JP2008065584A - 電子機器の認証に関する識別管理のためのシステム - Google Patents

電子機器の認証に関する識別管理のためのシステム Download PDF

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Abstract

【課題】垂直統合モデルにおいては、コンテンツ提供会社などは、契約を結んだ事業者を経由してしかサービスを提供できず、他の事業者を経由してサービスを提供することができず、広く利用者にサービスを提供することができない。
【解決手段】第一電子機器からの第二判定サーバの利用要求であって、第一電子機器の利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求に基づいて、第一判定サーバから出力される保証要求を受けた識別管理サーバにて、識別管理部の検索を行なうことで複数の電子機器を利用する一の利用者を、電子機器識別情報に依存せず一意に識別可能とし、共通識別情報が管理されていれば保証を出力するシステムを提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器の認証に関する識別管理のためのシステムに関する。
移動体通信装置などの電子機器から要求されるサービスを提供し、その注文に対する決済の手続を行なうサービス提供システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このようなシステムにおいては、一つの事業者が、一又は複数のサービス提供事業者と契約を結び、また、その事業者が別の契約を結んだサービス利用者が利用する電子機器をその電子機器識別情報により認証などの判定を行ない、判定が行なわれた電子機器に対して、サービス提供事業者にサービスを提供させ、その対価を利用者より徴収することが行なわれている。例えば、携帯電話の運営会社が音源を提供するコンテンツ会社と契約を結び、利用者の携帯電話から音源の要求があれば、コンテンツ会社に音源を提供させ、利用者から対価を徴収し、コンテンツ会社に徴収した対価の一部を与えることが行なわれている。このような事業モデルを「垂直統合モデル」という。
特開2004−227055号公報
しかしながら、垂直統合モデルにおいては、コンテンツ提供会社などは、契約を結んだ事業者を経由してしかサービスを提供できず、他の事業者を経由してサービスを提供することができないため、広く利用者にサービスを提供することができない。また、利用者の立場としては、複数の事業者と契約関係にあっても、あるサービスの提供は、特定の端末を用いて特定の事業者を経由してしかうけられず、他の端末へのサービスの提供を受けることができないため、不便を感ずる。
図1は、以上の背景技術における状況を説明する図である。ある一人の利用者101がおり、その利用者101は、第一判定サーバ102を運営する事業者と契約関係にあり、第一電子機器103を用いて、その事業者と別の契約関係にあるサービス提供事業者が運営する第一サービスサーバ群104よりサービスの提供を受けることができる。これで一つの垂直統合モデルが形成されている。この場合、利用者101は、sakuraという利用者識別情報により第一判定サーバにより識別されるとする。
また、その利用者101は、第二判定サーバ105を運営する別の事業者と契約関係にあり、第一電子機器103とは別の電子機器である第二電子機器106を用いて、別の事業者と契約関係にあるサービス提供事業者が運営する第二サービスサーバ群107よりサービスの提供を受けることができる。これで別の一つの垂直統合モデルが形成されている。この場合、利用者101は、momoという利用者識別情報により第二判定サーバにより識別されるとする。
ここで、利用者101が第一電子機器103を用いて、第二電子機器106で受けたことのある第二サービスサーバ群が提供するサービスを受けたいと希望したとして、第一電子機器103より、「第二サービスサーバの利用要求」108を送信し、この利用要求が第一判定サーバ102により、第二判定サーバへの利用要求109として転送されたとしても、符号110の吹き出しとして示した理由、すなわち、sakuraとmomoとで識別される者は同一人物かどうかを第二判定サーバ105は知ることができない、また、sakuraは、第二サービスサーバ群からのサービスの提供を受けたという履歴があるかどうかを知ることができない、などの理由により、第二判定サーバ105は、第一電子機器103からの第二サービスサーバ群の利用要求を認めることができない。
したがって、利用者は、第二電子機器106により受けた第二サービスサーバ群107からのサービスの提供を、第二電子機器106と同じように利用している第一電子機器103に受けることができず、広くサービスの提供を受けることができない。また、第二サービスサーバ群107のサービス提供者の立場からは、第二電子機器106と同様の電子機器でありながら、第一判定サーバ102の垂直統合モデルに属する第一電子機器へはサービスを提供することができず、広くサービスを提供することができない(このような状態を、「垂直統合モデルの壁」という。)。
そこで、本発明では、従来の垂直統合モデルにより形成される垂直統合の壁を打ち破ることができるシステムを提供することを主な目的とする。
かかる目的を達成するために、以下では、第一電子機器からの第二判定サーバの利用要求であって、第一電子機器の利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求に基づいて、第一判定サーバから出力される保証要求を受けた識別管理サーバにて、識別管理部の検索を行なうことで複数の電子機器を利用する一の利用者を、電子機器識別情報に依存せず一意に識別可能とし、共通識別情報が管理されていれば保証を出力するシステムについて開示を行なう。このような保証に基づいて、第一判定サーバは、保証付のサービス依頼を第二判定サーバに対して出力することができ、第二判定サーバは、保証付のサービス依頼により、第二サービスサーバ群に対して、第一電子機器へサービスを提供する判定を行なうことが可能となり、課題が解決される。
また、第一電子機器からの第二判定サーバの上述のような利用要求に基づいて、第一判定サーバから保証要求付サービス依頼を受けた識別管理サーバにて、識別管理部の検索を行ない、その検索結果に基づいて保証付サービス依頼を識別管理サーバ自身が第二判定サーバに対して出力するとしてもよい。
また、第一電子機器からの第二判定サーバの上述のような利用要求に基づいて、第一判定サーバからサービス依頼を受けた第二判定サーバが保証要求を識別管理サーバに対して出力してもよい。これを受けて識別管理サーバにて、識別管理部の検索を行ない、その検索結果に基づいて第二判定サーバに対して保証を出力するとしてもよい。
以上のように、複数の電子機器を利用する一の利用者を、電子機器識別情報に依存せず一意に識別可能とし、第二サービスサーバ群の利用履歴に基づいて利用者の有する第一電子機器へサービスを提供可能とすることにより、一の電子機器が一つの垂直統合モデルに縛られているという現状を打破し、垂直統合モデルの壁を打ち破ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施形態として図を参照しながら説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
(実施形態1)
実施形態1として、サービスサーバ群と、電子機器と、識別管理サーバと、からなる垂直統合モデルの複数からなるシステムについて説明する。本実施形態では、第一電子機器からの第二判定サーバの利用要求であって、利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求に基づいて、第一判定サーバから出力される第一保証要求を受けた識別管理サーバにて、識別管理部の検索を行ない、その検索結果に基づいて保証が出力され、その保証に基づいて、第二サービスサーバ群などからのサービスの提供が第一電子機器に対して行なわれる。
図2は、実施形態1の概要を説明するための図である。垂直統合モデルが2つ示されており、その第一の垂直統合モデルは、第一サービスサーバ群201と、第一判定サーバ206と、第一電子機器204とにより構成される。第二の垂直統合モデルは、第二サービスサーバ群202と、第二判定サーバ207と、第二電子機器205とにより構成される。第一電子機器204と第二電子機器205とは同一の利用者203により利用される。本実施形態では、第一の垂直統合モデルと第二の垂直統合とから共通にアクセスが可能な識別管理サーバ208が設けられている。この識別管理サーバ208には、利用者203に与えられた共通識別情報「aoi」が管理され、この識別情報が第一判定サーバ206と第二判定サーバ207とで保持される。
第一電子機器204、第二電子機器205は、通常は、それぞれ、第一判定サーバ206、第二判定サーバ207により認証などの判定を受け、その判定に基づいて、第一サービスサーバ群201、第二サービスサーバ群202からサービスの提供を受ける。例えば、インターネットの閲覧や、コンテンツのダウンロード、再生などの各種サービスの提供を受けることができる。利用者はサービスの提供を受けるために、あらかじめ識別管理サーバに共通識別情報の登録を行なう。この後、利用者は第一判定サーバ、第二判定サーバに共通識別情報の登録を行なう。
利用者が垂直統合モデルの壁を打ち破ってサービスの提供を受けるためには、例えば、第一電子機器204から第一判定サーバ206へ、第二サービスサーバの利用要求が送信される(1)。このとき、その利用要求は、第一サービスサーバ群201を経由して送信されてもよい。次に、第一判定サーバ206は、その利用要求に基づいて、識別情報(例えば「aoi」)を含む第一保証要求を送信する(2)。この送信は、識別管理サーバ208から、識別情報が複数の垂直統合モデル間において一意の存在であることを保証するために行なわれる(この保証のことを、「一意性の保証」という場合があり、また、このような保証がされた識別情報を「共通識別情報」という場合がある。)。識別管理サーバ208は、第一判定サーバ206が出力する第一保証要求に含まれる識別情報の検索を行ない、検索結果に基づいて第一保証を出力する(3)。
第一判定サーバ206は、第一保証に基づいて、共通識別情報を含む保証付サービス依頼を出力する(4)。第二判定サーバ207は、保証付サービス依頼を受信し、その中の保証を確認し、サービス依頼に応じたサービスの提供を行なう。また、保証の確認の際には、保証付サービス依頼に基づき、共通識別情報と第二電子機器205の識別情報とが関連付けられて第二判定サーバ207に管理されているかどうかの確認が行なわれてもよい。これにより、サービスの提供に応じて、第二判定サーバ207は利用者203に対する課金などの処理を行なうことができる。
(実施形態1:構成)
図3は、実施形態1に係るシステムの機能ブロック図を例示する。本実施形態に係るシステムは、第一サービスサーバ群301と、第二サービスサーバ群302と、第一電子機器303と、第二電子機器304と、第一判定サーバ305と、第二判定サーバ306と、識別管理サーバ307とからなり、識別管理サーバ307は、識別管理部308を少なくとも有する。
(実施形態1:構成:第一サービスサーバ群)
「第一サービスサーバ群」301は、第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器303に行なう。「第一判定」とは、第一電子機器303が第一サービスサーバ群301から第一サービスを受けられるか否かを判断する処理、及び/又は、その結果をいう。例えば、第一電子機器303の識別情報である第一電子機器識別情報などを参照して行なわれる認証(例えば、第一電子機器識別情報がアクセスの許可が許される識別情報のリストに含まれるかどうかの認証)の処理、結果をいう。第一判定サーバ305から第一判定が得られない限り、第一電子機器303は第一サービスの提供を受けることができない。「第一サービス」とは、第一電子機器303に対して与えられるコンテンツや提供される役務などをいい、具体的には、インターネットなどの通信網を利用した情報の閲覧や、コンテンツのダウンロード、メールなどの情報の送受信などが該当する。第一サービスは、単一のサービスのみを指す場合だけでなく、複数のサービスからなる場合もある。第一サービスサーバ群と、「群」を用いたのは、各サービスに対応してサービスサーバがあるため、複数のサービスサーバが存在することを想定してのことである。第一サービスサーバ群といっても、単一のサービスサーバからなる場合ももちろん想定される。
(実施形態1:構成:第二サービスサーバ群)
「第二サービスサーバ群」302は、第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器304に行なう。上記と同様に、「第二判定」とは、第二電子機器が第二サービスサーバ群から第二サービスを受けられるか否かを判断する処理、及び/又は、その結果をいう。第二判定サーバ306から第二判定が得られない限り、第二電子機器304は第二サービスの提供を受けることができない。「第二サービス」とは、第一サービスと同様であり、第二電子機器304に対して与えられるコンテンツや提供される役務などをいい、インターネットなどの通信網を利用した情報の閲覧や、コンテンツのダウンロード、メールなどの情報の送受信などが該当する。第二サービスは、単一のサービスのみを指す場合だけでなく、複数のサービスからなる場合もある。第二サービスサーバ群と、「群」を用いたのは、各サービスに対応してサービスサーバがあるため、複数のサービスサーバが存在することを想定してのことである。第二サービスサーバ群といっても、単一のサービスサーバからなる場合ももちろん想定される。また、第一サービスサーバ群301と第二サービスサーバ群302とは、同一のサーバが重複して該当する場合もあってもよい。
(実施形態1:構成:第一電子機器)
「第一電子機器」303は、利用者が利用し、専ら第一サービスサーバ群301から第一サービスを受けるための電子機器である。電子機器とは、具体的には、パーソナルコンピュータやデジタルテレビなどの通信端末、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末を挙げることができる。利用者が第一電子機器303にて第一サービスを受けるためには、第一判定サーバ305や第一サービスサーバ群301にアクセスを行ない、利用要求を送信する。
また、第一電子機器303は、通常は、第二サービスサーバ群302からサービスの提供を受けることはできない。この理由は、垂直統合モデルの壁が存在するためである。
(実施形態1:構成:第二電子機器)
「第二電子機器」304は、第一電子機器303を利用する利用者が利用し、専ら第二サービスサーバ群302から第二サービスを受けるための電子機器である。利用者が第二電子機器304にて第二サービスを受けるためには、第二判定サーバ306や第二サービスサーバ群302にアクセスを行ない、利用要求を送信する。「第一電子機器303を利用する利用者が利用し」とは、第二電子機器304と第一電子機器303とは、同一の利用者が利用可能な電子機器を想定したものである。また、第一電子機器303と第二電子機器304とは、異なる種類の電子機器であることは必須ではない。
また、垂直統合モデルの壁の存在により、第二電子機器304は、通常は、第一サービスサーバ群301からサービスの提供を受けることができない。
(実施形態1:構成:第一判定サーバ)
第一判定サーバ305は、第一電子機器303が第一サービスサーバ群301から第一サービスを受けるために、第一電子機器識別情報に基づいて第一判定を行なうサーバである。ここに「第一電子機器識別情報」とは、第一電子機器303を、第一サービスサーバ群301と第一判定サーバ305との範囲内において一意に識別するための情報である。ただし、第一電子機器303そのものではなく、第一電子機器303を介して第一サービスの提供を受けるため限りの意味における利用者を識別するためのユーザ識別情報であってもよい。つまり、第一電子機器識別情報とは、第一電子機器303がサービスの提供を受けるのに適切な電子機器であるかどうかを第一判定サーバ305が判断するために通常利用する識別情報である。一般的には、第一電子機器識別情報は、第一サービスの提供を受けるために固有に築かれたシステム内での識別情報である。例えば、課金処理サーバとこれを利用して課金処理を行なう複数のサービス提供のためのサービスサーバ群からなる固有のシステム内で利用される識別情報がこれに該当する。
第一判定サーバ305は、第一関連保持部309と、第一保証要求出力部310と、第一保証受信部311と、保証付サービス依頼出力部312とを有している。なお、このような第一判定サーバ305は、CPU、メモリ、ハードディスク、入出力インターフェース、通信インターフェースがバスにより接続された計算機に一又は複数のプログラムをメモリにロードして、CPUで実行し、ハードディスク、入出力インターフェース、通信インターフェースにアクセスを行なうことにより実現できる。
「第一関連保持部」309は、利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する。「共通識別情報」とは、利用者を本実施形態に係るシステム内において一意に識別するための情報である。「共通」とは、判定サーバが異なっても、利用者が電子機器を用いて判定サーバにアクセスをするなどの場合には、同じ識別子により利用者が区別されることである。すなわち、同じ識別情報が判定サーバに登録される。なお、共通識別情報が判定サーバに対して登録される経路は各種考えられ、一に限定されるものではない。
本実施形態のシステムでは、同一の利用者が第一のサービスと第二のサービスとを受ける際の識別情報としては、第一電子機器識別情報と第二電子機器識別情報という一般には異なる識別情報を利用する。したがって、このままでは第一判定サーバと第二判定サーバとは、それぞれがサービスを利用する利用者が同一であるかどうかを判定することは困難となる。そこで、本実施形態では、利用者を共通識別情報により識別することにより、同一の利用者であるかどうかを判定できるようにした。
第一判定サーバは、その固有のサービス体系を実現するためには、原則として第一電子機器識別情報に基づいて、第一電子機器が第一サービスサーバ群から第一サービスを受けることができるかどうかの第一判定を行なう。この判定処理は、第一電子機器が自身の第一電子機器識別情報を第一判定サーバに送信することにより、第一サービスの提供を要求する場合に行なわれる。この処理は、第一サービスに関連する垂直統合モデル内で閉じた処理である。
なお、第一関連保持部309は、共通識別情報と第一電子機器識別情報とを格納するテーブルをハードディスクなどに記憶し、そのようなテーブルをアクセスするプログラムのモジュールにより実現できる。
「第一保証要求出力部」310は、第一保証要求を出力する。「第一保証要求」とは、識別管理サーバ307に対して、共通識別情報が一意に存在することの保証を要求する情報である。したがって、第一保証要求には、利用者の共通識別情報が含まれる。利用者の共通識別情報は、第一電子機器識別情報により、第一関連保持部309を検索することにより得ることができる。また、この第一保証要求は、第一電子機器303からの利用要求であり、前記利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求に基づいて出力される。利用要求とは、第一電子機器303が、主に、第二判定サーバ306に判定を行なわせ第二サービスサーバ群などによるサービスの提供を受けることを要求することを表わす。また、第二判定サーバ306からサービスの提供を受けることを要求することを表わしていてもよい。本実施形態では、第一電子機器303は無条件に第二サービスサーバ群302などによるサービスの提供を受けることはできず、利用者が第二電子機器304などを用いて例えば少なくとも一度は第二サービスサーバ群302からサービスを受けている必要がある。このような必要があることが「前記利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求」の意味するところである。このような条件を設けることにより、第二判定サーバ306は、第二サービスサーバ群302に第一電子機器303へのサービスの提供を許可しても、第一電子機器303と第二電子機器304との利用者は同一であるので、その利用者に対価の支払を請求することができるなどの利点がある。
第一電子機器303による第二判定サービスの利用要求としては、第二判定サーバ306を介して第一サービスの利用料を支払うことを要求するために、第一電子機器303が送信する場合がある。本来、第一電子機器303は、第一サービスの垂直統合モデルの中でのみサービスの提供を受けることができたのであるが、その壁を打ち破って他のサービスの垂直統合モデルにおいても所定のサービスの提供を受けることができる。本実施形態では、所定のサービスとは、第二判定サーバ306による判定を受け、第二サービスサーバ群302におるサービスを主に意味する。サービスを具体的に挙げると次のようになる。第二電子機器304にダウンロードした暗号化コンテンツなどを第一電子機器303でも閲覧や再生などを可能とするために、第二判定サーバを介して復号鍵を取得することを挙げることができる。また、第二電子機器にてダウンロードした個人情報などを第一電子機器においても閲覧可能とするために第二判定サーバを介してパスワードを取得することも挙げることができる。このようなサービスは従来技術では、垂直統合モデルの壁の存在により、第一電子機器303が享受できなかったサービスである。
なお、第一保証要求出力部310は、通信インターフェースにアクセスを行ない、第一電子機器303から送られる利用要求を受信し、第一保証要求を生成してメモリなどに記憶し、通信インターフェースにアクセスして送信するプログラムのモジュールにより実現できる。
