WO2001078366A1

WO2001078366A1 - Adaptateur et procede de connexion de circuits

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Publication number: WO2001078366A1
Application number: PCT/JP2001/002881
Authority: WO
Inventors: Hiroaki Ishikawa
Original assignee: Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha
Priority date: 2000-04-05
Filing date: 2001-04-03
Publication date: 2001-10-18
Also published as: JP2001292244A; CN1366761A; JP4169900B2; KR20020012252A; NO20015921D0; NO20015921L; EP1185070A1

Description

明細書ァダプタ及ぴ回線接続方法技術分野

I P (インターネットプロトコル）ネットワーク経由で FAX送受信中には一般公衆回線経由での一般電話端末への発着信を可能とし、同様に、 I Pネットワーク経由で通話中には一般公衆回線経由で FAX送受信を可能とするような自動切替え機能を有することを特徴とした、ィンターネット F A X /電話ァダプタ装置に関するものである。背景技術

図 1 6は、インターネット FAX/電話アダプタの一例を示す。図 1 6は、従来のアダプタ 20 pを示すシステムの全体構成図の一例である図 1 6において、 1は C PU、 2はオペレーティング 'システム、プログラム等を格納するメモリ、メモリ 2に登録されている電話番号は、 LAN (L o c a l Ar e a N e t wo r k) 経由で通話可能な電話番号である。 3はインターネットプロトコルネットワーク（以下、「 I Pネットワーク」という）とアダプタ 20 pを接続する I Pネットヮーク I /F ( I n t e r F a c e) , 5 は一般電話端末または一般 FAX端末とアダプタ 20 pを接続する電話ノ FAX端末 I ZF、 4は —般公衆回線とアダプタ 20 pを接続する公衆回線 I /Fである。

7は、 I Pネットワーク I /F 3をとおして、 I Pネットワークとのデータ入出力制御を行なう LANコントローラ、 8は、電話端末 I ZF 4に接続された電話端末への給電、 R I NG発生、電話端末の発呼及び着信応答の監視等を行なうアナログ I /F、 1 0は、アナログ I /F 8 からのアナ口グ音声信号をデジタル変換する A/ D変換器と、デジタルデータをアナログ I /F 8へ送出するために、アナログ変換する D/A 変換器を備えるコーデック、 1 2は、コーデック 1 0を通して入出力される音声信号デジタルデータの変調、復調等の信号処理を行なう D S P 、 1 3 pは、電話/ /FAX端末 I / F 5 pをアナログ I / F 8と接続する力、、公衆回線 I 4と接続するかを切替えるセレクタである。次に、動作について説明する。

セレクタ 1 3 ρは、通常、待ち受け時には、電話/ FAX端末 I /F 5 pと公衆回線 I ZF 4が接続されている。電話端末 I /F 4に接続された電話端末から、発信を行ない通話をする場合、まず、発呼された電話端末からの電話番号と、予めメモリ 2に登録された電話番号とを比較する。

比較の結果、今回発信に使用された電話番号がメモリ 2に登録された電話番号と一致しなかった場合、セレクタ 1 3 pにより電話端末は公衆回線に接続されているので、公衆回線を通して発信、呼び出しが行われ、公衆回線経由での通話が可能となる。

次に、発呼された電話番号が LAN経由で通話可能な番号であった場合、つまり、メモリ 2に登録された電話番号と一致した場合は、まず、セレクタ 1 3 pを電話端末 I /F 4とアナログ I ZF 8との接続状態に切替える。

その後、 I Pネットワークに接続された I Pネットワーク経由での通話を可能とするために、 LANコントローラ 7を制御し、通信を確立する。

メモリ 2内には、電話番号に対応する I Pアドレスが登録されており

、相手先 I Pァドレスに存在するもう一台のアダプタ 20 ϋとの間で通信が確立される。

この後、アダプタ 2 0 pから相手方アダプタに対して発呼要求が出される。、

発呼要求を受けた相手方アダプタでは、その相手方アダプタの電話端末 I / F 4に接続された電話端末が未通話状態であることをオンフック状態であることにより確認し、アナログ I / F 8を制御して、電話端末に対して R I N Gを発信し、電話端末を呼び出す。

相手方電話端末の受話器が取られたことを、オフフック信号を受信することで検出した相手方アダプタは、本アダプタに対し通話可能であることを通知し、通話可能状態が確立される。

以後、アダプタ 2 0 pに接続された電話端末からの音声信号は、アナログ I Z F 8で 2線 / 4線変換を受け、コーデック 1 0でデジタル化され、 D S P 1 2により圧縮等の信号処理を受け、 L A Nコントローラ 7 から I Pネットワークを通して、相手方アダプタに送られる。

相手方アダプタでは、上記の処理と逆の流れにより、デジタルデータからアナログ音声に復調され、電話端末より音声が発生される。

また、音声の送信と受信は順次処理され、双方向通話を可能とする。以上、電話端末による音声通話について説明したが、 F A X送受信についても、同様の手順にて、公衆回線または I Pネットワーク経由で F A X送受信が行われる。

従来の機器は以上のように構成されているため、 I Pネットワーク経由で通話または F A X送受信中は公衆回線が未使用であるにもかかわらず、また、公衆回線経由で通話または F A X送受信中には I Pネットヮークが未使用であるにもかかわらず、同時に使用することができないという問題が発生し、通信回線を有効に使用することができなかった。従来の機器を使用して、この問題を解決しょうとすると、例えば、機器に電話端末と I Pネットワークのみ接続し、公衆回線に FAXをつなぐことで解決できるが、この接続では公衆回線による通話と、 I Pネットワーク経由での FAX送受信ができなくなる、または、人手によって接続をつなぎ変えなければならないなどの新たな問題が発生し、ユーザに不便をかけてしまう。

さらに、上記の問題をも従来の機器で解決しょうとすると、 2台の機器を用意して、 1台に電話端末を、 1台に FAXを接続し、 I Pネットワークと公衆回線をそれぞれに同時に接続することで解決できるが、 2 台のアダプタを使用することとなり、コストの増大を招くという問題が発生する。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、一般電話端末及び一般 FAX端末を 1系統づっ接続可能で、それぞれの音声通話、あるいは、 FAX送受信を、公衆回線経由または I Pネットワーク経由で実現可能なことに加え、電話端末により I Pネットワーク経由で通話中に、同時に、公衆回線経由により FAX送受信を可能とし、あるいは、 FAX端末により I Pネットワーク経由で FAX送受信の実行中に、同時に、公衆回線経由で音声通話を可能とすることのできるインターネット FAX/電話アダプタを得ることを目的としている。発明の開示

