WO2000064435A1 - Preparations a base d'oxybutynine destinees a etre absorbees par voie percutanee - Google Patents

Preparations a base d'oxybutynine destinees a etre absorbees par voie percutanee Download PDF

Info

Publication number
WO2000064435A1
WO2000064435A1 PCT/JP2000/002697 JP0002697W WO0064435A1 WO 2000064435 A1 WO2000064435 A1 WO 2000064435A1 JP 0002697 W JP0002697 W JP 0002697W WO 0064435 A1 WO0064435 A1 WO 0064435A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
weight
preparation
oxyptinin
skin
solvent
Prior art date
Application number
PCT/JP2000/002697
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
Jun Mori
Seijiro Yama
Tetsukazu Hamamoto
Sunao Takao
Hitomi Waki
Original Assignee
Lead Chemical Co., Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lead Chemical Co., Ltd filed Critical Lead Chemical Co., Ltd
Priority to AU38430/00A priority Critical patent/AU3843000A/en
Priority to EP00917457A priority patent/EP1174132A4/en
Priority to KR1020017013755A priority patent/KR20020012549A/ko
Priority to CA002370592A priority patent/CA2370592A1/en
Publication of WO2000064435A1 publication Critical patent/WO2000064435A1/ja

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/70Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/70Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
    • A61K9/7023Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms
    • A61K9/703Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms characterised by shape or structure; Details concerning release liner or backing; Refillable patches; User-activated patches
    • A61K9/7038Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer
    • A61K9/7046Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer the adhesive comprising macromolecular compounds
    • A61K9/7053Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer the adhesive comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon to carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl, polyisobutylene, polystyrene
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/21Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates
    • A61K31/215Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids
    • A61K31/216Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids of acids having aromatic rings, e.g. benactizyne, clofibrate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/30Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
    • A61K47/32Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. carbomers, poly(meth)acrylates, or polyvinyl pyrrolidone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/70Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
    • A61K9/7023Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms
    • A61K9/703Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms characterised by shape or structure; Details concerning release liner or backing; Refillable patches; User-activated patches
    • A61K9/7038Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer
    • A61K9/7046Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer the adhesive comprising macromolecular compounds
    • A61K9/7053Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer the adhesive comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon to carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl, polyisobutylene, polystyrene
    • A61K9/7061Polyacrylates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/02Local antiseptics

