JPH1013550A - 折り返し呼接続通信方式および該通信方式に用いるルータ - Google Patents

折り返し呼接続通信方式および該通信方式に用いるルータ

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JPH1013550A
JPH1013550A JP16631796A JP16631796A JPH1013550A JP H1013550 A JPH1013550 A JP H1013550A JP 16631796 A JP16631796 A JP 16631796A JP 16631796 A JP16631796 A JP 16631796A JP H1013550 A JPH1013550 A JP H1013550A
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call
router
communication
public
connection
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JP16631796A
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Takeo Inoue
武雄 井上
Masaaki Kimura
雅明 木村
Suguru Shikiba
英 式場
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S I S CONSULTING KK
Nakayo Telecommunications Inc
Original Assignee
S I S CONSULTING KK
Nakayo Telecommunications Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発呼者から接続データを送信した後、着信側
からの折り返し呼接続を待って通話するようにした通信
方式において、発呼に応答した着呼に対してのみ通話可
能とする。 【解決手段】 内線電話機15とルータ12を収容した
PBX11が接続されるISDN公衆回線網2と、国際
通信網4とからなり、ルータ12を着信側交換センタ5
に接続された日本側交換センタ3に回線網2のDチャネ
ルを介して接続してシステムを構成し、ルータ12は、
端末装置15からの着信先の国番号及び着信相手先番号
情報を受け取り、交換機3に向けてユーザ間情報通知
(UUI)サービスを利用してID番号および相手先番
号情報ならびに発信ごとに付与される管理番号からなる
接続データを送出し、ルータ12は発信時に付与した管
理番号と着信側交換機5から回線2のBチャネルを介し
て返送された管理番号の一致を見て、両者が一致したと
きに着信を内線電話機に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、PBXに
収容された内線通信端末装置から接続データを着信側に
送信し、着信側からの折り返し呼接続によって通信する
ようにした折り返し呼接続通信方式およびこの折り返し
通信方式に用いるルータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通話料金の業者間格差や内外格差
を利用した割安国際電気通信サービスが利用されるよう
になってきている。このサービスの方式は大別して二種
類ある。一つは「コールバック(折り返し電話)方式」
と呼ばれるものであり、もう一つは「直通方式」と呼ば
れるものである。後者の「直通方式」は、日本側に設置
されたゲートウェイ交換機に電話を掛けて、暗証番号と
相手先番号をダイヤルすれば、ゲートウェイ交換機の側
において設定されている割安国際通信サービスを提供し
ている回線業者が仲介する国際通信網介して、海外との
通話をすることができる。この直通方式では、ゲートウ
ェイ交換機を国際通話の発呼の都度呼び出さなければな
らず不便である。この不便さを解消するために、国際通
話の発呼の際に自動的にゲートウエイ交換機を呼び出す
専用のアダプターが市販されている。このアダプターに
は、ゲートウェイ交換機の番号と暗証番号が予め記憶さ
れている。したがって、このアダプターを回線に取付け
ておけば、利用者は、相手先番号情報のみをダイヤルす
るだけで、割安国際電気通信サービスの提供を受けるこ
とができる。
【0003】図16に、上記アダプターを備えた直通式
方式による割安国際通信サービスの利用システムを示
た。この図に示すように、専用アダプタ19は、利用者
1の自動構内電話交換装置(PBXあるいはボタン電話
装置)11と、国内公衆回線網2の間に取付けられる。
すなわち、PBX11の内線に収容されている複数の電
話機端末装置15−1,15−2やファクシミリ通信装
置15−3等の内線通信端末装置15を国内公衆回線2
に接続するトランク17に対応して、1台ずつの専用ア
ダプタ19が取付けられている。この専用アダプタ19
は次の機能を備えている。 (1)ダイヤル番号を識別して、それが国際通信のため
のダイヤル(例えば「001」)であると、以降の国番
号、相手先番号を記憶する機能。国内番号のときには、
国内番号をスルーにする機能。 (2)予め登録されている国際ゲートウェイ交換機(日
本側交換センタ)3の番号を自動発信する機能。 (3)ゲートウェイ交換機3の応答を得て、暗証番号お
よび相手先番号を自動送出する機能。 (4)相手先(着信側)から接続されてくる回線を、発
信側の内線通信端末装置15に接続する機能。
【0004】しかしながら、このような従来の専用アダ
プターを使用した直通方式による割安国際電気通信サー
ビスの利用システムには、次のような問題点がある。 (a)PBXのトランク数だけ専用アダプターを設置す
る必要があるので、トランク数が多い場合には、その取
付け工事も大変であり、特に費用が嵩む。 (b)発信側の通信端末装置15から国内公衆網2を介
して日本側交換センタ(国際ゲートウェイ交換機)3ま
での国内通話料は、発信側の負担になる。このことか
ら、遠距離の加入者にとっては費用負担が大きくなる。
【0005】本発明の発明者の一人である式場英は、上
記問題点を解消することが可能な割安国際電気通信サー
ビスの利用システムと、そのために使用する国際電気通
信サービス用ルータを「国際電気通信サービスの利用シ
ステム」(特願平7−285701号)として既に発明
している。
【0006】上記出願にかかる発明は、国内の通信端末
装置から日本側交換センタ(ゲートウェイ交換機)を呼
び出して、当該交換センタが希望する国際電気通信サー
ビス会社(着信側交換センタ)を選択し、選択した当該
国際電気通信サービス会社の仲介による国際通信網を介
して、海外の通信用端末装置との間で国際電気通信を行
う国際電気通信サービスの利用システムであって、自動
構内交換機を介して複数台の通信用端末装置から呼び出
し可能な国際電気通信サービスルータを前記自動構内交
換機と国内公衆回線網のISDN回線の間に接続し、次
の手順を経て海外との間で通信を行うようにしている。
【0007】上記出願にかかる発明による国際電気通信
サービスの利用システムを図17を用いて説明する。上
記出願にかかる国際電気通信サービスの利用システム
は、自動構内交換装置(以下、PBXという)11を設
置した利用者1と、国内公衆回線網2と、国際通信網4
と、日本側交換センタ(国際ゲートウエイ交換機)3と
から構成されている。利用者1は、国内公衆回線網2
(例えばNTT回線網)に接続された局線トランク17
を収容するPBX11を設置している。このPBX11
の内線側には、多数本の内線電話端末装置15−1,1
5−2やファクシミリ通信装置15−3等の内線通信端
末装置15が接続されるとともに、加えて、1台の国際
電気通信サービスの自動取扱装置として従来の専用アダ
プターに対応するルータ12´が収容されている。さら
に、ルータ12´は、国内回線網2のISDN回線(例
えば、NTTのINS64)に接続されている。国内公
衆回線網2は、国際通信回線網4に接続されている。国
内公衆回線網2と国際通信回線網4の間には、ゲートウ
ェイ交換機(日本側交換センタ)3が接続されている。
同様に、国際通信網4と図示を省略した相手国の国内公
衆回線網の間にも図示を省略したゲートウェイ交換機
(着信側交換センタ)が接続されている。