この発明に係るアダプタは、音声情報を送受信する電話端末と画像情報を送受信するファックス端末とに接続されたアダプタであって、電話番号によって通信を行う第一の通信回線と接続する第一の通信回線インタフェースと、

通信網上のァドレスを示す識別子によって通信先を識別する第二の通信回線と接続する第二の通信回線ィンタフェースと、電話端末と接続する電話端末インタフースと、

ファックス端末と接続するファックス端末ィンタフェースと、第一の通信回線インタフェースと第二の通信回線ィンタフェースとのいずれか一方と、電話端末ィンタフエースとファックス端末ィンタフエースとのいずれか一方とを接続するセレクタと、

上記セレクタを制御する制御部と

を備えたことを特徴とする。上記アダプタは、電話端末とファックス端末とのいずれか一方より送信先を特定する電話番号を入力され、

上記制御部は、入力された電話番号に基づいて、第一の通信回線インタフエースと第二の通信回線ィンタフェースのいずれか一方を通信要求回線インタフェースとして選択し、

上記セレクタは、電話端末から電話番号が入力された場合は、電話端末インタフェースを通信要求端末インタフェースとして選択し、フアツタス端末から電話番号が入力された場合は、ファックス端末ィンタフエースを通信要求端末インタフェースとして選択し、選択された通信要求端末インタフェースと、上記制御部により選択された通信要求回線インタフエースとを接続することを特徴とする。上記アダプタは、さらに、電話番号と上記電話番号に対応する識別子とを含む電話番号情報を記憶するメモリを備え、

上記制御部は、入力された電話番号を用いて上記メモリに記憶された電話番号情報を検索し、入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出した場合は、第二の通信回線ィンタフェースを通信要求回線インタフェースとして選択し、入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出しない場合は、第一の通信回線ィンタフエースを通信要求回線ィンタフェースとして選択することを特徴とする。上記アダプタは、電話端末とファックス端末とのいずれか一方との通信を要求する通信要求信号を、上記第一の通信回線ィンタフェースと上記第二の通信回線ィンタフェースとのいずれか一方を介して受信し、上記通信要求信号を受信した上記第一の通信回線ィンタフェースと上記第二の通信回線ィンタフェースとのいずれか一方を通信要求回線インタフエースとし、

上記通信要求回線ィンタフェースは、受信された通信要求信号に基づいて電話端末ィンタフエースとファックス端末ィンタフェースとのいずれか一方を通信要求端末ィンタフェースとして選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末インタフェースと、上記通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする。上記第二の通信回線ィンタフェースは、

上記セレクタが第一の通信回線ィンタフェースと電話端末ィンタフエ一スとを接続中に、電話端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求信号の発信元へ電話端末が通信中であることを返信し上記セレクタが第一の通信回線ィンタフェースと電話端末ィンタフエースとを接続中に、フアツクス端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求端末ィンタフェースとして第二の通信回線ィンタフエースを選択し、通信要求回線ィンタフェースとしてファックス端末ィンタフユースを選択し、上記セレクタは、選択された通信要求端末ィンタフェースと選択された通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする。上記第二の通信回線インタフェースは、

上記セレクタが第一の通信回線インタフェースとファックス端末インタフエースとを接続中に、フアツタス端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求信号の発信元へファッタス端末が通信中であることを返信し、

上記セレクタが第一の通信回線ィンタフエースとフアツタス端末ィンタフースとを接続中に、電話端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求端末インタフェースとして第二の通信回線インタフエースを選択し、通信要求回線インタフェースとして電話端末インタフエースを選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末インタフェースと選択された通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする。上記第一の通信回線ィンタフェースは、

上記セレクタが第二の通信回線ィンタフェースと電話端末ィンタフエ一スとを接続中に、電話端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求信号の発信元へ電話端末が通信中であることを返信し上記セレクタが第二の通信回線ィンタフェースと電話端末ィンタフエースとを接続中に、ファックス端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求端末インタフェースとして第一の通信回線インタフエースを選択し、通信要求回線インタフェースとしてファックス端末ィンタフェースを選択し、上記セレクタは、選択された通信要求端末ィンタフェースと選択された通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする。上記第一の通信回線ィンタフェースは、

上記セレクタが第二の通信回線ィンタフェースとファックス端末ィンタフエースとを接続中に、ファックス端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求信号の発信元へファックス端末が通信中であることを返信し、

上記セレクタが第二の通信回線ィンタフェースとファックス端末ィンタフユースとを接続中に、電話端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求端末インタフェースとして第一の通信回線インタフエースを選択し、通信要求回線インタフェースとして電話端末インタフエースを選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末インタフェースと選択された通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする。上記アダプタは、さらに、電話番号と上記電話番号に対応する識別子とを含む電話番号情報を記憶するメモリを備えたことを特徴とする。上記制御部は、上記セレクタが第一の通信回線ィンタフェースと電話端末インタフェースとを接続中に、ファックス端末からファックス端末ィンタフェースへ電話番号が入力された場合、入力された電話番号を用いて上記メモリに記憶された電話番号情報を検索し、入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出しない場合は、電話端末が通信中であることをファックス端末ィンタフエースへ通知し、入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出した場合は、通信要求回線インタフヱースとして第二の通信回線インタフェースを選択し、通信要求端末インタフェースとしてファックス端末インタフエースを選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末インタフェースと選択された通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする。上記制御部は、上記セレクタが第一の通信回線ィンタフェースとファックス端末ィンタフェースとを接続中に、電話端末から電話端末ィンタフェースへ電話番号が入力された場合、入力された電話番号を用いて上記メモリに記憶された電話番号情報を検索し、入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出しない場合は、ファックス端末が通信中であることを電話端末ィンタフェースへ通知し、入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出した場合は、通信要求回線ィンタフェースとして第二の通信回線ィンタフェースを選択し、通信要求端末インタフェースとしてファックス端末インタフェースを選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末ィンタフヱースと選択された通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする。上記制御部は、上記セレクタが第二の通信回線ィンタフエースと電話端末インタフェースとを接続中に、ファックス端末からファックス端末インタフェースへ電話番号が入力された場合、通信要求回線ィンタフエースとして第一の通信回線インタフェースを選択し、通信要求端末インタフエースとしてファックス端末ィンタフェースを選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末ィンタフェースと選択された通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする。上記制御部は、上記セレクタが第二の通信回線インタフェースとファックス端末ィンタフェースとを接続中に、電話端末から電話端末ィンタフェースへ電話番号が入力された場合、通信要求回線ィンタフェースとして第一の通信回線インタフェースを選択し、通信要求端末インタフエースとして電話端末インタフェースを選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末ィンタフェースと選択された通信要求回線ィンタフユースとを接続することを特徴とする。上記第一の通信回線インタフェースは、第一の通信回線として公衆回線と接続し、