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Description

明細書 ォキシプチニン含有経皮吸収製剤
技術分野
本発明は尿失禁、 尿意切迫感、 頻尿などの膀胱機能障害の治療薬に適用される 経皮吸収製剤に関するものである。 更に詳しく述べると、 ォキシプチニン 〔化学 名 : 4ージェチノレアミノ一 2—ブチュル (土) 一ひ一シクロへキシノレ一 ct—フエ ニルダリコレート〕 又はその医学的に許容できる塩を含有することを特徴とする 膀胱機能障害治療用経皮吸収製剤に関するものである。 背景技術
近年、 高齢化が進行するに伴い、 老人人口の増加から尿失禁、 頻尿などの膀胱 機能障害対策は医療上最重要課題の一つとなっている。 従って、 尿失禁、 頻尿等 に対する優れた治療薬が望まれているところであり、 既存の経口剤に加えて多数 の治療薬が開発途上にある。
尿失禁、 頻尿治療薬である塩酸ォキシブチンは、 アセチルコリン括抗作用によ る作用機序により治療効果を発揮する優れた薬物として広く知られている。 本薬 物の経口投与製剤は、 一回の投与量は 2〜3 m gであり比較的少量であるが一日 三回の服用を要する。 また、 この薬物は腸管からの吸収も良好であることが知ら れているが、 肝臓での代謝が多いことも報告されている (薬局 4、 (5 )、 4 5 - 5 3 ( 1 9 9 0 ) )。
医薬品の投与経路に関しては、 経口剤は、 注射剤に比べて患者に苦痛を与えな レ、などの利点があるが、 一定時間ごとに服用しなければならないので、 特に高齢 の患者の場合には介添えを要することもあり、 その施薬はかならずしも容易でな い。 また、 経口投与された薬物は、 腸管から吸収され必然的に門脈を経て肝臓に 送られて代謝を受けるいわゆる初回通過効果が生じるので、 生物学的利用率が著 しく低下する場合が多い。 そこで有効血中濃度を保っために、 比較的多量の薬物 を投与する必要となり、 その結果当然副作用の発現率も増大する。 このような観 点から、 投薬方法が比較的容易であり、 長時間にわたって効果が持続でき、 しか も副作用の少ない製剤の開発が望まれていた。
薬物動態の面からみると、 通常の経口投与製剤にみられるような急激に上昇し た後減少する一過性の薬物血中濃度の挙動を示す製剤ではなく、 なだらかに上昇 し長時間にわたって持続的に薬物有効血中濃度が維持できるような製剤が望まし レ、。
一方、 外用剤である貼付型の経皮吸収製剤は以下のような利点をもっている : a ) 投与及び投与の中止が簡便であり、 副作用が生じた時には、 製剤を剥離する だけで薬物の投与を中断することができる、
b ) 長時間にわたる持続的な薬物の有効血中濃度の維持が可能である、
c ) b ) の利点により投与回数の減少が可能であり、 患者のコンプライアンスの 向上、 及び介護者の負担の軽減を図ることができる、
d ) 経口投与における最高血中濃度よりも低い最高血中濃度となるため副作用を 回避することができる、
e ) 肝初回通過効果を回避することができるので、 薬物の生物学的利用率を高め ることができる。
そこで、 本発明者らは経口投与に代わる投与方法として、 上記利点をもつォキ シブチニン含有経皮吸収製剤について、 検討した。
近年、 数名の発明者によりォキシプチニンを含有する外用貼付剤が開示されて いる (特開平 4 - 2 6 6 8 2 1号公報、 特開平 4 - 2 7 3 8 1 8号公報、 特開平 6 - 1 4 5 0 5 2号公報、 特表平 1 0— 5 0 7 1 9 9号公報)。
しかしながら、 これらの発明に係る公報明細書においては、 いずれも製剤中の 薬物安定性、 製剤の皮膚刺激性、 皮膚適用後の有効血中濃度の確保とその持続性 及び薬理学的効果について十分に示されていない。 例えば、 特開平 4一 2 6 6 8 2 1号公報及び特開平 4— 2 7 3 8 1 8号公報では、 有効成分としてォキシプチ ニンを含む経皮吸収製剤を開示するが、 いずれも製剤中のォキシプチニンの安定 性、 製剤の皮膚刺激性及び薬理学的効果について具体的な開示はない。 特開平 6 - 1 4 5 0 5 2号公報では、 原薬としてォキシプチニンのフリー体及びゴム系基 剤を用いた経皮投与製剤を開示し、 その実施例においては該ゴム系基材中の薬物 安定性、 ラット皮膚適用後の血中濃度測定を開示しているが薬理学的効果は示し ていない。 特表平 1 0— 5 0 7 1 9 9号公報では、 原薬としてォキシブチニンの フリ一体を使用し、 それが塩基性薬物であることに着目して皮膚吸収性を十分確 保することを目的として基剤及び皮膚吸収促進剤を考慮した製剤を開示している。 しかし、 この公報においても製剤中の薬物安定性、 皮膚刺激性及び薬理学的効果 については、 開示されていない。
また、 一般に貼付型の経皮吸収製剤は、 ゴム系高分子化合物を主要基剤とし、 それを粘着剤として使用するテープ剤等の製剤と、 含水性の高分子化合物を主要 基剤として用いるパップ剤等の製剤に分けられる。 ゴム系高分子化合物基剤を粘 着剤として使用するテープ剤は皮膚への接着性に優れているが皮膚刺激性が高く、 かぶれや紅斑などの副作用が生じる場合がある。 従って、 慢性的な疾患で薬物の 反復による長期投与が必要な場合は不向きである。 また薬物が塩結合を有する場 合、 溶解剤の選択に限度があり、 製剤化が困難な場合が多い。 これに対し、 含水 系高分子化合物基剤を使用するパップ剤は、 比較的皮膚刺激が低く、 薬物の反復 による長期投与に適している。 しかしながら、 基剤としてァニオン性の水溶性高 分子化合物を用いる場合には、 アルミニウム架橋体などを施すことにより粘着性 と同時に保型性を与えているので、 ォキシプチニンのような塩基性化合物は、 製 剤中で基剤であるァニオン成分とィォン性複合体を形成してしまい、 その結果製 剤からの薬物放出性が低下するという問題がある。
本発明は、 上記従来技術における課題を解決し、 製剤中の薬物安定性、 皮膚へ の低刺激性、 製剤皮膚適用後の十分な有効血中濃度の確保とその持続性の要件を 全て満たし、 更に充分な薬理学的効果を有する優れたォキシプチニン含有経皮吸 収製剤を提供するものである。 発明の開示
本発明の目的は、 製剤中の薬物安定性、 製剤の物性及び皮膚への低刺激性にお いて優れ、 皮膚適用後十分な有効血中濃度とその持続性を有し、 更に充分な薬理 学的効果を有するォキシプチニン含有経皮吸収製剤を提供することである。 本発 明者らは上記の目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、 N—ビュルァセト アミ ドの共重合体を主基剤としたォキシプチニン含有経皮吸収製剤の製造に成功 し本発明を完成するに至った。
即ち、 本発明は、 N—ビュルァセトアミ ドと C O OM基 (式中、 Mは水素原子、 アルカリ金属又はアンモニゥムを示す。)を有する重合性単量体を主成分としてな る N—ビニルァセトアミ ド共重合体を主成分とする基剤中に、 有効成分としてォ キシブチ二ン又はその医学的に許容できる塩類が配合された経皮吸収製剤に関す るものである。
N—ビニルァセトアミ ド共重合体は、 非水系経皮吸収製剤及び含水系経皮吸収 製剤の両方に使用できる水溶性高分子化合物であって、 接着性の良好なゲルであ り、 ゴム系高分子化合物に比べて皮膚接触もソフトであり、 皮膚刺激性も極めて 低いという特徴を有する。 更に、 N—ビュルァセトアミ ドは非イオン性であるこ とから製剤中で、 ォキシプチニンのような塩基性化合物とのイオン間相互作用を 生じさせることはない。従って、製剤からの薬物の放出性には影響を与えない(特 開平 4 一 1 8 2 4 3 7号公報)。
本発明の経皮吸収製剤に配合される N—ビニルァセトアミ ドと共重合されてい る C O OM基を有する重合性単量体としては、 例えばィタコン酸、 マレイン酸、 無水マレイン酸、 クロ トン酸、 (メタ) アクリル酸のような重合性有機酸、 または これらの塩が挙げられるが、 中でも (メタ) アクリル酸、 またはこれらの塩 (例え ば、 ナトリウム塩、 カリウム塩、 アンモニゥム塩) が好ましい。 N—ビニルァセ トアミ ドおよび共重合されている単量体の重量比は 9 9 . 9 : 0 . 1〜6 0 : 4 0の範囲であることが好ましい。 製剤ベースとして用いられる N—ビュルァセト アミ ド共重合体は例えば昭和電工株式会社の P N V A、 特に P N V A G E— 1 6 7である。 N—ビニルァセトアミ ドの共重合体もしくはその架橋体の配合量は 製剤総重量に基づいて 2重量。 /。ないし 5 0重量%、 さらに好適には、 5重量%な いし 2 5重量%の範囲にあることが好ましい。
本発明の製剤において、 有効成分であるォキシブチニンは遊離のものであって もよく、 また塩酸塩、 硫酸塩、 臭化水素塩、 硝酸塩、 リン酸塩などの無機酸付加 塩や酢酸塩、 琥珀酸塩、 フマル酸塩、 リンゴ酸塩、 シユウ酸塩などの有機酸付加 塩であってもよい。 本発明の製剤において、 有効成分であるォキシプチニン又は その医学的に許容できる塩は、 剤型や基剤成分などによっても若干変動するが、 製剤総重量に基づいて 0 . ◦ 1重量%ないし 3 0重量%、 さらに好適には 0 . 1 重量%ないし 1 0重量%、 最も好適には 0 . 5重量%ないし 5重量%の範囲で配 合されていることが好ましい。
本発明の経皮吸収製剤は、 ォキシブチニンおよび N—ビニルァセトアミ ド共重 合体以外の成分として、 他の成分に影響を与えなければ通常の外用製剤に用いら れる各種の基剤、 例えば、 架橋剤、 增粘剤及び Zまたは保湿剤として使用し得る 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類、 粘着剤及びノまたは保型剤として使 用し得る水性高分子化合物、 接着剤及び/または粘着付与剤として使用し得る脂 溶性高分子化合物、 皮膚吸収促進剤、 溶剤、 界面活性剤、 安定化剤、 その他医学 的に許容できる添加物などが特に限定なく使用される。
配合される基剤成分によって、 主基剤である N—ビュルァセトアミ ド共重合体 以外の基剤成分が非水性の成分からなる非水系経皮吸収製剤と、 N—ビニルァセ トアミ ド共重合体以外の基剤成分が水性の基剤成分からなる含水系経皮吸収製剤 に分けることができる。
