WO2001035031A1 - Climatiseur du type encastre dans le plafond - Google Patents

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WO2001035031A1
WO2001035031A1 PCT/JP2000/005735 JP0005735W WO0135031A1 WO 2001035031 A1 WO2001035031 A1 WO 2001035031A1 JP 0005735 W JP0005735 W JP 0005735W WO 0135031 A1 WO0135031 A1 WO 0135031A1
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Junichi Nakanishi
Makio Takeuchi
Mitsuhiko Yamamoto
Yasuyuki Aisaka
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Daikin Industries, Ltd.
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F24F1/0047Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted in the ceiling or at the ceiling

Description

明 細 天井埋込型空気調和装置 技術分野
本発明は、 天井埋込型空気調和装置の空気吹出口の配置構造に関し、 特に、 冷房 運転時等の空調空気の吹出し方向を調節して、 この空調空気中に含まれる微粒子状の 塵埃が天井面に付着することを防止する汚れ防止技術の分野に属する。 背景技術
従来より、 天井埋込型の空気調和装置の吹出口には、 空調空気の吹出し方向を上 下に変更可能な水平羽根が設けられている。 そして、 この水平羽根により空調空気の 吹出し方向を暖房運転時には相対的に下向きにする一方、 冷房運転時には天井面に対 し平行に近くなるよう相対的に上向きにすることで (いわゆる水平吹出し)、 各運転 状態において室内の温度分布の均一化を図り、 空調効率を高めるようにしている。
ところが、 前記の水平吹出し状態では、 吹出される空調空気中に含まれる微粒子 状の塵埃が天井面に付着して、 該天井面が部分的に汚れてしまうことがある。 詳しく は、 図 1 3に示すように空気調和装置を水平方向から見たとき、 水平吹出し状態で吹 出口(a)から吹出された気流は、 その流れに沿って見て略 V字状になり、 吹出口(a)の 長手方向中央部分では空気の吹出し初速度が高いため、 気流が天井面 (b)から離れた 領域を流れるようになる。 また、 この吹出し空気中に含まれる微粒子状の塵埃は慣性 力が高いので、 この麈埃が天井面 ( b )に付着することは殆どない。
一方、 吹出口(a)の長手方向両側部分では気流が側方へ拡がったり、 渦になった りして、 前記中央部分に比べて吹出し初速度が低くなるため、 コアンダ効果によって 気流が天井面 (b )に沿って流れるようになる。 しかも、 この吹出し空気中に含まれる 塵埃は慣性力が低く、 天井面 (b )に付着し易いので、 天井面 (b )のうち吹出口(a)の両 側部に近接した領域 (D ) (図 2参照) には空気中の塵埃が付着して、 汚れ易くなる。 このような汚れを回避するために、 特開平 3— 1 6 0 2 6 6号公報には、 水平羽 根に、 吹出し方向を天井面側に移行させる補助フィンを着脱自在に設け、 この補助フ インを天井汚れの発生し易さに応じて着脱することが提案されている。 すなわち、 例 えば、 室内空気に塵埃が多くて天井汚れの発生し易い環境や、 或いは病院のように特 に汚れ防止の要求が高い場所では補助フィンを外して、 水平羽根を下向きにする一方、 天井汚れが発生し難い環境や汚れ防止の要求の低い場所では補助フィンを取付けて、 水平吹出しを行えるようにするのである。 一解決課題一
しかし、 前記従来例のような補助フィンを設けたとしても、 この補助フィンは天 井汚れの発生し易い環境等では外さざるを得ず、 結局、 このときには吹出口から空調 空気が常に下向きに吹出されることになるので、 本来、 水平吹出しを行うべき冷房運 転時において空調効率の低下を招くばかりでなく、 冷風が室内の人に直接吹付けられ ることによる違和感 (いわゆるドラフト感)の問題も生じる。
本発明は、 斯かる点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、 空 調空気の吹出口の配置構成等に工夫を凝らすことで、 空調装置の運転状態に応じた適 切な吹出し方向を得ながら、 天井面の汚れを防止することにある。 発明の開示
本発明は、 前記の課題を解決するために次の手段を講じている。
