JP2001194000A - 天井埋込型空気調和装置 - Google Patents

天井埋込型空気調和装置

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JP2001194000A
JP2001194000A JP34121899A JP34121899A JP2001194000A JP 2001194000 A JP2001194000 A JP 2001194000A JP 34121899 A JP34121899 A JP 34121899A JP 34121899 A JP34121899 A JP 34121899A JP 2001194000 A JP2001194000 A JP 2001194000A
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牧男 竹内
Mitsuhiko Yamamoto
光彦 山本
Yasuyuki Aisaka
泰之 相坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井埋込型空気調和装置の冷房又は暖房運転
時等において、各運転状態に応じた適切な吹出し方向を
得ながら、天井の汚れを防止する。 【解決手段】室内空間に臨む空気調和装置(1)下面の化
粧パネル(14)に空気吸込口(15)及び空気吹出口(16)を設
ける。空気吹出口(16)からの空調空気の吹出し方向を上
下に変更して、天井板(70)下面に対し略45°以下にな
るように案内可能な水平羽根(18)を設ける。空気吹出口
(16)上縁部から斜め下方向に30mm以上延びる導風面
(41a)を有する風向規制部材(40)を配設する。導風面(41
a)を水平方向に対し15°以上、傾斜させ、その下端縁
部を天井面(70)から下方に45mm以上離す。風向規制
部材(40)の湾曲板部(42)と水平羽根(18)の前面(18a)と
にそれぞれ複数の整流板(43,19)を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井埋込型空気調
和装置の空気吹出口の配置構造に関し、特に、冷房運転
時等の空調空気の吹出し方向を調節して、この空調空気
中に含まれる微粒子状の塵埃が天井面に付着することを
防止する汚れ防止技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井埋込型の空気調和装置の
吹出口には、空調空気の吹出し方向を上下に変更可能な
水平羽根が設けられている。そして、この水平羽根によ
り空調空気の吹出し方向を暖房運転時には相対的に下向
きにする一方、冷房運転時には天井面に対し平行に近く
なるよう相対的に上向きにすることで(いわゆる水平吹
出し)、各運転状態において室内の温度分布の均一化を
図り、空調効率を高めるようにしている。
【0003】ところが、前記の水平吹出し状態では、吹
出される空調空気中に含まれる微粒子状の塵埃が天井面
に付着して、該天井面が部分的に汚れてしまうことがあ
る。詳しくは、図13に示すように空気調和装置を水平
方向から見たとき、水平吹出し状態で吹出口(a)から吹
出された気流は、その流れに沿って見て略V字状にな
り、吹出口(a)の長手方向中央部分では空気の吹出し初
速度が高いため、気流が天井面(b)から離れた領域を流
れるようになる。また、この吹出し空気中に含まれる微
粒子状の塵埃は慣性力が高いので、この塵埃が天井面
(b)に付着することは殆どない。
【0004】一方、吹出口(a)の長手方向両側部分では
気流が側方へ拡がったり、渦になったりして、前記中央
部分に比べて吹出し初速度が低くなるため、コアンダ効
果によって気流が天井面(b)に沿って流れるようにな
る。しかも、この吹出し空気中に含まれる塵埃は慣性力
が低く、天井面(b)に付着し易いので、天井面(b)のうち
吹出口(a)の両側部に近接した領域(D)(図2参照)には
空気中の塵埃が付着して、汚れ易くなる。
【0005】このような汚れを回避するために、特開平
3−160266号公報には、水平羽根に、吹出し方向
を天井面側に移行させる補助フィンを着脱自在に設け、
この補助フィンを天井汚れの発生し易さに応じて着脱す
ることが提案されている。すなわち、例えば、室内空気
に塵埃が多くて天井汚れの発生し易い環境や、或いは病
院のように特に汚れ防止の要求が高い場所では補助フィ
ンを外して、水平羽根を下向きにする一方、天井汚れが
発生し難い環境や汚れ防止の要求の低い場所では補助フ
ィンを取付けて、水平吹出しを行えるようにするのであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来例の
ような補助フィンを設けたとしても、この補助フィンは
天井汚れの発生し易い環境等では外さざるを得ず、結
局、このときには吹出口から空調空気が常に下向きに吹
出されることになるので、本来、水平吹出しを行うべき
冷房運転時において空調効率の低下を招くばかりでな
く、冷風が室内の人に直接吹付けられることによる違和
感(いわゆるドラフト感)の問題も生じる。
【0007】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、空調空気の吹出口の