従って、 本発明の経皮吸収製剤の好ましい一つの態様は、 N—ビュルァセトァ ミ ドと C O OM基(式中、 Mは水素原子、アルカリ金属又はアンモニゥムを示す。) を有する重合性単量体を主成分としてなる N—ビニルァセトアミ ド共重合体、 架 橋剤として二価又は三価の金属イオンを生成する有機あるいは無機化合物、 増粘 剤及び Zまたは保湿剤として二価もしくはそれ以上の多価アルコール類、 安定化 剤、 特に p H調整剤を基剤成分として含有し、 有効成分としてォキシプチニン又 はその医学的に許容できる塩類を含有する非水系経皮吸収製剤基剤である。 成分 としてさらに皮膚吸収促進剤若しくは溶剤、 または皮膚吸収促進剤及び溶剤の両 方を含むものが好ましい。
また、 本発明の経皮吸収製剤の好ましいもう一^ 3の態様は、 N—ビニルァセト アミ ドと C O OM基 (式中、 Mは水素原子、 アルカリ金属又はアンモニゥムを示 す。)を有する重合性単量体を主成分としてなる N—ビニルァセトアミ ド共重合体、 架橋剤として二価又は三価の金属イオンを生成する有機あるいは無機化合物、 増 粘剤及び Zまたは保湿剤として二価もしくはそれ以上の多価アルコール類、 水、 水性高分子化合物、 安定化剤、 特に p H調整剤を基剤成分として含有し、 有効成 分としてォキシプチニン又はその医学的に許容できる塩類を含有する含水系経皮 吸収製剤である。 基剤成分としてさらに皮膚吸収促進剤若しくは水以外の溶剤、 または皮膚吸収促進剤及び水以外溶剤の両方を含むものが好ましい。
以下、 N—ビニルァセトアミ ド共重合体以外の基剤成分について説明する。 本発明における N—ビュルァセトアミ ド共重合体の架橋剤は、 好ましくは二価 又は三価の金属イオンを生成する塩類などの架橋剤である。 製剤へのその配合量 は、 製剤総重量に基づいて 0 . 0 1重量%ないし 2 0重量。/。、 更に好適には 0 . 1重量。 /。ないし 1 0重量%の範囲であるのが好ましい。 二価又は三価の金属ィォ ンを生成する塩類などの架橋剤としては、 水酸化アルミニウム、 水酸化アルミ二 ゥムマグネシウムのような水酸化物、 あるいは塩化アルミニウム、 硫酸アルミ二 ゥム、 ジヒ ドロキシアルミニウムァミノアセテート、 合成ケィ酸アルミニウム、 カオリン、 ステアリン酸アルミニウム、 水酸化マグネシウム、 硫酸マグネシウム のような無機又は有機酸の正塩もしくはそれらの塩基性塩、 アルミニウムミヨウ バンのような複塩、 それにアルミン酸ナトリウムのようなアルミン酸塩、 無機性 アルミニウム錯塩および有機性アルミニウムキレート化合物の他に、 合成ヒ ドロ タルサイ ト、 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、 ケィ酸アルミン酸マグネシゥ ム、 硝酸アルミニウム、 硫酸アルミニウム、 E D T A—アルミニウム、 アルミ二 ゥムアラントィネート、 酢酸アルミニウム、 アルミニウムグリシナ一ル等をあげ ることができるが、 この限りではない。 また、 これらの二価又は三価の金属ィォ ンを生成する塩類を一種又は二種以上用いることができる。 二価又は三価の金属 イオンを生成する塩類は、 水溶性のものであっても水難溶性のものであってもか まわない。 水難溶性のアルミニウム化合物を用いたときには、 ゲル化の反応系中 に速度調整剤を添加することができ、 特に酸を添加することでゲル化の反応が速 くなる。 酸として特に、 水酸基を含む有機酸又はその塩類を添加することによつ て反応は著しく速くなる。 これらの架橋反応の速度調整剤としてクェン酸、乳酸、 酒石酸、 ダルコン酸、 グリコ一ル酸、 リンゴ酸、 フマル酸、 メタスルホン酸、 マ レイン酸、 酢酸、 E D T A— 2ナトリウム、 尿素、 トリェチルァミン、 アンモニ ァ等の金属イオンに対してキレートもしくは配位能をもつ有機酸、 有機酸塩、 有 機塩基などの他に塩酸、 リン酸、 硫酸、 臭化水素酸などの無機酸等が利用できる が、 この限りではない。
增粘剤及び/または保湿剤として使用し得る二価もしくはそれ以上の多価アル コール類としては、 エチレングリコール、 プロピレングリコール、 トリメチレン グリコ一ル、 1 , 3—ブタジオール、 エチレングリコールモノブチノレエーテル、 トリエチレングリ コール、 1, 4一ブタンジオール、 グリセリン、 トリオキシィ ソブタン、 エリ トリ ッ ト、 ペンタエリ トリ ッ ト、 キシリ ッ ト、 アドニッ ト、 ァロ ズルシッ ト、 D—ソノレビトール、 ソルビッ ト液、 マンニトール、 ポリエチレング リコールなどが挙げられるが、 特にポリエチレングリコール、 1 , 3一ブタンジ オール、 プロピレングリコール、 グリセリンなどが好ましく、 これらの多価アル コール類は一種あるいは二種以上を適宜混合し用いることができる。 これらの多 価アルコール類の配合量は製剤総重量に基づいて 1 0ないし 9 0重量。/。、 更に好 適には 2 0ないし 7 0重量。 /。の範囲であるのが好ましい。
これらの多価アルコール類は、 溶剤または皮膚吸収促進剤としても使用できる 、 特に、 エチレングリコール、 プロピレングリコ一ル、 1, 3—ブタンジォー ルは皮膚吸収促進剤としても好適であることが分かった。
他の皮膚吸収促進剤としては、通常の経皮吸収製剤に使用されるものであれば、 特に限定されないが、 例えばエタノール、 ラウリルアルコール、 ミ リスチルアル コール、 セチルアルコール、 ォレイルアルコールなどの脂肪族アルコール類、 ラ ゥリン酸、 ミ リスチン酸、 パルミチン酸、 ォレイン酸、 ステアリン酸、 乳酸ェチ ル、 乳酸セチル、 ミ リスチン酸イソプロピル、 パルミチン酸イソプロピル、 ォレ イン酸ォレイル、 アジピン酸ジイソプロピル、 セバシン酸ジイソプロピル、 モノ カプリン酸グリセリン、 モノィソオクタン酸エチレンダリコールなどの脂肪酸類 または脂肪酸エステル類、 アーモンド油、 ォリーブ油、 ツバキ油、 パーシック油、 ハツ力油、 ダイズ油、 ゴマ油、 ミンク油、 綿実油、 ヤシ油、 ヒマシ油、 ユーカリ 油などの動植物油類、 1 一メントール、 1—メントン、 リモン、 ピネン、 テルビ ネン、 テルピノール、 カルべオール、 d 1 —カンフルなどのテルペン化合物類、 N—メチルピロ リ ドン、 特に N—メチル一 2—ピロリ ドンなどのピロリ ドン誘導 体、 尿素類、 クロタミ トン、 ベンジルアルコール、 シクロデキス トリン、 チォグ . リコール酸カルシウム、 力プリン酸ナトリウム、 精油、 その他の炭化水素、 炭酸 プロピレン、 エイゾン (化学名 : 1—ドデシルァザシクロヘプタン一 2—オン)、 その他の有機酸、 有機酸エステル類、 などが挙げられる。 これらは一種または二 種以上組合せて使用しても良く、その製剤への配合量は製剤総重量に基づいて 0 . 5重量%ないし 2 0重量%、 更に好適には 1ないし 1 5重量%の範囲であるのが 好ましい。 また、 上述の脂肪族アルコール、 脂肪酸及びそのエステル、 動植物油 などは溶剤として使用することもできる。 非水系の経皮吸収製剤において好まし い皮膚吸収促進剤はプロピレングリコール、 クロタミ トン、 N—メチルー 2—ピ 口リ ドン、 1 ーメントール、 乳酸エステル類および脂肪酸エステル類ならびにそ れらの組合せであり、 含水系の経皮吸収製剤において好ましい皮膚吸収促進剤は 乳酸セチル、 ォレイノレアノレコール、 クロタミ トン、 イソプロパノ一ノレ、 N—メチ ル一 2—ピロリ ドンおよび E D T Aならびにそれらの組合せであり、 特に好まし いものは乳酸セチル及びォレイルアルコールである。
本発明の経皮吸収製剤の好ましい溶剤として、 例えば水、 メタノール、 ェタノ ール、 n—プロパノール、 イソプロパノール、 アセトンおよびそれらの組合せが 挙げられるが、 それらは製剤の製造に影響を与えない範囲内で適宜の量比に基づ いて添加することができる。 特に、 水を溶剤として使用することにより得られる 含水系製剤の場合には水の配合量は、 製剤総重量に基づいて 5重量%ないし 9 0 重量%、更に好適には 1 0重量。 /。ないし 7 0重量%の範囲であることが好ましい。 粘着剤及び 7または保型剤として使用し得る水性高分子化合物としては、 例え ば、 アラビアガム、 トラガントガム、 ローカス トビーンガム、 グァーガム、 ェコ 一ガム、 カラャガム、 寒天、 デンプン、 カラギーナン、 アルギン酸、 アルギン酸 塩 (例えばアルギン酸ナトリゥム)、 アルギン酸プロピレンダリコール、 デキスト ラン、 デキス トリン、 アミロース、 ゼラチン、 コラーゲン、 プルラン、 ぺクチン、 アミロぺクチン、 スターチ、 アミロぺクチンへミグリコール酸ナトリ ウム、 キチ ン、 アルブミン、 カゼイン、 結晶セルロースなどの天然の高分子化合物、 ポリグ ノレタミン酸、 ポリ アスパラギン酸、 メチノレセルロース、 ェチノレセノレロース、 プロ ピノレセルロース、 ェチルメチノレセルロース、 ヒ ドロキシメチルセノレロース、 ヒ ド 口キシェチノレセノレロース、 ヒ ドロキシプロピノレメチルセノレ口一ス、 ヒ ドロキシプ 口ピルスターチ、 カルボキシメチルスターチ、 アルカリ金属カルボキシメチルセ ノレロース、 アルカリ金属セルロース硫酸塩、 セルロースグラフト重合体、 架橋ゼ ラチン、 デンプン一アクリル酸グラフト重合物、 無水フタル酸変性ゼラチン、 コ ハク酸変性ゼラチンなどの半合成高分子化合物、 ポリビニルアルコール、 ポリビ ニルピロリ ドン、 ポリ ビニルメチルエーテル、 ポリアクリル酸、 ポリアクリル酸 塩 (例えばポリアクリル酸ナトリゥム)、 ァクリル酸デンプン、 カルボキシビニル ポリマ一、 ポリ ビニルスルホン酸、 ポリイタコン酸、 ポリ ヒ ドロキシェチルァク リ レート、 ポリアクリルアミ ド、 アクリル酸エステル共重合体及びそのェマルジ ョン、 メチルビュルエーテル Z無水マレイン酸共重合体及びそのェマルジョン、 ビュルピロリ ドン一アクリル酸ェチル共重合体、 ビュルピロリ ドン一スチレン共 重合体、 ビニルピロリ ドン—酢酸ビュル共重合体、 ポリ ビニルアセテート一 (メ タ) アクリル酸共重合体、 ポリビュルアセテート一クロ トン酸共重合体、 酢酸ビ 二ルー (メタ) アクリル酸共重合体、 酢酸ビニルーク口 トン酸共重合体、 スチレ ンーマレイン酸無水物共重合体、 アクリルアミ ドーアクリル酸共重合体などの合 成の高分子化合物などがあるが、 これらこれらに限ったものではなレ、。 好ましい 水性高分子化合物は、 ポリアクリル酸、 メチルセルロース、 アクリル酸デンプン、 ァクリル酸エステル共重合体及びそのェマルジョンである。 これらの水性高分子 化合物は一種または二種以上を組合せてもよく、 その製剤への配合量は製剤総重 量に基づいて 3重量%ないし 7 0重量。 /0、 さらに好適には 5重量%ないし 5 0重 量%の範囲であるのが好ましい。
