JP3724858B2 - 電話装置 - Google Patents

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JP3724858B2
JP3724858B2 JP26568195A JP26568195A JP3724858B2 JP 3724858 B2 JP3724858 B2 JP 3724858B2 JP 26568195 A JP26568195 A JP 26568195A JP 26568195 A JP26568195 A JP 26568195A JP 3724858 B2 JP3724858 B2 JP 3724858B2
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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数発信機能を有する電話装置に関する。さらに本発明は、通話転送機能を有する構内電話交換装置等の電話装置および通話転送方法ならびに該電話装値に接続される電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
発信先が携帯電話などのように異なる通話領域間を移動する可能性のある移動電話であるときには、従来、まず発信相手が存在する可能性の高い通話領域に向けて発信し、この通話領域内に相手がいないときに他の通話領域に向けて発信をしていた。
このような方法では、発信相手が最初の発信通話領域と異なる通話領域に移動していたときにはこれを捕捉するまでに時間が掛かるという問題があった。
【0003】
他方、電話装置において、外出中や夜間などの不在時の着信に応答する機能として、着信した通話チャネルを別の通話チャネルを使って例えば携帯電話や自宅など異なった場所へ転送する通話転送機能がある。
このような通話転送機能では、電話を受ける者が時間を追って複数の外出先を移動する場合のように複数の外出先へ転送しようとする場合や、携帯電話などのように複数の地域番号を有するとともに一つの固有番号を有する同一の携帯電話に転送しようとする場合には、電話装置に複数の転送先を設定するとともに、登録された複数の転送先に順次ダイヤルするように構成し、最初にダイヤルした転送先が呼出し信号を発するだけで相手が受話器を上げない、ビジートーンが返ってくる、相手が圏外にあるとのメッセージが返ってくるなどで応答しない場合には、次の転送先にダイヤルして、着信を複数の転送先に追っかけ転送するようにされている。
【0004】
この転送処理を図9を用いて説明する。この例は、ふたつの転送先a,bが登録された場合を示している。構内電話交換装置は、通話チャネルへの着信を検出すると(S80)、着信通話チャネルとは別の発信通話チャネルを捕捉し(S81)、登録された最初の転送先aへダイヤルする(S82)。同時にタイマーをスタートさせ(S83)、あらかじめ定めた時間まで発信先の応答を監視する(S84)。応答を検出すると、着信通話チャネルを発信通話チャネルに接続して電話転送を成立させ(S85)、通話を開始して(S86)電話転送処理を終了する(S95)。ステップS84の応答監視で転送先から応答がなく所定の時間が経過する(S87)と、転送先aへの発信通話チャネルを切断し(S88)、再度発信通話チャネルを捕捉する(S89)。次いで、登録された2番目の転送先bへダイヤルし(S90)、再度タイマーをスタートさせ(S91)、あらかじめ定めた時間まで発信先の応答を監視する(S92)。応答を検出すると、当該着信通話チャネルを発信通話チャネルに接続して電話転送を成立させ(S85)、通話を開始して(S86)電話転送処理を終了する(S95)。ステップS92の応答監視で所定の時間転送先から応答がなく所定の時間が経過したとき(S93)は、転送不成立として転送先bへの発信通話チャネルを切断し(S94)、転送処理を終了する(S95)。
【0005】