「第一保証受信部」311は、第一保証要求出力部310から出力される第一保証要求に応じて識別管理サーバ307から返信される第一保証を受信する。識別管理サーバ307の処理については後述するが、第一保証とは、第一保証要求に含まれる共通識別情報が一意に存在することを保証する情報である。例えば、識別管理サーバ307による共通識別情報に対する署名(ハッシュ値を秘密鍵により暗号化したもの)などである。また、署名は、共通識別情報に加えて、署名を行なった時刻情報も含めて行なわれてもよい。これにより、共通識別情報が存在した時刻が保証される。
なお、第一保証受信部311は、通信インターフェースにアクセスを行ない、第一保証を受信してメモリなどに一時的に記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
「保証付サービス依頼出力部」312は、第一保証受信部311で受信する第一保証に基づいて共通識別情報を含む保証付サービス依頼を出力する。利用要求に対応するサービス依頼に、識別管理サーバ307による第一保証を付加などして第一判定サーバ305より出力することで、第一判定サーバ305と第二判定サーバ306とが異なる垂直統合モデルに属するなどの理由により、信頼関係がない場合であっても、第二判定サーバ306は、サービス依頼の内容、特に共通識別情報、を正しいと信頼することができる。つまり、共通識別情報で識別できる利用者がサービスを依頼したことが識別できる。
なお、保証付サービス依頼出力部312は、メモリなどに一時的に記憶された利用要求、第一保証を読み出し、保証付サービス依頼を生成して、通信インターフェースにアクセスを行ない送信するプログラムのモジュールにより実現できる。
(実施形態1:構成:第二判定サーバ)
第二判定サーバ306は、第二関連保持部313と、利用履歴保持部314と、保証付サービス依頼受信部315と、利用履歴取得部316とを有する。このような第二判定サーバ306は、CPU、メモリ、ハードディスク、入出力インターフェース、通信インターフェースがバスにより接続された計算機に一又は複数のプログラムをメモリにロードして、CPUで実行し、ハードディスク、入出力インターフェース、通信インターフェースにアクセスを行なうことにより実現できる。
「第二関連保持部」313は、利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する。第二関連保持部313については、第一関連保持部309の説明を準用することができる。
第二判定サーバ306は、第二電子機器識別情報に基づいて、第二電子機器304が第二サービスサーバ群302から第二サービスを受けることができるかどうかの第二判定を行なう。この判定処理は、第二電子機器304が自身を識別するための情報である第二電子機器識別情報を第二判定サーバに対して送信することにより、第二サービスサーバ群302によるサービスの提供を行なうためになされる。
「利用履歴保持部」314は、共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を、前記共通識別情報と関連付けて保持する。例えば、共通識別情報を格納する列と、第二サービスの種類や属性などを格納する列からなるテーブルを用いて、利用履歴を保持する。
このようなテーブルはハードディスクなどに格納され、利用履歴保持部314は、そのように格納されたテーブルを管理するプログラムモジュールにより実現できる。
「保証付サービス依頼受信部」315は、保証付サービス依頼を受信する。保証付サービス依頼は、第一保証に基づいて生成され、信頼性が高いといえる。したがって、第二判定サーバ306は、受信したサービス依頼に応じたサービスの提供を、利用履歴保持部314で保持された利用履歴の存在することの確認ができた場合などに行なう。識別管理サーバ307から出力される第一保証には、識別管理サーバ307による署名などが含まれる場合には、第二判定サーバ306は、識別管理サーバ307の公開鍵などにより署名などを復号化して、署名などの内容を確認してもよい。また、第二判定サーバでは、受信した保証付サービス依頼に含まれる共通識別情報をキーとして第二関連保持部を検索してもよい。この検索により、共通識別情報で識別される利用者が第二判定サーバに登録されているかどうかを判断できる。
保証付サービス依頼受信部315は、通信インターフェースにアクセスを行ない、保証付サービス依頼を受信し、メモリなどに一時的に記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
「利用履歴取得部」316は、保証付サービス依頼受信部315で受信された保証付サービス依頼に含まれる共通識別情報と関連付けられて利用履歴保持部314にて保持される利用履歴を取得する。例えば、共通識別情報を格納する列と、第二サービスの種類や属性などを格納する列からなるテーブルに対して、共通識別情報をキーとして検索を行なうことにより、共通識別情報で識別される利用者が第二サービスサーバ群302の提供するサービスを受けたことがあるかどうか、受けたことのあるサービスの種類、あるいは、保証付サービス依頼により依頼が示されるサービスを受けたことがあるかどうかなどを区別することができる。第二判定サーバは、これらの区別に応じて第二判定を生成または非生成を決定し、生成する場合には、生成された第二判定を第二サービスサーバ群に送信して、第一電子機器303に向けてサービスの提供を許可する。ここで生成される第二判定には、取得された利用履歴が含まれていてもよい。これにより、第二サービスサーバ群302でサービスの提供の態様を変えたり、サービス提供の対価を変化させたりすることができる。例えば、初めてサービスの提供を受ける利用者に対しては、第一判定サーバ305を経由してサービスを提供し、2回目以上サービスの提供を受けた利用者に対しては、直接、第一電子機器303に対してサービスを提供する。これにより、第一判定サーバ305が、第一電子機器303に対してどのようなサービスが提供されたかどうかを知ることができるなどの効果が生ずる。また、一定の回数以上のサービスの提供を受けた利用者に対しては、回数に応じて対価を低くしたりすることができる。
なお、共通識別情報で識別される利用者が一意に存在することが保証されることで、第二判定サーバ306は、保証付サービス依頼の内容が真正なものであると判断できる。この理由は、次の通りである。第二判定サーバ306は、常日頃からサービスを提供可能な電子機器を識別するために第二電子機器識別情報を利用している。つまり第二判定の生成、出力に第二電子機器識別情報を利用している。したがって、第二判定サーバ306は、第二電子機器識別情報を有する電子機器は信頼できるが、原則としてそれ以外の電子機器は信頼しない。ただし、例外として本実施形態においては第二判定サーバ306において、共通識別情報と第二電子機器識別情報とが関連付けられているのでこれを利用する場合がある。この共通識別情報との関連付けの意味は、例えば、ある第二電子機器識別情報で識別される電子機器の利用者と、ある共通識別情報で識別される利用者とは同一であるという意味である。ここで第二判定サーバ306に対して共通識別情報で識別される利用者から第二判定サーバ306に利用の要求があった場合には、第二判定サーバは、この要求は、ある第二電子機器識別情報で識別される電子機器の利用者からの要求であると判断できる。ただし、共通識別情報が利用者を一意に識別できない場合には、以上の議論は成り立たない。そこで、識別管理サーバにより、共通識別情報が利用者を一意に識別できるようにするのである。
なお、利用履歴取得部316は、利用履歴保持部314を実現するモジュールに対して検索の要求などを行ない、検索結果をメモリなどに記憶するプログラムのモジュールにより実現することが可能である。記憶された検索結果を読み出し、第二判定を生成し送信するプログラムのモジュールに渡すことにより、第二サービスサーバ群302などにより、第一電子機器303へのサービスの提供が行なわれる。
(実施形態1:構成:識別管理サーバ)
識別管理サーバ307は、識別管理部308と、識別管理部検索部317と、保証出力部318とを有する。なお、このような識別管理サーバ307は、CPU、メモリ、ハードディスク、入出力インターフェース、通信インターフェースがバスにより接続された計算機に一又は複数のプログラムをメモリにロードして、CPUで実行し、ハードディスク、入出力インターフェース、通信インターフェースにアクセスを行なうことにより実現できる。
「識別管理部」308は、システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を管理する。共通識別情報は、それで識別される利用者などによりあらかじめ登録が行なわれることにより管理される。その後、第一判定サーバ305、第二判定サーバ306に対して付与されることが想定される。なお、共通識別情報が第一判定サーバ305、第二判定サーバ306に対して付与される経路は種々有り得、一に限定されるものではない。また、この共通識別情報により、2つ以上のサービスを利用するために必要となる利用者の識別情報が、一意であることが保証される。
識別管理部308は、例えば、共通識別情報を格納したテーブルをハードディスクなどに格納してデータベースなどとして管理を行なうデータベース管理モジュールにより実現できる。
「識別管理部検索部」317は、第一判定サーバ305が出力する第一保証要求に基づいて識別管理部308を検索する。第一保証要求に含まれる共通識別情報を抽出し、これと合致あるいは適合する共通識別情報が識別管理部308で管理されているかどうか検索を行なう。
識別管理部検索部317は、通信インターフェースにアクセスを行ない、第一保証要求を受信し、メモリなどに一時的に記憶を行ない、共通識別情報を抽出して、データベース管理モジュールに対して検索を行ない、その検索結果をメモリなどに一時的に記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
「保証出力部」318は、識別管理部検索部317での検索結果に基づいて第一保証を出力する。識別管理部検索部317における検索にて、一意に合致または適合する共通識別情報が得られた場合には、共通識別情報で識別される利用者が一意に存在することが保証できる。検索結果としては、共通識別情報が一意に存在することが必要となる。第一保証は、識別管理部検索部317における検索にて、合致あるいは適合する共通識別情報が得られた場合のみ出力する。他の場合には、共通識別情報が得られなかった旨のエラー情報を出力してもよい。第一保証の出力先は、第一判定サーバ305である。また、第一判定サーバ305に対して出力する第一保証を識別管理サーバ307の秘密鍵で暗号化したり、署名を行なうようになっていてもよい。
保証出力部は、メモリなどに記憶された第一保証要求、検索結果を読み出し、第一保証を生成し、メモリなどに記憶して、通信インターフェースをアクセスして送信するプログラムのモジュールにより実現できる。
(実施形態1:システムでの処理の具体例1)
図4は、実施形態1に係るシステムでの処理の具体例を示す図である。利用者401に共通識別情報として、Aが与えられたとし、この利用者401は、ph01という第一電子機器識別情報で識別される第一電子機器403と、ph02という第二電子機器識別情報で識別される第二電子機器406とを利用するとする。第一電子機器403は、第一判定サーバ402、第一サービスサーバ群404で構成される第一の垂直統合モデルで使用され、第二電子機器406は、第二判定サーバ405、第二サービスサーバ群407で構成される第二の垂直統合モデルで使用されるとする。
利用者401には、Aという共通識別情報が与えられているので、識別管理サーバ408の識別管理部308では、Aという共通識別情報が管理される。また、第一判定サーバ402の第一関連保持部309には、Aとph01とが関連付けて保持される。第二判定サーバ405の第二関連保持部313には、Aとph02とが関連付けて保持される。
ここで、利用者401が、第二電子機器406を用いて、第二の垂直統合モデル内で、XXXとYYYとにより識別されるサービスの利用を行なったとすると、第二判定サーバ405の利用履歴保持部314には、Aに関連づけられたXXXと、同じくAに関連付けられたYYYの利用履歴が保持される。
以上の状況において、利用者401が、第一電子機器403を用いてXXXのサービスの提供を受けるために、XXXの利用要求を第一判定サーバ402に向けて送信したとする(1)。すると、第一判定サーバ402は、第一保証要求出力部310により、Aの一意性の保証要求である第一保証要求を送信する(2)。これに応じて、識別管理サーバ408は、識別管理部検索部317により識別管理部308を検索し、保証出力部318により、Aの一意性の保証である第一保証を出力する(3)。第一判定サーバ402は、第一保証を第一保証受信部311で受信し、保証付サービス依頼出力部312により、Aの一意性の保証とXXXの利用要求を含む保証付サービス依頼を出力する(4)。第二判定サーバ405は、保証付サービス依頼を保証付サービス依頼受信部315で受信すると、Aの一意性の保証を確認し、利用履歴保持部314に保持されたAの利用履歴を検索し、AによるXXXの利用履歴が存在することを確認した後、第二サービスサーバ群407に対して第二判定を出力し、XXXの提供を第一電子機器403に対して実行させる(5)。
(実施形態1:システムでの処理の具体例2)
図5は、実施形態1に係るシステムでの処理の別の具体例を示す図である。第一判定サーバ502と、第一電子機器503と、第一サービスサーバ群として、AAAホテルのサービス提供サーバ504とにより第一の垂直統合モデルが構成されている。また、第二判定サーバ505と、第二電子機器506と、第二サービスサーバ群として、XXXホテルのサービス提供サーバ507とにより第二の垂直統合モデルが構成されている。ここに、第一電子機器503と第二電子機器506とは、共通識別情報としてAが与えられた利用者501により利用されるとする。また、第一電子機器503と、第二電子機器506は、それぞれ、第一の垂直統合モデルの運営者、第二の垂直統合モデルの運営者により利用者501に、直接にあるいは間接に貸与や譲渡がされたものであるとする。「間接に貸与や譲渡された」とは、例えば、運営者と利用者との間に、電子機器の貸与や譲渡の取り扱いをする業者が介在したことをいう。
ここで、利用者501は、第二電子機器506を用いて、第二判定サーバ505の第二判定を用いることにより、XXXホテルのサービス提供サーバ507の利用(XXXホテルの宿泊の予約など)を5回行なったとする。すると、図6に例示されるように、第二判定サーバ505の利用履歴保持部314には、AがXXXホテルを5回利用したという利用履歴が保持されることになる。
また、AAAホテルと、XXXホテルをそれぞれ運営する者は、一般には、異なる事業者であるが、例えば、提携関係、資本関係などにあり、XXXホテルの利用回数に応じて、AAAホテルの宿泊料などが割引になるなどの優待キャンペーンが行なわれているとする。
以上の状況において、利用者501が、第一電子機器503を用いて、AAAホテルのサービス提供サーバ504を利用して、AAAホテルの予約などを行なう場合、利用者501は、XXXホテルを利用したことがあるなどを思い出して、キャンペーンの利用要求を、第一電子機器503を用いて、AAAホテルのサービス提供サーバ504に対して送信する(1)。例えば、図7(A)に例示された第一電子機器503の画面を通じて、キャンペーンの利用要求を送信する。
利用要求を受信したAAAホテルのサービス提供サーバ504は、AのXXXホテルの利用回数を照会するために、XXXホテルの利用回数要求を利用要求として第一判定サーバ502へ送信する(2)。第一判定サーバ502は、Aという共通識別情報の一意性の保証を第一保証要求として識別管理サーバ508に対して要求し(3)、これに対して識別管理サーバ508は、Aの一意性の保証を第一保証として返信する(4)。
第一判定サーバ502は、第一保証を受信すると、保証付サービス依頼として、Aの一意性の保証と、XXXホテルの利用回数要求を送信する(5)。これに対して、第二判定サーバ505は、Aの一意性の保証を検証などした後、利用履歴保持部で保持されているAのXXXホテルの利用履歴を検索し、5回という回数を得ると、AAAホテルのサービス提供サーバ504へ向けて返信する。
その結果、AAAホテルのサービス提供サーバ504は、第一電子機器503を利用している利用者501に適用できるキャンペーンの内容を決定することができ、例えば、図7(B)に例示されるような画面を構成する情報を第一電子機器503へ返信し、利用者501は、宿泊などの割引などのための電子的なクーポンなどを得ることができる。
(実施形態1:主な効果)
本実施形態によれば、複数の電子機器を利用する一の利用者を、電子機器識別情報に依存せず一意に識別可能とし、第二サービスサーバ群の利用履歴に基づいて利用者の有する第一電子機器へサービスを提供可能とすることにより、一の電子機器が一つの垂直統合モデルに縛られているという現状を打破し、垂直統合モデルの壁を打ち破ることができる。
(実施形態2)
実施形態2として、サービスサーバ群と、電子機器と、識別管理サーバと、からなる垂直統合モデルの複数からなるシステムについて説明する。本実施形態では、第一電子機器からの第二判定サーバの利用要求に基づいて、第一判定サーバから出力される第一保証要求を受けた識別管理サーバにて、識別管理部の検索を行ない、その検索結果に基づいて保証が出力され、その保証に基づいて、第二サービスの利用履歴が第一電子機器へ返信される。返信された利用履歴は、例えば、第二サービスの利用履歴を単に第一電子機器で閲覧したり、閲覧の後、利用履歴の中に存在するサービスを選択して、その選択されたサービスの提供を実施形態1、あるいは後に説明する実施形態3、5のように第一電子機器で受けたりするために使用される。
図8は、実施形態2の概要を説明するための図である。垂直統合モデルが2つ示されており、その第一の垂直統合モデルは、第一サービスサーバ群801と、第一判定サーバ806と、第一電子機器804とにより構成される。第二の垂直統合モデルは、第二サービスサーバ群802と、第二判定サーバ807と、第二電子機器805とにより構成される。第一電子機器804と第二電子機器805とは同一の利用者803により利用される。本実施形態では、第一の垂直統合モデルと第二の垂直統合とから共通にアクセスが可能な識別管理サーバ808が設けられている。この識別管理サーバ808には、利用者803に与えられた共通識別情報「aoi」が管理され、この識別情報が第一判定サーバ806と第二判定サーバ807とで保持される。
第一電子機器804、第二電子機器805は、通常は、それぞれ、第一判定サーバ806、第二判定サーバ807により認証などの判定を受け、その判定に基づいて、第一サービスサーバ群801、第二サービスサーバ群802からサービスの提供を受ける。例えば、インターネットの閲覧や、コンテンツのダウンロード、再生などの各種サービスの提供を受けることができる。利用者はサービスの提供を受けるために、あらかじめ識別管理サーバに共通識別情報の登録を行なう。この後、利用者は第一判定サーバ、第二判定サーバに共通識別情報の登録を行なう。
利用者が垂直統合モデルの壁を打ち破ってサービス利用履歴を得るためには、例えば、第一電子機器804から第一判定サーバ806へ、第二サービスサーバなどで保持される利用履歴の要求が送信される(1)。このとき、その利用履歴の要求は、第一サービスサーバ群801を経由して送信されてもよい。次に、第一判定サーバ806は、その利用要求に基づいて、識別情報(例えば「aoi」)を含む第一保証要求を送信する(2)。この送信は、識別管理サーバ808により、識別情報が複数の垂直統合モデル間において一意に識別される存在であることを保証するために行なわれる。識別管理サーバ808は、第一判定サーバ806が出力する第一保証要求に含まれる識別情報の検索を行ない、検索結果に基づいて第一保証を出力する(3)。
第一判定サーバ806は、第一保証に基づいて、共通識別情報を含む利用履歴検索要求を出力する(4)。第二判定サーバ807は、利用履歴検索要求を受信し、その中の保証を確認し、共通識別情報で識別される利用者のサービスの利用履歴を返信する(5)。また、保証の確認の際には、保証付サービス依頼に基づき、共通識別情報と第二電子機器805の識別情報とが関連付けて第二判定サーバ807に管理されているかどうかの確認が行なわれるようになっていてもよい。
図9は、利用履歴の返信がされた結果、第一電子機器804の画面などに表示などされる利用履歴の一例を示す。例えば、利用者803は、2005年12月1日の14時5分に、XXXというサービス提供者より、UUUというコンテンツのダウンロードを行なったこと(例えば、第二電子機器805へダウンロードしたこと)が表示される。利用者803は、この行を選択などすることにより、第一電子機器804へUUUのダウンロードを、既に説明した実施形態1や後に説明する実施形態3、5により、実行することが可能となる。
(実施形態2:構成)
図10は、実施形態1に係るシステムの機能ブロック図を例示する。本実施形態に係るシステムは、第一サービスサーバ群1001と、第二サービスサーバ群1002と、第一電子機器1003と、第二電子機器1004と、第一判定サーバ1005と、第二判定サーバ1006と、識別管理サーバ1007とからなり、識別管理サーバ1007は、識別管理部1008を少なくとも有する。
(実施形態2:構成:第一サービスサーバ群)
「第一サービスサーバ群」1001は、第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器1003に行なう。したがって、実施形態1における第一サービスサーバ群301に相当し、その説明が準用できる。
(実施形態2:構成:第二サービスサーバ群)
「第二サービスサーバ群」1002は、第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器1004に行なう。したがって、実施形態1における第二サービスサーバ群302に相当し、その説明が準用できる。
(実施形態2:構成:第一電子機器)
「第一電子機器」1003は、利用者が利用し、専ら第一サービスサーバ群1001から第一サービスを受けるための電子機器である。したがって、実施形態1における第一電子機器303に相当し、その説明が準用できる。
(実施形態2:構成:第二電子機器)