【0008】ルータ12´は、市販されている現行の専
用アダプターと同様に次の機能を備えている。 (1)ダイヤルされた国番号、相手先番号を記憶する機
能。 (2)予め登録されている日本側交換センタ(ゲートウ
ェイ交換機)3の番号を自動発信する機能。 (3)ゲートウエイ交換機3に対して、予め登録されて
いる暗証番号および相手先番号をUUIサービスを利用
して自動送出する機能。 (4)相手先(着信側)から接続されてくる回線を、発
信側の内線通信端末装置15に接続する機能。 ルータ12´は、これらの機能に加えて、予め定められ
た内線番号あるいは特殊番号(特番)を割り当てられて
おり、複数台の内線電話端末装置等からのアクセスが可
能となっている。なお、この例では、ルータ12´を内
線側に接続してあるが、この代りに、ルータ12´をト
ランク17の側に接続することもできる。さらには、ル
ータ12´を内線側とトランク側の双方に対して選択的
に接続できるようにPBX11を構成してもよい。
【0009】次に、図18を参照して、上記の国際電気
通信サービスの利用システムを用いて海外と通話する場
合の通信回線の接続手順を説明する。まず、発信側の利
用者は、国際通信サービスを利用するに際して、内線通
信端末装置15から決められた番号をダイヤルしてルー
タ12´を呼び出す()。この番号は、予めルータ1
2´に割り当てられた番号である。ルータ12´は、こ
のように内線通信端末装置15の一つからアクセスされ
ると、応答信号音を発生して、アクセスされたことを発
信側の内線通信端末装置15に報知する()。利用者
は、この応答信号音を確認した後に、相手先番号情報を
ダイヤルする()。相手先番号情報とは、着信側の国
番号と着信相手先電話番号である。この後は、発信側の
利用者は、内線通信端末装置15の受話器を上げたまま
待機する。
【0010】一方、ルータ12´は、相手先番号情報を
受け取ると、INS回線を起動して、Dチャネルを設定
して、ユーザ間情報通知サービス(UUI)を利用し
て、日本側交換センタ(国際ゲートウエイ交換機)3に
対してユーザ間情報としてID番号、暗証番号および相
手先番号情報を送り込み、呼を設定する()。
【0011】日本側交換センタ3では、供給された情報
のうち、ID番号と暗証番号をチェックして、これらが
適正なものであることを確認すると、相手先番号情報と
発信側番号情報(コールバック番号)を、パケット網を
利用した共通信号路を介して相手国の側の交換センタに
送出する。例えば、相手国センタが米国にある場合は、
米国側交換センタ5に送出して、以後の接続を依頼する
()。
【0012】米国側交換センタ5では、受け取った国番
号、着信電話番号に基づき、着信側通信端末装置6を呼
出し、回線を接続して、着信側電話端末装置6との間の
通話回線を接続する()。
【0013】次に、着信側通信端末装置6からの応答
()があると、米国側交換センタ5は、大口割引回線
を用いた通話路を介して日本側交換センタ3を経由する
ことなく国内網2に接続し()、国内網2のINS回
線のBチャネルを通して、発信側の利用者の内線通信端
末装置15に通話を接続する()。この結果、内線通
信端末装置15と着信側通信端末装置6との間は、割安
国際電気通信サービスで接続され国際通話が可能とな
る。
【0014】ここで、通話料の発生、すなわち課金の開
始時点は、上記のようにINS回線のBチャネルを介し
て発信側との接続が完了した時点をもって行う。課金の
監視および記録は日本側交換センタ3および米国側交換
センタ5で行う。
【0015】図19に、上記のルータ12´の概略を機
能ブロック図を用いて示す。ルータ12´は、発信側監
視回路12´と、信号音送出回路12´−2と、番号受
信回路12´−3と、電話電流供給回路12´−4と、
通話路制御回路12´−5と、メモリ12´−6と、情
報送出回路12´−7と、Dチャネル制御回路12´−
8と、着信側監視回路12´−9と、ターミナルアダプ
ター(TA)12´−10から構成され、PBX11を
介して内線通信端末装置15に、ディジタルサービスユ
ニット(DSU)14を介して国内公衆回線網2に接続
される。発信側監視回路12´−1は、各通信端末装置
15から当該交換機がアクセスされたことを検出する。
信号音送出回路12´−2は、応答信号音を発生して通
信端末装置15に送信する。番号受信回路12´−3
は、通信端末装置15から供給される相手先番号を受信
して、メモリ12´−6内に一旦格納する。通話路制御
回路12´−5は、Dチャネル制御回路12´−8を制
御してDチャネルを起動させると共に、情報送出回路1
2´−7を駆動制御して、ターミナルアダプター12´
−10を介して、メモリ12´−6に予め登録され保持
されているID番号、暗証番号を日本側交換センタ3に
送出する。また、通話制御回路12´−5は、着信応答
があると、発信側の通信端末装置15を着信側に接続す
る。また、着信側監視回路12´−9は、着信側端末装
置からの着信応答を受け付ける。
【0016】このようなシステムにおいて、まず、発信
側の国内の通信端末装置15の一つから前記国際電気通
信サービスルータ12´を呼び出すための特定番号をダ
イヤルして当該ルータを呼出す。次に、呼び出された前
記ルータ12´から応答信号を前記通信端末装置15に
送信する。当該ルータ12´は、前記応答信号を受け取
った前記通信端末装置15から送出される着信先の国番
号および着信相手番号を含む相手先番号情報を受け取る
と、前記ISDN回線2のDチャネルを起動して、日本
側交換センタ3に向けてユーザ間情報通知(UUI)サ
ービスを利用して、ユーザ間情報としてID番号、暗証
番号および前記相手先番号情報を送出する。前記日本側
交換センタ3は、受信した前記ID番号および暗証番号
の判別を行い、これらの番号が正規のものであると判別
した場合には、前記相手先番号情報を相手国側交換セン
タ5に送信して、着信相手先番号が付与された着信側の
通信端末装置6への回線接続を要求する。一方、相手国
側交換センタ5のゲートウェイ交換機は、回線が着信側
から延長されて、前記着信側の通信端末装置6に接続さ
れた旨の着信側応答信号を受け取ると、前記ISDN回
線のBチャネルを起動して、当該チャネルおよび前記ル
ータ12を介して、前記発信側の通信端末装置15を前
記着信側の通信端末装置6に接続する。
【0017】このシステムにおいては、従来技術の専用
アダプターに対応する国際電気通信サービスルータは、
国際通信サービスを取り扱う自動装置として、予め定め
られた内線電話番号あるいは特殊番号を持ち、複数台の
内線電話から呼び出すことができる。勿論、ルータを2
台以上設置しても良く、利用者の呼量に応じてその台数
を設定すればよい。一般的な利用度に基づけば、内線1
00本に対して1ないし2台のルータを設置すればよ
い。このように、この発明の方法では、1台のルータが
複数台の内線通信端末装置を受け持つので、従来のよう
に各トランク毎に専用アダプターを設置する場合に比べ
て、費用が安くなり、また、専用アダプターの取付け工
事が簡単となり、その工事費も安くすることができる。
【0018】また、前記出願にかかる発明では、国内通
信回線網としてISDN回線(NTTのISNネット6
4)を利用している。特に、その方法では、ユーザ間情
報通知サービス(UUI)を利用して、ユーザ間情報と
してID番号、暗証番号および相手先国番号、着信側番
号を送信している。このサービスは、NTTによりUU
Iサービスとして提供されるものであり、ユーザが信号
(D)チャネルを通して他のユーザとの間で一定量の情
報を送受信できる機能である。現行のUUIサービスの
通信料は1メッセージ(128オクテット)まで0.4
円であり、月額料金は無料である。
【0019】このように、前記出願にかかる発明では、
発信接続のための情報の通信は、ISDN回線によるユ
ーザ間情報通知サービスを利用しているので、この発信
接続のための通信費が極めて安くなる。また、実際の通
話時の通信料は、国際着信通話になるので、格安にな
る。したがって、本発明の方法では、国内通話料が安く
なり、遠距離からの通話料も安く、遠距離から利用し易
い。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記割安国際通信サー
ビスでは、発信側内線通信端末装置がルータを介して国
際通話発信した後、折り返し呼接続されるのを待機して