第 1の発明は、 天井面 (70)に埋め込まれ、 室内空間に向かって空調空気を吹出す 吹出口(16 )が設けられているとともに、 該吹出口(16 )に空調空気の吹出し方向を案内 可能な案内手段 ( 18)が設けられた天井埋込型空気調和装置を前提とし、 このものにお いて、 前記案内手段(18)により空調空気の吹出し方向が案内される側の吹出口(16 )端 縁部に、 空調空気の流れを下向きに導くように該吹出口(16 )端縁部から斜め下方向に 延びる導風面 (41a)の形成された風向規制部 (40 )を設けた。 尚、 前記案内手段(18 )と しては、 例えば吹出口(16 )に至る上流側の空気通路を湾曲させて、 吹き出される空調 空気の方向を案内するようにすればよい。
この発明では、 冷房運転時等に空気調和装置(1 )の吹出口(16 )から吹出される空 調空気は案内手段 ( 18)により案内されて室内空間に吹出す噴流となる。 ここで、 前記 案内手段(18 )により空調空気の吹出し方向が案内される側の吹出口(16 )端縁部には、 空気流を下向きに導くように斜め下方向に延びる導風面(41a)が設けられているので、 空調空気の流れは導風面 (41a)に沿って助走しながら、 全体的に下向きに流れるよう に整えられて、 その後に室内空間に吹出すようになる。
このことで、 相対的に流れの遅い吹出口( 16 )の長手方向両側部であっても空気流 速が高められ、 かつ流れの向きが下向きとされるので、 室内空間に吹出す噴流軸がコ アンダ効果によって天井面 ( 70 )の方向に曲げられても、 その空気流は殆ど天井面 ( 70 ) に到達することなく、 やがて室内空気との温度差によって下降するようになる。 これ により、 空調空気の吹出し方向を天井面に近くなるように相対的に上向きにしても、 その空気流が天井面に沿って流れることは殆どなくなり、 いわゆる水平吹出し状態に おける天井面の汚れを大幅に軽減できる。 第 2の発明では、 前記第 1の発明において、 導風面 (41a)は、 空調空気の吹出し 方向に沿って 3 O mm以上の長さを有するものとする。
この発明によれば、 吹出口(16 )からの空調空気の流れが導風面(41a)に沿って流 れる間に整えられて、 前記第 1の発明による作用効果が十分に得られる。 第 3の発明では、 前記第 1の発明において、 導風面 (41a)は、 少なくとも吹出口 ( 16 )端縁部の付近で水平方向に対し 1 0度以上の傾斜角度を有するものとする。 尚、 該導風面(41a)の傾斜角度は水平方向に対し 1 5度以上とするのが好ましい (第 4の 発明) 。
この発明によれば、 導風面( 41a)に沿つて流れる空気流の向きが下向きにされて、 前記第 1の発明による作用効果が十分に得られる。 第 5の発明では、 前記第 3の発明において、 前記導風面(41a)の傾斜角度を水平 方向に対し 2 0度以下とする。
この発明によれば、 空調空気の吹出し方向が下に向かい過ぎないようにして、 天 井汚れの防止と水平吹出しとの高次元での両立が図られる。 第 6の発明では、 前記第 1の発明において、 導風面 (41a)の下端縁部は、 案内手 段(18)により空調空気の吹出し方向が案内される側の吹出口形成部材の最下部であり、 かつ天井面(70 )から下方に 4 5 mm以上離れているものとする。
この発明によれば、 導風面 (41a)に沿って流れた空気流が該導風面 (41a)の下端縁 部から剥離する位置は、 天井面 ( 70 )から大きく離れているので、 空気流は天井面 (70 ) に達することはなく、 よって、 前記第 1の発明の作用効果が十分に得られる。 第 7の発明では、 前記第 1の発明において、 吹出口(16 )に、 空調空気の吹出口(1 6 )の長手方向への流れを規制する整流部材(19,44)を配設した。
この発明によれば、 吹出口(16 )から吹出される空調空気は、 該吹出口(16 )の長手 方向への流れが整流部材(19, 44)により規制されて、 吹出し方向へ向かうように整流 されるので、 その吹出し初速度は吹出口( 16 )の両側部分でも中央部分と同様に高くな り、 このことによって、 水平吹出し状態で空調空気が上向きに流れることをさらに効 果的に抑制できる。 尚、 前記整流部材(19,44)は、 吹出口(16 )の少なくとも長手方向 略両端部に配置するようにすればよい。 第 8の発明では、 前記第 1の発明において、 案内手段(18)を、 空調空気の吹出し 方向を上下に変更可能な水平羽根とする。
この発明によれば、 吹出口(16 )からの空調空気の流れを水平羽根(18)により上下 に変更することができるので、 この吹出し空気の流れを暖房運転時には相対的に下向 きにする一方、 冷房運転時には水平吹出し状態として、 各運転状態で空調効率を高め ることができる。 特に冷房運転時には、 吹出し空気の流れが天井面(70 )に沿って流れ ることのない範囲で、 この空気流を水平羽根(18)によりできるだけ水平に近づけるよ うにすれば、 前記の作用効果を十分に得ることができる。 第 9の発明では、 前記第 8の発明において、 水平羽根(18)に、 空調空気の吹出口 ( 16)長手方向への流れを規制する整流板(19)を配設した。
