WO1997010477A1 - Unite compacte d'exterieur dotee d'une forte capacite d'echange thermique et destinee a des climatiseurs - Google Patents

Description

明 細 書 コンパク 卜で熱交換能力が高い空気調和機の室外機 技術分野

この発明は、 室内機と室外機とを配管で接続してなるセパレート形の空 気調和機の室外機に関する。

背景技術

従来の空気調和機の室外機は、 一般に箱形のケーシングの中に L字形に 曲げた熱交換器を配設すると共に、 この熱交換器の背面側コーナ部にプロ ペラファンを設けて熱交換ュニッ トを形成し、 さらに、 その一側に隣り合 う形で仕切壁を介して圧縮機および電装品を有する機械室ュニッ トを配置 して構成されている。

また、 上記プロペラファンに代えて、 クロスフローファンを採用した室 外機もある。

このクロスフローファンを採用した室外機では、 ケーシング内に前面側 から一側面側にかけて略 L字形の熱交換器を配置する一方、 その他側部側 にクロスフローファンを設け、 上記ケーシングの上記一側部側に形成した 空気吸い込み口から空気を吸い込んで上記ケーシングの他側部側に形成し た空気吹き出し口から吹き出させるように左右方向の送風路を形成し、 さ らにこの送風路の背面側に仕切壁を介して機械室を設けている（特公平 6 - 6 3 6 5 5号公報参照)。

また、 今一つの室外機は、 ケ一シング内の前面側のみにフラッ 卜な形状 の熱交換器を配置すると共に、 その熱交換器の背後にスクロール部を介し てクロスフローファンを設け、 このクロスフローファンからの吹き出し 気を上記ケーシング側方に形成した空気吹き出し口から吹き出すようにし ている（特開昭 5 5— 1 1 8 5 6 2号公報参照）。

しかし、 以上の各従来例のものは、 何れもコンパク ト化に限界があり、 室外機そのものを小型化しょうとすると、 それに対応して必然的に熱交換 器の熱交換面積自体も縮小され、 かつファンの送風能力も低下して熱交換 能力が低下する欠点がある。

また、 熱交換ュニッ 卜と機械室ュニッ 卜とを単に上下に積層してスリム 化を図るようにしたものもあるカ^ 各ュニッ ト部の構造そのものを変える ことなく単に上下に積層したものでは、 上述の従来例に比べれば一応左右 または前後方向の寸法は縮小できるが、 縦方向に延びるだけであり、 それ 以上のスリム化、 薄形化は不可能である。 また、 同構成において、 配管接 続作業が容易なトップジョイント構成を採用しょうとすると、 下部側機械 室からの連絡配管（冷媒配管）をどのようにして上方に配設するかという新 たな問題も生じる。

そこで、 この発明の目的は、 熱交換能力が高く、 かつ、 コンパク 卜で設 置面積が小さくできる空気調和機の室外機を提供することにある。

また、 この発明の目的は、 設置スペースの狭小化に加わえて設置状態で の安定感の向上、 並びに美観性の向上を達成できる空気調和機の室外機を 提供することにある。

発明の開示

この発明の空気調和機の室外機は、 圧縮機と、 熱交換器と、 ファンとを 有する空気調和機の室外機において、 上記熱交換器は上記ファンの外周囲 に配設され、 かつ、 上記ファンの所定の部分を囲むように実質的に U字形 または L字形に屈曲していることを特徴とする。

上記構成によれば、 熱交換器は U字形または J字形に屈曲してファンの 所定の部分を囲むから、 全体として可及的にコンパク 卜に小型化されなが ら、 しかも十分な熱交換面積を確保することができる。 したがって、 室外 機全体の小型、 薄形化が達成される。

また、 ファンは、 その所定の部分が U字形または J字形に屈曲した熱交 換器に囲まれているので、 ファンの駆動による吸い込み空気流が効率良く 均等に熱交換器全体を通過するようになり、 さらに熱交換性能が向上する。 また、一実施例では、 上記熱交換器は、 複数のプレートフィンを有し、 かつ、 上記プレートフィ ンの面は、 上記ファンの回転軸に平行であって、 かつ、 上記複数のプレートフィ ンは、 上記ファンに対して実質的に放射状 に配置されている。

このようにすると、 ファンの回転軸を立設した場合、 プレートフィンに 結露した水滴は、 そのプレートフィ ンの面に沿って、 スムーズに滴下する。 したがって、 水滴が飛散することがなくなる。

—実施例では、 吸い込み口が、 上記ファンに対向する上記熱交換器の面 と反対側の上記熱交換器の面側に設けられ、 吹き出し口が、 上記ファンの 外周囲、 かつ、 上記熱交換器に囲まれていない箇所に設けられている。

一実施例では、 上記ファンはクロスフローファンである。

こうすると、 クロスフローファンの上下方向の長さを十分に取ることに よつて必要とする送風量を容易に得ることができる。

もっとも、 これと同様の作用は、 例えばシロッコファンを同軸方向に複 数台接続する構成を取ることによつても実現される。

—実施例では、 空気吹き出し通路が、 スクロール部によって構成され、 該スクロールの背面側に配管用のスペースが形成されている。

また、 上記配管スペースにより、 配管が容易かつコンパク 卜になる。 一実施例では、 上記圧縮機と、 上記ファンおよび熱交換器を有する熱交 換ュニッ 卜とを上下 2段に積み重ねて配置している。