いる中に当該ルータに対して他の着信があったときに
は、他着信について通話を成立させてしまい、正しい国
際通話をすることができないという問題があった。さら
に、上記割安国際通信サービスでは、発信側内線通信端
末装置がルータを介して国際通話発信した後、待機途中
で呼放棄して新たな相手に発信した場合には、前の発信
に対する折り返し呼接続があるとこの折り返し呼接続に
対応してしまい、新たな相手との国際通話をすることが
できないという問題があった。
【0021】本発明は、発信側内線通信端末装置からの
発信があったときに、着信側から折り返し呼接続するこ
とによって通話を成立させるようにした通信方式におい
て、発信側内線通信端末装置がルータを介して通話発信
し、折り返し呼接続されるのを待機している途中になさ
れた当該ルータに対する着呼に対して、待機中の通信に
対する着呼にのみ応答できるようにすることを目的とす
る。さらに、本発明は、発信側内線通信端末装置からの
発信があったときに、着信側から折り返し呼接続するこ
とによって通話を成立させるようにした通信方式におい
て、発信側内線通信端末装置がルータを介して通話発信
した後、待機途中に呼放棄して新たな相手に発信した場
合に、当該ルータに前回の発信に対する折り返し呼接続
があったときにも、新たな発信に対する折り返し呼接続
にのみ対応できるようにすることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、PBXに収容された複数の内線通信端末
装置と、前記PBXに収容され公衆回線網に接続された
少なくとも一個のルータと、このルータに公衆回線網を
介して接続された発信側ゲートウエイ交換機と、通信網
と、前記発信側ゲートウエイ交換機に通信網を介して接
続された着信側ゲートウエイ交換機と、この着信側ゲー
トウエイ交換機に接続された着信側通信端末装置とから
構成される通信システムを用い、発信側内線通信端末装
置からの通信発信に対する着信側ゲートウエイ交換機か
らの折り返し呼接続を待って通話するようにした折り返
し呼接続通信方式において、前記ルータは発信側ゲート
ウエイ交換機へユーザ間情報通知(UUI)サービスを
利用して接続データを送信し、前記発信側ゲートウエイ
交換機は該接続データを着信側ゲートウエイ交換機へ転
送し、前記着信側ゲートウエイ交換機は受信した接続デ
ータに基づいて着信側通信端末装置へ呼を設定するとと
もに、受信した接続データに基づいて前記発信ルータへ
の折り返し呼を設定し、前記ルータは着信側ゲートウエ
イ交換機からの呼が前記通信発信に対する着信であるこ
とを判定して発信した内線通信端末装置に前記着信した
呼を接続する折り返し呼接続通信方式とした。
【0023】さらに、本発明は、上記折り返し呼接続通
信方式において、接続データに接続先番号および折り返
し呼接続先番号ならびに内線通信端末装置からの発呼動
作ごとに付与される管理番号を含ませ、ユーザ間情報通
知サービス(UUI)データとしてISDN回線のDチ
ャネルを介して送信した。また、着信側ゲートウエイ交
換機からの呼接続が通信発信に対する着信であることの
判定は、送信した管理番号と着信した管理番号の一致を
見て行う。さらに、ルータはPBXの内線側または局線
側に収容される。
【0024】また、本発明は、PBXに収容された複数
の内線通信端末装置と、前記PBXに収容され公衆回線
網に接続された少なくとも一個のルータと、このルータ
に公衆回線網を介して接続された発信側ゲートウエイ交
換機と、通信網と、前記発信側ゲートウエイ交換機に通
信網を介して接続された着信側ゲートウエイ交換機と、
この着信側ゲートウエイ交換機に接続された着信側通信
端末装置とから構成される通信システムを用い、発信側
内線通信端末装置からの通信発信に対する着信側ゲート
ウエイ交換機からの折り返し呼接続を待って通話するよ
うにした折り返し呼接続通信方式に用いるルータに、内
線通信端末装置からの発呼動作ごとに管理番号を付す管
理番号付与機能と、該管理番号を含む接続データを発信
側ゲートウエイ交換機にユーザ間情報通知(UUI)サ
ービスを利用して送出する接続データ送信機能と、着信
側ゲートウエイ交換機から折り返し呼接続時に送られて
くる接続データから管理番号を抽出する管理番号抽出機
能と、管理番号付与手段で付与した付与管理番号と管理
番号抽出手段が抽出した抽出管理番号を比較し一致を検
出する一致検出機能と、付与管理番号と抽出管理番号が
一致したときに発信した内線通信端末装置にルータに着
信した呼を接続する着信接続機能とを設けた。さらに、
上記ルータにおいて、送信機能にISDN回線のDチャ
ネルを介して発信側ゲートウエイ交換機に送出するレイ
ヤ1.2.3制御機能を具備させた。また、接続データ
が、ユーザ間情報通知サービス(UUI)データとして
送信され、接続先番号および折り返し呼接続先番号なら
びに内線通信端末装置からの発呼動作ごとに付与される
管理番号を含む構成とした。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本願発明にかかるルータ
を用いた国際通信サービスが適用される国際通信システ
ムの構成の概要を示す概念図である。この国際通信シス
テムは、国内から国際通信発信をする自動構内交換シス
テム(PBX)11を設置した利用者1と、ISDN公
衆回線網2と、前記利用者1に公衆回線網2を介して接
続された日本側交換センタ(ゲートウエイ交換機)3
と、前記公衆回線網2に接続された国際通信網4と、前
記日本側交換センタ3に該国際通信網4を介して接続さ
れた着信側交換センタ(ゲートウエイ交換機)5と、前
記国際通信網4に接続された着信側の公衆回線網に収容
された着信側端末装置6から構成される。公衆回線網2
および国際通信網4は、BチャネルおよびDチャネルを
有するISDN回線7が用いられる。
【0026】さらに、利用者1は、自動式構内交換機
(PBX)11と、PBXの内線側に収容されたルータ
12と、ルータ12に接続され公衆網2とのインターフ
ェースをとるデジタルサービスユニット(DSU)14
と、PBXに収容される複数の内線電話機15−1,1
5−2またはファクシミリ端末装置15−3などの内線
通信端末装置15と、PBX11と公衆網2とのインタ
ーフェースをとる少なくとも一つの局線トランク17と
から構成される。
【0027】図2に、ルータ12の構造の概要を示す。
ルータ12は、PBX内線に接続される切替スイッチ1
21と着信検出手段122と2/4変換手段123とコ
ーデック(CODEC)回路124とループ回路125
とビジートーン(BT)検出手段126とプッシュボタ
ン(PB)信号レシーバ127とからなる国際通信発着
信系と、レイヤ1・2・3制御部128と、ドライバ・
レシーバ129と、PBXインタフェース制御部130
と、主制御部131と、記憶手段(RAM)132と、
表示手段(LED)133,134とから構成される。
国際通信発着信系は2系統が設けられている。
【0028】着信検出手段122は、PBXからの呼び
出し信号を検出する手段で、内線電話器からの着信を検
出すると、常時着信検出手段122側に接続されている
切替スイッチ121を国際通信発着信系に切り替える。
2/4変換手段123は、2線−4線変換用ハイブリッ
ド回路である。コーデック回路124は、PBX11側
からのアナログ信号をディジタル信号に、回線側からの
ディジタル信号をアナログ信号に変換するとともに、各
種トーン(DT,BT)を発生する。ループ回路125
は、PBX11の内線端子および2/4変換手段に対し
直流ループを閉成する。ビジートーン検出手段126
は、PBX11側およびコーデック回路124側からの
ビジートーンを検出し、直流ループ回路125を解放す
る。PB信号レシーバ127は、PBX11側からのプ
ッシュボタン(PB)信号を受信し、ダイヤル番号に展
開する。
【0029】レイヤ1・2・3制御部128およびドラ
イバ・レシーバ129は、INSネット64のB1チャ
ネルおよびB2チャネルならびにDチャネルに接続する
ポートの選択およびINSネット64とのユーザ網イン
タフェースを形成する。PBXインタフェース制御部1
30は、着信検出手段122と、ループ回路125と、
ビジートーン検出手段126と、表示装置133を制御
する。主制御部131は、コーデック回路124と、レ
イヤ1・2・3制御部128と、ドライバ・レシーバ1