接着剤及び/または粘着付与剤として使用し得る脂溶性高分子化合物としては、 天然ゴム、 イソプレンゴム、 ポリイソブチレンゴム、 スチレンブタジエンゴム、 スチレンィソプレンスチレンブロック共重合体、 スチレンブタジエンスチレンブ ロック共重合体、 (メタ) アクリル酸エステル共重合体、 シリコン樹脂、 ロジン、 エステルガム、 ポリブテン、 ラノ リン、 ワセリン、 プラスチベース、 ミツロウ、 パラフィン、 流動パラフィン、 スクヮランなどが挙げられる。 これらは一種また は二種以上組合せて使用しても良く、 製剤へのその配合量は、 製剤総重量に基づ いて 5重量%ないし 8 0重量%、 さらに好適には 1 0重量%ないし 5 0重量。 /。の 範囲であることが好ましい。 安定化剤としては、 一般の p H調整剤が使用できる。 例えば塩酸、 硫酸、 臭化 水素酸、 リン酸、 ホウ酸等の無機酸あるいはこれらの塩、 酢酸、 コハク酸、 フマ ル酸、 リンゴ酸、 シユウ酸、 乳酸、 ダルタル酸、 サリチル酸、 クェン酸、 酒石酸 等の有機酸あるいはこれらの塩、 バルチミン酸、 ステアリン酸、 ォレイン酸、 リ ノール酸等の脂肪酸あるいはこれらの塩、 及び水酸化ナトリウム、 水酸化カルシ ゥム等の無機塩基、 アンモニア、 ジイソプロパノールァミン、 ジエタノールアミ ン、 トリエタノールァミン、 トリェチルァミン等有機塩基があげられる。 好まし い p H調整剤はリン酸、 ホウ酸、 酢酸、 酒石酸、 乳酸、 クェン酸およびこれらの 塩である。 安定化剤としてさらに酸化防止剤が使用でき、 これらは例えば亜硫酸 水素ナトリウム、 ァスコルビン酸、 ァスコルビン酸ナトリウム、 ブチルヒ ドロキ シァニソ一ル、 ジブチルヒ ドロキシトルエン、 没食子酸プロピル、 酢酸トコフエ ロール、 D— α—トコフエロール等があげられる。 これらの安定化剤の配合量は 製剤総重量に基づいて 0 . 0 1重量%ないし 1 0重量。 /0、好ましくは 0 . 1重量% ないし 5重量。 /0である。 他の安定化剤は界面活性剤及び無機物質類である。 所望 により添加できる界面活性剤としてはソルビタンモノォレエート、 ポリオキシェ チレンソルビタンモノォレエ一ト、 ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどで あり、 並びに無機物質類としては、 ベントナイ ト、 カオリン、 タルク、 ホワイ ト カーボン (含水二酸化ケイ素)、 チタン白、 炭酸カルシウムなどである。 これらの 配合量は製剤総重量に基づいて 0 . 0 1重量%ないし 1 5重量%、 更に好適には 0 . 1重量。 /。ないし 1 0重量%の範囲であるのが好ましい。 これらの各安定化剤 は一種もしくは二種以上を組み合わせて添加できこの範囲内で適宜の量比に配合 して用いる。
その他医学的に許容できる添加剤、 パラヒ ドロキシ安息香酸メチル、 パラヒ ド ロキシ安息香酸ェチル、 パラヒ ドロキシ安息香酸プロピル、 クロロブタノール、 ベンジルアルコール等のなどの防腐剤 (保存剤)、 着香料なども配合できる。 これ らの配合量は製剤総重量に基づいて 0 . 0 1重量%ないし 1 5重量%、 更に好適 には 0 . 1重量0 /0ないし 1 0重量%の範囲であるのが好ましい。
本発明の経皮吸収製剤には、 上記の各成分の他、 必要に応じて従来の経皮吸収 製剤に慣用されている接着付与斉 ij、 軟化剤、 老化防止剤、 充填剤等を配合するこ ;きる。 更には各種の乳化剤、 分散剤、 湿潤剤、 上記以外の安定化剤及び懸 濁剤等を含有させることもできる。
本発明の非水系ォキシブチ二ン含有経皮吸収製剤の好ましレ、配合例を以下に示 す。 各製剤成分は全体として 1 0 0重量%となるように配合される :好適には、
( 1 ) 製剤総重量に基づいて、 塩酸ォキシブチニン 0 . 0 1重量。/。ないし 3 0 重量。/。、 N—ビュルァセトアミ ド共重合体 2重量%ないし 5 0重量。/。、架橋剤 0 . 0 1重量。 /。ないし 2 0重量%、 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類 1 0重 量%ないし 9 0重量。 /。、 皮膚吸収促進剤若しくは溶剤、 または皮膚吸収促進剤及 び溶剤の両方 0 . 5重量。 /0ないし 2 0重量%及び p H調整剤 0 . 0 1重量%なレ、 し 1 0重量%、 所望により脂溶性高分子化合物 5重量%ないし 8 0重量%、 さら にまた必要に応じて、 その他基剤 0 . 0 1重量%ないし 1 5重量%を含有するォ キシブチ二ン含有経皮吸収製剤である。
更に好適には
( 2 ) 製剤総重量に基づいて、 塩酸ォキシプチニン 0 . 1重量%ないし 1 0重 量%、 N—ビニルァセトアミ ド共重合体 5重量%ないし 2 5重量%、 架橋剤 0 .
1重量0 /0ないし 1 0重量0 /0、 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類 2 0重 量%ないし 7 0重量%、 皮膚吸収促進剤若しくは溶剤、 または皮膚吸収促進剤及 び溶剤の両方 1重量%ないし 1 5重量%、 p H調整剤 0 . 1重量%ないし 5重量%、 所望により脂溶性高分子化合物 1 0重量%ないし 5 0重量%、 さらにまた、 必要 に応じてその他基剤 0 . 1重量。 /0ないし 1 0重量。 /。を含有するォキシプチニン含 有経皮吸収製剤である。
更に好適には '
( 3 ) 製剤重量に基づいて、 塩酸ォキシプチニン 0 . 5重量%ないし 5重量%、 N—ビニルァセ トアミ ド共重合体 5重量%ないし 2 5重量。/。、架橋剤 0 . 1重量% ないし 1 0重量%、 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類 2 0重量%ないし 7 0重量。/。、 皮膚吸収促進剤若しくは溶剤、 または皮膚吸収促進剤及び溶剤の両 方 1重量%ないし 1 5重量。 /。、 1調整剤0 . 1重量%ないし 5重量%、 所望に より脂溶性高分子化合物 1 0重量%ないし 5 0重量%さらにまた、 必要に応じて その他基剤 0 . 1重量%ないし 1 0重量。 /。を含有するォキシプチニン含有経皮吸 収製剤である。
( 4 ) 先に示したように皮膚吸収促進剤及び溶剤としても使用できるエチレン グリコール、 プロピレングリコ一ノレ、 1, 3—ブタンジォーノレのような二価もし くはそれ以上の多価アルコール類を使用する場合には、 製剤総重量に基づいて、 塩酸ォキシブチニン 0 . 0 1重量。/。ないし 3 0重量。 /。、 N—ビニルァセトアミ ド 共重合体 2重量%ないし 5 0重量%、 架橋剤 0 . 0 1重量%ないし 2 0重量%、 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類 1 0重量%ないし 9 0重量%及び p H 調整剤 0 . 0 1重量%ないし 1 0重量%、所望により脂溶性高分子化合物 5重量。/。 ないし 8 0重量。 /。、 さらにまた必要に応じてその他基剤 0 . 0 1重量%なぃし1 5重量。 /。を含有するォキシプチニン含有経皮吸収製剤である。
また、 本発明の含水系ォキシプチニン含有経皮吸収製剤の好ましい配合例を以 下に示す。 各製剤成分は全体として 1 0 0重量%となるように配合される : 好適には、
( 1 ) 製剤総重量に基づいて、 塩酸ォキシプチニン 0 . 0 1重量%ないし 3 0 重量%、 N—ビュルァセトアミ ド共重合体 2重量%ないし 5 0重量%、架橋剤 0 . 0 1重量%ないし 2 0重量0 /。、 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類 1 0重 量%ないし 9 0重量%、 皮膚吸収促進剤若しくは水以外の溶剤、 または皮膚吸収 促進剤及び水以外の溶剤の両方 0 . 5重量%ないし 2 0重量%、 水 5重量%ない し 9 0重量。 /。、 水性高分子化合物 3重量%ないし 7 0重量%、 p H調整剤 0 . 0 1重量%ないし 1 0重量%、 所望により脂溶性高分子化合物 5重量%ないし 8 0 重量%さらにまた、 必要に応じてその他基剤 0 . 0 1重量%ないし 1 5重量%を 少なくとも含有するォキシプチニン含有経皮吸収製剤である。
更に好適には
( 2 ) 製剤総重量に基づいて、 塩酸ォキシプチニン 0 . 1重量%ないし 1 0重 量%、 N—ビニルァセトアミ ド共重合体 5重量。/。ないし 2 5重量%、 架橋剤 0 .
1重量0 /0ないし 1 0重量0 /。、 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類 2 0重 量%ないし 7 0重量%、 皮膚吸収促進剤若しくは水以外の溶剤、 または皮膚吸収 促進剤及び水以外の溶剤の両方 1重量%ないし 1 5重量。 /。、 水 1 0重量%ないし 7 0重量%、 水性高分子化合物 5重量%ないし 5 0重量%、 p H調整剤 0 . 1重 量%ないし 5重量%、 所望により脂溶性高分子化合物 1 0重量%ないし 5 0重 量%さらにまた、 必要に応じてその他基剤 0 . 1重量%ないし 1 0重量%を少な くとも含有するォキシプチニン含有経皮吸収製剤である。
更に好適には