この発明によれば、 水平羽根(18)上の整流板(19)により吹出し空気の流れが効果 的に整えられ、 空気流の吹出し初速度は吹出口(16)の両側部分でも中央部分と同様に 高くなるので、 水平吹出し状態で空調空気が上向きに流れることをさらに効果的に抑 制できる。 尚、 前記整流部材(19)は、 水平羽根(18)上における吹出口(16 )の少なくと も長手方向略両端部に対応するように配置すればよい。 第 1 0の発明では、 前記第 9の発明において、 水平羽根(18)を、 幅方向に亘つて 湾曲する長尺状の板部材からなるものとし、 整流板(19 )は、 前記水平羽根(18)の内側 に湾曲する面上に長手方向の全体に亘つて所定間隔を空けて配置した。
このの発明によれば、 幅方向に湾曲した長尺状の水平羽根(18)により空調空気の 流れを滑らかに変化させて、 吹出し方向を変更させることができる。 また、 その湾曲 する内側の面上に長手方向の全体に亘つて整流板を配置したことで、 それらの整流板 により吹出し空気の流れを全体的に整流できる。 第 1 1の発明では、 前記第 1〜 1 0のいずれか 1つの発明において、 吹出口(16 ) 中央部付近の空気流の吹出し初速度は、 略 2 m/秒以上であつてかつ略 6 m/秒以下と する。
この発明によれば、 吹出し騒音の増大を招くことなく、 水平吹出し状態でも空気 流が上向きに流れることを十分に抑制できる。 第 1 2の発明では、 前記第 1〜 1 0のいずれか 1つの発明において、 吹出口(16 ) から吹出す空気流の最終的に空気調和装置本体 ( 10)から剥離する位置を、 該空気調和 装置本体(10 )及び天井面(70 )の境界位置から 9 O mm以上離れるように設定した。 この発明によれば、 吹出口(16 )から吹き出される空調空気の流れと天井面(70 )と の間のコアンダ効果を緩和して、 水平吹出し状態でも空気流が上向きに流れることを 抑制できる。 一発明の効果一
本発明によれば、 吹出口(16 )から空調空気の案内される側の吹出口(16 )端縁部に 斜め下方向に延びる導風面(41a)を設けて、 空気の流れを全体的に下向きになるよう に整えることで、 例えば冷房運転時等に空気調和装置(1 )の吹出口(16 )から空調空気 をできるだけ天井面に対し平行に近くなるように吹き出させたときでも、 その空気流 が天井面に沿って流れることを効果的に抑制し、 いわゆる水平吹出し状態における天 井汚れの発生を大幅に軽減できる。
また、 第 2の発明によれは、 導風面(41a)を、 空調空気の吹出し方向に沿って 3 O mm以上の長さを有するものとすることで、 また第 3の発明によれば、 導風面(41 a)を、 少なくとも吹出口(16 )端縁部の付近で水平方向に対し下方に 1 0度以上の傾斜 角度を有するものとすることで、 それぞれ、 前記第 1の発明の効果を十分に得ること ができる。
第 5の発明によれば、 導風面 (41a)の傾斜角度を 2 0度以下とすることで、 天井 汚れの防止と水平吹出しとを高次元で両立できる。
第 6の発明によれば、 導風面(41a)の下端縁部を天井面(70 )から下方に 4 5 mm 以上離すことで、 前記第 1の発明の効果を十分に得ることができる。
第 7の発明によれば、 吹出口(16 )に整流部材(19 )を配設することで、 空調空気の 流れを整えて、 吹出口(16 )の両側部分での吹出し初速度の低下を抑制することができ、 このことによつて天井汚れをさらに効果的に抑制できる。
第 8の発明によれば、 空調空気の吹出し方向を上下に変更可能な水平羽根(18)を 設けたので、 吹出口(16 )から吹出される空気の流れを暖房運転時には相対的に下向き にする一方、 冷房運転時には水平吹出し状態として、 各運転状態で空調効率を高める ことができる。
第 9の発明によれば、 水平羽根(18)上に設けた整流板 ( 19)により吹出し空気を効 果的に整流でき、 また、 前記第 1 0の発明によれば、 前記整流板(19)を水平羽根(18) の長手方向全体に亘つて配置することで、 吹出し空気の流れをさらに効果的にかつ全 体的に整えることができる。
第 1 1又は第 1 2の発明によれば、 それぞれ本発明の効果を十分に得ることがで きる。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明の実施形態 1に係る空気調和装置の側方からの概略断面図である c 図 2は、 天井に埋め込んだ空気調和装置の下方からの斜視図である。
図 3は、 空気吹出口の詳しい構成を示す拡大図である。
図 4は、 空調空気の吹出し方向を下向きにしたときの図 3相当図である。
図 5は、 水平羽根の斜視図である。
図 6は、 空気吹出口上縁部に突出板を設けた変形例に係る図 3相当図である。 図 7は、 実施形態 2に係る図 3相当図である。
図 8は、 風向規制部材の側面図(a)及び下面図 (b)である。
図 9は、 図 8 (b)の X-X線における断面図(a)及び Y-Y線における断面図 (b)である c 図 1 0は、 実施形態 2に係る図 5相当図である。
図 1 1は、 風向規制部材の変形例に係る図 8相当図である。
図 1 2は、 風向規制部材の変形例に係る図 9相当図である。
