WO2001017760A1 - Procede et dispositif de production d'une nappe de carcasse destinee a des pneumatiques - Google Patents

Procede et dispositif de production d'une nappe de carcasse destinee a des pneumatiques Download PDF

Info

Publication number
WO2001017760A1
WO2001017760A1 PCT/JP2000/006110 JP0006110W WO0117760A1 WO 2001017760 A1 WO2001017760 A1 WO 2001017760A1 JP 0006110 W JP0006110 W JP 0006110W WO 0117760 A1 WO0117760 A1 WO 0117760A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
drum
ribbon
ply material
wound
body ply
Prior art date
Application number
PCT/JP2000/006110
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
Shigemasa Takagi
Original Assignee
Fuji Seiko Co., Ltd.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seiko Co., Ltd. filed Critical Fuji Seiko Co., Ltd.
Priority to CNB008126003A priority Critical patent/CN1314532C/zh
Priority to DE60024305T priority patent/DE60024305T2/de
Priority to US10/070,492 priority patent/US6913058B1/en
Priority to EP00957016A priority patent/EP1226926B1/en
Publication of WO2001017760A1 publication Critical patent/WO2001017760A1/ja
Priority to HK03100306.6A priority patent/HK1048089A1/zh

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/38Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/56Winding and joining, e.g. winding spirally
    • B29C53/58Winding and joining, e.g. winding spirally helically
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/56Winding and joining, e.g. winding spirally
    • B29C53/58Winding and joining, e.g. winding spirally helically
    • B29C53/78Winding and joining, e.g. winding spirally helically using profiled sheets or strips
    • B29C53/785Winding and joining, e.g. winding spirally helically using profiled sheets or strips with reinforcements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/38Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre
    • B29D30/46Cutting textile inserts to required shape