配置構成等に工夫を凝らすことで、空調装置の運転状態
に応じた適切な吹出し方向を得ながら、天井面の汚れを
防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明では、天井埋込型空気調和装置の空気吹出
口における吹出し方向の案内される側の端縁部に、空気
の流れを下向きに導くような所定寸法の導風面を設け
た。
【0009】具体的に、請求項1の発明では、天井面(7
0)に埋め込まれ、室内空間に向かって空調空気を吹出す
吹出口(16)が設けられているとともに、該吹出口(16)に
空調空気の吹出し方向を案内可能な案内手段(18)が設け
られた天井埋込型空気調和装置を前提とし、このものに
おいて、前記案内手段(18)により空調空気の吹出し方向
が案内される側の吹出口(16)端縁部に、空調空気の流れ
を下向きに導くように該吹出口(16)端縁部から斜め下方
向に延びる導風面(41a)の形成された風向規制部(40)を
設けた。尚、前記案内手段(18)としては、例えば吹出口
(16)に至る上流側の空気通路を湾曲させて、吹き出され
る空調空気の方向を案内するようにすればよい。
【0010】前記の構成により、冷房運転時等に空気調
和装置(1)の吹出口(16)から吹出される空調空気は案内
手段(18)により案内されて室内空間に吹出す噴流とな
る。ここで、前記案内手段(18)により空調空気の吹出し
方向が案内される側の吹出口(16)端縁部には、空気流を
下向きに導くように斜め下方向に延びる導風面(41a)が
設けられているので、空調空気の流れは導風面(41a)に
沿って助走しながら、全体的に下向きに流れるように整
えられて、その後に室内空間に吹出すようになる。この
ことで、相対的に流れの遅い吹出口(16)の長手方向両側
部であっても空気流速が高められ、かつ流れの向きが下
向きとされるので、室内空間に吹出す噴流軸がコアンダ
効果によって天井面(70)の方向に曲げられても、その空
気流は殆ど天井面(70)に到達することなく、やがて室内
空気との温度差によって下降するようになる。これによ
り、空調空気の吹出し方向を天井面に近くなるように相
対的に上向きにしても、その空気流が天井面に沿って流
れることは殆どなくなり、いわゆる水平吹出し状態にお
ける天井面の汚れを大幅に軽減できる。
【0011】請求項2の発明では、導風面(41a)は、空
調空気の吹出し方向に沿って30mm以上の長さを有す
るものとする。このことで、吹出口(16)からの空調空気
の流れが導風面(41a)に沿って流れる間に整えられて、
請求項1の発明による作用効果が十分に得られる。
【0012】請求項3の発明では、導風面(41a)は、少
なくとも吹出口(16)端縁部の付近で水平方向に対し10
度以上の傾斜角度を有するものとする。このことで、導
風面(41a)に沿って流れる空気流の向きが下向きにされ
て、請求項1の発明による作用効果が十分に得られる。
尚、導風面(41a)の傾斜角度は水平方向に対し15度以
上とすることが好ましい。
【0013】また、請求項5の発明では、前記導風面(4
1a)の傾斜角度を水平方向に対し20度以下とする。こ
うすることで、空調空気の吹出し方向が下に向かい過ぎ
ないようにして、天井汚れの防止と水平吹出しとの高次
元での両立が図られる。
【0014】請求項6の発明では、導風面(41a)の下端
縁部は、案内手段(18)により空調空気の吹出し方向が案
内される側の吹出口形成部材の最下部であり、かつ天井
面(70)から下方に45mm以上離れているものとする。
このことで、導風面(41a)に沿って流れた空気流が該導
風面(41a)の下端縁部から剥離する位置は、天井面(70)
から大きく離れているので、空気流は天井面(70)に達す
ることはなく、よって、請求項1の発明の作用効果が十
分に得られる。
【0015】請求項7の発明では、吹出口(16)に、空調
空気の吹出口(16)の長手方向への流れを規制する整流部
材(19,44)を配設した。このことで、吹出口(16)から吹
出される空調空気は、該吹出口(16)の長手方向への流れ
が整流部材(19,44)により規制されて、吹出し方向へ向
かうように整流されるので、その吹出し初速度は吹出口
(16)の両側部分でも中央部分と同様に高くなり、このこ
とによって、水平吹出し状態で空調空気が上向きに流れ
ることをさらに効果的に抑制できる。尚、前記整流部材
(19,44)は、吹出口(16)の少なくとも長手方向略両端部
に配置するようにすればよい。
【0016】請求項8の発明では、案内手段(18)を、空
調空気の吹出し方向を上下に変更可能な水平羽根とす
る。このことで、吹出口(16)からの空調空気の流れを水
平羽根(18)により上下に変更することができるので、こ
の吹出し空気の流れを暖房運転時には相対的に下向きに
する一方、冷房運転時には水平吹出し状態として、各運
転状態で空調効率を高めることができる。特に冷房運転
時には、吹出し空気の流れが天井面(70)に沿って流れる
ことのない範囲で、この空気流を水平羽根(18)によりで
きるだけ水平に近づけるようにすれば、前記の作用効果
を十分に得ることができる。
【0017】請求項9の発明では、請求項8の発明にお