上記第二の通信回線インタフェースは、第二の通信回線としてィンターネットプロトコルネットワークと接続すること特徴とする。この発明に係る回線接続方法は、音声情報を送受信する電話端末と、画像情報を送受信するファックス端末とのいずれか一方と、電話番号によって通信を行う第一の通信回線と、通信網上のァドレスを示す識別子によって通信先を識別する第二の通信回線とのいずれか一方を接続する回線接続方法において、

第一の通信回線と第二の通信回線とのいずれか一方と、電話端末とフアッタス端末とのいずれか一方とを接続することを特徴とする。上記回線接続方法は、

電話端末とファックス端末とのいずれか一方から送信先を特定する電話番号を入力し、

入力された電話番号に基づいて、第一の通信回線と第二の通信回線のいずれか一方を通信要求回線として選択し、

電話端末から電話番号が入力された場合は、電話端末と上記通信要求回線とを接続し、

ファックス端末から電話番号が入力された場合は、ファックス端末と上記通信要求回線とを接続することを特徴とする。上記回線接続方法は、

予め、電話番号と上記電話番号に対応する識別子とを含む電話番号情報を記憶し、

上記入力された電話番号を用いて、記憶された電話番号情報を検索し入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出した場合は、第二の通信回線を通信要求回線として選択し、

入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出しない場合は、第一の通信回線を通信要求回線として選択することを特徴とする。上記通信回線方法は、

電話端末とファックス端末とのいずれか一方との通信を要求する通信要求信号を、上記第一の通信回線と上記第二の通信回線とのいずれか一方を介して受信し、

上記通信要求信号を受信した上記第一の通信回線と上記第二の通信回線とのいずれか一方を通信要求回線とし、

受信された通信要求信号に基づいて電話端末とファックス端末とのいずれか一方を通信要求端末として選択し、

選択された通信要求端末と、上記通信要求回線とを接続することを特徴とする。図面の簡単な説明

図 1は、この実施の形態のアダプタの構成の一例を表わす図。

図 2は、この実施の形態のアダプタに接続された電話端末によって発信する場合の一例を表わすフローチャート図。

図 3は、公衆回線を介して電話端末で通話中に FAX送信要求を受信した場合の一例を表わすフローチヤ一ト図。

図 4は、公衆回線を介して電話端末で通話中に F A X送受信する場合のセレクタの接続状態を表わす図。

図 5は、 I Pネットワークを介して電話端末で通話中に FAX送信要求を受信した場合の一例を表わすフローチャート図。

図 6は、 I Pネットワークを介して電話端末で通話中に FAX送受信する場合のセレクタの接続状態を表わす図。

図 7は、公衆回線を介して電話端末で通話中に FAX送信する場合の一例を表わすフローチヤ一ト図。

図 8は、 I Pネットワークを介して電話端末で通話中に FAX送信する場合の一例を表わすフローチヤ一ト図。

図 9は、この実施の形態のアダプタに接続された FAX端末によって発信する場合の例を表わすフローチャート図。

図 1 0は、公衆回線を介して FAX端末で通信中に音声通話要求を受信した場合の一例を表わすフローチャート図。

図 1 1は、公衆回線を介して FAX端末で通信中に音声通話する場合のセレクタの接続状態を表わす図。

図 1 2は、 I Pネットワークを介して FAX端末で通信中に音声通話要求を受信した場合の一例を表わすフローチヤ一ト図。図 1 3は、 I Pネットワークを介して FAX端末で通信中に音声通話要求を受信する場合のセレクタの接続状態を表わす図。

図 1 4は、公衆回線を介して FAX端末で通信中に音声通話する場合の一例を表わすフローチヤ一ト図。

図 1 5は、 I Pネットワークを介して FAX端末で通信中に音声通話する場合の一例を表わすフローチヤ一ト図。

図 1 6は、従来のアダプタの構成の一例を表わす図。発明を実施するための最良の形態

実施の形態 1.

図 1に、この発明のアダプタ 20の構成の一例を示す。

1は、制御部（C PU) である。

2は、オペレーティング ' システム、プログラム等を格納するメモリである。

3は、 I Pネットワークとアダプタ 20を接続する I Pネットワーク

I/F (第二の通信回線インタフェース）である。

4は、一般公衆回線とアダプタ 20を接続する公衆回線 I ZF (第一の通信回線インタフェース）である。

5は、一般電話端末とアダプタ 20を接続する電話端末インタフエ一ス（電話端末 I /F) である。

6は、一般ファックス（FAX) 端末とアダプタ 20を接続するファックス端末インタフユース（ファックス端末 I /F、 FAX端末 I /F とも記す）である。

7は、 I Pネットワーク I /F 3を通して、 I Pネットワークとのデータ入出力制御を行なう LANコントローラである。

8は、電話端末 I /F 5及び F AX端末 I ZF 6の R I NG発生、端末の発呼及び着信応答の監視等を行なうアナログ I Z Fである。

1 0は、アナログ I / F 8からのアナログ音声信号をデジタル変換する AZD変換器と、デジタルデータをアナログ I 8へ送出するために、アナログ変換する D ZA変換器を備えるコーデックである。

1 2は、コーデック 1 0をと通して入出力される音声信号デジタルデータの変調、復調等の信号処理を行なうデジタルシグナル制御部（D S P ) である。

1 3は、電話端末 I / F 5及び F A X端末 Iノ F 6をアナログ I Z F 8と接続するか、公衆回線 I Z F 4と接続するかを切替えるセレクタである。