上記のように、複数の転送先へ順次転送する追っかけ転送方法にあっては、前に発信した転送先の応答がないことを待って次の転送先に発信するので、最初の転送先の応答がなかったときには、電話をかけてきた相手を長時間待たせるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、複数の通話チャネルを有する電話装置において、発信先が携帯電話機であるように、同一の電話機が複数の発信先(通話領域)を有する場合に、特定の番号が発信されたときに複数の通話チャネルを捕捉して異なる通話領域へ向けて並行して発信し、発信処理時間を短縮することを目的とする。
【0007】
さらに、本発明は、上記通話転送機能を有する電話装置の問題点に鑑みなされたもので、通話転送機能を有する電話装置において、着信から転送までの通話転送処理時間を短縮して、複数の転送先のいずれかに速やかに転送できるようにすることを目的とする。
【0008】
さらに、本発明は、通話転送機能を有する電話装置において、転送先が携帯電話機であるように、同一の電話機が複数の転送先(通話領域)を有する場合に、着信から転送までの通話転送処理時間を短縮して、転送先電話機が存在する領域に直ちに転送できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
3以上の通話チャネルを収容するとともに通話転送機能を有する構内電話交換機などの電話装置において、複数の転送先を登録しておき、通話転送機能がセットされているときに着信があると、同時に複数の発信通話チャネルを捕捉して登録された複数の転送先に同時にダイヤル発信し、先に応答した転送先と通話を完成させる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この出願の第1の発明にかかる複数発信機能を有する電話装置の機能構成を図1に示す。電話装置1−1は、複数の内線電話機2と、複数の通話チャネル3に接続されている。さらに、電話装置1−1は、各通話チャネルに接続されたネットワーク回路4と、スイッチ回路5と、制御装置6とを有している。
制御装置6は、制御機能60と、特定番号検出機能61と、発信通話チャネル捕捉機能62と、ダイヤル発信機能63と、発信先登録機能64と、応答検出機能65と、通話チャネル切断機能66を有している。
【0012】
通話チャネル3は、収容される回線がアナログ回線であるときには、2以上の局線であり、ディジタル(ISDN)回線であるときには、2以上のBチャネルである。
ネットワーク回路4は、ダイヤル送出手段および直流ループ回路ならびに絶縁手段もしくはデータ伝送手段を有している。
スイッチ回路5は、通話チャネルと内線電話間もしくは内線電話同志を接続する回路である。
【0013】
制御機能60は、スイッチ回路5の動作を制御するとともに、本発明にかかる複数発信機能を制御する。特定番号検出機能61は、内線電話機2から発信番号が発信されたときに所定の番号であるか否かを判断する。例えば、内線電話機からのダイヤルが030で始まるときには、所定の番号であると判断し、複数発信処理を起動する。
【0014】
複数通話チャネル捕捉機能62は、複数発信処理時に複数の通話チャネルを探索して空き通話チャネル捕捉する。
ダイヤル発信機能63は、捕捉した複数の発信通話チャネルを介して、例えば通話領域030および通話領域040の複数の領域の同一の固有番号へ向けて並行してダイヤル発信する。
【0015】
発信先登録機能64は、特定の通話領域番号に関連して複数発呼する通話領域番号が登録される。
応答検出機能65は、発信通話チャネルからの応答を監視して、発信通話チャネルのいずれに応答が有るかを検出し、応答が合った通話チャネルに対して通話を成立させる。
通話チャネル切断機能66は、応答が有った発信通話チャネル以外の通話チャネルを切断して、呼出しを停止する。
【0016】
この出願の第2の発明にかかる通話転送機能付電話装置の機能構成を図2に示す。電話装置1−2は、複数の内線電話機2と、3以上の通話チャネル3に接続されている。さらに、電話装置1−2は、各通話チャネルに接続されたネットワーク回路4と、スイッチ回路5と、制御装置6とを有している。