このようにすると、 室外機の設置面積が小さくなる。

一実施例では、 上記熱交換器およびファンを有する熱交換ュニッ 卜と、 上記圧縮機とを水平方向に隣り合うように配置している。

このようにすると、 設置状態で、 室外機の安定感が向上する。

—実施例では、 さらに、 上記ファンから吹き出し口への空気吹き出し通 路を形成するスクロールを備え、 上記熱交換器の端部は、 上記スクロール の入口側端部の背面に面するように延在している。

こうすると、 上記熱交換器の上記延長された端部を吸い込み空気の一部 が通ることになるから、 熱交換器の能力が向上する。

—実施例では、 上記熱交換ュニッ トを、 上記圧縮機を有する機械室ュニッ 卜の上側に配置し、 該熱交換ュニッ 卜の上部に閉鎖弁を設け、 上記機械室 ュニッ 卜からの連絡配管を上記熱交換ュニッ 卜の空気吹き出し通路の背面 側の配管スペースを通して上記閉鎖弁に接続している。

一実施例では、 上記圧縮機と水平方向に隣り合う熱交換ュニッ 卜の上部 に閉鎖弁を設け、 上記圧縮機からの連絡配管を熱交換ュニッ 卜の空気吹き 出し通路の背面側の配管スペースを通して上記閉鎖弁に接続している。 このようにすると、 室外機を大きくすることなく、 またケ一シングの外 部に配管を露出させることなく配管接続作業の容易なトップジョイント構 造を実現することができる。 したがって、 作業者の立ち姿勢でュニッ 卜の 前面側から配管の接続作業を行うことができると共に、 側面の工事用面積 が低減される。

一実施例では、 上記熱交換器とファンを有する熱交換ュニッ トの上部に 上記ファン用のモータを設けると共に、 上記吹き出し口を斜め上方に向け て開口せしめ、 該吹き出し口に当該開口方向に沿う空気吹き出しルーバー を並設している。

このようにすると、 ルーバーの設置が容易になると共に、 上記上方に向 いたルーバーによって吹き出される空気が上方に向き、 前面または側面側 に、 ある大きさのスペースが必要であるという制約がなくなる。 また、 空 気吹き出し口およびルーバーを斜め上方に向けて設置しているから、 吹き 出し空気の吸い込み側へのショートサーキッ トを防止できるようになると 共に、 ベランダなどでも人に対して吹き出し風が当たりにく くなる。 また、 室外機から前方側障害物までの設置制限距離を縮小できる。

一実施例では、 上記吸い込み口より吹き出し口に到る空気吹き出し通路 の背面側に配管用のスペースを形成している。

このようにすると、 例えば、 熱交換ュニッ トを上部側に、 機械室ュニッ トを下部側にして積層したような場合、 下部側機械室ュニッ 卜の圧縮機の 冷媒配管等の各種の連絡配管を該配管スペースを利用して容易に上部該熱 交換ュニッ ト上方に配管することができる。

一実施例では、 上記圧縮機を有する機械室ュニッ トを備え、 上記機械室 ュニッ 卜と上記熱交換ュニッ 卜とを上下に積み重ねて、 実質的に同一水平 断面形状を有するケーシング内に収納して、 互いに一体化している。

このようにすると、 上記熱交換ュニッ トそれ自体が、 従来の単なる上下 積層構造のものの場合に比べて遥かに小型化できる。 一方、 機械室ュニッ 卜の方は、 圧縮機を中心とするものであるために、 上下方向はもとより前 後左右方向共に本来十分な小型化が可能である。

したがって、 それら 2つのュニッ 卜の何れか一方側を上部にして上下に 積層し、 同一断面形状のケーシング内に収納して一体化するようにすると、 従来のものに比べて、 遥かにスリムで薄形の室外機を構成することができ る。 つまり、 クロスフローファン等のファンと熱交換器との関係がコンパク 卜に収納されるようになるので、 室外機全体を小型かつ薄形でスリムな構 造に設計することができる。 その結果、 設置場所の制約も少なくなり、 設 置作業も容易になる。

また、 例えば、 何れか一方を上部にして、 上下に積層した熱交換ュニッ 卜と機械室ュニッ 卜との内、 機械室ュニッ 卜を汎用ベースとして熱交換ュ ニッ ト側を交換可能に構成すると、 熱交換ュニッ 卜の変更のみで熱交換能 力、 送風容量の変更が可能となる。

—実施例では、 上記ファンはクロスフローファンであり、 対向配置され た背面板と前面板とこれら背面板と前面板とに跨がって配置された左右一 対の側面板とを有するケーシングを備え、 このケ一シング内にクロスフ口 —ファンをその軸方向を上下方向に向けて配置する一方、 該クロスフロー ファンの吹出側の外周部には該クロスフローファンから上記ケ一シングの —方の側面板と前面板との隅部側に向けて延びるスクロールを配置し、 上 記ケーシングの側面板と背面板と上記スクロールの三者により囲繞され該 ケ一シング内を上下方向に延びる略三角形状の断面形状をもつ角空隙部内 に上記圧縮機を配置している。