セレクタ 1 3は、制御部（C P U ) 1による制御を受ける。

アダプタ 2 0は、音声情報を送受信する電話端末と画像情報を送受信するファックス端末とに接続され、また、電話番号によって通信を行う第一の通信回線と接続する第一の通信回線ィンタフユースと、通信網上のァドレスを示す識別子によって通信先を識別する第二の通信回線と接続する第二の通信回線ィンタフエースとに接続される。

また、この実施の形態では、第一の通信回線として、公衆回線を一例とし、第二の通信回線としてインターネットプロトコルネットワークを一例として説明する。

従って、第一の通信回線インタフェースとして公衆回線 I Z F 4、第二の通信回線インタフェースとして I Pネットワーク I 3を一例として説明する。

しかしながら、上記に限られるわけではなく、第一の回線は、電話番号によつて通信を行う通信回線であればよく、企業等で敷設している専用線であっても構わない。

また、第二の通信回線は、通信網上のアドレスを示す識別子によって通信先を識別する通信回線であればよい。

以下に、アダプタ 20の送信時及び受信時の動作の概略を説明する。アダプタ 20から送信する場合、アダプタ 20は、電話端末とフアツタス端末とのいずれか一方より送信先を特定する電話番号を入力される制御部 1は、入力された電話番号に基づいて、公衆回線 I/F (第一の通信回線インタフェース） 4と I Pネットワーク I ZF (第二の通信回線インタフェース） 3とのいずれか一方を通信要求回線ィンタフエースとして選択する。

セレクタ 1 3は、電話端末から電話番号が入力された場合は、電話端末 I/F 5を通信要求端末インタフェースとして選択し、ファックス端末から電話番号が入力された場合は、ファックス端末 I /F 6を通信要求端末インタフェースとして選択する。次に、セレクタ 13は、選択された通信要求端末インタフェースと、制御部 1により選択された通信要求回線インタフェースとを接続することによって、通信を可能とする。次に、アダプタ 20によって、外部から通信を要求する通信要求信号を受信する場合について説明する。

アダプタ 20は、電話端末とファックス端末とのいずれか一方との通信を要求する通信要求信号を、公衆回線 IZF4と I Pネットワーク I ZF 3とのいずれか一方によって受信する。

通信要求信号を受信した公衆回線 IZF4と I Pネットワーク I /F 3とのいずれか一方を通信要求回線インタフェースとする。

通信要求回線ィンタフェースは、受信された通信要求信号に基づいて電話端末 I ZF 5とファックス端末 I ZF 6とのいずれか一方を通信要求端末インタフェースとして選択する。

セレクタ 1 3は、選択された通信要求端末インタフヱースと、上記通信要求回線ィンタフエースとを接続することによって通信を可能とする以下、この実施の形態のアダプタ 20の動作を図 2から図 1 5を用いて説明する。

電話端末 IZF 5に接続された電話端末から、発信を行ない通話をする場合を図 2を用いて説明する。

まず、電話端末の受話器が取り上げられたことをオフフック状態になることを監視することで検出する（S 1 1) 。

電話端末のオフフックを検出した後、セレクタ 1 3を切替え（S 1 2 ) 、電話端末 I / F 5と公衆回線 I ZF 4とを接続する。

次に、電話端末では相手先電話番号が発呼される。このとき、発呼された電話端末からの電話番号をメモリ 2に取り込み（S 1 3) 、予めメモリ 2に登録された電話番号（S 1 4) と比較する（S 1 5) 。

メモリ 2に登録されている電話番号は、 LAN経由で通話可能な電話番号である。

比較の結果、今回発信に使用された電話番号がメモリ 2に登録された電話番号と一致しなかった場合（S 1 6で N o) 、セレクタ 1 3により電話端末は公衆回線に接続されているので、公衆回線を通して発信、呼び出しが行われ（S 20) 、公衆回線経由での通話が可能となる（S 3 1

以上のような電話端末による公衆回線経由の通話中に、 FAX端末との通信要求信号を受信した場合を図 3を用いて説明する。

電話端末による公衆回線経由の通話中に（S 3 1) 、 I Pネットヮーク経由で相手先アダプタより FAX送信要求が送られてきた場合（S 3 2で Y e s) 、まず、アダプタ 20の FAX端末 I ZF 6に接続された FAX端末が未使用状態であることを、オンフックであることを検出することにより確認する（S 3 3 ) 。

F AXがオフフックで使用中であった場合（S 3 3で N o ) 、相手先アダプタにビジーステータスを返し、現在、 FAX端末が使用中であることを伝え、相手先アダプタは、接続された FAX端末に対し話し中を示す音声信号を発信し、処理を終える（S 3 8) 。

F AXがオンフックで未使用の場合（S 3 3で Y e s ) 、まず、セレクタ 1 3により FAX端末 I /F 6とアナログ Iノ F 8を接続する（S 3 4 ) 。次に、 F AX端末に対し R I NGを発信し、接続状態とする（ S 3 5) 。

F AX端末が接続状態となった後、相手先アダプタに対し送信許可信号を送る（S 3 6 ) 。

以後、相手先アダプタより I Pネットワーク経由で送信されたデータを I Pネットワーク I ZF 3より受け取り、 LANコントローラ 7を介して FAXデータとして取り込み、このデジタルデータを D S P 1 2で変換した後、コーデック 1 0でアナログデータに戻し、アナログ I /F 8を介して F AX端末 I /F 6に接続された FAX端末に送ることで、 FAXデータの受信を行なう（S 3 7) 。

このときのセレクタ 1 3の接続状態を図 4に示す。

以上の処理により、電話端末による公衆回線経由の通話中に（S 3 1 ) 、 I Pネットワーク経由での FAX受信を可能とする。

また、電話端末による公衆回線経由の通話中に（S 3 1 ) 、相手先ァダプタより通話要求が送られてきた場合、アダプタ 2 0の電話端末は使用中であるため、相手先アダプタにビジーステータスを返し、現在、話し中であることを伝え、相手先アダプタは、接続された電話端末に対し話し中を示す音声信号を発信し、処理を終える。