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

明 細 書
空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法及びその製造装置 技術分野
この発明は、 例えば空気入りラジアルタイヤの力一カスに用いられるボディ一 プライ材の製造方法及びその製造装置に関するものである。 背景技術
従来のボディ一プライ材の製造装置として、 特公昭 3 5— 1 8 6 0 2号公報に 示すものがある。 この製造装置は押出機により数本のワイヤをリールから卷き戻 して互いに平行状態とし、 このワイヤ群を押出機内において未加硫ゴムの中を通 過させ、 ダイスより所定の幅に押し出し成形してリボンを製造する。 そのリボン を大径のドラムに螺旋状に巻回しつつ側縁を互いに接着して筒状の巻付体を形成 する。 そして、 その巻付体をドラムの軸線と平行に裁断して、 大きい面積のシ一 トを製造する。 このシートをドラムから分啤して一時的にストックするか裁断装 置に移動して、 前記シートを所定形状の多数のボディープライ材に裁断する。 ところ力 従来の製造装置は、 ドラムにより大きいシートを製造した後、 それ を別のシ一ト裁断装置に移して多数に裁断することによりボディープライ材を製 造する方式である。 このため、 大きなドラムを有するリボン巻付装置やシート裁 断装置が必要となって、 両装置の設置スペースが大きくなるばかりでなく、 大面 積のシートを保管するにも大きな保管空間が必要になるという問題があつた。 又、 リボンの連続巻回と、 筒状卷付体の裁断を 1筒のドラム軸上で同じ場所で 行なうので、 シートの製造能率が低下してボディープライ材の製造コス卜の低減 を図ることができないという問題もあった。
リボンにより卷付体を製造してそれをシートに裁断する作業と、 ドラムから剥 離したシートの裁断作業が分離して行われるので、 作業能率が低下し、 この点か らもボディープライ材の製造コス トの低減を図ることができないという問題があ つた。
連続して卷回するリボンの隣接する側縁同士の接着力が充分に得られないとい う問題があった。
加えて、 卷付体を裁断した後に、 ドラムから裁断シートを作業者が強制的に剥 離する必要があるので、 シートの剥離作業が面倒であるとい問題もあった。
ところで、 従来、 タイヤは大量生産指向のもとに製造されていた。 例えば、 ボ ディ一プライ材は、 幅広かつ長尺のシートを連続的に作成し、 そのシートを所要 寸法に多数枚に裁断し、 ボディープライとしてス トックされる。 このス トックさ れたボディープライ材が次の工程に送られるようになつていた。 つまり、 大きな 形状のシートを作成し、 それを細分化してボディープライとし、 タイヤ製造に用 いられる。
以上のような大量生産方式は、 一見して効率的にタイヤを製造できるように考 えられる。 しかし、 大きな形状のシートを製造したり、 シートを裁断してタイヤ 部品にしたりするため、 シートの大がかりな製造装置、 裁断装置が必要となるば かりでなく、 シートのス トックスペースが必要となる。 このため、 工場スペース が広大となり、 工場稼働のためのエネルギーも膨大となる。 従って、 大量生産指 向であっても、 結果として、 生産コス 卜がアップし、 大量生産メリッ トを享受で きない。 特に、 地理的条件の制約上、 タイヤ部品製造工場とタイヤ成形工場が分 離している場合には、 タイヤ部品のス トックコス ト、 搬送コス トが全体のコス ト に大きな割合を占め、 コス ト低下は極めて難しい。 さらに、 加工工程の間にタイ ャ部品のス トックや搬送行程が介在するため、 湿気、 シート表面の硬化、 塵埃の 付着防止等の種々の品質管理が難しく、 タイヤ製品の歩留まりが低下するという 問題がある。
この発明は、 このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたもの である。 その主たる目的は、 ボディープライ材の製造装置の設置スペース及びボ ディ一プライ材の中間体のストツクスペースを不要にすることができるボディ一 プライ材の製造方法及びその装置を提供することにある。 この発明の他の目的は、 主たる目的に加えて製造コストを低減することができ るボディープライ材の製造方法及びその装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、 連続して卷回するリボンの隣接する側縁同士の接着力を 高めることができるボディープライ材の製造装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、 主たる目的に加えて、 裁断後のボディ一プライ材をド ラムの外周から円滑に剥離させることができるボディープライ材の製造装置を提 供することにある。
発明の開示
上記問題点を解決するために、 本発明は、 コードにゴム被覆を施した所定幅寸 法のリボンを製造する工程と、 ドラムの外周面に対し、 前記リボンを螺旋状に巻 き付けるとともにリボンの側縁を互いに接着して卷付体を製造する工程と、 ドラ ムの外周面の周長寸法は、 タイヤに用いられるボディープライ材の幅寸法と同じ かその整数倍に設定されていることと、前記巻付体のドラム長手方向の卷付長は、 タイヤに用いられるボディープライ材の長さ寸法と同じに設定されていることと を含むことを要旨とする。
本発明において、 卷付体を製造する工程の後に、 一本のドラム上の前記卷付体 をドラムの長手方向に一箇所で裁断してタイヤー本分のボディープライ材を製造 するようにしてもよレ、。
本発明において、 周長寸法の異なる複数本のドラム上の前記巻付体をドラムの 長手方向にそれぞれ一箇所で裁断してタイヤー本分に用いられる幅寸法の異なる 二枚のボディ一プライ材を製造するようにしてもよレ、。
本発明において、 卷付体を製造する工程の後に、 一本のドラム上の前記卷付体 をドラムの長手方向に二箇所で裁断してタイヤ一本分に用いる二枚のボディ一プ ライ材を製造するようにしてもよレ、。
本発明において、 巻付体は、 二枚のボディープライ材の幅寸法がそれぞれ異な るように二箇所で裁断されるようにしてもよい。
本発明において、 ドラムに巻き付けられたリボンの終端部は、 リボンの長手方 向と直角に切断されるようにしてもよレ、。
本発明において、 前記巻付体の裁断は前記ドラムに巻付けられたリボンの長手 方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って行われるようにしてもよい。
本発明において、 前記巻付体の裁断は、 リボンの卷付始端部及び卷付終端部を 通る緩やかな前記曲線に沿って行われるようにしてもよレ、。
本発明は、 コードにゴム被覆を施した所定幅寸法のリボンを製造するリボン製 造装置と、 ドラムの外周面に対し前記リボンを螺旋状に巻き付けるリボン巻付機 構と、 リボンの側縁を互いに接着して卷付体を製造する接着機構と、 ドラムの外 周面の周長寸法は、 タイヤに用いられるボディ一プライ材の幅寸法と同じかその 整数倍に設定されていることと、 前記卷付体のドラム長手方向の卷付長は、 タイ ャに用いられるボディープライ材の長さ寸法と同じ寸法に設定されていることと を含む装置を要旨としている。
本発明において、 前記巻付体をリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線 に沿って裁断して所定の幅寸法のボディープライ材を形成する巻付体裁断機構を 備えるようにしてもよい。
本発明において、 前記リボン巻付機構は、 フレームに回転可能に支持されたド ラムに対応するリボン卷付案內部を備え、 前記ドラムと前記リボン巻付案内部を ドラムの軸線方向に所定の送り速度で相対移動する相対移動機構とにより構成さ れるようにしてもよレ、。
本発明において、 ドラムには、 リボンの卷付始端部を保持し得る始端部保持機 構が設けられるようにしてもよレ、。
本発明において、 前記リボン卷付機構は、 ドラムに巻き付けられたリボンの巻 付終端部を切断するリボン切断機構を備えるようにしてもよい。
本発明において、 前記卷付体裁断機構は、 ドラムに対応して接離可能に設けら れたカッターと、 前記ドラムを非回転状態に保持して前記力ッターをドラムに卷 き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿つて移動する移 動機構とにより構成されるようにしてもよい。 本発明において、 前記卷付体裁断機構は、 ドラムに対応して接離可能に設けら れたカッタ一をドラムの軸線方向と平行方向に移動しつつ、 前記ドラムを緩やか に回動させて、 ドラムに卷き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やか な曲線に沿って巻付体を裁断するように構成されるようにしてもよレ、。
本発明において、 前記ドラムの外周面には前記卷付体をドラムに卷き付けられ たリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って裁断する刃溝が設けら れ、 前記カッターの刃先は、 前記刃溝の片側のエッジに沿って案内移動されて巻 付体を裁断するように構成されるようにしてもよレ、。
本発明において、 フレームには前記ドラムからボディープライ材を剥離するボ ディープライ材剥離機構が設けられるようにしてもよい。
本発明において、 フレームにはドラムから剥離されたボディ一プライ材を受け 取り支持するトレイが設けられ、 このトレィはトレイ搬送機構により ドラムの軸 線と交差する方向へ搬送されるようにしてもよレ、。
本発明において、 ボディープライ材剥離機構は、 回転状態のドラムからボディ 一プライ材を剥離しつつ搬送方向に移動する前記トレイ上に転写するように構成 されるようにしてもよレ、。
本発明において、 前記ドラムは複数箇所に配設され、 各ドラムは位置切換機構 によりリボン卷付位置、 リボン接着位置、 卷付体裁断位置及びボディ一プライ材 剥離位置の間で切り換え可能に構成されるようにしてもよい。
本発明において、 前記ドラムは、 その外径を拡縮するドラム径変更機構を備え るようにしてもよレ、。
本発明において、刃溝を形成した一対の外径の同じドラムを回転可能に支持し、 それらのドラムを 2つの位置に交互に反転配置する位置切換機構としてのドラム 反転支持機構と、 そのドラム反転支持機構により一方の位置に反転配置されたド ラムの外周にリボンを巻き付けて卷付体を形成し、 前記ドラム反転支持機構によ り他方の位置に反転配置されたドラムの外周の卷付体を、 ドラムの刃溝に沿って 裁断してボディ一プライ材を形成するように構成してもよい。 本発明において、 前記ボディ一プライ材剥離機構は、 巻付体の裁断に追従して ボディープライ材の裁断端縁を部分的に剥離する剥離治具と、 剥離治具によって 生じた裁断端縁の隙間に進入してトレイ上にボディープライ材を転写する回転剥 離バーとを備えているようにしてもよレ、。
本発明において、 前記卷付体裁断機構は、 前記カッターに先行して巻付体を押 圧する口一ラを備えているようにしてもよレ、。
本発明において、 前記卜レイ搬送機構は、 ドラムに対するトレイの押圧力を調 整する押圧力調整機構を備えるようにしてもよレ、。
本発明において、 前記リボン巻付機構は、 ドラムに対しその軸線方向と平行方 向に往復動する往行程と復行程でそれぞれ卷き付け動作を行うように構成しても よい。
本発明において、 前記リボンは、 複数本の線条を燃り合わせてなるコードを撚 戻し部材を介して長手方向へ移送することにより、 各線条の撚を戻してそれらの 間に所定の間隔を形成し、 この状態でコードを軟化させたゴム中に通過させて、 各線条の外周にゴム層を形成し、 各線条が自体の撚応力によりほぼ元の撚り合わ せ状態に戻った後、 同様に作成されたコードを複数本引き揃えてゴム押出機に通 過させて、 各コードのゴム層をゴム被覆により扁平状に被覆して形成するように してもよレ、。 図面の簡単な説明
図 1はタイヤ用ボディープライ材の製造装置の一実施形態を示す平面図。 図 2は図 1の製造装置の正面図。
図 3は図 1の製造装置を拡大して示す右側断面図。
図 4はドラム反転支持機構を拡大して示す要部側断面図。
図 5は図 4のドラム反転支持機構の駆動部の正面図。
図 6はドラムを拡大して示す縦断面図。
