JP3928916B2 - 空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法及びその製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば空気入りラジアルタイヤのカーカスに用いられるボディープライ材の製造方法及びその製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のボディープライ材の製造装置として、特公昭35ー18602号公報に示すものがある。この製造装置は押出機により数本のワイヤをリールから巻き戻して互いに平行状態とし、このワイヤ群を押出機内において未加硫ゴムの中を通過させ、ダイスより所定の幅に押し出し成形してリボンを製造する。そのリボンを大径のドラムに螺旋状に巻回しつつ側縁を互いに接着して筒状の巻付体を形成する。そして、その巻付体をドラムの軸線と平行に裁断して、大きい面積のシートを製造する。このシートをドラムから分離して一時的にストックするか裁断装置に移動して、前記シートを所定形状の多数のボディープライ材に裁断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の製造装置は、ドラムにより大きいシートを製造した後、それを別のシート裁断装置に移して多数に裁断することによりボディープライ材を製造する方式である。このため、大きなドラムを有するリボン巻付装置やシート裁断装置が必要となって、両装置の設置スペースが大きくなるばかりでなく、大面積のシートを保管するにも大きな保管空間が必要になるという問題があった。
【0004】
又、リボンの連続巻回と、筒状巻付体の裁断を1筒のドラム軸上で同じ場所で行なうので、シートの製造能率が低下してボディープライ材の製造コストの低減を図ることができないという問題もあった。
【0005】
リボンにより巻付体を製造してそれをシートに裁断する作業と、ドラムから剥離したシートの裁断作業が分離して行われるので、作業能率が低下し、この点からもボディープライ材の製造コストの低減を図ることができないという問題があった。
【0006】
えて、巻付体を裁断した後に、ドラムから裁断シートを作業者が強制的に剥離する必要があるので、シートの剥離作業が面倒であるとい問題もあった。
【0007】
ところで、従来、タイヤは大量生産指向のもとに製造されていた。例えば、ボディープライ材は、幅広かつ長尺のシートを連続的に作成し、そのシートを所要寸法に多数枚に裁断し、ボディープライとしてストックされる。このストックされたボディープライ材が次の工程に送られるようになっていた。つまり、大きな形状のシートを作成し、それを細分化してボディープライとし、タイヤ製造に用いられる。
【0008】
以上のような大量生産方式は、一見して効率的にタイヤを製造できるように考えられる。しかし、大きな形状のシートを製造したり、シートを裁断してタイヤ部品にしたりするため、シートの大がかりな製造装置、裁断装置が必要となるばかりでなく、シートのストックスペースが必要となる。このため、工場スペースが広大となり、工場稼働のためのエネルギーも膨大となる。従って、大量生産指向であっても、結果として、生産コストがアップし、大量生産メリットを享受できない。特に、地理的条件の制約上、タイヤ部品製造工場とタイヤ成形工場が分離している場合には、タイヤ部品のストックコスト、搬送コストが全体のコストに大きな割合を占め、コスト低下は極めて難しい。さらに、加工工程の間にタイヤ部品のストックや搬送行程が介在するため、湿気、シート表面の硬化、塵埃の付着防止等の種々の品質管理が難しく、タイヤ製品の歩留まりが低下するという問題がある。
【0009】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その主たる目的は、裁断後のボディープライ材をドラムの外周から円滑に剥離させることができるとともに、ドラム上から剥離されたボディープライ材をトレイ上の所定位置に転写するようにして延長支持することができ、ボディープライ材の製造装置の設置スペース及びボディープライ材の中間体のストックスペースを不要にすることができ、製造コストを低減することができるボディープライ材の製造方法及びその装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、コードにゴム被覆を施した所定幅寸法のリボンを製造する工程と、ドラムの外周面に対し、前記リボンを螺旋状に巻き付けるとともにリボンの側縁を互いに接着して巻付体を製造する工程と、ドラムの外周面の周長寸法は、タイヤに用いられるボディープライ材の幅寸法と同じかその整数倍に設定されていることと、前記巻付体のドラム長手方向の巻付長は、タイヤに用いられるボディープライ材の長さ寸法と同じに設定されていることと、巻付体を製造する工程の後に、前記ドラムに巻き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って巻付体を裁断してボディープライ材を製造する工程と、上記巻付体の裁断に追従してボディープライ材の裁断端縁を剥離治具により部分的に剥離する工程と、前記剥離治具によって生じた裁断端縁の隙間に回転剥離バーを進入してトレイ上にボディープライ材を転写する工程とを含むことを要旨とする。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、巻付体を製造する工程の後に、一本のドラム上の前記巻付体をドラムの長手方向に一箇所で裁断してタイヤ一本分のボディープライ材を製造することを要旨とする。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1において、巻付体を製造する工程の後に、一本のドラム上の前記巻付体をドラムの長手方向に二箇所で裁断してタイヤ一本分に用いる二枚のボディープライ材を製造することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、コードにゴム被覆を施した所定幅寸法のリボンを製造する工程と、ドラムの外周面に対し、前記リボンを螺旋状に巻き付けるとともにリボンの側縁を互いに接着して巻付体を製造する工程と、ドラムの外周面の周長寸法は、タイヤに用いられるボディープライ材の幅寸法と同じかその整数倍に設定されていることと、前記巻付体のドラム長手方向の巻付長は、タイヤに用いられるボディープライ材の長さ寸法と同じに設定されていることと、周長寸法の異なる複数本のドラム上の前記巻付体をドラムの長手方向にそれぞれ一箇所で裁断してタイヤ一本分に用いられる幅寸法の異なる二枚のボディープライ材を製造する工程とを含むことを要旨とする。
【0016】
請求項5に記載の発明は、コードにゴム被覆を施した所定幅寸法のリボンを製造する工程と、ドラムの外周面に対し、前記リボンを螺旋状に巻き付けるとともにリボンの側縁を互いに接着して巻付体を製造する工程と、ドラムの外周面の周長寸法は、タイヤに用いられるボディープライ材の幅寸法と同じかその整数倍に設定されていることと、前記巻付体のドラム長手方向の巻付長は、タイヤに用いられるボディープライ材の長さ寸法と同じに設定されていることと、巻付体は、二枚のボディープライ材の幅寸法がそれぞれ異なるように二箇所で裁断される工程とを含むことを要旨とする
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項において、前記巻付体の裁断は、リボンの巻付始端部及び巻付終端部を通る緩やかな前記曲線に沿って行われることを要旨とする。
【0019】
請求項に記載の発明は、コードにゴム被覆を施した所定幅寸法のリボンを製造するリボン製造装置と、ドラムの外周面に対し前記リボンを螺旋状に巻き付けるリボン巻付機構と、リボンの側縁を互いに接着して巻付体を製造する接着機構と、ドラムの外周面の周長寸法は、タイヤに用いられるボディープライ材の幅寸法と同じかその整数倍に設定されていることと、前記巻付体のドラム長手方向の巻付長は、タイヤに用いられるボディープライ材の長さ寸法と同じ寸法に設定されていることと、前記巻付体をリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って裁断して所定の幅寸法のボディープライ材を形成する巻付体裁断機構と、前記ドラムからボディープライ材を剥離するボディープライ材剥離機構と、上記ボディープライ材剥離機構は、巻付体の裁断に追従してボディープライ材の裁断端縁を部分的に剥離する剥離治具と、剥離治具によって生じた裁断端縁の隙間に進入してトレイ上にボディープライ材を転写する回転剥離バーとを備えていることとを含むことを要旨とする。