ける水平羽根(18)に、空調空気の吹出口(16)長手方向へ
の流れを規制する整流板(19)を配設した。このことで、
水平羽根(18)上の整流板(19)により吹出し空気の流れが
効果的に整えられ、空気流の吹出し初速度は吹出口(16)
の両側部分でも中央部分と同様に高くなるので、水平吹
出し状態で空調空気が上向きに流れることをさらに効果
的に抑制できる。尚、前記整流部材(19)は、水平羽根(1
8)上における吹出口(16)の少なくとも長手方向略両端部
に対応するように配置すればよい。
【0018】請求項10の発明では、請求項9の発明に
おける水平羽根(18)を、幅方向に亘って湾曲する長尺状
の板部材からなるものとし、整流板(19)は、前記水平羽
根(18)の内側に湾曲する面上に長手方向の全体に亘って
所定間隔を空けて配置した。このことで、幅方向に湾曲
した長尺状の水平羽根(18)により空調空気の流れを滑ら
かに変化させて、吹出し方向を変更させることができ
る。また、その湾曲する内側の面上に長手方向の全体に
亘って整流板を配置したことで、それらの整流板により
吹出し空気の流れを全体的に整流できる。
【0019】請求項11の発明では、吹出口(16)中央部
付近の空気流の吹出し初速度は、略2m/秒以上であっ
てかつ略6m/秒以下とする。このことで、吹出し騒音
の増大を招くことなく、水平吹出し状態でも空気流が上
向きに流れることを十分に抑制できる。
【0020】請求項12の発明では、吹出口(16)から吹
出す空気流の最終的に空気調和装置本体(10)から剥離す
る位置を、該空気調和装置本体(10)及び天井面(70)の境
界位置から90mm以上離れるように設定した。こうす
ることで、吹出口(16)から吹き出される空調空気の流れ
と天井面(70)との間のコアンダ効果を緩和して、水平吹
出し状態でも空気流が上向きに流れることを抑制でき
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0022】(実施形態1) −空気調和装置の全体構成− 図1は本発明に係る天井埋込型空気調和装置(1)の一実
施形態の構成を示す縦断面図である。同図に示すよう
に、この空気調和装置(1)はケーシング(10)(空気調和
装置本体)内にファン(20)と熱交換器(30)とを収納して
なり、天井板(70)に開口する設置用開口(71)に埋め込ま
れて、天井裏空間に据え付けられている。
【0023】前記ケーシング(10)は、下方に向かって開
口する容器状の本体ケーシング(11)と、該本体ケーシン
グ(11)の底面開口部を覆う化粧パネル(14)とによって構
成され、図示しないが、吊り金具によって上方の梁等に
吊り下げられて固定されている。詳しくは、前記本体ケ
ーシング(11)は、正方形の四隅を切り欠いて八角形状と
した天板(12)と、該天板(12)の外縁部から下方へ延びる
側板(13)とからなり、一方、前記化粧パネル(14)は略正
方形の板状とされ、前記側板(13)の下端部に取付けられ
るとともに、周縁部を後述のスペーサ部材(72)を介して
天井板(70)に固定されている。
【0024】また、図2にも示すように、前記化粧パネ
ル(14)の略中央部には正方形状に開口するように空気吸
込口(15)が形成されるとともに、該空気吸込口(15)の四
辺のすぐ外側にそれぞれ沿うように細長い長方形状の4
つの空気吹出口(16)が形成されている。そして、前記空
気吸込口(15)にはその全面に亘って室内空気に含まれる
微粒子状の塵埃等の浮遊物を除去するためのエアフィル
タ(17)が設けられるとともに、そのエアフィルタ(17)の
下面全体が格子状のフィルタカバーによって支持されて
おり、一方、前記空気吹出口(16)には、空調空気の吹出
し方向を上下に変更可能な水平羽根(18)が配設されてい
る。尚、そのように空気吹出口(16)の開口する化粧パネ
ル(14)によって、図3に示すように吹出口形成部材が構
成されている。
【0025】詳しくは、図3及び図4に拡大して示すよ
うに、化粧パネル(14)の空気吹出口(16)に連通する空気
通路のパネル外周側(図の右側)の側壁は、略鉛直下方
に延びる鉛直面(16a)と、該鉛直面(16a)の下端から下方
に向ってパネル外周側に傾斜し、化粧パネル(14)の下面
に繋る傾斜面(16b)とからなる。一方、前記空気吹出口
(16)に連通する空気通路のパネル内周側(図の左側)の
側壁は、下方に向ってパネル外周側にせり出す湾曲面(1
6c)と、該湾曲面(16c)の下端から略鉛直下方に延びる鉛
直面(16d)とからなる。そして、このような形状の互い
に対向する2つの壁面が空気吹出口(16)の長手方向(紙
面に直交する方向)の全長に亘って形成されていて、両
壁面に挟まれた空気通路は、吹出口(16)に向かう空調空
気の流れを整えながらその流れの向きを変更させる助走
路の機能を有している。そして、この助走路において吹
出口(16)に至る空調空気の助走距離は、略30mm以上
とされている。
【0026】また、前記水平羽根(18)は、図5に示すよ
うな長尺の板部材であり、その幅方向に亘って僅かに湾
曲されていて、空気吹出口(16)に取付けられた状態で、
その吹出口(16)の奥側(空調空気の流れの上流側)の基
端側縁部に沿う支持軸xの周りに回動自在とされ、図示
