JPH1110748A - タイヤビード複合成形機における自動ハンドリング装置 - Google Patents

タイヤビード複合成形機における自動ハンドリング装置

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JPH1110748A
JPH1110748A JP9162751A JP16275197A JPH1110748A JP H1110748 A JPH1110748 A JP H1110748A JP 9162751 A JP9162751 A JP 9162751A JP 16275197 A JP16275197 A JP 16275197A JP H1110748 A JPH1110748 A JP H1110748A
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達也 伊藤
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久慈 福澤
Yuichi Okazaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エイペックス付きビードのビード組立品の搬
送工程で使用する密着防止部材と、ビード完成品で使用
する密着防止部材とを同一のものを使用し、しかも密着
防止部材のハンドリングを自動的に行うことによりスチ
ール補強材貼付けるビードの作業性及び生産性を著しく
向上させることが出来る。 【解決手段】 自動ハンドリング装置は、スチール補強
材貼付け成形機1の側部に、積載アーム11a,11b
を180度対称位置に設けた供給スタンド10と、密着
防止部材保持手段21,受渡し機構22、及びエイペッ
クス付きビード保持手段23,受渡し機構24をそれぞ
れ180度対称位置に旋回可能に設けたビード供給装置
20と、ビードロックドラム51a,51bを180度
対称位置に設けたビードロックスタンド装置50と、完
成ビードWxと、密着防止部材Sとを交互に受け取って
積載させる旋回可能な取出しアームを180度対称位置
に設けた完成ビード取出し装置60とが直列(直線的)
に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エイペックス付
きビードのビード組立品の側面に、スチール補強材を貼
付けて成形するスチール補強材貼付け成形機において、
エイペックス付きビードと密着防止部材(一般にセパレ
ータと呼称されている)との搬送工程で、同一の密着防
止部材を使用しながら自動的に受渡し、ビードの成形作
業と密着防止部材との供給作業とを効率良く行うことが
出来るようにしたタイヤビード複合成形機における自動
ハンドリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エイペックス付きビードのビード
組立品の側面に、スチール補強材を貼付けて成形するス
チール補強材貼付け成形機の成形工程では、エイペック
ス付きビードのビード組立品(ビードリング)を別工程
で予め製作しておき、このビード組立品が相互に密着し
ないように陣笠状に形成した樹脂製の密着防止部材を介
在させて専用台車等に積載する。
【0003】そしてスチール補強材貼付け成形機まで搬
送して再びビード組立品と密着防止部材とを分離させ、
ビード組立品をスチール補強材貼付け成形機の成形ドラ
ムに取付けてスチール補強材を貼付けてビード完成品を
成形した後、再びビード完成品に密着防止部材を介在さ
せて専用台車に積載していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うなスチール補強材貼付け成形工程では、未加硫のエイ
ペックス付きビード間に介在させる密着防止部材及びビ
ード完成品の間に介在させる密着防止部材の取扱に多く
の労力と時間を要し、作業性及び生産性の向上を図るこ
とが出来ないと言う問題があった。
【0005】また、ビード組立品をスチール補強材貼付
け成形機の成形ドラムに取付ける場合にも、センターリ
ング等に多くの労力と時間を要すると言う問題があっ
た。この発明は、かかる従来の課題に着目して案出され
たもので、エイペックス付きビードのビード組立品の搬
送工程で使用する密着防止部材と、ビード完成品で使用
する密着防止部材とを同一のものを使用し、しかも密着
防止部材のハンドリングを自動的に行うことによりスチ
ール補強材貼付けるビードの作業性及び生産性を著しく
向上させることが出来、またビード組立品の供給やスチ