図 7はドラムクランプ機構を拡大して示す断面図。 図 8はドラムの支持構造を拡大して示す正断面図。
図 9はリボン巻付機構を拡大して示す正面図。
図 1 0はリボン卷付機構の平面図。
図 1 1はリボンの拡大断面図。
図 1 2 ( a ) 及び (b ) は、 ドラムの拡大正面図。
図 1 3はドラムの側面図。
図 1 4は押えローラの正面図。
図 1 5は卷付体裁断機構の平面図。
図 1 6は卷付体裁断機構の要部側面図。
図 1 7はスクレーパの側面図。
図 1 8はボディープライ材剥離機構の平面図。
図 1 9はボディ一プライ材剥離機構の正面図。
図 2 0はボディープライ材の剥離動作を説明する側面図。
図 2 1はトレイ搬送機構を示す平面図。
図 2 2はトレイ搬送機構の昇降用シリンダ付近の拡大断面図。
図 2 3はボディープライ材を製造する過程を示す説明図。
図 2 4はボディープライ材をタイヤのカーカス層に配置した状態を示す断面図。 図 2 5 ( a ) 〜 (c ) はリボンに用いるコードの製造行程を示す断面図。
図 2 6はリボンの断面図。
発明を実施するための最良の形態
以下に、 この発明を空気入りラジアルタイヤ用のボディ一プライ材に具体化し た一実施形態を、 図 1〜図 2 4に基づいて説明する。
(装置全体の概略構成)
まず、 この実施形態のボディープライの製造装置の全体構成を概略的に説明す る。 図 1〜図 3に示すように、 基台 3 1は床面上に左右方向へ延びるように配設 され、 この基台 3 1の中央の前部及び後部には一対のフレーム 3 2 , 3 3が立設 配置されている。 各フレーム 3 2, 3 3の内側面にはドラムの位置切換機構とし てのドラム反転支持機構 3 4が互いに対向するように装設され、 このドラム反転 支持機構 3 4には一対の外径寸法の同じドラム 3 5, 3 6がドラムクランプ機構 3 7を介して回転可能及び着脱可能に支持されている。 そして、 ドラム反転支持 機構 3 4により、 両ドラム 3 5 , 3 6が上方位置と下方位置との二位置に交互に 反転配置されるようになっている。
前記ドラム反転支持機構 3 4に支持された上方位置のドラム 3 5 , 3 6の右側 上方に対応するように、 両フレーム 3 2, 3 3間にはリボン巻付機構 3 8が前後 方向へ移動可能に装設されている。 そして、 図 1 2に示すように、 このリボン卷 付機構 3 8により、 上方位置に配置されたドラム 3 5 , 3 6の外周に、 リボン 3 9が螺旋状に巻き付けられて、 円筒状の卷付体 4 0が形成されるようになってい る。 前記リボン 3 9は、 図 1 1に示すように金属繊維糸又は非金属繊維糸よりな る複数の線状コード 3 9 aを平行に配置してその外周に未加硫のゴム被覆 3 9 b を形成したものである。 このリボン 3 9の幅 E寸法は、 例えば 5〜 1 5 mmに設 定され、 横断面の形状は扁平な平行四辺形となっている。
図 2に示すように前記リボン卷付機構 3 8には、 リボン切断機構 4 1が装設さ れている。 そして、 リボン巻付機構 3 8が上方位置のドラム 3 5 , 3 6に沿って 前方又は後方の移動終端位置まで移動されて、 そのドラム 3 5 , 3 6の外周に対 するリボン 3 9の卷付動作が終了したとき、 このリボン切断機構 4 1により リボ ン 3 9の卷付終端部が切断されるようになっている。
前記ドラム反転支持機構 3 4に支持された下方位置のドラム 3 5 , 3 6の右側 方に対応するように、 両フレーム 3 2 , 3 3間には卷付体裁断機構 4 4が前後方 向へ移動可能に装設されている。 この卷付体裁断機構 4 4には、 ドラム 3 5, 3
6上に図 1 2 ( a ) , ( b ) に示すようにドラムの長手方向に形成された刃溝 3 5 c , 3 6 cに係合可能なカッター 1 5 9が設けられている。 このカッター 1 5 9 は、 その刃先が刃溝 3 5 c, 3 6 cの縁部に押しつけられる。 そして、 図 1 3に 示すように、 カッター 1 5 9と ドラム 3 5 , 3 6の刃溝 3 5 c, 3 6 cとの協働 により、 ドラム 3 5, 3 6上の巻付体 4 0が刃溝 3 5 c , 3 6 cに沿って緩やか な曲線状 (螺旋ピッチの極めて大きい螺旋曲線の一部に相当) に裁断される。 こ の動作がドラムを 1 8 0度反転することにより二回行われて一つのドラム 3 5 ,
3 6力ゝら、 所定幅 Wの二枚のボディ一プライ材 4 6 A , 4 6 Bが裁断形成される ようになっている。
図 2に示すように、 前記ドラム反転支持機構 3 4に支持された下方位置のドラ ム 3 5の左側方に対応するように、 両フレーム 3 2 , 3 3間にはボディープライ 材剥離機構 4 7が装設されている。 このボディ一プライ材剥離機構 4 7には回転 剥離バー 1 7 5が設けられている。 そして、 図 2 0に示すように、 このボディ一 プライ材剥離機構 4 7の回転剥離バー 1 7 5により、 裁断後のボディープライ材
4 6 A , 4 6 Bがドラム 3 5 , 3 6の外周から剥離されて、 後述するトレイ搬送 機構 4 8の トレイ 5 0上に排出されるようになっている。
前記基台 3 1上にはトレイ搬送機構 4 8が装設され、 その移動テーブル 4 9上 にはボディ一プライ材 4 6 A , 4 6 Bを受け取り支持するための卜レイ 5 0が配 設されている。 そして、 移動テーブル 4 9の移動に伴って、 トレイ 5 0が基台 3 1上の右側方から下方位置のドラム 3 5の下側を通って基台 3 1上の左側方に搬 送されることにより、ドラム 3 5の外周から剥離されたボディープライ材 4 6 A , 4 6 B力 Sトレィ 5 0上に転写されるようになっている。
そこで、 前記ドラム 3 5 , 3 6及び各機構の詳細構成について、 以下に順に説 明する。
(ドラムの構成)
まず、 前記ドラムの詳細構成について説明する。 図 3及び図 6 , 7に示すよう に、 一対のドラム 3 5 , 3 6は円筒状に形成され、 その外周のリボン巻付面の直 径を変更し得るように拡縮径可能に構成されている。 两ドラムはほぼ同様に構成 されているので、 一方のドラム 3 5について説明する。
ドラム 3 5は概略的に見て中心部に位置してドラム反転支持機構 3 4に取り外 し可能に支持される横円筒状のドラム軸 5 1 と、 そのドラム軸 5 1の外側方に四 分割して装着された四半円弧状のドラム片 5 2と、 各ドラム片 5 2を半径方向に 移動して前記直径を変更するドラム径変更機構 5 3とにより構成されている。 前記ドラム軸 5 1の前後両端には筒状軸部 5 5 , 5 6が突設されている。 図 7 に示すように、 前記ドラム軸 5 1の中心にはノック軸 5 7が軸線方向へ移動可能 に嵌揷支持され、 パネ 5 8により後方に移動付勢されている。 前方筒状軸部 5 5 には位置決めピン 5 9が貫通支持され、 ノック軸 5 7の長孔 5 7 aを通って延び ている。
前記ドラム径変更機構 5 3はドラム径の変更の都度、 ドラムごと交換する無駄 を省く。 前記ドラム軸 5 1の中間外周面には、 スライ ド筒 6 1が軸方向への移動 可能に嵌合されている。 このスライ ド筒 6 1と前記各ドラム片 5 2はリンク 6 2 により連結されている。 前記ドラム片 5 2はドラム軸 5 1との間に介在した前後 各一対のスラスト軸受 6 3により ドラムの半径方向にのみ移動可能に支持されて いる。 前記ドラム軸 5 1の内部には前記ノック軸 5 7を覆うようにボールねじシ ャフ ト 6 4が軸受を介して回転可能に支持され、 その中間外周面にはボールねじ ナット 6 5が装着されている。 このボールねじナツト 6 5と一体化されているナ ッ卜ブロック 6 6の一部が前記ドラム軸 5 1に貫通した孔を貫通して前記スライ ド筒 6 1に係合されている。
前記ボールねじシャフト 6 4の後端部には被動歯車 6 7が嵌合されている。 こ の被動歯車 6 7と対応して、 該歯車を駆動する駆動歯車 6 8は、 後方フレーム 3 3側に装着されている。 このフレーム 3 3には昇降用シリンダ 6 9を介して駆動 モータ 7 0が支持され、 その出力軸に駆動歯車 6 8が装着されている。
従って、 昇降用シリンダ 6 9により駆動モータ 7 0及び駆動歯車 6 8が図 6に おいて上方の退避位置から下方に移動されると、 駆動歯車 6 8がドラム軸 5 1に 設けた孔 5 1 aを通って被動歯車 6 7に嚙み合わされる。 この状態で、 駆動歯車
6 8が回動されると、 ボールねじシャフト 6 4が回転されてナツトブロック 6 6 とともにスライ ド筒 6 1が前方又は後方に移動され、 リンク 6 2を介してドラム 片 5 2が外方又は内方に移動され、 ドラム 3 5の外径が拡大又は縮小される。
ドラム 3 5の外周面には、 図 1 2に示すようにリボン 3 9先端保持バキユウム 穴 3 5 a、 及び卷着リボン保持バキユウム穴 3 5 bが設けられており、 刃溝 3 5 cも刻設されている。 なお、 ドラム 3 5の分割箇数は 4分割以上が好ましい。 ドラム 3 5には螺旋リード角 αでリボン 3 9が卷き付けられる。 前記刃溝 3 5 cはドラム 3 5の軸線に対し螺旋リード角 βの緩やかな曲線としている。 この螺 旋リード角) 3は螺旋リード角 αと同じに設定され、 リボン 3 9の切り口がリボン 3 9の長手方向と直角になるようにしている。 螺旋リード角 c 、 /3は例えば 0 . 5— 5 . 0度の範囲に設定されている。
(ドラム反転支持機構)
次に、 前記ドラム反転支持機構 3 4について詳細に説明する。 図 4及び図 7に 示すように、 両フレーム 3 2, 3 3間には一対の反転支持板 7 1, 7 2がジョイ ントビーム 7 3にて一体に連結した状態で、 反転軸 7 4及び支持軸 7 5を介して 回転可能に支持されている。 そして、 これらの反転支持板 7 1, 7 2に、 ドラム 3 5 , 3 6を着脱可能にクランプするための前記一対のドラムクランプ機構 3 7 が 1 8 0度間隔をおいて配設されている。 これらのドラムクランプ機構 3 7は、 後述するように前方反転支持板 7 1側に設けられたホルダ軸 9 5と、 後方反転支 持板 7 2側に設けられた口ックピン 1 0 0とをそれぞれ備えている。
前記前方フレーム 3 2には、 図 5に示すように反転用シリンダ 7 6がブラケッ ト 7 7を介して配設されている。 この反転用シリンダ 7 6の出没動作により、 ラ ック 7 8及びピニオン 7 9を介して反転軸 7 4が 1 8 0度反転回動される。 そし て、 両反転支持板 7 1 , 7 2間にドラムクランプ機構 3 7を介して支持された一 対のドラム 3 5 , 3 6力 上方位置と下方位置とに交互に配置されるようになつ ている。
図 4に示すように、 反転軸 7 4の外周にはス トッパアーム 8 0が突設され、 こ のストッパアーム 8 0の両側に対応するように、 前方フレーム 3 2には一対のス トツパボルト 8 1が配設されている。そして、反転軸 7 4が反転回動されるとき、 ストッパアーム 8 0がいずれか一方のス トッパボルト 8 1に係合して、 ドラム 3
5, 3 6が上方位置及び下方位置に位置決めされるようになっている。 図 4に示すように、 上方位置及び下方位置に配置される ドラム 3 5, 3 6と対 応するように、 前方フレーム 3 2には一対のドラム回転用モータ 8 2が配設され ている。 各モータ 8 2のモータ軸 8 2 aと各ドラムクランプ機構 3 7のホルダ軸 9 5との間には、 クラッチ機構 8 3がそれぞれ配設されている。 これらのクラッ チ機構 8 3には、 モータ軸 8 2 aに移動可能に嵌挿支持された第 1クラッチ爪 8 4と、 ホルダ軸 9 5に固定された第 2クラッチ爪 8 5とが装備されている。 各ド ラムクランプ機構 3 7の第 1クラツチ爪 8 4と対応するように、 前方フレーム 3 2には一対の係脱用シリンダ 8 6が配設されている。 そして、 これらの係脱用シ リンダ 8 6の出没動作により、 シフタ 8 7を介して第 1クラツチ爪 8 4が第 2ク ラツチ爪 8 5に対し係合及び離脱されるようになっている。