( 3 ) 製剤総重量に基づいて、塩酸ォキシプチニン 0 . 5重量。/。ないし 5重量。 /。、 N—ビュルァセトアミ ド共重合体 5重量。/。ないし 2 5重量%、架橋剤 0 . 1重量% ないし 1 0重量%、 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類 2 0重量%ないし 7 0重量%、 皮膚吸収促進剤若しくは水以外の溶剤、 または皮膚吸収促進剤及び 水以外の溶剤の両方 1重量%ないし 1 5重量%、水 1 0重量%ないし 7 0重量%、 水性高分子化合物 5重量%ないし 5 0重量%、 p H調整剤 0 . 1重量%ないし 5 重量%、所望により脂溶性高分子化合物 1 0重量%ないし 5 0重量%さらにまた、 必要に応じてその他基剤 0 . 1重量%ないし 1 0重量。 /0を少なくとも含有するォ キシブチ二ン含有経皮吸収製剤である。
本発明のォキシプチニン含有経皮吸収製剤は、 外用製剤として、 主に、 パップ 剤またはプラスター剤型の貼付剤の形態のほか、 軟膏、 クリーム製剤、 溶液剤、 乳剤、 懸濁剤の形態をとることも可能であるが好ましいのは貼付剤である。
貼付剤としての本発明のォキシプチニン含有経皮吸収製剤は、 一般的に、 以下 の調製法によって製造することができる。
即ち、 有効成分であるォキシプチニンまたはその医学的に許容できる塩を適当 な溶剤に溶解し、 N—ビニルァセトアミ ド共重合体及び必要に応じて上記の通常 の経皮吸収製剤に用いられる各種の基剤を加えォキシブチ二ン含有膏体を得る。 次いで、 この膏体を適当な支持体に展延し、 支持体と相対する膏体露出面に剥離 用フィルムを貼着する力 \ あるいは剥離用フィルムに展延し、 剥離用フィルムと 相対する膏体露出面に支持体を貼着し適当な大きさになるように切断して、 本発 明の貼付型経皮吸収製剤を供することができる。
上記経皮吸収製剤に使用される支持体には特に制限はなく、 従来使用されてい る任意の物質を使用できるが、 好ましい例としては、 軟質塩化ビュルフィルム、 ポリエチレン系フィルム、エチレン共重合フィルム、 ポリプロピレン系フィルム、 さらには綿布ゃ不織布及びこれらとプラスチックフィルムとの積層体を用いるこ とができる。 剥離フィルムとしては、 従来使用されている任意のポリェチ ポリプロピレン、 ポリエステルなどのフィルムを使用することができる。
以下、 本発明の貼付剤としての経皮吸収製剤の具体的な製造例を以下に示す。 非水系製剤
塩酸ォキシプチニン 0 . 5重量%ないし 5重量%を製剤総重量と同重量ないし その 1 . 5倍重量のイソプロパノールに溶解し、 さらに N—ビニルァセトアミ ド 共重合体 5重量%ないし 2 5重量%、 架橋剤 0 . 1重量%ないし 1 0重量。 /。、 必 要に応じて適量の p H調整剤などの安定化剤及びその他基剤を添加し、 撹拌混合 する。 次いで、 予め調製しておいたグリセリン及びその他の多価アルコール 2 0 重量%ないし 7 0重量%、 必要に応じて適当な皮膚吸収促進剤 1重量%ないし 1 5重量%を含む混合液を添加し膏体を調製する。 撹拌し続けて塗膏に適した粘度 が得られたところで、 膏体を支持体に展延し、 加熱乾燥により溶剤除去 (溶剤乾 燥) し、 支持体と相対する膏体露出面に剥離フィルムを貼着し、 溶剤法による目 的の非水系経皮吸収製剤を製造する。 また、 上記製剤に脂溶性高分子化合物 1 0 重量%ないし 5 0重量%を配合する場合は、 塩酸ォキシプチニン溶解液にこれを 添加する。
含水系製剤
( I ) 塩酸ォキシプチニン 0 . 5重量。 /0ないし 5重量%を製剤総重量と同重量 ないしその 1 . 5倍重量のイソプロパノールに溶解し、 さらに N—ビニルァセト アミ ド共重合体 5重量%ないし 2 5重量%、架橋剤 0 . 1重量%ないし 1 0重量%、 必要に応じて適量の p H調整剤などの安定化剤及びその他基剤、 または水性高分 子化合物 5重量%ないし 5 0重量%を添加し、 撹拌混合する。 次いで、 予め調製 しておいたグリセリン及びその他の多価アルコール 2 0重量%ないし 7 0重量。 /。 及び水 1 0重量%ないし 7 0重量%、 必要に応じて適当な皮膚吸収促進剤 1重 量。 /。ないし 1 5重量%を含む混合液を添加し膏体を調製する。 撹拌し続けて塗膏 に適した粘度が得られたところで、 膏体を支持体に展延し、 加熱乾燥により溶剤 除去 (溶剤乾燥) し、 支持体と相対する膏体露出面に剥離フィルムを貼着し、 溶 剤法による目的の含水系経皮吸収製剤を製造する。 また、 上記製剤に脂溶性高分 子化合物 1 0重量。 /0ないし 5 0重量%を配合する場合は、 塩酸ォキシプチニン溶 解液にこれを添加する。
( Π ) 塩酸ォキシブチニン 0 . 5重量%ないし 5重量%を水 1 0重量%ないし 7 0重量。 /。に溶解し、 適量の p H調整剤、 ポリエチレングリコールなどの多価アル コール類 5重量%ないし 2 0重量。 /。に分散させた N—ビニルァセトアミ ド共重合 体 5重量%ないし 2 5重量。 /0を添加し、 予め調整しておいたグリセリン 2 0重 量%ないし 5 0重量%、 無機物質 0 . 1重量%ないし 1 0重量。 /0及び水性高分子 化合物 5重量%ないし 5 0重量%の混合液に加え撹拌する。 次いで、 皮膚吸収促 進剤若しくは溶剤、 または皮膚吸収促進剤及び溶剤の両方 1重量ないし 1 5重 量%、適量の界面活性剤及び医学的に許容できる添加物を加え混和する。 さらに、 架橋剤 0 . 1重量%ないし 1 0重量%の水懸濁液を加え十分に混練する。 得られ た膏体を支持体に展延し、 相対する膏体露出面に剥離フィルムを貼着するか、 あ るいは膏体を剥離フィルムに展延し、 相対する膏体露出面に支持体を貼着して、 目的の含水系経皮吸収製剤を製造する。
また、 上記膏体に脂溶性高分子化合物 1 0重量%ないし 5 0重量%を添加する ことによって、 含水量の少なレ、製剤を製造することもできる。
含水系の製剤を製造する場合において、 N—ビニルァセトアミ ド共重合体は水 を添加すると凝集する性質があるため、 混練した後の膏体の支持体あるいは剥離 フィルムへの展延が困難である。 従って、 ( I ) の溶剤法では N—ビニルァセ ト アミ ド共重合体をイソプロパノール中に分散させる、 あるいは (Π ) の製造方法 において無機物質の添加による分散性の向上により、 膏体の展延性の改善を行つ ている。
本発明の経皮吸収製剤は貼付剤として使用する場合以下の特徴をもつ:
1 ) 上記溶剤法による製造で得られる非水系経皮吸収製剤は、 皮膚適用時に皮 膚より蒸散する水分によって製剤中の架橋剤及び P H調整剤が働き接着性に富み 且つより安定したものになる。
また、 含水系製剤の p Hは製剤中の薬物安定性において重要であり、 その範囲 は p H 3 . 5ないし 7 . 0であり、 さらに好適には p H 4 . 0ないし 5 . 5、 最 も好ましくは p H 4 . 5ないし 5 . 1である。
2 ) また、 製剤の主基剤である、 水溶性高分子化合物である N—ビュルァセト アミ ド共重合体は、 接着性の良好なゲルであり、 ゴム系高分子化合物に比べて皮 膚接触もソフ トであり、 皮膚刺激性も極めて低い。 またこの基剤と塩基性化合物 であるォキシブチニンとのィオン間相互作用を生じないので製剤からの薬物の放 出性への影響はない。 従って、 本発明の製剤は下記実施例からも明らかなように 従来のゴム系高分子化合物基剤よりなる製剤や、 N—ビュルァセトアミ ド共重合 体以外の水性高分子化合物を用いた含水系製剤よりもより皮膚透過性に優れてい る。
3 ) さらに本発明による製剤は、 下記に示される動物試験例から明らかなよう に、 製剤皮膚適用後は十分な有効血中濃度が持続しかつ適用を中止後血中濃度は 速やかに低下する。 更に貼付によって薬効成分が有効に作用する薬理学的効果が 明らかな経皮吸収製剤である。 図面の簡単な説明
第 1図は、 実施例 1、 2、 3及び 4並びに比較例 1及び 2に示した塩酸ォキシ プチニン含有経皮吸収製剤からラット皮膚を透過するォキシプチニンの経時的累 積透過量を示すグラフである (試験例 1 ) 。
第 2図は、 実施例 1及び 2に示した塩酸ォキシプチニン含有経皮吸収製剤のゥ サギ皮膚一次刺激試験の結果を示すグラフである (試験例 3 ) 。
第 3図は、 実施例 1及び 2に示した塩酸ォキシプチニン含有経皮吸収製剤をゥ サギに適用することによるゥサギ血漿中のォキシプチ二ン濃度の経時的変化を示 すグラフである (試験例 4 ) 。
第 4図は、 覚醒ゥサギを用いた実施例 1に示した塩酸ォキシプチニン含有経皮 吸収製剤の膀胱内圧曲線に対する影響を示すグラフである (試験例 5 ) 。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明を実施例、 比較例、 試験例により具体的に説明するが、 本発明は これに限定されるものではない。 尚、 実施例及び比較例中 "部" とあるのは全て 重量部を意味する。 実施例 1
塩酸ォキシブチニン 1. 0部を溶剤であるイソプロパノール 20◦. 0部に溶 解し、 更に N—ビュルァセトアミ ド共重合体 (PNVA GE 1 6 7, 昭和電工
(株) ) 20. 0部、 合成ケィ酸アルミニウム 1. 0部及びホウ砂 1. 0部を添 加し撹拌混合する。 これにグリセリン 62. 0部とプロピレングリコール 1 5. 0部の混合液を加え撹拌し続けた。
溶液状の膏体は塗膏に適した粘度が得られたところで、不織布上にこれを展延し、 次いで、 加熱乾燥により溶剤を除去し (溶剤乾燥) 、 ポリエステル製剥離フィルム を被覆した。 これを所望の大きさに切断し、 塩酸ォキシプチニン含有経皮吸収製 剤を得た。 実施例 2
塩酸ォキシブチニン 3. 0部を溶剤であるイソプロパノール 1 50. 0部に溶 解し、 次いで、 N—ビニルァセトアミ ド共重合体 (PNVA、 GE 1 67、 昭和 電工 (株) ) 1 5. 0部、 合成ケィ酸アルミニウム 2. 0部及び酒石酸 1· 0部 を添加し撹拌混合する。 これにグリセリン 56. 0部とプロピレングリコール 2 0. 0部の混合液を加え撹拌し続けた。
溶液状の膏体は展膏に適した粘度が得られたところで、不織布上にこれを展延し、 次いで、 加熱乾燥により溶剤を除去しポリエステル製剥離フィルムを被覆した。 これを所望の大きさに切断し、 塩酸ォキシプチニン含有経皮吸収製剤を得た。 実施例 3