【0021】
請求項に記載の発明は、請求項において、前記リボン巻付機構は、フレームに回転可能に支持されたドラムに対応するリボン巻付案内部を備え、前記ドラムと前記リボン巻付案内部をドラムの軸線方向に所定の送り速度で相対移動する相対移動機構とにより構成されていることを要旨とする。
【0024】
請求項に記載の発明は、請求項において、前記巻付体裁断機構は、ドラムに対応して接離可能に設けられたカッターと、前記ドラムを非回転状態に保持して前記カッターをドラムに巻き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って移動する移動機構とにより構成されていることを要旨とする。
【0025】
請求項1に記載の発明は、請求項7〜9のいずれか一項において、前記巻付体裁断機構は、ドラムに対応して接離可能に設けられたカッターをドラムの軸線方向と平行方向に移動しつつ、前記ドラムを緩やかに回動させて、ドラムに巻き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って巻付体を裁断するように構成されていることを要旨とする。
【0026】
請求項1に記載の発明は、請求項において、前記ドラムの外周面には前記巻付体をドラムに巻き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って裁断する刃溝が設けられ、前記カッターの刃先は、前記刃溝の片側のエッジに沿って案内移動されて巻付体を裁断するように構成されていることを要旨とする。
【0029】
請求項1に記載の発明は、請求項7において、ボディープライ材剥離機構は、回転状態のドラムからボディープライ材を剥離しつつ搬送方向に移動する前記トレイ上にボディープライ材を転写するように構成されていることを要旨とする。
【0030】
請求項13に記載の発明は、請求項又はにおいて、前記ドラムは複数箇所に配設され、各ドラムは位置切換機構によりリボン巻付位置、リボン接着位置、巻付体裁断位置及びボディープライ材剥離位置の間で切り換え可能に構成されていることを要旨とする。
【0031】
請求項14に記載の発明は、請求項又はにおいて、前記ドラムは、その外径を拡縮するドラム径変更機構を備えていることを要旨とする。
請求項15に記載の発明は、請求項13において、刃溝を形成した一対の外径の同じドラムを回転可能に支持し、それらのドラムを2つの位置に交互に反転配置する位置切換機構としてのドラム反転支持機構と、そのドラム反転支持機構により一方の位置に反転配置されたドラムの外周にリボンを巻き付けて巻付体を形成し、前記ドラム反転支持機構により他方の位置に反転配置されたドラムの外周の巻付体を、ドラムの刃溝に沿って裁断してボディープライ材を形成するように構成されていることを要旨とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明を空気入りラジアルタイヤ用のボディープライ材に具体化した一実施形態を、図1〜図24に基づいて説明する。
【0037】
(装置全体の概略構成)
まず、この実施形態のボディープライの製造装置の全体構成を概略的に説明する。図1〜図3に示すように、基台31は床面上に左右方向へ延びるように配設され、この基台31の中央の前部及び後部には一対のフレーム32,33が立設配置されている。各フレーム32,33の内側面にはドラムの位置切換機構としてのドラム反転支持機構34が互いに対向するように装設され、このドラム反転支持機構34には一対の外径寸法の同じドラム35,36がドラムクランプ機構37を介して回転可能及び着脱可能に支持されている。そして、ドラム反転支持機構34により、両ドラム35,36が上方位置と下方位置との二位置に交互に反転配置されるようになっている。
【0038】
前記ドラム反転支持機構34に支持された上方位置のドラム35,36の右側上方に対応するように、両フレーム32,33間にはリボン巻付機構38が前後方向へ移動可能に装設されている。そして、図12に示すように、このリボン巻付機構38により、上方位置に配置されたドラム35,36の外周に、リボン39が螺旋状に巻き付けられて、円筒状の巻付体40が形成されるようになっている。前記リボン39は、図11に示すように金属繊維糸又は非金属繊維糸よりなる複数の線状コード39aを平行に配置してその外周に未加硫のゴム被覆39bを形成したものである。このリボン39の幅E寸法は、例えば5〜15mmに設定され、横断面の形状は扁平な平行四辺形となっている。
【0039】
図2に示すように前記リボン巻付機構38には、リボン切断機構41が装設されている。そして、リボン巻付機構38が上方位置のドラム35,36に沿って前方又は後方の移動終端位置まで移動されて、そのドラム35,36の外周に対するリボン39の巻付動作が終了したとき、このリボン切断機構41によりリボン39の巻付終端部が切断されるようになっている。
【0040】
前記ドラム反転支持機構34に支持された下方位置のドラム35,36の右側方に対応するように、両フレーム32,33間には巻付体裁断機構44が前後方向へ移動可能に装設されている。この巻付体裁断機構44には、ドラム35,36上に図12(a),(b)に示すようにドラムの長手方向に形成された刃溝35c,36cに係合可能なカッター159が設けられている。このカッター159は、その刃先が刃溝35c,36cの縁部に押しつけられる。そして、図13に示すように、カッター159とドラム35,36の刃溝35c,36cとの協働により、ドラム35,36上の巻付体40が刃溝35c,36cに沿って緩やかな曲線状(螺旋ピッチの極めて大きい螺旋曲線の一部に相当)に裁断される。この動作がドラムを180度反転することにより二回行われて一つのドラム35,36から、所定幅Wの二枚のボディープライ材46A,46Bが裁断形成されるようになっている。
【0041】
図2に示すように、前記ドラム反転支持機構34に支持された下方位置のドラム35の左側方に対応するように、両フレーム32,33間にはボディープライ材剥離機構47が装設されている。このボディープライ材剥離機構47には回転剥離バー175が設けられている。そして、図20に示すように、このボディープライ材剥離機構47の回転剥離バー175により、裁断後のボディープライ材46A,46Bがドラム35,36の外周から剥離されて、後述するトレイ搬送機構48のトレイ50上に排出されるようになっている。
【0042】
前記基台31上にはトレイ搬送機構48が装設され、その移動テーブル49上にはボディープライ材46A,46Bを受け取り支持するためのトレイ50が配設されている。そして、移動テーブル49の移動に伴って、トレイ50が基台31上の右側方から下方位置のドラム35の下側を通って基台31上の左側方に搬送されることにより、ドラム35の外周から剥離されたボディープライ材46A,46Bがトレイ50上に転写されるようになっている。
【0043】
そこで、前記ドラム35,36及び各機構の詳細構成について、以下に順に説明する。
(ドラムの構成)
まず、前記ドラムの詳細構成について説明する。図3及び図6,7に示すように、一対のドラム35,36は円筒状に形成され、その外周のリボン巻付面の直径を変更し得るように拡縮径可能に構成されている。両ドラムはほぼ同様に構成されているので、一方のドラム35について説明する。
【0044】
ドラム35は概略的に見て中心部に位置してドラム反転支持機構34に取り外し可能に支持される横円筒状のドラム軸51と、そのドラム軸51の外側方に四分割して装着された四半円弧状のドラム片52と、各ドラム片52を半径方向に移動して前記直径を変更するドラム径変更機構53とにより構成されている。
【0045】
前記ドラム軸51の前後両端には筒状軸部55,56が突設されている。図7に示すように、前記ドラム軸51の中心にはノック軸57が軸線方向へ移動可能に嵌挿支持され、バネ58により後方に移動付勢されている。前方筒状軸部55には位置決めピン59が貫通支持され、ノック軸57の長孔57aを通って延びている。