次に、今回発信に使用された電話番号とメモリ 2に登録された電話番号が一致する（電話端末による I Pネットワーク経由の通話）場合（S 1 6で Y e s ) について図 2を用いて説明する。

電話端末による I Pネットワーク経由の通話の場合（S 1 6で Y e s ) は、電話端末による公衆回線経由の通話処理で、発呼された電話番号の比較まで同様に処理され（S 1 1〜S 1 5) 、発呼された電話番号が LAN経由で通話可能な番号であった場合、つまり、メモリ 2に登録された電話番号と一致したことで（S 1 6で Y e s ) 実現される。

まず、セレクタ 1 3を電話端末 I ZF 5とアナログ Iノ F 8との接続状態に切替える（S 1 8) 。

その後、 I Pネットワーク I /F 3に接続された I. Pネットワーク経由での通話を可能とするために、 LANコントローラ 7を制御し、通信を確立する（S 1 9) 。

メモリ 2内には、電話番号に対応する I Pァドレスが登録されており (S 1 7) 、相手先 I Pァドレスに存在するもう一台のアダプタ 20との間で通信が確立される。

この後、アダプタ 20から相手方アダプタに対して発呼要求が出される（S 1 9) 。

発呼要求を受けた相手方アダプタでは、その相手方アダプタの電話端末 I ZF 5に接続された電話端末が未通話状態であることをオンフック状態であることにより確認し、アナログ I ZF 8を制御して電話端末に対して R I NGを発信し、電話端末を呼び出す。

相手方電話端末の受話器が取られたことをオフフック信号を受信することで、検出した相手方アダプタは、本アダプタに対し通話可能であることを通知し、通話可能状態が確立される（S 5 1) 。

以後、アダプタ 20に接続された電話端末からの音声信号は、アナ口グ I ZF 8で 2線 / 4線変換を受け、コーデック 1 0でデジタル化され、 D S P 1 2により圧縮等の信号処理を受け、 LANコントローラ 7から I Pネットワークを通して、相手方アダプタに送られる。

相手方アダプタでは、上記の処理と逆の流れにより、デジタルデータからアナ口グ音声に復調され、電話端末より音声が発生される。

また、音声の送信と受信は順次処理され、双方向通話を可能とする。以上のような電話端末による I Pネットワーク経由の通話中に、 F A X端末との通信要求信号を受信した場合を図 5を用いて説明する。

電話端末による I Pネットワーク経由の通話中に（S 5 1 ) 、公衆回線経由で FAX送信要求が送られてきた： ¾合（S 5 2) 、まず、ァダプタ 20の FAX端末 I ZF 6に接続された F A X端末が未使用状態であることをオンフックであることを検出することにより、確認する（S 5 3) 。

FAXがオフフックで使用中であった場合（S 5 3で No) 、話し中を示す音声信号を発信し、処理を終える（S 5 7) 。

FAXがオンフックで未使用の場合（S 5 3で Y e s ) 、まず、セレクタ 1 3により FAX端末 I /F 6と公衆回線 I ZF 4を接続状態とする（S 5 4) 。

以後、相手先 FAXと FAX端末 I F 6に接続された FAX端末との間でネゴシエーションが行われ（S 5 5) 、 FAXデータの受信を行なう（S 56) 。このときのセレクタ 1 3の接続状態を図 6に示す。以上の処理により、電話端末による I Pネットワーク経由の通話中に、公衆回線経由での FAX受信を可能とする。

この電話端末による I Pネットワーク経由の通話中に（S 5 1) 、 I Pネットワーク経由で相手先アダプタより通話要求が送られてきた場合、アダプタ 20の電話端末は使用中であるため、相手先アダプタにビジ一ステータスを返し、現在、話し中であることを伝え、相手先アダプタは、接続された電話端末に対し話し中を示す音声信号を発信し、処理を終える。

電話端末による公衆回線経由の通話中に（S 3 1) 、本アダプタに接続された FAX端末より送信する場合について図 7を用いて説明する。まず、オフフック状態なることを監視することで、 FAX端末から F AX送信が開始されることを検出する（S 1 0 1) 。

次に、 FAX端末で相手先電話番号が発呼される。このとき、発呼された FAX端末からの電話番号（S 1 0 2) と、予めメモリ 2に登録された電話番号（S 1 0 3) とを比較する（S 1 04) 。メモリ 2に登録されている電話番号は、 LAN経由で通話可能な電話番号である。

比較の結果、今回発信に使用された電話番号がメモリ 2に登録された電話番号と一致しなかった場合（S 1 0 5で N o) 、 FAX端末に話し中を示す音声信号を発信し（S 1 06) 、処理を終える。

また、比較の結果、メモリ 2に登録された電話番号と一致した場合（ S 1 0 5で Y e s ) 、セレクタ 1 3を FAX端末 I / F 6とアナログ I /F 8との接続状態に切替える（S 1 08) 。

その後、 I Pネットワーク I / F 3に接続された I Pネットワーク経由での FAX送信を可能とするために LANコントローラ 7を制御し、通信を確立する（S 1 09) 。

(S 1 0 7) 、相手先 I Pァドレスに存在するもう 1台のアダプタ 20 との間で通信が確立され（S 1 0 9) 、 FAX送信が可能となる（S 1 1 0) 。

電話端末による I Pネットワーク経由の通話中に、本アダプタに接続された FAX端末より送信する場合（S 5 1 ) について図 8を用いて説明する。まず、オフフック状態になることを監視することで、 FAX端末から FAX送信が開始されることを検出する（S l l l) 。

次に、 FAX端末で相手先電話番号が発呼される。発呼された FAX 端末からの電話番号（S 1 1 2) と、予めメモリ 2に登録された電話番号（ S 1 1 3 ) とを比較し（ S 1 1 4 ) 、比較の結果、メモリ 2に登録された電話番号と一致した場合（S 1 1 5で Y e s ) 、 FAX端末に話し中を示す音声信号を発信し（S 1 1 6) 、処理を終える。

また、比較の結果、メモリ 2に登録された電話番号と一致しなかった場合（S 1 1 5で N o) 、公衆回線経由で FAX送信を可能とする（S 1 1 7, S 1 1 8) 。