塩酸ォキシブチニン 4. 0部を溶剤であるイソプロパノール 1 50. 0部に溶 解し、 次いで、 N—ビュルァセトアミ ド共重合体 (PNVA、 GE 1 67、 昭和 電工 (株) ) 10. 0部、 アルミニウムゲルグリシナール 1. 5部、 酒石酸◦. 5部、 メチルセルロース 5. 0部、 ポリアクリル酸液 1 0. 0部を添加し撹拌混 合する。 これにグリセリン 39. 0部とプロピレングリコール 10. 0部及び水 20. 0部の混合液を加え撹拌し続けた。 溶液状の膏体は展膏に適した粘度が得 られたところで、 不織布上に展延し、 次いで、 加熱乾燥により溶剤を除去しポリ エステル製剥離フィルムを被覆した。 これを所望の大きさに切断し、 含水型の塩 酸ォキシプチニン含有経皮吸収製剤を得た。 製剤の pHは 4. 5であった。 実施例 4
塩酸ォキシブチニン 2. 0部を水 32. 4部に溶解し、 次いで、 酒石酸 1. 0 部、 ポリアクリル酸液 1 0. 0部、 アクリル酸エステル共重合体ェマルジヨン 1 0. 0部を添加し撹拌混合する。 次いで、 予め調製しておいた N—ビニルァセト アミ ド共重合体 (PNVA、 GE 1 67、 昭和電工 (株) ) 6. 0部とポリェチ レングリコール 8. 0部の混合液、 及びグリセリン 1 8. 0部、 メチルセルロー ス 5. 0部及びホワイ トカーボン (含水二酸化ケイ素) 5. 0部の混合液を添加 し撹拌混合し続ける。 次いで、 ポリオキシエチレンラウリルェ一テル 0. 3部と ォレイルアルコール 2. 0部を添加し混合する。 最後に、 乾燥水酸化アルミユウ ムゲル 0. 3部及び水 2. 0部を添加し混合する。 得られた膏体を不織布に展延 し、 ポリエステル製剥離フィルムを被覆した。 これを所望の大きさに切断して含 水型の塩酸ォキシプチニン含有経皮吸収製剤を得た。 製剤の p Hは 5. 1であつ た。 比較例
ポリブテン 1 8. 2部、 ポリイソブチレン (商品名 : ビスタネックス MML— 80) 9. 1部、 スチレン一イソブチレン一スチレンブロック共重合体(商品名 : カリフレックス 400 P) 2 1. 1部、 ジブチルヒ ドロキシトルエン 0. 2部、 流動バラフイン 1 0. 6部、 水性高分子化合物 (商品名 :サンウエット IM1 0 00MPS) 9. 0部、 ロジンエステル (商品名 :エステルガム H) 2 1· 1部、 水性高分子化合物 (商品名 :ハイビスヮコ一 304) 4. 5部、 N—メチルー 2 一ピロリ ドン 5. 0部、 及び塩酸ォキシブチニン 1 · 0部をイソへキサンに溶解 した後、 塩化ビュル製支持体に展延し、 加熱乾燥により溶剤を除去しポリエステ ル製剥離フィルムで被覆した。 これを所望の大きさに切断し、 塩酸ォ: ン含有経皮吸収製剤を得た。 比較例 2
塩酸ォキシブチニン 1. 0部を水 37. 96部に溶解し、 ポリソルベート 800. 4部、 セスキォレイン酸ソルビタン 0. 2部、 酒石酸 2. 0部及びポリアクリル 酸液 8. 0部を添加して撹拌混合し続ける。 次いで、 予め調製しておいたポリア クリル酸ナトリウム 5. 0部、 ポリアクリル酸デンプン 5. 0部、 酸化チタン 0. 4部及びグリセリン 30. 0部の混合液を添加し混合する。 次いで、 アタリル酸 エステル共重合体ェマルジヨン 1 0. 0部及び乾燥水酸化アルミニウムゲル 0. 04部を添加し混合する。 得られた膏体を不織布に展延し、 ポリエステル製剥離 フィルムで被覆した。 これを所望の大きさに切断し、 塩酸ォキシプチニン含有経 皮吸収製剤を得た。 試験例 1 i n V i t r o皮膚透過試験
1) 試験方法
実施例 1、 2、 3及び 4並びに比較例 1及び 2に示した各製剤について、 下記 の方法にに従って i n V i t r o皮膚透過試験を行った。
ペントバルビタール麻酔した、 Wi s t a r系雄性ラット (7週齢) の腹部を 剃毛し、 皮膚を切り取り、 皮膚真皮側の脂肪を注意深く取り除いた。 予め 37°C の水を循環させた縦型拡散セルに真皮側を下にし皮膚を貼り付け、 その中央部に 直径 1センチメートルに打抜いた、 上記の方法で製造した製剤を適用後、 ドーム 型セルを用いて挟み固定した。 次に 37 °Cの恒温槽で保温されていたレシ一バー 液を真皮側に入れ L字管をサンプリングポー卜に取り付けパラフィルムで固定し た後、 更に定量のレシーバー溶液を加えた。 レシーバー溶液は、 マグネティック スターラーにて攪拌し、その経時後、定期的に一定量のレシーバー溶液を採取し、 採取量と同量のレシーバー液を補充した。 採取したサンプル中の薬物量を HP L Cにより定量し、 ォキシプチニンの皮膚透過量を算出した。
<HP L C条件〉
カラム : カプセルパック C 18 UG 5 μ m 4. 6mmX 1 50mm (資生 カラム温度: 40°C付近の一定温度 流速: 1m l m i n付近の一定流速
検出波長: UV 230 nm
注入量: 10 μ 1
移動相 : 0. 2%トリェチルァミン水溶液 (ρΗ 3. 5) /ァセトニトリル
= 3 : 2
2) 結果
各製剤の経時的累積透過量を第 1図に示す。 実施例 1、 2、 3及び 4に示した Ν—ビュルァセトアミ ド共重合体を基剤とする塩酸ォキシプチニン含有経皮吸収 製剤は、 適用初期から持続的かつ高い透過性を示した。 24時間後の累積透過量 を比較例 1に示したゴム系基剤を用いたテープ剤と比べると、 実施例 1、 2、 3 及び 4の製剤ではそれぞれ、 1 6. 5倍、 23. 7倍、 18. 3倍及び 26. 4 倍であった。 また、 比較例 2に示した Ν—ビュルァセトアミ ド共重合体以外の水 性高分子化合物を用いた含水系経皮吸収製剤と比べると、 実施例 1、 2、 3及び 4の製剤ではそれぞれ 5. 1倍、 7. 8倍、 6. 2倍及び 8. 5倍であった。 従 つて、 本発明の経皮吸収製剤は優れた皮膚透過性を有することが判った。 試験例 2 :薬物安定性試験
1) 試験方法
実施例 2及び実施例 4に示した製剤を密閉したアルミニゥム製包剤中で、 4 0°Cに設定した恒温槽に 6ケ間保存し、 保存後の各製剤中の薬物残存量を HP L Cにより試験例 1に示した条件に基づいて定量し、 下記式に従って薬物残存率を 算出した。
薬物残存量 (%)
- (40°C、 6ヶ月後の薬物含量 製造時の薬物含量) X 1 00
2) 結果 表 1 _薬物安定性試験
Figure imgf000023_0001
表 1に示したように、 N—ビュルァセトアミ ド共重合体を基剤とする実施例 2の 非水系製剤及びその含水型である実施例 4の製剤とも高いォキシプチニン量を残 存していたことが示され、 薬物安定性を有することが判った。 試験例 3 : ゥサギ皮膚一次刺激試験
1) 試験方法
試験前日に背部を剃毛した J WZCSK系雄性ゥサギ (1 2週齢) を用いて皮 膚一次刺激試験を行い、 D r a i z e法の一次刺激指数を用いて評価した。 試験 は、 健常皮膚区画と滅菌した注射針により擦傷した損傷皮膚区画を設定し、 それ ぞれの皮膚に対する刺激性について試験を行った。 適用面積を 5平方センチメー トルの大きさに設定し、 実施例 1及び実施例 2に示した製剤を健常皮膚区画及び 損傷皮膚区画に 1枚ずつ適用した。 24時間貼付後、 製剤を剥離し、 剥離後 1時 間、 24時間及び 48時間経過後に、 適用区画における紅斑と浮腫及び痂皮形成 を D r a i Z e法の判定基準に従って判定した。その結果より皮膚刺激指数(P.
I . I .) を算出し、 評価区分に従い評価した。
対照として、 ラウリル硫酸ナトリウム 5%—白色ワセリン 95%軟膏 0. 25 g (対照 1、 不織布に塗布して適用) 及び実施例 2の製剤から塩酸ォキシプチニン を除いた基剤のみの製剤 (対照 2) についても評価を行った。
2) 結果
結果を第 2図に示した。 第 2図から実施例 1、 実施例 2に示した経皮吸収製剤 及び対照 2 (基剤) はいずれも D r a i z e法の判定基準で弱い刺激物の範囲に あり、 極めて皮膚刺激性が少ない製剤であることが明らかとなった。 試験例 4 : ゥサギ血漿中ォキシプチニン濃度
1) 試験方法
JW7CSK系雄性ゥサギ (1 2週齢) の背部を剃毛し、 実施例 1及び実施例 2に示した本発明の経皮吸収製剤を貼付し、 貼付から 24時間後、 製剤を背部よ り除去した。 採血は耳静脈より行ない、 血漿中のォキシブチニン濃度を LC/M Sにより測定した。
2) 結果
結果を第 3図に示した。第 3図によれば実施例 1及び実施例 2に示した製剤は、 貼付後いずれも血漿中濃度を長時間維持でき、 且つ製剤除去後、 速やかに血漿中 濃度が低下することが示された。 試験例 5 : ゥサギ膀胱内圧曲線に対する影響
1) 試験方法
JW/CSK系雄性ゥサギ (体重 2. 0〜2. 5 k g) を使用し、 1群 5〜6 匹として試験に供した。 ゥサギ背部を剃毛し、 エーテル麻酔下でゥサギを背部固 定して腹部を剃毛したのち、 腹部を正中線に沿って切開し、 膀胱を露出させた。 尿管より膀胱用カテーテルを挿入固定し、 T字管に接続されたポリエチレンチュ ーブの一端をそれにつないだ。 その後、 腹部を縫合した。 T字管の一方は膀胱内 圧測定用カテーテルとし、 他方を生理食塩水注入用カテーテルとした。
ゥサギを拘束用ケージに移し、 覚醒状態で持続注入用ポンプ (東洋産業 (株)) を用いて注入速度を 2 Om 1 /1 Om i nでその膀胱に生理食塩水を注入した。 注入開始から排尿までを膀胱内圧の変化として圧トランスデューサーを介して多 用途測定記録装置 (RMP— 6004、 日本光電) にて記録した。 動物が覚醒し た後、 背部に実施例 1に示した製剤を 2枚適用し、 適用 2〜3時間後、 4〜5時 間後及び 6〜 7時間後の排尿間隔及び排尿圧を求めた。 適用前の値と適用後の値 の比から排尿延長率及び排尿抑制率を算出して評価を行った。
2) 結果
結果を第 4図に示した。 実施例 1に示した製剤は、 適用 2〜 3時間後では排尿 間隔を 54. 2 %延長し、 排尿圧を 26. 0 %抑制した。 適用 4〜 5時間後では 排尿間隔を 52. 6%延長し、 また排尿圧を 1 8. 8%抑制した。 しかし、 適用 6〜7時間後では排尿間隔の延長が 16. 3%、 排尿圧の抑制が 3. 8%に減少 した。
以上の結果は本発明の経皮吸収製剤が頻尿や尿失禁の治療に有効であることを示 すものである。