図 1 3は、 従来例の空気調和装置を側方から見て、 空気吹出口からの空調空気の 吹出し気流状態を示す説明図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
一実施形態 1一 o
図 1は本発明に係る天井埋込型空気調和装置(1)の一実施形態の構成を示す縦断 面図である。 同図に示すように、 この空気調和装置(1)はケーシング(10) (空気調和 装置本体) 内にファン(20)と熱交換器 (30)とを収納してなり、 天井板 (70)に開口する 設置用開口(71)に埋め込まれて、 天井裏空間に据え付けられている。
前記ケーシング(10)は、 下方に向かって開口する容器状の本体ケーシング(11)と、 該本体ケーシング(11)の底面開口部を覆う化粧パネル(14)とによって構成され、 図示 しないが、 吊り金具によって上方の梁等に吊り下げられて固定されている。 詳しくは、 前記本体ケ一シング(11)は、 正方形の四隅を切り欠いて八角形状とした天板(12)と、 該天板(12)の外縁部から下方へ延びる側板(13)とからなり、 一方、 前記化粧パネル(1 4)は略正方形の板状とされ、 前記側板(13)の下端部に取付けられるとともに、 周縁部 を後述のスぺーサ部材(72)を介して天井板 (70)に固定されている。
また、 図 2にも示すように、 前記化粧パネル(14)の略中央部には正方形状に開口 するように空気吸込口(15)が形成されるとともに、 該空気吸込口(15)の四辺のすぐ外 側にそれそれ沿うように細長い長方形状の 4つの空気吹出口(16)が形成されている。 そして、 前記空気吸込口(15)にはその全面に亘つて室内空気に含まれる微粒子状の麈 埃等の浮遊物を除去するためのエアフィル夕(17)が設けられるとともに、 そのエアフ ィル夕(17)の下面全体が格子状のフィル夕カバーによって支持されており、 一方、 前 記空気吹出口(16)には、 空調空気の吹出し方向を上下に変更可能な水平羽根(18)が配 設されている。 尚、 そのように空気吹出口(16)の開口する化粧パネル(14)によって、 図 3に示すように吹出口形成部材が構成されている。
詳しくは、 図 3及び図 4に拡大して示すように、 化粧パネル(14)の空気吹出口(1 6)に連通する空気通路のパネル外周側 (図の右側) の側壁は、 略鉛直下方に延びる鉛 直面(16a)と、 該鉛直面(16a)の下端から下方に向ってパネル外周側に傾斜し、 化粧パ ネル(14)の下面に繋る傾斜面(16b)とからなる。 一方、 前記空気吹出口(16)に連通す る空気通路のパネル内周側 (図の左側) の側壁は、 下方に向ってパネル外周側にせり 出す湾曲面(16c)と、 該湾曲面(16c)の下端から略鉛直下方に延びる鉛直面(16d)とか らなる。 そして、 このような形状の互いに対向する 2つの壁面が空気吹出口(16)の長 手方向 (紙面に直交する方向) の全長に亘つて形成されていて、 両壁面に挟まれた空 気通路は、 吹出口(16)に向かう空調空気の流れを整えながらその流れの向きを変更さ せる助走路の機能を有している。 そして、 この助走路において吹出口(16)に至る空調 空気の助走距離は、 略 30mm以上とされている。
また、 前記水平羽根 (18)は、 図 5に示すような長尺の板部材であり、 その幅方向 に亘つて僅かに湾曲されていて、 空気吹出口(16)に取付けられた状態で、 その吹出口 (16)の奥側 (空調空気の流れの上流側)の基端側縁部に沿う支持軸 Xの周りに回動自 在とされ、 図示しないモー夕の駆動によって該支持軸 Xを回動中心として回動される ようになつている。 そして、 空調空気を最も下向きに吹出させるときには、 図 4に示 すように、 水平羽根(18)の背面(8b)が前記パネル内周側の鉛直面 (16d) に重なるよ う下向きにされる一方、 いわゆる水平吹出し状態とするときには、 図 3に示すように、 水平羽根(18)はその前面(18b)が前記パネル外周側壁面の傾斜部 (16b) と略平行にな るよう上向きにされる。
前記ファン(20)は、 本体ケ一シング(11)の内部における略中央位置に設けられ、 シュラウド(21)とハブ (22)との間にブレード(23)が保持されたいわゆるターボファン である。 このファン(20)のハブ (22)には、 本体ケ一シング(11)の天板(12)に取り付け られたファンモータ(25)の駆動軸(26)が挿入固定されていて、 該ファンモ一夕(25)の 駆動力によりファン(20)が回転駆動されることで、 このファン(20)の下方から吸い込 んだ空気を径方向側方に送り出すようになつている。 また、 ファン(20)の下方には、 空気吸込口(15)からケーシング(10)内に流入した空気をファン(20)へと案内するベル マウス(27)が設けられている。
さらに、 前記熱交換器 (30)は、 互いに平行に設けられた多数のプレート状のフィ ン(31)と、 該フィン(31)を貫通して設けられる伝熱管(32)とからなるいわゆるクロス フィン熱交換器である。 この熱交換器 (30)は、 前記ファン(20)の周囲を囲うように平 面視で矩形の筒状に構成され、 図示しない冷媒配管を介して室外機に接続されていて、 冷房運転時は蒸発器としての、 また暖房運転時は凝集器としての機能を発揮し、 ファ ン(20)から送り出されてきた空気の温度状態を調節するようになっている。 そして、 WO 01/35031 1 Q PCT/JPOO/05735 この熱交換器 ( 30 )の下方にはドレン水を受けるドレンパン( 33 )が配設されている。
