JP3903356B2 - タイヤ成形機における部材供給方法及びその装置 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
この発明は、タイヤ成形機における部材供給方法及びその装置にかかわり、更に詳しくは従来の部材供給装置に比べて構成が簡単で、省スペース化することが出来るタイヤ成形機における部材供給方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タイヤ成形機の成形ドラムに、タイヤ構成材料であるカーカス等の帯状部材を供給するサービサー(部材供給装置)は、1部材に対して棚が1段と言う供給コンベヤを備えた多段状の棚で構成されるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、成形ドラムに貼付ける部材の数が多い程、サービサーの棚の数が増加し、それに伴ってサービサー全体の長さも長くなり、コストアップになると共に、専有スペースが増大すると言う問題があった。この発明の目的は、供給装置を複雑かつ大型化させずに、数種類の部材を成形ドラムに効率良く供給することが出来ると共に、比較的狭いスペースで安価に製作することが出来るタイヤ成形機における部材供給方法及びその装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明のタイヤ成形機における部材供給方法は、部材供給位置と部材搬送位置との間を昇降する昇降コンベヤの該部材搬送位置に位置する昇降コンベヤのコンベヤ搬送方向前後に接続コンベヤを接続し、これら昇降コンベヤおよび接続コンベヤを成形ドラムのドラム軸と直交し、かつ成形ドラムの幅方向中心線上に対して直列に1列に設置し、種類の異なる部材を搭載した複数台のレットオフ台車を前記成形ドラムのドラム軸方向に移動させて順次、部材供給停止位置に停止させ、各レットオフ台車から供給される各種の部材を部材切断装置により定尺切断して各種部材毎に前記部材供給位置に位置する昇降コンベヤ上に移載し、この昇降コンベヤを前記部材搬送位置まで昇降移動させて該昇降コンベヤのコンベヤベルトの正転駆動と逆転駆動により前記接続コンベヤのそれぞれの上に振り分けて移載して、各種部材を前記部材搬送位置に位置する昇降コンベヤおよび接続コンベヤの上に前記成形ドラムに対する巻付け順序で整列させた後、この整列した順序で順次成形ドラムに供給することを要旨とするものである。
【0005】
また、この発明のタイヤ成形機における部材供給装置は、部材供給位置と部材搬送位置との間を昇降する昇降コンベヤと、該部材搬送位置に位置する昇降コンベヤのコンベヤ搬送方向前後に接続する接続コンベヤとを、成形ドラムのドラム軸と直交し、かつ成形ドラムの幅方向中心線上に対して直列に1列に設置し、種類の異なる部材を搭載した複数台のレットオフ台車を前記成形ドラムのドラム軸方向に往復移動可能に設置し、該レットオフ台車の部材供給停止位置と前記部材供給位置に位置する昇降コンベヤとの間にレットオフ台車から供給された部材を定尺切断して昇降コンベヤ上に供給する部材切断装置を設置し、前記複数台のレットオフ台車から供給された各種部材を前記昇降コンベヤの昇降およびそのコンベヤベルトの正転駆動と逆転駆動により前記接続コンベヤのそれぞれの上に振り分けて移載するように構成したことを要旨とするものである。
【0006】