【0046】
前記ドラム径変更機構53はドラム径の変更の都度、ドラムごと交換する無駄を省く。前記ドラム軸51の中間外周面には、スライド筒61が軸方向への移動可能に嵌合されている。このスライド筒61と前記各ドラム片52はリンク62により連結されている。前記ドラム片52はドラム軸51との間に介在した前後各一対のスラスト軸受63によりドラムの半径方向にのみ移動可能に支持されている。前記ドラム軸51の内部には前記ノック軸57を覆うようにボールねじシャフト64が軸受を介して回転可能に支持され、その中間外周面にはボールねじナット65が装着されている。このボールねじナット65と一体化されているナットブロック66の一部が前記ドラム軸51に貫通した孔を貫通して前記スライド筒61に係合されている。
【0047】
前記ボールねじシャフト64の後端部には被動歯車67が嵌合されている。この被動歯車67と対応して、該歯車を駆動する駆動歯車68は、後方フレーム33側に装着されている。このフレーム33には昇降用シリンダ69を介して駆動モータ70が支持され、その出力軸に駆動歯車68が装着されている。
【0048】
従って、昇降用シリンダ69により駆動モータ70及び駆動歯車68が図6において上方の退避位置から下方に移動されると、駆動歯車68がドラム軸51に設けた孔51aを通って被動歯車67に噛み合わされる。この状態で、駆動歯車68が回動されると、ボールねじシャフト64が回転されてナットブロック66とともにスライド筒61が前方又は後方に移動され、リンク62を介してドラム片52が外方又は内方に移動され、ドラム35の外径が拡大又は縮小される。
【0049】
ドラム35の外周面には、図12に示すようにリボン39先端保持バキュウム穴35a、及び巻着リボン保持バキュウム穴35bが設けられており、刃溝35cも刻設されている。なお、ドラム35の分割箇数は4分割以上が好ましい。
【0050】
ドラム35には螺旋リード角αでリボン39が巻き付けられる。前記刃溝35cはドラム35の軸線に対し螺旋リード角βの緩やかな曲線としている。この螺旋リード角βは螺旋リード角αと同じに設定され、リボン39の切り口がリボン39の長手方向と直角になるようにしている。螺旋リード角α、 βは例えば0.5〜5.0度の範囲に設定されている。
【0051】
(ドラム反転支持機構)
次に、前記ドラム反転支持機構34について詳細に説明する。図4及び図7に示すように、両フレーム32,33間には一対の反転支持板71,72がジョイントビーム73にて一体に連結した状態で、反転軸74及び支持軸75を介して回転可能に支持されている。そして、これらの反転支持板71,72に、ドラム35,36を着脱可能にクランプするための前記一対のドラムクランプ機構37が180度間隔をおいて配設されている。これらのドラムクランプ機構37は、後述するように前方反転支持板71側に設けられたホルダ軸95と、後方反転支持板72側に設けられたロックピン100とをそれぞれ備えている。
【0052】
前記前方フレーム32には、図5に示すように反転用シリンダ76がブラケット77を介して配設されている。この反転用シリンダ76の出没動作により、ラック78及びピニオン79を介して反転軸74が180度反転回動される。そして、両反転支持板71,72間にドラムクランプ機構37を介して支持された一対のドラム35,36が、上方位置と下方位置とに交互に配置されるようになっている。
【0053】
図4に示すように、反転軸74の外周にはストッパアーム80が突設され、このストッパアーム80の両側に対応するように、前方フレーム32には一対のストッパボルト81が配設されている。そして、反転軸74が反転回動されるとき、ストッパアーム80がいずれか一方のストッパボルト81に係合して、ドラム35,36が上方位置及び下方位置に位置決めされるようになっている。
【0054】
図4に示すように、上方位置及び下方位置に配置されるドラム35,36と対応するように、前方フレーム32には一対のドラム回転用モータ82が配設されている。各モータ82のモータ軸82aと各ドラムクランプ機構37のホルダ軸95との間には、クラッチ機構83がそれぞれ配設されている。これらのクラッチ機構83には、モータ軸82aに移動可能に嵌挿支持された第1クラッチ爪84と、ホルダ軸95に固定された第2クラッチ爪85とが装備されている。各ドラムクランプ機構37の第1クラッチ爪84と対応するように、前方フレーム32には一対の係脱用シリンダ86が配設されている。そして、これらの係脱用シリンダ86の出没動作により、シフタ87を介して第1クラッチ爪84が第2クラッチ爪85に対し係合及び離脱されるようになっている。
【0055】
前記各ドラムクランプ機構37の第2クラッチ爪85と対応するように、前方反転支持板71には一対のロックアーム88が回動可能に支持されている。そして、各ドラムクランプ機構37の両クラッチ爪84,85が離脱状態にあるときには、図4に実線で示すように、ロックアーム88がバネ89により第2クラッチ爪85の係合凹部85aと係合する位置に回動付勢されて、ドラム35,36の自由回転が拘束されるようになっている。これに対して、係脱用シリンダ86の突出動作により、両クラッチ爪84,85が係合されるときには、図4に鎖線で示すように、ロックアーム88がプッシュボルト90を介して第2クラッチ爪85の係合凹部85aから離間され、ドラム35,36の回転が許容されるようになっている。
【0056】
図2に示すように基台31にはコラム133が前後両側に立設され、その上部には、サイズの異なる交換用のドラム35,36が支持されている。
(ドラムクランプ機構)
次に、前記一対のドラムクランプ機構37について詳細に説明する。図4及び図7に示すように、ドラム反転支持機構34の前方反転支持板71には一対のホルダ軸95が回転可能に支持され、その端部には係合凹部96、係合孔97及び位置決め溝98が形成されている。そして、ドラム反転支持機構34の両反転支持板71,72間にドラム35,36が装着されるとき、各ドラム35,36の前端の筒状軸部55、ノック軸57及び位置決めピン59が、ホルダ軸95の係合凹部96、係合孔97及び位置決め溝98に係合されるようになっている。
【0057】
前記各ホルダ軸95に対応するように、ドラム反転支持機構34の後方反転支持板72には、一対の支持筒99が回転可能に支持されている。各支持筒99内にはロックピン100が軸線方向へ移動可能に支持され、その後端には係合リング101が取り付けられている。そして、このロックピン100がバネ102により前方に移動付勢されることにより、ロックピン100の前端がドラム35,36の後方筒状軸部56内に挿入係合される。これにより、ノック軸57がバネ58の付勢力に抗して前方に移動されて、そのノック軸57の前端がホルダ軸95の係合孔97内に挿入係合されるようになっている。
【0058】
前記後方フレーム33の上部にはドラム解放用シリンダ103が配設され、そのピストンロッドには作動フック104が取り付けられている。前記支持筒99の前端部には図8に示すように筒状軸部56の先端部を係合する凹部105を有する支持部材106が連結され、筒状軸部56とロックピン100の芯出しを行うとともに、安定して筒状軸部56を支持し、その脱着作業を容易にするようになっている。そして、ドラム反転支持機構34の両反転支持板71,72間に支持されたドラム35,36が上方位置に反転配置されたとき、ロックピン100上の係合リング101が作動フック104と係合可能に対応配置される。この状態で、ドラム解放用シリンダ103が突出動作されることにより、ロックピン100が後方に移動されて、ドラム35,36の後方筒状軸部56から抜き取られる。これに伴って、ドラム35,36内のノック軸57がバネ58の付勢力により後方に復帰移動されて、ホルダ軸95の係合孔97から抜き取られ、ドラムクランプ機構37によるドラム35,36のクランプが解放されるようになっている。
【0059】
(リボン巻付機構)
次に、前記リボン巻付機構38について詳細に説明する。図9,10に示すように、両フレーム32,33間には移動台111がガイドレール112を介して前後方向へ移動可能に支持され、送り移動用モータ113により送りネジ114を介して送り移動されるようになっている。移動台111上には取付アーム115が図9において左向きに支持され、その先端部には取付台116が固定されている。