Claims

請求の範囲
1 . 有効成分としてォキシプチニン又はその医学的に許容できる塩 類を含有し、 N—ビュルァセトアミ ドと C O OM基 (式中、 Mは水素原子、 アル カリ金属又はアンモニゥムを示す。)を含有する重合性単量体を主成分としてなる N—ビュルァセトアミ ド共重合体を基剤成分として含有してなるォキシプチニン 含有経皮吸収製剤。
2 . N—ビニルァセトアミ ドと C O OM基 (式中、 Mは水素原子、 アルカリ金属又はアンモニゥムを示す。)を含有する重合性単量体を主成分として なる N—ビュルァセトアミ ド共重合体、 架橋剤、 二価もしくはそれ以上の多価ァ ルコール類並びに安定化剤を基剤成分として含有し、 有効成分としてォ: ニン又はその医学的に許容できる塩類を含有してなる請求項 1記載のォ: ニン含有経皮吸収製剤。
3 . 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類が、 ポリエチレング リコール、 プロピレングリコール、 1, 3—ブタンジオール及びグリセリンより なる群から選択される 1又は 2種以上である請求項 2記載のォキシプチ二ン含有 経皮吸収製剤。
4 . 安定化剤が p H調整剤である請求項 2記載のォキシプチニン含 有経皮吸収製剤。
5 . 製剤総重量に基づいて、 基剤成分として N—ビニルァセトアミ ド共重合体 2重量%ないし 5 0重量%、架橋剤 0 . 0 1重量%ないし 2 0重量%、 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類 1 0重量%ないし 9 0重量。 /。、 安定化 剤◦. 0 1重量%ないし 1 0重量%、 有効成分としてォキシプチニン又はその医 学的に許容できる塩類 0 . 0 1重量%ないし 3 0重量%を含有してなる請求項 2 記載のォキシプチニン含有経皮吸収製剤。
6 . 基剤成分が、 さらに皮膚吸収促進剤若しくは溶剤、 または皮膚 吸収促進剤及び溶剤の両方を含有する請求項 2記載のォキシプチ二ン含有経皮吸 収製剤。
7 . 皮膚吸収促進剤がプロピレングリコ一ル、 クロタミ トン、 N— メチルー 2—ピロリ ドン、 1—メントール、 乳酸エステル類及び脂肪酸エステル 類よりなる群から選択される 1種又は 2種以上である請求項 6記載のォキシプチ ニン含有経皮吸収製剤。
8 . 製剤総重量に基づいて、 基剤成分として N—ビニルァセトアミ ド共重合体 2重量%ないし 5 0重量%、架橋剤 0 . 0 1重量%ないし 2 0重量%、 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類 1 0重量%ないし 9 0重量。 /。、 皮膚吸 収促進剤若しくは溶剤、 または皮膚吸収促進剤及び溶剤の両方 0 . 5ないし 2 0 重量%、 並びに安定化剤 0 . 0 1重量%ないし 1 0重量%、 有効成分としてォキ シブチニン又はその医学的に許容できる塩類 0 . 0 1重量%ないし 3 0重量%を 含有してなる請求項 6記載のォキシプチニン含有経皮吸収製剤。
9 . N—ビニルァセ トアミ ドと C O OM基 (式中、 Mは水素原子、 アルカリ金属又はアンモニゥムを示す。)を含有する重合性単量体を主成分として なる N—ビニルァセトアミ ド共重合体、 架橋剤、 二価もしくはそれ以上の多価ァ ルコール類、 水、 水性高分子化合物並びに安定化剤を基剤成分として含有し、 有 効成分としてォキシプチニン又はその医学的に許容できる塩類を含有してなる請 求項 1記載のォキシプチニン含有経皮吸収製剤。
1 0 . 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類が、 ポリエチレング リコール、 プロピレングリコール、 1 , 3—ブタンジオール及びグリセリンより なる群から選択される 1又は 2種以上である請求項 9記载のォキシブチ二ン含有 経皮吸収製剤。
1 1 . 水性高分子化合物が、 ポリアクリル酸、 メチルセルロース、 ァ クリル酸デンプン並びにァクリル酸エステル共重合体及びそのェマルジヨンから なる群から選択される 1又は 2種以上である請求項 9記載のォキシプチニン含有 経皮吸収製剤。
1 2 . 安定化剤が p H調整剤である請求項 9記載のォキシプチニン含 有経皮吸収製剤。
1 3 . 製剤の p Hが 4 . 5〜5 . 1の範囲であることを特徴とする請 求項 9記載のォキシブチニン含有経皮吸収製剤。
1 4 . 基剤成分が、 さらに皮膚吸収促進剤若しくは水以外の溶剤、 ま たは皮膚吸収促進剤及び水以外の溶剤の両方を含有する請求項 9記載のォキシブ チニン含有経皮吸収製剤。
1 5. 皮膚吸収促進剤が乳酸セチル、 ォレイルアルコール、 クロタミ トン、 イソプロパノール、 N—メチル一2—ピロリ ドンおよび EDTAよりなる 群から選択される 1種又は 2種以上である請求項 14記載のォキシプチニン含有 経皮吸収製剤。
1 6. 皮膚吸収促進剤がォレイルアルコールである請求項 1 5記載の ォキシプチニン含有経皮吸収製剤。
1 7. 製剤総重量に基づいて、 基剤成分として N—ビュルァセトアミ ド共重合体 2重量。んないし 50重量%、架橋剤 0. 01重量%ないし 20重量。 /。、 二価もしくはそれ以上の多価アルコール類 1 0重量。 /0ないし 90重量%、 皮膚吸 収促進剤若しくは水以外の溶剤、 または皮膚吸収促進剤及び水以外の溶剤の両方 0. 5ないし 20重量%、 水 5重量%ないし 90重量%、 水性高分子化合物 3重 量。 /0ないし 70重量。 /0、 安定化剤 0. 01重量%ないし 10重量。ん、 有効成分と してォキシプチニン又はその医学的に許容できる塩類 0. 01重量%ないし 30 重量。 /。を含有してなる請求項 14記載のォキシプチニン含有経皮吸収製剤。
lg . 製剤が貼付剤である請求項 1、 2または 9記載のォキシプチ二 ン含有経皮吸収製剤。
PCT/JP2000/002697 1999-04-26 2000-04-25 Preparations a base d'oxybutynine destinees a etre absorbees par voie percutanee WO2000064435A1 (fr)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU38430/00A AU3843000A (en) 1999-04-26 2000-04-25 Percutaneous absorption preparations containing oxybutynin
EP00917457A EP1174132A4 (en) 1999-04-26 2000-04-25 PREPARATIONS THAT CONTAIN OXYBUTYNIN FOR PERCUTANEOUS ABSORPTION
KR1020017013755A KR20020012549A (ko) 1999-04-26 2000-04-25 옥시부티닌 함유 경피흡수 제제
CA002370592A CA2370592A1 (en) 1999-04-26 2000-04-25 Percutaneous absorption preparations containing oxybutynin

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP1999/002213 WO2000064434A1 (fr) 1999-04-26 1999-04-26 Preparations percutanees contenant de l'oxybutynine
JPPCT/JP99/02213 1999-04-26

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2000064435A1 true WO2000064435A1 (fr) 2000-11-02

Family

ID=14235564

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP1999/002213 WO2000064434A1 (fr) 1999-04-26 1999-04-26 Preparations percutanees contenant de l'oxybutynine
PCT/JP2000/002697 WO2000064435A1 (fr) 1999-04-26 2000-04-25 Preparations a base d'oxybutynine destinees a etre absorbees par voie percutanee

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP1999/002213 WO2000064434A1 (fr) 1999-04-26 1999-04-26 Preparations percutanees contenant de l'oxybutynine