しないモータの駆動によって該支持軸xを回動中心とし
て回動されるようになっている。そして、空調空気を最
も下向きに吹出させるときには、図4に示すように、水
平羽根(18)の背面(8b)が前記パネル内周側の鉛直面(16
d)に重なるよう下向きにされる一方、いわゆる水平吹
出し状態とするときには、図3に示すように、水平羽根
(18)はその前面(18b)が前記パネル外周側壁面の傾斜部
(16b)と略平行になるよう上向きにされる。
【0027】前記ファン(20)は、本体ケーシング(11)の
内部における略中央位置に設けられ、シュラウド(21)と
ハブ(22)との間にブレード(23)が保持されたいわゆるタ
ーボファンである。このファン(20)のハブ(22)には、本
体ケーシング(11)の天板(12)に取り付けられたファンモ
ータ(25)の駆動軸(26)が挿入固定されていて、該ファン
モータ(25)の駆動力によりファン(20)が回転駆動される
ことで、このファン(20)の下方から吸い込んだ空気を径
方向側方に送り出すようになっている。また、ファン(2
0)の下方には、空気吸込口(15)からケーシング(10)内に
流入した空気をファン(20)へと案内するベルマウス(27)
が設けられている。
【0028】さらに、前記熱交換器(30)は、互いに平行
に設けられた多数のプレート状のフィン(31)と、該フィ
ン(31)を貫通して設けられる伝熱管(32)とからなるいわ
ゆるクロスフィン熱交換器である。この熱交換器(30)
は、前記ファン(20)の周囲を囲うように平面視で矩形の
筒状に構成され、図示しない冷媒配管を介して室外機に
接続されていて、冷房運転時は蒸発器としての、また暖
房運転時は凝集器としての機能を発揮し、ファン(20)か
ら送り出されてきた空気の温度状態を調節するようにな
っている。そして、この熱交換器(30)の下方にはドレン
水を受けるドレンパン(33)が配設されている。
【0029】つまり、空気調和装置(1)の本体ケーシン
グ(11)内には化粧パネル(14)の空気吸込口(15)からエア
フィルタ(17)、ベルマウス(27)、ファン(20)及び熱交換
器(30)を経て空気吹出口(16)に至る空気流通路(W)が形
成されている。そして、空調運転時にファン(20)が駆動
されると、空気吸込口(15)からエアフィルタ(17)を介し
てケーシング(10)内に取り込まれた室内空気はベルマウ
ス(27)、ファン(20)及び熱交換器(30)の順に空気流通路
(W)を流れて、該熱交換器(30)において冷媒との間で熱
交換を行って温度調節(冷房運転にあっては冷却、暖房
運転にあっては加熱)された後、空調空気として空気吹
出口(16)から室内空間に吹出され、該室内空間の空気
調和を行うようになっている。
【0030】そして、この実施形態1の主たる特徴部分
は、空気調和装置(1)の化粧パネル(14)と天井板(70)と
の間に両者の上下方向間隔を調節するスペーサ部材(7
2)が介設されていて、このことで、前記図3に示すよう
に、化粧パネル(14)における空気吹出口(16)の上縁部、
即ち水平羽根(18)により空調空気の吹出し方向が案内さ
れる側の吹出口形成部材の最下部と、天井板(70)の下面
との間の上下方向の間隔hが45mm以上に設定されて
いるとともに、該空気吹出口(16)の上縁部と化粧パネル
(14)の外周縁部(化粧パネル(14)及び天井板(70)の境界
位置)との間隔Lが90mm以上に設定されていること
にある。
【0031】言い換えると、この実施形態では、前記空
気吹出口(16)から吹出す空気流の最終的に化粧パネル(1
4)から剥離する位置は、天井板(70)下面から下方に45
mm以上離れていて、かつその位置から化粧パネル(14)
及び天井板(70)の境界位置までの距離Lが90mm以上
になっており、これにより、冷房運転時に空気吹出口(1
6)からいわゆる水平吹き出し状態で吹き出される空調空
気が天井板(70)下面に沿って流れることを防止できるも
のである。すなわち、まず暖房運転時等のように空調空
気を比較的下向きに吹出させる要求があるときには、前
記図4に示すように水平羽根(18)を略鉛直下向きにし
て、空調空気を該水平羽根(18)と空気吹出口(16)のパネ
ル外周側の鉛直面(16a)とに沿わせて、同図に矢印S
で示すように略鉛直下向きに吹き出させる。
【0032】一方、冷房運転時等にいわゆる水平吹出し
状態とするときには、前記図3に示すように、水平羽根
(18)を上向きに回動させて、該水平羽根(18)の前面(18
a)を空気吹出口(16)のパネル外周側側壁の傾斜面(16
b)と略平行にさせる。こうすることで、空調空気は空
気吹出口(16)に連通する空気通路(助走路)の側壁に沿
って、湾曲面(6c)から水平羽根(18)の前面(18a)に沿う
ように湾曲して流れ、その流線の方向が大きくかつ滑ら
かに変化して、同図に矢印Sで示すように、空気吹出口
(16)のパネル外周側の傾斜面(16b)と水平羽根(18)との
間を通って、空気吹出口(16)から天井板(70)下面に平行
に近い角度(例えば、天井板(70)下面となす角度が略3
0°〜35°)で吹出される。
【0033】このとき、空気吹出口(16)から室内空間に