制御装置6は、制御機能60と、発信通話チャネル捕捉機能62と、ダイヤル発信機能63と、応答検出機能65と、通話チャネル切断機能66と、転送先登録機能67と、着信検出機能68と、通話転送設定機能69とを有している。
【0017】
内線電話機2は、転送先設定時に転送先を設定する転送先設定指令手段を有している。
通話チャネル3は、収容される回線がアナログ回線であるときには、3以上の局線であり、ディジタル(ISDN)回線であるときには、3以上のBチャネルである。
ネットワーク回路4は、ダイヤル送出手段および直流ループ回路ならびに絶縁手段もしくはデータ伝送手段を有している。
スイッチ回路5は、通話チャネルと内線電話間もしくは内線電話同志を接続する回路である。
【0018】
制御機能60は、スイッチ回路5の動作を制御してこの電話装置の通常の交換機能を制御するとともに、本発明にかかる通話転送機能をも制御する。着信検出機能68は、転送機能設定時に3以上の通話チャネルのいずれかに着信が有ったことを検出し、着信処理を起動する。
本発明にかかる通話転送機能は、通話転送設定機能69によって設定される。
着信検出機能68は、いずれかの通話チャネルに着信があったことを検出し、通話転送機能を起動する。
複数通話チャネル捕捉機能62は、通話転送処理時に着信があった通話チャネルを除いて複数の通話チャネルを探索して空き通話チャネルを捕捉する。
【0019】
ダイヤル発信機能63は、転送先登録機能67に登録された複数の転送先の電話番号を捕捉した複数の発信通話チャネルに並行してダイヤルする。
応答検出機能65は、発信通話チャネルからの応答を監視して、いずれの発信通話チャネルから最初に応答が有ったかを検出し、最初に応答が有った発信通話チャネルを着信通話チャネルに接続して通話転送を成立させる。
他通話チャネル切断機能66は、通話転送が成立した発信通話チャネル以外の通話チャネルの発信を切断する。
転送先登録機能67は、通話転送機能設定時に転送先を登録する機能であり、例えば電話機のテンキーなどの転送先設定指令手段を操作することによって転送先の電話番号が記憶手段に記憶される。
【0020】
【作用】
第1の発明では、内線電話から特定の通話領域番号を有するダイヤルを検出すると、本発明の電話装置は、複数の通話チャネルを捕捉し、同一の固有番号の相手に対し異なる通話領域へ向けて並行して発信して、呼出しをかける。いずれかの通話チャネルに応答を検出したときには、この通話チャネルへの通話を成立させ、他の通話チャネルを切断する。
【0021】
第2の発明にあっては、通話転送機能が設定されたときに着信があると、通話転送処理が起動して、並行して複数の空き通話チャネルを捕捉して複数の転送先へ並行してダイヤルする。複数の発信通話チャネルからの応答を監視し、はじめに応答が有った発信通話チャネルに着信通話チャネルを接続して通話転送を成立させ、他の発信通話チャネルを切断して通話転送処理を終了する。
【0022】
【実施例】
図3を用いて本発明にかかるアナログ回線が収容された通話転送機能付電話装置の構成の概要を説明する。電話装置1−3は、3以上の局線に接続されるとともに、複数の内線電話機2を収容している。この電話装置1−3は、3以上の局線3にそれぞれ接続されたネットワーク回路4と、スイッチ回路5と、中央制御手段7と、タイマー8と、ROM9と、RAM10と、着信検出手段68と、応答検出手段65とから構成される。
さらにこの電話装置1−3は、ビジートーン(BT)検出手段11と、転送中メッセージ送出手段12と、メッセージ録音手段13と、内線インターフェイス回路14と、プッシュボタン(PB)信号送出手段15と、リングバックトーン(RBT)発生手段17とを有している。
【0023】
