JP3796322B2 - タイヤビード複合成形機における自動ハンドリング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、エイペックス付きビードのビード組立品の側面に、スチール補強材を貼付けて成形するスチール補強材貼付け成形機において、エイペックス付きビードと密着防止部材(一般にセパレータと呼称されている)との搬送工程で、同一の密着防止部材を使用しながら自動的に受渡し、ビードの成形作業と密着防止部材との供給作業とを効率良く行うことが出来るようにしたタイヤビード複合成形機における自動ハンドリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エイペックス付きビードのビード組立品の側面に、スチール補強材を貼付けて成形するスチール補強材貼付け成形機の成形工程では、エイペックス付きビードのビード組立品(ビードリング)を別工程で予め製作しておき、このビード組立品が相互に密着しないように陣笠状に形成した樹脂製の密着防止部材を介在させて専用台車等に積載する。
【0003】
そしてスチール補強材貼付け成形機まで搬送して再びビード組立品と密着防止部材とを分離させ、ビード組立品をスチール補強材貼付け成形機の成形ドラムに取付けてスチール補強材を貼付けてビード完成品を成形した後、再びビード完成品に密着防止部材を介在させて専用台車に積載していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上記のようなスチール補強材貼付け成形工程では、未加硫のエイペックス付きビード間に介在させる密着防止部材及びビード完成品の間に介在させる密着防止部材の取扱に多くの労力と時間を要し、作業性及び生産性の向上を図ることが出来ないと言う問題があった。
【0005】
また、ビード組立品をスチール補強材貼付け成形機の成形ドラムに取付ける場合にも、センターリング等に多くの労力と時間を要すると言う問題があった。
この発明は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、エイペックス付きビードのビード組立品の搬送工程で使用する密着防止部材と、ビード完成品で使用する密着防止部材とを同一のものを使用し、しかも密着防止部材のハンドリングを自動的に行うことによりスチール補強材貼付けるビードの作業性及び生産性を著しく向上させることが出来、またビード組立品の供給やスチール補強材貼付け成形機におけるセンターリング作業等も全て自動的に行うことが出来るタイヤビード複合成形機における自動ハンドリング装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するため、エイペックス付きビードの側面にスチール補強材を貼付けて成形するスチール補強材貼付け成形機の側部に、エイペックス付きビードと密着防止部材とを積載する旋回可能な積載アームを180度対称位置に設けた供給スタンドと、前記供給スタンドの積載アームからエイペックス付きビードと、密着防止部材とをそれぞれ取出し、前記エイペックス付きビードをセンターリングして次工程へ受け渡す受渡し機構、及び密着防止部材を次工程の完成ビード取出し装置に受け渡す受渡し機構をそれぞれ180度対称位置に旋回可能に設けたビード供給装置と、前記スチール補強材貼付け成形機側で、ブラダードラムの回転軸線に対して直交する方向に往復移動可能で、且つ180度旋回可能なビードロックドラムを180度対称位置に設けたビードロックスタンド装置と、前記ビードロックスタンド装置のビードロックドラムからスチール補強材を貼付けた完成ビードと、前記ビード供給装置からの密着防止部材とを交互に受け取って積載させる旋回可能な取出しアームを180度対称位置に設けた完成ビード取出し装置とを直列に配置したことを要旨とするものである。
【0007】
前記ビード供給装置は、180度反転駆動手段を介して旋回軸を立設し、この旋回軸の上端に、密着防止部材保持手段及び密着防止部材受渡し機構と、エイペックス付きビード保持手段,ビード受渡し機構及びビードセンターリング機構とを180度対称位置に設けるものである。
【0008】
この発明は上記のように構成され、スチール補強材貼付け成形機の側部に、エイペックス付きビードと密着防止部材との供給スタンドと、ビード供給装置と、ビードロックスタンド装置と、完成ビード取出し装置とを直列に配置し、エイペックス付きビードの組立品の取出し,供給と、ビード完成品の取出し,並列と、密着防止部材の取出し,受渡しとを180度旋回させることにより同時に行うことが出来るようにすることで、従来のように、密着防止部材の取出し,供給を人手によることなく自動的に行うことが出来、しかも同一の密着防止部材を使用することが出来、この結果、スチール補強材貼付けるビードの作業性及び生産性を著しく向上させることが出来るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明を実施した自動ハンドリング装置の概略平面図、図2は図1の正面図を示している。
