出力させることが可能な形式に変換されるものとする。また、例えば携帯電話 2 0 0がィンターネッ卜の電子メール機能を有しているとすれば、電子メ一ルの形式に変換して、携帯 I Dに対応付けられたメールアドレス宛に送信することも考えられる。携帯電話 2 0 0では、この送信されたセキュリティチェックの結果データが着信したことをステップ S 4 0 2にて判別すると、これを受信して、次のステップ S 4 0 3において、例えば R 0 M 2 1 7 に対して記憶させるようにしている。そして、例えばこの後において、ユーザが所定操作を行うことで、ステップ S 4 0 4 としての処理によって、このセキュリティチヱックの結果を文字等により L C D表示部 2 0 9 に表示させることができるようになつている。

そして、例えば L C D表示部 2 0 9 に表示させたセキュリティチェックの結果から、自動車に鍵がかかっていないことをユーザが知った場合には、前述したようにして、携帯電話 2 0 0からのリモートコントロールによつて、自動車の鍵をかけることが可能とされている。このための処理が図 9 に示される。

ここでは、例えばユーザの所定操作に応じて、ステップ S 7 0 1 の処理によって、携帯電話 2 0 0のインタ—ネット接続機能を利用してアプリケーションサーバ 3 0 3に対してアクセスする。そして、自動車の鍵をかけることを指示するためのキ一ロック指示情報を、携帯 I Dとパスヮ一ドと共に送信する。

アプリケーションサーバ 3 0 3では、ステップ S 8 0 1 としての処理によつて、上記キー口ック指示情報、携帯 I D、及びパスヮ一ドを受信すると、先ず、ステップ S 8 0 2の処理によつて認証処理を実行する。この認証処理は、図 8 のステップ S 5 0 2 における認証処理と同様となる。そして、適正な認証結果が得られたのであれば、ステップ S 8 0 3に進む。

ステップ S 8 0 3においては、ユーザデータベース 4 1 0を参照することで、携帯 I Dと対応付けられたナビ I Dを検索する。そして、次のステップ S 8 0 4 において、検索したナビ I Dを有するナビゲ一ションシステム 1 に対してキ一ロックコマンドを送信する。

上記したナビ I Dを有するナビゲ一シヨンシステム 1では、ステツプ S 9 0 1 の処理により、上記キ一口ックコマンドを受信したことを判別することになる。そして、制御部 1 9では、受信したキ一ロックコマンドに応答して、セキュリティシステム部 4 1 のロックコントロール部 4 4に対する制御を実行することで、自動車の鍵をかけさせるものである。

なお、この図にはその処理動作は示されていないが、例えば上記ステップ S 9 0 2 としてのキーロック制御を実行した後は、ナピゲーシヨンシステム 1から携帯電話 2 0 0側に対して、自動車の鍵をかける動作を完了させたことを示すセキュリティデータを送信するようにして、ユーザの指示に応じたキーロック動作が正常に実行され.たことの確認が行えるようにすることが好ましい。

また、続いては、地図情報の更新データの提供サービスに関しての処理動作について、図 1 0を参照して説明する。

この図においては、ナビゲーシヨンシステム 1、アプリケ一シヨンサーバ .3 0 3、及びサービスサーバ 5 0 0の各々において実行される処理が並列的に示される。ここでのナビゲ一シヨンシステム 1 としての処理は制御部 1 9が実行し、アプリケーションサ —バ 3 0 3 としての処理は、制御部 4 0 4が実行し、サ一ビスサ

—バ 5 0 0 としての処理は制御部 5 0 3が実行する。

例えば、先にサービス提供形態例において説明したように、ナピゲーシヨンシステム 1 に対して、地図情報の更新データをダウンロードするための操作がユーザによつて行われたとすると、ステツプ S 1 1 に示すようにして、地図情報の更新デ一夕のリクェストを、ナビ I D及びパスヮ一ドを送信するための処理を実行す

上記した更新データのリクエスト、ナビ I D、及びパスヮードをステップ S 2 1 により受信したアプリケーションサーバ 3 0 3 では、次のステップ S 2 2の処理として、ユーザデータベース 4 1 0を参照して、登録されているパスヮ一ドとナビ I Dなどとの照合を行うことで認証処理を実行する。つまり、更新データのリクェストを送信したユーザが正規のュ一ザであるか否かについての確認を行う。なお、この場合にも、認証が得られなければ以降の処理は停止される。

そして適正に認証が得られたとされると、次のステップ S 2 3 において、先のステップ S 2 1にて受信したとされるリクエストとナビ I Dを、サ一ビスサーバ 5 0 0に対して送信する。

サービスサーバ 5 0 0では、ステップ S 3 1の処理として、ァプリケ一シヨンサーバ 3 0 3から送信されたリクエストとナビ I Dを受信すると、次のステップ S 3 2において、記憶部 5 0 1にてサービス用データ 5 1 2 として記憶されている、地図情報の更新データのファイルについての読み出しを行う。

なお、この更新データは、例えば前述もしたように、更新前の地図情報としてのデータに対する差分データとされればよい。また、ここでは、全ての更新データファイルについて読み出しを行つてもよいが、例えば、この更新データが商品として購入されるものであって、例えばユーザが指定した地域数等に応じてその価格が代わるように設定することも考えられる。そこで、このような場合であれば、リクエストとしては、ダウンロードすべき更新データファイルを指定する情報を含むようにして、この指定された更新データファイルのみについての読み出しを行うようにしてもよい。

上記のようにして更新データファイルの読み出しが行われると、続いては、ステップ S 3 3の処理によって、読み出した更新デ一夕ファイルを、先にステップ S 3 1においてリクエストと共に受信したナビ I Dと共に、アプリケーションサーバ 3 0 3に対して送信するようにされる。

アプリケーションサーバ 3 0 3では、ステップ S 2 4 としての処理によって、上記のようにしてサービスサーバ 5 0 0から送信されてきた更新データファイルとナビ I Dとを受信する。

そして、次のステップ S 2 5においては、上記ステップ S 2 4 にて受信した更新データファイルを、同じくステップ S 2 4にて受信したナビ I ひが示す電話番号に対して送信するようにされる。つまり、更新データのダウンロードをリクエストしてきたナビゲ一シヨンシステム 1 に対して、更新データを転送するものである o

このようにして送信された更新データファイルは、ナビゲ一シヨンシステム 1 において、ステップ S 1 2の処理によって受信される。そして、次のステップ S 1 3において、この受信した更新データファイルを、例えば、 D R A M 1 3、メモリ 1 2、又は記憶部 4 5などに対して書き込んで記憶させる。

ここで、上記のようにして記憶した更新データファイルを、どのような態様によつて利用するのかについては、例えば以下のようにいくつか考えることができる。

例えばナビゲ一ションシステム 1では、基本的には、記録媒体

9 に記録されている地図情報を読み込んで、この地図情報に基づいて地図上での現在位置表示をはじめ、各種のナビゲーシヨン情報をユーザに表示するようにしている。

そこで、地図情報が記憶されている記録媒体 9が書き換え又は追記可能である場合には、この更新データを記録媒体に書き込むようにされる。これによつて、以降において記録媒体 9から読み出した地図情報を利用してナビゲ一ションを行う場合には、更新データも利用されることになって、例えば更新データの内容が反映されたナピゲ一ション動作が得られることになる。