上記構成によれば、 ケーシング内における遊休スペース、 すなわち、 側 面板と背面板とスクロールの三者により囲繞され該ケーシング内を上下方 向に延びる略三角形状の断面形状をもつ角空隙部に着目し、 該角空隙部内 に圧縮機を配置するようにしているので、 該圧縮機とクロスフローファン および熱交換器とを横方向に重ねた状態でケーシング内に配置することが でき、 例えば、 従来のように圧縮機をクロスフローファンおよび熱交換器 の下方側に配置する場合に比して、 該ケーシング内に圧縮機設置用の上下 方向スペースを確保する必要がない分だけ該ケーシングの高さ寸法、 換言 すれば、 室外機の高さ寸法を低く抑えることができる。

この結果、 クロスフローファンを採用した縦型室外機に特有の効果であ る平面方向における設置スペースの狭小化を保持しつつ、 上下方向におけ る設置スペースの狭小化も同時に実現することができ、 室外機全体の更な るコンパク 卜化が促進される。 また、 ケーシングの高さ寸法が小さくなる 分だけ、 室外機の設置状態における外観上の安定感が向上し、 ひいては室 外機の商品価値の向上につながる。

一実施例では、 閉鎖弁が、 上記熱交換器とファンを有する熱交換ュニッ 卜の上部に設けられ、 上記熱交換ュニッ トおよび圧縮機を収納するケーシ ングの上部に、 配管を通すダク 卜を連結している。

このようにすると、 スリムなダク 卜により配管を穏して見映えを良くす ることができる。

一実施例では、 閉鎖弁が、 上記熱交換器とファンを有する熱交換ュニッ 卜の上部に設けられ、 上記熱交換ュニッ 卜および圧縮機を収納するケーシ ングと、 このケーシングと同一水平断面形状を有する延長ケーシングとを 備え、 上記ケーシングと延長ケーシングとを上下方向に連結し、 この延長 ケーシングに配管を通している。

このようにすると、 ケ一シングと延長ケーシングとは、 床面と軒下との 間を満たして、 それらの間で突っ張ることになるので、 室外機の転倒を防 止できる。 また、 延長ケーシングで配管を穏せるので、 室外機の見映えが 良くなる。

図面の簡単な説明

図 1はこの発明の第 1実施例の空気調和機の室外機のケーシングの一部 を取り外した状態での概略正面図である

図 2は上記室外機の概略右側面図である。 図 3は上記室外機の要部の概略拡大右側面図である。

図 4は上記室外機の上方から見た概略水平断面図で、 熱交換ュニッ 卜の 底部壁等を省略して示した概略水平断面図である。

図 5は上記室外機の要部の作用を示す説明図である。

図 6は上記室外機の騒音低減特性を従来例の場合と対比して示す特性図 である。

図 7は上記室外機の実際の設置形態の一例を示す図である。

図 8は上記室外機の実際の設置形態における他の例を示す図である。 図 9はこの発明の第 2実施例の空気調和機の室外機の縦断面図である。 図 1 0は図 9の X— X線断面図である。

図 1 1は上記第 2実施例の変形例の水平断面図である。

図 1 2は上記第 2実施例の他の変形例の水平断面図である。

発明を実施するための最良の形態

(第 1実施例）

図 1〜図 8は、 この発明の第 1実施例の空気調和機の室外機の構成およ び性能並びに各種の設置形態を示している。

先ず図 1〜図 5は、 上記室外機の全体および要部の構成を示している。 これら図中、 符号 1は同室外機を示している。 該室外機 1は、 上部側に 位置し、 クロスフローファン 2、 熱交換器 3、 ファンモータ 4等を備えた 熱交換ュニッ ト 1 Aと、 下部側に位置し、 圧縮機 5、 各種電装品 6等を備 えた機械室ュニッ 卜 1 Bとからなる。 そして、 これらの 2つのュニッ ト 1 A, 1 Bは上下に積雇された後に一体化されて、 同一断面形状（図 4参照） のカセッ ト型ケ一シング 7内に収納され、 全体として縦長かつ薄形のスリ ムな構造に形成されている。

上記室外機 1のケーシング 7は、 図 4に示すように、 その正面側中央部 がフラッ 卜面 7 aに形成されている一方、 該フラッ 卜面 7 aの左右が背面側 方向に傾斜した第 1、 第 2のテーパー面 7 b， 7 cに形成されている。

そして、 その熱交換ュニッ ト 1 A部分では、 図 4 , 5に示すように、 当 該ケーシング 7の上記正面側フラッ ト面 7 aから左側第 1のテ一パ面 7 b、 左側面 7 d、 背面側左側寄り面 7 eまでが、 熱交換器 3の外周面に対応した 空気吸レ、込みグリル部 8に形成されている一方、 正面側右側寄り面 7じが、 空気吹き出し通路 1 3に対応した空気吹き出しグリル部 9に形成されてい る。

そして、 上記ケ一シング 7の正面側フラッ ト面 7 aから左側第 1のテー パ面 7 b、 左側面 7 d、 背面左側部寄り面 7 e部に亘つて形成された空気吸 い込みグリル部 8内側の空間部には、 それら各面の曲がり方向に沿うよう に断面略 U字状に折り曲げられた上記熱交換器 3が設けられている。