「第二電子機器」1004は、第一電子機器1003を利用する利用者が利用し、専ら第二サービスサーバ群1002から第二サービスを受けるための電子機器である。したがって、実施形態1における第二電子機器304に相当し、その説明が準用できる。
(実施形態2:構成:第一判定サーバ)
第一判定サーバ1005は、第一電子機器1003が第一サービスサーバ群1001から第一サービスを受けるために、第一電子機器識別情報に基づいて第一判定を行なうサーバである。したがって、実施形態1における第一判定サーバ305に相当し、その説明がほぼ準用できる。ただし、構成に異なる点がある。
第一判定サーバ1005は、第一関連保持部1009と、第一保証要求出力部1010と、第一保証受信部1011と、利用履歴検索要求出力部1012と、利用履歴受信部1013を有している。
「第一関連保持部」1009は、利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する。したがって、実施形態1における第一関連保持部309に相当し、その説明が準用できる。
「第一保証要求出力部」1010は、第一保証要求を出力する。「第一保証要求」とは、識別管理サーバ1007に対して、共通識別情報が一意に存在することの保証を要求する情報である。したがって、第一保証要求には、利用者の共通識別情報が含まれる。利用者の共通識別情報は、第一電子機器識別情報により、第一関連保持部1009を検索することにより得ることができる。また、本実施形態での第一保証要求は、第一電子機器1003からの要求であり、前記利用者の第二サービスの利用履歴の要求に基づいて出力される。利用履歴とは、利用者が第一電子機器1003または/および第二電子機器1004を用いて、第二判定サーバ1006に第二判定を行なわせ第二サービスサーバ群によるサービスの提供を受けたことの履歴である。例えば、ある利用者が、図9に例示したように、UUUというコンテンツのダウンロードというサービスの提供を受けたという履歴である。
「第一保証受信部」1011は、第一保証要求出力部1010から出力される第一保証要求に応じて識別管理サーバ1007から返信される第一保証を受信する。したがって、実施形態1における第一保証受信部311に相当し、その説明が準用できる。
「利用履歴検索要求出力部」1012は、第一保証受信部1011で受信する第一保証に基づいて、共通識別情報を含む利用履歴検索要求を出力する。「利用履歴検索要求」とは、それに含まれる共通識別情報と関連付けられて第二判定サーバで保持されている利用履歴の検索の要求を表わす情報である。ここでいう利用履歴とは、第二サービスサーバ群1002により、その共通識別情報で識別される利用者に提供されたサービスの履歴である。要求される履歴は全てである必要はなく、例えば、直近1週間以内の履歴や、特定のサービス提供者より提供されたサービスの履歴であったり、特定のサービスの履歴であったりしてもよい。利用履歴検索要求出力部1012は、メモリなどに記憶された第一保証などを参照して、利用履歴検索要求を生成してメモリなどに記憶し、通信インターフェースにアクセスをして送信するプログラムのモジュールにより実現できる。
「利用履歴受信部」1013は、利用履歴検索要求出力部1012で出力された利用履歴検索要求に応じて返信される利用履歴を受信する。受信した利用履歴は、例えば、第一電子機器1003へ向けて送信される。利用履歴受信部1013は、通信インターフェースにアクセスをして利用履歴を受信してメモリなどに記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
(実施形態2:構成:第二判定サーバの構成)
第二判定サーバ1006は、第二サービスサーバ群1002から第二サービスを受けるために第二電子機器1004を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定するサーバである。したがって、実施形態1における第二判定サーバ306に相当し、その説明を準用することができる。ただし、構成に異なる点がある。
第二判定サーバ1006は、第二関連保持部1014と、利用履歴保持部1015と、利用履歴検索要求受信部1016と、利用履歴返信部1017とを有する。
「第二関連保持部」1014は、利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する。第二関連保持部1014については、第一関連保持部1009の説明を準用することができる。
「利用履歴保持部」1015は、共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を、前記共通識別情報と関連付けて保持する。例えば、共通識別情報を格納する列と、第二サービスの種類や属性などを格納する列からなるテーブルを用いて、利用履歴を保持する。したがって、実施形態1における利用履歴保持部314に相当し、その説明を準用できる。
「利用履歴検索要求受信部」1016は、利用履歴検索要求を受信する。利用履歴検索要求は、第一保証に基づいて生成され、信頼性が高いといえる。したがって、第二判定サーバは、受信した利用履歴検索要求に基づいて、利用履歴保持部で保持された利用履歴の検索を行ない、返信を行なっても、プライバシーの侵害などの問題の発生は少ないか発生しないといえる。利用履歴検索要求受信部1016は、通信インターフェースにアクセスを行ない、利用履歴検索要求を受信し、メモリなどに記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
識別管理サーバ1007から出力される第一保証に、識別管理サーバ1007による署名などが含まれる場合には、第二判定サーバ1006は、識別管理サーバ1007の公開鍵などにより署名などを復号化して、署名などの内容を確認してもよい。また、第二判定サーバ1006では、受信した利用履歴検索要求に含まれる共通識別情報をキーとして第二関連保持部を検索してもよいことなどは、実施形態1と同様である。
「利用履歴返信部」1017は、利用履歴検索要求受信部1016で受信された利用履歴検索要求に含まれる共通識別情報と関連付けられて利用履歴保持部1015にて保持される利用履歴の検索の結果を返信する。利用履歴の検索は、例えば、利用履歴返信部1017や利用履歴検索要求受信部1016などが行なう。共通識別情報を格納する列と、第二サービスの種類や属性などを格納する列からなるテーブルに対して、共通識別情報をキーとして検索を行なうことにより、共通識別情報で識別される利用者が第二サービスサーバ群1002の提供するサービスを受けたことの履歴を検索する。
利用履歴返信部1017は、メモリなどに記憶された利用履歴検索要求を読み出し、第一保証を確認した後に、利用履歴保持部1015を検索して、検索結果をメモリなどに記憶して、通信インターフェースにアクセスをして、利用履歴を返信するプログラムのモジュールにより実現できる。
なお、共通識別情報で識別される利用者が一意に存在することが保証されることで、実施形態1で説明したように、第二判定サーバ1006は、利用履歴検索要求の内容が真正なものであると判断できる。
(実施形態2:構成:識別管理サーバ)
識別管理サーバ1007は、識別管理部1008と、識別管理部検索部1018と、保証出力部1019とを有する。
「識別管理部」1008は、システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を管理する。したがって、実施形態1における識別管理部308に相当し、その説明が準用できる。
「識別管理部検索部」1018は、第一判定サーバが出力する第一保証要求に基づいて識別管理部1008を検索する。したがって、実施形態1における識別管理部検索部317に相当し、その説明を準用できる。
「保証出力部」1019は、識別管理部検索部1018での検索結果に基づいて第一保証を出力する。したがって、実施形態1における保証出力部318に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態2:システムでの処理の具体例1)
図11は、実施形態2に係るシステムでの処理の具体例を示す図である。利用者1101に共通識別情報として、Aが与えられたとし、この利用者1101は、ph01という第一電子機器識別情報で識別される第一電子機器1103と、ph02という第二電子機器識別情報で識別される第二電子機器1106とを利用するとする。第一電子機器1103は、第一判定サーバ1102、第一サービスサーバ群1104で構成される第一の垂直統合モデルで使用され、第二電子機器1106は、第二判定サーバ1105、第二サービスサーバ群1107で構成される第二の垂直統合モデルで使用されるとする。
利用者1101には、Aという共通識別情報が与えられているので、識別管理サーバ1108の識別管理部1008では、Aという共通識別情報が管理される。また、第一判定サーバ1102の第一関連保持部1009には、Aとph01とが関連付けて保持される。第二判定サーバ1105の第二関連保持部1014には、Aとph02とが関連付けて保持される。
ここで、利用者1101が、第二電子機器1106を用いて、第二の垂直統合モデル内で、XXXとYYYとにより識別されるサービスの利用を行なったとすると、第二判定サーバ1105の利用履歴保持部1015には、Aに関連づけられたXXXと、同じくAに関連付けられたYYYの利用履歴が保持される。
以上の状況において、利用者1101が、第一電子機器1103を用いて第二の垂直統合モデルでのサービスの利用履歴の要求を第一判定サーバ1102に向けて送信したとする(1)。すると、第一判定サーバ1102は、第一保証要求出力部1010により、Aの一意性の保証要求である第一保証要求を送信する(2)。これに応じて、識別管理サーバ1108は、識別管理部検索部1018により識別管理部1008を検索し、保証出力部1019により、Aの一意性の保証である第一保証を出力する(3)。第一判定サーバ1102は、第一保証を第一保証受信部1011で受信し、この第一保証を用いて利用履歴検索要求出力部1012により、Aの一意性の保証を含む利用履歴の要求を出力する(4)。第二判定サーバ1105は、利用履歴検索要求を利用履歴検索要求受信部1016で受信すると、Aの一意性の保証を確認し、利用履歴保持部1015に保持されたAの利用履歴を検索し、XXXとYYYの利用履歴があることを得て、返信を行なう(5)。この後、利用履歴が第一電子機器1103に転送などされることにより、第一電子機器1103で利用履歴の閲覧などが可能となる。
(実施形態2:システムでの処理の具体例2)
図12は、実施形態2に係るシステムでの処理の別の具体例を示す図である。第一判定サーバ1202と、第一電子機器1203と、第一サービスサーバ群として、AAAホテルのサービス提供サーバ1204とにより第一の垂直統合モデルが構成されている。また、第二判定サーバ1205と、第二電子機器1206と、第二サービスサーバ群として、XXXホテルのサービス提供サーバ1207、YYYホテルのサービス提供サーバ1208とにより第二の垂直統合モデルが構成される。ここに、第一電子機器1203と第二電子機器1206とは、共通識別情報としてAが与えられた利用者1201により利用されるとする。また、第一電子機器1203と、第二電子機器1206は、それぞれ、第一の垂直統合モデルの運営者、第二の垂直統合モデルの運営者により利用者1201に、直接にあるいは間接に貸与や譲渡がされたものであるとする。
ここで、利用者1201は、第二電子機器1206を用い、第二判定サーバ1205の第二判定を用いることにより、XXXホテルのサービス提供サーバ1207の利用(XXXホテルの宿泊の予約など)を5回行ない、YYYホテルのサービス提供サーバ1208の利用を8回行なったとする。すると、図13に例示されるように、第二判定サーバ1205の利用履歴保持部1015には、AがXXXホテルを5回利用し、YYYホテルを8回利用したという利用履歴が保持されることになる。
また、AAAホテル、XXXホテル、YYYホテルをそれぞれ運営する者は、一般には、異なる事業者であるが、例えば、提携関係や資本関係などにあり、XXXホテルまたは/およびYYYホテルの利用回数に応じて、AAAホテルの宿泊料などが割引になるなどの優待キャンペーンが行なわれているとする。
以上の状況において、利用者1201が、第一電子機器1203を用いて、AAAホテルのサービス提供サーバ1204を利用して、AAAホテルの予約などを行なう場合、利用者1201は、XXXホテル、YYYホテルを何回か利用したことを思い出して、キャンペーンの利用要求を、第一電子機器1203を用いて、AAAホテルのサービス提供サーバ1204に対して送信する(1)。例えば、図7(A)に例示された第一電子機器1203の画面を通じて、キャンペーンの利用要求を送信する(ただし、画面中「XXXホテル」の表示はなくてもよい)。
利用要求を受信したAAAホテルのサービス提供サーバ1204は、AのXXXホテル、YYYホテルその他のホテルなどの利用回数を照会するために、ホテルの利用履歴の要求を第一判定サーバ1202へ送信する(2)。第一判定サーバ1202は、Aという共通識別情報の一意性の保証を第一保証要求として識別管理サーバ1209に対して要求し(3)、これに対して識別管理サーバ1209は、Aの一意性の保証を第一保証として返信する(4)。
第一判定サーバ1202は、第一保証を受信すると、利用履歴検索要求として、Aの一意性の保証と、ホテルの利用回数要求を送信する(5)。これに対して、第二判定サーバ1205は、Aの一意性の保証を検証などした後、利用履歴保持部で保持されているAのホテルの利用履歴を検索し、XXXホテルは5回、YYYホテルは8回という利用履歴を得ると、AAAホテルのサービス提供サーバ1204へ向けて返信する(6)。
その結果、AAAホテルのサービス提供サーバ1204は、第一電子機器1203を利用している利用者1201に適用できるキャンペーンの内容を決定することができる。例えば、図14に例示されるような画面を構成する情報を第一電子機器1203へ返信し、利用者1201は、プルダウンメニューなどの表示により、キャンペーン対象ホテルとして、XXXホテルとYYYホテルがあり、それぞれの利用回数が5回と8回であることを知り、XXXホテルとYYYホテルの中から選択を行ない(両方を選択してもよい)、宿泊などの割引などのためのクーポンを得ることができる。
(実施形態2:主な効果)
本実施形態によれば、複数の電子機器を利用する一の利用者を、電子機器識別情報に依存せず一意に識別可能とし、第二サービスサーバ群の利用履歴を検索することにより、第一電子機器へ利用履歴の中から選択などされたサービスを提供可能などとすることにより、一の電子機器が一つの垂直統合モデルに縛られているという現状を打破し、垂直統合モデルの壁を打ち破ることができる。
(実施形態3)
実施形態3として、サービスサーバ群と、電子機器と、識別管理サーバと、からなる垂直統合モデルの複数からなるシステムについて説明する。本実施形態では、第一電子機器からの第二判定サーバの利用要求に基づいて、第一判定サーバから出力される保証要求付サービス依頼を受けた識別管理サーバにおいて、識別管理部の検索を行ない、その検索結果に基づいて保証付サービス依頼が第二判定サーバに出力される。
図15は、実施形態3の概要を説明するための図である。垂直統合モデルが2つ示されている。その第一の垂直統合モデルは、第一サービスサーバ群1501と、第一判定サーバ1506と、第一電子機器1504とにより構成される。第二の垂直統合モデルは、第二サービスサーバ群1502と、第二判定サーバ1507と、第二電子機器1505とにより構成される。第一電子機器1504と第二電子機器1505とは同一の利用者1503により利用される。本実施形態では、第一の垂直統合モデルと第二の垂直統合とから共通にアクセスが可能な識別管理サーバ1508が設けられている。この識別管理サーバ1508には、利用者1503に与えられた共通識別情報「aoi」が管理されている。この共通識別情報が第一判定サーバ1506と第二判定サーバ1507とで保持される。
第一電子機器1504、第二電子機器1505は、通常は、それぞれ、第一判定サーバ1506、第二判定サーバ1507により認証などの判定を受け、その判定に基づいて、第一サービスサーバ群1501、第二サービスサーバ群1502からサービスの提供を受ける。例えば、インターネットの閲覧や、コンテンツのダウンロード、再生などの各種サービスの提供を受けることができる。利用者はサービスの提供を受けるために、あらかじめ識別管理サーバに共通識別情報の登録を行なう。この後、利用者は第一判定サーバ、第二判定サーバに共通識別情報の登録を行なう。
利用者が垂直統合モデルの壁を打ち破ってサービスの提供を受けるためには、例えば、第一電子機器1504から第一判定サーバ1506へ、第二サービスサーバの利用要求が送信される(1)。このとき、その利用要求は、第一サービスサーバ群201を経由して送信されてもよい。次に、第一判定サーバ1506は、その利用要求に基づいて、識別情報(例えば「aoi」)を含む保証要求付サービス依頼を識別管理サーバ1508へ向けて送信する(2)。この送信は、識別管理サーバ1508によって、識別情報が複数の垂直統合モデル間において一意の存在であることを保証するためと、サービス依頼を第二判定サーバへ転送するために行なわれる。識別管理サーバ1508は、第一判定サーバ1506が出力する保証要求付サービス依頼に含まれる識別情報の検索を行ない、検索結果に基づいて第二保証付サービス依頼を出力する(3)。この出力は、第二判定サーバ1507へ向けて行なわれ、第二判定サーバは、第二保証付サービス依頼を受信すると、その中の保証を確認し、サービス依頼に応じたサービスの提供を行なう。また、保証の確認の際には、第二保証付サービス依頼に基づき、共通識別情報と第二電子機器1505の識別情報とが関連付けて第二判定サーバ1507に管理されているかどうかの確認が行なわれてもよい。これにより、サービスの提供に応じて、第二判定サーバ1507は利用者1503に対する課金などの処理を行なうことができる。
(実施形態3:構成)
図16は、実施形態3に係るシステムの機能ブロック図を例示する。本実施形態に係るシステムは、第一サービスサーバ群1601と、第二サービスサーバ群1602と、第一電子機器1603と、第二電子機器1604と、第一判定サーバ1605と、第二判定サーバ1606と、識別管理サーバ1607とからなり、識別管理サーバ1607は、識別管理部1608を少なくとも有する。
(実施形態3:構成:第一サービスサーバ群)
「第一サービスサーバ群」1601は、第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器1603に行なう。したがって、実施形態1における第一サービスサーバ群301に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態3:構成:第二サービスサーバ群)
「第二サービスサーバ群」1602は、第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器1604に行なう。したがって、実施形態1における第二サービスサーバ群302に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態3:構成:第一電子機器)
「第一電子機器」1603は、利用者が利用し、専ら第一サービスサーバ群1601から第一サービスを受けるための電子機器である。したがって、実施形態1における第一電子機器303に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態3:構成:第二電子機器)
「第二電子機器」1604は、第一電子機器1603を利用する利用者が利用し、専ら第二サービスサーバ群1602から第二サービスを受けるための電子機器である。したがって、実施形態1における第二電子機器304に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態3:構成:第一判定サーバ)
第一判定サーバ1605は、第一電子機器303が第一サービスサーバ群301から第一サービスを受けるために、第一電子機器識別情報に基づいて第一判定を行なうサーバである。したがって、実施形態1における第一判定サーバ305に相当し、その説明がほぼ準用できるが、内部の構成が異なる。
第一判定サーバ1605は、第一関連保持部1610と、保証要求付サービス依頼出力部1609とを有する。
「第一関連保持部」1610は、利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する。したがって、実施形態1における第一関連保持部309に相当し、その説明が準用できる。
「保証要求付サービス依頼出力部」1609は、保証要求付サービス依頼を出力する。「保証要求付サービス依頼」とは、識別管理サーバ307に対して、共通識別情報が一意に存在することの保証を要求し、その保証とサービスの抵抗の依頼とを第二判定サーバ1606へ転送することの要求を表わす情報である。したがって、保証要求付サービス依頼には、利用者の共通識別情報が含まれる。また、第二判定サーバ1606を識別するための情報、例えばIPアドレスなども一般には含まれる。このIPアドレスなどは、例えば、第一電子機器1603からの利用要求に含まれる。また、第一電子機器1603の利用者ごとに第二判定サーバ1606が定まっている場合もあり得る。利用者の共通識別情報は、第一電子機器識別情報により、第一関連保持部1610を検索することにより得ることができる。また、この第一保証要求は、第一電子機器1603からの利用要求であり、前記利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求に基づいて出力される。利用要求とは、第一電子機器1603が、主に、第二判定サーバ1606に判定を行なわせ第二サービスサーバ群などによるサービスの提供を受けることを要求することを表わす。また、第二判定サーバ1606からサービスの提供を受けることを要求することを表わしていてもよい。本実施形態では、第一電子機器1603は無条件に第二サービスサーバ群1602などによるサービスの提供を受けることはできず、利用者が第二電子機器1604などを用いて例えば少なくとも一度は第二サービスサーバ群1602からサービスを受けている必要がある。このような条件のあることが「前記利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求」の意味するところである。このような条件を設けることにより、第二判定サーバ1606は、第二サービスサーバ群1602に第一電子機器1603へのサービスの提供を許可しても、第一電子機器1603と第二電子機器1604との利用者は同一であるので、その利用者に対価の支払を請求することができるなどの利点がある。