前記各ドラムクランプ機構 3 7の第 2クラッチ爪 8 5と対応するように、 前方 反転支持板 7 1には一対の口ックアーム 8 8が回動可能に支持されている。 そし て、 各ドラムクランプ機構 3 7の両クラッチ爪 8 4 , 8 5が離脱状態にあるとき には、 図 4に実線で示すように、 ロックアーム 8 8がバネ 8 9により第 2クラッ チ爪 8 5の係合凹部 8 5 aと係合する位置に回動付勢されて、 ドラム 3 5, 3 6 の自由回転が拘束されるようになっている。 これに対して、 係脱用シリンダ 8 6 の突出動作により、 両クラッチ爪 8 4, 8 5が係合されるときには、 図 4に鎖線 で示すように、 口ックアーム 8 8がプッシュボノレ卜 9 0を介して第 2クラツチ爪 8 5の係合凹部 8 5 aから離間され、 ドラム 3 5, 3 6の回転が許容されるよう になっている。
図 2に示すように基台 3 1にはコラム 1 3 3が前後両側に立設され、 その上部 には、 サイズの異なる交換用のドラム 3 5, 3 6が支持されている。
(ドラムクランプ機構)
次に、 前記一対のドラムクランプ機構 3 7について詳細に説明する。 図 4及び 図 7に示すように、 ドラム反転支持機構 3 4の前方反転支持板 7 1には一対のホ ルダ軸 9 5が回転可能に支持され、 その端部には係合凹部 9 6、 係合孔 9 7及び 位置決め溝 9 8が形成されている。 そして、 ドラム反転支持機構 3 4の両反転支 持板 7 1 , 7 2間にドラム 3 5 , 3 6が装着されるとき、 各ドラム 3 5 , 3 6の 前端の筒状軸部 5 5、 ノック軸 5 7及び位置決めピン 5 9力 ホルダ軸 9 5の係 合凹部 9 6、 係合孔 9 7及び位置決め溝 9 8に係合されるようになつている。 前記各ホルダ軸 9 5に対応するように、 ドラム反転支持機構 3 4の後方反転支 持板 7 2には、 一対の支持筒 9 9が回転可能に支持されている。 各支持筒 9 9内 にはロックピン 1 0 0が軸線方向へ移動可能に支持され、 その後端には係合リン グ 1 0 1が取り付けられている。 そして、 このロックピン 1 0 0がバネ 1 0 2に より前方に移動付勢されることにより、 ロックピン 1 0 0の前端がドラム 3 5, 3 6の後方筒状軸部 5 6内に挿入係合される。 これにより、 ノック軸 5 7がバネ 5 8の付勢力に抗して前方に移動されて、 そのノック軸 5 7の前端がホルダ軸 9 5の係合孔 9 7内に揷入係合されるようになっている。
前記後方フレーム 3 3の上部にはドラム解放用シリンダ 1 0 3が配設され、 そ のビス トン口ッドには作動フック 1 0 4が取り付けられている。 前記支持筒 9 9 の前端部には図 8に示すように筒状軸部 5 6の先端部を係合する凹部 1 0 5を有 する支持部材 1 0 6が連結され、 筒状軸部 5 6とロックピン 1 0 0の芯出しを行 うとともに、 安定して筒状軸部 5 6を支持し、 その脱着作業を容易にするように なっている。 そして、 ドラム反転支持機構 3 4の两反転支持板 7 1 , 7 2間に支 持されたドラム 3 5 , 3 6が上方位置に反転配置されたとき、 ロックピン 1 0 0 上の係合リング 1 0 1が作動フック 1 0 4と係合可能に対応配置される。 この状 態で、 ドラム解放用シリンダ 1 0 3が突出動作されることにより、 ロックピン 1 0 0が後方に移動されて、 ドラム 3 5, 3 6の後方筒状軸部 5 6から抜き取られ る。 これに伴って、 ドラム 3 5 , 3 6内のノック軸 5 7がバネ 5 8の付勢力によ り後方に復帰移動されて、 ホルダ軸 9 5の係合孔 9 7から抜き取られ、 ドラムク ランプ機構 3 7によるドラム 3 5, 3 6のクランプが解放されるようになってい る。
(リボン巻付機構)
次に、 前記リボン卷付機構 3 8について詳細に説明する。 図 9 , 1 0に示すよ うに、 両フレーム 3 2 , 3 3間には移動台 1 1 1がガイ ドレール 1 1 2を介して 前後方向へ移動可能に支持され、 送り移動用モータ 1 1 3により送りネジ 1 1 4 を介して送り移動されるようになっている。 移動台 1 1 1上には取付アーム 1 1
5が図 9において左向きに支持され、 その先端部には取付台 1 1 6が固定されて いる。
前記取付台 1 1 6には旋回軸 1 1 7が上下方向に支持され、 旋回シリンダー 1 1 8により垂直軸線の周りで旋回するようになっている。 旋回軸 1 1 7の下端部 にはブラケッ ト 1 1 9を介してリボン卷付案内部 1 2 0が装着されている。 この リボン卷付案内部 1 2 0はリボン 3 9の先端部を把持する一つの把持ローラ 1 2 1, 1 2 2と案内口一ラ 1 2 3を備えている。 各ローラ 1 2 1〜; 1 2 3は、 図示 しないリボン製造装置から送られてくるリボン 3 9の先端部をドラム 3 5の周面 に螺旋状に巻き付ける際にリボン 3 9を案内する。 なお、 前記ブラケッ ト 1 1 9 にはアーム 1 2 4を介してリボン 3 9を案内するローラ 1 2 5, 1 2 6が設けら れている。 '
前記ブラケット 1 1 9にはリボン 3 9をドラム 3 5の外周面に螺旋状に巻き付 ける際に、 卷き付けられたリボン 3 9の側縁相互を押圧して接着する接着機構が 設けられている。 この接着機構はブラケッ ト 1 1 9に回動可能に支持された傾動 レバ一 1 2 7と、 その先端部に軸支された押えローラ 1 2 8と、 傾動レバー 1 2 7を上下に傾動するシリンダ 1 2 9とにより構成されている。 前記取付台 1 1 6 と旋回軸 1 1 7との間には該旋回軸 1 1 7の旋回範囲を規制する位置決め板 1 3 0と、 ストッパ 1 3 1が設けられ、 リボン卷付案内部 1 2 0の旋回角度を 1 8 0 度としている。 前記取付台 1 1 6の上部には旋回軸 1 1 7を昇降動作するための 昇降用シリンダ 1 3 2が設けられている。 そして、 昇降用シリンダ 1 3 2の出没 動作により リボン巻付案内部 1 2 0がドラム 3 5に近接する準備位置と、 巻き付 け動作を行う作用位置と、 上方に離隔した退避位置とに切り換え配置されるよう になっている。
従って、 旋回軸 1 1 7の下降により、 巻付案内部 1 2 0がドラム 3 5 , 3 6と 対応する下方の準備位置 (図 9の鎖線で示すローラ位置参照) に配置された状態 で、 ローラ 1 2 1 , 1 2 2により把持されたリボン 3 9の先端部がドラム 3 5, 3 6の外周に接触するまで導かれる。 この状態でドラム 3 5が図 9において、 反 時計回り方向に逆転され、 垂れ下がつていたリボン 3 9の先端部がドラム 3 5と 把持ローラ 1 2 1との隙間に進入するとともに、 先端保持バキユウム穴 3 5 aが 把持ローラ 1 2 1とほぼ対応する位置まで移動され、 リボン 3 9の卷付始端部は 先端保持バキユウム穴 3 5 aにより吸着保持される。 その後、 リボン卷付案内部 1 2 0は準備位置から下降されて作用位置に切り換えられ、 ローラ 1 2 1がドラ ム 3 5に近接される。 この状態でドラム 3 5は図 9において時計回り方向に正転 され、 巻付案内部 1 2 0の押えローラ 1 2 8にてリボン 3 9がドラム 3 5 , 3 6 の外周に押し付けられるとともに、 各ローラ 1 2 1, 1 2 2 , 1 2 3にてリボン 3 9の供給が案内される。 この卷き付け開始と同期して、 卷付案内部 1 2 0が送 り移動用モータ 1 1 3にてドラム 3 5の軸線方向と平行方向へ直線移動されるこ とにより、 リボン 3 9がドラム 3 5の外周に螺旋状に巻き付けられ、 そのリボン 3 9の両側縁が相互に接着されて卷付体 4 0が形成される。
この実施形態では、 図 1 2 ( a ) に示すように、 一方のドラム 3 5は前側から 見て反時計回り方向に回転されて、 リボン 3 9が前端寄り外周面から後方に向か つて巻き付けられる。 この動作の終了後に昇降用シリンダ 1 3 2によりリボン巻 付案内部 1 2 0が上昇するとともに旋回シリンダー 1 1 8により 1 8 0度旋回さ れる。 そして、 下方位置にある他方のドラム 3 6が上方位置に反転された状態で リボン巻付案内部 1 2 0が作用位置に下降移動される。 その後、 ドラム 3 6が前 側から見て時計回り方向に回転されて、 リボン 3 9が後端寄り外周面から前方に 向かって巻き付けられる。
押えローラ 1 2 8によるリボン 3 9の押圧は、 図 1 4に示すように隣接するリ ボンを跨ぐようにして行われ、 巻回されたリボンの側縁相互の接着が行われる。 このとき、 図 1 1に示すようにリボン 3 9の横断面が平行四辺形となっているの で、 接着が確実となる。 押え口一ラ 1 2 8のガイ ド部 1 2 8 aはドラム 3 5との 間に僅かな隙間が形成される径になっているので、 隣接して卷着されているリボ ン 3 9の側方への変位を阻止して接着強度を高めることができる。
(リポン切断機構)
次に、 前記リボン切断機構 4 1について説明する。 図 9に示すように、 この実 施形態のリボン切断機構 4 1は、 前記リボン卷付機構 3 8のブラケッ ト 1 1 9に 装着されている。 前記ブラケッ ト 1 1 9にはホルダ一 1 4 1が軸 1 4 2により回 動可能に支持され、 シリンダ 1 4 3により傾動されるようになっている。 前記ホ ルダ一 1 4 1にはカッター 1 4 4がシリンダ 1 4 5により往復動可能に支持され ている。
従って、 リボン 3 9の卷付終端部においてシリンダ 1 4 5を作動して力ッター 1 4 4をドラム 3 5の周面に向かって押し付けることにより リボン 3 9の卷付終 端部をその長手方向と直角に切断することができる。
(卷付体裁断機構)
次に、 前記卷付体裁断機構 4 4について詳細に説明する。 図 2及び図 1 5に示 すように、 両フレーム 3 2, 3 3間には下方位置に反転支持されたドラム 3 5と 対応するようにベースフレーム 1 5 1がガイ ドレーノレ 1 5 2を介して左右方向へ 移動可能に支持され、 送り移動用シリンダ 1 5 3により送り移動されるようにな つている。 前記べ一スフレーム 1 5 1上には前後移動体 1 5 4がガイ ドレール 1
5 5を介して前後方向へ移動可能に支持され、 送り移動用シリンダ 1 5 6により 送り移動されるようになっている。 前後移動体 1 5 4上には可動支持台 1 5 7が 図示しない案内機構を介して移動用シリンダ 1 5 8により左右方向へ移動可能に 支持されている。 前記可動支持台 1 5 7には、 カッター 1 5 9と押圧ローラ 1 6
0が支持されている。 そして、 移動用シリンダ 1 5 8によりカッター 1 5 9がド ラム 3 5 , 3 6に近接する右側の作用位置と、 ドラム 3 5, 3 6から離間する左 側の不作用位置とに移動配置されるようになっている。 同様に、 前後移動体 1 5
4上には可動支持台 1 6 1が図示しない案內機構を介して移動用シリンダ 1 6 2 により左右方向へ移動可能に支持されている。 前記可動支持台 1 6 1には、 裁断 された卷付体 4 0の端縁をドラム 3 5から部分的に剥離する剥離治具としてのス クレーパ 1 6 3が支持されている。 図 1 6に示すように前記押圧ローラ 1 6 0は カッター 1 5 9による裁断線の下側に、 図 1 7に示すようにスク レ一パ 1 6 3は 裁断線の上側に位置するようにしている。 前記スク レーパ 1 6 3には圧縮空気を 裁断端縁の裏面に向かって吹き付ける噴射孔 1 6 3 aが設けられている。
従って、 図 1 6に示すように移動用シリンダ 1 5 8により可動支持台 1 5 7が ドラム 3 5側に移動されて、 卷付体 4 0の前端縁にカッター 1 5 9を切り込ませ るとともに押圧ローラ 1 6 0をカッター 1 5 9の下方において卷付体 4 0に押圧 する。 この状態で送り移動用シリンダ 1 5 6を作動すると、 前後移動体 1 5 4が ガイ ドレール 1 5 5に沿って前方から後方に移動され、 やや先行する押圧ローラ 1 6 0に続いて力ッター 1 5 9により卷付体 4 0が裁断される。 この裁断動作に 追従するようにして図 1 7に示すようにスク レーパ 1 6 3が裁断された巻付体 4 0の上側の端縁に潜り込み、 噴射孔 1 6 3 aからの圧縮空気の噴射作用との協働 により ドラム 3 5の表面から巻付体 4 0の裁断端縁を部分的に剥離し、 楔状の隙 間 Gを形成する。