29と、PBXインタフェース制御部130と、主制御
部131と、記憶手段132と、表示手段134とを制
御する。記憶手段(RAM)132は、日本側交換セン
タ3からUUIデータとしてダウンロードされた日本側
交換センタ番号、会員番号(ID)、暗証番号、折り返
し呼接続番号(コールバック番号)、およびダイヤル終
了識別などのデータを記憶する手段であり、電池によっ
てバックアップされている。表示手段(LED)133
は、アナログポート(内線1および内線2)の使用中、
待機中などの状態を表示する。主制御部131に接続さ
れた表示手段(LED)134は、回線の話中、着信な
どの状態を表示する。
【0030】図3を用いて、ルータ12の機能構成を説
明する。ルータ12は、PBX11を介した内線通信端
末装置15からの発信ごとに管理番号を付与する管理番
号付与機能135と、着信側交換センタ(ゲートウエイ
交換機)5から折り返し呼接続時に送られてくるデータ
から管理番号を抽出する管理番号抽出機能136と、管
理番号付与機能135で付与した付与管理番号と管理番
号抽出機能136が抽出した抽出管理番号を比較し一致
を検出する一致検出機能137と、付与管理番号と抽出
管理番号が一致したときにルータに着信した呼を国際通
話を発信した内線に接続する着呼接続機能138とを有
している。
【0031】本発明にかかる国際通信サービスのシステ
ム動作の標準パターンの概要を図4を用いて説明する。
本システムの使用に当たり、まず、PBX11に収容さ
れたルータ12に予め日本側交換センタ3から、発着信
動作に際して使用する前記日本側交換センタ番号、会員
番号(ID)、暗証番号、折り返し呼接続番号(コール
バック番号)、およびダイヤル終了識別などのデータを
ダウンロードする。内線電話機15がオフフックする
と、PBX11はダイヤルトーンを内線電話機15に送
出する。
【0032】ダイヤルトーンを受けた内線電話機15か
らルータ12の内線番号をダイヤルすると、PBX11
はルータ12に対し呼出し信号(以下、IR信号とい
う)を送出してルータ12を呼び出す。IRの着信を検
出したルータ12は、ループ回路125を閉じ内線電話
機15に対して第2発信音(セカンドダイヤルトーン:
以下、SDT信号という)を送出する。SDT信号を受
けた内線電話機15は、国際電話番号を含む相手先電話
番号をプッシュボタン信号(以下、PB信号という)と
してダイヤルする。
【0033】相手先電話番号を受けたルータ12は、含
まれる国際電話番号から日本側交換センタ3を選択しこ
の日本側国交換センタ3に対してDチャネルの呼を設定
するとともに、会員番号や暗証番号、国際電話番号やコ
ールバック番号などの接続データ、および国際通信の発
生ごとに更新付与される管理番号などのデータからなる
UUIデータを送信する。
【0034】UUIデータを受けた日本側交換センタ3
は、ルータ12から受信した受信データを解析し、会員
番号暗証番号などの一致を見て、その結果に基づいて許
諾応答(以下、ACKという)」または拒否応答(以
下、NAKという)をルータ12に送信する。データの
解析結果が正常であるときには、「ACK」データをル
ータ12に送信した後、ルータ12とのDチャネル接続
を開放するとともに、着信側交換センタ5へ国際通信網
を介して呼を設定し、例えばパケット通信等によって接
続データおよび管理番号などのUUIデータを送信す
る。
【0035】ルータ12は、日本側交換センタ3から
「ACK」がっあった場合は、発信側内線通信端末装置
15に待ち合せ音(セカンドリングバックトーン、以
下、SRBTという)を送出したまま、日本側交換セン
タ3との回線を開放する。日本側交換センタ3から「N
AK」があった場合は、日本側交換センタ3との回線側
を開放し、発信側内線通信端末装置15に話中音(ビジ
ートーン、以下、BTという)を送出する。
【0036】待ち合せ音「SRBT」を受けた内線電話
機15は、オフフックしたまま着信側交換センタ5から
の折り返し呼接続を待ち受ける。
【0037】一方、日本側交換センタ3からの呼を受け
た着信側交換センタ5は、受信したUUIデータからコ
ールバック番号などを抽出して国際通信網4のISDN
回線7を介して日本側交換センタ3を経由せずにルータ
12に呼を設定し、受信した管理番号を含むUUIデー
タを送信する。同時に、着信側交換センタ5は、受信し
たUUIデータから着信側の電話番号を抽出して着信側
電話機6を呼び出して呼設定処理を実行する。
【0038】着信側交換センタ5からの呼を着信したル
ータ12は、着信側交換センタ5から受信したUUIデ
ータを解析して得た管理番号を用いて、前に自己が発信
して待機中の呼に対する着呼であるか否かを判断し、待
機中の呼に対する着呼であるときには、着信側交換セン
タ5にUUIデータで「ACK」を送出する。ルータ1
2は、待機中の呼に対する着呼でないときには、着信側
交換センタ5にUUIデータで「NAK」を送出する。
一方、上記待機中にルータに対して他の着信があったと
き、UUIデータの有無を監視して、UUIデータのな
いときには、一般呼と判断し着信を拒否し、UUIデー
タがあったときのみ上の処理を実行する。
【0039】内線電話機15は、着信側交換センタ5を
介して送られてくる被呼ユーザ6の呼出音(リングバッ
クトーン、以下、RBTという)を聴取し、被呼ユーザ
6から応答があると通話を開始する。
【0040】通話を終了するには、内線電話機15をオ
ンフックするとPBX11はオンフックを検出し、ルー
タ12に対して「BT」を送出する。「BT」を検出し
たルータ12は、タイマを動作させ約3秒後にループを
開放するとともに、公衆回線網(ISDN回線網)2と
の接続の切断処理を実行する。この切断処理を受けた公
衆回線回線2は、国際通信網4との接続の切断処理を実
行する。国際通信網4は、切断処理を検出すると、公衆
回線網2を開放する処理を実行し、公衆回線網2は、ル
ータ12を開放する処理を実行する。開放が完了する
と、ルータ12から、開放完了データが公衆回線網2お
よび国際通信網4に送信され、開放処理が終了する。
【0041】次いで、サービス機能について説明する。
アナログ通信機器の総合ディジタル通信網接続機能を持
つルータは、PBX内線2回線を総合ディジタル通信網
に接続し、UUIサービスによる発信、通話、終話を実
現する。2回線の内線のうち、1回線は、内線電話通信
端末装置15−1,15−2が接続されるものとし、他
の1回線を、ファクシミリ通信装置15−3などの内線
通信端末装置などが接続されるものとして構成すること
ができる。
【0042】1)発信 ルータ12は、PBX内線からの呼出信号を検出した
後、自動応答によってループ閉結し、PBダイヤルの受
信準備が完了したら、第2発信音「SDT」をPBX内
線に送出する。ルータ12は、PBX内線からのダイヤ
ル信号を受信した後、桁間タイムアウトまたは「#」P
B信号受信後(1桁目の#は除く)総合ディジタル通信
網に対しUUIサービスによる発信メッセージを送出す
る。ルータ12は、日本側交換センタ3がUUIデータ
を正常に受信した場合には、第2発呼音「SRBT」を
PBX内線に送出する。また、正常に発信できなかった
場合で、かつ総合ディジタル通信網より「BT」を受信
できない場合および「BT」受信後停止になった場合
は、ルータ12からPBX内線に対して「BT」を送出
する。 2)送信 ルータ12は、通話中は、PBX内線側からの「BT」
を監視する。 3)終話 ルータ12は、PBX内線からの「BT」検出後、ルー
プを解放し総合ディジタル網へ切断メッセージ類を送出
する。
【0043】次に、UUIデータのデータ要素について
説明する。本発明のUUIデータのデータ要素には、識
別符号と、制御符号と、データ符号と、会員番号と、暗
証番号と、日本側交換センタ番号と、コールバック番号
と、管理符号(管理番号)と、相手先番号と、ダイヤル
終了識別がある。識別符号は、ダウンロード着信、ダウ
ンロード応答、ダウンロード読出し、国際電話発信
(送)、国際電話着信(受)のいずれかが選択される。
制御符号は、「ACK」、「NAK」、Bチャネルが空
いていない場合の着信呼である再発信要求のいずれかが
選択される。データ符号は、データの終了を示す終了符
号と、データの区切りを示す区切符号に細分される。
【0044】本発明を特徴付ける管理符号は、ルータ1