前記自動ハンドリング装置は、エイペックス付きビードの側面にスチール補強材Qを貼付けて成形するスチール補強材貼付け成形機1の側部に、エイペックス付きビードWと密着防止部材Sとを積載する旋回可能な積載アーム11a,11bを180度対称位置に設けた供給スタンド10と、前記供給スタンド10の積載アーム11a,11bからエイペックス付きビードWと、密着防止部材Sとをそれぞれ取出し、前記密着防止部材Sを保持する密着防止部材保持手段21,密着防止部材Sを次工程の完成ビード取出し装置60に受け渡す受渡し機構22、及びエイペックス付きビードWを保持するエイペックス付きビード保持手段23,センターリングして次工程へ受け渡す受渡し機構24をそれぞれ180度対称位置に旋回可能に設けたビード供給装置20と、前記スチール補強材貼付け成形機1側で、ブラダードラム6の回転軸X−X線に対して直交する方向に往復移動可能で、且つ180度旋回可能なビードロックドラム51a,51bを180度対称位置に設けたビードロックスタンド装置50と、前記ビードロックスタンド装置50のビードロックドラム51a,51bからスチール補強材Qを貼付けた完成ビードWxと、前記ビード供給装置20からの密着防止部材Sとを交互に受け取って積載させる旋回可能な取出しアームを180度対称位置に設けた完成ビード取出し装置60とが直列(直線的)に配置されている。
【0010】
前記スチール補強材貼付け成形機1は、例えば、本願出願人が出願した特願平4−253212(発明の名称:タイヤビード複合構造体の成形方法及びその装置)で使用しているものと同一のものを使用するもので、例えば、図1及び図2に示すように、スチール補強材Qを巻取ったリール2を掛け回してあるスチール補強材Qの供給装置3と、スチール補強材Qの供給コンベヤ4と、供給コンベヤ4上でスチール補強材Qを定尺切断する切断装置5と、切断装置5により定尺切断されたスチール補強材Qを貼付けるブラダードラム6と、ブラダードラム6上のスチール補強材Qを、前記ビードロックドラム51a,51bに保持されているエイペックス付きビードWの側面にシリンダー7を介して圧着させるプッシャーリング8とで構成される。
【0011】
また、前記スチール補強材Qを貼付けるブラダードラム6と、ビードロックスタンド装置50との間には、ビードロックスタンド装置50を往復移動させるガイドレール機構9が設置されている。
前記エイペックス付きビードWと密着防止部材Sとを積載する旋回可能な積載アーム11a,11bを180度対称位置に設けた供給スタンド10は、図3〜図5に示すように、ベース部材12上に回転自在な旋回軸13が垂直に立設され、この旋回軸13の上端には、ブラケット14を介して前記積載アーム11a,11bが180度対称位置に張出して設けられ、旋回軸13は、旋回駆動モータ15及び伝達機構16を介して旋回駆動するように構成されている。
【0012】
この積載アーム11a,11bの長手方向には、複数本のエイペックス付きビードWと密着防止部材Sとを積載し、かつ取出し側にエイペックス付きビードWと密着防止部材Sとをピッチ送りする二本一対の送り用チェーン17が掛け回され、この送り用チェーン17は、送り用モータ18(例えば、送り用ステッピングモータ)を介して回転駆動されるように構成されている。
【0013】
なお、積載アーム11a,11bの取出し側先端には、ビード保持用の磁石19a,磁石ON,OFFシリンダー19b及び先頭ビード検出センサー19cがそれそれ取付けられている。
また前記密着防止部材Sを保持する密着防止部材保持手段21,密着防止部材Sを次工程の完成ビード取出し装置60に受け渡す受渡し機構22、及びエイペックス付きビードWを保持するエイペックス付きビード保持手段23,センターリングして次工程へ受け渡す受渡し機構24をそれぞれ180度対称位置に旋回可能に設けたビード供給装置20と、ビードロックドラム51a,51bを180度対称位置に設けたビードロックスタンド装置50は、図6〜図11に示すように構成されている。
【0014】
即ち、前記ビード供給装置20は、図示しない180度反転駆動モータを介して旋回軸26を立設し、この旋回軸26の上端の一方には、密着防止部材Sを保持する密着防止部材保持手段21,密着防止部材Sを次工程の完成ビード取出し装置60に受け渡す受渡し機構22が設けられ、またこれと180度対称位置には、エイペックス付きビードWを保持するエイペックス付きビード保持手段23,センターリングして次工程へ受け渡す受渡し機構24が設けられている。