上述の卷付体 4 0の裁断 ·剥離動作は、 ドラム 3 5を 1 8 0度回転して卷付体 4 0の反対側でも行われ、 ドラム 3 5の表面には幅 W寸法の同じ計二枚のボディ 一プライ材 4 6 A , 4 6 Bが製造されることになる。 なお、 二回目の裁断作業の 際にはスクレーパ 1 6 3は使用されなレ、。
(ボディープライ材剥離機構)
次に、 前記ボディープライ材剥離機構 4 7について詳細に説明する。 図 1 8〜 図 2 0に示すように、 両フレーム 3 2, 3 3間には取付ビーム 1 7 1がガイ ドレ
—ル 1 7 2を介して左右方向へ移動可能に支持されている。 この取付ビーム 1 7
1は一対の移動用シリンダ 1 7 3により右方の退避位置と、 ドラム 3 5に近接す る作用位置とに移動配置されるようになっている。 取付ビーム 1 7 1の下面には 前後一対の軸受 1 7 4を介して回転剥離バー 1 7 5が回転可能に支持されている。 取付ビーム 1 7 1の下面には、 前記回転剥離バー 1 7 5を回転するモータ 1 7 6 が取り付けられている。
従って、 図 2 0に示すように卷付体 4 0の裁断が行われると、 移動用シリンダ 1 7 3の作動により、 回転剥離バー 1 7 5が鎖線で示す退避位置から実線で示す 作用位置に移動される。 回転剥離バー 1 7 5は、 ドラム 3 5とボディープライ材 4 6 Bの裁断端縁との間の楔状の隙間 Gに進入される。 この状態で、 後述するト レイ 5 0が鎖線で示す下方の退避位置から実線で示す上方の作用位置に移動され、 ボディ一プライ材 4 6 Bに接触されるとともに、 バキュームパッド 1 9 0により ボディ一プライ材 4 6 Bの剥離端縁がトレィ 5 0の上面に吸着される。 次に、 ド ラム 3 5 , 3 6及び回転剥離バー 1 7 5が反時計回り方向にそれぞれ回転されな がら、 トレィ 5 0が右方へ移動されるのに伴って、 回転剥離バー 1 7 5によりボ ディープライ材 4 6 Bがドラム 3 5の外周面から剥離され、 トレイ 5 0の上面に 押圧されながら転写される。
(トレイ搬送機構)
次に、 前記トレィ搬送機構 4 8について詳細に説明する。 図 1〜図 3及び図 2 1、 図 2 2に示すように、 基台 3 1上には前記移動テーブル 4 9が一対のガイ ド レール 1 8 1を介して左右方向へ移動可能に支持され、 送り移動用モータ 1 8 2 により送りネジ 1 8 3を介して送り移動されるようになっている。 移動テーブル 4 9上には昇降支持板 1 8 4が複数の昇降用シリンダ 1 8 5及びナックルジョイ ント 1 8 6を介して昇降可能に支持され、 その上面には前記トレィ 5 0が載置さ れている。
そして、 昇降用シリンダ 1 8 5により昇降支持板 1 8 4が上昇されて、 その上 面に配置されたトレイ 5 0が下方位置のドラム 3 5, 3 6の外周面に押し付けら れるようになっている。 この場合、 ナックルジョイント 1 8 6により、 昇降支持 板 1 8 4のドラム 3 5, 3 6と対応する部分と対応しない部分との間において、 昇降支持板 1 8 4の傾動が許容される。 この状態で、 移動テ一ブル 4 9がドラム
3 5 , 3 6の下側を通って左方向へ送り移動されることにより、 ドラム 3 5, 3
6上から剥離されたボディープライ材 4 6 A, 4 6 Bがトレイ 5 0上に延長して 転写されるようになっている。
トレイ 5 0の一側縁及び一端縁に係合するように、 昇降支持板 1 8 4上には複 数のストッパローラ 1 8 7が回転可能に配設されている。 各ストッパローラ 1 8 7と対応するように、 昇降支持板 1 8 4上には複数のクランプシリンダ 1 8 8が 配設され、 それらのビストン口ッドにはクランプローラ 1 8 9が取り付けられて いる。 そして、 各クランプシリンダ 1 8 8の突出動作により、 クランプローラ 1 8 9力 卜レイ 5 0の他側縁及び他端縁に押圧係合されて、 トレイ 5 0が昇降支持 板 1 8 4上の所定位置にクランプされるようになっている。 トレイ 5 0には複数 箇所にバキュームパッド 1 9 0が設けられ、 剥離されたボディープライ材 4 6 A を吸着するようになっている。
前記移動テーブル 4 9の右側上面の前後両端縁には、 複数のギヤケース 2 0 1 が所定間隔おきに配設されている。 図 2 2に示すように各ギヤケース 2 0 1には 調節板 2 0 2が回転軸 2 0 3を介して回転可能に支持され、 それらの表面にはナ ックルジョイント 1 8 6上のストッパ 2 0 4に係合可能な係合口一ラ 2 0 6が回 転可能に支持されている。 図 2 1に示すように、 移動テーブル 4 9上には一対の 調節軸 2 0 7が複数の軸受ブロック 2 0 8を介して回転可能に支持されている。 両調節軸 2 0 7の各ギヤケース 2 0 1と対応する部分には図 2 2に示すようにゥ オーム 2 0 9が形成され、 回転軸 2 0 3上のウォームホイール 2 1 0に嚙合され ている。
前記移動テーブル 4 9の左側縁に沿って延びるように、 移動テーブル 4 9上に は一対の駆動軸 2 1 1が複数の軸受ブロック 2 1 2を介して回転可能に支持され、 それらの外端部が傘歯車機構 2 1 3を介して両調節軸 2 0 7に作動連結されてい る。 移動テーブル 4 9の左側面には調節用モータ 2 1 4が配設され、 そのモータ 軸が傘歯車機構 2 1 5を介して両駆動軸 2 1 1の内端部に作動連結されている。 そして、 ドラム 3 5 , 3 6が外径寸法が変更される力、、 異なったドラムと交換さ れた場合、 調節用モータ 2 1 4により駆動軸 2 1 1、 調節軸 2 0 7、 ウォーム 2
0 9、 ウォームホイール 2 1 0及び回転軸 2 0 3を介して各調節板 2 0 2が回転 され、 係合口一ラ 2 0 6の高さ位置が変更される。 これにより、 昇降用シリンダ 1 8 5による昇降支持板 1 8の上昇位置が変更されて、 トレイ 5 0がドラム 3 5,
3 6に巻き付けられたボディ一プライ材 4 6 A、 4 6 Bに対して適正に当接され るようになっている。
上述の機構により ドラム 3 5 , 3 6に対するトレィ 5 0の押圧力を調整する押 圧力調整機構が構成されている。
(製造装置全体の動作)
次に、 前記のように構成されたタイヤ用ボディープライ材の製造装置の動作を 説明する。
さて、 この製造装置においては、 一対のドラム 3 5 , 3 6力 S、 ドラム反転支持 機構 3 4に支持された状態で、 上方位置と下方位置との二位置に交互に反転配置 される。 そして、 上方位置に配置された一方のドラム 3 5, 3 6に対しては、 リ ボン卷付機構 3 8により、 外周にリボン 3 9が螺旋状に巻き付けられて、 卷付体
4 0が形成される。 この場合、 第 1 ドラム 3 5については、 図 1 2 ( a ) に示す ように、 その第 1 ドラム 3 5が反時計方向に回転されながら、 卷付案内部 1 2 0 が後方に送り移動されて、 リボン 3 9の巻き付けが行われる。 これに対して、 第 2 ドラム 3 6については、 図 1 2 ( b ) に示すように、 その第 2 ドラム 3 6が時 計方向に回転されながら、 巻付案内部 1 2 0が前方に送り移動されて、 リボン 3 9の巻き付けが行われる。
前記上方位置のドラム 3 6に対するリボン 3 9等の巻き付けと同時に、 下方位 置に配置された他方のドラム 3 5に対しては、 卷付体裁断機構 4 4により、 ドラ ム 3 5上の巻付体 4 0が図 1 3及び図 2 3 ( a ) に示すように一方の刃溝 3 5 c に沿って裁断される。 このとき図 1 7に示すようにスクレーパ 1 6 3と嘖射孔 1 6 3 aから噴射される空気との協働により卷付体 4 0の端縁が剥離され、 隙間 G が形成される。
次に、 ドラム 3 5がドラム回転用モータ 8 2の作動により 1 8 0度旋回され、 他方の刃溝 3 5 cにカッター 1 5 9が押しつけられて、 図 2 3 ( b ) に示すよう に卷付体 4 0の二回目の裁断が行われる。 このようにして、 ドラム 3 5上には所 定幅 Wのボディ一プライ材 4 6 A, 4 6 Bが形成される。 なお、 二回目の裁断作 業時にはスクレーパ 1 6 3によるボディ一プライ材 4 6 Aの端縁の剥離は行われ ない。
そして、 裁断形成されたボディープライ材 4 6 A , 4 6 Bは、 図 2 3 ( c ) に 示すようにドラム 3 5とともに時計回り方向にほぼ 4 5度回動されて、 剥離 .転 写位置に移動される。 この状態でのボディープライ材 4 6 Aの剥離 ·転写動作は 図 2 0で詳述したので説明を省略する。
ボディープライ材 4 6 Aの転写が完了すると、 ドラム 3 5の周面には図 2 3 ( d ) に示すようにボディープライ材 4 6 Aが残っているので、 この剥離作業が 行われる。 すなわち、 図 2 3 ( e ) に示すようにドラム 3 5の周面に回転剥離バ - 1 7 5を押し付けた状態でドラム 3 5が反時計回り方向に回動され、 トレィ 5 0が右方に移動される。 このため、 ボディープライ材 4 6 Aは強制的にドラム 3 5から剥離されてトレイ 5 0の上面に転写される。 なお、 ボディープライ材 4 6 Bの剥離 ·転写動作はボディープライ材 4 6 Aの剥離 ·転写動作と同様であるが、 異なる点は隙間 Gがないので、 ボディーブライ材 4 6 Aの端縁に対し回転剥離バ 一 1 7 5を接触させて強制的に剥離するところである。
以上のようにして、 二枚のボディープライ材 4 6 A, 4 6 Bの転写が完了する と、 図 2 3 ( f ) に示すように、 ドラム 3 5は空の状態となる。
このように、 ドラム反転支持機構 3 4により、 一対のドラム 3 5, 3 6が上方 位置と下方位置とに交互に反転配置されながら、 上方位置のドラム 3 5, 3 6に 対するリボン 3 9の巻き付け動作と、 下方位置のドラム 3 6 , 3 5に対する卷付 体 4 0の裁断動作とが繰り返し行われる。 これにより、 線状コード 3 9 aがー方 向に配列された幅 W、 長さ Lのボディ一プライ材 4 6 A , 4 6 Bが、 交互に連続 して形成される。
このボディープライ材 4 6 A ( 4 6 B ) は、 図 2 4に実線で示すようにタイヤ
2 5 2にリング状に埋め込み配置され、 ボディプライを形成する。 同図鎖線で示 すように二層構造にする場合には、 局部応力集中を抑制するためボディープライ 材 4 6 Bの両側端縁の幅方向の張り出し長さをボディープライ材 4 6 Aよりも距 離 hだけ大きくする必要がある。 この幅 Wの異なる二種類のボディープライ材 4
6 A , 4 6 Bを裁断形成する場合は、 例えば次の二つの方法がある。 一本のドラ ム上の卷付体をドラムの長手方向に一箇所で裁断して一枚のボディープライ材を 製造する方式においては、 周長 M寸法の異なる複数本のドラム上の前記卷付体を ドラムの長手方向にそれぞれ一箇所で裁断してタイヤー本分に用いられる幅寸法 の異なる二枚のボディ一プライ材を製造する。 又、 一本のドラム上の前記卷付体 をドラムの長手方向に二箇所で裁断してタイヤ一本分に用いる二枚のボディープ ライ材を製造する方式においては、 二枚のボディープライ材の幅 W寸法がそれぞ れ異なるように二箇所で裁断される。
(実施形態の効果)
前記の実施形態によって期待できる効果について、 以下に記載する。
( 1 ) ドラム 3 5 , 3 6の外周面の周長 M寸法を、 タイヤに用いられるボディ 一プライ材 4 6 A , 4 6 Bの幅 W寸法と同じかその整数倍に設定し、 前記卷付体 4 0のドラム長手方向の巻付長 Lを、 タイヤに用いられるボディープライ材 4 6 A , 4 6 Bの長さ寸法 L 1と同じに設定した。