また.、記録媒体 9が書き換え不可である場合には、例えば電源がォフとなつても記憶内容が維持されるメモリ 1 2若しくは記憶部 4 5などに受信した更新データを記憶させておく。そして、地図情報を利用した表示を行うような場合には、例えばメモリ 1 2 若しくは記憶部 4 5に記憶されている更新データを読み出して、記録媒体 9から読み出した地図情報に合成させて、更新データが反映された地図情報を形成する。そして、この地図情報を利用してナビゲ一ション動作を行うようにされる。

なお、先にも述べたように、このような更新データの提供サ一ビスは、有料とすることも無料とすることも考えられるが、有料であるとすれば、ナビゲ一ションシステム 1から送信されたダウンロードのリクエストをサーバ側で受信したときに、例えばュ一ザが指定した支払方法に応じた決済の処理が行われるようにすればよい。

4 . サービス提供システム（第 2例）

4 一 1 . 全体構成続いては、実施の形態の第 2例としてのサービス提供システムについて説明していくこととする。

図 1 1 は、第 2例としてのサ一ビス提供システムの一形態例をい O。

. この図に示されるように、第 2例としては、図 1 に示した第 1 例のシステム構成に対して、装置としては、パーソナルコンビュ —タ 7 0 0 と、認証サーバ 8 0 0が追加された構成を採っている。そこで、図 1 1の説明にあたっては、これらの追加部分等の相違点についての説明を主として行うこととして、図 1 と同一部分については同一符号を付すとともに、図 1 と同一内容については説明を省略することとする。

この場合のパーソナルコンピュータ 7 0 0 は、ナビゲ一シヨンシステム 1、携帯電話 2 0 0 の所有者（ユーザ）と同じユーザが所有しているとされるもので、例えば家庭や企業などの屋内において設置されているものとされる。そして、アクセス用通信網 6 0 0 を介してインタ一ネッ卜との接続が行われるようになつてい o

ここで、本実施の形態としてのパーソナルコンピュータ 7 0 0 は、上記した屋内において、日常的にはほぼ移動することが無いとされるような環境で設置されており、従って、例えばアクセス用通信網 6 0 0 と通信するためのコネクタなども、日常的には交換されることなく固定的に接続されている状態にあるものとされる。換言すれば、本実施の形態のパーソナルコンピュータ 7 0 0 の利用環境としては、例えばいわゆるノート型などの可搬型のパ一ソナルコンピュータを利用する場合にあるように、移動が行われるたびにアクセス用通信網 6 0 0 と接続されるコネクタや地域が異なるということは無いということを前提としている。

上記のようにして、パ一ソナルコンピュータ 7 0 0 は、ァクセス用通信網 6 0 0を介してインタ一ネットと接続されるのであるカ、このアクセス用通信網 6 0 0 は、例えばパ一ソナルコンビュ —夕 7 0 0がモデムからダイヤルアップすることで、電話回線を介して I S P (Internet Service Provider) カヽらインタ—ネッ卜にアクセスする形態をとつているとすれば、このアクセス用通信網 6 0 0 は一般電話回線とされることになる。

また、もちろんのこと、本実施の形態におけるアクセス用通信網 6 0 0 は、上記した一般電話回線に限定されるものではない。伊 Jえば'ほカヽには、 I S D N (Integrated Services Digital Net o rk) 、また、電話回線の高周波帯域を通信に利用した A D S L (A symmetric Digital Subscriber Line)等をはじめとする x D S L 、 C A T V . 無線通信網などを挙げることができる。

認証サーバ 8 0 0 は、例えば後述するようにして、パーソナルコンピュータ 7 0 0が自動車 1 0 0の現在位置情報を得るために、自動車 1 0 0 に搭載されているナピゲ一シヨンシステム 1に対してアクセスする際に、このアクセスが適正なものであるか否かについて認証を行うために設けられている。この認証サーバ 8 0 0が機能することによって、結果的には、例えばいわゆる成りすましによつて、正規に登録されていないパーソナルコンピュータが自動車 1 0 Qから現在位置情報を得るという不正行為を防止するようにされる。

なお、認証サーバ 8 0 0 の内部構成及びその動作については、後述する。

4 - 2 . パーソナルコンピュータの内部構成図 1 2 は、パーソナルコンピュータ 7 0 0の内部構成例を示している。

この図に示すパーソナルコンピュータ 7 0 0は、インタ一ネット 4 0 0を介しての通信を行うために、ネットワークインタ一フェイス 7 0 9を備えている。ネットワークインタ一フヱイス 7 0 9 は、ァクセス用通信網 6 0 0 と当該パーソナルコンピュータ 7 0 0 との通信を司るのであるカ、これによつて、パーソナルコンピュータ 7 0 0 は、アクセス用通信網 6 0 0を介してインタ一ネット 4 0 0 と接続されることになる。

C P U 7 0 1 は、例えばハードディスクドライブにインスト一ルされた各種のアプリケーションプログラム、及び R O M 7 0 2 に保持されているプロダラムに従って各種の処理を実行する。本実施の形態では、インタ一ネットに関連する通信プロトコルである T C P / I Pに従って各種データの送受信を可能とするために、例えば、上記 R 0 M 7 0 2 に対してネットヮ一クインターフェイス 7 0 9を制御するためのプログラムも格納されることになる。つまり、、°—ソナルコンピュータ 1 1 3においては、インターネットを利用したデータ送受信に可能なセット（ハ一ドウヱァ及びソフトウエア）が備えられるものである。

また、八1^ 7 0 3には。？ 11 7 0 1が各種処理を実行するのに必要なデータやプログラム等が適宜保持される。

入出力インタ一フェイス 7 0 4 は、キ一ボード 7 0 5 とマウス 7 0 6が接続されており、これらから供給された操作信号を C P U 7 0 1 に出力するようにされている。また、入出力インタ一フヱイス 7 0 4には、記憶媒体としてハードディスクを備えたハードディスクドライブ 7 0 7が接続されている。 C P U 7 0 1 は、入出力インタ一フヱイス 7 0 4を介して、ハードディスクドライブ 7 0 7 のハードディスクに対してデータやプログラム等の記録又は読み出しを行うことができるようにされている。この場合、入出力インタ一フェイス 7 0 4には、さらに、画像表示のためのディスプレイモニタ 7 0 8が接続されている。

内部バス 7 1 0 は、例えば、 P C I (Peripheral Component In terconnect) 又は口一カルバス等により構成され、内部における各機能回路部間を相互に接続している。

4 - 3 . 認証サーバの内部構成続いて、認証サーバ 8 0 0 の内部構成例について、図 1 3を参照して説明する。

この図に示す認証サーバ 8 0 0 は、記憶部 8 0 1、ネットヮークインターフェイス 8 0 2、制御部 8 0 3を備える。

認証サーバ 8 0 0の場合、記憶部 8 0 1 には、後述する認証処理等を実行するのに必要とされる情報が記憶されている。ここでは、記憶部, 8 0 1 に格納されるデータとして、認証用ュ一ザデ一夕べ一ス 8 1 0、実行アプリケーション 8 1 1が示される。

認証用ユーザデータベース 8 1 0 は、例えば図の下側に示すように、 1 ユーザごとに、ユーザ情報、携帯 I D、ナビ I D、 P C ― I D、コンテンツ I D、及び P C用パスワードが対応づけられて格納される。