2のポート1とポート2に接続されるグループに細分さ
れるとともに、それぞれのグループでの発信ごとに順に
更新されれて付与される。会員番号、暗証番号、日本側
交換センタ番号、コールバック番号およびダイヤル終了
識別は、ルータ12のメモリ132にバックアップされ
る。
【0045】ダウンロード(着信)データは、日本側交
換センタ3からルータ12に呼設定として送られるデー
タであり、識別符号と、管理番号と、会員番号と、暗証
番号と、コールバック番号と、日本側交換センタ番号
と、ダイヤル終了識別子と、終了符号とから構成されて
いる。ダウンロード(応答)データは、ルータ12から
日本側交換センタ3に対して解放完了として送られるデ
ータである。ダウンロード着信のデータに異常がないと
きには、ダウンロード(応答)データは、ダウンロード
(着信)データと同じデータが日本側交換センタ3へ返
送される。受信したダウンロードデータ(着信)に異常
があるとき、および、ルータ12にデータがない場合ま
たは保存していたデータが異常な場合には、日本側交換
センタ3へ返送されるダウンロード(応答)データは、
識別符号と、管理番号と、終了符号とから構成されてい
る。
【0046】以下、本発明にかかるサービスに用いられ
るデータフォーマットを図5〜図Dを用いて説明する。
ダウンロード時のデータのフォーマットを図5(A)に
示す。ダウンロード(着信)データおよびダウンロード
(応答)データ500は、識別符号501と、管理番号
502と、会員番号503と、暗証番号504と、コー
ルバック番号505と、日本側交換センタ番号506
と、ダイヤル終了識別508と、終了符号509とから
構成され、各番号符号の間には区切符号が設けられてい
る。
【0047】ダウンロード(着信)データの具体例を図
5(B)に示す。ダウンロード(着信)データでは、識
別符号501は、例えば、”11”に設定される。
【0048】ダウンロード(応答)データの具体例を図
5(C)および図5(D)に示す。ダウンロード(応
答)データの識別符号501は、例えば、”13”に設
定される。ダウンロード(着信)データが正常である場
合は図5(C)に示すように、識別符号501を”1
3”に置き換えたダウンロード(着信)データをダウン
ロード(応答)データとして日本側呼応感センタ3へ返
送する。ダウンロード(着信)データに異常がある場合
の応答データは、図5(D)に示すように、識別符号5
01と、管理番号502と、終了符号509から構成さ
れ、識別符号は”13”に設定される。受信したダウン
ロードデータに異常があるときには、受信したダウンロ
ードデータは廃棄しメモリ132に格納しない。
【0049】図5(E)に示すダウンロード(読出)デ
ータは、日本側交換センタ3からルータ12に呼設定し
てダウンロードしたデータを読み出すときに発するデー
タであり、識別符号501と、終了符号509のみとか
ら構成され、例えば、識別符号501は、”12”に設
定される。ルータ12のダウンロード(読出)データに
対する応答は、ダウンロード(応答)データの正常な場
合と同一のフォーマットを用いて、現在ルータ12に登
録されている内容を日本側交換センタ3へ送信する。上
記ダウンロード(着信)データ、ダウンロード(応答)
データでは、管理番号データ502としてダミーデー
タ”00”が選択される。
【0050】以下の、国際呼発信で遣り取りされる管理
番号データは、PBX11のアナログポートおよび発呼
を示すもので、例えば、内線電話機15−1,15−2
は”01”〜”49”のいずれか、ファクシミリ端末装
置15−3は”50”〜”99”のいずれかが選択され
て付与され、管理番号は、ルータ12からの発呼ごとに
順次繰り上げられ同一の群を循環して付与される。ルー
タ12が一度管理番号を付して発呼すると、この呼に対
して着信側交換センタ5からコールバックされるまで、
付与された管理番号がルータ12−日本側交換センタ3
−着信側交換センタ5−ルータ12間を転送されるの
で、ルータが着信したコールバックに付与された管理番
号と、発信した呼に付与された管理番号を比較すること
によって、着信した呼が発呼した呼に対するコールバッ
クであるか否かを認識することができる。さらに、内線
通信端末装置15が発信して、ルータ12が国際呼発信
をした後、内線通信端末装置15が待機中のこの発信を
呼放棄して新たな発信をしたときには、新たな管理番号
が付与されるので、着信した呼が新たに発信した呼に対
してであるか否かを判断して、新たな発信に対する呼に
対してのみ応答することができる。
【0051】次に、国際発信時の呼設定および解放完了
データフォーマットを図6を用いて説明する。国際発信
時の呼設定において、まず、ルータ12から日本側交換
センタ3への呼は、ルータ12にダウンロードされた日
本側交換センタ番号506を用いて公衆回線網2のDチ
ャネルを経由して設定され、接続データは、UUIデー
タとして転送される。このとき転送される呼設定用の接
続データのフォーマットは、図6(A),(B)に示す
ように、識別符号601と、管理番号602と、会員番
号603と、暗証番号604と、コールバック番号60
5と、相手先番号609と、終了符号608とから構成
され、各番号符号の間には区切符号が設けられている。
ルータ12から日本側交換センタ3への呼設定データの
識別符号601は、例えば、”01”に設定される。図
6(C)に示すように、日本側交換センタ3からルータ
12へ送られる解放完了データのフォーマットは、識別
符号601と、終了符号609から構成される。日本側
交換センタ3からルータ12へ返される解放完了データ
の識別符号601は、「NAK」では図6(D)に示す
ように”03”に、「NAK」では図6(E)に示すよ
うに”04”に設定される。
【0052】国際発信時の着信側交換センタ5からルー
タ12に対する呼設定データのフォーマットを図7に示
す。着信側交換センタ5からルータ12への着信時の呼
設定データは、図7(A)に示すように、識別符号70
1と、管理番号702と、終了符号708とから構成さ
れ、各番号符号の間には区切符号が設けられている。着
信側交換センタ5からルータ12への着信時の呼設定デ
ータの識別符号701は、図7(B)に示すように、例
えば、「02」に設定される。
【0053】ルータ12から着信側交換センタ5への応
答データフォーマットは、図7(C)に示すように、識
別符号701と、終了符号708とから構成される。こ
の場合の識別符号701は、「NAK」では”03”
に、「NAK」では”04”に設定される。
【0054】着信側交換センタ5からの管理番号が一致
した着信呼があったときに、日本側の公衆回線網のBチ
ャネルが空いていない場合、この着信呼に対して再発信
を要求する再発信要求データのフォーマットを図8に示
す。再発信要求データ800は、識別符号801と、終
了符号808とから構成される。この識別符号801
は、”05”に設定される。
【0055】ルータ12における着信呼に対する判定処
理を図9のフローチャートを用いて説明する。ルータ1
2に着信があると、UUIデータの受信が成功したか否
かを判定する(S1)。UUIデータの受信に成功した
ときには、受信したUUIデータに管理番号があるか否
かを判定する(S2)。管理番号があるときには、発信
呼に付与した管理番号と受信した管理番号が一致するか
否かを判定する(S3)。管理番号が一致したときに
は、発呼に対する着信側交換センタ5からのコールバッ
クであると判断して応答を送り返すとともに、この着信
を内線電話機15に接続する(S4)。ステップS1で
UUIデータを受信できなかったとき、ステップS2で
管理番号を発見しなかったとき、ステップS3で、管理
番号が一致しなかったときには、発信呼に対する着信側
交換センタ5からのコールバックではないと判断してこ
の着信を発呼した内線交換機15へ接続することを拒否
する。
【0056】上記の処理における内線電話機15から国
際電話する場合の操作を図10を用いて説明する。発呼
者は、内線電話機15の受話器をオフフックし(S1
1)、PBX11から送られてくるダイヤルトーン(以
下、DTという)を聴取すると(S12)、ルータ12
の内線番号をダイヤルする(S13)。発呼者は、ルー
タ12からのSTDを聴取すると(S14)、国番号と
相手先の電話番号からなる国際電話番号をダイヤルする