【0060】
前記取付台116には旋回軸117が上下方向に支持され、旋回シリンダー118により垂直軸線の周りで旋回するようになっている。旋回軸117の下端部にはブラケット119を介してリボン巻付案内部120が装着されている。このリボン巻付案内部120はリボン39の先端部を把持する一つの把持ローラ121,122と案内ローラ123を備えている。各ローラ121〜123は、図示しないリボン製造装置から送られてくるリボン39の先端部をドラム35の周面に螺旋状に巻き付ける際にリボン39を案内する。なお、前記ブラケット119にはアーム124を介してリボン39を案内するローラ125,126が設けられている。
【0061】
前記ブラケット119にはリボン39をドラム35の外周面に螺旋状に巻き付ける際に、巻き付けられたリボン39の側縁相互を押圧して接着する接着機構が設けられている。この接着機構はブラケット119に回動可能に支持された傾動レバー127と、その先端部に軸支された押えローラ128と、傾動レバー127を上下に傾動するシリンダ129とにより構成されている。前記取付台116と旋回軸117との間には該旋回軸117の旋回範囲を規制する位置決め板130と、ストッパ131が設けられ、リボン巻付案内部120の旋回角度を180度としている。前記取付台116の上部には旋回軸117を昇降動作するための昇降用シリンダ132が設けられている。そして、昇降用シリンダ132の出没動作によりリボン巻付案内部120がドラム35に近接する準備位置と、巻き付け動作を行う作用位置と、上方に離隔した退避位置とに切り換え配置されるようになっている。
【0062】
従って、旋回軸117の下降により、巻付案内部120がドラム35,36と対応する下方の準備位置(図9の鎖線で示すローラ位置参照)に配置された状態で、ローラ121,122により把持されたリボン39の先端部がドラム35,36の外周に接触するまで導かれる。この状態でドラム35が図9において、反時計回り方向に逆転され、垂れ下がっていたリボン39の先端部がドラム35と把持ローラ121との隙間に進入するとともに、先端保持バキュウム穴35aが把持ローラ121とほぼ対応する位置まで移動され、リボン39の巻付始端部は先端保持バキュウム穴35aにより吸着保持される。その後、リボン巻付案内部120は準備位置から下降されて作用位置に切り換えられ、ローラ121がドラム35に近接される。この状態でドラム35は図9において時計回り方向に正転され、巻付案内部120の押えローラ128にてリボン39がドラム35,36の外周に押し付けられるとともに、各ローラ121,122,123にてリボン39の供給が案内される。この巻き付け開始と同期して、巻付案内部120が送り移動用モータ113にてドラム35の軸線方向と平行方向へ直線移動されることにより、リボン39がドラム35の外周に螺旋状に巻き付けられ、そのリボン39の両側縁が相互に接着されて巻付体40が形成される。
【0063】
この実施形態では、図12(a)に示すように、一方のドラム35は前側から見て反時計回り方向に回転されて、リボン39が前端寄り外周面から後方に向かって巻き付けられる。この動作の終了後に昇降用シリンダ132によりリボン巻付案内部120が上昇するとともに旋回シリンダー118により180度旋回される。そして、下方位置にある他方のドラム36が上方位置に反転された状態でリボン巻付案内部120が作用位置に下降移動される。その後、ドラム36が前側から見て時計回り方向に回転されて、リボン39が後端寄り外周面から前方に向かって巻き付けられる。
【0064】
押えローラ128によるリボン39の押圧は、図14に示すように隣接するリボンを跨ぐようにして行われ、巻回されたリボンの側縁相互の接着が行われる。このとき、図11に示すようにリボン39の横断面が平行四辺形となっているので、接着が確実となる。押えローラ128のガイド部128aはドラム35との間に僅かな隙間が形成される径になっているので、隣接して巻着されているリボン39の側方への変位を阻止して接着強度を高めることができる。
【0065】
(リボン切断機構)
次に、前記リボン切断機構41について説明する。図9に示すように、この実施形態のリボン切断機構41は、前記リボン巻付機構38のブラケット119に装着されている。前記ブラケット119にはホルダー141が軸142により回動可能に支持され、シリンダ143により傾動されるようになっている。前記ホルダー141にはカッター144がシリンダ145により往復動可能に支持されている。
【0066】
従って、リボン39の巻付終端部においてシリンダ145を作動してカッター144をドラム35の周面に向かって押し付けることによりリボン39の巻付終端部をその長手方向と直角に切断することができる。
【0067】
(巻付体裁断機構)
次に、前記巻付体裁断機構44について詳細に説明する。図2及び図15に示すように、両フレーム32,33間には下方位置に反転支持されたドラム35と対応するようにベースフレーム151がガイドレール152を介して左右方向へ移動可能に支持され、送り移動用シリンダ153により送り移動されるようになっている。前記ベースフレーム151上には前後移動体154がガイドレール155を介して前後方向へ移動可能に支持され、送り移動用シリンダ156により送り移動されるようになっている。前後移動体154上には可動支持台157が図示しない案内機構を介して移動用シリンダ158により左右方向へ移動可能に支持されている。前記可動支持台157には、カッター159と押圧ローラ160が支持されている。そして、移動用シリンダ158によりカッター159がドラム35,36に近接する右側の作用位置と、ドラム35,36から離間する左側の不作用位置とに移動配置されるようになっている。同様に、前後移動体154上には可動支持台161が図示しない案内機構を介して移動用シリンダ162により左右方向へ移動可能に支持されている。前記可動支持台161には、裁断された巻付体40の端縁をドラム35から部分的に剥離する剥離治具としてのスクレーパ163が支持されている。図16に示すように前記押圧ローラ160はカッター159による裁断線の下側に、図17に示すようにスクレーパ163は裁断線の上側に位置するようにしている。前記スクレーパ163には圧縮空気を裁断端縁の裏面に向かって吹き付ける噴射孔163aが設けられている。
【0068】
従って、図16に示すように移動用シリンダ158により可動支持台157がドラム35側に移動されて、巻付体40の前端縁にカッター159を切り込ませるとともに押圧ローラ160をカッター159の下方において巻付体40に押圧する。この状態で送り移動用シリンダ156を作動すると、前後移動体154がガイドレール155に沿って前方から後方に移動され、やや先行する押圧ローラ160に続いてカッター159により巻付体40が裁断される。この裁断動作に追従するようにして図17に示すようにスクレーパ163が裁断された巻付体40の上側の端縁に潜り込み、噴射孔163aからの圧縮空気の噴射作用との協働によりドラム35の表面から巻付体40の裁断端縁を部分的に剥離し、楔状の隙間Gを形成する。
【0069】
上述の巻付体40の裁断・剥離動作は、ドラム35を180度回転して巻付体40の反対側でも行われ、ドラム35の表面には幅W寸法の同じ計二枚のボディープライ材46A,46Bが製造されることになる。なお、二回目の裁断作業の際にはスクレーパ163は使用されない。
【0070】
(ボディープライ材剥離機構)
次に、前記ボディープライ材剥離機構47について詳細に説明する。図18〜図20に示すように、両フレーム32,33間には取付ビーム171がガイドレール172を介して左右方向へ移動可能に支持されている。この取付ビーム171は一対の移動用シリンダ173により右方の退避位置と、ドラム35に近接する作用位置とに移動配置されるようになっている。取付ビーム171の下面には前後一対の軸受174を介して回転剥離バー175が回転可能に支持されている。取付ビーム171の下面には、前記回転剥離バー175を回転するモータ176が取り付けられている。
【0071】