ユーザ情報は、ナピゲーシヨンシステム 1、携帯電話 2 0 0、 . 及びパーソナルコンピュータ 7 0 0を組として所有するユーザに関する情報であり、例えば本実施の形態のシステムの場合であれば、サービスサ一ノ、 5 0 0 (又はアプリケーションサーバ 3 0 3

) に格納されるユーザデータベース 5 1 0 ( 4 1 0 ) を形成するユーザ情報と同じ内容とされればよい。

携帯 I Dは、ユーザ I Dによって特定されるユーザが所有する携帯電話に書き込まれている携帯, I Dと同一のデータが格納される。ナビ I Dも同様にして、ユーザが所有するナビゲ一シヨンシステム 1 に割与えられたものと同一のナビ I Dのデータが格納される。また、このナビ I Dとして、無線端末装置 5 0に対して割り与えた電話番号とされればよい。つまり、この場合の携帯 I D 及びナビ I Dは、図 5 にて説明したユーザデータべ一ス構造において格納される情報と同じ情報が格納されればよいものである。

P C— I Dは、ユーザ I Dによつて特定されるユーザが所有するとされるパーソナルコンピュータ 7 0 0 を識別するための I D とされる。本実施の形態としては、この P C - I Dの構造に特徵を有するが、これについては、 P C — I Dの登録例として後述す o

サービス I Dは、認証サーバ 8 0 0が対応して処理すべきサービスを識別するための I Dである。

この認証用ユーザデータベース 8 1 0を構築するのにあたっては、ユーザごとに対応して、上記した各情報が登録されることが必要であるが、これについては後述する。

この場合の実行アプリケーシヨン 8 1 1 は、認証サーバ 8 0 0 が実行すべき各種動作に対応する各種のアプリケ一シヨンプログラムから成る。

ネットワークインタ一フェイス 8 0 2 は、インターネット 4 0 0 と接続するためのィンターフェイス手段として設けられる。制御部 8 0 3 は、実行ァプリケーシヨン 8 1 1 としてのプログラム内容に従つて各種の制御処理を実行する。

4 — 4 . サ一ビス提供形態例図 1 1 に示したシステム構成は、ユーザにとってみた場合には、サービス提供をうけるためにインターネット 4 0 0 と接続される機器として、ナビゲーシヨンシステム 1及び携帯電話 2 0 0に加えて、例えば屋内において固定的に設置したパ一ソナルコンピュ一タ 7 0 0が利用可能になっているといえる。

そして、このようなシステムにおいては、例えば、ナビゲ一シヨンシステム 1からパーソナルコンピュータ 7 0 0 に対して、自動車 1 0 0 の現在位置を示す現在位置情報を送信させるというサ

—ビスを提供することができる。

このサ一ビス内容を簡単に説明すると次のようになる。

ここで、ユーザがパ一ソナルコンピュータ 7 0 0 を使用しているユーザが、現在、自己の所有しているナビゲーシヨンシステム

1 を搭載している自動車 1 0 0 の現在位置を知りたいと思ったとする。この場合、ユーザは、パーソナルコンピュータ 7 0 0上で、例えば W e bブラウザのアプリケーションを起動させた上で、所定操作を行って、現在位置通知サービスの W e bサイ卜にァクセスするようにされる。この現在位置通知サ一ビスの W e bサイトは認証サーバ 8 0 0 にてアップロードしている W e bサイトとされる。つまり、ユーザが現在位置通知サ一ビスの W e bサイトにアクセスしたことによって、ノヽ。一ソナルコンピュータ 7 0 0 は、認証サ一バ 8 0 0 にアクセスしたこととなる。

上記のようにして認証サ一バ 8 0 0に対してアクセスしたとすると、ユーザは、現在位置情報通知のためのリクエストを送信するようにされる。また、この現在位置情報通知のリクエストとともに、認証サーバ 8 0 0が認証で用いるべき所要の認証情報も送信するようにされる。

なお、認証情報がどのようなものであるのかについては後述する o

また、認証サーバが認証に用いる認証情報としては、リクエストを送信したパーソナルコンピュータ 7 0 0 に固有となる P C— I Dを含むが、この P C — I Dは、パーソナルコンピュータ 7 0

0 にて生成して送信されるのではなく、パーソナルコンピュータ 7 0 0が接続されるアクセス用通信網 6 0 0内において、例えばアプリケ一ションサーバとして機能する部位が、パ一ソナルコンピュー夕 7 0 0が認証サーバ 8 0 0にアクセスしてきたときに生成するようにされる。この P C — I Dの生成及びユーザデータべース 8 1 0への登録についても後述することとする。

認証サーバ 8 0 0では、上記のようにして、現在位置情報通知のリクエストと共に送信されてきた認証用情報と、ユーザデータベース 8 1 0 とを参照して、このリクエストを送信してきたパーソナルコンピュータ 7 0 0が正規に登録された機器であるか否かについての認証処理を行う。そして、正規の認証結果が得られたのであれば、このリクエストを、ユーザが所有するとされるナビゲ一シヨンシステム 1 に対して、インターネット 4 0 0から無線電話通信網 3 0 0 を介するようにして転送する。

なお、正規の認証結果が得られなかった場合には、ナビゲ―ションシステム 1に対するリクエストの転送は行わないようにされ o

上記リクエストを受信したナビゲ一シヨンシステム 1では、現在の自車位置を示す自車位置情報を生成し、無線電話通信網 3 0 0からインタ一ネッ卜 4 0 0を介して認証サーバ 8 0 0に対して送信する。認証サーバ 8 0 0 は、この送信されてきた自車位置情報をパーソナルコンピュータ 7 0 0 に対して送信する。パ一ソナルコンピュータ 7 0 0 では、受信した自車位置情報を W e bブラゥザによって再生出力する。これによつて、パ^"ソナルコンビュ一夕 7 0 0 のディスプレイモニタ 7 0 8において、現在の自車位置情報が表示されることになる。 4 - 5 . 認証用ユーザデータベースの構築上記した説明における認証サーバ 8 0 0 の動作からも分かるように、ユーザがこのサービスを享受するのにあたっては、認証サ —バ 8 0 0 において、サービスを享受したいとするユーザに関する情報が、認証用ユーザデ一夕べ一ス 8 1 0 として登録されている必要がある。

この登録のための手順としては、いくつか考えられるのである力、 1つには、ユーザがこのサービスを享受したいと思ったときに、ユーザ力パーソナルコンピュータ 7 0 0を認証サーバ 8 0 0 にアクセスさせ、所定の登録のための操作を行うことで登録が行われるようにすることが考えられる。

つまり、ユーザはパーソナルコンピュータ 7 0 0 を操作して、例えば認証サ一バ 8 0 0 における登録用の W e bページにァクセスする。この W e bページには図 1 3に示した認証用ユーザデ一夕べ一ス 8 1 0 を構築するのに必要とされる、 1ユーザについての所要の情報項目を入力することができるようになつている。つまり、「ユーザ情報」となる氏名、住所等をはじめとする個人情報、ユーザが所有する携帯電話 2 0 0の「携帯 I D (電話番号）」、同じくユーザが所有するナビゲ一シヨンシステム 1の「ナビ I D (電話番号）」、及び「サービス I D」に対応する享受したいサービス内容（この場合には、現在位置通知サービスとなる）を入力するようにされる。例えば認証サーバ 8 0 0 においては、現在位置通知サ一ビス以外のサ一ビスも対応して認証を行うような構成とすることも充分に考えられるが、サービス I Dは、このような場合において、ユーザがサ一ビスの提供を要求してきたときに、そのサ一ビスが何であるのかを識別するのに用いることができる。