吹出す空調空気は噴流となり、その吹出し角度が天井板
(70)下面に平行に近いときには、噴流軸がコアンダ効果
によって上方に曲げられることになるが、この実施形態
では、前記のように空気吹出口(16)が天井板(70)から適
度に離れて配置されているため、該空気吹出口(16)中央
部付近の空気流の吹出し初速度が例えば約2〜6m/秒
くらいの一般的な値であれば、相対的に吹出し初速度の
低い吹出口(16)両側部分の流れも含めて、その空調空気
の流れは天井板(70)下面まで上昇することはなく、やが
て室内空気との温度差によって下降してゆく。
【0034】すなわち、従来から、天井埋込型の空気調
和装置において空気の吹出し速度が低い部分では、コア
ンダ効果によって空気流が天井板(70)下面に接近し易
く、冷房運転時に水平羽根(18)により空調空気の吹出し
方向を相対的に上向けて、天井板(70)下面に対し例えば
40〜45°くらいにすると、空気流が天井板(70)下面
に沿って流れて、図2に仮想線で示すような領域(D)に
天井汚れが発生していたが、この実施形態に係る空気調
和装置(1)によれば、空気吹出口(16)の適切な配置構成
により、該空気吹出口(16)からの空調空気の吹出し方向
を水平羽根(18)により天井板(70)下面に対し例えば30
〜35°くらいまで近づけても、その空気流が天井板(7
0)下面に沿って流れることは殆どなくなり、これによ
り、従来より課題とされていた天井汚れの発生を防止す
ることができる。
【0035】表1は、空気吹出口(16)の寸法形状の異な
る4種類の空気調和装置(タイプ1〜4)について、そ
れぞれ、この実施形態のようにスペーサ部材(72)を介し
て空気吹出口(16)の配置を調節しながら天井板(70)に取
付けた場合と、該スペーサ部材(72)を用いずに天井板(7
0)に取り付けた場合とを対比して、実際に所定時間運転
した後の天井汚れの発生状況を調べた結果を示したもの
である。この実験結果によれば、空気吹出口(16)の寸法
形状によらず、スペーサ部材(72)を用いることによっ
て、天井汚れが発生しない最小吹出し角度を5〜10°
も小さくすることができることが分かる。
【0036】
【表1】
【0037】したがって、この実施形態の空気調和装置
(1)によれば、化粧パネル(14)と天井板(70)との間にス
ペーサ部材(72)を介設して、空気吹出口(16)を天井板(7
0)に対して適度に離して配置したことで、特に空調空気
の水平吹出しが要求される冷房運転時において、天井の
汚れを防止しながら、空調空気の吹出し方向を従来まで
と比べて水平方向に近づけることができ、これにより、
空調効率を確保しかつ室内居住者の違和感(ドラフト
感)を解消できる。
【0038】また、天井汚れを防止する要求が低い状況
でば、同じ空気調和装置(1)をスペーサ部材(72)なしで
設置することもでき、こうすることで、空気調和装置
(1)を天井との一体感が高まるように設置して、見栄え
を向上させることができる。
【0039】(変形例)図6は前記実施形態1の変形例
を示し、この変形例では、空気吹出口(16)の上縁部、即
ち水平羽根(18)により空調空気の吹出し方向が案内され
る側の空気吹出口(16)端縁部に、該空気吹出口(16)から
の空調空気の流れを導くように斜め下方に向かって延び
る突出板部(16e)を設けている。この場合には、水平羽
根(18)により空調空気の吹出し方向が案内される側の吹
出口形成部材の最下部は、空気吹出口(16)の上縁部では
なく、前記突出板部(16e)の先端部になる。従って、該
突出板部(16e)の先端部位置から天井板(70)下面までの
距離hを45mm以上とするとともに、該先端部位置か
ら化粧パネル(14)と天井板(70)との境界位置までの距離
を90mm以上とすれば、前記実施形態1と同様の作用
効果を得ることができる。
【0040】(実施形態2)図7は本発明に係る天井埋
込型空気調和装置(1)の実施形態2を示し、この実施形
態2に係る空気調和装置(1)は、空気吹出口(16)付近の
詳細な構成を除いて、前記実施形態1のものと同じなの
で、以下、同一部材には同一の符号を付して詳しい説明
は省略する。そして、この実施形態2の主たる特徴部分
は、空気吹出口(16)の上縁部(空調空気吹出し方向の案
内される側の端縁部)に、前記実施形態1の変形例にお
ける突出部(16e)と同様に斜め下方に向かって延出する
ように、風向規制部材(40)を配設したことにある。
【0041】詳しくは、前記風向規制部材(40)は、化粧
パネル(14)における空気吹出口(16)よりも外側、即ち水
平羽根(18)により空調空気の吹出し方向が案内される側
に取り付けられていて、該空気吹出口(16)上縁部から斜
め下方に延びる導風面(41a)を下面に有する略三角柱状
の突出部(41)と、該空気吹出口(16)上縁部から空気通路
の側壁に沿って上方に延びる湾曲板部(42)とを備えてい
る。この突出部(41)及び湾曲板部(42)は空気吹出口(16)
の長手方向全体に亘って延びる長尺状のものであり、図
8及び図9にも示すように、その両端部には空気吹出口
(16)の長手方向両端縁部に沿うように一対のブラケット
部(43,43)が設けられている。
【0042】また、前記湾曲板部(42)の湾曲する外側の