とともに(S15)”*”または”#”からなるダイヤ
ル終了情報をダイヤルする(S16)。日本側交換セン
タ3とUUIデータの交換が行われる間「SRBT」を
聴取する(S17)。日本側交換センタ3と着信側交換
センタ5との間で国際通信網の接続処理がなされる間内
線通信端末15は無音となる(S18)。国際通信網が
接続され、着信側ネットワークから「RBT」が返って
くると、内線通信端末15の発信者は、この「RBT」
を聴取する(S19)。被呼者から応答があると、内線
端末装置15の発信者は、通話を開始する(S20)。
終話すると、電話機15をオンフックして通話操作を終
了する(S21)。
【0057】
【実施例】以下、本発明の他の実施例について説明す
る。第2の実施例を図11を用いて説明する。第2の実
施例は、ルータ12を、PBX11の局線側に収容する
とともに他端を局線に接続した例である。その他の接続
は図1の場合と同じであり説明を省略する。この実施例
では、内線通信端末装置15からルータ12を確保する
には、内線通信端末装置15から特殊番号例えば”
8”,”7”をダイヤルすることによって、それぞれの
ラインを確保する。以下の動作については、図1の場合
と同じでありその動作の説明を省略する。
【0058】この、図11に示したルータの接続形態
は、例えば、ホテルなどでPBXに収容された内線電話
から国際発信する際に、この国際通信に対して折り返し
接続方式を適用するとともに課金できるようにする場合
に有効である。すなわち、この場合は、ホテルなどにお
いてPBXに収容された内線電話から国際発信をする際
に、特番をダイヤルしてPBXの局線側に接続されたル
ータ12を捕捉する。ルータ12は、内線からの国際発
信がある度に、国際発信番号を解読して日本側交換セン
タ3を選択して、ISDN回線のDチャネルのUUIサ
ービスを用いて、日本側交換センタ番号、発信の度に付
される管理番号、会員番号、暗証番号、折り返し接続番
号、ダイヤル終了識別などからなる国際発信データフォ
ーマットを送信する、。これ以降の接続処理形態は、実
施例1に示した接続処理形態と略同一である。
【0059】ルータ12に対して、着信側交換センタ5
から着信がありUUIデータが転送されたときには、管
理番号の一致を検出して着呼を前記国際通信を発信下内
線に接続し、課金を開始する。PBXは、発信先地域番
号と単位通話料金の対応をとった課金マップを有してお
り、国際発信があったときには、発信先地域番号に対応
した単位通話料金に時間を掛けて料金を算出する。この
方式によれば、ホテルなどのPBXに収容された内線電
話から直接国際通信があった場合でも、本発明にかかる
折り返し接続方式を適用して通話するとともに、この通
話自体に対して課金することができる。
【0060】次に、図12および図13を用いて、第2
の発明について説明する。この発明は、コピー機や端末
装置の遠隔保守方式に本発明にかかるルータを用いた折
り返し接続方式を適用した発明である。本発明は、コピ
ー機などの各種装置15´が、ルータ12およびISD
N回線2を介してメンテナンスセンタ5´に接続された
システムで、コピー機15´に故障が発生したときに、
UUIデータを用いてメンテナンスセンタ5´を呼出
し、メンテナンスセンタ5´からの折り返し接続を待っ
て故障などに関するデータを送信するようにしたもので
ある。
【0061】コピー機15´は自己を定期的に監視し、
内部に設けたセンサが故障を検知すると、ループを閉じ
ルータ12を捕捉する。ルータ12は、ダイヤルトーン
(DT)をコピー機15´に送り出す。ダイヤルトーン
DTを受けたコピー機15´は、特番例えば”0##”
を発信する。特番を受けたルータ12は、ISDN回線
2のDチャネルを介してメンテナンスセンタ5´にUU
Iデータを送信する。この場合のUUIデータは、第1
の発明の場合と略同様に、識別符号と、制御符号と、デ
ータ符号と、会員番号と、暗証番号と、メンテナンスセ
ンタ番号と、コールバック番号と、管理符号(管理番
号)と、ダイヤル終了識別を有している。
【0062】UUIデータを受信したメンテナンスセン
タ5´は、ルータ12から受信した受信データを解析
し、会員番号暗証番号などの一致を見て、その結果に基
づいて許諾応答「ACK」または拒否応答「NAK」を
ルータ12に送信する。データの解析結果が正常である
ときには、ISDN回線2のDチャネルを用いてUUI
データおよび「ACK」データをルータ12に送信した
後、ルータ12とのDチャネル接続を開放する。
【0063】ルータ12は、日本側交換センタ3から
「ACK」があった場合は、コピー機15´に待ち合せ
音「SRBT」を送出したまま、メンテナンスセンタ5
´との回線を開放する。メンテナンスセンタ5´から
「NAK」があった場合は、発信側内線通信端末装置1
5´に話中音「BT」を送出する。
【0064】待ち合せ音「SRBT」を受けたコピー機
15´は、オフフックしたままメンテナンスセンタ5´
からの折り返し呼接続を待ち受ける。
【0065】一方、メンテナンスセンタ5´は、受信し
たUUIデータからコールバック番号などを抽出してル
ータ12に呼を設定し、受信した管理番号を含むUUI
データを送信する。
【0066】メンテナンスセンタ5´からの呼を着信し
たルータ12は、受信したUUIデータを解析して得た
管理番号を用いて、前に自己が発信して待機中の呼に対
する着呼であるか否かを判断し、待機中の呼に対する着
呼であるときには、メンテナンスセンタ5´にUUIデ
ータで「ACK」を送出し、極性を反転して待ち合わせ
音を停止する。ルータ12は、待機中の呼に対する着呼
でないときには、メンテナンスセンタ5´にUUIデー
タで「NAK」を送出する。
【0067】コピー機15´は、待ち合わせ音の停止を
待って、Bチャネルを介して故障などの保守に関連する
データをメンテナンスセンタ5´との間で送受信する。
【0068】通話を終了するには、コピー機15´がル
ープを開くと、ルータ12は、公衆回線網(ISDN回
線網)2との接続の切断処理を実行する。この切断処理
を受けた公衆回線回線2は、メンテナンスセンタ5´と
の接続の切断処理を実行する。
【0069】コピー機15´における上記処理の内容を
図13を用いて説明する。コピー機15´のセンサが故
障を検知すると(S30)、ループを閉とし(S3
1)、ルータ12からのダイヤルトーン「DT」を待
つ。ルータ12からの「DT」を受けると、特番”
0””#””#”を自動ダイヤルし(S32)、メンテ
ナンスセンタ5´からの折り返し呼接続を待つ。メンテ
ナンスセンタ5´からの折り返し呼接続があり、これが
自己の発信に対する呼接続であると判断したルータ12
が、Bチャネルを接続し、極性を反転すると、コピー機
15´は、例えばモデムを介してメンテナンス情報をメ
ンテナンスセンタ5´に送信する。データの送信が終了
すると、ループを開にして保守データ転送処理を終了す
る(S34)。
【0070】次に、図14および図15を用いて、第3
の発明である両端の公衆回線に接続された通信端末装置
を専用線を介して接続するいわゆる公−専−公接続に本
発明を適用した例を説明する。この発明は、公衆回線2
に接続された電話機15および公衆回線4´に接続され
た電話機6を公−専−公センタ3´を介して接続する場
合に、UUIデータを用いて呼接続処理を実行する例で
ある。電話器15は、ルータ12に直接または第1の発
明と同様にPBXを介して接続される。ルータ12は、
公衆回線(ISDN)網2に接続されている。着信側電
話機6は、公衆回線網4´に接続されている。公衆回線
(ISDN)網2と公衆回線網4´は、それぞれ公−専
−公交換センタ3´に接続されている。公−専−公交換
センタ3´は、複数の公−専−公交換センタ間を複数の
PBXおよび専用線を介して接続したものである。
【0071】電話機5がオフフックすると、ルータ12
は、ダイヤルトーン「DT」を電話機5に送る。DTを
受けた電話機は、特番および相手先電話番号、例えば”
2””#””相手先電話番号””#”をダイヤルする。
ダイヤル番号を受けたルータ12は、ISDN回線2の
Dチャネルを介して発信側公−専−公センタ3−1にU
UIデータを送信する。この場合のUUIデータは、第
1の発明の場合と略同様に、識別符号と、制御符号と、
データ符号と、会員番号と、暗証番号と、相手先番号
と、コールバック番号と、管理符号(管理番号)と、ダ