【0015】
前記旋回軸26の180度反転駆動モータは、ベースプレート27上に軸受部材28を介して旋回軸26の基端部26aが回転自在に支持され、この旋回軸26の基端部26aの外周に、図示しないスプロケット,チェーン等の動力伝達手段を介して180度反転駆動モータに連結され、旋回軸26は、180度の対称位置で停止しながら反転駆動するように構成されている。
【0016】
前記密着防止部材Sを保持する密着防止部材保持手段21,密着防止部材Sを次工程の完成ビード取出し装置60に受け渡す受渡し機構22は、図6〜図9に示すように、旋回軸26の上端に設けた水平な支持ブラケット22bを介して受渡し機構22を構成する密着防止部材受渡し用のシリンダー29が水平に設置され、この密着防止部材受渡し用のシリンダー29のロッド29aの先端とガイドロッド29b,29cとの先端とに垂直な支持プレート30を設け、この支持プレート30に、密着防止部材保持手段21を構成する密着防止部材ゲット用のシリンダー31と、二本のガイドロッド32a,32bが水平に取付けられている。
【0017】
前記密着防止部材ゲット用のシリンダー31のロッド31aの先端と、二本のガイドロッド32a,32bの先端には、複数個(この実施形態では4個設けてあるが、特に数は限定されるものではない)のバキュームパッド33を設けたプレート33aが取付けられ、このバキュームパッド33は、図示しない真空吸着手段に接続され、密着防止部材Sの側面を吸着,または開放するように構成されている。
【0018】
また、密着防止部材保持手段21及び受渡し機構22と180度の対称位置に設けられたエイペックス付きビード保持手段23及び受渡し機構24は、図6及び図10,図11に示すように、旋回軸26の上端に設けた水平な支持ブラケット22aを介して受渡し機構24を構成するビード受渡し用のシリンダー34が水平に設置され、このビード受渡し用のシリンダー34のロッド34aの先端には、支持部材35を介して複数のビードチャック爪36を備えたビード保持プレート37が垂直に設けられ、また支持部材35には、複数のビードチャック爪36を開閉するロータリシリンダー38が設けられている。
【0019】
また、前記支持部材35上には、支持プレート39を介してエイペックス付きビード保持手段23を構成するビード受渡し用のシリンダー40が水平に設置され、このビード受渡し用のシリンダー40のロッド41の先端には、支持ブラケット42を介してビードゲット用のシリンダー46が水平に設置されている。
【0020】
このビードゲット用のシリンダー46のロッドの先端には、複数のビードゲット用磁石45を設けたビード保持プレート45aが垂直に設けられ、また前記支持ブラケット42の上部には、ビードゲット用磁石45からエイペックス付きビードWを分離または剥離させるシリンダー43が水平向きに取付けられている。
【0021】
前記複数のビードチャック爪36の基端部は、旋回プレート47に形成された円弧状のガイド溝47aに嵌合し、前記ロータリシリンダー38を回転駆動すると、旋回プレート47を介して円弧状のガイド溝47aに嵌合している複数のビードチャック爪36がビード保持プレート37に対して放射方向に拡縮作動し、エイペックス付きビードWの内径部分を保持してセンターリングするように構成されている。
【0022】
前記ビードロックドラム51a,51bを180度対称位置に設けたビードロックスタンド装置50は、図1及び図6に示すように、スチール補強材Qを貼付けるブラダードラム6に向かって敷設されたガイドレール機構9上に駆動手段9a(例えば、モータ,カップリング,ボールスクリュー等)を介して往復移動可能にベースブロック52が載置され、このベースブロック52上に、図示しない駆動モータ(例えば、ロータリーシリンダー)を介して旋回軸54が立設され、この旋回軸54の上部には、ドラム軸55a,55bにビードロックドラム51a,51bが180度対称位置に設けられている。
【0023】
前記ビードロックドラム51a,51bの側面には、エイペックス付きビードWまたは完成ビードWxの内径部を保持するビード保持爪56が所定の間隔を隔てて設けられている。
次に、前記完成ビード取出し装置60は、図1及び図12〜図14は、ベースフレーム61上に、軸受部材62を介して二重パイプ構造の旋回軸63が旋回可能に立設され、この旋回軸63の上部には、支持ブラケット64を介して完成ビードWx,密着防止部材Sを載置する水平な取出しアーム65a,65bが180度対称位置に設けられている。
【0024】
前記旋回軸63の基端部には、歯車機構等の動力伝達手段66を介して180度反転駆動手段67(例えば、ロータリーシリンダー)に連結され、旋回軸63は、180度の対称位置で停止しながら反転駆動するように構成されている。