ール補強材貼付け成形機におけるセンターリング作業等
も全て自動的に行うことが出来るタイヤビード複合成形
機における自動ハンドリング装置を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、エイペックス付きビードの側面にスチール
補強材を貼付けて成形するスチール補強材貼付け成形機
の側部に、エイペックス付きビードと密着防止部材とを
積載する旋回可能な積載アームを180度対称位置に設
けた供給スタンドと、前記供給スタンドの積載アームか
らエイペックス付きビードと、密着防止部材とをそれぞ
れ取出し、前記エイペックス付きビードをセンターリン
グして次工程へ受け渡す受渡し機構、及び密着防止部材
を次工程の完成ビード取出し装置に受け渡す受渡し機構
をそれぞれ180度対称位置に旋回可能に設けたビード
供給装置と、前記スチール補強材貼付け成形機側の直交
する方向に往復移動可能で、且つ180度旋回可能なビ
ードロックドラムを180度対称位置に設けたビードロ
ックスタンド装置と、前記ビードロックスタンド装置の
ビードロックドラムからスチール補強材を貼付けた完成
ビードと、前記ビード供給装置からの密着防止部材とを
交互に受け取って積載させる旋回可能な取出しアームを
180度対称位置に設けた完成ビード取出し装置とを、
直列に配置したことを要旨とするものである。
【0007】前記ビード供給装置は、180度反転駆動
手段を介して旋回軸を立設し、この旋回軸の上端に、密
着防止部材保持手段及び密着防止部材受渡し機構と、エ
イペックス付きビード保持手段,ビード受渡し機構及び
ビードセンターリング機構とを180度対称位置に設け
るものである。
【0008】この発明は上記のように構成され、スチー
ル補強材貼付け成形機の側部に、エイペックス付きビー
ドと密着防止部材との供給スタンドと、ビード供給装置
と、ビードロックスタンド装置と、完成ビード取出し装
置とを直列に配置し、エイペックス付きビードの組立品
の取出し,供給と、ビード完成品の取出し,並列と、密
着防止部材の取出し,受渡しとを180度旋回させるこ
とにより同時に行うことが出来るようにすることで、従
来のように、密着防止部材の取出し,供給を人手による
ことなく自動的に行うことが出来、しかも同一の密着防
止部材を使用することが出来、この結果、スチール補強
材貼付けるビードの作業性及び生産性を著しく向上させ
ることが出来るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。図1は、この発明を実施した
自動ハンドリング装置の概略平面図、図2は図1の正面
図を示している。前記自動ハンドリング装置は、エイペ
ックス付きビードの側面にスチール補強材Qを貼付けて
成形するスチール補強材貼付け成形機1の側部に、エイ
ペックス付きビードWと密着防止部材Sとを積載する旋
回可能な積載アーム11a,11bを180度対称位置
に設けた供給スタンド10と、前記供給スタンド10の
積載アーム11a,11bからエイペックス付きビード
Wと、密着防止部材Sとをそれぞれ取出し、前記密着防
止部材Sを保持する密着防止部材保持手段21,密着防
止部材Sを次工程の完成ビード取出し装置60に受け渡
す受渡し機構22、及びエイペックス付きビードWを保
持するエイペックス付きビード保持手段23,センター
リングして次工程へ受け渡す受渡し機構24をそれぞれ
180度対称位置に旋回可能に設けたビード供給装置2
0と、前記スチール補強材貼付け成形機1側の直交する
方向に往復移動可能で、且つ180度旋回可能なビード
ロックドラム51a,51bを180度対称位置に設け
たビードロックスタンド装置50と、前記ビードロック
スタンド装置50のビードロックドラム51a,51b
からスチール補強材Qを貼付けた完成ビードWxと、前
記ビード供給装置20からの密着防止部材Sとを交互に
受け取って積載させる旋回可能な取出しアームを180
度対称位置に設けた完成ビード取出し装置60とが直列
(直線的)に配置されている。
【0010】前記スチール補強材貼付け成形機1は、例
えば、本願出願人が出願した特願平4−253212
(発明の名称:タイヤビード複合構造体の成形方法及び
その装置)で使用しているものと同一のものを使用する
もので、例えば、図1及び図2に示すように、スチール
補強材Qを巻取ったリール2を掛け回してあるスチール
補強材Qの供給装置3と、スチール補強材Qの供給コン
ベヤ4と、供給コンベヤ4上でスチール補強材Qを定尺
切断する切断装置5と、切断装置5により定尺切断され