従って、図20に示すように巻付体40の裁断が行われると、移動用シリンダ173の作動により、回転剥離バー175が鎖線で示す退避位置から実線で示す作用位置に移動される。回転剥離バー175は、ドラム35とボディープライ材46Bの裁断端縁との間の楔状の隙間Gに進入される。この状態で、後述するトレイ50が鎖線で示す下方の退避位置から実線で示す上方の作用位置に移動され、ボディープライ材46Bに接触されるとともに、バキュームパッド190によりボディープライ材46Bの剥離端縁がトレイ50の上面に吸着される。次に、ドラム35,36及び回転剥離バー175が反時計回り方向にそれぞれ回転されながら、トレイ50が右方へ移動されるのに伴って、回転剥離バー175によりボディープライ材46Bがドラム35の外周面から剥離され、トレイ50の上面に押圧されながら転写される。
【0072】
(トレイ搬送機構)
次に、前記トレイ搬送機構48について詳細に説明する。図1〜図3及び図21、図22に示すように、基台31上には前記移動テーブル49が一対のガイドレール181を介して左右方向へ移動可能に支持され、送り移動用モータ182により送りネジ183を介して送り移動されるようになっている。移動テーブル49上には昇降支持板184が複数の昇降用シリンダ185及びナックルジョイント186を介して昇降可能に支持され、その上面には前記トレイ50が載置されている。
【0073】
そして、昇降用シリンダ185により昇降支持板184が上昇されて、その上面に配置されたトレイ50が下方位置のドラム35,36の外周面に押し付けられるようになっている。この場合、ナックルジョイント186により、昇降支持板184のドラム35,36と対応する部分と対応しない部分との間において、昇降支持板184の傾動が許容される。この状態で、移動テーブル49がドラム35,36の下側を通って左方向へ送り移動されることにより、ドラム35,36上から剥離されたボディープライ材46A,46Bがトレイ50上に延長して転写されるようになっている。
【0074】
トレイ50の一側縁及び一端縁に係合するように、昇降支持板184上には複数のストッパローラ187が回転可能に配設されている。各ストッパローラ187と対応するように、昇降支持板184上には複数のクランプシリンダ188が配設され、それらのピストンロッドにはクランプローラ189が取り付けられている。そして、各クランプシリンダ188の突出動作により、クランプローラ189がトレイ50の他側縁及び他端縁に押圧係合されて、トレイ50が昇降支持板184上の所定位置にクランプされるようになっている。トレイ50には複数箇所にバキュームパッド190が設けられ、剥離されたボディープライ材46Aを吸着するようになっている。
【0075】
前記移動テーブル49の右側上面の前後両端縁には、複数のギヤケース201が所定間隔おきに配設されている。図22に示すように各ギヤケース201には調節板202が回転軸203を介して回転可能に支持され、それらの表面にはナックルジョイント186上のストッパ204に係合可能な係合ローラ206が回転可能に支持されている。図21に示すように、移動テーブル49上には一対の調節軸207が複数の軸受ブロック208を介して回転可能に支持されている。両調節軸207の各ギヤケース201と対応する部分には図22に示すようにウォーム209が形成され、回転軸203上のウォームホイール210に噛合されている。
【0076】
前記移動テーブル49の左側縁に沿って延びるように、移動テーブル49上には一対の駆動軸211が複数の軸受ブロック212を介して回転可能に支持され、それらの外端部が傘歯車機構213を介して両調節軸207に作動連結されている。移動テーブル49の左側面には調節用モータ214が配設され、そのモータ軸が傘歯車機構215を介して両駆動軸211の内端部に作動連結されている。そして、ドラム35,36が外径寸法が変更されるか、異なったドラムと交換された場合、調節用モータ214により駆動軸211、調節軸207、ウォーム209、ウォームホイール210及び回転軸203を介して各調節板202が回転され、係合ローラ206の高さ位置が変更される。これにより、昇降用シリンダ185による昇降支持板18の上昇位置が変更されて、トレイ50がドラム35,36に巻き付けられたボディープライ材46A、46Bに対して適正に当接されるようになっている。
【0077】
上述の機構によりドラム35,36に対するトレイ50の押圧力を調整する押圧力調整機構が構成されている。
(製造装置全体の動作)
次に、前記のように構成されたタイヤ用ボディープライ材の製造装置の動作を説明する。
【0078】
さて、この製造装置においては、一対のドラム35,36が、ドラム反転支持機構34に支持された状態で、上方位置と下方位置との二位置に交互に反転配置される。そして、上方位置に配置された一方のドラム35,36に対しては、リボン巻付機構38により、外周にリボン39が螺旋状に巻き付けられて、巻付体40が形成される。この場合、第1ドラム35については、図12(a)に示すように、その第1ドラム35が反時計方向に回転されながら、巻付案内部120が後方に送り移動されて、リボン39の巻き付けが行われる。これに対して、第2ドラム36については、図12(b)に示すように、その第2ドラム36が時計方向に回転されながら、巻付案内部120が前方に送り移動されて、リボン39の巻き付けが行われる。
【0079】
前記上方位置のドラム36に対するリボン39等の巻き付けと同時に、下方位置に配置された他方のドラム35に対しては、巻付体裁断機構44により、ドラム35上の巻付体40が図13及び図23(a)に示すように一方の刃溝35cに沿って裁断される。このとき図17に示すようにスクレーパ163と噴射孔163aから噴射される空気との協働により巻付体40の端縁が剥離され、隙間Gが形成される。
【0080】
次に、ドラム35がドラム回転用モータ82の作動により180度旋回され、他方の刃溝35cにカッター159が押しつけられて、図23(b)に示すように巻付体40の二回目の裁断が行われる。このようにして、ドラム35上には所定幅Wのボディープライ材46A,46Bが形成される。なお、二回目の裁断作業時にはスクレーパ163によるボディープライ材46Aの端縁の剥離は行われない。
【0081】
そして、裁断形成されたボディープライ材46A,46Bは、図23(c)に示すようにドラム35とともに時計回り方向にほぼ45度回動されて、剥離・転写位置に移動される。この状態でのボディープライ材46Aの剥離・転写動作は図20で詳述したので説明を省略する。
【0082】
ボディープライ材46Aの転写が完了すると、ドラム35の周面には図23(d)に示すようにボディープライ材46Aが残っているので、この剥離作業が行われる。すなわち、図23(e)に示すようにドラム35の周面に回転剥離バー175を押し付けた状態でドラム35が反時計回り方向に回動され、トレイ50が右方に移動される。このため、ボディープライ材46Aは強制的にドラム35から剥離されてトレイ50の上面に転写される。なお、ボディープライ材46Bの剥離・転写動作はボディープライ材46Aの剥離・転写動作と同様であるが、異なる点は隙間Gがないので、ボディープライ材46Aの端縁に対し回転剥離バー175を接触させて強制的に剥離するところである。
【0083】
以上のようにして、二枚のボディープライ材46A,46Bの転写が完了すると、図23(f)に示すように、ドラム35は空の状態となる。
このように、ドラム反転支持機構34により、一対のドラム35,36が上方位置と下方位置とに交互に反転配置されながら、上方位置のドラム35,36に対するリボン39の巻き付け動作と、下方位置のドラム36,35に対する巻付体40の裁断動作とが繰り返し行われる。これにより、線状コード39aが一方向に配列された幅W、長さLのボディープライ材46A,46Bが、交互に連続して形成される。
【0084】
このボディープライ材46A(46B)は、図24に実線で示すようにタイヤ252にリング状に埋め込み配置され、ボディプライを形成する。同図鎖線で示すように二層構造にする場合には、局部応力集中を抑制するためボディープライ材46Bの両側端縁の幅方向の張り出し長さをボディープライ材46Aよりも距離hだけ大きくする必要がある。この幅Wの異なる二種類のボディープライ材46A,46Bを裁断形成する場合は、例えば次の二つの方法がある。一本のドラム上の巻付体をドラムの長手方向に一箇所で裁断して一枚のボディープライ材を製造する方式においては、周長M寸法の異なる複数本のドラム上の前記巻付体をドラムの長手方向にそれぞれ一箇所で裁断してタイヤ一本分に用いられる幅寸法の異なる二枚のボディープライ材を製造する。又、一本のドラム上の前記巻付体をドラムの長手方向に二箇所で裁断してタイヤ一本分に用いる二枚のボディープライ材を製造する方式においては、二枚のボディープライ材の幅W寸法がそれぞれ異なるように二箇所で裁断される。