【0025】
前記180度対称位置に設けられた取出しアーム65a,65bは、完成ビードWxと密着防止部材Sとをピッチ送りする二本一対の送り用チェーン68が掛け回され、この送り用チェーン68は、図示しない送り用ステッピングモータを介して回転駆動されるように構成されている。なお、送り用チェーン68は駆動しないでフリーで回転するようにしても良い。
【0026】
また、取出しアーム65a,65bの先端には、完成ビードWxのストッパーシリンダー69a,69bが取付けられ、このストッパーシリンダー69a,69bの先端には、前記二本一対の送り用チェーン68の上面から出没するストッパー部材70が取付けられている。
【0027】
前記旋回軸63の上端には、軸受71を介して完成ビードWxと密着防止部材Sとの取出しブロック72に取付けられ、この取出しブロック72の上下面には、二本のガイドロッド73が垂直方向に平行に配設され、またこの二本のガイドロッド73には、ガイド部材74を介して昇降シリンダー75により昇降するシリンダー支持部材76が水平に取付けられている。
【0028】
前記シリンダー支持部材76の先端には、支持プレート77を介してビードゲット用シリンダー78と、密着防止部材ゲット用シリンダー79とが水平方向で、かつ上下に併設され、ビードゲット用シリンダー78のロッド78aの先端のプレート83aを介して前記密着防止部材ゲット用シリンダー79が取付けられ、また、密着防止部材ゲット用シリンダー79のロッド79aの先端には、完成ビードWxを吸着保持する磁石80と密着防止部材Sを吸着保持する吸着パッド82を取付けたプレート83が垂直に取付けられている。
【0029】
次に、エイペックス付きビードW,密着防止部材S及び完成ビードWxの自動ハンドリング方法について説明する。
まず、供給スタンド10の180度対称位置に設けた積載アーム11a,11bに、予め別の成形工程で成形された複数のエイペックス付きビードWと密着防止部材Sとを交互に積載する。
【0030】
そして、エイペックス付きビードWにスチール補強材貼付け成形機1においてスチール補強材Qを貼付けて成形する場合には、前記供給スタンド10の180度対称位置に設けた積載アーム11a,11bに積載されているエイペックス付きビードWと密着防止部材Sとを、図6に示すように、ビード供給装置20の密着防止部材保持手段21と、これと180度対称位置に設けられたエイペックス付きビード保持手段23とでそれぞれ吸着保持し、エイペックス付きビードWは、ビード供給装置20のセンターリング機構によってセンターリングされた後、受渡し機構24によってビードロックスタンド装置50の180度対称位置に設けたビードロックドラム51aまたは51bに受け渡す。
【0031】
ビードロックスタンド装置50のビードロックドラム51aまたは51bに保持されたエイペックス付きビードWは、スチール補強材Qを貼付けるブラダードラム6に向かって敷設されたガイドレール機構9上に沿って往復移動するビードロックスタンド装置50と共に、スチール補強材貼付け成形機1の成形位置まで搬送され、この成形位置でエイペックス付きビードWの側面に、予め定尺切断されたスチール補強材Qを、ブラダードラム6等によって貼付けられる。
【0032】
一方、前記ビード供給装置20の密着防止部材保持手段21で吸着保持されている密着防止部材Sは、ビードロックスタンド装置50がスチール補強材貼付け成形機1側に移動している間に、プレート83がビード供給装置20側に移動して、プレート83の先端に設けた吸着パッド82で密着防止部材Sを吸着保持し、元の位置まで後退すると共に、取出しアーム65aまたは65bの送り用チェーン68上に移載させる。
【0033】
そして、前記スチール補強材Qが貼付けられたビードロックドラム51aまたは51bに保持されている完成ビードWxは、ビードロックスタンド装置50が再びビード供給装置20の受渡し位置まで移動して停止した後、プレート83に設けられた磁石80により吸着保持されて、取出しアーム65aまたは65bの送り用チェーン68上に移載されるものである。
【0034】
以上のような操作を繰返し行うことにより、完成ビードWxと密着防止部材Sとは、取出しアーム65aまたは65bの送り用チェーン68上に交互に移載されることになり、また密着防止部材Sは、密着防止部材Sの供給工程から取出し工程まで一度も取り外されることなく自動的に移載搬送されるものである。
従って、従来のように、密着防止部材の取出し,供給を人手によることなく自動的に行うことが出来、しかも同一の密着防止部材を使用することが出来、この結果、スチール補強材貼付けるビードの作業性及び生産性を著しく向上させることが出来るものである。
【0035】