このため、 ドラムの径寸法及び長さ寸法を短く してボディープライ材の製造装 置を小型化でき、 その設置スペースを低減することができる。 又、 卷付体 4 0を 裁断することによりボディープライ材 4 6 A , 4 6 Bを同一のドラム上で形成す ることができ、 ボディープライ材の中間体としての大面積のシートのストツクを 不要にすることができる。
前記実施形態で得られたリング状のボディープライ材 4 6 Aは、 幅方向に線状 コード 3 9 aが指向し、 線状コ一ド 3 9 aの配列ピッチは全周に亘つて均一とな り、 安定した品質を確保することができる。
( 2 ) リボン巻付機構 3 8は、 ドラムに対しその軸線方向と平行方向に往復動 する往行程と復行程でそれぞれ巻き付け動作を行うので、 作業能率を向上するこ とができる。
(3) ボディープライ材 46 A, 46 Bの長さ Lは、 一本のタイヤに用いられ る長さ L 1と同じ寸法に設定されているので、 後工程で適正寸法に裁断するのを 不要にすることができる。
(4) フレーム 32, 33に回転可能に支持されたドラム 35, 36に対しリ ボン卷付案内部 1 20をドラムの軸線方向に所定の送り速度で移動するようにし た。 このためドラムに対するリボンの巻き付けを円滑に行うことができる。
(5) 接着機構はリボン巻付機構 38によるリボンの巻き付け動作に追従して 押え口一ラ 1 28によってリボンの側縁を圧着するように構成されているので、 リボンの側縁相互の接着を確実かつ容易に行うことができる。
(6) ドラム 35, 36には、 リボンの卷付始端部を保持し得る先端保持バキ ユウム穴 35 a, 36 aが設けられているので、 リボンの巻き付け動作を確実か つ迅速に行うことができる。
(7) フレーム 32にはドラムに巻き付けられたリボンの終端を切断するカツ ター 144が設けられているので、 リボンの切断を確実かつ容易に行うことがで さる。
(8) ドラム 35, 36に対応して接離可能に設けられたカッター 1 59をド ラムの軸線方向に所定の送り速度で移動するようにした。 このため卷付体 40を 刃溝 3 5 c , 36 cに沿って緩やかな曲線に容易に裁断することができる。
(9) 卷付体裁断機構 44に、 ドラム 35, 36の刃溝 35 c, 3 6 cに係合 するカッター 1 59が設けられている。 このため、 非金属繊維糸又は金属繊維糸 よりなるボディープライ材 46 A, 46 Bであっても、 ドラム 35, 36の刃溝 35 c, 36 cと円盤状のカッター 1 59との協働により、 ドラム 3 5, 36上 の巻付体 40から所定幅寸法のボディープライ材 46 A, 46 Bを奇麗な裁断面 にて裁断形成することができる。
(10) 周長 M寸法の異なる複数本のドラム上の前記卷付体をドラムの長手方 向にそれぞれ一箇所で裁断してタイヤー本分に用いられる幅寸法の異なる二枚の ボディープライ材を製造するようにした。 このため、 幅寸法の異なるボディープ ライ材 46A、 46 Bを製造することができる。
(1 1) —本のドラム上の前記卷付体をドラムの長手方向に二箇所で裁断して タイヤー本分に用いる二枚のボディ一プライ材を製造する際、 二枚のボディープ ライ材の幅寸法がそれぞれ異なるように二箇所で裁断した。 このため一本のドラ ムで幅寸法の異なるボディ一プライ材 46 A、 46 Bを製造することができる。
(1 2) ドラムに巻き付けられたリボンの終端部は、 リボンの長手方向と直角 に切断されるので、 ここを裁断基準点とすることによりボディープライ材 46 A のコーナ部を直角に形成することができる。
(1 3) 巻付体の裁断は前記ドラムに卷付けられたリボンの長手方向とほぼ直 交する緩やかな曲線に沿つて行われるので、 製品であるボディープライ材の長手 方向と平行に線状コ一ド 39 aを埋設することができ、 タイヤ内で線状コード 3 9 aをラジアル方向に正確に指向させて信頼性を向上することができる。
(14) 巻付体の裁断は、 リボンの卷付始端部及び卷付終端部を通る緩やかな 前記曲線に沿って行われるので、 ボディープライ材のコーナ部の形状を直角に形 成することができる。
(1 5) 巻付体裁断機構 44は、 カッター 1 5 9に先行して卷付体を押圧する ローラ 1 60を備えているので、 卷付体の裁断を確実に行うことができる。
(1 6) 巻付体 40の裁断により形成されたボディープライ材 46 A, 46 B をドラム 35, 36の外周から剥離させるためのボディープライ材剥離機構 47 が装備されている。 このため、 裁断後のボディ一プライ材 46 A, 46 Bをドラ ム 35, 36の外周から順次円滑に剥離させることができる。
(1 7) ドラム 35, 36の外周から剥離されたボディープライ材 46 A, 4
6 Bを受け取り支持するためのトレィ 50を、 ドラム 35, 36の軸線と交差す る方向へ搬送するトレイ搬送機構 48が装備されている。 このため、 トレイ搬送 機構 48にてトレイ 50がドラム 35, 36の軸線と交差する方向へ搬送される ことにより、 ドラム 35, 36上から剥離されたボディ一プライ材 46 A, 46 Bを、 トレイ 50上の所定位置に転写するようにして延長支持することができる。
(18) 刃溝 35 c, 36 cを形成した一対のドラム 35, 36をドラム反転 支持機構 34に回転可能に支持し、 それらのドラム 35, 36を上下二位置に交 互に反転配置するようになっている。 そして、 リボン卷付機構 38により、 上方 位置に反転配置されたドラム 35 , 36の外周に、 複数の線状コード 39 aにゴ ム被覆 39 bを施してなるリボン 39を巻き付けて、 卷付体 40を形成するよう になっている。 それとともに、 卷付体裁断機構 44により、 下方位置に反転配置 されたドラム 35, 36の外周の卷付体 40を、 ドラム 35, 36の刃溝 35 c , 36 cに沿って裁断して、 ボディープライ材 46 A, 46 Bを形成するようにな つている。
このため、 非金属繊維糸又は金属繊維糸よりなる複数の線状コード 3 9 aにゴ ム被覆 39 bを施してなるリボン 39を使用して、そのリボン 39をドラム 35, 36の外周に巻き付けることにより、 非金属繊維糸又は金属繊維糸よりなるボデ ィープライ材 46 A, 46 Bを容易に製造することができる。 又、 一対のドラム 35, 36を上下二位置に交互に反転配置させながら、 上方位置に配置されたド ラム 35, 36上にリボン 39を卷き付けて卷付体 40を形成するとともに、 下 方位置に配置されたドラム 36, 35上の卷付体 40を裁断することにより、 ボ ディープライ材 46 A, 46 Bの生産能率を向上することができる。
(1 9) ボディ一プライ材剥離機構 47は、 卷付体の裁断に追従してボディ一 プライ材の裁断端縁を部分的に剥離するスク レーバ 1 63と、 剥離治具によって 生じた裁断端縁の隙間 Gに進入してトレイ 50上にボディープライ材を転写する 回転剥離バ一 1 75とを備えている。 このため、 剥離動作を確実に行うことがで さる。
(20) トレイ搬送機構 48は、 ドラムに対するトレイの押圧力を調整する押 圧力調整機構を備えているので、 ボディ一プライ材 46 Aのトレィ 50上面への 剥離 ·転写動作を適正に行うことができる。
(2 1) ドラム 35, 36は、 その外径を拡縮するドラム径変更機構 5 3を備 えているので、幅の異なるボディープライ材を同じドラムで製造することができ、 作業能率を向上できる。
(変更例)
なお、 この実施形態は、 次のように変更して具体化することも可能である。 • 図 2 5 ( a ) に示すように、 複数本の線条 3 9 cを撚り合わせてなるコー ド 3 9 aを同図 (b ) に示すように撚戻し部材 3 1 1の分離通過孔 3 1 2を通し て長手方向へ移送することにより、 各線条 3 9 cの撚を戻してそれらの間に所定 の間隔を形成する。 この状態でコード 3 9 aを図示しない軟化させたゴム中を通 過させて、 各線条 3 9 cの外周に同図 (c ) に示すようにゴム層 3 1 3を形成す る。 各線条 3 9 cが自体の撚応力によりほぼ元の撚り合わせ状態に戻った後、 上 記と同様に作成されたコード 3 9 aを複数本引き揃えて図示しないゴム押出機に 通過させる。 そして、 図 2 6に示すように各コード 3 9 aのゴム層 3 1 3をゴム 被覆 3 9 bにより扁平状に被覆してリボン 3 9を形成する。
上記のようにして得られたゴム層 3 1 3を被覆した線状コード 3 9 aは、 外力 等に対して所定の応力を保有させることができるとともに、 ゴム被覆 3 9 bとの 十分な接着性を確保することができる。 又、 各線条 3 9 cの外周をゴム層 3 1 3 にて被覆した後、 ゴム層 3 1 3の外周全体をゴム被覆 3 9 bにて被覆しているた め、 各線条 3 9 cに水分が達するのを防ぐことができて、 防鲭性を高めることが できる。 さらに、 各線条 3 9 cが液状ゴム層 3 1 3を介して接触しているため、 振動の吸収性に優れているとともに、 各線条が直接的に摩擦接触して摩擦熱が発 生するのを抑制することができる。
• フレームに一つのみドラムを装着してボディープライ材 4 6 A , 4 6 Bを 製造するようにすること。
•前記ドラム 3 5, 3 6と前記リボン卷付案内部 1 2 0をドラムの軸線方向に 所定の送り速度で相対移動する相対移動機構を設けること。
前記実施形態のようにドラムを所定位置において回転しつつリボン巻付案内部
1 2 0をドラム長手方向に移動する方式の場合には、 大重量のドラムを移動する のに比較して動力を低減できるとともに、 装置のドラムの長手方向寸法を抑制す ることができる。
. ドラム 3 5, 3 6を非回転状態に保持してカッター 1 5 9をドラムに卷き 付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線の刃溝 3 5 c, 3 6 c に沿って移動して卷付体 4 0を裁断するように構成すること。
- 前記巻付体裁断機構 4 4を、 ドラムに対応して接離可能に設けられ、 かつ 卷付体を裁断するカッターと、 前記力ッターをドラムの軸線方向に所定の送り速 度で相対移動する相対移動機構とにより構成すること。
• ドラムの刃溝を省略して裁断予定線に沿って裁断機構により卷付体を裁断す ること。 この場合、 ドラムの回動とカッターの移動は、 モータゃシリンダの数値 制御で行われ、 カッターとして回転鋸歯を用いることが考えられる。
- 一つ又は複数のドラムを位置切換機構により リボン卷付位置、 リボン接着 位置、 巻付体裁断位置、 ボディープライ材剥離 ·取出位置の間で切り換え可能に 構成すること。
- 押えローラ 1 2 8により リボン 3 9を接着する行程を省略して、 リボン卷 付機構 3 8によるリボン 3 9の巻き付け動作により リボンの側縁相互を接着する ようにすること。 この場合にはリボン卷付機構 3 8自体がリボン接着機構として 機能する。
•前記卷付体 4 0の卷付長 Lを、 ボディープライ材 4 6 A、 4 6 Bの長さ寸法 L 1と同じに設定し、 卷付体を製造する工程の後に、 ドラムの長手方向に前記卷 付体を一箇所又は複数箇所で裁断してタイヤ一本分又は複数本分のボディーブラ ィ材を製造するようにすること。
• 卷始端把持機構としてドラムの外周面に移動されたリボンの先端部をクラ ンプしたり、接着剤あるいは係止突起により止着させたりする機構を用いること。
• 前記ドラム 3 5, 3 6のドラム径変更機構 5 3を省略すること。
- 図 9において、リボン巻付案内部 1 2 0を準備位置に停止させることなく、 最初から作用位置に降下させてリボン 3 9の先端部をドラム 3 5に把持させるよ うにすること。
• リボン 3 9の横断面形状を横長四角形状にすること。
• 前記実施形態の製造装置において、 ドラム反転支持機構 3 4、 ドラムクラ ンプ機構 3 7、 リボン卷付機構 3 8、 リボン切断機構 4 1、卷付体裁断機構 4 4、 ボディープライ材剥離機構 4 7、 トレィ搬送機構 4 8の具体的構成を適宜に変更 すること。