また、 上記ケーシング 7内には、 正面側右テーパ面 7 c部に形成された 上記空間吹き出しグリル部 9の内側から、 ケーシング 7の背面中央部寄り の上記熱交換器 3の後端部 3 bに放物面を描いて延びるスクロール部 1 0 が設けられている。 該スクロール部 1 0内に上記熱交換器 3の下流部分か ら上記空気吹き出しグリル部 9に到る上記クロスフローファン 2用の空気 吹き出し通路 1 3が形成されている。 該空気吹き出し通路 1 3は、 また、 上記熱交換器 3を介して空気吸い込みグリル部 8内側の空気吸い込み通路 1 2に連通せしめられている。 そして、 該空気吹き出し通路 1 3を形成す る上記スクロール部 1 0の背面側には、 圧縮機 5用の冷媒配管 (連絡配管） 1 9 (図 2参照）が挿通される配管スペース 2 0が上下方向に延びて形成さ れている。

また、 図 1に示すように、 上記上部側熱交換ュニッ ト 1 Aの上部には上 記ファンモータ 4を設ける一方、 図 3に示すように、 空気吹き出しグリル 部 9への空気吹き出し口を斜め上方に向けて開口せしめ、 該空気吹き出し 口には上記ファンモータ 4を熱交換ュニッ 卜 1 A上部に設置することによ. て形成されたデッ ドスペースを利用して当該開口方向に沿う空気吹き出し ルーバー 2 4 , 2 4 · · ·を並設している。

そして、 上記断面 U字状の熱交換器 3の前後両端部 3 a， 3 bの間、 かつ、 上記スクロール部 1 0の空気吹き出しグリル部 9側からの延設端 1 O bの 近傍、 かつ、 熱交換器 3の後端 3 b側に寄せて、 上記クロスフローファン 2が設けられている。 該クロスフローファン 2は、 図 1に示すように、 そ の回転軸 1 4の下端 1 4 aを、 上記ケーシング 7の熱交換ュニッ ト 1 Aの 底部壁 1 5 (図 4では図示省略）を貫通して機械室ュニッ 卜 1 Bの天井部側 支持壁 1 6 (図 4では図示省略）に固定して設けられた軸受 1 7により回転 可能に支承せしめる一方、 同回転軸 1 4の上端 1 4 bを上記ケーシング 7 の熱交換ュニッ ト 1 A側天井壁 1 8下面側に固定して設けたファンモータ 4の駆動軸 4 aに連結して、 駆動可能としている。

したがって、 上記ファンモータ 4が駆動されると、 該ファンモータ 4に より上記クロスフローファン 2が回転されて、 図 4， 5に示すように、 上 記空気吸い込みグリル 8から外気が吸い込まれ、 上記空気吸い込み通路 1 2、 熱交換器 3、 クロスフローファン 2、 空気吹き出し通路 1 3を通して 空気吹き出しグリル部 9より外部へ上記外気が効率良く熱交換されて吹き 出される。

この場合、 上記構成では、 上記クロスフローファン 2がスクロール部 1 0の上流端 1 0 b近傍で上記熱交換器 3の後端 3 b側に寄せて配設されてい る結果、 同クロスフローファン 2に流入する空気の流れが、 図 5に示すよ うにファン翼に対して対向するようになって、 図 6に示すように送風音が 低下するようになる。 一方、 図 1 , 2 , 3中の符号 1 9は圧縮機 5側からの冷媒配管 (連絡配管） を表わし、 該冷媒配管 1 9は、 上記機械室ュニッ ト 1 B側から、 上記熱交 換ュニッ ト 1 A側の上記スクロール部 1 0背面側に形成された上記配管ス ペース 2 0を利用して上方に向けて延在し、 さらにケ一シング 7の上記熱 交換ュニッ 卜 1 A側の天井壁 1 8を上方に貫通して延在しており、 その延 在した端部 1 9 bに閉鎖弁 2 1を設けたトップジョイント構造が形成され ている。 そして、 該閉鎖弁 2 1を介して図 7または図 8に示すような各種 の設置形態で、 室内機 1の熱交換ュニッ ト 1 A側との接続がなされるよう になっている。

なお、 上記構成において、 さらに、 図 1， 2， 3に示すように、 上記熱交 換ュニッ ト 1 A側のケーシング 7の天井部 1 8には当該ケーシング 7と略 同一断面形状のカバー 2 2が着脱可能に嵌合され、 上記閉鎖弁 2 1そのも のも外部から見えないように隠されるようになつている。 また、 符号 2 1 aは、 当該閉鎖弁 2 1の操作部を示している。

以上のように、 この実施例の空気調和機の室外機 1は、 その 1つの特徴 部となる熱交換ュニッ 卜 1 Aがクロスフローファン 2を中心として、 その 外周囲に当該クロスフローファン 2の略半分を囲繞する U字状に屈曲した 熱交換器 3を配設して構成されている。

したがって、 熱交換器 3は全体として可及的にコンパク 卜に小型化され ながら、 しかも十分な熱交換面積を確保することができるようになり、 ク ロスフローファン 2および熱交換器 3、 フマンモータ 4などよりなる熱交 換ュニッ ト 1 Aのコンパク 卜化が可能となる。