【発明の効果】
この発明は、上記のようにエイペックス付きビードの側面にスチール補強材を貼付けて成形するスチール補強材貼付け成形機の側部に、エイペックス付きビードと密着防止部材とを積載する旋回可能な積載アームを180度対称位置に設けた供給スタンドと、前記供給スタンドの積載アームからエイペックス付きビードと、密着防止部材とをそれぞれ取出し、前記エイペックス付きビードをセンターリングして次工程へ受け渡す受渡し機構、及び密着防止部材を次工程の完成ビード取出し装置に受け渡す受渡し機構をそれぞれ180度対称位置に旋回可能に設けたビード供給装置と、前記スチール補強材貼付け成形機側で、ブラダードラムの回転軸線に対して直交する方向に往復移動可能で、且つ180度旋回可能なビードロックドラムを180度対称位置に設けたビードロックスタンド装置と、前記ビードロックスタンド装置のビードロックドラムからスチール補強材を貼付けた完成ビードと、前記ビード供給装置からの密着防止部材とを交互に受け取って積載させる旋回可能な取出しアームを180度対称位置に設けた完成ビード取出し装置とを直列に配置したので、エイペックス付きビードのビード組立品の搬送工程で使用する密着防止部材と、ビード完成品で使用する密着防止部材とを同一のものを使用し、しかも密着防止部材のハンドリングを自動的に行うことによりスチール補強材貼付けるビードの作業性及び生産性を著しく向上させることが出来、またビード組立品の供給やスチール補強材貼付け成形機におけるセンターリング作業等も全て自動的に行うことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したタイヤビード複合成形機全体の概略平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】エイペックス付きビードと密着防止部材との供給スタンドの正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の側面図である。
【図6】ビード供給装置とビードロックスタンド装置との正面図である。
【図7】図6のAーA矢視拡大側面図である。
【図8】図6のCーC矢視拡大平面図である。
【図9】図6のBーB矢視拡大平面図である。
【図10】図6のDーD矢視拡大側面図である。
【図11】図6のEーE矢視拡大平面図である。
【図12】完成ビード取出し装置の正面図である。
【図13】図12のFーF矢視拡大平面図である。
【図14】図12のGーG矢視側面図である。
【符号の説明】
1 スチール補強材貼付け成形機 3 スチール補強材の供給装置
4 供給コンベヤ 5 切断装置
6 ブラダードラム 9 ガイドレール機構
10 供給スタンド 11a,11b 積載アーム
20 ビード供給装置 21 密着防止部材保持手段
22 密着防止部材の受渡し機構
23 エイペックス付きビード保持手段 24 ビードの受渡し機構
50 ビードロックスタンド装置
51a,51b ビードロックドラム 60 完成ビード取出し装置
Q スチール補強材 W エイペックス付きビード
Wx 完成ビード
Claims (2)
- エイペックス付きビードの側面にスチール補強材を貼付けて成形するスチール補強材貼付け成形機の側部に、エイペックス付きビードと密着防止部材とを積載する旋回可能な積載アームを180度対称位置に設けた供給スタンドと、前記供給スタンドの積載アームからエイペックス付きビードと、密着防止部材とをそれぞれ取出し、前記エイペックス付きビードをセンターリングして次工程へ受け渡す受渡し機構、及び密着防止部材を次工程の完成ビード取出し装置に受け渡す受渡し機構をそれぞれ180度対称位置に旋回可能に設けたビード供給装置と、前記スチール補強材貼付け成形機側で、ブラダードラムの回転軸線に対して直交する方向に往復移動可能で、且つ180度旋回可能なビードロックドラムを180度対称位置に設けたビードロックスタンド装置と、前記ビードロックスタンド装置のビードロックドラムからスチール補強材を貼付けた完成ビードと、前記ビード供給装置からの密着防止部材とを交互に受け取って積載させる旋回可能な取出しアームを180度対称位置に設けた完成ビード取出し装置とを直列に配置したことを特徴とするタイヤビード複合成形機における自動ハンドリング装置。
- 前記ビード供給装置は、180度反転駆動手段を介して旋回軸を立設し、この旋回軸の上端に、密着防止部材保持手段及び密着防止部材受渡し機構と、エイペックス付きビード保持手段,ビード受渡し機構及びビードセンターリング機構とを180度対称位置に設けた請求項1に記載のタイヤビード複合成形機における自動ハンドリング装置。
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