イヤル終了識別を有している。
【0072】UUIデータを受信した発信側公−専−公
センタ3−1は、ルータ12から受信した受信データを
解析し、会員番号暗証番号などの一致を見て、その結果
に基づいて許諾応答「ACK」または拒否応答「NA
K」をルータ12に送信する。データの解析結果が正常
であるときには、ISDN回線2のDチャネルを用いて
UUIデータおよび「ACK」データをルータ12に送
信した後、ルータ12とのDチャネル接続を開放する。
【0073】UUIデータを取得した公−専−公センタ
3−1は、取得したUUIデータから得た被呼ユーザの
番号を見て専用線を介して被呼ユーザが接続されている
公衆回線網4´に呼接続し、公衆回線網4´を介して被
呼ユーザを呼出す。
【0074】ルータ12は、発信側公−専−公センタ3
−1から「ACK」がっあった場合は、電話機5に待ち
合せ音「SRBT」を送出したまま、発信側公−専−公
センタ3−1との回線を開放する。発信側公−専−公セ
ンタ3−1から「NAK」があった場合は、発信側内線
通信端末装置15´に話中音「BT」を送出する。
【0075】待ち合せ音「SRBT」を受けた電話機5
は、オフフックしたまま発信側公−専−公センタ3−1
からの折り返し呼接続を待ち受ける。
【0076】一方、発信側公−専−公センタ3−1は、
受信したUUIデータからコールバック番号などを抽出
してルータ12に呼を設定し、受信した管理番号を含む
UUIデータを送信する。
【0077】発信側公−専−公センタ3−1からの呼を
着信したルータ12は、受信したUUIデータを解析し
て得た管理番号を用いて、前に自己が発信して待機中の
呼に対する着呼であるか否かを判断し、待機中の呼に対
する着呼であるときには、発信側公−専−公センタ3−
1にUUIデータで「ACK」を送出し、極性を反転し
て待ち合わせ音を停止する。
【0078】電話機5は、待ち合わせ音の停止を待っ
て、Bチャネルを介して発信側公−専−公センタ3−1
´を経由して被呼側電話機6と通話する。
【0079】通話を終了するには、電話機5がループを
開くと、ルータ12は、公衆回線網(ISDN回線網)
2との接続の切断処理を実行する。この切断処理を受け
た公衆回線回線2は、発信側公−専−公センタ3−1と
の接続の切断処理を実行する。
【0080】発呼者の発呼処理の内容を図15を用いて
説明する。発呼する場合、発呼者は、電話機5をオフフ
ックし(S40)、ルータ12からのダイヤルトーン
「DT」を待つ(S41)。ルータ12からの「DT」
を受けると、特番”2””#””相手先番号”をダイヤ
ルする(S42)。このとき、1桁目をダイヤルすると
「DT」音が停止する。ルータ12は、”*”または”
#”からなるダイヤル終了情報を受信するか、タイマの
動作によってダイヤルの終了を識別する(S43)。ル
ータ12は、ISDN回線2のBチャネルを介してUU
Iデータを発信側公−専−公センタ3−1へ送信すると
ともに、電話機5に対して待ち合わせ音を送る。発呼者
は、待ち合わせ音を聴取して発信側公−専−公センタ3
−1からの折り返し呼接続を待つ(S44)。発信側公
−専−公センタ3−1からの折り返し呼接続があり、こ
れが自己の発信に対する呼接続であると判断したルータ
12が、Bチャネルを接続し、極性を反転するととも
に、待ち合わせ音は停止し(S45)、公−専−公セン
タ3−1を介して送られてくる「RBT」を聴取する
(S46)。被呼者が応答すると、発呼者は通話を開始
する(S47)。通話が終了すると、電話機5をオフフ
ックし、終話する(S48)。以上のように、この発明
によれば、公−専−公の接続においても、公−専−公セ
ンタからの折り返し接続を待って通話することができ
る。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の国際電気
通信サービスの利用システムによれば次のような利点が
得られる。
【0082】(イ)従来の方法における専用アダプター
に対応する国際電気通信サービスルーターは、国際通信
サービスを取り扱う自動装置として、予め定められた内
線電話番号あるいわ特殊番号を持ち、複数台の内線電話
から呼び出すことができる。一般的な利用度に基づけ
ば、内線100本に対して1ないし2台のルーターを設
置すればよい。したがって、1台のルーターが複数台の
内線通信端末装置を受け持つので、従来のように、各電
話端末装置に専用アダプターを設置する場合に比べて、
費用が安くなり、また、専用アダプターの取付け工事が
簡単となり、その工事費も安くなる。
【0083】(ロ)国内通信回線網としてISDN回線
(NTTのISNネット64)を利用している。特に、
本発明では、ユーザ間情報通知サービスを利用して、ユ
ーザ間情報としてID番号、暗証番号を送信している。
このサービスは、NTTにより商品名UUIとして提供
されるものであり、ユーザが信号チャンネルを通して他
のユーザとの間で一定量の情報を送受信できる機能であ
る。現行の通信料は1メッセージ(128オクテット)
まで0.4円であり、月額料金は無料である。したがっ
て、発信接続のための通信費が極めて安くなる。また、
実際の通話時の通信料は国際着信通話になるので、格安
になる。したがって、本発明のシステムによれば、国内
通話料が安くなり、遠距離からの通話料も安く、遠距離
から利用しやすい。
【0084】(ハ)現行の専用アダプターを用いた直通
方式では、いずれの国際通信会社をダイヤルしても、格
安サービスセンタに接続される。これに対して、本発明
の方法では、発信側の選択ダイヤルにより利用可能とな
る。
【0085】(ニ)本発明のシステムは、別のデジタル
サービスにも利用を拡張できるという付加的な利点もあ
る。
【0086】(ホ)本発明は、発信時に日本側交換セン
タに対し発信ごとに付与される管理番号を含むデーター
を送信するとともに、この管理番号は着信側交換センタ
からコールバックされるまで転送され、発信した管理番
号と受信した管理番号の一致を見ることによって、発信
に対するコールバックがなされたか否かを判断すること
ができ、待機中の内線に誤った呼が接続されることをな
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる国際通信サービスが適用される
システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明に用いられるルータの構成を示すブロッ
ク図。
【図3】本発明にかかるルータの機能構成を示す機能ブ
ロック図。
【図4】本発明にかかる割安国際電気通信サービスにお
ける国際通信接続処理手順を説明する処理説明図。
【図5】本発明で用いるデータのフォーマットを説明す
る図。
【図6】本発明で用いるデータのフォーマットを説明す
る図(その1)。
【図7】本発明で用いるデータのフォーマットを説明す
る図(その2)。
【図8】本発明で用いるデータのフォーマットを説明す
る図(その3)。
【図9】ルータの着信呼に対する判定フローチャート。
【図10】発呼者の通話時の操作を説明するフローチャ
ート。
【図11】本発明の第2の実施例の構成の概念を示すブ
ロック図。
【図12】折り返し接続方式を遠隔監視方式に適用した
第2の発明のシステムの構成の概念を示すブロック図。
【図13】コピー機の接続時の動作を説明するフローチ
ャート。
【図14】折り返し接続方式を公−専−公接続に適用し
た第3の発明のシステムの構成の概念を示すブロック
図。
【図15】発呼者の処理を説明するフローチャート。
【図16】従来の割安国際電気通信サービスの利用シス
テムの概略を示すブロック図。
【図17】改良された従来の割安国際電気通信サービス
の利用システムの概略を示すブロック図。
【図18】図17に示す利用システムにおける呼設定の
手順を説明する図。
【図19】図17に示す利用システムに用いたルータの
構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 利用者 2 国内公衆回線網(ISDN) 3 日本側交換センタ(ゲートウエイ交換機) 4 国際通信網(ISDN) 5 着信側交換センタ(ゲートウエイ交換機) 6 被呼者(電話機) 7 ISDN回線 11 自動構内交換機(PBX) 12 ルーター 14 ディジタルサービスユニット(DSU) 15 内線電話端末装置 17 トランク 19 アダプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 雅明 東京都渋谷区桜丘町24番4号 株式会社ナ カヨ通信機内 (72)発明者 式場 英 神奈川県横浜市戸塚区平戸4丁目36番28号 エス・アイ・エス コンサルティング株 式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PBXに収容された複数の内線通信端末