その結果、 クロスフローファン 2と熱交換器 3とからなる熱交換ュニッ ト 1 Aがケーシング 7内にコンパク 卜に収納されるようになるので、 室外 機 1全体を小型かつスリムに設計することができる。 その結果、 設置場所の制約も少なくなり、 設置作業も容易になる。 また、 クロスフローファン 2は、 U字状に屈曲した熱交換器 3に略半分 が囲まれるので、 クロスフローファン 2の駆動による吸い込み空気流が効 率良くかつ均等に熱交換器 3を通過するようになり、 さらに熱交換性能が 向上する。 しかも、 その場合、 上記クロスフローファン 2とそのスクロー ル部 1 0および熱交換器 3との関係が図 5のようになつているので、 図 6 のグラフに示すように従来の構造に比べて送風音も相当に低下する。 また、 以上の構成では、 室外機 1を、 上記クロスフローファン 2および 熱交換器 3を有する熱交換ュニッ ト 1 Aと、 圧縮機 5および電装品 6等を 有する機械室ュニッ ト 1 Bとの 2つのュニッ 卜に区別すると共に、 熱交換 ュニッ ト 1 Aを上部側に、 機械室ュニッ ト 1 Bを下部側に位置せしめて両 者を相互に積層し、 それぞれ同一断面形状のケーシング 7内に収納して相 互に一体化している。

したがって、 先ず上記上部側熱交換ュニッ 卜 1 A自体が、 上記の如き構 成により前述した従来の単なる上下積層構造のものの場合に比べて遥かに 小型化することができる。 そして、 下部側機械室ュニッ ト 1 Bの方は、 圧 縮機 5および電装品 6を中心とするものであるために、 本来十分な小型化 が可能である。

したがって、 それらを上下に積層し、 同一断面形状のケーシング 7内に 収納して一体化するようにすると、 従来の単なる上下積層構造のものに比 ベて、 遥かにスリムで薄形の室外機を構成することが可能となる。

この場合、 上記上下に積層した熱交換ュニッ ト 1 Aと機械室ュニッ ト 1 Bの内、 機械室ュニッ ト 1 Bを汎用ベース部として熱交換ュニッ ト 1 A側 を交換可能に構成すると、 熱交換ュニッ ト 1 Aを変更するだけで、 熱交換 能力、 送風容量の変更が可能となる。 なお、 熱交換ュニッ トを下部に、 機械室ュニッ トを上部に配置してもよ い。

また、 以上の構成では、 上記の如き上下積層構成において、 クロスフ口 ーフアン 2の空気吸い込み口部分より空気吹き出しグリル部 9に到る空気 吹き出し通路 1 3を形成しているスクロール部 1 0の背面側に配管スぺー ス 2 0を形成している。

したがって、 下部側機械室ュニッ ト 1 Bの圧縮機 5の冷媒配管等の各種 の配管を該配管スペース 2 0を利用して任意に配管することが可能となる。 そして、 以上の構成では、 さらに上記上部側熱交換ュニッ ト 1 Aの上部 に閉鎖弁 2 1を設け、 上記下部側機械室ュニッ ト 1 Bの冷媒配管 1 9を該 上部側熱交換ュニッ 卜 1 Aのスクロール部 1 0背面側の余裕のある配管ス ペース 2 0を通して当該熱交換ュニッ 卜 1 A上部の閉鎖弁 2 1に接続して いる。

その結果、 室外機 1の大きさを拡大させることなく、 またケーシング 7 の外部に配管類を露出させることなく容易にトップジョイント構造を実現 することができる。

そして、 それにより作業者の立ち姿勢でュニッ 卜の前面側から配管の接 続作業を行うことができると共に側面の工事用面積が低減される。

さらに以上の構成では、 上部側熱交換ュニッ ト 1 Aの上部にファンモー タ 4を設けると共に、 空気吹き出しグリル部 9への空気吹き出し口を斜め 上方に向けて開口せしめ、 該空気吹き出し口には上記ファンモータ 4を熱 交換ュニッ ト 1 Aの上部に設置することによって形成されたデッ ドスべ一 スを利用して当該開口方向に沿う空気吹き出しルーバー 2 4 , 2 4 · · · を並設している。

その結果、 空気吹き出しルーバー 2 4 , 2 4 · · ·の設置が容易になる と共に、 該上方に向いた空気吹き出しルーバー 2 4 , 2 4 · · ·によって 吹き出される空気が上方に向き、 吸い込み側へのショートサーキッ トを防 止できるようになると共に、 前面または側面側に制約がなくなる。

また、 ベランダなどでも、 人に対して吹き出し風が当たりにく くなる。 また、 以上の構成では、 そのファンがクロスフローファン 2により形成 されているので、 その上下方向の長さを十分に取ることによって、 必要と する送風量を容易に得ることができる。 また、 これと同様の作用は、 例え ばシロッコファンを同軸方向に複数台接続する構成を取ることによつても 実現される。

そして、 以上の構成の空気調和機用室外機 1は、 そのスリムかつ薄形で トップジョイント型という特徴を生かして、 図 7に示すように、 スリムダ ク ト 4 0を使用し、 共同住宅のベランダなどの壁 3 0部分にピッ夕リした スマートな状態で非常に見映え良く設置することができる。

また、 図 8に示すように、 上記室外機 1自体を下方に設置し、 そのケー シング 7と同一断面形状の延長ケーシング 3 2を軒下部まで延設して、 床 面から軒下部までの縱方向に細長いスマ一トなケ一シング構造とする。 こ の延長ケーシング 3 2には配管が通される。

このようにすると、 図 7の場合のようなスリムダク ト 4 0を不要にする ことができ、 より一層見映えが良くなる。 また、 延長ケ一シング 3 2の存 在により、床面と軒下との間を満たすので、 室外機 1の転倒も防止できる。 (第 2実施例）