前記中央制御手段7は、例えばマイクロコンピュータなどで構成され、ROM9に格納されたソフトウエアに従って、スイッチ回路5の動作を制御するなどの各種機能を達成するとともに、本発明にかかる通話転送機能を達成する。タイマー8は、例えば本発明にかかる通話転送処理時のタイマーとして働くもので、中央制御手段7内にソフトウエアとして設けることもできる。RAM10は、中央制御手段7の演算結果などを一時的に格納する記憶手段であり、かつ本発明にかかる通話転送機能がセットされたときに、複数の転送先の電話番号を格納する。着信検出手段68は、局線への着信を検出する手段であり、局線に着信を検出すると中央制御手段7の着信処理を起動する。応答検出手段65は、発信時の相手からの応答を検出する手段であり、本発明においては、複数の発信局線のいずれかに応答を検出すると、その発信局線について通話転送処理を実行し、他の発信局線を切断する。着信検出手段68および応答検出手段65は、ハードウエアとして設けることもできるし、中央制御手段7内にソフトウエアとして設けることもできる。
【0024】
ネットワーク回路4は、ダイヤル送出手段41と、直流ループ回路42と、絶縁回路43とを有している。
【0025】
着信検出手段68の構成を説明する。着信検出手段68は、局線の極性の変化を検出する極性検出手段651と、局線からの呼を検出する呼出信号検出手段681とを有している。
極性検出手段651は、局線の極性状態を検出してその状態情報を中央制御手段7へ伝える。中央制御手段7は、局線の極性の状態を識別して着信と判定できる場合を着信検出とする。ただし、極性反転によって着信検出と判定した後、一定時間の間に呼出信号検出手段681が呼出信号を検出しないときには、着信停止として着信検出を無効とする。
呼出信号検出手段681は、局線からの呼出信号を検出して信号の有無を中央制御手段7へ伝える。
中央制御手段7は、呼出信号有りを判定したときには、着信検出とする。ただし、呼出し信号検出後一定時間の間呼出し信号無しを検出したときには、着信停止(発呼者途中放棄)として着信検出を無効とする。
【0026】
以上の着信検出手段68の動作を説明する。2本の線路L1,L2からなる一つの局線が着信待機の状態にあるときは、線路L1が負の電位にあり、線路L2が正の電位にある。一方着信があるときには線路の極性が反転し、線路L1が正の電位に、線路L2が負の電位に転極する。極性検出手段651はこの線路の極性を検出する。
呼出信号検出手段681は、局線L1,L2間にコンデンサを介して接続され、呼出信号の有無を監視する。
極性検出手段651の出力が正極であり、呼出信号検出手段681が呼出信号を検出しないときは、着信待機状態であり、呼出信号検出手段681が呼出信号を検出したときは、着信と判断する。これに対して、極性検出手段651の出力が転極となり、呼出信号検出手段681が呼出信号を検出しないときは、着信と判断するが、所定時間経過しても呼出信号を検出しないときは待機状態と判断する。さらに、呼出信号検出手段681が呼出信号を検出したときは、着信と判断する。
【0027】
応答検出手段65の構成を説明する。応答検出手段65は、極性検出手段651から構成されている。極性検出手段651は、局線の極性状態を検出してその状態情報を中央制御手段7へ伝える。
中央制御手段7は、極性の状態を識別して相手応答と判定できる場合を応答検出とする。
【0028】
複数極線の捕捉およびダイヤルについて説明する。中央制御手段7は、各局線の現在の状態をチェックし、発信可能と判断した局線を空き局線として捕捉する。この捕捉は、中央制御手段7がネットワーク回路4の直流ループ回路42を制御して局線に対して該直流ループ回路42を閉成することで行う。空き局線の捕捉はあらかじめ決められた数まで並行してなされる。
【0029】
この複数局線の捕捉は、中央制御手段7の処理によって、並行になされる。
中央制御手段7は、転送先の電話番号をRAM10等の記憶装置から読み出し、その番号によってダイヤルを送出する。
ダイヤルの送出は局線のダイヤル種別によって異なる。ダイヤルパルス(DP)ダイヤルの場合は、中央制御手段7がダイヤル送出回路41を制御して局線にDPダイヤルを送出する。他方、プッシュボタン(PB)ダイヤルの場合は、中央制御手段7がスイッチ回路5を制御してPB信号を局線に送出する。
このダイヤルは、中央制御手段7の処理によって、並行になされる。
【0030】