また、例えば本実施の形態としての現在位置通知サービスに関すれば、携帯電話 2 0 0 はこのサ一ビスを享受するのに利用はしていないので、必ずしも、携帯 I Dを認証用ユーザデータベース 8 1 0 の情報要素とする必要はない。しかし、やはり、認証サ一バ 8 0 0 において現在位置通知サ一ビス以外のサービスも対応して認証を行うこととして、その他のサ一ビスが携帯電話 2 0 0を利用するものであるような場合には、携帯 I Dが必要となるもの ¾ O o

また、図 1 3 によれば、上記「ユーザ情報」「携帯 I D (電話番号）」、「ナビ I D (電話番号）」、及び「サービス I D」のほかに、 P C— I Dを登録することが必要となる。

この P C — I Dに関しては、例えば、パーソナルコンピュータとしての機器を特定するメ一力コ一ド及び製造番号等の情報から成る機器 I Dをパーソナルコンピュータ 7 0 0において生成し、これを P C— I Dとして、上記各情報と共に送信することが一般的には考えられる。上記したメ一カコード及び製造番号の情報は、例えばパーソナルコンピュータ 7 0 0内における R 0 Mなどに対して、例えば製造過程において格納するようにされているので、パーソナルコンピュ一夕 7 0 0がこの情報を基に機器 I Dを生成するのは容易ではある。

しかしながら、このようなメ一カコード及び製造番号などの予めパーソナルコンピュータ 7 0 0 に格納されている情報を機器 I Dとして利用した場合には、悪意のユーザによっては容易に改竄され、いわゆる「成りすまし」が行われる可能性を有している。具体的に、本実施の形態の現在位置通知サービスを例に採れば、例えば、正規に登録されたパーソナルコンピュータ 7 0 0 は、 1台だけであるのに、他のパーソナルコンピュータが、この登録されたパーソナルコンピュータの機器 I Dに書き換えて認証サーバ 8 0 0 にアクセスするという不正行為が行われる可能性を有しているのである。

例えば、先の第 1例としてのシステム構成では、ナビゲーションシステム 1及び携帯電話 2 0 0 は、共に無線電話通信網 3 0 0 を介在してィンターネットと接続するようにされている。無線電話通信網 3 0 0 では、電話番号等の情報に基づいた管理を行っていることから、この電話番号を利用してアクセスする限り、成りすましが行われる問題は無いことになる。ところが、この第 2例のシステムのようにして、パーソナルコンピュータ 7 0 0 をシステム構成に加えたとすると、このパーソナルコンピュータ 7 0 0 は、無線電話通信網 3 0 0にアクセスすることなく、例えば電話回線等をはじめとする何らかのアクセス用通信網 6 0 0を介してインターネッ卜にアクセスすることになる。このような場合には、前述した成りすましの問題が生じてくるわけであり、この問題を解決する必要が生じてくるものである。

そこで本実施の形態としては、次のようにして P C— I Dを生成して認証サーバに登録することで、機器 I Dを改竄しての成りすましによる不正なサービスの享受ができないようにする。なお、ここではアクセス用通信網 6 0 0 として実際に利用される通信網の種類に応じて、 3例を挙げることとする。

図 1 4 は、 P C— I D登録手順の第 1例を模式的に示している。この第 1例は、アクセス用通信網 6 0 0が一般電話回線、若しくは I S D N回線とされている場合である。

ァクセス用通信網 6 0 0が一般電話回線、若しくは I S D N回線などの場合、パーソナルコンピュータ 7 0 0がィンタ一ネットと接続されるためには、いわゆるダイヤルアップを行うことになる。つまりは、ここでは図示していないが、パーソナルコンビュ —夕 7 0 0側が備えるとされるモデム、 T A (Terminal Adapter) 、 D S U (Digital Service Unit)から、アクセス用通信網 6 0 0 において一般電話回線又は I S D N網として実際に配置される設備である電話局 6 0 1 に対してダイャリングをして接続する。

ここで、留意すべきなのは、上記電話局 6 0 1に対してダイャルアップを行うということは、このダイヤルアップを行うために割り当てられた電話回線、 I S D N回線についての電話番号がー義的に決まっているということである。この電話番号は、電話局 6 0 1 にて管理している以上、ノ、。一ソナルコンピュータ 7 0 0 のユーザによっては改竄することのできない情報であるといえる。そこで本実施の形態では、 P C— I Dを生成するのにあたつて、この電話番号を利用するものである。そして、この電話番号を利用しての P C— I Dの生成及び登録は次のような手順で行うことができる。

先ず、手順①として、ソナルコンピュータ 7 0 0からは、認証サーバ 8 0 0 に向けて機器 I Dを送信するようにされる。なお、この機器 I Dの送信は、例えば実際には、前述した「ユーザ情報」「携帯 I D (電話番号）」、「ナビ I D (電話番号）」、及び「サービス I D」の各情報とともに送信するようにすればよい。また、この機器 I Dは、例えば先にも述べたように、メーカコ一ドと製造番号とによって形成されるものであればよい。

そして、ァクセス用通信網 6 0 0内の電話局 6 0 1では、手順 ②として、この送信された機器 I Dと、このダイヤルアップに使用している電話回線（ I S D N回線）の電話番号の情報とに基づいて、 P C— I Dを生成する。この場合において、機器 I Dと電話番号情報とを利用してどのように P C— I Dを生成するのかについては、各種考えられるためここでは特に限定しないが、例えば、最も単純なものと'しては、機器 I Dと電話番号情報としてのデータ値を連結して P C - I Dを形成することが考えられる。また、機器 I Dと電話番号情報としてのデータ値を利用して所定の関数による演算を行うことで、所定ビット数によるデータ値を求め、このデータ値を P C— I Dとすることなどが考えられる。

このようにして生成された P C— I Dは、機器 I Dと電話番号とによって作成されたものであるから、ソナルコンピュータ 7 0 0 ごとに固有の情報となる。そのうえ、電話番号も P C— I

Dの要素とされている以上、例えば単に機器 I Dを書き換えたとしても、電話番号についての書き換えはされていないので、同一の P C— I Dにはならないことになる。また、電話番号は電話局 6 0 1側にて管理するものであり、かつ、 P C— I Dは電話局 6 0 1側にて作成するものであるから、パーソナルコンピュータのュ一ザが、この電話番号部分を書き換えることは不可能である。従って、ノ、。一ソナルコンピュータについていわゆる成りすましを行うことは不可能となるわけである。

そして、電話局 6 0 1からは、このようにして生成した P C— I Dをインタ一ネットを介して認証サーバ 8 0 0に送信することになる。 '

この P C— I Dを受信した認証サーバ 8 0 0では、手順③として示すように、受信した P C - I Dを、他の情報（ユーザ情報、携帯 I D、ナビ I D、及びサービス I D ) と共に、認証用ユーザデータベース 8 1 0 に登録するようにされる。

また、 P C— I D登録手順の第 2例を図 1 5に示す。この第 2 例は、アクセス用通信網 6 0 0が A D S Lなどの常時接続が可能な通信網とされている場合である。