    装置と、前記PBXに収容され公衆回線網に接続された
    少なくとも一個のルータと、このルータに公衆回線網を
    介して接続された発信側ゲートウエイ交換機と、通信網
    と、前記発信側ゲートウエイ交換機に通信網を介して接
    続された着信側ゲートウエイ交換機と、この着信側ゲー
    トウエイ交換機に接続された着信側通信端末装置とから
    構成される通信システムを用い、発信側内線通信端末装
    置からの通信発信に対する着信側ゲートウエイ交換機か
    らの折り返し呼接続を待って通話するようにした折り返
    し呼接続通信方式において、前記ルータは発信側ゲート
    ウエイ交換機へユーザ間情報通知(UUI)サービスを
    利用して接続データを送信し、前記発信側ゲートウエイ
    交換機は該接続データを着信側ゲートウエイ交換機へ転
    送し、前記着信側ゲートウエイ交換機は受信した接続デ
    ータに基づいて着信側通信端末装置へ呼を設定するとと
    もに、受信した接続データに基づいて前記発信ルータへ
    の折り返し呼を設定し、前記ルータは着信側ゲートウエ
    イ交換機からの呼が前記通信発信に対する着信であるこ
    とを判定して発信した内線通信端末装置に前記着信した
    呼を接続することを特徴とする折り返し呼接続通信方
    式。
  2. 【請求項2】 接続データは、接続先番号および折り返
    し呼接続先番号ならびに内線通信端末装置からの発呼動
    作ごとに付与される管理番号を含んでいる請求項1に記
    載の折り返し呼接続通信方式。
  3. 【請求項3】 ルータから発信側ゲートウエイ交換機へ
    送信される接続データは、ISDN回線のDチャネルを
    介して送信される請求項1または請求項2記載の折り返
    し呼接続通信方式。
  4. 【請求項4】 着信側ゲートウエイ交換機からの呼接続
    が通信発信に対する着信であることの判定は、送信した
    管理番号と着信した管理番号の一致を見てなされる請求
    項1ないし請求項3のいずれか記載の折り返し呼接続通
    信方式。
  5. 【請求項5】 ルータがPBXの内線側に収容される請
    求項1ないし請求項4のいずれか記載の折り返し呼接続
    通信方式。
  6. 【請求項6】 ルータがPBXの局線側に収容される請
    求項1ないし請求項4のいずれか記載の折り返し呼接続
    通信方式。
  7. 【請求項7】 ルータがPBXに収容された内線からの
    特番で捕捉される請求項1ないし請求項6のいずれか記
    載の折り返し呼接続通信方式。
  8. 【請求項8】 PBXに収容された複数の内線通信端末
    装置と、前記PBXに収容され公衆回線網に接続された
    少なくとも一個のルータと、このルータに公衆回線網を
    介して接続された発信側ゲートウエイ交換機と、通信網
    と、前記発信側ゲートウエイ交換機に通信網を介して接
    続された着信側ゲートウエイ交換機と、この着信側ゲー
    トウエイ交換機に接続された着信側通信端末装置とから
    構成される通信システムを用い、発信側内線通信端末装
    置からの通信発信に対する着信側ゲートウエイ交換機か
    らの折り返し呼接続を待って通話するようにした折り返
    し呼接続通信方式に用いるルータおいて、内線通信端末
    装置からの発呼動作ごとに管理番号を付す管理番号付与
    機能と、該管理番号を含む接続データを発信側ゲートウ
    エイ交換機にユーザ間情報通知(UUI)サービスを利
    用して送出する接続データ送信機能と、着信側ゲートウ
    エイ交換機から折り返し呼接続時に送られてくる接続デ
    ータから管理番号を抽出する管理番号抽出機能と、管理
    番号付与手段で付与した付与管理番号と管理番号抽出手
    段が抽出した抽出管理番号を比較し一致を検出する一致
    検出機能と、付与管理番号と抽出管理番号が一致したと
    きに発信した内線通信端末装置にルータに着信した呼を
    接続する着信接続機能とを設けたことを特徴とするルー
    タ。
  9. 【請求項9】 送信機能がISDN回線のDチャネルを
    介して発信側ゲートウエイ交換機に送出するレイヤ1.
    2.3制御機能を有する請求項8記載のルータ。
  10. 【請求項10】 接続データが、接続先番号および折り
    返し呼接続先番号ならびに内線通信端末装置からの発呼
    動作ごとに付与される管理番号を含んでいる請求項8に
    記載のルータ。
  11. 【請求項11】 公衆回線網に接続されたルータに接続
    された被監視装置と、前記ルータに公衆回線網を介して
    接続された遠隔監視装置とから構成される通信システム
    を用い、被監視装置からの通信発信に対する遠隔監視装
    置からの折り返し呼接続を待って通話するようにした折
    り返し呼接続通信方式を用いた遠隔監視方式において、
    前記ルータは遠隔監視装置へユーザ間情報通知(UU
    I)サービスを利用して接続データを送信し、前記遠隔
    監視装置は該接続データに基づいて前記ルータへの折り
    返し呼を設定し、前記ルータは遠隔監視装置からの呼が
    前記通信発信に対する着信であることを判定して発信し
    た被監視装置に前記着信した呼を接続することを特徴と
    する折り返し呼接続通信方式を用いた遠隔監視方式。
  12. 【請求項12】 通信端末装置と、前記通信端末装置に
    接続され公衆回線網に接続されたルータと、このルータ
    に公衆回線網を介して接続された公−専−公センタと、
    公衆回線網に接続された着信側通信端末装置とから構成
    される公衆回線網間を専用回線網で接続した発信側通信
    端末装置からの通信発信に対する公−専−公センタから
    の折り返し呼接続を待って通話するようにした折り返し
    呼接続通信方式を用いた公−専−公通信システムにおい
    て、前記ルータは発信側公−専−公センタへユーザ間情
    報通知(UUI)サービスを利用して接続データを送信
    し、前記公−専−公センタは受信した接続データに基づ
    いて着信側通信端末装置へ呼を設定するとともに、受信
    した接続データに基づいて前記発信ルータへの折り返し
    呼を設定し、前記ルータは公−専−公センタからの呼が
    前記通信発信に対する着信であることを判定して発信し
    た通信端末装置に前記着信した呼を接続することを特徴
    とする折り返し呼接続通信方式を用いた公−専−公通信
    システム。
JP16631796A 1996-06-26 1996-06-26 折り返し呼接続通信方式および該通信方式に用いるルータ Pending JPH1013550A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010532938A (ja) * 2007-06-11 2010-10-14 コニンクリーケ・ケイピーエヌ・ナムローゼ・フェンノートシャップ 異なるネットワーク間における相互接続を通じた接続の設定
JP2010288217A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Ipネットワークシステムとその通信先変更方法

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JP2010532938A (ja) * 2007-06-11 2010-10-14 コニンクリーケ・ケイピーエヌ・ナムローゼ・フェンノートシャップ 異なるネットワーク間における相互接続を通じた接続の設定
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