このように、複数台のレットオフ台車を前記成形ドラムのドラム軸方向に移動させて順次、部材供給停止位置に停止させ、各レットオフ台車から供給される各種の部材を部材切断装置により定尺切断して各種部材毎に前記部材供給位置に位置する昇降コンベヤ上に移載し、この昇降コンベヤを前記部材搬送位置まで昇降移動させて該昇降コンベヤのコンベヤベルトの正転駆動と逆転駆動により前記接続コンベヤのそれぞれの上に振り分けて移載して、各種部材を前記部材搬送位置に位置する昇降コンベヤおよび接続コンベヤの上に前記成形ドラムに対する巻付け順序で整列させた後、この整列した順序で順次成形ドラムに供給するので、供給装置を複雑かつ大型化させずに、数種類の部材を成形ドラムに効率よく供給することが出来ると共に、比較的狭いスペースで安価に製作することが出来るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明にかかるタイヤ成形機における部材供給方法を実施するための部材供給装置の概略正面図、図2は図1の平面図を示している。
成形ドラム1に対して定尺切断された種類の異なる数種類の帯状の部材Wa,Wb,Wc(この実施形態では、3種類の部材を供給する場合について説明するが、部材の数については特に限定されるものではない)を順次供給する部材供給装置1は、昇降可能な昇降コンベヤ2と、この昇降コンベヤ2の前後に接続する複数台(この実施形態では2台)の接続コンベヤ3,4及び部材供給コンベヤ5とを成形ドラム1のドラム軸X−Xと直交し、かつ成形ドラム1の中心線Y−Y上に対して直列に設置してある。
【0008】
前記昇降コンベヤ2は、正転,逆転駆動可能な駆動モータ6を介してコンベヤベルト7が水平に架設され、この昇降コンベヤ2は、ベースG上に設置されたパンタグラフ式の昇降リフター8を介して部材供給位置S1と部材搬送位置S2との間を昇降するように構成されている。なお、9は昇降リフター8を昇降作動させるシリンダーを示している。
【0009】
成形ドラム1側に位置する昇降コンベヤ2と接続する接続コンベヤ3は、駆動モータ10を介してコンベヤベルト3aが所定の傾斜角度で架設され、該接続コンベヤ3は、出戻駆動モータ11と、この出戻駆動モータ11により回転駆動されるボールネジ12と、このボールネジ12に螺嵌されたナット13とから成る進退駆動機構14により、成形ドラム1の上面接線方向に進退作動して帯状の部材Wa,Wb,Wcを成形ドラム1に順次供給するように構成されている。
【0010】
また、部材供給側に位置する昇降コンベヤ2と接続する接続コンベヤ4は、駆動モータ15を介してコンベヤベルト4aが所定の傾斜角度で架設され、このコンベヤベルト4aの後端側は、部材供給コンベヤ5に接続されている。
前記接続コンベヤ4の下部には、コンベヤの部材搬送方向(図中矢印方向)と直交する方向に往復移動可能な複数台(この実施形態では3台)のレットオフ台車16a,16b,16cが設置されている。
【0011】
このレットオフ台車16a,16b,16cは、コンベヤの部材搬送方向と直交する方向に敷設されたガイドレール17上に車輪18を介して移動可能に載置され、このレットオフ台車16a,16b,16cは、スライド用駆動モータ19と、ラック&ピニオン20から成る駆動機構21によりガイドレール17に沿って往復移動するように構成されている。
【0012】
各レットオフ台車16a,16b,16c上には、種類の異なる数種類の帯状の部材Wa,Wb,Wcを巻付けたロール22と、該ロール22から巻出した部材Wa,Wb,Wcを巻出す巻出しロール機構23が設置され、巻出しロール機構23の巻出し駆動ロール24は、レットオフ台車16a,16b,16cの停止位置近傍に設置された巻出し駆動ユニット25の駆動モータ26,駆動ギャー27に連結ギャー28が接続して部材の巻出し駆動が行われるように構成されている。
【0013】
前記レットオフ台車16a,16b,16cの部材供給停止位置S3と前記昇降コンベヤ2との間には、レットオフ台車16a,16b,16cから供給された部材Wa,Wb,Wcを定尺切断して昇降コンベヤ2上に供給する部材切断装置30が設置してある。
この部材切断装置30は、支持台31上に移動可能に設置された台車32上に回転駆動モータ33を介して部材Wa,Wb,Wcを定尺にスカイブ切断する丸刃34が取付けられ、レットオフ台車16a,16b,16cからそれぞれ巻出された部材Wa,Wb,Wcを定尺に切断するものである。