このような通信網である場合、例えばアクセス用通信網 6 0 0 における設備である電話局 6 0 1においては、例えば電話回線を、一般電話回線とインタ一ネットの経路とに分岐するスプリッ夕などのポ一ト部が設けられることになるのであるが、この図においては、このようなポート部を接続ポート 6 0 2， 6 0 2 · . · として示している。

例えば、電話局 6 0 1では、加入者が A D S Lに加入したときに接続ポ一ト 6 0 2の工事を行って加入者の電話回線と接続するようにしている。従って、この接続ポ一ト 6 0 2 については、電話局 6 0 1側が管理するものであると共に、接続される電話回線も固定的なものとなっているといえる。

そこで、本実施の形態としては、例えば電話局 6 0 1において接続ポ一卜 6 0 2 ごとに識別子（ポ一卜 I D ) を割与えて管理するようにされる。このポ一ト I Dは接続ポートごとに固有となるものであるから、第 1例の電話番号と同様に、電話局 6 0 1に接続するパーソナルコンピュータ 7 0 0 と、このポ一ト I Dとの対応は固定的なものとなる。また、ポート I Dは、電話局 6 0 1側で管理することから、例えばパーソナルコンピュータのユーザがこの部分を改竄することもできない。

そこで第 2例としては、ポート I Dを利用して P C— I Dを生成する。そして、このポート I Dを利用しての P C— I Dの生成及び登録は、例えば次のような手順で行う。

先ず、手順①として、パーソナルコンピュータ 7 0 0からは、認証サーバ 8 0 0 に向けて機器 I Dを送信する。この場合においても、機器 I Dは、メ一カコードと製造番号とによつて形成'される。また、機器 I Dの送信は、実際には、「ユーザ情報」「携帯 I D (電話番号）」、「ナビ I D (電話番号）」、及び「サ—ビ 'ス I D」の各情報とともに送信するものとされる。

そして、手順②としては、アクセス用通信網 6 0 0内の電話局 6 0 1 において、送信された機器 I Dと、 A D S Lとしての電話回線の接続ポー卜のポ一ト番号の情報とを利用して P C— I Dを生成する。そして、電話局 6 0 1からは、このようにして生成した P C— I Dをインタ一ネットを介して認証サーバ 8 0 0 に送信することになる。

そして、手順③として、この P C— I Dを受信した認証サーバ 8 0 0 は、他の情報（ユーザ情報、携帯 I D、ナビ I D、及びサ —ビス I D ) と共に、認証用ユーザデータベース 8 1 0に登録する。

図 1 6 は、第 3例としての P C— I D登録手順を示している。この第 3例では、ァクセス用通信網 6 0 0 は専用線 6 1 0 としての設備を備えているものとされ、この専用線 6 1 0 に対してパーソナルコンピュータ 7 0 0が常時接続される。

このような場合、ノ、°—ソナルコンピュータ 7 0 0 は、専用線 6 1 0 において備えられるとされるルータ 6 1 1に対して接続され、このルータ 6 1 1からインターネット 4 0 0への接続が行われる。そして、この場合には、パーソナルコンピュータ 7 0 0は、ルータ 6 1 1に対して常時接続されているのであるから、パーソナルコンピュータ 7 0 0 とルータ 6 1 1 との経路は固定されていることになる。また、このルータ 6 1 1の管理も専用線 6 1 0側の運営者によって行われていることになり、このルータ 6 1 1に関する情報をパーソナルコンピュー夕 7 0 0側のユーザが改竄することはできないとされる。

そこで、第 3例としては、パーソナルコンピュータ 7 0 0の機器 I Dと、ルータ 6 1 1 に固有となる情報を利用して P C— I D を形成するようにされる。そして、この場合には、ルータ 6 1 1 に固有となる情報としては、ル一夕 6 1 1に割り当てられたルー夕アドレスを使用することとする。

そして、この第 3例としての P C— ί D登録手順は以下のようになる。

先ず、手順①として、パ一ソナ,ルコンピュ一タ 7 0 0からは、認証サーバ 8 0 0 に向けて機器 I Dを送信する。この場合においても、機器 I Dの送信は、実際には、「ユーザ情報」「携帯 I D (電話番号）」、「ナビ I D (電話番号）」、及び「サ—ピ、ス I D」の各情報とともに送信するものとされる。

但し、この場合の機器 I Dとしては、先の第 1例及び第 2例の場合のようにして、メーカコード一製造番号から成る情報を使用してもよいのであるが、常時接続されていることを前提とするとヽ例えば D H C P (Dynamic Host Configuration Protocol) によるものであるとしても、最初に I Pアドレスの割り当てが行われた後は、その I Pアドレスは不変となる。そこで、この場合には、機器 I Dとして I Pァドレスを利用してもよいことになる。次の手順②としては、アクセス用通信網 6 0 , 0内の専用線 6 1 0 において、' 送信された機器 I ' Dと、パーソナルコンピュータ 7 0 0が接続されているルータ 6 1 1のルータァドレスを利用して

P C - I Dを生成する。そして、電話局 6 0 1からは、このようにして生成した P C— I Dをインタ一ネットを介して認証サーバ 8 0 0 に送信する。そして、 P C— I Dを受信した認証サーバ 8 0 0 は、手順③として、他の情報（ユーザ情報、携帯 I D、ナビ I D、及びサ一ビス I D ) と共に、受信した P C 一 I Dを認証用ユーザデータべ一ス 8 1 0に登録する。

なお、 I Pァドレスを機器 I Dとすることについて、補足的に述べておくと、 I P V 4では、接続が行われるごとに D H C Pサ —バによって割り当てられる I Pアドレスが変化するのであるが、 I P V 6では、常時接続でなくとも I Pアドレスを固定的に割り当てることができる。従って、 I P V 6 に従ったインタ一ネットとの通信を行う場合であれば、先に述べた第 1例及び第 2例についても、機器 I Dを I Pアドレスとすることができるものである o

このようにして、上記第 1例〜第 3例においては、パーソナルコンピュータ 7 0 0 の機器 I Dだけではなく、電話番号、接続ポ — トのポート I D、又はル一夕ァドレスなどを利用して P C— I Dを形成するようにしている。

ここで、電話番号、接続ポー卜のポー卜 I D、ルータアドレスの情報は、ノ、 °—ソナルコンピュータ 7 0 0 とインタ一ネットとの経路上において、パーソナルコンピュータ 7 0 0がアクセス用通信網 6 0 0 と接続するまでの通信経路（アクセス経路）を特定する情報であるといえる。これまでの説明からも理解されるように、アクセス用通信網 6 0 0 と接続するまでの通信経路は、. パーソナルコンピュータ 7 0 0が例えば屋内等において固定的に設置されるということを前提にすれば、そのパーソナルコンピュータ 7 0 0 と通信経路とは 1 対 1で固定的に対応するものとなる。従って、上記通信経路を特定する情報と機器 I Dとを組み合わせたとしても、パーソナルコンピュ一夕 7 0 0 に固有となる P C— I Dを形成するのに何ら問題はないことになる。また、先の説明でも述べたようにして、通信経路を特定する各情報（電話番号、接続ポートのポート I D、ル一タァドレス）は、何れもァクセス用通信網 6 0 0を運営する設備側で管理しているものであり、悪意のパ一ソナルコンピュータ 7 0 0 のユーザがこれを改竄することはできないとされる。従つて、この情報を利用して生成される P C— I Dをパーソナルコンピュ一夕 7 0 0のユーザが改竄することもできないわけである。また、本実施の形態としては、 P C— I Dは、パーソナルコンピュー夕側ではなく、中継点であるァクセス用通信網 6 0 0'の設備側で生成するようにされていることによつても、改竄される可能性を著しく低いものとしている。