保証要求付サービス依頼出力部1609は、通信インターフェースにアクセスをして利用要求を受信し、必要に応じて第一関連保持部1610を検索して共通識別情報を得て、保証要求付サービス依頼を生成してメモリなどに記憶して、通信インターフェースにアクセスをして送信するプログラムのモジュールにより実現できる。
第一電子機器1603による第二判定サービスの利用要求としては、第二判定サーバ1606を介して第一サービスの利用料を支払うことを要求するために、第一電子機器1603が送信する場合がある。本来、第一電子機器1603は、第一サービスの垂直統合モデルの中でのみサービスの提供を受けることができたのであるが、その壁を打ち破って他のサービスの垂直統合モデルにおいても所定のサービスの提供を受けることができる点などは、実施形態1と同様である。
(実施形態3:構成:第二判定サーバ)
第二判定サーバ1606は、第二電子機器識別情報に基づいて、第二電子機器1604が第二サービスサーバ群1602から第二サービスを受けることができるかどうかの第二判定を行なう点などは実施形態1と同様である。ただし、構成に異なる点がある。
第二判定サーバ1606は、第二関連保持部1611と、利用履歴保持部1612と、第二保証付サービス依頼受信部1613と、利用履歴取得部1614とを有する。
「第二関連保持部」1611は、利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する。したがって、実施形態1における第二関連保持部313に相当し、その説明を準用することができる。
「利用履歴保持部」1612は、共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を、前記共通識別情報と関連付けて保持する。したがって、実施形態1における利用履歴保持部314に相当し、その説明を準用することができる。
「第二保証付サービス依頼受信部」1613は、第二保証付サービス依頼を受信する。第二保証付サービス依頼は、保証要求付サービス依頼に基づいて識別管理サーバ1607にて生成され、信頼性が高いといえる。したがって、第二判定サーバ1606は、受信した第二保証付サービス依頼に応じたサービスの提供を、利用履歴保持部1612で保持された利用履歴の存在することの確認ができた場合などに行なう。識別管理サーバ1607から出力される第二保証付サービス依頼には、識別管理サーバ1607による署名などが含まれる場合には、第二判定サーバ306は、識別管理サーバ307の公開鍵などにより署名などを復号化して、署名などの内容を確認してもよいことなどは実施形態1と同様である。
第二保証付サービス依頼受信部は、通信インターフェースにアクセスをして、第二保証付サービス依頼を受信してメモリなどに記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
「利用履歴取得部」1614は、第二保証付サービス依頼受信部1613で受信された第二保証付サービス依頼に含まれる共通識別情報と関連付けられて利用履歴保持部1612にて保持される利用履歴を取得する。したがって、実施形態1における利用履歴取得部316に相当し、その説明が準用できる。
(実施形態3:構成:識別管理サーバ)
識別管理サーバ1607は、識別管理部1608と、保証要求付サービス依頼受信部1615と、識別管理部検索部1616と、第二保証付サービス依頼出力部1617とを有する。このような識別管理サーバ1607は、CPU、メモリ、ハードディスク、入出力インターフェース、通信インターフェースがバスにより接続された計算機に一又は複数のプログラムをメモリにロードして、CPUで実行し、ハードディスク、入出力インターフェース、通信インターフェースにアクセスを行なうことにより実現できる。
「識別管理部」1608は、システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を管理する。したがって、実施形態1における識別管理部308に相当し、その説明を準用できる。
「保証要求付サービス依頼受信部」1615は、第一判定サーバ1605が出力する保証要求付サービス依頼を受信する。例えば、通信インターフェースにアクセスを行ない、保証要求付サービス依頼を受信し、メモリなどに記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
「識別管理部検索部」1616は、保証要求付サービス依頼受信部1615にて受信された保証要求付サービス依頼に基づいて共通識別情報をキーとして識別管理部1608を検索する。保証要求付サービス依頼に含まれる共通識別情報を抽出し、これと合致あるいは適合する共通識別情報が識別管理部1608で管理されているかどうか検索を行なう。識別管理部検索部1616は、メモリなどに記憶された保証付サービス依頼を読み出し、共通識別情報を抽出して、識別管理部1608で管理されているテーブルなどを検索し、その検索の結果をメモリなどに記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
「第二保証付サービス依頼出力部」1617は、識別管理部検索部1616での検索結果に基づいて第二保証付サービス依頼を出力する。識別管理部検索部1616における検索にて、一意に合致または適合する共通識別情報が得られた場合には、共通識別情報で識別される利用者が一意に存在することが保証できる。検索結果としては、共通識別情報が一意に存在することが必要となる。第二保証付サービス依頼は、識別管理部検索部1616における検索にて、合致あるいは適合する共通識別情報が得られた場合のみ出力する。他の場合には、共通識別情報が得られなかった旨のエラー情報を出力してもよい。第二保証付サービス依頼の出力先は、第二判定サーバ1606である。第二判定サーバ1606は、保証要求付サービス依頼に含まれる第二判定サーバ1606を識別する情報である第二判定サーバ識別情報で特定されるようになっていてもよい。また、共通識別情報ごとに第二判定サーバ1606が定まっている場合には、共通識別情報に基づいて特定されるようになっていてもよい。第一判定サーバ305に対して出力する第一保証を識別管理サーバ307の秘密鍵で暗号化したり、署名を行なうようになっていてもよい点は、実施形態1と同様である。
第二保証付サービス依頼出力部1617は、メモリなどに記憶された保証要求付サービス依頼、識別管理部検索部1616の検索結果を読み出して、第二保証付サービス依頼を生成して、メモリなどに記憶して、通信インターフェースにアクセスして送信するプログラムのモジュールにより実現できる。
(実施形態3:システムでの処理の具体例1)
図17は、実施形態3に係るシステムでの処理の具体例を示す図である。利用者1701に共通識別情報として、Aが与えられたとし、この利用者1701は、ph01という第一電子機器識別情報で識別される第一電子機器1703と、ph02という第二電子機器識別情報で識別される第二電子機器1706とを利用するとする。第一電子機器1703は、第一判定サーバ1702、第一サービスサーバ群1704で構成される第一の垂直統合モデルで使用され、第二電子機器1706は、第二判定サーバ1705、第二サービスサーバ群1707で構成される第二の垂直統合モデルで使用されるとする。
利用者1701には、Aという共通識別情報が与えられているので、識別管理サーバ1708の識別管理部1608では、Aという共通識別情報が管理される。また、第一判定サーバ1702の第一関連保持部1610には、Aとph01とが関連付けて保持される。第二判定サーバ1705の第二関連保持部1611には、Aとph02とが関連付けて保持される。
ここで、利用者1701が、第二電子機器1706を用いて、第二の垂直統合モデル内で、XXXとYYYとにより識別されるサービスの利用を行なったとすると、第二判定サーバ1705の利用履歴保持部1612には、Aに関連づけられたXXXと、同じくAに関連付けられたYYYの利用履歴が保持される。
以上の状況において、利用者1701が、第一電子機器1703を用いてXXXのサービスの提供を受けるために、XXXの利用要求を第一判定サーバ1702に向けて送信したとする(1)。すると、第一判定サーバ1702は、保証要求付サービス依頼出力部1609により、Aの一意性の保証要求と第二サービスの依頼である保証要求付サービス依頼を送信する(2)。この保証要求付サービス依頼には、第二判定サーバの識別情報が含まれ得る。これに応じて、識別管理サーバ1708は、保証要求付サービス依頼受信部1615により保証要求付サービス依頼を受信し、識別管理部検索部1616により識別管理部1608を検索し、第二保証付サービス依頼出力部1617により、Aの一意性の保証とXXXの利用要求とを出力する(3)。第二判定サーバ1705は、第二保証付サービス依頼を第二保証付サービス依頼受信部1613で受信し、Aの一意性の保証を確認し、利用履歴保持部に保持されたAの利用履歴を検索し、AによるXXXの利用履歴が存在することを確認した後、第二サービスサーバ群1707に対して第二判定を出力し、XXXの提供を第一電子機器1703に対して実行させる(4)。
(実施形態3:システムでの処理の具体例2)
図18は、実施形態3に係るシステムでの処理の別の具体例を示す図である。第一判定サーバ1802と、第一電子機器1803と、第一サービスサーバ群として、AAAホテルのサービス提供サーバ1804とにより第一の垂直統合モデルが構成されている。また、第二判定サーバ1805と、第二電子機器1806と、第二サービスサーバ群として、XXXホテルのサービス提供サーバ1807とにより第二の垂直統合モデルが構成されている。ここに、第一電子機器1803と第二電子機器1806とは、共通識別情報としてAが与えられた利用者1801により利用されるとする。また、第一電子機器1803と、第二電子機器1806は、それぞれ、第一の垂直統合モデルの運営者、第二の垂直統合モデルの運営者により利用者1801に、直接にあるいは間接に貸与や譲渡がされたものであるとする。
ここで、利用者1801は、第二電子機器1806を用い、第二判定サーバ1805の第二判定を用いることにより、XXXホテルのサービス提供サーバ1807の利用(XXXホテルの宿泊の予約など)を5回行なったとする。すると、図6に例示されるように、第二判定サーバ1805の利用履歴保持部1612には、AがXXXホテルを5回利用したという利用履歴が保持されることになる。
また、AAAホテルと、XXXホテルをそれぞれ運営する者は、一般には、異なる事業者であるが、例えば、提携関係、資本関係などにあり、XXXホテルの利用回数に応じて、AAAホテルの宿泊料などが割引になるなどの優待キャンペーンが行なわれているとする。
以上の状況において、利用者1801が、第一電子機器1803を用いて、AAAホテルのサービス提供サーバ1804を利用して、AAAホテルの予約などを行なう場合、利用者1801は、XXXホテルを利用したことがあるなどを思い出して、キャンペーンの利用要求を、第一電子機器1803を用いて、AAAホテルのサービス提供サーバ1804に対して送信する(1)。例えば、図7(A)に例示された第一電子機器1803の画面を通じて、キャンペーンの利用要求を送信する。
利用要求を受信したAAAホテルのサービス提供サーバ1804は、AのXXXホテルの利用回数を照会するために、XXXホテルの利用回数要求を利用要求として第一判定サーバ1802へ送信する(2)。第一判定サーバ1802は、Aという共通識別情報の一意性の保証の要求と第二判定サーバ1805でのXXXホテルの利用回数の照会の依頼と第二判定サーバ1805の識別情報を保証要求付サービス依頼として識別管理サーバ1808に対して要求し(3)、これに対して識別管理サーバ1808は、Aの一意性の保証を行ない、XXXホテルの利用回数の要求として、第二判定サーバ1805へ出力する(4)。
第二判定サーバ1805は、Aの一意性の保証などを検証し、検証が正常に終了すると、AのXXXホテルの利用回数を、利用履歴保持部1612を検索して利用履歴取得部1614により求め、得られた「5回」という結果をサービス提供サーバ1804へ向けて返信する。
その結果、AAAホテルのサービス提供サーバ1804は、第一電子機器1803を利用している利用者1801に適用できるキャンペーンの内容を決定することができ、例えば、図7(B)に例示されるような画面を構成する情報を第一電子機器1803へ返信し、利用者1801は、宿泊などの割引などのためのクーポンを得ることができる。
(実施形態3:主な効果)
本実施形態によれば、複数の電子機器を利用する一の利用者を、電子機器識別情報に依存せず一意に識別可能とし、第二サービスサーバ群の利用履歴に基づいて利用者の有する第一電子機器へサービスを提供可能とすることにより、一の電子機器が一つの垂直統合モデルに縛られているという現状を打破し、垂直統合モデルの壁を打ち破ることができる。
(実施形態4)
実施形態4として、サービスサーバ群と、電子機器と、識別管理サーバと、からなる垂直統合モデルの複数からなるシステムについて説明する。本実施形態では、第一電子機器からの第二判定サーバの利用要求に基づいて、第一判定サーバから出力される保証要求付利用履歴要求を受けた識別管理サーバにて、識別管理部の検索を行ない、その検索結果に基づいて第二保証付利用履歴要求が第二判定サーバへ出力され、第二サービスの利用履歴が第一電子機器へ返信される。返信された利用履歴は、例えば、第二サービスの利用履歴を単に第一電子機器で閲覧したり、閲覧の後、サービスを特定して、その特定されたサービスの提供を実施形態1や3、後に説明する実施形態5におけるように第一電子機器で受けたりするために使用される。
図19は、実施形態4の概要を説明するための図である。垂直統合モデルが2つ示されており、その第一の垂直統合モデルは、第一サービスサーバ群1901と、第一判定サーバ1906と、第一電子機器1904とにより構成される。第二の垂直統合モデルは、第二サービスサーバ群1902と、第二判定サーバ1907と、第二電子機器1905とにより構成される。第一電子機器1904と第二電子機器1905とは同一の利用者1903により利用される。本実施形態では、第一の垂直統合モデルと第二の垂直統合とから共通にアクセスが可能な識別管理サーバ1908が設けられている。この識別管理サーバ1908には、利用者1903に与えられた共通識別情報「aoi」が管理され、この共通識別情報が第一判定サーバ1906と第二判定サーバ1907とで保持される。
第一電子機器1904、第二電子機器1905は、通常は、それぞれ、第一判定サーバ1906、第二判定サーバ1907により認証などの判定を受け、その判定に基づいて、第一サービスサーバ群1901、第二サービスサーバ群1902からサービスの提供を受ける。例えば、インターネットの閲覧や、コンテンツのダウンロード、再生などの各種サービスの提供を受けることができる。利用者はサービスの提供を受けるために、あらかじめ識別管理サーバ1908に共通識別情報の登録を行なう。この後、利用者は第一判定サーバ1906、第二判定サーバ1907に共通識別情報の登録を行なう。
利用者が垂直統合モデルの壁を打ち破ってサービス利用履歴を得るためには、例えば、第一電子機器1904から第一判定サーバ1906へ、第二サービスサーバなどで保持される利用履歴の要求が送信される(1)。このとき、その利用履履歴の要求は、第一サービスサーバ群1901を経由して送信されてもよい。次に、第一判定サーバ1906は、その利用要求に基づいて、識別情報(例えば「aoi」)を含む保証要求付利用履歴要求を送信する(2)。この送信は、識別管理サーバ1908により、識別情報が複数の垂直統合モデル間において一意の存在であることを保証するために行なわれる。識別管理サーバ1908は、第一判定サーバ1906が出力する第一保証要求に含まれる識別情報の検索を行ない、検索結果に基づいて第二保証付利用履歴要求を出力する(3)。
第二判定サーバ1907は、第二保証付利用履歴要求を受信し、その中の保証を確認し、共通識別情報で識別される利用者のサービスの利用履歴を返信する(4)。また、保証の確認の際には、第二保証付利用履歴要求に基づき、共通識別情報と第二電子機器1905の識別情報とが関連付けて第二判定サーバ1907に管理されているかどうかの確認が行なわれるようになっていてもよい。
この結果として、利用履歴が第一電子機器1904により受信などされることにより、第一電子機器1904には、図9のような表示が行なわれることになる。
(実施形態4:構成)
図20は、実施形態4に係るシステムの機能ブロック図を例示する。本実施形態に係るシステムは、第一サービスサーバ群2001と、第二サービスサーバ群2002と、第一電子機器2003と、第二電子機器2004と、第一判定サーバ2005と、第二判定サーバ2006と、識別管理サーバ2007とからなり、識別管理サーバ2007は、識別管理部2008を少なくとも有する。
(実施形態4:構成:第一サービスサーバ群)
「第一サービスサーバ群」2001は、第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器2003に行なう。したがって、実施形態1における第一サービスサーバ群301に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態4:構成:第二サービスサーバ群)
「第二サービスサーバ群」2002は、第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器2004に行なう。したがって、実施形態1における第二サービスサーバ群302に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態4:構成:第一電子機器)
「第一電子機器」2003は、利用者が利用し、専ら第一サービスサーバ群2001から第一サービスを受けるための電子機器である。したがって、実施形態1における第一電子機器303に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態4:構成:第二電子機器)
「第二電子機器」2004は、第一電子機器2003を利用する利用者が利用し、専ら第二サービスサーバ群2002から第二サービスを受けるための電子機器である。したがって、実施形態1における第二電子機器304に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態4:構成:第一判定サーバ)
第一判定サーバ2005は、第一電子機器2003が第一サービスサーバ群2001から第一サービスを受けるために、第一電子機器識別情報に基づいて第一判定を行なうサーバである。したがって、実施形態1における第一判定サーバ305に相当し、その説明をほぼ準用できる。ただし、構成に異なる点がある。
第一判定サーバ2005は、第一関連保持部2009と、保証要求付利用履歴要求出力部2010と、利用履歴受信部2011とを有している。
「第一関連保持部」2009は、利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する。したがって、実施形態1における第一関連保持部309に相当し、その説明を準用できる。
「保証要求付利用履歴要求出力部」2010は、保証要求付利用履歴要求を出力する。「保証要求付利用履歴要求」とは、識別管理サーバ2007に対して、共通識別情報が一意に存在することの保証を要求し、また、第二判定サーバに対して利用履歴を要求することを表わす情報である。したがって、保証要求付利用履歴要求には、利用者の共通識別情報が含まれる。また、第二判定サーバ2006のアドレスなどの識別情報が含まれ得る。利用者の共通識別情報は、第一電子機器識別情報により、第一関連保持部2009を検索することにより得ることができる。また、本実施形態での保証要求付利用履歴要求は、第一電子機器2003からの要求であり、前記利用者の第二サービスの利用履歴の要求に基づいて出力される。利用履歴とは、利用者が第一電子機器2003または/および第二電子機器2004を用いて、第二判定サーバ2006に第二判定を行なわせ第二サービスサーバ群によるサービスの提供を受けたことの履歴である。例えば、ある利用者が、図9に例示したように、UUUというコンテンツのダウンロードというサービスの提供を受けたという履歴である。
保証要求付利用履歴要求出力部2010は、通信インターフェースにアクセスを行ない、利用要求を受信し、メモリなどに記憶し、また、第一電子機器識別情報をキーとして第一関連保持部2009を検索して共通識別情報を得るなどした後に、保証要求付利用履歴要求を生成してメモリなどに記憶して、通信インターフェースにアクセスを行ない送信するプログラムのモジュールにより実現できる。
「利用履歴受信部」2011は、保証要求付利用履歴要求出力部2010で出力された保証要求付利用履歴要求に応じて返信される利用履歴を受信する。受信した利用履歴は、例えば、第一電子機器2003へ向けて送信されるようになっていてもよい。利用履歴受信部2011は、通信インターフェースにアクセスして利用履歴を受信してメモリなどに記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
(実施形態4:構成:第二判定サーバの構成)
第二判定サーバ2006は、第二電子機器識別情報に基づいて、第二電子機器2004が第二サービスサーバ群2002から第二サービスを受けることができるかどうかの第二判定を行なう点は実施形態1と同様であり、その説明を準用することができる。ただし、構成に異なる点がある。
第二判定サーバ2006は、第二関連保持部2012と、利用履歴保持部2013と、第二保証付利用履歴要求受信部2014と、利用履歴返信部2015とを有する。