【0085】
(実施形態の効果)
前記の実施形態によって期待できる効果について、以下に記載する。
(1)ドラム35,36の外周面の周長M寸法を、タイヤに用いられるボディープライ材46A,46Bの幅W寸法と同じかその整数倍に設定し、前記巻付体40のドラム長手方向の巻付長Lを、タイヤに用いられるボディープライ材46A,46Bの長さ寸法L1と同じに設定した。
【0086】
このため、ドラムの径寸法及び長さ寸法を短くしてボディープライ材の製造装置を小型化でき、その設置スペースを低減することができる。又、巻付体40を裁断することによりボディープライ材46A,46Bを同一のドラム上で形成することができ、ボディープライ材の中間体としての大面積のシートのストックを不要にすることができる。
【0087】
前記実施形態で得られたリング状のボディープライ材46Aは、幅方向に線状コード39aが指向し、線状コード39aの配列ピッチは全周に亘って均一となり、安定した品質を確保することができる。
【0088】
(2)リボン巻付機構38は、ドラムに対しその軸線方向と平行方向に往復動する往行程と復行程でそれぞれ巻き付け動作を行うので、作業能率を向上することができる。
【0089】
(3)ボディープライ材46A,46Bの長さLは、一本のタイヤに用いられる長さL1と同じ寸法に設定されているので、後工程で適正寸法に裁断するのを不要にすることができる。
【0090】
(4)フレーム32,33に回転可能に支持されたドラム35,36に対しリボン巻付案内部120をドラムの軸線方向に所定の送り速度で移動するようにした。このためドラムに対するリボンの巻き付けを円滑に行うことができる。
【0091】
(5)接着機構はリボン巻付機構38によるリボンの巻き付け動作に追従して押えローラ128によってリボンの側縁を圧着するように構成されているので、リボンの側縁相互の接着を確実かつ容易に行うことができる。
【0092】
(6)ドラム35,36には、リボンの巻付始端部を保持し得る先端保持バキュウム穴35a,36aが設けられているので、リボンの巻き付け動作を確実かつ迅速に行うことができる。
【0093】
(7)フレーム32にはドラムに巻き付けられたリボンの終端を切断するカッター144が設けられているので、リボンの切断を確実かつ容易に行うことができる。
【0094】
(8)ドラム35,36に対応して接離可能に設けられたカッター159をドラムの軸線方向に所定の送り速度で移動するようにした。このため巻付体40を刃溝35c,36cに沿って緩やかな曲線に容易に裁断することができる。
【0095】
(9)巻付体裁断機構44に、ドラム35,36の刃溝35c,36cに係合するカッター159が設けられている。このため、非金属繊維糸又は金属繊維糸よりなるボディープライ材46A,46Bであっても、ドラム35,36の刃溝35c,36cと円盤状のカッター159との協働により、ドラム35,36上の巻付体40から所定幅寸法のボディープライ材46A,46Bを奇麗な裁断面にて裁断形成することができる。
【0096】
(10)周長M寸法の異なる複数本のドラム上の前記巻付体をドラムの長手方向にそれぞれ一箇所で裁断してタイヤ一本分に用いられる幅寸法の異なる二枚のボディープライ材を製造するようにした。このため、幅寸法の異なるボディープライ材46A、46Bを製造することができる。
【0097】
(11)一本のドラム上の前記巻付体をドラムの長手方向に二箇所で裁断してタイヤ一本分に用いる二枚のボディープライ材を製造する際、二枚のボディープライ材の幅寸法がそれぞれ異なるように二箇所で裁断した。このため一本のドラムで幅寸法の異なるボディープライ材46A、46Bを製造することができる。
【0098】
(12)ドラムに巻き付けられたリボンの終端部は、リボンの長手方向と直角に切断されるので、ここを裁断基準点とすることによりボディープライ材46Aのコーナ部を直角に形成することができる。
【0099】
(13)巻付体の裁断は前記ドラムに巻付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って行われるので、製品であるボディープライ材の長手方向と平行に線状コード39aを埋設することができ、タイヤ内で線状コード39aをラジアル方向に正確に指向させて信頼性を向上することができる。
【0100】
(14)巻付体の裁断は、リボンの巻付始端部及び巻付終端部を通る緩やかな前記曲線に沿って行われるので、ボディープライ材のコーナ部の形状を直角に形成することができる。
【0101】
(15)巻付体裁断機構44は、カッター159に先行して巻付体を押圧するローラ160を備えているので、巻付体の裁断を確実に行うことができる。
(16)巻付体40の裁断により形成されたボディープライ材46A,46Bをドラム35,36の外周から剥離させるためのボディープライ材剥離機構47が装備されている。このため、裁断後のボディープライ材46A,46Bをドラム35,36の外周から順次円滑に剥離させることができる。
【0102】
(17)ドラム35,36の外周から剥離されたボディープライ材46A,46Bを受け取り支持するためのトレイ50を、ドラム35,36の軸線と交差する方向へ搬送するトレイ搬送機構48が装備されている。このため、トレイ搬送機構48にてトレイ50がドラム35,36の軸線と交差する方向へ搬送されることにより、ドラム35,36上から剥離されたボディープライ材46A,46Bを、トレイ50上の所定位置に転写するようにして延長支持することができる。
【0103】
(18)刃溝35c,36cを形成した一対のドラム35,36をドラム反転支持機構34に回転可能に支持し、それらのドラム35,36を上下二位置に交互に反転配置するようになっている。そして、リボン巻付機構38により、上方位置に反転配置されたドラム35,36の外周に、複数の線状コード39aにゴム被覆39bを施してなるリボン39を巻き付けて、巻付体40を形成するようになっている。それとともに、巻付体裁断機構44により、下方位置に反転配置されたドラム35,36の外周の巻付体40を、ドラム35,36の刃溝35c,36cに沿って裁断して、ボディープライ材46A,46Bを形成するようになっている。
【0104】
このため、非金属繊維糸又は金属繊維糸よりなる複数の線状コード39aにゴム被覆39bを施してなるリボン39を使用して、そのリボン39をドラム35,36の外周に巻き付けることにより、非金属繊維糸又は金属繊維糸よりなるボディープライ材46A,46Bを容易に製造することができる。又、一対のドラム35,36を上下二位置に交互に反転配置させながら、上方位置に配置されたドラム35,36上にリボン39を巻き付けて巻付体40を形成するとともに、下方位置に配置されたドラム36,35上の巻付体40を裁断することにより、ボディープライ材46A,46Bの生産能率を向上することができる。
【0105】
(19)ボディープライ材剥離機構47は、巻付体の裁断に追従してボディープライ材の裁断端縁を部分的に剥離するスクレーパ163と、剥離治具によって生じた裁断端縁の隙間Gに進入してトレイ50上にボディープライ材を転写する回転剥離バー175とを備えている。このため、剥離動作を確実に行うことができる。
【0106】
(20)トレイ搬送機構48は、ドラムに対するトレイの押圧力を調整する押圧力調整機構を備えているので、ボディープライ材46Aのトレイ50上面への剥離・転写動作を適正に行うことができる。
【0107】
(21)ドラム35,36は、その外径を拡縮するドラム径変更機構53を備えているので、幅の異なるボディープライ材を同じドラムで製造することができ、作業能率を向上できる。
【0108】