また、電話端末で通話中でない場合に FAXを受信する場合（公衆回線、 I Pネットワークともに未使用の場合）は、図 3の S 3 2〜S 38 、または、図 4の S 5 2〜S 5 7と同様の手順によって相手先からの F A Xを受信することができる。

次に、 FAX端末からの FAX送信する場合の動作を図 9を用いて説明する。

FAX端末 I /F 6に接続された FAX端末から発信を行ない FAX 送信をする場合、まず、オフフック状態になることを監視することで F AX端末から FAX送信が開始されることを検出する（S 6 1 ) 。

FAX端末のオフフックを検出した後、セレクタ 1 3を切替え（S 6

2) 、 FAX端末 I /F 6と公衆回線 I ZF 4とを接続する。

次に、 FAX端末で相手先電話番号が発呼される。このとき、発呼された FAX端末からの電話番号とをメモリ 2に取り込み（S 6 3) 、予めメモリ 2に登録された電話番号（S 64) と比較する（S 6 5) 。メモリ 2に登録されている電話番号は、 LAN経由で通話可能な電話番号である。比較の結果、今回発信に使用された電話番号がメモリ 2に登録された電話番号と一致しなかった場合（S 6 6で N o) 、セレクタ 1 3により電話端末は公衆回線に接続されているので公衆回線を通して発信、呼び出しが行われ（S 70) 、公衆回線経由での FAX送信が可能となる（ S 8 1 ) 。

以上のような、 FAX端末による公衆回線経由の FAX送信中に、電話端末との通信要求信号を受信した場合を図 1 0を用いて説明する。

FAX端末による公衆回線経由の FAX送信中に（S 8 1) 、 I Pネットワーク経由で相手先アダプタより、音声通話要求が送られてきた場合（S 8 2で Y e s) , まず、アダプタ 20の電話端末 I /F 5に接続された電話端末が未使用状態であることをオンフックであることを検出することにより、確認する（S 8 3) 。

電話端末がオフフックで使用不能であった場合（S 8 3で N o) 、相手先アダプタにビジーステータスを返し、現在、電話端末が使用中であることを伝え、相手先アダプタは、接続された電話端末に対し話し中を示す音声信号を発信し、処理を終える（S 8 8) 。

電話端末がオンフックで未使用の場合（S 8 3で Y e s ) 、まず、セレクタ 1 3により電話端末 I ZF 5とアナログ I /F 8を接続する（S 84) 。次に、電話端末に対し R I NGを発信し、接続状態とする（S 85) 。

電話端末が接続状態となった後、相手先アダプタに対し通話許可信号を送る（S 8 6) 。

以後、相手先アダプタに接続された電話端末との間で、双方向通話を可能とする（S 8 7) 。

このときのセレクタ 1 3の接続状態を図 1 1に示す。

以上の処理により、 FAX端末による公衆回線経由の FAX送信中に、 I Pネットワーク経由での音声通話を可能とする。

また、 FAX端末による公衆回線経由の FAX送信中に（S 8 1 ) 、相手先アダプタより FAX送信要求が送られてきた場合、アダプタ 20 の F A X端末は使用中であるため、相手先アダプタにビジーステータスを返し、現在、使用中であることを伝え、相手先アダプタは、接続された FAX端末に対し話し中を示す音声信号を発信し、処理を終える。次に、発信に使用された電話番号がメモリ 2に登録された電話番号と一致する FAX端末による I Pネットワーク経由の FAX送信の場合（ S 6 6で Y e s ) について、図 9を用いて説明する。

FAX端末による I Pネットワーク経由の FAX送信の場合（S 66 で Y e s ) は、 FAX端末による公衆回線経由の FAX送信処理で、発呼された電話番号の比較まで同様に処理され（S 6 1〜S 6 5) 、発呼された電話番号が LAN経由で通話可能な番号であった場合、つまり、メモリ 2に登録された電話番号と一致したことで（S 66で Ye s ) 、実現される。

まず、セレクタ 1 3を FAX端末 I /F 6とアナログ I ZF 8との接続状態に切替える（S 68) 。

その後、 I Pネットワーク I /F 3に接続された I Pネットワーク経由での FAX送信を可能とするために、 LANコントローラ 7を制御し、通信を確立する（S 6 9) 。

メモリ 2内には、電話番号に対応する I Pァドレスが登録されており (S 6 7) 、相手先 I Pァドレスに存在するもう一台のアダプタ 20との間で通信が確立される。

この後、アダプタ 20から相手方アダプタに対して発呼要求が出される（ S 6 9 ) 。

発呼要求を受けた相手方アダプタでは、その相手方アダプタの FAX 端末 I /F 6に接続された FAX端末が未通話状態であることをオンフック状態であることにより確認し、アナログ I ZF 8を制御して、 FA X端末に対して R I NGを発信し、 FAX端末を呼び出す。

相手方 FAX端末のオフフック信号を検出した相手方アダプタは、本アダプタに対し通話可能であることを通知し、 FAX送信可能状態が確立される（S 9 1 ) 。

以後、アダプタ 20に接続された FAX端末からの音声データ信号は、アナログ I /F 8で 2線 /4線変換を受け、コーデック 1 0でデジタル化され、 D S P 1 2により圧縮等の信号処理を受け、 LANコント口ーラ 7から I Pネットワークを通して、相手方アダプタに送られる。相手方アダプタでは、上記の処理と逆の流れにより、デジタルデータからアナログ音声信号に復調され、 FAX端末に音声データとして送られる。

また、音声データの送信と受信は順次処理され、双方向通話を可能とする。

以上のような FAX端末による I Pネットワーク経由の FAX送受信中に電話端末との通信要求信号を受信した場合を図 1 1を用いて説明する。

FAX端末による I Pネットワーク経由の FAX送受信中に（S 9 1 ) 、公衆回線経由で音声通話要求が送られてきた場合（S 9 2) 、まず、アダプタ 2 0の電話端末 I /F 5に接続された電話端末が未使用状態であることを、オンフックであることを検出することにより確認する（ S 9 3) 。

電話端末がオフフックで使用中であった場合（S 9 3で No) 、話し中を示す音声信号を発信し、処理を終える（S 9 6) 。

電話端末がオンフックで未使用の場合（S 9 3で Y e _s) 、まず、セレクタ 1 3により電話端末 I 5と公衆回線 I ZF 4を接続状態とする（S 94) 。