【0014】
次に、定尺切断した3種類の部材Wa,Wb,Wcを成形ドラム1に供給するこの発明の部材供給方法について説明する。
成形ドラム1に対して、定尺切断した3種類の部材Wa,Wb,Wcを供給して貼付ける場合には、レットオフ台車16a,16b,16cに3種類の部材Wa,Wb,Wcをそれぞれ貼付け順序に載置して準備する。
【0015】
そして、まずレットオフ台車16aの部材Waを定尺切断して接続コンベヤ4上に移載させる場合には、レットオフ台車16aを接続コンベヤ4の下部の部材供給停止位置S3まで移動して停止させ、また昇降コンベヤ2を昇降リフター8を介して部材供給位置S1まで下降させて停止させる。
このような状態から、レットオフ台車16a上に載置されている部材Waを巻出し駆動ユニット25の駆動モータ26を駆動させて所定の長さ巻出し、部材切断装置30の丸刃34により所定の長さに切断する。
【0016】
切断された部材Waは、昇降コンベヤ2の駆動モータ6を回転駆動させてコンベヤベルト7上に移載させ、その後、昇降コンベヤ2を昇降リフター8を介して部材搬送位置S2まで上昇させて停止させる。
部材搬送位置S2まで搬送された部材Waは、昇降コンベヤ2の駆動モータ6を正転駆動させることにより接続コンベヤ3のコンベヤベルト3a上に移載し、部材Waの移載完了後、昇降コンベヤ2は昇降リフター8を介して再び部材供給位置S1まで下降して、次の部材Wbが搬送されて来るまで待機する。
【0017】
前記部材Waを巻出したレットオフ台車16aは、接続コンベヤ4の下部を通過して図2の手前側に移動させ、次いで部材Wbを積載したレットオフ台車16bが接続コンベヤ4の下部の部材供給停止位置S3まで移動して停止する。
このような状態で、部材Waと同様にレットオフ台車16b上に載置されている部材Wbを巻出し駆動ユニット25の駆動モータ26を駆動させて所定の長さ巻出し、部材切断装置30の丸刃34により所定の長さに切断する。
【0018】
切断された部材Wbは、昇降コンベヤ2の駆動モータ6を回転駆動させてコンベヤベルト7上に移載させ、その後、昇降コンベヤ2を昇降リフター8を介して部材搬送位置S2まで上昇させて停止させる。
部材搬送位置S2まで搬送された部材Wbは、昇降コンベヤ2の駆動モータ6を逆転駆動させることにより接続コンベヤ4のコンベヤベルト4a上に移載され、部材Wbの移載完了後、昇降コンベヤ2は昇降リフター8を介して再び部材供給位置S1まで下降して、次の部材Wcが搬送されて来るまで待機する。
【0019】
前記部材Wbを巻出したレットオフ台車16bは、接続コンベヤ4の下部を通過して図2の手前側に移動させ、次いで部材Wcを積載したレットオフ台車16cが接続コンベヤ4の下部の部材供給停止位置S3まで移動して停止する。
このような状態で、部材Wa,Wbと同様にレットオフ台車16c上に載置されている部材Wcを巻出し駆動ユニット25の駆動モータ26を駆動させて所定の長さ巻出し、部材切断装置30の丸刃34により所定の長さに切断する。
【0020】
切断された部材Wcは、昇降コンベヤ2の駆動モータ6を回転駆動させてコンベヤベルト7上に移載させ、その後、昇降コンベヤ2を昇降リフター8を介して部材搬送位置S2まで上昇させて停止させる。
このようにして、接続コンベヤ3,昇降コンベヤ2,接続コンベヤ4上に、それぞれ部材Wa,Wc,Wbが成形ドラム1に対する巻付け順序で直列に整列されたら、成形ドラム1に巻付ける作業を開始する。
【0021】
まず接続コンベヤ3を進退駆動機構14により成形ドラム1の上面接線方向まで移動させ、駆動モータ10を介してコンベヤベルト3aを成形ドラム1側に回転駆動させて部材Waの先端を成形ドラム1上に移動させる。
ここで、帯状の部材Waの先端をビルダーZが把持して成形ドラム1上に貼付け、成形ドラム1を回転駆動させると同時に、接続コンベヤ3のコンベヤベルト本3aを駆動させて成形ドラム1の1回転分に相当する長さの部材Waを貼付ける。