つまり、 空気調和装置(1)の本体ケ一シング(11)内には化粧パネル(14)の空気吸 込口(15)からエアフィル夕(17)、 ベルマウス(27)、 ファン(20)及び熱交換器 (30)を経 て空気吹出口 (16)に至る空気流通路 (W)が形成されている。 そして、 空調運転時にフ アン(20)が駆動されると、 空気吸込口(15)からエアフィル夕(17)を介してケ一シング (10)内に取り込まれた室内空気はベルマウス(27)、 ファン(20)及び熱交換器 (30)の順 に空気流通路 (W)を流れて、 該熱交換器 (30)において冷媒との間で熱交換を行って温 度調節 (冷房運転にあっては冷却、 暖房運転にあっては加熱)された後、 空調空気と して空気吹出口( 16 )から室内空間に吹出され、 該室内空間の空気調和を行うように なっている。 そして、 この実施形態 1の主たる特徴部分は、 空気調和装置(1)の化粧パネル(1 4)と天井板 (70)との間に両者の上下方向間隔を調節するスぺーサ部材 (72)が介設さ れていて、 このことで、 前記図 3に示すように、 化粧パネル(14)における空気吹出口 (16)の上縁部、 即ち水平羽根(18)により空調空気の吹出し方向が案内される側の吹出 口形成部材の最下部と、 天井板 (70)の下面との間の上下方向の間隔 (距離) 11が45 mm以上に設定されているとともに、 該空気吹出口(16)の上縁部と化粧パネル(14)の 外周縁部 (化粧パネル(14)及び天井板(70)の境界位置) との間隔 (距離) Lが 90m m以上に設定されていることにある。
言い換えると、 この実施形態では、 前記空気吹出口(16)から吹出す空気流の最終 的に化粧パネル(14)から剥離する位置は、 天井板(70)下面から下方に 45mm以上離 れていて、 かつその位置から化粧ノ ネル( 14 )及び天井板( 70 )の境界位置までの距離 L が 9 Omm以上になっており、 これにより、 冷房運転時に空気吹出口(16)からいわゆ る水平吹き出し状態で吹き出される空調空気が天井板 (70)下面に沿って流れることを 防止できるものである。 すなわち、 まず暖房運転時等のように空調空気を比較的下向 きに吹出させる要求があるときには、 前記図 4に示すように水平羽根(18)を略鉛直下 向きにして、 空調空気を該水平羽根(18)と空気吹出口(16)のパネル外周側の鉛直面 (16a) とに沿わせて、 同図に矢印 Sで示すように略鉛直下向きに吹き出させる。
一方、 冷房運転時等にいわゆる水平吹出し状態とするときには、 前記図 3に示す ように、 水平羽根(18)を上向きに回動させて、 該水平羽根(18)の前面(18a)を空気吹 出口(16)のパネル外周側側壁の傾斜面 (16b) と略平行にさせる。 こうすることで、 空調空気は空気吹出口(16)に連通する空気通路 (助走路) の側壁に沿って、 湾曲面 (6 c)から水平羽根(18)の前面(18a)に沿うように湾曲して流れ、 その流線の方向が大き くかつ滑らかに変化して、 同図に矢印 Sで示すように、 空気吹出口(16)のパネル外周 側の傾斜面(16b)と水平羽根(18)との間を通って、 空気吹出口(16)から天井板 (70)下 面に平行に近い角度 (例えば、 天井板(70)下面となす角度が略 30° 〜35° ) で吹 出される。
このとき、 空気吹出口(16)から室内空間に吹出す空調空気は噴流となり、 その吹 出し角度が天井板 (70)下面に平行に近いときには、 噴流軸がコアンダ効果によって上 方に曲げられることになるが、 この実施形態では、 前記のように空気吹出口(16)が天 井板 (70)から適度に離れて配置されているため、 該空気吹出口(16)中央部付近の空気 流の吹出し初速度が例えば約 2〜 6 m/秒くらいの一般的な値であれば、 相対的に吹 出し初速度の低い吹出口(16)両側部分の流れも含めて、 その空調空気の流れは天井板 (70)下面まで上昇することはなく、 やがて室内空気との温度差によって下降してゆく すなわち、 従来から、 天井埋込型の空気調和装置において空気の吹出し速度が低 い部分では、 コアンダ効果によって空気流が天井板 (70)下面に接近し易く、 冷房運転 時に水平羽根(18)により空調空気の吹出し方向を相対的に上向けて、 天井板 (70)下面 に対し例えば 40〜45° くらいにすると、 空気流が天井板 (70)下面に沿って流れて、 図 2に仮想線で示すような領域 (D)に天井汚れが発生していたが、 この実施形態に係 る空気調和装置(1)によれば、 空気吹出口(16)の適切な配置構成により、 該空気吹出 口(16)からの空調空気の吹出し方向を水平羽根(18)により天井板 (70)下面に対し例え ば 30〜35° くらいまで近づけても、 その空気流が天井板 (70)下面に沿って流れる ことは殆どなくなり、 これにより、 従来より課題とされていた天井汚れの発生を防止 することができる。 表 1は、 空気吹出口(16)の寸法形状の異なる 4種類の空気調和装置 (タイプ 1〜 4) について、 それぞれ、 この実施形態のようにスぺ一サ部材(72)を介して空気吹出 口(16)の配置を調節しながら天井板 (70)に取付けた場合と、 該スぺ一サ部材 (72)を用 いずに天井板 (70)に取り付けた場合とを対比して、 実際に所定時間運転した後の天井 汚れの発生状況を調べた結果を示したものである。 この実験結果によれば、 空気吹出 口(16)の寸法形状によらず、 スぺーサ部材(72)を用いることによって、 天井汚れが発 生しない最小吹出し角度を 5〜 10° も小さくすることができることが分かる。