図 9及び図 1 0は、 この発明の第 2実施例の空気調和機の室外機 1 0 0 を示している。 この室外機 1 0 0は、 縦型室外機であって、 ケーシング 1 0 1内に熱交換器 1 0 2、 クロスフローファン 1 0 3等の機器を配置して 構成されている。 上記ケーシング 101は、 縦長形態を有するものであって、 その下端に 位置する略矩形状の底板 1 1 1と、 上端に位置する天板 1 12と、 背面側 に位置する背面板 1 15と、 前面側に位置する前面板 1 16と、 該背面板 1 15と前面板 1 16との間に跨がって配置される左右の側面板 1 14, 1 13とを備えている。 なお、 この実施例においては、 上記前面板 1 16 と一方の側面板 1 13とを、 多数の通気孔 120, 120, · ·を形成した —つの板材でなる吸込グリル板 121で構成し、 該吸込グリル板 121に 対応する部分を吸込口 117としている。 また、 ケーシング 101の上記 他方の側面板 1 14と前面板 1 16との角部分 10 leは吹出口 1 18と され、 該吹出口 1 18には吹出グリル 119が備えられている。

上記クロスフローファン 103は、 その軸方向の一端に備えたファンモ 一夕 104により回転駆動されるものであって、 上記ケ一シング 101の 略中央位置において、 上記ファンモータ 104を該ケ一シング 101の上 方に位置させた立設状態で該ケーシング 101内に配置されている。 この クロスフローファン 103の上記吸込口 117に臨む吸込側 103 aの外 側には、 円弧板状に屈曲形成された熱交換器 102が、 該吸込側 103a のクロスフローファン 103の外周部を取り囲むようにして配置されてい る。 また、 上記クロスフローファン 103のうち、 上記吸込側 103aの 反対側に位置する吹出側 103bには、 該クロスフローファン 103の全 長に亙って延びる縦長の通風路をもつスクロール 105が配置されている。 このスクロール 1◦ 5は、 その吸込部 105 aを上記クロスフローファン 103の吹出側 103 bの外周面に嵌合状態で配置せしめる一方、 その吹 出部 105bはこれを上記ケーシング 101の吹出口 1 18に臨んで開口 させている。

ところで、 このように、 上記ケ一シング 101の略中心に立設配置され た上記クロスフローファン 1 0 3の吹出側 1 0 3 bと上記吹出ロ1 1 8と の間に跨がって上記スクロール 1 0 5を配置した場合、 該ケーシング 1 0 1の背面板 1 1 5と一方の側面板 1 1 4と上記スクロール 1 0 5の外周壁 1 0 5 cの三者により、 これらに囲繞され且つ上記ケーシング 1 0 1内を その下端から上端に亙って延びる略三角形状の断面形状をもつ角空隙部 1 1 0が形成されることになる。 この角空隙部 1 1 0は本来的にはケーシン グ 1 0 1内の遊休スペースであるが、 この実施例においては、 この遊休ス ペースである角空隙部 1 1 0を有効に活用することで該ケーシング 1 0 1 の高さ、 即ち、 室外機 1 0 0の高さを低く抑えるようにしている。

即ち、 上記角空隙部 1 1 0の機器配置スペースとし、 該角空隙部 1 1 0 の下部側に縦長に形成された圧縮機 1 0 6を配置すると共に、 該圧縮機 1 0 6の直上方には配管を介して該圧縮機 1 0 6に接続された四路弁 1 0 7 を位置し、 さらに該四路弁 1 0 7の上方（即ち、 上記角空隙部 1 1 0の上 部）には電装品 1 0 9を配置するようにしている。

このように、 上記熱交換器 1 0 2とクロスフ口一ファン 1 0 3の側方に 圧縮機 1 0 6の配置スペースを確保し、 ここに圧縮機 1 0 6を配置するよ うにすると、 該圧縮機 1 0 6がその側方に位置する熱交換器 1 0 2及びク ロスフローファン 1 0 3と上下方向に並立することになる。 したがって、 従来のように、 ケーシングを上下二段構造として圧縮機をクロスフローファ ン及び熱交換器の下方側に配置する場合に比して、 該ケーシング 1 0 1内 に圧縮機 1 0 6設置用の上下方向スペースを確保する必要がない分だけ該 ケ一シング 1 0 1の高さ寸法、 換言すれば室外機 1 0 0の高さ寸法を低く 抑えることができる。 この結果、 クロスフローファン 1 0 3を採用した縦 型室外機に特有の平面方向における設置スペースの狭小化を保持しつつ、 さらに上下方向における設置スペースの狭小化をも図ることができる。 こ れにより、 室外機 1 0 0全体の更なるコンパク ト化が実現されると共に、 室外機 1 0 0の高さ寸法が小さくなる分だけその設置状態における外観上 の安定感が増し、 ひいては室外機 1 0 0の商品価値の向上につながる。 室外機 1 0 0の構成機器のうちで最も重量の大きい圧縮機 1 0 6を上記 角空隙部 1 1 0の下部、 即ち、 ケーシング 1 0 1の下部に配置しているの で、 室外機 1 0 0全体としての重心高さが低くなり、 それだけ室外機 1 0 0の設置構造上における安定性も向上することになる。