「第二関連保持部」2012は、利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する。第二関連保持部2012は、第一関連保持部2009の説明を準用することができる。
「利用履歴保持部」2013は、共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を、前記共通識別情報と関連付けて保持する。例えば、共通識別情報を格納する列と、第二サービスの種類や属性などを格納する列からなるテーブルを用いて、利用履歴を保持する。例えば、実施形態1における利用履歴保持部314の説明を準用することができる。
「第二保証付利用履歴要求受信部」2014は、第二保証付利用履歴要求を受信する。第二保証付利用履歴要求は、保証要求付利用履歴要求に基づいて識別管理サーバ2007にて生成され、信頼性が高いといえる。したがって、第二判定サーバ2006は、受信した第二保証付利用履歴要求に基づいて、利用履歴保持部2013で保持された利用履歴の検索を行ない、返信を行なっても、プライバシーの侵害などの問題の発生は少ないか無いといえる。
第二保証付利用履歴要求受信部2014は、通信インターフェースにアクセスを行ない、第二保証付利用履歴要求を受信し、メモリなどに記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
識別管理サーバ2007から出力される第二保証付利用履歴要求に、識別管理サーバ2007による署名などが含まれる場合には、第二判定サーバ2006は、識別管理サーバ2007の公開鍵などにより署名などを復号化して、署名などの内容を確認してもよい点などは実施形態2と同様である。
「利用履歴返信部」2015は、第二保証付利用履歴要求受信部2014で受信された第二保証付利用履歴要求に含まれる共通識別情報と関連付けられて利用履歴保持部2013にて保持される利用履歴の検索の結果を返信する。利用履歴の検索は、例えば、利用履歴返信部2015や第二保証付利用履歴要求受信部2014などが行なう。共通識別情報を格納する列と、第二サービスの種類や属性などを格納する列からなるテーブルに対して、共通識別情報をキーとして検索を行なうことにより、共通識別情報で識別される利用者が第二サービスサーバ群2002の提供するサービスを受けたことの履歴を検索する。したがって、利用履歴返信部2015には、実施形態2における利用履歴返信部1017の説明を準用することができる。
なお、共通識別情報で識別される利用者が一意に存在することが保証されることで、実施形態1で説明したように、第二判定サーバ2006は、利用履歴検索要求の内容が真正なものであると判断できる。
(実施形態4:構成:識別管理サーバ)
識別管理サーバ2007は、識別管理部2008と、保証要求付利用履歴要求受信部2016と、識別管理部検索部2017と、第二保証付利用履歴要求出力部2018とを有する。したがって、実施形態1における識別管理サーバ307に相当し、その説明を準用することができる。ただし、構成に異なる点がある。
「識別管理部」2008は、システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を管理する。したがって、実施形態1における識別管理部308に相当し、その説明が準用できる。
「保証要求付利用履歴要求受信部」2016は、第一判定サーバ2005が出力する保証要求付利用履歴要求を受信する。保証要求付利用履歴要求受信部2016は、通信インターフェースにアクセスを行ない、保証要求付利用履歴要求を受信し、メモリなどに記憶するプログラムのモジュールとして実現できる。
「識別管理部検索部」2017は、保証要求付利用履歴要求受信部にて受信された保証要求付利用履歴要求に基づいて識別管理部2008を検索する。したがって、実施形態1における識別管理部検索部317に相当し、その説明を準用できる。
「保証出力部」2018は、識別管理部検索部2017での検索結果に基づいて第二保証付利用履歴要求を出力する。したがって、実施形態1における保証出力部318に相当し、その説明が準用できる。
(実施形態4:システムでの処理の具体例1)
図21は、実施形態4に係るシステムでの処理の具体例を示す図である。利用者2101に共通識別情報として、Aが与えられたとし、この利用者2101は、ph01という第一電子機器識別情報で識別される第一電子機器2103と、ph02という第二電子機器識別情報で識別される第二電子機器2106とを利用するとする。第一電子機器2103は、第一判定サーバ2102、第一サービスサーバ群2104で構成される第一の垂直統合モデルで使用され、第二電子機器2106は、第二判定サーバ2105、第二サービスサーバ群2107で構成される第二の垂直統合モデルで使用されるとする。
利用者2101には、Aという共通識別情報が与えられているので、識別管理サーバ2108の識別管理部では、Aという共通識別情報が管理される。また、第一判定サーバ2102の第一関連保持部2009には、Aとph01とが関連付けて保持される。第二判定サーバ2105の第二関連保持部2014には、Aとph02とが関連付けて保持される。
ここで、利用者2101が、第二電子機器2106を用いて、第二の垂直統合モデル内で、XXXとYYYとにより識別されるサービスの利用を行なったとすると、第二判定サーバ2105の利用履歴保持部2013には、Aに関連づけられたXXXと、同じくAに関連付けられたYYYの利用履歴が保持される。
以上の状況において、利用者2101が、第一電子機器2103を用いて第二の垂直統合モデルでのサービスの利用履歴の要求を第一判定サーバ2102に向けて送信したとする(1)。すると、第一判定サーバ2102は、保証要求付利用履歴要求出力部2010により、Aの一意性の保証要求と利用履歴の要求とである保証要求付利用履歴要求を送信する(2)。この保証要求付利用履歴要求には、実施形態3における保証要求付サービス依頼と同じように、第二判定サーバ2105の識別情報が含まれ得る。これに応じて、識別管理サーバ2108は、保証要求付利用履歴要求受信部2016により保証要求付利用履歴要求を受信し、識別管理部検索部2017により識別管理部2008を検索し、第二保証付利用履歴要求出力部2018により、Aの一意性の保証と利用履歴の要求である第二保証付利用履歴要求を出力する(3)。第二判定サーバ2105は、第二保証付利用履歴要求を第二保証付利用履歴要求受信部2014で受信すると、Aの一意性の保証を確認し、利用履歴保持部2013に保持されたAの利用履歴を検索し、XXXとYYYの利用履歴があることを得て、返信を行なう(4)。この後、利用履歴が第一電子機器2103に転送などされることにより、第一電子機器2103で閲覧などが可能となる。
(実施形態4:システムでの処理の具体例2)
図22は、実施形態4に係るシステムでの処理の別の具体例を示す図である。第一判定サーバ2202と、第一電子機器2203と、第一サービスサーバ群として、AAAホテルのサービス提供サーバ2204とにより第一の垂直統合モデルが構成されている。また、第二判定サーバ2205と、第二電子機器2206と、第二サービスサーバ群として、XXXホテルのサービス提供サーバ2207、YYYホテルのサービス提供サーバ2208とにより第二の垂直統合モデルが構成される。ここに、第一電子機器2203と第二電子機器2206とは、共通識別情報としてAが与えられた利用者2201により利用されるとする。また、第一電子機器2203と、第二電子機器2206は、それぞれ、第一の垂直統合モデルの運営者、第二の垂直統合モデルの運営者により利用者2201に、直接にあるいは間接に貸与や譲渡がされたものであるとする。
ここで、利用者2201は、第二電子機器2206を用い、第二判定サーバ2205の第二判定を用いることにより、XXXホテルのサービス提供サーバ2207の利用(XXXホテルの宿泊の予約など)を5回行ない、YYYホテルのサービス提供サーバ2208の利用を8回行なったとする。すると、図13に例示されるように、第二判定サーバ2205の利用履歴保持部2013には、AがXXXホテルを5回利用し、YYYホテルを8回利用したという利用履歴が保持されることになる。
また、AAAホテル、XXXホテル、YYYホテルをそれぞれ運営する者は、一般には、異なる事業者であるが、例えば、提携関係、資本関係などにあり、XXXホテルまたは/およびYYYホテルの利用回数に応じて、AAAホテルの宿泊料などが割引になるなどの優待キャンペーンが行なわれているとする。
以上の状況において、利用者2201が、第一電子機器2203を用いて、AAAホテルのサービス提供サーバ2204を利用して、AAAホテルの予約などを行なう場合、利用者2201は、XXXホテル、YYYホテルを何回か利用したことを思い出して、キャンペーンの利用要求を、第一電子機器2203を用いて、AAAホテルのサービス提供サーバ2204に対して送信する(1)。例えば、図7(A)に例示された第一電子機器1203の画面を通じて、キャンペーンの利用要求を送信する(なお、画面中の「XXXホテル」なる表示はされなくてもよい)。
利用要求を受信したAAAホテルのサービス提供サーバ2204は、AのXXXホテル、YYYホテルその他のホテルなどの利用回数を照会するために、ホテルの利用履歴の要求を第一判定サーバ2202へ送信する(2)。第一判定サーバ2202は、Aという共通識別情報の一意性の保証とホテルの利用履歴との要求として識別管理サーバ2209に対して要求し(3)、これに対して識別管理サーバ2209は、Aの一意性の保証を行ない、ホテルの利用履歴の要求を第二判定サーバ2205へ転送する(4)。
これに対して、第二判定サーバ2205は、Aの一意性の保証を検証などした後、利用履歴保持部で保持されているAのホテルの利用履歴を検索し、XXXホテルは5回、YYYホテルは8回という利用履歴を得ると、AAAホテルのサービス提供サーバ2204へ向けて返信する(5)。
その結果、AAAホテルのサービス提供サーバ2204は、第一電子機器2203を利用している利用者2201に適用できるキャンペーンの内容を決定することができる。例えば、図14に例示されるような画面を構成する情報を第一電子機器2203へ返信し、利用者2201は、プルダウンメニューなどの表示により、キャンペーン対象ホテルとして、XXXホテルとYYYホテルがあり、それぞれの利用回数が5回と8回であることを知り、XXXホテルとYYYホテルの中から選択を行ない(XXXホテルとYYYホテルとの両方を選択してもよい)、宿泊などの割引などのためのクーポンを得ることができる。
(実施形態4:主な効果)
本実施形態によれば、複数の電子機器を利用する一の利用者を、電子機器識別情報に依存せず一意に識別可能とし、第二サービスサーバ群の利用履歴を検索することにより、第一電子機器へ利用履歴の中から選択などされたサービスを提供可能などとすることにより、一の電子機器が一つの垂直統合モデルに縛られているという現状を打破し、垂直統合モデルの壁を打ち破ることができる。
(実施形態5)
実施形態5として、サービスサーバ群と、電子機器と、識別管理サーバと、からなる垂直統合モデルの複数からなるシステムについて説明する。本実施形態では、第一電子機器からの第二判定サーバの利用要求に基づいて、第一判定サーバから第一サービス依頼を受けた第二判定サーバは、第二保証要求を識別管理サーバに対して出力し、これを受けた識別管理サーバにて、識別管理部の検索を行ない、その検索結果に基づいて保証が出力される。
図23は、実施形態5の概要を説明するための図である。垂直統合モデルが2つ示されている。その第一の垂直統合モデルは、第一サービスサーバ群2301と、第一判定サーバ2306と、第一電子機器2304とにより構成される。第二の垂直統合モデルは、第二サービスサーバ群2302と、第二判定サーバ2307と、第二電子機器2305とにより構成される。第一電子機器2304と第二電子機器2305とは同一の利用者2303により利用される。本実施形態では、第一の垂直統合モデルと第二の垂直統合とから共通にアクセスが可能な識別管理サーバ2308が設けられている。この識別管理サーバ2308には、利用者2303に与えられた共通識別情報「aoi」が管理され、この共通識別情報が第一判定サーバ2306と第二判定サーバ2307とで保持される。
第一電子機器2304、第二電子機器2305は、通常は、それぞれ、第一判定サーバ2306、第二判定サーバ2307により認証などの判定を受け、その判定に基づいて、第一サービスサーバ群2301、第二サービスサーバ群2302からサービスの提供を受ける。例えば、インターネットの閲覧や、コンテンツのダウンロード、再生などの各種サービスの提供を受けることができる。利用者はサービスの提供を受けるために、あらかじめ識別管理サーバに共通識別情報の登録を行なう。この後、利用者は第一判定サーバ、第二判定サーバに共通識別情報の登録を行なう。
利用者が垂直統合モデルの壁を打ち破ってサービスの提供を受けるためには、例えば、第一電子機器2304から第一判定サーバ2306へ、第二サービスサーバの利用要求が送信される(1)。このとき、その利用要求は、第一サービスサーバ群2301を経由して送信されてもよい。次に、第一判定サーバ2306は、その利用要求に基づいて、識別情報(例えば「aoi」)を含む第一サービス依頼を第二判定サーバ2307へ向けて送信する(2)。第二判定サーバ2307が第一サービス依頼を受信すると、これに基づいて識別情報を含む第二保証要求を識別管理サーバへ向けて出力する(3)。この出力は、識別管理サーバ2308によって、識別情報が複数の垂直統合モデル間において一意の存在であることを保証するために行なわれる。識別管理サーバ2308は、第二判定サーバ2307が出力する第二保証要求に含まれる識別情報の検索を行ない、検索結果に基づいて第二保証を出力する(4)。この出力は、第二判定サーバ2307へ向けて行なわれ、第二判定サーバ2307は、第二保証を受信すると、その中の保証を確認し、第一サービス依頼に応じたサービスの提供を行なう。また、保証の確認の際には、第一サービス依頼に基づき、共通識別情報と第二電子機器2305の識別情報とが関連付けて第二判定サーバ2307に管理されているかどうかの確認が行なわれてもよい。これにより、サービスの提供に応じて、第二判定サーバ2307は利用者2303に対する課金などの処理を行なうことができる。
(実施形態5:構成)
図24は、実施形態5に係るシステムの機能ブロック図を例示する。本実施形態に係るシステムは、第一サービスサーバ群2401と、第二サービスサーバ群2402と、第一電子機器2403と、第二電子機器2404と、第一判定サーバ2405と、第二判定サーバ2406と、識別管理サーバ2407とからなり、識別管理サーバ2407は、識別管理部2408を少なくとも有する。
(実施形態5:構成:第一サービスサーバ群)
「第一サービスサーバ群」2401は、第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器2403に行なう。したがって、実施形態1における第一サービスサーバ群301に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態5:構成:第二サービスサーバ群)
「第二サービスサーバ群」2402は、第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器2404に行なう。したがって、実施形態1における第二サービスサーバ群302に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態5:構成:第一電子機器)
「第一電子機器」2403は、利用者が利用し、専ら第一サービスサーバ群2401から第一サービスを受けるための電子機器である。したがって、実施形態1における第一電子機器303に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態5:構成:第二電子機器)
「第二電子機器」2404は、第一電子機器2403を利用する利用者が利用し、専ら第二サービスサーバ群2402から第二サービスを受けるための電子機器である。したがって、実施形態1における第二電子機器304に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態5:構成:第一判定サーバ)
第一判定サーバ2405は、第一電子機器2403が第一サービスサーバ群2401から第一サービスを受けるために、第一電子機器識別情報に基づいて第一判定を行なうサーバである。したがって、実施形態1における第一判定サーバ305に相当し、その説明を準用できるが、内部の構成に異なる点がある。
第一判定サーバ2405は、第一関連保持部2409と、第一サービス依頼出力部2410とを有する。
「第一関連保持部」2409は、利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する。したがって、実施形態1における第一関連保持部309に相当し、その説明を準用できる。
「第一サービス依頼出力部」2410は、第一サービス依頼を出力する。「第一サービス依頼」とは、第二判定サーバ2406に対して、サービスの依頼をするための情報である。第一サービス依頼には、第一電子機器2403の利用者の共通識別情報を含む。また、サービスの種類が複数ある場合には、どのサービスの依頼を行なうかを示す情報も含まれていてもよい。利用者の共通識別情報は、第一電子機器識別情報により、第一関連保持部2409を検索することにより得ることができる。また、この第一サービス依頼は、第一電子機器2403からの利用要求であり、前記利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求に基づいて、出力される。利用要求とは、第一電子機器2403が、主に、第二判定サーバ2406に判定を行なわせ第二サービスサーバ群などによるサービスの提供を受けることを要求することを表わす。また、第二判定サーバ2406からサービスの提供を受けることを要求することを表わしていてもよい。本実施形態では、第一電子機器2403は無条件に第二サービスサーバ群2402などによるサービスの提供を受けることはできず、利用者が第二電子機器2404などを用いて少なくとも一度は第二サービスサーバ群2402などからサービスを受けている必要がある。このような条件があることが「前記利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求」の意味するところである。このような条件を設けることにより、第二判定サーバ2406は、第二サービスサーバ群2402に第一電子機器2403へのサービスの提供を許可しても、第一電子機器2403と第二電子機器2404との利用者は同一であるので、その利用者に対価の支払を請求することができるなどの利点がある。
第一サービス依頼出力部2410は、通信インターフェースにアクセスを行ない利用要求を受信しメモリなどに記憶し、また、第一電子機器識別情報をキーとして第一関連保持部2409を検索などして利用者の識別情報を得て、第一サービス依頼を生成してメモリなどに記憶し、通信インターフェースにアクセスを行ない第一サービス依頼を送信するプログラムのモジュールにより実現できる。
第一電子機器2403による利用要求としては、第二判定サーバ2406を介して第一サービスの利用料を支払うことを要求するために、第一電子機器2403が送信する場合がある。本来、第一電子機器2403は、第一サービスの垂直統合モデルの中でのみサービスの提供を受けることができたのであるが、その壁を打ち破って他のサービスの垂直統合モデルにおいても所定のサービスの提供を受けることができる点などは、実施形態1と同様である。
(実施形態5:構成:第二判定サーバの構成)
第二判定サーバ2406は、第二電子機器識別情報に基づいて、第二電子機器2404が第二サービスサーバ群2402から第二サービスを受けることができるかどうかの第二判定を行なう点などは実施形態1と同様であり、その説明を準用できる。ただし、構成に異なる点がある。
第二判定サーバ2406は、第二関連保持部2411と、サービス依頼受信部2412と、第二保証要求出力部2413と、第二保証受信部2414と、利用履歴保持部2415と、利用履歴取得部2416とを有する。
「第二関連保持部」2411は、利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する。したがって、実施形態1における第二関連保持部313に相当し、その説明を準用することができる。
「サービス依頼受信部」2412は、第一判定サーバ2405が出力する第一サービス依頼を受信する。受信した第一サービス依頼には、共通識別情報で識別される利用者が一意に存在することの保証が含まれていないのが通常であるので、その場合にはこのままではサービスの提供をすることはできない。サービス依頼受信部2412は、通信インターフェースにアクセスを行ない、サービス依頼を受信してメモリなどに記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
「第二保証要求出力部」2413は、サービス依頼受信部2412にて受信された第一サービス依頼に基づいて、共通識別情報を含む第二保証要求を出力する。第二保証要求は、共通識別情報で識別される利用者が、一意に存在することの保証を識別管理サーバ2407から得るために出力される。第一サービス依頼に含まれる共通識別情報を抽出し、第二保証要求に含めて、識別管理サーバに出力される。第二保証要求は、このように共通識別情報を含むが、その他、第一判定サーバを識別するための情報が含まれていてもよい。
第二保証要求出力部2413は、サービス依頼受信部2412によりメモリなどに記憶されたサービス依頼を読み出し、識別情報を抽出して第二保証要求を生成してメモリなどに記憶し、通信インターフェースにアクセスを行ない送信するプログラムのモジュールにより実現できる。
「第二保証受信部」2414は、第二保証要求出力部2413から出力される第二保証要求に基づいて、識別管理サーバ2407が出力する第二保証を受信する。識別管理サーバ2407での処理については後述する。第二保証は、共通識別情報で識別される利用者が一意に存在することを保証する情報である。第二保証は、例えば、識別管理サーバ2407の秘密鍵を用いて署名がされて得られる情報であってもよく、この場合には、第二判定サーバ2406では、識別管理サーバ2407の公開鍵を用いて署名の確認が行なわれる。