たスチール補強材Qを貼付けるブラダードラム6と、ブ
ラダードラム6上のスチール補強材Qを、前記ビードロ
ックドラム51a,51bに保持されているエイペック
ス付きビードWの側面にシリンダー7を介して圧着させ
るプッシャーリング8とで構成される。
【0011】また、前記スチール補強材Qを貼付けるブ
ラダードラム6と、ビードロックスタンド装置50との
間には、ビードロックスタンド装置50を往復移動させ
るガイドレール機構9が設置されている。前記エイペッ
クス付きビードWと密着防止部材Sとを積載する旋回可
能な積載アーム11a,11bを180度対称位置に設
けた供給スタンド10は、図3〜図5に示すように、ベ
ース部材12上に回転自在な旋回軸13が垂直に立設さ
れ、この旋回軸13の上端には、ブラケット14を介し
て前記積載アーム11a,11bが180度対称位置に
張出して設けられ、旋回軸13は、旋回駆動モータ15
及び伝達機構16を介して旋回駆動するように構成され
ている。
【0012】この積載アーム11a,11bの長手方向
には、複数本のエイペックス付きビードWと密着防止部
材Sとを積載し、かつ取出し側にエイペックス付きビー
ドWと密着防止部材Sとをピッチ送りする二本一対の送
り用チェーン17が掛け回され、この送り用チェーン1
7は、送り用モータ18(例えば、送り用ステッピング
モータ)を介して回転駆動されるように構成されてい
る。
【0013】なお、積載アーム11a,11bの取出し
側先端には、ビード保持用の磁石19a,磁石ON,O
FFシリンダー19b及び先頭ビード検出センサー19
cがそれそれ取付けられている。また前記密着防止部材
Sを保持する密着防止部材保持手段21,密着防止部材
Sを次工程の完成ビード取出し装置60に受け渡す受渡
し機構22、及びエイペックス付きビードWを保持する
エイペックス付きビード保持手段23,センターリング
して次工程へ受け渡す受渡し機構24をそれぞれ180
度対称位置に旋回可能に設けたビード供給装置20と、
ビードロックドラム51a,51bを180度対称位置
に設けたビードロックスタンド装置50は、図6〜図1
1に示すように構成されている。
【0014】即ち、前記ビード供給装置20は、図示し
ない180度反転駆動モータを介して旋回軸26を立設
し、この旋回軸26の上端の一方には、密着防止部材S
を保持する密着防止部材保持手段21,密着防止部材S
を次工程の完成ビード取出し装置60に受け渡す受渡し
機構22が設けられ、またこれと180度対称位置に
は、エイペックス付きビードWを保持するエイペックス
付きビード保持手段23,センターリングして次工程へ
受け渡す受渡し機構24が設けられている。
【0015】前記旋回軸26の180度反転駆動モータ
は、ベースプレート27上に軸受部材28を介して旋回
軸26の基端部26aが回転自在に支持され、この旋回
軸26の基端部26aの外周に、図示しないスプロケッ
ト,チェーン等の動力伝達手段を介して180度反転駆
動モータに連結され、旋回軸26は、180度の対称位
置で停止しながら反転駆動するように構成されている。
【0016】前記密着防止部材Sを保持する密着防止部
材保持手段21,密着防止部材Sを次工程の完成ビード
取出し装置60に受け渡す受渡し機構22は、図6〜図
9に示すように、旋回軸26の上端に設けた水平な支持
ブラケット22bを介して受渡し機構22を構成する密
着防止部材受渡し用のシリンダー29が水平に設置さ
れ、この密着防止部材受渡し用のシリンダー29のロッ
ド29aの先端とガイドロッド29b,29cとの先端
とに垂直な支持プレート30を設け、この支持プレート
30に、密着防止部材保持手段21を構成する密着防止
部材ゲット用のシリンダー31と、二本のガイドロッド
32a,32bが水平に取付けられている。
【0017】前記密着防止部材ゲット用のシリンダー3
1のロッド31aの先端と、二本のガイドロッド32
a,32bの先端には、複数個(この実施形態では4個
設けてあるが、特に数は限定されるものではない)のバ
キュームパッド33を設けたプレート33aが取付けら
れ、このバキュームパッド33は、図示しない真空吸着
手段に接続され、密着防止部材Sの側面を吸着,または
開放するように構成されている。
【0018】また、密着防止部材保持手段21及び受渡
し機構22と180度の対称位置に設けられたエイペッ
クス付きビード保持手段23及び受渡し機構24は、図
6及び図10,図11に示すように、旋回軸26の上端
に設けた水平な支持ブラケット22aを介して受渡し機