さらに、 上記角空隙部 1 1 0の上部に電装品 1 0 9が配置されることで、 該電装品 1 0 9と、 上記ケーシング 1 0 1の上部に配置されるファンモー 夕 1 0 4とが左右方向において接近することになる。 従って、 これらファ ンモータ 1 0 4及び電装品 1 0 9への電気配線の長さは、 ファンモータと 電装品とが大きく離間配置されている場合に比して短くなり、 それだけ室 外機 1 0 0における配線コス卜の低廉化が達成される。

また、 この実施例においては、 図 9に示すように、 上記ケーシング 1 0 1の上部に位置せしめられた上記ファンモータ 1 0 4の側方位置、 即ち、 上記ケーシング 1 0 1内の上部へのファンモータ 1 0 4の配置に伴って形 成された遊休スペースに、 液冷媒用及びガス冷媒用の各閉鎖弁 1 0 8 , 1 0 8をそれぞれ配置することで、 該閉鎖弁 1 0 8 , 1 0 8を他の機器と共 に上記ケーシング 1 0 1内に取り込んで完全一体型の室外機 1 0 0を構成 している。 したがって、 従来のように閉鎖弁をケーシングの上方側に露出 配置する場合に比して、 閉鎖弁 1 0 8がケーシング 1 0 1の外部へ露出せ ず、 その分だけ該室外機 1 0 0の見映えが向上し、 ひいては室外機 1 0 0 の商品価値が向上する。 また、 閉鎖弁 1 0 8の配置高さが低くなつたこと で、 該閉鎖弁 1 0 8に対する配管接続作業を行う場合、 作業者はこれを立 ち姿勢で行うことができ、 例えば脚立等を使用して作業を行う場合に比し て、 作業が楽でありそれだけ作業能率が向上することになる。

また、 上記熱交換器 1 0 2は、 図 1 0に示すように、 複数のプレートフ イン 1 3 2を複数のパイプ 1 3 3が挿通した構造をしている。 上記プレー トフイン 1 3 2は、 上記クロスフローファン 1 0 3の上下方向に延びる回 転軸 1 0 3 cと平行になっている。 したがって、 プレートフイン 1 3 2に 付着した水滴は、 そのプレートフイン 1 3 2の上下方向に延びる面に沿つ てスムーズに下方に案内される。

また、 上記熱交換器 1 0 2の背面板 1 1 5側の端部 1 0 2 aは、 スクロ ール 1 0 5の吸込部 1 0 5 a側かつ背面板 1 1 5側の端部 1 0 5 cの背面に、 寸法 Lだけ重なるように延長されている。 したがって、 矢印 Fで示すよう に流れる吸込空気は、 この延長された熱交換器 1 0 2の端部 1 0 2 aで熱 交換されるから、 熱交換性能が向上する。 なお、 スクロール 1 0 5に設け た壁部 1 0 5 ίで吸込空気のバイパスが防止される。

図 1 1は第 2実施例の変形例の水平断面図である。 1 9 0は建物の壁を 示す。 2 0 2は略 J字形状の熱交換器、 2 0 3はクロスフローファン、 2 0 5はスクロール、 2 0 6は圧縮機である。

この室外機では、 矢印に示すように、 外気を壁 1 9 0に向けて図 1 1中 左方から吹き込んで、 熱交換器 2 0 2でこの外気と冷媒とを熱交換した後、 クロスフローファン 2 0 3を通し、 さらにスクロール 2 0 5に案内させて、 後方 （図 1 1中上方） に吹き出す。

図 1 2は、 第 2実施例の今一つの変形例の水平断面図である。 1 9 0は 建物の壁を示す。 3 0 2は略 U字形状の熱交換器、 3 0 3はクロスフロー ファン、 3 0 5はスクロール、 3 0 6は圧縮機である。

この室外機では、 矢印に示すように、 左方または前方から吸い込まれた 外気は、 熱交換器 3 0 2およびクロスフローファン 3 0 3を通り、 さらに スクロール 3 0 5に案内されて、 左方に吹き出される。 但し、 吸い込み外 気と、 吹き出し空気とがショートサキッ トしないように、 吹き出し空気の 向きは、 たとえば上方に偏向させている。

産業上の利用可能性

以上のように、 本発明の空気調和機の室外機は、 その設置スペースが狭 い共同住宅等に用いるに適している。

Claims

請求の範囲

1. 圧縮機 （5, 106， 206, 306) と、 熱交換器 （3, 102, 202, 302) と、 ファン （2, 103, 203, 303) とを有する 空気調和機の室外機において、

上記熱交換器（3, 102， 202, 302) は上記ファン（2, 103, 203, 303) の外周囲に配設され、 かつ、 上記ファン （2， 103, 203, 303) の所定の部分を囲むように実質的に U字形または J字形 に屈曲していることを特徴とする空気調和機の室外機。

2. 請求項 1に記載の空気調和機の室外機において、 上記熱交換器（10

2)は、 複数のプレー卜フィ ン（132) を有し、 かつ、 上記プレートフィ ン （132) の面は、 上記フアン （103) の回転軸 （103 c) に平行 であって、 かつ、 上記複数のプレー卜フィ ン（132) は、 上記ファン（1

03) に対して実質的に放射状に配置されている空気調和機の室外機。

3. 請求項 1に記載の空気調和機の室外機において、 吸い込み口 （8, 1 17) 力、 上記ファン （2， 103, 203, 303) に対向する上記熱 交換器 （3, 102, 202, 302) の面と反対側の上記熱交換器 （3.