第二保証受信部2414は、通信インターフェースにアクセスを行ない、第二保証を受信し、メモリなどに記憶して処理を行なうプログラムのモジュールにより実現できる。
「利用履歴保持部」2415は、共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を、前記共通識別情報と関連付けて保持する。したがって、実施形態1における利用履歴保持部314に相当し、その説明を準用することができる。
「利用履歴取得部」2416は、第二保証受信部2414で受信された第二保証に含まれる共通識別情報と関連付けられて利用履歴保持部2415にて保持される利用履歴を取得する。したがって、実施形態1における利用履歴取得部316に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態5:構成:識別管理サーバ)
識別管理サーバ2407は、識別管理部2408と、識別管理部検索部2417と、第二保証出力部2418とを有する。したがって、実施形態1における識別管理サーバ307に相当する。
「識別管理部」2408は、システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を管理する。したがって、実施形態1における識別管理部308に相当し、その説明を準用できる。
「識別管理部検索部」2417は、第二判定サーバが出力する第二保証要求に基づいて共通識別情報をキーとして識別管理部2408を検索する。保証要求付サービス依頼に含まれる共通識別情報を抽出し、これと合致あるいは適合する共通識別情報が識別管理部2408で管理されているかどうか検索を行なう。したがって、実施形態1における識別管理部検索部317の説明を準用することができる。
「第二保証出力部」2418は、識別管理部検索部2417での検索結果に基づいて第二保証を出力する。識別管理部検索部2417における検索にて、一意に合致または適合する共通識別情報が得られた場合には、共通識別情報で識別される利用者が一意に存在することが保証できる。検索結果としては、共通識別情報が一意に存在することが必要となる。第二保証付サービス依頼は、識別管理部検索部2417における検索にて、合致あるいは適合する共通識別情報が得られた場合のみ出力する。他の場合には、共通識別情報が得られなかった旨のエラー情報を出力してもよい。第二保証の出力先は、第二判定サーバ2406である。第二保証を識別管理サーバ2407の秘密鍵で暗号化したり、署名を行なうようになっていてもよい点などは、実施形態1の保証出力部318と同様である。
(実施形態5:システムでの処理の具体例1)
図25は、実施形態5に係るシステムでの処理の具体例を示す図である。利用者2501に共通識別情報として、Aが与えられたとし、この利用者2501は、ph01という第一電子機器識別情報で識別される第一電子機器2503と、ph02という第二電子機器識別情報で識別される第二電子機器2506とを利用するとする。第一電子機器2503は、第一判定サーバ2502、第一サービスサーバ群2504で構成される第一の垂直統合モデルで使用され、第二電子機器2506は、第二判定サーバ2505、第二サービスサーバ群2507で構成される第二の垂直統合モデルで使用されるとする。
利用者2501には、Aという共通識別情報が与えられているので、識別管理サーバ2508の識別管理部2408では、Aという共通識別情報が管理される。また、第一判定サーバ2502の第一関連保持部2409には、Aとph01とが関連付けて保持される。第二判定サーバ2505の第二関連保持部2411には、Aとph02とが関連付けて保持される。
ここで、利用者2501が、第二電子機器2506を用いて、第二の垂直統合モデル内で、XXXとYYYとにより識別されるサービスの利用を行なったとすると、第二判定サーバ2505の利用履歴保持部2415には、Aに関連づけられたXXXと、同じくAに関連付けられたYYYの利用履歴が保持される。
以上の状況において、利用者2501が、第一電子機器2503を用いてXXXのサービスの提供を受けるために、XXXの利用要求を第一判定サーバ2502に向けて送信したとする(1)。すると、第一判定サーバ2502は、第一サービス依頼出力部2410により、第二サービスの依頼である第二サービス依頼を送信する(2)。これに応じて、第二判定サーバ2505は、第一サービス依頼受信部2412により第一サービス依頼を受信し、第一サービス依頼に基づいて、Aの一意性の保証要求である第二保証要求を識別管理サーバ2508へ出力する(3)。識別管理サーバ2508は、第二保証要求を受信すると、それに含まれる共通識別情報を抽出し、識別管理部検索部2417により識別管理部2408を検索し、第二保証出力部2418により、Aの一意性の保証である第二保証を出力する(4)。第二判定サーバ2505は、第二保証を第二保証受信部2414で受信し、Aの一意性の保証を確認し、利用履歴保持部2415に保持されたAの利用履歴を検索し、AによるXXXの利用履歴が存在することを確認した後、第二サービスサーバ群2402に対して第二判定を出力し、XXXの提供を第一電子機器2503に対して実行させる(5)。
(実施形態5:システムでの処理の具体例2)
図26は、実施形態5に係るシステムでの処理の別の具体例を示す図である。第一判定サーバ2602と、第一電子機器2603と、第一サービスサーバ群として、AAAホテルのサービス提供サーバ2604とにより第一の垂直統合モデルが構成されている。また、第二判定サーバ2605と、第二電子機器2606と、第二サービスサーバ群として、XXXホテルのサービス提供サーバ2607とにより第二の垂直統合モデルが構成されている。ここに、第一電子機器2603と第二電子機器2606とは、共通識別情報としてAが与えられた利用者2601により利用されるとする。また、第一電子機器2603と、第二電子機器2606は、それぞれ、第一の垂直統合モデルの運営者、第二の垂直統合モデルの運営者により利用者2601に、直接にあるいは間接に貸与や譲渡がされたものであるとする。
ここで、利用者2601は、第二電子機器2606を用い、第二判定サーバ2605の第二判定を用いることにより、XXXホテルのサービス提供サーバ2607の利用(XXXホテルの宿泊の予約など)を5回行なったとする。すると、図6に例示されるように、第二判定サーバ2605の利用履歴保持部には、AがXXXホテルを5回利用したという利用履歴が保持されることになる。
また、AAAホテルと、XXXホテルをそれぞれ運営する者は、一般には、異なる事業者であるが、例えば、提携関係、資本関係などにあり、XXXホテルの利用回数に応じて、AAAホテルの宿泊料などが割引になるなどの優待キャンペーンが行なわれているとする。
以上の状況において、利用者2601が、第一電子機器2603を用いて、AAAホテルのサービス提供サーバ2604を利用して、AAAホテルの予約などを行なう場合、利用者2601は、XXXホテルを利用したことがあるなどを思い出して、キャンペーンの利用要求を、第一電子機器2603を用いて、AAAホテルのサービス提供サーバ2604に対して送信する(1)。例えば、図7(A)に例示された第一電子機器2603の画面を通じて、キャンペーンの利用要求を送信する。
利用要求を受信したAAAホテルのサービス提供サーバ2604は、AのXXXホテルの利用回数を照会するために、XXXホテルの利用回数要求を利用要求として第一判定サーバ2602へ送信する(2)。第一判定サーバ2602は、第二判定サーバ2605でのXXXホテルの利用回数の照会の依頼を第一サービス依頼として第二判定サーバ2605へ出力する(3)。第二判定サーバは、第一サービス依頼に含まれるAという識別情報の一意性の保証を得るために、識別管理サーバ2608に対して、第二保証要求を出力する(4)。これに対して識別管理サーバ2608は、Aの一意性の保証を行ない、第二保証として出力する(5)。第二判定サーバ2605は、Aの一意性の保証などを検証し、検証が正常に終了すると、AのXXXホテルの利用回数を、利用履歴保持部2415を検索して利用履歴取得部2416により求め、得られた「5回」という結果をサービス提供サーバ2604へ向けて返信する。
その結果、AAAホテルのサービス提供サーバ2604は、第一電子機器2603を利用している利用者2601に適用できるキャンペーンの内容を決定することができる。例えば、図7(B)に例示されるような画面を構成する情報を第一電子機器2603へ返信し、利用者2601は、宿泊などの割引などのためのクーポンを得ることができる。
(実施形態5:主な効果)
本実施形態によれば、複数の電子機器を利用する一の利用者を、電子機器識別情報に依存せず一意に識別可能とし、第二サービスサーバ群の利用履歴に基づいて利用者の有する第一電子機器へサービスを提供可能とすることにより、一の電子機器が一つの垂直統合モデルに縛られているという現状を打破し、垂直統合モデルの壁を打ち破ることができる。
(実施形態6)
実施形態6として、サービスサーバ群と、電子機器と、識別管理サーバと、からなる垂直統合モデルの複数からなるシステムについて説明する。本実施形態では、第一電子機器からの第二判定サーバの利用要求に基づいて、第一判定サーバから第一利用履歴要求を受けた第二判定サーバは、第二保証要求を識別管理サーバに対して出力し、これを受けた識別管理サーバにて、識別管理部の検索を行ない、その検索結果に基づいて第二保証が出力され、この第二保証に基づいて、第二サービスの利用履歴が第一電子機器へ返信される。返信された利用履歴は、例えば、第二サービスの利用履歴を単に第一電子機器で閲覧したり、閲覧の後、サービスを履歴から選択して、その選択されたサービスの提供を実施形態1や3、5のように第一電子機器で受けたりするために使用される。
図27は、実施形態6の概要を説明するための図である。垂直統合モデルが2つ示されている。その第一の垂直統合モデルは、第一サービスサーバ群2701と、第一判定サーバ2706と、第一電子機器2704とにより構成される。第二の垂直統合モデルは、第二サービスサーバ群2702と、第二判定サーバ2707と、第二電子機器2705とにより構成される。第一電子機器2704と第二電子機器2705とは同一の利用者2703により利用される。本実施形態では、第一の垂直統合モデルと第二の垂直統合とから共通にアクセスが可能な識別管理サーバ2708が設けられている。この識別管理サーバ2708には、利用者2703に与えられた共通識別情報「aoi」が管理され、この共通識別情報が第一判定サーバ2706と第二判定サーバ2707とで保持される。
第一電子機器2704、第二電子機器2705は、通常は、それぞれ、第一判定サーバ2706、第二判定サーバ2707により認証などの判定を受け、その判定に基づいて、第一サービスサーバ群2701、第二サービスサーバ群2702からサービスの提供を受ける。例えば、インターネットの閲覧や、コンテンツのダウンロード、再生などの各種サービスの提供を受けることができる。利用者はサービスの提供を受けるために、あらかじめ識別管理サーバ2708に共通識別情報の登録を行なう。この後、利用者は第一判定サーバ2706、第二判定サーバ2707に共通識別情報の登録を行なう。
利用者が垂直統合モデルの壁を打ち破ってサービス利用履歴を得るためには、例えば、第一電子機器2704から第一判定サーバ2706へ、第二サービスサーバなどで保持される利用履歴の要求が送信される(1)。このとき、その利用履歴の要求は、第一サービスサーバ群2701を経由して送信されてもよい。次に、第一判定サーバ2706は、その利用要求に基づいて、識別情報(例えば「aoi」)を含む第一利用履歴要求を出力する(2)。第二判定サーバ2707が第一利用履歴要求を受信すると、これに基づいて共通識別情報を含む第二保証要求を識別管理サーバ2708へ向けて出力する(3)。この出力は、識別情報が複数の垂直統合モデル間において一意の存在であることを識別管理サーバ2708により保証するために行なわれる。識別管理サーバ2708は、第二判定サーバ2707が出力する第一保証要求に含まれる共通識別情報の検索を行ない、検索結果に基づいて第二保証を出力する(4)。第二判定サーバ2707は、第二保証付を受信し、その中の保証を確認し、共通識別情報で識別される利用者のサービスの利用履歴を返信する(5)。また、保証の確認の際には、第二保証付に基づき、共通識別情報と第二電子機器2705の識別情報とが関連付けて第二判定サーバ2707に管理されているかどうかの確認が行なわれるようになっていてもよい。
この結果として、利用履歴が第一電子機器2704により受信などされることにより、第一電子機器2704には、図9のような表示が行なわれることになる。
(実施形態6:構成)
図28は、実施形態6に係るシステムの機能ブロック図を例示する。本実施形態に係るシステムは、第一サービスサーバ群2801と、第二サービスサーバ群2802と、第一電子機器2803と、第二電子機器2804と、第一判定サーバ2805と、第二判定サーバ2806と、識別管理サーバ2807とからなり、識別管理サーバ2807は、識別管理部2808を少なくとも有する。
(実施形態6:構成:第一サービスサーバ群)
「第一サービスサーバ群」2801は、第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器2803に行なう。したがって、実施形態1における第一サービスサーバ群301に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態6:構成:第二サービスサーバ群)
「第二サービスサーバ群」2802は、第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器2804に行なう。したがって、実施形態1における第二サービスサーバ群302に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態6:構成:第一電子機器)
「第一電子機器」2803は、利用者が利用し、専ら第一サービスサーバ群2801から第一サービスを受けるための電子機器である。したがって、実施形態1における第一電子機器303に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態6:構成:第二電子機器)
「第二電子機器」2804は、第一電子機器2803を利用する利用者が利用し、専ら第二サービスサーバ群2802から第二サービスを受けるための電子機器である。したがって、実施形態1における第二電子機器304に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態6:構成:第一判定サーバ)
第一判定サーバ2805は、第一電子機器2803が第一サービスサーバ群2801から第一サービスを受けるために、第一電子機器識別情報に基づいて第一判定を行なうサーバである。したがって、実施形態1における第一判定サーバ305に相当し、その説明をほぼ準用できるが、構成に異なる点がある。
第一判定サーバ2805は、第一関連保持部2809と、第一利用履歴要求出力部2810と、利用履歴受信部2811とを有している。
「第一関連保持部」2809は、利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する。したがって、実施形態1における第一関連保持部309に相当し、その説明を準用できる。
「第一利用履歴要求出力部」2810は、保証要求付利用履歴要求を出力する。「第一利用履歴要求」とは、識別管理サーバ2807に対して、第二判定サーバに対して利用履歴を要求することを表わす情報である。したがって、第一利用履歴要求には、利用者の共通識別情報が含まれる。利用者の共通識別情報は、第一電子機器識別情報により、第一関連保持部2809を検索することにより得ることができる。また、本実施形態での第一利用履歴要求は、第一電子機器2803からの要求であり、前記利用者の第二サービスの利用履歴の要求に基づいて出力される。利用履歴とは、利用者が第一電子機器2803または/および第二電子機器2804を用いて、第二判定サーバ2806に第二判定を行なわせ第二サービスサーバ群などによるサービスの提供を受けたことの履歴である。例えば、ある利用者が、図9に例示したように、UUUというコンテンツのダウンロードというサービスの提供を受けたという履歴である。
第一利用履歴要求出力部2810は、通信インターフェースにアクセスし、利用要求を受信しメモリなどに記憶し、また、第一電子機器識別情報をキーなどにして第一関連保持部2809を検索して利用者の共通識別情報を取得し、第一利用履歴要求を生成してメモリなどに記憶して、通信インターフェースにアクセスをして送信するプログラムのモジュールにより実現することができる。
「利用履歴受信部」2811は、第一利用履歴要求出力部2810で出力された保証要求付利用履歴要求に応じて返信される利用履歴を受信する。受信した利用履歴は、例えば、第一電子機器2803へ向けて送信される。したがって、実施形態2における利用履歴受信部1013の説明を準用することができる。
(実施形態6:構成:第二判定サーバの構成)
第二判定サーバ2806は、第二電子機器識別情報に基づいて、第二電子機器2804が第二サービスサーバ群2802から第二サービスを受けることができるかどうかの第二判定を行なう点は実施形態1と同様であり、その説明を準用することができる。ただし、構成に異なる点がある。
第二判定サーバ2806は、第二関連保持部2812と、第一利用履歴要求受信部2813と、第二保証要求出力部2814と、第二保証受信部2815と、利用履歴保持部2816と、利用履歴返信部2817とを有する。
「第二関連保持部」2812は、利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する。第二関連保持部2812には、第一関連保持部2809の説明を準用することができる。
「第一利用履歴要求受信部」2813は、第一判定サーバ2805が出力する第一利用履歴要求を受信する。受信された第一利用履歴要求には、第一電子機器2803の利用者の共通識別情報が含まれるが、一意性の保証が得られていないため、この状態ではまだ要求に応じることはできない。第一利用履歴要求受信部2813は、通信インターフェースにアクセスを行ない、第一利用履歴要求を受信し、メモリなどに記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
「第二保証要求出力部」2814は、第一利用履歴要求に基づいて、共通識別情報を含む第二保証要求を出力する。第二保証要求は、第一利用履歴要求に含まれる共通識別情報で識別される利用者の一意性の保証を識別管理サーバ2807から得るために出力される。このように第二保証要求には、共通識別情報が含まれるが、その他、第一判定サーバ2805を識別するための情報が含まれていてもよい。第二保証要求出力部2814は、メモリなどに記憶された第一利用履歴要求から共通識別情報を抽出し、第二保証要求を生成してメモリなどに記憶し、通信インターフェースにアクセスして送信するプログラムのモジュールにより実現できる。
「第二保証受信部」2815は、第二保証要求出力部2814から出力される第二保証要求に基づいて、識別管理サーバ2807が出力する第二保証を受信する。第二保証は、第一利用履歴要求に含まれる共通識別情報で識別される利用者の一意性を保証する情報である。第二保証は、例えば、識別管理サーバ2807の秘密鍵を用いて署名がされて得られる情報であってもよく、この場合には、第二判定サーバ2806では、識別管理サーバ2807の公開鍵を用いて署名の確認が行なわれる。第二保証受信部2815は、通信インターフェースにアクセスして第二保証を受信し、メモリなどに記憶するプログラムのモジュールにより実現できる。
「利用履歴保持部」2816は、共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を、前記共通識別情報と関連付けて保持する。例えば、共通識別情報を格納する列と、第二サービスの種類や属性などを格納する列からなるテーブルを用いて、利用履歴を保持する。したがって、実施形態1における利用履歴保持部314の説明を準用できる。
「利用履歴返信部」2817は、第二保証受信部2815で受信された第二保証に含まれる共通識別情報と関連付けられて利用履歴保持部2816にて保持される利用履歴の検索の結果を返信する。利用履歴の検索は、例えば、利用履歴返信部2817や第二保証受信部2815などが行なう。共通識別情報を格納する列と、第二サービスの種類や属性などを格納する列からなるテーブルに対して、共通識別情報をキーとして検索を行なうことにより、共通識別情報で識別される利用者が第二サービスサーバ群2802の提供するサービスを受けたことの履歴を検索する。したがって、実施形態2における利用履歴返信部1017の説明を準用できる。
なお、共通識別情報で識別される利用者が一意に存在することが保証されることで、実施形態1で説明したように、第二判定サーバ2806は、第一利用履歴要求が真正なものであると判断でき得る。
(実施形態6:構成:識別管理サーバ)
識別管理サーバ2807は、識別管理部2808と、識別管理部検索部2818と、第二保証出力部2819とを有する。したがって、実施形態1における識別管理サーバ307に相当し、その説明が準用できるが、構成に異なる点(例えば構成要素の名称が異なる点)がある。
「識別管理部」2808は、システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を管理する。したがって、実施形態1における識別管理部308に相当し、その説明を準用できる。
「識別管理部検索部」2818は、第二判定サーバ2806が出力する第二保証要求に基づいて識別管理部2008を検索する。したがって、実施形態1における識別管理部検索部317に相当し、その説明が準用できる。
「第二保証出力部」2819は、識別管理部検索部2818での検索結果に基づいて第二保証を出力する。したがって、実施形態1における保証出力部318に相当し、その説明を準用できる。
(実施形態6:システムでの処理の具体例1)