Claims

請求の範囲
1. コードにゴム被覆を施した所定幅 (E) 寸法のリボン (39) を製造す る工程と、
ドラム (35, 36) の外周面に対し、 前記リボン (39) を螺旋状に巻き付 けるとともにリボンの側縁を互いに接着して巻付体 (40) を製造する工程と、 ドラム (35, 36) の外周面の周長 (M) 寸法は、 タイヤに用いられるボデ ィープライ材 (46A, 46 B) の幅 (W) 寸法と同じかその整数倍に設定され ていることと、
前記卷付体 (40) のドラム長手方向の卷付長 (L) は、 タイヤに用いられる ボディ一プライ材 (46A, 46 B) の長さ寸法 (L 1) と同じに設定されてい ることと
を含む空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法。
2. 請求項 1において、 卷付体を製造する工程の後に、 一本のドラム上の前 記卷付体をドラムの長手方向に一箇所で裁断してタイヤー本分のボディープライ 材を製造する空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法。
3. 請求項 2において、 周長 (M) 寸法の異なる複数本のドラム上の前記卷 付体をドラムの長手方向にそれぞれ一箇所で裁断してタイヤー本分に用いられる 幅寸法の異なる二枚のボディープライ材を製造する空気入りタイヤ用ボディープ ライ材の製造方法。
4. 請求項 1において、 卷付体を製造する工程の後に、 一本のドラム上の前 記巻付体をドラムの長手方向に二箇所で裁断してタイヤー本分に用レ、る二枚のボ ディ一プライ材を製造する空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法。
5. 請求項 4において、 卷付体は、 二枚のボディ一プライ材の幅 (W) 寸法 がそれぞれ異なるように二箇所で裁断される空気入りタイヤ用ボディープライ材 の製造方法。
6. 請求項 1において、 ドラムに巻き付けられたリボンの終端部は、 リボン の長手方向と直角に切断される空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法。
7. 請求項 2〜 5のいずれか一項において、 前記巻付体の裁断は前記ドラム に卷付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って行われる 空気入りタイヤ用ボディ一プライ材の製造方法。
8. 請求項 7において、 前記巻付体の裁断は、 リボンの卷付始端部及び卷付 終端部を通る緩やかな前記曲線に沿つて行われる空気入りタイヤ用ボディープラ ィ材の製造方法。
9. コードにゴム被覆を施した所定幅 (E) 寸法のリボン (39) を製造す るリボン製造装置と、
ドラム (35, 36) の外周面に対し前記リボン (39) を螺旋状に巻き付け るリボン卷付機構 (38) と、
リボンの側縁を互いに接着して卷付体 (40) を製造する接着機構 (1 27、
1 28, 1 29) と、
ドラム (35, 36) の外周面の周長 (M) 寸法は、 タイヤに用いられるボデ ィープライ材 (46A, 46 B) の幅 (W) 寸法と同じかその整数倍に設定され ていることと、
前記卷付体 (40) のドラム長手方向の卷付長 (L) は、 タイヤに用いられる ボディープライ材 (46A, 46 B) の長さ寸法 (L 1) と同じ寸法に設定され ていることと
を含む空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
1 0. 請求項 9において、 前記卷付体 (40) をリボンの長手方向とほぼ直 交する緩やかな曲線に沿って裁断して所定の幅(W)寸法のボディープライ材(4 6 A, 46 B) を形成する卷付体裁断機構 (44) を備えているタイヤ用ボディ 一プライ材の製造装置。
1 1. 請求項 1 0において、 前記リボン巻付機構 (38) は、 フレーム (3 2, 33) に回転可能に支持されたドラム (35, 36) に対応するリボン巻付 案内部 (1 20) を備え、 前記ドラム (35, 36) と前記リボン巻付案内部 (1
20) をドラムの軸線方向に所定の送り速度で相対移動する相対移動機構 (1 1 3, 1 1 4, 1 1 5 · · · ) とにより構成されているタイヤ用ボディープライ材 の製造装置。
1 2. 請求項 1 0又は 1 1において、 ドラム (3 5, 36) には、 リボンの 卷付始端部を保持し得る始端部保持機構 (3 5 a , 3 6 a ) が設けられているタ ィャ用ボディープライ材の製造装置。
1 3. 請求項 1 0又は 1 1において、 前記リボン卷付機構 (38) は、 ドラ ムに卷き付けられたリボンの巻付終端部を切断するリボン切断機構 (1 4 1, 1
4 2, 1 4 3, 1 44) を備えているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
1 4. 請求項 1 0〜1 3のいずれか一項において、 前記卷付体裁断機構 (4 4) は、 ドラム (3 5, 3 6) に対応して接離可能に設けられたカッター (1 5 9) と、 前記ドラム (3 5, 3 6) を非回転状態に保持して前記カッター (1 5 9) をドラムに巻き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に 沿って移動する移動機構 ( 1 54, 1 5 5, 1 5 6 · · · ) とにより構成されて いるタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
1 5. 請求項 1 0〜1 3のいずれか一項において、 前記卷付体裁断機構 (4 4) は、 ドラム (3 5, 3 6) に対応して接離可能に設けられたカッター (1 5 9) をドラムの軸線方向と平行方向に移動しつつ、 前記ドラム (3 5, 3 6) を 緩やかに回動させて、 ドラムに巻き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する 緩やかな曲線に沿って卷付体を裁断するように構成されているタイヤ用ボディー プライ材の製造装置。
1 6. 請求項 1 3において、 前記ドラム (3 5, 3 6) の外周面には前記巻 付体 (4 0) をドラムに巻き付けられたリポンの長手方向とほぼ直交する緩やか な曲線に沿って裁断する刃溝 (3 5 c, 3 6 c) が設けられ、 前記カッター (1
5 9) の刃先は、 前記刃溝 (3 5 c, 3 6 c) の片側のエッジに沿って案内移動 されて巻付体 (40) を裁断するように構成されているタイヤ用ボディ一プライ 材の製造装置。
1 7. 請求項 1 0〜 1 3又は 1 5のいずれか一項において、 フレーム (3 2) には前記ドラムからボディ一プライ材を剥離するボディープラィ材剥離機構 ( 4 7) が設けられているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
1 8. 請求項 1 7において、 フレーム (3 2) にはドラムから剥離されたボ ディープライ材を受け取り支持するトレイ (5 0) が設けられ、 このトレィはト レイ搬送機構 (4 8) により ドラムの軸線と交差する方向へ搬送されるように構 成されているタイヤ用ボディ一プライ材の製造装置。
1 9. 請求項 1 8において、 ボディ一プライ材剥離機構 (4 7) は、 回転状 態のドラムからボディープライ材を剥離しつつ搬送方向に移動する前記トレイ
(50) 上に転写するように構成されているタイヤ用ボディープライ材の製造装
20. 請求項 1 0又は 1 1において、 前記ドラム ( 3 5, 3 6 ) は複数箇所 に配設され、 各ドラムは位置切換機構 (34) により リボン巻付位置、 リボン接 着位置、 卷付体裁断位置及びボディープライ材剥離位置の間で切り換え可能に構 成されているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
2 1. 請求項 1 0又は 1 1において、 前記ドラム (3 5, 3 6) は、 その外 径を拡縮するドラム径変更機構 (5 3) を備えているタイヤ用ボディープライ材 の製造装置。
2 2. 請求項 20において、 刃溝 (3 5 c , 3 6 c ) を形成した一対の外径 の同じドラム (3 5, 3 6) を回転可能に支持し、 それらのドラムを 2つの位置 に交互に反転配置する位置切換機構としてのドラム反転支持機構 (34) と、 そのドラム反転支持機構 (34) により一方の位置に反転配置されたドラムの 外周にリボンを卷き付けて卷付体 (4 0) を形成し、
前記ドラム反転支持機構により他方の位置に反転配置されたドラムの外周の卷 付体 (40) を、 ドラムの刃溝に沿って裁断してボディ一プライ材を形成するよ うに構成されているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
2 3. 請求項 1 7において、 前記ボディープライ材剥離機構 (4 7) は、 巻 付体の裁断に追従してボディープライ材の裁断端縁を部分的に剥離する剥離治具 ( 1 6 3) と、 剥離治具によって生じた裁断端縁の隙間 (G) に進入してトレイ
(5 0) 上にボディ一プライ材を転写する回転剥離バー (1 7 5) とを備えてい るタイヤ用ボディ一プライ材の製造装置。
24. 請求項 1 3において、 前記巻付体裁断機構 (44) は、 前記カッター
( 1 5 9) に先行して卷付体を押圧するローラ (1 6 0) を備えているタイヤ用 ボディ一プライ材の製造装置。
2 5. 請求項 1 8において、 前記トレィ搬送機構 (4 8) は、 ドラムに対す る 卜レイの押圧力を調整する押圧力調整機構(2 0 1 , 2 0 2, 204, 2 1 4 '··) を備えているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
2 6. 請求項 2 2において、 前記リボン巻付機構 (3 8) は、 ドラムに対し その軸線方向と平行方向に往復動する往行程と復行程でそれぞれ巻き付け動作を 行うように構成されているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
2 7. 請求項 9において、 前記リボン (3 9) は、 複数本の線条 (3 9 c ) を撚り合わせてなるコード (3 9 a) を撚戻し部材 (3 1 1 ) を介して長手方向 へ移送することにより、 各線条 (3 9 c) の撚を戻してそれらの間に所定の間隔 を形成し、 この状態でコード (3 9 a) を軟化させたゴム中に通過させて、 各線 条 (3 9 c) の外周にゴム層 (3 1 3) を形成し、 各線条 (3 9 c) が自体の撚 応力によりほぼ元の撚り合わせ状態に戻った後、 同様に作成されたコード (3 9 a) を複数本引き揃えてゴム押出機に通過させて、 各コード (3 9 a) のゴム層
(3 1 3) をゴム被覆 (3 9 b) により扁平状に被覆して形成されたものである タイヤ用ボディープライ材の製造装置。
PCT/JP2000/006110 1999-09-07 2000-09-07 Procede et dispositif de production d'une nappe de carcasse destinee a des pneumatiques WO2001017760A1 (fr)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CNB008126003A CN1314532C (zh) 1999-09-07 2000-09-07 生产用于气胎的胎体帘布材料的方法和设备
DE60024305T DE60024305T2 (de) 1999-09-07 2000-09-07 Verfahren und vorrichtung zur herstellung von reifenlagen
US10/070,492 US6913058B1 (en) 1999-09-07 2000-09-07 Method and device for producing body ply material for pneumatic tires
EP00957016A EP1226926B1 (en) 1999-09-07 2000-09-07 Method and device for producing body ply material for pneumatic tires
HK03100306.6A HK1048089A1 (zh) 1999-09-07 2003-01-14 製造用於充氣輪胎的主體線網層材料的方法和裝置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11/253083 1999-09-07
JP25308399 1999-09-07
JP2000271153A JP3928916B2 (ja) 1999-09-07 2000-09-07 空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法及びその製造装置
JP2000/271153 2000-09-07

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2001017760A1 true WO2001017760A1 (fr) 2001-03-15

Family

ID=26541035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2000/006110 WO2001017760A1 (fr) 1999-09-07 2000-09-07 Procede et dispositif de production d'une nappe de carcasse destinee a des pneumatiques