102, 202, 302) の面側に設けられ、 吹き出し□ (9, 118) が、 上記ファン （2, 103, 203, 303) の外周囲、 かつ、 上記熱 交換器 （3， 102, 202, 302) に囲まれていない箇所に設けられ ている空気調和機の室外機。

4. 請求項 3に記載の空気調和機の室外機において、 上記ファン （2, 1 03, 203, 303) はクロスフローファンである空気調和機の室外機。

5. 請求項 4に記載の空気調和機の室外機において、 空気吹き出し通路 （1

3) が、 スクロール部 （10) によって構成され、 該スクロール （10, 105) の背面側に配管用のスペース （20) が形成されている空気調和 機の室外機。

6. 請求項 3に記載の空気調和機の室外機において、 上記圧縮機 （5) と、 上記ファン （2) および熱交換器 （3) を有する熱交換ュニッ ト （1A) とを上下 2段に積み重ねて配置した空気調和機の室外機。

7. 請求項 3に記載の空気調和機の室外機において、 上記熱交換器 （10 2) およびファン （103) を有する熱交換ュニッ 卜と、 上記圧縮機 （1 06) とを水平方向に隣り合うように配置した空気調和機の室外機。

8. 請求項 3に記載の空気調和機の室外機において、 さらに、 上記ファン (103) から吹き出し口 （118) への空気吹き出し通路を形成するス クロール （105, 205， 305) を備え、 上記熱交換器 （102， 2 02. 302) の端部は、 上記スクロール （105, 205, 305) の 入口側端部の背面に面するように延在している空気調和機の室外機。

9. 請求項 6に記載の空気調和機の室外機において、 上記熱交換ュニッ 卜 (1 A) を、 上記圧縮機 （5) を有する機械室ュニッ ト （1B) の上側に 配置し、 該熱交換ュニッ ト （1A) の上部に閉鎖弁 （21) を設け、 上記 機械室ュニッ ト（1 B)からの連絡配管（19)を上記熱交換ュニッ ト（1 A) の空気吹き出し通路 （13) の背面側の配管スペース （20) を通して上 記閉鎖弁 （21) に接続した空気調和機の室外機。

10. 請求項 7に記載の空気調和機の室外機において、 上記熱交換ュニッ 卜の上部に閉鎖弁 （108) を設け、 上記圧縮機 （106) からの連絡配 管を熱交換ュニッ トの空気吹き出し通路の背面側の配管スペースを通して 上記閉鎖弁 （108) に接続した空気調和機の室外機。

11. 請求項 3に記載の空気調和機において、 上記熱交換器 （3) とファ ン （2) を有する熱交換ュニッ ト （1 A) の上部に上記ファン （2) 用の モータ （4) を設けると共に、 上記吹き出し口 （9) を斜め上方に向けて 開口せしめ、 該吹き出し口 （9) に当該開口方向に沿う空気吹き出しルー バー （24), (24) ··· を並設した空気調和機の室外機。

12. 請求項 3に記載の空気調和機において、 上記吸い込み口 （8) より 吹き出し口 （9) に到る空気吹き出し通路 （13) の背面側に配管用のス ペース （20) を形成した空気調和機の室外機。

13. 請求項 6に記載の空気調和機において、 上記圧縮機 （5) を有する 機械室ュニッ ト （1B) を備え、 上記機械室ュニッ ト （1B) と上記熱交 換ユニッ ト （1A) とを上下に積み重ねて、 実質的に同一水平断面形状を 有するケーシング （7) 内に収納して、 互いに一体化した空気調和機の室 外機。

14. 請求項 7に記載の空気調和機の室外機において、 上記ファンはクロ スフローファン（2) であり、 対向配置された背面板（115) と前面板（1 16) とこれら背面板（115) と前面板 （116) とに跨がって配置さ れた左右一対の側面板（113),(114) とを有するケーシング（101) を備え、 このケーシング （101) 内にクロスフローファン （103) を その軸方向を上下方向に向けて配置する一方、 該クロスフローファン （1 03) の吹出側 （103 b)の外周部には該クロスフローファン （103) から上記ケーシング （101)の一方の側面板（114) と前面板（116) との隅部 （101 e) 側に向けて延びるスクロール （105) を配置し、 上記ケーシング （101) の側面板 （114) と背面板 （115) と上記 スクロール （105) の三者により囲繞され該ケ一シング （101) 内を 上下方向に延びる略三角形状の断面形状をもつ角空隙部 （110) 内に上 記圧縮機 （106) を配置した空気調和機の室外機。

15. 請求項 3に記載の空気調和機の室外機において、 閉鎖弁 （21) が、 上記熱交換器 （3) とファン （2) を有する熱交換ュニッ ト （1 A) の上 部に設けられ、 上記熱交換ュニッ 卜 （1A) および圧縮機 （5) を収納す るケーシング （7) の上部に、 配管を通すダク ト （40) を連結した空気 調和機の室外機。

16. 請求項 3に記載の空気調和機において、 閉鎖弁 （21) 力く、 上記熱 交換器 （3) とファン （2) を有する熱交換ュニッ ト （1A) の上部に設 けられ、 上記熱交換ュニッ ト （1A) および圧縮機 （5) を収納するケー シング （7) と、 このケーシング （7) と同一水平断面形状を有する延長 ケーシング （32) とを備え、 上記ケーシング（7) と延長ケーシング（3 2) とを上下方向に連結し、 この延長ケーシングに配管を通した空気調和 機の室外機。