構24を構成するビード受渡し用のシリンダー34が水
平に設置され、このビード受渡し用のシリンダー34の
ロッド34aの先端には、支持部材35を介して複数の
ビードチャック爪36を備えたビード保持プレート37
が垂直に設けられ、また支持部材35には、複数のビー
ドチャック爪36を開閉するロータリシリンダー38が
設けられている。
【0019】また、前記支持部材35上には、支持プレ
ート39を介してエイペックス付きビード保持手段23
を構成するビード受渡し用のシリンダー40が水平に設
置され、このビード受渡し用のシリンダー40のロッド
41の先端には、支持ブラケット42を介してビードゲ
ット用のシリンダー46が水平に設置されている。
【0020】このビードゲット用のシリンダー46のロ
ッドの先端には、複数のビードゲット用磁石45を設け
たビード保持プレート45aが垂直に設けられ、また前
記支持ブラケット42の上部には、ビードゲット用磁石
45からエイペックス付きビードWを分離または剥離さ
せるシリンダー43が水平向きに取付けられている。
【0021】前記複数のビードチャック爪36の基端部
は、旋回プレート47に形成された円弧状のガイド溝4
7aに嵌合し、前記ロータリシリンダー38を回転駆動
すると、旋回プレート47を介して円弧状のガイド溝4
7aに嵌合している複数のビードチャック爪36がビー
ド保持プレート37に対して放射方向に拡縮作動し、エ
イペックス付きビードWの内径部分を保持してセンター
リングするように構成されている。
【0022】前記ビードロックドラム51a,51bを
180度対称位置に設けたビードロックスタンド装置5
0は、図1及び図6に示すように、スチール補強材Qを
貼付けるブラダードラム6に向かって敷設されたガイド
レール機構9上に駆動手段9a(例えば、モータ,カッ
プリング,ボールスクリュー等)を介して往復移動可能
にベースブロック52が載置され、このベースブロック
52上に、図示しない駆動モータ(例えば、ロータリー
シリンダー)を介して旋回軸54が立設され、この旋回
軸54の上部には、ドラム軸55a,55bにビードロ
ックドラム51a,51bが180度対称位置に設けら
れている。
【0023】前記ビードロックドラム51a,51bの
側面には、エイペックス付きビードWまたは完成ビード
Wxの内径部を保持するビード保持爪56が所定の間隔
を隔てて設けられている。次に、前記完成ビード取出し
装置60は、図1及び図12〜図14は、ベースフレー
ム61上に、軸受部材62を介して二重パイプ構造の旋
回軸63が旋回可能に立設され、この旋回軸63の上部
には、支持ブラケット64を介して完成ビードWx,密
着防止部材Sを載置する水平な取出しアーム65a,6
5bが180度対称位置に設けられている。
【0024】前記旋回軸63の基端部には、歯車機構等
の動力伝達手段66を介して180度反転駆動手段67
(例えば、ロータリーシリンダー)に連結され、旋回軸
63は、180度の対称位置で停止しながら反転駆動す
るように構成されている。
【0025】前記180度対称位置に設けられた取出し
アーム65a,65bは、完成ビードWxと密着防止部
材Sとをピッチ送りする二本一対の送り用チェーン68
が掛け回され、この送り用チェーン68は、図示しない
送り用ステッピングモータを介して回転駆動されるよう
に構成されている。なお、送り用チェーン68は駆動し
ないでフリーで回転するようにしても良い。
【0026】また、取出しアーム65a,65bの先端
には、完成ビードWxのストッパーシリンダー69a,
69bが取付けられ、このストッパーシリンダー69
a,69bの先端には、前記二本一対の送り用チェーン
68の上面から出没するストッパー部材70が取付けら
れている。
【0027】前記旋回軸63の上端には、軸受71を介
して完成ビードWxと密着防止部材Sとの取出しブロッ
ク72に取付けられ、この取出しブロック72の上下面
には、二本のガイドロッド73が垂直方向に平行に配設
され、またこの二本のガイドロッド73には、ガイド部
材74を介して昇降シリンダー75により昇降するシリ
ンダー支持部材76が水平に取付けられている。
【0028】前記シリンダー支持部材76の先端には、
支持プレート77を介してビードゲット用シリンダー7
8と、密着防止部材ゲット用シリンダー79とが水平方
向で、かつ上下に併設され、ビードゲット用シリンダー
78のロッド78aの先端のプレート83aを介して前
記密着防止部材ゲット用シリンダー79が取付けられ、
また、密着防止部材ゲット用シリンダー79のロッド7