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1174132A4 (ja)
KR (1) KR20020012549A (ja)
CN (1) CN1348367A (ja)
AU (2) AU3536799A (ja)
CA (1) CA2370592A1 (ja)
WO (2) WO2000064434A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005255649A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Mycoal Products Corp 貼付シート
WO2005102306A1 (ja) * 2004-04-23 2005-11-03 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. 消炎鎮痛貼付剤
WO2006082728A1 (ja) * 2005-02-04 2006-08-10 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. 経皮吸収貼付剤
WO2006082888A1 (ja) * 2005-02-03 2006-08-10 Kyorin Pharmaceutical Co., Ltd. 経皮吸収型製剤
WO2006098353A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. 外用剤
JP2012219099A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Pfizer Inc 結晶性ピロロ[2,3−d]ピリミジン化合物

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7179483B2 (en) 2000-04-26 2007-02-20 Watson Pharmaceuticals, Inc. Compositions and methods for transdermal oxybutynin therapy
WO2003092704A1 (fr) * 2002-04-30 2003-11-13 Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. Preparation externe de vidarabine a propriete systemique amelioree
US20050266062A1 (en) * 2002-11-05 2005-12-01 Lead Ch Emical Co., Ltd. Percutaneous absorption preparation containing 3-methyl-1-phenyl-2-pyrazolin-5-one
US8076368B2 (en) 2003-11-12 2011-12-13 Lead Chemical Co., Ltd, Percutaneous absorption type cerebral protective agent
EP1731147A4 (en) * 2004-03-31 2010-06-30 Kowa Co EXTERNAL PREPARATION
JP4943643B2 (ja) * 2004-10-29 2012-05-30 テイカ製薬株式会社 経皮吸収製剤
CN103919754B (zh) * 2013-01-15 2018-11-06 江苏康倍得药业股份有限公司 奥昔布宁药物组合物及其应用
WO2017145441A1 (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 久光製薬株式会社 外用液剤
EP4069210A1 (en) * 2019-12-02 2022-10-12 Dyve Biosciences, Inc. Transdermal penetration by modulating epithelial junctions

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0446636A2 (en) * 1990-03-12 1991-09-18 Showa Denko Kabushiki Kaisha External application base or auxiliary agent and external application composition for human being or animal containing the same
JPH04266821A (ja) * 1991-02-22 1992-09-22 Riide Chem Kk 経皮吸収型頻尿・尿失禁治療剤
JPH09143061A (ja) * 1995-11-20 1997-06-03 Showa Denko Kk 鎮痛剤用経皮吸収製剤
JPH09176015A (ja) * 1995-12-28 1997-07-08 Showa Denko Kk 鎮痛消炎外用貼付剤
JPH1025243A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Showa Denko Kk 鎮痛消炎外用貼付剤
JPH10316590A (ja) * 1997-05-14 1998-12-02 Showa Denko Kk 局所麻酔用外用剤
EP0965626A1 (en) * 1998-06-18 1999-12-22 SSP Co., Ltd. Hydrophilic adhesive masses

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062150B2 (ja) * 1983-09-12 1994-01-12 リ−ドケミカル株式会社 貼付剤用基剤
JPH082801B2 (ja) * 1989-11-09 1996-01-17 株式会社資生堂 経皮吸収促進剤及び皮膚外用剤
JPH04273818A (ja) * 1991-02-28 1992-09-30 Kissei Pharmaceut Co Ltd 経皮投与製剤
JPH0776526A (ja) * 1993-09-06 1995-03-20 Sansei Seiyaku Kk 乳酸エステルを含有する経皮吸収製剤
EP0721348B1 (en) * 1993-09-29 1999-09-01 Alza Corporation Monoglyceride/lactate ester permeation enhancer
WO1995031190A1 (fr) * 1994-05-18 1995-11-23 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Preparation administrable par voie percutanee pour le traitement des troubles de la miction
US5635203A (en) * 1994-09-29 1997-06-03 Alza Corporation Transdermal device having decreased delamination
US5601839A (en) * 1995-04-26 1997-02-11 Theratech, Inc. Triacetin as a penetration enhancer for transdermal delivery of a basic drug

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0446636A2 (en) * 1990-03-12 1991-09-18 Showa Denko Kabushiki Kaisha External application base or auxiliary agent and external application composition for human being or animal containing the same
JPH04266821A (ja) * 1991-02-22 1992-09-22 Riide Chem Kk 経皮吸収型頻尿・尿失禁治療剤
JPH09143061A (ja) * 1995-11-20 1997-06-03 Showa Denko Kk 鎮痛剤用経皮吸収製剤
JPH09176015A (ja) * 1995-12-28 1997-07-08 Showa Denko Kk 鎮痛消炎外用貼付剤
JPH1025243A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Showa Denko Kk 鎮痛消炎外用貼付剤
JPH10316590A (ja) * 1997-05-14 1998-12-02 Showa Denko Kk 局所麻酔用外用剤
EP0965626A1 (en) * 1998-06-18 1999-12-22 SSP Co., Ltd. Hydrophilic adhesive masses

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
See also references of EP1174132A4 *

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005255649A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Mycoal Products Corp 貼付シート
WO2005102306A1 (ja) * 2004-04-23 2005-11-03 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. 消炎鎮痛貼付剤
WO2006082888A1 (ja) * 2005-02-03 2006-08-10 Kyorin Pharmaceutical Co., Ltd. 経皮吸収型製剤
JP5020061B2 (ja) * 2005-02-03 2012-09-05 杏林製薬株式会社 経皮吸収型製剤
WO2006082728A1 (ja) * 2005-02-04 2006-08-10 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. 経皮吸収貼付剤
WO2006098353A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. 外用剤
JP2012219099A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Pfizer Inc 結晶性ピロロ[2,3−d]ピリミジン化合物

Also Published As

Publication number Publication date
CN1348367A (zh) 2002-05-08
EP1174132A4 (en) 2002-08-07
EP1174132A1 (en) 2002-01-23
AU3843000A (en) 2000-11-10
WO2000064434A1 (fr) 2000-11-02
AU3536799A (en) 2000-11-10
CA2370592A1 (en) 2000-11-02
KR20020012549A (ko) 2002-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7071330B2 (ja) 炭酸水素ナトリウムのin situ変換で促進されたアミン薬物の経皮送達
US6239177B1 (en) Tranilast-containing preparation for external application and method of producing the same
JP5403948B2 (ja) メマンチン含有経皮吸収製剤
WO2000064435A1 (fr) Preparations a base d&#39;oxybutynine destinees a etre absorbees par voie percutanee
JP5236760B2 (ja) 爪用貼付剤
US20130211353A1 (en) Percutaneous absorption type formulation
JP5548329B2 (ja) 経皮吸収型製剤
JP4764337B2 (ja) 消炎鎮痛貼付剤
JP7391848B2 (ja) 外用製剤
WO2000001384A1 (fr) Preparation a base de ketotifene destinee a etre absorbee par voie percutanee
JPH04217919A (ja) エペリゾンまたはトルペリゾン経皮吸収製剤
JPH10231248A (ja) ジヒドロエトルフィン含有経皮吸収型製剤
JP5888706B2 (ja) ロキソプロフェンナトリウム含有外用貼付剤
JPH0753671B2 (ja) 経皮・経粘膜製剤
JP6459148B2 (ja) 経皮吸収型製剤
JP2001058961A (ja) 経皮吸収促進剤及び経皮吸収型製剤
JP4237293B2 (ja) 経皮吸収型貼付剤
WO2018104772A1 (ja) 経皮吸収型製剤
JP6512905B2 (ja) フェンタニル含有貼付剤
WO2017057541A1 (ja) 経皮吸収型製剤
JP4567998B2 (ja) 親水性粘着剤を用いた親水性皮膚外用粘着剤組成物および親水性貼付剤
CA2244679C (en) Tranilast-containing preparation for external application and method of producing the same
JPH04202140A (ja) 経皮吸収製剤
JP2001233764A (ja) N−置換−o−トルイジン誘導体からなる鎮痒剤
JP2021102573A (ja) クエン酸フェンタニル含有経皮吸収製剤

Legal Events

Date Code Title Description
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 00806770.8

Country of ref document: CN

AK Designated states

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): AE AG AL AM AT AU AZ BA BB BG BR BY CA CH CN CR CU CZ DE DK DM DZ EE ES FI GB GD GE GH GM HR HU ID IL IN IS JP KE KG KP KR KZ LC LK LR LS LT LU LV MA MD MG MK MN MW MX NO NZ PL PT RO RU SD SE SG SI SK SL TJ TM TR TT TZ UA UG US UZ VN YU ZA ZW

AL Designated countries for regional patents

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): GH GM KE LS MW SD SL SZ TZ UG ZW AM AZ BY KG KZ MD RU TJ TM AT BE CH CY DE DK ES FI FR GB GR IE IT LU MC NL PT SE BF BJ CF CG CI CM GA GN GW ML MR NE SN TD TG

121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application
DFPE Request for preliminary examination filed prior to expiration of 19th month from priority date (pct application filed before 20040101)
ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2000 613426

Country of ref document: JP

Kind code of ref document: A

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2370592

Country of ref document: CA

Ref document number: 2370592

Country of ref document: CA

Kind code of ref document: A

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2000917457

Country of ref document: EP

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 38430/00

Country of ref document: AU

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 1020017013755

Country of ref document: KR

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 09958074

Country of ref document: US

WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 2000917457

Country of ref document: EP

WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 1020017013755

Country of ref document: KR

REG Reference to national code

Ref country code: DE

Ref legal event code: 8642

WWW Wipo information: withdrawn in national office

Ref document number: 2000917457

Country of ref document: EP

WWW Wipo information: withdrawn in national office

Ref document number: 1020017013755

Country of ref document: KR