面上には、該湾曲面部(42)の長手方向全体に亘って互い
に所定間隔を空けて、空調空気の流れを整流するための
複数の整流板(44,44,…)が固定配置されている。この各
整流板(44)は湾曲板部(42)の長手方向に対して略直交す
るように配置されており、空気吹出口(16)から吹き出さ
れる空調空気の該空気吹出口(16)長手方向への流れを規
制して、空気流を吹出し方向へ向かうように整流する。
【0043】一方、前記突出部(41)の上部には、化粧パ
ネル(14)下面に沿うように接合面が形成されている。ま
た、突出部(41)下面の導風面(41a)は、水平方向に対し
15°以上の傾斜角度をなす略平面状とされ、空気吹出
口(16)の長手方向略全体に亘って設けられるとともに、
空調空気の吹出し方向に沿って30mm以上の長さに延
設されている。そして、この導風面(41a)の下端縁部
は、水平羽根(18)により空調空気の吹出し方向が案内さ
れる側の化粧パネル(14)の最下部に位置し、この位置は
天井板(70)下面から下方に45mm以上、離れている。
【0044】この構成により、いわゆる水平吹き出し状
態で空気吹出口(16)から吹出される空調空気の流れは、
導風面(41a)に沿って下向きに30mm以上、助走しな
がら、全体的に整えられ、その後に天井板(70)下面から
45mm以上離れた位置で導風面(41a)から剥離するこ
とになる。尚、風向規制部材(40)の形状は前記のものに
限らず、例えば図11,12に示す変形例のように、導
風面(45a)を突出板部(45)の下面に形成するとともに、
該突出板部(45)とは別に化粧パネル(14)に沿うように延
びる壁部(46)を設け、この壁部(46)の上面に接合面を設
けて、風向規制部材(40)を化粧パネル(14)に取り付ける
ようにしてもよい。また、導風面(41a)の水平方向に対
する傾斜角度は、少なくとも10°以上とすればよい。
【0045】さらに、この実施形態2では、前記実施形
態1の水平羽根(18)に代えて、例えば図10に示すよう
な整流板(19,19,…)を備えた水平羽根(18)を用いてい
る。この水平羽根(18)は、幅方向に亘って僅かに湾曲さ
れた長尺の板部材からなり、その湾曲する内側の面(18
a)が前面とされ、また外側の面(18b)が背面とされてい
る。さらに、水平羽根(18)の長手方向両端部にはそれぞ
れ前面側に突出する貝殻状の突出部(18c,18c)が一体的
に設けられ、該各突出部(18c)端にそれぞれ水平羽根(1
8)の長手方向に沿って外方に延びるように連結ピン(18
d、18d)が形成されている。そして、前記水平羽根(18)
は、前記図10に示すように、空気吹出口(16)に配置さ
れた状態で、該空気吹出口(16)の奥側(空調空気の流れ
の上流側:図の左側)に位置する前記2つの連結ピン(1
8d,18d)が化粧パネル(14)側の連結部材(14a)により回動
自在に連結支持されていて、これにより、水平羽根(18)
は図示しないモータの駆動によって、支持軸xを回動中
心として上下に回動されるようになっている。
【0046】また、前記水平羽根(18)の内側に湾曲する
前面(18a)上には、該水平羽根(18)の長手方向全体に亘
って互いに所定間隔を空けながら、かつ風向規制部材(4
0)の整流板(44,44,…)と接触しないように、複数の整流
板(19,19,…:図例では10枚)が固定配置されている。
この整流板(19,19,…)は、それぞれ水平羽根(18)の前面
(18a)に略直交するように該水平羽根(18)の幅方向に亘
って配置されており、該整流板(19,19,…)及び前記風向
規制部材(40)の整流板(44,44,…)によって、図に矢印S
で示すように流れる空調空気が水平羽根(18)の長手方向
全体に亘って整流される。このように整流板(19,19,…,
44,44,…)によって整流された空気流は概ね鉛直面に沿
う2次元流になるので、空気吹出口(16)から吹出される
空調空気の吹出し初速度は、該空気吹出口(16)の両側部
分でも中央部分と同様に高くなる。
【0047】したがって、この実施形態2の空気調和装
置(1)では、空気吹出口(16)上縁部に配設した風向規制
部材(40)によって、該空気吹出口(16)から吹出される空
調空気の流れを導風面(41a)に沿って助走させながら、
全体として下向きに流れるように整えるとともに、その
ように整えた空気流の導風面(41a)から剥離する位置
を、前記実施形態1の変形例と同様に天井板(70)下面か
ら45mm以上離れた位置としたことで、例えば冷房運
転時のような空調空気の水平吹出し状態において、その
空調空気の流れが天井板(70)下面に達することを防止し
て、空気中に含まれる塵埃による天井面の汚れを実施形
態1よりもさらに効果的に防止することができる。
【0048】加えて、この実施形態2では、前記風向規
制部材(40)の湾曲板部(42)や水平羽根(18)に整流板(44,
19)を設けて、空調空気の流れを整流するようにしたの
で、空気吹出口(16)の両側部分における吹出し空気流速
の低下を殆ど解消し、この部分で空気流が上向きになる
ことを抑制して、前記の作用効果をより一層、高めるこ
とができる。
【0049】(他の実施の形態)尚、本発明は前記実施