以後、相手先電話端末と電話端末 I /F 5に接続された電話端末との間で双方向通話を行なう（S 9 5) 。このときのセレクタ 1 3の接続状態を図 1 3に示す。

以上の処理により、 FAX端末による I Pネットワーク経由の FAX 送受信中に、公衆回線経由での音声通話を可能とする。

この FAX端末による I Pネットワーク経由の FAX送受信中に（S 9 1) 、 I Pネットワーク経由で相手先アダプタより FAX送信要求が送られてきた場合、アダプタ 20の FAX端末は使用中であるため、相手先アダプタにビジーステータスを返し、現在、使用中であることを伝え、相手先アダプタは、接続された FAX端末に対し話し中を示す音声信号を発信し、処理を終える。

FAX端末による公衆回線経由の FAX送信中に（S 8 1) 、本ァダプタに接続された音声通話を開始する場合を図 1 4を用いて説明する。まず、オフフック状態になることを監視することで、電話端末から音声通話が開始されることを検出する（S 1 2 1) 。

次に、電話端末で相手先電話番号が発呼される。このとき、発呼された電話端末からの電話番号（S 1 2 2) と、予めメモリ 2に登録された電話番号（S 1 2 3) とを比較する（S 1 24) 。メモリ 2に登録されている電話番号は、 LAN経由で通話可能な電話番号である。

比較の結果、今回発信に使用された電話番号がメモリ 2に登録された電話番号と一致しなかった場合（S 1 2 5で No) 、電話端末に話し中を示す音声信号を発信し（S 1 26) 、処理を終える。

また、比較の結果、メモリ 2に登録された電話番号と一致した場合（ S 1 2 5で Y e s ) 、セレクタ 1 3を電話端末 I ZF 5とアナログ I / F 8との接続状態に切替える（S 1 28) 。

その後、 I Pネットワーク I ZF 3に接続された I Pネットワーク経由での音声通話を可能とするために LANコントローラ 7を制御し、通信を確立する（S 1 2 9) 。

(S 1 2 7) 、相手先 I Pァドレスに存在するもう 1台のアダプタ 20 との間で通信が確立され（S 1 29) 、音声通話が可能となる（S 1 3 0) 。

FAX端末による I Pネットワーク経由の FAX送信中に、本ァダプタに接続された電話端末より送信する場合（S 9 1) を図 1 5を用いて説明する。

まず、オフフック状態になることを監視することで、電話端末から音声通話が開始されることを検出する（S 1 3 l) 。

次に、電話端末で相手先電話番号が発呼される。発呼された電話端末からの電話番号（S 1 3 2) と、予めメモリ 2に登録された電話番号（ S 1 33) とを比較し（S 1 1 4) 、比較の結果、メモリ 2に登録された電話番号と一致した場合（S 1 3 5で Y e s) 、電話端末に話し中を示す音声信号を発信し（S 1 3 6) 、処理を終える。

また、比較の結果、メモリ 2に登録された電話番号と一致しなかった場合（S 1 3 5で No) 、公衆回線経由で音声通話を可能とする（S 1 3 7 ) ₀

また、 FAX端末で FAX送信中でない場合に音声通話を受信する場合（公衆回線、 I Pネットワークともに未使用の場合）は、図 1 0の S 8 2〜S 8 8または図 1 1の S 9 2〜S 96と同様の手順によって相手先からの音声通話を受信することができる。産業上の利用可能性

この発明によれば、公衆回線経由で電話端末によって通信中に、 FA X端末を使用して通信することができる。

この発明によれば、公衆回線経由で FAX端末によって通信中に、電話端末を使用して通信することができる。

この発明によれば、 I Pネットワーク経由で電話端末によって通信中に、 FAX端末を使用して通信することができる。

この発明によれば、 I Pネットワーク経由で FAX端末によって通信中に、電話端末を使用して通信することができる。

Claims

請求の範囲

1 . 音声情報を送受信する電話端末と画像情報を送受信するファックス端末とに接続されたアダプタであって、

電話番号によって通信を行う第一の通信回線と接続する第一の通信回線ィンタフェースと、

通信網上のァドレスを示す識別子によって通信先を識別する第二の通信回線と接続する第二の通信回線ィンタフェースと、

電話端末と接続する電話端末ィンタフユースと、

ファックス端末と接続するファックス端末インタフェースと、第一の通信回線インタフェースと第二の通信回線ィンタフェースとのいずれか一方と、電話端末インタフェースとファックス端末インタフエースとのいずれか一方とを接続するセレクタと、

上記セレクタを制御する制御部と

を備えたことを特徴とするアダプタ。

2 . 上記アダプタは、電話端末とファックス端末とのいずれか一方より送信先を特定する電話番号を入力され、

上記セレクタは、電話端末から電話番号が入力された場合は、電話端末ィンタフェースを通信要求端末ィンタフェースとして選択し、フアツタス端末から電話番号が入力された場合は、ファックス端末インタフエースを通信要求端末インタフェースとして選択し、選択された通信要求端末インタフェースと、上記制御部により選択された通信要求回線インタフエースとを接続することを特徴とする請求項 1記載のアダプタ。

3 . 上記アダプタは、さらに、電話番号と上記電話番号に対応する識別子とを含む電話番号情報を記憶するメモリを備え、

上記制御部は、入力された電話番号を用いて上記メモリに記憶された電話番号情報を検索し、入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出した場合は、第二の通信回線インタフェースを通信要求回線インタフェースとして選択し、入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出しない場合は、第一の通信回線ィンタフエースを通信要求回線ィンタフェースとして選択することを特徴とする請求項 2記載のアダプタ。

4 . 上記アダプタは、電話端末とファックス端末とのいずれか一方との通信を要求する通信要求信号を、上記第一の通信回線ィンタフェースと上記第二の通信回線ィンタフェースとのいずれか一方を介して受信し、上記通信要求信号を受信した上記第一の通信回線ィンタフエースと上記第二の通信回線ィンタフェースとのいずれか一方を通信要求回線インタフェースとし、

上記通信要求回線インタフェースは、受信された通信要求信号に基づいて電話端末ィンタフエースとファックス端末ィンタフェースとのいずれか一方を通信要求端末ィンタフェースとして選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末インタフェースと、上記通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする請求項 1記載のアダプタ。