図29は、実施形態6に係るシステムでの処理の具体例を示す図である。利用者2901に共通識別情報として、Aが与えられたとし、この利用者2901は、ph01という第一電子機器識別情報で識別される第一電子機器2903と、ph02という第二電子機器識別情報で識別される第二電子機器2906とを利用するとする。第一電子機器2903は、第一判定サーバ2902、第一サービスサーバ群2904で構成される第一の垂直統合モデルで使用され、第二電子機器2906は、第二判定サーバ2905、第二サービスサーバ群2907で構成される第二の垂直統合モデルで使用されるとする。
利用者2901には、Aという共通識別情報が与えられているので、識別管理サーバ2908の識別管理部2808では、Aという共通識別情報が管理される。また、第一判定サーバ2902の第一関連保持部2809には、Aとph01とが関連付けて保持される。第二判定サーバ2905の第二関連保持部2812には、Aとph02とが関連付けて保持される。
ここで、利用者2901が、第二電子機器2906を用いて、第二の垂直統合モデル内で、XXXとYYYとにより識別されるサービスの利用を行なったとすると、第二判定サーバ2905の利用履歴保持部2816には、Aに関連づけられたXXXと、同じくAに関連付けられたYYYの利用履歴が保持される。
以上の状況において、利用者2901が、利用履歴の要求を第一判定サーバ2902に向けて送信したとする(1)。すると、第一判定サーバ2902は、第一利用履歴要求出力部2810により、Aという共通識別情報を含む利用履歴要求である第一利用履歴要求を出力する(2)。これに応じて、第二判定サーバ2905は、第一利用履歴要求受信部2813により第一利用履歴要求を受信し、第一利用履歴要求に基づいて、Aの一意性の保証要求である第二保証要求を識別管理サーバ2908へ出力する(3)。識別管理サーバ2908は、第二保証要求を受信すると、それに含まれる共通識別情報を抽出し、識別管理部検索部2818により識別管理部2808を検索し、第二保証出力部2819により、Aの一意性の保証である第二保証を出力する(5)。第二判定サーバ2905は、第二保証を第二保証受信部2815で受信し、Aの一意性の保証を確認し、利用履歴保持部2816に保持されたAの利用履歴を検索し、AによるXXXとYYYとの利用履歴が存在することを確認した後、XXXとYYYと利用履歴を返信する(5)。
この後、利用履歴が第一電子機器2903に転送などされることにより、第一電子機器2903で閲覧などが可能となる。
(実施形態6:システムでの処理の具体例2)
図30は、実施形態6に係るシステムでの処理の別の具体例を示す図である。第一判定サーバ3002と、第一電子機器3003と、第一サービスサーバ群として、AAAホテルのサービス提供サーバ3004とにより第一の垂直統合モデルが構成されている。また、第二判定サーバ3005と、第二電子機器3006と、第二サービスサーバ群として、XXXホテルのサービス提供サーバ3007、YYYホテルのサービス提供サーバ3008とにより第二の垂直統合モデルが構成される。ここに、第一電子機器3003と第二電子機器3006とは、共通識別情報としてAが与えられた利用者3001により利用されるとする。また、第一電子機器3003と、第二電子機器3006は、それぞれ、第一の垂直統合モデルの運営者、第二の垂直統合モデルの運営者により利用者3001に、直接にあるいは間接に貸与や譲渡がされたものであるとする。
ここで、利用者3001は、第二電子機器3006を用いて、第二判定サーバ3005の第二判定を用いて、XXXホテルのサービス提供サーバ3007の利用(XXXホテルの宿泊の予約など)を5回行ない、YYYホテルのサービス提供サーバ3008の利用を8回行なったとする。すると、図13に例示されるように、第二判定サーバ3005の利用履歴保持部2816には、AがXXXホテルを5回利用し、YYYホテルを8回利用したという利用履歴が保持されることになる。
また、AAAホテル、XXXホテル、YYYホテルをそれぞれ運営する者は、一般には、異なる事業者であるが、例えば、提携関係、資本関係などにあり、XXXホテルまたは/およびYYYホテルの利用回数に応じて、AAAホテルの宿泊料などが割引になるなどの優待キャンペーンが行なわれているとする。
以上の状況において、利用者3001が、第一電子機器3003を用いて、AAAホテルのサービス提供サーバ3004を利用して、AAAホテルの予約などを行なう場合、利用者3001は、XXXホテル、YYYホテルを何回か利用したことを思い出して、キャンペーンの利用要求を、第一電子機器3003を用いて、AAAホテルのサービス提供サーバ3004に対して送信する(1)。例えば、図7(A)に例示された第一電子機器1203の画面を通じて、キャンペーンの利用要求を送信する(なお、図7(A)の画面表示において「XXXホテル」が表示される必要はない)。
利用要求を受信したAAAホテルのサービス提供サーバ3004は、AのXXXホテル、YYYホテルその他のホテルなどの利用回数を照会するために、ホテルの利用履歴の要求を第一判定サーバ3002へ送信する(2)。第一判定サーバ3002は、Aのホテルの利用履歴の要求を第二判定サーバ3005へ出力する(3)。第二判定サーバ3005は、要求を受信すると、Aの一意性の保証要求を識別管理サーバ3009に対して要求し(4)、これに対して識別管理サーバ3009は、Aの一意性の保証を行ない、第二判定サーバ3005へ出力する(5)。
これに対して、第二判定サーバ3005は、Aの一意性の保証を検証などした後、利用履歴保持部で保持されているAのホテルの利用履歴を検索し、XXXホテルは5回、YYYホテルは8回という利用履歴を得ると、AAAホテルのサービス提供サーバ3004へ向けて返信する。
その結果、AAAホテルのサービス提供サーバ3004は、第一電子機器3003を利用している利用者3001に適用できるキャンペーンの内容を決定することができ、例えば、図14に例示されるような画面を構成する情報を第一電子機器3003へ返信し、利用者3001は、プルダウンメニューなどの表示により、キャンペーン対象ホテルとして、XXXホテルとYYYホテルがあり、それぞれの利用回数が5回と8回であることなどを知り、XXXホテルとYYYホテルの中から選択を行ない(XXXホテルとYYYホテルとの両方が選択されてもよい)、宿泊などの割引などのためのクーポンを得ることができる。
(実施形態6:主な効果)
本実施形態によれば、複数の電子機器を利用する一の利用者を、電子機器識別情報に依存せず一意に識別可能とし、第二サービスサーバ群の利用履歴を検索することにより、第一電子機器へ利用履歴の中から選択などされたサービスを提供可能などとすることにより、一の電子機器が一つの垂直統合モデルに縛られているという現状を打破し、垂直統合モデルの壁を打ち破ることができる。
以上で開示されたシステムによれば、複数の電子機器を利用する一の利用者を、電子機器識別情報に依存せず一意に識別可能とし、第二サービスサーバ群の利用履歴に基づいて利用者の有する第一電子機器へサービスを提供可能とすることにより、一の電子機器が一つの垂直統合モデルに縛られているという現状を打破し、垂直統合モデルの壁を打ち破ることができるなどの効果を有し、産業上有用である。
背景技術における状況を説明する図 実施形態1の概要を説明するための図 実施形態1に係るシステムの機能ブロック図 実施形態1に係るシステムでの処理の具体例を示す図 実施形態1に係るシステムでの処理の別の具体例を示す図 第二判定サーバの利用履歴保持部で保持される利用履歴の一例図 第一電子機器の画面表示の一例図 実施形態2の概要を説明するための図 第一電子機器の画面などに表示などされる利用履歴の一例図 実施形態1に係るシステムの機能ブロック図 実施形態2に係るシステムでの処理の具体例を示す図 実施形態2に係るシステムでの処理の別の具体例を示す図 第二判定サーバの利用履歴保持部で保持される利用履歴の一例図 第一電子機器の画面表示の一例図 実施形態3の概要を説明するための図 実施形態3に係るシステムの機能ブロック図 実施形態3に係るシステムでの処理の具体例を示す図 実施形態3に係るシステムでの処理の別の具体例を示す図 実施形態4の概要を説明するための図 実施形態4に係るシステムの機能ブロック図 実施形態4に係るシステムでの処理の具体例を示す図 実施形態4に係るシステムでの処理の別の具体例を示す図 実施形態5の概要を説明するための図 実施形態5に係るシステムの機能ブロック図 実施形態5に係るシステムでの処理の具体例を示す図 実施形態5に係るシステムでの処理の別の具体例を示す図 実施形態6の概要を説明するための図 実施形態6に係るシステムの機能ブロック図 実施形態6に係るシステムでの処理の具体例を示す図 実施形態6に係るシステムでの処理の別の具体例を示す図
符号の説明
301 第一サービスサーバ群
302 第二サービスサーバ群
303 第一電子機器
304 第二電子機器
305 第一判定サーバ
306 第二判定サーバ
307 識別管理サーバ
308 識別管理部
309 第一関連保持部
310 第一保証要求出力部
311 第一保証受信部
312 保証付サービス依頼出力部
313 第二関連保持部
314 利用履歴保持部
315 保証付サービス依頼受信部
316 利用履歴取得部
317 識別管理部検索部
318 保証出力部

Claims (25)

  1. 第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器に行なう第一サービスサーバ群と、
    第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器に行なう第二サービスサーバ群と、
    利用者が利用し、第一サービスサーバ群から第一サービスを受ける第一電子機器と、
    前記利用者が利用し、第二サービスサーバ群から第二サービスを受ける第二電子機器と、
    第一サービスサーバ群から第一サービスを受けるために第一電子機器を第一電子機器識別情報に基づいて第一判定する第一判定サーバと、
    第二サービスサーバ群から第二サービスを受けるために第二電子機器を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定する第二判定サーバと、
    システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を識別管理部にて管理する識別管理サーバと、
    からなるシステムであって、
    第一判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する第一関連保持部と、
    第一電子機器からの利用要求であり前記利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求に基づいて、共通識別情報を含む第一保証要求を出力する第一保証要求出力部と、
    前記第一保証要求出力部から出力される第一保証要求に応じて識別管理サーバから返信される第一保証を受信する第一保証受信部と、
    前記第一保証受信部にて受信する第一保証に基づいて共通識別情報を含む保証付サービス依頼を出力する保証付サービス依頼出力部と、
    を有し、
    第二判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する第二関連保持部と、
    共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を前記共通識別情報と関連付けて保持する利用履歴保持部と、
    保証付サービス依頼を受信する保証付サービス依頼受信部と、
    前記保証付サービス依頼受信部で受信された保証付サービス依頼に含まれる共通識別情報と関連付けられて前記利用履歴保持部にて保持される利用履歴を取得する利用履歴取得部と、
    を有し、
    前記識別管理サーバは、
    第一判定サーバが出力する第一保証要求に基づいて識別管理部を検索する識別管理部検索部と、
    識別管理部検索部での検索結果に基づいて第一保証を出力する保証出力部と、を有するシステム。
  2. 第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器に行なう第一サービスサーバ群と、
    第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器に行なう第二サービスサーバ群と、
    利用者が利用し、第一サービスサーバ群から第一サービスを受ける第一電子機器と、
    前記利用者が利用し、第二サービスサーバ群から第二サービスを受ける第二電子機器と、
    第一サービスサーバ群から第一サービスを受けるために第一電子機器を第一電子機器識別情報に基づいて第一判定する第一判定サーバと、
    第二サービスサーバ群から第二サービスを受けるために第二電子機器を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定する第二判定サーバと、
    システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を識別管理部にて管理する識別管理サーバと、
    からなるシステムであって、
    第一判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する第一関連保持部と、
    第一電子機器からの要求であり前記利用者の第二サービスの利用履歴の要求に基づいて、共通識別情報を含む第一保証要求を出力する第一保証要求出力部と、
    前記第一保証要求出力部から出力される第一保証要求に応じて識別管理サーバから返信される第一保証を受信する第一保証受信部と、
    前記第一保証受信部にて受信する第一保証に基づいて共通識別情報を含む利用履歴検索要求を出力する利用履歴検索要求出力部と、
    前記利用履歴検索要求出力部で出力された利用履歴検索要求に応じて返信される利用履歴を受信する利用履歴受信部と、
    を有し、
    第二判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する第二関連保持部と、
    共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を前記共通識別情報と関連付けて保持する利用履歴保持部と、
    利用履歴検索要求を受信する利用履歴検索要求受信部と、
    前記利用履歴検索要求受信部で受信された利用履歴検索要求に含まれる共通識別情報による前記利用履歴保持部で保持される利用履歴の検索の結果を返信する利用履歴返信部と、
    を有し、
    前記識別管理サーバは、
    第一判定サーバが出力する第一保証要求に基づいて識別管理部を検索する識別管理部検索部と、
    識別管理部検索部での検索結果に基づいて第一保証を出力する保証出力部と、を有するシステム。
  3. 第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器に行なう第一サービスサーバ群と、
    第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器に行なう第二サービスサーバ群と、
    利用者が利用し、第一サービスサーバ群から第一サービスを受ける第一電子機器と、
    前記利用者が利用し、第二サービスサーバ群から第二サービスを受ける第二電子機器と、
    第一サービスサーバ群から第一サービスを受けるために第一電子機器を第一電子機器識別情報に基づいて第一判定する第一判定サーバと、
    第二サービスサーバ群から第二サービスを受けるために第二電子機器を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定する第二判定サーバと、
    システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を識別管理部にて管理する識別管理サーバと、
    からなるシステムであって、
    第一判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する第一関連保持部と、
    第一電子機器からの利用要求であり前記利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求に基づいて、第二判定サーバ識別情報及び共通識別情報を含む保証要求付サービス依頼を出力する保証要求付サービス依頼出力部と、を有し、
    第二判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する第二関連保持部と、
    共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を前記共通識別情報と関連付けて保持する利用履歴保持部と、
    識別管理サーバから出力される第二保証付サービス依頼を受信する第二保証付サービス依頼受信部と、
    前記第二保証付サービス依頼受信部で受信された第二保証付サービス依頼に含まれる共通識別情報と関連付けられて前記利用履歴保持部にて保持される利用履歴を取得する利用履歴取得部と、
    を有し、
    前記識別管理サーバは、
    第一判定サーバが出力する保証要求付サービス依頼を受信する保証要求付サービス依頼受信部と、
    保証要求付サービス依頼受信部にて受信された保証要求付サービス依頼に基づいて、共通識別情報をキーとして識別管理部を検索する識別管理部検索部と、
    識別管理部検索部での検索結果に基づいて第二保証付サービス依頼を出力する第二保証付サービス依頼出力部と、を有するシステム。
  4. 第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器に行なう第一サービスサーバ群と、
    第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器に行なう第二サービスサーバ群と、
    利用者が利用し、第一サービスサーバ群から第一サービスを受ける第一電子機器と、
    前記利用者が利用し、第二サービスサーバ群から第二サービスを受ける第二電子機器と、
    第一サービスサーバ群から第一サービスを受けるために第一電子機器を第一電子機器識別情報に基づいて第一判定する第一判定サーバと、
    第二サービスサーバ群から第二サービスを受けるために第二電子機器を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定する第二判定サーバと、
    システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を識別管理部にて管理する識別管理サーバと、
    からなるシステムであって、
    第一判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する第一関連保持部と、
    第一電子機器からの要求であり前記利用者の第二サービスの利用履歴の要求に基づいて、第二判定サーバ識別情報及び共通識別情報を含む保証要求付利用履歴要求を出力する保証要求付利用履歴要求出力部と、
    前記保証要求付利用履歴要求出力部で出力された保証要求付利用履歴要求に応じて返信される利用履歴を受信する利用履歴受信部と、
    を有し、
    第二判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する第二関連保持部と、
    共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を前記共通識別情報と関連付けて保持する利用履歴保持部と、
    識別管理サーバから出力される第二保証付利用履歴要求を受信する第二保証付利用履歴要求受信部と、
    前記第二保証付利用履歴要求受信部で受信された第二保証付利用履歴要求に含まれる共通識別情報による前記利用履歴保持部で保持される利用履歴の検索の結果を返信する利用履歴返信部と、
    を有し、
    前記識別管理サーバは、
    第一判定サーバが出力する保証要求付利用履歴要求を受信する保証要求付利用履歴要求受信部と、
    保証要求付利用履歴要求受信部にて受信された保証要求付利用履歴要求に基づいて、共通識別情報をキーとして識別管理部を検索する識別管理部検索部と、
    識別管理部検索部での検索結果に基づいて第二保証付利用履歴要求を出力する第二保証付利用履歴要求出力部と、を有するシステム。
  5. 第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器に行なう第一サービスサーバ群と、
    第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器に行なう第二サービスサーバ群と、
    利用者が利用し、第一サービスサーバ群から第一サービスを受ける第一電子機器と、
    前記利用者が利用し、第二サービスサーバ群から第二サービスを受ける第二電子機器と、
    第一サービスサーバ群から第一サービスを受けるために第一電子機器を第一電子機器識別情報に基づいて第一判定する第一判定サーバと、
    第二サービスサーバ群から第二サービスを受けるために第二電子機器を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定する第二判定サーバと、
    システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を識別管理部にて管理する識別管理サーバと、
    からなるシステムであって、
    第一判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する第一関連保持部と、
    第一電子機器からの利用要求であり前記利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求に基づいて、共通識別情報を含む第一サービス依頼を出力する第一サービス依頼出力部と、を有し、