—表 1 _
Figure imgf000014_0001
したがって、 この実施形態の空気調和装置(1)によれば、 化粧パネル(14)と天井 板 (70)との間にスぺーサ部材 (72)を介設して、 空気吹出口(16)を天井板 (70)に対して 適度に離して配置したことで、 特に空調空気の水平吹出しが要求される冷房運転時に おいて、 天井の汚れを防止しながら、 空調空気の吹出し方向を従来までと比べて水平 方向に近づけることができ、 これにより、 空調効率を確保しかつ室内居住者の違和感 (ドラフト感)を解消できる。
また、 天井汚れを防止する要求が低い状況でば、 同じ空気調和装置(1)をスぺ一サ 部材 (72)なしで設置することもでき、 こうすることで、 空気調和装置(1)を天井との 一体感が高まるように設置して、 見栄えを向上させることができる。
—変形例一
図 6は前記実施形態 1の変形例を示し、 この変形例では、 空気吹出口(16)の上縁 部、 即ち水平羽根(18)により空調空気の吹出し方向が案内される側の空気吹出口(16) 端縁部に、 該空気吹出口(16)からの空調空気の流れを導くように斜め下方に向かって 延びる突出板部(16e)を設けている。 この場合には、 水平羽根(18)により空調空気の 吹出し方向が案内される側の吹出口形成部材の最下部は、 空気吹出口(16)の上縁部で はなく、 前記突出板部(16e)の先端部になる。 従って、 該突出板部(16e)の先端部位置 から天井板 (70)下面までの距離 hを 45mm以上とするとともに、 該先端部位置から 化粧パネル(14)と天井板 (70)との境界位置までの距離 Lを 9 Omm以上とすれば、 前 記実施形態 1と同様の作用効果を得ることができる。 一実施形態 2—
図 Ίは本発明に係る天井埋込型空気調和装置( 1 )の実施形態 2を示し、 この実施 形態 2に係る空気調和装置(1)は、 空気吹出口(16)付近の詳細な構成を除いて、 前記 実施形態 1のものと同じなので、 以下、 同一部材には同一の符号を付して詳しい説明 は省略する。 そして、 この実施形態 2の主たる特徴部分は、 空気吹出口(16)の上縁部 (空調空気吹出し方向の案内される側の端縁部) に、 前記実施形態 1の変形例におけ る突出部(16e)と同様に斜め下方に向かって延出するように、 風向規制部材 (40)を配 設したことにある。
詳しくは、 前記風向規制部材(40)は、 化粧パネル(14)における空気吹出口(16)よ りも外側、 即ち水平羽根(18)により空調空気の吹出し方向が案内される側に取り付け られていて、 該空気吹出口(16)上縁部から斜め下方に延びる導風面(41a)を下面に有 する略三角柱状の突出部 (41)と、 該空気吹出口(16)上縁部から空気通路の側壁に沿つ て上方に延びる湾曲板部 (42)とを備えている。 この突出部 (41)及び湾曲板部 (42)は空 気吹出口(16)の長手方向全体に亘つて延びる長尺状のものであり、 図 8及び図 9にも 示すように、 その両端部には空気吹出口(16)の長手方向両端縁部に沿うように一対の ブラケット部(43,43)が設けられている。
また、 前記湾曲板部 (42)の湾曲する外側の面上には、 該湾曲面部 (42)の長手方向 全体に亘つて互いに所定間隔を空けて、 空調空気の流れを整流するための複数の整流 板 (44,44,···)が固定配置されている。 この各整流板 (44)は湾曲板部 (42)の長手方向に 対して略直交するように配置されており、 空気吹出口(16)から吹き出される空調空気 の該空気吹出口(16)長手方向への流れを規制して、 空気流を吹出し方向へ向かうよう に整流する。
一方、 前記突出部 (41)の上部には、 化粧パネル(14)下面に沿うように接合面が形 成されている。 また、 突出部 (41)下面の導風面 (41a)は、 水平方向に対し 1 5° 以上 の傾斜角度をなす略平面状とされ、 空気吹出口(16)の長手方向略全体に亘つて設けら れるとともに、 空調空気の吹出し方向に沿って 30mm以上の長さに延設されている。 そして、 この導風面 (41a)の下端縁部は、 水平羽根(18)により空調空気の吹出し方向 が案内される側の化粧パネル(14)の最下部に位置し、 この位置は天井板(70)下面から 下方に 45mm以上、 離れている。