図4を用いて本発明にかかるディジタル(INS64)回線が収容された通話転送機能付電話装置の構成の概要を説明する。電話装置1−4は、3以上のチャネルに接続されるとともに、複数の内線電話機2を収容している。この電話装置1−4は、3以上のチャネル3にそれぞれ接続されたネットワーク回路4−1と、スイッチ回路と、中央制御手段7と、タイマー8と、ROM9と、RAM10と、着信検出手段68−1と、応答検出手段65−1とから構成される。
さらにこの電話装置1−4は、ビジートーン(BT)検出手段11と、転送中メッセージ送出手段12と、メッセージ録音手段13と、内線インターフェイス回路14と、リングバックトーン(RBT)発生手段17とを有している。
【0031】
前記中央制御手段7は、例えばマイクロコンピュータなどで構成され、ROM9に格納されたソフトウエアに従って、スイッチ回路5の動作を制御するなどの各種機能を達成するとともに、本発明にかかる通話転送機能を達成する。タイマー8は、例えば本発明にかかる通話転送処理時のタイマーとして働くもので、中央制御手段7内にソフトウエアとして設けることもできる。RAM10は、中央制御手段7の演算結果などを一時的に格納する記憶手段であり、かつ本発明にかかる通話転送機能がセットされたときに、複数の転送先の電話番号を格納する。着信検出手段68−1は、局線への着信を検出する手段であり、局線に着信を検出すると中央制御手段7の着信処理を起動する。応答検出手段65−1は、発信時の相手からの応答を検出する手段であり、本発明においては、複数の発信局線のいずれかに応答を検出すると、その発信局線について通話転送処理を実行し、他の発信局線を切断する。着信検出手段68−1および応答検出手段65−1は、ハードウエアとして設けることもできるし、中央制御手段7内にソフトウエアとして設けることもできる。
【0032】
ネットワーク回路4−1は、データ伝送手段44から構成される。
【0033】
着信検出手段68−1および応答検出手段65−1の構成を説明する。着信検出手段68−1および応答検出手段65−1は、情報解析手段655と情報作成手段656とを有している。
着信検出68−1は、局線からの着信情報(データ)を受信すると、その情報の有効性をチェックし、有効情報である場合には、中央制御手段7へ着信情報を伝える。中央制御装置7では、受信情報が自システムに向けられた情報であるか否かを識別し、自システムに向けられた情報と判断した場合に着信と検出する。応答検出手段65−1は、局線からの応答情報(データ)を受信したときに、その情報の有効性をチェックし、有効情報である場合には、その情報を中央制御手段7へ伝える。中央制御手段7では応答情報によって応答を検出する。
【0034】
複数局線の捕捉およびダイヤルについて説明する。中央制御装置7は、各局線の現在の状態をチェックし、発信可能と判断した局線を空き局線として捕捉する。この捕捉は、中央制御手段7が内部状態のみを捕捉状態にして他からの当該局線を捕捉することができないようにする。このとき、局線に対して情報(データ)を送出しない。
空き局線の捕捉はあらかじめ決められた数まで並行して捕捉する。この複数局線の捕捉は、中央制御手段7の処理によって、並行になされる。
中央制御手段7は、転送先の電話番号をRAM10等の記憶装置から読み出し、その番号によって、局線に対し発信情報(ダイヤル情報)を送出する。このダイヤルは、中央制御手段7の処理によって、並行になされる。
【0035】
上記のような電話装置の動作を図5を用いて説明する。この例は、転送処理を行っている旨のメッセージを着信外線に対して伝えない場合の転送方式である。転送機能がスタートすると局線の着信を監視する(S1)。着信検出手段68が着信を検出する(S2)と、中央制御装置7は発信外線に空きがあるか否かを判断する(S3)。空きが無いときにはこのような場合に発信停止条件であるか否かを判断する(S4)。発信停止条件にないときにはステップS3に戻って発信外線の空きを検索する。これを繰り返して発信停止条件となったときには転送処理を停止する。
【0036】
ステップS3で発信外線を捕捉したときには、まず発信局線2を捕捉して(S5)、タイマーをスタートさせ(S7)、1番目の発信先aにダイヤル発信する(S8)。