    第二判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する第二関連保持部と、
    第一判定サーバが出力する第一サービス依頼を受信するサービス依頼受信部と、
    サービス依頼受信部にて受信した第一サービス依頼に基づいて共通識別情報を含む第二保証要求を出力する第二保証要求出力部と、
    前記第二保証要求出力部から出力される第二保証要求に基づいて識別管理サーバが出力する第二保証を受信する第二保証受信部と、
    共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を前記共通識別情報と関連付けて保持する利用履歴保持部と、
    前記第二保証受信部で受信された第二保証に含まれる共通識別情報と関連付けられて前記利用履歴保持部にて保持される利用履歴を取得する利用履歴取得部と、
    を有し、
    前記識別管理サーバは、
    第二判定サーバが出力する第二保証要求に基づいて識別管理部を検索する識別管理部検索部と、
    識別管理部検索部での検索結果に基づいて第二保証を出力する保証出力部と、を有するシステム。
  6. 第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器に行なう第一サービスサーバ群と、
    第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器に行なう第二サービスサーバ群と、
    利用者が利用し、第一サービスサーバ群から第一サービスを受ける第一電子機器と、
    前記利用者が利用し、第二サービスサーバ群から第二サービスを受ける第二電子機器と、
    第一サービスサーバ群から第一サービスを受けるために第一電子機器を第一電子機器識別情報に基づいて第一判定する第一判定サーバと、
    第二サービスサーバ群から第二サービスを受けるために第二電子機器を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定する第二判定サーバと、
    システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を識別管理部にて管理する識別管理サーバと、
    からなるシステムであって、
    第一判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する第一関連保持部と、
    第一電子機器からの要求であり前記利用者の第二サービスの利用履歴の要求に基づいて、共通識別情報を含む第一利用履歴要求を出力する第一利用履歴要求出力部と、
    前記利用履歴要求出力部で出力された第一利用履歴要求に応じて返信される利用履歴を受信する利用履歴受信部と、
    を有し、
    第二判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する第二関連保持部と、
    第一判定サーバが出力する第一利用履歴要求を受信する第一利用履歴要求受信部と、
    第一利用履歴要求受信部にて受信した第一利用履歴要求に基づいて共通識別情報を含む第二保証要求を出力する第二保証要求出力部と、
    前記第二保証要求出力部から出力される第二保証要求に基づいて識別管理サーバが出力する第二保証を受信する第二保証受信部と、
    共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を前記共通識別情報と関連付けて保持する利用履歴保持部と、
    前記第二保証受信部で受信された第二保証に含まれる共通識別情報と関連付けられて前記利用履歴保持部にて保持される利用履歴の検索の結果を返信する利用履歴返信部と、
    を有し、
    前記識別管理サーバは、
    第二判定サーバが出力する第二保証要求に基づいて識別管理部を検索する識別管理部検索部と、
    識別管理部検索部での検索結果に基づいて第二保証を出力する保証出力部と、を有するシステム。
  7. 請求項1に記載の第一判定サーバ。
  8. 請求項1に記載の第二判定サーバ。
  9. 請求項2に記載の第一判定サーバ。
  10. 請求項2に記載の第二判定サーバ。
  11. 請求項3に記載の第一判定サーバ。
  12. 請求項3に記載の第二判定サーバ。
  13. 請求項4に記載の第一判定サーバ。
  14. 請求項4に記載の第二判定サーバ。
  15. 請求項4に記載の識別管理サーバ。
  16. 請求項5に記載の第一判定サーバ。
  17. 請求項5に記載の第二判定サーバ。
  18. 請求項6に記載の第一判定サーバ。
  19. 請求項6に記載の第二判定サーバ。
  20. 第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器に行なう第一サービスサーバ群と、
    第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器に行なう第二サービスサーバ群と、
    利用者が利用し、第一サービスサーバ群から第一サービスを受ける第一電子機器と、
    前記利用者が利用し、第二サービスサーバ群から第二サービスを受ける第二電子機器と、
    第一サービスサーバ群から第一サービスを受けるために第一電子機器を第一電子機器識別情報に基づいて第一判定する第一判定サーバと、
    第二サービスサーバ群から第二サービスを受けるために第二電子機器を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定する第二判定サーバと、
    システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を識別管理部にて管理する識別管理サーバと、
    からなるシステムの動作方法であって、
    第一判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する第一関連保持部を有し、
    第一電子機器からの利用要求であり前記利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求に基づいて、共通識別情報を含む第一保証要求を出力する第一保証要求出力ステップと、
    前記第一保証要求出力ステップにより出力される第一保証要求に応じて識別管理サーバから返信される第一保証を受信する第一保証受信ステップと、
    前記第一保証受信ステップにより受信する第一保証に基づいて共通識別情報を含む保証付サービス依頼を出力する保証付サービス依頼出力ステップと、
    を実行し、
    第二判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する第二関連保持部と、
    共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を前記共通識別情報と関連付けて保持する利用履歴保持部と、
    を有し、
    保証付サービス依頼を受信する保証付サービス依頼受信ステップと、
    前記保証付サービス依頼受信ステップにて受信された保証付サービス依頼に含まれる共通識別情報と関連付けられて前記利用履歴保持部にて保持される利用履歴を取得する利用履歴取得ステップ、
    を実行し、
    前記識別管理サーバは、
    第一判定サーバが出力する第一保証要求に基づいて識別管理部を検索する識別管理部検索ステップと、
    識別管理部検索ステップでの検索結果に基づいて第一保証を出力する保証出力ステップと、
    を実行するシステムの動作方法。
  21. 第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器に行なう第一サービスサーバ群と、
    第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器に行なう第二サービスサーバ群と、
    利用者が利用し、第一サービスサーバ群から第一サービスを受ける第一電子機器と、
    前記利用者が利用し、第二サービスサーバ群から第二サービスを受ける第二電子機器と、
    第一サービスサーバ群から第一サービスを受けるために第一電子機器を第一電子機器識別情報に基づいて第一判定する第一判定サーバと、
    第二サービスサーバ群から第二サービスを受けるために第二電子機器を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定する第二判定サーバと、
    システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を識別管理部にて管理する識別管理サーバと、
    からなるシステムの動作方法であって、
    第一判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する第一関連保持部を有し、
    第一電子機器からの要求であり前記利用者の第二サービスの利用履歴の要求に基づいて、共通識別情報を含む第一保証要求を出力する第一保証要求出力ステップと、
    前記第一保証要求出力ステップにて出力される第一保証要求に応じて識別管理サーバから返信される第一保証を受信する第一保証受信ステップと、
    前記第一保証受信ステップにて受信する第一保証に基づいて共通識別情報を含む利用履歴検索要求を出力する利用履歴検索要求出力ステップと、
    前記利用履歴検索要求出力ステップで出力された利用履歴検索要求に応じて返信される利用履歴を受信する利用履歴受信ステップと、
    を実行し、
    第二判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する第二関連保持部と、
    共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を前記共通識別情報と関連付けて保持する利用履歴保持部と、
    を有し、
    利用履歴検索要求を受信する利用履歴検索要求受信ステップと、
    前記利用履歴検索要求受信ステップで受信された利用履歴検索要求に含まれる共通識別情報による前記利用履歴保持部で保持される利用履歴の検索の結果を返信する利用履歴返信ステップと、
    を実行し、
    前記識別管理サーバは、
    第一判定サーバが出力する第一保証要求に基づいて識別管理部を検索する識別管理部検索ステップと、
    識別管理部検索ステップでの検索結果に基づいて第一保証を出力する保証出力ステップと、
    を実行するシステムの動作方法。
  22. 第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器に行なう第一サービスサーバ群と、
    第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器に行なう第二サービスサーバ群と、
    利用者が利用し、第一サービスサーバ群から第一サービスを受ける第一電子機器と、
    前記利用者が利用し、第二サービスサーバ群から第二サービスを受ける第二電子機器と、
    第一サービスサーバ群から第一サービスを受けるために第一電子機器を第一電子機器識別情報に基づいて第一判定する第一判定サーバと、
    第二サービスサーバ群から第二サービスを受けるために第二電子機器を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定する第二判定サーバと、
    システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を識別管理部にて管理する識別管理サーバと、
    からなるシステムの動作方法であって、
    第一判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する第一関連保持部を有し、
    第一電子機器からの利用要求であり前記利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求に基づいて、第二判定サーバ識別情報及び共通識別情報を含む保証要求付サービス依頼を出力する保証要求付サービス依頼出力ステップ、を実行し、
    第二判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する第二関連保持部と、
    共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を前記共通識別情報と関連付けて保持する利用履歴保持部と、
    を有し、
    識別管理サーバから出力される第二保証付サービス依頼を受信する第二保証付サービス依頼受信ステップと、
    前記第二保証付サービス依頼受信ステップで受信された第二保証付サービス依頼に含まれる共通識別情報と関連付けられて前記利用履歴保持部にて保持される利用履歴を取得する利用履歴取得ステップと、
    を実行し、
    前記識別管理サーバは、
    第一判定サーバが出力する保証要求付サービス依頼を受信する保証要求付サービス依頼受信ステップと、
    保証要求付サービス依頼受信ステップにて受信された保証要求付サービス依頼に基づいて、共通識別情報をキーとして識別管理部を検索する識別管理部検索ステップと、
    識別管理部検索ステップでの検索結果に基づいて第二保証付サービス依頼を出力する第二保証付サービス依頼出力ステップと、を実行するシステムの動作方法。
  23. 第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器に行なう第一サービスサーバ群と、
    第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器に行なう第二サービスサーバ群と、
    利用者が利用し、第一サービスサーバ群から第一サービスを受ける第一電子機器と、
    前記利用者が利用し、第二サービスサーバ群から第二サービスを受ける第二電子機器と、
    第一サービスサーバ群から第一サービスを受けるために第一電子機器を第一電子機器識別情報に基づいて第一判定する第一判定サーバと、
    第二サービスサーバ群から第二サービスを受けるために第二電子機器を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定する第二判定サーバと、
    システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を識別管理部にて管理する識別管理サーバと、
    からなるシステムの動作方法であって、
    第一判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する第一関連保持部を有し、
    第一電子機器からの要求であり前記利用者の第二サービスの利用履歴の要求に基づいて、第二判定サーバ識別情報及び共通識別情報を含む保証要求付利用履歴要求を出力する保証要求付利用履歴要求出力ステップと、
    前記保証要求付利用履歴要求出力ステップで出力された保証要求付利用履歴要求に応じて返信される利用履歴を受信する利用履歴受信ステップと、
    を有し、
    第二判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する第二関連保持部と、
    共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を前記共通識別情報と関連付けて保持する利用履歴保持部と、
    を有し、
    識別管理サーバから出力される第二保証付利用履歴要求を受信する第二保証付利用履歴要求受信ステップと、
    前記第二保証付利用履歴要求受信ステップで受信された第二保証付利用履歴要求に含まれる共通識別情報による前記利用履歴保持部で保持される利用履歴の検索の結果を返信する利用履歴返信ステップと、
    を実行し、
    前記識別管理サーバは、
    第一判定サーバが出力する保証要求付利用履歴要求を受信する保証要求付利用履歴要求受信ステップと、
    保証要求付利用履歴要求受信ステップにて受信された保証要求付利用履歴要求に基づいて、共通識別情報をキーとして識別管理部を検索する識別管理部検索ステップと、
    識別管理部検索部での検索結果に基づいて第二保証付利用履歴要求を出力する第二保証付利用履歴要求出力ステップと、を実行するシステムの動作方法。
  24. 第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器に行なう第一サービスサーバ群と、
    第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器に行なう第二サービスサーバ群と、
    利用者が利用し、第一サービスサーバ群から第一サービスを受ける第一電子機器と、
    前記利用者が利用し、第二サービスサーバ群から第二サービスを受ける第二電子機器と、
    第一サービスサーバ群から第一サービスを受けるために第一電子機器を第一電子機器識別情報に基づいて第一判定する第一判定サーバと、
    第二サービスサーバ群から第二サービスを受けるために第二電子機器を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定する第二判定サーバと、
    システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を識別管理部にて管理する識別管理サーバと、
    からなるシステムの動作方法であって、
    第一判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する第一関連保持部を有し、
    第一電子機器からの利用要求であり前記利用者の第二サービスの利用履歴により権原が与えられるべき利用要求に基づいて、共通識別情報を含む第一サービス依頼を出力する第一サービス依頼出力ステップを実行し、
    第二判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する第二関連保持部を有し、
    第一判定サーバが出力する第一サービス依頼を受信するサービス依頼受信ステップと、
    サービス依頼受信ステップにて受信した第一サービス依頼に基づいて共通識別情報を含む第二保証要求を出力する第二保証要求出力ステップと、
    前記第二保証要求出力ステップにて出力される第二保証要求に基づいて識別管理サーバが出力する第二保証を受信する第二保証受信ステップと、
    共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を前記共通識別情報と関連付けて保持する利用履歴保持ステップと、
    前記第二保証受信ステップで受信された第二保証に含まれる共通識別情報と関連付けられて前記利用履歴保持部にて保持される利用履歴を取得する利用履歴取得ステップと、
    を実行し、
    前記識別管理サーバは、
    第二判定サーバが出力する第二保証要求に基づいて識別管理部を検索する識別管理部検索ステップと、
    識別管理部検索ステップでの検索結果に基づいて第二保証を出力する保証出力ステップと、
    を実行するシステムの動作方法。
  25. 第一判定に基づいて第一サービスを第一電子機器に行なう第一サービスサーバ群と、
    第二判定に基づいて第二サービスを第二電子機器に行なう第二サービスサーバ群と、
    利用者が利用し、第一サービスサーバ群から第一サービスを受ける第一電子機器と、
    前記利用者が利用し、第二サービスサーバ群から第二サービスを受ける第二電子機器と、
    第一サービスサーバ群から第一サービスを受けるために第一電子機器を第一電子機器識別情報に基づいて第一判定する第一判定サーバと、
    第二サービスサーバ群から第二サービスを受けるために第二電子機器を第二電子機器識別情報に基づいて第二判定する第二判定サーバと、
    システム内で利用者を一意に識別する共通識別情報を識別管理部にて管理する識別管理サーバと、
    からなるシステムの動作方法であって、
    第一判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第一電子機器識別情報とを関連付けて保持する第一関連保持部を有し、
    第一電子機器からの要求であり前記利用者の第二サービスの利用履歴の要求に基づいて、共通識別情報を含む第一利用履歴要求を出力する第一利用履歴要求出力ステップと、
    前記利用履歴要求出力ステップで出力された第一利用履歴要求に応じて返信される利用履歴を受信する利用履歴受信ステップと、
    を実行し、
    第二判定サーバは、
    利用者の共通識別情報と、第二電子機器識別情報とを関連付けて保持する第二関連保持部を有し、
    第一判定サーバが出力する第一利用履歴要求を受信する第一利用履歴要求受信ステップと、
    第一利用履歴要求受信ステップにて受信した第一利用履歴要求に基づいて共通識別情報を含む第二保証要求を出力する第二保証要求出力ステップと、
    前記第二保証要求出力ステップにより出力される第二保証要求に基づいて識別管理サーバが出力する第二保証を受信する第二保証受信ステップと、
    共通識別情報で識別される利用者に提供した第二サービスの利用履歴を前記共通識別情報と関連付けて保持する利用履歴保持ステップと、
    前記第二保証受信ステップで受信された第二保証に含まれる共通識別情報と関連付けられて前記利用履歴保持部にて保持される利用履歴の検索の結果を返信する利用履歴返信ステップと、
    を実行し、
    前記識別管理サーバは、
    第二判定サーバが出力する第二保証要求に基づいて識別管理部を検索する識別管理部検索ステップと、
    識別管理部検索ステップでの検索結果に基づいて第二保証を出力する保証出力ステップと、
    を実行するシステムの動作方法。
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