【0022】
部材Waの貼付け作業が完了すると、接続コンベヤ3を元の位置まで後退作動させ、この状態で昇降コンベヤ2及び接続コンベヤ4上に載置されている部材Wc,Wbをそれぞれ昇降コンベヤ2及び接続コンベヤ4のコンベヤベルト7,4aを回転駆動させて、接続コンベヤ4上の部材Wbを昇降コンベヤ2上へ、また昇降コンベヤ2上の部材Wcを接続コンベヤ3上へ移載させる。
【0023】
そして、上記と同様に接続コンベヤ3を進退駆動機構14により成形ドラム1の上面接線方向まで移動させて、帯状の部材Wcの先端をビルダーZが把持して成形ドラム1の部材Wa上に貼付けて、成形ドラム1を回転駆動させると同時に、接続コンベヤ3のコンベヤベルト本3aを駆動させて成形ドラム1の1回転分に相当する長さの部材Wcを部材Wa上に積層させた状態で貼付ける。
【0024】
次いで、部材Wcの貼付け作業が完了すると、接続コンベヤ3を元の位置まで後退作動させ、この状態で昇降コンベヤ2上に載置されているWbを接続コンベヤ3上へ移載させる。そして、接続コンベヤ3を進退駆動機構14により成形ドラム1の上面接線方向まで移動させて、帯状の部材Wbの先端をビルダーZが把持して成形ドラム1の部材Wc上に貼付けて、成形ドラム1を回転駆動させると同時に、接続コンベヤ3のコンベヤベルト本3aを駆動させて成形ドラム1の1回転分に相当する長さの部材Wbを部材Wa,Wc上に積層させた状態で貼付ける。
【0025】
このようにして、3層の部材Wa,Wc,Wbを成形ドラム1上に順次貼付けて作業は完了する。なお、成形ドラム1に対する異なる部材の貼付け順序は、予めレットオフ台車16a,16b,16cにそれぞれの部材を載置しておけば任意に設定することが出来る。
また、上記の実施形態では、3種類の部材Wa,Wc,Wbの供給貼付け方法について説明したが、部材の数を増減することは可能であり、この場合には、レットオフ台車の台数及びコンベヤの数を増減することで対応することが出来る。
【0026】
以上のように、複数台のレットオフ台車16a,16b,16cをコンベヤの搬送方向と直交する方向から部材供給停止位置S3まで順次移動し、各レットオフ台車16a,16b,16cから供給される各種の部材Wa,Wb,Wcを部材切断装置30により定尺切断して各種部材毎に昇降コンベヤ2上に移載し、この昇降コンベヤ2を成形ドラム1の供給位置まで昇降移動させて各種の部材Wa,Wb,Wcを直列に配設されたそれぞれの昇降コンベヤ及び接続コンベヤ上に移載する。
【0027】
各種の部材Wa,Wb,Wcがそれぞれの接続コンベヤ及び昇降コンベヤ2上に載置された後、各種の部材Wa,Wb,Wcを順次成形ドラム1に供給するので、供給装置を複雑かつ大型化させずに、数種類の部材を成形ドラムに効率良く供給することが出来ると共に、比較的狭いスペースで安価に製作することが出来るものである。
【0028】
なお、上記のような供給方法は、定尺押出し物が多い、建設車両や航空機用の大型タイヤ等では、サービサー側が動作していない時間が長いので、生産性への直接の影響はなく有効に利用することが出来る。
【0029】
【発明の効果】
この発明は、上記のように構成したので、従来のサービサー(供給装置)に比べ、棚の段数やカッターユニットの削減を図ることが出来、それにより、供給装置を複雑かつ大型化させずに、数種類の部材を成形ドラムに効率良く供給することが出来ると共に、比較的狭いスペースで安価に製作することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるタイヤ成形機における部材供給方法を実施するための部材供給装置の概略正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【符号の説明】