この発信処理と並行して、発信局線3を捕捉し(S6)、タイマーをスタートさせ(S7´)、2番目の発信先bにダイヤル発信する(S9)。
それぞれの局線に対する発信処理において、着信局線1を監視して着信局線が着信を継続しているかを監視する(S10、S11)。この着信の終了は、呼出信号の停止を着信検出手段68で検出することによって行う。着信が停止した時点で転送処理を終了する。
【0037】
ステップS10,11で着信が継続していると判断されたときには、それぞれの発信局線に応答があるか否かを監視する(S12)。応答を検出しないときには、それぞれタイムアウトとなったか否かを判断し(S13)、タイムアウトとなら無いときにはステップS11に戻り着信の継続および応答検出を監視する。いずれかの発信局線に応答を検出したときには、応答検出局線以外の発信局線を切断する処理を実行し(S14)た後、着信局線1に対して着信処理を実行して応答し(S15)、着信局線1と応答があった発信局線とを接続して(S16)、通話を成立させ(S17)た後、転送発信処理を終了する。
【0038】
前記発信局線の応答監視処理におけるステップS13において、タイムアウトとなると、メッセージ録音処理を行うか否かを判定する(S18,19)。この判定は、あらかじめタイムアウト時の処理を転送先指定と同様の方法でRAMに設定しておく。ステップS18,19でメッセージ録音処理を行うと判断したときには、全ての発信局線を切断し(S23)、着信局線1にメッセージを録音する旨応答し(S24)た後、着信局線1をメッセージ録音装置(留守録音装置)13に接続し(S25)、メッセージを録音する(S26)。その後着信局線を切断して、転送処理を終了する(S27)。
メッセージ録音処理は、電話装置に内蔵または外付けしたボイスメール装置または留守番電話装置と局線1とを接続して行う。
【0039】
ステップS18,19でメッセージ録音処理を行わないと判断したときには、それぞれの発信局線を切断し(S20,21)、着信転送処理を終了する(S27)。
【0040】
図6を用いて着信転送処理時に着信外線に対し着信転送処理中である旨のメッセージを伝えるようにした場合の処理を説明する。
転送機能がスタートすると局線の着信を監視する(S30)。着信検出手段68が着信を検出する(S31)と、中央制御装置7は発信外線に空きがあるか否かを判断する(S32)。空きが無いときにはこのような場合に発信停止条件であるか否かを判断する(S33)。発信停止条件にないときにはステップS32に戻って発信外線の空きを検索する。これを繰り返して発信停止条件となったときには転送処理を停止する。
【0041】
ステップS32で発信外線に空きがあることを検出したときには、着信局線1に対し着信処理を施して応答する(S34)。次いでタイマー8をスタートさせ(S35)、着信を転送する処理を実行中である旨を示すメッセージを局線1に送出する(S36)。このメッセージをタイムアウトまで送信する(S37)。タイムアウトすると、呼出中である旨を示すリングバックトーン(RBT)発生手段17を局線1に接続して着信局線1に対しリングバックトーンを聞かせる(S38)。
発信局線2または3の応答を監視し(S39)、応答を検出しないときには、発信者が終話したか否かを判定し(S40)、発信者が終話したときには着信局線1を切断して(S43)、着信転送処理を終了する(S66)。
ステップS40で発信者が終話していないときには、発信局線が全てタイムアウトしたか否かを判断し(S41)、タイムアウトしていない発信局線があるときには、ステップS38に戻って発信局線の応答を監視し、転送処理を続行する。
ステップS41で、発信局線の全てがタイムアウトしたときには、メッセージ録音機能を動作させて発信者のメッセージを録音が終了したかを判断する(S42)。メッセージの終了を検出すると着信局線1を切断して(S43)、着信転送処理を終了する(S66)。
【0042】
ステップS39で、発信局線のいずれかに応答を検出すると応答を検出した局線以外の発信局線を切断し(S60)、転送を実行する。
【0043】