この構成により、 いわゆる水平吹き出し状態で空気吹出口(16)から吹出される空 調空気の流れは、 導風面(41a)に沿って下向きに 30mm以上、 助走しながら、 全体 的に整えられ、 その後に天井板(70)下面から 45 mm以上離れた位置で導風面(41a) から剥離することになる。 尚、 風向規制部材 (40)の形状は前記のものに限らず、 例え ば図 1 1 , 12に示す変形例のように、 導風面 (45a)を突出板部(45)の下面に形成す るとともに、 該突出板部 (45)とは別に化粧パネル(14)に沿うように延びる壁部 (46)を 設け、 この壁部 (46)の上面に接合面を設けて、 風向規制部材 (40)を化粧パネル(14)に 取り付けるようにしてもよい。 また、 導風面(41a)の水平方向に対する傾斜角度は、 少なくとも 10° 以上とすればよい。
さらに、 この実施形態 2では、 前記実施形態 1の水平羽根(18)に代えて、 例えば 図 10に示すような整流板(19,19,···)を備えた水平羽根(18)を用いている。 この水平 羽根(18)は、 幅方向に亘つて僅かに湾曲された長尺の板部材からなり、 その湾曲する 内側の面(18a)が前面とされ、 また外側の面(18b)が背面とされている。 さらに、 水平 羽根(18)の長手方向両端部にはそれぞれ前面側に突出する貝殻状の突出部(18c, 18c) がー体的に設けられ、 該各突出部(18c)端にそれぞれ水平羽根(18)の長手方向に沿つ て外方に延びるように連結ピン(18d、18d)が形成されている。 そして、 前記水平羽根 (18)は、 前記図 10に示すように、 空気吹出口(16)に配置された状態で、 該空気吹出 口(16)の奥側 (空調空気の流れの上流側:図の左側) に位置する前記 2つの連結ピン (18d,18d)が化粧パネル(14)側の連結部材(14a)により回動自在に連結支持されていて、 これにより、 水平羽根(18)は図示しないモー夕の駆動によって、 支持軸 Xを回動中心 として上下に回動されるようになっている。
また、 前記水平羽根(18)の内側に湾曲する前面(18a)上には、 該水平羽根(18)の 長手方向全体に亘つて互いに所定間隔を空けながら、 かつ風向規制部材 (40)の整流板 (44,44,'")と接触しないように、 複数の整流板(19,19,···:図例では 10枚)が固定配 置されている。 この整流板(19, 19,···)は、 それぞれ水平羽根(18)の前面(18a)に略直 交するように該水平羽根(18)の幅方向に亘つて配置されており、 該整流板(19, 19,···) 及び前記風向規制部材 (40)の整流板 (44,44,···)によって、 図に矢印 Sで示すように流 れる空調空気が水平羽根(18)の長手方向全体に亘つて整流される。 このように整流板 ( 19, 19,…, 44 , 44,…)によって整流された空気流は概ね鉛直面に沿う 2次元流になる ので、 空気吹出口(16)から吹出される空調空気の吹出し初速度は、 該空気吹出口(16) の両側部分でも中央部分と同様に高くなる。 したがって、 この実施形態 2の空気調和装置(1)では、 空気吹出口(16)上縁部に 配設した風向規制部材 (40)によって、 該空気吹出口(16)から吹出される空調空気の流 れを導風面(41a)に沿って助走させながら、 全体として下向きに流れるように整える とともに、 そのように整えた空気流の導風面 (41a)から剥離する位置を、 前記実施形 態 1の変形例と同様に天井板 (70)下面から 45mm以上離れた位置としたことで、 例 えば冷房運転時のような空調空気の水平吹出し状態において、 その空調空気の流れが 天井板 (70)下面に達することを防止して、 空気中に含まれる塵埃による天井面の汚れ を実施形態 1よりもさらに効果的に防止することができる。
加えて、 この実施形態 2では、 前記風向規制部材 (40)の湾曲板部 (42)や水平羽根 (18)に整流板 (44,19)を設けて、 空調空気の流れを整流するようにしたので、 空気吹 出口(16)の両側部分における吹出し空気流速の低下を殆ど解消し、 この部分で空気流 が上向きになることを抑制して、 前記の作用効果をより一層、 高めることができる。 一その他の実施形態—
尚、 本発明は前記実施形態 1及び 2に限定されず、 その他の種々の実施形態を包 含するものである。 すなわち、 前記各実施形態では、 空気吹出口(16 )に水平羽根(18) を配設して、 空調空気の流れを上下に変更するようにしているが、 この水平羽根(18) は設けずに、 空気吹出口(16)に至る空気通路の湾曲形状のみによって、 空調空気の流 れを案内するようにしてもよい。 この場合には、 空気通路そのものが案内手段を構成 する。
また、 前記実施形態 2の空気調和装置(1 )では、 風向規制部材 (40 )における導風 面(41a)を空調空気の吹出し方向に沿って 3 0 mm以上の長さを有し、 かつ水平方向 に対し 1 5度以上の傾斜角度を有する平面状のものとしているが、 これに限らず、 前 記の 2つの要件のうちのいずれか一方を満たすものであればよく、 或いは、 導風面 (4 la)は、 少なくとも空気吹出口(16 )の上縁部付近で水平方向に対し 1 5度以上の傾斜 角度を有するものであればよい。 さらに、 導風面(41a)の下端緣部は水平羽根(18)に より空調空気の案内される側の化粧パネル(14)の最下部でなくてもよく、 また、 必ず しも天井板(70)下面から下方に 4 5 mm以上離れている必要はない。