つまり、本実施の形態の P C— I Dとしては、パーソナルコンピュー夕を特定可能としながら、かつ、改竄による成りすましを防止することのできる情報となっているものである。これによつて、先にも述べたように、成りすましによるパーソナルコンビュ —タ 7 0 0 を利用してのサ一ビスの提供が行われるのを防止することが可能となる。

なお、本発明としては、パーソナルコンピュータ 7 0 0が最初に接続される通信網（アクセス経路）を特定できる情報でありさえすればよく、上記図 1 4〜図 1 6 により例示した登録手順における P C— I Dの生成例以外にも、本発明に適合する P C— I D の生成を行うことは可能であり、また、ァクセス用通信網 6 0 0 としての種類も、図 1 4〜図 1 6 により例示したものに限定はされない。 4 一 6 . 処理動作例続いては、これまでの説明を踏まえて、第 2例としてのサ一ビス提供システムが行うとされる、自動車の現在位置通知サービスを実現するための処理動作について、図 1 7のフローチヤ一トを参照して説明する。なお、本実施の形態としての自動車の現在位置通知サ一ビスについての動作概要は、先に述べたとおりである o

この図においては、パーソナルコンピュータ 7 0 0、認証サ一ノく 8 0 0、及びナピゲ一シヨンシステム 1の各々において実行される処理を並列的に示している。ここでのパーソナルコンビュ一夕 7 0 0 としての処理は C P U 7 0 1が実行し、認証サーバ 8 0 0 としての処理は制御部 8 0 3が実行し、ナピゲ一ションシステム 1 としての処理は制御部 1 9が実行する。

ノ、。一ソナルコンピュータ 7 0 0 に、ナビゲ一シヨンシステム 1 が搭載された自動車の現在位置を通知してもらうのにあたっては

、前述もしたように、例えばパーソナルコンピュータ 7 0 0上で W e b ブラウザのアプリケ一ションを起動させ、認証サーバ 8 0 0 における現在位置通知サ一ビスの W e bサイ卜にアクセスするようにされる。そして、このとき表示されるブラウザ画面に対して所定の操作を行うことで、パーソナルコンピュータ 7 0 0からは、現在位置通知リクエストを送信することになる。これが図 1 7 におけるステップ S 4 1の処理となる。

このステップ S 4 1 により現在位置通知リクエストを送信する際には、ユーザ情報、機器 I D、及びサービス I Dを共に送信すよつにれる。

例えば現在位置通知サ一ビスのブラゥザ画面上には、リクエストに必要とされる各種項目を入力する入力ボッタスが表示されるようになっているものとされる。上記ユーザ情報は、この入力ボックスに入力した例えば住所、氏名等の個人情報に基づいて、ュ —ザを特定する I Dとして C P U 7 0 1が作成する。

また、機器 I Dは、例えばこれがメ一カコードと製造番号から成るものであるとすれば、 C P U 7 0 1が例えば R 0 M 7 0 2から読み出したメーカコード、製造番号の情報に基づいて作成することになる。また、機器 I Dが I Pアドレスであれば、例えば R A M 7 0 3に保持している I Pァドレスを利用して作成する。

また、サービス I Dは、例えば、このリクエス卜が現在位置通知サービスに対応したものであることを示す I Dとして、現在位置通知リクエストとしてのデータ構造内に格納されているものとする。

上記のようにして送信された現在位置通知リクエストは、図 1 4〜図 1 6にて説明したようにして、先ずは、ァクセス用通信網 6 0 0 にてルーティングされ、インターネット 4 0 0を介して認証サーバ 8 0 0 に転送されることになる。そして、この際におい

' て、アクセス用通信網 6 0 0 の設備においては、受信取得した機器 I Dと、自身が管理して保有しているとされる経路特定情報（電話番号、ポート I D、ル一夕ァドレスなど）を利用して P C 一 I Dを作成する。従って、認証サーバ 8 0 0に対しては、現在位 ' 置通知リクエストと共に、この P C— I Dと、ユーザ情報、サ一ビス I Dが送信されることになる。

認証サーバ 8 0 0では、上記のようにして送信されてきた現在位置通知リクエスト、ユーザ情報、 P C— I D、及びサービス I Dを、ステップ S 5 1により受信する。そして、次のステップ S 5 2 において、この受信したユーザ情報、 P C— I D、及びサ一ビス I D等と、認証用ユーザデータベース 8 1 0 とを比較参照することで、認証処理を実行する。

次のステップ S 5 3では、上記ステップ S 5 2による認証処理の結果として、正規のユーザであるとの認証が成立したか否かを判別しており、ここで、否定結果が得られた場合には、ステップ S 5 5 として示すように、今回のリクエストの受信に対応した処理を拒否する。つまり、以降において、例えば受信したリクエストに応じて、パーソナルコンピュータ 7 0 0側に現在位置情報を送信するための処理は行わないようにされる。なお、この図では図示していないが、例えばステツプ S ' 5 5 の処理としては、例えば認証が不成立であったことをパーソナルコンピュータ 7 0 0側に通知するようにすることが好ましい。

これに対して、ステツプ S 5 3 において認証が成立したとの肯定結果が得られた場合には、ステップ S 5 4の処理として、今回受信した現在位置通知リクエストをしかるべきナビゲーションシステム 1 に対して送信することを行う。

この際には、認証用ユーザデータベース 8 1 0から、今回リクェストと共に受信したユーザ情報、 P C— I D、及びサービス I

Dに対応づけて格納されているナビ I Dを検索するようにされる。そして、この検索されたナビ I D (電話番号）を指定して、無線電話通信網 3 0 0に対して現在位置通知リクエストを送信するようにされる。これによつて、現在位置通知リクエストは、パ一ソナルコンピュータ 7 0 0 を所有するユーザが所有して登録しているナビゲ一シヨンシステム 1 に対して正しく送信されることになる。

例えば自動車 1 0 0に搭載されたナビゲ一シヨンシステム 1では、ステップ S 6 1の処理によつて現在位置通知リクエストを受信することになる。

ここで、本実施の形態のナビゲ一ションシステム 1 は現在位置通知サ一ビスに対応したプロダラムを格納している。このプログラムは、受信した情報が現在位置通知リクエストである場合には

、測位部 4にて測定される現在位置情報と、例えば記録媒体 9等から読み出した地図情報とを利用して現在位置情報を作成し、認証サーバ 8 0 0にアクセスして送信を行うという動作を実行させるものである。なお、現在位置情報の生成に利用する地図情報としては、例えば前述したようにして取得した更新データがあれば

、この更新データも利用するようにされる。そして、次に述べるステップ S 6 2〜S 6 4の処理は、このプログラムに従つて実行れる。

ステップ S 6 2 においては、現在位置情報を作成する。

前述もしたように、ここで作成される現在位置情報は、例えば

W e bブラウザによつて表示可能な H T M Lや X M Lなどの形式とされ、 W e bブラゥザ上で再生すれば、地図上に現在位置が示される画像を表示させることができるデータ内容を有しているものとされる。なお、例えば J P E G、 J I F、及びビットマップなどをはじめ、単に所定の形式による画像データとして生成することも考えられる。