この着信局線1に対する着信処理と並行して、発信局線2を捕捉して(S44)、タイマーをスタートさせ(S45)、1番目の発信先aにダイヤル発信する(S46)。
着信局線1を監視して着信局線が着信を継続しているかを監視する(S47)。着信が停止した時点で転送処理を終了する。
【0044】
ステップS47で着信が継続していると判断されたときには、発信局線2に応答があるか否かを監視する(S48)。応答を検出しないときには、タイムアウトとなったか否かを判断し(S49)、タイムアウトとならないときにはステップS47に戻り着信の継続および応答検出を監視する。タイムアウトとなると、メッセージを録音するか否かを判断し(S50)、発信局線2を切断する処理を実行し(S51)、発信局線2に対する転送発信処理を終了する。
【0045】
この発信局線2に対する転送処理に並行して発信局線に対する転送処理を実行する。発信局線3を捕捉して(S52)、タイマーをスタートさせ(S53)、2番目の発信先bにダイヤル発信する(S54)。
着信局線1を監視して着信局線が着信を継続しているかを監視する(S55)。着信が停止した時点で着信転送処理を終了する。
【0046】
ステップS55で着信が継続していると判断されたときには、発信局線3に応答があるか否かを監視する(S56)。応答を検出しないときには、タイムアウトとなったか否かを判断し(S57)、タイムアウトとならないときにはステップS55に戻り着信の継続および応答検出を監視する。タイムアウトとなると、メッセージを録音するか否かを判断し(S58)、発信局線3を切断する処理を実行し(S59)、発信局線2に対する転送発信処理を終了する。
【0047】
ステップS48またはステップS56で、発信局線から応答があったときには、応答があった発信局線以外の発信局線を切断し(S60)、応答があった発信局線をスイッチ回路5を介して着信局線1に接続し(S61)た後、通話を成立させて(S62)、転送処理を終了する(S66)。
【0048】
ステップS50またはステップS58で、メッセージを録音すると判断したときには、全ての発信局線を切断し(S63)、着信局線1を録音装置に接続して(S64)、メッセージを録音し(S65)た後、着信局線1を切断して転送処理を終了する(S66)。
【0049】
前記発信局線の応答監視処理におけるステップS49,S57において、タイムアウトとなると、メッセージ録音処理を行うか否かを判定する(S50,S58)。この判定は、あらかじめタイムアウト時の処理を転送先指定と同様の方法でRAMに設定しておく。ステップS50,S58でメッセージ録音処理を行うと判断したときには、全ての発信局線を切断し(S63)着信局線1にメッセージを録音する旨応答した後、着信局線1をメッセージ録音装置(留守録音装置)13に接続し(S64)、メッセージを録音する(S65)。その後着信局線を切断して、転送処理を終了する(S66)。
メッセージ録音処理は、電話装置に内蔵または外付けしたボイスメール装置または留守番電話装置と局線1とを接続して行う。
【0050】
ステップS50,S58でメッセージ録音処理を行わないと判断したときには、それぞれの発信局線を切断し(S51,S59)、着信転送処理を終了する(S66)。
【0051】
図7を用いて転送先の登録手順を説明する。転送電話の転送先の登録は、内線電話機2の操作、外線からのプッシュボタン信号の入力、外線からのモデム信号入力、電話装置に接続したパソコン等のPC端末からのデータ入力によって行われる。まず、電話装置を転送電話の登録モードにする(S70)。モードの指定方法は、登録方法に関係なく内線電話機2のキー操作または外線からのプッシュボタン信号で行う。次いで、転送電話の着信元を指定する(S71)。上記の例では局線1である。この指定は、着信外線毎、またはダイヤルインの着信番号毎等で指定することができる。また、全ての外線や全ての着信番号に対し同じ転送先を設定することも可能である。
【0052】