9aの先端には、完成ビードWxを吸着保持する磁石8
0と密着防止部材Sを吸着保持する吸着パッド82を取
付けたプレート83が垂直に取付けられている。
【0029】次に、エイペックス付きビードW,密着防
止部材S及び完成ビードWxの自動ハンドリング方法に
ついて説明する。まず、供給スタンド10の180度対
称位置に設けた積載アーム11a,11bに、予め別の
成形工程で成形された複数のエイペックス付きビードW
と密着防止部材Sとを交互に積載する。
【0030】そして、エイペックス付きビードWにスチ
ール補強材貼付け成形機1においてスチール補強材Qを
貼付けて成形する場合には、前記供給スタンド10の1
80度対称位置に設けた積載アーム11a,11bに積
載されているエイペックス付きビードWと密着防止部材
Sとを、図6に示すように、ビード供給装置20の密着
防止部材保持手段21と、これと180度対称位置に設
けられたエイペックス付きビード保持手段23とでそれ
ぞれ吸着保持し、エイペックス付きビードWは、ビード
供給装置20のセンターリング機構によってセンターリ
ングされた後、受渡し機構24によってビードロックス
タンド装置50の180度対称位置に設けたビードロッ
クドラム51aまたは51bに受け渡す。
【0031】ビードロックスタンド装置50のビードロ
ックドラム51aまたは51bに保持されたエイペック
ス付きビードWは、スチール補強材Qを貼付けるブラダ
ードラム6に向かって敷設されたガイドレール機構9上
に沿って往復移動するビードロックスタンド装置50と
共に、スチール補強材貼付け成形機1の成形位置まで搬
送され、この成形位置でエイペックス付きビードWの側
面に、予め定尺切断されたスチール補強材Qを、ブラダ
ードラム6等によって貼付けられる。
【0032】一方、前記ビード供給装置20の密着防止
部材保持手段21で吸着保持されている密着防止部材S
は、ビードロックスタンド装置50がスチール補強材貼
付け成形機1側に移動している間に、プレート83がビ
ード供給装置20側に移動して、プレート83の先端に
設けた吸着パッド82で密着防止部材Sを吸着保持し、
元の位置まで後退すると共に、取出しアーム65aまた
は65bの送り用チェーン68上に移載させる。
【0033】そして、前記スチール補強材Qが貼付けら
れたビードロックドラム51aまたは51bに保持され
ている完成ビードWxは、ビードロックスタンド装置5
0が再びビード供給装置20の受渡し位置まで移動して
停止した後、プレート83に設けられた磁石80により
吸着保持されて、取出しアーム65aまたは65bの送
り用チェーン68上に移載されるものである。
【0034】以上のような操作を繰返し行うことによ
り、完成ビードWxと密着防止部材Sとは、取出しアー
ム65aまたは65bの送り用チェーン68上に交互に
移載されることになり、また密着防止部材Sは、密着防
止部材Sの供給工程から取出し工程まで一度も取り外さ
れることなく自動的に移載搬送されるものである。従っ
て、従来のように、密着防止部材の取出し,供給を人手
によることなく自動的に行うことが出来、しかも同一の
密着防止部材を使用することが出来、この結果、スチー
ル補強材貼付けるビードの作業性及び生産性を著しく向
上させることが出来るものである。
【0035】
【発明の効果】この発明は、上記のようにエイペックス
付きビードの側面にスチール補強材を貼付けて成形する
スチール補強材貼付け成形機の側部に、エイペックス付
きビードと密着防止部材とを積載する旋回可能な積載ア
ームを180度対称位置に設けた供給スタンドと、前記
供給スタンドの積載アームからエイペックス付きビード
と、密着防止部材とをそれぞれ取出し、前記エイペック
ス付きビードをセンターリングして次工程へ受け渡す受
渡し機構、及び密着防止部材を次工程の完成ビード取出
し装置に受け渡す受渡し機構をそれぞれ180度対称位
置に旋回可能に設けたビード供給装置と、前記スチール
補強材貼付け成形機側の直交する方向に往復移動可能
で、且つ180度旋回可能なビードロックドラムを18
0度対称位置に設けたビードロックスタンド装置と、前
記ビードロックスタンド装置のビードロックドラムから
スチール補強材を貼付けた完成ビードと、前記ビード供
給装置からの密着防止部材とを交互に受け取って積載さ
せる旋回可能な取出しアームを180度対称位置に設け
た完成ビード取出し装置とを、直列に配置したので、エ
イペックス付きビードのビード組立品の搬送工程で使用
する密着防止部材と、ビード完成品で使用する密着防止