1 成形ドラム 2 昇降コンベヤ
3,4 接続コンベヤ 5 部材供給コンベヤ
3a,4a コンベヤベルト 6 駆動モータ
7 コンベヤベルト 8 昇降リフター
9 シリンダー 10 駆動モータ
11 出戻駆動モータ 12 ボールネジ
13 ナット 14 進退駆動機構
15 駆動モータ 16a,16b,16c レットオフ台車
17 ガイドレール 18 車輪
19 スライド用駆動モータ 20 ラック&ピニオン
21 駆動機構 22 ロール
23 巻出しロール機構 24 巻出し駆動ロール
25 巻出し駆動ユニット 26 駆動モータ
27 駆動ギャー 28 連結ギャー
30 部材切断装置 31 支持台
32 台車 33 回転駆動モータ
Wa,Wb,Wc 部材 X−X ドラム軸
Y−Y 成形ドラムの中心線 S1 部材供給位置
S2 部材搬送位置
Claims (4)
- 部材供給位置と部材搬送位置との間を昇降する昇降コンベヤの該部材搬送位置に位置する昇降コンベヤのコンベヤ搬送方向前後に接続コンベヤを接続し、これら昇降コンベヤおよび接続コンベヤを成形ドラムのドラム軸と直交し、かつ成形ドラムの幅方向中心線上に対して直列に1列に設置し、種類の異なる部材を搭載した複数台のレットオフ台車を前記成形ドラムのドラム軸方向に移動させて順次、部材供給停止位置に停止させ、各レットオフ台車から供給される各種の部材を部材切断装置により定尺切断して各種部材毎に前記部材供給位置に位置する昇降コンベヤ上に移載し、この昇降コンベヤを前記部材搬送位置まで昇降移動させて該昇降コンベヤのコンベヤベルトの正転駆動と逆転駆動により前記接続コンベヤのそれぞれの上に振り分けて移載して、各種部材を前記部材搬送位置に位置する昇降コンベヤおよび接続コンベヤの上に前記成形ドラムに対する巻付け順序で整列させた後、この整列した順序で順次成形ドラムに供給するタイヤ成形機における部材供給方法。
- 前記各種部材を前記成形ドラムに供給する際に、前記昇降コンベヤに対して成形ドラム側に位置する接続コンベヤを成形ドラムの上面接線方向まで前進移動させるようにした請求項1に記載のタイヤ成形機における部材供給方法。
- 部材供給位置と部材搬送位置との間を昇降する昇降コンベヤと、該部材搬送位置に位置する昇降コンベヤのコンベヤ搬送方向前後に接続する接続コンベヤとを、成形ドラムのドラム軸と直交し、かつ成形ドラムの幅方向中心線上に対して直列に1列に設置し、種類の異なる部材を搭載した複数台のレットオフ台車を前記成形ドラムのドラム軸方向に往復移動可能に設置し、該レットオフ台車の部材供給停止位置と前記部材供給位置に位置する昇降コンベヤとの間にレットオフ台車から供給された部材を定尺切断して昇降コンベヤ上に供給する部材切断装置を設置し、前記複数台のレットオフ台車から供給された各種部材を前記昇降コンベヤの昇降およびそのコンベヤベルトの正転駆動と逆転駆動により前記接続コンベヤのそれぞれの上に振り分けて移載するように構成したタイヤ成形機における部材供給装置。
- 前記昇降コンベヤの下降移動した位置を前記部材供給位置とし、上昇移動した位置を前記部材搬送位置とし、前記レットオフ台車の部材供給停止位置を昇降コンベヤに対して前記成形ドラムの反対側に位置する接続コンベヤの下方位置とするとともに、前記昇降コンベヤに対して前記成形ドラム側に位置する接続コンベヤを成形ドラムに対して接近、離反可能に構成した請求項3に記載のタイヤ成形機における部材供給装置。
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JP29429897A JP3903356B2 (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | タイヤ成形機における部材供給方法及びその装置 |
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