5 . 上記第二の通信回線インタフェースは、

上記セレクタが第一の通信回線ィンタフェースと電話端末ィンタフエ一スとを接続中に、電話端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求信号の発信元へ電話端末が通信中であることを返信し上記セレクタが第一の通信回線ィンタフェースと電話端末ィンタフエ一スとを接続中に、ファックス端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求端末インタフェースとして第二の通信回線インタフエースを選択し、通信要求回線インタフェースとしてファックス端末インタフェースを選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末インタフェースと選択された通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする請求項 2 または 4記載のアダプタ。

6 . 上記第二の通信回線インタフェースは、

上記セレクタが第一の通信回線ィンタフェースとファックス端末インタフエースとを接続中に、ファックス端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求信号の発信元へファックス端末が通信中であることを返信し、

上記セレクタが第一の通信回線ィンタフェースとファックス端末インタフエースとを接続中に、電話端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求端末インタフェースとして第二の通信回線インタフエースを選択し、通信要求回線ィンタフェースとして電話端末ィンタフエースを選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末ィンタフェースと選択された通信要求回線ィンタフースとを接続することを特徴とする請求項 2 または 4記載のアダプタ。

7 . 上記第一の通信回線インタフェースは、

上記セレクタが第二の通信回線ィンタフェースと電話端末ィンタフエースとを接続中に、電話端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求信号の発信元へ電話端末が通信中であることを返信し上記セレクタが第二の通信回線ィンタフェースと電話端末ィンタフエ一スとを接続中に、ファックス端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求端末インタフェースとして第一の通信回線インタフエースを選択し、通信要求回線インタフェースとしてファックス端末インタフェースを選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末ィンタフェースと選択された通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする請求項 2 または 4記載のアダプタ。

8 . 上記第一の通信回線インタフェースは、

上記セレクタが第二の通信回線ィンタフェースとファックス端末ィンタフースとを接続中に、電話端末との通信を要求する通信要求信号を受信した場合、通信要求端末インタフェースとして第一の通信回線インタフエースを選択し、通信要求回線インタフェースとして電話端末インタフエースを選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末ィンタフェースと選択された通信要求回線ィンタフユースとを接続することを特徴とする請求項 2 または 4記載のアダプタ。

9 . 上記アダプタは、さらに、電話番号と上記電話番号に対応する識別子とを含む電話番号情報を記憶するメモリを備えたことを特徴とする請求項 4記載のアダプタ。

1 0 . 上記制御部は、上記セレクタが第一の通信回線インタフエースと電話端末インタフェースとを接続中に、ファックス端末からファックス端末ィンタフースへ電話番号が入力された場合、入力された電話番号を用いて上記メモリに記憶された電話番号情報を検索し、入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出しない場合は、電話端末が通信中であることをフアツタス端末ィンタフユースへ通知し、入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出した場合は、通信要求回線インタフェースとして第二の通信回線ィンタフェースを選択し、通信要求端末インタフェースとしてファックス端末ィンタフエースを選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末ィンタフェースと選択された通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする請求項 3 または 9記載のアダプタ。

1 1 . 上記制御部は、上記セレクタが第一の通信回線インタフエースとファックス端末ィンタフエースとを接続中に、電話端末から電話端末ィンタフユースへ電話番号が入力された場合、入力された電話番号を用いて上記メモリに記憶された電話番号情報を検索し、入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出しない場合は、フアツタス端末が通信中であることを電話端末ィンタフェースへ通知し、入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出した場合は、通信要求回線ィンタフェースとして第二の通信回線インタフユースを選択し、通信要求端末インタフ-一スとしてファックス端末ィンタフェースを選択し、

1 2 . 上記制御部は、上記セレクタが第二の通信回線インタフエースと電話端末ィンタフェースとを接続中に、ファックス端末からファックス端末ィンタフェースへ電話番号が入力された場合、通信要求回線インタフェースとして第一の通信回線インタフェースを選択し、通信要求端末インタフェースとしてファックス端末インタフェースを選択し上記セレクタは、選択された通信要求端末インタフースと選択された通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする請求項 2 または 4記載のアダプタ。

1 3 . 上記制御部は、上記セレクタが第二の通信回線インタフエースとファックス端末ィンタフェースとを接続中に、電話端末から電話端末インタフェースへ電話番号が入力された場合、通信要求回線インタフエースとして第一の通信回線インタフェースを選択し、通信要求端末インタフェースとして電話端末インタフェースを選択し、

上記セレクタは、選択された通信要求端末ィンタフユースと選択された通信要求回線ィンタフェースとを接続することを特徴とする請求項 2 または 4記載のアダプタ。

1 4 . 上記第一の通信回線インタフェースは、第一の通信回線として公衆回線と接続し、

上記第二の通信回線ィンタフェースは、第二の通信回線としてィンターネットプロトコルネットワークと接続すること特徴とする請求項 1記載のアダプタ。

1 5 . 音声情報を送受信する電話端末と、画像情報を送受信するファックス端末とのいずれか一方と、電話番号によって通信を行う第一の通信回線と、通信網上のァドレスを示す識別子によって通信先を識別する第二の通信回線とのいずれか一方を接続する回線接続方法において、

第一の通信回線と第二の通信回線とのいずれか一方と、電話端末とフアッタス端末とのいずれか一方とを接続することを特徴とする回線接続方法。

1 6 . 上記回線接続方法は、

ファックス端末から電話番号が入力された場合は、ファックス端末と上記通信要求回線とを接続することを特徴とする請求項 1 5記載の回線接続方法。

1 7 . 上記回線接続方法は、

入力された電話番号と一致する電話番号を含む電話番号情報を検出しない場合は、第一の通信回線を通信要求回線として選択することを特徴とする請求項 1 6記載の回線接続方法。

1 8 . 上記通信回線方法は、

電話端末とファックス端末とのいずれか一方との通信を要求する通信要求信号を、上記第一の通信回線と上記第二の通信回線とのいずれか一方を介して受信し、上記通信要求信号を受信した上記第一の通信回線と上記第二の通信回線とのいずれか一方を通信要求回線とし、

選択された通信要求端末と、上記通信要求回線とを接続することを特徴とする請求項 1 5記載の回線接続方法。