部材とを同一のものを使用し、しかも密着防止部材のハ
ンドリングを自動的に行うことによりスチール補強材貼
付けるビードの作業性及び生産性を著しく向上させるこ
とが出来、またビード組立品の供給やスチール補強材貼
付け成形機におけるセンターリング作業等も全て自動的
に行うことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したタイヤビード複合成形機全
体の概略平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】エイペックス付きビードと密着防止部材との供
給スタンドの正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の側面図である。
【図6】ビード供給装置とビードロックスタンド装置と
の正面図である。
【図7】図6のAーA矢視拡大側面図である。
【図8】図6のCーC矢視拡大平面図である。
【図9】図6のBーB矢視拡大平面図である。
【図10】図6のDーD矢視拡大側面図である。
【図11】図6のEーE矢視拡大平面図である。
【図12】完成ビード取出し装置の正面図である。
【図13】図12のFーF矢視拡大平面図である。
【図14】図12のGーG矢視側面図である。
【符号の説明】
1 スチール補強材貼付け成形機 3 スチール補
強材の供給装置 4 供給コンベヤ 5 切断装置 6 ブラダードラム 9 ガイドレー
ル機構 10 供給スタンド 11a,11b 積載アー
ム 20 ビード供給装置 21 密着防止
部材保持手段 22 密着防止部材の受渡し機構 23 エイペックス付きビード保持手段 24 ビー
ドの受渡し機構 50 ビードロックスタンド装置 51a,51b ビードロックドラム 60 完成ビー
ド取出し装置 Q スチール補強材 W エイペック
ス付きビード Wx 完成ビード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エイペックス付きビードの側面にスチー
    ル補強材を貼付けて成形するスチール補強材貼付け成形
    機の側部に、エイペックス付きビードと密着防止部材と
    を積載する旋回可能な積載アームを180度対称位置に
    設けた供給スタンドと、前記供給スタンドの積載アーム
    からエイペックス付きビードと、密着防止部材とをそれ
    ぞれ取出し、前記エイペックス付きビードをセンターリ
    ングして次工程へ受け渡す受渡し機構、及び密着防止部
    材を次工程の完成ビード取出し装置に受け渡す受渡し機
    構をそれぞれ180度対称位置に旋回可能に設けたビー
    ド供給装置と、前記スチール補強材貼付け成形機側の直
    交する方向に往復移動可能で、且つ180度旋回可能な
    ビードロックドラムを180度対称位置に設けたビード
    ロックスタンド装置と、前記ビードロックスタンド装置
    のビードロックドラムからスチール補強材を貼付けた完
    成ビードと、前記ビード供給装置からの密着防止部材と
    を交互に受け取って積載させる旋回可能な取出しアーム
    を180度対称位置に設けた完成ビード取出し装置とを
    直列に配置したことを特徴とするタイヤビード複合成形
    機における自動ハンドリング装置。
  2. 【請求項2】 前記ビード供給装置は、180度反転駆
    動手段を介して旋回軸を立設し、この旋回軸の上端に、
    密着防止部材保持手段及び密着防止部材受渡し機構と、
    エイペックス付きビード保持手段,ビード受渡し機構及
    びビードセンターリング機構とを180度対称位置に設
    けた請求項1に記載のタイヤビード複合成形機における
    自動ハンドリング装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030075376A (ko) * 2002-03-18 2003-09-26 금호산업주식회사 맨비드 적재 자동 분리 이송장치
KR100516022B1 (ko) * 2002-11-20 2005-09-21 한국타이어 주식회사 비드 공급 및 인출장치
JP2016078313A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 横浜ゴム株式会社 ビードセパレータの吊り下げ保持方法および装置

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