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6913058B1 (ja)
EP (1) EP1226926B1 (ja)
JP (1) JP3928916B2 (ja)
KR (1) KR100658966B1 (ja)
CN (1) CN1314532C (ja)
DE (1) DE60024305T2 (ja)
HK (1) HK1048089A1 (ja)
WO (1) WO2001017760A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8156986B2 (en) * 2006-01-30 2012-04-17 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Method and apparatus of fabricating carcass member for tire

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4167817B2 (ja) * 2000-08-21 2008-10-22 不二精工株式会社 タイヤの生産システム及び生産方法
US6969440B2 (en) 2001-05-11 2005-11-29 Fuji Seiko Co., Ltd. Pneumatic tire, method for manufacturing the same and method for manufacturing body ply
JP4184692B2 (ja) * 2001-06-08 2008-11-19 不二精工株式会社 空気入りタイヤ、空気入りタイヤの製造方法、ボディプライ用リボン,及び空気入りタイヤ用ボディプライ
JP3995956B2 (ja) * 2002-02-26 2007-10-24 不二精工株式会社 空気入りタイヤ及びその製造方法
KR100479557B1 (ko) * 2002-11-13 2005-04-07 한국타이어 주식회사 타이어의 카카스 제조장치
KR101110446B1 (ko) * 2004-01-05 2012-03-13 후지쇼지 가부시키가이샤 코드로 보강된 고무시트의 제조장치 및 제조방법
BRPI0508882A (pt) * 2004-03-18 2007-09-11 Vmi Epe Holland dispositivo de corte
JP2006069130A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ及びタイヤ成型方法
JP4646297B2 (ja) * 2005-02-10 2011-03-09 不二精工株式会社 2重円筒によるコードで補強されたゴムシートの製造装置及び製造方法
US20100126646A1 (en) * 2005-07-28 2010-05-27 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Method and apparatus for producing tire inner liner members, and tire having inner liner
DE112006003680B4 (de) * 2006-01-20 2018-01-04 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Gürtelreifen und Verfahren zu seiner Herstellung
WO2009087428A1 (en) 2007-12-10 2009-07-16 Pirelli Tyre S.P.A. Process and apparatus for manufacturing tyres for vehicle wheels
CA3018678A1 (en) * 2008-11-18 2010-05-27 Hunter Douglas Inc. Slatted roller blind
TWI541426B (zh) * 2010-04-16 2016-07-11 亨特道格拉斯公司 製造捲簾之方法
CN101934596B (zh) * 2010-06-30 2013-04-10 杭州零度轮胎技术有限公司 一种钢丝胎体帘布层的生产工艺及其装备
DE102010037571A1 (de) * 2010-09-16 2012-03-22 Continental Reifen Deutschland Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung einer Bodenschicht eines Vollreifens
SG194164A1 (en) 2011-04-15 2013-11-29 Hunter Douglas Covering for architectural opening including cell structures biased to open
NL2007058C2 (nl) * 2011-07-06 2013-01-08 Vmi Holland Bv Samenstel en werkwijze voor het vervaardigen van een groene band.
US10307980B2 (en) * 2013-02-20 2019-06-04 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire building applicator members and systems
WO2016042616A1 (ja) * 2014-09-17 2016-03-24 不二精工 株式会社 ビードコアの成形装置
CA2956655A1 (en) 2016-06-30 2017-12-30 Hunter Douglas Inc. Architectural covering and method of manufacturing
CN206967588U (zh) * 2017-04-28 2018-02-06 萨驰华辰机械(苏州)有限公司 一种检测机构及具有该检测机构的裁切装置
CN106995151B (zh) * 2017-05-17 2018-04-17 苏州瑞日纺织科技有限公司 一种切边可调的布料单切边机
CN107962795B (zh) * 2017-12-07 2021-05-11 合肥万力轮胎有限公司 一种螺旋带束缠绕方式
CN114193794B (zh) * 2021-11-17 2023-11-24 湖南众钧科技有限公司 船用充气橡胶护舷生产加工设备
CN114919216A (zh) * 2022-05-26 2022-08-19 软控股份有限公司 贴合方法、贴合装置及成型机

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0537780A2 (de) * 1991-10-17 1993-04-21 Continental Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung einer Wickelbandage für einen Fahrzeugluftreifen
JPH10217353A (ja) * 1997-02-07 1998-08-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The ベルト層用補強材の製造方法及び空気入りラジアルタイヤの製造方法
JPH10217354A (ja) * 1997-02-10 1998-08-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The ベルト層用補強材の製造方法及び空気入りラジアルタイヤの製造方法
EP0927629A2 (en) * 1997-12-30 1999-07-07 Bridgestone Corporation Method and device for producing a reinforced component of a road vehicle tire
JP2000202925A (ja) * 1999-01-11 2000-07-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りラジアルタイヤのベルト部材成形方法及び装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1422451A (en) * 1922-07-11 of bo awoke
US885219A (en) * 1907-04-25 1908-04-21 Eugene D C Bayne Fabric.
US1337690A (en) * 1918-07-11 1920-04-20 Goodrich Co B F Method of making adhesive-cord strips and winding mechanism therefor
US1938787A (en) * 1928-03-15 1933-12-12 Morgan And Wright Process and apparatus for manufacturing tires
NL272602A (ja) * 1962-01-10
US3608606A (en) * 1969-12-29 1971-09-28 Owens Corning Fiberglass Corp Rubber structures containing glass
US3682222A (en) 1970-01-06 1972-08-08 Steelastic Co Pneumatic tire having helical reinforcing filaments
US3751316A (en) 1971-01-28 1973-08-07 Gates Rubber Co Method of making breaker bands for pneumatic tires
US4126720A (en) * 1976-05-21 1978-11-21 Edwards George R Radial tire manufacturing method
US4473427A (en) * 1981-06-12 1984-09-25 Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha Radial tire manufacture apparatus
US4824515A (en) * 1983-05-09 1989-04-25 The Firestone Tire & Rubber Company Ply applicator
JPS60204314A (ja) * 1984-03-30 1985-10-15 Bridgestone Corp プライの製造方法および装置
US5192390A (en) * 1987-11-13 1993-03-09 Bridgestone/Firestone Inc. Mandrel means
GB8726626D0 (en) * 1987-11-13 1987-12-16 Holroyd Associates Ltd Manufacture of ply fabric material
CA2145695C (en) * 1995-01-05 2001-02-06 James Alfred Ii Benzing Method and apparatus for building a laminate and forming a carcass for a tire from an assembly of tire components
US5605596A (en) 1995-02-06 1997-02-25 The Goodyear Tire & Rubber Company Dual gumstrip applicator for tire cord belts
JP3928915B2 (ja) * 1999-09-07 2007-06-13 不二精工株式会社 タイヤ用ベルト材の製造方法及び製造装置
US20020134482A1 (en) * 1999-12-27 2002-09-26 Shigemasa Takagi Rubber coated strands, belt, ply, tire using it, production device and method for them
JP4167817B2 (ja) * 2000-08-21 2008-10-22 不二精工株式会社 タイヤの生産システム及び生産方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0537780A2 (de) * 1991-10-17 1993-04-21 Continental Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung einer Wickelbandage für einen Fahrzeugluftreifen
JPH10217353A (ja) * 1997-02-07 1998-08-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The ベルト層用補強材の製造方法及び空気入りラジアルタイヤの製造方法
JPH10217354A (ja) * 1997-02-10 1998-08-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The ベルト層用補強材の製造方法及び空気入りラジアルタイヤの製造方法
EP0927629A2 (en) * 1997-12-30 1999-07-07 Bridgestone Corporation Method and device for producing a reinforced component of a road vehicle tire
JP2000202925A (ja) * 1999-01-11 2000-07-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りラジアルタイヤのベルト部材成形方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8156986B2 (en) * 2006-01-30 2012-04-17 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Method and apparatus of fabricating carcass member for tire

Also Published As

Publication number Publication date
KR20020047150A (ko) 2002-06-21
JP3928916B2 (ja) 2007-06-13
US6913058B1 (en) 2005-07-05
EP1226926A4 (en) 2004-05-26
CN1314532C (zh) 2007-05-09
EP1226926A1 (en) 2002-07-31
CN1373707A (zh) 2002-10-09
HK1048089A1 (zh) 2003-03-21
DE60024305T2 (de) 2006-07-20
DE60024305D1 (de) 2005-12-29
KR100658966B1 (ko) 2006-12-18
EP1226926B1 (en) 2005-11-23
JP2001145961A (ja) 2001-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2001017760A1 (fr) Procede et dispositif de production d'une nappe de carcasse destinee a des pneumatiques
JP3928915B2 (ja) タイヤ用ベルト材の製造方法及び製造装置
EP0347590B1 (en) Tubular sleeve handling and cut-off system
JP4750845B2 (ja) 帯状材料の接続方法及び装置
CN103707537B (zh) 高效率轿车子午胎成型设备
JP4655588B2 (ja) 積層シート材の成形方法及び装置
EP1911572B1 (en) Rubber sheet joining apparatus and method
CN214190235U (zh) 一种立式纱团包膜机
JP2941904B2 (ja) 円筒状成形品の型抜き装置
CN112811167A (zh) 自动供钢圈方法和装置
JPS60219038A (ja) タイヤビ−ト用部材の巻付装置
CN111755239A (zh) 挡墙包胶反折胶带绕线套管一体机
JP3796322B2 (ja) タイヤビード複合成形機における自動ハンドリング装置
CN117047279B (zh) 电阻引脚激光焊接机及其激光焊接工艺
CN214563129U (zh) 轮胎三角胶胎圈成型系统
CN113085209B (zh) 管夹全自动生产装置
CN214398862U (zh) 自动供钢圈装置
CN209757600U (zh) 自动连续裹膜设备
US6776074B1 (en) Apparatus and method for handling flexible tubes
JP3903356B2 (ja) タイヤ成形機における部材供給方法及びその装置
KR20060125121A (ko) 비드 스파이럴 랩핑장치
JPS5986563A (ja) 多数のボビンへの金属線自動巻付段取方法
JPH0999262A (ja) 接着剤塗布装置
CN117282871A (zh) 一种气瓶自动成型系统及方法
CN112810204A (zh) 钢圈包布存放方法和系统

Legal Events

Date Code Title Description
AK Designated states

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): CN KR US

AL Designated countries for regional patents

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): AT BE CH CY DE DK ES FI FR GB GR IE IT LU MC NL PT SE

121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application
DFPE Request for preliminary examination filed prior to expiration of 19th month from priority date (pct application filed before 20040101)
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 1020027003056

Country of ref document: KR

Ref document number: 008126003

Country of ref document: CN

Ref document number: 10070492

Country of ref document: US

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2000957016

Country of ref document: EP

WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 1020027003056

Country of ref document: KR

WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 2000957016

Country of ref document: EP

WWG Wipo information: grant in national office

Ref document number: 2000957016

Country of ref document: EP