そして、次のステップ S 6 3 においては、ナビゲーシヨンシステム 1が認証サーバ 8 0 0 に対してァクセスするための制御処理を実行する。このため、例えばナビゲ一シヨンシステム 1 においては、例えばメモリ 1 2などに認証サーバ 8 0 0の U R Lが保持されているものとされ、制御部 1 9 は、この U R Lにアクセスが行われるように、通信ィンタ一フヱイス 4 7から通信端末装置 5 0 を介してアクセス要求を送信させる。

6 ' 5 そして、このァクセス要求に応じて、認証サーバ 8 0 0 との接続が確立したとされると、次のステップ S 6 4の処理によって、先のステップ S 6 2 にて生成した現在位置情報を認証サーバ 8 0 0 に対して送信する。

認証サーバ 8 0 0では、ステップ S 5 6の処理として、上記のようにして送信された現在位置情報を受信すると、この現在位置情報をリクエストしたパーソナルコンピュ一タ 7 0 0 に対して転送することを行う。 - 現在位置通知リクエストを行ったパーソナルコンピュータ 7 0 0 は、前述もしたように認証サーバ 8 0 0 と接続されており、しかるべき W e bページがブラウザによつて表示出力されている状態にある。そして、この状態の下で、転送されてきた現在位置情報をステップ S 4 2の処理によって受信する'ことになる。

このようにして受信された現在位置情報は、例えば先にも述べたように、 H T M Lや X M Lなどのファイルの形式をとっている

。そして、ノ、。一ソナルコンピュータ 7 0 0では、ステップ S 4 3 の処理によって、この現在位置情報について再生処理を行うことで、ブラゥザ画像として現在位置を示す表示を行うようにされるなお、上記処理動作においては、ナビゲ一シヨンシステム 1からパーソナルコンピュータ 7 0 0への現在位置情報の送信は、認証サーバ 8 0 0を介在させている。これは、パーソナルコンビュ —夕 7 0 0が認証サーバ 8 0 0 と接続されていることを利用して、認証サ一バ 8 0 0を中継することでナビゲーシヨンシステム 1 からの情報の送信を容易にするためとされる。しかしながら、この段階では、特に認証処理を実行する必要はないので、ナビゲ一シヨンシステム 1からパーソナルコンピュータ 7 0 0 に対して直接送信を行うように構成することも可能である。また、認証サーバ 8 0 0 としては、例えば当然のことではある力、 1つの装置としてではなく、例えば処理負担の軽減のために、認証サーバ 8 0 0 として機能する複数の装置が、インターネット上において分散するようにして設けられた構成としても構わないものである。

また、不正行為を防止する構成としては、次のような構成を補助的に付加することも考えられる。

例えば本実施の形態としてのサービス提供システムにおいて、ユーザがサ一ビス提供に利用するものとして登録している各機器 (ナビゲーシヨンシステム、携帯電話、パーソナルコンピュータ等）のインタ一ネッ卜の接続を、特定の 1つの通信会社（電話会社等）が行うとする。そして、例えばこの通信会社がカバーする範囲の通信網内において監視サーバを設けるようにする。監視サーバは、ユーザが登録している各機器間の通信として、この通信会社がカバーする一定範囲内の回線を利用しているか否かを監視するようにする。そして、通信会社がカバーする一定範囲外の回線から入ってくるようにして、ユーザが登録している機器が通信を行う状況となった場合には、何らかの警告を与えたり、また、不正のサ一ビス利用が行われるような回線の利用状況であるとする場合には、通信を中断させるようにするものである。

また、本発明としては上記した各実施の形態に限定されるものではない。例えば、提供すべきサービスとしては、これまで例示したもの以外にも各種考えられる。また、サービス提供に利用される機器としては、力一ナビゲ一ション装置、携帯電話、パーソナルコンピュータ等に限定されるものではなく、例えばインタ一ネットなどのネットワークとの接続機能を有する移動通信端末装置を備える機器や、また、移動通信端末装置ではなくとも、特定の通信網を介してインタ一ネットと接続される通信端末装置を備えるような機器であれば、本発明の適用は可能とされる。

特に、第 2例としてのシステム構成により実現されるサービスとしては、ナビゲーションシステム 1 とパーソナルコンピュータ 7 0 0 とを利用しての現在位置情報通知サービスを例に挙げているが、これ以外にも多様に考えられるものであり、また、パ一ソナルコンピュータ 7 0 0 と携帯電話 2 0 0 との間での通信によつて実現されるサ一ビスとしても本発明としてあり得るものである。もちろんこの場合にも、認証サーバ 8 0 0を介在させてのパーソナルコンピュータ 7 0 0からのアクセスが行われるようにされることで、不正なサービスの利用が行われないようにされる。以上説明したように本発明は、例えば無線通信によりィンタ一ネット等の通信網への接続機能を有する力一ナビゲーションシステム（電子機器）に対してサービスを提供す.るのにあたって、サ ―バ側で力一ナビゲーションシステムごとに固有に割与えたナビ I D (機器 I D ) を保有して管理していることで、本来はインタ

—ネット上における不特定多数の端末であるカーナビゲーションシステムのうち、サ一ビスを提供したいとする特定の力一ナピゲ —シヨンシステムに対してアクセスしてサービス提供に必要なデ —タ通信を行うことが可能になるものである。

例えば従来にあっては、先ずカーナビゲーシヨンシステム側からアクセスしなければならず、例えばサーバ側では、このァクセスを待ってサ一ビス情報を提供することしかできずにいた。これに対して、本発明では、サーバ、若しくは携帯電話（移動無線端末装置）側から特定のカーナビゲ一シヨンシステムに対してァクセスすることが可能となることから、適切とされる任意の機会に

、必要充分な内容のサービスを提供することが可能となる。また、これによつて、提供可能なサービスの種類も容易に増加させていくことが可能になる。従って例えばカーナビゲ一シヨンシステムを購入したユーザにとっては、サービス提供をこれまでよりも簡易で有効なかたちで享受することができ、また、販売側の両者にとつては製品の付加価値が高まるので、販売促進の効果も期待できることになる。

また、屋内等に固定的に設置される通信端末装置（パーソナルコンピュータ）から電子機器（例えばナビゲ一ションシステム）に対して通信を行う場合においては、認証サーバを介在させるようにしている。また、通信端末装置が電子機器と通信するために認証サーバにアクセスしたときには、アクセス経路を特定する情報（電話番号、ポート番号、ルータアドレス等）を利用して端末

I D ( P C— I D ) を生成するようにしている。そして、認証サ —バでは、端末 I Dを利用して認証処理を行うようにしている。アクセス経路を特定する情報は、通常は、通信端末装置が最初に接続する通信網を運営.する側が管理保持していることから、通信端末装置側にて改竄することは不可能な情報であり、従って、端末 i )としても改竄することのできない情報であるといえる。つまり、この発明によっては、いわゆる成りすましによつ 'て不正なサ一ビス利用が行われることを、簡易な構成によつて確実に防止することができるものである。産業上の利用の可能性

この発明は、例えば自動車などの移動体に搭載される電子機器と、サーバ及び携帯電話などの個人移動端末装置とを通信網を介して通信可能なように構築されたシステムとして、例えば電子機器を購入して利用しているユーザに対して、送信されたデータを受信した電子機器が、その受信データの内容に従って何らかの動作の実行を行うことで享受できるようなサービスを提供することのできるシステムに利用される。