形態1及び2に限定されず、その他の種々の実施形態を
包含するものである。すなわち、前記各実施形態では、
空気吹出口(16)に水平羽根(18)を配設して、空調空気の
流れを上下に変更するようにしているが、この水平羽根
(18)は設けずに、空気吹出口(16)に至る空気通路の湾曲
形状のみによって、空調空気の流れを案内するようにし
てもよい。この場合には、空気通路そのものが案内手段
を構成する。
【0050】また、前記実施形態2の空気調和装置(1)
では、風向規制部材(40)における導風面(41a)を空調空
気の吹出し方向に沿って30mm以上の長さを有し、か
つ水平方向に対し15度以上の傾斜角度を有する平面状
のものとしているが、これに限らず、前記の2つの要件
のうちのいずれか一方を満たすものであればよく、或い
は、導風面(41a)は、少なくとも空気吹出口(16)の上縁
部付近で水平方向に対し15度以上の傾斜角度を有する
ものであればよい。さらに、導風面(41a)の下端縁部は
水平羽根(18)により空調空気の案内される側の化粧パネ
ル(14)の最下部でなくてもよく、また、必ずしも天井板
(70)下面から下方に45mm以上離れている必要はな
い。
【0051】加えて、前記各実施形態では、本発明を、
ターボファンを備えて4方向に調和空気を吹き出す、い
わゆる天井埋込4方吹き型の空気調和装置(1)に適用し
たが、これに限らず、例えば、シロッコファンを備えて
2方向に調和空気を吹き出す、いわゆる天井埋込2方吹
き型の空気調和装置にも適用することができる。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
に係る天井埋込型空気調和装置によると、吹出口(16)か
ら空調空気の案内される側の吹出口(16)端縁部に斜め下
方向に延びる導風面(41a)を設けて、空気の流れを全体
的に下向きになるように整えることで、例えば冷房運転
時等に空気調和装置(1)の吹出口(16)から空調空気をで
きるだけ天井面に対し平行に近くなるように吹き出させ
たときでも、その空気流が天井面に沿って流れることを
効果的に抑制し、いわゆる水平吹出し状態における天井
汚れの発生を大幅に軽減できる。
【0053】請求項2の発明では、導風面(41a)を、空
調空気の吹出し方向に沿って30mm以上の長さを有す
るものとすることで、また請求項3の発明では、導風面
(41a)を、少なくとも吹出口(16)端縁部の付近で水平方
向に対し下方に10度以上の傾斜角度を有するものとす
ることで、それぞれ、請求項1の発明の効果を十分に得
ることができる。
【0054】請求項5の発明によると、導風面(41a)の
傾斜角度を20度以下とすることで、天井汚れの防止と
水平吹出しとを高次元で両立できる。
【0055】請求項6の発明によると、導風面(41a)の
下端縁部を天井面(70)から下方に45mm以上離すこと
で、請求項1の発明の効果を十分に得ることができる。
【0056】請求項7の発明によると、吹出口(16)に整
流部材(19)を配設することで、空調空気の流れを整え
て、吹出口(16)の両側部分での吹出し初速度の低下を抑
制することができ、このことによって天井汚れをさらに
効果的に抑制できる。
【0057】請求項8の発明によると、空調空気の吹出
し方向を上下に変更可能な水平羽根(18)を設けたので、
吹出口(16)から吹出される空気の流れを暖房運転時には
相対的に下向きにする一方、冷房運転時には水平吹出し
状態として、各運転状態で空調効率を高めることができ
る。
【0058】請求項9の発明によると、水平羽根(18)上
に設けた整流板(19)により吹出し空気を効果的に整流で
き、また、請求項10の発明によると、前記整流板(19)
を水平羽根(18)の長手方向全体に亘って配置すること
で、吹出し空気の流れをさらに効果的にかつ全体的に整
えることができる。
【0059】請求項11又は12の発明によると、それ
ぞれ本発明の効果を十分に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る空気調和装置の側方
からの概略断面図である。
【図2】天井に埋め込んだ空気調和装置の下方からの斜
視図である。
【図3】空気吹出口の詳しい構成を示す拡大図である。
【図4】空調空気の吹出し方向を下向きにしたときの図
3相当図である。
【図5】水平羽根の斜視図である。
【図6】空気吹出口上縁部に突出板を設けた変形例に係
る図3相当図である。
【図7】実施形態2に係る図3相当図である。
【図8】風向規制部材の側面図(a)及び下面図(b)であ
る。
【図9】図8(b)のX-X線における断面図(a)及びY-Y線に
おける断面図(b)である。
【図10】実施形態2に係る図5相当図である。
【図11】風向規制部材の変形例に係る図8相当図であ
る。
【図12】風向規制部材の変形例に係る図9相当図であ
る。
【図13】従来例の空気調和装置を側方から見て、空気
吹出口からの空調空気の吹出し気流状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