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 図25(a)に示すように、複数本の線条39cを撚り合わせてなるコード39aを同図(b)に示すように撚戻し部材311の分離通過孔312を通して長手方向へ移送することにより、各線条39cの撚を戻してそれらの間に所定の間隔を形成する。この状態でコード39aを図示しない軟化させたゴム中を通過させて、各線条39cの外周に同図(c)に示すようにゴム層313を形成する。各線条39cが自体の撚応力によりほぼ元の撚り合わせ状態に戻った後、上記と同様に作成されたコード39aを複数本引き揃えて図示しないゴム押出機に通過させる。そして、図26に示すように各コード39aのゴム層313をゴム被覆39bにより扁平状に被覆してリボン39を形成する。
【0109】
上記のようにして得られたゴム層313を被覆した線状コード39aは、外力等に対して所定の応力を保有させることができるとともに、ゴム被覆39bとの十分な接着性を確保することができる。又、各線条39cの外周をゴム層313にて被覆した後、ゴム層313の外周全体をゴム被覆39bにて被覆しているため、各線条39cに水分が達するのを防ぐことができて、防錆性を高めることができる。さらに、各線条39cが液状ゴム層313を介して接触しているため、振動の吸収性に優れているとともに、各線条が直接的に摩擦接触して摩擦熱が発生するのを抑制することができる。
【0110】
・ フレームに一つのみドラムを装着してボディープライ材46A,46Bを製造するようにすること。
・前記ドラム35,36と前記リボン巻付案内部120をドラムの軸線方向に所定の送り速度で相対移動する相対移動機構を設けること。
【0111】
前記実施形態のようにドラムを所定位置において回転しつつリボン巻付案内部120をドラム長手方向に移動する方式の場合には、大重量のドラムを移動するのに比較して動力を低減できるとともに、装置のドラムの長手方向寸法を抑制することができる。
【0112】
・ ドラム35,36を非回転状態に保持してカッター159をドラムに巻き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線の刃溝35c,36cに沿って移動して巻付体40を裁断するように構成すること。
【0113】
・ 前記巻付体裁断機構44を、ドラムに対応して接離可能に設けられ、かつ巻付体を裁断するカッターと、前記カッターをドラムの軸線方向に所定の送り速度で相対移動する相対移動機構とにより構成すること。
【0114】
・ドラムの刃溝を省略して裁断予定線に沿って裁断機構により巻付体を裁断すること。この場合、ドラムの回動とカッターの移動は、モータやシリンダの数値制御で行われ、カッターとして回転鋸歯を用いることが考えられる。
【0115】
・ 一つ又は複数のドラムを位置切換機構によりリボン巻付位置、リボン接着位置、巻付体裁断位置、ボディープライ材剥離・取出位置の間で切り換え可能に構成すること。
【0116】
・ 押えローラ128によりリボン39を接着する行程を省略して、リボン巻付機構38によるリボン39の巻き付け動作によりリボンの側縁相互を接着するようにすること。この場合にはリボン巻付機構38自体がリボン接着機構として機能する。
【0117】
・前記巻付体40の巻付長Lを、ボディープライ材46A、46Bの長さ寸法L1と同じに設定し、巻付体を製造する工程の後に、ドラムの長手方向に前記巻付体を一箇所又は複数箇所で裁断してタイヤ一本分又は複数本分のボディープライ材を製造するようにすること。
【0118】
・ 巻始端把持機構としてドラムの外周面に移動されたリボンの先端部をクランプしたり、接着剤あるいは係止突起により止着させたりする機構を用いること。
【0119】
・ 前記ドラム35,36のドラム径変更機構53を省略すること。
・ 図9において、リボン巻付案内部120を準備位置に停止させることなく、最初から作用位置に降下させてリボン39の先端部をドラム35に把持させるようにすること。
【0120】
・ リボン39の横断面形状を横長四角形状にすること。
・ 前記実施形態の製造装置において、ドラム反転支持機構34、ドラムクランプ機構37、リボン巻付機構38、リボン切断機構41、巻付体裁断機構44、ボディープライ材剥離機構47、トレイ搬送機構48の具体的構成を適宜に変更すること。
【0121】
【発明の効果】
請求項1〜15記載の発明は、裁断後のボディープライ材をドラムの外周から円滑に剥離させることができるとともに、ドラム上から剥離されたボディープライ材をトレイ上の所定位置に転写するようにして延長支持することができ、タイヤ用ボディープライ材の製造装置の設置スペースを大幅に低減し、ボディープライ材の中間体のストックスペースを不要にでき、製造コストを低減することができる。
【0122】
請求項2記載の発明は、ドラムの外径を最小にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 タイヤ用ボディープライ材の製造装置の一実施形態を示す平面図。
【図2】 図1の製造装置の正面図。
【図3】 図1の製造装置を拡大して示す左側断面図。
【図4】 ドラム反転支持機構を拡大して示す要部側断面図。
【図5】 図4のドラム反転支持機構の駆動部の正面図。
【図6】 ドラムを拡大して示す縦断面図。
【図7】 ドラムクランプ機構を拡大して示す断面図。
【図8】 ドラムの支持構造を拡大して示す正断面図。
【図9】 リボン巻付機構を拡大して示す正面図。
【図10】 リボン巻付機構の平面図。
【図11】 リボンの拡大説明図。
【図12】 (a)及び(b)は、ドラムの拡大正面図。
【図13】 ドラムの側面図。
【図14】 押えローラの正面図。
【図15】 巻付体裁断機構の平面図。
【図16】 巻付体裁断機構の要部側面図。
【図17】 スクレーパの側面図。
【図18】 ボディープライ材剥離機構の平面図。
【図19】 ボディープライ材剥離機構の正面図。
【図20】 ボディープライ材の剥離動作を説明する側面図。
【図21】 トレイ搬送機構を示す平面図。
【図22】 トレイ搬送機構の昇降用シリンダ付近の拡大断面図。
【図23】 ボディープライ材を製造する過程を示す説明図。
【図24】 ボディープライ材をタイヤのカーカス層に配置した状態を示す断面図。
【図25】 (a)〜(c)はリボンに用いるコードの製造行程を示す断面図。
【図26】 リボンの断面図。
【符号の説明】
G…ドラムの周面と巻付体の剥離端縁との隙間、L…巻付体の巻付長、W…ボディープライ材の幅寸法、L1…ボディープライ材の長さ寸法、32,33…フレーム、34…位置切換機構としてのドラム反転支持機構、35,36…ドラム、35a,36a…始端部保持機構、35c,36c…刃溝、38…リボン巻付機構、39…リボン、40…巻付体、44…巻付体裁断機構、46A,46B…ボディープライ材、47…ボディープライ材剥離機構、48…トレイ搬送機構、50…トレイ、53…ドラム径変更機構、120…リボン巻付案内部、128…押えローラ、159…カッター、160…ローラ、163…剥離治具としてのスクレーパ、175…回転剥離バー。

Claims (15)

  1. コードにゴム被覆を施した所定幅(E)寸法のリボン(39)を製造する工程と、
    ドラム(35,36)の外周面に対し、前記リボン(39)を螺旋状に巻き付けるとともにリボンの側縁を互いに接着して巻付体(40)を製造する工程と、
    ドラム(35,36)の外周面の周長(M)寸法は、タイヤに用いられるボディープライ材(46A,46B)の幅(W)寸法と同じかその整数倍に設定されていることと、
    前記巻付体(40)のドラム長手方向の巻付長(L)は、タイヤに用いられるボディープライ材(46A,46B)の長さ寸法(L1)と同じに設定されていることと
    巻付体(40)を製造する工程の後に、前記ドラムに巻き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って巻付体を裁断してボディープライ材(46A,46B)を製造する工程と、
    上記巻付体の裁断に追従してボディープライ材(46A,46B)の裁断端縁を剥離治具(163)により部分的に剥離する工程と、
    前記剥離治具(163)によって生じた裁断端縁の隙間(G)に回転剥離バー(175)を進入してトレイ(50)上にボディープライ材(46A,46B)を転写する工程と