Claims

請求の範囲

. 少なくとも、無線通信端末機能を備えて移動体に搭載されると共に、固有となる機器 I Dが割り与えられる電子機器と、所定のサ一ビス提供機能を有すると共に、サービス提供可能な複数の上記電子機器についての上記機器 I Dが格納されるサ一ビス用サーバと、通信網とを備えて成り、

上記サ一ビス用サーバからサ一ビス提供が必要とされる特定の電子機器に対して、上記機器 I Dを利用して上記通信網を介してアクセスし、アクセスした電子機器に対して、特定のサ一ビスを実現するための所定内容を有するサ一ビス情報を送信するための送信手段、

を備えていることを特徵とするサービス提供システム。

. 少なくとも、無線通信端末機能を備えて移動体に搭載されると共に、固有となる機器 I Dが割り与えられる電子機器と、所定のサービス提供機能を有すると共に、サービス提供可能な複数の上記電子機器についての上記機器 I Dが格納されるサ一ビス用サーバと、通信網とを備えて成り、

上記電子機器から上記サービス用サーバに対して上記通信網を介してアクセスし、特定のサ一ビスに利用可能な所定内容の情報を送信することのできる第 1 の通信手段と、

上記サービス用サーバからサ一ビス提供が必要とされる特定の電子機器に対して、上記機器 I Dを利用して上記通信網を介してアクセスし、アクセスした電子機器に対して、特定のサービス提供を実現するための所定内容を有するサービス情報を送信するための第 2 の通信手段と、

を備えていることを特徵とするサービス提供システム。

. 少なくとも、無線通信端末機能を備えて移動体に搭載されると共に、固有となる機器 I Dが割り与えられる電子機器と、固有となる端末 I Dが割り与えられる移動無線端末装置と、通信網とを備えて成り、

上記移動無線端末装置から上記電子機器に対して、上記機器 I Dを利用して上記通信網を介してァクセスし、特定のサ一ビス提供を実現するための所定内容を有するサービス情報を送信するための送信手段、

を備えていることを特徵とするサービス提供システム。

上記電子機器から上記移動無線端末装置に対して、上記端末 Γ Dを利用して上記通信網を介してアクセスし、特定のサ一ビスに利用可能な所定内容の情報を送信することのできる第 1の通信手段と、

上記移動無線端末装置から特定の電子機器に対して、上記機器 I Dを利用して上記通信網を介してアクセスし、アクセスした電子機器に対して、特定のサービス提供を実現するための所定内容を有するサ一ビス情報を送信するための第 2 の通信手段と、

を備えていることを特徼とするサービス提供システム。

. 少なくとも、無線通信端末機能を備えて移動体に搭載される電子機器又は移動無線端末装置としての電子機器と、通信網と、該通信網にアクセスする経路が固定的となるようにして設置される通信端末装置と、上記通信網に接続される認証サーバと力、ら成り、

上記通信端末装置が、上記電子機器に固有となるように割り与えられる機器 I Dを利用して上記通信網を介して上記電子機器にァクゼスするのに、上記認証サ一バを経由してのみ上記電子機器にアクセスすることを可能とするアクセス手段と、

上記通信網内において、上記通信端末装置が上記通信網に対してアクセスしてきたァクセス経路を特定する情報を利用して、上記通信端末装置の端末 I Dを生成する端末 I D生成手段と上記認証サーバにおいて、上記端末 I Dを利用して、ァクセスしてきた上記通信端末装置についての認証処理を行うとともに、認証が成立した場合にのみ、上記通信端末装置が上記電子機器に対してアクセスすることを許可する認証対応処理手段と上記認証対応処理手段によってアクセスが許可された上記通信端末装置と、上記電子機器との間において、上記通信網を介して、特定のサ一ビス提供を実現するための所定内容を有するサービス情報の送受信が行われるようにする送受信手段と、を備えていることを特徵とするサービス提供システム。

. 複数の通信機器がネットヮ一クを通してデータ通信を行う通信システムにおいて、

無線通信機能を備えるとともに機器を特定するための第 1 の機器 I Dを備える複数の第 1の電子装置と、

上記第 1 の機器 I Dに基づいて上記無線通信装置を特定して無線通信を行うと共に上記ネットワークに接続される無線通信装置と、

上記ネットマークに接続され、制限なしにデータ通信が行える複数の上記第 1の電子装置のグループに含まれる各々の上記第 1の電子装置の第 1 の機器 I Dを関連づけるグループ情報をグループごとに備えるとともに、データ通信を制限無しに行えるか否かを第 1の電子装置の第 1の機器 I Dと上記グループ情報とに基づいて判断して上記無線通信装置を制御する認証装置とを備える通信システム。

7 . 上記通信システムは、

通信機能を備えるとともに機器毎に異なる第 2 の機器 I Dを備える第 2 の電子装置と、

上記第 2の電子装置と通信を行うと共に上記ネットワークに接続され、上記第 2 の機器 I Dを上記第 2 の電子装置から受信し、上記第 2の電子装置と通信を行う通信手段を特定する通信手段 I Dと上記第 2の機器 I Dとを上記認証装置に送信する通を更に備える第 6記載の通信システム。

8 . 上記認証装置の備えるグループ情報は、上記第 2の電子装置を上記第 2 の機器 I Dと上記通信手段 I Dとを関連づけて更に管理する第 7項記載の通信システム。

9 . ネットワークに接続され各々の機器を識別可能とするための機器 I Dを各々備えるとともに送信可能な複数の他の電子機器の間の通信を制御する通信装置において、

上記ネットワークを通して他の装置と通信を行うための通信手段と、

電子機器間の通信が認証されることによつて許可される複数の機器がグループ化されて登録されるグループ情報が記憶される記憶手段と、

上記複数の電子機器の通信開始前に上記ネットワークを通して送信する機器 I Dと上記記憶手段に記憶されたグループ情報とに基づいて、電子機器間の通信が許可されているか否かを判別する判別手段と、

上記ネッ卜ワーク接続され送られる機器 I Dに基づいて電子機器を特定して通信を交換処理する交換装置へ、上記判別結果を上記通信手段から送信されるように制御する制御手段とを備える通信装置。

1 0 . 上記電子機器は上記交換装置と移動無線通信を行う第 9項記載の通信装置。

1 1 . 上記電子機器はナビゲ一ション装置である第 1 0項記載の

1 2 . 上記電子機器は無線電話機である第 1 0項記載の通信装置 o

1 3 . 上記電子機器は上記交換装置の特定の通信手段と接続され上記電子機器は上記通信装置へ上記機器 I Dを送信し、上記交換装置は上記通信手段を特定するための通信手段 I D を上記通 i言装置へ送信し、

上記通信装置は上記送信された機器 I Dと上記送信された通信手段 I Dとの組み合わせによつて上記グループ情報に基づいて上記電子機器を認証する第 9項記載の通信装置。

1 4 . 上記グループ情報は上記電子機器が上記通信装置と上記ネットワークを通して通信を行う時に生成される第 1 1項記載の

1 5 . 上記グループ情報は、上記グループ情報に登録されている電子機器間で利用可能なコンテンツデータを更に含む第 9項記載の通信装置。

1 6 . 上記登録されるコンテンツデータは地理データである第 1 5項記載の通信装置。