(1) 空気調和装置 (10) ケーシング(空気調和装置本体) (11) 本体ケーシング (14) 化粧パネル (15) 空気吸込口 (16) 空気吹出口 (18) 水平羽根 (19) 整流板 (20) ファン (30) 熱交換機 (40) 風向規制部材 (41a) 導風面 (70) 天井板 (72) スペーサ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 光彦 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 相坂 泰之 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 3L051 BG06 BH01 3L081 AA01 AA02 AA10 AB01 FA01 FA07 HA01 HB06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井面(70)に埋め込まれ、室内空間に向
    かって空調空気を吹出す吹出口(16)が設けられていると
    ともに、該吹出口(16)に空調空気の吹出し方向を案内可
    能な案内手段(18)が設けられた天井埋込型空気調和装置
    において、 前記案内手段(18)により空調空気の吹出し方向が案内さ
    れる側の吹出口(16)端縁部には、空調空気の流れを下向
    きに導くように該吹出口(16)端縁部から斜め下方向に延
    びる導風面(41a)を有する風向規制部(40)が設けられて
    いることを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 導風面(41a)は、空調空気の吹出し方向に沿って30m
    m以上の長さを有することを特徴とする天井埋込型空気
    調和装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかにおいて、 導風面(41a)は、少なくとも吹出口(16)端縁部の付近で
    水平方向に対し10度以上の傾斜角度を有することを特
    徴とする天井埋込型空気調和装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 導風面(41a)は、少なくとも吹出口(16)端縁部の付近で
    水平方向に対し15度以上の傾斜角度を有することを特
    徴とする天井埋込型空気調和装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4のいずれかにおいて、 導風面(41a)は、少なくとも吹出口(16)端縁部の付近で
    水平方向に対し20度以下の傾斜角度を有することを特
    徴とする天井埋込型空気調和装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、 導風面(41a)の下端縁部は、案内手段(18)により空調空
    気の吹出し方向が案内される側の吹出口形成部材の最下
    部であり、かつ天井面(70)から下方に45mm以上離れ
    ていることを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1つにおいて、 吹出口(16)には、空調空気の吹出口(16)長手方向への流
    れを規制する整流部材(19,44)が配設されていることを
    特徴とする天井埋込型空気調和装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか1つにおいて、 案内手段(18)は、空調空気の吹出し方向を上下に変更可
    能な水平羽根であることを特徴とする天井埋込型空気調
    和装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 水平羽根(18)に、空調空気の吹出口(16)長手方向への流
    れを規制する整流板(19)が配設されていることを特徴と
    する天井埋込型空気調和装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 水平羽根(18)は、幅方向に亘って湾曲する長尺状の板部
    材からなり、 整流板(19)は、前記水平羽根(18)の内側に湾曲する面上
    に長手方向の全体に亘って所定間隔を空けて配置されて
    いることを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1つにおい
    て、 吹出口(16)中央部付近の空気流の吹出し初速度は、略2
    m/秒以上であってかつ略6m/秒以下であることを特徴
    とする天井埋込型空気調和装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10のいずれか1つにおい
    て、 吹出口(16)から吹出す空気流の最終的に空気調和装置本
    体(10)から剥離する位置は、該空気調和装置本体(10)と
    天井面(70)との境界位置から90mm以上離れているこ
    とを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
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