    を含む空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法。
  2. 請求項1において、巻付体を製造する工程の後に、一本のドラム上の前記巻付体をドラムの長手方向に一箇所で裁断してタイヤ一本分のボディープライ材を製造する空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法。
  3. 請求項1において、巻付体を製造する工程の後に、一本のドラム上の前記巻付体をドラムの長手方向に二箇所で裁断してタイヤ一本分に用いる二枚のボディープライ材を製造する空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法。
  4. コードにゴム被覆を施した所定幅(E)寸法のリボン(39)を製造する工程と、
    ドラム(35,36)の外周面に対し、前記リボン(39)を螺旋状に巻き付けるとともにリボンの側縁を互いに接着して巻付体(40)を製造する工程と、
    ドラム(35,36)の外周面の周長(M)寸法は、タイヤに用いられるボディープライ材(46A,46B)の幅(W)寸法と同じかその整数倍に設定されていることと、
    前記巻付体(40)のドラム長手方向の巻付長(L)は、タイヤに用いられるボディープライ材(46A,46B)の長さ寸法(L1)と同じに設定されていることと、
    周長(M)寸法の異なる複数本のドラム上の前記巻付体をドラムの長手方向にそれぞれ一箇所で裁断してタイヤ一本分に用いられる幅寸法の異なる二枚のボディープライ材を製造する工程と
    を含む空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法。
  5. コードにゴム被覆を施した所定幅(E)寸法のリボン(39)を製造する工程と、
    ドラム(35,36)の外周面に対し、前記リボン(39)を螺旋状に巻き付けるとともにリボンの側縁を互いに接着して巻付体(40)を製造する工程と、
    ドラム(35,36)の外周面の周長(M)寸法は、タイヤに用いられるボディープライ材(46A,46B)の幅(W)寸法と同じかその整数倍に設定されていることと、
    前記巻付体(40)のドラム長手方向の巻付長(L)は、タイヤに用いられるボディープライ材(46A,46B)の長さ寸法(L1)と同じに設定されていることと、
    巻付体は、二枚のボディープライ材の幅(W)寸法がそれぞれ異なるように二箇所で裁断される工程と
    を含む空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、前記巻付体の裁断は、リボンの巻付始端部及び巻付終端部を通る緩やかな前記曲線に沿って行われる空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造方法。
  7. コードにゴム被覆を施した所定幅(E)寸法のリボン(39)を製造 するリボン製造装置と、
    ドラム(35,36)の外周面に対し前記リボン(39)を螺旋状に巻き付けるリボン巻付機構(38)と、
    リボンの側縁を互いに接着して巻付体(40)を製造する接着機構(127、128,129)と、
    ドラム(35,36)の外周面の周長(M)寸法は、タイヤに用いられるボディープライ材(46A,46B)の幅(W)寸法と同じかその整数倍に設定されていることと、
    前記巻付体(40)のドラム長手方向の巻付長(L)は、タイヤに用いられるボディープライ材(46A,46B)の長さ寸法(L1)と同じ寸法に設定されていることと、
    前記巻付体(40)をリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って裁断して所定の幅(W)寸法のボディープライ材(46A,46B)を形成する巻付体裁断機構(44)と、
    前記ドラムからボディープライ材を剥離するボディープライ材剥離機構(47)と、
    上記ボディープライ材剥離機構(47)は、巻付体の裁断に追従してボディープライ材の裁断端縁を部分的に剥離する剥離治具(163)と、剥離治具によって生じた裁断端縁の隙間(G)に進入してトレイ(50)上にボディープライ材を転写する回転剥離バー(175)とを備えていることと
    を含む空気入りタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
  8. 請求項7において、前記リボン巻付機構(38)は、フレーム(32,33)に回転可能に支持されたドラム(35,36)に対応するリボン巻付案内部(120)を備え、前記ドラム(35,36)と前記リボン巻付案内部(120)をドラムの軸線方向に所定の送り速度で相対移動する相対移動機構(113,114,115・・・)とにより構成されているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
  9. 請求項7において、前記巻付体裁断機構(44)は、ドラム(35,36)に対応して接離可能に設けられたカッター(159)と、前記ドラム(35,36)を非回転状態に保持して前記カッター(159)をドラムに巻き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って移動する移動機構(154,155,156・・・)とにより構成されているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
  10. 請求項7〜9のいずれか一項において、前記巻付体裁断機構(44)は、ドラム(35,36)に対応して接離可能に設けられたカッター(159)をドラムの軸線方向と平行方向に移動しつつ、前記ドラム(35,36)を緩やかに回動させて、ドラムに巻き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って巻付体を裁断するように構成されているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
  11. 請求項8において、前記ドラム(35,36)の外周面には前記巻付体(40)をドラムに巻き付けられたリボンの長手方向とほぼ直交する緩やかな曲線に沿って裁断する刃溝(35c,36c)が設けられ、前記カッター(159)の刃先は、前記刃溝(35c,36c)の片側のエッジに沿って案内移動されて巻付体(40)を裁断するように構成されているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
  12. 請求項7において、ボディープライ材剥離機構(47)は、回転状態のドラムからボディープライ材を剥離しつつ搬送方向に移動する前記トレイ(50)上にボディープライ材を転写するように構成されているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
  13. 請求項7又は8において、前記ドラム(35,36)は複数箇所に配設され、各ドラムは位置切換機構(34)によりリボン巻付位置、リボン接着位置、巻付体裁断位置及びボディープライ材剥離位置の間で切り換え可能に構成されているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
  14. 請求項7又は8において、前記ドラム(35,36)は、その外径を拡縮するドラム径変更機構(53)を備えているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
  15. 請求項13において、刃溝(35c,36c)を形成した一対の外 径の同じドラム(35,36)を回転可能に支持し、それらのドラムを2つの位置に交互に反転配置する位置切換機構としてのドラム反転支持機構(34)と、
    そのドラム反転支持機構(34)により一方の位置に反転配置されたドラムの外周にリボンを巻き付けて巻付体(40)を形成し、
    前記ドラム反転支持機構により他方の位置に反転配置されたドラムの外周の巻付体(40)を、ドラムの刃溝に沿って裁断してボディープライ材を形成するように構成されているタイヤ用ボディープライ材の製造装置。
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