次に、転送先の番号を登録する(S72)。この登録は一つの着信もとに対して複数の転送先を指定することができる。その後、転送先のダイヤルを入力する(S73)。例えばRAM10に設けた図8に示す転送先登録テーブル101に入力データを登録する(S74)。転送先テーブル101は、着信元欄111と、転送先番号欄112と、ダイヤル番号欄113とからなり、図示のようにそれぞれが対応付けられて登録されている。
【0053】
全ての登録先番号が登録されたかを判断し(S75)た後、全ての着信もとに対して登録が終了したかを判断し(S76)、転送電話の登録モードを終了する(S77)。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、特定の番号が発信されたときに並行して複数の発信局線を捕捉して並行して複数の転送先へダイヤルするようにしたので、例えば領域番号が異なる複数の発信先が登録されたときに、応答のある発信先を選択して接続することができ、発信に要する時間を短縮することができる。
また、本発明は、着信転送時に、並行して複数の発信局線を捕捉して並行して複数の転送先へダイヤルするようにしたので、複数の転送先が登録されたときに、応答のある転送先を選択して接続することができ、追っかけ転送に比較して通話転送処理に要する時間を短縮することができ、発信者を待たせる時間を少なくすることができる。
さらに、携帯電話のように複数の通話領域を有する電話機に対して、短時間に通話転送接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複数発信機能を有する電話装置の機能構成を示す概念図。
【図2】本発明に係る通話転送機能付電話装置の機能構成を示す概念図。
【図3】本発明に係る通話転送機能を備えたアナログ回線を収容した電話装置の構成を示す概念図。
【図4】本発明に係る通話転送機能を備えたディジタル回線を収容した電話装置の構成を示す概念図。
【図5】本発明に係る通話転送機能の通話転送処理の第1の態様を示すフローチャート。
【図6】本発明に係る通話転送機能の通話転送処理の第2の態様を示すフローチャート。
【図7】本発明に係る登録モードの処理を示すフローチャート。
【図8】本発明に係る転送先登録テーブルの構成を示す図。
【図9】従来の追っかけ転送の手順を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 電話装置
2 内線電話機
3 局線
4 ネットワーク回路
5 スイッチ回路
6 制御装置
7 中央制御手段
8 タイマー
9 ROM
10 RAM
11 BT検出手段
12 転送中メッセージ送出手段
13 メッセージ録音手段(留守録音装置)
14 内線インターフェイス
15 PB信号送出手段
16 RAM
17 リングバックトーン(RBT)発生手段
41 ダイヤル送出回路
42 直流ループ回路
43 絶縁回路
44 データ伝送手段
60 制御機能
61 特定番号検出機能
62 発信通話チャネル捕捉機能
63 ダイヤル発信機能
64 発信先登録機能
65 応答検出機能
66 通話チャネル切断機能
67 転送先登録機能
68 着信検出機能
69 通話転送設定
101 転送先登録テーブル
111 着信元欄
112 転送先番号欄
113 ダイヤル番号欄
651 極性検出手段
655 情報解析手段
656 情報作成手段
681 呼出検出手段

Claims (2)

  1. 3以上の通話チャネルを収容するとともに通話転送機能を有する電話装置において、通話転送機能動作時の着信時に並行して複数の発信通話チャネルを捕捉し、同一の固有番号であり、かつ、異なる領域番号を有している複数の転送先に並行してダイヤルするようにしたことを特徴とする通話転送機能付電話装置。
  2. 3以上の通話チャネルを収容するとともに通話転送機能を有する電話装置の通話転送方法であって、通話転送機能動作時の着信時に並行して複数の発信通話チャネルを捕捉し、同一の固有番号であり、かつ、異なる領域番号を有している複数の転送先に並行してダイヤルするようにしたことを特徴とする通話転送機能付電話装置の通話転送方法。
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