加えて、 前記各実施形態では、 本発明を、 ターボファンを備えて 4方向に調和空 気を吹き出す、 いわゆる天井埋込 4方吹き型の空気調和装置(1 )に適用したが、 これ に限らず、 例えば、 シロッコファンを備えて 2方向に調和空気を吹き出す、 いわゆる 天井埋込 2方吹き型の空気調和装置にも適用することができる。 産業上の利用可能性
以上のように、 本発明に係る天井埋込型空気調和装置は、 運転状態に応じて適切 な吹出し方向を得ながら、 天井面の汚れを防止することができるので、 例えば病院等 のように、 特に汚れ防止の要求が高い場所で使用する場合に適している。

Claims

WO 01/35031 _! i PCT/JP00/05735 請 求 の 範 囲
1. 天井面(70)に埋め込まれ、 室内空間に向かって空調空気を吹出す吹出口(16)が設 けられているとともに、 該吹出口(16)に空調空気の吹出し方向を案内可能な案内手段 (18)が設けられた天井埋込型空気調和装置において、
前記案内手段 (18)により空調空気の吹出し方向が案内される側の吹出口(16)端縁 部には、 空調空気の流れを下向きに導くように該吹出口(16)端縁部から斜め下方向に 延びる導風面 (41a)を有する風向規制部 (40)が設けられている
ことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
2. 請求項 1において、
導風面 (41a)は、 空調空気の吹出し方向に沿って 3 Omm以上の長さを有する ことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
3. 請求項 1において、
導風面 (41a)は、 少なくとも吹出口(16)端縁部の付近で水平方向に対し 10度以 上の傾斜角度を有する
ことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
4. 請求項 3において、
導風面 (41a)は、 少なくとも吹出口(16)端縁部の付近で水平方向に対し 15度以 上の傾斜角度を有する
ことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
5. 請求項 3において、
導風面 (41a)は、 少なくとも吹出口(16)端縁部の付近で水平方向に対し 20度以 下の傾斜角度を有する :とを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
6 . 請求項 1において、
導風面 (41a)の下端縁部は、 案内手段(18)により空調空気の吹出し方向が案内さ れる側の吹出口形成部材の最下部であり、 かつ天井面(70 )から下方に 4 5 mm以上離 れている
ことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
7 . 請求項 1において、
吹出口(16 )には、 空調空気の吹出口(16 )長手方向への流れを規制する整流部材(1 9,44)が配設されている
ことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
8 . 請求項 1において、
案内手段(18)は、 空調空気の吹出し方向を上下に変更可能な水平羽根である ことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
9 . 請求項 8において、
水平羽根(18)に、 空調空気の吹出口(16 )長手方向への流れを規制する整流板 ( 19) が配設されている
ことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
1 0 . 請求項 9において、
水平羽根(18)は、 幅方向に亘つて湾曲する長尺状の板部材からなり、
整流板(19)は、 前記水平羽根(18)の内側に湾曲する面上に長手方向の全体に亘っ て所定間隔を空けて配置されている
ことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
1 1. 請求項 1〜 10のいずれか 1つにおいて、
吹出口(16)中央部付近の空気流の吹出し初速度は、 略 2m/秒以上であってかつ 略 6 m/秒以下である
ことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
12. 請求項 1〜; L 0のいずれか 1つにおいて、
吹出口(16)から吹出す空気流の最終的に空気調和装置本体(10)から剥離する位置 は、 該空気調和装置本体(10)と天井面(70)との境界位置から 9 Omm以上離れている ことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
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